JP6662020B2 - 揺動関節装置、歩行アシスト装置、搬送装置及びマニピュレータ - Google Patents
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Description
第1の実施の形態の揺動関節装置1は、ユーザの片脚(第1の実施の形態では左脚)に取り付けられて、ユーザの歩行または走行等の動作を支援する。図1に示すように、揺動関節装置1は、符号2、3、4、5、6等にて示したユーザ装着部と、符号11、12、14、14B、15、13、19等にて示した大腿揺動部と、符号21、22、23、24、25等にて示した剛性調整部と、符号31、32、32P、32B、33、34、35、36、39等にて示した下腿揺動部と、にて構成されている。なお、図1は揺動関節装置1の各構成要素の形状と組み付け位置等を示す分解斜視図であり、各構成要素を組み付けた状態の揺動関節装置1を図2に示す。また図3は揺動関節装置1をユーザに装着した状態を説明しており、図4は大腿揺動アーム13及び下腿揺動アーム33の揺動の例を示している。
ベース部2は、腰装着部3に固定され、前記大腿揺動部、前記剛性調整部、前記下腿揺動部を保持するためのベース(基板)となる部材である。またベース部2には、揺動関節装置1を装着したユーザの股関節の側方に相当する位置に、Y軸にほぼ平行に延びる駆動軸部材6が取り付けられている。なお、駆動軸部材6は、後述する下腿揺動アーム33の貫通孔33Hに挿通された後、大腿揺動アーム13の貫通孔13Hに挿通される。なお駆動軸線6Jは、駆動軸部材6の中心軸を示している。
大腿揺動アーム13は、円板部13Gと、円板部13Gから下方に延びるアーム部にて構成されている。そして円板部13Gの中心には貫通孔13Hが形成されており、貫通孔13Hには駆動軸部材6が挿通される。従って、大腿揺動アーム13は、駆動軸部材6回りに揺動自在に支持される。また大腿揺動アーム13の貫通孔13Hは、ユーザの股関節の側方に相当する位置に配置され、大腿揺動アーム13の下端に設けられたリンク孔13Lは、ユーザのひざ関節の側方に相当する位置に配置される。なお、大腿揺動アーム13の下方に延びる長さは調整可能に構成されており、ユーザは、自身のひざ関節の位置に応じて、リンク孔13Lの上下方向の位置を調整可能である。また大腿揺動アーム13には、大腿装着部19が取り付けられ、大腿装着部19は、ユーザの大腿部(ふとももの周囲)にあてがわれ、ユーザの大腿部へ大腿揺動アーム13を装着することを容易にする。また円板部13Gには、プーリ15が固定され、プーリ15は大腿揺動アーム13と一体となって揺動する。従って、プーリ15のプーリ軸部材15Jは、大腿揺動アーム13の揺動角度と同じ角度で、駆動軸線6J回りに揺動する。そしてプーリ15と、後述するプーリ14と、の間にはベルト14Bがかけられており、電動モータ11による揺動動力が、プーリ14及びベルト14Bを介してプーリ15に伝達され、大腿揺動アーム13を揺動させる。
下腿揺動アーム33は、駆動軸部材6が挿通される貫通孔33Hが形成されている。駆動軸部材6が貫通孔33Hに挿通されると、下腿揺動アーム33は、駆動軸部材6回りに揺動自在に支持される。そして下腿揺動アーム33にはベルト32Bがかけられ、電動モータ31と、プーリ32P及びベルト32Bにて構成された動力伝達部から動力が伝達されて駆動軸部材6回りに揺動する。
ブラケット22は、ベース部2に対して、電動モータ21を固定する部材であり、電動モータ21の回転軸を挿通するための貫通孔22Hが設けられて、ベース部2に固定される。また、図1、図6に示すように、大腿揺動アーム13の円板部13Gの貫通孔13H、プーリ15のプーリ軸部材15J、変速機25のシャフト25A、ゼンマイバネ24の中心軸、バネ固定部材23の貫通孔23H、ブラケット22の貫通孔22H、電動モータ21の減速機21D、は駆動軸線6Jと同軸に配置されている。
図8は、図3に示すユーザT(利用者)が直立状態であり、大腿揺動アーム13の揺動角度がゼロの場合の例であって、ゼンマイバネ24の付勢トルクがゼロの場合の例を示している。そして図8の例におけるゼンマイバネ24の固定端24Aの位置では、自由端24Bには、駆動軸線6J回りの時計回り方向の付勢トルクも、駆動軸線6J回りの『反』時計回り方向の付勢トルクも、発生していない状態の例を示している。そして図8に示す基準線J1は、大腿揺動アーム13の揺動角度がゼロの際に、自由端24Bに付勢トルクが発生しないように固定端24Aの位置を調整した場合(バネ固定部材23の旋回角度を調整した場合)において、駆動軸線6Jとバネ自由端挿通溝25Bとを通る仮想直線であり、シャフト25Aの基準旋回角度位置を示している。また、この図8の例に示す固定端24A(バネ支持体23J)の位置を、ゼンマイバネ24の固定端24A(バネ支持体23J)の基準位置とする。
次に図12を用いて、制御手段50の入出力について説明する。制御ユニット5には、制御手段50及びバッテリ60が収容されている。また制御ユニット5は、起動スイッチ54、入出力手段であるタッチパネル55、バッテリ60への充電用コネクタ61等が設けられている。また制御手段50(制御装置)は、CPU50A、モータドライバ51、52、53等を有している。なお、制御手段50の処理を実行させるためのプログラムや各種の計測結果等を記憶する記憶装置も備えているが、図示省略する。
次に図13に示すフローチャートを用いて、制御手段50の処理手順について説明する。ユーザが制御ユニットの起動ボタンを操作すると(ステップS10)、制御手段はステップS15に進む。
まず、図10を用いて、図13に示すフローチャートのステップS30にて行う目標剛性調整角度の算出手順について説明する。図10では、時計回り方向のオフセット角度がθs(『反』時計回り方向のオフセット角度は−θs)、大腿揺動アーム13が時計回り方向に揺動角度θfで揺動した場合の例を示しており、変速機25のシャフト25Aの時計回り方向の揺動角度がnθfである場合の例を示している(すなわち、変速機25の変速比を[n]としている)。また、変速機25の効率をηとし、大腿揺動アーム13の側から見たゼンマイバネ24の見かけ上のバネ定数をk1とし、バネ固定部材23の側から見たゼンマイバネ24のバネ定数をk(ゼンマイバネ24の、本来のバネ定数)とし、大腿揺動アーム13の揺動によって発生したトルクをτとすると、以下の式(1)が成立する。
τ=k1・θf=η・n・k(nθf−θs) 式(1)
k1=η・n2・k[1−θs/(n・θf)] 式(2)
θs=n・θf[1−k1/(η・n2・k)] 式(3)
ω=2・π・f 式(4)
ω=√(k1/I) 式(5)
k1=I・ω2 式(6)
τ=−A・I・ω2・sinωt+A・ρ・ω・cosωt+A・k1・sinωt
=A(k1−I・ω2)・sinωt+A・ρ・ω・cosωt 式(7A)
次に、図11を用いて、図13に示すフローチャートのステップS30にて行う目標剛性調整角度の算出手順について説明する。図11では、時計回り方向のオフセット角度がθs(『反』時計回り方向のオフセット角度は−θs)、大腿揺動アーム13が『反』時計回り方向に揺動角度θrで揺動した場合の例を示しており、変速機25のシャフト25Aの『反』時計回り方向の揺動角度がnθrである場合の例を示している(すなわち、変速機25の変速比を[n]としている)。また、変速機25の効率をηとし、大腿揺動アーム13の側から見たゼンマイバネ24の見かけ上のバネ定数をk2とし、バネ固定部材23の側から見たゼンマイバネ24のバネ定数をkとし、大腿揺動アーム13の揺動によって発生したトルクをτとすると、以下の式(8)が成立する。
τ=k2・θr=η・n・k(nθf+θs) 式(8)
k2=η・n2・k[1+θs/(n・θr)] 式(9)
θs=−n・θr[1−k2/(η・n2・k)] 式(10)
ω=√(k2/I) 式(11)
k2=I・ω2 式(12)
τ=−A・I・ω2・sinωt+A・ρ・ω・cosωt+A・k2・sinωt
=A(k2−I・ω2)・sinωt+A・ρ・ω・cosωt 式(13A)
第2の実施の形態の揺動関節装置は、図1〜図4に示す第1の実施の形態の揺動関節装置1から電動モータ11(及び回転角度検出手段11S)、ブラケット12、プーリ14、ベルト14Bを省略し、大腿揺動アーム13の揺動角度を検出可能な回転角度検出手段を追加したものである。この第2の実施の形態では、ユーザの歩行(または走行)における大腿部の運動を電動モータで支援することはできないが、下腿部の運動を電動モータ31にて支援することができる。また、符号21、22、23、24、25等にて示した剛性調整部を有しているので、常に共振状態になるように剛性調整角度(時計回り方向のオフセット角度θs)を適切な角度とすることで、ユーザの大腿部の運動量を適切に軽減させることができる。
第3の実施の形態の揺動関節装置は、図1〜図4に示す第1の実施の形態の揺動関節装置1から、電動モータ31、ブラケット32、プーリ32P、ベルト32B、下腿揺動アーム33、下腿中継アーム34、下腿アーム35、足先保持部36、下腿装着部39を省略したものである。この第3の実施の形態では、ユーザの歩行(または走行)における大腿部の運動を電動モータ11にて支援し、下腿部の運動は支援しない。なお、符号21、22、23、24、25等にて示した剛性調整部を有しているので、常に共振状態になるように剛性調整角度(時計回り方向のオフセット角度θs)を適切な角度とすることで、電動モータ11の消費電力を、より低減することができる。
第4の実施の形態の揺動関節装置は、第3の実施の形態の揺動関節装置から電動モータ11(及び回転角度検出手段11S)、ブラケット12、プーリ14、ベルト14Bを省略し、大腿揺動アーム13の揺動角度を検出可能な回転角度検出手段を追加したものである。この第4の実施の形態では、ユーザの歩行(または走行)における下腿部の運動の支援をすることはできない。またユーザの大腿部の運動を電動モータで支援することもできない。しかし、符号21、22、23、24、25等にて示した剛性調整部を有しているので、常に共振状態になるように剛性調整角度(時計回り方向のオフセット角度θs)を適切な角度とすることで、ユーザの大腿部の運動量を適切に軽減させることができる。
次に説明する第5の実施の形態では、上記に説明した揺動関節装置の一部(少なくとも見かけ上剛性可変手段を含む)を有する搬送装置70の例を説明する。なお図14ではY軸方向が鉛直上向き方向を示している。
図14に示す搬送装置70は、アーム71、ピニオン71B、減速機72(変速機)、従動プーリ73C、ベルト73B、駆動プーリ73A、上下駆動用アクチュエータ74M、回転角度検出手段74E、ゼンマイバネ24、バネ固定部材23、電動モータ21、回転角度検出手段21S、支持体78、スライド駆動体79A、制御手段50B等を有している。なお、上下駆動用アクチュエータ74Mは、ピニオン駆動手段に相当している。また、電動モータ21は、可変剛性用アクチュエータであり、剛性調整手段に相当している。図14の例に示す搬送装置70は、案内部材79B上を(左右に)往復運動しながらアーム71を上下に往復直線運動させて、コンベアC1上のワークWを把持し、把持したワークWをコンベアC2上に移動させる。なお、ゼンマイバネ24、バネ固定部材23、電動モータ21、回転角度検出手段21Sは、図5に示すものと同様である。
ここで、アーム71の上下方向の推力をF、アーム71の質量をm(ワークWの質量は無視できるものとする)、アーム71の上下運動の粘性係数をd、Y軸方向の剛性をkL、アーム71の下端位置のY軸座標をy、アーム71の上端位置のY座標をy0、重力加速度をg、とすると、下記の(式14)に示す運動方程式が成立する。
y≒y0+Asinωt (式20)
kL=m[(Aω2sinωt−g)/(Asinωt)]=m[ω2−g/(Asinωt)] (式21)
r(θ−θ0)=y−y0 (式22)
f=kL(y−y0) (式23)
f=kLr(θ−θ0) (式24)
τ=kR(θ−θ0)=ηRnτ1 (式25)
τ1=kn(θ−θ0) (式26)
τ=ηRn2k(θ−θ0) (式27)
τ1=k[n(θ−θ0)−θ1] (式28)
τ=ηRnk[n(θ−θ0)−θ1]
=ηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]}(θ−θ0) (式29)
ηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]}(θ−θ0)=kR(θ−θ0) (式30)
kR=ηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]} (式31)
f(y−y0)=ηLτ(θ−θ0) (式32)
fr(θ−θ0)=ηLτ(θ−θ0) (式33)
kLr2(θ−θ0)2=ηLτ(θ−θ0) (式34)
kLr2(θ−θ0)2=ηLηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]}(θ−θ0)2 (式35)
kL=ηLηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]}1/r2 (式36)
θ1=[1−kLr2/(ηLηRn2k)]n(θ−θ0) (式37)
●[マニピュレータ90の全体構成(図15、図16)]
次に図15及び図16を用いて、揺動運動体(第2揺動部95及び第2旋回部94と一体化している第1揺動部93)に、上記の見かけ上剛性可変手段を適用した例を説明する。図15及び図16に示すマニピュレータ90は、ベース91、第1旋回部92、第1揺動部93、第2旋回部94、第2揺動部95、制御手段50C等を有している。
ここで、ゼンマイバネ24により生じるトルクτは、第1揺動部93から見たゼンマイバネ24の見かけ上の剛性(バネ定数)をkR、第1揺動部93の揺動角度をθ、揺動の中心に相当する位置の角度をθ0、減速機82の減速比をn、減速機82の効率をηR、ゼンマイバネ24により減速機82のプーリ側軸82Bに生じるトルクをτ1、とすると、以下の(式38)、(式39)が成立する。
τ=kR(θ−θ0) (式38)
τ=ηRnτ1 (式39)
τ1=kθ´ (式40)
n(θ−θ0)=θ´ (式41)
τ1=kn(θ−θ0) (式42)
τ=ηRn・kn(θ−θ0)=ηRn2k(θ−θ0) (式43)
kR=ηRn2k (式44)
θ´=n(θ−θ0)−θ1 (式45)
τ1=k[n(θ−θ0)−θ1] (式46)
τ=ηRn・k[n(θ−θ0)−θ1]
=ηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]}(θ−θ0) (式47)
kR=ηRn2k{1−θ1/[n(θ−θ0)]} (式48)
θ=θ0+Asinωt (式54)
kR=[(JAω2sinωt−mgl)/(Asinωt)]
=Jω2−mgl/(Asinωt) (式55)
2 ベース部
3 腰装着部
4 肩ベルト
5 制御ユニット
6 駆動軸部材
6J 駆動軸線
11 電動モータ(第1駆動手段)
11D、21D、31D 減速機
11S 回転角度検出手段(第1角度検出手段)
12 ブラケット
13 大腿揺動アーム(第1出力部)
13G 円板部
14、15 プーリ
14B ベルト
15J プーリ軸部材
19 大腿装着部
21 電動モータ(剛性調整手段)
21S 回転角度検出手段
22 ブラケット
23 バネ固定部材
23J バネ支持体
24 ゼンマイバネ(弾性体)
24A 固定端
24B 自由端
25 変速機
25A シャフト(バネ入力軸部材)
25B バネ自由端挿通溝
31 電動モータ(第2駆動手段)
31S 回転角度検出手段(第2角度検出手段)
32 ブラケット
32B ベルト
32P プーリ
33 下腿揺動アーム(第2出力部)
34 下腿中継アーム(揺動リンク部材)
35 下腿アーム(揺動リンク部材)
35M 平行リンク形成部
39 下腿装着部
50、50B、50C 制御手段
70 搬送装置
71 アーム
71B ピニオン(第1出力部)
72 減速機
72A ピニオン側軸(駆動軸部材)
73C 従動プーリ
74M 上下駆動用アクチュエータ(ピニオン駆動手段)
74E 回転角度検出手段(第1角度検出手段)
80G 剛性可変式揺動装置
82 減速機
82A 揺動体側軸(駆動軸部材)
83C 従動プーリ
84M 電動モータ(揺動部駆動手段)
84E 回転角度検出手段(第1角度検出手段)
91 ベース
92 第1旋回部
93 第1揺動部(第1出力部)
94 第2旋回部
95 第2揺動部
J1 基準線
θf 揺動角度(大腿揺動アームの時計回り方向の揺動角度)
θr 揺動角度(大腿揺動アームの『反』時計回り方向の揺動角度)
θs オフセット角度(剛性調整角度)
Claims (9)
- 駆動軸部材と、
前記駆動軸部材の軸である駆動軸回りに揺動する第1出力部と、
前記第1出力部の揺動角度である第1揺動角度に応じた付勢トルクを発生させる弾性体と、
前記第1出力部から見た前記弾性体の見かけ上の剛性を可変とする見かけ上剛性可変手段と、
前記第1揺動角度を検出する第1角度検出手段と、
前記第1角度検出手段にて検出した前記第1揺動角度に応じて前記見かけ上剛性可変手段を制御して、前記第1出力部から見た前記弾性体の前記見かけ上の剛性を調整する制御手段と、を有し、
前記第1出力部から見た前記弾性体の前記見かけ上の剛性は、前記第1出力部から見た前記弾性体の見かけ上のバネ定数を含み、
前記第1出力部から見た前記弾性体の前記見かけ上の剛性を可変とする前記見かけ上剛性可変手段は、前記第1出力部から見た前記弾性体の前記見かけ上のバネ定数を可変とする見かけ上バネ定数可変手段を含んでいる、
揺動関節装置。 - 請求項1に記載の揺動関節装置であって、
前記弾性体は、ゼンマイバネを含み、
前記ゼンマイバネに隣接する位置には、前記ゼンマイバネの固定端を支持するバネ固定部材が配置されており、
前記ゼンマイバネの一方端である自由端は、前記第1出力部の前記第1揺動角度に応じた角度で揺動するバネ入力軸部材に接続されており、
前記ゼンマイバネの他方端である前記固定端は、前記バネ固定部材における前記駆動軸から離れた位置に設けられたバネ支持体に接続されており、
前記見かけ上バネ定数可変手段は、
前記駆動軸回りに旋回自在に支持されて前記駆動軸回りに所定旋回角度で旋回されることで前記駆動軸に対する前記バネ支持体の位置を前記駆動軸回りに前記所定旋回角度分だけ移動させる前記バネ固定部材と、
前記バネ固定部材を前記駆動軸回りに旋回させて前記ゼンマイバネの前記固定端の位置を可変とする剛性調整手段と、にて構成されている、
揺動関節装置。 - 請求項2に記載の揺動関節装置であって、
前記第1出力部と前記ゼンマイバネとの間には変速機が設けられており、
前記変速機は、前記第1出力部が前記第1揺動角度で揺動すると所定の変速比で変速した変速後揺動角度で揺動する前記バネ入力軸部材を有している、
揺動関節装置。 - 請求項2または3に記載の揺動関節装置であって、
前記制御手段は、
前記第1揺動角度がゼロの場合において前記ゼンマイバネが付勢トルクを発生していない前記バネ支持体の位置を基準位置とした場合、前記第1出力部の前記第1揺動角度に応じて、前記剛性調整手段を制御して前記バネ固定部材の旋回角度を調整して前記基準位置に対する前記バネ支持体の位置を調整することで、前記第1出力部から見た前記ゼンマイバネの前記見かけ上のバネ定数を調整する、
揺動関節装置。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の揺動関節装置であって、
前記制御手段からの制御信号に基づいて前記第1出力部を前記駆動軸回りに揺動させる第1駆動手段を有している、
揺動関節装置。 - 請求項1〜5のいずれか一項に記載の揺動関節装置であって、
前記駆動軸回りに揺動自在に支持された第2出力部と、
前記第2出力部の揺動角度である第2揺動角度を検出する第2角度検出手段と、
前記制御手段からの制御信号に基づいて前記第2出力部を前記駆動軸回りに揺動させる第2駆動手段と、
前記第1出力部と前記第2出力部とに接続されて前記第1出力部の前記第1揺動角度と前記第2出力部の前記第2揺動角度とに基づいて動作する揺動リンク部材と、を有している、
揺動関節装置。 - 請求項1〜6のいずれか一項に記載の揺動関節装置を有する、
歩行アシスト装置。 - 請求項2に記載の揺動関節装置を有する搬送装置であって、
前記駆動軸部材と、
前記駆動軸部材の前記駆動軸回りに揺動するように往復旋回動作する前記第1出力部であるピニオンと、
前記ピニオンに噛み合うラック部を有して前記ピニオンの往復旋回角度である揺動角度に応じて往復直線運動するアームであって、ワークの把持と解放が可能な前記アームと、
前記ピニオンを回転駆動するピニオン駆動手段と、
前記ピニオンの前記揺動角度である前記第1揺動角度を検出する前記第1角度検出手段と、
前記ピニオン駆動手段が前記ピニオンを回転駆動する際にエネルギーを蓄え、蓄えたエネルギーを放出する際に前記ピニオンを回転駆動する前記ゼンマイバネと、
前記バネ固定部材と、前記剛性調整手段と、を有する前記見かけ上バネ定数可変手段と、
前記ピニオン駆動手段と前記剛性調整手段を制御する前記制御手段と、を有し、
前記アームを往復直線運動させながらワークの把持と解放を行うことで、ワークを移動させる、
搬送装置。 - 請求項2に記載の揺動関節装置を有するマニピュレータであって、
前記駆動軸部材と、
前記駆動軸部材の前記駆動軸回りに揺動する前記第1出力部である揺動部と、
前記揺動部を揺動する揺動部駆動手段と、
前記揺動部の揺動角度である前記第1揺動角度を検出する前記第1角度検出手段と、
前記揺動部駆動手段が前記揺動部を揺動する際にエネルギーを蓄え、蓄えたエネルギーを放出する際に前記揺動部を揺動する前記ゼンマイバネと、
前記バネ固定部材と、前記剛性調整手段と、を有する前記見かけ上バネ定数可変手段と、
前記揺動部駆動手段と前記剛性調整手段を制御する前記制御手段と、を有する、
マニピュレータ。
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