JP6646158B2 - プリントヘッド再循環 - Google Patents

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Description

流体吐出デバイスは、インクジェットプリンタを含む印刷システムのプリントヘッドのような、様々な応用形態において実施され得る。幾つかの流体吐出デバイスは、流体を再循環させることができる。
例は、添付図面を参照して単なる例として説明され、添付図面において、対応する参照符号は対応する部品を示す。
一例による、流体を再循環させる例示的な方法を実施するのに適した印刷システムの一例を示す図である。 一例による、2つの異なる図で例示的なプリントヘッドを示す図である。 一例による、プリントヘッドの断面図である。 一例による、プリントヘッドダイの中で流体を再循環させるための例示的な方法のブロック図である。 一例による、再循環パルスの生成を予測するための例示的な方法を示す図である。 一例による、再循環周波数パターンの一例を示す図である。 一例による、異なる再循環閾値および再循環周波数パターンの対応する適用に応じた異なる再循環長さの一例を示す図である。 一例による、命令で符号化された持続性コンピュータ可読媒体の一例を示す図である。
詳細な説明
一般に、印刷システム(例えば、インクジェットプリンタ又は3D印刷システム)は、プリントヘッドのような流体吐出デバイス、液体吐出デバイスに印刷流体を供給する印刷流体供給部、及び流体吐出デバイスを制御するコントローラを含むことができる。流体吐出デバイス、例えば、プリントヘッドは、流体滴のドロップオンデマンド吐出を行うことができる。幾つかの例において、流体吐出デバイスは、印刷流体滴のオンデマンド吐出を容易にするために、印刷システムに実装され得る。幾つかの例において、流体吐出デバイスは、ラボオンチップデバイス(例えば、ポリメラーゼ連鎖反応デバイス、化学センサなど)、流体分析装置、デジタル滴定装置、薬剤分与装置、流体診断回路、及び/又は多量の流体が分与/吐出され得る他の係るデバイス(装置)で実施され得る。
印刷システムは、複数のオリフィス又はノズルを介して、印刷流体滴(例えば、液体インク滴または印刷薬剤滴)を印刷媒体または印刷材料の層上へそれぞれ吐出することにより、イメージ又は物体の層を生成することがきできる。印刷媒体は、紙、厚紙、プラスチック又は布地などのような任意の種類のシート状媒体、又は3D印刷システムの場合においては印刷材料の層の一種とすることができる。幾つかの例示的な印刷システムにおいて、流体吐出デバイスは、層毎の積層造形工程における消耗流体の付着によってコンテンツを印刷するために実施され得る。印刷流体のような流体の例は、インク、トナー、着色剤(顔料)、ワニス、仕上げ剤、光沢増強剤、結合剤、及び/又は他の係る材料を含むことができる。イメージ(画像)は、印刷媒体に付着され得る符号、記号、文字、数字、字、テキスト及び/又はグラフィックスの任意の種類の描写、又は印刷材料の層に付着され得る物体の層を意味する。
幾つかの例において、ノズルは、流体吐出デバイス及び印刷媒体が互いに対して移動する際にノズルからの適切に順序付けられた印刷流体の吐出によりイメージが印刷媒体上に印刷され得るように、1つ又は複数の列またはアレイに配置され得る。幾つかの例において、ノズルのアレイは、ダイ上に、又は流体吐出デバイス上のダイ基板上に配置され得る。
幾つかの例において、流体吐出デバイスは、ノズルと流体連絡している流体アクチュエータを付勢することによって、ノズルから流体を吐出することができる。幾つかの例において、当該アクチュエータは熱抵抗素子とすることができ、流体滴は、熱を生成し且つ吐出チャンバ内の流体のごく一部を気化させるために当該抵抗素子に電流を流すことにより、ノズルから吐出され得る。流体の一部は、蒸気泡によって変位することができ、ノズルを介して吐出され得る。幾つかの例において、アクチュエータは、圧電素子とすることができ、流体滴は、圧電素子に電気パルスを流して、ノズルから流体を押し出すことができる圧力パルスを生成することができる物理的変位を引き起こすことにより、ノズルから吐出され得る。
幾つかの例において、例えばプリンタの処理電子回路の一部として、配置され得る遠隔コントローラは、噴射パルスでもって、流体吐出デバイスの外部の電源からの電流のタイミング及び付勢を制御する。幾つかの例において、電流は、対応する選択された吐出チャンバ内の流体を変位させるために、選択されたアクチュエータに通電され得る。幾つかの例において、吐出チャンバは、一つのノズルと結合され得る。他の例において、吐出チャンバは、複数のノズルと結合され得る。
印刷システムの幾つかの例において、プリントヘッドのような流体吐出デバイスは、噴射パルスを含む噴射信号をコントローラから受け取ることができる。例えば、噴射信号は、プリントヘッドのノズルに直接的に供給され得る。他の例において、噴射信号は、プリントヘッドにおいてラッチされ、噴射信号のラッチされたバージョンが、ノズルに供給されて、ノズルからの印刷流体滴の吐出を制御する。
幾つかの例において、プリンタのコントローラは、噴射信号に関連する全てのタイミングの制御を維持することができる。幾つかの例において、噴射信号に関連するタイミングは、主に噴射パルスの実際の幅、及び噴射パルスが生じる時点を意味する。コントローラは、一度に単一の列を印刷することができるプリントヘッド用の噴射信号に関連するタイミングを制御することができる。係るプリントヘッドは、プリントヘッドからの印刷流体滴の吐出を制御するために、プリントヘッドに対して1つの噴射信号のみを必要とするかもしれない。
他の例において、プリントヘッドは、同じ色の複数の列または異なる色の複数の列を同時に印刷する能力を有することができる。
幾つかの例において、複数の個別の流体吐出デバイスは、単一のキャリア上に搭載され得る。幾つかの例において、複数のプリントヘッドは、単一のキャリア上に搭載されることができ、この場合、係る例はワイドアレイインクジェット印刷システムと呼ばれ得る。係る例において、その流体吐出デバイスは、同じ色の複数の列または異なる色の複数の列を同時に印刷する能力を有することができる。幾つかの例において、ノズルの数、それ故に、毎秒吐出され得る印刷流体滴の総数は増大され得る。毎秒吐出され得る液滴の総数を増やすことができるので、印刷速度は、ワイドアレイインクジェット印刷システム及び/又は複数の列を同時に印刷する能力を有するプリントヘッドを用いて、増加させることができる。
かくして、幾つかの例において、1つ又は複数のアクチュエータに印加され得る多数の電気パルス、即ち、噴射パルスが生成されることができ、それにより対応するノズルが印刷媒体上にノズルを介して印刷流体滴を吐出する。
本発明は、二次元(2D)印刷システムの一例として本明細書で説明されるが、これに限定されない。本発明による方法およびシステムは、例えば、3次元(3D)印刷システム、並びに他の流体分与/吐出関連システム及びデバイスのような他の印刷システムに容易に適用され得る。
幾つかの例おいて、3D印刷技術は、材料の逐次の層を組み合わせて塗布することを含むことができる。例えば、印刷剤のような印刷流体が、物体の層を製造するために印刷材料の層に付着され得る。
図1は、本開示の一実施形態による流体再循環の一例を実施するのに適した印刷システム100の一例を示す。印刷システム100は、プリントヘッドアセンブリ102、印刷流体供給アセンブリ104、及び電子コントローラ110を含むことができる。印刷システム100の様々な電気構成要素は、これらに電力を供給する少なくとも1つの電源(図示せず)と接続され得る。
プリントヘッドアセンブリ102は、複数のオリフィス又はノズル116を介して印刷媒体118の方へ印刷流体滴(例えば、液体インク)を吐出するプリントヘッド114のような、少なくとも1つの流体吐出デバイス114を含む。ノズル116は、プリントヘッドアセンブリ102及び印刷媒体118が互いに対して移動する際にノズル116からの適切に順序付けられた印刷流体の吐出により、例えば文字、記号および/または他のグラフィックス又はイメージが印刷媒体118上に印刷され得るように、1つ又は複数の列またはアレイに配置され得る。印刷流体供給アセンブリ104は、供給管のようなインターフェース接続を介して、印刷流体リザーバ120からプリントヘッドアセンブリ102へ印刷流体を供給することができる。リザーバ120は、取り外され、交換され、及び/又は補充され得る。
幾つかの例において、図1に示されるように、印刷流体供給アセンブリ104及びプリントヘッドアセンブリ102は、一方向印刷流体供給システムを形成することができる。一方向流体供給システムにおいて、プリントヘッドアセンブリ102に供給される印刷流体の実質的に全ては、印刷中に消費され得る。他の例(図示せず)において、印刷流体供給アセンブリ104及びプリントヘッドアセンブリ102は、再循環印刷流体供給システムを形成することができる。再循環印刷流体供給システムにおいて、プリントヘッドアセンブリ102に供給される印刷流体の一部のみが、印刷中に消費され得る。印刷中に消費されない印刷流体は、印刷流体供給アセンブリ104に戻され得る。
幾つかの例において、電子コントローラ110は、システム100の一般的な機能を制御するための、及びプリントヘッドアセンブリ102のようなシステム構成要素と連絡し且つ当該システム構成要素を制御するためのプロセッサ、メモリ、ファームウェア、ソフトウェア、及び他の電子回路のような標準的なコンピューティングシステムの構成要素を含むことができる。幾つかの例において、電子コントローラ110は、コンピュータのようなホストシステムからデータ124を受け取ることができ、データ124をメモリに一時的に格納することができる。幾つかの例において、データ124は、電子、赤外線、光学、又は他の情報伝達経路に沿って、印刷システム100に送信され得る。データ124は、例えば、印刷されるべきドキュメント、ファイル及び/又は3D物体を表すことができる。そういうものだから、データ124は、印刷システム100の印刷ジョブを形成することができ、1つ又は複数の印刷ジョブコマンド、及び/又はコマンドパラメータを含むことができる。
幾つかの例において、コントローラ110は、ノズル116からの印刷流体滴の吐出のためにプリントヘッドアセンブリ102を制御することができる。かくして、電子コントローラ110は、例えば、文字、記号、及び/又は他のグラフィックス又はイメージを印刷媒体118上に形成することができる、吐出される印刷流体滴のパターンを画定することができる。吐出される印刷流体滴のパターンは、印刷ジョブコマンド及び/又はコマンドパラメータによって決定され得る。例えば、コントローラ110は、吐出される印刷流体滴のパターンを決定するために流体アクチュエータに送信され得る一連の噴射パルス又は噴射パルスのパターンを生成することができる。
幾つかの例において、コントローラ110は、コントローラ110のメモリに格納された流体循環モジュール126を含むことができる。流体循環モジュール126は、流体吐出デバイス114内の1つ又は複数のポンプアクチュエータの動作を制御するために、コントローラ110、即ちコントローラ110のプロセッサ上で実行することができる。より具体的には、幾つかの例において、コントローラ110は、流体循環モジュール126からの命令を実行して、流体吐出デバイス114内のポンプアクチュエータのどれがアクティブ(活性)であり、どれがアクティブでないかを制御することができる。また、コントローラ110は、ポンプアクチュエータの活性化のタイミングも制御することができる。
他の例において、コントローラ110は、モジュール126からの命令を実行して、前進および後進のポンピングストローク、即ちポンプアクチュエータの圧縮および膨張の流体変位のそれぞれのタイミング及び持続時間を制御し、例えば、流体吐出デバイス114内の流体供給スロット間の流体チャネルを流れる流体の方向、速度およびタイミングを制御することができる。
幾つかの例において、プリントヘッドアセンブリ102は、1つの流体吐出デバイス(プリントヘッド)114を含むことができる。他の例において、プリントヘッドアセンブリ102は、複数のプリントヘッド114を含むことができる。例えば、プリントヘッドアセンブリ102は、ワイドアレイプリントヘッドアセンブリ又はマルチヘッドプリントヘッドアセンブリとすることができる。ワイドアレイアセンブリの一具現化形態において、プリントヘッドアセンブリ102は、プリントヘッド114を支持し、プリントヘッド114とコントローラ110との間に電気連絡を提供し、プリントヘッド114とインク供給アセンブリ104との間に流体連絡を提供するキャリアを含むことができる。
幾つかの例において、印刷システム100は、ドロップオンデマンドのサーマルインクジェット印刷システムとすることができ、この場合、流体吐出デバイス114は、サーマルインクジェット(TIJ)プリントヘッドである。サーマルインクジェットプリントヘッドは、インクを気化させ、インク又は他の印刷流体滴をノズル116から押し出す気泡を形成するために、インクチャンバ内に熱抵抗吐出素子を実装する。他の例において、印刷システム100は、ドロップオンデマンドの圧電インクジェット印刷システムであり、この場合、流体吐出デバイス114は、ノズルから印刷流体滴を押し出す圧力パルスを生成するために、吐出素子として圧電材料アクチュエータを実装する圧電インクジェット(PIJ)プリントヘッドである。
図2は、2つの異なる図、即ち上面図(左)及び底面図(右)において、例示的なプリントヘッド114を示す。幾つかの例において、プリントヘッド114は、ダイ206a、206bと呼ばれる複数のサーマルインクジェットチップを含むことができる。例えば、プリントヘッド114は、6個のダイ206a、206bを含む。幾つかの例において、ダイ206a、206bの数は、2個または4個のダイ206a、206bのように、より少なくすることができ、又は8個または10個のダイ206a、206bのように、6個より多くすることができる。ダイ206a、206bは、精密に位置合わせされ、寸法的に安定な基板上に配置され得る。幾つかの例において、基板は、例えば、機械的な位置合わせ、印刷流体供給チャネル、及び電気相互接続(図示せず)を提供することができる。
幾つかの例において、ダイ206a、206bは、プリントヘッド114の底面において、2つの行、即ち偶数行のダイ206a及び奇数行のダイ206bに配置され得る。各ダイ206a、206bは、少なくとも1つのノズルアレイ(図示せず)を含むことができる。幾つかの例において、各ダイ206a、206bは、各色に対する1つのノズルアレイを含む。例えば、各ダイ206a、206bは、印刷されるべき4つの色のそれぞれに対する4つのノズルアレイを含むことができる。
幾つかの例において、プリントヘッド114は、可動部品を備えない。プリントヘッド114は、ノズルを介して印刷流体の滴を吐出することができる。印刷流体の吐出は、コントローラ110によりトリガされ得る。幾つかの例において、各液滴は、正しい位置に正しいサイズのドットを配置するために、一貫した重量、速度および方向で出て来なければならない。幾つかの例において、プリントヘッド114と記録媒体118との間の距離は、正確に制御され得る。
図3は、本開示の一例によるプリントヘッド114の断面図である。プリントヘッド114は、第1の流体供給スロット302及び内部に形成された第2の流体供給スロット304を備える、ダイ基板300(例えば、シリコンダイ基板)を含むことができる。流体スロット302及び304は、流体リザーバ120(図1を参照)のような流体供給部(図示せず)と流体連絡することができる細長いスロットとすることができる。この例では、スロット対スロットの流体循環の概念を説明するが、本明細書で開示される方法およびシステムは、これに限定されない。噴射チャンバ対噴射チャンバ、スロット対噴射チャンバ、ポンプチャンバ対スロット、ポンプチャンバ対噴射チャンバ等のような他の流体循環が、実現され得る。
スロット対スロットの流体の循環が2個の流体スロットを有する流体吐出デバイスに関して説明されるが、そのような概念は、2個の流体スロットを有するデバイスに対するそれらの適用に限定されない。それどころか、4個、6個または8個のスロットのような2つより多い流体スロットを有する流体デバイスも例えば、スロット対スロットの流体循環を実施するのに適したデバイスであると考えられる。更に、他の実施形態において、流体スロットの構成は変化してもよい。例えば、他の実施形態における流体スロットは、丸い穴、正方形の穴、正方形の溝(トレンチ)などのような、様々な形状およびサイズからなることができる。
幾つかの例において、プリントヘッド114は、流体チャンバ310、312を画定し、且つノズル116を有するノズル層314から基板300を分離する壁308を有するチャンバ層306を含むことができる。流体チャンバ310及び312はそれぞれ、流体吐出チャンバ310及び流体ポンプチャンバ312を含むことができる。流体チャンバ310及び312は、流体スロットと流体連絡することができる。流体吐出チャンバ310は、流体が流体変位アクチュエータ316(即ち、流体吐出アクチュエータ316a)の付勢により吐出されるノズル116を有する。
幾つかの例において、流体ポンプチャンバ312は、流体が吐出されるノズルを備えていないという点で、閉じたチャンバとすることができる。ポンプチャンバ312内の流体変位アクチュエータ316(即ち、流体ポンプアクチュエータ316b)の付勢は、スロット302と304との間に流体の流れを生成することができる。他の例において、流体変位アクチュエータ316は、ポンプチャンバを備えないチャネルに設けられてもよい。
幾つかの例において、チャンバ310及び312は、スロット302及び304の内側と外側に沿ってチャンバの列を形成することができる。例えば、チャンバ310及び312は、外側列および内側列を形成することができる。外側列は、流体スロット302又は304に隣接し、スロット302、304と基板300のエッジとの間に位置することができる。内側列は、流体スロット302及び304に隣接し、スロット302、304と基板300の中央との間に位置することができる。
幾つかの例において、外側列のチャンバは、流体吐出チャンバ310であるが、内側列320のチャンバは流体ポンプチャンバ312である。しかしながら、他の例において、外側列および内側列は、流体吐出チャンバ310及び流体ポンプチャンバ312の双方を含むことができる。
流体変位アクチュエータ316は、ノズル116を介して流体滴を吐出するために流体吐出チャンバ310内の流体を変位することができる素子、及び/又はスロット302と304との間に流体の流れを形成するために流体ポンプチャンバ312の流体変位を生成するための素子であるとして、本開示の全体にわたって概して説明される。
流体変位アクチュエータ316の一例は、熱抵抗素子である。付勢された場合、熱抵抗素子からの熱は、チャンバ310、312内の流体を気化させ、流体を変位させるための成長蒸気泡を生じさせる。流体変位アクチュエータ316の別の例は、圧電素子である。圧電素子は、チャンバ310、312の底面に形成された可動膜に付着された圧電材料を含むことができる。付勢される場合、圧電材料は、チャンバ310、312内への当該膜の撓みを生じさせ、流体を変位させる圧力パルスを生成する。
また、熱抵抗素子および圧電素子に加えて、他のタイプの流体変位アクチュエータ316が、例えば、スロット対スロットの流体循環を生成するために流体吐出デバイス114において実施するために適しているかもしれない。例えば、プリントヘッド114は、静電(MEMS)アクチュエータ、機械的/インパクト駆動アクチュエータ、ボイスコイルアクチュエータ、磁歪駆動アクチュエータなどを実装することができる。
幾つかの例において、図3に示されるように、流体吐出デバイス114は、流体チャネル322を含むことができる。流体チャネル322は、第1の流体スロット302から、ダイ基板300の中央を横切って、第2の流体スロット304まで延びる。幾つかの例において、流体チャネル322は、第1の内側列の流体ポンプチャンバ312を、第2の内側列の個々の流体ポンプチャンバ312と結合することができる。流体ポンプチャンバ312は、流体チャネル322内にあることができ、チャネル322の一部であると考えられ得る。かくして、各流体ポンプチャンバ312は、チャネルの端部に向かって、流体チャネル322内で非対称的に(即ち、中心を外れて)に配置され得る。
図3に示されるように、幾つかの流体ポンプアクチュエータ316bは、アクティブであり、幾つかはイナクティブである。イナクティブのポンプアクチュエータ316bは、「X」で示される。アクティブ及びイナクティブのポンプアクチュエータ316bのパターンは、第1のスロット302と第2のスロット304との間で流体を循環させる、チャネル322を介した流体の流れを生成するために、流体循環モジュール126(図1を参照)を実行するコントローラ110により制御され得る。方向矢印は、スロット302と304との間でチャネル322を介して、どの方向に流体が流れるかを示す。チャネル322を介した流体の流れの方向は、チャネル322の端部にある1つ又は残りの流体ポンプアクチュエータ316bを付勢することにより、制御され得る。かくして、様々な流体循環パターンは、ポンプアクチュエータ316bのどれがアクティブであり、どれがアクティブでないかを制御することによって、スロット302と304との間で確立され得る。例えば、アクティブ及びイナクティブにするためにポンプアクチュエータ316bのグループを制御することは、幾つかのチャネル322を介して第1のスロット302から第2のスロット304へ流れる流体、及び他のチャネル322を介して第2のスロット304から第1のスロット302へと戻る流体を生じさせる。ポンプアクチュエータ316bがアクティブでないチャネル322は、流体の流れがほとんど又は全くない。
プリントヘッドダイの中で流体を再循環させるための例示的な方法400が、図4に示される。理解されるべきは、図4に示された方法400は本明細書で詳細に説明され、場合によっては、図5〜図7が図4に関連して説明される。
上述されたように、イメージは、対応するノズルと連絡している流体アクチュエータを付勢する一連の噴射パルス又は噴射パルスのパターンを生成することにより、印刷媒体上に印刷され得る。付勢される流体アクチュエータにより、印刷流体滴が、対応するノズルを介して印刷媒体上へ吐出され、それにより印刷されるべき文字またはイメージが印刷される。
噴射パルスの生成は、コントローラにより制御され得る。コントローラは、例えば、印刷されるべきイメージを表す印刷データを受け取ることができる。印刷データは、コントローラにより、例えばコントローラのプロセッサにより処理されることができ、印刷ジョブコマンド及び/又はコマンドパラメータを含む印刷システム用の印刷ジョブを形成する。かくして、印刷データを処理することによって、コントローラは、液滴吐出のタイミング、及び何の印刷列にあるどのノズル(単数または複数)が、印刷媒体上に印刷流体滴を吐出しなければいけないかを制御することができる。
幾つかの例において、インクジェット印刷システムで使用されるインクジェットプリントヘッドは、印刷流体の閉塞および/または目詰まりの問題を有する可能性がある。例えば、印刷流体の閉塞の原因は、プリントヘッド内に気泡として蓄積する過剰空気とすることができる。例えば、印刷流体が空気にさらされている場合(例えば、印刷流体がリザーバに貯蔵されている間)、追加の空気が、印刷流体中に溶解する可能性がある。プリントヘッドの吐出チャンバから印刷流体滴を吐出する後続の動作は、印刷流体から過剰空気を解放する可能性があり、次いで気泡として蓄積する可能性がある。気泡は、吐出チャンバからプリントヘッドの他の領域へ移動することができ、この場合、気泡は、プリントヘッドへの及びプリントヘッド内の印刷流体の流れを阻止する可能性がある。吐出チャンバ内の気泡は、圧力を吸収し、ノズルを介して押される流体に作用する力を低減し、それにより液滴の速度が低減される又は吐出が妨げられる可能性がある。
幾つかの例において、インクジェット印刷システムは、印刷流体として、顔料系インク又は染料系インクを使用することができる。また、顔料系インクは、顔料インクビヒクル分離(pigment-ink vehicleseparation:PIVS)に起因して、プリントヘッドにおいて印刷流体の閉塞または目詰まりを生じる可能性もある。PIVSは、ノズル領域中のインクからの水分蒸発、及び顔料の水へのより高い親和性に起因してノズル領域の近くのインクの顔料濃度の減少という結果になる可能性がある。貯蔵または不使用の期間中に、顔料粒子は、インクビヒクルから沈降または沈殿する可能性があり、それによりプリントヘッドの吐出チャンバ及びノズルへのインクの流れが妨害または阻止される可能性がある。
幾つかの例において、水または溶媒の蒸発のような「デキャップ」に関連する他の要因は、PIVS及び粘性インクプラグ形成を生じる可能性がある。デキャップは、吐出されるインク滴の劣化をもたらすことなく、インクジェットノズルがキャップされておらず、且つ周囲環境にさらされたままである可能性がある時間量である。
本開示の幾つかの例は、流体供給スロット間で(即ち、スロットからスロットへ)流体を再循環させることにより、又は吐出チャンバから吐出チャンバへ、スロットから吐出チャンバへ、ポンプチャンバからスロットへ、ポンプチャンバから吐出チャンバへ等、流体を再循環させることにより、印刷システムにおいて印刷流体の閉塞および/または目詰まりを低減することができる。
幾つかの例において、流体は、流体をポンピングするためのポンプアクチュエータを有するポンプチャンバを含んでも含まなくてもよい流体チャネルを介して、スロット及び/又はチャンバの間で循環することができる。
図4を参照すると、プリントヘッドダイの中で流体を再循環させる例示的な方法400は、ボックス402において、印刷データ124(図1を参照)を処理することを含む。印刷データは、コントローラ110(図1を参照)により、例えばコントローラ110のプロセッサにより処理され得る。幾つかの例において、印刷データ124は、ドキュメント、ファイル、イメージ、又は印刷されるべき物体を表すことができる。幾つかの例において、印刷データ124は、1つ又は複数の印刷ジョブコマンド及び/又はコマンドパラメータを含むことができる。かくして、上述されたように、印刷データ124を処理することにより、コントローラは、液滴吐出のタイミング、及びどのノズル(単数または複数)が液滴を吐出しなければならないかを制御することができる。
幾つかの例において、再循環は、再循環が対応するノズル(単数または複数)116により液滴の吐出を完了する前に終了するように、少なくとも1個のノズル116に対して実行される。
幾つかの例において、ノズル(単数または複数)116に対する再循環は、対応する再循環ポンプを付勢することにより実行される。幾つかの例において、再循環は別々に各ノズルに対して行われ、各ノズルは対応するポンプと連絡している。幾つかの例において、1個のポンプが各ノズルに設けられる。他の例において、1個のポンプが、2個以上のノズルに対して設けられる。例えば、1個のポンプが、2個のノズルに対して、或いは3個または5個のノズル、又は50個ほどのノズルのような複数のノズルを含むノズルのグループに対して設けられ得る。
幾つかの例において、再循環のタイミングは、対応するノズル(単数または複数)116が液滴を吐出する前に再循環が終了するように制御される。例えば、タイミングは、液滴吐出のちょっと前、例えば液滴吐出の前の数ミリ秒ほどで再循環が終了するように、制御され得る。他の例において、再循環は、液滴吐出の開始段階中であるが、液滴の吐出を完了する前に終了することができる。例えば、再循環は、対応するサーマルアクチュエータが印刷流体を加熱する間および/または気泡が吐出チャンバ内に形成されノズルから印刷液体を押し出し始める間に終了することができる。
幾つかの例において、印刷データ124は、どのノズル(単数または複数)116が液滴を吐出するか、及び/又は対応するノズル(単数または複数)116が何時液滴を吐出するかを前もって決定するために処理される。
図4を参照すると、例示的な方法400は、ボックス404において、ノズルスコアを求めることを含む。
幾つかの例において、ノズルスコアは、各ノズルに対して求められる。他の例において、ノズルスコアは、事前ノズルで選択された数のノズルに対して求められ得る。幾つかの例において、ノズルスコアは、多数のノズルを含むノズルのグループに対して求められ得る。
幾つかの例において、ノズルスコアは、例えば、まさに液滴を印刷しようとする際に、ノズルの状態を推定するために求められる。ノズルの状態は、対応するノズルのデキャップ状況を示すことができる。例えば、まさに液滴を印刷しようとする際に、ノズルが悪いデキャップ状況にある場合、液滴吐出を正確に実行するために再循環が必要とされるかもしれない。
幾つかの例において、ノズルスコアは、最後の液滴から空白の列の数を累積する。上述されたように、インクジェットプリントヘッドは、プリントヘッド内の気泡として蓄積する過剰空気に起因する印刷流体の閉塞および/または目詰まりの問題を有する可能性がある。幾つかの例において、顔料系インクは、顔料インクビヒクル分離(PIVS)に起因したプリントヘッド内の印刷流体の閉塞または目詰まりも生じる可能性がある。貯蔵または不使用の期間中に、顔料粒子は、インクビヒクルから沈降または沈殿する可能性があり、それによりプリントヘッドの吐出チャンバ及びノズルへのインクの流れが妨害または阻止される可能性がある。
幾つかの例において、プリンタが印刷されていない間、ノズル116はキャップされる。しかしながら、印刷中、ノズル116は、ノズル116が液滴を吐出しようとなかろうと、キャップされない状態のままである。かくして、幾つかの例において、ノズル又は多数のノズルは、多数の列に関して、即ち多数の空白の列に対して液滴を吐出しない間、キャップされない状態のままであり、周囲環境にさらされた状態のままである。かくして、ノズルスコアは、印刷噴射周波数を用いて対応するノズル(単数または複数)の非使用の時間に変換され得る。従って、幾つかの例において、特定のノズル用のノズルスコアは、特定のノズルを用いて行われる液滴吐出間の時間に少なくとも部分的に基づくことができる。言い換えれば、特定のノズル用のノズルスコアは、特定のノズルの使用および/または不使用に少なくとも部分的に基づくことができ、この場合、係る特定のノズルの使用および/または不使用は、印刷データに少なくとも部分的に基づいて求められ得る。
幾つかの例において、ノズルスコアは、数秒まで累積することができる。幾つかの例において、ノズルスコアは、印刷解像度とすることができる。他の例において、ノズルスコアは、印刷解像度でなくてもよい。
図4を参照すると、例示的な方法400は、ボックス406において、ノズルスコアを再循環閾値と比較することを含む。
幾つかの例において、少なくとも1つの再循環閾値が提供される。例えば、1つの再循環閾値が提供され得る。他の例において、例えば4つの再循環閾値のような、2つ以上の再循環閾値が提供され得る。例えば、2つ以上の再循環閾値を有することは、異なるノズル状況に対処するための柔軟性を提供することができる。
幾つかの例において、吐出されるべき各液滴に関して、対応するノズルが再循環を必要とするか否かが判断されなければならない。他の例において、吐出されるべき液滴の選択された数に関して、例えば1個の液滴おきに、又は例えば吐出されるべき10個の液滴のうち1個の液滴に対して、対応するノズルが再循環を必要とするか否かが判断され得る。ノズル又はノズルのグループが再循環を必要とするか否かを判断するために、再循環閾値が利用され得る。従って、幾つかの例において、特定のノズルに対して再循環を実行するか否かは、特定のノズルによる液滴吐出の直前に判断され得る。
図4のボックス406で示されるように、ノズルスコアが、液滴を吐出する直前に再循環閾値を超える場合、再循環プロセスが生成され、そうでなければ、再循環は実行される必要がない。
2つ以上の再循環閾値の場合には、ノズルスコアは、再循環閾値の全て又は少なくとも幾つかと比較される。例えば、ノズルスコアが再循環閾値の1つを超える場合、再循環閾値の別の1つがノズルスコアを上回るか否かが判断されてもよい。
例えば、4つの再循環閾値、例えば、4000の第1の再循環閾値t、3000の第2の再循環閾値t、2000の第3の再循環閾値t、及び1000の第4の再循環閾値tの場合、ノズルスコアが第1の再循環閾値を超えているか否かが判断され得る。超えている場合、再循環プロセスが生成され得る。第1の閾値を超えていない場合、ノズルスコアが第2の閾値を超えているか否かが判断され得る等である。ノズルスコアが再循環閾値を超えない限り、再循環プロセスは生成されない。ノズルスコアが特定の閾値を超えるとすぐに、再循環プロセスが開始され、残りの閾値とノズルスコアのさらなる比較は必要ないかもしれない。
幾つかの例において、再循環長さが提供される。例えば、1つの再循環長さが提供され得る。他の例において、2つ以上の再循環長さのような、複数の再循環長さが提供され得る。幾つかの例において、再循環長さは、提供される各再循環閾値のために提供される。
再循環長さは、再循環プロセスの長さ、即ちその持続時間を示すことができる。再循環長さが各再循環閾値のために提供される場合、ノズルスコアの値に応じて、即ちノズルスコアが超える特定の閾値に応じて、異なる長さ(持続時間)を有する再循環プロセスを生成することは可能であるかもしれない。
幾つかの例において、再循環は、ノズルスコアが対応する再循環閾値を超える各ノズルに対して実行され得る。幾つかの例において、再循環は、ノズルスコアが対応する再循環閾値を超える、又はノズルスコアが対応する再循環閾値を超える多数のノズルを含むノズルグループに対して実行され得る。
例えば、ノズルグループは、多数のノズル、例えば20個のノズルを含むことができる。再循環は、ノズルのこのグループに対して、例えば特定の20個のノズルに対して実行されることができ、これらのノズルの一部分、例えばノズルグループの半分(即ち、10個のノズル)に対するノズルスコアが、対応する閾値を超える場合である。ノズルのそのグループの幾つか又は全てのノズルが液滴を吐出しようとしている場合、再循環は、ノズルグループに対して実行され得る。例えば、ノズルグループのノズルの一部分が液滴を吐出しようとしており且つノズルのそのグループに対するノズルスコア又はそのグループの幾つかの又は全てのノズルに対するノズルスコアが対応する再循環閾値を超える場合、再循環が実行され得る。
ボックス408で示されるように、再循環は、多数の再循環パルスを生成することにより開始される。
幾つかの例において、図4のボックス410で示されるように、多数の再循環パルスが、各ノズルに対して1つのポンプ又はポンプアクチュエータに印加される。例えば、1つのポンプが各ノズルに設けられることができ、そのノズルと連絡することができる。他の例において、1つのポンプは、2つ以上のノズルのような、ノズルのグループに設けられることができ、そのポンプは、ノズルのそのグループの各ノズルと連絡することができる。幾つかの例において、多数の再循環パルスは、各ノズルに対する2つ以上のポンプに印加される。
幾つかの例において、再循環パルスは、流体の流れが生成され得るようにポンプを付勢する。幾つかの例において、多数の再循環パルスは、処理された印刷データに基づいて生成される。幾つかの例において、印刷データは、対応するノズル(単数または複数)による液滴の吐出を完了する前に、多数の再循環パルスが生成されるように、事前に処理される。
幾つかの例において、印刷データは、どのノズル(単数または複数)が液滴を吐出しようとしているかをコントローラが事前に分かるように、事前に処理される。幾つかの例において、特に液滴を吐出しようとしており且つ悪いデキャップ状況にある、即ちノズルスコアが対応する閾値を超えているこれらノズル(単数または複数)に対して、再循環が実行されるように、コントローラは、再循環パルスの生成および印加を制御することができる。更に、幾つかの例において、生成される再循環パルスのパターンは、個々のノズルが超えた個々の再循環閾値に少なくとも部分的に基づくことができる。例えば、個々のノズルが第1の再循環閾値を超える場合、再循環パルスの第1のパターンは、個々のノズルに対して生成され得る。例を続けると、個々のノズルが第2の再循環閾値を超える場合、再循環パルスの第2のパターンが個々のノズルに対して生成され得る。理解され得るように、再循環パルスのパターンは、全持続時間、パルス持続時間、周波数等において、異なることができる。
図5を参照すると、再循環のために事前に印刷データを如何にして処理するかの例示的な概念が示される。幾つかの例において、液滴が吐出される前に再循環プロセスが実行され得るように、ノズルが再循環を必要とするか否かが事前に判断され得る。例えば、幾つかのプリントヘッドは、各トレンチにおいて異なる色を有する幾つかのトレンチを含む。結果としてのイメージが印刷媒体上に適切に位置合わせされた全ての色を有するように、先行するトレンチが最初に印刷を開始し、残りは遅延され得る。言い換えれば、先行するトレンチは、事前にイメージ、即ち印刷データを処理しなければならない。
同様の手法が、再循環のために実施され得る。幾つかの例において、各トレンチは、2つの異なる仮想トレンチに分割され得る。一方の仮想トレンチは、幾つか又は全てのノズルを含むことができ、他方の仮想トレンチは、幾つか又は全てのポンプを含むことができる。2つの仮想トレンチは、全く同じ液滴を生成するように、全く同じ構成で全く同じ入力イメージを処理することができる。しかしながら、ポンプを有する仮想トレンチは、必要な場合に、再循環パルス列に合致するのに必要な数の列だけ、事前に処理され得る。
再循環のサポートを有するプリントヘッドは、そのトレンチが非常に遠く離れて設定された状態で、非常に大きなプリントヘッドのように制御され得る。この概念は図5に示される。幾つかの例において、ポンプを含む仮想トレンチは、ノズルを含む仮想トレンチより前に、多数の列(例えば、1000個の列)が処理される。それらは、同じ入力イメージ(即ち、同じ印刷データ)を処理する。液滴を吐出しようとしているノズルが再循環を必要とする場合、ポンプを含む仮想トレンチは、事前にこの液滴、例えば1000個の列を見て、ノズルを有するトレンチが液滴を吐出する直前に、又はそれより早い設定可能時間で再循環が終了するように、再循環パルス列を生成する。
幾つかの例において、再循環に起因して、熱がプリントヘッドにおいて増大する可能性がある。幾つかの例において、この増大する熱、又はその少なくとも一部は、液滴の後続の吐出により消散される。
幾つかの例において、再循環パルスは、どの特定のノズルが液滴を吐出しようとしているかを判断することなく、将来印刷されるイメージ領域に直接的に基づいてポンプを付勢することができる。
幾つかの例において、熱が消散される単一のダイ内の様々なフラッシュ「ポイント」が、隣接チャネルにおいて循環を開始するために決定され得る。他の例において、熱が消散される単一のダイ内のフラッシュ「領域」が、隣接チャネルにおいて循環を開始するために決定され得る。
幾つかの例において、液滴吐出中の再循環は、液滴吐出前に終了するように、再循環のタイミングをとることにより回避され得る。他の例において、再循環は、液滴吐出の初期の開始段階の間に終了することができる。
幾つかの例において、再循環は、印刷をしようとしているノズルに対してだけ実行される。例えば、たとえ対応するノズルスコアが再循環閾値を超えたとしても、しばらくの間に印刷しようとしないノズルに対して再循環を実行することが回避されることができ、その理由は、再循環中に増大する可能性がある熱が後続の液滴の吐出により消散されなくてもよいからである。
幾つかの例において、再循環周波数パターンが決定される。幾つかの例において、1つの再循環周波数パターンが決定される。他の例において、2つ以上の再循環周波数パターンが決定されてもよい。
再循環周波数は、再循環ポンプパルスがポンプアクチュエータに送信される頻度(周波数)である。最大の再循環周波数は、噴射パルスの印刷周波数と同じとすることができる。再循環周波数は、噴射周波数の数分の1(例えば、噴射周波数の半分)とすることができる。これは、全ての列に対してパルスを生成しないことにより達成され得る。
幾つかの例において、ポンプは、残りのノズルとしてデジタル的に駆動され、パルスのみが、通常の印刷列において生成され得る。従って、最大の可能な再循環周波数は、印刷噴射周波数と同じとすることができる。この場合、パルス列は、一つ一つの噴射例のパルスを含む。低い周波数は、全ての列にパルスを生成しないことにより達成され得る。再循環周波数、特定の長さの周波数パターンを構成するために、例えば、16ビットの周波数パターンが提供され得る。パルス列は、全ての列にわたってこのパターンを繰り返すことにより、構築され得る。
図6は、異なる周波数パターンのパルス列の32列を示す。看取され得るように、最大周波数は、パターンOxFFFFで達成される。パターン0x5555又は0x1111それぞれで半分または1/4に周波数(頻度)を低減することができる。再循環周波数は、周波数パターンにアサートされたビットの数により決定され、そのため印刷噴射周波数の16の異なる部分量を可能にすることができる。
図7に示された例示的な場合において、周波数パターンは0x5555であるので、再循環は1列おきのパルスを生じる。再循環スロットと通常スロットの間にプログラムされたシフトが存在してもよく(例えば、66列)、そのため図の左側の部分は、液滴が再循環仮想トレンチにより見られた際の瞬間を示し、図の右側は、同じ液滴が通常の仮想トレンチの66列の後に見られたときを示す。これらの列は、全てのパルス列に適合するのに十分である。
図の下部は、4つの再循環閾値、即ち4000の第1の再循環閾値t(一番上のパターン)、3000の第2の再循環閾値t(上から二番目のパターン)、2000の第3の再循環閾値t(上から三番目のパターン)、及び1000の第4の再循環閾値t(最後から二番目のパターン)の定義を示す。下部における最後のパターンは、ノズルスコアSが、4つの異なる閾値のどれも超えていない場合の状況を示す。
サイクル又は空白サイクルの数の各単位は、16印刷列、全周波数パターンを表す。図の中央部分は、液滴がその瞬間に、ノズルスコアSに応じて再循環トレンチによって見られた際に可能である5つの可能な動作を示す。
例えば、ノズルスコアSが、例えば1000とすることができる最も低い閾値tを下回ることができる場合には、再循環は、全く行われない(最も下側のパターン)。ノズルスコアSがtを超えることができるが、依然として例えば2000の更なる閾値tより低い例示的な場合では、1つの再循環パターンが開始される前に3つの初期の空白サイクルが実行され得る(下側から二番目のパターン)。ノズルスコアSがtを超えることができるが、依然として例えば3000の第3の閾値tより低い例示的な場合では、2つの再循環パターンが開始される前に2つの初期の空白サイクルが実行され得る(中央のパターン)。ノズルスコアSがtを超えることができるが、依然として例えば4000の第4の閾値tより低い例示的な場合では、3つの再循環パターンが開始される前に1つの初期の空白サイクルが実行され得る(上から二番目のパターン)。しかしながら、ノズルスコアSが第4及び最大閾値tを超える可能性がある場合、初期の空白サイクルは実行されず、再循環パターンは4回開始される(一番上のパターン)。
これらの例示的な場合のいずれにおいても、再循環プロセスの最後と液滴吐出との間の距離は2列であり、これは、仮想トレンチ(この場合は66)とパルス列に必要な列の数(この場合は64)との間のシフトの差分で暗黙的に定義される。
図8は、持続性コンピュータ可読媒体800を示す。媒体800は、例えばCD−ROM等のような任意の種類の持続性コンピュータ可読媒体とすることができる。幾つかの例において、媒体800は、命令802、804、806、808、810で符号化され得る。幾つかの例において、命令は、例えば、プロセッサ(例えば、コンピュータプロセッサ)によって、実行可能とすることができる。幾つかの例において、媒体800は、プロセッサによって実行された際に、プロセッサに、印刷データを処理させる命令802で符号化され得る。幾つかの例において、媒体800は、プロセッサによって実行された際に、プロセッサに、ノズルスコアを求めさせる命令804で符号化され得る。幾つかの例において、媒体800は、プロセッサによって実行された際に、プロセッサに、ノズルスコアを再循環閾値と比較させる命令806で符号化され得る。ノズルスコアが閾値を超えていない例示的な場合では、命令により、プロセッサは、印刷データの処理を継続することができる。そうでなければ、ノズルスコアが閾値を超える例示的な場合において、命令は、再循環パターン(即ち、再循環パルスのパターン)をプロセッサに生成させることができる。この理由から、幾つかの例において、媒体800は、プロセッサによって実行された際に、プロセッサに再循環パルスのパターンを生成させる命令808で符号化され得る。更に、幾つかの例において、媒体800は、プロセッサによって実行された際に、プロセッサに、再循環パルスをポンプに印加させる命令810で符号化され得る。
幾つかの例において、プロセッサによって実行された際に、プロセッサにプリントヘッドダイの中で流体を再循環する方法を実行させる命令で符号化された持続性コンピュータ可読媒体が提供され、この場合、再循環は、対応する少なくとも1つのノズルにより液滴の吐出を完了する前に再循環が終了するように、少なくとも1つのノズルに対して実行される。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行される際に、プロセッサに、各ノズルのノズルスコアを求めさせる命令で更に符号化される。幾つかの例において、ノズルスコアは、各ノズルの最後の液滴から空白の列の数を累積する。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行される際に、プロセッサに、少なくとも1つの再循環閾値を提供させる命令で更に符号化される。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行される際に、プロセッサに、各再循環閾値の再循環長さを決定させる命令で更に符号化される。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、命令で更に符号化され、その命令がプロセッサによって実行されることにより、プロセッサは、ノズルスコアが対応する再循環閾値を超えている各ノズルに対して、又はノズルスコアが対応する再循環閾値を超えている多数のノズルを含むノズルグループのそれぞれに対して、再循環を実行する。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行される際に、プロセッサに、各ノズルまたは各ノズルグループの少なくとも1つのポンプに多数の再循環パルスを印加させる命令で更に符号化される。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、命令で更に符号化され、その命令がプロセッサによって実行されることにより、プロセッサは、対応する少なくとも1つのノズルによる液滴の吐出を完了する前に多数の再循環パルスが終了するように、事前に印刷データを処理し、処理された印刷データに基づいて多数の再循環パルスを生成する。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、命令で更に符号化され、その命令がプロセッサによって実行されることにより、プロセッサは、少なくとも1つのノズルのどれが液滴を吐出するであろうか及び対応する少なくとも1つのノズルが何時液滴を吐出するであろうかを判断するために、事前に印刷データを処理する。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、プロセッサによって実行される際に、プロセッサに、少なくとも1つの再循環周波数パターンを決定させる命令で更に符号化される。
幾つかの例において、持続性コンピュータ可読媒体は、命令で更に符号化され、その命令がプロセッサによって実行されることにより、プロセッサは、再循環周波数パターン及び対応する再循環長さに従って多数の再循環パルスを生成することにより、各ノード又はノズルグループに対して再循環を実行する。
幾つかの例において、プロセッサによって実行された際に、プロセッサにプリントヘッドダイの中で流体を再循環する方法を実行させる命令で符号化された持続性コンピュータ可読媒体が提供され、この場合、再循環中に増大(蓄積)した熱が液滴の吐出により消散される。
幾つかの例において、印刷システムが提供され、その印刷システムは、プリントヘッドダイ及び少なくとも1つのノズルを備える少なくとも1つのプリントヘッドを含むプリントヘッドアセンブリ、そのプリントヘッドアセンブリと流体連絡する印刷流体供給アセンブリ、及びコントローラを含み、そのコントローラはプリントヘッドダイの中で流体を再循環する方法を制御することができ、対応する少なくとも1つのノズルによる液滴の吐出を完了する前に当該再循環が終了するように、当該再循環が、少なくとも1つのノズルに対して実行される。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、各ノズルのノズルスコアを更に求めることができる。幾つかの例において、ノズルスコアは、各ノズルの最後の液滴から空白の列の数を累積する。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、少なくとも1つの再循環の閾値を更に提供することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、各再循環閾値の再循環長さを更に決定することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、ノズルスコアが対応する再循環閾値を超えている各ノズルに対して、又はノズルスコアが対応する再循環閾値を超えている多数のノズルを含む各ノズルグループに対して、再循環を更に実行することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、各ノズル又は各ノズルグループの少なくとも1つのポンプに多数の再循環パルスを更に印加することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、対応する少なくとも1つのノズルによる液滴の吐出を完了する前に多数の再循環パルスが終了するように、事前に印刷データを処理し、処理された印刷データに基づいて多数の再循環パルスを更に生成することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、少なくとも1つのノズルのどれが液滴を吐出するであろうか及び対応する少なくとも1つのノズルが何時液滴を吐出するであろうかを判断するために、事前に印刷データを更に処理することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、少なくとも1つの再循環周波数パターンを更に決定することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、再循環周波数パターン及び対応する再循環長さに従って多数の再循環パルスを生成することにより、各ノズル又はノズルグループに対して再循環を更に実行することができる。
幾つかの例において、印刷システムのコントローラは、プリントヘッドダイの中で流体を再循環する方法を更に実行することができ、この場合、再循環中に増大した熱は、液滴の吐出により消散される。
幾つかの例が詳細に説明されたが、理解されるべきは、開示された例は変更され得る。従って、上記の説明は、非限定的と見なされるべきである。

Claims (15)

  1. 複数のノズルを含むプリントヘッドの中で流体を再循環する方法であって、前記プリントヘッドが、ノズルと流体連絡する流体アクチュエータを付勢することによりノズルから流体を吐出するように構成されているものにおいて、
    各ノズル又はノズルグループに対してノズルスコアを求め、
    前記ノズルスコアが複数の再循環閾値のそれぞれを超えるか否かを判断し、前記複数の再循環閾値のそれぞれは、異なる持続時間の再循環長さに対応し、
    前記ノズルスコアが前記複数の再循環閾値の何れかを超える場合に、その超えた再循環閾値に対応する再循環長さにわたって、ポンプアクチュエータを付勢することにより、前記再循環を実施することを含み、
    前記再循環は、対応するノズルによる液滴の吐出を完了する前に終了する、方法。
  2. 複数のノズルを含むプリントヘッドの中で流体を再循環する方法であって、前記プリントヘッドが、ノズルと流体連絡する流体アクチュエータを付勢することによりノズルから流体を吐出するように構成されているものにおいて、
    各ノズル又はノズルグループに対してノズルスコアを求め、
    前記ノズルスコアが複数の再循環閾値のそれぞれを超えるか否かを判断し、前記複数の再循環閾値のそれぞれは、再循環パルスの異なるパターンのうちの1つの再循環パルスのパターンに対応し、
    前記ノズルスコアが前記複数の再循環閾値の何れかを超える場合に、その超えた再循環閾値に対応する再循環パルスのパターンに基づいて、ポンプアクチュエータを付勢することにより、前記再循環を実施することを含み、
    前記再循環は、対応するノズルによる液滴の吐出を完了する前に終了する、方法。
  3. 前記再循環パルスの異なるパターンは、全持続時間、パルス持続時間、及び周波数の少なくとも1つにおいて異なる、請求項2に記載の方法。
  4. 前記ノズルスコアは、最後の液滴から空白の列の数を累積することにより求められる、請求項1〜3の何れか1項に記載の方法。
  5. 前記ノズルスコアは、印刷データに少なくとも部分的に基づいて求められる、請求項1〜4の何れかに記載の方法。
  6. 前記再循環は、前記ノズルスコアが前記複数の再循環閾値の何れかを超える各ノズルに対して、又は前記ノズルスコアが前記複数の再循環閾値の何れかを超えるノズルグループのそれぞれに対して実行される、請求項1〜5の何れかに記載の方法。
  7. 多数の再循環パルスが、各ノズル又は各ノズルグループの少なくとも1つのポンプに印加される、請求項1〜6の何れかに記載の方法。
  8. 対応するノズルによる液滴の吐出を完了する前に多数の再循環パルスが終了するように、印刷データが事前に処理され、その処理された印刷データに基づいて多数の再循環パルスが生成される、請求項1〜7の何れかに記載の方法。
  9. 前記再循環は、多数の再循環パルスを生成することにより、各ノズル又はノズルグループに対して実行される、請求項1〜の何れかに記載の方法。
  10. 印刷システムであって、
    複数のノズルを備え、ノズルと流体連絡する流体アクチュエータを付勢することによりノズルから流体を吐出するように構成されているプリントヘッドと、
    コントローラとを含み、
    前記コントローラは、前記プリントヘッドの中で流体を再循環する方法を制御することができ、その方法は、
    各ノズル又はノズルグループに対してノズルスコアを求め、
    前記ノズルスコアが複数の再循環閾値のそれぞれを超えるか否かを判断し、前記複数の再循環閾値のそれぞれは、異なる持続時間の再循環長さに対応し、
    前記ノズルスコアが前記複数の再循環閾値の何れかを超える場合に、その超えた再循環閾値に対応する再循環長さにわたって、ポンプアクチュエータを付勢することにより、前記再循環を実施することを含み
    前記再循環は、対応するノズルによ液滴の吐出を完了する前に終了する、印刷システム。
  11. 印刷システムであって、
    複数のノズルを備え、ノズルと流体連絡する流体アクチュエータを付勢することによりノズルから流体を吐出するように構成されているプリントヘッドと、
    コントローラとを含み、
    前記コントローラは、前記プリントヘッドの中で流体を再循環する方法を制御することができ、その方法は、
    各ノズル又はノズルグループに対してノズルスコアを求め、
    前記ノズルスコアが複数の再循環閾値のそれぞれを超えるか否かを判断し、前記複数の再循環閾値のそれぞれは、再循環パルスの異なるパターンのうちの1つの再循環パルスのパターンに対応し、
    前記ノズルスコアが前記複数の再循環閾値の何れかを超える場合に、その超えた再循環閾値に対応する再循環パルスのパターンに基づいて、ポンプアクチュエータを付勢することにより、前記再循環を実施することを含み、
    前記再循環は、対応するノズルによる液滴の吐出を完了する前に終了する、印刷システム。
  12. 前記再循環パルスの異なるパターンは、全持続時間、パルス持続時間、及び周波数の少なくとも1つにおいて異なる、請求項11に記載の印刷システム。
  13. 前記ノズルスコアは、最後の液滴から空白の列の数を累積することにより求められる、請求項10〜12の何れか1項に記載の印刷システム。
  14. 前記ノズルスコアは、印刷データに少なくとも部分的に基づいて求められる、請求項10〜13の何れかに記載の印刷システム。
  15. プロセッサにより実行された際に、プロセッサに請求項1〜の何れかに記載された方法を実行させる命令で符号化された持続性コンピュータ可読媒体。
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