JP6654455B2 - 冷蔵ケース - Google Patents

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Description

本発明は、飲食物を陳列する冷蔵ケースに関する。
レストラン等において、サラダバー等のセルフサービス形式の食事を提供する際に、冷蔵して飲食物の鮮度を保ちながら、利用者が取り出しやすい上方の位置に飲食物を陳列することができる冷蔵ケースが配置されている。このような冷蔵ケースに陳列された飲食物を取るための取り皿やフォーク・スプーン等の食器やトレーは、冷蔵ケースの近傍に配置されたテーブルや収納棚に用意されるのが一般的である。しかしながら、冷蔵ケースの近傍にテーブルや収納棚を配置すると、冷蔵ケースに陳列された飲食物にアクセスできる方向が制限されるばかりか、店内のレイアウトも制限されるという問題があった。
そこで、例えば、特許文献1に開示されているような技術が採用された食品陳列用ケース(冷蔵ケース)がある。特許文献1の食品陳列用ケースは、箱型の基台と、該基台の上面に載置されるケース本体と、から主に構成されており、ケース本体は、ケース本体の内部に設けられ食品を陳列可能な陳列棚と、ケース本体の側壁を構成し垂直断面が略逆L字形を成す透明の引戸と、から主に構成されている。基台には、ケース本体の内部を冷却するための冷却器が内蔵され、冷却器の横にトレー収納用小棚が設けられている。トレーや食器等の物品の収納部を食品陳列用ケースに設けることで、店内のレイアウトの制約を受けづらくなっている。
実用新案昭61−10535号公報(第2頁、第1図)
しかしながら、特許文献1にあっては、食品を陳列可能な陳列棚が利用者にとって取りやすい高さに設けられており、この陳列棚の下方に位置する基台における冷却器の収容部の横にトレー収納用小棚が設けられているため、トレー収納用小棚が床に近い位置に設けられることで高さ位置が低くなってしまい、利用者がトレー収納用小棚からトレーを取り出しにくいという問題がある。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、食器等の物品を取り出しやすい位置に収納することができる冷蔵ケースを提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の冷蔵ケースは、
ケース本体と、前記ケース本体の下方の収納部に少なくともその凝縮器が収納され冷凍サイクルを行う冷却装置と、前記ケース本体の上部に設けられ飲食物を陳列可能な飲食物陳列部と、を備え、前記飲食物陳列部に陳列された飲食物を冷却可能な冷蔵ケースであって、
前記飲食物陳列部は、飲食物を載置するための飲食物載置部と、前記飲食物載置部の下方であって一面に設けられる断熱部と、前記飲食物載置部と前記断熱部に挟まれるように配置される前記冷却装置の蒸発器と、を備え、
前記ケース本体の側方周面の少なくとも一側面に左右方向の略全長に亘って開口が設けられるとともに、この開口から前記ケース本体の内側に張り出す箱形状の物品載置部を備え、
前記物品載置部は、前記ケース本体において前記飲食物陳列部と前記収納部に上下方向に重畳して挟まれる位置に配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、ケース本体における冷却装置の上方に物品載置部が設けられることにより、物品載置部の高さ位置が高くなるとともに、物品載置部が飲食物陳列部と高さ方向に近い位置に配置されることから、食器等の物品を取り出しやすい位置に収納することができる。
前記飲食物陳列部は、飲食物を載置するための飲食物載置部と、前記飲食物載置部の下方に設けられる断熱部と、前記飲食物載置部を直接冷却する前記冷却装置の蒸発器と、を備え、
前記蒸発器は、前記飲食物載置部と前記断熱部に挟まれて配置されていることを特徴としている。
この特徴によれば、飲食物載置部を直接冷却する蒸発器が飲食物載置部と断熱部の間に設けられることにより、飲食物陳列部を高さ方向に薄く構成することができるので、物品載置部を設ける高さ位置を高くして食器等の物品の取り出し位置を高くすることができる。
前記物品載置部の開口上縁は、前記ケース本体の内部に向かって下方に傾斜することを特徴としている。
この特徴によれば、物品載置部の開口を上下方向に大きくすることができるので、物品載置部に載置された食器等の物品の上方からの視認性が向上するとともに、物品載置部の開口上縁に物品が接触し難くなるので、物品の取り出し位置を高くすることができる。
実施例における冷蔵ケースを示す斜視図である。 冷蔵ケースの構造を示す断面図である。 冷蔵ケースの構造を示す正面図である。 冷蔵ケースの食品陳列部の構造を示す上面図である。
本発明に係る冷蔵ケースを実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る冷蔵ケースにつき、図1から図4を参照して説明する。以下、図2の画面左側及び図4の画面右側を冷蔵ケースの正面側(前方側)とし、図2の画面右側及び図4の画面左側を冷蔵ケースの背面側(後方側)とし、その前方側から見たときの上下左右方向を基準として説明する。
本実施例の冷蔵ケース1は、例えば、レストラン等において、サラダバー等のセルフサービス形式の食事を提供する際に使用され、冷蔵して食品の鮮度を保ちながら、利用者が取り出しやすい上方の位置に食品を陳列することができるようになっている。
図1に示されるように、冷蔵ケース1は、後述する圧縮機60及び凝縮器61(冷却装置)(図3参照)等を下方に内蔵し、略直方体を成すケース本体2と、ケース本体2の上部2aに設けられ食品が陳列される食品陳列部3(飲食物陳列部)と、ケース本体2の前後側方に設けられ皿、トレー、ナイフ、フォーク、箸等の食器10や、ナプキン、調味料等の物品が収納される物品収納部4,4(物品載置部)と、ケース本体2の上方に屋根状に設けられるスニーズガード5と、から主に構成されている。尚、スニーズガード5とは、一般的にオープンショーケース等の上方に取り付けられ、食品陳列部3に埃や塵等が入り込むことを防ぐために設けられるものである。
図2及び図3に示されるように、ケース本体2は、底板2bと、底板2bの左右端部にそれぞれ取り付けられる枠体2c,2cと、該枠体2c,2cにより支持され食品陳列部3及び物品収納部4,4が設けられる上箱体2dと、から主に構成されており、底板2bの下面側には、複数のキャスタ8,8,…が取り付けられることにより、冷蔵ケース1を移動させやすくなっている。尚、ケース本体2は、スチール等の金属板が曲げ加工及び溶接等されることにより成形されている。
ケース本体2の下方には、底板2bと、枠体2c,2cと、上箱体2dと、に囲まれる収納部2eが形成され、収納部2eには、冷蔵ケース1内において冷凍サイクルを行うための圧縮機60及び凝縮器61等が収納されている。収納部2eに収納される圧縮機60及び凝縮器61は、後述する冷却コイル32(冷却装置、蒸発器)及び膨張弁34(冷却装置)とこれらを接続する各冷媒配管と合わせて冷蔵ケース1内において蒸気圧縮式の冷凍サイクルを構成している。
また、収納部2eには、冷蔵ケース1の冷却能力を維持するために冷却に伴って冷却コイル32に付着する霜を溶かして除去する際に生じるドレンを回収して溜めるためのドレンタンク62や、図示しない制御機器や電源部が収納されている。
また、収納部2eの側方周面には、格子状のカバー部材9,9,…が取り付けられており、収納部2eに収納されている圧縮機60及び凝縮器61等が外部から見えないように目隠しすることにより冷蔵ケース1の美観を向上させるとともに、凝縮器61における冷凍サイクルの工程で発生する熱を持った空気が収納部2e内に籠もらないようにカバー部材9,9,…の格子の間から外部に向けて排気できるようになっている。
図2に示されるように、上箱体2dは、底面を構成する底部20aが枠体2c,2cにより下方から支持された状態で固定されており、底部20aの前後端部20b,20bは、それぞれ上方に湾曲しながら所定の高さまで立ち上がった後、垂直に延びることにより上箱体2dの前後の側面20c,20cを形成している。上箱体2dの前後の側面20c,20cの中央には、それぞれ側面視略コ字状の凹部20d,20dが形成され、該凹部20d,20dを利用して後述する物品収納部4,4が設けられている。また、底部20aの左右側端は、それぞれ上方に湾曲しながら所定の高さまで立ち上がった後、垂直に延びることにより上箱体2dの左右の側面20e,20eを形成している。
また、上箱体2dの前後の側面20c,20c及び左右の側面20e,20eの上端は、それぞれ上箱体2dの内部側へ向かって水平に延びることにより上面20fを形成している。上箱体2dの上面20fの中央には、側面視上向きコ字状の凹部20gが形成され、該凹部20gを利用して後述する食品陳列部3が設けられている。
また、上箱体2dの凹部20gを囲むように形成される上面20fには、天板30が上方から取り付けられており、天板30には、中央に凹部20gに上下方向に連通し、凹部20gよりも寸法の小さい長方形の開口30aが設けられている。尚、ケース本体2の上部2aは、天板30と、該天板30の開口30aを閉塞するように配置される食品陳列部3のホテルパン31,31,…(飲食物載置部)により構成されている(図1参照)。
図1及び図2に示されるように、食品陳列部3は、上述した上箱体2dの上面20fに形成される凹部20gと天板30に囲まれた空間Fに対して設けられ、食品を収容可能な複数のホテルパン31,31,…と、冷蔵ケース1の冷凍サイクルを構成する蒸発器としての冷却コイル32と、空間Fに対する下方及び側方からの熱伝導を遮るために設けられる断熱材33(断熱部)と、から主に構成されている。
ホテルパン31は、ステンレス板をプレス加工することにより製造され上面視長方形を成す容器であり、所定の深さを有する収容部31aと、持ちやすいように開口周縁に設けられた把持部31bと、から構成されている。
また、図2及び図4に示されるように、ホテルパン31,31,…は、天板30に形成される開口30aを渡って前後に架設されるステンレス製の複数の支持杆30b,30b,…と、ステンレス板により覆われた天板30の開口30aの開口周縁に把持部31bを引っ掛けられるようになっており、ホテルパン31,31,…の収容部31aを空間F内に突出させた状態を保持できるようになっている。
冷却コイル32は、熱伝導性に優れる銅管から構成される直管部32a,32a,…と、隣接する直管部32a,32aの端部同士を繋ぎ、熱伝導性に優れる銅管から構成されるUベンド部32b,32b,…と、から構成される1本の冷媒流路となっており、ケース本体2の収納部2eに収納された圧縮機60、凝縮器61と繋がっている。尚、冷却コイル32における冷媒の流入側の端部は、凝縮器61から延びる配管61aと、冷却コイル32における冷媒の流出側の端部は、圧縮機60から延びる配管60aとそれぞれ繋げられている。また、凝縮器61から延びる配管61aと、冷却コイル32における冷媒の流入側の端部には、膨張弁34が繋げられている。
また、冷却コイル32は、空間Fに設けられた側面視上向きコ字状の3つの支持部材32c,32c,32cにそれぞれ穿設された複数の貫通孔32d,32d,…に直管部32aがそれぞれ嵌挿された状態で隣接する直管部32a,32aの端部同士がUベンド部32bによって繋がれている。このように、冷却コイル32の直管部32a及びUベンド部32bは、空間Fにおいて周囲の断熱材33等に接触しないようになっているので、冷却コイル32と空間F内の空気との接触面積を増やすことができ、収容部31aを空間F内に突出させた状態を保持される複数のホテルパン31,31,…を下方から効率よく冷却することができる。また、冷却コイル32は、水よりも比熱が小さく温度が下がりやすい空気を冷却しており、冷却された空間F内の空気がホテルパン31全体を下方から満遍なく当たることにより氷等を利用する場合に比べて効率よくホテルパン31を冷却できるようになっている。
また、冷蔵ケース1は、冷却対象である庫内に相当する空間Fに冷却コイル32が配設される直冷式の冷却方法を採用しているので、庫内に相当する空間Fに冷却コイル32が配設されない埋め込み式の冷却方法(庫内とは別の空間で蒸発器により冷却された空気をファンやダクトによって冷却対象である庫内に送る冷却方法)を採用した場合に比べて空間Fを直接冷却できるため冷却効率が良く、空間Fを閉塞するように配置され、空間F内の冷却された空気によって二次的に冷却されるホテルパン31,31,…を短時間で一気に冷却することができる。さらに、冷蔵ケース1は、直冷式の冷却方法を採用することにより、食品陳列部3に設けられる空間Fを直接冷却する冷却コイル32を、冷凍サイクルを行うために必要な圧縮機60及び凝縮器61から離れた位置に配設することができるので、食品陳列部3と圧縮機60及び凝縮器61が収容されるケース本体2の収納部2eとの間の空間を有効利用できるようになっている。
尚、本実施例では、上述した直冷式の冷却方法のように、冷凍サイクルにおいて実質的な冷却を行っている蒸発器(本実施例における冷却コイル32)が、冷却対象である庫内に配設されることにより直接的に冷却対象(本実施例における空間F及びホテルパン31,31,…)の冷却が行われる態様を直接冷却と定義しており、埋め込み式の冷却方法のような、冷却対象である庫内とは別の空間に配設された蒸発器により冷却された空気をファンやダクトを利用して庫内に送ることによって間接的に冷却対象の冷却が行われる態様と区別している。
また、ホテルパン31の収容部31aの下面側を冷却コイル32に上方から接触するように配置することにより、空気よりも比熱が小さく、熱伝導性が大きいステンレス製のホテルパン31を低温の冷媒が流れる冷却コイル32の直管部32a及びUベンド部32bに接触させた状態で冷却して冷却効率をさらに向上させるようにしてもよい。
断熱材33は、上箱体2dの凹部20gに密嵌された状態で設けられ、前述した冷凍サイクルにおいて特に凝縮器61で発生する熱が冷却コイル32によって冷却されている空間Fに対して熱伝導されることを防いでいる。また、断熱材33の上面33aは、前後中央に向けて下方に傾斜しており、断熱材33の上面33aの前後中央には凹部33bが設けられている。さらに、断熱材33の凹部33bは、ケース本体2の収納部2eにおいてドレンタンク62が配設されている側に向けて下方に傾斜しており、凹部33bの左端近傍には排水口33cが設けられている。これによれば、冷蔵ケース1の冷却能力を維持するために冷却に伴って冷却コイル32に付着する霜を溶かして除去する際に生じるドレンを上面33a及び凹部33bに設けられた高低差により効率よく排水口33cに向けて流すことができるようになっている。尚、排水口33cは、ドレン配管62aを介してケース本体2の収納部2eに収納されたドレンタンク62に連通しており、排水口33cに流れ込んだドレンはドレンタンク62に溜められるようになっている。
また、断熱材33の上面33aは、空間Fの底面を構成しており、冷却コイル32により冷却された空間F内の空気が上面33a及び凹部33bに設けられた高低差により自然対流を起こしやすくなるので、冷却コイル32による空間Fの冷却効率を高めることができるようになっている。
ここで、冷蔵ケース1における蒸気圧縮式の冷凍サイクルについて説明する。先ず、冷却コイル32において空間Fの冷却に使用された後の低温低圧の気体冷媒は、冷却コイル32の流出側の端部から配管60aを通って圧縮機60に流入して圧縮される。次に、圧縮機60において圧縮された高温高圧の気体冷媒は、凝縮器61に流入して熱を奪われることにより液化される。次に、凝縮器61において液化された高温高圧の液体冷媒は、配管61aを通って冷却コイル32の流入側の端部に設けられた膨張弁34を通過する際に圧力を下げられ、低温低圧の状態となり冷却コイル32内において気化される。このとき、気化熱により空間F内の空気から熱が奪い取られ、空間F内の空気が吸熱されることで冷却が行われる。冷蔵ケース1は、この蒸気圧縮式の冷凍サイクルを繰り返し行うことにより食品陳列部3のホテルパン31,31,…内の食品を冷蔵できるようになっている。
また、冷蔵ケース1の冷却能力を維持するために行われる冷却コイル32の霜取りは、オフサイクルによって行われる。具体的には、冷蔵ケース1による食品の冷蔵を必要としない閉店時等に冷蔵ケース1の運転を停止することにより、上述した冷凍サイクルが停止されるので、空間F内に常温の空気を自然循環させて冷却コイル32に付着した霜を溶かすことができる。
図1及び図2に示されるように、食品陳列部3の前後に配置される天板30には、載置部30c,30cがそれぞれ設けられている。載置部30c,30cは、皿等の食器10が安定して載置できる寸法となっており、載置部30c,30cに食器10を載置した状態でホテルパン31,31,…の収容部31a内で冷蔵される食品を取り出して載せやすくなっている。尚、載置部30c,30cの自由端側に、ゴム製のシート等を敷設する、あるいは、凸部を設けることにより、載置部30c,30cに載置される食器10の動きを規制して載置部30c,30cからの食器10の落下を防ぐようにしてもよい。
また、天板30において食品陳列部3の左右端側には、前後中央に孔30d,30dがそれぞれ穿設されており、孔30d,30dには、支柱7,7の下端が嵌挿された状態で固定されている。
支柱7,7は、略円筒形状を成し、上端から下端に向けて軸方向に連通する貫通孔7c(図4参照)が形成され、支柱7,7の上端は、後述するスニーズガード5の天板5aの左右端部の中央下面側を下方から支持するようにそれぞれ連結されている。また、支柱7,7の上端近傍には、対向する所定位置に挿入孔7a,7aがそれぞれ穿設されており、該挿入孔7a,7aには、図示しないPOPを掲示するための棒状部材が嵌挿可能になっている。また、一方の支柱7の上端近傍には、貫通孔7cに連通するように配線孔7bが穿設され、後述するLED照明5c,5cに電力を供給するための配線(図示省略)が引き込まれており、支柱7の貫通孔7c及びケース本体2の上箱体2d内を通ってケース本体2の収納部2eに設けられる図示しない電源部に接続されている。
スニーズガード5は、食品陳列部3の上方に配設され、上述した支柱7,7により支持される中央部分の天板5aと、天板5aの前後端にそれぞれ2枚ずつ取り付けられるフード5b,5bと、から主に構成されている。また、スニーズガード5は、天板5aの頂点の高さが130cm程度に設けられるとともに、スニーズガード5により食品陳列部3の鉛直面を全て覆うことができるようになっている。
天板5aは、左右方向の寸法が食品陳列部3と略同寸であり、前後中央が頂点となるように上面側が前後方向に湾曲しており、前後端に取り付けられるフード5b,5bと合わせてスニーズガード5全体が緩やかに湾曲した形状を成している。また、天板5aの下面の前後中央には、天板5aに沿って左右方向に延びるLED照明5c,5cが並列して取り付けられ、LED照明5c,5cに沿うように左右方向に延びる反射板5d,5dがそれぞれ取り付けられている。
反射板5d,5dは、LED照明5c,5cよりも天板5aの前後端側にそれぞれ取り付けられ、水平から所定角度下方に向かって前後端側に傾斜しており、下方に配置される食品陳列部3をLED照明5c,5cにより効率よく照射できるようになっている。尚、食品陳列部3を照射するために十分な明るさを確保できるものであれば、LED照明5cは、スニーズガード5の天板5aの下面の前後中央に1つ設けられるような態様であってもよい。
フード5b,5bは、樹脂製の透明板により構成され、天板5aの前後端縁に対して図示しない複数のヒンジによりそれぞれ2枚ずつ連結されており、ヒンジによる天板5aとの連結部分を中心に上方に向かってフード5b,5bの自由端側を1枚ずつ回動させて立ち上げることができるようになっている(図1及び図2参照)。また、フード5b,5bは、所定の位置まで立ち上げられた状態で保持可能になっており、食品陳列部3に陳列された食品がフード5b,5bを介して上方から見え難い場合には、フード5b,5bを立ち上げることにより食品陳列部3に陳列された食品を見えやすい状態にすることができる。さらに、スニーズガード5は、フード5b,5bを立ち上げた状態であっても、食品陳列部3の鉛直面を全て覆うことができるようになっている。
図1ないし図3に示されるように、物品収納部4,4は、ケース本体2の上箱体2dの前後の側面20c,20cの中央にそれぞれ形成される側面視略コ字状の凹部20d,20dを利用して設けられ、食器10等を載置可能な載置面4a,4aと、ストッパ部材4b,4bと、から主に構成されている。
載置面4a,4aは、上箱体2dの凹部20d,20dの水平底面を利用して設けられており、奥行き寸法を食器10の直径よりも若干大きくすることにより、載置される食器10が物品収納部4,4から取り出し難い奥側の位置に配置されないようになっている。
ストッパ部材4b,4bは、上箱体2dの底部20aの前後端部20b,20bにそれぞれ取り付けられ、載置面4a,4aに載置された食器10の動きを規制することにより食器10が物品収納部4,4の手前側に滑り出ることを防いでいる。
また、物品収納部4,4を形成している凹部20d,20dの開口上縁には、ケース本体2の内部側に向かって下方に傾斜する傾斜面4c,4cが形成されており、物品収納部4,4の内部空間を上下方向に大きくすることなく、開口部分のみを上下方向に大きくすることができる。これによれば、物品収納部4,4の載置面4a,4aに載置される食器10の上方からの視認性を向上させることができるとともに、傾斜面4c,4cが形成されることにより物品収納部4,4から食器10を取り出す際に、食器10が物品収納部4,4の傾斜面4c,4cと接触し難くなるので、物品収納部4,4における食器10の取り出し位置を高くすることができる。
以上説明したように、本実施例における冷蔵ケース1は、ケース本体2の前後の側面20c,20cに開口を有し、食器10等を載置可能な物品収納部4,4を備え、物品収納部4,4は、ケース本体2において上方に設けられた食品陳列部3と下方に設けられ圧縮機60及び凝縮器61が収納される収納部2eにより上下方向から挟まれて配置されているので、圧縮機60及び凝縮器61が収納されるケース本体2の収納部2eの上方に物品収納部4,4が設けられることにより、物品収納部4,4の高さ位置が高くなるとともに、物品収納部4,4が食品陳列部3と高さ方向に近い位置に配置されることから、食器10等の物品を取り出しやすい位置に収納することができる。これにより、冷蔵ケース1から食品10を取る方向の自由度が高く、冷蔵ケース1の周りの動線が収納棚等によって邪魔されず、かつ、会場や店内のレイアウトの制約を少なくできる。
また、食品陳列部3において、冷却コイル32は、上方に設けられ食品を載置するためのホテルパン31,31,…と、ホテルパン31,31,…の下方に設けられる断熱材33に上下方向に挟まれて配置されているので、ホテルパン31,31,…を直接冷却する冷却コイル32がホテルパン31,31,…と断熱材33の間に設けられることにより、食品陳列部3を高さ方向に薄く構成することができるので、物品収納部4,4が設けられる高さ位置を高くすることができ、食器10等の取り出し位置も高くすることができる。
また、食品陳列部3と圧縮機60及び凝縮器61が収納されるケース本体2の収納部2eが上下の位置関係に配置されることにより、冷蔵ケース1が冷凍サイクルを行うために必要な圧縮機60及び凝縮器61と冷却コイル32及び膨張弁34との間を繋ぐ冷媒配管である配管60a及び配管61aや、除霜時に生じるドレンを排水口33cからドレンタンク62へ排水するためのドレン配管62aをケース本体2の中央に配設することができるので、物品収納部4,4をケース本体2の側方周面に大きく形成することができる。
また、図2に示されるように、物品収納部4,4は、ケース本体21の収納部2eよりも上方でケース本体2の内側に向けて突出して配置されており、物品収納部4,4の上方に形成され冷却コイル32により冷却される食品陳列部3の空間Fとケース本体21の収納部2eに対して物品収納部4,4の一部が上下方向に重畳しているので、ケース本体21の収納部2eに収容される圧縮機60及び凝縮器61から発せられ、上方に向けて伝わる熱を物品収納部4,4により断熱できる構造になっている。さらに、物品収納部4,4は、圧縮機60及び凝縮器61から発せられる熱により下方から温められるので、載置面4a,4a上に載置される食器10が温められて乾燥しやすくなり、食器10を衛生的に収納することができる。
尚、本実施例では、物品収納部4,4は、ケース本体2の前後の側面20c,20cに形成される態様として説明したが、これに限らず、物品収納部4,4は、ケース本体2の側方周面(側面20c,20c及び側面20e,20e)に亘って形成されてもよい。
また、本実施例では、冷却方法として、冷却コイル32によって冷却された空間Fの空気を自然対流で循環させることによりホテルパン31,31,…を冷却する態様として説明したが、これに限られず、冷却方法として、冷却コイル32によって冷却された空気をファンやダクトを使用して循環させることによりホテルパン31,31,…を冷却する強制冷却式を採用してもよい。
また、本実施例では、同一寸法の長方形のホテルパン31,31,…が8個配置される態様として説明したが、これに限られず、ホテルパン31,31,…の寸法や形状、配置数などは自由に構成されてよく、ホテルパンの構成に合わせて天板30の開口30aに架設される支持杆30b,30b,…の本数や配置等の構成を変更してもよい。
また、本実施例では、天板30の載置部30c,30cは、食品陳列部3の前後に設けられる態様として説明したが、これに限られず、載置部は、食品陳列部3の周縁に亘って設けられてもよい。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、食品陳列部3の上面を覆うカバー等を取り付けて冷却効率を高めるようにしてもよい。
1 冷蔵ケース
2 ケース本体
2d 上箱体
2e 収納部
3 食品陳列部(飲食物陳列部)
4 物品収納部(物品載置部)
4a 載置面
4b ストッパ部材
4c 傾斜面
5 スニーズガード
7 支柱
9 カバー部材
10 食器
30 天板
31 ホテルパン(飲食物載置部)
32 冷却コイル(冷却装置、蒸発器)
33 断熱材(断熱部)
34 膨張弁(冷却装置)
60 圧縮機(冷却装置)
61 凝縮器(冷却装置)
62 ドレンタンク
F 空間

Claims (2)

  1. ケース本体と、前記ケース本体の下方の収納部に少なくともその凝縮器が収納され冷凍サイクルを行う冷却装置と、前記ケース本体の上部に設けられ飲食物を陳列可能な飲食物陳列部と、を備え、前記飲食物陳列部に陳列された飲食物を冷却可能な冷蔵ケースであって、
    前記飲食物陳列部は、飲食物を載置するための飲食物載置部と、前記飲食物載置部の下方であって一面に設けられる断熱部と、前記飲食物載置部と前記断熱部に挟まれるように配置される前記冷却装置の蒸発器と、を備え、
    前記ケース本体の側方周面の少なくとも一側面に左右方向の略全長に亘って開口が設けられるとともに、この開口から前記ケース本体の内側に張り出す箱形状の物品載置部を備え、
    前記物品載置部は、前記ケース本体において前記飲食物陳列部と前記収納部に上下方向に重畳して挟まれる位置に配置されていることを特徴とする冷蔵ケース。
  2. 前記物品載置部の開口上縁は、前記ケース本体の内部に向かって下方に傾斜することを特徴とする請求項1に記載の冷蔵ケース。
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