JP6658185B2 - 投射ズームレンズ及び画像投射装置 - Google Patents

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Description

本発明は投射ズームレンズ及び画像投射装置に関するものであり、例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス(digital micromirror device)やLCD(liquid crystal display)等の画像表示素子の表示画像をスクリーンに拡大投影するのに適した投射ズームレンズと、それを備えた画像投射装置に関するものである。
3板式プロジェクターでは、画像表示素子位置の調整により軸上色収差を抑えることが可能である。それに対し、単板式プロジェクターでは、画像表示素子位置が決まっているため、投射ズームレンズにおいて軸上色収差を補正することが必要になる。また、軸上色収差以外の収差に関しても、画像表示素子の小型化に伴って良好な収差補正が要求される。そこで、高性能化を達成するために、絞り付近の正レンズに高屈折率の硝材を用いた投射ズームレンズが、特許文献1で提案されている。
特開2008−52174号公報
しかし、特許文献1に記載の投射ズームレンズでは、昨今の画像投射装置に搭載されている画像表示素子の高精細化に対応することは困難である。つまり、要求される軸上色収差の性能が高くなってきているため、特許文献1に記載の技術では十分な軸上色収差補正を達成することは困難である。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであって、その目的は、高精細の画像表示素子に対応可能な高い軸上色収差性能を有する投射ズームレンズと、それを備えた画像投射装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、第1の発明の投射ズームレンズは、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
前記第4レンズ群が、拡大共役側から順に、2枚の負レンズと1枚の正レンズとからなることを特徴とする。
0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
15≦νdp≦25 …(2)
1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
ただし、
θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νdp:レンズ材料のアッべ数、
BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
である。
第2の発明の投射ズームレンズは、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
前記第4レンズ群が、拡大共役側から順に、1枚の負レンズと1枚の正レンズとからなることを特徴とする。
0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
15≦νdp≦25 …(2)
1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
ただし、
θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νdp:レンズ材料のアッべ数、
BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
である。
第3の発明の投射ズームレンズは、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする。
0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
15≦νdp≦25 …(2)
1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
0.18≦|Φ4/Φw|≦0.24 …(5)
ただし、
θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νdp:レンズ材料のアッべ数、
BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
Φ4:第4レンズ群の屈折力、
Φw:広角端における投射ズームレンズ全体の屈折力、
である。
第4の発明の投射ズームレンズは、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
前記第4レンズ群に含まれている負レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(6)及び(7)を満たすことを特徴とする。
0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
15≦νdp≦25 …(2)
1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
0.645≦θg_Fn+0.001682×νdn≦0.695 …(6)
60≦νdn≦100 …(7)
ただし、
θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νdp:レンズ材料のアッべ数、
BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
θg_Fn:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fn=(Ng−NF)/(NF−NC)
νdn:レンズ材料のアッべ数、
である。
第5の発明の投射ズームレンズは、上記第1〜第4のいずれか1つの発明において、前記第3レンズ群の最も縮小共役側面から前記第5レンズ群の最も拡大共役側面までの間に開口絞りが配置されていることを特徴とする
第6の発明の投射ズームレンズは、上記第1〜第5のいずれか1つの発明において、前記条件式(1)及び(2)を満たす正レンズが、以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする。
0.85≦|Φp/Φ4|≦1.45 …(4)
ただし、
Φp:正レンズの屈折力、
Φ4:第4レンズ群の屈折力
である。
の発明の画像投射装置は、画像光を形成する画像形成素子と、前記画像光を拡大投射する上記第1〜第のいずれか1つの発明に係る投射ズームレンズと、を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、負の屈折力を有する第4レンズ群に材料等が適切に設定された正レンズを用いた構成になっているため、高精細の画像表示素子に対応可能な高い軸上色収差性能を有する投射ズームレンズと、それを備えた画像投射装置を実現することが可能である。
第1の実施の形態(実施例1)のレンズ構成図。 第2の実施の形態(実施例2)のレンズ構成図。 第3の実施の形態(実施例3)のレンズ構成図。 第4の実施の形態(実施例4)のレンズ構成図。 実施例1の望遠端における収差図。 実施例1の中間ポジションにおける収差図。 実施例1の広角端における収差図。 実施例2の望遠端における収差図。 実施例2の中間ポジションにおける収差図。 実施例2の広角端における収差図。 実施例3の望遠端における収差図。 実施例3の中間ポジションにおける収差図。 実施例3の広角端における収差図。 実施例4の望遠端における収差図。 実施例4の中間ポジションにおける収差図。 実施例4の広角端における収差図。 画像投射装置の一実施の形態を示す模式図。
以下、本発明の実施の形態に係る投射ズームレンズ,画像投射装置等を説明する。本発明の実施の形態に係る投射ズームレンズは、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う構成になっている(屈折力:焦点距離の逆数に相当する。)。なお、投射ズームレンズの方向として「拡大共役側」や「縮小共役側」という表現を用いるが、「拡大共役側」は光学像を拡大してスクリーン等に投影する方向であり、その逆方向が「縮小共役側」、つまり元の光学像を表示する画像表示素子(例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス)が配置される方向である。したがって、投射ズームレンズにおいて、最も縮小共役側のレンズ面はレンズ最終面であり、最も拡大共役側のレンズ面はレンズ最前面である。
また、上記投射ズームレンズでは、前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たすことを特徴としている。
0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
15≦νdp≦25 …(2)
1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
ただし、
θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νdp:レンズ材料のアッべ数、
BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
である。
例えば、単板式プロジェクターを構成する場合、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスは、条件式(3)で設定されている程度の値を満たしているべきである。そして、負正正負正正又は負負正負正正の6群ズーム構成において、第4レンズ群に正レンズを1枚以上配置し、その正レンズに条件式(1)及び条件式(2)で規定されるような異常分散性を持つ硝材を用いれば、開口絞り付近で正レンズが作用することになるため、軸上色収差を良好に補正することができる。
条件式(1)の下限を下回るか、あるいは条件式(2)の上限を上回る硝材を用いると、短波長側の軸上色収差がオーバー方向に、長波長側の軸上色収差がアンダー方向に出やすくなり、同様の効果を得るために前記正レンズの曲率を大きくしなければならず、軸上色収差以外の諸収差、特に球面収差を悪化させてしまう。また、条件式(1)の上限を上回るか、あるいは条件式(2)の下限を下回る硝材は、種類も少ない上、加工が困難な硝材であったり、透過率が低い硝材が多く、投射光学系には適さない。
条件式(3)の上限は、バックフォーカスの短い1チップタイプ(単板式)の投射ズームレンズであることを表している。このため、条件式(3)の上限を上回ると、1チップタイプには適さない投射ズームレンズになる。また、条件式(3)の下限を下回ると、広角化の傾向となり、第4レンズ群の屈折力が強くなり過ぎて、球面収差が負側に発生する傾向となる。
上述した特徴的構成によると、負の屈折力を有する第4レンズ群に材料等が適切に設定された正レンズを用いた構成になっているため、高精細の画像表示素子に対応可能な高い軸上色収差性能を有する投射ズームレンズを実現することが可能である。そして、その投射ズームレンズを画像投射装置に用いれば、画像投射装置の高性能化,高機能化,コンパクト化等に寄与することができる。こういった効果をバランス良く得るとともに、更に高い光学性能,小型化等を達成するための条件等を以下に説明する。
前記第3レンズ群の最も縮小共役側面から前記第5レンズ群の最も拡大共役側面までの間に開口絞りが配置されていることが望ましい。つまり、開口絞りは、第4レンズ群の拡大共役側(前側)に隣り合って位置するか、第4レンズ群内に位置するか、第4レンズ群の縮小共役側(後ろ側)に隣り合って位置することが好ましい。負群先行タイプの投射ズームレンズでは開口絞り付近が最も光束が細くなるので、開口絞り付近に前記正レンズを含む第4レンズ群が位置すれば、軸上色収差の補正の際に軸外の諸収差に与える影響が少なくなり、効率良く軸上色収差を補正することができる。
前記第4レンズ群が、拡大共役側から順に、2枚の負レンズと1枚の正レンズとからなることが望ましい。あるいは、前記第4レンズ群が、拡大共役側から順に、1枚の負レンズと1枚の正レンズとからなることが望ましい。条件式(1)及び条件式(2)で規定される硝材は高屈折率のものが多く、これを正レンズに用いると正の屈折力が大きくなる。そのため、全体として負の屈折力を持つ第4レンズ群を構成するためには、正レンズは1枚のみで構成されることが好ましい。
前記条件式(1)及び(2)を満たす正レンズが、以下の条件式(4)を満たすことが望ましい。
0.85≦|Φp/Φ4|≦1.45 …(4)
ただし、
Φp:正レンズの屈折力、
Φ4:第4レンズ群の屈折力、
である。
第4レンズ群で軸上色収差補正を効果的に行うためには、前記正レンズの屈折力を適切に設定する必要がある。条件式(4)の下限を下回ると、短波長側の軸上色収差がアンダー方向に出やすくなり、長波長側の軸上色収差がオーバー方向に出やすくなるため、前記正レンズでの軸上色収差の補正効果を十分に得ることが困難になる。条件式(4)の上限を上回ると、前記正レンズにより球面収差がオーバー側に強く発生してしまい、光学系全体で良好な光学性能を得ることが困難になる。したがって、条件式(4)を満たすようにすれば、軸上色収差の補正と共に球面収差等の補正も良好に行うことができる。
以下の条件式(5)を満たすことが望ましい。
0.18≦|Φ4/Φw|≦0.24 …(5)
ただし、
Φ4:第4レンズ群の屈折力、
Φw:広角端における投射ズームレンズ全体の屈折力、
である。
光学系全体として所定のバックフォーカスを満たすためには、第4レンズ群の屈折力を適切に設定する必要がある。条件式(5)の下限を下回ると、バックフォーカスが長くなりすぎて、他の負レンズ群の屈折力を大きくしなければならなくなる。第4レンズ群以外の負レンズ群は拡大共役側に配置されているため、これらの群の屈折力を大きくすると、歪曲収差がアンダー方向に発生して補正が困難になる。条件式(5)の上限を上回ると、光学系全体の焦点距離が短くなりすぎて、他の正レンズ群の屈折力を大きくしなければならなくなる。その結果、軸外の諸収差が大きくなって補正が困難になる。特に第5レンズ群の屈折力が大きくなりすぎると、短波長側の倍率色収差がアンダー方向に発生して、他のレンズ群による補正が困難になる。したがって、条件式(5)を満たすようにすれば、バックフォーカスを適正に保持しつつバランスの良い収差補正が可能になる。
前記第4レンズ群に含まれている負レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(6)及び(7)を満たすことが望ましい。
0.645≦θg_Fn+0.001682×νdn≦0.695 …(6)
60≦νdn≦100 …(7)
ただし、
θg_Fn:レンズ材料の部分分散比、
θg_Fn=(Ng−NF)/(NF−NC)
Ng:g線に関する屈折率、
NF:F線に関する屈折率、
NC:C線に関する屈折率、
νdn:レンズ材料のアッべ数、
である。
一般にガラスは、横軸にアッベ数νd、縦軸に部分分散比θg_Fをとった平面上において、θg_F=0.645+0.001682×νdで表される直線の近傍に分布する性質がある。部分分散比θg_Fがこの直線よりも大きく、条件式(7)の下限よりも大きいアッベ数を持つ硝材は、異常分散ガラスと呼ばれている。開口絞り付近に配置される第4レンズ群において、それに含まれる負レンズに条件式(6)及び(7)を満たす異常分散ガラスを用いれば、短波長の光の焦点がオーバー側に移動するため、軸上色収差を更に小さく抑えることができる。
条件式(6)と条件式(7)の下限を下回る硝材を用いると、短波長側の軸上色収差がオーバー方向に出やすくなり、長波長側の軸上色収差がアンダー方向に出やすくなる。また、条件式(6)と条件式(7)の上限を上回るようなレンズは、通常の石英ガラスでは製造が難しく、蛍石ガラス等を用いる必要がある。しかしながら、蛍石ガラスは温度変化に弱いため、光束径が小さくなり高温になりやすい開口絞り付近での使用に適していない。また、加工性が悪く非常に高価であるため、投射ズームレンズでの使用は生産時の歩留まりの悪化や製造コストの増大を招いてしまう。したがって、投射ズームレンズでの使用には適していない。
次に、第1〜第4の実施の形態を挙げて、投射ズームレンズの具体的な光学構成を説明する。図1〜図4は、投射ズームレンズの第1〜第4の実施の形態である投射ズームレンズZLにそれぞれ対応するレンズ構成図であり、望遠端(T)でのレンズ配置等を光学断面で示している。図1〜図4中の移動軌跡mk(k=1,2,…,6)は、望遠端(T)から広角端(W)へのズーミングにおける第kレンズ群Grkの移動・固定状態をそれぞれ模式的に示している。また、図1〜図4中の矢印mFは、投影距離が遠距離から近距離へのフォーカシングにおける第1レンズ群Gr1の移動方向を示している。ただし、フォーカス方式はこれに限らない。
第1〜第4の実施の形態(図1〜図4)の投射ズームレンズZLは、拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群Gr1と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群Gr2と、正の屈折力を有する第3レンズ群Gr3と、負の屈折力を有する第4レンズ群Gr4と、正の屈折力を有する第5レンズ群Gr5と、正の屈折力を有する第6レンズ群Gr6と、の6群で構成された画像投射装置用ズームレンズであり、第2レンズ群Gr2,第3レンズ群Gr3及び第5レンズ群Gr5を光軸AXに沿って移動させることによりズーミングを行う構成になっている。つまり、第1〜第4の実施の形態は拡大共役側から順に負正正負正正又は負負正負正正の屈折力配置を有する6群構成の投射ズームレンズZLであり、第1レンズ群Gr1と第4レンズ群Gr4と第6レンズ群Gr6が固定群、第2レンズ群Gr2,第3レンズ群Gr3及び第5レンズ群Gr5が移動群となっている。第1レンズ群Gr1のズーム位置が固定になっているので、変倍による光学系全長の変化を抑制することができ、また、移動部品が減少するため変倍機構を簡素化することができる。なお、第6レンズ群Gr6の縮小共役側に位置するプリズムPR(例えばTIR(Total Internal Reflection)プリズム,色分解合成プリズム等)、及び画像表示素子のカバーガラスCGのズーム位置も固定である。
次に、上記投射ズームレンズZLを備えた画像投射装置の一実施の形態を説明する。図17に、画像投射装置(単板式プロジェクター)PJの概略構成例を示す。この画像投射装置PJは、光源1,照明光学系2,反射ミラー3,プリズムPR,画像表示素子(画像形成素子)4,制御部5,アクチュエーター6,投射ズームレンズZL等を備えている。制御部5は、画像投射装置PJの全体制御を司る部分である。画像表示素子4は、光を変調して画像を生成する画像変調素子(例えば、デジタル・マイクロミラー・デバイス)であり、画像を表示する画像表示面IM上には、カバーガラスCGが設けられている。
光源1(例えば、キセノンランプ等の白色光源,レーザー光源)から出射した光は、照明光学系2,反射ミラー3及びプリズムPRで画像表示素子4に導かれて、画像表示素子4では画像光が形成される。プリズムPRは、例えばTIRプリズム(他に色分離合成プリズム等)からなり、照明光と投影光との分離等を行う。画像表示素子4で形成された画像光は、投射ズームレンズZLでスクリーン面SCに向けて拡大投射される。つまり、画像表示素子4に表示された画像は、投射ズームレンズZLでスクリーン面SCに拡大投影される。
画像投射装置PJは、上記のように、画像を表示する画像表示素子4と、光源1と、その光源1からの光を画像表示素子4に導く照明光学系2と、画像表示素子4に表示された画像をスクリーン面SCに拡大投影する投射ズームレンズZLと、を備えているが、前記投射ズームレンズとしての投射ズームレンズZLが適用可能な画像投射装置はこれに限らない。例えば、画像表示面自身の発光により画像を表示する画像表示素子を用いれば、照明を不要にすることも可能であり、その場合、光源1や照明光学系2を用いずに画像投射装置を構成することが可能である。
投射ズームレンズZLにおいてズーミングやフォーカシングのために移動するレンズ群には、それぞれ光軸AXに沿って拡大共役側又は縮小共役側に移動させるアクチュエーター6が接続されている。そしてアクチュエーター6には、移動群の移動制御を行うための制御部5が接続されている。なお、制御部5及びアクチュエーター6については、これを使わず手動でレンズ群を移動させてもよい。
以下、本発明を実施した投射ズームレンズの構成等を、実施例のコンストラクションデータ等を挙げて更に具体的に説明する。ここで挙げる実施例1〜4(EX1〜4)は、前述した第1〜第4の実施の形態にそれぞれ対応する数値実施例であり、第1〜第4の実施の形態を表すレンズ構成図(図1〜図4)は、対応する実施例1〜4のレンズ断面形状,レンズ配置等をそれぞれ示している。
各実施例のコンストラクションデータでは、面データとして、左側の欄から順に、面番号i,曲率半径CR(mm),軸上面間隔Ti(mm),d線(波長587.56nm)に関する屈折率nd,及びd線に関するアッベ数νdを示す。なお、STは開口絞り、IMは画像表示面をそれぞれ示しており、F,Zが付された軸上面間隔Tiは、フォーカシング時,ズーミング時に変化する可変面間隔であることをそれぞれ示している。
各種データとして、ズーム比,最大像高(mm),バックフォーカス(BF,mm),レンズ全長(mm),全系の焦点距離(mm),半画角(ω,°),Fナンバー及び群間隔である可変面間隔Ti(mm)をそれぞれ示す。ズーミングにより変化するデータに関しては、各ズームポジションT(TELE),M(MIDDLE),W(WIDE)での値を示す。バックフォーカスBFは、レンズ最終面から画像表示面IMまでの距離を空気換算長により表記しており、レンズ全長は、投射ズームレンズZLの最前面(i=1)から投射ズームレンズZLの最終面までの距離にバックフォーカスBFを加えたものである。また、最大像高は画像表示面IMの対角長の半分に相当する。
レンズ群データとして、ズーム群の移動量(mm)と、フォーカス群の移動量(mm)と、ズーム群,フォーカス群等の屈折力(mm-1)とを示す。ズーム群の移動量は望遠端Tから各ズームポジションT,M,Wへの移動量で示しており、フォーカス群の移動量は各ズームポジションT,M,Wにおける無限遠合焦状態から各投影距離(フォーカス群の後ろの括弧内に示す。)への移動量で示している。なお、投影距離は、スクリーン面SCから投射ズームレンズZLの最前面(i=1)頂点までの距離である。
表1〜表4に、第jレンズLj(j=1,2,3,…)の部分分散比θg_F(θg_F=(Ng−NF)/(NF−NC)),焦点距離(mm)及び屈折力(mm-1)を各実施例について示す。また、表5に各実施例の条件式対応値を示す。
図5〜図16は、実施例1〜実施例4(EX1〜EX4)にそれぞれ対応する収差図であり、図5,図8,図11,図14は望遠端(T)における諸収差を示しており、図6,図9,図12,図15は中間ポジション(M,中間焦点距離状態)における諸収差を示しており、図7,図10,図13,図16は広角端(W)における諸収差を示している。図5〜図16のそれぞれにおいて、(A)は球面収差(mm)、(B)は非点収差(mm)、(C)は歪曲収差(%)、(D)は倍率色収差(mm)を示している。
(A)の球面収差図では、縦軸に瞳への光線の入射高さをその最大高さで規格化した値(すなわち相対瞳高さ)をとっており、横軸に波長460nm,546nm,620nmの光線に対する球面収差量をそれぞれ近軸像面からの光軸AX方向のズレ量(mm)として表している。球面収差図における波長と線種との対応関係は、
波長460nmに対する球面収差 : 長い破線、
波長546nmに対する球面収差 : 実線、
波長620nmに対する球面収差 : 短い破線、
である。
(B)の非点収差図では、縦軸に近軸像高(mm)をとっており、横軸に波長460nm,546nm,620nmの光線に対するサジタル(S)像面とメリディオナル(M)像面をそれぞれ近軸像面からの光軸AX方向のズレ量(mm)として表している。非点収差図における波長と線種との対応関係は、
波長460nmに対するS像面 : 一点破線、
波長460nmに対するM像面 : 点線、
波長546nmに対するS像面 : 長い破線、
波長546nmに対するM像面 : 実線、
波長620nmに対するS像面 : 二点破線、
波長620nmに対するM像面 : 短い破線、
である。
(C)の歪曲収差図では、縦軸に近軸像高(mm)をとっており、横軸に波長546nmの光線に対する歪曲(%)を表している。
(D)の倍率色収差図では、縦軸に近軸像高(mm)をとっており、横軸に波長460nmの光線と波長546nmの光線との差に相当する倍率色収差(Blue−Green)、及び波長620nmの光線と波長546nmの光線との差に相当する倍率色収差(Red−Green)を表している(mm)。倍率色収差図における波長と線種との対応関係は、
倍率色収差(Blue−Green) : 実線、
倍率色収差(Red−Green) : 破線、
である。
実施例1〜4は、負正正負正正の6群ズーム構成又は負負正負正正の6群ズーム構成であり、第4レンズ群Gr4及び第6レンズ群Gr6は縮小共役側像面IMに対して固定である。第6レンズ群Gr6よりも縮小共役側のレンズバックに配置されている光学部材は、両面平面のプリズムPRや画像表示素子4のカバーガラスCGであり、いずれも以下のような構成:
プリズムPR :Ti=25.00mm,nd=1.52,νd=64.20;
空気間隔 :Ti= 3.00mm;
カバーガラスCG:Ti= 1.10mm,nd=1.49,νd=70.44;
空気間隔 :Ti= 0.70mm;
画像表示素子4;
となっている。
また実施例1〜4は、射出瞳距離が1000mm以上であり、略テレセントリックである。第1レンズ群Gr1は変倍時には固定であり(図1〜図4中の矢印m1)、投影距離変更時のフォーカシングのためにのみその一部又は全体が移動する。つまり、スクリーン面SCに対する遠距離側から近距離側へのフォーカシングは、第1レンズ群Gr1又はその部分群を拡大共役側に移動させることにより行われる(図1〜図4中の矢印mF)。望遠端(T)から広角端(W)への変倍に際し、第3レンズ群Gr3,第5レンズ群Gr5は、拡大共役側から縮小共役側に向けて移動し、第2レンズ群Gr2は(変倍に伴う移動を展開すると)拡大共役側又は縮小共役側に凸となる弧を描く軌道で移動する(図1〜図4中の矢印m2,m3,m5)。開口絞りSTは、第4レンズ群Gr4と第5レンズ群Gr5との間に配置されており、第4レンズ群Gr4と共に縮小共役側像面IMに対してズーム位置固定である。
実施例1は、第1Aレンズ群Gr1Aが正負負負の4枚、第1Bレンズ群Gr1Bが正の1枚、第2レンズ群Gr2が負正の2枚、第3レンズ群Gr3が正の1枚、第4レンズ群Gr4が負負正の3枚、第5レンズ群Gr5が正負正正負正の6枚、第6レンズ群Gr6が正の1枚の計18枚のレンズ(第1レンズL1〜第18レンズL18)からなる負正正負正正の6群ズーム構成を有している。第37面までが投射ズームレンズZLのレンズユニットであり、第38面以降はプリズムPRや画像表示素子4のカバーガラスCGである。第1レンズ群Gr1は第1Aレンズ群Gr1A及び第1Bレンズ群Gr1Bからなっており、第1Aレンズ群Gr1Aを拡大共役側に移動させることによって、無限遠から近接投影距離へのフォーカシングが行われる。そのフォーカシングの際、第1Bレンズ群Gr1Bは縮小共役側像面IMに対して位置固定である。
実施例1では、バックフォーカスの空気換算距離は39.92mmであり、BF/Fw=1.777となるので、条件式(2)を満たしている。第4レンズ群Gr4に含まれる正レンズは第11レンズL11のみであり、アッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdp=22.76
θg_Fp=0.629
であり、
θg_Fp+0.004×νdp=0.720
となり、条件式(1),(2)を満たしている。
実施例1では、第11レンズL11の屈折力と第4レンズ群Gr4の屈折力はそれぞれ、
Φp=0.012
Φ4=−0.009
であり、
|Φp/Φ4|=1.337
|Φ4/Φw|=0.210
となり、条件式(4),(5)を満たしている。
実施例1において、第4レンズ群Gr4に含まれる負レンズのうち、第9レンズL9のアッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdn=70.44
θg_Fn=0.531
であり、
θg_Fn+0.001682×νdn=0.649
となり、条件式(6),(7)を満たしている。
実施例1において、第4レンズ群Gr4に含まれる負レンズのうち、第10レンズL10のアッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdn=52.15
θg_Fn=0.559
であり、
θg_Fn+0.001682×νdn=0.647
となり、条件式(6)は満たしているが、条件式(7)は満たしていない。
実施例2は、第1Aレンズ群Gr1Aが正負負負の4枚、第1Bレンズ群Gr1Bが正の1枚、第2レンズ群Gr2が負正の2枚、第3レンズ群Gr3が正の1枚、第4レンズ群Gr4が負負正の3枚、第5レンズ群Gr5が正負正正負正の6枚、第6レンズ群Gr6が正の1枚の計18枚のレンズ(第1レンズL1〜第18レンズL18)からなる負正正負正正の6群ズーム構成を有している。第37面までが投射ズームレンズZLのレンズユニットであり、第38面以降はプリズムPRや画像表示素子4のカバーガラスCGである。第1レンズ群Gr1は第1Aレンズ群Gr1A及び第1Bレンズ群Gr1Bからなっており、第1Aレンズ群Gr1Aを拡大共役側に移動させることによって、無限遠から近接投影距離へのフォーカシングが行われる。そのフォーカシングの際、第1Bレンズ群Gr1Bは縮小共役側像面IMに対して位置固定である。
実施例2では、バックフォーカスの空気換算距離は39.92mmであり、BF/Fw=1.088となるので、条件式(2)を満たしている。第4レンズ群Gr4に含まれる正レンズは第11レンズL11のみであり、アッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdp=22.76
θg_Fp=0.629
であり、
θg_Fp+0.004×νdp=0.720
となり、条件式(1),(2)を満たしている。
実施例2では、第11レンズL11の屈折力と第4レンズ群Gr4の屈折力はそれぞれ、
Φp=0.012
Φ4=−0.014
であり、
|Φp/Φ4|=0.856
|Φ4/Φw|=0.500
となり、条件式(4),(5)を満たしている。
実施例2において、第4レンズ群Gr4に含まれる負レンズは第9レンズL9と第10レンズL10である。第9レンズL9と第10レンズL10は同一の硝材からなり、アッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdn=64.20
θg_Fn=0.534
であり、
θg_Fn+0.001682×νd=0.642
となり、条件式(7)は満たしているが、条件式(6)は満たしていない。
実施例3は、第1Aレンズ群Gr1Aが負負正の3枚、第1Bレンズ群Gr1Bが負負正負の4枚、第2レンズ群Gr2が負の1枚、第3レンズ群Gr3が正正の2枚、第4レンズ群Gr4が負負正の3枚、第5レンズ群Gr5が正負正正負正の6枚、第6レンズ群Gr6が正の1枚の計20枚のレンズ(第1レンズL1〜第20レンズL20)からなる負負正負正正の6群ズーム構成を有している。第39面までが投射ズームレンズZLのレンズユニットであり、第40面以降はプリズムPRや画像表示素子4のカバーガラスCGである。第1レンズ群Gr1は第1Aレンズ群Gr1A及び第1Bレンズ群Gr1Bからなっており、第1Bレンズ群Gr1Bを拡大共役側に移動させることによって、無限遠から近接投影距離へのフォーカシングが行われる。そのフォーカシングの際、第1Aレンズ群Gr1Aは縮小共役側像面IMに対して位置固定である。
実施例3では、バックフォーカスの空気換算距離は39.92mmであり、BF/Fw=2.611となるので、条件式(2)を満たしている。第4レンズ群Gr4に含まれる正レンズは第13レンズL13のみであり、アッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdp=22.76
θg_Fp=0.629
であり、
θg_Fp+0.004×νdp=0.720
となり、条件式(1),(2)を満たしている。
実施例3では、第13レンズL13の屈折力と第4レンズ群Gr4の屈折力はそれぞれ、
Φp=0.017
Φ4=−0.015
であり、
|Φp/Φ4|=1.101
|Φ4/Φw|=0.236
となり、条件式(4),(5)を満たしている。
実施例3において、第4レンズ群Gr4に含まれる負レンズのうち、第11レンズL11のアッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdn=81.61
θg_Fn=0.539
であり、
θg_Fn+0.001682×νdn=0.676
となり、条件式(6),(7)を満たしている。
実施例3において、第4レンズ群Gr4に含まれる負レンズのうち、第12レンズL12のアッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdn=70.44
θg_Fn=0.531
であり、
θg_Fn+0.001682×νdn=0.649
となり、条件式(6),(7)を満たしている。
実施例4は、第1レンズ群Gr1が正負負負の4枚、第2レンズ群Gr2が負正の2枚、第3レンズ群Gr3が正の1枚、第4レンズ群Gr4が負正の2枚、第5レンズ群Gr5が正負正正負正の6枚、第6レンズ群Gr6が正の1枚の計16枚のレンズ(第1レンズL1〜第16レンズL16)からなる負正正負正正の6群ズーム構成を有している。第33面までが投射ズームレンズZLのレンズユニットであり、第34面以降はプリズムPRや画像表示素子4のカバーガラスCGである。第1レンズ群Gr1を拡大共役側に移動させることによって、無限遠から近接投影距離へのフォーカシングが行われる。
実施例4では、バックフォーカスの空気換算距離は38.89mmであり、BF/Fw=1.918となるので、条件式(2)を満たしている。第4レンズ群Gr4に含まれる正レンズは第9レンズL9のみであり、アッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdp=22.76
θg_Fp=0.629
であり、
θg_Fp+0.004×νdp=0.720
となり、条件式(1),(2)を満たしている。
実施例4では、第9レンズL9の屈折力と第4レンズ群Gr4の屈折力はそれぞれ、
Φp=0.013
Φ4=−0.009
であり、
|Φp/Φ4|=1.415
|Φ4/Φw|=0.188
となり、条件式(4),(5)を満たしている。
実施例4において、第4レンズ群Gr4に含まれる負レンズは第8レンズL8のみであり、アッベ数と部分分散比はそれぞれ、
νdn=60.69
θg_Fn=0.541
であり、
θg_Fn+0.001682×νdn=0.643
となり、条件式(7)は満たしているが、条件式(6)は満たしていない。
なお、各実施例の投射ズームレンズZLを画像投射装置(例えば液晶プロジェクター)PJに用いる場合、本来はスクリーン面(被投影面)SCが像面であり画像表示面IM(例えば液晶パネル面)が物体面であるが、各実施例では光学設計上それぞれ縮小系とし、スクリーン面SC(図17)を物体面とみなして画像表示面(縮小共役側像面)IMで光学性能を評価している。そして、得られた光学性能から分かるように、各実施例の投射ズームレンズZLは画像投射装置用の投射レンズとしてだけでなく、撮像装置(例えばビデオカメラ,デジタルカメラ)用の撮像レンズとしても好適に使用可能である。
実施例1
単位:mm
面データ
i CR Ti nd νd
1 94.14 11.16 1.52 64.20
2 -43786.25 0.20
3 85.92 3.68 1.59 61.25
4 40.07 11.43
5 260.81 2.76 1.50 81.61
6 42.43 14.67
7 -49.22 2.46 1.70 30.05
8 282.87 可変(F)
9 -89.98 4.83 1.81 40.73
10 -46.89 可変(Z)
11 -50.49 2.39 1.57 42.84
12 464.22 2.01
13 842.62 6.02 1.73 54.67
14 -63.02 可変(Z)
15 66.56 5.02 1.77 49.62
16 771.19 可変(Z)
17 145.30 2.30 1.49 70.44
18 42.14 6.35
19 -50.67 2.15 1.52 52.15
20 90.24 6.70
21 96.56 4.15 1.81 22.76
22 -198.04 2.02
23(ST) ∞ 可変(Z)
24 779.38 7.64 1.44 95.10
25 -31.00 2.46
26 -28.23 1.89 1.81 33.27
27 -70.29 1.00
28 75.76 7.15 1.50 81.61
29 -58.54 16.67
30 119.50 4.78 1.55 75.50
31 -75.87 4.82
32 -55.53 1.80 1.81 40.73
33 41.84 4.27
34 52.38 8.89 1.44 95.10
35 -50.69 可変(Z)
36 61.46 4.66 1.70 55.46
37 ∞ 19.00
38 ∞ 25.00 1.52 64.20
39 ∞ 3.00
40 ∞ 1.10 1.49 70.44
41 ∞ 0.70
42(IM) ∞
各種データ
ズーム比 1.63
最大像高 12.00
BF 39.92
レンズ全長 236.00
TELE MIDDLE WIDE
焦点距離 36.70 28.71 22.47
半画角ω 18.11 22.68 28.11
Fナンバー 2.48 2.27 2.10
群間隔
T8 9.80 9.80 9.80
T10 6.97 6.82 34.47
T14 1.00 18.09 3.29
T16 39.34 22.40 9.55
T23 3.88 12.89 21.55
T35 18.67 9.66 1.00
レンズ群データ
ズーム群移動量(TELE基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1 0.000 0.000 0.000 -0.016
Gr2 0.000 -0.154 27.504 0.001
Gr3 0.000 16.937 29.790 0.011
Gr4 0.000 0.000 0.000 -0.009
Gr5 0.000 9.006 17.668 0.011
Gr6 0.000 0.000 0.000 0.011
フォーカス群移動量(無限遠合焦基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1A(∞) 0.000 0.000 0.000 -0.030
Gr1A(3.3m) -0.326 -0.330 -0.332 -0.030
Gr1B 0.000 0.000 0.000 0.009
実施例2
単位:mm
面データ
i CR Ti nd νd
1 60.86 14.33 1.71 53.94
2 528.23 0.22
3 163.94 5.79 1.49 70.44
4 36.89 13.62
5 -510.39 2.56 1.54 47.20
6 103.44 7.37
7 -74.62 2.51 1.65 33.84
8 76.74 可変(F)
9 -82.40 4.20 1.74 49.22
10 -47.87 可変(Z)
11 -47.15 2.41 1.54 47.20
12 -124.33 0.20
13 -637.74 4.93 1.62 63.39
14 -66.34 可変(Z)
15 62.02 5.53 1.62 63.39
16 37744.75 可変(Z)
17 -160.67 1.76 1.52 64.20
18 61.67 5.24
19 -64.18 2.29 1.52 64.20
20 81.83 2.14
21 89.01 3.47 1.81 22.76
22 -321.35 1.57
23(ST) ∞ 可変(Z)
24 457.79 8.35 1.44 95.10
25 -30.74 2.25
26 -28.93 1.95 1.81 33.27
27 -50.24 1.00
28 48.49 6.89 1.50 81.61
29 -127.83 14.67
30 322.35 4.34 1.44 95.10
31 -58.25 4.97
32 -43.03 1.69 1.60 38.01
33 36.66 9.50
34 56.23 7.77 1.44 95.10
35 -65.81 可変(Z)
36 69.95 4.15 1.74 49.22
37 ∞ 19.00
38 ∞ 25.00 1.52 64.20
39 ∞ 3.00
40 ∞ 1.10 1.49 70.44
41 ∞ 0.70
42(IM) ∞
各種データ
ズーム比 1.63
最大像高 12.00
BF 39.92
レンズ全長 230.00
TELE MIDDLE WIDE
焦点距離 59.92 46.88 36.70
半画角ω 11.32 14.36 18.11
Fナンバー 2.52 2.30 2.10
群間隔
T8 12.63 12.63 12.63
T10 7.13 7.13 21.89
T14 1.00 16.79 14.96
T16 42.48 26.69 13.78
T23 3.20 10.32 18.07
T35 15.87 8.76 1.00
レンズ群データ
ズーム群移動量(TELE基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1 0.000 0.000 0.000 -0.010
Gr2 0.000 -0.001 14.752 0.002
Gr3 0.000 15.793 28.708 0.010
Gr4 0.000 0.000 0.000 -0.014
Gr5 0.000 7.116 14.871 0.013
Gr6 0.000 0.000 0.000 0.011
フォーカス群移動量(無限遠合焦基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1A(∞) 0.000 0.000 0.000 -0.018
Gr1A(5.4m) -0.543 -0.551 -0.557 -0.018
Gr1B 0.000 0.000 0.000 0.007
実施例3
単位:mm
面データ
i CR Ti nd νd
1 96.63 5.40 1.83 37.34
2 54.86 15.67
3 98.80 4.40 1.83 37.34
4 54.97 8.88
5 60.59 19.08 1.91 35.25
6 -4132.63 可変(F)
7 90.20 3.37 1.81 25.46
8 31.44 14.13
9 219.36 3.52 1.81 22.76
10 43.85 14.75
11 75.34 14.59 1.49 70.44
12 -42.61 0.20
13 -135.24 2.24 1.50 81.61
14 65.22 可変(Z)
15 -86.84 2.89 1.50 81.61
16 1395.99 可変(Z)
17 182.91 5.11 1.73 54.67
18 -79.88 0.20
19 54.34 3.12 1.79 43.93
20 129.78 可変(Z)
21 -70.95 1.42 1.50 81.61
22 34.51 7.27
23 -53.62 1.99 1.49 70.44
24 111.88 1.49
25 74.44 4.18 1.81 22.76
26 -131.65 1.11
27(ST) ∞ 可変(Z)
28 160.79 8.36 1.44 95.10
29 -32.16 2.56
30 -28.86 1.91 1.79 43.93
31 -74.84 1.00
32 228.12 6.52 1.50 81.61
33 -45.11 3.32
34 71.49 7.34 1.44 95.10
35 -63.83 3.89
36 -66.19 1.95 1.76 26.61
37 38.78 2.46
38 44.44 7.40 1.44 95.10
39 -109.62 可変(Z)
40 50.27 5.90 1.62 63.39
41 ∞ 19.00
42 ∞ 25.00 1.52 64.20
43 ∞ 3.00
44 ∞ 1.10 1.49 70.44
45 ∞ 0.70
46(IM) ∞
各種データ
ズーム比 1.50
最大像高 12.00
BF 39.92
レンズ全長 265.00
TELE MIDDLE WIDE
焦点距離 22.93 18.73 15.29
半画角ω 27.63 32.65 38.13
Fナンバー 2.34 2.22 2.10
群間隔
T6 2.03 2.03 2.03
T14 14.72 17.42 15.43
T16 8.62 13.64 22.66
T20 19.99 12.28 5.27
T27 19.75 25.37 30.88
T39 13.37 7.74 2.23
レンズ群データ
ズーム群移動量(TELE基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1 0.000 0.000 0.000 -0.021
Gr2 0.000 2.685 0.682 -0.006
Gr3 0.000 7.710 14.724 0.022
Gr4 0.000 0.000 0.000 -0.015
Gr5 0.000 5.624 11.135 0.011
Gr6 0.000 0.000 0.000 0.012
フォーカス群移動量(無限遠合焦基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1A 0.000 0.000 0.000 0.005
Gr1B(∞) 0.000 0.000 0.000 -0.023
Gr1B(2.2m) -0.966 -0.983 -0.997 -0.023
実施例4
単位:mm
面データ
i CR Ti nd νd
1 82.48 9.58 1.52 64.20
2 -10423.68 0.20
3 64.18 2.77 1.59 61.25
4 31.84 9.03
5 96.55 2.14 1.74 49.22
6 38.29 12.24
7 -42.99 2.09 1.58 40.89
8 501.30 可変(F,Z)
9 -56.82 2.80 1.81 22.76
10 93.06 2.89
11 156.12 7.84 1.91 35.25
12 -46.18 可変(Z)
13 72.04 4.07 1.74 49.22
14 -239.38 可変(Z)
15 -110.96 1.46 1.60 60.69
16 34.70 2.63
17 40.53 3.03 1.81 22.76
18 112.50 2.96
19(ST) ∞ 可変(Z)
20 29.18 8.55 1.50 81.61
21 -49.69 4.13
22 -33.52 1.50 1.66 50.85
23 27.82 5.91
24 118.12 5.61 1.50 81.61
25 -43.24 0.20
26 59.97 9.25 1.50 81.61
27 -29.10 0.35
28 -39.50 1.76 1.81 33.27
29 52.88 3.03
30 77.18 6.38 1.50 81.61
31 -60.35 可変(Z)
32 49.91 5.75 1.62 63.39
33 -285.13 17.97
34 ∞ 25.00 1.52 64.20
35 ∞ 3.00
36 ∞ 1.10 1.49 70.44
37 ∞ 0.70
38(IM) ∞
各種データ
ズーム比 1.48
最大像高 11.34
BF 38.89
レンズ全長 186.00
TELE MIDDLE WIDE
焦点距離 30.03 24.67 20.27
半画角ω 20.69 24.69 29.22
Fナンバー 2.33 2.22 2.10
群間隔
T8 5.95 5.91 9.06
T12 19.87 31.51 38.23
T14 25.47 13.88 4.00
T19 2.44 8.41 15.54
T31 14.10 8.13 1.00
レンズ群データ
ズーム群移動量(TELE基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1 0.000 0.000 0.000 -0.030
Gr2 0.000 -0.039 3.111 0.006
Gr3 0.000 11.591 21.468 0.013
Gr4 0.000 0.000 0.000 -0.009
Gr5 0.000 5.968 13.097 0.009
Gr6 0.000 0.000 0.000 0.015
フォーカス群移動量(無限遠合焦基準) 屈折力
TELE MIDDLE WIDE
Gr1(∞) 0.000 0.000 0.000 -0.030
Gr1(2.6m) -0.410 -0.414 -0.417 -0.030
Figure 0006658185
Figure 0006658185
Figure 0006658185
Figure 0006658185
Figure 0006658185
ZL 投射ズームレンズ
Grk 第kレンズ群(k=1,2,…,6)
Gr1A 第1Aレンズ群
Gr1B 第1Bレンズ群
Lj 第jレンズ(j=1,2,3,…)
ST 開口絞り
PJ 画像投射装置
PR プリズム
SC スクリーン面
IM 画像表示面(縮小共役側像面)
1 光源
2 照明光学系
3 反射ミラー
4 画像表示素子(画像形成素子)
5 制御部
6 アクチュエーター
AX 光軸

Claims (7)

  1. 拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
    前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
    前記第4レンズ群が、拡大共役側から順に、2枚の負レンズと1枚の正レンズとからなることを特徴とする投射ズームレンズ;
    0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
    15≦νdp≦25 …(2)
    1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
    ただし、
    θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
    θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
    Ng:g線に関する屈折率、
    NF:F線に関する屈折率、
    NC:C線に関する屈折率、
    νdp:レンズ材料のアッべ数、
    BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
    Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
    である。
  2. 拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
    前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
    前記第4レンズ群が、拡大共役側から順に、1枚の負レンズと1枚の正レンズとからなることを特徴とする投射ズームレンズ;
    0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
    15≦νdp≦25 …(2)
    1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
    ただし、
    θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
    θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
    Ng:g線に関する屈折率、
    NF:F線に関する屈折率、
    NC:C線に関する屈折率、
    νdp:レンズ材料のアッべ数、
    BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
    Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
    である。
  3. 拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
    前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
    以下の条件式(5)を満たすことを特徴とする投射ズームレンズ;
    0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
    15≦νdp≦25 …(2)
    1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
    0.18≦|Φ4/Φw|≦0.24 …(5)
    ただし、
    θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
    θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
    Ng:g線に関する屈折率、
    NF:F線に関する屈折率、
    NC:C線に関する屈折率、
    νdp:レンズ材料のアッべ数、
    BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
    Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
    Φ4:第4レンズ群の屈折力、
    Φw:広角端における投射ズームレンズ全体の屈折力、
    である。
  4. 拡大共役側から順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正又は負の屈折力を有する第2レンズ群と、正の屈折力を有する第3レンズ群と、負の屈折力を有する第4レンズ群と、正の屈折力を有する第5レンズ群と、正の屈折力を有する第6レンズ群とからなり、各レンズ群間隔を変化させることにより変倍を行う投射ズームレンズであって、
    前記第4レンズ群が少なくとも1枚の正レンズと少なくとも1枚の負レンズとからなり、前記第4レンズ群に含まれている正レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(1)及び(2)を満たし、投射ズームレンズ全体のバックフォーカスが以下の条件式(3)を満たし、
    前記第4レンズ群に含まれている負レンズのうちの少なくとも1枚が以下の条件式(6)及び(7)を満たすことを特徴とする投射ズームレンズ;
    0.71≦θg_Fp+0.004×νdp≦0.73 …(1)
    15≦νdp≦25 …(2)
    1.0≦BF/Fw≦2.7 …(3)
    0.645≦θg_Fn+0.001682×νdn≦0.695 …(6)
    60≦νdn≦100 …(7)
    ただし、
    θg_Fp:レンズ材料の部分分散比、
    θg_Fp=(Ng−NF)/(NF−NC)
    Ng:g線に関する屈折率、
    NF:F線に関する屈折率、
    NC:C線に関する屈折率、
    νdp:レンズ材料のアッべ数、
    BF:レンズ最終面から像面までの空気換算バックフォーカス、
    Fw:広角端における投射ズームレンズ全体の焦点距離、
    θg_Fn:レンズ材料の部分分散比、
    θg_Fn=(Ng−NF)/(NF−NC)
    νdn:レンズ材料のアッべ数、
    である。
  5. 前記第3レンズ群の最も縮小共役側面から前記第5レンズ群の最も拡大共役側面までの間に開口絞りが配置されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の投射ズームレンズ。
  6. 前記条件式(1)及び(2)を満たす正レンズが、以下の条件式(4)を満たすことを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の投射ズームレンズ;
    0.85≦|Φp/Φ4|≦1.45 …(4)
    ただし、
    Φp:正レンズの屈折力、
    Φ4:第4レンズ群の屈折力、
    である。
  7. 画像光を形成する画像形成素子と、前記画像光を拡大投射する請求項1〜のいずれか1項に記載の投射ズームレンズと、を備えたことを特徴とする画像投射装置。
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