JP6650845B2 - 通信システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、時間及び空間を共有しているユーザ同士で快適に通信を行なうことが可能な通信システム及びコンピュータプログラムに関する。
各々が所持する所謂スマートフォンと呼ばれる通信端末装置を用い、グループ登録されたユーザ間でリアルタイムにメッセージを送受信し合うことを可能とするメッセージ送受信システムが普及している(特許文献1等)。このようなメッセージ送受信システムではチャットサーバが存在し、各通信端末装置はいずれもチャットクライアントとして、無線通信によりチャットサーバと通信を行なうことでメッセージの送受信を実現している。
特開2015−164076号公報
従来のメッセージ送受信システムにおいて通信端末装置は、上述したようにチャットサーバと接続することが必要である。そしてチャットサーバは通信キャリアが提供するネットワーク(以下キャリアネットワーク)に接続されているサーバセンタに存在しており、通信端末装置は、キャリアネットワークへの通信が可能な状態でなければメッセージの送受信を実行することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、キャリアネットワークとの通信が困難な環境下であっても、時間及び空間を共有しているユーザの通信端末装置同士の相互通信を実現する通信システム及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
開示の一実施形態に係る通信システムは、複数の通信端末装置を含む通信システムである。前記複数の通信端末装置は夫々、所定の距離内に存在する他の通端末装置の1つと無線により直接的な通信接続を確立する近距離通信部と、基地局と通信し、前記基地局を含むキャリアネットワークを介して外部サーバと通信するためのキャリア通信部と、前記近距離通信部により通信接続された他の通信端末装置との間の通信と、前記キャリア通信部によって前記外部サーバとの間の通信と、を制御する制御部と、送信予定の情報を記憶し、受信した情報を記憶する記憶部とを備え、前記制御部は、前キャリア通信部による前記基地局への問い合わせの試行を無効とする処理と、前記近距離通信部が通信接続を確立した前記他の通信端末装置を対象として、該他の通信端末装置へ前記記憶部に記憶してある前記送信予定の情報を送信する送信処理、前記他の通信端末装置から送信された情報を受信する受信処理、及び前記他の通信端末装置から受信した情報を前記記憶部に記憶する記憶処理を実行し、前記近距離通信部が行なう前記他の通信端末装置との通信の状況が所定の条件を満たす場合、所定の期間又は所定の通信を行なう期間のみ、前記キャリア通信部による情報の送受信を有効にする処理を行ない、前記キャリア通信部が前記キャリアネットワークを介した通信接続を確立した前記外部サーバを対象として、前記外部サーバへ前記記憶部に記憶してある前記送信予定の情報を送信する前記送信処理、前記外部サーバから送信された情報を受信する前記受信処理、及び、前記外部サーバから受信した情報を前記記憶部に記憶する前記記憶処理を実行する。
開示の一実施形態に係る通信システムは、前記複数の通信端末装置は夫々、前近距離通信部にて、前記他の通信端末装置と無線による直接的な通信接続を順次確立し、通信接続を確立した前記他の通信端末装置を対象として前記制御部により、前記送信処理、前記受信処理及び前記記憶処理を実行する。
開示の一実施形態に係る通信システムは、前記制御部は、自装置を発信元として送信する情報には、自装置の識別情報を関連付けて送信し、前記記憶部は、前記他の通信端末装置から受信した情報を記憶するに際し、該情報に関連付けられて送信された前記識別情報を対応付けて記憶し、前記制御部は、記憶してある前記情報を送信するに際し、該情報に対応付けられている前記識別情報を該情報に関連付けて送信する。
開示の一実施形態に係る通信システムは、前記通信端末装置は夫々、前記情報を表示するか及び/又は音声出力する出力部を備え、該出力部は、予め許可されている前記識別情報が対応付けられている前記情報を出力する。
開示の一実施形態に係る通信システムは、前記通信端末装置は夫々、メッセージの入力を受け付けるか、及び/又は、自装置の位置情報を取得する情報入力部を更に備え、前記記憶部は、前記情報入力部により入力されたメッセージ及び/又は位置情報に自装置の前記識別情報を対応付けて記憶し、前記制御部は、前記メッセージ及び/又は位置情報に自装置の前記識別情報を関連付けて送信する。
開示の一実施形態に係る通信システムは、前記通信端末装置は所定のタイミングにて繰り返し実行された前記記憶処理によって前記記憶部に記憶された前記情報を消去する。
開示の一実施形態に係るコンピュータプログラムは、所定の距離内の他の通信端末装置の1つと無線により直接的な通信接続を確立する近距離通信部、基地局と通信し、前記基地局を含むキャリアネットワークを介して外部サーバと通信するためのキャリア通信部、前記近距離通信部及び前記キャリア通信部を制御する制御部、並びに送信予定の情報を記憶し、受信した情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータに、前記他の通信端末装置との間の通信と、前記キャリア通信部によって前記外部サーバとの間の通信とを制御させる。前記コンピュータに、前記制御部により、前キャリア通信部による前記基地局への問い合わせの試行を無効又は有効とする処理と、前記近距離通信部により、所定の距離内に存在する前記の通端末装置の1つとの通信接続を確立及び切断させる処理を実行させ、前記キャリア通信部により、前記外部サーバとキャリアネットワークを介した通信接続を確立及び切断させる処理と、前記近距離通信部により通信接続を確立した前記他の通信端末装置又は前記キャリア通信部により、通信接続が確立した前記外部サーバを対象として、前記記憶部に記憶してある送信予定の情報を送信する送信処理、前記他の通信端末装置又は前記外部サーバから送信された情報を受信する受信処理、及び、前記他の通信端末装置又は前記外部サーバから受信した情報を前記記憶部に記憶する記憶処理とを実行させ、前記他の通信端末装置と情報の交換を行なう場合、前記キャリア通信部による前記基地局への問い合わせを無効にさせる処理を実行させ、前記他の通信端末装置と行なう情報の交換の状況が所定の条件を満たす場合、所定の期間又は所定の情報の交換を行なう期間のみ、前記キャリア通信部による情報の送受信を有効にさせる処理を実行させる。
開示の一実施形態では、複数の通信装置が夫々、所定の距離内に存在する他の1つの通信装置と直接的に通信接続を確立させ、記憶部に記憶してある情報を通信相手の通信装置へ送信し、通信相手の通信装置から情報を受信し、受信した情報を記憶する。これにより、記憶部に記憶されている情報が消去されるまでの間は、他の通信装置との間で送受信されて共有される。
開示の一実施形態では、複数の通信装置は夫々、1つずつ他の通信装置と通信接続を順次確立させ、その都度、通信接続した通信装置を対象にして、それより以前に他の通信装置から送信された情報をも、一旦記憶部に記憶された情報は更に異なる通信装置へ送信されるから、直接的に通信接続を確立した通信装置同士でなくとも情報が伝達され得る。
開示の一実施形態では、通信装置同士で送受信される情報には、発信元の通信装置を識別する識別情報が関連付けられて送信される。いずれの通信装置からの情報であるかが、いずれの通信装置で記憶された状態であっても識別可能である。
開示の一実施形態では、送受信される情報は通信装置に備えられる表示部及び/又は音声出力部によって出力されるが、予め許可されている識別情報が対応付けられている情報のみが出力される。各通信装置は情報の送受信の中継を区別なく行なうが、表示又は音声出力については、許可されている情報のみとする。
開示の一実施形態では、発信される情報はメッセージ及び/又は各通信装置の位置情報である。通信装置間でメッセージ及び/又は位置情報が送受信され、許可された識別情報が対応付けられているメッセージ及び/又は位置情報の入出力が実現される。即ち、許可されているユーザ間でのメッセージの交換及び/又は位置情報の共有が実現される。
開示の一実施形態では、通信接続を確立した全ての通信装置から受信した情報を記憶している状態は、限られた期間のみであり、所定の距離内ですれ違う程度に時間及び空間を同じくした通信装置間でのみ情報が交換される。
本発明に係る実施形態によれば、複数の通信装置が夫々直接的に、記憶部に記憶してある他の通信装置から受信した情報をも含めて情報を送受信し合う。これによりキャリアネットワークを介してチャットサーバを経由しなくとも、また、直接的に通信接続を確立していなくともメッセージの送受信が可能であり、時間及び空間を共有しているユーザの通信装置同士の相互通信を実現することができる。
本実施の形態の通信システムに含まれる通信端末装置の構成を示すブロック図である。 通信端末装置の制御部により実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。 チャット用画面の表示例を示す。 位置情報の表示例を示す。 適用例における通信システムの情報交換を説明する説明図である。 適用例における通信システムの情報交換を説明する説明図である。 適用例における通信システムの情報交換を説明する説明図である。 適用例における通信システムの情報交換を説明する説明図である。 適用例における通信システムの情報交換を説明する説明図である。 プロフィール情報の使用例を示す説明図である。
以下、本発明をその実施形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。なお、以下に示す実施の形態は例示であって、本発明は以下の構成に限られないことは勿論である。
本発明に係る通信システム100(図5〜図9参照)は、複数の通信端末装置1間におけるメッセージを含む情報の交換にてサーバ装置との通信を不要とする。通信システム100に含まれる通信端末装置1は不特定多数でよいがいずれも、特定の通信プログラム1P(図1参照)に基づく処理を行なうことができる必要がある。以下、通信システム100に含まれる通信端末装置1が備えるべきハードウェア及びソフトウェアの構成を示し、複数の通信端末装置1夫々の処理によってどのように情報の交換が実現されるかを説明する。
図1は、本実施の形態の通信システム100に含まれる通信端末装置1の構成を示すブロック図である。通信端末装置1は、制御部10、一時記憶部11、記憶部12、位置情報取得部13、近距離通信部14、及びキャリア通信部15を備える。
制御部10はCPU(Central Processing Unit )を用い、記憶部12に記憶されている通信プログラム1Pに基づく動作を実現する。一時記憶部11は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等の揮発性メモリを用い、制御部10の処理により生成される情報を一時的に記憶する。
記憶部12はフラッシュメモリ等の不揮発性メモリを用いる。記憶部12には、通信プログラム1Pが予め記憶されるほか、制御部10が参照する種々のデータを記憶している。例えば記憶部12には、通信プログラム1Pに対応する一意のユーザアカウント情報が記憶されている。ユーザアカウント情報は所属グループを識別するグループ識別情報と対応付けて記憶されている。ユーザアカウント情報及びグループ識別情報については通信プログラム1Pの提供元によって重複しないように管理されるとよい。そして記憶部12には、制御部10が取得した位置情報のログデータ(履歴)、後述する処理により送受信された送信メッセージの履歴等が記憶されてもよい。
位置情報取得部13は、通信端末装置1の位置情報を取得する。位置情報取得部13は例えばGPS(Global Positioning System )の受信機を用いる。位置情報取得部13は、キャリアネットワークの基地局と通信が可能である場合は、当該基地局から補助情報を取得して位置情報の精度を向上させてもよい。また、近距離通信部14としてWiFi通信を用いることができる場合には、アクセスポイントからの信号を用いてもよい。制御部10は、GPS信号から時刻情報を取得するようにしてもよい。
近距離通信部14は、例えば50〜100m以内程度の近距離に存在する他装置との間で電波の送受信を可能とする通信モジュールである。近距離通信部14は例えばBluetooth(登録商標)、特にBLE(Bluetooth Low Energy)を用いる。WiFi Direct 通信等の他の規格に基づく通信であってもよい。
キャリア通信部15は、次世代又は次々世代高速携帯通信等の規格に基づく無線通信を実現するアンテナ及び送受信機を含む通信モジュールである。制御部10はキャリア通信部15を介して基地局と通信し、キャリアネットワークを介した通信が可能である。
出力部16は、ユーザへの出力用インタフェースであり、例えばディスプレイを用いた表示部である。出力部16は通信プログラム1Pに基づき表示される操作画面、並びに、メッセージ等を表示する。出力部16はスピーカを含んで音声を出力してもよい。
入力部17は、ユーザからの入力用インタフェースであり、例えばディスプレイに内蔵されるタッチパネルを用いてディスプレイに表示されるアイコン等を含む操作画面上のタップ等を検知して操作入力を受け付ける。入力部17はマイクであって音声を入力してもよく、この場合制御部10は、入力された音声に対して音声認識処理を行なって入力された音声をテキストデータとして取得する機能を有する。
図2は、通信端末装置1の制御部10により実行される処理手順の一例を示すフローチャートである。通信端末装置1の制御部10は、通信プログラム1Pに基づく処理を実行(起動)している間、図2のフローチャートに示す処理を定期的に実行する。
制御部10は近距離通信部14により、同じく通信プログラム1Pに基づく処理を実行している他の通信端末装置1の存在を探索する(ステップS1)。他の通信端末装置1が近距離通信部14による通信到達範囲に存在すると判断された場合(S1:YES)、制御部10は近距離通信部14により他の通信端末装置1を識別して1対1で通信接続を確立させる(ステップS2)。制御部10は、一時記憶部11及び記憶部12に記憶してある情報を交換する(ステップS3)。制御部10は、交換によって他の通信端末装置1から受信した情報を記憶し(ステップS4)、通信を切断し(ステップS5)、処理を終了する。ステップS4における記憶先は一時記憶部11及び記憶部12のいずれでもよく、以後の説明においても特筆しない限り、限定しない。
ステップS1にて通信到達範囲に他の通信端末装置が存在しないと判断された場合(S1:NO)、制御部10は、処理をそのまま終了する。
制御部10は、ステップS1からS5の処理を繰り返し、他の通信端末装置1と情報を交換する。なお交換する情報は暗号化されることが望ましい。近距離通信部14による通信到達範囲に複数の他の通信端末装置1が存在する場合、制御部10は通信相手をユーザアカウント情報等で区別しながら順次1対1で通信接続を確立して各々接続期間を定めて情報の交換を行なうとよい。通信相手を区別する際には、ハードウェアを固有に識別する情報(シリアルナンバー、MACアドレス等)をも交換して用いるようにしてもよい。
そして制御部10は、通信プログラム1Pに基づく動作を終了するに際し、記憶した交換情報を基本的に消去する。ただし、送受信されたメッセージ、又は取得した位置情報等を履歴として残したいとユーザが希望する場合は別途記憶部12に記憶されるようにしてもよい。このとき自身のユーザアカウント情報に対応するグループ識別情報に関連付けられている情報と、後述するように公開可能と設定されている情報のみが記憶部12への記憶が許可されるように制限してもよい。
情報の交換の際に制御部10は、自身が発信元となる情報については自身の記憶部12に記憶してあるユーザアカウント情報及びグループ識別情報を共に送信する。その他の情報については、発信元の情報が関連付けられているはずであり、制御部10はその発信元の情報も共に送信する。そして制御部10はステップS4において、同一又は異なる他の通信端末装置1からの同一の発信元の同一の情報、即ち重複する情報を受信した場合、削除するようにするとよい。
本実施の形態において交換する情報はメッセージ及び位置情報とする。制御部10は、図2のフローチャートに示した処理手順とは独立に平行してメッセージの受け付け及び位置情報の取得を実行する。
通信端末装置1の制御部10は、出力部16であるディスプレイにチャット用画面を表示させ、入力部17から送信メッセージ(テキストデータ及び絵文字、画像等)入力を受け付ける。制御部10は、入力された送信メッセージを入力時刻情報と対応付けて記憶させる。このとき制御部10は、送信メッセージの入力を受け付けた時点の位置情報を位置情報取得部13から取得し、入力時刻情報と共に対応付けて記憶してもよい。そして制御部10は、一時記憶部11に記憶された送信メッセージをその入力時刻情報に基づいて時系列にチャット用画面に表示させる。そして通信端末装置1の制御部10は、定期的に位置情報取得部13により通信端末装置1の位置情報(緯度経度)を取得し、取得した時刻情報と対応付けて一時記憶部11に逐次ログデータとして記憶しておく。
そして制御部10は、上述のように他の通信端末装置1と通信接続を確立した場合、逐次記憶した送信メッセージ及び入力時刻情報、並びに位置情報のログデータを自身のユーザアカウント情報及びグループ識別情報と共に送信する。送信メッセージに入力時点の位置情報が対応付けられている場合は共に送信する。
そして制御部10は、他の通信端末装置1から送信された送信メッセージ、入力時刻情報、位置情報、取得時刻情報、ユーザアカウント情報及びグループ識別情報を受信して同様に記憶する。
制御部10は、記憶した他の通信端末装置1からの送信メッセージを、自身で受け付けた送信メッセージと共に、対応する入力時刻情報に基づいて時系列にチャット用画面に表示させる。そして制御部10は、位置情報に基づいて各通信端末装置1(ユーザ)の位置(最新の位置のみでよい)を地図上に描画して出力部16に表示する。このとき制御部10は、記憶した送信メッセージ及び位置情報について、自身のユーザアカウント情報に対応するグループ識別情報と同一のグループ識別情報が関連付けられている送信メッセージ又は位置情報(閲覧が許可されている情報)のみを表示させる。
制御部10は、更に他の通信端末装置1と通信接続を確立した場合、記憶してある自身にて受け付けた送信メッセージ及び自身のログデータのみならず、他の通信端末装置1から受信して記憶しておいた送信メッセージ及びログデータも更に他の通信端末装置1へ送信する。つまり、制御部10は、既に情報を交換した他の通信端末装置1とはその時点で通信接続ができない程に離れていたとしても、その通信端末装置1から受信して保留しておいた情報を、後に通信可能となった異なる他の通信端末装置1へ中継する。
このように通信端末装置1は夫々、自身で受け付けた送信メッセージ及び取得した位置情報の全部(一部でもよい)を、同じく通信プログラム1Pに基づく処理を実行している他の通信端末装置1と通信接続を確立させたときに送受信し合う。これにより、キャリアネットワークを介してチャットサーバを経由しなくとも、通信端末装置1は送信メッセージを交換でき、ユーザ間のチャット機能を実現することができる。そして、自身にて受け付けた送信メッセージのみならず、他の通信端末装置1から受信して記憶してある送信メッセージについても更に他の通信端末装置1へ送信する。これにより、直接的に通信接続を確立していない通信端末装置1間の送信メッセージの送受信をも実現することができ、キャリアネットワークに接続することが困難な状況下においても、快適にユーザ間でメッセージの交換が可能である。更に位置情報をユーザアカウント情報と関連付けて交換し合うことにより、他のユーザの位置(ログデータ)の把握も可能である。
本実施の形態の通信システム100により、近距離通信部14による通信が可能な範囲内に時間差があったとしても存在することができたユーザ同士、つまり同じ時間帯に同じロケーションに存在するユーザ同士でのコミュニケーションを実現することができる。従来のメッセージ送受信システムにおいては、サーバ装置を経由してクライアント同士でメッセージを送受信する仕組みにより、遠く離れたユーザ同士であってもリアルタイムでメッセージの交換を行なうことができた。これに対し、本実施の形態の通信システム100においては、グループ内でメッセージの交換が開始されてから終了するまでの時間帯を共有し、他のグループのユーザを介してでもある程度の空間を共有しているユーザ同士のみのメッセージの交換が実現される。更に、そのメッセージに位置情報を対応付けることにより、他のユーザのその時間帯内における移動の履歴を把握することも可能になる。
上述のように構成される通信システム100の適用例について具体的に説明する。適用例はキャリアネットワークに接続することが困難な状況として、登山中で使用するとして説明する。以下の説明においては複数のユーザが所持する通信端末装置1に、ユーザを識別するアルファベット(a,b,c,…)を付加して相互に区別する。そして通信プログラム1Pは、登山の計画共有、及び登山後の情報共有に用いる登山用アプリケーションプログラムに含まれ、登山中の情報共有のために用いられるものとする。
まず、図3及び図4を参照して通信プログラム1Pに基づく画面表示例を説明する。図3はチャット用画面の表示例を示し、図4は位置情報の表示例を示す。図3及び図4の表示例は、ユーザA(識別情報 userA)が使用する通信端末装置1aにおける表示例を示す。図3のチャット用画面60aは、登山の開始を契機に表示され、登山の終了までの間、同一グループに属するユーザの通信端末装置1で表示される。なお登山の開始は例えば、上述の登山用アプリケーションプログラムに基づき、ユーザA,B,Cにより結成されたグループAで共有された計画(山の決定、地図の共有)に対して登山開始のアイコンが表示され、そのアイコンのタップによって制御部10aに通知されるようにする。
チャット用画面60aには、送信メッセージ(テキストデータ及び絵文字、画像等)入力を受け付けるテキストブロック61及び送信ボタン62が含まれる。そして記憶した通信端末装置1a自身からの送信メッセージと、他の通信端末装置1b,1cからの送信メッセージが入力時刻情報と共に表示されている。またチャット用画面60aには、位置情報の表示画面への移動ボタン63が含まれている。移動ボタン63上をユーザがタップした場合、入力部17aがこれを検知し、制御部10aは出力部16のディスプレイに図4に示す位置情報表示画面6maを表示させる。位置情報表示画面6maの例では、地図上にグループ内のユーザの通信端末装置1a,1b,1cにて取得されたログデータの位置情報に基づき最新の位置が示されている。また、位置情報表示画面6maには、チャット用画面60aへの移動ボタン64が含まれている。
次に、情報の交換の過程について具体的に説明する。図5〜図9は、適用例における通信システム100の情報交換を説明する説明図である。図5〜図8は特に、当初は共に登山をスタートしたユーザA,B,Cの内、ユーザCが遅れてしまった場合のメッセージ及び位置情報の交換の実現例を示す。
図5に示すある時点で、(図5中では10:04)でユーザCは、「遅れてしまって心配されているかもしれない」と考え、「Wポイント通過しました」とチャット用画面60cにて送信メッセージを入力する。通信端末装置1cの制御部10cは、送信メッセージを入力部17cにて受け付け、チャット用画面60cに表示させる。制御部10cは、送信メッセージ及び入力時刻情報を記憶するが、この時点で制御部10cは、探索しても送信メッセージの送信先である他の通信端末装置1a,1bと通信ができないので送信メッセージは送信されない。
その後程なくしてユーザCは、図5に示すように、同じく通信プログラム1Pを起動させている通信端末装置1dを携帯するユーザDに追い抜かされたとする。ユーザCとユーザDとはグループも異なり(ユーザDはグループ無)、同じく通信プログラム1Pを起動させていることは相互に気付かなくてよい。このとき制御部10cは近距離通信部14cにより、通信プログラム1Pを起動中の通信端末装置1dの近距離通信部14dとの通信接続を確立し、情報を交換する。交換される情報は上述のように暗号化されてある。通信端末装置1cからはユーザC(識別情報 userC)を発信元とする送信メッセージ、及びユーザCのログデータが送信される。通信端末装置1dからは、ユーザDの位置情報のログデータが送信される。更に公開が設定されているユーザDのプロフィール情報(詳細は後述)が送信されてもよい。通信端末装置1dでは制御部10dが、通信端末装置1cから送信された送信メッセージを受信して記憶する。
図6に示すように同じ頃(図6中では10:08)、ユーザAはユーザBと共に、ユーザCを心配しながら「Yポイントで休憩します」と送信メッセージを入力する。ユーザAの通信端末装置1aの制御部10aは、送信メッセージを受け付けてチャット用画面60aに表示させ、記憶する。ユーザA,Bは、休憩する周辺でユーザEとすれ違うとする。ユーザA,BとユーザEとはやはりグループも異なり(ユーザEはグループ無)、同じく通信プログラム1Pを起動させていることは相互に気付かない。制御部10aは近距離通信部14aにより、通信プログラム1Pを起動中の通信端末装置1eの近距離通信部14eとの通信接続を確立し、情報を交換する。通信端末装置1aからは、ユーザA(識別情報 userA)を発信元とする送信メッセージ、並びにユーザA及びユーザB夫々のログデータが送信される。通信端末装置1eからは、ユーザEのログデータが送信される。公開が設定されているユーザEのプロフィール情報が送信されてもよい。通信端末装置1aの制御部10aは、ユーザEの位置情報のログデータ及びプロフィール情報を受信し、記憶する。通信端末装置1eでは制御部10eが、通信端末装置1aから送信された送信メッセージを受信して記憶する。制御部10eは通信端末装置1bとも通信接続を確立するが、通信端末装置1aから受信して既に記憶してある情報と重複する情報については記憶しなくてよい。通信端末装置1bにおいても同様である。
その後、図7に示すように、ユーザEがユーザCと接近した時点で、同様にして通信端末装置1cの制御部10cは近距離通信部14cにより、通信端末装置1eの近距離通信部14eとの通信接続を確立し、情報を交換する。このときに交換される情報には、図6に示した時点で通信端末装置1eにて記憶されていたユーザAを発信元とする送信メッセージが含まれる。制御部10cは、通信端末装置1eから受信した情報を記憶し、記憶された送信メッセージの内、同一のグループに対応する送信メッセージを復号した上でチャット用画面60cに表示する。通信端末装置1cは、通信端末装置1aにて「Yポイントで休憩します」という送信メッセージが受け付けられた時点より前から、通信端末装置1aとは送信メッセージの送受信を行なうことはできていない。しかしながら制御部10cは、通信端末装置1eを経由してユーザAからの「Yポイントで休憩します」という送信メッセージを受信して図7に示すように表示することができる。
同様にして図8に示すように、ユーザCを追い抜いたユーザDがユーザA,Bに追いつきつつあるとき、通信端末装置1aの制御部10aは近距離通信部14aにより、通信端末装置1dの近距離通信部14dとの通信接続を確立し、情報を交換する。通信端末装置1aからは、ユーザA,Bのログデータ、更にはユーザEのログデータが送信され、更に、図6で示す時点にてユーザAから発信された送信メッセージが送信される。しかしながらユーザDはユーザEと既にすれ違っているはずであるから、ユーザA,Bのログデータ、図6で示す時点にて発信された送信メッセージは、既に通信端末装置1dにて記憶されている。一方、通信端末装置1dから送信される情報には、ユーザCを発信元とする送信メッセージが含まれている。ユーザAの通信端末装置1aの制御部10aは、通信端末装置1dから受信した情報を記憶し、記憶された送信メッセージの内、同一のグループに対応する送信メッセージを復号した上でチャット用画面60aに表示する。このとき制御部10aは、送信メッセージの入力時刻情報に基づき時系列で表示する。これにより、通信端末装置1aの制御部10a、通信端末装置1d経由で受信したユーザCからの「Wポイントを通過しました」という送信メッセージを、自身を発信元とする「Yポイントで休憩します」という送信メッセージよりも前に挿入して図8に示すように表示する。
このように、通信端末装置1a,1bと、通信端末装置1cとは直接的には近距離通信部14a,14b,14cにより通信接続を確立することができない程に離れてしまっていても、他の通信端末装置1d,1e経由によって送信メッセージ及び情報の交換を実現する。注目すべきは、通信端末装置1d,1eは送信メッセージが発信された時点ではいずれも、通信端末装置1a,1b,1cと通信接続が不可能であったとしても、後に通信接続できる状態となったときに発信された送信メッセージを受け取り、その後更に他の通信端末装置1a,1cへ送信している点である。これにより、サーバを経由せずとも、同じ空間を時間差はあっても同時間帯に共有しているユーザ同士であれば、メッセージの送受信及び位置情報の共有が可能である。
なお1つの通信端末装置1にとっては、近距離通信部14の通信可能な範囲内に存在した通信端末装置1に記憶してある情報は全て受信することになる。したがって各情報には同一グループに所属していなければ出力部16にて出力できないように上述したように暗号化等の対策を行なうことにより、不要なデータについても一旦全て記憶するが、取り出すことはできないようにして安全性を保つようにしておくとよい。
メッセージの交換及びログデータの取得は、登山が終了した時点で終了する。登山の終了は、ユーザの操作により制御部10へ通知されるようにするとよい。例えば登山用アプリケーションプログラムに基づき表示される登山開始のアイコンと対称的に、登山終了(ゴール)のアイコンが表示され、該アイコンのタップによって制御部10に通知される。登山の終了は、制御部10が登山中の山から所定の距離以上離れたときに自動的に認識するようにしてもよい。なお受信して記憶した全ての情報について制御部10は上述の説明では、通信プログラム1Pに基づく動作を終了するに際し、記憶した交換情報を基本的に消去するとした。消去のタイミングは、通信プログラム1Pに動作終了の前のみならず、上述の登山の終了時点でよい。更に通信端末装置1の制御部10は、自身に記憶されているユーザアカウント情報に関連付けて記憶した位置情報のログデータについては、消去する前にキャリア通信部15により外部サーバに送信するようにしてもよい。
上述したように通信端末装置1にとっては、近距離通信部14の通信可能な範囲内に存在した通信端末装置1に記憶してある情報は全て交換される。そこで、これを利用して登山者の足跡を特定することが可能である。図9に示すように、入山(下山)地点に、同じく通信プログラム1Pに基づき動作する通信端末装置1xを設置しておく。例えばユーザEが下山した時点で、ユーザEの位置情報のログデータのみならず、ユーザEがすれ違ったユーザA,B,C,Dの位置情報のログデータも、通信端末装置1eから通信端末装置1xへ送信される。これにより通信端末装置1xに情報が集約するから、入山管理を行なっている場合などに、ログデータを用いることが可能である。仮に遭難等の緊急事態が発生した場合、通信端末装置1xに記憶してあるメッセージ及び位置情報のログデータを復号可能として救助隊へ提供するようにしてもよい。このとき外部サーバを経由して救助隊へ提供されるようにしてもよい。
なお上述の過程の説明の中で、グループAのユーザAが所持する通信端末装置1aは、グループ外のユーザD、ユーザEのプロフィール情報を受信して記憶することとした。プロフィール情報は例えば、登山履歴等を含む他人へ公開するように設定された情報である。図10は、プロフィール情報の使用例を示す説明図である。図10の説明図では、一例として、通信プログラム1Pに基づき登山記録を閲覧するための画面が出力されている。登山記録の閲覧画面は、登山終了の際に交換された情報を一時記憶部11又は記憶部12から消去する前に、位置情報のログデータ等、記録として残しておきたいとして記憶部12(又は外部サーバ、以下同様)に記憶された情報を表示するための画面である。グループ外のユーザD,Eのプロフィール情報も、残しておきたい情報として記憶部12に記憶されている。閲覧画面から、登山中のユーザA自身のログデータ、その過程で交換されたメッセージ等を表示させることができると共に、すれ違ったユーザD,Eのプロフィール情報を表示させることができるようにしてある。プロフィール情報は例えば、各ユーザの登頂した山の記録、すれ違ったユーザの人数等を含む。このようにすれ違ったユーザ同士の情報を交換し、当該公開可能な情報については記憶部12に記憶しておき、登山記録として閲覧できるようにしておくことで、登山の際に通信端末装置1を用いる新たな楽しみを生むことができる。
このように、キャリア通信部15を用いることなしに、時間的に前後していても同じ山という空間を共有しているユーザ同士でメッセージを送受信することができる。なお通信プログラム1Pに基づき制御部10は能動的に、キャリア通信部15による通信を一時的に無効化するようにしてもよい。というのも、従来のメッセージ送受信システムでは、メッセージのリアルタイム性を確保するため、チャットクライアントとして動作する通信端末装置は頻繁にチャットサーバへ接続し、他のユーザの通信端末装置からのメッセージがあるか否かを問い合わせる。つまり通信端末装置は頻繁に、キャリアネットワークの基地局との通信を必要とする。更に通信端末装置は、メッセージ送受信システムにおけるチャットクライアントの他に、多様な機能を果たすべく多様なプログラムに基づく処理をバックグラウンドで実行しており、大抵のプログラムではキャリアネットワークを介したサーバへの問い合わせを行なう。キャリアネットワークの基地局への頻繁な接続は通信端末装置の電力消費を増大化させ、バッテリの残存電力の低下を助長させる。上述したように本実施の形態の通信システム100においては、キャリア通信部15による通信を必須としないため一時的に無効化することもでき、基地局への問い合わせを試みることで消費される分の電力を最小限にして消費電力を低減させることも可能である。登山においては通信端末装置1を使用してコミュニケーションを取りたくても電力消耗がユーザを不安にさせる場合があるが、本実施の形態の通信システム100では、消費電力が低減されるので安心してコミュニケーションをとることができる。なお登山を開始する際に、その山への登山に対応付けて開設されるグループ内のメッセージ交換が開始された時点でキャリア通信部15による通信を自動的に無効化してもよいし、無効化を指示するためのボタンを画面上に表示させるようにしてもよい。
なお、上述の例において送信メッセージが受信されるまでに比較的に時間を要する。制御部10は、近距離通信部14により他の通信端末装置を探索しても発見できない状態が例えば10分等の所定時間以上継続したときには、キャリア通信部15による通信を試み、通信が可能であれば別途設けられているチャットサーバへ送信メッセージを送信しておくようにしてもよい。
実施の形態においては、登山中における適用例を示したがこれに限られないことは勿論である。外部サーバとの通信を必須とせずにグループ内のメッセージの交換が可能であり、また、各通信端末装置1で個々に取得できる他の情報(例えば位置情報)についても交換対象の情報として扱うことができるから、通信端末装置1が多数集まるイベント等におけるコミュニケーションに使用することも可能である。お祭り、マラソン、ゲーム、そして所謂フェスと呼ばれる各種屋内外の大型イベント等、ある程度離れるような空間及び時間を共有しているユーザ間でその場での情報共有を行なうことができる。
また交換される情報もメッセージ情報と位置情報とに限られないことも勿論である。例えば、位置情報が対応付けられたメモ情報(発信相手が不特定である情報)を送受信し合ってもよい。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1,1a,1b,1c,1d,1e,1x 通信端末装置
10,10a,10c 制御部
11,11a,11b,11c,11d,11e,11x 一時記憶部
12,12a,12b,12c,12d,12e,12x 記憶部
13 位置情報取得部
14 近距離通信部
16 出力部
17 入力部
1P 通信プログラム

Claims (8)

  1. 複数の通信端末装置を含む通信システムにおいて
    該複数の通信端末装置は夫々、所定の距離内に存在する他の通端末装置の1つと無線により直接的な通信接続を確立する近距離通信部と、
    基地局と通信し、前記基地局を含むキャリアネットワークを介して外部サーバと通信するためのキャリア通信部と、
    前記近距離通信部により通信接続された他の通信端末装置との間の通信と、前記キャリア通信部によって前記外部サーバとの間の通信と、を制御する制御部と、
    送信予定の情報を記憶し、受信した情報を記憶する記憶部とを備え、
    前記制御部は、前キャリア通信部による前記基地局への問い合わせの試行を無効とする処理と、前記近距離通信部が通信接続を確立した前記他の通信端末装置を対象として、該他の通信端末装置へ前記記憶部に記憶してある前記送信予定の情報を送信する送信処理、前記他の通信端末装置から送信された情報を受信する受信処理、及び前記他の通信端末装置から受信した情報を前記記憶部に記憶する記憶処理を実行し、前記近距離通信部が行なう前記他の通信端末装置との通信の状況が所定の条件を満たす場合、所定の期間又は所定の通信を行なう期間のみ、前記キャリア通信部による情報の送受信を有効にする処理を行ない、前記キャリア通信部が前記キャリアネットワークを介した通信接続を確立した前記外部サーバを対象として、前記外部サーバへ前記記憶部に記憶してある前記送信予定の情報を送信する前記送信処理、前記外部サーバから送信された情報を受信する前記受信処理、及び、前記外部サーバから受信した情報を前記記憶部に記憶する前記記憶処理を実行することを特徴とする通信システム。
  2. 前記複数の通信端末装置は夫々、前近距離通信部にて、前記他の通信端末装置と無線による直接的な通信接続を順次確立し、通信接続を確立した前記他の通信端末装置を対象として前記制御部により、前記送信処理、前記受信処理及び前記記憶処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 記制御部は、自装置を発信元として送信する情報には、自装置の識別情報を関連付けて送信し、
    前記記憶部は、前記他の通信端末装置から受信した情報を記憶するに際し、該情報に関連付けられて送信された前記識別情報を対応付けて記憶し、
    記制御部は、記憶してある前記情報を送信するに際し、該情報に対応付けられている前記識別情報を該情報に関連付けて送信することを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記通信端末装置は夫々、前記情報を表示するか及び/又は音声出力する出力部を備え、
    該出力部は、予め許可されている前記識別情報が対応付けられている前記情報を出力することを特徴とする請求項3に記載の通信システム。
  5. 前記通信端末装置は夫々、メッセージの入力を受け付けるか、及び/又は、自装置の位置情報を取得する情報入力部を更に備え、
    前記記憶部は、前記情報入力部により入力されたメッセージ及び/又は位置情報に自装置の前記識別情報を対応付けて記憶し、
    記制御部は、前記メッセージ及び/又は位置情報に自装置の前記識別情報を関連付けて送信することを特徴とする請求項3又は4に記載の通信システム。
  6. 前記通信端末装置は夫々、前記情報を表示するか及び/又は音声出力する出力部と、
    メッセージの入力を受け付けるか、及び/又は、自装置の位置情報を取得する情報入力部と、を更に備え、
    前記記憶部は、前記情報入力部により入力されたメッセージ及び/又は位置情報に自装置の識別情報、及び、時刻情報を対応付けて記憶し、
    前記出力部は、予め許可されている識別情報が対応付けられている前記情報を、対応付けられている前記時刻情報に基づいて時系列に出力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  7. 前記通信端末装置は所定のタイミングにて繰り返し実行された前記記憶処理によって前記記憶部に記憶された前記情報を消去することを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の通信システム。
  8. 所定の距離内の他の通信端末装置の1つと無線により直接的な通信接続を確立する近距離通信部、基地局と通信し、前記基地局を含むキャリアネットワークを介して外部サーバと通信するためのキャリア通信部、前記近距離通信部及び前記キャリア通信部を制御する制御部、並びに送信予定の情報を記憶し、受信した情報を記憶する記憶部を備えるコンピュータに、前記他の通信端末装置との間の通信と、前記キャリア通信部によって前記外部サーバとの間の通信とを制御させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、
    前記制御部により、前キャリア通信部による前記基地局への問い合わせの試行を無効又は有効とする処理と、
    前記近距離通信部により、所定の距離内に存在する前記の通端末装置の1つとの通信接続を確立及び切断させる処理を実行させ、
    前記キャリア通信部により、前記外部サーバとキャリアネットワークを介した通信接続を確立及び切断させる処理と、
    前記近距離通信部により通信接続を確立した前記他の通信端末装置又は前記キャリア通信部により、通信接続が確立した前記外部サーバを対象として、前記記憶部に記憶してある送信予定の情報を送信する送信処理、前記他の通信端末装置又は前記外部サーバから送信された情報を受信する受信処理、及び、前記他の通信端末装置又は前記外部サーバから受信した情報を前記記憶部に記憶する記憶処理とを実行させ
    前記他の通信端末装置と情報の交換を行なう場合、前記キャリア通信部による前記基地局への問い合わせを無効にさせる処理を実行させ、前記他の通信端末装置と行なう情報の交換の状況が所定の条件を満たす場合、所定の期間又は所定の情報の交換を行なう期間のみ、前記キャリア通信部による情報の送受信を有効にさせる処理を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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