JP6660165B2 - 動的に調整可能なオフセット遅延を有するtdc回路を備えるadpll - Google Patents

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Description

本開示は、全ディジタルの位相同期ループ(ADPLL)に関し、より具体的には、動的に調整可能なオフセット遅延を有するTDCを備えるADPLLに関する。
超低消費電力(ULP)トランシーバは、例えばブルートゥース(登録商標)スマートとZigbee(登録商標)などの無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)のための自律的なセンサノードの短距離ネットワークを可能にする。周波数合成及び変調のための高周波位相同期ループ(PLL)は全トランシーバ電力の大きなシェアを消費し、ULPのWPAN無線を実現するためにサブmWのPLLのキーになる。アナログPLLに比べて、全ディジタルのPLL(ADPLL)は、より小さな面積オーバヘッド、プログラマビリティ、大規模な自己校正の機能、及び容易な移植性の利点を提供するので、ナノスケールのCMOSにおいて好ましい。しかし、ADPLLの時間/ディジタル変換器(TDC)は、伝統的にパワーを必要としているので、アナログPLLは現在も、ULP WPAN無線の分野を支配している。
ADPLLにおいてTDC回路の消費電力を最小化するための既知のアプローチは、TDCが所定の観察窓内で動作するようにTDCの活動を減少させている。そのようなTDCは特許文献1から知られており、WPANアプリケーションのためにDTCでアシストされたスナップショットTDCのための2.1〜2.7GHzフラクショナルN ADPLLが開示されている。この実施例では、TDCのスナップショットは、FCKVD2からFREFのTDCのサンプリングレートを低減するために行われる。ディジタル/時間コンバータ(DTC)は、DCO出力信号の周期の1/10以下にTDC検出範囲の検出範囲を減少させるために設けられ、これは大幅な電力削減につながる。周波数コマンドワードの累積された小数部分(端数部分)FCWfracは基準信号FREFを遅延させるようにDTCを制御することで、一旦ループがロックすれば、遅延された基準クロックはFREFdlyはほぼCKVD2と整列されるようになる。FREFdlyはまた、最初のCKVD2エッジを捕捉するためのスナップショットをトリガーすることで、基準周期当たりただ1つのCKVD2エッジCKVD2がTDCに供給される。ただ1つのエッジを捕捉することにより、スナップショット技術は、TDCが最小の活動性を有し、最小限の電力を消費することを保証する。また、スナップショットすることはまた、TDCの動作中に電源スイッチノイズを最小限に抑える。このとき、基準周波数(32MHz)で動作している範囲で限定されたTDCは、CKVD2のエッジをFREFdlyと比較することでフラクショナルな位相誤差PHEFを提供する。このアプローチはサンプリング速度とTDCの検出範囲との両方を減少させ、これにより約200倍の電力削減につながる、スナップショットTDCでは、狭い観察窓が、FREFdlyの立ち上がりエッジの後、イネーブル信号TDCとして機能するCKVD2によって開かれる。TDCはFREFdlyの立ち上がりエッジの後、可変クロックCDVD2の最初の立ち上がりエッジを捕捉するので、TDCの観察窓を開けるためのタイミングは非常に重要である。スナップショット回路によって追加された遅延を補償するために、TDCの「遅延オフセット(T1)」はFREFdlyの立ち上がりエッジ及びTDC観察窓の間に追加される。しかし、TDCとスナップショット回路によるオフセット遅延は、設計段階中又は操作中に導入されたレイアウトで寄生又は低速ロジックの変化のために、容易に推定することができない。結果として、TDCとスナップショットによる各オフセット遅延間の不一致のために、TDCは、所定の観察窓の外で活性化されるかもしれない。これにより、TDCに対して誤った出力コードを発生させ、その結果、例えば望ましくない位相ノイズを導入し、時には不安定なPLLの同期につながる可能性があることで全体的なPLL性能の劣化をもたらす。
本開示の目的は、従来技術の欠点を有しないADPLLシステムを提供することにある。
上記の目的は、第1の独立請求項の技術的特徴を有するADPLLシステムによる開示に従って達成される。
特に、本開示の態様によれば、全ディジタル位相同期ループ(ADPLL)を開示する。ここで、ADPLLは、DCO出力信号を発生するために設けられたディジタル制御発振器(DCO)と、DCOを制御するためのコンポーネントのセットを備えるフィードバックループとを備える。上記フィードバックループに設けられたコンポーネントは、所定の観察窓内で位相検出を行うために設けられたる時間/ディジタル変換器(TDC)を備える。TDCは、少なくとも、第1のオフセット遅延を有する基準信号と、第2の遅延オフセットを有する信号とを受信して所定の観察窓を定義するために設けられる。TDCは、所定の観察窓内で測定された基準信号とイネーブル信号との位相差を示すTDC出力コードを発生するために設けられる。フィードバックループ内のコンポーネントのサブセットは、イネーブル信号がDCO出力信号から得られた遷移エッジを含むように、DCO出力信号からのイネーブル信号を発生するために設けられ、所定の観察窓内の基準信号とイネーブル信号との位相差を測定するようにTDCを活性化するために設けられる。フィードバックループのコンポーネントのセットは、TDC出力に接続されたオフセット校正システムを含み、オフセット校正システムは、活性化されたときに、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードをモニタすることによって、第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するために設けられ、かつ、基準信号に対して所定の観察窓を位置決めするように上記差を調整するために設けられる。
校正システムが活性化されたときに第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するように設けられた校正システムを提供することで、TDCが所定の観察窓内で活性化されるように、第1及び第2の遅延オフセット値との差を動的に調整することができることが発見された。基準信号とイネーブル信号との間の位相差を示すTDC出力コードを処理することにより、基準信号がイネーブル信号から所定の時間差内に到着したかどうかを決定することが可能である。結果として、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードに基づいて、第1及び第2の遅延オフセット値との間の遅延差は、基準信号に対して、TDCの観察窓を位置決めするように調整することができ、これにより、TDCは所定の観察窓内で動作してより高性能のADPLLになることを保証する。
本開示の実施形態によれば、校正システムは、TDC出力に接続されたオフセット校正部を備えて設けられる。校正部は、第1及び第2の遅延オフセット値の差の評価を行い、それによって遅延調整制御信号を発生するように設けられる。校正システムはさらに、可変遅延部を備えてもよい、可変遅延部はオフセット校正部に接続され、遅延調整制御信号に基づいて第1の遅延オフセットを調整するために設けられる。
遅延調整制御信号に基づいて、可変遅延部を制御するために使用されるTDC出力コードを発生するために設けられた校正部を設けることにより、基準信号はTDC観測窓内に到着するように第1の遅延オフセットを動的に調整することができる。この方法では、遅延オフセット調整は単にTDC出力コードに基づいて外部の介入なしに行うことができる。遅延調整制御信号は、可変遅延部によって行われるべき遅延オフセット調整値を示すことができる。可変遅延部は、校正部により発生された遅延調整制御信号に基づいて、基準信号の遅延を調整するように構成されたディジタル制御のプログラム可能な可変遅延であってもよい。ここで、遅延調整制御信号は、基準信号が所定の観測窓内に到達するように、第1のオフセット遅延を調整する必要がある値を示すことができる。この方法では、第1及び第2の遅延オフセット値に導入された変動を補償することができ、これにより、TDCは所定の観察窓で動作することを保証する。結果として、本開示のシステムを用いることで、第1及び第2のオフセット遅延の任意の変化を動的に補償することができ、これにより、TDCの正しい機能を確保し、より高性能のADPLLを提供できる。
本開示の実施形態によれば、上記基準信号の遷移エッジが観察窓の所定の略中央に位置決めされるように方法で、第1及び第2の遅延オフセット値の差が調整される。所定の観察窓の中央に基準信号を位置決めすることにより、TDCは、以前と後続するDCO出力信号の2つのサイクルの両方に対して十分なマージンを設けることが保証される。
本開示の実施形態によれば、校正部は、所定の期間にわたってTDC出力コードにより発生された0の数と1の数を累算することによって、第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するために設けられる。例えば、校正部は、所定の期間にわたってTDC出力コードにより発生された1の数と0の数を計数するための少なくとも一つのカウンタを備えてもよい。例えば、カウンタは、TDC出力コードの最上位ビット(MSB)によって発生された1の数と0の数を計数するように設けてもよい。所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードの1の数と0の数を累算することにより、TDCは、所定の観察窓内で操作されたか否かを決定する簡単かつ効果的な方法を提供することが判明した。このことは、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードの1の数と0の数が、基準信号とイネーブル信号との間の位相差及びその逆の位相差に直接に関連する。結果として、所定の期間にわたってTDC出力コードの1と0の分布を観察することによって、基準信号とイネーブル信号との位相差を容易に評価することができる。
本開示の実施態様によれば、ADPLLは、TDC出力コードの1と0の累積数に基づいて、遅延調整制御信号を発生するように構成されたTDCオフセット制御部を備える。この方法では、基準信号の第1の遅延オフセットは、動的に、任意の外部の介入なしに調整することができる。例えば、TDC出力コード内の0の数が1の数よりも大きい場合に、TDCオフセット制御部は、基準信号のオフセット遅延を増大させるために設けてもよい。また、例えば、1の数が0の数よりも大きい場合に、TDCオフセット制御部は、基準信号のオフセット遅延を減少させるとうに設けられてもよい。
本開示はさらに、以下の説明及び添付図面により明らかにされる。
従来のADPLL回路を示す。 ADPLLのTDC回路のオフセット遅延の表現を示す。 TDCが所定の観察窓内で動作するときのTDCの伝達曲線の表現を示す。 (a)及び(b)はTDCが所定の観察窓の外で動作するときのTDCの伝達曲線の表現を示す。 (a)及び(b)はTDCが所定の観察窓の外で動作するときのTDCの伝達曲線の表現を示す。 本開示の実施形態に係るTDCの表現を示す。 ADPLLの位相同期手順の一例を示す図である。
本開示は、特定の実施形態に関して図面を参照して説明する。しかし、本開示はこれに限定されず、特許請求の範囲によってのみ限定される。記載した図面は、概略的に過ぎず、非限定的である。図面において、幾つかの要素のサイズは誇張されてもよく、例示の目的のため縮尺通りに描かれていない。寸法及び相対寸法は、必ずしも本開示の実施の実際の縮小には対応していない。
また、発明の詳細な説明及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」、「第3」という用語は同様の素子間で区別するために用いられ、連続的又は時間的順序を記述するために必ずしも使用されない。用語は、適切な状況下で交換可能であり、本開示の実施形態は、本明細書に記載又は図示以外の他の順序で動作することができる。
さらに、発明の詳細な説明及び特許請求の範囲における「上部又は上面」、「下部又は下面」、「の上において」、「の下において」などの用語は説明の目的のために使用され、必ずしも相対的な位置を記述するためのものではない。そのように使用される用語は適切な状況下で交換可能であり、本明細書に記載の開示の実施形態は、本明細書に記載又は図示した以外の他の向きで動作することができる。
さらに、「好ましい実施形態」として参照されるが、種々の実施形態は例示的な方法として解釈されるべきであり、ここでの開示は、本開示の範囲を限定するものとしてではなく、実施されてもよい。
特許請求の範囲で使用される「備える」という用語は、その後に列挙される要素又はステップに限定されると解釈されるべきではない。そのことは、他の要素又はステップを排除するものではない。参照される記載の特徴、整数、ステップ又はコンポーネント(構成要素)の存在を特定するものとして解釈される必要があるが、一つ又はそれ以上の他の特徴、整数、ステップ又はコンポーネント、又はそれらのグループの存在又は追加を排除するものではない。このように、「コンポーネントAとコンポーネントBを備える装置」という表現の範囲は、本開示に関するというよりはむしろ、コンポーネントA及びコンポーネントBからのみなる装置に限定されるべきではなく、装置の唯一の列挙されたコンポーネントがA及びBであり、さらに特許請求の範囲はこれらのコンポーネントの等価物を含むものとして解釈されるべきである。
本開示の実施形態について 図1〜図7に示した実施形態を参照して説明する。
図1は、ADPLL回路10の一例を示し、ADPLL10は、所定の周波数を有する例えばCKVであるDCO出力信号を、ディジタル制御発振器(DCO)11を用いて発生するために設けられる。ADPLLは、例えばFREFである基準周波数信号を受信するように設けられ、基準信号の倍数であってもよい周波数コードワード(FCW)に基づいて、例えばCKVである所望のDCO出力信号を発生する。DCOが所望の周波数範囲内で安定に維持されることを確実にするために、ADPLLは、DCOを制御するためのコンポーネントのセットを含むフィードバックループを設けてもよい。フィードバックループ内のコンポーネントは、位相検出のためのコンポーネントを含み、位相検出のためのコンポーネントは、一例として、例えば位相の整数部分を検出するための位相インクリメンタを用いて位相の粗い部分を検出するためのサブセットと、例えば位相の小数部分を検出するためのサブセットである位相の細かい部分を検出するためのサブセットとを用いて、複数の段階で行うことができる。位相の細かい部分又は小数部分を検出するためのそのようなコンポーネントの1つは、所定の観察窓内で位相検出を実行するように設けられた時間/ディジタル変換器(TDC)15である。TDC15は、少なくとも、第1の遅延オフセットを有する基準信号と、第2の遅延オフセットを有するイネーブル信号とを受信し、所定の観測窓を定義するために設けられる。TDC15は、所定の観察窓内で測定された基準信号とイネーブル信号との位相差を示すTDC出力コードを発生するように設けられる。例えば、TDC15は、イネーブル信号の重要なエッジと基準信号との間の小数(又は分数の、もしくはフラクショナルな)位相差を測定し、従って小数位相誤差(PHE)を示すTDC出力を発生する。TDC15は、所定の観察窓内において、基準信号と、例えばCKVであるDCO出力信号からDCO出力信号から得られたイネーブル信号との位相検出を行うように設けられる。イネーブル信号を発生するために、フィードバックループは、イネーブル信号がDCO出力信号から得られた遷移エッジを含むように、多相分周器13から発生された、例えばCKVD2であるレートが低減されたDCO出力信号に基づいてイネーブル信号を発生するために設けられるコンポーネントの第1のサブセットを用いて設けられる。発生されるイネーブル信号は、所定の観察窓内の基準信号とイネーブル信号との位相差を測定するように、TDC15を活性化するために設けられてもよい。例えば、コンポーネントの第1のサブセットは、スナップショット回路14を備えてもよく、スナップショット回路14は、例えばCHVD2であるレートが低減されたDCO信号の少なくとも1つエッジを表すイネーブル信号を発生するための基準信号によりトリガーされる。この方法では、レートが低減されたDCO信号のただ1つのエッジは、例えば、基準周期毎にTDCに供給することで、TDC15の活動性を低下させ、消費電力の低減につながる。TDC15を順次活性化させるイネーブル信号を発生するための例えばFREFである基準信号を用いることにより、TDC15のサンプリングレートは、基準信号の周波数レートに減少させることができる。TDC15のダイナミックレンジを低減するために、コンポーネントの第2のサブセットを提供することができ、コンポーネントの第2のサブセットは、TDCの所定の観察窓内で基準信号を位置決めするように設けられる。例えば、このことは、ディジタル/時間コンバータ(DTC)16を提供することによって達成することができ、DTC16は、FCWに基づいて発生される位相設定制御信号に基づいて、例えばFREFdlyである基準信号を遅延させるために設けられる。このように、低減された範囲のTDC15は、小数位相検出を行うために設けられ、これによりADPLL10の面積オーバヘッドを低減する。
例えばFREFdlyである基準信号が所定の観察窓内に到達することを確実にするために、例えば図2に図示されたスナップショット回路である、イネーブル信号を発生するために設けられたフィードバックループにおけるコンポーネントの第1のサブセットにより導入されるオフセット遅延(T2)を補償するために、オフセット遅延(T1)がTDC15において提供されてもよい。そのため、基準信号及びイネーブル信号は、第1のオフセット遅延(T1)及び第2のオフセット遅延(T2)を用いて提供される。この方法では、図3(a)に示すように、基準信号とイネーブル信号がTDCの観察窓内TDC15によってサンプリングされる。第1の遅延オフセットである例えばTDC遅延遅延(T1)は、例えばスナップショット遅延T2である第2のオフセット遅延よりも大きな、例えばCLVD2期間の半分である、概ねDCO出力信号期間の半分になるように選択され、その結果、図3(b)に示す、以前と後続するDCO出力信号の2つのサイクルの両方に対して、十分なマージンを提供するように、TDC伝達曲線の中心でTDC観察窓が位置する。
しかし、ADPLLのレイアウト又は動作中において導入されるプロセスバラツキ、ノイズ、又は他の寄生要素のために、TDCオフセット遅延(T1)及びスナップショットオフセット遅延(T2)はそれぞれ所望値から異なってもよい。その結果、TDC15は所定の観察窓の外で動作することができる。図4(a)は、TDCのオフセット遅延が短すぎる場合を示す。この場合において、TDCオフセット遅延T1は、スナップショット回路T2によって導入される遅延を補償するのに十分ではない。結果として、スナップショット回路14は、推定されるCKVD2エッジを逃し、次のCKVD2エッジを捕捉するより多くのチャンスを有する。そのため、0の数よりも1の数を多く有するTDC出力コードの確率は、図4(b)に示された推定値よりも高くなるであろう。この動作は、前回の検出CKVD2サイクルの近くに設けられるTDCの観察窓と等価であると考えることができる。図5(a)において同様に、TDCオフセット遅延はスナップショット回路遅延(T2)よりも長くなり、その結果、スナップショット回路14は、推定されたエッジの代わりに、前のCKVD2エッジを捕捉する。結果として、TDC出力コードは、図5(b)に示すように、1よりも0をより多く発生するより高い確率を有することになる。
本開示の実施形態によれば、第1及び第2のオフセット遅延の変動を補償するために、図6に示すように、TDC回路15はオフセット校正システムを備えてもよい。オフセット校正システムは、TDC出力に接続され、TDC出力が活性化された場合には、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードをモニタすることにより、第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するように構成することができる。TDC出力コードに基づいて、校正システムは、オフセット基準信号に対して所定の観察窓を位置決めするように、第1のオフセット遅延(T1)と第2のオフセット遅延(T2)の間の差を調整するために設けられてもよい。結果として、第1のオフセット遅延(T1)と第2のオフセット遅延(T2)における任意の変動は補償され、基準信号及びイネーブル信号が所定の観察窓内でサンプリングされることを確実にする。校正システムが活性化されたときに、第1のオフセット遅延値と第2のオフセット遅延値との間の差を評価するために校正システムを設けることで、第1のオフセット遅延値と第2のオフセット遅延値の間の差は、TDCが所定の観測窓内で活性化されるように動的に調整される。基準信号とイネーブル信号との位相差の指標であるTDC出力コードを処理することにより、基準信号がイネーブル信号から所定の時間差内に到着したかどうかを決定することが可能である。結果として、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードに基づいて、第1及び第2の遅延オフセット値との間の遅延差は、基準信号に対するTDCの観察窓を位置決めするように調整することができる。
本開示の実施形態によれば、図6に示すように、校正システムはオフセット校正部152を含んでもよい。オフセット校正部15は、TDC出力に接続され、第1のオフセット遅延値(T1)と第2のオフセット遅延値(T2)との間の差を評価し、これにより、遅延調整制御信号を発生する。校正システムはさらに、オフセット校正部152に接続され、遅延調整制御信号に基づいて第1のオフセット遅延を調整するように構成される可変遅延部153を含んでもよい。可変遅延部15は、TDCの一部であってもよい。TDC出力コードに基づいて、可変遅延部153を制御するために使用される遅延調整制御信号に基づいて遅延調整制御信号を発生するために設けられた校正部152を提供することによって、TDCの観察窓がTDCの伝達曲線の中心に位置するように第1の遅延オフセットを動的に調整することができることが発見された。校正システムは、例えば、TDC伝達関数の中央に基準信号の遷移エッジを位置決めすることによって、基準信号の遷移エッジが実質的に観察窓の上記所定の中間に位置されるような方法で、第1のオフセット遅延値(T1)と第2のオフセット遅延値(T2)の差を調整するために設けられてもよい。校正システムを設けることで、遅延オフセット調整値は単にTDC出力コードに基づいて外部の介入なしに行うことができる。遅延調整制御信号は、可変遅延部によって行われるべき遅延オフセット調整値を示すことができる。例えば、可変遅延部153は、校正部152によって発生する遅延調整制御信号に基づいて、基準信号の遅延を調整するように設けられた、ディジタル制御されたプログラム可能な可変遅延FREFdlyであってもよい。ここで、この値は、基準信号が所定の観測窓内に到達するように第1のオフセット遅延時間(T1)を調整すべき値を示す。この方法では、第1及び第2の遅延オフセット値に導入された変動を補償することができ、これにより、TDCは所定の観察窓で動作することを保証する。結果として、本開示のシステムを用いて、第1のオフセット遅延値(T1)と第2のオフセット遅延値(T2)における任意の変動を動的に調整することができ、これにより、TDCの正しい機能を確保して、より高いパフォーマンスのADPLLを実現できる。
本開示の実施形態によれば、校正部はさらに、第1のオフセットを行う調整に関して上述したのと同様の方法で。第2のオフセットT2を調整するように構成することができる。例えば、校正部は、可変遅延部によってTDC出力に基づいて第2のオフセットT2を調整するように構成することができる。また、校正部は、少なくとも1つの可変遅延部により、第1のオフセット遅延(T1)と第2のオフセット遅延(T2)の両方のTDC出力に基づいて調整するために設けられてもよい。本開示の実施形態によれば、校正部152は、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コード中の1の数と0の数を累算することによって、第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するように構成することができる。例えば、このことは、TDC出力コードにおける1の数と0の数を計数するように構成される少なくとも1つのカウンタ157を提供することによって達成することができる、例えば、カウンタ157は、TDC出力コードの最上位ビット(MSB)に接続され、所定の期間にわたってMSBによって発生された1の数と0の数を計数するように構成される。
本開示の実施形態によれば、校正部152は、可変遅延部153を制御するために使用される、遅延調整制御信号を発生するように構成されたTDCオフセット制御部156を用いて提供される。オフセット制御部156は、カウンタの値に基づいて、第1の遅延オフセット値(T1)を調整する遅延調整制御信号を発生するように設けられる。例えば、TDCオフセット制御部156は、TDC出力コードにおいてゼロの数が1の数よりも大きい場合に、基準信号のオフセット遅延を増大させるように構成される。とって代わって、TDCオフセット制御部156は、1の数がゼロの数よりも大きい場合において、基準信号のオフセット遅延を減少するように構成される。
本開示の実施形態によれば、TDC15は、所定の観測窓内で測定された基準信号とイネーブル信号との位相差を示すTDC出力コードを発生するために設けられたフラッシュとすることができる。しかし、当該技術分野で公知の他のTDCアーキテクチャを用いることができる。図6に示すTDC15は、それぞれ基準信号をイネーブル信号と比較するように構成される複数段の遅延ステージ154を用いて構成される。
本開示の実施形態によれば、校正システムは、ADPLLが動作していないときにオフラインとして活性化され、ADPLLを動作させる前に、第1のオフセット遅延(T1)及び第2のオフセット遅延(T2)を校正する。代替的な実施形態によれば、校正システムは、TDCによるあらゆる段階のディクテーション前において、オンラインで活性化される。この方法では、ADPLLの運転時の騒音及び温度に起因する第1及び第2の遅延オフセット値に導入された変動を補償することができる。
図7は、ADPLLの位相同期時にTDCの伝達関数を測定した一例を示す。PLLの位相同期は以下の2つの段階がある。第1の段階は、可変クロックを対象となる周波数に十分に近づける周波数捕捉である。可変クロック(CKVD2)が目標周波数に十分に近づいたらPLLは第2の位相に移動し、位相トラッキングを実行し、可変クロックと基準クロックとの間の位相を整列させる。もし位相差デジタイザとして機能するTDCは、ゼロに近づく出力を提供するとき、このことは、2つのクロックの位相が整列される。周波数捕捉位相の間において、例えばFREFdlyである基準位相と、例えばCKVD2である可変クロックとの間の位相差は連続的に回転し、TDCは、図7に示すようにすべてのコードを連続的に掃引する出力を与える。この動作は、可変クロックと目標クロックとの間の周波数差のために連続的に回転するという事実によって説明することができる。従って、周波数捕捉位相の間、TDC出力を読み出すことにより、TDCの伝達曲線を直接に測定することができる。

Claims (15)

  1. 周波数コードワードFCWからDCO出力信号を発生するために設けられたディジタル制御発振器(11)(DCO)と、
    上記DCO(11)を制御するためのコンポーネントのセットを備えるフィードバックループとを備えた全ディジタル位相同期ループ(10)(ADPLL)であって、
    上記コンポーネントは、
    所定の観察窓期間内で位相検出を行うために設けられた時間/ディジタル変換器(15)(TDC)を備え、
    上記TDC(15)は、少なくとも、第1の遅延オフセットを有する基準信号と、第2の遅延オフセットを有するイネーブル信号とを受信し、所定の観察窓期間を定義するために設けられ、
    上記TDC(15)は、上記所定の観察窓期間内で測定された基準信号とイネーブル信号との位相差を示すTDC出力コードを発生するために設けられ、
    上記コンポーネントは、
    上記イネーブル信号がDCO出力信号から得られた遷移エッジを含むように、上記DCO出力信号からイネーブル信号を発生するために設けられ、上記イネーブル信号が所定の観察窓期間内において基準信号とイネーブル信号との位相差を測定するようにTDC(15)を活性化するように構成されるコンポーネントのサブセットを備えたADPLLにおいて、
    上記フィードバックループのコンポーネントのセットは、
    上記TDC出力に接続され、活性化されたときに、所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードをモニタすることによって第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価し、上記基準信号に対して上記所定の観察窓期間を位置決めするように上記差を調整するために設けられ
    これにより、上記TDC(15)が上記所定の観察窓期間内で動作するように前記TDC(15)を活性化するオフセット校正システムを備えるADPLL(10)。
  2. 上記オフセット校正システムは、
    上記TDC出力に接続され、上記評価を実行することで遅延調整制御信号を発生するオフセット校正部(152)と、
    上記オフセット校正部(152)に接続され、上記遅延調整制御信号に基づいて第1のオフセット遅延を調整するように構成される可変遅延部(153)とを備える請求項1記載のADPLL(10)。
  3. 上記可変遅延部(153)は上記TDC(15)の一部である請求項2記載のADPLL(10)。
  4. 上記オフセット校正システムは、上記基準信号の遷移エッジが上記所定の観察窓期間の略中央に位置決めされるように上記差を調整するために設けられる請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載のADPLL(10)。
  5. 上記オフセット校正システムは、上記基準信号の遷移エッジが上記TDCの伝達曲線の略中央に位置決めされるように上記差を調整するために設けられる請求項1〜3のうちのいずれか1つに記載のADPLL(10)。
  6. 上記オフセット校正システムは、上記TDC出力コードの最上位ビットによって発生された0と1の数を計数することによって上記第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するために設けられる請求項1〜5のうちのいずれか1つに記載のADPLL(10)。
  7. 上記オフセット校正システムは、上記TDC出力コードにおいてゼロの数が1の数よりも大きい場合において、上記第1のオフセット遅延を増加させるために設けられたTDCオフセット制御部(156)を備える請求項6記載のADPLL(10)。
  8. 上記TDCオフセット制御部(156)は、1の数が0の数よりも大きい場合において、第1のオフセット遅延を減少させるために設けられる請求項6又は7記載のADPLL(10)。
  9. 上記フィードバックループは、
    位相の粗い部分を検出するために設けられたコンポーネントと、
    上記TDC(15)を含み、上記位相の細かい部分を検出するコンポーネントとを備える請求項1〜8のうちのいずれか1つに記載のADPLL(10)。
  10. 上記フィードバックループは、
    位相の整数部を検出するために設けられたコンポーネントと、
    上記TDC(15)を含み、上記位相の小数部を検出するコンポーネントとを備える請求項1記載のADPLL(10)。
  11. 上記TDC(15)はフラッシュTDCである請求項1記載のADPLL(10)。
  12. DCO出力信号を発生するために設けられるディジタル制御発振器(11)(DCO)と、
    上記DCOを制御するコンポーネントのセットを備えるフィードバックループとを備える全ディジタル位相同期ループ(10)(ADPLL)を動作させる方法であって、
    上記方法は、
    a)所定の観察窓期間内で位相検出を実行するように設けられる時間/ディジタル変換器(15)(TDC)を活性化するステップを含み、上記TDC(15)は、少なくとも、第1の遅延オフセットを有する基準信号と、第2の遅延オフセットを有する信号とを受信し、上記所定の観察窓期間を定義するために設けられ、
    上記TDC(15)を活性化するステップは、
    a1)上記TDC(15)に基準信号を提供するステップと、
    a2)イネーブル信号が上記DCO出力信号から得られた遷移エッジを含み、上記所定の観察窓期間内の基準信号とイネーブル信号との位相差を測定するように上記TDCを活性化するために設けられるように、上記イネーブル信号がセットを用いて上記DCO出力信号からイネーブル信号を発生するステップとを含み、
    上記方法は、
    b)上記TDC(15)を用いて、上記所定の観察窓期間内で測定された基準信号とイネーブル信号との位相差を示すTDC出力コードを発生するステップと、
    c)上記TDC出力に接続された校正システムを用いて、オフセット遅延校正ステップを実行するステップとを含み、
    上記校正ステップは、
    c1)所定の期間にわたって発生されたTDC出力コードをモニタすることによって上記第1及び第2の遅延オフセット値の差を評価するステップと、
    c2)上記基準信号に対して上記所定の観察窓期間を位置決めする上記差を調整するステップとを含み、
    これにより、上記TDC(15)が上記所定の観察窓期間内で動作するように前記TDC(15)を活性化する方法。
  13. 上記オフセット遅延校正ステップは、
    上記評価するステップの間において検出された第1及び第2の遅延オフセット値の差に基づいて遅延調整制御信号を発生し、上記遅延調整制御信号を可変遅延部に印加することで上記第1の遅延オフセットを調整するステップを含む請求項12記載の方法。
  14. 上記オフセット遅延校正ステップはオフラインで実行される請求項12又は13記載の方法。
  15. 上記実行されるオフセット校正ステップは、位相同期のために上記TDCを活性化する前に、周波数捕捉段階でオンラインで実行される請求項12又は13記載の方法。
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