JP6648497B2 - 給電装置および給電方法 - Google Patents

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Description

この発明は、給電装置および給電方法に関し、特に、通信部を備える給電装置および給電方法に関する。
従来、通信部を備える給電装置および給電方法が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、通信部を備える無線電力伝送システムが開示されている。この無線電力伝送システムは、送電装置と受電装置とを含む。通信部は、送電装置と受電装置とにそれぞれ設けられており、所定の規格に準拠した無線通信を行うように構成されている。また、受電装置は、送電装置による認証が行われる際には、負荷を小さくして、受電する電力の大きさを小さくするように構成されている。そして、受電装置は、認証が成功した場合には、負荷を大きくして、受電する電力の大きさを大きくするように構成されている。
また、従来、通信部を備える給電装置および給電方法が知られている。
この通信部を備える給電装置は、所定の規格(たとえば、A4WP(AllianceFor Wireless Power)規格)により、給電装置が供給可能な電力値に応じた、クラスが設定されている。また、この給電装置から電力を受電する受電装置も、給電装置と同様に、所定の規格(たとえば、A4WP規格)により、受電装置が消費する電力値に応じた、カテゴリが設定されている。そして、給電装置は、通信部を介して、受電装置からカテゴリの情報を取得して、取得したカテゴリと給電装置のクラスとに基づいて、受電装置に給電を行うか否かを判断するように構成されている。
特開2015―8619号公報
しかしながら、上記特許文献1の無線電力伝送システムでは、送電装置による認証が成功した場合にのみ、受電装置に給電が行われる。ここで、送電装置は、受電装置の認証を行う際に、受電装置から、通信部を介して、カテゴリの情報を取得して、取得したカテゴリの情報と送電装置のクラスの情報とに基づいて、認証を成功させるか否か(給電を行うか否か)を判断するように構成されていると考えられる。このため、上記特許文献1の送電装置は、実際に給電を行った場合に、給電することが可能な電力値に余裕がある場合でも、カテゴリに基づいて、受電装置の認証を失敗させる(給電を行わない)制御を行うように構成されていると考えられる。したがって、上記特許文献1の無線電力伝送システムでは、送電装置(給電装置)の給電することが可能な電力値に余裕がある場合でも、受電装置に給電できない場合があると考えられる。その結果、上記特許文献1の無線電力伝送システムでは、より多くの受電装置に給電することが困難であるという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、より多くの受電装置に給電することが可能な給電装置および給電方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面による給電装置は、電源部と、電源部からの電力を、受電装置に供給する給電アンテナ部と、電力の電力値を測定する電力測定部と、受電装置と通信する通信部と、新たな受電装置が給電アンテナ部の給電範囲内に配置されたことに基づいて、電力を供給している受電装置に、通信部を介して、負荷切断信号を送信して、負荷切断信号を送信した後、給電アンテナ部の給電範囲内に上記新たな受電装置が配置された場合における電力値を取得して、取得した電力値に基づいて、上記新たな受電装置に給電を行うか否かを判断する制御部とを備える。
この発明の第1の局面による給電装置では、上記のように、制御部を、新たな受電装置が給電アンテナ部の給電範囲内に配置されたことに基づいて、電力を供給している受電装置に、通信部を介して、負荷切断信号を送信して、負荷切断信号を送信した後、給電アンテナ部の給電範囲内に新たな受電装置が配置された場合における電力値を取得して、取得した電力値に基づいて、新たな受電装置に給電を行うか否かを判断するように構成する。これにより、新たな受電装置に給電される実際の電力値を取得して、実際の電力値に基づいて、新たな受電装置に給電を行うか否かを判断することができる。その結果、実際の電力値に基づくので、単に新たな受電装置のカテゴリを用いて、新たな受電装置に給電を行うか否かを判断する場合と異なり、給電することが可能な電力値に余裕がある場合でも、新たな受電装置に給電を行わないと判断されることを抑制することができる。また、電力を供給している受電装置に負荷切断信号を送信することにより、新たな受電装置に電力を供給して、電力値を取得する際に、給電する電力が不足する状態になるのを抑制することができる。その結果、新たな受電装置に給電を行うための機会をより確実に確保することができる。これらの結果、より多くの受電装置に給電することができる。
上記第1の局面による給電装置では、好ましくは、給電アンテナ部は、複数の受電装置に電力を供給するように構成されており、制御部は、新たな受電装置から電力カテゴリ情報を取得するとともに、複数の受電装置のうちの少なくとも1つの受電装置に負荷切断信号を送信して、電力カテゴリ情報に対応する電力量以上の電力の供給を停止するように構成されている。このように構成すれば、新たな受電装置に電力を供給して、電力値を取得する際に、電力カテゴリ情報に対応する電力量以上の電力の供給が停止されるので、給電する電力が不足する状態になるのを、より確実に抑制することができる。
上記第1の局面による給電装置では、好ましくは、制御部は、電力を供給している複数の受電装置の全てに、負荷切断信号を送信して、新たな受電装置に電力を供給して電力値を取得するように構成されている。このように構成すれば、電力を供給している複数の受電装置の一部を選択して、負荷切断信号を送信する場合に比べて、制御処理を簡素化することができるとともに、新たな受電装置に電力を供給して、電力値を取得する際に、給電する電力が不足する状態になるのを、さらに抑制することができる。
上記第1の局面による給電装置では、好ましくは、制御部は、最大負荷により動作することを指令する最大負荷指令信号を、新たな受電装置、および、電力を供給している受電装置のうちの少なくとも一方に送信するとともに、取得した電力値に基づいて、新たな受電装置に給電を行うか否かを判断するように構成されている。このように構成すれば、最大負荷指令信号を送信した受電装置に給電した電力値は、実際に受電装置に給電される電力値の最大値に対応するので、受電装置のカテゴリを用いることなく、実際に受電装置に給電される電力値の最大値に基づいて、受電装置に給電を行うか否かを判断することができる。その結果、受電装置の負荷が最大となった場合でも、給電する電力が不足する状態になるのを抑制することができる。
この場合、好ましくは、給電アンテナ部は、複数の受電装置に電力を供給可能に構成されており、制御部は、最大負荷指令信号を、新たな受電装置、および、電力を供給している複数の受電装置のそれぞれに送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した受電装置に給電した電力値をそれぞれ取得して、取得した電力値に基づいて、新たな受電装置に給電を行うか否かを判断するように構成されている。このように構成すれば、複数の受電装置に対して、それぞれ給電するか否かの判断を行うので、いずれの受電装置の負荷が最大となった場合でも、給電する電力が不足する状態になるのを抑制することができる。
上記それぞれの受電装置に最大負荷指令信号を送信する給電装置では、好ましくは、制御部は、最大負荷指令信号を送信した受電装置に給電した電力値をそれぞれ取得して、取得した電力値の合計値が、電源部から供給可能な電力値の最大値である最大給電電力値以下の場合に、新たな受電装置、および、電力を供給している受電装置に給電を行う制御を行うように構成されている。このように構成すれば、取得した電力値の合計値と最大給電電力値とを比較することにより、複数の受電装置に給電を行う場合でも、容易に、給電するか否かの判断を行うことができる。
上記それぞれの受電装置に最大負荷指令信号を送信する給電装置では、好ましくは、制御部は、新たな受電装置、および、電力を供給している複数の受電装置にそれぞれ順次、最大負荷指令信号を送信するとともに、新たな受電装置、および、電力を供給している受電装置に対応する電力値を、それぞれ順次取得するように構成されている。このように構成すれば、複数の受電装置に対応する電力値を全て同時に取得する場合と異なり、取得される電力値の合計値が、最大給電電力値を超える場合でも、容易に、取得される電力値の合計値を取得することができる。
上記受電装置に最大負荷指令信号を送信する給電装置では、好ましくは、制御部は、通信部を介して、新たな受電装置から識別情報を取得するとともに、新たな受電装置から取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合には、新たな受電装置に最大負荷指令信号を送信しないで、新たな受電装置に給電を行う制御を行うように構成されている。このように構成すれば、受電装置が一時的に給電装置から取り除かれ、給電が一時的に停止された後、再び同一の受電装置が給電装置に配置された場合に、識別情報に基づいて判断することにより、給電するか否かの判断を行うことなく、給電を再開することができる。すなわち、給電するか否かの判断を行う必要がない分、迅速に受電装置に給電を再開することができる。
この場合、好ましくは、給電アンテナ部のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部をさらに備え、制御部は、新たな受電装置から取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスの測定値に対する新たな受電装置から取得した識別情報に対応するインピーダンスの測定値の変化量が、第1のしきい値よりも大きい場合には、新たな受電装置に最大負荷指令信号を送信するように構成されている。このように構成すれば、受電装置が一時的に給電装置から取り除かれ、給電が一時的に停止された後、再び同一の受電装置が給電装置に配置された場合に、置き方等が変化して、結合係数(給電効率)が変化した場合でも、給電可能か否かを適切に判断することができる。
上記インピーダンス測定部を備える給電装置では、好ましくは、ユーザに情報を報知する報知部をさらに備え、制御部は、新たな受電装置から取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスの測定値に対する新たな受電装置から取得した識別情報に対応するインピーダンスの測定値の増加量が、第2のしきい値以上の場合に、報知部により、ユーザに新たな受電装置の置き方の修正を要求する旨を報知させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、受電装置が一時的に給電装置から取り除かれ、給電が一時的に停止された後、再び受電装置が給電装置に配置された場合に、置き方等が変化して、結合係数(給電効率)が変化した場合には、報知部により、ユーザに、置き方を修正させることを報知することができる。これにより、高い効率で給電を行うことができる。
上記受電装置から識別情報を取得する給電装置において、好ましくは、制御部は、新たな受電装置から取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応する電源部から給電アンテナ部に供給される電力値に対する新たな受電装置から取得した識別情報に対応する電源部から給電アンテナ部に供給される電力値の変化量が、第3のしきい値よりも大きい場合には、新たな受電装置に最大負荷指令信号を送信するように構成されている。このように構成すれば、予め給電装置に設けられている電力測定部を用いて、給電するか否かの判断を行うか否かを判断することができるので、インピーダンスを測定して、給電するか否かの判断を行うか否かを判断する場合と異なり、インピーダンス測定部を設ける必要がない。その結果、インピーダンス測定部を設ける必要がない分、給電装置の構成が複雑化するのを抑制することができる。
この発明の第2の局面による給電方法は、電源部からの電力を、給電装置から受電装置に供給し、新たな受電装置が給電範囲内に配置されたことに基づいて、負荷切断信号を、給電装置から電力を供給している受電装置に送信し、負荷切断信号を送信した後、給電範囲内に上記新たな受電装置が配置された場合における電力値を測定して取得し、取得した給電範囲内に配置された上記新たな受電装置の電力値に基づいて、上記新たな受電装置に給電を行うか否かを判断する。
この発明の第2の局面による給電方法では、上記のように、負荷切断信号を、給電装置から電力を供給している受電装置に送信し、負荷切断信号を送信した後、給電範囲内に新たな受電装置が配置された場合における電力値を測定して取得し、取得した給電範囲内に配置された新たな受電装置の電力値に基づいて、新たな受電装置に給電を行うか否かを判断することにより、第2の局面による給電方法においても、より多くの受電装置に給電することができる。
本発明によれば、上記のように、より多くの受電装置に給電することができる。
本発明の第1実施形態による給電装置および受電装置の全体構成を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による給電装置および受電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による受電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1実施形態による給電装置の給電可否判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施形態による給電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第2実施形態による給電装置の管理表を説明するための図である。 本発明の第2実施形態による給電装置の給電可否判断制御の実行判断の制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第3実施形態による給電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第3実施形態による給電装置の置き方修正の報知制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第4実施形態による受電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1〜第4実施形態の第1変形例による給電装置の構成を示した斜視図である。 本発明の第1〜第4実施形態の第1変形例による給電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1〜第4実施形態の第2変形例による給電装置の構成を示したブロック図である。 本発明の第1〜第4実施形態の第2変形例による給電装置の管理表を説明するための図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による給電装置100の構成について説明する。図1に示すように、第1実施形態による給電装置100は、給電装置100の近傍に配置された複数の受電装置200に対して、給電装置100と受電装置200との間に配線および接点等を設けずに、磁気共鳴方式を用いて、(ワイヤレス給電装置、非接触給電装置または非接点給電装置として)電力を供給するように構成されている。また、給電装置100と複数の受電装置200とにより給電システム(ワイヤレス給電システム)を形成している。
(給電装置の全体構成)
図1に示すように、給電装置100の上面1には、複数(たとえば、3台)の受電装置200が載置されている。給電装置100は、給電アンテナ部2を含む。そして、給電アンテナ部2は、たとえば、PC(Personal Computer)200aの受電アンテナ部201aと、スマートフォン200bの受電アンテナ部201bと、多機能時計200cの受電アンテナ部201cとに、電力を供給(給電)するように構成されている。
図2に示すように、給電装置100には、電源部3と、制御部4と、通信部5と、記憶部6と、電力測定部7とが設けられている。
ここで、第1実施形態では、制御部4は、電力を供給している受電装置200に、通信部5を介して、負荷切断信号を送信して、負荷切断信号を送信した後、電力値Pを取得して、取得した電力値Pに基づいて、新たな受電装置200に給電を行うか否かを判断するように構成されている。
具体的には、第1実施形態では、制御部4は、最大負荷により動作することを指令する最大負荷指令信号を、通信部5を介して、受電装置200に送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した受電装置200に給電した電力値Pを取得して、取得した電力値Pに基づいて、最大負荷指令信号を送信した受電装置200に給電を行うか否かを判断する給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成されている。
(給電装置の各部の構成)
図2に示すように、給電アンテナ部2は、給電コイル21および整合回路22を含む。給電コイル21は、電源部3から供給される交流の電力により、給電磁界を生成するように構成されている。そして、整合回路22は、たとえば、共振コンデンサ等を含み、給電コイル21のインピーダンスと電源部3のインピーダンスとを整合するように構成されている。そして、給電アンテナ部2は、複数の受電装置200に対して、給電磁界により電力を供給するように構成されている。
電源部3は、外部商用電源(図示せず)またはバッテリ部(図示せず)から電力を取得するように構成されている。また、電源部3は、たとえば、零電圧スイッチングが可能な、いわゆるE級増幅回路を含む。そして、電源部3は、取得した電力を、制御部4による指令に基づいた電圧値を有するとともに、所定の規格(A4WP(Alliance For Wireless Power)規格)に基づいた周波数(たとえば、6.78MHz)を有する交流の電力に、電力変換するように構成されている。そして、電源部3は、交流の電力を、給電アンテナ部2に供給するように構成されている。
制御部4は、給電装置100の各部の動作を制御するように構成されている。また、制御部4は、給電可否判断制御処理を行うように構成されている。給電可否判断制御処理の詳細は、図4のフローチャートを用いて後述する。
通信部5は、受電装置200と所定の規格(たとえば、Bluetooth(登録商標)規格)に基づいた無線通信を行うように構成されている。
記憶部6は、制御部4の指令に基づいて、電力測定部7の測定結果(電力値P)を記憶するように構成されている。
電力測定部7は、電源部3と給電アンテナ部2との間に配置され、電源部3から給電アンテナ部2に供給される電力値Pの大きさを測定するように構成されている。具体的には、電力測定部7は、給電アンテナ部2に印加される電圧値、または、電源部3から給電アンテナ部2に流れる電流値を取得することにより、電力値Pを測定するように構成されている。
(制御部の構成)
ここで、第1実施形態では、制御部4は、最大負荷指令信号を、複数の受電装置200のそれぞれに送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に給電した電力値Pをそれぞれ取得して、取得した電力値Pに基づいて、給電可否判断制御を行うように構成されている。
また、第1実施形態では、制御部4は、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に給電した電力値Pをそれぞれ取得して、取得した電力値Pの合計値PSが、電源部3から供給可能な電力値の最大値である最大給電電力値PM以下の場合に、最大負荷指令信号を送信した全ての受電装置200に給電を行う制御を行うように構成されている。
詳細には、第1実施形態では、制御部4は、複数の受電装置200にそれぞれ順次、最大負荷指令信号を送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に対応する電力値Pを、それぞれ順次取得するように構成されている。
また、第1実施形態では、制御部4は、新たな受電装置200からカテゴリの情報を取得するように構成されている。そして、制御部4は、複数の受電装置200のうちの少なくとも1つの受電装置200に負荷切断信号を送信して、カテゴリの情報に対応する電力量以上の電力の供給を停止するように構成されている。また、第1実施形態では、制御部4は、新たな受電装置200に対応する電力値Pを取得する際に、電力を供給している複数の受電装置200の全てに、負荷切断信号を送信するように構成されている。
具体的には、制御部4は、受電装置200により通信を確立するために送信されたアドバタイズ信号を取得した場合、上面1に新たな受電装置200が載置されたと判断するように構成されている。たとえば、PC200aが上面1に載置されている状態で、新たにスマートフォン200bが上面1に載置された場合には、スマートフォン200bからアドバタイズ信号およびカテゴリの情報(電力カテゴリ情報)が送信され、制御部4は、アドバタイズ信号およびカテゴリの情報を取得する。
そして、制御部4は、アドバタイズ信号を取得した後に、PC200aおよびスマートフォン200bにそれぞれ順次、最大負荷指令信号を送信する制御を行う。ここで、制御部4は、PC200aに、最大負荷指令信号を送信するとともに、略同時に、スマートフォン200bに、負荷切断信号を送信する。これにより、電力測定部7は、最大の負荷で動作するPC200aに供給する電力値P(この電力値をP1とする)のみを測定することが可能になる。
また、制御部4は、スマートフォン200bに、最大負荷指令信号を送信するとともに、略同時に、PC200aに、負荷切断信号を送信する。これにより、電力測定部7は、最大の負荷で動作するスマートフォン200bに供給する電力値P(この電力値をP2とする)のみを測定することが可能になる。
また、制御部4は、取得した電力値P(P1およびP2)の合計値PS(PS1=P1+P2とする)を取得(算出)する制御を行うように構成されている。そして、制御部4は、給電装置100の電源部3から給電アンテナ部2に供給することが可能な最大の供給電力値である最大給電電力値PMと、合計値PS(PS1)との比較を行うように構成されている。
そして、制御部4は、合計値PS1が最大給電電力値PM以下の場合に、合計値PS1に対応する全ての受電装置200(PC200aおよびスマートフォン200b)に対して、給電を行う制御を行うように構成されている。すなわち、制御部4は、PC200aに給電を継続するとともに、スマートフォン200bに給電を開始する制御を行う。
また、制御部4は、合計値PS1が最大給電電力値PMを超える場合には、合計値PS1に対応する受電装置200(PC200aおよびスマートフォン200b)のうち、新たな受電装置200(スマートフォン200b)以外の受電装置200(PC200a)に給電を行うように構成されている。
そして、制御部4は、たとえば、PC200aおよびスマートフォン200bに給電を行っている状態で、上面1にさらに新たな受電装置200(多機能時計200c)が載置されたと判断した場合には、上記と同様の処理を行う。具体的には、制御部4は、PC200a、スマートフォン200bおよび多機能時計200cの電力値Pの合計値PS2を取得する制御を行う。
そして、制御部4は、合計値PS2が最大給電電力値PM以下の場合に、合計値PS2に対応する全ての受電装置200(PC200a、スマートフォン200bおよび多機能時計200c)に対して、給電を継続する制御を行うように構成されている。
また、制御部4は、合計値PS2が最大給電電力値PMを超える場合には、合計値PS2に対応する受電装置200(PC200a、スマートフォン200bおよび多機能時計200c)のうち、新たな受電装置200(多機能時計200c)以外の受電装置200(PC200aおよびスマートフォン200b)に給電を行うように構成されている。
(数値例を用いた制御部の構成の説明)
ここで、給電装置100を、A4WP規格により定められているクラス2(最大給電電力値PMが10W)として構成して、PC200aおよびスマートフォン200bをカテゴリ3(消費電力値が6.5W)として構成した場合の例について説明する。なお、「カテゴリ3」は、特許請求の範囲の「電力カテゴリ情報」の一例である。
この場合、給電装置100は、最大給電電力値PMが10Wであり、この最大給電電力値PMは、カテゴリ3に設定されているPC200aおよびスマートフォン200bの消費電力値の合計値13W(6.5W+6.5W)よりも小さな値である。
ここで、第1実施形態では、給電装置100は、最大負荷指令信号を、受電装置200のそれぞれに送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に給電した電力値Pをそれぞれ取得して、取得した電力値Pに基づいて、給電可否判断制御を行うように構成されている。
すなわち、給電装置100は、たとえば、最大の負荷で動作している状態のPC200aに供給される電力値P1が、4Wであり、最大の負荷で動作している状態のスマートフォン200bに供給される電力値P2が、3Wであった場合には、合計値PS1は、7Wとなる。そして、合計値PS1は、最大給電電力値PMの10W以下である。この場合、給電装置100は、カテゴリおよびクラスに関わらず、PC200aおよびスマートフォン200bの両方に同時に給電を行う。
(受電装置の構成)
次に、図1および図3を参照して、受電装置200の構成について説明する。なお、PC200aと、スマートフォン200bと、多機能時計200cとは、受電装置200として構成されている。また、PC200aと、スマートフォン200bと、多機能時計200cとにおいて、同一の符号が付されているものに関しては同様に構成されているものとして、説明を省略する。
PC200aには、図3に示すように、受電アンテナ部201aと、負荷回路202aと、受電側制御部203と、整流回路204と、負荷用電源回路205と、制御用電源回路206と、受電側通信部207とが設けられている。
スマートフォン200bには、図1および図2に示すように、受電アンテナ部201bと、負荷回路202bとが設けられている。また、スマートフォン200bの受電アンテナ部201bおよび負荷回路202b以外の構成は、PC200aと同様に構成されている。
多機能時計200cには、図1および図2に示すように、受電アンテナ部201cと、負荷回路202とが設けられている。また、多機能時計200cの受電アンテナ部201cおよび負荷回路202c以外の構成は、PC200aと同様に構成されている。
受電アンテナ部201aは、受電コイル211aおよび整合回路212aを含む。受電コイル211aは、給電コイル21と磁界結合して、電力を受電するように構成されている。整合回路212aは、コンデンサ等を含み、整合回路212aは、整流回路204側のインピーダンスと受電コイル211とのインピーダンスとを整合するように構成されている。また、整合回路212は、受電アンテナ部201aが、給電アンテナ部2の共振周波数と略同一の共振周波数を有する共振回路となるように構成されている。
また、受電アンテナ部201bには、図1に示すように、受電アンテナ部201aの受電コイル211aとは異なるサイズ(直径や辺の大きさ)を有する受電コイルが設けられている。また、受電アンテナ部201cには、受電アンテナ部201aの受電コイル211aおよび受電アンテナ部201bの受電コイルとは異なるサイズ(直径や辺の大きさ)を有する受電コイルが設けられている。
負荷回路202a〜202cは、たとえば、受電装置200の各種機能(たとえば、負荷回路202bの場合、スマートフォンとしての機能)を発揮するために電力を消費する回路として構成されている。そして、第1実施形態では、負荷回路202a〜202cは、受電側制御部203により負荷を最大にする指令を取得した場合には、負荷の大きさを最大にする(消費する電力の大きさを最大にする)ように構成されている。
整流回路204は、複数のダイオードなどを含み、受電アンテナ201a(受電アンテナ部201bまたは201c)が受電した交流の電流を、直流の電流に変換するように構成されている。
負荷用電源回路205および制御用電源回路206は共に、DC/DCコンバータおよび平滑回路などを含む。そして、負荷用電源回路205は、整流回路204からの電力の電圧を、負荷回路202aの駆動に適した所定の電圧に変換するように構成されている。そして、負荷用電源回路205は、変換した電力を、負荷回路202aに供給するように構成されている。また、制御用電源回路206は、整流回路204からの電力の電圧を、受電側制御部203に適した所定の電圧に変換するように構成されている。そして、制御電源回路206は、変換した電力を、受電側制御部203に供給するように構成されている。
受電側制御部203は、受電装置200の全体の制御を行うように構成されている。そして、受電側制御部203は、給電装置100から、受電側通信部207を介して、最大負荷指令信号を取得した場合には、負荷回路202a(負荷回路202bまたは202c)に、負荷を最大にする指令を伝達する制御を行うように構成されている。
また、受電側制御部203は、受電アンテナ部201a(受電アンテナ部201bまたは201c)が給電装置100から受電を開始した場合には、受電側通信部207を介して、給電装置100に、通信を確立することを要求するアドバタイズ信号を送信するように構成されている。また、受電側制御部203は、受電側通信部207を介して、給電装置100に、アドバタイズ信号とともに、識別情報(ID(Identification))およびカテゴリの情報を送信するように構成されている。なお、識別情報は、たとえば、デバイス名などを用いた情報として設定されている。
また、受電側制御部203は、給電装置100からの受電が停止した場合には、受電側通信部207を介して、給電装置100に、受電が停止したことを示す旨の信号を送信するように構成されている。なお、受電が停止したことを示す旨の信号は、たとえば、受電側制御部203を、受電電圧値等の受電情報を給電装置100に継続的に送信するように構成することにより、受電電圧値が略0になったことを示す旨の信号として設定されてもよい。
また、受電側制御部203は、給電装置100から負荷切断信号を取得した場合には、受電アンテナ部201a(受電アンテナ部201bまたは201c)と負荷回路202a(負荷回路202bまたは202c)との間の接続を切断することにより、受電を停止する制御を行うように構成されている。
また、受電側制御部203は、負荷切断信号を取得して、受電を停止した状態で、給電装置100から負荷接続信号(または最大負荷指令信号)を取得した場合には、切断した上記の回路を接続する制御を行うように構成されている。なお、受電側制御部203は、負荷接続信号を取得した場合には、負荷回路202a(負荷回路202bまたは202c)を通常(最大以下)の大きさの負荷により、受電した電力を消費させる制御を行うように構成されている。
受電側通信部207は、給電装置100と所定の規格(たとえば、Bluetooth(登録商標)規格)に基づいた無線通信を行うように構成されている。
(給電装置による給電可否判断の制御処理)
次に、図4を参照して、第1実施形態の給電装置100による給電可否判断の制御処理フローについて説明する。以下の制御処理は、制御部4により実行される。なお、iは、整数の変数とする。たとえば、PC200aを第1の受電装置200として、スマートフォン200bを第2の受電装置200として、多機能時計200cを第3の受電装置200とする。また、ステップS1以前では、給電が行われている状態(給電アンテナ部2から給電磁界が生じている状態)であるとする。
まず、ステップS1において、新たな受電装置200が載置されたか否かが判断される。具体的には、受電装置200からアドバタイズ信号を取得したか否かが判断される。なお、このステップS1において、新たな受電装置200からカテゴリの情報(電力カテゴリ情報)の取得が行われる。そして、受電装置200からアドバタイズ信号を取得するまで、この判断は繰り返され、受電装置200からアドバタイズ信号を取得した場合には、ステップS2に進む。
ステップS2において、変数iが1に設定(変数iの初期化)される。その後、ステップS3に進む。
ステップS3において、第iの受電装置200以外の受電装置200に負荷切断信号が送信される。この時、第iの受電装置200以外の全ての受電装置200に負荷切断信号が送信されてもよいし、新たな受電装置200のカテゴリに対応する電力量の電力を停止するための最低限の受電装置200(複数の受電装置200)のみに負荷切断信号が送信されてもよい。その後、ステップS4に進む。
ステップS4において、第iの受電装置200に最大負荷指令信号が送信される。その後、ステップS5に進む。
ステップS5において、電力値Pi(たとえば、負荷が最大の状態のPC200aに給電する電力値はP1)の取得が行われる。その後、ステップS6に進む。
ステップS6において、全ての受電装置200に対応する電力値Piを取得したか否かが判断される。具体的には、受電装置200が上面1に3台載置されている場合には、iの最大値は、3である。この場合、iが3であるか否かが判断される。全ての受電装置200に対応する電力値Piが取得されている場合には、ステップS8に進み、全ての受電装置200に対応する電力値Piが取得されていない場合には、ステップS7に進む。
ステップS7において、iに1が加えられる。その後、ステップS3に戻る。すなわち、上面1に載置されている全ての受電装置200に対応する電力値Piが取得されるまで、ステップS3〜S7が繰り返される。
ステップS8において、電力値Piの合計値PSが最大給電電力値PM以下か否かが判断される。電力値Piの合計値PSが最大給電電力値PM以下の場合、ステップS9に進み、電力値Piの合計値PSが最大給電電力値PMよりも大きい場合、ステップS11に進む。
ステップS9において、上面1に載置されている全ての受電装置200に負荷接続信号が送信される。
ステップS10において、給電が行われる。その後、第1実施形態の給電装置100による給電可否判断の制御処理が終了される。
ステップS9において電力値Piの合計値PSが最大給電電力値PMよりも大きい場合に進むステップS11において、新たに載置された受電装置200に負荷切断信号が送信される。その後、ステップS12に進む。
ステップS12において、新たに載置された受電装置200以外の受電装置200に負荷接続信号が送信される。なお、新たに載置された受電装置200以外の受電装置200がない場合には、負荷接続信号が送信されずに、ステップS10に進む。すなわち、新たに載置された受電装置200には、給電されずに、新たに載置された受電装置200が載置される以前に、載置されていた受電装置200に対してのみ、給電が行われる。
[第1実施形態の効果]
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態では、上記のように、給電装置100を、電力を供給している受電装置200に、通信部5を介して、負荷切断信号を送信して、負荷切断信号を送信した後、電力値Pを取得して、取得した電力値Pに基づいて、新たな受電装置200に給電を行うか否かを判断するように構成する。これにより、新たな受電装置200に給電される実際の電力値Pを取得して、実際の電力値Pに基づいて、新たな受電装置200に給電を行うか否かを判断することができる。その結果、実際の電力値Pに基づくので、単に新たな受電装置200のカテゴリを用いて、新たな受電装置200に給電を行うか否かを判断する場合と異なり、給電することが可能な電力値Pに余裕がある場合でも、新たな受電装置200に給電を行わないと判断されることを抑制することができる。また、電力を供給している受電装置200に負荷切断信号を送信することにより、新たな受電装置200に電力を供給して、電力値Pを取得する際に、給電する電力が不足する状態になるのを抑制することができる。その結果、新たな受電装置200に給電を行うための機会をより確実に確保することができる。これらの結果、より多くの受電装置200に給電することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、給電アンテナ部2を、複数の受電装置200に電力を供給するように構成し、制御部4を、新たな受電装置200からカテゴリの情報を取得するとともに、複数の受電装置200のうちの少なくとも1つの受電装置200に負荷切断信号を送信して、カテゴリの情報に対応する電力量以上の電力の供給を停止するように構成する。これにより、新たな受電装置200に電力を供給して、電力値Pを取得する際に、カテゴリの情報に対応する電力量以上の電力の供給が停止されるので、給電する電力が不足する状態になるのを、より確実に抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部4を、電力を供給している複数の受電装置200の全てに、負荷切断信号を送信して、新たな受電装置200に電力を供給して電力値Pを取得するように構成する。これにより、電力を供給している複数の受電装置200の一部を選択して、負荷切断信号を送信する場合に比べて、制御処理を簡素化することができるとともに、新たな受電装置200に電力を供給して、電力値Pを取得する際に、給電する電力が不足する状態になるのを、さらに抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部4を、最大負荷により動作することを指令する最大負荷指令信号を、通信部5を介して、受電装置200に送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した受電装置200に給電した電力値Pを取得して、取得した電力値Pに基づいて、最大負荷指令信号を送信した受電装置200に給電を行うか否かを判断する給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成する。これにより、最大負荷指令信号を送信した受電装置200に給電した電力値Pは、実際に受電装置200に給電される電力値の最大値に対応するので、受電装置200のカテゴリを用いることなく、最大給電電力値PMと実際に受電装置200に給電される電力値の最大値(電力値P)とに基づいて、受電装置200に給電を行うか否かを判断することができる。すなわち、給電装置100が最大給電電力値PMを、実際に受電装置200に給電される電力値Pが下回る場合(給電することが可能な電力値に余裕がある場合)には、受電装置200に給電を行わないと判断することを抑制することができるので、その分、より多くの受電装置200に給電することができる。また、受電装置200の負荷が最大となった場合でも、給電する電力が不足する状態になるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、給電アンテナ部2を、複数の受電装置200に電力を供給可能に構成する。また、制御部4を、最大負荷指令信号を複数の受電装置200のそれぞれに送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に給電した電力値Pをそれぞれ取得して、取得した電力値Pに基づいて、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成する。これにより、複数の受電装置200に対して、それぞれ給電可否判断制御を行うので、いずれの受電装置200の負荷が最大となった場合でも、給電する電力が不足する状態になるのを抑制することができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部4を、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に給電した電力値Pをそれぞれ取得して、取得した電力値Pの合計値PSが、電源部3から供給可能な電力値の最大値である最大給電電力値PM以下の場合に、最大負荷指令信号を送信した全ての受電装置200に給電を行う制御を行うように構成する。これにより、取得した電力値Pの合計値PSと最大給電電力値PMとを比較することにより、複数の受電装置200に給電を行う場合でも、容易に、給電可否判断制御を行うことができる。
また、第1実施形態では、上記のように、制御部4を、複数の受電装置200にそれぞれ順次、最大負荷指令信号を送信するとともに、最大負荷指令信号を送信した複数の受電装置200に対応する電力値Pを、それぞれ順次取得するように構成する。これにより、複数の受電装置200に対応する電力値Pを全て同時に取得する場合と異なり、取得される電力値Pの合計値PSが、最大給電電力値PMを超える場合でも、容易に、取得される電力値Pの合計値PSを取得することができる。
[第2実施形態]
次に、図5および図6を参照して、第2実施形態による給電装置300の構成について説明する。第2実施形態による給電装置300では、通信部5を介して、受電装置200から識別情報(ID(Identification))を取得するとともに、給電アンテナ部2のインピーダンスZを取得するように構成されている。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(第2実施形態による給電装置の構成)
図5に示すように、第2実施形態による給電装置300は、制御部304と、記憶部306と、インピーダンス測定部308とを含む。
ここで、第2実施形態では、制御部304は、通信部5を介して、受電装置200から識別情報を取得するとともに、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報(記憶部306に記憶された管理表306aに含まれる識別情報)と同一である場合には、新たに取得した識別情報に対応する受電装置200に最大負荷指令信号を送信しないで、新たに取得した識別情報に対応する受電装置200に給電を行う制御を行うように構成されている。また、制御部304は、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報とが同一でない場合には、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成されている。
また、第2実施形態では、インピーダンス測定部308は、給電アンテナ部2のインピーダンスZを測定するように構成されている。そして、制御部304は、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスZに対する新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZの測定値の変化量Vが、しきい値Vt1(たとえば、5Ω)よりも大きい場合には、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成されている。なお、しきい値Vt1は、特許請求の範囲の「第1のしきい値」の一例である。
具体的には、受電装置200は、受電が開始されたことに応じて、アドバタイズ信号および識別情報を、受電側通信部207を介して、給電装置300に送信するように構成されている。なお、識別情報は、たとえば、デバイス名を用いた情報として設定されている。そして、制御部304は、受電装置200から、アドバタイズ信号および識別情報を、取得するように構成されている。
制御部304は、受電装置200から識別情報を取得した後、インピーダンス測定部308により、給電アンテナ部2のインピーダンスZを測定するように構成されている。そして、制御部304は、図6に示すように、受電装置200から取得した識別情報と、測定したインピーダンスZとを対応付けて、記憶部306に管理表306aとして記憶するように構成されている。なお、制御部304は、受電装置200に給電中、インピーダンス測定部308により、所定の時間間隔(たとえば、1秒)ごとに、インピーダンスZを測定するように構成されている。
ここで、図6を参照して、記憶部306に記憶される管理表306a(識別情報とインピーダンスZとの対応関係の表)について説明する。たとえば、PC200aの識別情報をID1として、スマートフォン200bの識別情報をID2として、多機能時計200cの識別情報をID3とする。
制御部304は、PC200aおよびスマートフォン200bに給電が行われている場合(PC200aおよびスマートフォン200bが上面1に載置されている場合)には、識別情報ID1およびID2と、PC200aおよびスマートフォン200bに対する給電中におけるインピーダンスZ1を取得する。そして、制御部304は、識別情報ID1およびID2と、インピーダンスZ1とを対応付けて記憶部306に記憶する。
そして、ユーザにより、PC200aが給電装置300の給電磁界の範囲内から範囲外に(上面1から)取り除かれた場合には、給電装置300からPC200aに対する給電が停止する。この時、PC200aは、受電側通信部207を介して、給電装置100に、受電が停止したことを示す旨の信号を送信するように構成されている。その後、再びPC200aが給電装置300の給電磁界の範囲外から範囲内に戻された(上面1に載置された)場合には、PC200aから給電装置300にアドバタイズ信号および識別情報ID1が送信される。
そして、制御部304は、新たにアドバタイズ信号および識別情報ID1を取得した場合に、記憶部306に管理表306aとして記憶されている識別情報を参照する。この場合、記憶部306には、識別情報ID1およびID2と、インピーダンスZ1とが対応付けられた状態で、管理表306aが記憶されているので、制御部304は、新たに取得した識別情報ID1が予め取得された識別情報ID1(記憶部306に記憶された管理表306aに含まれる識別情報)と同一であると判断する制御を行う。この場合、制御部304は、2回目に取得された識別情報ID1を、1回目に取得された識別情報ID1と区別可能にするために、たとえば、図6に示すように、ID1(2回目)として記憶してもよい。
そして、制御部304は、PC200aおよびスマートフォン200bに対する給電中におけるインピーダンスZ2を取得する。そして、制御部304は、識別情報ID1(2回目)およびID2と、インピーダンスZ2とを対応付けて記憶部306に記憶する。
そして、制御部304は、インピーダンスZ1に対する新たに取得したインピーダンスZ2の変化量V(=│Z2−Z1|)が、しきい値Vt1よりも大きい場合には、給電可否判断制御(図4参照)を行う。また、制御部304は、インピーダンスZ1に対する新たに取得したインピーダンスZ2の変化量V(=│Z2−Z1|)が、しきい値Vt1以下の場合には、給電可否判断制御(図4参照)を行わないで、PC200aおよびスマートフォン200bに給電を継続する制御を行う。
すなわち、制御部304は、インピーダンスZの変化量Vを測定することにより、PC200aが一時的に給電装置300から取り除かれ、再び載置されることに起因する、置き方(配置位置や配置方向など)の変化を検出する制御を行う。
ここで、受電装置200の給電装置300に対する置き方が変化した場合には、結合係数が変化してインピーダンスZが変化する。この場合、最大の負荷で動作している状態の受電装置200に給電される電力値Pの大きさが変化する。したがって、制御部304は、インピーダンスZの変化量Vを測定することにより、給電可否判断制御を行う必要があるか否かを適切に判断することが可能である。
なお、制御部304は、図6に示すように、多機能時計200cが新たに上面1に載置された場合も、上記と同様に、識別情報ID3を取得するとともに、インピーダンスZ3(スマートフォン20bが載置されていない場合)およびZ4(スマートフォン20bが載置されている場合)を取得して、記憶部306に記憶する。
また、第2実施形態による給電装置300のその他の構成は、第1実施形態における給電装置100と同様である。
(第2実施形態による給電装置の給電可否判断制御の実行判断制御処理)
次に、図7を参照して、第2実施形態の給電装置300による給電可否判断制御の実行判断制御処理フローについて説明する。以下の制御処理は、制御部304により実行される。なお、ステップS101以前では、給電が行われている状態(給電アンテナ部2から給電磁界が生じている状態)であるとする。
まず、ステップS101において、インピーダンスZの測定が行われる。たとえば、給電装置300からPC200aおよびスマートフォン200bに給電が行われている場合には、図6に示すように、インピーダンスZ1の取得が行われる。その後、ステップS102に進む。
ステップS102において、受電装置200が取り除かれたか否かが判断される。すなわち、複数の受電装置200のいずれかから受電が停止されたことを示す信号を取得したか否かが判断される。受電装置200が取り除かれた場合には、ステップS104に進み、受電装置200が取り除かれていない場合には、ステップS103に進む。
ステップS103において、インピーダンスZが上書きして記憶される。すなわち、受電装置200が取り除かれていない場合には、測定したインピーダンスZが、たとえば、インピーダンスZ1として記憶部306に記憶される。その後、ステップS101に戻る。
ステップS104において、インピーダンスZが記憶される。たとえば、測定したインピーダンスZが、インピーダンスZ1として記憶部306に記憶される。その後、ステップS105に進む。
ステップS105において、新たに受電装置200が載置されたか否かが判断される。すなわち、新たにアドバタイズ信号を取得したか否かが判断される。新たに受電装置200が載置されるまでこの判断は繰り返され、新たに受電装置200が載置された場合には、ステップS106に進む。なお、ステップS105において、新たに受電装置200が載置されるまで、所定の時間間隔ごとに、繰り返しインピーダンスZが測定され、上書きして記憶部306に記憶されてもよい。
ステップS106において、新たに載置された受電装置200から識別情報の取得が行われる。その後、ステップS107に進む。
ステップS107において、新たに取得した識別情報が記憶部306に記憶された管理表306aに含まれる識別情報(予め取得された識別情報)と同一であるか否かが判断される。新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合には、ステップS108に進み、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一でない場合には、ステップS111に進む。
ステップS108において、インピーダンスZが測定される。たとえば、図6に示すように、PC200a(識別情報ID1)が一時的に取り除かれ、再び給電装置300にPC200aが載置された場合には、インピーダンスZ2が測定される。その後、ステップS109に進む。
ステップS109において、インピーダンスZの変化量V(=│Z2−Z1|)がしきい値Vt1よりも大きいか否かが判断される。変化量Vがしきい値Vt1よりも大きい場合には、ステップS111に進み、変化量Vがしきい値Vt1以下の場合には、ステップS110に進む。
ステップS110において、給電が継続される。すなわち、給電可否判断制御(図4参照)が行われないで、給電が継続される。その後、ステップS101に戻る。
ステップS107において新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一でない場合、または、ステップS109において変化量Vがしきい値Vt1よりも大きい場合に進むステップS111において、給電可否判断制御(図4参照)が行われる。すなわち、受電装置200が一時的に給電装置300から取り除かれた場合には、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一でない場合、および、変化量Vがしきい値Vt1よりも大きい場合に、給電可否判断制御(図4参照)が行われる。
[第2実施形態の効果]
第2実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第2実施形態では、上記のように、制御部304を、通信部5を介して、受電装置200から識別情報を取得するとともに、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報(記憶部306に記憶された管理表306aに含まれる識別情報)と同一である場合には、新たに取得した識別情報に対応する受電装置200に最大負荷指令信号を送信しないで、新たに取得した識別情報に対応する受電装置200に給電を行う制御を行うように構成する。これにより、受電装置200が一時的に給電装置300から取り除かれ、給電が一時的に停止された後、再び同一の受電装置200が給電装置300に配置された場合に、識別情報に基づいて判断することにより、給電可否判断制御(図4参照)を行うことなく、給電を再開することができる。すなわち、給電可否判断制御を行う必要がない分、迅速に受電装置200に給電を再開することができる。
また、第2実施形態では、上記のように、給電装置300に、給電アンテナ部2のインピーダンスZを測定するインピーダンス測定部308を設ける。また、制御部304を、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報(記憶部306に記憶された管理表306aに含まれる識別情報)と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスZに対する新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZの変化量Vが、しきい値Vt1よりも大きい場合には、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成する。これにより、受電装置200が一時的に給電装置300から取り除かれ、給電が一時的に停止された後、再び同一の受電装置200が給電装置300に配置された場合に、置き方等が変化して、結合係数(給電効率)が変化した場合でも、インピーダンスZの変化量Vを取得することにより、置き方等の変化(結合係数(給電効率)の変化)を検出することができる。その結果、受電装置200の置き方等が変化(結合係数(給電効率)が変化)した場合には、給電可否判断制御を行って給電可能か否かを適切に判断することができる。
また、第2実施形態による給電装置300のその他の効果は、第1実施形態における給電装置100と同様である。
[第3実施形態]
次に、図8を参照して、第3実施形態による給電装置400の構成について説明する。第3実施形態による給電装置400は、表示部401により、ユーザに受電装置200の置き方の修正を要求する旨を報知させる制御を行うように構成されている。なお、上記第1実施形態または上記第2実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(第3実施形態による給電装置の構成)
図8に示すように、第3実施形態による給電装置400は、記憶部306と、インピーダンス測定部308と、表示部401と、制御部404とを含む。なお、表示部401は、特許請求の範囲の「報知部」の一例である。
ここで、第3実施形態では、表示部401は、情報を表示することにより、ユーザに情報を報知するように構成されている。また、制御部404は、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスZに対する新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZの増加量が、しきい値Vt2(たとえば、5Ω)以上大きい場合に、表示部401により、ユーザに受電装置200の置き方の修正を要求する旨を表示させて報知させる制御を行うように構成されている。なお、しきい値Vt2は、特許請求の範囲の「第2のしきい値」の一例である。
具体的には、表示部401は、たとえば、液晶パネル等により構成されており、制御部404からの指令に基づいて、文字や図形等を表示するように構成されている。
制御部404は、第2実施形態による給電装置300の制御部304と同様に、受電装置200が取り除かれ、再び受電装置200が載置された場合には、新たに取得した識別情報(たとえば、ID1)が予め取得された識別情報(記憶部306に記憶されている管理表306aの識別情報)とが同一であるか否かを判断する。そして、制御部404は、新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZ(たとえば、インピーダンスZ4とする)を取得する。
そして、制御部404は、新たに取得した識別情報(たとえば、ID1)が予め取得された識別情報(たとえば、ID1)と同一である場合には、予め取得された識別情報(ID1)に対応するインピーダンスZ(たとえば、インピーダンスZ1とする)に対する新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZ4の増加量(Z4−Z1)が、しきい値Vt2以上(Z4−Z1≧Vt2)か否かを判断する。そして、制御部404は、Z4−Z1≧Vt2の場合に、表示部401により、たとえば、置き方の修正を要求する旨である「受電装置の置き方または置き位置を修正してください。」という文字を表示する制御を行うように構成されている。
また、第3実施形態による給電装置400のその他の構成は、第1実施形態における給電装置100と同様である。
(第3実施形態による給電装置の置き方修正の報知制御処理)
次に、図9を参照して、第3実施形態の給電装置400による置き方修正の報知制御処理フローについて説明する。以下の制御処理は、制御部404により実行される。なお、第2実施形態の給電装置300による給電可否判断制御の実行判断処理(図7参照)と同様の処理は、同一の符号(ステップ番号)を付して、説明を省略する。
まず、ステップS101〜S107、および、ステップS111においては、第2実施形態の給電装置300による給電可否判断制御の実行判断処理(図7参照)と同様の処理が行われる。そして、第3実施形態では、ステップS107において、新たに取得した識別情報(たとえば、ID1)が予め取得された識別情報(記憶部306に記憶されている管理表306aの識別情報)と同一である場合には、ステップS201に進む。
ステップS201において、インピーダンスZ(たとえば、インピーダンスZ4)が測定される。その後、ステップS202に進む。
ステップS202において、インピーダンスZの増加量(Z4−Z1)がしきい値Vt2以上になっているか否かが判断される。すなわち、Z4−Z1≧Vt2であるか否かが判断される。インピーダンスZの増加量(Z4−Z1)がしきい値Vt2以上になっている場合には、ステップS203に進み、インピーダンスZの増加量(Z4−Z1)がしきい値Vt2未満(Z4−Z1<Vt2)の場合には、ステップS204に進む。
ステップS203において、表示部401により、ユーザに受電装置200の置き方の修正を要求する旨の表示が行われる。その後、ステップS201に戻る。すなわち、インピーダンスZの増加量(Z4−Z1)がしきい値Vt2未満の状態になるまで、ステップS201〜S203が繰り返される。
ステップS204において、給電が継続される。その後、ステップS101に戻る。
[第3実施形態の効果]
第3実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第3実施形態では、上記のように、給電装置400に、ユーザに情報を報知する表示部401を設ける。また、制御部404を、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスZ(インピーダンスZ1)に対する新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZ(インピーダンスZ4)の増加量(Z4−Z1)が、しきい値Vt2以上の場合(Z4−Z1≧Vt2)に、表示部401により、ユーザに受電装置200の置き方の修正を要求する旨を報知させる制御を行うように構成する。これにより、受電装置200が一時的に給電装置400から取り除かれ、給電が一時的に停止された後、再び受電装置200が給電装置400に配置された場合に、置き方等が変化して、結合係数(給電効率)が変化した場合でも、表示部401により、ユーザに、置き方を修正させることを報知することができる。これにより、高い効率で給電を行うことができる。
また、第3実施形態による給電装置400のその他の効果は、第1実施形態における給電装置100と同様である。
[第4実施形態]
次に、図10を参照して、第4実施形態による受電装置500の構成について説明する。第4実施形態による受電装置500には、負荷回路202aとは別個に、最大負荷動作部501およびスイッチ部502が設けられている。また、第4実施形態による受電装置500は、第1実施形態による給電装置100に対応して動作する給電システムとして構成することも可能である。なお、上記第1〜第3実施形態と同一の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
(第4実施形態による受電装置の構成)
図10に示すように、第4実施形態による受電装置500には、最大負荷動作部501と、スイッチ部502と、受電側制御部503とが設けられている。
ここで、第4実施形態では、最大負荷動作部501およびスイッチ部502は、負荷回路202aとは別個に設けられている。最大負荷動作部501は、たとえば、抵抗負荷からなり、整流回路204と、負荷用電源回路205および制御用電源回路206との間に設けられている。また、負荷回路202aは、バッテリからなる。
スイッチ部502は、一端が最大負荷動作部501に接続されているとともに、他端が接地されている。そして、スイッチ部502は、受電側制御部503の指令に基づいて、一端と他端とを接続して、最大負荷動作部501を接地する状態と、一端と他端とを切断して、最大負荷動作部501が接地されない状態とを切り替えるように構成されている。
最大負荷動作部501は、接地される状態では、最大負荷動作部501に電流が流れて、受電装置500を最大の負荷により電力が消費される状態にするように構成されている。また、最大負荷動作部501は、接地されない状態では、最大負荷動作部501に電流が略流れないように構成されており、この場合、受電装置500では、負荷回路202aが動作する(充電される)分、電力が消費される。
また、第4実施形態では、受電側制御部503は、給電装置100(図2参照)から最大負荷指令信号を取得した場合には、スイッチ部502を接続して、最大負荷動作部501により、受電装置500を、最大の負荷により電力が消費される状態にする制御を行うように構成されている。
そして、給電装置100は、受電装置500に給電した電力値Pに基づいて、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成されている。
また、第4実施形態による受電装置500のその他の構成は、第1実施形態における受電装置200と同様である。
[第4実施形態の効果]
第4実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第4実施形態では、上記のように、受電装置500に、負荷回路202aとは別個に、最大負荷動作部501およびスイッチ部502を設ける。また、受電側制御部503を、給電装置100(図2参照)から最大負荷指令信号を取得した場合に、スイッチ部502を接続して、最大負荷動作部501により、受電装置500を、最大の負荷により電力が消費される状態にする制御を行うように構成する。ここで、負荷回路202aがバッテリからなる場合、バッテリの残容量によって、負荷の大きさが変わるとともに、受電側制御部503の指令により、バッテリの残容量によっては、負荷回路202aを最大の負荷の状態にすることが困難な場合がある。そこで、受電装置500に、負荷回路202aとは別個に、最大負荷動作部501およびスイッチ部502が設けることにより、受電装置500に、最大の負荷の状態にすることが困難な負荷回路202aが設けられている場合にも、受電装置500を最大の負荷の状態にすることができる。その結果、給電装置100は、受電装置200に加えて、最大の負荷の状態にすることが困難な負荷回路202a(バテリ)が設けられている受電装置500にも、最大負荷指令信号を送信して、給電可否判断制御(図4参照)を行うことができるので、給電装置100の汎用性を向上させることができる。
また、第4実施形態による電装置500のその他の効果は、第1実施形態における給電装置100と同様である。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第4実施形態では、受電装置として、PC、スマートフォンおよび多機能時計を用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、受電装置として、電気自動車などの輸送機器を用いてもよい。この場合、給電装置は、輸送機器のための給電ステーションとして構成してもよい。
また、上記第1〜第4実施形態では、給電装置に、1つの給電アンテナ部を設ける例を示したが、本発明はこれに限らない。すなわち、給電装置に、複数の給電アンテナ部を設けて、給電装置を、それぞれの給電アンテナ部から受電装置に給電を行うように構成してもよい。たとえば、図11および図12に示す第1変形例の給電装置600のように、給電装置600に、複数(4つ)の給電アンテナ部602を設けて、給電装置600を、それぞれの給電アンテナ部602から受電装置200に給電を行うように構成してもよい。
ここで、図11に示すように、第1変形例による給電装置600には、給電装置本体601と、4つの給電アンテナ部602とが設けられている。そして、給電装置本体601と4つの給電アンテナ部602とは、4本のケーブル603により接続されている。そして、給電装置600は、給電アンテナ部602の近傍に配置された受電装置200に給電するように構成されている。
そして、図12に示すように、給電装置600には、電源部3と給電アンテナ部602との間に、電力分配部605が設けられている。電力分配部605は、たとえば、1次側が直列に接続されたトランスにより構成されている。そして、電力分配部605は、電源部3からの電力を給電アンテナ部602に分配して供給するように構成されている。
また、給電装置600には、4つの電力測定部607が設けられている。4つの電力測定部607は、電力分配部605と4つの給電アンテナ部602との間に、それぞれ配置されている。これにより、給電装置600は、4つの給電アンテナ部602のそれぞれの電力値Pを取得可能に構成されている。
そして、給電装置600には、制御部604が設けられており、制御部604は、最大負荷指令信号を送信した受電装置200に給電した電力値Pを取得して、取得した電力値Pに基づいて、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成されている。
また、上記第2実施形態および第3実施形態では、給電装置にインピーダンス測定部を設けて、制御部を、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応するインピーダンスZに対する新たに取得した識別情報に対応するインピーダンスZの変化量Vが、しきい値Vt1よりも大きい場合には、給電可否判断制御を行うように制御するように構成する例(図7参照)を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、図13および図14に示す第2変形例の給電装置700のように、制御部704を、新たに取得した識別情報が予め取得された識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応する電源部3から給電アンテナ部2に供給される電力値Pに対する新たに取得した識別情報に対応する電源部3から給電アンテナ部2に供給される電力値Pの変化量PVが、しきい値Ptよりも大きい場合には、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成してもよい。なお、しきい値Ptは、特許請求の範囲の「第3のしきい値」の一例である。
ここで、図13および図14に示すように、第2変形例による給電装置700は、制御部704と記憶部706とを含む。そして、制御部704は、新たに取得した識別情報(ID1とする)が予め取得された識別情報(記憶部706に記憶されている管理表706aに含まれる識別情報)と同一である場合で、かつ、予め取得された識別情報に対応する電源部3から給電アンテナ部2に供給される電力値P(P11とする)に対する新たに取得した識別情報に対応する電源部3から給電アンテナ部2に供給される電力値P(P12とする)の変化量PV(=│P12―P11|)が、しきい値Ptよりも大きい場合(│P12―P11|>Pt)には、給電可否判断制御(図4参照)を行うように構成されている。
これにより、給電装置700は、予め給電装置700に設けられている電力測定部7を用いて、給電可否判断制御(図4参照)を行うか否かを判断することができるので、インピーダンスZを測定して、給電可否判断制御を行うか否かを判断する場合(図5参照)と異なり、インピーダンス測定部を設ける必要がない。その結果、給電装置700に、インピーダンス測定部を設ける必要がない分、給電装置700の構成が複雑化するのを抑制することができる。
また、上記第3実施形態では、特許請求の範囲の報知部として表示部を用いる例を示したが、本発明はこれに限らない。たとえば、報知部として音声出力部を用いてもよい。この場合、音声出力部から、音声を出力することにより、ユーザに受電装置の置き方の修正を要求する旨が報知される。
また、上記第1〜第4実施形態では、説明の便宜上、本発明の制御部の処理を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベントごとに処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
また、上記第1実施形態では、制御部を、複数の受電装置の全てにそれぞれ順次、最大負荷指令信号を送信するように構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。すなわち、制御部を、複数の受電装置のうちの少なくとも1つの受電装置に負荷切断信号を送信して、カテゴリの情報に対応する電力量以上の電力の供給を停止するように構成されていればよい。
2、602 給電アンテナ部
3 電源部
4、304、404、604 制御部
5 通信部
7、607 電力測定部
100、300、400、600、700 給電装置
200、500 受電装置
200a PC(受電装置)
200b スマートフォン(受電装置)
200c 多機能時計(受電装置)
308 インピーダンス測定部
401 表示部(報知部)

Claims (12)

  1. 電源部と、
    前記電源部からの電力を、受電装置に供給する給電アンテナ部と、
    前記電力の電力値を測定する電力測定部と、
    前記受電装置と通信する通信部と、
    新たな受電装置が前記給電アンテナ部の給電範囲内に配置されたことに基づいて、前記電力を供給している前記受電装置に、前記通信部を介して、負荷切断信号を送信して、前記負荷切断信号を送信した後、前記給電アンテナ部の給電範囲内に前記新たな受電装置が配置された場合における前記電力値を取得して、取得した前記電力値に基づいて、前記新たな受電装置に給電を行うか否かを判断する制御部とを備える、給電装置。
  2. 前記給電アンテナ部は、複数の前記受電装置に前記電力を供給するように構成されており、
    前記制御部は、前記新たな受電装置から電力カテゴリ情報を取得するとともに、複数の前記受電装置のうちの少なくとも1つの前記受電装置に前記負荷切断信号を送信して、前記電力カテゴリ情報に対応する電力量以上の前記電力の供給を停止するように構成されている、請求項1に記載の給電装置。
  3. 前記制御部は、前記電力を供給している複数の前記受電装置の全てに、前記負荷切断信号を送信して、前記新たな受電装置に前記電力を供給して前記電力値を取得するように構成されている、請求項1または2に記載の給電装置。
  4. 前記制御部は、最大負荷により動作することを指令する最大負荷指令信号を、前記新たな受電装置、および、前記電力を供給している受電装置のうちの少なくとも一方に送信するとともに、取得した前記電力値に基づいて、前記新たな受電装置に給電を行うか否かを判断するように構成されている、請求項1〜3のいずれか1項に記載の給電装置。
  5. 前記給電アンテナ部は、複数の前記受電装置に前記電力を供給可能に構成されており、
    前記制御部は、前記最大負荷指令信号を、前記新たな受電装置、および、前記電力を供給している複数の前記受電装置のそれぞれに送信するとともに、前記最大負荷指令信号を送信した前記受電装置に給電した前記電力値をそれぞれ取得して、取得した前記電力値に基づいて、前記新たな受電装置に給電を行うか否かを判断するように構成されている、請求項4に記載の給電装置。
  6. 前記制御部は、前記最大負荷指令信号を送信した前記受電装置に給電した前記電力値をそれぞれ取得して、取得した前記電力値の合計値が、前記電源部から供給可能な電力値の最大値である最大給電電力値以下の場合に、前記新たな受電装置、および、前記電力を供給している前記受電装置に給電を行う制御を行うように構成されている、請求項5に記載の給電装置。
  7. 前記制御部は、前記新たな受電装置、および、前記電力を供給している複数の前記受電装置にそれぞれ順次、前記最大負荷指令信号を送信するとともに、前記新たな受電装置、および、前記電力を供給している前記受電装置に対応する前記電力値を、それぞれ順次取得するように構成されている、請求項5または6に記載の給電装置。
  8. 前記制御部は、前記通信部を介して、前記新たな受電装置から識別情報を取得するとともに、前記新たな受電装置から取得した前記識別情報が予め取得された前記識別情報と同一である場合には、前記新たな受電装置に前記最大負荷指令信号を送信しないで、前記新たな受電装置に給電を行う制御を行うように構成されている、請求項4〜7のいずれか1項に記載の給電装置。
  9. 前記給電アンテナ部のインピーダンスを測定するインピーダンス測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記新たな受電装置から取得した前記識別情報が予め取得された前記識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された前記識別情報に対応する前記インピーダンスの測定値に対する前記新たな受電装置から取得した前記識別情報に対応する前記インピーダンスの測定値の変化量が、第1のしきい値よりも大きい場合には、前記新たな受電装置に前記最大負荷指令信号を送信するように構成されている、請求項8に記載の給電装置。
  10. ユーザに情報を報知する報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記新たな受電装置から取得した前記識別情報が予め取得された前記識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された前記識別情報に対応する前記インピーダンスの測定値に対する前記新たな受電装置から取得した前記識別情報に対応する前記インピーダンスの測定値の増加量が、第2のしきい値以上の場合に、前記報知部により、前記ユーザに前記新たな受電装置の置き方の修正を要求する旨を報知させる制御を行うように構成されている、請求項9に記載の給電装置。
  11. 前記制御部は、前記新たな受電装置から取得した前記識別情報が予め取得された前記識別情報と同一である場合で、かつ、予め取得された前記識別情報に対応する前記電源部から前記給電アンテナ部に供給される前記電力値に対する前記新たな受電装置から取得した前記識別情報に対応する前記電源部から前記給電アンテナ部に供給される前記電力値の変化量が、第3のしきい値よりも大きい場合には、前記新たな受電装置に前記最大負荷指令信号を送信するように構成されている、請求項8に記載の給電装置。
  12. 電源部からの電力を、給電装置から受電装置に供給し、
    新たな受電装置が給電範囲内に配置されたことに基づいて、負荷切断信号を、前記給電装置から前記電力を供給している前記受電装置に送信し、
    前記負荷切断信号を送信した後、給電範囲内に前記新たな受電装置が配置された場合における電力値を測定して取得し、
    取得した給電範囲内に配置された前記新たな受電装置の前記電力値に基づいて、前記新たな受電装置に給電を行うか否かを判断する、給電方法。
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