JP6653387B2 - ロボット手術システムのためのグラフィカルユーザインタフェース - Google Patents

ロボット手術システムのためのグラフィカルユーザインタフェース Download PDF

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Description

本開示は、手術用ロボットシステムに関し、より詳細には、ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現することに関する。
ロボット手術システムでは、外科医に外科的タスクを実行するための十分な情報を提供する警告および通知をもたらすために、グラフィカルユーザインタフェースが一般的に使用される。外科的タスクを実行中の領域および多くの場合にタスクを実行するために展開される手術用器械の一部分の両方を示す、患者の体腔内の手術部位の画像を提供することは一般的である。
開示する一態様によれば、ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現する方法であって、器械は、エンドエフェクタを含み、このエンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間においてエンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されている、方法が提供される。方法は、プロセッサ回路に、入力装置から受信された現在の入力信号に関して、手術作業空間内での器械の現在の三次元空間位置を計算させることを含む。方法はまた、プロセッサ回路に、プロセッサ回路と通信するディスプレイに手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成させることを含み、平面的な表現を含むグラフィック描写は、手術作業空間内での器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域、および平面的な表現上への位置決め装置およびエンドエフェクタの現在の空間位置の二次元投影を含む。
エンドエフェクタは、インジケータによって表現され得、および位置決め装置は、位置決め装置の少なくとも一部分の二次元投影範囲に対応する領域によって表現され得る。
方法は、手術作業空間内に三次元境界を定義すること、および平面的な表現上に三次元境界の二次元投影を生成することによって境界を生成することを含み得る。
器械移動領域の境界は、手術作業空間内での器械の動きに対するさらなる限界を特定する少なくとも1つの締め出し(keep−out)ゾーンをさらに含み得る。
締め出しゾーンは、入力装置においてオペレータから受信された入力、およびプロセッサ回路において受信された患者画像データの少なくとも一方に基づいて定義され得る。
方法は、器械が器械移動領域の境界の近傍にあるという決定に応答して、プロセッサ回路に境界におけるアクティブ拘束表示を表示させることをさらに含み得る。
ロボット手術システムは、手術作業空間内の複数の器械を含み得、およびグラフィック描写を表示することは、複数の器械のそれぞれのグラフィック描写を表示することを含み得る。
グラフィック描写を表示することは、ディスプレイの周辺領域にグラフィック描写を表示することを含み得る。
グラフィック描写は、手術作業空間内への器械の軸方向の動きに対する限界を示す器械深さ範囲、器械深さ範囲内でのエンドエフェクタの現在の深さを表現するインジケータ、および入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる器械深さ範囲の一部分を表現する入力装置深さ範囲をさらに含み得る。
方法は、エンドエフェクタが入力装置深さ範囲の端部の近傍にあるという決定に応答して、プロセッサ回路にアクティブ拘束表示を表示させることをさらに含み得る。
方法は、プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信することをさらに含み得、イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、アクティブ状態は、入力信号に応答して器械の動きを可能にし、および非アクティブ状態は、器械の動きを阻止して、入力装置作業空間内でのハンドコントローラの再位置決めを容易にし、および方法は、アクティブ状態から非アクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、プロセッサ回路に、エンドエフェクタの現在の空間位置の二次元投影からのオフセットとして、グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ位置インジケータを表示するための表示信号を生成させること、および非アクティブ状態からアクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、現在のハンドコントローラ位置インジケータの表示を停止することをさらに含み得る。
入力装置によって生じた入力信号は、ハンドコントローラの現在の回転を定義する回転信号を含み得、回転信号は、手術作業空間内でエンドエフェクタの回転を引き起こすように動作可能であり、およびグラフィック描写は、器械の回転運動に対する限界を示す器械回転範囲、エンドエフェクタの現在の回転を表現するインジケータ、および入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる器械回転範囲の一部分を表現する入力装置回転範囲を含み得る。
方法は、プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信することを含み得、イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、アクティブ状態は、入力信号に応答して器械の動きを可能にし、および非アクティブ状態は、器械の動きを阻止して、入力装置作業空間内でのハンドコントローラの再位置決めを容易にし、および方法は、アクティブ状態から非アクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、プロセッサ回路に、エンドエフェクタの現在の回転を表現するインジケータからのオフセットとして、グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ回転インジケータを表示するための表示信号を生成させること、および非アクティブ状態からアクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、現在のハンドコントローラ回転インジケータの表示を停止することをさらに含み得る。
開示する別の態様によれば、ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現するための装置であって、器械は、エンドエフェクタを含み、このエンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間においてエンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されている、装置が提供される。装置は、プロセッサ回路を含み、プロセッサ回路は、入力装置から受信された現在の入力信号に関して、手術作業空間内での器械の現在の三次元空間位置を計算すること、およびプロセッサ回路と通信するディスプレイに手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成することを行うように動作可能に構成される。グラフィック描写は、平面的な表現を含み、この平面的な表現は、手術作業空間内での器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域、および平面的な表現上への位置決め装置およびエンドエフェクタの現在の空間位置の二次元投影を含む。
プロセッサ回路は、器械が器械移動領域の境界の近傍にあるという決定に応答して、境界にアクティブ拘束表示を表示するように動作可能に構成され得る。
グラフィック描写は、手術作業空間内への器械の軸方向の動きに対する限界を示す器械深さ範囲、器械深さ範囲内でのエンドエフェクタの現在の深さを表現するインジケータ、および入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる器械深さ範囲の一部分を表現する入力装置深さ範囲をさらに含み得る。
プロセッサ回路は、エンドエフェクタが入力装置深さ範囲の端部の近傍にあるという決定に応答して、アクティブ拘束表示を表示するように動作可能に構成され得る。
プロセッサ回路は、プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信するように動作可能に構成され得、イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、アクティブ状態は、入力信号に応答して器械の動きを可能にし、および非アクティブ状態は、器械の動きを阻止して、入力装置作業空間内でのハンドコントローラの再位置決めを容易にし、プロセッサ回路は、アクティブ状態から非アクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、エンドエフェクタの現在の空間位置の二次元投影からのオフセットとして、グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ位置インジケータを表示するための表示信号を生成すること、および非アクティブ状態からアクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、現在のハンドコントローラ位置インジケータの表示を停止することを行うように動作可能に構成される。
入力装置によって生じた入力信号は、ハンドコントローラの現在の回転を定義する回転信号を含み、回転信号は、手術作業空間内でのエンドエフェクタの回転を引き起こすように動作可能であり、およびグラフィック描写は、器械の回転運動に対する限界を示す器械回転範囲、エンドエフェクタの現在の回転を表現するインジケータ、および入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる器械回転範囲の一部分を表現する入力装置回転範囲を含み得る。
プロセッサ回路は、プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信するように動作可能に構成され得、イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、アクティブ状態は、入力信号に応答して器械の動きを可能にし、および非アクティブ状態は、器械の動きを阻止して、入力装置作業空間内でのハンドコントローラの再位置決めを容易にし、およびプロセッサ回路は、アクティブ状態から非アクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、エンドエフェクタの現在の回転を表現するインジケータからのオフセットとして、グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ回転インジケータを表示するための表示信号を生成すること、および非アクティブ状態からアクティブ状態へ移行するイネーブル信号に応答して、現在のハンドコントローラ回転インジケータの表示を停止することを行うように動作可能に構成され得る。
開示する別の態様によれば、ロボット手術システムのプロセッサ回路に、ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を表現するように指令するためのコードでコード化されたコンピュータ可読媒体であって、器械は、エンドエフェクタを含み、このエンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間においてエンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されている、コンピュータ可読媒体が提供される。コードは、プロセッサ回路に、入力装置から受信された現在の入力信号に関して、手術作業空間内での器械の現在の三次元空間位置を計算すること、およびプロセッサ回路と通信するディスプレイに手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成することを行うように指令し、グラフィック描写は、平面的な表現を含み、この平面的な表現は、手術作業空間内での器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域、および平面的な表現上への位置決め装置およびエンドエフェクタの現在の空間位置の二次元投影を含む。
開示する特定の実施形態の以下の説明を添付図面と併せて検討すると、他の態様および特徴が当業者に明らかになる。
ロボット手術システムの斜視図である。 図1に示すロボット手術システムの器械マウントの斜視図である。 図1に示すロボット手術システムのプロセッサ回路素子のブロック図である。 図3に示すワークステーションプロセッサ回路に、器械の空間位置の表現を表示するように指令するコードのブロックで示すフローチャートである。 図3に示すワークステーションプロセッサ回路によって生成されたグラフィック描写の概略図である。 図1に示すロボット手術システムの右側器械に関する手術作業空間および入力装置作業空間の概略図である。 図1に示すロボット手術システムの右入力装置の斜視図である。 図1に示すロボット手術システムの右側器械の斜視図である。 図3に示すワークステーションプロセッサ回路に、ベース設定プロセスを実行するように指令するコードのブロックを示すフローチャートである。 図3に示すワークステーションプロセッサ回路に、器械の3D空間位置を計算するためのプロセスを実行するように指令するコードのブロックを示すフローチャートである。 図1に示すロボット手術システムの右側器械の、曲がった条件でのさらなる斜視図である。 図1に示すロボット手術システムの左側および右側器械の斜視図である。 図3に示すワークステーションプロセッサ回路に、図5に示すグラフィック描写を表示するための表示信号を生成するためのプロセスを実行するように指令するコードのブロックを示すフローチャートである。 左および右の器械の位置に関するグラフィック描写の一連の例である。
図1を参照すると、ロボット手術システムが全体的に100で示されている。システム100は、ワークステーション102および器械カート104を含む。器械カート104は、器械を操作するための器械駆動部を収納する可動器械マウント108に装着された少なくとも1つの器械106を含む。ワークステーション102は、患者に外科手術を行うために、器械駆動部を介して器械106を制御するために外科医によって使用される入力装置110を含む。入力装置110は、例えば、Force Dimension(Switzerland)から入手可能な触覚インターフェースを使用して実装され得る。
図2に器械106および器械マウント108を詳細に示す。図2を参照して説明すると、器械106は、体腔内の手術作業空間へのアクセスをもたらすために、患者の腹部または他の体腔の壁の切開を通して挿入される挿入管202を含む。手術作業空間に挿入されると、器械106は、図2の挿入部206に示すように展開される。この実施形態では、器械106は、位置決め装置209およびエンドエフェクタ210を含む右側器械208と、位置決め装置213およびエンドエフェクタ214を含む左側器械212とを含む。
図示の実施形態では、エンドエフェクタ210は、組織を掴むために器械駆動部によって制御される、対向する可動グリッパジョー216を有する鉗子の対である一方、エンドエフェクタ214は、湾曲した切開用鉗子の対である。器械106はまた、関節アーム220に配置されたカメラ218を含み、この関節アームは、カメラをパンしたり傾けたりすることができる。カメラ218は、手術作業空間の立体視を生じるために、離間した画像センサー222および224の対を含む。器械208および212およびカメラ218は、最初、切開を通して挿入する前に挿入管202と直列に位置決めされ、その後、206において示すように展開される。
図1に戻って説明すると、入力装置110は、右入力装置116および左入力装置118を含む。右入力装置116は右ハンドコントローラ112を含み、および左入力装置118は左ハンドコントローラ114を含み、それらのハンドコントローラは、それぞれの入力装置に機械的に結合される。ワークステーション102はまた、外科医からの入力を受信するために、入力装置116および118およびハンドコントローラ112および114と通信するワークステーションプロセッサ回路120を含む。器械カート104はまた、器械106を制御するための器械プロセッサ回路130を含む。この実施形態では、器械プロセッサ回路130は、インターフェースケーブル132を介してワークステーションプロセッサ回路120と通信して、ワークステーションプロセッサ回路120と器械プロセッサ回路130との間で信号を送信する。他の実施形態では、ワークステーションプロセッサ回路120とプロセッサ回路130との間の通信は、無線とであり得、またはコンピュータネットワークおよびワークステーション102を介し得、および器械カート104から離れて置かれ得る。
ワークステーション102はまた、手術作業空間のリアルタイム画像および/または他のグラフィック描写を表示するために、ワークステーションプロセッサ回路120と通信するディスプレイ122を含む。カメラ218が離間した画像センサー222および224の対を含むこの実施形態では、ディスプレイ122は、外科医によって装用される好適な立体視用眼鏡を通して見るときに3Dの奥行き効果をもたらす、手術作業空間の別個の2D立体視を提供するように構成される。
ワークステーション102はまた、ワークステーションプロセッサ回路120にイネーブル信号を提供するために外科医によって作動可能である足踏みスイッチ134を含む。イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、およびこの実施形態では、足踏みスイッチ134を押すことにより、イネーブル信号をアクティブ状態から非アクティブ状態へ変化させる。イネーブル信号のアクティブ状態は、入力装置110によって生じた入力信号に応じた器械106の動きを可能にするが、非アクティブ状態は器械の動きを阻止する。
入力信号は、入力装置作業空間内での外科医によるハンドコントローラ112および114の動きに応答して、右および左入力装置116および118によって生成される。器械208および212に関連付けられた位置決め装置209および213は、入力信号に応答して、それぞれのエンドエフェクタ210および214を手術作業空間内で空間的に位置決めする。
システム100のプロセッサ回路素子のブロック図を図3に示す。図3を参照して説明すると、ワークステーションプロセッサ回路120はマイクロプロセッサ250を含む。ワークステーションプロセッサ回路120はまた、ワークステーションメモリ252、USBインターフェース254、入力/出力部256および動き制御インターフェース258を含み、それら全てがマイクロプロセッサ250と通信している。入力/出力部256は、足踏みスイッチ134のイネーブル信号を受信するための入力部と、ディスプレイ122を駆動するための表示信号を生じるための出力部とを含む。
この実施形態では、入力装置110は、USBプロトコルを使用して通信し、およびUSBインターフェース254は、ハンドコントローラ112および114の動きに応答して入力装置が生じた入力信号を受信する。マイクロプロセッサ250は、入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに基づいて入力信号を処理し、および動き制御インターフェース258に制御信号を送信するようにさせ、それらの制御信号は、インターフェースケーブル132を経由して器械プロセッサ回路130に伝達される。マッピングは、入力装置作業空間内での動きを拡大縮小して、手術作業空間において、拡大縮小された動きを生成する倍率を含み得る。例えば、入力装置作業空間における100mmの平行移動は、微細な動き用の手術作業空間内では0.5の倍率によって縮小されて50mmの動きを生じ得る。
足踏みスイッチ134によって生じたイネーブル信号は、入力/出力部256において受信される。ワークステーションメモリ252は、本明細書において後述するように、制御信号に関連付けられた値を記憶する複数の記憶装置を含む現在のバッファ320および以前のバッファ340を含む。
器械プロセッサ回路130は、マイクロプロセッサ280、メモリ282、通信インターフェース284、および駆動制御インターフェース286を含み、これら全てがマイクロプロセッサと通信している。マイクロプロセッサ280は、通信インターフェース284において入力信号を受信する。マイクロプロセッサ280は、制御信号を処理し、かつ器械208および212を動かすための駆動信号を駆動制御インターフェース286が生じるようにする。
従って、ワークステーションプロセッサ回路120は、ユーザ入力を受信するためのマスターサブシステムの機能を果たす一方、器械プロセッサ回路130および器械208および212は、ユーザ入力に応答するスレーブサブシステムの機能を果たす。
図4を参照すると、ワークステーションプロセッサ回路120に、器械106の空間位置の表現を表示するように指令するコードをブロックで示すフローチャートが全体的に300で示されている。ブロックは、全体的に、マイクロプロセッサ250に、様々な機能を実行するように指令するコードを表現している。各ブロックを実行するための実際のコードは、例えば、任意の好適なプログラム言語、例えばC、C++、C#、Java(登録商標)、OpenGL、および/またはアセンブリコードで記述され得る。
プロセス300は、ブロック302で開始し、そこではマイクロプロセッサ250に指令して、イネーブル信号がアクティブであるかどうかを決定する。足踏みスイッチ134が現在押されていない場合、器械208および212は、入力装置110の制御下にあり、およびブロック302ではマイクロプロセッサ250をブロック306に進める。足踏みスイッチ134が現在押されている場合、器械106の動きが阻止され、およびブロック302は、マイクロプロセッサ250をブロック304に進めてベース設定プロセスを実行させ、これについて本明細書において後述する。ブロック304におけるベース設定プロセスに続いて、マイクロプロセッサ250はブロック306に進められる。
ブロック306は、マイクロプロセッサ250に指令して、入力装置110から受信した現在の入力信号に関して、手術作業空間内での器械208および212の現在の三次元(3D)空間位置を計算する。図2に戻って説明すると、器械208および212の右側位置決め装置209および左側位置決め装置213は、器械プロセッサ回路130において受信した制御信号に従ってそれぞれ姿勢を取るように作動されて示されている。同様に、エンドエフェクタ210および214は、器械プロセッサ回路130において受信した制御信号に従った姿勢で配置される。本明細書では、器械208および212の3D空間位置は、位置決め装置209および213およびエンドエフェクタ210および214を含む器械の各部分の3D位置を指す。手術作業空間におけるこれら3D位置の計算の詳細は、本明細書において後述する。
次いで、ブロック306は、マイクロプロセッサ250に指令して、手術作業空間のグラフィック描写をディスプレイ122上に表示するための表示信号を生成する。図1に戻って説明すると、右グラフィック描写136は、右側器械208に関してディスプレイ122に表示される。同様に、左グラフィック描写138は、左側器械212に関して表示される。グラフィック描写136および138は、ディスプレイ122の周辺領域に表示され、同様にディスプレイ上に表示される手術作業空間のライブビュー140が不明瞭になるのを防止する。
次いで、ブロック308は、マイクロプロセッサ250にブロック302に戻るように指令し、およびプロセス300が繰り返される。一実施形態では、プロセス300は、約1kHzの周波数で繰り返される。
図5を参照すると、図5ではグラフィック描写136および138が大きい規模で示されている。グラフィック描写136および138は、手術作業空間内での位置決め装置209の横方向の動き(平行移動および向き)の限界を示す境界402を有する位置決め装置移動領域400を含む平面的な表現として提示される。グラフィック描写136および138はまた、エンドエフェクタ210が動くことができる、別の領域を表現する境界406を有するエンドエフェクタ移動領域404を含む。位置決め装置209が境界402にあるときでも、エンドエフェクタ210は、依然として外側に回転して、位置決め装置移動領域400を越えてエンドエフェクタ移動領域404にアクセスすることができ得る。
グラフィック描写136および138にはまた、それぞれの位置決め装置209および213およびエンドエフェクタ210および214の現在の空間位置の二次元(2D)投影が含まれている。図示の実施形態では、エンドエフェクタ210および214は、それぞれのエンドエフェクタのジョーの少なくともおよその向きを示すインジケータ408および410によって表現されている。位置決め装置209および213は、平面的な表現上への位置決め装置の部分の2D投影範囲に対応する領域412および414によって表現されている。
グラフィック描写136および138にはまた、それぞれ手術作業空間内への器械の軸方向の動きに対する限界を示す器械深さ範囲416および418が含まれている。器械の軸方向の動きに対する限界は、器械深さ範囲41
6の端部424および426および器械深さ範囲418の端部428および430によって表現されている。器械深さ範囲416および418はまた、それぞれの器械深さ範囲内でのエンドエフェクタの現在の深さを表現する現在の深さインジケータ420および422(この場合には円で示す)をそれぞれ含む。現在の深さインジケータ420は、右側器械208が左側器械212よりも手術作業空間内のさらに奥に置かれているため(図2に示すように)、現在の深さインジケータ422よりも範囲416の端部424に近い。器械深さ範囲416はまた、入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる器械深さ範囲416の一部分を表現する入力装置深さ範囲432(線が引かれた領域として示す)を含む。同様に、器械深さ範囲418は、入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる器械深さ範囲418の一部分を表現する入力装置深さ範囲434(線が引かれた領域として示す)を含む。
入力装置110が生じた入力信号にはまた、ハンドコントローラ112および114のそれぞれの現在の回転を定義する回転信号が含まれている。回転信号は、ワークステーションプロセッサ回路120によって使用されて、手術作業空間においてそれぞれのエンドエフェクタ210および214の回転を引き起こすための制御信号を生じる。図5に示すグラフィック描写136および138にはまた、エンドエフェクタ210および214の回転運動の限界を示す器械回転範囲440および442が含まれている。グラフィック描写136および138では、「Δ」インジケータは、図5では垂直線444(図5の右グラフィック描写136に対してのみ示す)として取られている基準に対するエンドエフェクタ210および214の現在の回転を表現している。グラフィック描写136および138は、入力装置作業空間と手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できるそれぞれの器械回転範囲440および442の一部分を表現する入力装置回転範囲446および448(線が引かれた領域として示す)をさらに表示している。
上述の通り、プロセス300のブロック302〜308は、約1kHzの周波数で繰り返されるため、器械208および212の空間位置のほぼリアルタイムの表示を外科医にもたらすように、グラフィック描写136および138を更新する。図1〜4に示す実施形態では、器械106は、器械208および212の対を含むが、他の実施形態では、システム100は、単一の器械を有してもよく、従って単一のグラフィック描写のみが表示される。あるいは、3つ以上の器械が使用される場合、グラフィック描写は各器械に対して表示され得る。
図6を参照すると、入力装置116装置の上から見たときの手術作業空間および右側器械208の入力装置作業空間の概略図が480で示されている。入力装置116のハンドコントローラ112は、半球形の3D体積部内で可動であり、および対応する入力装置作業空間が、水平の線が引かれた半円形領域482として図6に示されている。図6では、右側器械208によってアクセス可能である、垂直に線が引かれた領域によって表現されている手術作業空間484に重ね合わされた入力装置作業空間482が示されている。手術作業空間484も3D体積部であり、および位置決め装置209の動きに対する制約を定義する境界面485を有する。点486は、患者の体腔の壁を通る挿入管202の挿入点を表現している。
図6の境界面485、および図5の境界402の平面的な表現は、手術作業空間484内での入力装置作業空間482の範囲に基づく器械208およびエンドエフェクタ210の動きに対する限界を表現している。患者の解剖学的構造に起因して、追加的な限界が器械208およびエンドエフェクタ210の動きに加えられ得る。例えば、他の器官、血管系、および他の感受性組織の複数の部分も手術作業空間484内での器械208およびエンドエフェクタ210の動きを制限し得る。別の実施形態では、1つ以上の締め出しゾーン498が手術作業空間484内に指定され得、および境界面485は、これらの締め出しゾーンを含むように生成され得る。締め出しゾーン498は、入力装置作業空間482内の器械208およびエンドエフェクタ210の動きをさらに制限するために使用される。締め出しゾーン498の指定は、入力装置110において受信され得る外科医からの入力に従い得る。あるいは、締め出しゾーン498は、ワークステーションプロセッサ回路120にアップロードされる画像または他の患者データに従って指定され得る。例えば、患者が磁気共鳴画像法(MRI)またはCTスキャンなどの画像を有した場合、手術部位に関する患者特有のデータを使用して1つ以上の締め出しゾーン498を定義し得る。それに続いて、グラフィック描写136および138を生成するとき、締め出しゾーン498は、境界内の追加的なゾーン436として境界402の定義に含まれるであろう。
入力装置116のハンドコントローラ112の動きは、器械208の位置決め装置209を手術作業空間484内で動かすようにすることができる一方、エンドエフェクタ210は、現在のマッピングに関する領域488内に到達するように外向きに伸ばすことができる。領域488は、エンドエフェクタ210によってアクセスされ得る手術作業空間の追加的な部分を表現しており、および3D境界面489を有する。
図5に示す右グラフィック描写136は、全体的に、線5−5に沿って取った横断面図に対応し、図5に示すように、線5−5の交差点は、位置決め装置移動領域400の境界402、およびエンドエフェクタ移動領域404の境界406を定義する。図6の図は、右入力装置116、および右側器械208を制御する右ハンドコントローラ112に関して示される。左入力装置118、左ハンドコントローラ114、および左側器械212は、明瞭にするために省略されたが、同様に表現され得る。
入力装置110が生じた入力信号と、動き制御インターフェース258においてワークステーションプロセッサ回路120が生じた制御信号との間のマッピングの変更は、足踏みスイッチ134が押されて、手術作業空間484の異なる部分にアクセスするためにハンドコントローラ112および114を再位置決めできるようにするか、または倍率の変更に応答して、手術作業空間のより広いまたはより狭い部分にアクセスできるようにするときに行われ得る。
入力装置
図7に右入力装置116をより詳細に示す。簡潔にするために、右入力装置116のみをさらに説明し、左入力装置118は同じように動作することが理解される。図7を参照して説明すると、入力装置116は、ベース500上に支持され、かつアーム502、504、および506を含む。右ハンドコントローラ112は、アーム502〜506に取り付けられて、デカルト基準フレーム(Cartesian reference frame)の直交軸x、yおよびzの位置決めおよび軸周りでの回転を可能にする。デカルト基準フレームは、ハンドコントローラ112の本体に沿って中ほどの点に起点を有し、および起点の位置は、ハンドコントローラ位置508を定義する(すなわち起点において)。この実施形態では、ハンドコントローラ112は、ジンバルマウント510に取り付けられる。アーム502〜506は、ハンドコントローラ112の動きを、従ってハンドコントローラ位置508を、図6に示すような半球形の入力装置作業空間内に留める。一実施形態では、入力装置116はまた、アーム502〜506を通してハンドコントローラ112に触覚フィードバックを提供するために、触力覚を生成するように構成され得る。
入力装置116は複数のセンサー(図示せず)を有し、これらセンサーは、アーム502〜506のそれぞれの位置、ならびにx、yおよびz軸のそれぞれの周りでのハンドコントローラ112の回転を感知し、かつ入力装置のデカルト基準フレームx、y、zに対する作業空間内でのハンドコントローラの位置およびハンドコントローラの回転向きを表現する信号を生じる。この実施形態では、位置信号および向き信号は、入力信号として、USB接続518を経由してワークステーションプロセッサ回路120のUSBインターフェース254へ送信される。
この実施形態では、ジンバルマウント510は、マウントから下方に延在するピン512を有し、およびベース500は、ピンを受け入れるためのキャリブレーション用開口部514を含む。ピン512が開口部514に受け入れられると、入力装置116は、入力装置のデカルト基準フレームx、y、zに対して定義されるキャリブレーション位置に配置される。入力装置の基準フレームは、ベース500に対して平行なx−z平面およびベースに対して垂直なy軸を有する。z軸は、ベース500に対して平行であり、かつ入力装置116の中心を通る軸516と一致する。
入力装置116は、ハンドコントローラ112の現在の位置および向きを表現する現在のハンドコントローラ信号および現在のハンドコントローラ向き信号を生じる。それら信号は、現在のハンドコントローラ位置ベクトルおよび現在のハンドコントローラ回転行列によって表現され得る。現在のハンドコントローラ位置ベクトルは、
Figure 0006653387
(式中、x、yおよびzは、入力装置の基準フレームx、y、zに対するハンドコントローラ位置508の座標(すなわち、座標系x、y、zの起点)を表現している)
によって与えられる。現在のハンドコントローラ回転行列は、
Figure 0006653387
(式中、行列の列は、入力装置の基準フレームx、y、zに対するハンドコントローラ基準フレームx、y、zの軸を表現している)
によって与えられる。従って、行列RMCURRは、x、y、およびz固定マスター基準フレームに対するハンドコントローラ112の現在の回転向きを定義する。現在のハンドコントローラ位置ベクトル
Figure 0006653387
および現在のハンドル回転行列RMCURRは、現在のハンドコントローラ位置信号および現在のハンドコントローラ向き信号として、USB接続518を経由してワークステーションプロセッサ回路120のUSBインターフェース254へ送信される。ワークステーションプロセッサ回路120は、ワークステーションメモリ252の現在のバッファ320の記憶装置322に、現在のハンドル位置ベクトル
Figure 0006653387
を表現する3個の値、および記憶装置324に、現在のハンドコントローラ回転行列RMCURRを表現する9個の値を記憶する。
器械
図8に右側器械208を詳細に示す。図8を参照して説明すると、位置決め装置209は、ワークステーションプロセッサ回路120からの、通信インターフェース284において受信した制御信号に応答して、器械プロセッサ回路130の駆動制御インターフェース286が生じた駆動信号に応答して、器械マウント108にある様々な駆動部を稼働させることにより、手術作業空間内にエンドエフェクタ210を位置決めするように構成されている。駆動信号は、現在のハンドコントローラ位置ベクトル
Figure 0006653387
に基づいて生じ、および現在のハンドコントローラ回転行列RMCURRは、ワークステーションメモリ252内の現在のバッファ320の記憶装置322および324に記憶される。
器械208は、PCT/カナダ特許出願公開第2013/001076号明細書(これは本明細書に援用される)に説明されているような複数の同一の「椎骨部」550を含む。椎骨部550は、椎骨部を通過する制御ワイヤが位置決め装置209を動かすために伸ばされたりまたは収縮されたりするときに、互いに対して動くように動作可能である。エンドエフェクタ210の位置および向きは、軸x、y、およびzを有する固定スレーブ基準フレームに対して定義され、これらの軸は、固定スレーブ基準位置552と呼ばれる点で交差する。固定スレーブ基準位置552は、器械208の縦軸554上にあり、および縦軸に対して垂直でありかつ挿入管202の遠位縁を含む平面に含まれる。
図示の実施形態では、エンドエフェクタ210はグリッパジョー216を含み、グリッパジョーは、エンドエフェクタ作業空間内に位置決めされかつ向きを決定され得る。グリッパジョー216の先端部は、エンドエフェクタデカルト基準フレームx、y、zの起点として定義されるエンドエフェクタ位置560と指定され得る。エンドエフェクタ位置560は、スレーブ基準位置552に対して定義され、およびエンドエフェクタは、位置決め装置209および/またはエンドエフェクタ210を動かすために、固定スレーブ基準フレームx、y、zに対して位置決めされかつ向きを決定され得る。
現在のハンドコントローラ位置信号
Figure 0006653387
および現在のハンドコントローラ向き信号RMCURRは、器械208のエンドエフェクタ210を新しいエンドエフェクタ位置および所望の新しいエンドエフェクタ向きに動かし、および新しいエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
によって表現され、
Figure 0006653387
(式中、x、y、およびzは、x、y、z固定スレーブ基準フレームに対するエンドエフェクタ作業空間内のエンドエフェクタ位置560の座標を表現している)
および3×3のエンドエフェクタ回転行列REENEWによって表現されている。
Figure 0006653387
(式中、REENEW行列の列は、固定スレーブ基準フレームx、y、およびzで記述されるエンドエフェクタ基準フレームx、y、およびzの軸を表現している)
従って、REENEWは、x、y、およびz固定スレーブ基準フレームに対するエンドエフェクタ作業空間のエンドエフェクタ210の新しい向きを定義する。ベクトル
Figure 0006653387
および回転行列REENEWの値は、本明細書において後述するように計算され、かつワークステーションメモリ252の現在のバッファ320の記憶装置330および332にそれぞれ記憶される。
ベース設定プロセス
システム100が最初に起動するとき、ワークステーションプロセッサ回路120は、マスターベース位置ベクトル
Figure 0006653387
を現在のハンドコントローラベクトル
Figure 0006653387
に等しく設定し、および定義可能なマスターベース回転行列RMBASEが、現在のハンドコントローラ回転に関連付けられるハンドコントローラ回転行列RMCURRによって定義される現在の向きと同じである向きを定義するようにする。従って、起動時に以下のオペレーションが行われる。
Figure 0006653387
図7に示す軸x、yおよびzによって表現されるハンドコントローラ112の基準フレームおよび軸xmb、ymb、およびzmb(同様に図7に示す)によって表現される定義可能なマスターベース基準フレームは、従って、システム100の起動時に一致する。図3に戻って説明すると、ワークステーションプロセッサ回路120は、定義可能なマスターベース位置ベクトル
Figure 0006653387
および定義可能なマスターベース回転行列RMBASEを表現する値をワークステーションメモリ252の現在のバッファ320の記憶装置326および328に記憶する。
システム100の起動時、新しいエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
および新しいエンドエフェクタ回転行列REENEWの以前に記憶された値はなく、および一実施形態では、これらの値は、ホーム構成値に設定される。ホーム構成は、図8に示すように器械208のほぼ直線の位置決め装置209を生成すると定義され得、およびホーム構成のための
Figure 0006653387
およびREENEWの値は、初期設定時に事前設定され得る。システム100の起動時、ワークステーションプロセッサ回路120はまた、定義可能なエンドエフェクタベース位置ベクトル
Figure 0006653387
および定義可能なエンドエフェクタベース回転行列REEBASEが、
Figure 0006653387
およびREENEWのホーム構成値に設定されるようにする。他の実施形態では、ホーム構成は、構成変数を定義して異なる曲げを生じ得るか、または直線のおよび曲げられた器械位置決め装置の両方がホーム構成を取る。従って、起動時に以下のオペレーションが行われる。
Figure 0006653387
従って、図8に示す軸x、y、およびzによって表現されるエンドエフェクタ基準フレームおよび軸xsb、ysb、およびzsbによって表現される定義可能なスレーブベース基準フレームは、システム100の起動時に一致する。図3に戻って説明すると、ワークステーションプロセッサ回路120は、定義可能なスレーブベース位置ベクトル
Figure 0006653387
を表現する値xsb、ysb、およびzsbをワークステーションメモリ252の現在のバッファ320の記憶装置334に記憶し、および定義可能なスレーブベース回転行列RMBASEを表現する値を記憶装置336に記憶する。
ベース設定プロセス(図4に示すプロセス300のブロック304)は、ブロック302において足踏みスイッチ134によって生じたイネーブル信号がアクティブ状態から非アクティブ状態へ移行するときに非同期的に実行される。ベース設定プロセス304のさらなる詳細を図9にプロセスフローチャートとして示す。ベース設定プロセス304はブロック600で開始し、ここで、ワークステーションプロセッサ回路120のマイクロプロセッサ250に指令して、動き制御インターフェース258を介して制御信号を送信し、制御信号により、器械プロセッサ回路130が駆動制御インターフェース286において、器械208のさらなる動きを生じないようにする駆動信号を生じるようにすることにより、器械208のさらなる動きを阻止する。一実施形態では、マイクロプロセッサ250は、同じ制御信号を維持し、および駆動制御インターフェース286によって生じる駆動信号が制御信号に応答して生じるため、駆動信号も、足踏みスイッチ134が押されたときにアクティブであった値に維持される。従って、器械208は、現在の位置および向きで不動のままとなる。
次いで、ブロック602は、マイクロプロセッサ250に指令して、イネーブル信号が非アクティブ状態からアクティブ状態へ再度移行されたかどうかを決定する。イネーブル信号が非アクティブ状態のままである場合、ブロック602は、マイクロプロセッサ250にブロック602を繰り返すように指令し、従って、イネーブル信号が非アクティブ状態にある間、プロセス304は実際上保留にされる。イネーブル信号が非アクティブ状態からアクティブ状態へ移行すると、ブロック602は、マイクロプロセッサ250をブロック604へ進める。
ブロック604は、マイクロプロセッサ250に指令して、それぞれハンドコントローラ112およびエンドエフェクタ210に対して新しいベース位置および向きを設定する。足踏みスイッチ134が押されている間、外科医は、ハンドコントローラ112を新しい箇所に動かして、手術作業空間に対して入力装置作業空間を再配置し得る。イネーブル信号がアクティブ状態へ移行すると、ブロック604は、マイクロプロセッサ250に、現在のハンドコントローラ位置ベクトル
Figure 0006653387
およびハンドコントローラ回転行列RMCURRの現在の値を、マスターベース位置ベクトル
Figure 0006653387
およびマスターベース回転行列RMBASEに対する新しい値として、ワークステーションメモリ252の現在のバッファ320の箇所326および328に記憶するようにさせる。ブロック604はまた、マイクロプロセッサ250に指令して、エンドエフェクタ位置信号
Figure 0006653387
およびエンドエフェクタ向き信号REENEWの現在の値を、定義可能なエンドエフェクタベース位置ベクトル
Figure 0006653387
および定義可能なスレーブベース回転行列RMBASEとして、現在のバッファ320の記憶装置334および336に記憶させる。
次いで、ベース設定プロセス304は、ブロック606に進み、そこではマイクロプロセッサ250に指令し、134によって生じたイネーブル信号がアクティブなままである間、器械208のさらなる動きを可能にさせる。
従って、ベース設定プロセス304は、入力装置116のハンドコントローラ112が新しい箇所に動かされる間、足踏みスイッチ134を押すことによって器械208を不動にできるようにする。足踏みスイッチ134が解放されると、器械208の制御は、ハンドコントローラ112の新しい位置において再開する。従って、ハンドコントローラ112は、器械が不動のままである間に必要に応じて再位置決めされ得、患者に傷害を加え得る意図しない動きを防止する。
一実施形態では、足踏みスイッチ134がイネーブル信号を非アクティブ状態へ移行させるとき、それぞれ左および右の器械208および212の位置および向きを表現する図5のインジケータ408、412、410および414は、それらの現在のそれぞれの位置においてグラフィック描写136および138上で不動であり、および現在の入力装置110の入力を表現する追加的なインジケータ450および452が表示される。不動のインジケータ408、412、410および414は、不動の器械208および212の位置および向きを表現する一方、追加的なインジケータ450および452は、入力装置116および118およびハンドコントローラ112および114の現在の位置を表現する。それに続いて、イネーブル信号が再度アクティブ状態へ移行すると、追加的なインジケータ450および452が削除されるかまたは次第に消え、およびインジケータ408、412、410および414が再度アクティブにされる。足踏みスイッチ134を解放する前に、表示されるインジケータ408および450、ならびにインジケータ410および452を位置合わせすることにより、ハンドコントローラ112および114とそれぞれの器械208および212との間のオフセットを最小限にする。同様に、現在のハンドコントローラ回転インジケータ454および456は、エンドエフェクタ210および214の現在の回転を表現するインジケータからのオフセットで表示され得る。従って、足踏みスイッチ134が押されている間、ユーザは、ロール、向きおよび平行移動(XYZ)にオフセットを生じさせ得る。足踏みスイッチ134が解放されると、器械208および212は再係合され、およびロールおよび平行移動のオフセットが固定される。
器械の位置および向き
器械の3D空間位置を計算するための、図3に示すプロセス300のブロック306のさらなる詳細を図10に示す。図10を参照して説明すると、プロセス306は、新しいエンドエフェクタ位置および向き制御信号
Figure 0006653387
およびREENEWを、現在のハンドコントローラ位置
Figure 0006653387
およびハンドコントローラ向きRMCURRに応答して計算するために、ワークステーションプロセッサ回路120によって実行されるコードのブロックを含む。これらの制御信号は、通信インターフェース284において器械プロセッサ回路130によって受信されると、マイクロプロセッサ280によって使用されて、駆動制御インターフェース286において駆動信号を生じ、エンドエフェクタ210を位置決めしかつその向きを決定する。一実施形態では、プロセス306は、約1kHzの速度で周期的に実行される。
プロセス306はブロック630において開始し、そこではマイクロプロセッサ250に指令して、ワークステーションメモリ252の現在のバッファ320から、現在のハンドコントローラ位置ベクトル
Figure 0006653387
および現在のハンドコントローラ行列RMCURRを表現する
Figure 0006653387
およびRMCURRに関する現在の値を読み取る。次いで、ブロック632は、マイクロプロセッサ250に指令して、固定スレーブ基準位置552およびスレーブベース向きに対する所望のエンドエフェクタ位置560および所望のエンドエフェクタ向きを表現する新しいエンドエフェクタ位置信号
Figure 0006653387
および新しいエンドエフェクタ向き信号REENEWを計算する。ブロック632はまた、マイクロプロセッサ250に指令して、新しいエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
を表現する値をワークステーションメモリ252の現在のバッファ320の記憶装置330に記憶し、および所望のエンドエフェクタ向き行列REENEWを表現する値を記憶装置332に記憶する。
新しいエンドエフェクタ位置信号
Figure 0006653387
および新しいエンドエフェクタ向き信号REENEWは、以下の式に従って計算される。
Figure 0006653387
(式中、
Figure 0006653387
は、エンドエフェクタ作業空間におけるエンドエフェクタ73の新しい所望の位置を表現する新しいエンドエフェクタ位置ベクトルであり、およびスレーブベース基準位置に対して定義され;
Aは、マスターとスレーブとの間の平行移動の動きの倍率を表現するスカラー値であり;
Figure 0006653387
は、現在のバッファ320の記憶装置322に記憶されたハンドコントローラ位置ベクトルの現在の表現であり、ハンドコントローラ位置ベクトルは、固定マスター基準フレームx、y、およびzに対して定義され;
Figure 0006653387
は、非アクティブ状態からアクティブ状態へのイネーブル信号の最後の移行において、またはシステム初期設定時に、またはオペレータによる制御インターフェースの動作によってシフトされたハンドコントローラ112に対して最後に保存された位置ベクトル
Figure 0006653387
であり;
Figure 0006653387
は、非アクティブ状態からアクティブ状態へのイネーブル信号の最後の移行においてまたはシステム初期設定時にシフトされたエンドエフェクタ210に対して最後に保存された位置ベクトル
Figure 0006653387
であり;
EENEWは、エンドエフェクタ210の現在の向きを表現する新しいエンドエフェクタ向き行列であり、および固定スレーブ基準位置552に対して定義され;
EEBASEは、非アクティブ状態からアクティブ状態へのイネーブル信号の最後の移行においてシフトされたエンドエフェクタ210の最後に保存された回転行列REENEWであり;
MBASE −1は、回転行列RMBASEの逆行列であり、これは、非アクティブ状態からアクティブ状態へのイネーブル信号の最後の移行で保存されたハンドコントローラ112の最後に保存された回転行列RMCURRであり;および
MCURRは、固定マスター基準フレームx、y、およびzに対してハンドコントローラ112の向きを表現する現在取得された回転行列である)。
次いで、ブロック634は、マイクロプロセッサ250に指令して、イネーブル信号がアクティブ状態にあるかどうかを決定する。イネーブル信号がアクティブ状態にある場合、ブロック636は、マイクロプロセッサ250に指令して、動き制御インターフェース258が、
Figure 0006653387
およびREENEWに関する新しく計算した値に基づいて制御信号を送信する。制御信号が器械プロセッサ回路130の通信インターフェース284で受信される場合、マイクロプロセッサ280は、駆動信号が生じるようにし、エンドエフェクタ210が、ハンドコントローラ112の現在の位置および現在の向きによって決定された位置および向きを取るようにする。
次いで、ブロック638は、マイクロプロセッサ250に指令して、現在のバッファ320の記憶装置322および324に記憶された現在の位置ベクトル
Figure 0006653387
および現在の回転行列RMCURRをワークステーションメモリ252の以前のバッファ340の記憶装置342
Figure 0006653387
および344(RMPREV)にコピーする。ブロック638はまた、マイクロプロセッサ250に指令して、新しく計算したエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
および新しく計算したエンドエフェクタ回転行列REENEWを以前のバッファ340の記憶装置346および348にコピーする。新しく計算したエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
および新しく計算したエンドエフェクタ回転行列REENEWを記憶することにより、以前に計算されたエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
および以前に計算されたエンドエフェクタ回転行列REEPREV、それに続いて取得した新しいエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
およびそれに続いて取得した新しいエンドエフェクタ回転行列REENEWが、入力装置116によって提供された、次に受信したハンドコントローラ位置ベクトル
Figure 0006653387
および次に受信したハンドコントローラ回転行列RMCURRから計算され得る。
ブロック634において、イネーブル信号が非アクティブ状態にある場合、マイクロプロセッサ250はブロック642に進められる。ブロック642は、マイクロプロセッサ250に指令して、動き制御インターフェース258が、ワークステーションメモリ252の以前のバッファ340のそれぞれの記憶装置346および348にある、
Figure 0006653387
およびREEPREVの以前に計算された値に基づいて制御信号を送信する。従って、動き制御インターフェース258によって送信された制御信号は、
Figure 0006653387
およびREENEWの最後に保存された値から得られ、以前に決定された同じ制御信号が器械プロセッサ回路130の通信インターフェース284に送信されるため、エンドエフェクタ210を静止したままにする。次いで、マイクロプロセッサ250はブロック640に進められる。
イネーブル信号が非アクティブに留まる間(すなわち足踏みスイッチ134が押されている間)、動き制御インターフェース258によって送信された制御信号は、イネーブル信号が非アクティブへ移行される前に有効であった以前に計算されたエンドエフェクタ位置および以前に計算された向き信号
Figure 0006653387
およびREEPREVのみに基づくものである。
別の実施形態では、イネーブル信号がブロック634においてアクティブ状態にあると決定されると、ブロック636を実行する前にいくつかの特別な機能が実行され得る。そのような特別な機能の一例は、本出願人の同時係属中の米国仮特許出願第62/101,734号明細書および同第62/101,804号明細書(それら全体が参照により本明細書に援用される)に説明されているようなアライメント制御機能である。例えば、一実施形態では、アライメント制御機能は、2つの結果の1つになり得る。第1の結果は、マイクロプロセッサ250に、ブロック636を実行するように指令してもよく、ここで、マイクロプロセッサに指令して、動き制御インターフェース258が器械プロセッサ回路130へ、新しく計算したエンドエフェクタ位置および新しく計算したエンドエフェクタ向き
Figure 0006653387
およびREENEWに基づいて制御信号を送信する。第2の結果は、マイクロプロセッサ250にブロック638を実行するように指令し、ここで、マイクロプロセッサに、動き制御インターフェース258が、以前に計算されたエンドエフェクタ位置および以前に計算されたエンドエフェクタ向き
Figure 0006653387
およびREEPREVに基づいて制御信号を送信するようにさせる。これにより、エンドエフェクタ210は、ハンドコントローラ112の以前の位置および以前の向きによって決定された位置および向きを取る。
従って、イネーブル信号が非アクティブ状態にあるとき、ハンドコントローラ112は、動かされかつ回転されることができ、かつ
Figure 0006653387
およびREENEWの計算は、依然として、ブロック632によって実行されるが、以前の制御信号が器械プロセッサ回路130へ送信されるため、エンドエフェクタ210の動きはない。これにより、エンドエフェクタ210の対応する動きがなくてもハンドコントローラ112の「クラッチ」または再位置決めを可能にする。動きは、入力装置作業空間内でのハンドコントローラの快適な位置への再配置および/または手術作業空間内でのエンドエフェクタ210の動きの範囲の増加に有用であり得る。
ブロック636またはブロック638で生じたエンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
およびエンドエフェクタ向き行列REENEWまたはREEPREVは、固定スレーブ基準位置552に対して所望の箇所のエンドエフェクタ先端部560を提供する。しかしながら、図3に示す実施形態では、マイクロプロセッサ250は、動き制御インターフェース258から運動制御信号を送信させて、エンドエフェクタ210を所望のエンドエフェクタ位置および向きに位置決めしかつその向きにするために位置決め装置209によって必要とされるポーズを定義する。従って、運動制御信号は、エンドエフェクタ位置560を所望の位置および向きに位置決めするための位置決め装置209およびエンドエフェクタ210の運動学的構成に基づいて生成される。
運動制御信号
右側器械208を図11および図12において曲げたポーズで示す。左側器械212も、図12においてホーム構成に対応する直線ポーズで示す。図11および図12を参照して説明すると、器械208の位置決め装置209は、S字状セグメント700と呼ばれる第1の関節セグメントと、遠位セグメント702と呼ばれる第2の関節セグメントとを有する。これらセグメントは、それぞれ複数の椎骨部550を含む。S字状セグメント700は、挿入管202から、挿入距離qinsと呼ばれる距離をおいて開始し、この挿入距離は、固定スレーブベース基準フレームx、y、およびzの起点において定義される固定スレーブ基準位置552と、第1の位置基準フレームx、y、およびzの起点にある第1の位置704との間の距離である。挿入距離qinsは、挿入管202の端部から延出する、位置決め装置209の曲げることができない部分を表す。図示の実施形態では、挿入距離qinsは、約10〜20mmであり得るが、他の実施形態では、挿入距離は、それよりも長くてもまたは短くてもよく、例えば、0〜100mmで様々である。
S字状セグメント700は、第1の位置704から、軸x、y、およびzを有する第3の基準フレームの起点として定義される第3の位置706へ延在し、かつS字状セグメント700内の制御ワイヤ(図示せず)が押されたり引かれたりするときに滑らかなS字形状を取ることができる。S字状セグメント700は、軸x、y、およびzを有する第2の位置基準フレームの起点として定義される第2の位置708に中間点を有する。S字状セグメント700は、図12に最もよく示す、左側器械位置決め装置213に関する長さLを有する。図示の実施形態では、長さLは約65mmであり得る。
遠位セグメント702は、第3の位置706から、軸x、y、およびzを有する第4の基準フレームの起点として定義される第4の位置710へ延在する。遠位セグメント702は、図12に最もよく示す、左側器械位置決め装置213に関する長さLを有する。図示の実施形態では、長さLは約23mmであり得る。
各エンドエフェクタ210および214はまた、エンドエフェクタ長さを有し、これは、図示の実施形態では、第4の位置710から、軸x、y、およびzの起点として定義されるエンドエフェクタ先端部位置560まで延在するグリッパ長さLである。グリッパ長さLは、ここでも、左側器械位置決め装置213に関して図12に最もよく示し、および一実施形態では、約25mmであり得る。スレーブ基準位置552、第1の位置704、第2の位置708、第3の位置706、第4の位置710、およびエンドエフェクタ位置560は、集合的に器械基準位置と呼ばれ得る。
PCT/カナダ特許出願公開第2013/001076号明細書(その全体が本明細書に援用される)に説明されるように、位置決め装置209および213内で制御ワイヤを押したり引いたりすることにより、位置決め装置209および213のS字状セグメント700は、図8に示す直線条件から、完全なS字形状までの図11および図12に示す右側器械208に関する部分的なS字形状まで、様々な度合いのS字形状に曲げられ得る。S字状セグメント700は、区分されており、第1のセクション712と、第2の位置708の反対側にある第2のセクション714とを有する。図5を参照して説明すると、第1および第2のセクション712および714は、第1の位置704、第2の位置708、および第3の位置706を含む第1の曲げ平面にある。第1の曲げ平面は、固定スレーブ基準フレームx、y、およびzのx−z平面に対して角度δproxにある。第1のセクション712および第2のセクション714は、第1の曲げ平面において反対側であるが等しい角度θproxで曲げられ、いかなる角度θproxまたは曲げ平面角度δproxでも、第3の位置706のz軸は、常に固定スレーブ基準位置552のz軸に対して平行であり、かつそれと同じ方向に位置合わせされる。従って、位置決め装置209内で制御ワイヤを押したり引いたりすることにより、第3の位置706は、第1の位置704の周りのシリンダー状体積部内の空間内のいくつかの個別の位置のいずれかに配置され得る。このシリンダー状体積部は、S字状セグメント作業空間と称し得る。
さらに、遠位セグメント702は、第3の位置706および第4の位置710を含む第2の曲げ平面内にある。第2の曲げ平面は、固定スレーブ基準フレームx、y、およびzのx−z平面に対して角度δdistにある。遠位セグメント702は、第2の曲げ平面において角度θdistに曲げられている。従って、位置決め装置209内で制御ワイヤを押したり引いたりすることにより、第4の位置710は、第4の位置710の周りの、空間内の別の体積部内に配置され得る。この体積部は、遠位作業空間と称し得る。S字状セグメント作業空間および遠位作業空間の組み合わせは、これが、位置決め装置209によって達成される器械208の発生し得る動き全体を表すため、位置決め装置作業空間と称し得る。左側器械212は、位置決め装置213によって同様に位置決めされ得る。
第4の位置710とエンドエフェクタ位置560との間の距離は、図示の実施形態では、遠位セグメント702の可動部分とグリッパエンドエフェクタ210の先端部との間の距離であり、すなわち図12に示すグリッパ長さLの長さである。一般的に、第4の位置710とエンドエフェクタ位置560との間のグリッパの一部分は曲げることができないであろう。
図示の実施形態では、エンドエフェクタ210は、エンドエフェクタ基準フレームx−y平面においてz軸の周りで回転可能である可動グリッパジョー216を含み、回転角度は、x正軸に対する角度γによって表わされる。最後に、グリッパジョー216は、完全な閉鎖から完全な開放までの様々な開放度合のいずれかであり得る(ジョーのヒンジ継手によって制限されるように)。様々な開放度合は、「グリッパ」と定義され得る。従って、要するに、運動制御信号は、以下の構成変数によって定義されるような位置決め装置209およびエンドエフェクタ210の運動学的構成に基づいて生成される:
insは、軸x、y、およびzによって定義されるスレーブ基準位置552から、位置決め装置209のS字状セグメント700が開始する、軸x、y、およびzによって定義される第1の位置704までの距離を表し;
δproxは、S字状セグメント700が固定スレーブ基準フレームのx−y平面に対して曲げられる第1の曲げ平面を表し;
θproxは、S字状セグメント700の第1および第2のセクション712および714が第1の曲げ平面において曲げられる角度を表し;
δdistは、遠位セグメント702が固定スレーブ基準フレームのx−y平面において曲げられる第2の曲げ平面を表し;
θdistは、第2の曲げで遠位セグメント702が曲げられる角度を表し;
γは、軸zの周りでのエンドエフェクタ210の回転を表し;および
グリッパは、エンドエフェクタ210のグリッパジョー216のある度合の開放を表す(これは、ジョー216が閉鎖するように作動させるために、アクチュエータを握ることによってオペレータが加える圧力の量を示す、ハンドコントローラ112のアクチュエータ(図示せず)によって生じる信号に対して正比例で計算される値である)。
構成変数を計算するために、エンドエフェクタ回転行列REENEWが3×3の行列であることがまず想起される。
Figure 0006653387
(式中、REENEWの最後の列は、固定スレーブ基準フレームx、y、およびzに対して記述されたエンドエフェクタ基準フレームのz軸である)
遠位セグメント702に関連付けられた値θdist、δdist、およびγは、式に従って計算され得る。
Figure 0006653387
その後、第3の位置706は、固定スレーブ基準位置552から第3の位置へのベクトル
Figure 0006653387
の項で記述され得る。同様に、ベクトル
Figure 0006653387
は、第3の位置706から第4の位置710まで定義され得、およびベクトル
Figure 0006653387
は、第4の位置710からエンドエフェクタ位置560まで定義され得る。そのため、これらの値を使用して、エンドエフェクタ位置ベクトル
Figure 0006653387
からベクトル
Figure 0006653387
を減算することにより、固定スレーブ基準位置552に対する第3の位置706の箇所を演算し得る。
Figure 0006653387
ここで、
Figure 0006653387
は、x方向の単位ベクトルであり、
Figure 0006653387
は、y方向の単位ベクトルであり、および
Figure 0006653387
は、z方向の単位ベクトルである。
その後、固定スレーブ基準位置552から第3の位置706へのベクトル
Figure 0006653387
を使用して、S字状セグメント700に関する構成変数δproxおよびθproxを見つけ得る。角度δproxは、δproxに関する以下の2つの式を解くことによって計算される。
Figure 0006653387
式8bと式8aとの比を取ることにより、
Figure 0006653387
(式中、
Figure 0006653387
は、それぞれx方向およびy方向における単位ベクトルである)
を生じる。閉形式解は、θproxに関して見つけることができず、従って、θproxは、式8aまたは式8bのいずれかに対して数式の解を使用して見つけられる必要がある。例えば、ニュートン・ラフソン法が用いられ得、これは、実数値関数のより良好な根を連続して繰り返し概算する。ニュートン・ラフソン法は、以下の式を使用して実動化され得る。
Figure 0006653387
(式中、
Figure 0006653387
は、x方向の単位ベクトルである)
式10は、式f(θprox)=0において書き換えられた式8aである。ニュートン・ラフソン法は、範囲0<θprox<πにおいて、関数は、大きい曲率半径を有し、かつ局所的な停留点を有しないため、非常に迅速に収束する傾向を有する。ニュートン・ラフソン法に続いて、以下の式を使用して式10を満たすために、θproxの改善された連続的な推定を繰り返し行い得る。
Figure 0006653387
最後に、θproxを決定すると、以下の式を使用してqinsを見つけ得る。
Figure 0006653387
(式中、
Figure 0006653387
は、z方向における単位ベクトルであり、および
Figure 0006653387
は、ベクトル
Figure 0006653387
と単位ベクトル
Figure 0006653387
とのドット積である。
上述の構成変数は、プロセス306のブロック636においてエンドエフェクタ位置信号および向き信号
Figure 0006653387
およびREENEW、またはブロック642において
Figure 0006653387
およびREEPREVに関して計算した。構成変数は、一般的に、エンドエフェクタ210をエンドエフェクタ作業空間における所望の箇所および向きに位置決めするために必要な位置決め装置209のポーズを定義する。構成変数は、それぞれ右側および左側器械208および212の各エンドエフェクタ210および214に対して生じる。従って、左および右構成変数とそれぞれ称する2組の構成変数が動き制御インターフェース258によって生じて、器械プロセッサ回路130へ送信され、かつマイクロプロセッサ280によって使用されて、手術作業空間において器械208の位置決め装置209およびエンドエフェクタ210を空間的に位置決めするために駆動制御信号を生成する。
3D空間位置決め
図3に示すプロセス300のブロック308のさらなる詳細を図13に示す。図13を参照して説明すると、プロセス308は、図5に示すグラフィック描写136および138を表示するための表示信号を生成するための、ワークステーションプロセッサ回路120によって実行されるコードのブロックを含む。プロセス308は、ブロック306において決定された構成変数の値を使用して、入力装置110および足踏みスイッチ134からの現在の入力に関して、手術作業空間において位置決め装置209に沿った点の箇所を決定する。複数の箇所が固定スレーブ基準位置552に対して手術作業空間内で決定される。プロセス308は、一般的に、基準点のそれぞれに関する理論的な個所、すなわち手術作業空間における第1の位置704、第2の位置708、第3の位置706、第4の位置710およびエンドエフェクタ位置560を決定することを含む。各基準点の理論的な個所が決定されると、手術作業空間内の、位置決め装置209に沿った様々な中間点の理論的な個所が決定され得る。位置決め装置209のS字状セグメント700、および遠位セグメント702のセクション712、714のそれぞれは、複数の椎骨部550を含み、および椎骨部の中心は、同じ距離だけ離間している。S字状セグメント700および遠位セグメント702は、曲げられると、滑らかで連続的な一定半径の湾曲を形成するため、各椎骨部の中心の理論的な個所は数学的に計算され得る。理論的な個所を使用して、器械プロセッサ回路130によって使用される運動制御信号を決定し、手術作業空間での器械208の実際の位置決めのための駆動信号を生成し得る。理論的な個所はまた、ワークステーションプロセッサ回路120によって使用されて、図5に示すグラフィック描写136および138を生成する。
プロセス308はブロック740で開始し、ここで、マイクロプロセッサ250に指令して、処理のための第1の基準位置(図11において704で示す)を選択する。次いで、ブロック742は、マイクロプロセッサ250に指令して、長さqinsを有する位置決め装置209の曲げることができない部分だけ固定スレーブ基準位置552から離間している第1の位置704の箇所を決定する。従って、第1の位置704の箇所は、z軸において固定スレーブ基準位置552にqins構成変数を単に加えることによって決定される。その箇所は、手術作業空間内の固定スレーブ基準位置552から第1の位置704までのベクトル
Figure 0006653387
の項で表わされ得る。
その後、ブロック744は、マイクロプロセッサ250に指令して、位置決め装置209の第1のセクション712に沿った中間点の箇所を決定する(すなわち第1の位置704と第2の位置708との間)。ブロック740において決定された第1の位置704の箇所を使用して、S字状セグメント700の第1のセクション712における全ての椎骨部の箇所を決定する。例えば、図11に示す実施形態では、第1の位置704と第2の位置708との間の第1のセクション712には15個の椎骨部550があると仮定し、n個目の椎骨部の中心は、第1の位置704に対して、
Figure 0006653387
として計算される第1のセクション220に沿った中間点である理論的な個所にある。第1の位置704からn個目の椎骨部の位置までのベクトルは、そのように決定され、かつ固定スレーブ基準位置552から第1の位置704までのベクトル
Figure 0006653387
に加えられて、手術作業空間内の固定スレーブ基準位置552に対する第1のセクション712のn個の椎骨部のそれぞれの箇所を決定する。
その後、ブロック746は、マイクロプロセッサ250に指令して、基準位置の全てが処理されたかどうかを決定し、および処理されていない場合、マイクロプロセッサは、ブロック748に進められ、そこで次の基準位置が処理のために選択される。その後、ブロック748は、マイクロプロセッサ250に指令して、ブロック742に戻らせ、および各基準位置に関してブロック742および744が繰り返される。
固定スレーブ基準位置552に対する第2の位置708の箇所は、構成変数qins、θprox、およびδproxから決定され得る。固定スレーブ基準位置552から第2の位置708までのベクトル
Figure 0006653387
を決定することにより、手術作業空間内での絶対項における第2の位置の理論的な個所を提供する。図11に示す実施形態では、再度、第2のセクション714に15個の椎骨部があると仮定し、第2のセクションのn個目の椎骨部の中心は、第2のセクションに沿った中間点にある。第2のセクション222が第1の曲げ平面δproxにおいて曲げられる角度は、第1のセクション712の椎骨部に関する計算に使用される角度θproxと等しく、かつそれとは反対方向である。従って、n個目の椎骨部の中間点は、第2の位置708に対して、
Figure 0006653387
と計算され得る。第2の位置708からn個目の椎骨部の位置までのベクトルは、そのように決定され、かつスレーブ基準位置552から第2の位置708までのベクトル
Figure 0006653387
に加えられ、位置決め装置作業空間内での絶対項における第2のセクション714のn個目の椎骨部の理論的な個所を提供し得る。このプロセスは、固定スレーブ基準位置552に対する手術作業空間内の各椎骨部中間点の絶対的な個所を見つけるために、S字状セグメント700の第2のセクション714の15個の椎骨部のそれぞれに対して繰り返され得る。
S字状セグメント700の端部における第3の位置706の箇所は、上述の式8a、8b、および8cで設定されるようなベクトル成分を有するベクトル
Figure 0006653387
の項で表わされ得る。第3の位置706の箇所は、上記で提供された方法を使用して、遠位セグメント702における全ての椎骨部550の理論的な個所を決定するための基準点として使用され得る。遠位セグメント702に15個の椎骨部があると仮定すると、n個目の椎骨部の中心は、遠位セグメントに沿った中間点にある。遠位セグメント702が第2の曲げ平面δdistにおいて曲げられる角度はθdistである。従って、n個目の椎骨部の中間点は、第3の位置706に対して、
Figure 0006653387
と計算され得る。第3の位置706からn個目の椎骨部の位置までのベクトルは、そのように決定され、かつベクトル
Figure 0006653387
に加えられて、手術作業空間内での絶対項の遠位セグメント702のn個目の椎骨部の理論的な個所に到達し得る。この手順は、固定スレーブ基準位置552に対して、絶対項で位置決め装置作業空間における各椎骨部中間点の理論的な個所を見つけるために、遠位セグメント702にある15個の椎骨部のそれぞれに対して繰り返される。
第4の位置710の箇所は、上記の式6a、6b、および6cにおいて設定されるようなベクトル成分を有する第3の位置706に対するベクトル
Figure 0006653387
から決定され得る。ベクトル
Figure 0006653387
を固定スレーブ基準位置552から第3の位置234までのベクトル
Figure 0006653387
に加えることにより、手術作業空間内の固定スレーブ基準位置に対する絶対項で第4の位置の理論的な個所に到達するであろう。
最後に、エンドエフェクタ位置560の理論的な個所は、上記の式7a、7bおよび7cにおいて設定されるようなベクトル成分の式による第4の位置710に対するベクトル
Figure 0006653387
として決定され得る。第4の位置710からエンドエフェクタ位置550までのベクトルをベクトル
Figure 0006653387
および固定スレーブ基準位置552からのベクトル
Figure 0006653387
に加えることにより、固定スレーブ基準位置に対する絶対項でエンドエフェクタ位置560の理論的な個所に到達するであろう。
ブロック746において、位置決め装置209に沿った基準位置のそれぞれが処理された場合、209およびエンドエフェクタ210に沿った複数の点の箇所が決定されるため、手術作業空間における器械208の3D空間位置決めを定義する。
その後、プロセス308はブロック748に進み、そこではマイクロプロセッサ250に指令して、位置決め装置208の現在の3D空間位置の二次元投影を生成して、図5のグラフィック描写136に示す位置決め装置を表現する領域412を生成する。ブロック748はまた、マイクロプロセッサ250に指令して、エンドエフェクタ210の現在の3D空間位置の二次元投影を生成して、図5に示すエンドエフェクタを表現するインジケータ408を生成する。一実施形態では、平面的な表現136が、x−y平面(すなわちz軸に対して垂直な)と位置合わせされた平面に対して生成され、かつその投影は、位置決め装置209およびエンドエフェクタ210に沿った各中間点の位置のx成分およびy成分から生成される(すなわち、z成分はゼロに設定されない)。
その後、プロセス308はブロック750に進み、そこではマイクロプロセッサ250に指令して、位置決め装置209のいずれかの投影部分が図5の境界406の近傍にあり、位置決め装置のさらなる動きに対する拘束がアクティブであることを示すかどうかを決定する。ブロック750はまた、マイクロプロセッサ250に指令して、エンドエフェクタ210のいずれかの投影部分が境界402の近傍にあるかどうかを決定する。これらの条件のいずれかが検出される場合、ブロック750は、マイクロプロセッサ250をブロック752に進める。
ブロック752は、マイクロプロセッサ250に指令して、アクティブ拘束警告を生成する。一実施形態では、境界402または406の色または表示される強さを変更することにより、またはディスプレイ122上に警告シンボルを表示することにより可視警告が生成され得る。あるいは、警告は、インジケータ412および414の箇所にかぶせて、グラフィック描写136および138に表示され得る。他の実施形態では、可聴警告が生成され得る。代わりにまたは加えて、マイクロプロセッサ250は、入力装置110に、ハンドコントローラ112を介して触覚フィードバックを生成させるようにし得る。その後、ブロック752は、マイクロプロセッサ250に図4のブロック302に戻るように指令する。
ブロック750において、位置決め装置209およびエンドエフェクタ210がいずれの境界の近傍にもない場合、マイクロプロセッサ250は、図4のブロック302に戻るように指令される。
深さ
図5に示す器械深さ範囲416の描写は、以下の通り生成される。深さ範囲は、図6に示す軸492に沿って取られ、この範囲の端部424は、領域488内のエンドエフェクタ210の最大深さ494に対応する。器械深さ範囲416の端部426は、領域488内のエンドエフェクタ210の最小深さ496に対応する。入力装置深さ範囲432は、同様に、軸492に沿った、横線が引かれた領域482の部分に対応する。現在の深さインジケータ420は、エンドエフェクタ位置560のz値に対応する箇所において器械深さ範囲416上に位置決めされる。一実施形態では、マイクロプロセッサ250は、エンドエフェクタ210が入力装置深さ範囲の端部424または426のいずれかの近傍にあるとき、アクティブ拘束表示が生成されるようにし得る。警告は、可聴警告、ディスプレイ122に表示される可視警告、または右入力装置116およびハンドコントローラ112を通した触覚フィードバックの形態を取り得る。器械深さ範囲418は、同様に左側器械212に対して生成される。
回転
図5に示す器械回転範囲440は、構成変数γから生成される(すなわち、図11に示すような軸zの周りでのエンドエフェクタ210の回転)。「Δ」インジケータは、エンドエフェクタ210の現在の回転角度γを表し、ここで、垂直線444は、一般的に非回転位置に保持されている右ハンドコントローラ112に対応する基準を取られる。一連の器械回転範囲440は、ハンドコントローラ112によってもたらされる回転範囲の程度に対応する程度を有する。器械回転範囲440はまた、入力装置作業空間と手術作業空間との間のマッピングに依存してオフセットされ得る。例えば、足踏みスイッチ134が押された後、ハンドコントローラ112は、足踏みスイッチ134を解放する前に回転され得るため、図5に示すように作業回転範囲をオフセットする。
位置決め装置のアクティブ拘束
説明されるように計算された右側器械208の位置決め装置209の中間位置は、手術作業空間(図5において484で示す)内の器械208の位置決め装置209の3D箇所を定義する。椎骨部550の各中間箇所に対し、マイクロプロセッサ250は、その箇所が手術作業空間484の3D境界面485の一部分の近傍にあるかどうかを決定する。器械208および212の位置決め装置209の複数の位置のグラフィック描写の例を図14に示す。図14を参照して説明すると、第1の例800は、挿入後の開始位置における器械208および212に関するグラフィック描写136および138を示し、そこでは、位置決め装置209および213は、器械の図の左側の側面図に示すように実質的に直線の位置にある。グラフィック描写136および138は、それぞれ中心に配置された点として位置決め装置209および213を示す。
次の例802では、位置決め装置209は上に動かされ、および位置決め装置213は下に動かされており、および804にある中間箇所は、境界面485の上方部分および下方部分の近傍となるようにマイクロプロセッサ250によって決定される。器械208および212を示すドットは、境界の近傍の箇所に示されている。警告が、境界の複数の部分を目立つ色に色付けして生成されて、外科医に状態を表示し得る。
位置決め装置209および213の左限/右限の例が806に示されている。808に示す例では、位置決め装置209および213は、一般的に例806におけるように位置決めされるが、エンドエフェクタ210および214は外側に向けられている。エンドエフェクタ210および214は、図5に示す領域488の境界面489の近傍に配置され、かつそれぞれインジケータ408および410によって示される。位置決め装置209および210は、それぞれ領域412および414によって表現される。警告は、外科医に状態を示すために、境界面489において目立つ色の領域として生成されて示され得る。
例810は、エンドエフェクタインジケータ408および410および領域412および414が見えるように、わずかに向きを変えられた器械208および212を示す。例812では、エンドエフェクタ210および214は内側に向けられたままであるが、位置決め装置209および213は、814において示すように上限および下限に到達している。例816では、エンドエフェクタ210および214は外側に向けられ、かつそれぞれ3D境界面489の上方部分および下方部分の近傍にある。最終的な例818では、位置決め装置の動きに対する左限/右限に関する、例812に示すのと同様の状況が示されている。
具体的な実施形態を説明しかつ図示したが、そのような実施形態は本発明の説明にすぎず、添付の特許請求の範囲に従って構成されるような本発明の限定ではないと考慮されるべきである。

Claims (17)

  1. ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現する方法であって、前記器械は、エンドエフェクタを含み、前記エンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間において前記エンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されており、前記方法は、
    プロセッサ回路が、前記入力装置から受信された現在の入力信号に関して、前記手術作業空間内での前記器械の現在の三次元空間位置を計算すること;
    前記プロセッサ回路が、前記プロセッサ回路と通信するディスプレイに前記手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成すること
    を含み、前記グラフィック描写は、平面的な表現を含み、前記平面的な表現は、
    前記手術作業空間内での前記器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域;および
    前記平面的な表現上への前記位置決め装置および前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の二次元投影
    を含み、
    前記方法は、
    前記器械が前記器械移動領域の前記境界の近傍にあるという決定に応答して、前記プロセッサ回路に前記境界におけるアクティブ拘束表示を表示させることをさらに含む、方法。
  2. ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現する方法であって、前記器械は、エンドエフェクタを含み、前記エンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間において前記エンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されており、前記方法は、
    プロセッサ回路が、前記入力装置から受信された現在の入力信号に関して、前記手術作業空間内での前記器械の現在の三次元空間位置を計算すること;
    前記プロセッサ回路が、前記プロセッサ回路と通信するディスプレイに前記手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成すること
    を含み、前記グラフィック描写は、平面的な表現を含み、前記平面的な表現は、
    前記手術作業空間内での前記器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域;および
    前記平面的な表現上への前記位置決め装置および前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の二次元投影
    を含み、
    前記グラフィック描写は、
    前記手術作業空間内への前記器械の軸方向の動きに対する限界を示す器械深さ範囲;
    前記器械深さ範囲内での前記エンドエフェクタの現在の深さを表現するインジケータ;および
    前記入力装置作業空間と前記手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる前記器械深さ範囲の一部分を表現する入力装置深さ範囲
    をさらに含み、
    前記方法は、
    前記エンドエフェクタが前記入力装置深さ範囲の端部の近傍にあるという決定に応答して、前記プロセッサ回路にアクティブ拘束表示を表示させることをさらに含む、方法。
  3. ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現する方法であって、前記器械は、エンドエフェクタを含み、前記エンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間において前記エンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されており、前記方法は、
    プロセッサ回路が、前記入力装置から受信された現在の入力信号に関して、前記手術作業空間内での前記器械の現在の三次元空間位置を計算すること;
    前記プロセッサ回路が、前記プロセッサ回路と通信するディスプレイに前記手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成すること
    を含み、前記グラフィック描写は、平面的な表現を含み、前記平面的な表現は、
    前記手術作業空間内での前記器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域;および
    前記平面的な表現上への前記位置決め装置および前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の二次元投影
    を含み、
    前記方法は、
    前記プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信することをさらに含み、前記イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、前記アクティブ状態は、前記入力信号に応答して前記器械の動きを可能にし、および前記非アクティブ状態は、前記器械の動きを阻止して、前記入力装置作業空間内での前記ハンドコントローラの再位置決めを容易にし、および前記方法は、
    前記アクティブ状態から前記非アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、前記プロセッサ回路に、前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の前記二次元投影からのオフセットとして、前記グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ位置インジケータを表示するための表示信号を生成させること;および
    前記非アクティブ状態から前記アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、前記現在のハンドコントローラ位置インジケータの表示を停止すること
    をさらに含む、方法。
  4. ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現する方法であって、前記器械は、エンドエフェクタを含み、前記エンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間において前記エンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されており、前記方法は、
    プロセッサ回路が、前記入力装置から受信された現在の入力信号に関して、前記手術作業空間内での前記器械の現在の三次元空間位置を計算すること;
    前記プロセッサ回路が、前記プロセッサ回路と通信するディスプレイに前記手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成すること
    を含み、前記グラフィック描写は、平面的な表現を含み、前記平面的な表現は、
    前記手術作業空間内での前記器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域;および
    前記平面的な表現上への前記位置決め装置および前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の二次元投影
    を含み、
    前記入力装置によって生じた前記入力信号は、前記ハンドコントローラの現在の回転を定義する回転信号を含み、前記回転信号は、前記手術作業空間内で前記エンドエフェクタの回転を引き起こすように動作可能であり、前記グラフィック描写は、
    前記器械の回転運動に対する限界を示す器械回転範囲;
    前記エンドエフェクタの現在の回転を表現するインジケータ;および
    前記入力装置作業空間と前記手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる前記器械回転範囲の一部分を表現する入力装置回転範囲
    を含み、
    前記方法は、
    前記プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信することをさらに含み、前記イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、前記アクティブ状態は、前記入力信号に応答して前記器械の動きを可能にし、および前記非アクティブ状態は、前記器械の動きを阻止して、前記入力装置作業空間内での前記ハンドコントローラの再位置決めを容易にし、および前記方法は、
    前記アクティブ状態から前記非アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、前記プロセッサ回路に、前記エンドエフェクタの現在の回転を表現する前記インジケータからのオフセットとして、前記グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ回転インジケータを表示するための表示信号を生成させること;および
    前記非アクティブ状態から前記アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、現在のハンドコントローラ回転インジケータの表示を停止すること
    をさらに含む方法。
  5. 前記エンドエフェクタは、インジケータによって表現され、および前記位置決め装置は、前記位置決め装置の少なくとも一部分の二次元投影範囲に対応する領域によって表現される、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記手術作業空間内に三次元境界を定義すること;および
    前記平面的な表現上に前記三次元境界の二次元投影を生成すること
    によって前記境界を生成することをさらに含む、前記境界を生成することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記器械移動領域の前記境界は、前記手術作業空間内での前記器械の動きに対するさらなる限界を特定する少なくとも1つの締め出しゾーンをさらに含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  8. 前記締め出しゾーンは、入力装置においてオペレータから受信された入力、および前記プロセッサ回路において受信された患者画像データの少なくとも一方に基づいて定義される、請求項に記載の方法。
  9. 前記ロボット手術システムは、前記手術作業空間内の複数の器械を含み、前記グラフィック描写を表示することは、前記複数の器械のそれぞれのグラフィック描写を表示することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  10. 前記グラフィック描写を表示することは、前記ディスプレイの周辺領域に前記グラフィック描写を表示することを含む、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  11. ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を概略的に表現するための装置であって、前記器械は、エンドエフェクタを含み、前記エンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間において前記エンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されており、前記装置は、プロセッサ回路であって、
    前記入力装置から受信された現在の入力信号に関して、前記手術作業空間内での前記器械の現在の三次元空間位置を計算すること;
    前記プロセッサ回路と通信するディスプレイに前記手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成すること
    を行うように動作可能に構成されたプロセッサ回路
    を含み
    記グラフィック描写は、平面的な表現を含み、前記平面的な表現は、
    前記手術作業空間内での前記器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域;および
    前記平面的な表現上への前記位置決め装置および前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の二次元投影
    を含み、
    前記プロセッサ回路は、前記器械が前記器械移動領域の前記境界の近傍にあるという決定に応答して、前記境界にアクティブ拘束表示を表示するように動作可能に構成される、
    装置。
  12. 前記グラフィック描写は、
    前記手術作業空間内への前記器械の軸方向の動きに対する限界を示す器械深さ範囲;
    前記器械深さ範囲内での前記エンドエフェクタの現在の深さを表現するインジケータ;および
    前記入力装置作業空間と前記手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる前記器械深さ範囲の一部分を表現する入力装置深さ範囲
    をさらに含む、請求項11に記載の装置。
  13. 前記プロセッサ回路は、前記エンドエフェクタが前記入力装置深さ範囲の端部の近傍にあるという決定に応答して、アクティブ拘束表示を表示するように動作可能に構成される、請求項12に記載の装置。
  14. 前記プロセッサ回路は、前記プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信するように動作可能に構成され、前記イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、前記アクティブ状態は、前記入力信号に応答して前記器械の動きを可能にし、および前記非アクティブ状態は、前記器械の動きを阻止して、前記入力装置作業空間内での前記ハンドコントローラの再位置決めを容易にし、前記プロセッサ回路は、
    前記アクティブ状態から前記非アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の前記二次元投影からのオフセットとして、前記グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ位置インジケータを表示するための表示信号を生成すること;および
    前記非アクティブ状態から前記アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、前記現在のハンドコントローラ位置インジケータの表示を停止すること
    を行うように動作可能に構成される、請求項11に記載の装置。
  15. 前記入力装置によって生じた前記入力信号は、前記ハンドコントローラの現在の回転を定義する回転信号を含み、前記回転信号は、前記手術作業空間内での前記エンドエフェクタの回転を引き起こすように動作可能であり、前記グラフィック描写は、
    前記器械の回転運動に対する限界を示す器械回転範囲;
    前記エンドエフェクタの現在の回転を表現するインジケータ;および
    前記入力装置作業空間と前記手術作業空間との間の現在のマッピングに利用できる前記器械回転範囲の一部分を表現する入力装置回転範囲
    を含む、請求項11に記載の装置。
  16. 前記プロセッサ回路は、前記プロセッサ回路においてイネーブル信号を受信するように動作可能に構成され、前記イネーブル信号は、アクティブ状態および非アクティブ状態を有し、前記アクティブ状態は、前記入力信号に応答して前記器械の動きを可能にし、および前記非アクティブ状態は、前記器械の動きを阻止して、前記入力装置作業空間内での前記ハンドコントローラの再位置決めを容易にし、前記プロセッサ回路は、
    前記アクティブ状態から前記非アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、前記エンドエフェクタの現在の回転を表現する前記インジケータからのオフセットとして、前記グラフィック描写上に現在のハンドコントローラ回転インジケータを表示するための表示信号を生成すること;および
    前記非アクティブ状態から前記アクティブ状態へ移行する前記イネーブル信号に応答して、現在のハンドコントローラ回転インジケータの表示を停止すること
    を行うように動作可能に構成される、請求項15に記載の装置。
  17. ロボット手術システムのプロセッサ回路に、ロボット手術システムにおいて使用される器械の空間位置を表現するように指令するためのコードでコード化されたコンピュータ可読媒体であって、前記器械は、エンドエフェクタを含み、前記エンドエフェクタは、入力装置作業空間における入力装置のハンドコントローラの動きによって生成された入力信号に応答して、手術作業空間においてエンドエフェクタを空間的に位置決めするための位置決め装置に結合されており、前記コードは、前記プロセッサ回路に、
    前記入力装置から受信された現在の入力信号に関して、前記手術作業空間内での前記器械の現在の三次元空間位置を計算すること;
    前記プロセッサ回路と通信するディスプレイに前記手術作業空間のグラフィック描写を表示するための表示信号を生成すること
    を行うように指令し
    記グラフィック描写は、平面的な表現を含み、前記平面的な表現は、
    前記手術作業空間内での前記器械の横方向の動きに対する限界を示す境界を有する器械移動領域;および
    前記平面的な表現上への前記位置決め装置および前記エンドエフェクタの前記現在の空間位置の二次元投影
    を含み、
    前記プロセッサ回路は、前記器械が前記器械移動領域の前記境界の近傍にあるという決定に応答して、前記境界にアクティブ拘束表示を表示するように動作可能に構成される、
    コンピュータ可読媒体。
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