JP6642725B2 - 無線lanシステム、無線lan基地局、無線lan端末、通信方法 - Google Patents

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Description

本開示は、無線LAN(Local Area Network)システム、無線LAN基地局、無線LAN端末、通信方法に関する。
無線LAN標準規格 IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers) 802.11において、次世代通信方式802.11ax (HEW:High Efficiency WLAN(Wireless LAN))の検討が、タスクグループTGaxにおいて行われている。次世代通信方式802.11axにおいては、要素技術に関して、新しい変復調方式(1024QAM(Quadrature Amplitude Modulation))の採用、上りのMU-MIMO(Multi User Multi-Input Multi-Output)のサポート、OFDMA(Orthogonal frequency-division multiple access)の導入などが進められる見通しである。
図1は、無線LANシステムの基本構成例を示す図である。この無線LANシステムは、アクセスポイント(Access Point)APと、複数の端末STA 1〜STA nと、を備えている。以下、どの端末STA 1〜STA nであるか特定しない場合は端末STAと称する。なお、図1においては、端末STAが3台以上であることを想定しているが、これには限定されない。シングルユーザ通信を行う場合は端末STAの台数は1台(すなわち、nは1)で良いし、マルチユーザ通信を行う場合は端末STAの台数は2台以上(すなわち、nは2以上)であれば良い。アクセスポイントAP及び端末STA 1〜STA nにより、BSS(Basic Service Set)と呼ばれるネットワークを構成している。
IEEE 802.11ax(HEW)で導入する上りOFDMAや、上りMU-MIMOのアップリンク・マルチユーザ(UL MU:Uplink Multi-user)通信では、アクセスポイントAPは、複数の端末STAの集中制御を行い、通信リソースを複数の単位資源(リソースユニット(RU:Resource Unit))に分割し、複数の端末STAにリソースユニットを割り当てる。これにより、複数の端末STAが同時に通信を行うことが可能になる。
アップリンク・マルチユーザ通信の手順について、簡単に説明する(非特許文献1参照)。端末STAは、送信待ちの上りデータが存在する場合、その旨を示すbuffer status(バッファステータス)をアクセスポイントAPに予め通知する。アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、リソースユニットRUを割り当てるためのトリガフレーム(Trigger frame)を送信する。このとき、アクセスポイントAPは、リソースユニットRUの情報と、そのリソースユニットRUを割り当てる端末STAを指定する端末ID(Identifier)(例えば、AID(Association ID))と、をトリガフレームに含める。なお、AIDは、アクセスポイントAPが、アクセスポイントAPにアソシエーション済みの端末STAを管理するために一意に生成する、端末STAに固有のIDである。
しかし、アクセスポイントAPは、アソシエーション前の端末STAや、アソシエーション済みであるがスリープから復帰した直後の端末STAなどに送信待ちの上りデータが存在していたとしても、その存在を知ることができない。そのため、アクセスポイントAPは、このような端末STAにリソースユニットRUを割り当てることができない。そこで、UL OFDMAベースランダムアクセス(UL OFDMA-based random access)が導入され、このような端末STAが上りデータの送信を行えるようにしている(非特許文献2のclause 4.5を参照)。
OFDMAベースランダムアクセスの手順について、図2を参照して説明する。ここでは、BSS内に、端末STA 1,STA 2が少なくとも存在するものとする。
手順1:
送信待ちの上りデータがある端末STAは、自身のOBO(OFDMA Back-off)カウンタに初期値をセットする。初期値には、0からOCW(OFDM Contention Window)までの範囲内の値がランダムに選択される。
手順2:
アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、リソースユニットRUを割り当てるためのランダムアクセス用トリガフレーム(TF-R:Trigger Frame for Random access)を送信する(時刻t1)。ここでは、アクセスポイントAPは、5個のリソースユニットRU 1〜RU 5を通知するものとする。また、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 5を、特定の端末STAには割り当てず、ランダムアクセス用のリソースユニットRUに設定するものとする。そのため、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 5の情報と、リソースユニットRU 1〜RU 5のそれぞれがランダムアクセス可能であることを示す特殊な端末ID(図2の例では、AID 0)と、をランダムアクセス用トリガフレームに含める。OBOカウンタのカウント値が0でない値を持つ端末STAは、特殊な端末IDが指定されたリソースユニットRU 1〜RU 5の個数である5個分、所定時間ごとにカウント値をデクリメントする。その結果、カウント値が0となった端末STAは、リソースユニットRUを1つ選択し、選択したリソースユニットRUを使用して、アクセスポイントAPに対し、上りデータを含むUL MU PPDU(PLCP(Physical Layer Convergence Protocol) Protocol Data Unit)フレームを送信する(時刻t2)。ここでは、端末STA 2が、リソースユニットRU 1を使用して上りデータを送信し、端末STA 1が、リソースユニットRU 3を使用して上りデータを送信している。
手順3:
アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、時刻t2のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を通知するACK(Acknowledgement)フレームを送信する(時刻t3)。端末STAは、衝突(Collision)などの原因で正しく上りデータを送信できなかった場合は、その旨をACKフレームを見て判断することができる。そのため、正しく上りデータを送信できなかった端末STAは、手順1に戻り、0からOCWまでの範囲内のランダムな初期値をOBOカウンタに再度セットして、上りデータの再送機会を待つ。
しかし、アソシエーション前の端末STAはAIDを持たないため、アクセスポイントAPは、アソシエーション前の端末STAには、ACKフレームにAIDを含めて通信成功の是非を通知することはできない。また、アソシエーション前の端末STAがランダムアクセスにしか参加ができないと、アソシエーションされるまでの間は通信効率の低い状態が続くことになる。そこで、アソシエーション前の端末STAを一時的な端末ID(例えば、UAID(Unassociation ID))で指定することが考えられている。
図3は、アソシエーション前の端末STAを指定する一時的なUAIDの例を説明する図である。ここでは、BSS内に、アソシエーション済みの端末STA 1〜STA 3と、アソシエーション前の端末STA 4,STA 5と、が少なくとも存在し、アソシエーション済みの端末STA 1〜STA 3は、端末IDとしてAID 1〜AID 3がそれぞれ設定されているものとする。
時刻t1において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、リソースユニットRUを通知するトリガフレームを送信する。ここでは、アクセスポイントAPは、5個のリソースユニットRU 1〜RU 5を通知するものとする。また、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 3を、アソシエーション済みの端末STA 1〜STA 3にそれぞれ割り当てるが、リソースユニットRU 4,RU 5を、特定の端末STAには割り当てず、ランダムアクセス用のリソースユニットRUに設定するものとする。そのため、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 5の情報と、リソースユニットRU 1〜RU 3を割り当てる端末STA 1〜STA 3を指定するAID 1〜AID 3と、リソースユニットRU 4,RU 5がランダムアクセス用のリソースユニットRUであることを示す特殊値であるAID 0と、を時刻t1のトリガフレームに含める。
時刻t2において、AID 1〜AID 3で指定された端末STA 1〜STA 3は、自身に割り当てられたリソースユニットRU 1〜RU 3をそれぞれ使用して、アクセスポイントAPに対し、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。また、端末STA 5は、ランダムアクセス用のリソースユニットRU 4にアクセスして、リソースユニットRU 4のアクセス権を取得し、アクセスポイントAPに対し、リソースユニットRU 4を使用して、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。一方、リソースユニットRU 5については、上りデータの衝突が発生し、正しい通信ができていない。このように、時刻t2のUL MU PPDUフレームにおいては、2個のリソースユニットRU 4,RU 5で上りデータの衝突が発生する可能性があるため、通信効率は低い。
時刻t3において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、時刻t2のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を通知するACKフレームを送信する。
時刻t4において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、リソースユニットRUを通知するトリガフレームを送信する。ここでは、アクセスポイントAPは、5個のリソースユニットRU 1〜RU 5を通知するものとする。また、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 3を、アソシエーション済みの端末STA 1〜STA 3にそれぞれ割り当て、リソースユニットRU 5を、特定の端末STAには割り当てず、ランダムアクセス用のリソースユニットRUに設定するものとする。また、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 4を、アソシエーション前の端末STA 5に割り当てることとし、アソシエーション前の端末STA 5を一時的なUAID 5で指定するものとする。UAID 5は、アクセスポイントAPと端末STA 5とで独立に生成した値が一致するように設計されている。例えば、アクセスポイントAP及び端末STA 5は、端末STA 5のMAC(Media Access Control)アドレスを所定のプロセスで加工し、トリガフレーム内でAIDを格納する情報要素(12ビット)に収まるようにUAID 5を生成する。ただし、アクセスポイントAP及び端末STA 5は、通常のAID値と区別できるように、UAID 5を生成する必要がある。端末STA 5がアソシエーション済みになり、端末STA 5にAID値が設定された場合は、アクセスポイントAP及び端末STA 5は、UAID 5を削除し、UAID 5の管理を完了する。
以上より、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 5の情報と、リソースユニットRU 1〜RU 3を割り当てる端末STA 1〜STA 3を指定するAID 1〜AID 3と、リソースユニットRU 4を割り当てる端末STA 5を指定する一時的なUAID 5と、リソースユニットRU 5がランダムアクセス用のリソースユニットRUであることを示す特殊値であるAID 0と、を時刻t4のトリガフレームに含める。
時刻t5において、AID 1〜AID 3で指定された端末STA 1〜STA 3は、自身に割り当てられたリソースユニットRU 1〜RU 3をそれぞれ使用して、アクセスポイントAPに対し、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。また、UAID 5で指定された端末STA 5は、自身に割り当てられたリソースユニットRU 4を使用して、アクセスポイントAPに対し、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。また、端末STA 4は、リソースユニットRU 5にアクセスして、リソースユニットRU 5のアクセス権を取得し、アクセスポイントAPに対し、リソースユニットRU 5を使用して、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。このように、時刻t5のUL MU PPDUフレームにおいては、上りデータの衝突が発生する可能性があるのは、リソースユニットRU 5のみとなるため、通信効率が向上する。
時刻t6において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、時刻t5のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を通知するACKフレームを送信する。
IEEE 802.11-15/0365r0,"UL MU procedure",2015-03-09 IEEE 802.11-15/0132r17,"Specification Framework for TGax",2016-01-28
しかし、アソシエーション前の端末STAを指定する一時的なUAIDを用いる場合、以下の2つの課題を考慮する必要がある。
(1)UAIDとAIDとの競合の可能性の低減
AIDは、アクセスポイントAPがアソシエーション済みの端末STAを管理するために用いる、端末STAに固有のIDである。そのため、UAIDは、AIDと重複(以下、競合と呼ぶ)することのない固有のIDである必要がある。もし、UAIDがAIDと競合を起こした場合、アクセスポイントAPは、競合する2つの端末STAを区別することができない。そのため、例えば、アクセスポイントAPが送信したACKフレームの誤受信が生じてしまう可能性がある。
(2)UAID同士の競合の可能性の低減
UAIDは、複数の端末STA間で競合することのない、端末STAに固有のIDであることが望ましい。AIDは、アクセスポイントAPが一意に生成するIDであるため、複数の端末STA間で競合が生じることはない。しかし、UAIDは、アソシエーション前の端末STAがそれぞれ独立に生成するIDであるため、複数の端末STA間で競合が生じる可能性がある。例えば、MACアドレスからUAIDを生成する場合、MACアドレスは、端末STAに一意ではあるものの、48ビットであるのに対し、UAIDは12ビットである。そのため、異なるMACアドレスから同じUAIDが生成される可能性がある。この場合、例えば、アソシエーション前の端末STAは、自身に対するACKフレームを、別の端末STAに対するACKフレームと誤認してしまう可能性がある。
そこで本開示の目的の1つは、UAIDについて生じうる競合の可能性を低減するという課題を解決することができる無線LANシステム、無線LAN基地局、無線LAN端末、通信方法を提供することにある。
一態様において、無線LANシステムは、
無線LAN(Local Area Network)基地局と、
前記無線LAN基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末と、を備え、
アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
前記無線LAN基地局及びアソシエーション前の無線LAN端末は、
前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる。
他の態様において、無線LANシステムは、
無線LAN(Local Area Network)基地局と、
前記無線LAN基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末と、を備え、
前記無線LAN基地局は、
ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを前記複数の無線LAN端末に送信し、
アソシエーション前の無線LAN端末は、
前記トリガフレームに含まれる前記UAIDのベース値と、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて前記UAIDを生成し、
前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて、上りデータを前記無線LAN基地局に送信し、
前記無線LAN基地局は、
前記UAIDのベース値と、前記上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、を用いて、前記UAIDを生成する。
一態様において、無線LAN基地局は、
複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局であって、
命令を記憶するメモリと、
前記命令を処理するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
前記プロセッサは、
前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる。
他の態様において、無線LAN基地局は、
複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局であって、
命令を記憶するメモリと、
前記命令を処理するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを前記複数の無線LAN端末に送信し、
前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて送信された上りデータを、アソシエーション前の無線LAN端末から受信し、
前記UAIDのベース値と、前記上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、前記UAIDを生成する。
一態様において、無線LAN端末は、
無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末であって、
命令を記憶するメモリと、
前記命令を処理するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
前記プロセッサは、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、自身を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末であり、前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる。
他の態様において、無線LAN端末は、
無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末であって、
命令を記憶するメモリと、
前記命令を処理するように構成される少なくとも1つのプロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを、前記無線LAN基地局から受信し、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる前記UAIDのベース値と、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、自身を示す前記UAIDを生成し、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて、上りデータを前記無線LAN基地局に送信する。
一態様において、通信方法は、
複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局による通信方法であって、
アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる。
他の態様において、通信方法は、
複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局による通信方法であって、
ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを前記複数の無線LAN端末に送信し、
前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて送信された上りデータを、アソシエーション前の無線LAN端末から受信し、
前記UAIDのベース値と、前記上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、前記UAIDを生成する。
さらに他の態様において、通信方法は、
無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末による通信方法であって、
アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、自身を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末であり、前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる。
さらに別の態様において、通信方法は、
無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末による通信方法であって、
ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを、前記無線LAN基地局から受信し、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる前記UAIDのベース値と、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、自身を示す前記UAIDを生成し、
自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて、上りデータを前記無線LAN基地局に送信する。
上述の態様によれば、UAIDにおいて生じうる競合の可能性を低減することができるという効果が得られる。
無線LANシステムの基本構成例を示す図である。 OFDMAベースランダムアクセスの手順を説明する図である。 アソシエーション前の端末を指定する一時的なUAIDの例を説明する図である。 アソシエーション済みの端末を指定するAIDの構造例を説明する図である。 実施の形態1に係る、アソシエーション前の端末を指定する一時的なUAIDの構造例を説明する図である。 実施の形態2に係る、アソシエーション前の端末を指定する一時的なUAIDの生成方法の例を説明する図である。 ある観点におけるアクセスポイントの構成例を示すブロック図である。 ある観点における端末の構成例を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本開示の実施の形態について説明する。以下で説明する各実施の形態に係る無線LANシステムの構成は、図1に示される基本構成と同様であり、アクセスポイントAPと、端末STA 1〜STA nと、を備えている。アクセスポイントAPは無線LAN基地局の一例であり、端末STA 1〜STA nは無線LAN端末の一例である。
(1)実施の形態1
本実施の形態1は、UAIDとAIDとの競合の可能性を低減するものである。
IEEE 802.11ax規格によれば、アクセスポイントAPは、端末STAのAIDを生成する際、以下の特別な関数によって、BCB (BSS Color Bit)を用いて、AIDの(8-N)ビットから8ビットまでの各ビットを生成し、それ以外のビットは任意に決定する。以下では、簡単のため、AIDの(8-N)ビットから8ビットまでの各ビットをBCB AIDビットと呼ぶ。
Figure 0006642725
ここで、上述のNは、1から7までの範囲内の任意の整数となる。図4は、N=3の場合のAIDの構造例を示す図である。AIDは、N=3の場合、8ビット目から下位3個分のビットa6〜a8が、BSS ID及びBCBによって決定され、残りの9個のビットa1〜a5, a9〜a12が、任意に決定される。そのため、AIDは、512パターン設定することができる。
AIDを上述のように生成するのは、IEEE 802.11ac規格から採用されたPartial AIDに関係しており、Partial AIDによって、PHY層(physical layer)でpower savingを行うことができるようにするためであると考えられている。
IEEE 802.11ac規格では、PHYフレームのVHT-SIG-AフィールドにPartial AIDの情報が含まれており、Partial AIDによって、自身に関係しないPHYフレームではデータを受信しないという判断をPHY層レベルで行うことでpower savingに寄与する。一方、IEEE 802.11ax規格では、PHYフレームのHE-SIG-AフィールドにPartial AIDではなく、BCBの情報が含まれており、BCBによって、自身に関係しないPHYフレームではデータを受信しないという判断をPHY層レベルで行うことでpower savingに寄与する。そこで考えなければならないのが下位互換性である。例えば、Partial AIDは、BSSIDとAIDの下位8ビットとから生成されるが、IEEE802.11ax規格に基づき生成されたAIDはBCB AIDビットを含む。それによって、生成されたPartial AIDはBCBを含んだものになるよう設計されている。そのため、上述のようにして生成されたPartial AIDは、IEEE 802.11ac規格の端末STAにとっても、IEEE 802.11ax規格の端末STAにとってもpower saving に寄与することになる。
なお、Partial AID の生成方法は、上述したものには限定されず、フレームの種類など条件によって異なる。Partial AID の生成方法の詳細は、以下の非特許文献のpp.145に記載されている。
IEEE Std 802.11ac (TM)-2013, IEEE Standard for Information technology -Telecommunications and information exchange between systems Local and metropolitan area networks - Specific requirements, Part 11: Wireless LAN Medium Access Control (MAC) and Physical Layer (PHY) Specifications, December 2013
本実施の形態1によれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、BCBから生成されたBCB AIDビットを用いて、UAIDを生成する。すなわち、UAIDを生成する際、UAIDの(8-N)ビットから8ビットまでの各ビットはBCB AIDビットを用いて決定し、それ以外のビットは任意に決定する。これにより、UAIDから生成したPartial AIDには、AIDから生成したPartial AIDと同様のpower saving の効果が期待できる。
なお、端末STAがBCBを得る方法として、例えば、アソシエーション済みの端末STA、アソシエーション前の端末STAともに、アクセスポイントAPが送信するフレームから事前にBCBの情報を取得することができる。
また、本実施の形態1によれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、以下の方法を用いて、AIDと競合しないように、UAIDを生成する。
・方法A
方法Aは、AIDのBCB AIDビットを反転したビットをUAIDのためのBCB AIDビットとする方法である。すなわち、例えば、N=3の場合、図5に示されるように、UAIDは、ビットa6〜a8の部分を、AIDのBCB AIDビットを反転したビットとする。これにより、生成したUAIDがAIDと競合しないようにすることができる。
・方法B
方法Bは、AIDのBCB AIDビットをそのままUAIDのBCB AIDビットとして用い、UAIDのそれ以外のビットをAIDと区別できるビットにする方法である。すなわち、例えば、N=3の場合、UAIDは、図4のビットa6〜a8の部分はAIDのBCB AIDビットをそのまま用い、それ以外のビットa1〜a5, a9〜a12の部分を、AIDと区別できるビットとする。例えば、ビットa1〜a5の一部を利用した或る情報要素において1〜16の値が使えるとすると、AIDでは1〜8の範囲内の値を使用し、UAIDでは9〜16の範囲内の値を使用するようにして、AIDとUAIDとを値の範囲で区別できるようにする。これにより、生成したUAIDがAIDと競合しないようにすることができる。
・方法C
方法Cは、上述の方法Aと方法Bとを組み合わせる方法である。すなわち、例えば、N=3の場合、UAIDは、ビットa6〜a8の部分で、AIDとの区別を図るだけではなく、それ以外のビットa1〜a5, a9〜a12の部分でも、AIDとの区別を図る。
上述のように、本実施の形態1によれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、BCB AIDビットを用いて、AIDと競合しないように、UAIDを生成する。これにより、power saving の効果を得つつ、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAの双方で同じUAID値を得ることができ、かつ、UAIDとAIDとの競合を回避することができる。従って、アクセスポイントAPが送信したACKフレームの誤受信が生じてしまう可能性が低減される。
なお、上述の方法Aでは、UAIDのBCB AIDビットを、AIDのBCB AIDビットを反転したビットに加工したが、これには限定されない。UAIDのBCB AIDビットは、AIDで用いるAIDビットとは異なるビット列となるようにして、AIDとの区別が可能なように加工すれば、他の方法でAIDのBCB AIDビットを加工しても良い。例えば、AIDのBCB AIDビットに所定値を加算、減算、乗算、又は除算したビットを、UAIDのためのBCB AIDビットとしても良い。なお、ビットの乗算及び除算にはビットシフトも含まれるとする。
(2)実施の形態2
本実施の形態2は、UAID同士の競合の可能性を低減するものである。
(2−1)UAIDの生成
本実施の形態2によれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、UAID同士が競合しないように、以下の方法を用いて、UAIDを生成する。
・方法a
方法aは、アソシエーション前の端末STAが、アクセスポイントAPから送信されたトリガフレームのシグナリングを利用して、UAIDを生成するものである。以下、図6を参照して、方法a及びシグナリングパラメータであるUAIDのベース値Bについて説明する。ここでは、BSS内に、アソシエーション前の端末STA 1,STA 2が少なくとも存在するものとする。
時刻t1において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、リソースユニットRUを通知するトリガフレームを送信する。ここでは、アクセスポイントAPは、5個のリソースユニットRU 1〜RU 5を通知するものとする。また、2,5番目のリソースユニットRU 2,RU 5はランダムアクセス用のリソースユニットrandom RUであり、その他のリソースユニットRU 1,RU 3,RU 4は特定の端末STAに割り当てるリソースユニットRUであるとする。そのため、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 5の情報と、リソースユニットRU 1,RU 3,RU 4をそれぞれ割り当てる特定の端末STAを指定するAID値と、リソースユニットRU 2,RU 5がランダムアクセス用のリソースユニットRUであることを示す特殊値と、UAIDのベース値Bと、を時刻t1のトリガフレームに含める。ここでは、UAIDのベース値Bは、初期値としてB=0とする。
時刻t2において、BSS内のアソシエーション前の端末STA 1が、時刻t1のトリガフレームによるランダムアクセスに参加するために、例えば、5番目のリソースユニットRU 5のアクセス権を取得したとする。端末STA 1は、リソースユニットRU 5の、時刻t1のトリガフレームにて指定されていたランダムアクセス用のリソースユニットRUの中での順番を示す値Xと、UAIDのベース値Bと、を用いて、UAIDを生成する。ここでは、リソースユニットRU 5は、時刻t1のトリガフレームにて指定されていたランダムアクセス用のリソースユニットRUの中では2番目であることから、X=2とする。また、このとき、時刻t1のトリガフレームにて通知されたUAIDのベース値Bは、B=0である。そのため、端末STA 1は、UAID = B + X = 0 + 2 = 2を計算し、得られた2を自身のUAIDとして決定する。そして、端末STA 1は、アクセスポイントAPに対し、リソースユニットRU 5を使用して、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。
一方、アクセスポイントAPは、時刻t2のUL MU PPDUフレームの受信により、このUL MU PPDUフレームの送信元の端末STA(端末STA 1)がリソースユニットRU 5を使用して、UL MU PPDUフレームを送信したことが分かるため、X=2の値が得られる。また、アクセスポイントAPは、自身が時刻t1で送信したトリガフレームでは、UAIDのベース値B=0を通知している。そのため、アクセスポイントAPは、X=2、B=0を使用して、UAID = B + X= 0 + 2 = 2 を計算することで、時刻t2のUL MU PPDUフレームの送信元の端末STA(端末STA 1)を指定するためのUAID値として2を得ることができる。
時刻t3において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、時刻t2のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を通知するACKフレームを送信する。このとき、ACKフレームに、端末STA 1を指定するためのUAID 2を含めることで、時刻t2のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を端末STA 1に通知することができる。これにより、端末STA 1は、自身に対するACKフレームを、別の端末STAに対するACKフレームと誤認してしまう可能性が低減される。
時刻t4において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、リソースユニットRUを通知するトリガフレームを送信する。ここでは、アクセスポイントAPは、5個のリソースユニットRU 1〜RU 5を通知するものとする。また、1,2,4番目のリソースユニットRU 1,RU 2,RU 4はランダムアクセス用のリソースユニットRUであり、その他のリソースユニットRU 3,RU 5は特定の端末STAに割り当てるリソースユニットRUであるとする。そのため、アクセスポイントAPは、リソースユニットRU 1〜RU 5の情報と、リソースユニットRU 3,RU 5をそれぞれ割り当てる特定の端末STAを指定するAID値と、リソースユニットRU 1,RU 2,RU 4がランダムアクセス用のリソースユニットRUであることを示す特殊値と、UAIDのベース値Bと、を時刻t4のトリガフレームに含める。ここでは、UAIDのベース値Bを変更し、B=2とする。これは、前回の時刻t1のトリガフレームでは、ランダムアクセス用のリソースユニットRUが2個であったため、前回のUAIDのベース値Bに2をインクリメントしたものである。ただしBは、UAIDの値が競合する可能性を低減できる値であればどのような値を使っても構わない。
時刻t5において、BSS内のアソシエーション前の端末STA 2が、時刻t4のトリガフレームによるランダムアクセスに参加するために、例えば、1番目のリソースユニットRU 1のアクセス権を取得したとする。ここでは、リソースユニットRU 1は、時刻t4のトリガフレームにて指定されていたランダムアクセス用のリソースユニットRUの中では1番目であることから、X=1とする。また、このとき、時刻t4のトリガフレームにて通知されたUAIDのベース値Bは、B=2である。そのため、端末STA 2は、UAID = B + X = 2 + 1 = 3を計算し、得られた値3を自身のUAIDとして決定する。そして、端末STA 2は、アクセスポイントAPに対し、リソースユニットRU 1を使用して、上りデータを含むUL MU PPDUフレームを送信する。
一方、アクセスポイントAPは、時刻t5のUL MU PPDUフレームの受信により、X=1の値が得られる。また、アクセスポイントAPは、自身が時刻t4で送信したトリガフレームでは、UAIDのベース値B=2を通知している。そのため、アクセスポイントAPは、UAID = B + X = 2 + 1 = 3を計算することで、時刻t5のUL MU PPDUフレームの送信元の端末STA(端末STA 2)を指定するためのUAID値として3を得ることができる。
時刻t6において、アクセスポイントAPは、BSS内の複数の端末STAに対し、時刻t5のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を通知するACKフレームを送信する。このとき、ACKフレームには、端末STA 2を指定するためのUAID 3を含めることで、時刻t5のUL MU PPDUフレームの通信成功の是非を端末STA 2に通知することができる。これにより、端末STA 2は、自身に対するACKフレームを、別の端末STAに対するACKフレームと誤認してしまう可能性が低減される。
上述のように、本実施の形態2の方法aによれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、その端末STAがアクセス権を取得したランダムアクセス用のリソースユニットRUの、トリガフレームにて指定されていたランダムアクセス用のリソースユニットRUの中での順番を示す値(X)とUAIDのベース値(B)とからUAIDを計算する。これにより、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAの双方で同じUAID値を得ることができ、UAID同士の競合を回避することができる。また、アクセスポイントAPは、UAIDのベース値(B)を適切にインクリメントすることで、次回のトリガフレームを送信した場面でも、UAID同士の競合を回避することができる。従って、アクセスポイントAPは、UAIDを用いてACKフレームを送信することができるため、アソシエーション前の端末STAは、自身に対するACKフレームを、別の端末STAに対するACKフレームと誤認してしまう可能性が低減される。
なお、方法aにおいては、UAIDのベース値Bは、最大数を超えたときに0に戻ってインクリメントして良い。ランダムアクセスに同時に参加する可能性のある端末STAの数よりも十分に大きい値をとれるようなビット列をUAIDのベース値Bに与えておけば、この方法aにおいては、UAID値が競合する可能性が低減される。
また、方法aにおいては、同じ端末STAが、ランダムアクセスに参加する度に、新たなUAID値が生成されることになるため、どのUAIDを用いるかをAPとSTAで取り決めておく必要がある。例えば、その端末STAのUAID値は常に新たなUAID値で上書きされることにしても良い。このようにすることで、UAID値を用いて、ACKフレームを送信するだけでなく、UL OFDMAベースランダムアクセスではないアップリンク・マルチユーザ通信に参加することができる。
・方法b
方法bは、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAが、その端末STAが自身で保持する情報を用いて、UAIDを生成するものである。なお、アソシエーション前の端末STAが、トリガフレーム以外によってアクセスポイントAPから事前に情報を得ている場合は、その情報はその端末STA自身が保持する情報として扱うものする。
例えば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、その端末STAのMACアドレスを所定のプロセスで加工し、トリガフレーム内でAIDを格納する情報要素(12ビット)に収まるようにUAIDを生成する。
上述のように、本実施の形態2の方法bによれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、その端末STAのMACアドレスを用いて、その端末STAのUAIDを生成する。MACアドレスは、端末STAに一意であるため、UAID同士で競合する可能性は低いと考えられる。しかし、MACアドレスが48ビットであるのに対し、UAIDは12ビットであるため、異なるMACアドレスから同じUAIDが生成され、UAID同士で競合する可能性もある。その場合は、後述のリカバリの処理を施せば良い。
(2−2)UAID同士が競合した場合のリカバリ
本実施の形態2によれば、アクセスポイントAP及びアソシエーション前の端末STAは、UAID同士が競合しないように、上述の方法a又は方法bを用いて、UAIDを生成する。しかし、UAIDは、アソシエーション前の端末STAがそれぞれ独立に生成するIDであるため、複数の端末STA間でUAID同士の競合が生じる可能性が少なからずある。
そこで本実施の形態2においては、複数の端末STA間でUAID同士の競合が生じることを想定し、UAID同士の競合が生じた場合には、UAID同士の競合をリカバリするための処理を行う。
例えば、2台のアソシエーション前の端末STA(IEEE 802.11ax準拠)がそれぞれ独立にUAIDを生成して、OFDMAベースランダムアクセスのアップリンク・マルチユーザ通信に参加したとする。このとき、アクセスポイントAPも、2台のアソシエーション前の端末STAのそれぞれのための2つのUAIDを生成している。ここで、アクセスポイントAPは、2つのUAID同士の競合を検出したとする。この場合、アクセスポイントAPは、競合したUAIDを無効と判断し、仮に、競合したUAIDで指定される2台の端末STAのいずれかからのUL MU PPDUフレームの受信に成功していたとしても、その端末STAにはUL MU PPDUフレームに対するACKフレームを送信しない。もしくは、いずれかの端末STAを選択し、その端末STAにのみACKフレームを送信しても良い(UL MU PPDUフレームの受信に成功した端末STAのいずれか)。なお、アクセスポイントAPは、2つのUAID同士の競合に限らず、2つ以上のUAID同士の競合を検出した場合も同様である。いずれかの端末STAを選択し、その端末STAにのみACKフレームを送信する場合は、端末STAはACKフレームに含まれるMACアドレス情報によって、自身宛てのACKフレームであることを判定できる。
アソシエーション前の端末STAは、UL MU PPDUフレームを送信したにもかかわらず、そのUL MU PPDUフレームに対するACKフレームを受信できない場合、UL MU PPDUフレームの通信が失敗したと判断することができる。
UL MU PPDUフレームに対するACKフレームを受信できない場合、アソシエーション前の端末STAは、UAIDの競合が生じていると判断して、UAIDを必要とするアップリンク・マルチユーザ通信ではなく、UAIDを必要としないその他のアップリンク通信(例えば、アップリンク・シングルユーザ通信)を行うことができる。もしくは、UL MU PPDUフレームに対するACKフレームを受信できない場合、アソシエーション前の端末STAは、再度OFDMAベースランダムアクセスに参加しても良い。これは、再度のOFDMAベースランダムアクセスにおいてUAIDの競合が再度生じるとは限らないためである。
上述のように、本実施の形態2によれば、アクセスポイントAPは、2つ以上のUAID同士の競合を検出した場合は、競合したUAIDで指定された端末STAからの上りデータに対するACKフレームを送信しない。また、ACKフレームを受信できない端末STAは、以降のOFDMAベースランダムアクセスのアップリンク・マルチユーザ通信には参加せず、その後は、UAIDを必要としないその他のアップリンク通信を行う。これにより、UAID同士の競合が再度生じることを回避することができる。
以下、上述の実施の形態1,2で説明された、ある観点におけるアクセスポイントAP及び端末STAの構成例について説明する。
図7は、ある観点におけるアクセスポイントAPの構成例を示すブロック図である。アクセスポイントAPは、通信部11、プロセッサ12、及びメモリ13を備えている。通信部11は、BSS内の複数の端末STAと無線通信、詳細にはアップリンク・マルチユーザ通信及びアップリンク・シングルユーザ通信を行うよう構成されている。プロセッサ12は、通信部11と通信可能に接続され、通信部11を制御して、上述のアクセスポイントAPの処理を行うよう構成されている。
メモリ13は、上述の実施の形態で説明されたアクセスポイントAPによる処理を行うための命令群及びデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納するように構成されている。メモリ13は、例えば、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成されても良い。
プロセッサ12は、メモリ13からソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施の形態で説明されたアクセスポイントAPの処理を行うように構成されている。プロセッサ12は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU(Micro Processing Unit)、又はCPU(Central Processing Unit)であっても良い。プロセッサ12は、複数のプロセッサを含んでも良い。
例えば、プロセッサ12は、BCB AIDビット(特定ビット)又はBCB AIDビットを加工したビット(加工ビット)を含むように、アソシエーション前の端末STAを指定するUAIDを生成する。このとき、UAIDにBCB AIDビットを含める場合は、プロセッサ12は、UAIDのBCB AIDビット以外のビットとしてAIDとは区別されるビットを用いる。
又は、プロセッサ12は、ランダムアクセス用のリソースユニットRUを通知すると共にアソシエーション前の端末STAを指定するUAIDのベース値を通知するトリガフレームを、BSS内の複数の端末STAに送信する。アソシエーション前の端末STAが、トリガフレームにて通知したランダムアクセス用のリソースユニットRUを用いて上りデータを送信してきた場合、プロセッサ12は、その上りデータを受信する。そして、プロセッサ12は、トリガフレームにて通知したUAIDのベース値と、上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットRUの、トリガフレームにて指定されていたランダムアクセス用のリソースユニットRUの中での順番と、を用いて、UAIDを生成する。
図8は、ある観点における端末STAの構成例を示すブロック図である。端末STAは、通信部21、プロセッサ22、及びメモリ23を備えている。通信部21は、アクセスポイントAPと無線通信、詳細にはアップリンク・マルチユーザ通信及びアップリンク・シングルユーザ通信を行うよう構成されている。プロセッサ22は、通信部21と通信可能に接続され、通信部21を制御して、上述の端末STAの処理を行うよう構成されている。
メモリ23は、上述の実施の形態で説明された端末STAによる処理を行うための命令群及びデータを含むソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を格納するように構成されている。メモリ23は、例えば、揮発性メモリ及び不揮発性メモリの組み合わせによって構成されても良い。
プロセッサ22は、メモリ23からソフトウェアモジュール(コンピュータプログラム)を読み出して実行することで、上述の実施の形態で説明された端末STAの処理を行うように構成されている。プロセッサ22は、例えば、マイクロプロセッサ、MPU、又はCPUであっても良い。プロセッサ22は、複数のプロセッサを含んでも良い。
例えば、プロセッサ22は、自身がアソシエーション前の端末STAである場合、BCB AIDビット(特定ビット)又はBCB AIDビットを加工したビット(加工ビット)を含むように、自身を指定するUAIDを生成する。このとき、UAIDにBCB AIDビットを含める場合は、プロセッサ22は、UAIDのBCB AIDビット以外のビットとしてAIDとは区別されるビットを用いる。
又は、プロセッサ22は、アクセスポイントAPが、ランダムアクセス用のリソースユニットRUを通知すると共にアソシエーション前の端末STAを指定するUAIDのベース値を通知するトリガフレームを送信してきた場合、そのトリガフレームを受信する。プロセッサ22は、自身がアソシエーション前の端末STAである場合、トリガフレームにて通知されたランダムアクセス用のリソースユニットRUを用いて、上りデータをアクセスポイントAPに送信する。そして、プロセッサ22は、トリガフレームにて通知されたUAIDのベース値と、上りデータの送信に用いたランダムアクセス用のリソースユニットRUがトリガフレームにて指定されていた順番と、を用いて、自身を指定するUAIDを生成する。
上述したプログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を使用して格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、CD−R(CD-Recordable)、CD−R/W(CD-ReWritable)、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されても良い。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバなどの有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
以上、実施の形態を参照して本願発明における様々な観点を説明したが、本願発明は上記によって限定されるものではない。本願発明の各観点における構成や詳細には、発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。例えば、上記の実施の形態1,2は、一部又は全部を相互に組み合わせて用いても良い。例えば、実施の形態1でも、UAID同士の競合が起こり得るので、実施の形態1でUAID同士の競合が生じた場合には、実施の形態2のリカバリの処理を施しても良い。
この出願は、2016年9月9日に出願された日本出願特願2016−177012を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
AP アクセスポイント
STA 端末
RU リソースユニット
11 通信部
12 プロセッサ
13 メモリ
21 通信部
22 プロセッサ
23 メモリ

Claims (10)

  1. 無線LAN(Local Area Network)基地局と、
    前記無線LAN基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末と、を備え、
    アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
    BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
    前記無線LAN基地局及びアソシエーション前の無線LAN端末は、
    前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
    前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる、無線LANシステム。
  2. 無線LAN(Local Area Network)基地局と、
    前記無線LAN基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末と、を備え、
    前記無線LAN基地局は、
    ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを前記複数の無線LAN端末に送信し、
    アソシエーション前の無線LAN端末は、
    前記トリガフレームに含まれる前記UAIDのベース値と、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて前記UAIDを生成し、
    前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて、上りデータを前記無線LAN基地局に送信し、
    前記無線LAN基地局は、
    前記UAIDのベース値と、前記上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、前記UAIDを生成する、無線LANシステム。
  3. 複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局であって、
    ソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
    BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
    記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成する生成手段を備え
    前記生成手段は、前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる、無線LAN基地局。
  4. 複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局であって、
    ンダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを前記複数の無線LAN端末に送信する送信手段と
    前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて送信された上りデータを、アソシエーション前の無線LAN端末から受信する受信手段と
    前記UAIDのベース値と、前記上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、前記UAIDを生成する、生成手段と、を備える
    無線LAN基地局。
  5. 無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末であって、
    ソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
    BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
    身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、自身を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成する生成手段を備え
    前記生成手段は、自身がアソシエーション前の無線LAN端末であり、前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる、無線LAN端末。
  6. 無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末であって、
    ンダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを、前記無線LAN基地局から受信する受信手段と
    自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる前記UAIDのベース値と、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、自身を示す前記UAIDを生成する生成手段と
    自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて、上りデータを前記無線LAN基地局に送信する、送信手段と、を備える無線LAN端末。
  7. 複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局による通信方法であって、
    アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
    BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
    前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
    前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる、通信方法。
  8. 複数の無線LAN(Local Area Network)端末との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う無線LAN基地局による通信方法であって、
    ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを前記複数の無線LAN端末に送信し、
    前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて送信された上りデータを、アソシエーション前の無線LAN端末から受信し、
    前記UAIDのベース値と、前記上りデータの送信に用いられたランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、前記UAIDを生成する、通信方法。
  9. 無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末による通信方法であって、
    アソシエーション済みの無線LAN端末を示すAID(Association Identifier)は、
    BCB(BSS(Basic Service Set) Color Bit)を用いて生成された特定ビットを含むものであり、
    自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記特定ビット又は前記特定ビットを加工した加工ビットを含むように、自身を示すUAID(Unassociation Identifier)を生成し、
    自身がアソシエーション前の無線LAN端末であり、前記UAIDに前記特定ビットを含める場合は、前記UAIDの前記特定ビット以外のビットとして前記AIDとは区別されるビットを用いる、通信方法。
  10. 無線LAN(Local Area Network)基地局との間で、アップリンク・マルチユーザ通信を行う複数の無線LAN端末のうちの1つの無線LAN端末による通信方法であって、
    ランダムアクセス用のリソースユニットを示す情報と、アソシエーション前の無線LAN端末を示すUAID(Unassociation Identifier)のシグナリングパラメータであるベース値と、を含むトリガフレームを、前記無線LAN基地局から受信し、
    自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる前記UAIDのベース値と、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットの、当該リソースユニットの中での順番を示す情報と、を用いて、自身を示す前記UAIDを生成し、
    自身がアソシエーション前の無線LAN端末である場合、前記トリガフレームに含まれる情報で示されるランダムアクセス用のリソースユニットを用いて、上りデータを前記無線LAN基地局に送信する、通信方法。
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