JP6650473B2 - 絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、絹マトリクス(Silk Matrix)を用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法に係り、より詳しくは、既存の歯科用遮蔽膜と比較して、生体に適合し、優れた引張強度を有するうえ、骨欠損部における新生骨の形成を促進する、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法に関する。
骨再生誘導のための歯科用遮蔽膜は、インプラント施術の際に骨欠損部における骨再生を誘導するために必要に応じて使用されるもので、上皮組織または結合組織細胞が骨欠損部へ移動しないように機械的に遮断させることにより、骨が再生されるまでその空間を保持させる役目を果たす。
初期の歯科用遮蔽膜は、ポリテトラフルオロエチレン、セルロースアセテート、シリコーンゴムまたはポリウレタンなどの非分解性材料を使用していた。しかし、非分解性材料で製造された遮蔽膜は、合成高分子物質であって、生体適合性が高くないため、炎症や組織壊死などを引き起こすおそれがある。
かかる問題点を克服するために、最近では、コラーゲンなどの天然物素材の生体適合性が高い生分解性遮蔽膜の研究が進められている。生分解性遮蔽膜は、非分解性材料で製造された遮蔽膜と比較して骨再生における有意差はない。ところが、生分解性遮蔽膜が臨床に適用される場合、引張強度が不十分であって遮蔽膜の形態を保持することができないうえ、結果的には組織の成長が可能な空間を確保することができず、材料による二次的な炎症問題を引き起こすおそれがある。
このため、天然物素材であって生体適合性を有し、且つ遮蔽膜の形態を保持するのに十分な引張強度を有する歯科用遮蔽膜に関する研究が引き続き行われている。
関連先行技術としては、韓国公開特許第10−2014−0003942号(公開日:2014年1月10日、名称:軟組織または骨組織の成長に優れた歯科用遮蔽膜)と韓国登録特許第10−1403473号(登録日:2014年6月11日、名称:歯科用遮蔽膜)などがある。
本発明の目的は、天然物素材であって、既存の歯科用遮蔽膜と比較して、生体に適合し、優れた引張強度及び多孔性を有するうえ、骨欠損部における新生骨の形成を促進する、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、製造過程が容易で、通常の歯科用遮蔽膜と比較してコストダウンが可能である、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜及びその製造方法を提供することにある。
本発明が解決しようとする技術的課題は、上述した技術的課題に制限されず、上述していない他の技術的課題は、以降の記載から本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者に明確に理解できるであろう。
上記目的を達成するために、本発明は、カイコによって生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクス(Silk Matrix)が、前記第1厚さを有する2つ以上の所定の形状の絹マトリクス片に平面分割されるように構成される、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜を提供する。
また、本発明は、カイコによって生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクスが、前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有する2つ以上の絹マトリクス部分に厚さ分割されるように構成される、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜を提供する。
また、本発明は、カイコによって生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクスが、前記第1厚さを有する2つ以上の所定の形状の絹マトリクス片に平面分割され、第1厚さを有する絹マトリクス片のそれぞれは、第1厚さよりも薄い第2厚さを有する絹マトリクス片に厚さ分割されるように構成される、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜を提供する。
本発明の絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜は、製造過程が容易であって、通常の歯科用遮蔽膜と比較して生産コストの節減が可能である。
また、本発明の歯科用遮蔽膜は、既存の歯科用遮蔽膜と比較して、生体に適合し、優れた引張強度及び多孔性を有するうえ、骨欠損部における新生骨の形成を促進することができる。
本発明の歯科用遮蔽膜に使用された絹マトリクスがカイコから生成されている状態を示す図である。 本発明の歯科用遮蔽膜に使用された絹マトリクスの厚さ別の形態(morphology)の肉眼観察の結果を示す図である((A):0.01mm、(B):0.7mm)。 本発明の実施例1に係る歯科用遮蔽膜の製造過程を示す図である。 本発明の実施例2に係る歯科用遮蔽膜の製造過程を示す図である。 本発明の実施例3に係る歯科用遮蔽膜の製造過程を示す図である。 本発明の歯科用遮蔽膜と対照群として使用された遮蔽膜の形態の走査電子顕微鏡(SEM)画像を示す図である。 本発明の歯科用遮蔽膜と対照群として使用された遮蔽膜を骨欠損部に移植した後に形成された新生骨に対して染色を実施して示す図である。 本発明の歯科用遮蔽膜と対照群として使用された遮蔽膜を骨欠損部に移植した後に形成された新生骨の割合を示すグラフである。
特に指定のない限り、本明細書に記載された用語、技術などは、本発明の属する技術分野で一般的に使用される意味で使用される。以下、本発明を詳細に説明する。
歯科用遮蔽膜とは、様々な歯科疾患により骨組織の欠損部が生じた場合、これを修復する目的で補助的に使用される遮蔽膜を意味する。このため、歯科用遮蔽膜は、骨欠損部及びインプラント周囲の骨欠損部における骨形成を有意に改善し、縫合するのに十分な物性を有するうえ、生体内に使用しても安全であるように生体適合性を有しなければならない。
また、骨再生誘導のための歯科用遮蔽膜は、術後の術創の感染のおそれがなく、組織変性を起こさず、歯周組織内での異物感が少なく、歯周組織との密着が可能でなければならず、かつ優れた細胞成長特性を有する素材を使用することが重要である。
しかしながら、多く使用されている従来の歯科用遮蔽膜は、生体内で加水分解されるときに乳酸、グリコール酸などの酸を生成してpHが減少することにより、炎症反応及び組織毒性を誘発するおそれがある。さらに、上述したような特性を有するために、様々な物理的架橋処理を施すなどの前処理過程を経ており、長期着用の際に、これによる生体に対する毒性が問題になったり生体内に異物として残存したりするなどの問題点を有している。
そこで、本発明者らは、歯科用遮蔽膜の製造を比較的簡単にして、通常の歯科用遮蔽膜のコストと比較して一層削減できるとともに、骨欠損部における新生骨の形成を促進し、生体適合性が高く、優れた引張強度及び多孔性を有する、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜を製造するに至った。以下、これを様々な例示によって具体的に説明する。
まず、図3に示した本発明の実施例1に係る絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法を具体的に説明する。
1.第1段階:第1厚さの絹マトリクス片の製造
本段階では、カイコによって生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクス(Silk Matrix)を2つ以上の所定の形状に平面分割することにより、前記第1厚さの絹マトリクス片を製造することが特徴である。
カイコは、自己防衛のために熟蚕になると、繭づくりをしながら蛹に変わる準備を開始する。カイコは、蛹に変わるときに糸を吐き出して自分の体を囲んで作った細長い丸形の家(繭)を作る。この繭は、楕円形であって、カイコの種類に応じて様々な色を帯び、両方の頭が少し尖っており、その層が厚い。しかし、カイコの繭づくり過程でカイコが置かれた平面(平板)を動かしてカイコが正常な繭を作らないように妨害する場合には、カイコは繭づくりができなくなる。カイコが置かれた平面(平板)を動かす過程によって、カイコの吐糸を人為的に平面(平板)に誘導して繭糸を平面(sheet)状に吐糸させる場合に絹マトリクス(Silk Matrix)が生産される。
そこで、本発明者は、前述したような特徴を用いて、図1の一実施例に示されるように平面(平板)の上にカイコをのせた後、カイコが平板の外に落ちない程度の傾き(15°〜30°)を与えながら平板を動かしてカイコを平面(平板)上で強制的に動かして吐糸するように誘導させ、本発明の目的とする第1厚さの断面を有する絹マトリクス(Silk Matrix、図2)を製造した後、図3に示すように、適用用途に応じて二つ以上の適切な形態に平面分割することにより、第1厚さの絹マトリクス片20を製造する。この際、前記採取された第1厚さの断面を有する絹マトリクスをナイフやハサミなどの切断道具によって平面分割することにより、適切な形態の第1厚さの絹マトリクス片20に製造する。
この際、前記第1厚さの絹マトリクス片20は、図2(A)に示すように、第1厚さの絹マトリクス10の状態が歯科用遮蔽膜として使用可能な厚さに生成されたものなので、前記第1厚さの絹マトリクス10を平面分割して製造した適切な形態の第1厚さの絹マトリクス片20は、そのまま使用が可能であり、必要に応じてはさらにパッキングまたは滅菌処理及び薬品処理を施して使用することもできる。
また、前記絹マトリクス(Silk Matrix)のためにカイコが置かれる平面(平板)を動かす場合には、その動きは様々な方法で行うことができる。平面の動きは、平板を回転させるか、平板を上下及び/又は左右に繰り返し傾けるか、或いは平板に振動を付加するなどの多様な形態で実現できる。もちろん、平板の回転動きまたは上下左右への繰り返し傾動(up & down)は複合的に行うことができる。動きまたは傾動の回数または速度は好ましい絹マトリクス(Silk Matrix)の形状のために適切な好適値に選択できる。
カイコが置かれる平面(平板)の形状には制限がない。円形であってもよく、四角形であってもよい。カイコが平板の動きに応えて正常な繭を作らない形状であれば有効である。
次に、他の変形例として、図4に示した本発明の実施例2に係る絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法を具体的に説明する。
1.第1段階:第2厚さの絹マトリクスの製造
本段階では、カイコによって生産された第1厚さの絹マトリクス(Silk Matrix)を用いるが、前記第1厚さの断面を有する前記絹マトリクスを、前記第1厚さよりも薄い第2厚さを持つように二つ以上に厚さ分割することにより、第2厚さの絹マトリクスを製造し、その一部を使用することが特徴である。
カイコによって生産された第1厚さの絹マトリクス10は、図3の説明で述べた方式でカイコを平面(平板)上で強制的に動かして吐糸するように誘導させて製造される。このとき、前記第1厚さの絹マトリクス10は、図2(B)に示すように、カイコの吐糸過程で吐糸された糸が高さ方向に積もって様々な厚さ(多層)に構成されることもある。
すなわち、前記第1厚さの絹マトリクス10は、絹マトリクスの製造に使用されたカイコの数と、カイコが紡糸して吐糸する時間に応じて様々な厚さに生成できる。
このため、前記第1厚さの絹マトリクス10の厚さが厚い場合には、図4に示すように、第1厚さの絹マトリクス10を歯科用遮蔽膜として使用することができるように二つ以上に適切な厚さに厚さ分割することにより、第2厚さを有する絹マトリクス30に製造して使用する。このとき、前記第2厚さは、厚さ分割によって第1厚さよりも薄くなるのが特徴である。
このように製造した第2厚さの絹マトリクス30は、その状態のまま歯科用遮蔽膜として使用し、或いは用途に合わせてその大きさを調節して第2厚さの絹マトリクス30の一部を使用し、必要に応じてさらにパッキングまたは滅菌処理及び薬品処理を施して使用することもできる。
次に、さらなる変形例として、図5に示した本発明の実施例3に係る絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法を具体的に説明する。
1.第1段階:第1厚さの絹マトリクス片の製造
本段階では、カイコによって生産された第1厚さの絹マトリクス(Silk Matrix)を用いるが、前記第1厚さの断面を有する前記絹マトリクスを二つ以上の適切な形態に平面分割することにより、前記第1厚さの絹マトリクス片20を製造する。
このとき、図3の説明で述べた第1段階の製造方法と同様に、第1厚さの絹マトリクス片20を製造する。
こうして製造された前記第1厚さの絹マトリクス片20は、歯科用遮蔽膜として使用可能な厚さに生成される場合には、上述のようにそのまま使用してもよいが、その厚さが厚くてそのままの使用が難しい場合には、下記のとおり第2段階を経て歯科用遮蔽膜として使用可能な厚さを持つように別途の製造過程を経なければならない。次に、下記第2段階について説明する。
2.第2段階:第2厚さの絹マトリクス片(歯科用遮蔽膜)の製造
本段階では、歯科用遮蔽膜の用途として使用可能な第2厚さの絹マトリクス片40を製造するのが特徴である。
前記第1段階で製造された前記第1厚さの絹マトリクス片20は、図2(B)に示すように、カイコの吐糸過程で吐糸された糸が高さ方向に積もって様々な厚さ(多層)に構成されることもある。
このとき、前記第1厚さの絹マトリクス片20は、絹マトリクスの製造に使用されたカイコの数と、カイコが紡糸して吐糸する時間に応じて様々な厚さに生成できる。
このため、前記第1厚さの絹マトリクス片20が、歯科用遮蔽膜として使用可能な厚さに生成される場合には、そのまま使用するが、その厚さが厚い場合には、図5に示すように、前記第1段階で製造された前記第1厚さの絹マトリクス片を、歯科用遮蔽膜として使用できるように二つ以上に適切な厚さに厚さ分割することにより、第2厚さを有する絹マトリクス片40に製造して使用する。このとき、前記第2厚さは、厚さ分割によって第1厚さよりも薄くなるのが特徴である。
こうして製造した第2厚さの絹マトリクス片40は、その状態のまま、歯科用遮蔽膜としていずれの用途にも使用可能であり、必要に応じてはさらにパッキングまたは滅菌処理及び薬品処理を施して使用することもできる。
以下、実施例及び実験例によって本発明について更に詳細に説明するが、これらの実施例及び実験例は、説明の目的のためのものに過ぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。
<実施例1>本発明の歯科用遮蔽膜1の製造
図1に示すように、平板上に熟蚕15匹をのせて平板を地面に対して20°の角度まで徐々に傾けた後、1時間後に再度徐々に反対方向に傾ける方式で、カイコが動きながら吐糸するようにして、図2(A)に示されている形態の絹マトリクス10を製造した。
このとき、1日間上述のような傾動を与えた後、2日間平衡を維持し、しかる後に、再び上述のような傾動を与えて約3日間カイコが絹マトリクスを生成するようにした。このとき、絹マトリクスの厚さは0.01mm程度であった。
その後、図3に示すように、前記絹マトリクス10を長方形の形状に平面分割されるようにハサミでカットして絹マトリクス片20を製造した後、これを滅菌処理して本発明の歯科用遮蔽膜1を製造した。
<実施例2>本発明の歯科用遮蔽膜2の製造
図1に示すように、平板上に熟蚕30匹をのせて平板を地面に対して20°の角度まで徐々に傾けた後、1時間後に再度徐々に反対方向に傾ける方式で、カイコが動きながら吐糸するようにして、図2(B)に示されている形態の絹マトリクス10を製造した。
このとき、1日間上述のような傾動を与えた後、2日間平衡を維持し、しかる後に、再び上述のような傾動を与えて約3日間カイコが絹マトリクスを生成するようにした。このとき、絹マトリクスの厚さは0.7mm程度であった。
こうして製造された厚さ0.7mmの絹マトリクス10は、図4に示されているように、厚さ分割されるように剥離して厚さ0.4mmの絹マトリクス30に製造した後、これを滅菌処理して本発明の歯科用遮蔽膜2を製造した。
<実施例3>本発明の歯科用遮蔽膜3の製造
図1に示すように、平板上に熟蚕30匹をのせて平板を地面に対して20°の角度まで徐々に傾けた後、1時間後に再度徐々に反対方向に傾ける方式で、カイコが動きながら吐糸するようにして、図2(B)に示されている形態の絹マトリクス10を製造した。
このとき、1日間上述のような傾動を与えた後、2日間平衡を維持し、しかる後に、再び上述のような傾動を与えて約3日間カイコが絹マトリクスを生成するようにした。このとき、絹マトリクスの厚さは0.7mm程度であった。
その後、 前記絹マトリクスを長方形の形状に平面分割されるようにハサミでカットして絹マトリクス片20を製造した。
こうして製造された厚さ0.7mmの絹マトリクス片20は、図5に示されているように、厚さ分割されるように剥離して厚さ0.4mmの絹マトリクス片40に製造した後、これを滅菌処理して本発明の歯科用遮蔽膜3を製造した。
<実験例1>本発明の歯科用遮蔽膜の形態確認
1.実験方法
図2に示されている絹マトリクスの形態を観察するために、走査電子顕微鏡(SEM)で拡大撮影し、対照群としては市販のコラーゲン素材の遮蔽膜とPTFE(polytetrafluoro ethylene)素材の遮蔽膜を使用した。
2.実験結果
図6に示すように、本発明と対照群の遮蔽膜の形態を走査電子顕微鏡(SEM)で撮影したとき、孔隙の形態や膜表面の形態などの違いを確認することができた。コラーゲン素材の遮蔽膜は、平面からなる膜の表面に比較的大きな孔隙が均一なパータンで配列されており、PTFE素材の遮蔽膜は、平面からなる膜の表面に一定のサイズの孔隙が一定の間隔で配列されていることが観察された。
これに対し、本発明の歯科用遮蔽膜の表面は、太さの様々な繊維ストランドが繰り返し不規則に積層されており、積層されている繊維ストランド同士の間に多くの孔隙が存在することを観察することができた。したがって、本発明の歯科用遮蔽膜は、栄養と水分の透過率が高い多孔性構造であって、骨欠損部への移植の際に新生骨の形成に必要な栄養と水分の供給が円滑であるので骨再生に効果的であると思われる。
<実験例2>本発明の歯科用遮蔽膜の機械的物性の測定
1.実験方法
実施例3で得た本発明の歯科用遮蔽膜の機械的物性を測定するために、対照群として、市販のコラーゲン素材の遮蔽膜とPTFE(polytetrafluoro ethylene)素材の遮蔽膜を用いて、万能試験機(universal testing machine、DAEYEONG、Korea)によって引張試験を行った。
分析のための試料は5×20(横×縦)mmのサイズに製作した。製作された試料を10mmの標点距離、10mm/分の速度で引っ張って測定した。
また、ほとんど歯科用遮蔽膜が口腔内の持続的な唾液の分泌により水分の豊富な環境で使用されることを考慮して、生理食塩水中に1時間浸漬して濡れた状態で試料に対する機械的物性(引張強度)を測定した。
2.実験結果
本発明の歯科用遮蔽膜及び対照群としての遮蔽膜に対して濡れた状態で引張強度と弾性係数を測定した結果は、表1のとおりである。本発明の遮蔽膜の引張強度は26.4±1.6MPa、コラーゲン素材の遮蔽膜の引張強度は3.5±1.3MPa、PTFE素材の遮蔽膜の引張強度は4.3±1.7MPaとそれぞれ測定された。また、本発明の歯科用遮蔽膜の弾性係数は35.7±3.6、コラーゲン素材の遮蔽膜の弾性係数は9.6±2.2、PTFE素材の遮蔽膜の弾性係数は304.5±5.3とそれぞれ測定された。
前述したような結果から分かるように、本発明の歯科用遮蔽膜は、コラーゲン素材の遮蔽膜よりも約9倍高い引張強度を示し、PTFE素材の遮蔽膜よりも約7倍高い引張強度を示したので、従来の遮蔽膜より引張強度に優れることを確認することができる。また、本発明の遮蔽膜は、コラーゲン遮蔽膜よりも約4倍高い弾性係数を示したので、従来のコラーゲン遮蔽膜に比べて弾性が向上したことを確認することができる。
結果として、遮蔽膜が生体内に移植されて組織再生及び骨再生術に適用されるためには、形態が一定に維持されながら損傷部位で圧力を十分に耐えることができる引張強度、弾性を有しなければならないが、本発明の歯科用遮蔽膜は、市販の対照群の遮蔽膜よりも優れた引張強度及び弾性を示すので、歯科用遮蔽膜としての使用に適していることを確認することができる。
<実験例3>本発明の歯科用遮蔽膜の骨再生能の確認
1.実験方法
実施例3で得た本発明の歯科用遮蔽膜と、対照群としてのコラーゲン素材の遮蔽膜とPTFE(polytetrafluoro ethylene)素材の遮蔽膜を用いて、ウサギの骨欠損部に移植した。
遮蔽膜の移植後に形成された新生骨の確認のために、手術4週後と手術8週後に、本発明の歯科用遮蔽膜は、ヘマトキシリン・エオシン(Hematoxylin Eosin)染色及び組織学的分析を実施し、残りの対照群であるコラーゲン素材の遮蔽膜とPTFE素材の遮蔽膜は、マッソントリクローム(masson’s trichrome)染色及び組織学的分析を実施した。
2.実験結果
組織断面を確認し、その結果を図7に示した。具体的に、図7は遮蔽膜を施術して4週目及び8週目の組織断面を示すもので、4週目の組織断面をみると、本発明の歯科用遮蔽膜を施術した組織断面では、濃灰色表示部分が組織に深く浸透して全般にわたって分布している様相を確認することができる。これは、本発明の歯科用遮蔽膜を施術した骨欠損部は新しい新生骨の形成が盛んに行われていることを示す。
これに対し、コラーゲン素材の遮蔽膜では、組織の一部に灰色表示部分が分布している様相を確認し、PTFE素材の遮蔽膜では、灰色表示部分を確認することが難しかった(成熟骨:灰色、未成熟骨:濃い黒色)。
8週目の組織断面をみると、本発明の遮蔽膜を施術した組織断面は、4週目で確認した灰色表示部分が新生骨の形成によりさらに濃い灰色に変化したことを確認することができる。
これに対し、コラーゲン素材の遮蔽膜を施術した組織断面は、灰色で表示される新生骨を確認することができるが、新生骨の周りに濃黒色表示部分が残っており、新生骨の形成が進行中であることを確認することができる。PTFE素材の遮蔽膜を施術した組織断面は、灰色表示部分が現れ、新生骨の形成が始まっていることを確認することができる。
また、形成された新生骨の割合を組織学的分析に基づいて示したグラフは、図8のとおりである。X軸には使用された遮蔽膜を示し、Y軸には生成された新生骨の割合を示した。
本発明の歯科用遮蔽膜を骨欠損部に施術したときの新生骨の割合は、4週目で18%を示し、8週目では25%を示した。対照群として使用されたコラーゲン素材の遮蔽膜を骨欠損部に施術したときの新生骨の割合は、4週目で15%を示し、8週目では20%を示した。PTFE素材の遮蔽膜を骨欠損部に施術したときの新生骨の割合は、4週目で1%を示し、8週目では10%を示した。したがって、本発明の歯科用遮蔽膜は、対照群として使用された遮蔽膜に比べて最大4倍多い新生骨が形成されることを確認することができる。
前述したような結果から分かるように、本発明の歯科用遮蔽膜は、骨欠損部に適用したときに優れた骨再生能を示し、歯科用遮蔽膜としての使用が適している。
以上、本発明の好適な実施例及び実験例について説明の目的で開示したが、当業者であれば、添付した請求の範囲に開示された本発明の精神と範囲から逸脱することなく、様々な変更、追加及び置換を加え得ることを理解するであろう。本発明の範囲は上述の説明ではなく請求の範囲に示されており、それらと同等の範囲内のあらゆる相違点は本発明に含まれるものと理解されるべきである。

Claims (7)

  1. カイコの吐糸を平面に誘導して繭糸を平面状に吐糸させ生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクスを、前記第1厚さを有する2つ以上の所定の形状の絹マトリクス片に平面分割する第1段階を含む、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
  2. カイコの吐糸を平面に誘導して繭糸を平面状に吐糸させ生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクスを、前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有する2つ以上の絹マトリクス部分に厚さ分割する第1段階を含む、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
  3. カイコの吐糸を平面に誘導して繭糸を平面状に吐糸させ生産された第1厚さの断面を有する絹マトリクスを、前記第1厚さを有する2つ以上の所定の形状の絹マトリクス片に平面分割する第1段階と、
    前記第1厚さを有する絹マトリクス片のそれぞれを、前記第1厚さよりも薄い第2厚さを有する絹マトリクス片に厚さ分割する第2段階とを含んでなる、絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
  4. 前記第1段階で得られた前記第1厚さの絹マトリクス片をパッキングする第2段階をさらに含む、請求項1に記載の絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
  5. 前記第1段階で得られた前記第2厚さの絹マトリクス部分をパッキングする第2段階をさらに含む、請求項2に記載の絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
  6. 前記第2段階で得られた前記第2厚さの絹マトリクス片をパッキングする第3段階をさらに含む、請求項3に記載の絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
  7. 前記各段階の前または後に滅菌処理を少なくとも1回行う段階をさらに含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の絹マトリクスを用いた歯科用遮蔽膜の製造方法。
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