JP6656496B1 - ガス絶縁電気装置 - Google Patents

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Abstract

本発明のガス絶縁電機装置は、接地タンクと、接地タンク内に配置された導体と、接地タンク内に充填された絶縁ガスと、を備える。絶縁ガスは、主な絶縁性能を担い、地球温暖化係数が6500未満である第1ガスと、第1ガスよりも、分子量が小さく、絶縁性能が低く、かつ地球温暖化係数が小さい第2ガスと、を含む混合ガスである。絶縁ガスの絶縁性能は、同じ圧力を有する第1ガスの絶縁性能よりも低い。

Description

本発明は、ガス絶縁電気装置に関する。
ガス絶縁開閉装置などのガス絶縁電機装置は、高電圧が印加される導体を金属製の接地タンク内に収納し、接地タンク内の空間に絶縁ガスを封入することで、絶縁性能が確保されている。
従来、このようなガス絶縁電気装置に使用される絶縁ガスとして、例えばSFが知られていた。しかし、SFは、絶縁性能が高いが、地球温暖化係数(GWP)が大きい。このため、環境負荷低減の観点から、SFを代替する絶縁ガスが検討されている。
例えば、特許文献1(特表2014−506376号公報)では、ガス絶縁電機装置の絶縁性能を担保するための絶縁ガスとしてフルオロケトンガスと空気等との混合ガスが開示されており、この混合ガスのGWPは1以下である。ここで、当該混合ガスの絶縁性能は、フルオロケトンおよび空気の各々の絶縁性能の相加平均より大きい。すなわち、複数種の気体を混合することにより、混合前のガス単体に比べて絶縁性能が相乗的に増大する。本明細書では、このような性質を有することを「絶縁性能の相乗効果を有する」と表現する。なお、反対に、複数種の気体の混合ガスの絶縁性能が、混合前のガス単体の各々の絶縁性能の相加平均以下であることを、「絶縁性能の相乗効果を有さない」と表現する。
特許文献1に開示される絶縁ガスでは、主な絶縁性能を担うフルオロケトンガスにGWPが小さい空気等を混合させることにより、絶縁性能を低下させずに、GWPを低下させることができる。
また、例えば、非特許文献1には、SFを代替する絶縁ガスとして、C、CF等とGWPが小さいN、CO等との混合ガスが開示されている。
特表2014−506376号公報
電気学会論文誌B,122巻9号,2002年,PP1028-1034
特許文献1に開示されるガス絶縁電気装置では、経年使用等によって絶縁ガスが接地タンク内からリークする場合には、分子量が小さい空気の方がフルオロケトンよりも先にリークする。このとき、特許文献1に開示される絶縁ガス(混合ガス)は絶縁性能の相乗効果(synergism effect)を有するため、空気が先にリークするだけでも絶縁性能が大きく低下してしまう。
一方、非特許文献1に開示される絶縁ガスは、絶縁性能の相乗効果を有さない混合ガスであるが、C、CF等の地球温暖化係数(GWP)は6500〜7000であり、SFのGWPより小さいものの更にGWPが小さく環境負荷が少ない絶縁ガスの使用が望まれる。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、経年使用等によって絶縁ガスが接地タンク内からリークした場合でも絶縁性能の低下を抑制することができ、かつ環境負荷が少ないガス絶縁電気装置を提供することを目的とする。
本発明のガス絶縁電機装置は、
接地タンクと、
接地タンク内に配置された導体と、
接地タンク内に充填された絶縁ガスと、を備える。
絶縁ガスは、
主な絶縁性能を担い、地球温暖化係数が6500未満である第1ガスと、
第1ガスよりも、分子量が小さく、絶縁性能が低く、かつ地球温暖化係数が小さい第2ガスと、を含む混合ガスである。
絶縁ガスの絶縁性能は、同じ圧力を有する第1ガスの絶縁性能よりも低い。
本発明においては、ガス絶縁電気装置の接地タンク内に充填される絶縁ガスとして、主な絶縁性能を担う第1ガスと、第1ガスよりも分子量が小さい第2ガスと、を含む混合ガスが用いられる。これにより、経年使用等によって絶縁ガスが接地タンク内からリークする場合、第1ガスよりも分子量が小さい第2ガスが第1ガスよりも先にリークし、主な絶縁性能を担う第1ガスはリークし難い。このため、第1ガスの絶対量は経年使用後も低下し難い。そして、第2ガスは第1ガスよりも絶縁性能が低く、絶縁性能の相乗効果もないため、第2ガスがリークしても、第1ガスの絶対量の低下が少なければ、経年使用後も絶縁ガスの絶縁性能の低下が抑制される。
また、第1ガスおよび第2ガスはいずれもGWPが比較的小さいため、絶縁ガスのGWPは従来の絶縁ガスよりも小さい。
したがって、本発明によれば、経年使用等によって絶縁ガスが接地タンク内からリークした場合でも絶縁性能の低下を抑制することができ、かつ環境負荷が少ないガス絶縁電気装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気装置の概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1について、混合ガスの絶縁性能の相乗効果を説明するための模式的なグラフである。 本発明の実施の形態1について、混合ガスの絶縁性能の相乗効果を説明するための別の模式的なグラフである。 本発明の実施の形態1について、混合ガスの絶縁性能の相乗効果を説明するための別の模式的なグラフである。 本発明の実施の形態1について、混合ガスの絶縁性能の相乗効果を説明するための別の模式的なグラフである。 本発明の実施の形態4を説明するための模式的なグラフである。 本発明の実施の形態5を説明するための模式的なグラフである。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、本発明の図面において、同一の参照符号は、同一部分または相当部分を表す。また、長さ、幅、厚さ、深さなどの寸法は図面の明瞭化と簡略化のために適宜変更されており、実際の寸法とは異なる。なお、図中では、第1ガスは「ガスA」または単に「A」と表記され、第2ガスは「ガスB」または単に「B」と表記される。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気装置について説明する。
〔ガス絶縁電気装置〕
図1は、本発明の実施の形態1に係るガス絶縁電気装置の概略構成を示す図である。なお、図1では、ガス絶縁電気装置の一例としてガス絶縁開閉装置が図示されている。
図1に示されるガス絶縁電気装置は、接地タンク1と、接地タンク1内に配置された導体2と、接地タンク1内に充填された絶縁ガス(図示せず)と、を備える。
図1では、導体2は、絶縁性の支持部材3によって接地タンク1と絶縁された状態で支持されている。なお、導体2には、高電圧が印加される。接地タンク1は、機密性の容器、空間等である。
なお、ガス絶縁電気装置は、導体2を含む電路(電気回路)に沿って、電気的に直列または並列に、電気的または電気機械的な設備を備えていてもよい。電気的または電気機械的な設備としては、例えば、電路を切断するための開閉器、遮断器、断路器等、および、電路の電圧を変化させるための変圧器、抵抗、リアクトル、コンデンサ等が挙げられる。
このような開閉器、遮断器、断路器、変圧器、抵抗、リアクトル、コンデンサ等の設備の内部または外部の絶縁材料(接地タンク1の内部以外の絶縁材料)は、接地タンク1内に充填される絶縁ガスと同様の混合ガスであってもよく、他の絶縁ガスであってもよい。他の絶縁ガスとしては、例えば、乾燥空気、CO、N、O、H、ヘリウム、SF6、または、これらの混合ガス等が挙げられる。
また、接地タンク1の内部以外の絶縁材料は、固体絶縁物、絶縁油、ゲル状の絶縁物などであってもよい。上記設備の内部または外部は、真空状態によって絶縁されていてもよい。
固体絶縁物としては、例えば、絶縁性の樹脂材、ゴム材などが挙げられる。絶縁性の樹脂材としては、例えば、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂などが挙げられる。熱可塑性樹脂としては、例えば、塩化ビニル系、ポリエステル系、ナイロン系等の樹脂が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、例えば、エポキシ系、ウレタン系、アクリル系等の樹脂が挙げられる。絶縁油としては、鉱物油、植物性油、動物性油、フロリナートなどが挙げられる。
〔絶縁ガス〕
次に、接地タンク1内に充填される絶縁ガスについて詳細に説明する。
本実施の形態において、絶縁ガスは、第1ガスと第2ガスとを含む混合ガスである。なお、絶縁ガスまたは第1ガスもしくは第2ガスには、本発明の効果が奏される範囲で、それぞれの調製過程で混入するガス等の少量の別種のガスが含まれていてもよい。
(第1ガス)
第1ガスは、主な絶縁性能を担い、地球温暖化係数(「GWP」と略す場合がある)が6500未満である。「主な絶縁性能を担う」とは、絶縁ガスの絶縁性能において第1ガスの絶縁性能が最も多く寄与することを意味する。
第1ガスのGWPは、6500未満であるが、好ましくは1000以下であり、より好ましくは500以下であり、さらに好ましくは150以下であり、最も好ましくは10以下である。
例えば、非特許文献1には、絶縁性能の相乗効果を有さない混合ガス(絶縁ガス)として、C、CF等とN、CO等との混合ガスが挙げられている。しかし、C、CF等は、地球温暖化係数(GWP)が6500〜7000であり比較的高い。これに対して、本実施の形態で用いられる第1ガスおよび第2ガスのGWPはいずれも6500未満であるため、従来よりも環境負荷が少ない絶縁ガスを提供することができる。
(第2ガス)
第2ガスは、第1ガスよりも、分子量が小さく、絶縁性能が低い。第2ガスの分子量は、好ましくは300以下であり、より好ましくは200以下であり、さらに好ましくは100以下である。
また、第2ガスのGWPは、第1ガスのGWPより小さく、好ましくは1000以下であり、より好ましくは500以下であり、さらに好ましくは150以下であり、最も好ましくは10以下である。これにより、第1ガスに第2ガスを混合することで、絶縁ガスのGWPを低減し、環境負荷を低減することができる。
(絶縁性能)
絶縁ガスの絶縁性能は、同じ圧力を有する第1ガスの絶縁性能よりも低い。
絶縁性能は、例えば、ガス中で絶縁破壊を発生させる耐電圧性能評価によって測定することができ、絶縁破壊電圧として数値化することができる。この絶縁破壊電圧の値が大きいほど絶縁性能が高いと評価できる。耐電圧性能評価とは、例えば実器を模擬したような同軸円筒形状の試験系を用いた評価であり、用いられる電圧波形は実器に印加される可能性のある波形(例えば直流電圧、交流電圧、パルス電圧など)を模擬したものである。
以下、図2〜図5を参照して、第1ガス(A)と第2ガス(B)の絶縁性能の相乗効果を有する絶縁ガス(混合ガス)と、絶縁性能の相乗効果を有さない絶縁ガスとの違いについて説明する。
例えば、図2の場合、50モル%の第1ガスと50モル%の第2ガスとの混合ガスは、同じ圧力を有する第1ガス単体(100%の第1ガスからなるガス)の絶縁性能より高い。この場合、混合ガスは絶縁性能の相乗効果を有する。
なお、ここでは、50%の第1ガスと50%の第2ガスとの混合ガスについて説明したが、第1ガスと第2ガスの絶縁性能の相乗効果の有無は、第1ガスと第2ガスとの混合比率によらない。
これに対して、例えば、図3の場合、混合ガス中の第1ガスの比率に対し、直線状に混合ガスの絶縁性能が相関している。この場合、同じ圧力で比較すると、第1ガス単体の絶縁性能に比べて、第1ガスと第2ガスの混合ガスの絶縁性能が小さいと考えられる。本明細書では、このことを「第1ガスと第2ガスの絶縁性能の相乗効果を有さない」と表現する。
本実施の形態では、絶縁性能の相乗効果を有さない絶縁ガス(混合ガス)において、第1ガスと第2ガスの混合比率に対し、混合ガスの絶縁性能が必ずしも直線的に相関している必要はない。上記した通り、混合ガスの混合比率とは関係なく、絶縁ガスの絶縁性能が同じ圧力を有する第1ガスの絶縁性能よりも低ければよい。
本発明における第1ガスと第2ガスの混合ガスは、絶縁性能の相乗効果を有さないため、例として図3のような特徴を持っている。理想的には、絶縁性能の相乗効果を有さない混合ガスの絶縁性能は、第1ガスの混合分の絶縁性能と、第2ガスの混合分の絶縁性能によってのみ決定されるが、足し合わせるガスの温度、容量、圧力、純度、その他化学的条件によっては、混合ガスの絶縁性能が、第1ガスと第2ガスそれぞれの絶縁性能の単純加算(相加平均)より、大きかったり小さかったりする場合がある。
また、圧力によっては、混合ガス中の第1ガスの比率の変化に応じて、混合ガスの絶縁性能が直線的に変化しない場合もある。そのため、例えば、図4および図5のような結果を示すガスであっても、上記した「絶縁性能の相乗効果を有さない」とみなされる混合ガスの条件を満たすため、絶縁性能の相乗効果を有さない(絶縁ガスの絶縁性能が、同じ圧力を有する第1ガスの絶縁性能よりも低い)絶縁ガスに該当する。
次に、第1ガスと第2ガスとを含む混合ガスのリークによって発生する、絶縁性能の低下について説明する。一般的に、温度が上がると気体として存在できる(液体にならない)最高圧力(飽和蒸気圧)は上昇する。
ここで、本発明のガス絶縁電気装置に、経年使用等によりガスリークが発生した場合、一般的に分子量が小さいガスの方がリークしやすいため、絶縁ガスにおいて第2ガスの量が第1ガスよりも先に減少する。
この場合、もし絶縁ガスが絶縁性能の相乗効果を有する混合ガスであれば、第1ガスの絶縁性能と第2ガスの絶縁性能との相加平均に、相乗効果分の絶縁性能が上乗せされる。このため、第2ガスの量が減少した場合、第2ガス単体分の絶縁性能と相乗効果分の絶縁性能の両方が減少し、絶縁ガスの絶縁性能は著しく低下する。
これに対して、本発明において絶縁ガスは絶縁性能の相乗効果のない混合ガスであるため、第2ガスが減少しても、第2ガス単体分の絶縁性能が低下するだけであり、絶縁ガスの絶縁性能は低下しにくい。このため、リークなどによってガス圧の低下が生じたとしても、絶縁ガスの絶縁性能の低下を抑制することができ、ガス絶縁電気装置では、急激な絶縁劣化が生じないという効果が期待できる。
接地タンク1内での第1ガスの分圧は、ガス絶縁電気装置の最低使用温度における第1ガスの飽和蒸気圧以下であることが好ましい。なお、同様に、接地タンク1内での第2ガスの分圧も、ガス絶縁電気装置の最低使用温度における第2ガスの飽和蒸気圧以下であることが好ましい。このように、接地タンク内に充填された絶縁ガス中の第1ガスおよび第2ガスの分圧(絶対量)が調整される場合、ガス絶縁電気装置の使用中に絶縁ガスが液化することなく気体状態で維持され、絶縁ガスの絶縁性能および圧力が一定に維持される。これにより、使用中にガス絶縁電気装置の絶縁性能を維持することが容易である。
例えば、第1ガスの一例として後述する1233zd(E)は、組成式CFClで表されるガスである。ガス絶縁電気装置の最低使用温度を例えば0℃とした場合、0℃での1233zd(E)の飽和蒸気圧は0.048MPaであるため、接地タンク1内での第1ガス(1233zd(E))の分圧は0.048MPa以下であることが好ましい。尚、さらに低い温度でガス絶縁電気装置が運転される場合は、第1ガス(1233zd(E))の分圧がさらに低くなるように第1ガスの接地タンクへの充填量を調整すればよい。
実施の形態2.
実施の形態2において、第1ガスは、GWPが10以下であり、水素、炭素、フッ素、酸素、塩素、窒素およびリンからなる群から選択される少なくとも1種の元素を含む分子からなり、かつ、ガス絶縁電気装置の最低使用温度における飽和蒸気圧が0MPaより高い。それ以外の点は、実施の形態1と同様であるため、重複する説明は省略する。
本実施の形態では、第1ガスのGWPおよび第2ガスのGWPがいずれも10以下であるため、環境負荷を大幅に低減することができる。
(第1ガス)
本実施の形態において、第1ガスは、水素、炭素、フッ素、酸素、塩素、窒素およびリンからなる群から選択される少なくとも1種の元素を含む分子からなる。第1ガスを構成する分子は、好ましくは水素、炭素およびフッ素を含み、より好ましくは水素、炭素、フッ素および塩素を含む。
また、第1ガスは、ガス絶縁電気装置の最低使用温度における飽和蒸気圧が0MPaより高い。これにより、第1ガスは、ガス絶縁電気装置の使用中に液化せず、ガス態が維持されるため、絶縁ガスの絶縁性能が維持される。
このような第1ガスとしては、例えば、ハイドロフルオロオレフィンガスが挙げられる。ハイドロフルオロオレフィンガスとしては、例えば、1234yf、1234ze(E)、1233ze(Z)などが挙げられる。なお、1234yf、1234ze(E)および1233ze(Z)のGWPはいずれも10以下である。例えば、1234yfのGWPは1以下であり、1234ze(E)のGWPは10以下であり、1233ze(Z)のGWPは1以下である。
第1ガスは、1234yf、1234zeおよび1233zd(E)からなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。これらのガスは、一般にN、CO2、乾燥空気、OおよびH等の第2ガスに対して絶縁性能の相乗効果を有さないため、経年使用等によって第2ガスがリークしても、第1ガスの減少量が少なければ、第1ガスの絶縁性能が維持され、絶縁ガスの絶縁性能の低下がより確実に抑制される。
実施の形態3.
実施の形態3では、第2ガスの大気圧での沸点が、ガス絶縁電気装置の最低使用温度より低い。それ以外の点は実施の形態1および2と同様であるため、重複する説明は省略する。
一般的に、接地タンク内に充填する絶縁ガスの量を多くし、接地タンク内の絶縁ガスの圧力を高くすることにより、絶縁ガスによる絶縁性能をさらに高めることができる。上述のとおり、主な絶縁性能を担う第1ガスの分圧は、ガス絶縁電気装置の最低使用温度における第1ガスの飽和蒸気圧以下であることが好ましいが、絶縁ガスの絶縁性能を高めるためには、第2ガスの分圧は、ガス絶縁電気装置の使用中に第2ガスが液化することのない範囲で、可能な限り高い方が好ましい。
また、ガス絶縁電気装置の経年使用等により絶縁ガスのリークが生じる際に、第2ガスを優先的にリークさせるためにも、第2ガスの分圧は可能な限り高い方が好ましい。
本実施の形態では、沸点が低いガスを第2ガスとして用いることで、絶縁ガスをより高い圧力(大気圧より高い圧力)まで充填することができる。これにより、ガス絶縁電気装置の絶縁性能をより向上させることができる。また、ガス絶縁電気装置の経年使用等により絶縁ガスのリークが生じる際に、第2ガスが優先的にリークするため、絶縁ガスの絶縁性能の低下をより確実に抑制することができる。したがって、ガス絶縁電気装置の絶縁性能をより向上させることができる。
このような第2ガスとしては、例えば、乾燥空気(大気圧での沸点:−190℃)、CO(大気圧での沸点:−78.5℃)、N(大気圧での沸点:−195.8℃)、O(大気圧での沸点:−183℃)、H(大気圧での沸点:−252.8℃)、ヘリウム(大気圧での沸点:−268.9℃)、または、これらの混合ガスなどが挙げられる。
第2ガスは、N、CO2、乾燥空気、OおよびHからなる群から選択される少なくとも1種を含むことが好ましい。これらのガスは、一般にハイドロフルオロオレフィンガス等の第1ガスに対して絶縁性能の相乗効果を有さず、第1ガスに比べて絶縁性能が十分に低い。このため、経年使用等によって第2ガスがリークしても、第1ガスの減少量が少なければ、第1ガスの絶縁性能が維持され、絶縁ガスの絶縁性能の低下がより確実に抑制される。
実施の形態4.
実施の形態4では、絶縁ガス(混合ガス)において、第1ガスと第2ガスとの混合比率が絶縁性能の相乗効果を有さないことが明らかであるような比率範囲に調整される。それ以外の点は実施の形態1〜3と同様であるため、重複する説明は省略する。
本実施の形態において、絶縁ガスにおける第1ガスと第2ガスとの混合比率の範囲は、絶縁ガスの絶縁性能が、第1ガスおよび第2ガスのうち、絶縁ガス中の比率が多い方のガスの絶縁性能よりも高く、絶縁性能の相乗効果を有さないことが明確であるような範囲であることが好ましい。
図3は、絶縁ガス(混合ガス)の全圧が一定の場合に、絶縁ガス中の第1ガス(ガスA)の比率を横軸とし、絶縁ガスの絶縁性能を縦軸とした模式的なグラフである。図3では、どのような混合比の場合でも、絶縁ガスの絶縁性能は、同じ圧力の第1ガスの絶縁性能(A100%の性能)よりも低いことが示される。このような特性を有する絶縁ガスは、絶縁性能の相乗効果を有さない。なお、図3に示されるように絶縁ガスの絶縁性能が第1ガスの比率と比例している(直線的に変化する)場合は、絶縁性能の相乗効果を有さない典型的な例である。
一方で、例えば、第1ガスがハイドロフルオロオレフィンガスであり、第2ガスがCOである場合において、ハイドロフルオロオレフィンガスの比率と混合ガスの絶縁性能との関係が図6の模式的なグラフに示される。図6では、絶縁ガスの絶縁性能が直線的に変化するのは第1ガスの比率が10〜80%の混合範囲であると読み取れる。このような範囲では、絶縁ガスが絶縁性能の相乗効果を有さないことが明確である。
具体的には、例えば、絶縁ガスにおいて、第1ガスおよび第2ガスのうち、絶縁ガス中の比率が多い方のガスに対して、絶縁ガス中の比率の少ない方のガスの割合(モル比率、分圧比率など)は、好ましくは10〜80%であり、より好ましくは10〜70%であり、さらに好ましくは10〜60%である。
また、接地タンク内に充填された絶縁ガスにおいて、接地タンク内に充填された絶縁ガスにおいて、絶縁ガス中の第1ガスの比率は、好ましくは10〜80%であり、より好ましくは10〜70%であり、さらに好ましくは10〜60%である。
一方、図6において、第1ガスの比率が0〜10%または80〜100%である場合、比率が多い方のガスの絶縁性能が支配的になり、比率が多い方のガスの絶縁性能と、混合ガス(絶縁ガス)の絶縁性能との差が相対的に小さくなる。したがって、この混合比率の範囲では、絶縁性能の相乗効果の有無が判定できない。
なお、「絶縁性能の相乗効果を有さないことが明らかである」とは、例えば、絶縁ガス中の第1ガスの比率が第2ガスよりも多い場合に、絶縁ガスの絶縁性能の指標値(上述の絶縁破壊電圧)が、同じ圧力の第1ガスの当該指標値に対して105%以上であることが好ましい。
実施の形態5.
本実施の形態5では、接地タンク1内に充填された絶縁ガスにおいて、第2ガスの分圧が10%変化したときの絶縁ガスの絶縁性能の変化率が5%以内である。それ以外の点は実施の形態1〜4と同様であるため、重複する説明は省略する。
図7では、一定量の第1ガスに対し、混合される第2ガスの量を増やすことにより、第2ガスの分圧を変化させたときの絶縁ガスの絶縁性能の変化が示されている。なお、図7において、縦軸の単位(p.u.)は絶縁破壊電圧を意味し、横軸の単位(p.u.)は絶縁破壊電圧測定時のガス圧力を意味する。図7に示されるように、第2ガスの圧力が例えば10%変化したときでも、絶縁性能の変化率は5%以内となっている。すなわち、ガス絶縁電気装置の経年使用等によって絶縁ガスのリークが発生し、主に第2ガスがリークした場合でも、ガス絶縁電機装置の絶縁性能の低下を抑制することができる。
このように、本実施の形態のガス絶縁電気装置では、第2ガスがリークにより減少した場合でも絶縁性能が下がりにくいため、絶縁性能の低下をより確実に抑制することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 接地タンク、2 導体、3 絶縁性の支持部材。

Claims (6)

  1. 接地タンクと、
    前記接地タンク内に配置された導体と、
    前記接地タンク内に充填された絶縁ガスと、を備えるガス絶縁電気装置であって、
    前記絶縁ガスは、
    主な絶縁性能を担い、地球温暖化係数が6500未満である第1ガスと、
    前記第1ガスよりも、分子量が小さく、絶縁性能が低く、かつ地球温暖化係数が小さい第2ガスと、を含む混合ガスであり、
    前記絶縁ガスの絶縁性能は、同じ圧力を有する前記第1ガスの絶縁性能よりも低く、
    前記第1ガスは、ハイドロフルオロオレフィンガスである、ガス絶縁電気装置。
  2. 前記ハイドロフルオロオレフィンガスは、1234yf、1234zeおよび1233zd(E)からなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項に記載のガス絶縁電気装置。
  3. 前記第2ガスの大気圧での沸点が、前記ガス絶縁電気装置の最低使用温度より低い、請求項1または2に記載のガス絶縁電気装置。
  4. 前記第2ガスは、N、CO、乾燥空気、OおよびHからなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項に記載のガス絶縁電気装置。
  5. 前記接地タンク内に充填された前記絶縁ガスにおいて、前記絶縁ガス中の前記第1ガスの比率が10〜80%である、請求項1〜のいずれか1項に記載のガス絶縁電気装置。
  6. 前記接地タンク内に充填された前記絶縁ガスにおいて、前記第2ガスの分圧が10%変化したときの前記絶縁ガスの絶縁性能の変化率が5%以内である、請求項1〜のいずれか1項に記載のガス絶縁電気装置。
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