JP6650550B2 - 喫煙システム、給電制御方法、プログラム、一次装置、及び二次装置 - Google Patents

喫煙システム、給電制御方法、プログラム、一次装置、及び二次装置 Download PDF

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Description

本発明は、喫煙システム、給電制御方法、プログラム、一次装置、及び二次装置に関する。
エアロゾル発生物品を電気ヒータで加熱する加熱装置を、所定回数の喫煙の度に、携帯式の充電器で充電する喫煙システムが知られている(例えば特許文献1参照)。特に、エアロゾル発生物品からエアロゾルを放出するのに多くの電力が必要となる場合、充電の間は喫煙ができないため、連続した喫煙をすることは不可能であった。
この問題に対処するために、例えば特許文献2に開示されるように、充電器から直接ヒータへ給電してエアロゾルを発生させることが考えられる。この場合、従来のように充電器から加熱装置を充電するモードと、充電器からヒータへ直接給電するモードとを切り替える必要がある。
特表2012−527222号公報 特表2015−500647号公報
しかしながら、ユーザが喫煙を行おうとした場合に、充電器からヒータへの直接給電を利用して、即時にエアロゾルを発生させるように充電器から加熱装置を充電するモードから、この充電器からヒータへ直接給電するモードを前もって切り替える切り替え条件は未発見である。例えば特許文献2では、ユーザの吸引を検知した時に充電器からヒータへ直接給電しているが、ユーザの吸引から実際にエアロゾルが発生するまで時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の1つは、充電器から加熱装置を充電するモードと充電器からヒータへ直接給電するモードとを適切なタイミングで切り替えることで、即時の喫煙と十分な充電機会の提供を両立させることにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と、前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部と、を備える喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記制御部は、前記電源から前記負荷への給電を実行した後における前記二次装置と前記一次装置との接続時に、前記条件が満たされているか否かを前記一次装置と前記二次装置の少なくとも一方の使用状態に基づき判断し、前記条件が満たされていると判断された場合に前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記制御部は、喫煙のための吸引が前記二次装置に対して行われるのに先立って前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記条件は、喫煙のための吸引が前記二次装置に対して行われるのに先立って充足されるように設定される、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記二次装置は、前記負荷への給電を指示する給電指示部を備え、前記制御部は、前記二次装置が前記給電指示部によって前記負荷への給電を指示された使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記一次装置は、前記一次装置の動作を指示する動作指示部と、拘束状態で前記二次装置と前記一次装置との接続を保持でき且つ非拘束状態で前記接続を解除できる拘束部とを備え、前記制御部は、前記一次装置の前記拘束部が前記非拘束状態にあり、且つ前記動作指示部が操作された使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記動作指示部は、前記非拘束状態で前記一次装置から前記負荷への給電を指示し、前記拘束状態で前記一次装置から前記電源への給電を指示する指示部である、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記動作指示部は、前記拘束部を前記拘束状態から前記非拘束状態へ遷移させる指示部である、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記制御部は、前記二次装置が、前記負荷が前記エアロゾル源を霧化可能又は前記香味源を加熱可能な使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記一次装置と前記二次装置の少なくとも一方は、前記二次装置が前記一次装置に接続された状態において前記エアロゾル源又は前記香味源へ空気を供給する流路を備える、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記制御部は、前記電源の残容量又は電圧を示す値を取得可能であり、前記値が閾値未満の場合のみ、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記制御部は、前記負荷の温度を示す値を取得可能であり、前記負荷の昇温速度が閾値より大きい場合は前記一次装置から前記負荷への給電を停止する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、上記一態様において、前記制御部は、前記負荷へ供給される電力を示す値を取得可能であり、前記負荷の温度を目標温度に収束させる制御において前記電力を示す値が閾値を下回ったら、前記一次装置から前記負荷への給電を停止する、喫煙システムである。
また、本発明の他の一態様は、喫煙システムにおける給電を制御するための方法であって、エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置との、接続の状態を取得するステップと、前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行するステップと、を含む給電制御方法である。
また、本発明の他の一態様は、上記方法を喫煙システムに実行させるプログラムである。
また、本発明の他の一態様は、エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置との接続時に、前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置であって、前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部を備える一次装置である。
また、本発明の他の一態様は、エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備え、前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と接続可能な二次装置であって、前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部を備える二次装置である。
本発明によれば、充電器から加熱装置を充電するモードと充電器からヒータへ直接給電するモードとを適切なタイミングで切り替えることで、即時の喫煙と十分な充電機会の提供を両立させることができる。
本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の構成図である。 第1の条件に従って制御部が制御を実施するための例示的な処理200を示すフローチャートである。 第2の条件に従って制御部が制御を実施するための例示的な処理300を示すフローチャートである。 第3の条件に従って制御部が制御を実施するための例示的な処理400を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の電気回路図を示す。 本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の複数の動作モードに対する電気回路500の状態遷移を示す。 二次装置140の負荷144への給電時における温度制御を説明するための模式的なグラフである。 二次装置140に設けられた空気取込流路810の一例を示す。 一次装置120に設けられた空気取込流路820の一例を示す。 本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の電気回路図を示す。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の構成図である。図1は喫煙システム100が備える各エレメントを概略的且つ概念的に示すものであり、それら各エレメント及び喫煙システム100の厳密な配置、形状、寸法、位置関係等を示すのではないことに留意されたい。
図1に示されるように、喫煙システム100は、一次装置120及び二次装置140を備える。喫煙システム100は、二次装置140が一次装置120に対して電気的に接続された第1の使用形態と、二次装置140が一次装置120から電気的に切り離された第2の使用形態とをとることができるように構成される。例えば、図1に例示された喫煙システム100において、二次装置140は一次装置120の連結ポート122に挿入されることで一次装置120に対して電気的に接続され、連結ポート122から抜き取られることで一次装置120から電気的に切り離される。別の例として、一次装置120と二次装置140との電気的な接続及び非接続は、例えばUSBケーブルなどの導電性ケーブルの着脱によって行われてもよい。
二次装置140は、喫煙のためのエアロゾル発生物品160を電気的に加熱することによって香味成分を含んだエアロゾル又は蒸気を発生させる装置である。喫煙者であるユーザは、二次装置140から発生したエアロゾル又は蒸気を吸引することができる。一次装置120は、第1の使用形態において二次装置140に電力を供給するための装置である。第1の使用形態において、一次装置120は、二次装置140に内蔵された二次電源148を充電することができる。二次装置140は、第2の使用形態においては、内蔵された二次電源148によって動作することが可能である。喫煙システム100は、例えば二次電源148が所定量消費された場合に、第2の使用形態から第1の使用形態に戻される。第1の使用形態に戻された時、二次装置140は、一次装置120から電力の供給を受けることにより、二次電源148への再充電が行われるようにすることができるだけでなく、後述するある一定の条件が満たされている場合には、一次装置120から供給される電力を利用してエアロゾル発生物品160の加熱を継続して行うこともできる。
図1に示されるように、二次装置140は、エアロゾル発生物品保持部142、負荷144、駆動回路146、二次電源148、ユーザ操作部152、制御部154、及びメモリ156を備える。二次装置140は、例えば、ユーザがエアロゾル又は蒸気を吸引するのに適した形状と寸法を有するように構成される。ユーザは、例えば二次装置140を指の間に保持して、喫煙を行うことができる。一例として、二次装置140の外形形状は、概略的に、紙巻きたばこに類似の円柱形状であってよいが、これは限定的と解されるべきでなく、任意の他の形状及び寸法をとることもできる。
エアロゾル発生物品保持部142は、エアロゾル発生物品160を保持することができるように構成された空間である。したがって、エアロゾル発生物品保持部142は、エアロゾル発生物品160に応じた形状を有することが可能である。例えば、エアロゾル発生物品160は、紙巻きたばこと同程度の直径の円柱状スティックに成形された固体のエアロゾル基材を含んでよい。図1には、このようなエアロゾル発生物品160がエアロゾル発生物品保持部142に挿入された二次装置140が示されている。エアロゾル基材は、例えば、加熱することによって香味成分を放出する刻みたばこ又は粒状若しくは粉末状のたばこ原料を円柱形状に加工し、これに液体のエアロゾル源を添加することによって構成される。な、本実施形態においては、エアロゾル基材及び/又はエアロゾル源が香味源として機能する。図1に示されるように、エアロゾル発生物品160は、その一方の端部及びエアロゾル基材を含む主部がエアロゾル発生物品保持部142の内部に収容され、他方の端部がエアロゾル発生物品保持部142から飛び出した形で、エアロゾル発生物品保持部142に保持される。ユーザは、エアロゾル発生物品160のエアロゾル発生物品保持部142から飛び出した端部を口に咥えることで、喫煙を行うことができる。
なお、使い勝手を考慮すると二次装置140は、ユーザが二次装置140を把持してエアロゾル又は蒸気を吸引可能な程度に小型かつ軽量であることが好ましい。例えば、二次装置140は、既存の紙巻きたばこに近い形状に構成されていてもよい。また、二次装置140は空洞状のエアロゾル発生物品保持部142を有しているため、二次装置140の内部において電装品の配置には制約が加わる。その結果、二次電源148も小型のものが好ましく、その容量も比較的小さくなってしまう。一方、一次装置120はこのような制約がないため、二次電源148を複数回充電できるように、一次電源126は二次電源148と比べて十分に大きな容量を有していることが好ましい。例えば、一次電源126は二次電源148と比べて5〜40倍の容量を有していることが好ましいが、この範囲に限定されるものではない。また、一次電源126と二次電源148は共にリチウムイオン二次電池から構成されることが好ましいが、これに限定されるものではない。
エアロゾル発生物品160及びエアロゾル発生物品保持部142は、図1に示されるのとは異なるように構成されてもよい。例えば、エアロゾル発生物品160は、香味成分(香味源)を含有した液体状のエアロゾル源であってもよい。一例として、香味成分(香味源)を含有した液体状のエアロゾル源は、ニコチン成分を含有したグリセリン又はプロピレングリコール等のポリオールである。本実施形態においては、エアロゾル源が香味源として機能する。エアロゾル発生物品160が香味成分(香味源)を含有したエアロゾル源である場合、エアロゾル発生物品保持部142は、例えば、ガラス繊維や多孔質セラミックス等の繊維状又は多孔質性の素材から構成され、繊維間の隙間や多孔質材料の細孔に液体としてのエアロゾル源を保持する。あるいは、エアロゾル発生物品保持部142は、液体を収容するタンクとして構成されてもよい。このような構成において、二次装置140は、付加的に吸口部材を備える。ユーザは、吸口部材を口に咥えることで、発生したエアロゾル又は蒸気を吸引することができる。
負荷144は、エアロゾル発生物品保持部142に保持されたエアロゾル発生物品160を電気的に加熱するための加熱素子である。負荷144は、エアロゾル発生物品160を加熱することができるように、エアロゾル発生物品160に接して、又はエアロゾル発生物品160の近傍に配置される。負荷144は、二次装置140が一次装置120から切り離された第2の使用形態においては、二次装置140に内蔵された二次電源148から給電されることにより、エアロゾル発生物品160を加熱する。また負荷144は、二次装置140が一次装置120に接続された第1の使用形態において、後述する所定の条件が満たされている場合には、一次装置120から給電されることによりエアロゾル発生物品160を加熱する。なお、エアロゾル発生物品160がエアロゾル源及びエアロゾル基材を含む場合は、上述したようにエアロゾル発生物品160を負荷144で加熱することで、エアロゾル源を昇温し、エアロゾルを発生させる。一方、エアロゾル発生物品160が香味成分(香味源)を含有した液体状のエアロゾル源である場合は、エアロゾル源を負荷144で直接加熱することで、エアロゾルを発生させてもよい。
負荷144とエアロゾル発生物品160を接触させるための任意の配置が用いられてよい。一例として、負荷144は、エアロゾル発生物品保持部142の内壁の表面に露出するように配置されるのであってよい。この配置によれば、エアロゾル発生物品保持部142へ挿入されたエアロゾル発生物品160は、その外周表面(例えば円柱状スティックの側面)において負荷144と接触するので、エアロゾル基材を外周から加熱することができる。また別の例として、エアロゾル発生物品保持部142へエアロゾル発生物品160が挿入された時に負荷144が(例えばエアロゾル基材を突き刺すことによって)エアロゾル基材の中へ入り込むのであってもよい。このような構成によれば、負荷144はエアロゾル発生物品160をその内部から加熱することができる。なお、負荷144は、エアロゾル発生物品160と直接接触するのではなく、エアロゾル発生物品160を加熱することができる程度にエアロゾル発生物品160の近傍に配置されるのであってもよい。
二次電源148は、第2の使用形態において二次装置140を動作させるのに用いられる電源である。二次電源148は、駆動回路146を介して負荷144へ給電することが可能である。負荷144への給電により二次電源148の残容量は減少するが、二次電源148は、第1の使用形態において一次装置120によって充電されることで、残容量を回復することができる。
ユーザ操作部152は、ユーザから二次装置140に対する操作を受け付けることができるように構成される。二次装置140に対するユーザ操作は、例えば、二次装置140を起動するための起動指示、及び負荷144への給電を実行するための給電指示を含む。ユーザ操作部152は、起動指示を入力するための起動指示部と給電指示を入力するための給電指示部とを別個に備えてもよいし、起動指示と給電指示の両方を受け付け可能な1つの指示部を備えるのであってもよい。一例として、ユーザ操作部152は、ユーザが物理的に操作することが可能なボタン、スイッチ、ツマミ、レバー、タッチセンサ等として構成される。
制御部154は、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとして構成された電子回路モジュールであり、メモリ156に格納されたコンピュータ実行可能命令に従って二次装置140の動作を制御するようにプログラムされる。メモリ156は、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの情報記憶媒体である。メモリ156には、コンピュータ実行可能命令のほか、二次装置140の制御に必要な設定データが格納される。
図1及び図5を参照して、一次装置120は、連結ポート122、給電回路124、一次電源126、外部接続端子128、ユーザ操作部132、制御部134、及びメモリ136を備える。一次装置120のこれら各エレメントは、例えば、一次装置120の本体部120Aに備えられている。一次装置120は更に、図1においては蓋として描かれている拘束部120Bを備える。図1に示されるように、蓋120Bは、ヒンジ120Cにより本体部120Aに係合されて本体部120Aの上部に取り付けられており、本体部120Aを開閉することができる。図1には、蓋120Bを開かれた状態の一次装置120が示されている。蓋120Bは、閉じられた状態にある時、連結ポート122に挿入された二次装置140が連結ポート122から脱落しないように、二次装置140を拘束する。蓋120Bは、スライド開閉式の蓋であってもよい。また、拘束部120Bは、蓋としての形態ではなく、二次装置140の動きを拘束可能な他の部材(例えば、ツメを二次装置140に係合させる構造や、磁石による吸着を利用した構造など)によって構成されてもよい。
連結ポート122は、喫煙システム100の第1の使用形態において二次装置140を収容するための空間である。連結ポート122に二次装置140が挿入されると、二次装置140の接続端子146−1が、連結ポート122内に配置された一次装置120側の接続端子124−2と接触する。接続端子146−1は二次装置140の駆動回路146の一部をなす端子であり、接続端子124−2は一次装置120の給電回路124の一部をなす端子である。これにより、二次装置140が一次装置120に対して電気的に接続される。
一次電源126は、第1の使用形態において二次装置140へ電力を供給するのに用いられる電源である。一次電源126は、第1の使用形態において後述する所定の条件が満たされている場合に、給電回路124及び駆動回路146を介して二次装置140の負荷144へ給電することが可能である。これにより、二次装置140の負荷144は、二次装置140に内蔵された二次電源148の残容量が回復するのを待つことなく、二次装置140が連結ポート122に挿入されると直ちに、一次電源126から給電を受けることで、エアロゾル発生物品160の加熱を行うことができる。一次電源126はまた、第1の使用形態において当該所定の条件が満たされていない場合には、給電回路124及び駆動回路146を介して二次装置140の二次電源148を充電する。二次装置140への給電によって一次電源126の残容量は減少するが、一次電源126は、外部接続端子128を介して外部の充電装置(図5参照)によって充電されることで、残容量を回復することができる。
ユーザ操作部132は、ユーザから一次装置120に対する操作を受け付けることができるように構成される。一次装置120に対するユーザ操作は、例えば、二次装置140への給電を許可するための動作指示を含む。一例として、ユーザ操作部132は、ユーザが物理的に操作することが可能なボタン、スイッチ、ツマミ、レバー、タッチセンサ等として構成される。
制御部134は、マイクロプロセッサ又はマイクロコンピュータとして構成された電子回路モジュールであり、メモリ136に格納されたコンピュータ実行可能命令に従って一次装置120の動作を制御するようにプログラムされる。メモリ136は、ROM、RAM、フラッシュメモリなどの情報記憶媒体である。メモリ136には、コンピュータ実行可能命令のほか、一次装置120の制御に必要な設定データが格納される。
先に言及したように、喫煙システム100は、二次装置140が一次装置120に対して電気的に接続された第1の使用形態において所定の条件が満たされている場合に、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ給電することによりエアロゾル発生物品160を加熱するように動作する。一次電源126から二次装置140の負荷144への直接的な給電を行う所定の条件は、第2の使用形態において喫煙していたユーザが(例えば二次装置140の二次電源148の残容量が低下したために)二次装置140を一次装置120に接続して喫煙システム100を第1の使用形態へ移行させた時に、喫煙システム100が、引き続き二次装置140を用いて喫煙を継続することが可能な使用状態にあることである。即ち、喫煙システム100は、二次装置140を用いて喫煙を継続することが可能な使用状態で二次装置140が一次装置120に接続されたことを条件として、一次装置120から二次装置140の負荷144への直接的な給電を行うように動作する。一方、二次装置140を用いて喫煙を継続することが可能な使用状態でないならば、喫煙システム100は、一次装置120の一次電源126から二次装置140の二次電源148への充電を行うように動作する。一次装置120の制御部134及び/又は二次装置140の制御部154は、喫煙システム100のこのような動作を制御する。
第2の使用形態から第1の使用形態へ移行した喫煙システム100が、引き続き二次装置140を用いて喫煙を継続することが可能な使用状態にある場合の具体的な実例として、本開示では以下の3つの条件を例示する。しかしながら、この例示は限定的であると解されてはならず、本開示は、一次装置120及び/又は二次装置140が喫煙の継続を可能とする状態に置かれたあらゆる場合を包含するものと理解されたい。また、以下に例示する3つの条件、及び本開示に包含され得る他の条件は、適宜組み合わせて用いられてもよい。
第1の条件は、二次装置140が、一次装置120に接続された際に、ユーザ操作部152により負荷144への給電を指示された使用状態にあることである。例えば、ユーザは、第2の使用形態において、二次装置140の主電源ボタン(給電指示部としてのユーザ操作部152)をオンにして喫煙をしている。1回又は複数回の喫煙の後、二次電源148の残容量が少なくなったために、ユーザは、二次装置140の主電源ボタンをオンにしたまま、二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入する。ユーザのこの操作により、二次装置140が一次装置120に電気的に接続されて喫煙システム100は第1の使用形態へ移行する。この時、二次装置140は、主電源ボタンがオンのままとされているため、喫煙の継続が可能な動作状態に置かれている。制御部134及び/又は154は、二次装置140のこの状態を検知して、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ直接的に給電がなされるように制御を実施する(図2のフローチャートを参照)。これにより、ユーザは、二次装置140の二次電源148が充電される時間を待機することなく、喫煙を直ちに再開することができる。一方、ユーザが二次装置140の主電源ボタンをオフにしてから二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入した場合は、二次装置140は喫煙の継続が可能な動作状態にはない。そのため、二次装置140の二次電源148への充電が行われる。
第2の条件は、一次装置120が、連結ポート122に挿入された二次装置140を拘束部120Bで拘束しておらず、且つユーザ操作部132によって二次装置140への給電が許可された使用状態にあることである。例えば、ユーザは、第2の使用形態において1回又は複数回の喫煙をした後、一次装置120の蓋120Bを開けて、二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入する。この操作により喫煙システム100は第1の使用形態へ移行するが、ユーザはその後、一次装置120の蓋120Bを閉めることも、開けたままにしておくこともできる。ユーザが蓋120Bを開いたまま一次装置120の主電源ボタン(二次装置140への給電を許可する動作指示部としてのユーザ操作部132)をオンにすると、連結ポート122内の二次装置140に保持されたエアロゾル発生物品160(エアロゾル発生物品保持部142から一部分が飛び出して保持されたエアロゾル発生物品160)が蓋120Bで覆い隠されないため、一次装置120は、喫煙の継続が可能な動作状態に置かれることになる。制御部134及び/又は154は、一次装置120のこの状態を検知して、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ直接的に給電がなされるように制御を実施する(図3のフローチャートを参照)。これにより、ユーザは、二次装置140の二次電源148が充電される時間を待機することなく、喫煙を直ちに再開することができる。一方、ユーザが蓋120Bを閉じて一次装置120の主電源ボタンをオンにした場合、上記のエアロゾル発生物品160が蓋120Bで覆い隠されてしまうため、一次装置120は喫煙の継続が可能な動作状態にはない。また、上記のエアロゾル発生物品160が二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142に保持されていない状態で蓋120Bが閉じられている状態も想定し得る。いずれの状態においても、一次装置120は喫煙の継続が可能な動作状態にはない。したがって、二次装置140の二次電源148への充電が行われる。なお、エアロゾル発生物品160が二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142に保持されている状態では蓋120Bを閉じることができないように、一次装置120、二次装置140、及びエアロゾル発生物品160の少なくとも1つが構成されてもよい。このような構成とすることで、より確実に第2の条件を成立させることができる。
第3の条件は、二次装置140が、第1の使用形態においてエアロゾル発生物品160を加熱することが可能な使用状態にあることである。例えば、ユーザは、第2の使用形態において喫煙を行っている途中に、まだ喫煙可能部分の残っているエアロゾル発生物品160を付けたまま、二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入する。あるいは、ユーザは、第2の使用形態において1回又は複数回の喫煙をした後に、使用済みのエアロゾル発生物品160を取り外した二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入してから、新しいエアロゾル発生物品160を二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142に取り付ける。二次装置140は、喫煙途中のエアロゾル発生物品160又は新しいエアロゾル発生物品160をエアロゾル発生物品保持部142に保持しているため、喫煙の継続が可能な動作状態に置かれている。制御部134及び/又は154は、二次装置140のこの状態を検知して、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ直接的に給電がなされるように制御を実施する(図4のフローチャートを参照)。これにより、ユーザは、二次装置140の二次電源148が充電される時間を待機することなく、喫煙を直ちに再開することができる。
なお、第1、第2、及び第3の条件は、ユーザが喫煙のための吸引を行うのに先立って充足され得る条件であることに留意されたい。
図2は、上述した第1の条件に従って制御部134及び/又は154(以下、本フローチャート並びに図3及び図4のフローチャートに関する説明において、特に明記した場合を除き、符号を付さずに単に「制御部」と記述する)が制御を実施するための例示的な処理200を示すフローチャートである。処理200は、二次装置140が単独で動作している第2の使用形態において開始される。
処理200が開始されると、まずステップS202において、制御部は、二次装置140が一次装置120の連結ポート122に挿入されたか否かを判定する。例えば、制御部は、二次装置140の接続端子146−1と一次装置120の接続端子124−2との電気的な接触を検知することにより、二次装置140が連結ポート122に挿入されたか否かを判定することができる。処理200は、二次装置140が連結ポート122に挿入されたと判定された場合はステップS204へ進み、そうでない場合はステップS202を繰り返す。
二次装置140が連結ポート122に挿入されると、ステップS204において、制御部は、二次装置140に内蔵された二次電源148の充電率が所定の閾値未満であるか否かを判定する。二次電源148の充電率は、二次電源148が満充電された時の充電量に対する現在の充電量の割合として定義され、例えば、二次電源148の残容量、電圧値又は充放電の履歴から算出することができる。所定の閾値は、例えば、1回の喫煙が行われる間(即ち新しい1回分のエアロゾル発生物品160を使い切るまで)に消費される電力量と等しい充電量が二次電源148に残っている時の充電率として設定される。即ち、この例示の閾値は、二次電源148の充電率が当該閾値以上であれば、少なくともあと1回の喫煙を行うことができ、当該閾値を下回っていると、1回の喫煙を最後まで行うことはできない(1回分のエアロゾル発生物品160を使い切る前に二次電源148の充電量が枯渇する)ということを意味する。処理200は、二次電源148の充電率が所定の閾値未満である場合はステップS206へ進み、閾値以上である場合はステップS212へ進む。
二次電源148の充電率が所定の閾値未満であると判定されると、ステップS206において、制御部は、二次装置140の主電源ボタン(給電指示部としてのユーザ操作部152)がオンになっているか否かを判定する。処理200は、二次装置140の主電源ボタンがオンになっている場合はステップS208へ進み、オフになっている場合はステップS210へ進む。
ステップS208は、ユーザが二次装置140を電源オンのまま一次装置120の連結ポート122へ挿入した場合に該当する。したがって、この場合、ユーザが喫煙をまだ継続して行うことを希望していることが想定される。制御部は、ステップS208において、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ直接的に給電が行われるように、二次装置140の駆動回路146を動作させる。例えば、制御部は、ユーザが喫煙のための吸引を行うのに先立って(二次装置140が備える吸引センサからの指示を待たずに)、一次電源126から負荷144への直接給電を行うのであってよい。これにより、ユーザが吸引した時にはエアロゾル発生物品160が少なくともある程度は加熱されているので、ユーザの待ち時間を短縮でき、ユーザはいち早く喫煙を継続することができる。
なお、前述したように、エアロゾル発生物品160に含まれるエアロゾル基材はたばこ葉のように香味成分(香味源)を含むものと繊維状又は多孔質性の素材のいずれによっても構成され得るが、エアロゾル基材の熱容量が大きい場合は、エアロゾル発生物品160の加熱を開始してから、エアロゾル源の温度がエアロゾル又は蒸気の放出温度まで昇温するまでに、短くない時間を要する。しかしながら、このような熱容量の大きいエアロゾル基材を用いる場合であっても、ユーザが喫煙のための吸引を行うのに先立ってエアロゾル発生物品160を予熱しておくことによって、ユーザの吸引を検知してから即時に喫煙を提供することが可能となる。特にエアロゾル基材が香味成分(香味源)を含むたばこ葉等の素材で構成される場合は、香味成分(香味源)を含む液体のエアロゾル源をガラス繊維等の素材に担持させることで構成される場合と比べてその熱容量が大きくなる傾向があるため、ユーザの吸引に先立って予熱をする効果が高い。また、エアロゾル基材の熱容量に限られず、熱容量の大きい負荷144や、熱容量の大きい又は沸点の高いエアロゾル源を用いた場合でも、ユーザが喫煙のための吸引を行うのに先立ってエアロゾル発生物品160を予熱することによって、同様の効果を得られる。
ステップS210は、ユーザが二次装置140を電源オフにしてから一次装置120の連結ポート122へ挿入した場合に該当する。したがって、この場合、ユーザが喫煙をもう終わりにすることを希望していることが想定される。制御部は、ステップS210において、一次装置120の一次電源126から二次装置140の二次電源148への充電が行われるように、二次装置140の駆動回路146を動作させる。
一方、ステップS212は、二次装置140が一次装置120に接続されたが、二次装置140の二次電源148にはまだ残容量が十分にある場合に該当する。制御部は、ステップS212において、二次装置140が第2の使用形態で単独動作している時と同様に、二次装置140の内蔵二次電源148を用いて負荷144への給電が行われるように駆動回路146を動作させる。その後、処理200はステップS204へ戻って二次電源148の充電率が判定され、二次電源148から負荷144への給電により二次電源148の充電率が閾値未満になると、上述のとおりステップS206の判定が行われることとなる。
なお、本実施形態においては、一次電源126から負荷144に直接給電を行うか、一次電源126から二次電源148への充電を行うかをステップS206で判断するに先立って、ステップS204で二次電源148の充電率に基づく判断を行っているが、このステップS204は省略してもよい。つまり、二次電源148の充電率に拠らず、ステップS206のみに基づき、一次電源126から負荷144に直接給電を行うか、一次電源126から二次電源148への充電を行うかを判断してもよい。
また、本実施形態においては、ステップS202、ステップS204、及びステップS206がいずれも肯定的に判断されれば、ステップS208において一次電源126から負荷144への直接給電が行われる。第1の条件に基づく制御において喫煙の継続が可能な使用状態か否かの判断の精度を向上させるために、ステップS208に先立って追加の判定をオプションとして実行してもよい。一例として、ステップS206とステップS208の間に、蓋120Bが開いているかどうかを判断するステップを実行し、その判断結果が肯定的である場合のみ、ステップS208において一次電源126から負荷144への直接給電を行うようにしてもよい。前述したように、蓋120Bが開いている状態はユーザが喫煙を継続できる状態である。当該追加の判定によって、蓋120Bの状態が第1の条件に基づく制御において考慮されるため、喫煙の継続が可能な使用状態か否かの判断の精度をより一層向上することができる。
図3は、上述した第2の条件に従って制御部134及び/又は154(「制御部」)が制御を実施するための例示的な処理300を示すフローチャートである。処理300は、二次装置140が単独で動作している第2の使用形態において開始される。
処理300が開始されると、まずステップS302において、制御部は、二次装置140が一次装置120の連結ポート122に挿入されたか否かを判定する。処理300は、二次装置140が連結ポート122に挿入されたと判定された場合はステップS304へ進み、そうでない場合はステップS302を繰り返す。
二次装置140が連結ポート122に挿入されると、ステップS304において、制御部は、一次装置120の主電源ボタン(二次装置140への給電を許可する動作指示部としてのユーザ操作部132)がオンになっているか否かを判定する。処理300は、一次装置120の主電源ボタンがオンになっている場合はステップS306へ進み、オフになっている場合はステップS310へ進む。
一次装置120の主電源ボタンがオンになっている場合、ステップS306において、制御部は、一次装置120の拘束部120Bが拘束状態にあるか非拘束状態にあるかを判定する。拘束部120Bの拘束状態とは、一次装置120と連結ポート122に挿入された二次装置140との電気的接続が保持されるように、拘束部120Bが二次装置140を拘束している状態である。また拘束部120Bの非拘束状態とは、拘束部120Bが連結ポート122に挿入された二次装置140を拘束しておらず、したがって一次装置120と二次装置140の電気的接続を解除することも可能となっている状態である。例えば、拘束部120Bが蓋である構成において、蓋120Bが閉じられている状態は拘束状態であり、蓋120Bが開いた状態は非拘束状態である。制御部は、例えば、拘束部120Bの動きに連動した機械的スイッチからの信号に基づいて、拘束部120Bが拘束状態にあるか非拘束状態にあるかを判定することができる。あるいは、一次装置120が、主電源ボタンをオンにすると蓋120Bが自動的に開き、主電源ボタンをオフにすると蓋120Bが自動的に閉じるように構成されていてもよい。処理300は、拘束部120Bが非拘束状態にある場合はステップS308へ進み、拘束状態にある場合はステップS310へ進む。
なお、上述のステップS304とステップS306の判定は、順番を入れ替えて実施されるのであってもよい。
ステップS308は、例えば、ユーザが二次装置140を一次装置120の連結ポート122へ挿入した後も一次装置120の蓋120Bを開けたままにしている場合に該当する。したがって、この場合、ユーザが喫煙をまだ継続して行うことを希望していることが想定される。制御部は、ステップS308において、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ直接的に給電が行われるように、二次装置140の駆動回路146を動作させる。例えば、制御部は、ユーザが喫煙のための吸引を行うのに先立って(二次装置140が備える吸引センサからの指示を待たずに)、一次電源126から負荷144への直接給電を行うのであってよい。これにより、ユーザが吸引した時にはエアロゾル発生物品160が少なくともある程度は加熱されているので、ユーザの待ち時間を短縮でき、ユーザはいち早く喫煙を継続することができる。
ステップS310は、例えば、ユーザが二次装置140を一次装置120の連結ポート122へ挿入した後に一次装置120の蓋120Bを閉じたか、あるいは一次装置120の電源を入れなかった場合に該当する。したがって、この場合、ユーザが喫煙をもう終わりにすることを希望していることが想定される。制御部は、ステップS310において、一次装置120の一次電源126から二次装置140の二次電源148への充電が行われるように、二次装置140の駆動回路146を動作させる。
なお、処理300は、図2に示された処理200のステップS204及びステップS212と同様に、二次装置140の二次電源148にまだ残容量が十分にある場合はこの二次電源148を用いて負荷144への給電を行うようにするためのステップを含んでもよい。
図4は、上述した第3の条件に従って制御部134及び/又は154(「制御部」)が制御を実施するための例示的な処理400を示すフローチャートである。処理400は、二次装置140が単独で動作している第2の使用形態において開始される。
処理400が開始されると、まずステップS402において、制御部は、二次装置140が一次装置120の連結ポート122に挿入されたか否かを判定する。処理400は、二次装置140が連結ポート122に挿入されたと判定された場合はステップS404へ進み、そうでない場合はステップS402を繰り返す。
二次装置140が連結ポート122に挿入されると、ステップS404において、制御部は、二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されているか否かを判定する。例えば、二次装置140は、エアロゾル発生物品160がエアロゾル発生物品保持部142に挿入された時にエアロゾル発生物品160によって押される機械的スイッチを備える。機械的スイッチは、エアロゾル発生物品160によって押されたことを示す電気信号を制御部に供給する。制御部は、この信号に基づき、エアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されているか否かを判定することができる。処理400は、エアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されている場合はステップS406へ進み、挿入されていない場合はステップS408へ進む。なお、二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されているか否かの判定は、上記のような機械的スイッチを用いる方法に限らず、他の様々な手法を用いて行ってもよい。例えば、エアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されている場合と挿入されていない場合とで、熱容量の違いに起因して、後述の図7に示す負荷144の昇温速度は異なり、また、負荷144の温度を一定に維持するのに必要な電力量も異なる。制御部は、このような負荷144の昇温速度又は負荷144への供給電力量の値に基づいて、二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されているか否かを判定することができる。別の例として、二次装置140は、エアロゾル発生物品160がエアロゾル発生物品保持部142に挿入されているか否かで出力値が変わる光学センサを備えてもよく、制御部は、この光学センサからの出力値に基づいて、二次装置140のエアロゾル発生物品保持部142にエアロゾル発生物品160が挿入されているか否かを判定してもよい。更に別の例として、エアロゾル発生物品160の表面に例えば導電性インク等で形成された識別子が付されると共に、二次装置140は当該識別子を読み取る読取手段を備えてもよく、制御部は、この読取手段によって識別子が読み取られたか否かに応じて、上記と同様の判定を行うこともできる。
ステップS406は、一次装置120に接続された二次装置140に喫煙可能なエアロゾル発生物品160が取り付けられている場合であるから、ユーザが喫煙をまだ継続して行うことを希望していることが想定される。制御部は、ステップS406において、一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144へ直接的に給電が行われるように、二次装置140の駆動回路146を動作させる。例えば、制御部は、ユーザが喫煙のための吸引を行うのに先立って(二次装置140が備える吸引センサからの指示を待たずに)、一次電源126から負荷144への直接給電を行うのであってよい。これにより、ユーザが吸引した時にはエアロゾル発生物品160が少なくともある程度は加熱されているので、ユーザの待ち時間を短縮でき、ユーザはいち早く喫煙を継続することができる。
ステップS408は、一次装置120に接続された二次装置140からエアロゾル発生物品160が取り外されている場合であるから、ユーザが喫煙をもう終わりにすることを希望していることが想定される。制御部は、ステップS408において、一次装置120の一次電源126から二次装置140の二次電源148への充電が行われるように、二次装置140の駆動回路146を動作させる。
なお、処理400もまた、図2に示された処理200のステップS204及びステップS212と同様に、二次装置140の二次電源148にまだ残容量が十分にある場合はこの二次電源148を用いて負荷144への給電を行うようにするためのステップを含んでもよい。
以上、第2の使用形態から第1の使用形態へ移行した喫煙システム100が、引き続き二次装置140を用いて喫煙を継続することが可能な使用状態にある場合の3つの具体的な実例を例示した。第2の使用形態から第1の使用形態へ移行した喫煙システム100が、引き続き二次装置140を用いて喫煙を継続することが可能な使用状態にあるか否かを判断するにあたっては、これらの3つの条件のいずれか1つを選択してもよく、又は判断の精度を向上させるべくこれら3つの条件のうち2つ以上を適宜組み合わせてもよい。3つの条件のうちの2つ以上を組み合わせる際には、2つ以上の条件全てが肯定的に判断された場合に、喫煙を継続することが可能な使用状態であると判断することとしてもよい。または、2つ以上の条件のうち優先的に判断すべき条件や時系列において先に判断できる条件が肯定的に判断された場合には、喫煙を継続することが可能な使用状態であると判断し、その後に残りの条件が否定的に判断された場合には、喫煙を継続することが困難な使用状態であるとして判断を更新してもよい。一例として、第2の条件と第3の条件を組み合わせる場合は、まず第2の条件が肯定的に判断されたならば、喫煙を継続することが可能な使用状態であると判断する。その後に第3の条件が否定的に判断されたならば、喫煙を継続することが困難な使用状態であるとして判断を更新する。
このような判断方法によれば、一次装置120と二次装置140の使用状態に加え、エアロゾル発生物品160の使用状態(エアロゾル発生物品160が二次装置140に挿入されているか否か)も併せて判断の材料に採り入れられることになるので、喫煙を継続することが可能な使用状態であるか否かの判断の精度をより一層向上させることができる。特に、前述した第2と第3の条件を組み合わせ、さらに優先して第2の条件を判断する場合は、喫煙システム100の実際の使い勝手の観点から優位な効果を奏する。より詳述すると、ユーザが連続した喫煙を希望する場合には、喫煙を終えたエアロゾル発生物品160を二次装置140から取り除き、次いで、新たなエアロゾル発生物品160を二次装置140に挿入する前に一次装置120のユーザ操作部132をオンにする、といった使い方が想定される。このような使い方においては、仮に新たなエアロゾル発生物品160が二次装置140に挿入されるまで、喫煙を継続することが可能な使用状態と判断されないこととしたならば、負荷144への給電が遅れる結果、ユーザに対して迅速に連続した喫煙を提供できない虞がある。そこで、喫煙システム100の上記のような使い方における利便性を向上させるために、一次装置120のユーザ操作部132がオンにされた段階で、まず喫煙を継続することが可能な使用状態と判断して、負荷144への給電を開始する。その後、所定期間内にエアロゾル発生物品160が二次装置140に挿入されないならば、喫煙を継続することが困難な状態であるとして判断を更新し、負荷144への給電を停止する。このようにすれば、素早く連続して喫煙をしたいというユーザの希望に応えることができると共に、新たなエアロゾル発生物品160が二次装置140に挿入されないにもかかわらず無用に負荷144への給電が継続してしまうことによる一次電源126の蓄電量の浪費を抑制することもできる。
図5は、本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の電気回路図を示す。図5に示されるように、喫煙システム100の電気回路500は、一次装置120の給電回路124、二次装置140の駆動回路146、及び充電装置520の充電回路522を含む。充電装置520は、一次装置120の一次電源126を充電するために用いられる装置であり、充電装置520の充電回路522は、交流電源522−1及びAC/DCインバータ522−2を備える。充電装置520は、一次装置120の外部接続端子128を介して一次装置120と接続されることによって、一次装置120の一次電源126をAC/DCインバータ522−2が出力する直流電圧で充電することが可能である。一次装置120の給電回路124は、DC/DCコンバータ124−1及び接続端子124−2を備える。DC/DCコンバータ124−1は、制御部(一次装置120の制御部134及び/又は二次装置140の制御部154)による制御に従って一次電源126の電圧を昇圧又は降圧し、それにより一次装置120の出力電圧を調整する。二次装置140の駆動回路146は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、第3スイッチSW3、第4スイッチSW4、及び接続端子146−1を備える。各スイッチSW1、SW2、SW3、SW4は、例えばトランジスタ等の電気的スイッチであり、制御部によってオン状態とオフ状態をそれぞれ個別に切り替えるように制御される。二次装置140は、前述したように、一次装置120の連結ポート122に挿入された際に二次装置140側の接続端子146−1と一次装置120側の接続端子124−2が接触することにより、一次装置120に対して電気的に接続される。
図6は、本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の複数の動作モードに対する電気回路500の状態遷移600を示す。喫煙システム100は、通常喫煙モード、通常非喫煙モード、充電モード、及び直接加熱モードの4つのモードで動作することが可能である。通常喫煙モードは、二次装置140を一次装置120から電気的に切り離して単独で動作させることにより喫煙を行うモードである。通常非喫煙モードは、二次装置140を一次装置120から切り離したまま喫煙を停止するモードである。充電モードは、二次装置140を一次装置120に接続して一次装置120の一次電源126から二次装置140の二次電源148への充電を行うモードである。直接加熱モードは、二次装置140を一次装置120に接続して一次装置120の一次電源126から二次装置140の負荷144への直接的な給電を行うことにより、喫煙を行うモードである。通常喫煙モードと通常非喫煙モードは、第2の使用形態に対応し、充電モードと直接加熱モードは、第1の使用形態に対応する。
図6に示されるように、通常喫煙モードにおいて、制御部は、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、及び第4スイッチSW4をオン状態に設定し、第3スイッチSW3をオフ状態に設定する。これにより、二次装置140の二次電源148から負荷144への給電が行われて、エアロゾル発生物品160が負荷144により加熱される。したがって、ユーザは第2の使用形態において喫煙を行うことができる。また制御部は、通常非喫煙モードにおいて、全てのスイッチSW1、SW2、SW3、SW4をオフ状態に設定する。これにより、負荷144への給電が遮断されて、エアロゾル発生物品160の加熱が停止される。充電モードでは、制御部は、第3スイッチSW3をオン状態に設定し、第1スイッチSW1、第2スイッチSW2、及び第4スイッチSW4をオフ状態に設定する。これにより、一次装置120の一次電源126から二次装置140の二次電源148への給電が行われて、二次電源148が充電される。一方、直接加熱モードにおいて、制御部は、第1スイッチSW1及び第2スイッチSW2をオン状態に設定し、第3スイッチSW3及び第4スイッチSW4をオフ状態に設定する。これにより、一次装置120の一次電源126から負荷144への直接的な給電が行われて、エアロゾル発生物品160が負荷144により加熱される。したがって、第1の使用形態においてもユーザは喫煙を行うことができる。
図7は、二次装置140の負荷144への給電時における温度制御を説明するための模式的なグラフである。グラフ700の横軸は時間t、右縦軸は負荷144の温度T、左縦軸は負荷144への供給電力Pをそれぞれ表す。制御部は、負荷144の温度Tが目標温度Ttargetに収束するようにフィードバック制御を実施する。例えば、制御部は、負荷144の現在の温度Tの値を取得し、取得した温度Tの値と目標温度Ttargetとの差ΔTを算出し、温度差ΔTに応じて負荷144への供給電力Pの大きさを調整する。負荷144の現在の温度Tは、例えば、温度センサを用いて、あるいは、負荷144が温度に依存する抵抗値を有する場合には負荷144の計測した抵抗値を用いて、取得することができる。図7に示されるように、フィードバック制御により、負荷144の温度Tは目標温度Ttargetに漸近していき、一方、負荷144への供給電力Pは、負荷144の温度Tが目標温度Ttargetに近づくにつれて減少していく。
負荷144の温度Tは、図7中に符号710で示されるように、制御の開始直後に大きな昇温速度を示す。昇温速度(単位時間当たりの上昇温度)は、エアロゾル発生物品160がエアロゾル発生物品保持部142内に存在していない状態、又は負荷144の近傍に十分なエアロゾル源が存在していない状態で負荷144へ給電した場合は、エアロゾル発生物品160がエアロゾル発生物品保持部142内に適正に保持されている状態や負荷144の近傍に十分なエアロゾル源が存在している場合に比べてずっと大きくなる。したがって、そのような空焚きを防止するために、例えば制御部は、負荷144の昇温速度が所定の閾値よりも大きい場合に、負荷144への給電(例えば直接加熱モードにおける一次電源126から負荷144への直接給電)を停止するように制御を行ってもよい。しかしながら、喫煙システム100を使用するに当たって空焚きを防止することは必須要件ではなく、空焚きは、ユーザが喫煙のための吸引を始める前に負荷144を予熱する手段として利用することもできる。負荷144の予熱を行う場合、制御部は、上述したようなフィードバック制御により負荷144への供給電力Pを制御する。例えば、制御部は、現在の供給電力Pの値を取得し、現在の供給電力Pが、図7中に符号720で示されるように所定の閾値を下回ったら、負荷144が十分に予熱されたと判断して、負荷144への給電(例えば直接加熱モードにおける一次電源126から負荷144への直接給電)を停止するように制御を行う。これにより、空焚きを利用して負荷144を予熱することができると共に、負荷144の過熱を防止できる。なお、負荷144の予熱は、エアロゾル発生物品保持部142内にエアロゾル発生物品160が存在しない場合に限られず、エアロゾル発生物品保持部142内にエアロゾル発生物品160が存在する場合に行ってもよい。
図8Aは、二次装置140に設けられた空気取込流路810の一例を示す。図8Bは、一次装置120に設けられた空気取込流路820の一例を示す。喫煙システム100は、第1の使用形態(直接加熱モード)において二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入することにより喫煙を行うことができるように構成されるため、二次装置140が連結ポート122に挿入された状態でもエアロゾル発生物品160に十分な量の空気を供給するための構造が必要である。二次装置140に設けられた例示的な空気取込流路810は、空気がエアロゾル発生物品保持部142の開口側から取り込まれて負荷144の近傍へ流通することを可能にする。また一次装置120に設けられた例示的な空気取込流路820は、一次装置120の本体部120Aの底部から空気を取り込んで連結ポート122内の最奥部へ導くように構成される。空気取込流路820を介して連結ポート122内へ導かれた空気は、連結ポート122に挿入された二次装置140(図8Bにおいて不図示)の先端部分(エアロゾル発生物品保持部142と反対側の端部)に開口する、図8Aの空気取込流路810とは異なる流路として形成された二次装置140の空気取込流路を通って、二次装置140内部の負荷144の近傍へと更に導かれる。喫煙システム100は、空気取込流路810又は820のいずれか一方を備えるのであってもよいし、両方を備えるのであってもよい。このような空気取込流路810及び/又は820によれば、直接加熱モードにおいて二次装置140を一次装置120の連結ポート122に挿入して喫煙を行う場合であっても、二次装置140内のエアロゾル発生物品160に十分な量の空気を供給することができる。
図9は、本発明の一実施形態に係る喫煙システム100の別例の電気回路900を示す回路図である。図9に示されるように、電気回路900は、一次装置120の給電回路124と二次装置140の駆動回路146を備える。一次装置120の給電回路124は、DC/DCコンバータ124−1に加えて、交流電源124−3及びAC/DCインバータ124−4を備える。図5の電気回路500と比較すると、図9の一次装置120は、図5における一次装置と充電装置の機能を併せ持つように構成されている。図9の一次装置120は、AC/DCコンバータ124−4からの出力電圧をDC/DCコンバータ124−1で変換して、二次装置140へ供給する。なお、図1の喫煙システム100においては、一次装置120と二次装置140が電気的に接続されたか否かを、一次装置120の連結ポート122への二次装置140の挿入に基づき判断していた。図9の電気回路900による実施形態においては、これに代えて、一次装置120側の接続端子124−2と二次装置140側の接続端子146−1の嵌合検知に基づいて、一次装置120と二次装置140が電気的に接続されたかを判断してもよい。例えば、一次装置120を充電ケーブル、一次装置120側の接続端子124−2を差込型コンセントのプラグ(オス)、二次装置140側の接続端子146−1を差込型コンセントのソケット(メス)として構成する場合は、二次装置140側の接続端子146−1に一次装置120側の接続端子124−2が差込まれたか否かに基づき、一次装置120と二次装置140が電気的に接続されたか否かを判断してもよい。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されず、その要旨を逸脱しない範囲内において様々な変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、直接加熱モードにおける一次装置120は二次装置140の負荷144のみに給電し、充電モードにおける一次装置120は二次装置140の二次電源148のみに給電する例を説明したが、これに限定されず、二次装置140の負荷144と二次電源148に同時にそれぞれ電力の一部を給電してもよい。
100 喫煙システム
120 一次装置
120A 本体部
120B 拘束部(蓋)
120C ヒンジ
122 連結ポート
124 給電回路
124−1 DC/DCコンバータ
124−2 接続端子
124−3 交流電源
124−4 AC/DCインバータ
126 一次電源
128 外部接続端子
132 ユーザ操作部
134 制御部
136 メモリ
140 二次装置
142 エアロゾル発生物品保持部
144 負荷
146 駆動回路
146−1 接続端子
148 二次電源
152 ユーザ操作部
154 制御部
156 メモリ
160 エアロゾル発生物品
500 電気回路
522 充電回路
522−1 交流電源
522−2 AC/DCインバータ
810 空気取込流路
820 空気取込流路
900 電気回路

Claims (21)

  1. エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、
    前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部と、
    を備え
    前記制御部は、前記電源の残容量又は電圧を示す値を取得可能であり、前記値が閾値未満の場合のみ、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    喫煙システム。
  2. 前記制御部は、前記電源から前記負荷への給電を実行した後における前記二次装置と前記一次装置との接続時に、前記条件が満たされているか否かを前記一次装置と前記二次装置の少なくとも一方の使用状態に基づき判断し、前記条件が満たされていると判断された場合に前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、請求項1に記載の喫煙システム。
  3. 前記制御部は、喫煙のための吸引が前記二次装置に対して行われるのに先立って前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、請求項1又は請求項2に記載の喫煙システム。
  4. 前記条件は、喫煙のための吸引が前記二次装置に対して行われるのに先立って充足されるように設定される、請求項1又は請求項2に記載の喫煙システム。
  5. 前記二次装置は、前記負荷への給電を指示する給電指示部を備え、
    前記制御部は、前記二次装置が前記給電指示部によって前記負荷への給電を指示された使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    請求項1に記載の喫煙システム。
  6. 前記一次装置は、前記一次装置の動作を指示する動作指示部と、拘束状態で前記二次装置と前記一次装置との接続を保持でき且つ非拘束状態で前記接続を解除できる拘束部とを備え、
    前記制御部は、前記一次装置の前記拘束部が前記非拘束状態にあり、且つ前記動作指示部が操作された使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    請求項1に記載の喫煙システム。
  7. 前記動作指示部は、前記非拘束状態で前記一次装置から前記負荷への給電を指示し、前記拘束状態で前記一次装置から前記電源への給電を指示する指示部である、請求項6に記載の喫煙システム。
  8. 前記動作指示部は、前記拘束部を前記拘束状態から前記非拘束状態へ遷移させる指示部である、請求項6に記載の喫煙システム。
  9. 前記制御部は、前記二次装置が、前記負荷が前記エアロゾル源を霧化可能又は前記香味源を加熱可能な使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、請求項1に記載の喫煙システム。
  10. エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、
    前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部と、
    を備える喫煙システムであって、
    前記一次装置は、前記一次装置の動作を指示する動作指示部と、拘束状態で前記二次装置と前記一次装置との接続を保持でき且つ非拘束状態で前記接続を解除できる拘束部とを備え、
    前記制御部は、前記一次装置の前記拘束部が前記非拘束状態にあり、且つ前記動作指示部が操作された使用状態にある場合に、前記条件が満たされていると判断し、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    喫煙システム。
  11. 前記動作指示部は、前記非拘束状態で前記一次装置から前記負荷への給電を指示し、前記拘束状態で前記一次装置から前記電源への給電を指示する指示部である、請求項10に記載の喫煙システム。
  12. 前記動作指示部は、前記拘束部を前記拘束状態から前記非拘束状態へ遷移させる指示部である、請求項10に記載の喫煙システム。
  13. エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、
    前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部と、
    を備える喫煙システムであって、
    前記二次装置は、前記負荷への給電を指示する給電指示部を備え、
    前記制御部は、前記二次装置が、前記給電指示部によって前記負荷への給電を指示された使用状態のまま、前記一次装置との非接続状態から前記一次装置に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    喫煙システム。
  14. エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、
    前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部と、
    を備える喫煙システムであって、
    前記制御部は、前記二次装置が、前記負荷が前記エアロゾル源を霧化可能又は前記香味源を加熱可能な使用状態のまま、前記一次装置との非接続状態から前記一次装置に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    喫煙システム。
  15. 前記一次装置と前記二次装置の少なくとも一方は、前記二次装置が前記一次装置に接続された状態において前記エアロゾル源又は前記香味源へ空気を供給する流路を備える、請求項1から請求項14のいずれか1項に記載の喫煙システム。
  16. 前記制御部は、前記負荷の温度を示す値を取得可能であり、前記負荷の昇温速度が閾値より大きい場合は前記一次装置から前記負荷への給電を停止する、請求項1から請求項15のいずれか1項に記載の喫煙システム。
  17. 前記制御部は、前記負荷へ供給される電力を示す値を取得可能であり、前記負荷の温度を目標温度に収束させる制御において前記電力を示す値が閾値を下回ったら、前記一次装置から前記負荷への給電を停止する、請求項1から請求項16のいずれか1項に記載の喫煙システム。
  18. 喫煙システムにおける給電を制御するための方法であって、
    エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置と、前記二次装置との接続時に前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置との、接続の状態を取得するステップと、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行するステップであって、前記電源の残容量又は電圧を示す値が閾値未満の場合のみ、前記一次装置から前記負荷への給電を実行するステップと、
    を含む給電制御方法。
  19. 請求項18に記載の方法を喫煙システムに実行させるプログラム。
  20. エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備える二次装置との接続時に、前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置であって、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部を備え
    前記制御部は、前記電源の残容量又は電圧を示す値を取得可能であり、前記値が閾値未満の場合のみ、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    一次装置。
  21. エアロゾル源を霧化又は香味源を加熱する負荷及び該負荷へ給電可能な電源を備え、前記負荷及び前記電源へ給電可能な一次装置と接続可能な二次装置であって、
    前記二次装置による喫煙を継続することが可能な使用状態で前記一次装置と前記二次装置が相互に接続されたことを条件として、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する制御部を備え
    前記制御部は、前記電源の残容量又は電圧を示す値を取得可能であり、前記値が閾値未満の場合のみ、前記一次装置から前記負荷への給電を実行する、
    二次装置。
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