JP6660385B2 - 腕の骨に圧力を加えるための装置 - Google Patents

腕の骨に圧力を加えるための装置 Download PDF

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Description

本発明は、概略的に医療システム、特にヒトの手根骨の機能障害を治療し且つ管理するための方法及び装置に関する。特に、本発明は、横手根、掌側手根、及び手根間の靱帯の拘縮を軽減し且つこれら拘縮によって引き起される痛みを軽減するように、これら靱帯に動的圧力を提供するための添え木(splint)を提供する。
手根管症候群(CTS)は、激痛を引き起し、極端な事例においては、手及び指を使えない状態にする可能性があり、患者を非常に衰弱させる苦痛になり得る。CTSは、手根管を通り抜ける正中神経の狭窄又は干渉があるときに発生する可能性がある。この狭窄又は干渉は、可変的程度で手及び/又は指の痺れ及び/又は刺痛を引き起す可能性がある。
CTSの治療(例えば痛みの軽減)のために使用されるいくつかの関連技術の方法は、物理療法、ブレーシング、薬物療法、疼痛管理(注射治療を含む)及び極端な事例においては手術を含む。
但し、これら関連技術の方法は、種々の不利点及び副作用を有する可能性がある。例えば、関連技術の方法は、高コスト、薬物中毒及び手及び指の使用の妨害をもたらす可能性がある。更に、これら方法のいくつかは、時間の経過又は反復的使用によって効果を減少する可能性がある。
本出願の一態様は、CTSを治療するための方法及び/又は装置を提供できる。本出願の別の態様は、正中神経に対する圧力を軽減するための方法及び/又は装置を提供できる。別の態様は、装置を着用する人にとって心地よいCTS治療用装置を提供できる。別の態様は、日常生活の正常な活動を不当に妨害しないCTS治療用装置を提供できる。
別の態様は、装置の機能に悪影響を及ぼすことなく通常の能力を持つ患者が着用、調節及び取外しできる装置を提供できる。別の態様は、単純な構成の装置を提供できる。
本出願の別の態様は、手首に側方圧迫を提供して正中神経の収斂を減少して正中神経に対する干渉を減少するための装置を使用することによって手根管症候群の治療を可能にできる。この側方圧迫を提供することによって、神経圧迫の症状を軽減でき、苦しむ患者の手、前腕、並びに親指及び手指において結果として生じる痺れ、刺痛、ピン及び針で刺す感覚、並びに痛みを減少でき、排除さえできる。このアプローチは、手首のレベルでギュオン管に対する圧力を同様に軽減することによって、手首レベルの尺骨神経エントラップメント神経障害にも同様に作用しうる。その原則は、手根管症候群の場合に圧力を軽減するために応用するのと同じ原則である。
本出願の一態様の主題は、第1端部と第2端部とを有する可撓性部材と、第1端部と第2端部とを有する線形部材であって、線形部材の第1端部が可撓性部材の第1端部に固定的に結合され且つ線形部材の第2端部が可撓性部材の第2端部に滑動式に結合される、線形部材と、線形部材の第2端部に回動可能に結合されたカムであって、カムが可撓性部材の第2端部の表面に接触する、カムと、カムに結合されたレバーアームと、を含む装置を含むことができる。レバーアームは、レバーアームが可撓性部材の第2端部の表面に第1圧力を加えるようにカムを位置付ける第1位置であって、第1圧力が可撓性部材によってヒトの腕の少なくとも1つの骨へ伝達される、第1位置と、レバーアームが可撓性部材の第2端部の表面に第2のより大きい圧力を加えるようにカムを位置付けて、可撓性部材の第2端部を線形部材の第2端部に対して移動して可撓性部材の第1端部と可撓性部材の第2端部との間の距離を減少する第2位置であって、第2のより大きい圧力が可撓性部材によってヒトの腕の少なくとも骨に伝達される、第2位置と、の間で移動可能とすることができる。
本出願の別の態様の主題は、第1端部と第2端部とを有する第1サイドアームと、第1端部と第2端部とを有する第2サイドアームであって、第2サイドアームの第1端部が第1サイドアームの第1端部に回動可能に結合される、第2サイドアームと、第1端部と第2端部とを有する線形部材であって、線形部材の第1端部が第1サイドアームの第2端部に接続され、且つ、線形部材の第2端部が第2サイドアームの第2端部に滑動式に接続される、線形部材と、線形部材の第2端部に回動可能に結合されたカムであって、カムが第2サイドアームの第2端部の表面に接触する、カムと、カムに結合されたレバーアームと、を含む装置を含むことができる。レバーアームは、レバーアームが第2サイドアームの第2端部の表面に第1圧力を加えるようにカム部材を位置付ける第1位置であって、第1圧力が第1サイドアーム及び第2サイドアームの少なくとも一方によってヒトの腕の少なくとも1つの骨へ伝達される、第1位置と、レバーアームが第2サイドアームの第2端部の表面に第2のより大きい圧力を加えて第2サイドアームの第2端部と第1サイドアームの第2端部との間の距離を減少するようにカム部材を位置付ける第2位置であって、第2のより大きい圧力が第1サイドアーム及び第2サイドアームの少なくとも一方によってヒトの腕の少なくとも1つの骨へ伝達される、第2位置と、の間で移動可能とすることができる。
本出願の別の態様の主題は、ヒトの手根管症候群を軽減するための方法を含むことができる。方法は、ヒトの手首の周りに装置を配置することを含むことができる。装置は、1対のサイドアームと、一方の端部において1対のサイドアームを接続する線形部材と、1対のサイドアームの一方に取り付けられたカムに結合されたレバーアームとを含むことができる。方法は、又、1対のサイドアームの一方に対してカムを移動するようにレバーアームを関節式に操作(articulate)することと、カムの移動によって1対のサイドアームの一方又は双方に力を加えることと、1対のサイドアームの一方又は双方に加えられた力によってヒトの手首の少なくとも1つの骨へ圧力を加えることと、を含むことができる。
本発明の別の態様の主題は、ヒトの手根管症候群を軽減するための方法を含むことができる。方法は、ヒトの手首の周りに装置を配置することを含むことができる。装置は、第1端部と第2端部を有する可撓性部材と、可撓性部材の第1端部と第2端部を接続する線形部材と、可撓性部材の第1端部及び第2端部の一方に取り付けられたカムに結合されたレバーアームと、を含むことができる。方法は、又、可撓性部材の第1端部及び第2端部の一方に対してカムを移動するようにレバーアームを関節式に操作することと、カムの移動によって、可撓性部材の第1端部及び第2端部の一方に力を加えることと、可撓性部材の第1端部及び第2端部の一方に加えられた力によって、ヒトの手首の少なくとも1つの骨に圧力を加えることと、を含むことができる。
従って、本出願の実施例は、苦しむ患者の手、前腕、並びに親指及び手指における痺れ、刺痛、ピン及び針で刺す感覚及び痛みをもたらす神経圧迫の症状を軽減できる。本出願の更なる実施例は、新規且つ特有のアプローチを介して手根管症候群及び手首レベルの尺骨神経エントラップメント神経障害の症状に対処できる。このアプローチは、手根管及びギュオン管を通リ抜ける神経に及ぼす圧力及び干渉を物理的に変更し減少して痛み及び衰弱させる症状を排除できる、下で論じる添付図面に図解する機械的装置によって得られる。但し、本出願の実施例は、この利点又は他の利点を得る必要はない。
本出願に関わる装置の1つの実施例に従った装置の斜視図である。 本出願に関わる装置の1つの実施例に従った装置の斜視図である。 図1及び図2の実施例の装置の前面図である。 本出願の別の実施例に従った装置の斜視図である。 本出願の別の実施例に従った装置の斜視図である。 図4及び図5の実施例の装置の前面図である。 本出願の別の実施例に従った装置の斜視図である。 本出願の別の実施例に従った装置の斜視図である。 図7及び図8の実施例の装置の前面図である。 本出願の別の実施例に従った装置の斜視図である。 本出願の別の実施例に従った装置の斜視図である。 図10及び図11の実施例の装置の前面図である。 図10及び図11の実施例の装置の端面図である。 本出願の実施例に従った治療プロセスの流れ図である。
図1及び図2は、本出願に関わる装置の一実施例に従った装置100の斜視図である。図3は、図1及び図2の実施例の装置100の前面図である。図1〜図3は、本出願の実施例に従った装置100を図解する。装置100は、1対のサイドアーム105、110と、1対のスイベル115、120と、接続ピース125と、ショートバー130と、カム135と、レバー140と、を含む。
1対のサイドアーム105、110は、サイドアーム105、110の各々の一方の端部において接続ピース125によって接合される。接続ピース125は、例えば各サイドアーム105、110の端部に形成された一連の孔150の中へ挿入されたばね荷重ピン145を用いて、各サイドアーム105、110に回動可能に取付けできる。各サイドアーム105、110の端部においてばね荷重ピン145が挿入される一連の孔150の中の特定の孔は、患者の手首のサイズに応じて選択できる。一連の孔を用意することによって、患者の手首のサイズに合わせて装置のサイズを調節できる。ばね荷重ピン145及び孔150の代わりに、当業者には分かるように、回動可能に付勢するように相互に対してサイドアーム105、110を接合する機能を果たす別の付勢構造体をその代わりに使用できる。いくつかの代替構造体を、下で論じる図4〜図13に示す。
アーム105、110のそれぞれの頂部155、160は、各々、1対のスイベル115、120の一方の上に嵌められる。具体的には、アーム110の頂部155は、スイベル120を受け入れる二又の半円形構造体を有することができ、ショートバー130は二又内に配置される。更に、アーム105の頂部160は、スイベル115を取り囲むがショートバー130が通り抜けられるようにする、円形囲繞構造体を有することができる。スイベル115、120及び頂部155、160の構造体は、下で更に詳細に論じるように、アーム105、110の少なくとも1つの端部を移動可能にできる(例えば、ばね荷重ピンを軸としてその周りで回動する)。代わりに、下でさらに詳細に説明するように、他方のアーム110、115が静止的である又はショートバー130と一体的に形成される場合、アーム105、110の一方のみをスイベル部材115、120に嵌めることができる。
代替実施例において、1対のアーム105、110は、アーム105、110が共通の回動軸の周りで相互に対して回動するように、接続ピース125無しに相互に直接取付けできる(例えばU字形又はV字形の単一の統一構造体)。従って、アームのサイズは異なるサイズの使用者に対処できるように変動可能である。
各スイベル115、120は、スイベルを貫通する孔165を含み、それぞれのサイドアーム105、110に回動可能に取り付けられる。更に、スイベル115、120の孔165は、各々、孔165を通してショートバー130を受け入れるように整列できる。前述のように、別の実施例において、スイベルは両側に設置される必要はなく、またショートバー130はスイベル115、120と別個に形成される必要はない。例えば、アーム105、110の一方の端部は、ショートバー130と一体的に形成でき、他方のアーム110、105は、カム135及びレバー140に隣接してショートバー130と一緒に可動的に形成できる(下でさらに詳細に論じる)。
ショートバー130は、1つ又は複数のスイベル115、120の孔165を取り抜けでき、一方の端部においてカム135及びレバー140に接続される。ショートバー130は、線形、曲線状又は本実施例に関連して本明細書で開示するように使用者の手首に加えられるクランプ機能又は他の機能を許容する構造を提供するような他の形状とすることができる。例えば、カム135及びレバー140から離れたアーム110の端部155がショートバー130の端部と一体的に形成される場合、ショートバー130は曲線状又は弓状とすることができる。
更に、カム135及びレバー140は、更に下で説明するように、スイベル115をショートバー130に沿って内向きに移動(例えば、滑動)して端部155と160を相互に近寄らせるようにスイベル115(又は同様の構造を持つ要素)に圧力を提供する機能を果たして、使用者の手首部分に必要な圧迫を提供するように、設置できる。但し、本実施例は、カム135とレバー140の構造体に限定されず、使用者の手の手首部分へ圧迫を提供する機能を果たす他の構造体を、本発明の範囲から逸脱することなく、代わりに使用できる。例えば、限定的ではなく、当業者には分かるように、カム135及びレバー140の代わりに、別の構造体を使用できる。例えば、上記の機能を果たすために捩じり、回転、曲げ又は他の操作を行えるハンドル又は同様の構造体を使用できる。
カム135とレバー140を使用する実施例において、カム135及びレバー140は、ショートバー130の端部を通って形成される孔175を通して挿入されたピン170(例えば、割ピン)によってショートバー130に回動可能に接続される。この構成は、カム136及びレバー140が割ピン170によって提供される軸上で回動できるようにする。言い換えると、割ピン170は、スイベル115の中へのプレス嵌めによってスイベル115にしっかりと取り付けられた回転軸として作用できる。カム135及びレバー140はクリアランスホール180を有し、これを通って割ピン170が回転できる。但し、これら機能を果たす他の構造体を、実施例の範囲から逸脱することなく、代用できる。
レバーアームが使用者の手で割ピン170の軸の周りで移動されるとき(例えば持ち上げられたとき)、カム135のローブ185は、スイベル115の面(例えば、側面)に接触できる。レバーアーム140が更に割ピン170の軸の周りで移動されると、カムローブ185の作用によってスイベル115に及ぼされる圧力が増大し、スイベル115に対する増大する圧力は、サイドアーム105を回動させる。例えば、回動は、サイドアーム105、110を接続ピース125に固定するばねピン145(又は当業者には分かるように同等の構造体)における同心的移動によって発生できる。代わりに、回動は、前述の代替実施例においては、接続ピース125無しに2つのアーム105、110の間で直接的であるか、又は単一アーム105、110の周りで発生できる。
更に、サイドアーム105は、スイベル115の周りを同心的に回動して、カム135によって及ぼされる圧力を増大して、スイベルのクリアランスホール165を通してショートバー130を更に引っ張ることによって、ショートバー130が反対側のサイドアームに張力を及ぼすようにできる。
レバーアーム140、カムローブ185及びショートバー130の作用は、カム135及びレバー140が移動するとき、サイドアーム105、110間の距離を減少させることができる。この装置100が腕の周り又は腕を取り囲む手首-手ブレースの周りに円周方向に取り付けられる場合、装置は、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達できる。具体的には、圧力は、橈骨及び尺骨の下端部へ伝達できる。この圧力は、手根管の形状を変化させて、手根管を通り抜ける正中神経に対する圧力を軽減することによって、付随する痛み及びCTSに関連付けられる痺れを軽減できる。
本出願の実施形態例は、レバーアーム130、カム135及びショートバー130の図示される構造体に限定されず、サイドアーム105、110間の距離を減少して、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨に圧力を直接伝達できる他の構造体を有することができる。例えば、オーバーラッチ構造体(例えば、いわゆる「スキーブーツバックル」ラッチ)が、レバーアーム140、カム135及びショートバー130に替わることができる。オーバーラッチ構造体は、オーバーラッチ構造体が使用者の手で関節式に操作されたとき、サイドアーム105、110がより近寄り合って、アーム又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨に圧力を直接伝達するように、サイドアーム105、110を接続するために使用できる。
いくつかの実施例において、図解する構成要素の1つ又は複数は、ナイロン、デルリン又は低アレルギー反応の他の任意のプラスチックなどのプラスチックを使用して形成できる。いくつかの実施形態において、これら材料の固有の可撓性及び強度は、スイベル115、120を排除できるようにしながら、橈骨及び尺骨の下端部へ圧力を伝達できる。加えて又は代わりに、装置100は、本出願の実施例に従った装置100を製造するために必要な部品を生産するために射出成形できる。当業者には明白なように、他の材料又は製造法を使用できる。
円周方向に腕に装置を取り付けるには、レバー140及びカム135の反対側のサイドアーム110の頂部155からスイベル120の接続を外せばよい。このように外すためには、サイドアーム110の長さを伸ばして、レバー140及びカム135の反対側のサイドアーム110の頂部155からスイベル120の係合を外せばよい。代わりに、カム135及びレバー140から離れた端部155にショートバー130及びスイベル120の一体的形成体又は関連構造体がある場合、ショートバーは、サイドアーム110の頂部155からスイベル120の接続及び/又は係合を外す必要がないような形状とすることができる。
いくつかの実施例において、ショートバー130及びスイベル120は、レバー140及びカム135の反対側のサイドアーム110の頂部155から取外し可能にすることができる。いくつかの実施例において、サイドアーム110の頂部155は、図示するように完全にはスイベル120を取り巻かず、サイドアーム105、110の端部155、160を相互に近寄らせた後に、頂部155からスイベル120の係合を外すためにスイベル120を上向きに移動することによって、サイドアーム110の頂部155からスイベル120を取り外し、且つ、再取付けできるようにする。他の実施例において、サイドアーム105の頂部160は、図示するようにスイベル115を完全に取り巻く。前述のように、サイドアーム105及びサイドアーム110は、相互に一体的に形成して、接続ピース及びばねピン又はその類似品の必要をなくすことができる。更に、サイドアーム110は、サイドアーム110とショートバー130の端部の接続部にスイベル120が設置されないように、ショートバーと一体的に形成できる。更に、ショートバー130は線形である必要はない。更に、カム135とレバー140とは異なる構造体(例えば、前述のようなハンドル様の構造体)が使用される場合、スイベル115は、修正するか、サイドアーム105と一体的に形成するか、又は排除できる。
いくつかの実施例において、レバー140及びカム135の反対側のショートバー130及びスイベル120は、ねじ切ることができる。ショートバー130及びスイベル120のねじ切りによって、装置の幅の調節が可能になる。例えば、カム135及びレバー140を右に回すと、ショートバー130をスイベル120の中へねじ式に進入できるようにして、ショートバー130の有効長さを減少して、加えられる張力及び/又は圧力を増大できる。逆に、カム135及びレバー140を左に回すと、サイドアーム105、110間の距離幅を長くして、カム135及びレバー140の反対側のサイドアームの取付け点からスイベル120を取り外せるようにし、装置100を円周方向に腕の周りに設置するか又は腕に設置されたブレースの周りに設置できるようにする。回転方向は、本発明の範囲から逸脱することなく逆にできる。
ショートバー130及びスイベル120の前述のねじ切り構造体の代わりに、当業者には分かるように、サイズを調節可能にする(例えば、装置100のサイズを、使用者の手首のサイズに合わせて調節できる)ために他の構造体を代わりに使用できる。更に、装置100は、調節可能な部品(一連の孔150及びショートバー130のねじ切りなど)の必要を排除又は減少するために、異なるサイズ(例えば、小、中、大など)で製造できる。言い換えると、装置は、複数の固定サイズで販売又は配給され、使用者又は処方する医療専門家(看護師、医師、物理療法士など)は、使用者のサイズに合わせて調節する装置を入手するのではなく装置の固定サイズを選択できる。
更に、いくつかの実施例において、ネオプレン又は他の皮膚科的に不活性の発泡体などのパッドを、装置100の快適さ及び着用可能性を改良するために設置できる。例えば、図示するように、サイドアーム105、110の内面の一部に又は全体に沿ってパッド190を配置できる。パッドは、当業者には明白のように、ショートバー130又は使用者の皮膚に接する又は皮膚をこする可能性のある他の任意の構成要素に付けることもできる。
図4及び図5は、本出願の別の実施例に従った装置200の斜視図である。図6は、図4及び図5の実施例の装置200の前面図である。図4〜図6は、本出願の別の実施例に従った装置200を図解する。実施例のいくつかの態様は、前述の図1〜図3の実施例に類似する場合がある。装置200は、可撓性部材205と、スイベル215と、ショートバー230と、カム235と、レバー240と、を含む。
可撓性部材205は、スイベル215に隣接する可撓性部材205の端部220に複数の孔210を含む。可撓性部材205は、カム235及びレバー240に隣接する可撓性部材206の端部225にも複数の孔210を含む。ショートバー230は、可撓性部材205の各端220、225の孔210の1つを通して挿入される。ショートバー230は、患者に合わせてサイズを調節できるようにするために、取り外して、一方又は双方の端部220、225の別の孔210に挿入し直せる。いくつかの実施形態において、孔210は、下で論じるように1端220、225のみに設置できる。
スイベル215は、スイベル215を通り抜ける孔265を含み、可撓性部材205の外面に位置付けることができる。更に、スイベル215の孔265は、スイベル215を貫通して形成された孔265を通り抜けるショートバー230を受け入れるように整列できる。ショートバー230は、スイベル215の孔265を通り抜け、可撓性部材205の両端の孔210を通って、一方の端部においてカム235及びレバー240に接続できる。ショートバー230は、線形、曲線状又は本実施例に関連して本明細書において開示するように使用者の手首へ加えられるクランプ機能及び他の機能を許容する構造を提供するような形状とすることができる。例えば、カム235及びレバー240から離れた可撓性部材205の端部220がショートバー230の端部と一体的に形成される場合、ショートバー230は曲線状又は弓状とすることができる。
更に、カム235及びレバー240は、下で更に説明するように、端部225をショートバー230に沿って内向きに移動(例えば、滑動)させて端部220、225を相互に近寄らせるように可撓性部材205(又は同様の構造の要素)の端部225に圧力を提供する機能を果たし、使用者の手の手首部分に必要な圧迫を提供するように、設置できる。但し、本実施例は、各235とレバー240の構造体に限定されず、使用者の手の手首部分に圧迫を提供する機能を果たす他の構造体を、本発明の範囲から逸脱することなく、上記構造体の代わりに使用できる。例えば、限定的ではなく、カム235とレバー240の構造体の代わりに、当業者には分かるように別の構造体を使用できる。例えば、前述の機能を果たすように捩じり、回転、曲げ又は他の操作を加えることができるハンドル又は類似する構造体を使用できる。
カム235及びレバー240を使用する実施例において、カム235及びレバー240は、ショートバー230の端部を貫通して形成された孔275を通って挿入されたピン270(例えば、割ピン)によってショートバー235に回動可能に接続される。この構成は、カム235及びレバー240が割ピン270によって提供される軸上で回動できるようにする。言い換えると、割ピン270は、ショートバー230の中へのプレス嵌めによってショートバー230の端部にしっかりと取り付けられた回転軸として作用できる。カム235及びレバー240は、クリアランスホール280を有し、クリアランスホールを通って割ピン270が回転できる。但し、実施例の範囲から逸脱することなく、これら機能を果たす他の構造を代用できる。
レバーアーム240が使用者の手によって割ピン270の軸の周りで移動(例えば、持ち上げ)されるとき、カム235のローブ285は、可撓性部材205の端部225の面(例えば側面)に接触できる。レバーアーム240が割ピン270の軸の周りで更に移動されると、カムローブ285の作用によって可撓性部材205の端部225へ加えられる圧力が増大し、可撓性部材205の端部225に対する圧力の増大は、可撓性部材205の端部220、225を近寄らせる。
更に、可撓性部材205の端部225は、屈曲して、カム235によって加えられた増大する圧力が可撓性部材205の孔210を通過してショートバー230を更に引っ張れるようにすることによって、ショートバー230が可撓性部材205の他方の端部220へ張力を及ぼすようにできる。
レバーアーム240、カムローブ285及びショートバー230の作用は、カム235及びレバー240を移動するとき可撓性部材205の端部220、225間の距離を減少できるようにする。この装置200が腕又は腕を取り囲む手首-手ブレースの周りに円周方向に取り付けられる場合、装置200は、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達できる。具体的には、圧力は、橈骨及び尺骨の下端部へ伝達できる。この圧力は、手根管の形状を変化させて、手根管を通り抜ける正中神経に対する圧力を軽減することによって、付随する痛み及びCTSに関連する痺れを軽減できる。
本出願の実施形態例は、レバーアーム240、カム235及びショートバー230の図解される構造体に限定されず、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達するために可撓性部材205の端部220、225間の距離を減少させることができる他の構造体を有することができる。例えば、オーバーラッチ構造体(例えば、いわゆる「スキーブーツバックル」ラッチ)が、レバーアーム240、カム235及びショートバー230に替わることできる。オーバーラッチ構造体は、オーバーラッチ構造体が使用者の手で関節式に操作されたとき、可撓性部材205の端部220、225がより近寄り合って、アーム又はブレースに対して両側内向き圧力を加えて、皮膚及び筋肉を介して腕の骨に圧力を直接伝達するように、可撓性部材の端部220、225を接続するために使用できる。
いくつかの実施例において、図解する構成要素の1つ又は複数は、ナイロン、デルリン又は低アレルギー反応の他の任意のプラスチックなどのプラスチックを使用して形成できる。いくつかの実施形態において、これら材料の固有の可撓性及び強度は、スイベルを排除できるようにしながら、橈骨及び尺骨の下端部へ圧力を伝達できる。加えて又は代わりに、装置200は、本出願の実施例に従った装置200を製造するために必要な部品を生産するために射出成形できる。当業者には明白なように、他の材料又は製造法を使用できる。
円周方向に腕に装置を取り付けるには、カム235及びレバー240をショートバー2230との接続から外して、可撓性部材205の端部225から取り外せばよい。このように接続を外すには、カム235及びレバー240にショートバー230を保持するピン270を取り外して、可撓性部材205の端部225に形成された孔210の中でショートバー230を滑動させればよい。
いくつかの実施例において、レバー240及びカム235の反対側のショートバー230及びスイベル220を、ねじ切ることができる。ショートバー230及びスイベル215のねじ切りによって、装置200の幅の調節が可能になる。例えば、カム235及びレバー240を右に回すと、ショートバー230がスイベル215の中へねじ式に進むことによってショートバー230の有効長さを減少して、加えられる張力及び/又は圧力を増大できる。この調節は、初期圧力の調節を可能にできる。逆に、カム235及びレバー240を左に回すことによって、可撓性部材205の端部220、225間の距離幅を長くして、スイベル215を取り外せるようし、装置200を腕の周りの円周方向に設置するか又は腕に設置されたブレースの周りに設置できるようにする。回転の方向は、本発明の範囲から逸脱することなく、逆にできる。
ショートバー230及びスイベル215の前述のねじ切り構造の代わりに、サイズを調節可能にするために(例えば装置200のサイズは使用者の手首のサイズに合わせて調節できる)、当業者には分かるように、他の構造体を使用できる。更に、装置200は、調節可能な部品(一連の孔210及びショートバー230のねじ切りなど)の必要を排除又は減少するために、異なるサイズ(例えば、小、中、大など)で製造できる。言い換えると、装置は、複数の固定サイズで販売又は配給され、使用者又は処方する医療専門家(看護師、医師、物理療法士など)は、使用者のサイズに合わせて調節する装置を入手するのではなく装置の固定サイズを選択できる。
更に、いくつかの実施例において、ネオプレン又は他の皮膚科的に不活性の発泡体などのパッドを、装置200の快適さ及び着用可能性を改良するために設置できる。例えば、パッド290は、図示するように、可撓性部材205の一部に又は内面全体に沿って配置できる。パッド290は、当業者には明白のように、ショートバー230又は使用者の皮膚に接する又は皮膚をこする可能性のある他の任意の構成要素に付けることもできる。
図7及び図8は、本出願の別の実施例に従った装置300の斜視図である。図9は、図7及び8の実施例の装置300の前面図である。図7〜図9は、本出願の別の実施例に従った装置300を図解する。本実施例のいくつかの形態は、前述の図1〜図6の実施例に類似する場合がある。装置300は、可撓性部材305と、スイベル315と、ショートバー330と、カム335と、レバー340と、を含む。
一方の端部320において、可撓性部材305は、スイベル315を保持するように構成されたハウジング360を含む。可撓性部材305は、カム335及びレバー340に隣接する可撓性部材305の端部325に複数の孔310を含む。ショートバー330は、可撓性部材305の端部325の孔310の1つを通過して挿入される。ショートバー330は、患者に合わせてサイズを調節できるようにするために、取り外して、端部325の異なる孔310に挿入し直すことができる。
スイベル315は、スイベル315を貫通する孔365を含み、可撓性部材305の端部320に一体的に形成されたハウジング360内に位置付けることができる。更に、スイベル315の孔365は、スイベル315を貫通して形成された孔365を通り抜けるショートバー330を受け入れるように整列できる。ショートバー330は、スイベル315の孔365を通過し、可撓性部材305の1つの端部320のハウジング360を通過し、可撓性部材305の他方の端部325の孔320を通過して、カム335及びレバー340に接続できる。ショートバー330は、線形、曲線状又は本実施例に関連して本明細書において開示するように使用者の手首へ加えられるクランプ機能及び他の機能を許容する構造を提供するような形状とすることができる。例えば、可撓性部材305と一体的に形成されたハウジング360はショートバー230の端部と一体的にも形成できるので、ショートバー330は曲線状又は弓状とすることができる。
更に、カム335及びレバー340は、下で更に説明するように、端部325をショートバー330に沿って内向きに移動(例えば、滑動)させて端部220、225を相互に近寄らせるように可撓性部材305(又は同様の構造の要素)の端部325に圧力を提供する機能を果たして、使用者の手の手首部分に必要な圧迫を提供するように、設置できる。但し、本実施例は、カム335とレバー340の構造体に限定されず、使用者の手の手首部分に圧迫を提供する機能を果たす他の構造体を、本発明の範囲から逸脱することなく、前述の構造体の代わりに使用できる。例えば、限定的ではなく、当業者には分かるように、カム335とレバー340の構造体の代わりに、別の構造体を使用できる。例えば、前述の機能を果たすように捩じり、回転、曲げ又は他の操作を行うことができるハンドル又は類似する構造体を使用できる。
カム335及びレバー340を使用する実施例において、カム335及びレバー340は、ショートバー330の端部を貫通して形成された孔375を通過して挿入されたピン370(例えば、割ピン)によってショートバー335に回動可能に接続される。この構成は、カム335及びレバー340が割ピン370によって提供される軸上で回動できるようにする。言い換えると、割ピン370は、ショートバー330の中へのプレス嵌めによってショートバー330の端部にしっかりと取り付けられた回転軸として作用できる。カム335及びレバー340は、クリアランスホール380を有し、割ピン370はクリアランスホールを通過して回転できる。但し、実施例の範囲から逸脱することなく、これら機能を果たす他の構造をその代わりに使用できる。
レバーアーム340が使用者の手によって割ピン370の軸の周りで移動(例えば、持ち上げ)されるとき、カム335のローブ385は、可撓性部材305の端部325の面(例えば側面)に接触できる。レバーアーム340が割ピン370の軸の周りで更に移動されると、カムローブ385の作用によって可撓性部材305の端部325へ及ぼされる圧力が増大し、可撓性部材305の端部325に対する圧力の増大は、可撓性部材305の端部320、325を近寄らせることができる。
更に、可撓性部材305の端部325は、屈曲して、カム335によって及ぼされた増大する圧力が可撓性部材305の孔310を通ってショートバー330を更に引っ張れるようにすることによって、ショートバー330が可撓性部材305の他方の端部320へ張力を及ぼすようにできる。
レバーアーム340、カムローブ385及びショートバー330の作用は、カム335及びレバー340を移動するとき可撓性部材305の端部320、325間の距離を減少できるようにする。この装置300が腕又は腕を取り囲む手首−手ブレースの周りに円周方向に取り付けられる場合、装置300は、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達できる。具体的には、圧力は、橈骨及び尺骨の下端部へ伝達できる。この圧力は、手根管の形状を変化させて、手根管を通り抜ける正中神経に対する圧力を軽減することによって、付随する痛み及びCTSに関連する痺れを軽減できる。
本出願の実施形態例は、レバーアーム340、カム335及びショートバー330の図解される構造体に限定されず、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達するために、可撓性部材305の端部320、325間の距離を減少させることができる他の構造体を有することができる。例えば、オーバーラッチ構造体(例えば、いわゆる「スキーブーツバックル」ラッチ)が、レバーアーム340、カム335及びショートバー330に替わることができる。オーバーラッチ構造体は、オーバーラッチ構造体が使用者の手で関節式に操作されたとき、可撓性部材305の端部320、325がより近寄り合って、アーム又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨に圧力を直接伝達するように、可撓性部材の端部320、325を接続するために使用できる。
いくつかの実施例において、図解する構成要素の1つ又は複数は、ナイロン、デルリン又は低アレルギー反応の他の任意のプラスチックなどのプラスチックを使用して形成できる。いくつかの実施形態において、これら材料の固有の可撓性及び強度は、スイベルを排除できるようにしながら、橈骨及び尺骨の下端部へ圧力を伝達できる。加えて又は代わりに、装置300は、本出願の実施例に従った装置300を製造するために必要な部品を生産するために射出成形できる。当業者には明白なように、他の材料又は製造法を使用できる。
円周方向に腕に装置を取り付けるには、カム335及びレバー340をショートバー330との接続から外して、可撓性部材305の端部325から取り外せばよい。このように接続を外すには、カム335及びレバー340にショートバー330を保持するピン370を取り外して、可撓性部材305の端部325に形成された孔310を通過してショートバー330を滑動させればよい。
いくつかの実施例において、レバー340及びカム335の反対側のショートバー330及びスイベル320を、ねじ切ることができる。ショートバー330及びスイベル315のねじ切りによって、装置300の幅の調節を可能できる。例えば、カム335及びレバー340を右に回すと、ショートバー330がスイベル415の中へねじ式に進むことによって、ショートバー330の有効長さを減少して、加えられる張力及び/又は圧力を増大できる。この調節は、初期圧力の調節を可能にできる。逆に、カム335及びレバー340を左に回すことによって、可撓性部材305の端部320、325間の距離幅を長くして、スイベル315を取り外せるようし、装置300を腕の周りに円周方向に設置するか又は腕に設置されたブレースの周りに設置できるようにする。回転の方向は、本発明の範囲から逸脱することなく、逆にできる。
ショートバー330及びスイベル315の前述のねじ切り構造の代わりに、サイズを調節可能にするために(例えば装置300のサイズは使用者の手首のサイズに合わせて調節できる)、当業者には分かるように、他の構造体を使用できる。更に、装置300は、調節可能な部品(一連の孔310及びショートバー330のねじ切りなど)の必要を排除又は減少するために、異なるサイズ(例えば、小、中、大など)で製造できる。言い換えると、装置は、複数の固定サイズで販売又は配給され、使用者又は処方する医療専門家(看護師、医師、物理療法士など)は、使用者のサイズに合わせて調節する装置を入手するのではなく装置の固定サイズを選択できる。
更に、いくつかの実施例において、ネオプレン又は他の皮膚科的に不活性の発泡体などのパッドを、装置300の快適さ及び着用可能性を改良するために設置できる。例えば、パッド390は、図示するように、可撓性部材305の一部に又は内面全体に沿って配置できる。パッド390は、当業者には明白のように、ショートバー330又は使用者の皮膚に接する又は皮膚をこする可能性のある他の任意の構成要素に付けることもできる。
図10及び図11は、本出願の別の実施例に従った装置400の斜視図である。図12は、図10及び図11の実施例の装置400の前面図である。図13は、図10及び図11の実施例の装置400の端面図である。図10〜図13は、本出願の別の実施例に従った装置400を図解する。装置400は、可撓性部材405と、1対の上部ブロック410、415と、スイベル420と、ショートバー430と、カム435と、レバー440とを含む。
可撓性部材405は、各側の調節レリーフ機構425によって可撓性部材405の両端において上部ブロック410、415の各々に接合される。調節レリーフ機構425は、可撓性部材405の各端部に形成された鋸歯状部分445に係合する可撓性ノッチを含む。一方又は双方の上部ブロック410、415において鋸歯状部分445が調節レリーフ機構425の中へ挿入される深さを変化させることによって、患者に合わせた装置400のサイズの調節を可能にできる。いくつかの実施例において、当業者には分かるように、調節レリーフ機構425及び鋸歯状部分445は、可撓性部材405の一方の側のみに設置するか、又は、装置400のサイズを調節できるようにする他の同等の調節構造体を代わりに使用できる。
装置300の一方の側において、スイベル420は、可撓性部材405の端部に接合された上部ブロック415の一方に嵌め込める。具体的には、上部ブロックは、スイベル420を受け入れる二又の半円形構造体を有することができ、ショートバー430は二又内に配置される。装置300の可撓性部材405の他方の端において、上部ブロック410は、カム435を受け入れる二又の半円形構造体を有することができ、ショートバー430は二又内に配置される。上部ブロック410、415の構造体は、可撓性部材405の少なくとも一方の端部が、下でさらに詳細に論じるように可撓性部材405の他方の端に対して移動可能にできる。
スイベル420は、スイベルを通り抜ける孔465を含み、上部ブロック415に回動可能に取り付けられる。更に、スイベル420の孔465は、孔465を通してショートバー430を受け入れるように整列できる。前述のように、代替実施例において、スイベルは、両側に設置でき、ショートバー130をスイベル420と別個に形成する必要がない。例えば、一方の上部ブロック410、415はショートバー430と一体的に形成して、他方の上部ブロック415、410は、カム435及びレバー440に隣接してショートバー430と可動的に形成できる。
ショートバー130は、一方の端部でスイベル420の孔465を通り抜け、他方の反対端部においてカム435及びレバー440に接続できる。ショートバー430は、線形、曲線状又は本実施例に関連して本明細書において開示すように使用者の手首へ加えられるクランプ機能及び他の機能を許容する構造を提供するような形状とすることができる。例えば、カム235及びレバー240から離れた上部ハウジング415がショートバー430の端部と一体的に形成できる場合、ショートバー430は曲線状又は弓状とすることができる。
更に、カム435及びレバー440は、下で更に説明するように、上部ブロック410をショートバー430に沿って内向きに移動(例えば、滑動)させて上部410と415を相互に近寄らせるよう上部ブロック419(又は同様に構成された要素)に力を提供する機能を果たして、使用者の手の手首部分に必要な圧迫を提供するように、設置できる。但し、本実施例は、カム435とレバー440の構造体に限定されず、使用者の手の手首部分に圧迫を提供する機能を果たす他の構造体を、本発明の範囲から逸脱することなく、その代わりに使用できる。例えば、限定的ではなく、当業者には分かるように、カム435とレバー440の構造体の代わりに、別の構造体を使用できる。例えば、前述の機能を果たすように捩じり、回転、曲げ又は他の操作を行うことができるハンドル又はこれに類似する構造体を使用できる。
カム435及びレバー440を使用する実施例において、カム435及びレバー440は、ショートバー430の端部を貫通して形成された孔475を通過して挿入されたピン470(例えば、割ピン)によってショートバー435に回動可能に接続される。更に、カム435及びレバー440は、クリアランスホール480を有することができる。いくつかの実施例において、クリアランスホール480は、レバー440を回すとカム435が上部ブロック410に対して回転し、カムの相対的回転がクリアランスホール480(及びピン470)を上部ブロック410に対して移動するように、カム435の中心からオフセットできる。但し、この機能を果たす他の構造体を、実施例の範囲から逸脱することなく、その代わりに使用できる。
レバーアーム440が使用者の手によって上向きに移動(例えば、持ち上げ)されるとき、クリアランスホール480(及びピン470)と上部ブロック410との間の相対的移動は、ショートバー430の相対長さを短くする。レバーアーム440を更に上向きに移動されると、増大した張力が上部ブロック410に及ぼされ、上部ブロック410、415を一緒に引っ張って、可撓性部材405の端部を近寄らせることができる。
更に、レバー440の作用及び上部ブロック410に対するクリアランスホール480(及びピン470)の移動は、上部ブロック410を通過してショートバー430を更に引っ張ることによって、ショートバー130が対向する上部ブロック415に対して張力を及ぼすようにする。
レバーアーム440、カム435及びショートバー530の作用は、カム435及びレバー440を移動されるとき、上部ブロック410、415(及びブロックに取り付けられた可撓性部材405の端部)間の距離を減少できるようにする。この装置200が腕又は腕を取り囲む手首-手ブレースの周りに円周方向に取り付けられる場合、装置200は、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達できる。具体的には、圧力は、橈骨及び尺骨の下端部へ伝達できる。この圧力は、手根管の形状を変化させて、手根管を通り抜ける正中神経に対する圧力を軽減することによって、付随する痛み及びCTSに関連する痺れを軽減できる。
本出願の実施形態例は、レバーアーム440、カム435及びショートバー430の図解される構造体に限定されず、腕又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして皮膚及び筋肉を介して腕の骨へ圧力を直接伝達するために、上部ブロック410、415(及びブロックに取り付けられた可撓性部材405の端部)間の距離を減少させることができる他の構造体を有することができる。例えば、オーバーラッチ構造体(例えば、いわゆる「スキーブーツバックル」ラッチ)が、レバーアーム440、カム435及びショートバー430に替わることができる。オーバーラッチ構造体は、オーバーラッチ構造体が使用者の手で関節式に操作されたとき、上部ブロック410、415(及びブロックに取り付けられた可撓性部材405の端部)がより近寄り合って、アーム又はブレースに対して両側内向き圧力を及ぼして、皮膚及び筋肉を介して腕の骨に圧力を直接伝達するように、上部ブロック410、415(及びブロックに取り付けられた可撓性部材405の端部)を接続するために使用できる。
いくつかの実施例において、図解する構成要素の1つ又は複数は、ナイロン、デルリン又は低アレルギー反応の他の任意のプラスチックなどのプラスチックを使用して形成できる。いくつかの実施形態において、これら材料の固有の可撓性及び強度は、スイベル420を排除できるようにしながら、橈骨及び尺骨の下端部へ圧力を伝達できる。加えて又は代わりに、装置400は、本出願の実施例に従った装置400を製造するために必要な部品を生産するために射出成形できる。当業者には明白なように、他の材料又は製造法を使用できる。
円周方向に腕に装置を取り付けるために、カム435及びレバー440の反対側の上部ブロック415との接続からスイベル420を外すことができる。このように接続を外すには、カム435及びレバー440の反対側の上部ブロック415からスイベル420の係合を外せばよい。又は、カム435及びレバー440から離れた可撓性部材の端部にショートバー430及びスイベル420の一体的形成体又は関連構造体がある場合、ショートバー430は、上部ブロック415からスイベル420の接続及び/又は係合を外す必要がないような形状とすることができる。
いくつかの実施例において、ショートバー430及びスイベル420は、レバー440及びカム435の反対側の上部ブロック415から取外し可能にできる。いくつかの実施例において、上部ブロック415は、完全にはスイベル420を取り巻かず、図示するように取外し及び再取付けを可能にできる。他の実施例において、上部ブロック415は、図示するようにスイベル420を完全に取り巻いて、上部ブロック410、415を相互に近寄らせた後にスイベル420を上向きに移動して、上部ブロック415からスイベル420を外すことによって、スイベル420の取外し及び再取付けを可能にできる。上部ブロック410、415は、可撓性部材405と一体的に形成して、鋸歯状部分445の1つ又は複数の必要をなくすことができる。更に、上部ブロック410、415は、上部ブロック415とショートバー430の端部の接続部にスイベル420を設置しないように、ショートバー430と一体的に形成することも可能である。更に、ショートバー430は、線形である必要はない。
いくつかの実施例において、レバー440及びカム435の反対側のショートバー430及び上部ブロック415のスイベル420は、ねじ切ることができる。ショートバー430及びスイベル420のねじ切りによって、装置400の幅の調節を可能にできる。例えば、カム435及びレバー440を右に回すと、ショートバー430がスイベル420の中へねじ式に進むことによって、ショートバー430の有効長さを減少して、加えられる張力及び/又は圧力を増大できる。この調節は、初期圧力の調節を可能にできる。逆に、カム435及びレバー440は、左に回すことによって、上部ブロック410、415間の距離幅を長くして、カム435及びレバー440の反対側の上部ブロック415からスイベル420を取り外せるようし、装置400を円周方向に腕の周りに設置するか又は腕に設置されたブレースの周りに設置できるようにする。回転の方向は、本発明の範囲から逸脱することなく、逆にできる。
ショートバー430及びスイベル420の前述のねじ切り構造の代わりに、サイズを調節可能にするために(例えば装置400のサイズは使用者の手首のサイズに合わせて調節できる)、当業者には分かるように、他の構造体を使用できる。更に、装置400は、調節可能な部品(鋸歯状部分445、レリーフ調節機構425及びショートバー130のねじ切りなど)の必要を排除又は減少するために、異なるサイズ(例えば、小、中、大など)で製造できる。言い換えると、装置は、複数の固定サイズで販売又は配給され、使用者又は処方する医療専門家(看護師、医師、物理療法士など)は、使用者のサイズに合わせて調節する装置を入手するのではなく装置の固定サイズを選択できる。
更に、いくつかの実施例において、ネオプレン又は他の皮膚科的に不活性の発泡体などのパッドを、装置400の快適さ及び着用可能性を改良するために設置できる。例えば、パッド490は、図示するように、可撓性部材405の一部に又は内面全体に沿って配置できる。パッドは、当業者には明白のように、ショートバー430又は使用者の皮膚に接する又は皮膚をこする可能性のある他の任意の構成要素に付けることもできる。
図14は、本出願の実施例に従った治療プロセス1400の流れ図である。プロセス1400の1405において、装置は、使用者又は患者の手首に巻き付けられる。装置は、本出願の実施例に従った装置とすることができる。例えば、図1〜図3の装置100、図4〜図6の装置200、図7〜図9の装置300又は図10〜図14の装置400を使用できる。装置は、使用者又は患者の手首に巻き付けることができ、前述のように可撓性部材(205、305、405)又はサイドアームの一方(105、110)からショートバー(130、230、330、430)を分離することによって、設置できる。いくつかの実施形態において、装置は、ショートバー(130、230、330、430)が使用者又は患者の手首の内側を横切って延びるように、使用者又は患者の手首の周り巻き付けることができる。他の実施形態において、装置は、ショートバー(130、230、330、430)が使用者又は患者の手首の外側を横切って延びるように、使用者又は患者の手首の周り巻き付けることができる。
装置(100、200、300、400)が使用者の手首の周りに配置されたら、1410において、レバーアーム(140、240、340、440)を関節式に操作してカム(135、235、335、435)を移動する。レバーアーム(140、240、340、440)は、使用者、使用者に治療を施す医療専門家(看護師、医師、物理療法士など)又は使用者を支援又は治療する他の第三者によって操作できる。前述のように、1410におけるレバーアーム(140、240、340、440)の関節式操作及びカム(135、235、335、435)の移動は、1415において、可撓性部材(205、305、405)の一方又は双方の端部又はサイドアーム(105、110)の一方又は双方に力が加えられるようにする。1420において、可撓性部材(205、305、405)の一方又は双方の端部又はサイドアーム(105、110)の一方又は双方に加えられた力は、可撓性部材(205、305、405)又はサイドアーム(105、110)の一方又は双方によって使用者又は患者の少なくとも1つの骨に加えられる圧力に変換される。
加えられる圧力の比強度は、ショートバー(130、230、330、430)の相対長さに基づいて調節できる。使用者の手首に加えられる圧力の固有値は、一時的又は永久的ダメージの原因となる可能性のある過剰な圧力を防止できるようにしながら充分な圧力が適用されるようにするために、治療を施す医療専門家が固有に調整し選択できる。
1425において、所定の持続時間後、レバーアーム(140、240、340、440)を初期位置へ戻し、カムによって加えられる力を減少することによって、使用者の手首に加えられる圧力を減少する。圧力の持続時間は30〜90秒程度とするか、又は効果的治療を保証するために治療を担当する医療専門家が処方する任意の持続時間とすることができる。
特定の実施例について説明したが、これら実施例は単なる例であり、権利保護の範囲を限定するためのものではない。事実、前述の新規の方法及び装置は、他の多様な形式で実現できる。更に、前述の方法及びシステムにおける種々の省略、代用及び変更を、保護の主旨から逸脱することなく行うことができる。特許請求の範囲及びその同等物は、上記のような形式又は修正を保護の範囲及び主旨の範囲内に包括するものとする。

Claims (20)

  1. ヒトの橈骨及び尺骨に圧力を加えるための装置であって、前記装置が、
    第1端部と第2端部とを有する可撓性部材と、
    第1端部と第2端部とを有する線形部材であって、前記線形部材の前記第1端部が前記可撓性部材の前記第1端部に固定的に結合され且つ前記線形部材の前記第2端部が前記可撓性部材の前記第2端部に滑動式に結合される、線形部材と、
    前記線形部材の前記第2端部に回動可能に結合されたカムであって、前記可撓性部材の前記第2端部の表面に接触する、カムと、
    前記カムに結合されたレバーアームであって、
    前記レバーアームが前記可撓性部材の前記第2端部の前記表面に第1圧力を加えるように前記カムを位置付ける第1位置であって、前記第1圧力が前記可撓性部材によって前記橈骨及び前記尺骨へ伝達される、第1位置と、
    前記レバーアームが前記可撓性部材の前記第2端部の前記表面に第2のより大きい圧力を加えるように前記カムを位置付けて、前記可撓性部材の前記第2端部を前記線形部材の前記第2端部に対して移動して前記可撓性部材の前記第1端部と前記可撓性部材の前記第2端部との間の距離を減少する第2位置であって、前記第2のより大きい圧力が前記可撓性部材によって前記橈骨及び前記尺骨に伝達される、第2位置と、
    の間で移動可能である、レバーアームと、
    を備える、装置。
  2. 前記可撓性部材が、前記可撓性部材の前記第1端部を通って形成された少なくとも1つの孔を備え、
    装置が、更に、前記線形部材の前記第1端部に固定されたスイベルを備え、且つ、
    前記線形部材が、前記可撓性部材の前記第1端部を通って形成された前記少なくとも1つの孔を通って挿入され、前記スイベルが前記可撓性部材の前記第1端部を前記線形部材の前記第1端部に固定する、
    請求項1に記載の装置。
  3. 前記スイベルがねじ切り部分を含み、
    前記線形部材の前記第1端部がねじ切り部分を含み、且つ、
    前記線形部材の前記第1端部の前記ねじ切り部分が、前記スイベルの前記ねじ切り部分に係合するように構成され、前記スイベルを前記線形部材の前記第1端部に固定する、
    請求項2に記載の装置。
  4. 前記可撓性部材が、前記可撓性部材の前記第2端部を通って形成された少なくとも1つの孔を備え、
    前記線形部材が、前記可撓性部材の前記第2端部を通って形成された前記少なくとも1つの孔を通って挿入され、且つ、
    前記カムが、前記可撓性部材の前記第2端部を通って形成された前記少なくとも1つの孔に隣接する前記可撓性部材の表面に接触する、
    請求項1に記載の装置。
  5. 更に、前記可撓性部材の前記第1端部に固定された第1上部ブロックを備え、前記第1上部ブロックが、前記線形部材の前記第1端部に固定されたスイベルを備え、
    前記線形部材が前記可撓性部材の前記第1端部に固定された前記第1上部ブロックを通って挿入される、
    請求項1に記載の装置。
  6. 前記スイベルがねじ切り部分を含み、
    前記線形部材の前記第1端部がねじ切り部分を含み、且つ、
    前記線形部材の前記第1端部の前記ねじ切り部分が、前記スイベルの前記ねじ切り部分に係合するように構成され、前記スイベルを前記線形部材の前記第1端部に固定する、
    請求項5に記載の装置。
  7. 前記可撓性部材の前記第1端部が、前記可撓性部材における張力を調節できるように構成された調節レリーフ機構によって第1上部ブロックに固定される、請求項5に記載の装置。
  8. 前記調節レリーフ機構が、
    前記第1上部ブロック及び可撓性部材の第1端部の一方において複数の歯によって形成された鋸歯状領域と、
    前記複数の歯の1つと係合するように構成されたノッチであって、前記第1上部ブロック及び前記可撓性部材の前記第1端部の他方において形成される、ノッチと、
    を備える、請求項7に記載の装置。
  9. 更に、前記可撓性部材の前記第2端部に固定された第2上部ブロックを備え、前記第2上部ブロックが前記線形部材の前記第2端部に回動可能に結合された前記カムに接触し、
    前記線形部材が前記可撓性部材の前記第1端部に固定された前記第2上部ブロックを通って挿入される、
    請求項1に記載の装置。
  10. 前記可撓性部材の前記第2端部が、前記可撓性部材における張力を調節できるように構成された調節レリーフ機構によって前記第2上部ブロックに固定される、請求項9に記載の装置。
  11. 前記調節レリーフ機構が、
    前記第2上部ブロック及び前記可撓性部材の前記第2端部の一方において複数の歯によって形成された鋸歯状領域と、
    前記複数の歯の少なくとも1つに係合するように構成されたノッチであって、前記第2上部ブロック及び前記可撓性部材の前記第2端部の他方において形成されるノッチと、
    を備える、請求項10に記載の装置。
  12. 更に、前記可撓性部材及び前記線形部材の少なくとも一方に取り付けられたパッド部材を備える、請求項1に記載の装置。
  13. ヒトの橈骨及び尺骨に圧力を加えるための装置であって、前記装置が、
    第1端部と第2端部とを有する第1サイドアームと、
    第1端部と第2端部とを有する第2サイドアームであって、前記第2サイドアームの前記第1端部が前記第1サイドアームの前記第1端部に回動可能に結合される、第2サイドアームと、
    第1端部と第2端部とを有する線形部材であって、前記線形部材の前記第1端部が前記第1サイドアームの前記第2端部に接続され、且つ、前記線形部材の前記第2端部が前記第2サイドアームの前記第2端部に滑動式に接続される、線形部材と、
    前記線形部材の前記第2端部に回動可能に結合されたカムであって、前記第2サイドアームの前記第2端部の表面に接触する、カムと、
    前記カムに結合されたレバーアームであって、
    前記レバーアームが、前記第2サイドアームの前記第2端部の前記表面に第1圧力を加えるように前記カムを位置付ける第1位置であって、前記第1圧力が前記第1サイドアーム及び前記第2サイドアームの少なくとも一方によって前記橈骨及び前記尺骨へ伝達される、第1位置と、
    前記レバーアームが、前記第2サイドアームの前記第2端部の前記表面に第2のより大きい圧力を加えて前記第2サイドアームの前記第2端部と前記第1サイドアームの前記第2端部との間の距離を減少するように前記カムを位置付ける第2位置であって、前記第2のより大きい圧力が前記第1サイドアーム及び前記第2サイドアームの少なくとも一方によって前記橈骨及び前記尺骨へ伝達される、第2位置と、
    の間で移動可能である、レバーアームと、
    を備える、装置。
  14. 前記第1サイドアーム及び前記第2サイドアームの少なくとも一方の前記第1端部が、複数の孔を備え、且つ、
    前記装置が、前記第1サイドアームの第1端部を前記第2サイドアームの前記第1端部に結合するように構成された少なくとも1つのピン部材を備える、
    請求項13に記載の装置。
  15. 更に、前記第2サイドアームの前記第1端部を前記第1サイドアームの前記第1端部に回動可能に結合するために、前記第1サイドアームの前記第1端部を前記第2サイドアームの前記第1端部に蝶番式に接続する接続ピースを備える、請求項13に記載の装置。
  16. 前記第1サイドアーム及び前記第2サイドアームの少なくとも一方の前記第1端部が複数の孔を備え、且つ、
    前記接続ピースが、前記第1サイドアーム及び前記第2サイドアームの少なくとも一方の前記第1端部に形成された前記複数の孔の1つに前記接続ピースを結合するように構成された少なくとも1つのピン部材を備える、
    請求項15に記載の装置。
  17. 更に、前記第1サイドアームの前記第2端部に取り付けられた第1スイベル部材を備え、前記第1スイベル部材が前記線形部材の第1端部に接続される、請求項13に記載の装置。
  18. 前記第1スイベル部材がねじ切り部分を含み、
    前記線形部材の前記第1端部がねじ切り部分を含み、且つ、
    前記線形部材の前記第1端部の前記ねじ切り部分が、前記第1スイベル部材の前記ねじ切り部分に係合するように構成される、
    請求項17に記載の装置。
  19. 更に、前記第2サイドアームの前記第2端部に取り付けられた第2スイベル部材を備え、前記第2スイベル部材が前記線形部材の第2端部に接続される、請求項17に記載の装置。
  20. 更に、前記第1サイドアーム、前記第2サイドアーム、及び前記線形部材の少なくとも1つに取り付けられたパッド部材を備える、請求項13に記載の装置。
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