JP6648991B2 - 飛翔形生物模型 - Google Patents

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本発明は、竹材にて作製した胴部材と左右一対もしくは二対の羽部材とで飛翔形態に組み立てられる、トンボや蝶の如き昆虫、鳥、蝙蝠等の飛翔形生物模型に関する。
手作りの伝統的工芸品として、「ゆらりとんぼ」と称されるトンボを模した竹細工製品が知られている。この「ゆらりとんぼ」は、上面を竹表面とした竹材からなる胴部材と左右二対の羽部材とでトンボ形態に組み立てられ、胴部材前端の下向きに尖った口先部で様々な支持体に掛止させることにより、ヤジロベー式にバランスをとって全体が水平に近い姿勢で留まり、風が吹いても落ちずにゆらゆら揺れる様子と竹素材の趣が相俟って高い装飾的効果や癒し効果を醸し出すものになっている(非特許文献1〜3)。
一般的に、従来の「ゆらりとんぼ」の製作では、胴部材の胸部に錐によって設けたほぞ孔に対し、各羽部材の基端側に削り出しで設けたほぞを差し込むことで、胴部材と各羽部材を連結固定している。そして、この連結固定に際し、各羽部材が若干先下がりで先端側を胴部材の頭部よりも前方になる向きに配置させると共に、胴部材の尾部(トンボの腹部)の厚みを薄くし、もってほぼ口先に重心が来るように設定し、接着剤にて固定するが、そのために熟練による高度な加工技術を要するのが普通である。
インターネットURL:http://www.surugaya.com/sensuji/sakuhin/musikago/e73t.html(2015/5/11)、伝統的工芸品 駿河竹千筋細工 ゆらりとんぼ。 インターネットURL:http://www.degimoba.com/products/tonbo/taketonbo.html(2015/5/11)、トンボのヤジロベー「ゆらりとんぼ」/ギフト・アイデア商品〔おもしろ雑貨屋デジモバ〕。 インターネットURL:http://3peikoubou.web.fc2.com/takezaiku/takezaiku.html(2015/5/11)、さんぺい工房−竹細工 趣味の竹細工。
このような「ゆらりとんぼ」では、胴部材前端の口先部を支持体に掛止した状態で全体が水平に近い姿勢で留まるように、全体の重量バランスを精妙に調整する必要があるが、自然素材である竹材は個々に異なる上、同じ竹筒部を原料にしても切り出し位置によって厚みや密度、湾曲度合が異なるため、胴部材に全ての羽部材を組み付けた状態でバランス調整を行うことになる。しかるに、従来の「ゆらりとんぼ」は、胴部材のほぞ孔に各羽部材のほぞを差込む構造であり、胴部材に組み付けた各羽部材の向きが固定されてしまうから、専ら羽部材や胴部材を試行錯誤的に削り込んでゆくことでしかバランス調整を行えず、その作業に多大な手間及び時間を要するという難点があった。更に、従来の「ゆらりとんぼ」の場合、上記バランス調整時の削り込み中に胴部材と羽部材の連結部に無理な力が加わったり、製品の取り扱い中や展示使用中に落下した際にほぞが折れ易く、このほぞ折れを生じると修復不能であるために廃棄せざるを得ないという問題もあった。
本発明は、上述の事情に鑑みて、トンボを始めとする竹材製の飛翔形生物模型として、胴部材と左右の羽部材とから組み立てられ、「ゆらりとんぼ」のように胴部材前端の口先部で支持体に対して揺動自在に掛止させる構成であって、ヤジロベー式のバランス調整を極めて容易に行える上、そのバランス調整中に胴部材と羽部材の連結部に余分な力が加わったり、製品の取り扱い中や展示使用中に落下したりしても、該連結部が外れる懸念がなく、また子供のいたずら等で無理やりに連結部が外されたり羽部材の向きを変えられたりしても、簡単に修復できる上、胴部材に対する羽部材の配置を変えて様々な飛翔形態を現出できるものを提供することを目的としている。
上記目的を達成するための手段を図面の参照符号を付して示せば、請求項1の発明に係る飛翔形生物模型は、上面を竹表面Baとする竹材Bからなる胴部材1と左右一対もしくは二対の羽部材2,2とで飛翔形態に組み立てられ、胴部材1前端の下向きに尖った口先部10において支持体5に揺動自在に掛止される飛翔形生物模型(トンボ模型M1、蝶模型M2、鳥模型M3)であって、胴部材1と各羽部材2とが、これら両部材1,2に設けた取付孔11,21にわたって挿入した高分子被覆ワイヤ3によって連結され、
前記取付孔11,21の口径は前記高分子被覆ワイヤ3の径よりも小さく設定されており、前記高分子被覆ワイヤ3を前記取付孔11,21に挿入するにあたって、対応する前記取付孔11,21に前記高分子被覆ワイヤ3の両端側をそれぞれ高分子被覆の弾力性を利用して強制的に挿入してなることを特徴としている。
請求項2の発明は、上記請求項1の飛翔形生物模型において、高分子被覆ワイヤ3は、ワイヤ芯31の径が0.8〜1.5mm、高分子被覆32の厚みが0.2〜0.8mmであるものとしている。
請求項3の発明は、上記請求項1又は2の飛翔形生物模型において、飛翔形生物が胴部材1と左右二対の羽部材2,2とからなるトンボ形態(トンボ模型M1)であるものとしている。
次に、本発明の効果について図面の参照符号を付して説明する。まず、請求項1の発明に係る飛翔形生物模型では、胴部材1と各羽部材2とが両部材1,2の取付孔11,21にわたって挿入した高分子被覆ワイヤ3によって連結され、その連結にあたって、高分子被覆ワイヤ3を取付孔11,21に挿入する際、対応する取付孔11,21に高分子被覆ワイヤ3の両端側をそれぞれ高分子被覆の弾力性を利用して強制的に挿入するようにしている。これにより、その連結状態において胴部材1に対する各羽部材2の向きが高分子被覆ワイヤ3の曲げによって前後上下のいずれの方向にも可変となり、更に該高分子被覆ワイヤ3を中心とする回転方向にも可変となる。従って、製作に際し、胴部材1と全部の羽部材2とを連結後、各羽部材2の向きを変えるだけで全体の重量バランスを容易に調整でき、部材原寸が不揃いで削り込みを要する場合でも僅かな作業量で済む。しかも、高分子被覆ワイヤ3は、両部材1,2の取付孔11,21に挿入しただけの仮止め状態でも、弾力のある高分子被覆32が取付孔11,21の内周面の竹素地に食い付いて抜けにくく、且つ回転変位しにくくなるから、裸ワイヤを用いる場合に比較してバランス調整の作業性が格段に向上する。
そして、この飛翔形生物模型では、胴部材1に対する羽部材2の配置を自在に変えることができるため、様々な飛翔形態を現出し得るという利点がある。更に、バランス調整中に胴部材1と羽部材2の連結部に余分な力が加わったり、製品の取り扱い中や展示使用中に落下したりしても、該連結部が外れる懸念がなく、また子供のいたずら等で無理やりに連結部が外されたり羽部材の向きを変えられたりしても、簡単に修復できるという利点もある。なお、仮止めによるバランス調整後には胴部材1と各羽部材2との連結部を瞬間接着剤等で固定することが望ましいが、高分子被覆31の接着性が良いために接着剤を点付けするだけで固定でき、もって接着剤による外観低下が抑えられると共に、胴部材1と羽部材2との間に高分子被覆ワイヤ3の一部が露出しても、高分子被覆32が見えるだけでワイヤ31の金属は露呈しないために見栄えは良好となる。
請求項2の発明によれば、高分子被覆ワイヤ3がワイヤ芯31の径及び高分子被覆32の厚さが特定範囲にあるから、バランス調整時の曲げが容易で且つ充分な連結強度を確保できると共に、仮止め状態で良好な抜け止め作用が得られる。
請求項3の発明によれば、飛翔形生物が胴部材1と左右二対の羽部材2,2とからなるトンボ形態(トンボ模型M1)として、トンボ特有の多様な飛翔姿勢を表現できる。
本発明の飛翔形生物模型の第一実施形態であるトンボ模型を示し、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は(a)のC−C線の矢視断面図である。 同トンボ模型を分解状態で示す平面図である。 同トンボ模型の要部の縦断正面図である。 同トンボ模型を支持体に掛着した状態を示す斜視図である。 同支持体の掛止部を示し、(a)は斜視図、(b)はトンボ模型を係着した状態での縦断側面図である。 本発明の飛翔形生物模型の他の実施形態を示し、(a)は第二実施形態の蝶模型の平面図、(b)は第三実施形態の鳥模型の平面図である。
以下に,本発明に係る飛翔形生物模型の実施形態について、図面を参照して具体的に説明する。なお、ここでは、第一実施形態としてトンボ模型M1、第二実施形態として蝶模型M2、第三実施形態として鳥模型M3、をそれぞれ例示している。
図1(a)〜(c)で示すように、第一実施形態のトンボ模型M1は、トンボの頭部1a、胸部1b及び腹部1cを含む胴部材1と、左右二対の羽部材2,2とを、各羽部材2毎に1本の高分子被覆ワイヤ3を介して組み付けた構造であり、伝統的工芸品の「ゆらりとんぼ」に対応するトンボ形態になっている。その胴部材1及び各羽部材2は、竹材Bから所要形状に切り出して削り加工したものからなり、いずれも竹表面Baを上面側として幅方向が上方に凸に湾曲している。
胴部材1は、頭部1aが竹材Bの節部を利用して厚肉に形成され、胸部1b及び腹部1cが該節部から竹の長さ方向に続く部位より構成されているが、細長い腹部1cでは竹材Bの内面側からの削り込みによって薄肉にされている。そして、頭部1の前端には薄い竹片1dの接着によって下向きに尖って突出する口先部10が形成されている。
図2及び図3に示すように、胴部材1における胸部1bの左右両側の各前後2カ所には、側方へ開口した取付孔11が錐によって穿設されると共に、各羽部材2の基端側にも側端面に開口した取付孔21が同様に穿設されている。そして、これら取付孔11,21の口径は高分子被覆ワイヤ3の径よりも僅かに小さく設定されており、対応する両取付孔11,21に該高分子被覆ワイヤ3の両端側をそれぞれ高分子被覆32の弾力性を利用して強制的に挿入することにより、図3の如く各羽部材2が胴部材1に連結されている。また、各羽部材2は、先端側が胴部材1の頭部1aよりも前方に位置して、且つ該頭部1aよりも低くなる向きになっている。
上記構成のトンボ模型M1では、下向きに尖った口先部10を適当な支持体上に掛止させることにより、その掛止部分のみで模型全体がヤジロベー式にバランスをとって水平に近い姿勢あるいは胴部材1の腹部1c側が下がった後傾姿勢で揺動自在に留まるように、全体の重量バランスが調整するが、このバランス調整は胴部材1と各羽部材2とを高分子被覆ワイヤ3を介して組み付けた状態で容易に行える。
すなわち、各羽部材2は、連結した胴部材1に対し、高分子被覆ワイヤ3の曲げによって向きを前後上下のいずれの方向にも変えることができ、更に該高分子被覆ワイヤ3を中心として回転変位させることもできる。従って、従来のような削り込みを要さずに全体の重量バランスを容易に調整できると共に、部材原寸の不揃い等で削り込みを要する場合でも僅かな作業量で済む。しかも、高分子被覆ワイヤ3は、両部材1,2の取付孔11,21に圧入しただけの仮止め状態でも、弾力のある高分子被覆32が取付孔11,21の内周面の竹素地に食い付いて抜けにくく、且つ回転変位もしにくくなるから、裸ワイヤを用いる場合に比較してバランス調整の作業性が格段に向上する。
一方、このトンボ模型M1は、バランス調整中に胴部材1と羽部材2の連結部に余分な力が加わったり、製品の取り扱い中や展示使用中に落下したりしても、該連結部が外れる懸念がなく、また子供のいたずら等で無理やりに連結部が外されたり、羽部材2の向きを変えられたりしても、高分子被覆ワイヤ3の挿入し直しや曲げ戻しによって簡単に修復できるから、従来のほぞ折れした「ゆらりとんぼ」のように廃棄せずに済む。また、仮止めによるバランス調整後には胴部材1と各羽部材2との連結部を瞬間接着剤やグルーガンによるホットメルト接着剤等で固定することが望ましいが、高分子被覆31の接着性が良いために接着剤の点付けで固定でき、もって接着剤による外観低下が抑えられると共に、胴部材1と羽部材2との間に高分子被覆ワイヤ3の一部が露出しても、高分子被覆32が見えるだけでワイヤ31の金属は露呈しないために見栄えは良好となる。
なお、このようなトンボ模型M1では、図3に示すように、胴部材1及び各羽部材2が竹材Bの竹表面Baを上面にして用いていることで、竹素材特有の美観及び質感が醸し出され、伝統的工芸品としての高い興趣が得られるが、必要に応じて各羽部材2もしくは該羽部材2と胴部材1の表面に図示仮想線で示すように樹脂フィルム4を貼着してもよい。すなわち、この樹脂フィルム4により、羽面や胴面に種々の模様や色調を付与できると共に、羽面や胴面を保護して傷付きを防止できるという利点がある。
図4は、上記のトンボ模型M1を支持体5に掛止させた状態を示す。この場合の支持体5は、太い竹筒を半割した台座51に、竹枝52を立設したものであり、2カ所の枝先52aに固着した小円筒状の各掛止部6に、トンボ模型M1が口先部10を掛止して揺動自在に支持されている。
支持体5の各掛止部6は、図5(a)(b)に示すように、合成樹脂製の円筒体61内に硬化性パテ状の充填物62を詰めたものであり、枝先52aを円筒体61の周面に設けた孔61bから充填物62中に突入させて該充填物62を硬化させることにより、竹枝52に固着されている。そして、該掛止部6の上部には、充填物62の上面を円筒体61の上端周縁より低くすることで、高さ1〜2mm程度の環状突縁61aが形成されている。従って、各トンボ模型M1は、口先部10が充填物62の上面に当接して環状突縁61aで掛止されるから、風等で大きく揺れても落ちにくい上、高い揺動性が得られる。
上述の第一実施形態では伝統的工芸品の「ゆらりとんぼ」に相当するトンボ模型M1を例示したが、本発明は、竹材を用いた蝶や蛾、蝉、甲虫等の種々の昆虫の飛翔形模型、更には鳥や蝙蝠等の飛翔形模型にも適用できる。これら他の飛翔形生物模型においても、胴部材1の前端に下向きに尖る口先部10を設け、該胴部材1と羽部材2を高分子被覆ワイヤ3を介して連結し、その仮止め状態で全体の重量バランスを調整することにより、その口先部10で適当な支持体に揺動自在に掛止させることができる。しかして、胴部材1と羽部材2との連結は、第一実施形態のトンボ模型M1のように各羽部材2毎に一本の高分子被覆ワイヤ3を用いる構成に限らず、胴部材1の幅方向に圧入貫通させた一本の高分子被覆ワイヤ3の両端部で左右の羽部材2,2を連結する構成でもよい。
図6(a)に示す第二実施形態の蝶模型M2は、蝶の頭部を含む胴体部分を模した胴部材1と、左右二対の羽部材2,2とで構成され、図示されないが、胴部材1の前端下面側に下向きに尖った口先部を有している。また、図6(b)に示す第三実施形態の鳥模型M3は、鳥の胴体部分を模した胴部材1と、左右一対の羽部材2,2とで構成され、胴部材1の前端の嘴に相当する下向きに尖った口先部10を有している。そして、これら蝶模型M2及び鳥模型M23の胴部材1と各羽部材2は、既述した第一実施形態のトンボ模型M1と同様に、竹表面側を上面にした竹材にて形成されているが、胴部材1の幅方向に貫設した取付孔11に一本の高分子被覆ワイヤ3を圧入貫通させ、その両端部を左右の羽部材2,2の取付孔21,21に圧入する形で連結されている。
高分子被覆ワイヤ3としては、特に制約されないが、ワイヤ芯31の径が0.8〜1.5mm、高分子被覆32の厚みが0.2〜0.8mmであるものが推奨される。すなわち、ワイヤ芯31が細過ぎては連結強度が不充分となり、太過ぎてはバランス調整時の曲げに力を要して作業性が悪くなる。また、高分子被覆32が薄過ぎては弾力性不足によって仮止め状態で抜け易く、厚過ぎては取付孔11,21が径大になって竹材Bに割れを生じ易くなる。なお、高分子被覆ワイヤ3にはビニール被覆ワイヤや樹脂被覆ワイヤ等として市販されるものを使用できる。その高分子被覆32は半硬質ポリマーやゴム系ポリマーが好ましいが、ポリマー種や色調に制約はない。
なお、高分子被覆ワイヤ3にて胴部材1と羽部材2とを仮止めする際、より連結強度を高めるために、予め接着剤を該高分子被覆ワイヤ3の表面に塗着したり、取付孔11,21に注入しておいてもよい。また、他の手法として、高分子被覆ワイヤ3の高分子被覆32のみを予めカッターナイフ等で胴部材1側と羽部材2側とに切り離しておき、該高分子被覆ワイヤ3を両部材1,2の取付孔11,21の一方に接着剤を介して挿入後、高分子被覆32を残してワイヤ芯31を抜き出し、次いで高分子被覆32を有する側を取付孔11,21の他方に挿入し、この挿入状態で露呈したワイヤ芯31をアルコールランプ等で熱して、その伝熱で挿入部分の高分子被覆32を溶融させ、硬化後に露呈しているワイヤ芯31の表面にペンチやニッパー等で螺旋状の傷を入れ、このワイヤ芯31を先の取付孔11,21の一方に残していたチューブ状の高分子被覆32内に、両部材1,2を前記螺旋方向に相対回転させながら挿入し、もって高分子被覆32の溶着作用とワイヤ芯31の螺旋状の傷によるねじ止め作用とで連結強度を更に高めるようにしてもよい。
飛翔形生物模型の口先部10については、第一実施形態で例示したような薄い竹片1dの接着によるものに限らず、胴部材1に用いる竹材Bの一端側(頭部1a側)を竹表面Ba側が残るように削って薄くし、その薄い部分を炎の加熱下で下向きに曲げて形成してもよい。また、飛翔形生物模型を揺動自在に保持させる支持体としては、図4で例示した構成に限らず、該生物模型の口先部10を掛止させる部位さえあれば、形状、構造、材質に全く制約はなく、また模型支持に専用に供されるものの他、卓上置物やフラワーアレンジメント等の多種多様な既製品も利用できる。口先部10に対する支持体側の掛止部としては、図4で例示した小円筒状の掛止部6に限らず、該口先部10を掛止できる浅い窪みや突縁部を有するものであればよい。
1 胴部材
10 口先部
11 取付孔
2 羽部材
21 取付孔
3 高分子被覆ワイヤ
31 ワイヤ
32 高分子被覆
5 支持体
B 竹材
Ba 竹表面
M1 トンボ模型(飛翔形生物模型)
M2 蝶模型(飛翔形生物模型)
M3 鳥模型(飛翔形生物模型)

Claims (3)

  1. 上面を竹表面とする竹材からなる胴部材と左右一対もしくは二対の羽部材とで飛翔形態に組み立てられ、胴部材前端の下向きに尖った口先部において支持体に揺動自在に掛止される飛翔形生物模型であって、
    前記胴部材と各羽部材とが、これら両部材に設けた取付孔にわたって挿入した高分子被覆ワイヤによって連結され、
    前記取付孔の口径は前記高分子被覆ワイヤの径よりも小さく設定されており、前記高分子被覆ワイヤを前記取付孔に挿入するにあたって、対応する前記取付孔に前記高分子被覆ワイヤの両端側をそれぞれ高分子被覆の弾力性を利用して強制的に挿入してなることを特徴とする飛翔形生物模型。
  2. 前記高分子被覆ワイヤは、ワイヤ芯の径が0.8〜1.5mm、高分子被覆の厚みが0.2〜0.8mmである請求項1に記載の飛翔形生物模型。
  3. 飛翔形生物が胴部材と左右二対の羽部材とからなるトンボ形態である請求項1又は2のいずれかに記載の飛翔形生物模型。
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