JP6660888B2 - 薬剤感受性試験システム - Google Patents

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Description

本発明は、菌の増殖評価に関する。特に、細菌の薬剤感受性試験を実施する方法、装置及びシステムに関するものである。
感染症による死亡者数の増加や、薬剤耐性菌の出現に伴い、感染症起因菌の薬剤感受性試験の迅速化が注目されている。従来は、薬剤感受性試験は培養法に基づき実施されてきた。感染症患者から血液、咽頭ぬぐい液、喀痰などの検体を採取後、常在菌が混在する検体から感染症起因菌を単独コロニーで得るため分離培養を一昼夜行なう。さらに、単独コロニーを形成した菌を一定濃度に調製後、各種各濃度の薬剤・抗生物質が配置された容器に分配し、薬剤感受性培養を一昼夜行なう。そして、培養後、菌の増殖の有無を基に感染症起因菌の薬剤感受性試験の結果が得られ、その結果を受けて患者に対し適切な投薬が行われる。そのため感染症患者に対し適切な投薬が行われるのは、検体採取後3日目以降である。
これに対して、薬剤感受性試験を迅速に行なう方法として、菌内にエネルギー源として存在するATP(Adenosine Triphosphate:アデノシン三リン酸)の変化量を菌の増殖の指標とするATP生物発光法が注目されている。ATP法は、菌内にエネルギー源として存在するATPを、ホタル由来の酵素ルシフェラーゼを利用して検出する方法である。ルシフェラーゼが、菌内のATPとMg2+存在下において基質であるルシフェリンを酸化し、その際に生じる発光量がATP量に比例するため、発光量の変化から菌の増殖を評価可能である。ATP法を利用した菌数の判定方法として、例えば、特許文献1において、ATP測定により生菌を計数し、DNA法により総菌を計数し、この総菌から生菌を減算して生菌数と死菌数を得る技術が開示されている。
特開平08-304402
ATP法を利用した従来の菌の増殖判定では、検体中の遊離ATPを消去し、生きている菌体内のATP(生菌ATP)のみを評価する。この方法では、培養時間の経過に伴う生菌ATPの増減により菌の増殖を判定するため、薬剤感受性培養実施中に生菌ATPの測定を複数回実施する必要があり、測定毎に試料調製の手間がかかるとともに、薬剤感受性結果を迅速に入手することが困難であった。
上述した課題の少なくとも一の課題を解決するための本発明の一態様として、薬剤感受性試験装置に、薬剤及び菌を含む培養液のATP発光計測を行う計測部と、計測部が計測した培養液中の死菌由来のATP発光量に基づいて、菌の薬剤への感受性の有無を判定する判定部と、を設ける。
本発明により、ATP薬剤感受性試験を迅速及び簡便に実施することで、感染症患者に対し抗生物質の早急な適正投与が可能となる。上記した以外の、課題、構成及び効果は、以下の実施例の説明により明らかにされる。
薬剤感受性試験の対象とする菌培養液の構成例を示す図。 生菌ATP及び死菌ATPを測定するための試料調製方法を模式的に示す図。 各方法で測定可能なATPを示す表。 抗生物質非存在下での生菌ATP発光量及び死菌ATP発光量の経時変化の一例を示すグラフ。 抗生物質存在下での生菌ATP発光量及び死菌ATP発光量の経時変化の一例を示すグラフ。 薬剤感受性試験システムによる処理工程の一例を示すフロー図。 薬剤感受性試験システムによる死菌ATP発光量の測定工程の一例を示すフロー図。 本実施例における薬剤感受性試験システムの構成例を示す図。 計測装置の内部構成を示す図。 死菌/生菌比較部の内部構成を示すブロック図。 薬剤感受性試験の判定基準とするデータベースの例を示す表である。 E.coliの培養時間の経過に伴うATP量比の例を示すグラフである。 S.aureuSの培養時間の経過に伴うATP量比の例を示すグラフである。
以下、本発明の好適な実施形態について、図面を用いつつ実施例を示して説明する。但し、この実施例に記載されているシステム、装置、デバイス、部材等の寸法、材質、形状、その他の相対的な配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、あくまで説明例に過ぎない。
図1を用いて本実施例の薬剤感受性試験の対象とする菌培養液1について説明する。菌培養液1中には、生菌2、細胞膜の損傷がない死菌3、細胞膜が損傷した死菌4など、菌が多様な状態で存在する。菌培養液1のうち、生菌2及び細胞膜の損傷がない死菌3はATPを細胞膜内に内包する。一方、細胞膜が損傷した死菌4においては、細胞膜の損傷が進むに従いATPが細胞膜の損傷部から漏れ出すため、細胞膜が損傷した死菌4由来のATPは培養液中に遊離ATP5として存在する。
次に、図2を用いて生菌及び死菌由来のATPを測定するための方法について説明する。方法(1)の生菌ATP法は、菌体外のATP5を消去し、生菌2の細胞膜に内包されたATP2000と、細胞膜の損傷がない死菌3の細胞膜に内包されたATP3000と、を測定する方法である。方法(2)の液中ATP法は、生菌2及び死菌3、4の菌体を含んだまま培養液1中の細胞膜が損傷した死菌4と遊離ATP5を測定する方法である。死菌4は、後述する生物発光分子である酵素ルシフェラーゼ反応の基質と酵素が損傷部位から進入するため、測定の対象となる。方法(3)のろ液ATP法は、後述するフィルタリング容器12を用いた遠心分離により培養液1をろ過することにより菌体2、3、4を除去し、ろ液1000中に含まれる遊離ATP5を測定する方法である。方法(4)の全ATP法は、生菌2の細胞膜に内包されたATP2000と、細胞膜の損傷がない死菌3の細胞膜に内包されたATP3000と、細胞膜が損傷した死菌4の細胞膜内に残存するATP4000と、を抽出し、遊離ATP5を合わせて測定する方法である。
以上の方法(1)〜(4)で測定可能な培養液1中のATPを図3に整理して示す。方法(1)では、生菌(細胞膜あり)の細胞膜に内包されたATPと死菌(細胞膜あり)の細胞膜に内包されたATPを測定可能である。方法(2)では、死菌(細胞膜損傷)の細胞膜に内包されたATPと死菌(細胞膜損傷)由来の遊離ATP を測定可能である。方法(3)では、死菌(細胞膜損傷)由来の遊離ATP を測定可能である。方法(4)では、生菌(細胞膜あり)の細胞膜に内包されたATP と死菌(細胞膜あり)の細胞膜に内包されたATP と死菌(細胞膜損傷)の細胞膜に内包されたATPと死菌(細胞膜損傷)由来の遊離ATP を測定可能である。
このように、遊離ATP5として培養液1中に存在する死菌由来のATPは、方法(2)〜(4)に含まれるため、方法(2)〜(4)により遊離ATP5の量に基づいて死菌ATPを測定可能である。
次に、図4a及び図4bを用いて、大腸菌を例として方法(1)〜(4)により処理しATP量を測定した結果の一例を示す。ATP法は、菌内にエネルギー源として存在するATPを、ホタル由来の酵素ルシフェラーゼを利用した生物発光検出である。ルシフェラーゼが、菌内のATPとMg2+存在下において基質であるルシフェリンを酸化し、その際に生じる発光量がATP量に比例するため、発光量の変化から菌の増殖を評価する。
本実施例では、発光量を60secのフォトンカウント値の積算で表わし、単位を発光量(Amount of luminescence (a.u.))とする。先に述べたように、発光量とATP量は比例関係にあり、発光量が増加している場合はATP量が増加していると判定する。
図4aは、大腸菌を抗生物質非存在下で培養した結果、図4bは大腸菌を抗生物質であるアンピシリン(以下ABPCとする)8μg/mL存在下で培養した結果を示す。図4aと 図4bの結果を比較すると、図4aでは培養時間の経過に伴って方法(1)の生菌ATP法は培養時間4時間まで発光量が培養時間とともに増加し、その後の培養時間5時間、6時間では、飽和する傾向を示すのに対して、方法(2)の液中ATP法〜(4)全ATP法も同様の傾向を示す。一方、図4bでは培養時間の経過(3hrs以降)に伴い方法(1)の生菌ATPの発光量が減少するのに対し、方法(2)液中ATP法〜(4)全ATP法では発光量が増加もしくは大きく変化しないといった傾向を示す。
これは、培養時間4時間で、抗生物質であるアンピシリンが大腸菌に作用し、生菌の増殖を停止させ、時間が経つにつれて菌を死に至らせている反応を示している。死菌由来のATPは細胞膜の損傷が進むに従い細胞膜の損傷部から漏出するため、菌培養液中のATPは増加する。方法(2)の液中、(3)のろ液中、(4)の全ATPの培養時間4時間以降で発光量が一定になっている理由は、いずれも死菌由来のATPが増加していることを示す結果である。
次に、図5を用いて生菌ATPまたは死菌ATPを求める際に本実施例における薬剤感受性試験システムによる処理工程の一例を示す。なお、当該試験の測定対象となる菌は、菌体内にATPを含有するものであれば特に限定されない。
感染症患者から血液、咽頭ぬぐい液、喀痰等の検体を採取し(S501)、常在菌が混在する検体から感染症起因菌を単独コロニーで得るため分離培養を一昼夜約24h行なう(S502)。分離培養後、単独コロニーを形成した菌を一定濃度に調製後(S503)、各種各濃度の薬剤・抗生物質が配置された容器に分配し(S504)、薬剤感受性培養を実施する(S505)。
ここで、S505で使用する分配容器の材質及び形状は特に限定されないが、平面上に複数の穴(ウェル)を有するプレート状のものが望ましく8ウェル×12ウェルで合計96ウェルが一体となった96穴マイクロプレート、または、16ウェル×24ウェルで合計384ウェルが一体となった384穴マイクロプレート、32ウェル×48ウェルで合計1532ウェルが一体となった1532穴マイクロプレート、等を用いる。
また、薬剤感受性培養に使用する薬剤・抗生物質は特に限定されないが、ペニシリン系、セフェム系、アミノグリコシド系、ニューキノロン系、ホスホマイシン系等の殺菌作用を有する抗生物質が望ましい。
薬剤感受性培養を数時間実施後、培養液中に含まれる生菌由来の生菌ATPを生菌ATP測定フローで測定する。また、培養液中の死菌由来の死菌ATPを、死菌ATP測定フローで測定する。これらの測定フローの測定結果に基づいて菌の薬剤感受性を判定する。
生菌ATP測定フローATPは、 ATP消去工程S506と、ATP抽出工程S507と、発光測定S508から構成される。ATP消去工程S506においては、菌体外の遊離ATPの除去を実施する。遊離ATPを除去する方法は特に限定されず、アピラーゼ等のATP分解酵素を用いる方法や、フィルタろ過により除去する方法が挙げられる。ATP抽出工程S507においては、菌体の膜を破砕しATPを膜外へ抽出する。菌体の膜を破砕する方法は特に限定されず、界面活性剤等を添加し破砕する方法や、超音波照射法、フレンチプレスやホモジナイザなどによる破砕法などが挙げられる。その後、発光測定S508を行う。
死菌ATP測定フローは、フィルタろ過工程S509と、ろ液回収工程S510と、発光測定S511から構成される。フィルタろ過工程S509において、フィルタ孔径よりサイズの大きい菌体を除去し、ろ液回収工程S510においてろ液を回収し、発光計測を行い(S511)、死菌ATP量の判定を行う。
このように、図5に例示する死菌ATP測定フローでは、方法(3)のろ液中のATP、すなわち、細胞膜の損傷により漏出した遊離ATP5を死菌ATPとして判定する。ただし、死菌ATPの測定方法はこれに限定されず、図2の方法(2)における培養液をそのまま用いて培養液中に菌体から漏出した遊離ATP5を測定する方法や、菌培養液の全ATP(図2(4))を測定対象としてもよい。全ATPを死菌ATP測定の対象とする場合は、発光測定S511と発光測定S508の差分を死菌ATPとする。方法(4)を用いる場合、培養液に界面活性剤等を添加しATPを抽出する方法や、超音波照射法、フレンチプレスやホモジナイザなどにより菌体からATPを抽出する方法などが挙げられる。
次に、図7を用いて本実施例における薬剤感受性試験システムの構成例を示す。本システムは、培養器6、分注機7、遠心機8、計測装置9、死菌/生菌比較部10から構成される。培養器6では、薬剤感受性試験の対象となる菌体の培養を実施する。分注機7は、菌体の培養後に、薬剤感受性試験用のプレート11の各容器へ菌体液を分注する。分注機7は、数マイクロリットルから数100マイクロリットルまで分注可能な分注機構を搭載しており、10マイクロリットルから200マイクロリットルの範囲で任意に変更可能であるが、100マイクロリットルが好適である。
次に、薬剤感受性試験が終了した薬剤感受性試験プレート11中の各容器内の試料を、底部にフィルタを有する容器12、第2の発光測定容器14へ分注する。分注機7は、数マイクロリットルから数100マイクロリットルまで分注可能な分注機構を搭載し、底部にフィルタを有する容器12、第2の発光測定容器14へ所定の試料量を分注する。そして分注機7による工程が終了した第2の発光測定容器14を計測装置9に導入する。遠心機8では、死菌ATPの調製工程において、菌培養液1から菌体を除去するためのフィルタろ過を実施する。底部にフィルタを有するフィルタリング容器12は、第1の発光測定容器13の上部に設置し、遠心機8により遠心されることで、底部にフィルタを有する容器12中の溶液がろ過され、ろ液が第1の発光測定容器13中に得られる。そして第1の発光測定容器13を計測装置9に導入する。
計測装置9では、 ATPの調整工程S506、S507等の実施、及び死菌ATPの発光計測S508、S511を実施する。死菌/生菌比較部10では、計測装置9により計測されたATP発光量から、生菌ATP発光量と死菌ATP発光量の算出と、死菌ATP発光量/生菌ATP発光量の比率の判定を行なう。なお、前記分注機7は、単独コロニーを形成した菌を一定濃度に調製後(S503)、各種各濃度の薬剤・抗生物質が配置された容器に分配する工程(S504)にも利用できる。
図9に、死菌/生菌比較部10の機能ブロック構成図を示す。死菌/生菌比較部10は、生菌ATP算出部901、死菌ATP算出部902、及びこれら901、902における処理を最終的な結果として纏めて結果表示する死菌ATP/生菌ATP算出部903、データベース記憶部904、判定部 905で構成される。
具体的には、図5の発光測定(S508)の結果が生菌ATP算出部901に、発光測定(S511)の結果が死菌ATP算出部902に記憶され、死菌ATP/生菌ATP算出部903にて、死菌ATP発光量をx、生菌ATP発光量をyとすると、死菌ATP発光量/生菌ATP発光量がx/yという値として記憶され、死菌ATP量/生菌ATP量の量比の最終結果として表示される。もちろん、分割して表示することも可能であり、S508、S511の結果だけを表示されることも可能である。
また、データベース記憶部904では過去の死菌ATP/生菌ATP算出部903での発光量比(x/y)の算出結果をもとに菌種ごとにデータベース化された判定基準が記憶されている。判定部 905は、この判定基準に基づいて薬剤感受性の有無を判定する。例えば、菌種が同定されていれば、判定部 905において、データベース記憶部904から菌種を選び、判定基準となる生菌ATP発光量 (S508)/死菌ATP発光量 (S511)の比率(x/y)の閾値を読み出し、死菌ATP/生菌ATP算出部903での算出結果と閾値を比較することで薬剤感受性の有無判定を行う。これにより、過去の試験結果に基づく正確な判定が可能となる。ただし、データベース記憶部904に記憶される判定基準は過去の死菌ATP/生菌ATP算出部903での算出結果に基づくものであることが必須ではなく、予め所定の閾値が設定されている構成でもよい。
図10にデータベース記憶部904に記憶される判定基準の1例を示す。菌種毎に、死菌発光量(x)と、生菌発光量(y)と、死菌ATPと生菌ATPの量比を示す死菌ATP発光量 /生菌ATP発光量 (x/y)が記憶される。菌Aを例とした場合、一定時間培養後に測定した菌液の、死菌発光量(x)と生菌発光量(y)を元に算出された死菌ATP量/生菌ATP量(x/y)が、Aよりも大きい場合、判定部 905はその薬剤に対し菌Aは感受性であると判定する。逆に死菌ATP量/生菌ATP量(x/y)がA以下である場合、判定部 905はその薬剤に対し菌Aは感受性がない、つまり耐性と判定する。
図8に計測装置9の内部構成の一例を示す。計測装置9は試薬分注機構部15、試料調製機構部16、発光検出機構部17から構成される。
試薬分注機構部15は、第1の電動アクチュエータ18と、第2の電動アクチュエータ19による位置調整機構20、分注ノズル21、チューブ配管22、シリンジ23、さらに、シリンジ23を動かす第3の電動アクチュエータ24で構成され、分注ノズル21とチューブ配管22は、固定部25を用いて連結される。
試薬の出し入れは、シリンジ23の押し引きに使用される第3の電動アクチュエータ24の上下移動に連動して、シリンジ23のピストンが上下することで行われ、試薬フォルダ26内の試薬の分取や、発光測定容器28への分注が可能である。また位置調整機構20により、試薬フォルダ26及び発光測定容器28上の適切な位置へ分注ノズル21を移動させることが可能である。
試料調製機構部16は、試薬フォルダ26と発光測定容器28を設置するステージ29、ステージ29を任意の位置に移動可能な第1の電動スライダ30、第2の電動スライダ31で構成される。試薬フォルダ26は、生菌ATPの調製工程S506、S507で使用する消去試薬、抽出試薬、及びATPの発光計測工程S508、S511で使用する発光試薬を包含する。試薬フォルダ26上には、これらの試薬以外にも適宜必要な試薬等を搭載可能であり、例えば、クロスコンタミネーションを防ぐためのノズル洗浄用の第1の洗浄液、分注機構部20の試薬と接する分注ノズル21、チューブ配管22、シリンジ23内全てを洗浄するための第2の洗浄液、さらに、洗浄後の第1の洗浄液、第2の洗浄液を貯留するための空容器等、も搭載可能である。
先に述べたクロスコンタミネーションを防ぐために、分注ノズル21を測定毎に交換する場合も考慮し、本発明の薬剤感受性システムの計測装置9のステージ29には、ディスポチップを設置するチップ群設置部27が設けられている。分注ノズル21は、位置調整機構20によりチップ群設置部27へアクセス可能で、自動でチップの取り外しと取り付けを行う。
発光測定容器28の設置場所のステージ29の底部は透明または、部材が切り抜かれており、発光検出機構部17において発光検出が可能となっている。ステージ29の第1の電動スライダ30、第2の電動スライダ31と、試薬分注機構部15の位置調整機構20が連動して位置制御を行い、分注ノズル21から発光測定容器28上の任意の目的容器(ウェル)へ試薬を分注する。
発光検出機構部17における発光の検出方法は特に限定されないが、本実施例では、光電子増倍管(Photomultiplier Tube、以下PMTとする)を用いた1例を図8に示した。発光検出機構部17は、光ファイバケーブル32とPMT33で構成される。ファイバカプラで光ファイバケーブル32とPMT33を接続し、光ファイバ先端に入射した光をPMT33の受光部まで伝送する。発光測定容器28の本形態では、光ファイバケーブル32の先端直径が発光測定容器28の各容器と同程度か小さいものを使用することで、発光測定容器28上の特定位置での発光検出が可能となる。また、第1の電動スライダ30と第2の電動スライダ31により、発光測定容器28上の任意の目的容器(ウェル)における発光測定が可能である。感度の面でPMTが好適であるが、検出器としてPMT33だけでなく、CCDカメラやフォトダイオードでも代替可能である。
これまで図7、図8、図9等を用いて薬剤感受性試験システムの構成例について説明してきた。ここで、図7では、培養器6、分注機7、遠心機8、計測装置9、死菌/生菌比較部10を、各々機能ごとに分割した装置であるが、もちろん、これら全てを一体化した全自動システムであっても良い。その場合は、培養器6、分注機7、遠心機8、計測装置9へ、適切なタイミングで、薬剤感受性試験プレート11、底部にフィルタを有する容器12、第1の発光測定容器13、第2の発光測定容器14を移動させ、ローディング可能なロボットアームを用意し、連続的に処理できる形態に構成されたシステムとなる。
また、図9で説明した各機能ブロックは、ソフトウェアモジュールとして実装しても良いしハードウェアで実現してもよい。つまり、各機能ブロックは、死菌/生菌比較部10内において、それぞれの機能を実現するメモリに格納されたプログラムをプロセッサが解釈して実行することによりソフトウェアで実現することができる。また、各機能ブロックは、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、ファイル、データベース、関数データ、変数データ、等の情報は、例えば、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くこともできる。
さらに、判定部 905による薬剤感受性の判定基準としては、図5に示した生菌ATP発光量と死菌ATP発光量の両方の測定結果を用いる方法の他に、図6に示す死菌ATP発光量の測定結果のみを用いることも可能である。この場合の発光量測定は、図5に示す死菌ATP量を測定する方法に準ずる。具体的には図6のS601〜S605は、図5のS501〜S505と同様の操作を実施する。図6のS606〜S608は、図5のS509〜S511と同様の操作を実施する。
以下では、本実施例による薬剤感受性の判定例について実験内容を交えてより詳細に説明する。
本実験例では、Escherichia coli (ATCC25922株、以下E.coliとする)とStaphylococcus aureus(ATCC25923、以下S.aureusとする)を菌体として使用し、ATP法による薬剤感受性試験を実施した。抗生物質としては、アンピシリン、レボフロキサシン(以下LVFXとする)を用いた。
まず、菌体をLB寒天培地上で一晩培養し、翌日コロニーをMueller-Hinton(以下MHとする)培地中に懸濁し0.5マクファーランドに調製した菌懸濁液を作製した。次に、予め終濃度の2倍濃度の抗生物質入りMH培地を50 μLずつ分注したプレートに、MH培地で500倍に希釈した菌懸濁液を50μLずつ分配し、37 ℃で一定時間静置培養を行い、菌懸濁液を調製した。抗生物質の終濃度は、E.coliを測定対象とした場合にはABPCは4 μg/mL、 LVFXは0.125 μg/mL、S.aureusを測定対象とした場合には、ABPCは0.25 μg/mL、 LVFXは0.125 μg/mLとした。なお、抗生物質を含まないMH培地中で培養したものを比較対照とした。
ATP生菌ATPは、前述の菌培養液18 μLにATP消去液2 μLを混合し、室温で30分間静置した。その後ATP抽出試薬20 μLを混合し、室温で1分間静置することで調製した。死菌ATPは、菌培養液をフィルタ(膜孔径0.22μm)上に添加し、遠心によりフィルタろ過したろ液を死菌ATPとした。調製した生菌ATPまたは死菌ATPに発光試薬を添加し、1分間のフォトンカウンティングを行い、得られた発光量(Amount of luminescence (a.u.))をATP量の指標として用いた。
上記により、死菌ATP発光量及び生菌ATP発光量の発光量比を求め、それを生菌ATPと死菌ATPの量比として算出した結果を図11及び図12に示す。
図11は、E.coliの生菌ATPと死菌ATPの量比を示す。抗生物質を含まない培地では、死菌ATP発光量/生菌ATP発光量、つまり死菌ATP量/生菌ATP量は大凡0.1以下で推移した。一方、ABPCまたはLVFX存在下では、培養時間の経過に伴い、死菌ATP量/生菌ATP量が増加した。抗生物質の効果を判定する基準を死菌ATP量/生菌ATP量=1とすると、ABPC及びLVFXのE.coliに対する効果は、薬剤感受性培養を開始後およそ3時間で判定可能であることが示された。
次にS.aureusの生菌と死菌の量比を図12に示す。抗生物質を含まない培地では、死菌ATP量/生菌ATP量は大凡0.5以下で推移した。ABPCまたはLVFX存在下では、E.coliの場合と同様に培養時間の経過に伴い、死菌ATP量/生菌ATP量が増加した。抗生物質の効果を判定する基準を死菌ATP量/生菌ATP量=1とすると、ABPCのS.aureusに対する効果は薬剤感受性培養を開始後およそ2.5時間、LVFXのS.aureusに対する効果は、およそ4時間で判定可能であることが示された。
以上の実験から、ATP法による薬剤感受性試験の判定基準として、薬剤を含む反応系において生菌ATP量と死菌ATP量をATP発光量により求め、生菌と死菌のATP量比を用いることで、異なる菌種で同一の判定基準で薬剤感受性を判定でき、従来技術より短時間且つ正確に薬剤の効果を判定することが可能であることが明らかになった。
つまり、本実施例の薬剤感受性試験システムによって、ATP法を利用した細菌の薬剤感受性試験における薬剤感受性培養に要する時間を短縮し、且つ少ない測定回数で薬剤の効果判定ができることが分かった。これにより、薬剤感受性試験を迅速及び簡便に実施することで、重篤な感染症患者に対し抗生物質の早急かつ適正な投与が可能となる。
さらに、本実施例の薬剤感受性試験システムでは、生菌のATP量は菌の膜内に包含するATP量から求め、死菌のATP量は反応系に含まれる遊離ATP量から求めることにより、従来の生菌数/死菌数の判定技術と相違し、生菌と死菌の両方をATP法により計数可能であり、手法の違いによる計数誤差が生じないことから、高精度に生菌数と死菌数の計数が可能となる。また、計数方法がATP法で統一されるので、簡略な装置構成を実現できる。
ATP6…培養器、7…分注機、8…遠心機、9…計測装置、10…死菌/生菌比較部、11…薬剤感受性試験プレート、12…フィルタリング容器、13…第1の発光測定容器、14…第2の発光測定容器、15…試薬分注機構部、16…試料調製機構部、17…発光検出機構部、18…第1の電動アクチュエータ、19…第2の電動アクチュエータ、20…位置調整機構、21…分注ノズル、22…チューブ配管、23…シリンジ、24…第3の電動アクチュエータ、25…固定部、26…試薬フォルダ、27…チップ群設置部、28…発光測定容器、29…ステージ、30…第1の電動スライダ、31…第2の電動スライダ、32…光ファイバ、33…PMT

Claims (2)

  1. 培養液中で菌体の培養を行う培養装置と、
    培養された菌体を含む培養液に薬剤を注入する分配容器と、
    前記分配容器中の薬剤が注入された培養液を第1の発光測定容器及び第2の発光測定容器に分注する分注装置と、を備え、ここで、
    前記第1の発光測定容器の上部には、底部にフィルタを有するフィルタリング容器が設けられ、前記第1の発光測定容器は、前記培養液を前記フィルタリング容器内でろ過して得られるろ液をその中に含み、
    前記第2の発光測定容器は、前記培養液中の菌体外ATPを消去したあとの菌体から得られる生菌由来のATP抽出液をその中に含み、
    さらに、前記第1の発光測定容器内の前記ろ液及び前記第2の発光測定容器内の前記ATP抽出液のATP発光計測を行う計測部と、前記菌体の前記薬剤への感受性の有無を判定する判定部と、を有する試験装置と、を備える薬剤感受性試験システムであって
    前記計測部は、前記第2の発光測定容器内の前記ATP抽出液中の生菌由来のATP発光量と、前記第1の発光測定容器内の前記ろ液中の死菌由来のATP発光量と、を計測し、
    前記判定部は、前記生菌由来のATP発光量と、前記ろ液中の死菌由来のATP発光量と、の間の発光量比に基づいて、前記菌体の前記薬剤への感受性の有無を判定する、ことを特徴とする、前記薬剤感受性試験システム。
  2. 請求項1に記載の薬剤感受性試験システムであって、
    前記判定部は、前記ろ液に含まれる遊離ATPの発光量を前記死菌由来のATP発光量として前記判定を行う、ことを特徴とする、前記薬剤感受性試験システム。
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