JP6642315B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

本発明は、燃料電池システムに関するものである。
従来、燃料電池システムでは、燃料電池のガス供給の遅れを推定し、この推定に基づいて実際のガス供給の遅れを補正するための目標出力を算出するとともに、この算出された目標出力に燃料電池の実際の出力を近づけるようにガス供給量を制御するものがある(例えば、特許文献1参照)。
このものにおいて、燃料電池に対するガス供給量を制御して目標出力に燃料電池の実際の出力を近づけることにより、燃料電池の出力の低下を抑制することが可能になる。
特開2006−92948号公報
上述の燃料電池システムでは、燃料電池に対するガス供給量を制御して目標出力に燃料電池の実際の出力を近づけることにより、燃料電池の出力低下を抑制することができるものの、必要最低限以上の流量のガスを燃料電池に供給して、発電効率を低下させる恐れがある。
本発明は上記点に鑑みて、酸化剤ガスの供給不足を抑えつつ、発電効率の低下を抑えるようにした燃料電池システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、酸素を含む酸化剤ガスと水素を含む燃料ガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させるセル(10a)を複数積層されてなる燃料電池(10)を備え、
燃料電池は、セルの積層方向に延びるように形成されて、かつ供給元(17)からの酸化剤ガスが入る入口(12a)を積層方向の一方側に形成してなり、入口に供給される酸化剤ガスを複数のセルに分配する入口マニホールド(12)を備える燃料電池システムであって、
複数のセルのうち積層方向の一方側の複数のセルをバイパスして積層方向の他方側の複数のセルに対して供給元からの酸化剤ガスを追加供給する1つ以上の空気追加供給部(14a、14b、14X、14Y)と、
供給元および空気追加供給部の間に形成される酸化剤ガスの流路を開閉する弁体(15a、15b)と、
弁体によって酸化剤ガスの流路を閉じて入口マニホールドおよび空気追加供給部のうち入口マニホールドによって複数のセルに酸化剤ガスを供給する通常運転と、弁体によって酸化剤ガスの流路を開けて入口マニホールドおよび空気追加供給部によって複数のセルに酸化剤ガスを供給するガス追加供給運転とを切り替えて実施する切替制御部(S115、S125、S135、S115A、S135A)と、を備える。
請求項1に記載の発明によれば、通常運転の実施によって必要最低限以上の流量のガスを燃料電池に供給することを抑えることができる。ガス追加供給運転の実施によって酸化剤ガスの供給不足を抑えることができる。これにより、酸化剤ガスの供給不足を抑えつつ、発電効率の低下を抑えるようにした燃料電池システムを提供することができる。
なお、この欄および特許請求の範囲で記載した各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
本発明の第1実施形態における燃料電池システムの全体構成を示す図である。 第1実施形態における燃料電池を構成するセルの構成を示す断面図である。 第1実施形態における燃料電池および空気追加供給管の構成を示す斜視図である。 第1実施形態における燃料電池システムの電気的構成を示すブロック図である。 図3の燃料電池において、セル電圧とストイキ比との関係を示す特性図である。 図3の燃料電池において、縦軸を虚軸として、横軸を実軸としたセル毎のインピーダンスを示す特性図である。 図4の電子制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態における燃料電池システムの全体構成を示す図である。 第2実施形態における燃料電池システムの空気追加供給管の構成を示す斜視図である。 第2実施形態における電子制御装置の制御処理を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態における燃料電池システムの全体構成を示す図である。 第3実施形態における空気入口マニホールドおよび空気追加供給管の構成を示す図である。 第3実施形態における空気入口マニホールドおよび空気追加供給管の構成を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、説明の簡略化を図るべく、図中、同一符号を付してある。
(第1実施形態)
以下、本発明に係る燃料電池システム1の第1実施形態について図に基づいて説明する。
本実施形態の燃料電池システム1は、電気自動車の一種である燃料電池車両に適用されて、車両に搭載された燃料電池10の発電状態を制御するものである。
燃料電池10は、水素ガスを含む燃料ガスと酸素ガスを含む酸化剤ガス(本例では、空気)といった反応ガスの電気化学反応を利用して電気エネルギを出力するものである。本実施形態では、燃料電池10としては、固体高分子型燃料電池が採用されている。
燃料電池10は、発電により発生した直流電力をDC−DCコンバータ(図示省略)を介して主に車両走行用電動モータや二次電池といった電気負荷20に供給する。
本実施形態の燃料電池10は、最小単位となるセル10aが複数積層された燃料電池スタックを構成している。燃料電池10は、複数のセル10aを電気的に直列接続した直列接続体として構成されている。
複数のセル10aは、図2の断面図に示すように、電解質膜101の両側を一対の触媒層102a、102bで挟んで構成される膜電極接合体100、膜電極接合体100の両側に配置された一対の拡散層103a、103b、これらを挟持するセパレータ110a、110bで構成されている。
電解質膜101は、含水性を有するフッ素系や炭化水素系等の高分子材料により形成されたプロトン伝導性のイオン交換膜である。
一対の触媒層102a、102bは、それぞれ電極をなすもので、アノード電極を構成するアノード側触媒層102a、およびカソード電極を構成するカソード側触媒層102bで構成されている。
触媒層102a、102bは、図は省略するが、触媒作用を発揮する物質(例えば、白金粒子)102c、当該物質102cを担持する担持カーボン102d、担持カーボン102dを被覆するアイオノマー(電解質ポリマー)102eで構成されている。
拡散層103a、103bは、反応ガスを各触媒層102a、102bへ拡散させるもので、ガス透過性および電子伝導性を有する多孔質部材(例えば、カーボンペーパー、カーボンクロス)で構成されている。
セパレータ110a、110bは、例えば、導電性を有するカーボン製の基材で構成されている。セパレータ110aには、アノード側触媒層102aに対向する部位に、水素入口部22aからの燃料ガスが流れる水素流路111aが形成されている。セパレータ110bには、カソード側触媒層102bに対向する部位に、空気入口マニホルド12からの酸化剤ガスが流れる空気流路111bが形成されている。
複数のセル10aは、それぞれ、燃料ガスおよび酸化剤ガスが供給されると、以下に示すように、水素ガスおよび酸素ガスの電気化学反応により、電気エネルギを出力する。
(アノード側)H→2H+2e
(カソード側)2H+1/2O+2e→H
本実施形態の複数のセル10aは、ターミナル11xとターミナル11yとの間に挟まれている。
ターミナル11xは、複数のセル10aを1つの電池とみなしたときのプラス電極である。ターミナル11xは、複数のセル10aに対して積層方向一方側に配置されている。ターミナル11yは、複数のセル10aを1つの電池とみなしたときのマイナス電極である。ターミナル11yは、複数のセル10aに対して積層方向他方側に配置されている。
本実施形態の電気負荷20としては、走行用電動モータや車載空調装置等の電気機器が採用されている。なお、以下、説明の便宜上、燃料電池10において複数のセル10aが積層される方向を積層方向という。
本実施形態の複数のセル10aは、第1グループ10A、第2グループ10B、および第3グループ10Cに分けられている。
第1グループ10Aは、燃料電池10のうち積層方向一方側に配置されている複数のセル10aを備えるグループである入口側グループである。
第2グループ10Bは、燃料電池10のうち第1グループ10Aの複数のセル10aに対して積層方向他方側に配置されている複数のセル10aを備える奥側グループである。
第3グループ10Cは、燃料電池10のうち、第1グループ10Aの複数のセル10aおよび第2グループ10Bの複数のセル10aに対して積層方向他方側に配置されている複数のセル10aを備える奥側グループである。
以下、説明の便宜上、第1グループ10A、第2グループ10B、第3グループ10Cを総称して第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cという。第1グループ10A、第2グループ10Bを総称して第1、第2グループ10A、10Bという。第2グループ10B、第3グループ10Cを総称して
第2、第3グループ10B、10Cという。
ここで、第1グループ10Aの複数のセル10aは、燃料電池10のうち最も積層方向一方側に配置されている。第3グループ10Bの複数のセル10aは、燃料電池10のうち最も積層方向他方側に配置されている。第2グループ10Aの複数のセル10aは、第1グループ10Aの複数のセル10aと第3グループ10Bの複数のセル10aとの間に配置されている。
つまり、第1グループ10Aの複数のセル10a、第2グループ10Bの複数のセル10a、および第3グループ10Bの複数のセル10aは、グループ毎に、積層方向に並べられている。
なお、第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cは、グループ毎に、燃料電池10の複数のセル10a全体の個数を三等分した個数の複数のセル10aを有して構成されている。
燃料電池10は、空気入口マニホルド12、空気出口マニホルド13、空気追加供給管14a、14b、流量調整弁15a、15b、背圧調整弁16、およびポンプ17を備える。
空気入口マニホルド12は、ターミナル11xおよび複数のセル10aに対して積層方向に貫通して積層方向に延びるように形成されている貫通孔である。空気入口マニホルド12は、空気入口12aから流れる空気を第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cの複数のセル10aに分配する。空気入口12aは、ターミナル11xに形成されている。つまり、空気入口12aは、燃料電池10のうち積層方向一方側に形成されている。空気入口マニホルド12のうち積層方向他方側は、ターミナル11yによって塞がれている。
ここで、説明の便宜上、空気入口マニホルド12のうち第1グループ10Aの複数のセル10aに対応する領域を第1マニホルド部12Aとする。空気入口マニホルド12のうち第2グループ10Bの複数のセル10aに対応する領域を第2マニホルド部12Bとする。空気入口マニホルド12のうち第3グループ10Cの複数のセル10aに対応する領域を第3マニホルド部12Cとする。
空気入口マニホルド12の空気入口12aおよびポンプ17の間には、空気供給配管20aが接続されている。
空気出口マニホルド13は、ターミナル11xおよび複数のセル10aに対して積層方向に貫通する貫通孔である。空気出口マニホルド13は、複数のセル10aを通過した空気を集めて空気出口13aから排出する。空気出口13aは、ターミナル11xに形成されている。つまり、空気出口13aは、燃料電池10のうち積層方向一方側に形成されている。空気出口マニホルド13のうち積層方向他方側は、ターミナル11yによって塞がれている。
空気出口13aには、空気出口マニホルド13から排出される生成水や不純物を空気とともに外部へ排出するための空気排気管20bが接続されている。背圧調整弁16は、空気排気管20bのうち空気が排出される空気排出路の開度を調整する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとから構成されている。
空気追加供給管14aは、ポンプ17から供給される空気を第1、第2グループ10A、10Bの複数のセル10aをバイパスして第3グループ10Cの複数のセル10aに追加供給する。
具体的には、空気追加供給管14aは、空気入口マニホルド12のうち第1、第2マニホルド部12A、12B内に配置されている。空気追加供給管14aの空気入口は、空気入口マニホルド12の空気入口12aから積層方向一方側に突出している。空気追加供給管14aの吹出口14cは、空気入口マニホルド12のうち第3グループ10Cの複数のセル10aに対して積層方向一方側に位置する。
空気追加供給管14aの空気入口およびポンプ17の間には、空気追加供給配管20cが接続されている。流量調整弁15aは、空気追加供給配管20cの空気流路の開度を調整する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとから構成されている。流量調整弁15aは、空気追加供給配管20cに流れる空気量を調整する弁である。
空気追加供給管14bは、ポンプ17から供給される空気を第1グループ10Aの複数のセル10aをバイパスして第2グループ10Bの複数のセル10aに追加供給する。
具体的には、空気追加供給管14bは、空気入口マニホルド12のうち第1マニホルド部12A内に配置されている。空気追加供給管14bの空気入口は、空気入口マニホルド12の空気入口12aから積層方向一方側に突出している。空気追加供給管14bの吹出口14dは、空気入口マニホルド12のうち第2グループ10Bの複数のセル10aに対して積層方向一方側に位置する。
空気追加供給管14bの空気入口およびポンプ17の間には、空気追加供給配管20dが接続されている。流量調整弁15bは、空気追加供給配管20dの空気流路の開度を調整する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとから構成されている。流量調整弁15bは、空気追加供給配管20dに流れる空気量を調整する弁である。
なお、本実施形態の空気追加供給管14a、14bは、複数のセル10aを積層した後に空気入口マニホルド12内に挿入されたものである(図3参照)。
また、燃料電池10のターミナル11yには、水素入口部22aと水素出口部22bとが設けられている。
水素入口部22aは、複数のセル10aに燃料ガスを供給するガス入口部を構成している。水素出口部22bは、複数のセル10aから未反応水素等を排出させるガス出口部を構成している。
ここで、ターミナル11yには、水素入口部22aに水素を供給するための水素供給流路を有する水素供給配管30が接続されている。ターミナル11yには、水素出口部22bから微量な未反応水素等を外部へ排出するための水素排出流路を備える水素排出配管31が接続されている。
水素供給配管30の最上流部には、高圧水素が充填された水素タンク32が設けられている。水素排出配管31は、気液分離器34および循環ポンプ35を介して水素供給配管30に接続されている。気液分離器34は、反応水等の廃液と未反応水素等の気体とを分離する。
気液分離器34のうち未反応水素等の気体を排出する出口34aは、循環ポンプ35に接続されている。気液分離器34のうち反応水等の廃液を排出する出口34bは、排気弁36が接続されている。排気弁36は、気液分離器34の出口34bを開閉する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとから構成されている。このため、気液分離器34は、排気弁36とともに、反応水等の廃液を水素排出配管31から排出させる。
循環ポンプ35は、水素排出配管31および水素供給配管30の間で燃料ガスを循環させる流れを発生させる電動ポンプである。
水素供給配管30および水素排出配管31の接続部30aと水素タンク32との間には、インジェクタ37が配置されている。インジェクタ37は、水素供給配管30のうち水素が流れる水素流路の開度を調整する弁体と、この弁体を駆動する電動アクチュエータとから構成されている。
なお、図3において、符号40aは、複数のセル10aに燃料ガスを分配する水素入口マニホルドである。符号40bは、複数のセル10aからの燃料ガスを集合させる水素出口マニホルドである。符号41a、41bは、冷却水を流通させる冷却水流路である。
次に、本実施形態の燃料電池システム1の電気的構成について図4を参照して説明する。
燃料電池システム1は、電子制御装置50、電圧センサ51a、51b、51cの検出値、電流センサ52、および交流電源53を備える。
電子制御装置50は、マイクロコンピュータやメモリ等から構成されて、予めメモリに記憶されたコンピュータプログラムにしたがって、発電制御処理を実行する。
電圧センサ51aは、第1グループ10Aの複数の電圧セル10aの出力電圧を加算した加算値を検出する。電圧センサ51bは、第2グループ10Bの複数の電圧セル10aの出力電圧を加算した加算値を検出する。電圧センサ51cは、第3グループ10Cの複数の電圧セル10aの出力電圧を加算した加算値を検出する。電流センサ52は、ターミナル11x、11yの間において第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cを流れる電流を検出する。
交流電源53は、電子制御装置50によって制御されて、燃料電池10のターミナル11x、11yの間に交流電圧を与える。
電子制御装置50は、発電制御処理の実行に伴って、運転者の足によって操作れるアクセルペダルの操作量や燃料電池10のインピーダンスimp1、imp2、imp3に基づいて流量調整弁15a、15b、ポンプ17等を制御する。
インピーダンスimp1は、第1グループ10Aの複数のセル10aのインピーダンスZ1のうち低周波数(例えば、20Hz)の成分である。インピーダンスimp1は、電圧センサ51aの検出値を電流センサ52の検出値で除算して求められたインピーダンスZ1に対して高速フーリエ変換等の周波数分別処理を施して算出される。
インピーダンスimp2は、第2グループ10Bの複数のセル10aのインピーダンスZ2のうち低周波数(例えば、20Hz)の成分である。インピーダンスimp2は、電圧センサ51bの検出値を電流センサ52の検出値で除算して求められたインピーダンスZ2に対して高速フーリエ変換等の周波数分別処理を施して算出される。
インピーダンスimp3は、第3グループ10Cの複数のセル10aのインピーダンスZ3のうち低周波数(例えば、20Hz)の成分である。インピーダンスimp3は、電圧センサ51cの検出値を電流センサ52の検出値で除算して求められたインピーダンスZ3に対して高速フーリエ変換等の周波数分別処理を施して算出される。
次に、本実施形態の燃料電池システム1の作動について説明する。
電子制御装置50は、アクセルペダルの操作量などに応じて燃料電池10の要求電力を算出するとともに、この算出される要求電力に燃料電池10から実際の出力される電力(以下、実際の電力という)を近づけるために、ポンプ17、循環ポンプ35、インジェクタ37等を制御する。
ここで、要求電力は、燃料電池10から出力されることが要求される電力であって、アクセルペダルの操作量が大きくなるほど、要求電力が大きくなる。燃料電池10の実際の電力は、電圧センサ51a、51b、51cの検出値、および電流センサ52の検出値によって求められる。
この際に、インジェクタ37が水素タンク32からの水素を水素供給配管30を通して燃料電池10に吐出する。循環ポンプ35は、水素供給配管30→燃料電池10の複数のセル10a→水素排出配管31→水素供給配管30の順に流れる水素の流れを発生させる。
これに伴い、気液分離器34は、燃料電池10の複数のセル10aから排出された反応水等の廃液を排気弁36を通して排出する。
ポンプ17は、大気中から空気を吸い込んでこの吸い込んだ空気を空気入口マニホルド12に向けて流通させる空気の供給源である。空気入口マニホルド12に流れ込んだ空気は、複数のセル10aのそれぞれに分配される。この分配された空気は、複数のセル10aのそれぞれを通過して空気出口マニホルド13に集合される。この集合された空気は、空気出口マニホルド13から背圧調整弁16および空気排気管20bを通して排出される。
このように複数のセル10aに供給される空気と水素とが供給されると、複数のセル10aは、それぞれ、水素ガスおよび酸素ガスの電気化学反応により発電する。このため、ターミナル11xから電気負荷20を通してターミナル11yに電流が流れる。
ここで、燃料電池10の出力電力が基準以上である高負荷運転が要求されたり、或いは、自動車を加速させるために要求電力が短時間で上昇する場合には、複数のセル10aには多くの空気量が供給されることが要求される。
しかし、第2、第3グループ10B、10Cは、空気入口マニホルド12のうち積層方向において空気入口12aに対して反対側に位置する。つまり、第2、第3グループ10B、10Cは、空気入口マニホルド12のうち積層方向において奥側に位置する。このため、空気入口マニホルド12の圧力損失等が起因してポンプ17から第2、第3グループ10B、10Cの複数のセル10aに供給される空気が不足する場合がある。
したがって、燃料電池10において高負荷運転が実施される場合には、燃料電池10のうち第2、第3グループ10B、10Cの複数のセル10aに供給される空気が不足して、複数の10aへ供給される空気量の分布にバラツキが生じる。このため、ストイキ比の変化に伴ってセル10aの出力電圧が変化する(図5参照)。ストイキ比とは、発電反応における理論上の発電に必要な空気量に対する実際の空気供給量の比率である。
この場合、第2、第3グループ10B、10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足すると、第2、第3グループ10B、10Cの複数のセル10aの出力電力が低下する恐れがある。これに伴い、燃料電池10の出力電力が要求電力よりも低くなる恐れがある。
ここで、セル10aへの空気の供給が不足すると、セル10aのインピーダンスのうち低周波数(例えば、20Hz)の成分における虚数成分および実数成分も増大する(図6参照)。つまり、セル10aへの空気の供給が不足すると、セル10aのインピーダンスのうち低周波数の成分の絶対値が増大することになる。
そこで、本実施形態の電子制御装置50は、複数のセル10aのインピーダンスを利用して、燃料電池10の出力電力が低下することを抑制するための発電制御処理を実行する。以下、電子制御装置50の発電制御処理について図7を参照して説明する。図7は、電子制御装置50の発電制御処理を示すフローチャートである。
まず、ステップ100(第1、第2算出部)において、電圧センサ51a、51b、51cの検出値、および電流センサ52の検出値に基づいて、インピーダンスimp1、imp2、imp3を算出する。
次に、ステップ110(判定部)において、負荷が基準以上の高負荷運転を要求されているか否かを判定する。
具体的には、運転者により操作されるアクセルペダルの操作量が閾値以上であるか否かを判定する。
このとき、アクセルペダルの操作量が閾値以上であるときには、高負荷運転を要求されているとして上記ステップ110でYESと判定する。この場合、燃料電池10の要求電力が閾値以上であると判定されることになる。
これに伴い、ステップ115(切替制御部)において、第1空気追加供給運転を実行する。具体的には、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を開けるとともに、流量調整弁15bを制御して空気追加供給配管20dの空気流路を開ける。
このとき、ポンプ17からの空気が流量調整弁15a、空気追加供給配管20c、および空気追加供給管14aを通して第3マニホルド部12Cに流れる。さらに、ポンプ17からの空気が流量調整弁15b、空気追加供給配管20d、および空気追加供給管14bを通して第2マニホルド部12Bに流れる。このとき、ポンプ17からの空気が空気供給配管20aおよび空気入口12aを通して第1マニホルド部12Aに流れる。
この際、空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち一部の空気は、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配される。空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第2マニホルド部12Bに流れる。
このため、第2マニホルド部12Bには、第1マニホルド部12Aからの空気と空気追加供給管14bからの空気とが流れる。
このように第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち一部の空気は、第2グループ10Bの複数のセル10aに分配される。このため、第2グループ10Bの複数のセル10aには、ポンプ17から第1マニホルド部12Aを通して供給される空気に、ポンプ17から空気追加供給管14bを通して供給される空気が追加されることになる。
ここで、第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち第2グループ10Bの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第3マニホルド部12Cに流れる。
このため、第3マニホルド部12Cには、第2マニホルド部12Bからの空気と空気追加供給管14aからの空気とが流れる。このように第3マニホルド部12Cに流れる空気は、第3グループ10Cの複数のセル10aに分配される。
このことにより、第3グループ10Cの複数のセル10aには、ポンプ17から第1、第2マニホルド部12A、12Bを通して供給される空気に、ポンプ17から空気追加供給管14aを通して供給される空気が追加されることになる。その後、ステップ140に進む。
また、上記ステップ110において、アクセルペダルの操作量が閾値未満であるときには、高負荷運転を要求されていないとしてNOと判定する。この場合、燃料電池10の要求電力が閾値未満であると判定されることになる。
これに伴い、ステップ120(判定部)において、インピーダンスimp2とインピーダンスimp1との差分(imp2−imp1)が基準Xよりも大きいか否かを判定する。基準Xは、第2グループ10Bの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているか否かを判定するために予め決められた値である。
このとき、差分(imp2−imp1)が基準Xよりも大きいときには、第2グループ10Bの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているとして、ステップ120でYESと判定する。
これに伴い、ステップ125(切替制御部)において、第2空気供給運転を実行する。具体的には、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を閉じるとともに、流量調整弁15bを制御して空気追加供給配管20dの空気流路を開ける。
このとき、ポンプ17からの空気が流量調整弁15b、空気追加供給配管20d、および空気追加供給管14bを通して第2マニホルド部12Bに流れる。このとき、ポンプ17からの空気が空気供給配管20aおよび空気入口12aを通して第1マニホルド部12Aに流れる。
この際、空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち一部の空気は、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配される。これに伴い、空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第2マニホルド部12Bに流れる。
このため、第2マニホルド部12Bには、第1マニホルド部12Aからの空気と空気追加供給管14bからの空気とが流れる。このように第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち一部の空気は、第2グループ10Bの複数のセル10aに分配される。
このため、第2グループ10Bの複数のセル10aには、ポンプ17から第1マニホルド部12Aを通して供給される空気に、ポンプ17から空気追加供給管14bを通して供給される空気が追加されることになる。
ここで、第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち第2グループ10Bの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第3マニホルド部12Cに流れる。この第3マニホルド部12Cに流れた空気は、第3グループ10Cの複数のセル10aに分配される。その後、次のステップ130に進む。
また、上記ステップ120において、差分(imp2−imp1)が基準X以下であるときには、第2グループ10Bの複数のセル10aへの空気の供給が十分であるとして、NOと判定する。このとき、次のステップ130に進む。
このようにステップ130(判定部)に進むと、インピーダンスimp3とインピーダンスimp1との差分(imp3−imp1)が基準Xよりも大きいか否かを判定する。基準Xは、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているか否かを判定するために予め決められた値である。
このとき、差分(imp3−imp1)が基準Xよりも大きいときには、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているとして、ステップ130でYESと判定する。
これに伴い、ステップ135(切替制御部)において、第3空気追加供給運転を実行する。具体的には、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を開けるとともに、流量調整弁15bを制御して空気追加供給配管20dの空気流路を閉じる。
このとき、ポンプ17からの空気が流量調整弁15a、空気追加供給配管20c、および空気追加供給管14aを通して第3マニホルド部12Cに流れる。このとき、ポンプ17からの空気が空気供給配管20aおよび空気入口12aを通して第1マニホルド部12Aに流れる。
この際、空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち一部の空気は、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配される。空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第2マニホルド部12Bに流れる。
このように第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち一部の空気は、第2グループ10Bの複数のセル10aに分配される。ここで、第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち第2グループ10Bの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第3マニホルド部12Cに流れる。
このため、第3マニホルド部12Cには、第2マニホルド部12Bからの空気と空気追加供給管14aからの空気とが流れる。
この第3マニホルド部12Cに流れる空気は、第3グループ10Cの複数のセル10aに分配される。このため、第3グループ10Cの複数のセル10aには、ポンプ17から第1マニホルド部12A、12Bを通して供給される空気に、ポンプ17から空気追加供給管14aを通して供給される空気が追加されることになる。その後、ステップ140に進む。
また、上記ステップ130において、差分(imp3−imp1)が基準X以下であるときには、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が十分であるとして、NOと判定する。
これに伴い、ステップ137において、通常運転を実行する。具体的には、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を閉じるとともに、流量調整弁15bを制御して空気追加供給配管20dの空気流路を閉じる。
このとき、ポンプ17からの空気が空気供給配管20aおよび空気入口12aを通して第1マニホルド部12Aに流れる。
この際、空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち一部の空気は、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配される。空気入口12aから第1マニホルド部12Aに流れる空気のうち、第1グループ10Aの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第2マニホルド部12Bに流れる。
このように第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち一部の空気は、第2グループ10Bの複数のセル10aに分配される。ここで、第2マニホルド部12Bに流れる空気のうち第2グループ10Bの複数のセル10aに分配された空気以外の残りの空気は、第3マニホルド部12Cに流れる。
この第3マニホルド部12Cに流れる空気は、第3グループ10Cの複数のセル10aに分配される。その後、ステップ140に進む。
その後、次のステップ140において、燃料電池10の発電運転を継続するべきか否かを判定する。このとき、燃料電池10の発電運転を継続するべきであるとして、上記ステップ140においてYESと判定すると、ステップ100に戻る。
このため、燃料電池10の発電運転を継続するべきであるとしてステップ140でYESと判定される限り、ステップ100のインピーダンス計測処理、ステップ110、120、130の判定処理、追加ガス供給処理115、125、135、137を繰り返し実行する。
このため、高負荷運転を要求されているとして上記ステップ110でYESと判定すると、ステップ115において、第1空気追加供給運転を実施する。
また、ステップ120において、第2グループ10Bの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているとしてYESと判定すると、ステップ125において、第2空気追加供給運転を実施する。
また、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているとして、ステップ130でYESと判定すると、ステップ135において、第3空気追加供給運転を実施する。
さらに、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が十分であるとして、ステップ130でNOと判定すると、ステップ137において、通常運転を実行する。
以上説明した本実施形態によれば、燃料電池システム1は、空気と燃料ガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させるセル10aを複数積層されてなる燃料電池10を備える。燃料電池10は、複数のセル10aを積層方向に貫通して、かつポンプ17から供給される空気が入る入口12aを積層方向の一方側に形成する入口マニホールド12を備える。入口マニホールド12は、入口12aに供給される空気を複数のセル10aに分配する。
空気追加供給管14aは、ポンプ17からの空気を第1、第2グループ10A、10Bの複数のセル10aをバイパスして第3グループ10Cの複数のセル10aに追加供給する。空気追加供給管14bは、ポンプ17からの空気を第1グループ10Aの複数のセル10aをバイパスして第2グループ10Bの複数のセル10aに追加供給する。
流量調整弁15aは、ポンプ17および空気追加供給管14aの間に配置されている空気追加供給配管20cの空気流路を開閉する。流量調整弁15bは、ポンプ17および空気追加供給管14bの間に配置されている空気追加供給配管20dの空気流路を開閉する。
電子制御装置50は、流量調整弁15a、15bを制御して、通常運転、第1空気追加運転、第2空気追加運転、第3空気追加運転のうちいずれか1つの運転から他の運転に切り替える。
このように第1、第2、第3空気追加運転を実施することにより、第2グループ10B、或いは第3グレープ10Cの複数のセル10aにおける空気の供給不足を抑制して燃料電池10の性能向上を効率的に図ることができる。一方、通常運転を実施することによって必要最低限以上の流量のガスを燃料電池に供給することを抑えることができる。
また、高負荷運転時ではない場合でも、過度的に空気の供給不足が生じることがあるものの、複数のセル10aをグループ毎に空気供給不足を判別してグループ毎に空気を追加供給することにより、空気の供給不足が生じることを抑制することができる。
さらに、低温時などにおいては、燃料電池10における液体である水の分布状態によって部分的に空気供給不足が生じる場合があるものの、複数のセル10aをグループ毎に空気供給不足を判別してグループ毎に空気を追加供給することにより、空気の供給不足が生じることを抑制することができる。
以上により、複数のセル10aに対する空気の供給不足を抑えつつ、発電効率の低下を抑えるようにした燃料電池システム1を提供することができる。
(第2実施形態)
上記第1実施形態では、2本の空気追加供給管14a、14bを用いた例について説明したが、これに代えて、1本の空気追加供給配管14Xを用いた第2実施形態について説明する。
図8、図9に本実施形態の燃料電池システム1の構成の構成を示す。図8において、図1と同一符号は同一のものを示し、その説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム1は、空気追加供給管14a、14bに代わる空気追加供給配管14Xを備える。
図9に本実施形態の空気追加供給配管14Xの斜視図を示す。空気追加供給配管14Xは、積層方向に延びる円筒状に形成されている。
空気追加供給配管14Xは、空気入口マニホルド12内に配置されている。空気追加供給配管14Xのうち積層方向一方側には、空気追加供給配管20cから吹き出される空気が流入される空気入口200(図8、図9参照)が設けられている。空気追加供給配管14Xの空気入口200は、空気入口マニホルド12の空気入口12aから積層方向一方側に突出している。空気追加供給配管14Xのうち積層方向他方側は、栓201によって塞がれている。
空気追加供給配管14Xは、吹出口110、111、112、113、114、115、116、117、118、119を備える。吹出口110、111、112、113、114、115、116、117、118、119は、それぞれ同一の開口面積を有している。吹出口110、111、112、113、114、115、116、117、118、119は、積層方向に並べられている。
吹出口110、111、112は、第2マニホルド部12B内に開口されている。吹出口110と吹出口111、112とは、積層方向に間隔を開けて配置されている。吹出口110から吹き出される風量よりも吹出口111、112から吹き出される風量の方が大きい。
吹出口111、112と吹出口113、114、115とは、積層方向に間隔を開けて配置されている。
吹出口113、114、115、116、117、118、119は、第3マニホルド部12C内に開口されている。吹出口113、114、115と吹出口116、117、118、119とは、積層方向に間隔を開けて配置されている。吹出口113、114、115から吹き出される風量よりも、吹出口116、117、118、119から吹き出される風量の方が大きい。
以上により、積層方向一方側から積層方向他方側に向かうほど空気追加供給配管14Xから空気入口マニホルド12内に吹き出される風量が多くなるように吹出口110、111、112、113、114、115、116、117、118、119が配置されている。
このことにより、空気追加供給配管14Xから第2グループ10Bの複数のセル10aに供給される風量よりも、空気追加供給配管14Xから第3グループ10Cの複数のセル10aに供給される風量を多くすることになる。
次に、本実施形態の燃料電池システム1の作動について説明する。
本実施形態の電子制御装置50は、図7のフローチャートに代わる図10のフローチャートにしたがって、発電制御処理を実行する。
図10のフローチャートにおいて、図7のステップ115に代わるステップ115Aが設けられている。図7のステップ125、135に代わるステップ135Aが設けられている。
まず、ステップ110において、高負荷運転を要求されているときには、YESと判定すると、ステップ115A(切替制御部)に進んで、空気追加供給運転を実行する。
具体的には、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を開ける。
このとき、ポンプ17からの空気が流量調整弁15a、空気追加供給配管20c、および空気追加供給管14Xに流れる。
このため、空気追加供給管14Xの吹出口110、111、112から第2マニホルド部12B内に空気が吹き出される。このため、第2グループ10Bの複数のセル10aには、ポンプ17から第1マニホルド部12Aを通して供給される空気に、吹出口110、111、112からの空気が追加供給される。
これに加えて、空気追加供給管14Xの吹出口113、114、・・・119から第3マニホルド部12C内に空気が吹き出される。このため、第3グループ10Cの複数のセル10aには、ポンプ17から第1マニホルド部12Aを通して供給される空気に、吹出口113、114、・・・119からの空気が追加供給される。
また、第2グループ10Bの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているとして、ステップ120でYESと判定すると、ステップ135A(切替制御部)に進んで、上記ステップ115Aと同様に、空気追加供給運転を実行する。
また、差分(imp3−imp1)が基準Xよりも大きいときには、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足しているとして、ステップ130でYESと判定する。この場合も、ステップ135Aに進んで、上記ステップ115Aと同様に、空気追加供給運転を実行する。
以上説明した本実施形態では、電子制御装置50は、高負荷運転を要求されているとき、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を開ける。このため、第2、第3グループ10B、10Cの複数のセル10aには、吹出口110、111、112・・・・119からの空気が追加供給される。
電子制御装置50は、第2グループ10Bの複数のセル10aへの空気の供給が不足していると判定したときに、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を開ける。このため、第2グループ10Bの複数のセル10aには、吹出口110、111、112からの空気が追加供給される。
電子制御装置50は、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足していると判定したとき、流量調整弁15aを制御して空気追加供給配管20cの空気流路を開ける。このため、第3グループ10Cの複数のセル10aには、吹出口113、111、・・・・119からの空気が追加供給される。
以上により、高負荷運転時、および自動車の加速時に、燃料電池10への空気の供給不足が生じることが抑制されるため、燃料電池10の出力電力の低下を抑制することができる。
本実施形態では、第3グループ10Cの複数のセル10aは、第2グループ10Bの複数のセル10aに対して空気入口マニホルド12の空気入口200と反対側に配置されている。したがって、空気追加供給配管14Xを用いないで空気入口マニホルド12から複数のセル10aに空気を供給する際には、第2グループ10Bの複数のセル10aよりも第3グループ10Cの複数のセル10aの方が空気を供給し難くなる。
これに対して、本実施形態では、上述の如く、空気追加供給配管14Xから第2グループ10Bの複数のセル10aに供給される風量よりも、空気追加供給配管14Xから第3グループ10Cの複数のセル10aに供給される風量を大きくなるように吹出口110、111、112、113、114、115、116、117、118、119が配置されている。このため、第3グループ10Cの複数のセル10aへの空気の供給が不足することを一層抑制することができる。これに伴い、燃料電池10の出力電力の低下をより一層抑制することができる。
(第3実施形態)
上記第1実施形態では、ポンプ17および空気追加供給管14a、14bの空気流路を開閉する弁として、電子制御装置50によって制御される流量調整弁15a、15bを用いた例について説明したが、これに代えて、次のようにする。
すなわち、本第3実施形態では、ポンプ17および空気追加供給管14Yの空気流路を開閉する弁として、空気入口マニホルド12内の空気圧によって自動的に開閉する弁を用いる方法について説明する。
図11、図12A、図12Bに、本実施形態の燃料電池システム1の構成の構成を示す。図11において、図1と同一符号は同一のものを示し、その説明を省略する。
本実施形態の燃料電池システム1は、空気追加供給管14a、14bに代わる空気追加供給配管14Yと、流量調整弁15a、15bに代わる開閉弁130を備える。
空気追加供給配管14Yは、積層方向に延びる管状に形成されている。空気追加供給配管14Yは、空気入口マニホルド12内に配置されている。空気追加供給配管14Yは、空気入口マニホルド12のうち空気出口マニホルド13に対して反対側に配置されている。
空気追加供給配管14Yには、空気入口120、吹出口121、および空気流路122が設けられている。空気入口120は、第1マニホルド部12A内に開口されている。空気入口120は、第1マニホルド部12A内からの空気を空気流路122内に導く。空気流路122は、空気入口120に導かれた空気を吹出口121に向けて流通させる。吹出口121は、第3マニホルド部12C内に開口されている。吹出口121は、空気流路122を通過した空気を第3マニホルド部12C内に吹き出す。
開閉弁130は、金属材料からなる板状に形成されている。開閉弁130は、空気追加供給配管14Y内において、空気入口120を塞ぐように配置されている(図12A参照)。開閉弁130は、後述するように、弾性変形して空気入口120を開ける。
次に、本実施形態の燃料電池システム1の作動について説明する。
まず、ポンプ17からの空気が空気供給配管20aおよび空気入口12aを通して空気入口マニホルド12の第1、第2、第3マニホルド部12A、12B、12Cに流れる。このため、第1、第2、第3マニホルド部12A、12B、12Cは、ポンプ17からの空気を、矢印Ycの如く、第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cの複数のセル10aに分配する。
ここで、電子制御装置50は、アクセルペダルの操作量に応じてポンプ17から吹き出される空気量を制御する。アクセルペダルの操作量が大きくなるほど、要求電力を大きくして、ポンプ17から複数のセル10aに吹き出される空気量が増大させる。
例えば、電子制御装置50は、負荷が基準以上の高負荷運転を要求されたとき、或いは、自動車の加速時には、要求電力を大きくして、ポンプ17から複数のセル10aに吹き出される空気量が増大させる。
これに伴い、第1マニホルド部12Aのうち空気追加供給配管14Yの空気入口120側において、空気流路122内の空気圧よりも、空気流路122の外側の空気圧力が高くなる。すると、この空気圧の上昇に伴って開閉弁130が弾性変形して空気入口120を開ける。
つまり、空気流路122内の空気圧と空気流路122の外側の空気圧力との間の差圧によって、開閉弁130が弾性変形して空気入口120を開ける。
このため、第1マニホルド部12Aからの空気が、矢印Ya、Ybの如く、空気流路122および吹出口121を通して第3マニホルド部12Cに流れる。つまり、第1マニホルド部12Aからの空気が第2マニホルド部12Bを通して第3マニホルド部12Cに流れる。
したがって、第3マニホルド部12Cには、ポンプ17から空気供給配管20a、第1マニホルド部12A、および第2マニホルド部12Bを通過した空気と、ポンプ17から空気供給配管20a、第1マニホルド部12A、および空気追加供給配管14Yを通過した空気とが供給される。この第3マニホルド部12Cに供給された空気が第3グループ10Cの複数のセル10aに分配される。
その後、ポンプ17が電子制御装置50によって制御されてポンプ17から吹き出される空気量を減少させる。
このため、第1マニホルド部12Aのうち空気追加供給配管14Yの空気入口120側において、空気流路122の外側の空気圧力が低くなる。このため、第1マニホルド部12Aのうち空気追加供給配管14Yの空気入口120側において、空気流路122内の空気圧と、空気流路122の外側の空気圧力との間の差圧が小さくなる。すると、開閉弁130の弾性変形が戻り、開閉弁130が空気入口120を閉じる。
このため、ポンプ17から空気供給配管20a、第1マニホルド部12A、および空気追加供給配管14Yを通して第3マニホルド部12Cに空気が供給されることが停止される。
したがって、第1、第2、第3マニホルド部12A、12B、12Cは、ポンプ17からの空気を、矢印Ycの如く、第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cの複数のセル10aに分配する。
以上説明した本実施形態では、第1マニホルド部12Aのうち空気追加供給配管14Yの空気入口120側において、空気流路122内の空気圧よりも、空気流路122の外側の空気圧力が高くなると、開閉弁130が弾性変形して空気入口120を開ける。
このため、第1マニホルド部12Aからの空気が空気流路122および吹出口121を通して第3マニホルド部12Cに流れる。このため、第3グループ10Cの複数のセル10aに空気が追加供給される。
以上により、複数のセル10aに対する空気の供給不足を抑えつつ、発電効率の低下を抑えるようにした燃料電池システム1を提供することができる。
(他の実施形態)
(1)上記第1〜第3実施形態では、複数のセル10aを、3つの第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cに分けた例について説明したが、これに代えて、複数のセル10aを、2つのグループ、或いは4つ以上のグループに分けてもよい。
(2)上記第1〜第3実施形態では、複数のセル10aに供給する酸化剤ガスとして空気を用いた例について説明したが、複数のセル10aに供給する酸化剤ガスとして酸素ガスを用いてもよい。
(3)上記第2実施形態では、空気追加供給配管14Xから第3マニホルド部12Cに空気を吹き出す吹出口(110、111、112)の個数を、空気追加供給配管14Xから第2マニホルド部12Bに空気を吹き出す吹出口(113、・・119)の個数を多くした例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
すなわち、空気追加供給配管14Xから第3マニホルド部12Cに空気を吹き出す吹出口の開口面積を、空気追加供給配管14Xから第2マニホルド部12Bに空気を吹き出す吹出口の開口面積を大きくする。
これにより、第2グループ10Bの複数のセル10aに供給される風量よりも、空気追加供給配管14Xから第3グループ10Cの複数のセル10aに供給される風量を多くすることができる。
(4)上記第1実施形態では、ポンプ17と空気入口マニホルド12との間に流量調整弁15a、15bを配置した例について説明したが、これに代えて、次のようにしてもよい。
すなわち、ポンプ17と空気追加供給管14aの吹出口14cとの間に流量調整弁15aを配置してもよい。ポンプ17と空気追加供給管14bの吹出口14dとの間に流量調整弁15bを配置してもよい。
(5)上記第2実施形態では、ポンプ17と空気入口マニホルド12との間に流量調整弁15aを配置した例について説明したが、これに代えて、ポンプ17と空気追加供給管14Xの吹出口110との間に流量調整弁15aを配置してもよい。
(6)上記第1〜3実施形態では、入口マニホールド12を複数のセル10aを積層方向に貫通するように形成した例について説明したが、これに限らず、積層方に延びるように形成されて、空気を第1、第2、第3グループ10A、10B、10Cの複数のセル10aに分配するのであれば、複数のセル10aの外側に入口マニホールド12を設けてもよい。
(7)なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内において適宜変更が可能である。また、上記各実施形態は、互いに無関係なものではなく、組み合わせが明らかに不可な場合を除き、適宜組み合わせが可能である。また、上記各実施形態において、実施形態を構成する要素は、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。また、上記各実施形態において、実施形態の構成要素の個数、数値、量、範囲等の数値が言及されている場合、特に必須であると明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではない。また、上記各実施形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは、特に明示した場合および原理的に特定の形状、位置関係等に限定される場合等を除き、その形状、位置関係等に限定されるものではない。
1 燃料電池システム
10 燃料電池
10a セル
11x、11y ターミナル
12 空気入口マニホルド
13 空気出口マニホルド
14a、14b 空気追加供給管
15a、15b 流量調整弁
16 背圧調整弁
17 ポンプ
20 電気負荷
30 水素供給配管
31 水素排出配管
32 水素タンク
50 電子制御装置
51a、51b、51c 電圧センサ
52 電流センサ
53 交流電源

Claims (6)

  1. 酸素を含む酸化剤ガスと水素を含む燃料ガスを電気化学反応させて電気エネルギを発生させるセル(10a)を複数積層されてなる燃料電池(10)を備え、
    前記燃料電池は、前記セルの積層方向に延びるように形成されて、かつ供給元(17)からの酸化剤ガスが入る入口(12a)を前記積層方向の一方側に形成してなり、前記入口に供給される酸化剤ガスを前記複数のセルに分配する入口マニホールド(12)を備える燃料電池システムであって、
    前記複数のセルのうち前記積層方向の一方側の複数のセルをバイパスして前記積層方向の他方側の複数のセルに対して前記供給元からの酸化剤ガスを追加供給する1つ以上の空気追加供給部(14a、14b、14X、14Y)と、
    前記供給元および前記空気追加供給部の間に形成される前記酸化剤ガスの流路を開閉する弁体(15a、15b)と、
    前記弁体によって前記酸化剤ガスの流路を閉じて前記入口マニホールドおよび前記空気追加供給部のうち前記入口マニホールドによって前記複数のセルに酸化剤ガスを供給する通常運転と、前記弁体によって前記酸化剤ガスの流路を開けて前記入口マニホールドおよび前記空気追加供給部によって前記複数のセルに酸化剤ガスを供給するガス追加供給運転とを切り替えて実施する切替制御部(S115、S125、S135、S115A、S135A)と、を備える燃料電池システム。
  2. 前記燃料電池から出力されることを要求される要求電力が所定値以上であるか否かを判定する判定部(S110)を備え、
    前記要求電力が所定値以上であると前記判定部が判定したとき、前記切替制御部が前記通常運転から前記ガス追加供給運転に切り替える請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記複数のセルのうち積層方向の一方側の複数のセルのインピーダンスを算出する第1算出部(S100)と、
    前記複数のセルのうち積層方向の他方側の複数のセルのインピーダンスを算出する第2算出部(S100)と、
    前記第2算出部の算出値と前記第1算出部の算出値とに基づいて、前記複数のセルのうち前記積層方向の他方側の複数のセルへの前記酸化剤ガスの供給が不足しているか否かを判定する判定部(S120、S130)と、を備え、
    前記積層方向の他方側の複数のセルへの前記酸化剤ガスの供給が不足していると前記判定部が判定したとき、前記切替制御部は、前記通常運転から前記ガス追加供給運転に切り替える請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  4. 複数の前記空気追加供給部(14a、14b)を備え、
    前記複数のセルは、複数のグループに分けられて、かつ前記グループ毎に積層方向に並べられており、
    前記複数のグループのうち入口側にセルが配置されているグループを入口側グループ(10A)とし、前記複数のグループのうち前記入口側グループに対して前記積層方向の他方側に位置する複数のグループを複数の奥側グループ(10B、10C)としたとき、
    前記複数の空気追加供給部は、それぞれ、前記複数の奥側グループのうち対応する奥側グループに酸化剤ガスを追加供給する請求項1ないし3のいずれか1つに記載の燃料電池システム。
  5. 前記空気追加供給部(14X)には、前記積層方向に並べられて、かつ前記複数のセルのうち前記積層方向の他方側の複数のセルに向けて前記酸化剤ガスを追加供給する複数の吹出口(110〜119)が設けられており、
    前記積層方向一方側から前記積層方向他方側に向かうほど前記複数の吹出口から吹き出される前記酸化剤ガスの吹出量が多くなるように前記複数の吹出口が構成されている請求項1または2に記載の燃料電池システム。
  6. 前記空気追加供給部は、前記入口マニホールド内に配置されて前記積層方向に延びる空気追加供給配管(14Y)であり、
    前記空気追加供給配管は、前記入口マニホールド内のうち前記積層方向の一方側に開口されて前記入口マニホールド内から前記酸化剤ガスを導く導入口(120)と、前記導入口に導かれた酸化剤ガスを流通させるガス流路(122)と、前記入口マニホールド内のうち前記積層方向の他方側に開口されて前記ガス流路を通過した前記酸化剤ガスを吹き出す吹出口(121)と、を備え、
    前記空気追加供給配管の前記導入口を弾性変形によって開閉する流入弁(130)を備え、
    前記入口マニホールド内のうち前記導入口側において、前記ガス流路内の酸化剤ガスの圧力よりも前記ガス流路の外側の酸化剤ガスの圧力が高くなると、前記導入口側の酸化剤ガスの圧力と前記ガス流路に対する前記導入口の外側の酸化剤ガスの圧力との差圧によって前記流入弁が弾性変形して、前記導入口を閉じた状態から前記導入口を開けた状態になり、前記入口マニホールド内の酸化剤ガスを前記導入口、前記ガス流路、および前記吹出口を通して前記積層方向の他方側の複数のセルに追加供給する請求項1または2に記載の燃料電池システム。
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