JP6646392B2 - 表示ドライバ - Google Patents

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Description

本発明は、映像信号に応じて表示デバイスを駆動する表示ドライバに関する。
表示装置としての例えば液晶表示装置には、液晶表示パネルと、映像信号に基づく各画素の輝度レベルに対応した階調電圧を液晶表示パネルのデータ線に供給する表示ドライバとが設けられている。表示ドライバにおいては、映像信号で表現可能な輝度レベルの階調毎に、その階調に対応した電圧値を有する基準電圧を生成する。表示ドライバは、各階調に対応した基準電圧のうちから、映像信号によって表される輝度階調に対応した基準電圧を選択し、選択した基準電圧を上記した階調電圧として液晶表示パネルのデータ線に印加する。
ところで、基準電圧を生成する為の源となる電源電圧に変動が生じると、階調電圧の印加に伴って液晶表示パネルのデータ線に流れ込む電流量も変化する。この際、データ線に流れ込む電流量が増加すると、データ線の配線抵抗及び寄生容量等により、電源電圧が低下してしまう場合があった。
そこで、このような電圧降下を防止する為に、基準電圧を生成するラダー抵抗の電圧を検出し、検出した電圧に対応した電流量の電流を吐き出し電流としてラダー抵抗に供給するようにした階調電圧発生回路が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この階調電圧発生回路では、ラダー抵抗における各出力点でのインピーダンスを下げる為に、オペアンプを介して電源電圧をラダー抵抗に印加している。
特開2007−86391号公報
上記した階調電圧発生回路では、ラダー抵抗の電圧を検出した後に、その検出した電圧に対応した電流量の電流を吐き出し電流としてラダー抵抗に供給している。よって、例えば当該ラダー抵抗で生成された基準電圧を出力するアンプの入力容量を充電する際に生じる比較的短い周期の電圧降下に対しては、上記したような補助的な電流の吐き出し動作が追従しきれない場合があり、一時的に電源電圧の低下を招く虞があった。このような一時的な電源電圧の低下によると、生成された階調電圧が映像信号によって表される輝度階調に対応した所望の電圧値に到るまでに遅延が生じてしまい、画像品質の劣化を招く場合があった。
そこで、本発明は、電源電圧の低下に伴う階調電圧の供給遅延を抑制して、画像品質の劣化を防止することが可能なる表示ドライバを提供することを目的とする。
本発明に係る表示ドライバは、 映像信号に基づく画素毎の輝度レベルをk(kは2以上の整数)段階の輝度階調で表す画素データ片の系列に応じて表示デバイスを駆動する表示ドライバであって、前記k段階の輝度階調に対応した第1〜第kの基準階調電圧を生成する基準階調電圧生成部と、前記画素データ片の系列から前記画素データ片を順次取り込み、n(nは2以上の整数)個の前記画素データ片からなる画素データ群毎に各画素データ群を1水平走査期間毎に順次出力するデータ取込部と、前記第1〜第kの基準階調電圧のうちから、前記データ取込部から出力された前記画素データ片によって表される前記輝度階調に対応した基準階調電圧を選択し、選択した前記基準階調電圧を有する駆動電圧を前記表示デバイスに印加する電圧変換出力部と、を有し、前記基準階調電圧生成部は、第1の電圧が印加されている第1の電圧供給ラインと、前記第1の電圧より低い第2の電圧が印加されている第2の電圧供給ラインと、前記第1の電圧供給ラインの電圧と前記第2の電圧供給ラインの電圧との間の電圧を分圧することにより前記第1〜第kの基準階調電圧を得るラダー抵抗と、前記第1の電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した電圧を第1の補助電圧として生成し、前記データ取込部が出力する前記画素データ群を第1の画素データ群から第2の画素データ群に切り替える期間であって前記第2の画素データ群を出力する1水平走査期間内の期間である出力切替期間中に前記第1の補助電圧を前記第1の電圧供給ラインに印加する第1の補助電圧印加部と、を含み、前記第1の補助電圧印加部は、前記第1の電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した電圧を出力するローパスフィルタと、前記ローパスフィルタの出力を増幅するアンプと、前記出力切替期間中はオン状態となって前記アンプから出力された電圧を前記第1の補助電圧として前記第1の電圧供給ラインに印加する一方、前記出力切替期間以外の期間中はオフ状態となって前記第1の補助電圧の印加を停止するスイッチと、を有する
本発明では、電源電圧に基づく電圧を電圧供給ラインを介してラダー抵抗に印加することによりk階調に対応した第1〜第kの基準階調電圧を生成するにあたり、電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去して得た補助電圧を、画素データ片の系列中の画素データ片の出力切替期間中に電圧供給ラインに印加するようにしている。
これにより、電源電圧が一時的に低下し、それ故、ラダー抵抗に供給される電圧が一時的に低下してしまっても、この間、電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した一定の電圧値を有する補助電圧がラダー抵抗に供給される。よって、ラダー抵抗が生成する基準階調電圧の各々は、電源電圧の変動に拘わらず、所望とする電圧値を維持することになるので、基準階調電圧の供給遅延に伴う画像品質の劣化を防止することが可能となる。
また、本発明においては、電源電圧の低下が生じる可能性が高い画素データの切替期間中に強制的に補助電圧をラダー抵抗に印加している。よって、画素データの切替周期が高速化したが故に比較的短い周期で断続的に電源電圧の低下が生じても、確実に電源電圧の低下が生じ得る期間内に補助電圧を印加することができると共に、補助電圧を常時印加する場合に比して電力消費量を低減させることが可能となる。
本発明に係る表示ドライバを含む表示装置100の概略構成を示す図である。
データドライバ13の内部構成を示すブロック図である。
補助電圧印加部SVG1の動作例を説明する為のタイムチャートである。
基準階調電圧生成部133の内部構成の一例を示す回路図である。
基準階調電圧生成部133の内部構成の他の一例を示す回路図である。
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明に係る表示ドライバを含む表示装置100の概略構成を示す図である。図1において、表示デバイス20は、例えば液晶又は有機ELパネル等からなる。表示デバイス20には、2次元画面の水平方向に伸張するm個(mは2以上の自然数)の水平走査ラインS1〜Smと、2次元画面の垂直方向に伸張するn個(nは2以上の自然数)のデータラインD1〜Dnとが形成されている。水平走査ライン及びデータラインの各交叉部には、画素を担う表示セルが形成されている。尚、表示デバイス20の水平走査ラインS1〜Smは走査ドライバ12と接続されており、データラインD1〜Dnはデータドライバ13と接続されている。
駆動制御部11は、映像信号VD中から水平同期信号を検出して走査ドライバ12に供給する。また、駆動制御部11は、映像信号VDに基づき各画素の輝度レベルを例えば8ビットの256段階の輝度階調で表す画素データ片の系列を含む信号を生成し、これを画像データ信号PDとしてデータドライバ13に供給する。
走査ドライバ12は、駆動制御部11から供給された水平同期信号に同期したタイミングで、水平走査パルスを表示デバイス20の水平走査ラインS1〜Smの各々に順次印加する。
データドライバ13は、半導体IC(integrated circuit)チップに形成されている。データドライバ13は、画像データ信号PD中の画素データ片を1水平走査ライン分ずつ、つまりn個毎に取り込む。そして、データドライバ13は、取り込んだn個の画素データ片で表される輝度階調に対応した階調電圧値を夫々が有する画素駆動電圧G1〜Gnを生成し、表示デバイス20のデータラインD1〜Dnに印加する。
図2は、本発明に係る表示ドライバとしてのデータドライバ13の内部構成を示すブロック図である。図2において、データ取込部131は、駆動制御部11から供給された画像データ信号PDにおける画素データ片の系列を順次取り込む。そして、1水平走査ライン分のn個の画素データ片を取り込む度に、これらn個の画素データ片を1水平走査ライン期間に亘り、画素データQ1〜Qnとして階調電圧変換部132に供給する。これにより、データ取込部131は、例えば図3に示すように、先ず、水平走査ラインS1に接続されているn個の画素に夫々対応した画素データQ1〜Qnからなる画素データ群G1を1水平走査期間(1H)に亘り階調電圧変換部132に供給する。そして、引き続き、データ取込部131は、水平走査ラインS2に接続されているn個の画素に夫々対応した画素データQ1〜Qnからなる画素データ群G2を1水平走査期間に亘り階調電圧変換部132に供給する。同様にして、データ取込131は、水平走査ラインS3に対応した画素データ群G3を1水平走査期間に亘り階調電圧変換部132に供給し、引き続き水平走査ラインS4に対応した画素データ群G4を1水平走査期間に亘り階調電圧変換部132に供給する。
更に、データ取込部131は、階調電圧変換部132に供給する1水平走査ライン分の画素データQ1〜Qnを次の1水平走査ライン分の画素データQ1〜Qnに切り替えるタイミングで図3に示すように所定期間t0に亘り論理レベル1となり、他の期間では論理レベル0の状態を維持する出力タイミング信号TP1を生成する。尚、所定期間t0は、8ビットの画素データQが最低輝度の階調を表す[00]hから最高輝度の階調を表す[FF]hに切り替わってから、実際に画素駆動電圧Gが最低輝度に対応した電圧値の状態から最高輝度に対応した電圧値の状態に推移するまでに費やされる時間よりも短い時間(例えば1.5μs)に設定される。
すなわち、データ取込部131は、1水平走査期間毎の画素データ群の出力切替期間内では論理レベル1を有し、その他の期間では論理レベル0を有する出力タイミング信号TP1を生成し、これを基準階調電圧生成部133に供給する。
基準階調電圧生成部133は、8ビットの画素データで表現可能な256階調分の正極性の基準階調電圧Y1〜Y256及び負極性の基準階調電圧X1〜X256を生成し、これら基準階調電圧Y1〜Y256及びX1〜X256を階調電圧変換部132に供給する。尚、基準階調電圧生成部133の詳細な構成及び動作については後述する。
階調電圧変換部132は、データ取込部131から供給された画素データQ1〜Qnの各々を、その画素データQによって表される輝度階調に対応した正極性の電圧値を有する階調電圧P1〜Pnに変換する。更に、階調電圧変換部132は、画素データQ1〜Qnの各々を、その画素データQによって表される輝度階調に対応した負極性の電圧値を有する階調電圧N1〜Nnに変換する。
すなわち、階調電圧変換部132は、画素データQ1〜Qnの各々毎に、正極性の基準階調電圧Y1〜Y256のうちから、その画素データQによって表される輝度階調に対応した基準階調電圧Yを選択する。階調電圧変換部132は、このように選択したn個の基準階調電圧Yを夫々が有する正極性の階調電圧P1〜Pnを極性切替部134に供給する。更に、階調電圧変換部132は、画素データQ1〜Qnの各々毎に、負極性の基準階調電圧X1〜X256のうちから、その画素データQによって表される輝度階調に対応した基準階調電圧Xを選択する。階調電圧変換部132は、このように選択したn個の基準階調電圧Xを夫々が有する負極性の階調電圧N1〜Nnを極性切替部134に供給する。
極性切替部134は、正極性の階調電圧P1〜Pnと、負極性の階調電圧N1〜Nnとを所定の周期にて交互に選択し、選択した方を階調電圧A1〜Anとして出力部135に供給する。
出力部135は、階調電圧A1〜Anを個別に増幅して得られた電圧を上記した画素駆動電圧G1〜Gnとして生成し、表示デバイス20のデータラインD1〜Dnに印加する。
以下に、基準階調電圧生成部133の構成及び動作について説明する。
図4は、基準階調電圧生成部133の内部構成の一例を示す回路図である。図4において、ラダー抵抗LDYは、直列に接続された抵抗RP1〜RP255を有する。オペアンプOP1は、出力端と反転入力端とが互いに接続されているボルテージフォロワからなり、非反転入力端に印加された第1の電圧DV1を、その出力端に接続されている電圧供給ラインGL1を介してラダー抵抗LDYの抵抗RP255の一端に印加する。オペアンプOP2は、出力端と反転入力端とが互いに接続されているボルテージフォロワからなり、非反転入力端に印加された第2の電圧DV2を、その出力端に接続されている電圧供給ラインGL2を介してラダー抵抗LDYの抵抗RP1の一端に印加する。
尚、上記した電圧DV1及びDV2は共に電源回路(図示せぬ)で生成された電源電圧に基づいて生成されたものであり、電圧DV2は、電圧DV1よりも小なる電圧値を有する。
かかる構成により、ラダー抵抗LDYは、電圧供給ラインGL1を介して抵抗RP255の一端に印加された電圧DV1を、8ビットの画素データで表現可能な最高の輝度階調である第256階調に対応した正極性の基準階調電圧Y256として出力する。また、ラダー抵抗LDYは、電圧供給ラインGL2を介して抵抗RP1の一端に印加された電圧DV2を、8ビットの画素データで表現可能な最低の輝度階調である第1階調に対応した正極性の基準階調電圧Y1として出力する。更に、ラダー抵抗LDYは、電圧DV1及び電圧DV2間の電圧値を抵抗RP1〜RP255によって分圧することにより、正極性の基準階調電圧Y2〜Y255を生成する。
図4において、ラダー抵抗LDXは、直列に接続された抵抗RN1〜RN255を有する。オペアンプOP3は、出力端と反転入力端とが互いに接続されているボルテージフォロワからなり、非反転入力端に印加された第3の電圧DV3を、その出力端に接続されている電圧供給ラインGL3を介してラダー抵抗LDXの抵抗RN255の一端に印加する。オペアンプOP4は、出力端と反転入力端とが互いに接続されているボルテージフォロワからなり、非反転入力端に印加された第4の電圧DV4を、その出力端に接続されている電圧供給ラインGL4を介してラダー抵抗LDXの抵抗RN1の一端に印加する。
尚、上記した電圧DV3及びDV4も上記した電源回路で生成された電源電圧に基づいて生成されたものであり、電圧DV4は、電圧DV3よりも小なる電圧値を有する。つまり、電圧DV1〜DV4の電圧値の大小関係は、DV1>DV2>DV3>DV4となる。
上記した構成により、ラダー抵抗LDXは、電圧供給ラインGL3を介して抵抗RN255の一端に印加された電圧DV3を、8ビットの画素データで表現可能な最高の輝度階調である第256階調に対応した負極性の基準階調電圧X256として出力する。また、ラダー抵抗LDXは、電圧供給ラインGL4を介して抵抗RN1の一端に印加された電圧DV4を、8ビットの画素データで表現可能な最低の輝度階調である第1階調に対応した負極性の基準階調電圧X1として出力する。更に、ラダー抵抗LDXは、電圧DV3及び電圧DV4間の電圧値を抵抗RN1〜RN255によって分圧することにより、負極性の基準階調電圧X2〜X255を生成する。
更に、基準階調電圧生成部133には、図4に示すように、補助電圧印加部SVG1が含まれている。
補助電圧印加部SVG1は、抵抗RE、コンデンサC、オペアンプAP及びスイッチSWを含む。抵抗REは、その一端が電圧供給ラインGL1に接続されており他端がラインLを介してコンデンサCの一端、及びオペアンプAPの非反転入力端に接続されている。コンデンサCの他端には接地電位が印加されている。すなわち、抵抗RE及びコンデンサCからなるローパスフィルタが、電圧供給ラインGL1の電圧から電圧変動分を除去した電圧を、オペアンプAPの非反転入力端に供給する。オペアンプAPは、出力端と反転入力端とが互いに接続されているボルテージフォロワからなり、ラインLの電圧をそのまま自身の出力端を介してスイッチSWに供給する。
スイッチSWは、データ取込部131から例えば論理レベル1の出力タイミング信号TP1が供給された場合にオン状態となり、オペアンプAPから供給された電圧を補助電圧SVとして電圧供給ラインGL1に印加する。一方、論理レベル0の出力タイミング信号TP1が供給された場合には、スイッチSWはオフ状態となり、オペアンプAPの出力端と電圧供給ラインGL1との電気的接続を遮断する。つまり、論理レベル0の出力タイミング信号TP1が供給された場合には、スイッチSWは、電圧供給ラインGL1への補助電圧SVの印加を停止するのである。
上記した構成により、補助電圧印加部SVG1は、電圧供給ラインGL1の電圧から電圧変動分を除去した電圧を補助電圧SVとして生成し、これをスイッチSWを介して電圧供給ラインGL1に印加する。
よって、電源電圧が一時的に低下し、それ故、オペアンプOP1からラダー抵抗LDYに供給される電圧DV1の電圧値が一時的に低下してしまっても、この間、電圧DV1から電圧変動分を除去した一定の電圧値を有する補助電圧SVがラダー抵抗LDYに印加される。これにより、ラダー抵抗LDYが生成する基準階調電圧Y1〜Y256の各々は、電源電圧の変動に拘わらず、所望とする電圧値を維持することになる。
従って、基準階調電圧生成部133では、電源電圧の低下に伴い電圧DV1の電圧値が一時的に低下してしまっても、基準階調電圧Y1〜Y256の供給遅延が生じないので、画像品質の劣化を防止することが可能となる。
ここで、補助電圧印加部SVG1のスイッチSWは、図3に示すように、出力タイミング信号TP1が論理レベル1の状態にある間だけオン状態となり、上記した補助電圧SVを電圧供給ラインGL1に印加する。
すなわち、補助電圧印加部SVG1は、電源電圧の低下が生じる可能性が高い画素データ群の出力切替期間中にだけ補助電圧SVをラダー抵抗LDYに供給するのである。
よって、基準階調電圧生成部133によれば、画素データの切替周期が高速化したが故に比較的短い周期で断続的に電源電圧の低下が生じても、確実に電源電圧の低下が生じ得る期間内に補助電圧SVを印加することができると共に、補助電圧SVを常時印加する場合に比して電力消費量を低減させることが可能となる。
尚、上記実施例において、データドライバ13では、映像信号に基づく画素毎の輝度レベルを256段階の輝度階調で表現するようにしているが、その輝度階調数は256に限定されない。
要するに、データドライバ13としては、映像信号に基づく画素毎の輝度レベルをk(kは2以上の整数)段階の輝度階調で表す画素データ片(Q)の系列に応じて表示デバイス(20)を駆動するにあたり、以下の基準階調電圧生成部、データ取込部及び電圧変換出力部を含むものであれば良いのである。つまり、データ取込部(131)は、画素データ片の系列から画素データ片を順次取り込み1水平走査期間毎に順次出力する。
電圧変換出力部(132、135)は、基準階調電圧生成部(133)で生成されたk段階の輝度階調に対応した第1〜第kの基準階調電圧(Y1〜Y256)のうちから、データ取込部から出力された画素データ片によって表される輝度階調に対応した基準階調電圧を選択する。そして、選択した基準階調電圧を有する駆動電圧(G)を表示デバイスに印加する。基準階調電圧生成部は、第1の電圧(DV1)が印加されている第1の電圧供給ライン(GL1)と、この第1の電圧より低い第2の電圧(DV2)が印加されている第2の電圧供給ライン(GL2)との間の電圧を分圧することにより上記した第1〜第kの基準階調電圧を得るラダー抵抗(LDY)を有する。更に、基準階調電圧生成部は、第1の電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した電圧を第1の補助電圧(SV)として生成し、データ取込部から出力された画素データ片の系列中において互いに隣接する画素データ片の出力切替期間中にこの第1の補助電圧を第1の電圧供給ラインに印加する。
また、上記実施例では、補助電圧印加部SVG1を正極性の基準階調電圧Y1〜Y256を生成するラダー抵抗LDYの高電圧側の電圧供給ラインGL1だけに設けているが、低電圧側の電圧供給ラインGL2側にも同様に設けるようにしても良い。また、補助電圧印加部SVG1を負極性の基準階調電圧X1〜X256を生成するラダー抵抗LDXの負電圧側の電圧供給ラインGL3及びGL4に夫々設けるようにしても良い。
図5は、かかる点に鑑みて為された基準階調電圧生成部133の内部構成の他の一例を示す回路図である。尚、図5に示す構成では、補助電圧制御部SVCと、夫々が補助電圧印加部SVG1と同一の内部構成を有する補助電圧印加部SVG2〜SVG3とを追加した点を除く他の構成は、図4に示す構成と同一である。
図5に示す構成では、補助電圧印加部SVG2の抵抗REの一端及びスイッチSWが共に電圧供給ラインGL2に接続されており、補助電圧印加部SVG3の抵抗REの一端及びスイッチSWが共に電圧供給ラインGL3に接続されている。更に、図5に示す構成では、補助電圧印加部SVG4の抵抗REの一端及びスイッチSWが共に電圧供給ラインGL4に接続されている。
補助電圧制御部SVCは、駆動制御部11で生成された画像データ信号PDに基づき、1水平走査ライン分の画素データQ1〜Qnの各々毎に、その画素データQが、最低輝度の階調[00]hを表す状態から最高輝度の階調[FF]hを表す状態に遷移したか否かを判定し、遷移した場合には当該画素データQを特定画素データ片として設定する。
例えば、画素データQ1としての画素データ片の系列中において、隣接する画素データ片のうちの前方の画素データ片が最低の輝度階調を表し且つ後方の画素データ片が最高の輝度階調を表す場合に、後方の画素データ片が特定画素データ片として設定される。つまり、第1の水平走査ラインに対応した画素データQ1が最低の輝度階調[00]hを表し、次の第2の水平走査ラインに対応した画素データQ1が最高の輝度階調[FF]hを表す場合に、第2の水平走査ラインに対応した画素データQ1が特定画素データとして設定される。また、画素データQ2としての画素データ片の系列中において、隣接する画素データ片のうちの前方の画素データ片が最低の輝度階調を表し且つ後方の画素データ片が最高の輝度階調を表す場合に、後方の画素データ片が特定画素データ片として設定される。つまり、第1の水平走査ラインに対応した画素データQ2が最低の輝度階調[00]hを表し、次の第2の水平走査ラインに対応した画素データQ2が最高の輝度階調[FF]hを表す場合に、第2の水平走査ラインに対応した画素データQ2が特定画素データとして設定される。
そして、補助電圧制御部SVCは、1水平走査ライン毎に、その1水平走査ラインに対応した画素データQ1〜Qnのうちから特定画素データ片として設定された画素データQの数を計数する。ここで、補助電圧制御部SVCは、1水平走査ライン分の画素データ群(Q1〜Qn)毎に、その画素データ群内において特定画素データ片として設定された画素データQの数が所定数よりも多いか否かを判定する。この際、特定画素データ片として設定された画素データQの数が所定数よりも多いと判定された場合、補助電圧制御部SVCは、その判定対象となった画素データ群が階調電圧変換部132に供給されている間に亘り、出力タイミング信号TP1を出力タイミング信号TP2として、補助電圧印加部SVG2〜SVG4各々のスイッチSWに供給する。一方、特定画素データ片として設定された画素データQの数が所定数以下であると判定された場合、補助電圧制御部SVCは、その判定対象となった画素データ群が階調電圧変換部132に供給されている間に亘り、補助電圧の停止を示す論理レベル0の出力タイミング信号TP2を、補助電圧印加部SVG2〜SVG4各々のスイッチSWに供給する。
例えば、図3に示す一例では、階調電圧変換部132に供給される1水平走査ライン分の画素データQ1〜Qnが、画素データ群G1からG2に切り替わり、引き続きG2からG3に切り替わる際には、特定画素データ片として設定された画素データQの数は所定数より多くなっている。よって、図3に示すように、画素データ群G1〜G3が階調電圧変換部132に供給されている期間中は、補助電圧制御部SVCは、出力タイミング信号TP1をそのまま出力タイミング信号TP2として補助電圧印加部SVG2〜SVG4各々のスイッチSWに供給する。これにより、画素データ群G1〜G3の系列中における各出力切替期間内において、図3に示すように論理レベル1の出力タイミング信号TP2が供給されている間に亘り、補助電圧印加部SVG2〜SVG4各々のスイッチSWがオン状態となり、補助電圧SVが電圧供給ラインGL2〜GL4に印加される。
一方、図3において、1水平走査ライン分の画素データQ1〜Qnが画素データ群G3からG4に切り替わる際には、特定画素データ片として設定された画素データQの数が所定数以下になっている。よって、図3に示すように、画素データ群G4が階調電圧変換部132に供給されている期間中は、補助電圧制御部SVCは、補助電圧の停止を示す論理レベル0固定の出力タイミング信号TP2を補助電圧印加部SVG2〜SVG4各々のスイッチSWに供給する。これにより、画素データ群G3からG4への切り替わり期間内では、補助電圧印加部SVG2〜SVG4各々のスイッチSWがオフ状態となり、電圧供給ラインGL2〜GL4への補助電圧SVの印加が停止する。
すなわち、1水平走査ライン分の画素データQ1〜Qnのうちで、その値が最低輝度の階調[00]hを表す状態から最高輝度の階調[FF]hを表す状態に遷移する画素データQ(特定画素データ)の数が所定数よりも多い場合には、電源電圧の低下が生じる可能性が高い。一方、特定画素データの数が所定数以下となる場合には、電源電圧の低下が生じる可能性が低い。
そこで、補助電圧印加部SVG2〜SVG4では、上記した特定画素データの数が所定数よりも多い場合にだけ、補助電圧SVを電圧供給ラインGL2〜GL4に印加することにより、無効電力の消費を抑えるようにしたのである。
11 駆動制御部
13 データドライバ
133 基準階調電圧生成部
AP オペアンプ
C コンデンサ
LDY、LDX ラダー抵抗
OP1〜OP4 オペアンプ
RE 抵抗
SVG1 補助電圧印加部
SW スイッチ

Claims (3)

  1. 映像信号に基づく画素毎の輝度レベルをk(kは2以上の整数)段階の輝度階調で表す画素データ片の系列に応じて表示デバイスを駆動する表示ドライバであって、
    前記k段階の輝度階調に対応した第1〜第kの基準階調電圧を生成する基準階調電圧生成部と、
    前記画素データ片の系列から前記画素データ片を順次取り込み、n(nは2以上の整数)個の前記画素データ片からなる画素データ群毎に各画素データ群を1水平走査期間毎に順次出力するデータ取込部と、
    前記第1〜第kの基準階調電圧のうちから、前記データ取込部から出力された前記画素データ片によって表される前記輝度階調に対応した基準階調電圧を選択し、選択した前記基準階調電圧を有する駆動電圧を前記表示デバイスに印加する電圧変換出力部と、を有し、
    前記基準階調電圧生成部は、
    第1の電圧が印加されている第1の電圧供給ラインと、
    前記第1の電圧より低い第2の電圧が印加されている第2の電圧供給ラインと、
    前記第1の電圧供給ラインの電圧と前記第2の電圧供給ラインの電圧との間の電圧を分圧することにより前記第1〜第kの基準階調電圧を得るラダー抵抗と、
    前記第1の電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した電圧を第1の補助電圧として生成し、前記データ取込部が出力する前記画素データ群を第1の画素データ群から第2の画素データ群に切り替える期間であって前記第2の画素データ群を出力する1水平走査期間内の期間である出力切替期間中に前記第1の補助電圧を前記第1の電圧供給ラインに印加する第1の補助電圧印加部と、を含み、
    前記第1の補助電圧印加部は、
    前記第1の電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した電圧を出力するローパスフィルタと、
    前記ローパスフィルタの出力を増幅するアンプと、
    前記出力切替期間中はオン状態となって前記アンプから出力された電圧を前記第1の補助電圧として前記第1の電圧供給ラインに印加する一方、前記出力切替期間以外の期間中はオフ状態となって前記第1の補助電圧の印加を停止するスイッチと、を有することを特徴とする表示ドライバ。
  2. 前記ローパスフィルタは、前記第1の電圧供給ラインに一端が接続されている抵抗と、接地電位が一端に印加されており他端が前記抵抗の他端に接続されているコンデンサとを含み、
    前記アンプは、ボルテージフォロワのオペアンプであることを特徴とする請求項1記載の表示ドライバ。
  3. 前記第2の電圧供給ラインの電圧から電圧変動分を除去した電圧を第2の補助電圧として生成し、前記データ取込部から出力された前記画素データ片の系列中において互いに隣接する画素データ片の出力切替期間中に前記第2の補助電圧を前記第2の電圧供給ラインに印加する第2の補助電圧印加部と、
    前記画素データ群に含まれるn個の前記画素データ片の各々毎に、その画素データ片による前記1水平走査期間毎の系列中において互いに隣接する画素データ片のうちの前方の画素データ片が最低の輝度階調を表し且つ後方の画素データ片が最高の輝度階調を表す場合に前記後方の画素データ片を特定画素データ片として設定し、前記画素データ群毎に前記特定画素データ片に設定された前記画素データ片の数が所定数以下である場合には、前記第2の電圧供給ラインへの第2の補助電圧の印加を停止する補助電圧制御部と、を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示ドライバ。
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