JP6660121B2 - 回転電機 - Google Patents

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Description

本発明は、回転電機に関する。
従来、回転電機内で作る磁束が回転子鉄心に鎖交した際に発生する渦電流による損失を抑制するため、0.5mm以下の板厚の薄い電磁鋼板を軸方向に積層して回転子鉄心を構成することが知られている。このように、板厚の薄い電磁鋼板を軸方向に積層する場合、軸方向に押さえ保持することが必要となってくる。
特許文献1では、永久磁石式回転電機の回転子において、鉄板を積層して成るヨーク4の軸方向両端にフランジ3を設け、さらにヨーク4およびフランジ3を貫通する通しボルト11を設けて固定する構造を開示している。
特開2006−271139号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明は永久磁石式回転電機を対象としたものであり、特許文献1に記載の構造を例えば誘導電動機に適用しようとすると、誘導電動機の回転子の二次導体を構成する導体棒(ロータバー)の両端に接続する短絡環(エンドリング)がフランジと干渉するため、回転子鉄心の軸方向両端にあるフランジよりもさらに軸方向外側に短絡環を設けることになる。
また、回転子鉄心内に配置する導体棒は、回転子鉄心の軸方向両端の短絡環に達する長さが必要であるが、短絡環をフランジよりも軸方向外側に設ける構成では、その分、導体棒を長くする必要があり、これにより回転子の二次側の抵抗が大きく、誘導電動機の回転子側で発生する二次銅損が大きくなり、効率が低下してしまうという問題があった。
本発明の目的は、信頼性を高く保ちつつ、高効率化した回転電機を提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するために、固定子と、前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子と、を有する回転電機において、前記固定子は、環状のヨーク鉄心および該ヨーク鉄心から径方向に突出した複数のティース鉄心で構成される固定子鉄心と、前記複数のティース鉄心の間に設けられた固定子スロットに収められているとともに前記固定子鉄心に巻回された固定子巻線と、を備え、前記回転子は、回転可能に保持された回転子鉄心と、前記回転子鉄心に形成された複数の回転子スロットの内部に収められた複数の導体棒と、を備え、前記回転子鉄心は、複数の鋼板が軸方向に積層されて成る積層鋼板で構成され、前記回転子鉄心の軸方向両端には、前記導体棒と別部品である環部材が一つずつ設けられ、前記環部材のそれぞれは、環状の導体であって、前記回転子鉄心の軸方向一端に設けられた前記環部材は前記導体棒の一端と電気的に接続され、前記回転子鉄心の軸方向他端に設けられた前記環部材は前記導体棒の他端と電気的に接続され、前記回転子鉄心は、該回転子鉄心を軸方向に貫通する押さえ部材および前記環部材によって、軸方向に挟まれて保持されており、前記回転電機は、誘導電動機または誘導発電機として運転可能なものであり、前記環部材は、前記回転子の回転のバランス調整に用いられるバランス調整部を有し、前記バランス調整部は、前記環部材と同一部材である、ことを特徴とする。
本発明によれば、信頼性を高く保ちつつ、高効率化した回転電機を提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例1による回転電機1の軸方向断面図。 本発明の実施例2による回転子鉄心7の周方向断面図。 本発明の実施例3による回転子鉄心7の周方向断面図。 本発明の実施例4による環部材14を軸方向から見た図。 本発明の実施例5による環部材14を軸方向から見た図。 本発明の実施例6による回転電機1の軸方向断面図。 本発明の実施例7による回転電機1の軸方向断面図。
以下、図面を用いて、本発明の実施形態に係る回転電機について詳細に説明する。
まず、本発明の実施例1について、図1を用いて説明する。図1は、本発明の実施例1による回転電機1の軸位置での軸方向断面図である。なお、軸より下側の図示は省略している。
回転電機1の固定子2は、ヨーク鉄心4aおよびこのヨーク鉄心4aから径方向内側に突出した複数のティース鉄心4bで構成される固定子鉄心4と、この固定子鉄心4に巻回された多相の固定子巻線5と、固定子鉄心4をその内周面で保持するハウジング11と、を有して構成されている。固定子鉄心4は、薄い板厚の複数の電磁鋼板を積層されて構成され、固定子鉄心4を押さえるための固定子鉄心押さえ板16によって軸方向に固定されている。複数のティース鉄心4bによって複数の固定子スロット4cを形成する。
回転電機1の回転子3は、回転子鉄心7と、二次導体を構成するロータバーとしての複数の導体棒13と、短絡環の役割を果たす環部材14と、通しボルト23と、シャフト8と、ベアリング10と、を有して構成されている。
回転子3は、固定子2に対して空隙を介して対向配置されている。
回転子鉄心7は、薄い板厚の複数の電磁鋼板を積層されて構成されている。ベアリング10は、シャフト8を回転可能に保持するものであって、エンドブラケット9によって支持されている。エンドブラケット9は、ハウジング11に固定されている。回転子3は、時計方向、反時計方向に回転可能であり、回転電機1は、誘導電動機または誘導発電機として運転可能なものである。回転子鉄心7には導体棒13を挿入する複数の回転子導体棒挿入部28を設けており、この回転子導体棒挿入部28によって複数の回転子スロット7aを形成する。
また、回転子鉄心7は、積層された複数の電磁鋼板(以下、「積層鋼板」ともいう)から成る回転子鉄心7を押えるための環部材14および通しボルト23によって軸方向に固定している。通しボルト23は、回転子鉄心7と環部材14とを軸方向に貫通した穴に挿入されている。通しボルト23の両端は不図示のナットで固定する構成としてもよい。
環部材14は、回転子鉄心7の軸方向両端に一つずつ設けられており、そのそれぞれは回転子鉄心7の周方向に一周する環状の導体である。導体棒13は、例えば銅製の棒状の導体である。環部材14と導体棒13とは、別部品で構成されており、回転子鉄心7の軸方向一端に設けられた環部材14は複数の導体棒13の一端と、例えばろう付けや溶接することによって電気的に接続され固定され、回転子鉄心7の軸方向他端に設けられた環部材14は複数の導体棒13の他端と、例えばろう付けや溶接することによって電気的に接続され固定されている。
本実施例では、回転子鉄心7が、導体棒13と電気的に接続された環部材14と通しボルト23によって軸方向に挟まれて保持された構成としている点を特徴としている。なお、本発明は、通しボルト23に限らず、回転子鉄心7を軸方向に貫通する棒状の押さえ部材25を設け、回転子鉄心7は、この押さえ部材25および環部材14によって軸方向に挟まれて保持されている構成としてもよい。
本実施例によれば、回転子鉄心7を押さえるためのフランジを不要としながらも、回転子鉄心7は、通しボルト23(押さえ部材25の一例)および環部材14によって軸方向に挟まれて保持されているので、信頼性を高く保つことができる。
また、本実施例によれば、回転子鉄心7を押さえるためのフランジが不要となり、且つ導体棒13の軸方向長さを、フランジを設けた場合と比べて短くすることができる。これにより、二次抵抗を小さくし、二次銅損を低減することができるため、回転電機1の効率を向上することができる。
なお、通しボルト23は、ステンレス鋼の材料で構成された金属であることが望ましい。
このようにすることにより、通しボルト23が錆びにくく、回転子鉄心7を軸方向に保持する強度が低下しにくくなることで、回転電機1の信頼性を向上することができる。
さらに、通しボルト23の表面に絶縁塗料でコーティングして絶縁層23aを形成する、又は環部材14と通しボルト23との間に絶縁部材23bを挟みこんだ構成とすることが望ましい。
環部材14と通しボルト23とが電気的に接続されていた場合には、通しボルト23に鎖交する磁束が発生した際、環部材14と通しボルト23との間に電流が流れることで通しボルト23に損失が発生してしまう。通しボルト23と環部材14との間を電気的に絶縁することで、この損失が発生せず、回転子鉄心7を軸方向に押さえる強度を確保しつつ、回転電機1の効率を向上することができる。
また、本実施例によれば、導体棒13はその両端において、環部材14に接続されて固定され、さらに環部材14は、回転子鉄心7を貫通する通しボルト23によって固定されるので、回転子鉄心7を軸方向に押さえることができるとともに、回転子3がシャフト8を軸に回転した際に遠心力によって導体棒13が抜けないように強度を確保することができ、回転電機1の信頼性を向上することができる。
なお、回転子の二次導体をアルミダイキャストで一体成型する構成が考えられるが、この場合、本実施例のように、導体棒13と環部材14とを別体に製作し、導体棒13の一端の環部材14と他端の環部材14とを別体に製作し、導体棒13を銅材料で構成する回転子と比べて、二次導体の抵抗が大きくなり、誘導電動機の効率が低下してしまう。また、アルミダイキャストではなく、銅ダイキャストでの回転子の製作が考えられるが、銅ダイキャストの場合、銅の融点が1000℃程度であるため、回転子をこの温度付近まで加熱する必要があり、銅ダイキャストの製造装置が大型化し、製作コストが高いという課題がある。さらに、回転子を1000℃付近に加熱すると、回転子鉄心に使用されている電磁鋼板の両面に塗布されている絶縁材料が劣化する懸念があり、これにより、積層された回転子鉄心においても、回転電機内で作る磁束が鎖交した際に発生する渦電流が大きくなることで、回転子鉄心内で損失が発生することで、誘導電動機の効率が低下してしまう。
次に、本発明の実施例2について、図2を用いて説明する。図2は、本発明の実施例2による回転子鉄心7の周方向断面図であり、他の構成部材は、図1と同様であるため、図示省略している。
回転子鉄心7は、導体棒13を挿入する貫通穴である回転子導体棒挿入部28と、通しボルト23を挿入する貫通穴である通しボルト挿入部24と、シャフト8を挿入する貫通穴であるシャフト孔19と、を有した構成となっている。
図2に示すように、回転子導体棒挿入部28は、径方向外側の中央の一部が開放しており、径方向内側では中央の一部が通しボルト挿入部24と繋がっている。ボルト挿入部24は、回転子導体棒挿入部28と同じ数だけ配置している。
ボルト挿入部24は、複数の回転子スロット7aを形成する回転子導体棒挿入部28の径方向で最も内側の位置(以下、「最内周位置」ともいう)よりも径方向内側に位置している。すなわち、通しボルト23は回転子スロット7aの最内周位置よりも径方向内側に位置する。
本実施例では、通しボルト挿入部24が、回転子導体棒挿入部28の内周側の位置よりも径方向内側に位置している点を特徴としている。
本実施例によれば、通しボルト23が導体棒13よりも径方向内側に位置することで、通しボルト23に鎖交する磁束を大幅に減少することができ、通しボルト23に発生する渦電流を抑えることができるため、回転子鉄心7を軸方向に押さえる強度を確保しつつ、回転電機1の効率を向上することができる。
次に、本発明の実施例3について、図3を用いて説明する。図3は、本発明の実施例3による回転子鉄心7の周方向断面図であり、他の構成部材は、図1と同様であるため、図示省略している。
本実施例においても、通しボルト23は回転子スロット7aの最内周位置よりも径方向内側に位置する。
本実施例において、図2に示した実施例2と異なる点は、通しボルト挿入部24が回転子導体棒挿入部28と繋がっておらず、別々に設けられている点である。
本実施例によれば、径方向内側に位置する通しボルト23が挿入される貫通穴である通しボルト挿入部24と、導体棒13を挿入する貫通穴である回転子導体棒挿入部28とを別々に設けることで、通しボルト23に鎖交する磁束を大幅に減少することができ、通しボルト23に発生する渦電流を抑えることができるため、回転子鉄心7を軸方向に押さえる強度を確保しつつ、回転電機1の効率を向上することができる。
次に,本発明の実施例4について、図4を用いて説明する。図4は、本発明の実施例4による環部材14を軸方向から見た図であり、他の構成部材は、図1、図3と同様であるため、図示省略している。
環部材14は、導体棒13を挿入する貫通穴である回転子導体棒挿入部28と、ボルト23を挿入する貫通穴である通しボルト挿入部24と、回転バランス調整用の凸凹部27と、を有して構成される。通しボルト挿入部24は、回転子導体棒挿入部28と繋がっておらず、別々に設けられている。回転子導体棒挿入部28は、径方向外側が開放した凹形状の凹部28aとなっている。
本実施例では、環部材14に設けられた回転子導体棒挿入部28が凹形状となっている点と、回転子3の回転のバランス調整に用いられるバランス調整部として凸凹部27が設けられている点を特徴としている。回転バランス調整用の凸凹部27は、軸方向に凹凸を有するものであり、この凹凸で重量を調整することによって回転のバランス調整を行う。
本実施例によれば,環部材14の回転子導体棒挿入部28に凹部28aを設けたことで、導体棒13と環部材14とを接続する際のろう付け作業や溶接作業等に使用する材料が導体棒13と環部材14との間に入りやすくなることで、導体棒13と環部材14との接続部の強度が確保でき、回転電機1の信頼性が向上する。また、回転バランス調整用の凸凹部27を環部材14に設けたことで、回転バランス調整用の部材が他に必要なくなり、回転電機1を低コスト化できる。
次に、本発明の実施例5について、図5を用いて説明する。図5は、本発明の実施例5による環部材14を軸方向から見た図であり、他の構成部材は、図1、図3と同様であるため、図示省略している。
本実施例において、図4に示した実施例4と異なる点は、環部材14に回転バランス調整用の凸凹部27を設けていない点のほかに、環部材14の回転子導体棒挿入部28が径方向において開放しておらず、軸方向にのみ貫通している孔形状の貫通穴28bとなっている点である。
本実施例によれば、環部材14に設けられた回転子導体棒挿入部28が、このような孔形状の貫通穴28bになっていることで、導体棒13と環部材14との接触面積を大きくとることができ、導体棒13と環部材14との間の抵抗を小さくすることができるため、導体棒13と環部材14とに発生する損失を低減することができる、回転子鉄心7を軸方向に押さえる強度を確保しつつ、回転電機1の効率を向上することができる。
次に、本発明の実施例6について、図6を用いて説明する。図6は,本発明の実施例6による回転電機1の軸位置での軸方向断面図である。なお、軸より下側の図示は省略している。
本実施例において、図1に示した実施例1と異なる点は、導体棒13の長さを、回転子鉄心7の軸方向両端にある環部材14の間の距離よりも軸方向に長くしている点である。すなわち、導体棒13は、回転子鉄心7の軸方向一端の環部材14の軸方向外側の面から、回転子鉄心7の軸方向他端の環部材14の軸方向外側の面までの距離よりも長く、導体棒13は環部材14の軸方向外側の面よりもさらに軸方向外側に突出している。
本実施例によれば、導体棒13の長さを回転子鉄心7の軸方向両端にある環部材14の間の距離よりも軸方向に長くしていることで、回転電機1が運転している際に、回転子3の回転に伴い、環部材14よりも軸方向外側に突出している導体棒13も回転することで、この突出部分によって回転電機1の内部の冷媒が攪拌され、回転電機1の冷媒の熱伝達率が向上し、回転電機1の内部の熱抵抗が低減され、回転電機1の内部の温度上昇値が抑制される。これにより、回転電機1が高冷却化できることで、回転子鉄心7を軸方向に押さえる強度を確保しつつ、回転電機1を高出力化することができる。
次に、本発明の実施例7について、図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施例7による回転電機1の軸位置での軸方向断面図である。なお、軸より下側の図示は省略している。
本実施例において、図1に示した実施例1と異なる点は、通しボルト23の軸方向端部(通しボルト23の頭23c)と環部材14(環部材14の軸方向端面)との間にあて板26が設けられている点である。あて板26は、強度を有し、塑性変形しづらい金属製の板であることが望ましい。
本実施例によれば、通しボルト23の軸方向端部と環部材14との間にあて板26を設けたことで、通しボルト23を締めた際に、通しボルト23の軸力をあて板26によって回転子鉄心7に効率よく伝えることができ、環部材14に塑性変形が発生せずに、回転子鉄心7を軸方向に押さえる強度を確保することができる。
<付記>
なお、以上説明した本発明は、
1.
固定子と、
前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子と、
を有する回転電機において、
前記固定子は、
環状のヨーク鉄心および該ヨーク鉄心から径方向に突出した複数のティース鉄心で構成される固定子鉄心と、
前記複数のティース鉄心の間に設けられた固定子スロットに収められているとともに前記固定子鉄心に巻回された固定子巻線と、
を備え、
前記回転子は、
回転可能に保持された回転子鉄心と、
前記回転子鉄心に形成された複数の回転子スロットの内部に収められた複数の導体棒と、
を備え、
前記回転子鉄心は、複数の鋼板が軸方向に積層されて成る積層鋼板で構成され、
前記回転子鉄心の軸方向両端には、前記導体棒と別部品である環部材が一つずつ設けられ、
前記環部材のそれぞれは、環状の導体であって、前記回転子鉄心の軸方向一端に設けられた前記環部材は前記導体棒の一端と電気的に接続され、前記回転子鉄心の軸方向他端に設けられた前記環部材は前記導体棒の他端と電気的に接続され、
前記回転子鉄心は、該回転子鉄心を軸方向に貫通する押さえ部材および前記環部材によって、軸方向に挟まれて保持されている、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
2.
1.に記載の回転電機において、
前記押さえ部材は、前記回転子鉄心を軸方向に貫通する通しボルトである、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
3.
2.に記載の回転電機において、
前記通しボルトは前記回転子スロットの最内周位置よりも径方向内側に位置する、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
4.
2.に記載の回転電機において、
前記回転子鉄心に設けられた前記通しボルトを通す貫通穴は、前記回転子スロットと別に設けられた穴である、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
5.
2.に記載の回転電機において、
前記通しボルトはステンレス鋼の材料で構成された金属である、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
6.
2.に記載の回転電機において、
前記通しボルトの表面には絶縁層を有する、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
7.
2.に記載の回転電機において、
前記通しボルトと前記環部材との間に絶縁部材を設けた、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
8.
1.に記載の回転電機において、
前記環部材は、前記回転子の回転のバランス調整に用いられるバランス調整部を有する、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
9.
1.に記載の回転電機において、
前記環部材は、前記導体棒が挿入される凹部を有する、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
10.
1.に記載の回転電機において、
前記環部材は、前記導体棒が挿入される貫通穴を有する、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
11.
1.に記載の回転電機において、
前記導体棒は、前記回転子鉄心の軸方向一端の前記環部材の軸方向外側の面から、前記回転子鉄心の軸方向他端の前記環部材の軸方向外側の面までの距離よりも長い、
ことを特徴とする回転電機、とした。
また本発明は、
12.
2.に記載の回転電機において、
前記通しボルトの頭と前記環部材の軸方向端面との間に、金属製の板を挟んで成る、
ことを特徴とする回転電機、とした。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1…回転電機、2…固定子、3…回転子、4…固定子鉄心、5…固定子巻線、7…回転子鉄心、8…シャフト、9…エンドブラケット、10…ベアリング、11…ハウジング、13…導体棒、14…環部材、16…固定子鉄心押さえ板、19…シャフト孔、23…通しボルト、24…通しボルト挿入部、26…あて板、27…回転バランス調整用の凸凹部、28…回転子導体棒挿入部。

Claims (11)

  1. 固定子と、
    前記固定子に空隙を介して対向配置された回転子と、
    を有する回転電機において 、
    前記固定子は、
    環状のヨーク鉄心および該ヨーク鉄心から径方向に突出した複数のティース鉄心で構成される固定子鉄心と、
    前記複数のティース鉄心の間に設けられた固定子スロットに収められているとともに前記固定子鉄心に巻回された固定子巻線と、
    を備え、
    前記回転子は、
    回転可能に保持された回転子鉄心と、
    前記回転子鉄心に形成された複数の回転子スロットの内部に収められた複数の導体棒と、
    を備え、
    前記回転子鉄心は、複数の鋼板が軸方向に積層されて成る積層鋼板で構成され、
    前記回転子鉄心の軸方向両端には、前記導体棒と別部品である環部材が一つずつ設けられ、
    前記環部材のそれぞれは、環状の導体であって、前記回転子鉄心の軸方向一端に設けられた前記環部材は前記導体棒の一端と電気的に接続され、前記回転子鉄心の軸方向他端に設けられた前記環部材は前記導体棒の他端と電気的に接続され、
    前記回転子鉄心は、該回転子鉄心を軸方向に貫通する押さえ部材および前記環部材によって、軸方向に挟まれて保持されており、
    前記回転電機は、誘導電動機または誘導発電機として運転可能なものであり、
    前記環部材は、前記回転子の回転のバランス調整に用いられるバランス調整部を有し、
    前記バランス調整部は、前記環部材と同一部材である、
    ことを特徴とする回転電機。
  2. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記押さえ部材は、前記回転子鉄心を軸方向に貫通する通しボルトである、
    ことを特徴とする回転電機。
  3. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記通しボルトは前記回転子スロットの最内周位置よりも径方向内側に位置する、
    ことを特徴とする回転電機。
  4. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記回転子鉄心に設けられた前記通しボルトを通す貫通穴は、前記回転子スロットと別に設けられた穴である、
    ことを特徴とする回転電機。
  5. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記通しボルトはステンレス鋼の材料で構成された金属である、
    ことを特徴とする回転電機。
  6. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記通しボルトの表面には絶縁層を有する、
    ことを特徴とする回転電機。
  7. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記通しボルトと前記環部材との間に絶縁部材を設けた、
    ことを特徴とする回転電機。
  8. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記環部材は、前記導体棒が挿入される凹部を有する、
    ことを特徴とする回転電機。
  9. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記環部材は、前記導体棒が挿入される貫通穴を有する、
    ことを特徴とする回転電機。
  10. 請求項1に記載の回転電機において、
    前記導体棒は、前記回転子鉄心の軸方向一端の前記環部材の軸方向外側の面から、前記回転子鉄心の軸方向他端の前記環部材の軸方向外側の面までの距離よりも長い、
    ことを特徴とする回転電機。
  11. 請求項2に記載の回転電機において、
    前記通しボルトの頭と前記環部材の軸方向端面との間に、金属製の板を挟んで成る、
    ことを特徴とする回転電機。
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