JP6658085B2 - 超音波診断装置、超音波診断装置の制御方法及びプログラム - Google Patents
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Description
このように、上記従来の技術では、適切な弾性情報を容易に生成することができないという課題がある。
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波
探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記中心周波数が低いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項2に記載の超音波診断装置の発明は、
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記最大深度が浅いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項3に記載の超音波診断装置の発明は、
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記フレーム周波数が高いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項4に記載の超音波診断装置の発明は、
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記二次元データと、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記二次元データとを用いて、前記第1の加圧状態と前記第2の加圧状態との間の前記被検体の各位置における変位を検出して前記弾性情報を生成し、
前記変位の検出は、当該変位を、前記二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域ごとに、前記相関演算領域を包含する所定の探索領域において特定することにより行われ、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさ及び前記探索領域の大きさの少なくとも一方を示す前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴としている。
前記弾性情報生成手段は、前記第1の受信信号と前記第2の受信信号との間での、前記相関演算領域に対応する時間範囲の各時間における位相差成分を抽出し、当該位相差成分と、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数とから前記相関演算領域における前記被検体の歪みを算出することを特徴としている。
また、請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置において、
予め複数の異なる前記送受信設定に各々対応付けて定められた複数の前記演算パラメーターを記憶する記憶手段を備え、
前記演算パラメーター取得手段は、前記記憶手段から前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴としている。
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含むことを特徴としている。
前記送受信制御手段は、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含む
ことを特徴としている。
前記送受信制御手段は、設定された前記最大深度が深いほど低いサンプリング周波数で前記受信信号を取得することを特徴としている。
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含む
ことを特徴としている。
前記送受信設定を定める入力操作を受け付ける入力手段と、
前記入力操作に基づいて前記送受信設定を定める送受信設定変更手段と、
を備えることを特徴としている。
前記弾性情報は、前記被検体における歪みに係る値の分布を示す弾性画像であることを特徴としている。
前記受信信号を用いて前記被検体の内部構造を示す超音波画像を生成する超音波画像生成手段を備え、
前記表示制御手段は、前記超音波画像及び前記弾性画像を前記表示手段により表示させる
ことを特徴としている。
前記表示制御手段は、前記超音波画像及び前記弾性画像を重ねて前記表示手段により表示させることを特徴としている。
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算
パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記中心周波数が低いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項16に記載の超音波診断装置の制御方法の発明は、
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信ステップでは、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記最大深度が浅いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項17に記載の超音波診断装置の制御方法の発明は、
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信ステップでは、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記フレーム周波数が高いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項18に記載の超音波診断装置の制御方法の発明は、
超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記送受信ステップでは、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記二次元データと、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記二次元データとを用いて、前記第1の加圧状態と前記第2の加圧状態との間の前記被検体の各位置における変位を検出して前記弾性情報を生成し、
前記変位の検出は、当該変位を、前記二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域ごとに、前記相関演算領域を包含する所定の探索領域において特定することにより行われ、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさ及び前記探索領域の大きさの少なくとも一方を示す前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。
コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記中心周波数が低いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項20に記載のプログラムの発明は、
コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記最大深度が浅いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項21に記載のプログラムの発明は、
コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記フレーム周波数が高いほど大きい
ことを特徴としている。
また、上記目的を達成するため、請求項22に記載のプログラムの発明は、
コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記二次元データと、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記二次元データとを用いて、前記第1の加圧状態と前記第2の加圧状態との間の前記被検体の各位置における変位を検出して前記弾性情報を生成し、
前記変位の検出は、当該変位を、前記二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域ごとに、前記相関演算領域を包含する所定の探索領域において特定することにより行われ、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさ及び前記探索領域の大きさの少なくとも一方を示す前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴としている。
以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態の超音波診断装置Uの全体図である。図2は、超音波診断装置Uの内部構成を示すブロック図である。
に係る受信信号を取得して各種処理を行い、必要に応じて出力表示部19の液晶画面などに結果などを表示させる。なお、出力表示部19は、超音波診断装置Uに含まれず超音波診断装置Uの外部に設けられていても良い。
本実施形態では、被検体を検査する深度(受信信号を取得する超音波の反射位置の最大深度)、即ち超音波の受信信号を取得する期間の長さによらずサンプリング数が一定となるようにサンプリング周波数が設定される。従って、被検体を検査する深度が深い場合には、サンプリング周波数が当該深さに応じて低くなり、同様に、浅い場合には、サンプリング周波数が高くなる。本実施形態では、送受信設定として被検体を検査する深度が設定され、受信部13では、当該設定された深度に応じたサンプリング周波数で受信信号が取得される。
RAMなどの揮発性メモリーであり、CPUに作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。
制御部15のHDDに記憶される上記設定データには、超音波の送受信に係る送受信設定や、演算パラメーターテーブル15aが含まれる。このうち送受信設定には、送信超音波の中心周波数、被検体を検査する深度、及び送信超音波のフレーム周波数が含まれ、ユーザーによる操作入力部18への所定の入力操作に応じて設定値を変更することが可能となっている。また、演算パラメーターテーブル15aは、超音波診断装置Uにおいて設定され得る複数の送受信設定の各々に対して所定の演算パラメーターが対応付けられたテーブルデータである。ここで、演算パラメーターは、後述する歪みの算出に用いられるパラメーターであり、詳細は後述する。
なお、処理制御部16aによる演算処理が制御部15のCPUにより行われる構成であっても良い。
また、この超音波診断装置Uは、診断対象に応じて異なる複数の超音波探触子2の何れかを超音波診断装置本体1に接続して利用可能な構成とすることができる。
また、超音波探触子2は、圧力センサーを備え、超音波探触子2の被検体への圧力を計測して制御部15に出力する構成としても良い。超音波探触子2は、更に、超音波探触子2の送受信面を超音波の送受信方向に前後移動させるモーターを備え、予め設定された圧力で被検体に押し付けたり開放したりすることが可能であっても良い。
本実施形態の超音波診断装置Uでは、輝度を用いて断層検査に係る一次元〜二次元表示を略リアルタイムで行うBモードや、ドップラー効果を利用して血流状態などを計測して表示させるDモードに加えて、内部構造の歪みの分布を表す弾性画像をBモード画像に重ねて表示する弾性情報表示モードを有する。超音波診断装置Uでは、このうち弾性情報表示モードにおいて被検体の歪みの計測動作が行われる。
図3(a)に示すように、通常時の被検体S内には、当該被検体Sの上面であって超音波探触子2の超音波発信面との接触面から深さ方向(X方向)へ距離xrの位置に構造Tの上端がある。また、この構造TのX方向への幅がLである。図3(b)に示すように、上面側からこの被検体Sに圧力ρ(応力)が加えられた状態で、構造Tにも同様に圧力ρがかかるとすると、この構造Tの上端位置がX方向へ距離xsとなり、また、幅がL−ΔLとなるように変化する。
従って、これら2つの状態における構造Tを計測することで、歪みε=ΔL/Lが求め
られる。また、このとき、圧力センサーで計測された圧力ρ(応力)を用いて縦弾性係数(ヤング率)E=ρ/εを算出し、これを表示させることも出来る。
弾性情報表示モードでは、被検体に対して時間的に変化する圧力を加えながら超音波を送受信する。圧力の変化は、操作者の手により行われても良いし、超音波探触子2に押圧機構を設けて当該押圧機構により実現されても良い。また、被検体が生体である場合に、固定された超音波探触子2に対する被検体の呼吸等に応じた動きにより圧力の変化がもたらされる態様であっても良い。
超音波は、所定のフレーム周波数で繰り返し走査され、1フレームごとにフレームデータが取得される。ここで、本実施形態の弾性情報表示モードでは、奇数番目、即ち2n−1フレーム目(nは自然数)のフレームデータを用いて歪みの算出が行われて弾性画像が生成され、偶数番目、即ち2nフレーム目のフレームデータを用いてそれぞれBモード画像が生成される。
図5は、歪みの算出処理に用いられる受信信号について説明する図である。
本実施形態の超音波診断装置Uでは、歪みの算出に用いられる2つのフレームのうち、被検体に対して加えられた圧力が相対的に小さいフレームにおける超音波の受信信号を伸展時波形r(t)(第1の受信信号)とし、また、圧力が相対的に大きいフレームにおける超音波の受信信号を圧縮時波形s(t)(第2の受信信号)として取得する。図5の左側では、伸展時波形r(t)及び圧縮時波形s(t)の例がそれぞれ時間軸を縦方向として示されている。
本実施形態では、この伸展時波形r(t)及び圧縮時波形s(t)のうち、被検体の深さ方向についての同一の領域に対応する時間範囲(以下では、相関演算領域RCと記す)の波形ごとに歪みの算出が行われる。即ち、図5の右側に示されるように、伸展時波形r(t)及び圧縮時波形s(t)のうち一の相関演算領域RCに対応する部分がそれぞれ抽出され、当該抽出された波形に基づいて歪みが算出される。そして、この歪みの算出処理が相関演算領域RCを単位として繰り返し実行される。
以下では、各相関演算領域RCについて行われる歪みの算出方法について説明する。
r(t)=A(t)cos(ω0t+φ(t)) … (1)
と表される。ここで、ω0は、受信超音波の中心周波数、A(t)は、振幅成分の時間変化(受信波形の包絡線)、φ(t)は、初期位相である。
この波形は、解析的に以下のように複素関数で表され得る。
ra(t)=A(t)exp(iω0t+φ(t)) … (2)
定の構造に対する反射波が伸展時波形r(t)より短時間、即ち短周期で観測されることになる。また、被検体に対して間接的に圧力がかかるのに伴い、内部の被検体位置がxrからxsに移動しているので、反射波の検出タイミング、即ち、位相が変化する。圧縮時波形s(t)は、歪みεが微小な範囲(通常、例えば、5%以下)においては、以下の式(3)で示すように、歪みεの分だけ伸展時波形ra(t)を圧縮させた波形で表される。
sa(t)=A(t(1−ε))exp(iω0t(1−ε)+φ(t(1−ε)))
… (3)
Fa(t)=Im(log(ra(t)sa *(t)))=εω0t+δ … (4)
ここで、sa *(t)は、圧縮時波形sa(t)の複素共役であり、δは、上述の距離xsと距離xrのずれに伴う位相ずれ(初期位相差)を表す。即ち、この位相差Fa(t)は、傾きが歪みε及び中心周波数ω0に比例し、切片が位相ずれδで表される一次関数となる。
従って、計測された伸展時波形r(t)の実数部及び虚数部と、圧縮時波形s(t)の実数部及び虚数部とから求められた各時間における位相差Fa(t)と、送信超音波の中心周波数ω0とから、相関演算領域RCにおける歪みεを求めることができる。
上述のように、本実施形態では、超音波の送受信設定として、送信超音波の中心周波数、被検体を検査する深度、及び送信超音波のフレーム周波数が設定されている。そして、歪みの算出においては、当該送受信設定に応じて、適切な相関演算領域RCの大きさ(演算パラメーター)が設定される。
まず、送信超音波の中心周波数の設定に対する相関演算領域RCの大きさの設定について説明する。
上述の式(4)に示されるように、伸展時波形r(t)と圧縮時波形s(t)との位相差は、中心周波数に比例し、位相差を示す一次関数の傾きは、中心周波数が低いほど小さくなる。
ズは同等である。よって、相関演算領域RCの大きさが等しい場合には、位相差を示す一次関数の傾きが小さい図7(a)の場合において、一次関数の傾き(即ち、歪み)の算出結果に係るS/N比が相対的に小さくなり正確な歪みの算出が困難となる。
そこで、本実施形態では、図6(a)に示されるように、送信超音波の中心周波数が低いほど大きな相関演算領域RCが設定される。
これにより、中心周波数が低く一次関数の傾きが小さい場合においても当該傾きの算出結果に係る十分なS/N比が確保されて適切に歪みを算出することが可能となる。
また、送信超音波の中心周波数が高いほど小さな相関演算領域RCが設定されることによって、十分なS/N比が得られる場合に歪みの分布を示す弾性画像の解像度を向上させることができる。また、歪みの演算に要する時間を短縮させることができる。
中心周波数と相関演算領域RCの大きさとの関係は、典型的には比例関係とすることができる。ただし、例えば、S/N比が所定値を下回らないように、あるいは解像度が所定の範囲内に収まるように、中心周波数に応じて相関演算領域RCの増減率を変化させたり、所定範囲の中心周波数に対して相関演算領域RCの大きさを一定としたりしても良い。
次に、被検体を検査する深度の設定に対する相関演算領域RCの大きさの設定について説明する。
上述したように、本実施形態の超音波診断装置Uでは、反射波の受信処理におけるサンプリング数が一定とされ、送受信設定における深度の設定値が深いほどサンプリング周波数が低くなり、また深度の設定値が浅いほどサンプリング周波数が高くなる。ここで、サンプリング周波数が異なる2つの場合において相関演算領域RCの大きさ(即ち、一の歪みの算出に用いられるサンプルデータの個数)を同一にすると、被検体のうち相関演算領域RCに対応する範囲の大きさ(長さ)が互いに異なることとなる。換言すれば、被検体の同一の部位において算出される歪みの個数(即ち、弾性画像のうち当該部位を示す部分の解像度)が、サンプリング周波数に応じて異なることとなる。この結果、被検体の同一の部位に対する弾性画像の表示画質がサンプリング周波数(深度の設定値)に応じて変化してしまうため、深度のみを変更したいユーザーにとっては望ましくない表示となる。
そこで、本実施形態では、深度の設定値が浅いほど(即ちサンプリング周波数が高いほど)大きな相関演算領域RCが設定される。具体的には、相関演算領域RCの大きさは、深度に反比例しサンプリング周波数に比例するように設定される。これにより、深度の設定値によらず被検体の同一部位に係る弾性画像の解像度を同一にすることができる。
次に、超音波の走査に係るフレーム周波数の設定に対する相関演算領域RCの大きさの設定について説明する。
フレーム周波数が相対的に高くなると、被検体の歪みの算出に用いられる2つのフレームの時間間隔が小さくなり、当該2つのフレーム間における被検体の歪みが小さくなる。換言すれば、上述の式(4)及び図7に示される位相差に係る一次関数の傾きが小さくなる。このため、当該一次関数の傾き(即ち、歪み)の算出結果に係るS/N比が相対的に小さくなり正確な歪みの算出が困難となる。
そこで、本実施形態では、フレーム周波数が高いほど大きな相関演算領域RCが設定される。これにより、フレーム周波数が高く一次関数の傾きが小さい場合においても当該傾きの算出結果に係る十分なS/N比が確保されて適切に歪みを算出することが可能となる。
また、フレーム周波数が低いほど小さな相関演算領域RCが設定されることによって、十分なS/N比が得られている場合に歪みの分布を示す弾性画像の解像度を向上させることができる。また、歪みの演算に要する時間を短縮させることができる。
フレーム周波数と相関演算領域RCの大きさとの関係は、典型的には比例関係とすることができる。ただし、例えば、S/N比が所定値を下回らないように、あるいは解像度が所定の範囲内に収まるように、フレーム周波数に応じて相関演算領域RCの増減率を変化させたり、所定範囲のフレーム周波数に対して相関演算領域RCの大きさを一定としたりしても良い。
この弾性画像表示処理は、超音波診断に係る計測表示処理において、ユーザーの操作入力部18への入力操作などにより弾性情報表示モードが選択された場合に実行される。
ップS106で“NO”)、制御部15は、送受信設定の変更を指示する入力操作が操作入力部18に対して行われているか否かを判別する(ステップS107)。当該入力操作が行われていないと判別された場合には(ステップS107で“NO”)、制御部15は、処理をステップS101に移行させる。
弾性画像生成処理が開始されると、画像処理部16の処理制御部16a(CPU)は、演算パラメーターテーブル15aを参照して、現在の送受信設定に対応付けられている演算パラメーター(相関演算領域RCの大きさ)と、送信超音波の中心周波数の値を取得する(ステップS201)。
ステップS206の処理が終了すると、処理制御部16aは、弾性画像生成処理を終了させる。
該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子2と、所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子2により超音波を送信させ、超音波探触子2により受信された超音波に係る受信信号を取得する送信部12、受信部13及び制御部15(送受信制御手段)と、受信信号に基づく被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、送受信設定に対応して定められた演算パラメーターを取得する処理制御部16a(演算パラメーター取得手段)と、を備え、処理制御部16aは、取得された演算パラメーターに基づいて、受信信号を用いて弾性情報を生成し(弾性情報生成手段)、制御部15は、弾性情報を出力表示部19により表示させる(表示制御手段)。このような構成によれば、送受信設定に対応した適切な演算パラメーターを用いることにより、送受信設定が変更された場合においても適切かつ安定した質の弾性情報を生成して表示させることができる。また、弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターは、送受信設定に対応付けられたものとされるため、送受信設定に基づいて容易に適切な演算パラメーターを取得することができる。従って、本実施形態の超音波診断装置Uによれば、任意の送受信設定において適切な弾性情報を容易に生成することができる。
段)。これにより、設定された深度に応じた大きさの相関演算領域RCが設定されるため、深度の設定値によらず被検体の同一部位に係る弾性画像の解像度を同一にすることができる。
せる。これにより、任意の送受信設定において適切な弾性情報を容易に生成することができる。
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。
本実施形態は、歪みの算出アルゴリズムが第1の実施形態と異なる。以下では、第1の実施形態との相違点について説明する。
図11の左側には、歪みの算出に用いられる2つのフレームデータのうち、被検体に対して加えられた力が小さい一方に係るデータ(第1の二次元データ)の所定の一部(探索領域R)が示され、図11の右側には、他方のフレームデータ(第2の二次元データ)における同一の範囲(探索領域R)が示されている。以下では、図11の左側を圧縮前の被検体に係る探索領域R、右側を圧縮後の被検体に係る探索領域Rとも記す。また、図11における左右方向は、超音波の走査方向を示し、上下方向は、被検体の検査における深さ方向(超音波の送信方向)を示す。
本実施形態における歪みの算出では、圧縮前のデータにおける相関演算領域RCごとに、当該相関演算領域RCが圧縮後の探索領域Rのうち何れの位置に変位しているかが特定される。これにより、圧縮前の相関演算領域RCの代表点Prの位置と圧縮後の当該相関演算領域RCの代表点Psの位置との間の変位が算出される。そして、フレームデータの各点における変位が求まると、その変位を空間微分することにより歪みが算出される。
図12(a)に示されるように、本実施形態では、深度の設定値が浅いほど(即ち、サンプリング周波数が高くなるほど)、相関演算領域RC及び探索領域Rが大きく設定される。具体的には、相関演算領域RC及び探索領域Rの大きさは、深度に反比例しサンプリング周波数に比例するように設定される。これにより、深度の設定値によらず被検体の同一部位に係る弾性画像の解像度を同一にすることができる。
また、図12(b)に示されるように、本実施形態では、フレーム周波数が高いほど大きな相関演算領域RCが設定される。この結果、フレーム周波数が高くフレーム間の変位が小さい場合においても、相関演算領域RCを大きくすることによって精度よく変位を特定し歪みを算出することができる。また、フレーム周波数が低いほど大きな探索領域Rが設定されることによって、フレーム周波数が低くフレーム間の変位が大きい場合に、探索領域R内において圧縮後の相関演算領域RCの位置を特定できなくなる不具合の発生を抑制することができる。
なお、図12(a)及び図12(b)において、相関演算領域RC及び探索領域Rのうち一方を固定して他方を調整するようにしても良い。
とを用いて、圧縮前と圧縮後との間の被検体の各位置における変位を検出して弾性情報を生成し(弾性情報生成手段)、変位の検出は、当該変位を、二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域RCごとに、相関演算領域RCを包含する所定の探索領域Rにおいて特定することにより行われ、処理制御部16aは、相関演算領域RCの大きさ及び探索領域の大きさの少なくとも一方を示す演算パラメーターを取得する(演算パラメーター取得手段)。このような構成によれば、送受信設定に対応して適切な大きさの相関演算領域RC及び探索領域Rが設定されて相関演算領域RCごとに被検体の歪みが算出されるため、任意の送受信設定において適切な精度や解像度で歪みを算出することができる。
例えば、上記各実施形態では、医療機器として生体組織の歪みを求める場合を例に挙げて説明したが、歪みの算出対象としては、生体組織に限られない。内部の対象物に対して適切に圧力が加えられるものであれば、本発明は、建築構造物や小型の構造を有する各種製品などに適宜利用可能である。
また、超音波診断装置Uの外部の記憶装置に演算パラメーターテーブル15aを記憶し、図示略の通信部を介して当該記憶装置から演算パラメーターを取得しても良い。
ィスプレイであっても良い。また、印刷出力に直接出力可能としても良いし、画像データとしてではなく、数値データを外部機器に出力可能としても良い。
2 超音波探触子
12 送信部(送受信制御手段)
13 受信部(送受信制御手段)
14 送受信切替部
15 制御部(表示制御手段、送受信設定変更手段、記憶手段)
15a 演算パラメーターテーブル
16 画像処理部
16a 処理制御部(弾性情報生成手段、超音波画像生成手段)
17 記憶部
18 操作入力部(入力手段)
19 出力表示部(表示手段)
21 振動子
210 振動子配列
22 ケーブル
RC 相関演算領域
R 探索領域
S 被検体
T 構造
U 超音波診断装置
Claims (22)
- 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記中心周波数が低いほど大きい
ことを特徴とする超音波診断装置。 - 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記最大深度が浅いほど大きい
ことを特徴とする超音波診断装置。 - 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記フレーム周波数が高いほど大きい
ことを特徴とする超音波診断装置。 - 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子と、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信制御手段と、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段と、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成手段と、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段と、
を備え、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記二次元データと、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記二次元データとを用いて、前記第1の加圧状態と前記第2の加圧状態との間の前記被検体の各位置における変位を検出して前記弾性情報を生成し、
前記変位の検出は、当該変位を、前記二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域ごとに、前記相関演算領域を包含する所定の探索領域において特定することにより行われ、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさ及び前記探索領域の大きさの少なくとも一方を示す前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴とする超音波診断装置。 - 前記弾性情報生成手段は、前記第1の受信信号と前記第2の受信信号との間での、前記相関演算領域に対応する時間範囲の各時間における位相差成分を抽出し、当該位相差成分と、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数とから前記相関演算領域における前記被検体の歪みを算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
- 予め複数の異なる前記送受信設定に各々対応付けて定められた複数の前記演算パラメーターを記憶する記憶手段を備え、
前記演算パラメーター取得手段は、前記記憶手段から前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含むことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の超音波診断装置。
- 前記送受信制御手段は、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含む
ことを特徴とする請求項1〜7の何れか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記送受信制御手段は、設定された前記最大深度が深いほど低いサンプリング周波数で前記受信信号を取得することを特徴とする請求項8に記載の超音波診断装置。
- 前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含む
ことを特徴とする請求項1〜9の何れか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記送受信設定を定める入力操作を受け付ける入力手段と、
前記入力操作に基づいて前記送受信設定を定める送受信設定変更手段と、
を備えることを特徴とする請求項1〜10の何れか一項に記載の超音波診断装置。 - 前記弾性情報は、前記被検体における歪みに係る値の分布を示す弾性画像であることを特徴とする請求項1〜11の何れか一項に記載の超音波診断装置。
- 前記受信信号を用いて前記被検体の内部構造を示す超音波画像を生成する超音波画像生成手段を備え、
前記表示制御手段は、前記超音波画像及び前記弾性画像を前記表示手段により表示させる
ことを特徴とする請求項12に記載の超音波診断装置。 - 前記表示制御手段は、前記超音波画像及び前記弾性画像を重ねて前記表示手段により表示させることを特徴とする請求項13に記載の超音波診断装置。
- 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記中心周波数が低いほど大きい
ことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。 - 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信ステップでは、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記最大深度が浅いほど大きい
ことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。 - 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信ステップでは、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記フレーム周波数が高いほど大きい
ことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。 - 超音波を被検体に対して送信し、当該送信された超音波の反射波を受信する超音波探触子を備える超音波診断装置の制御方法であって、
所定の送受信設定に基づいて、前記超音波探触子により超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された超音波に係る受信信号を取得する送受信ステップ、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得ステップ、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生成する弾性情報生成ステップ、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示ステップ、
を含み、
前記送受信ステップでは、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記弾性情報生成ステップでは、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記二次元データと、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記二次元データとを用いて、前記第1の加圧状態と前記第2の加圧状態との間の前記被検体の各位置における変位を検出して前記弾性情報を生成し、
前記変位の検出は、当該変位を、前記二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域ごとに、前記相関演算領域を包含する所定の探索領域において特定することにより行われ、
前記演算パラメーター取得ステップでは、前記相関演算領域の大きさ及び前記探索領域の大きさの少なくとも一方を示す前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴とする超音波診断装置の制御方法。 - コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信設定は、前記超音波探触子から送信される超音波の中心周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記中心周波数が低いほど大きい
ことを特徴とするプログラム。 - コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記被検体に送信された超音波のうち当該被検体における反射位置が所定の最大深度以下である反射波に係る受信信号を取得し、
前記送受信設定は、前記最大深度の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記最大深度が浅いほど大きい
ことを特徴とするプログラム。 - コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記受信信号と、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記受信信号とを用いて、前記第1の受信信号及び前記第2の受信信号のうち所定の時間範囲に対応する相関演算領域ごとに当該被検体の歪みを算出して前記弾性情報を生成し、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさを示す前記演算パラメーターを取得し、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記送受信設定は、前記走査の頻度を示すフレーム周波数の設定を含み、
前記演算パラメーターが示す前記相関演算領域は、前記フレーム周波数が高いほど大きい
ことを特徴とするプログラム。 - コンピューターを、
所定の送受信設定に基づいて、超音波探触子により被検体に対して超音波を送信させ、前記超音波探触子により受信された前記超音波の反射波に係る受信信号を取得する送受信制御手段、
前記受信信号に基づく前記被検体における弾性情報の生成に用いられる演算パラメーターであって、前記送受信設定に対応して定められた前記演算パラメーターを取得する演算パラメーター取得手段、
前記取得された演算パラメーターに基づいて、前記受信信号を用いて前記弾性情報を生
成する弾性情報生成手段、
前記弾性情報を表示手段により表示させる表示制御手段、
として機能させ、
前記送受信制御手段は、前記超音波探触子により超音波を所定の走査方向に走査させながら送信させ、前記走査ごとに、前記走査された超音波に係る受信信号の二次元データを取得し、
前記弾性情報生成手段は、第1の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第1の前記二次元データと、第2の加圧状態の前記被検体により反射された超音波に係る第2の前記二次元データとを用いて、前記第1の加圧状態と前記第2の加圧状態との間の前記被検体の各位置における変位を検出して前記弾性情報を生成し、
前記変位の検出は、当該変位を、前記二次元データにおける二次元の所定の相関演算領域ごとに、前記相関演算領域を包含する所定の探索領域において特定することにより行われ、
前記演算パラメーター取得手段は、前記相関演算領域の大きさ及び前記探索領域の大きさの少なくとも一方を示す前記演算パラメーターを取得する
ことを特徴とするプログラム。
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