JP6642244B2 - シリンダブロック - Google Patents
シリンダブロック Download PDFInfo
- Publication number
- JP6642244B2 JP6642244B2 JP2016088890A JP2016088890A JP6642244B2 JP 6642244 B2 JP6642244 B2 JP 6642244B2 JP 2016088890 A JP2016088890 A JP 2016088890A JP 2016088890 A JP2016088890 A JP 2016088890A JP 6642244 B2 JP6642244 B2 JP 6642244B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- cylinder
- opening
- cylinder block
- water jacket
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
Description
この場合、プラグによる簡単な構成で、ウォータジャケットを流れる冷却水がシリンダブロックの外部へ漏出することを防ぐことができる。
前記出口側通路は、前記第1内径よりも小さい第2内径を有するとともに前記出口開口部から前記ウォータジャケット側に向かって延びて前記入口側通路に接続されており、
前記入口側通路と前記出口側通路の接続部には段差部が形成されている構成としてもよい。
この場合、連通路全体を、入口開口部から出口開口部に向かうに従って内径を小さくしたテーパ状に形成する構成と比較して、連通路を容易に形成することができる。
本実施形態では、直列4気筒型の内燃機関において、隣接するシリンダボア間のシリンダ筒壁が一体化されたシリンダブロックについて例示する。
シリンダブロック10は、例えばアルミ鋳造により、ウォータジャケット13を備えて形成され、アルミ鋳造後に、シリンダブロック10にシリンダボア12とヘッドボルト孔16とが加工される。さらに、ドリルによる穴あけ加工により、シリンダブロック10に貫通路25と連通路22とが形成される。貫通路25は、シリンダブロック10の往路20側下方の外周壁15に外部開口部26を形成し、外部開口部26から上方に傾斜する通路を形成し、往路20に開口する接続開口部28を形成して設けられる。連通路22は、往路20に開口する入口開口部23を形成し、入口開口部23から上方に傾斜する第1連通路35と第2連通路36とを形成し、ヘッド面14に開口する出口開口部24を形成して設けられる。そして、貫通路25に外部開口部26からプラグ27を嵌め込む。なお、プラグ27により貫通路25の一部を封止したが、例えば、貫通路25の外部開口部26から接続開口部28までを封止するプラグを用いてもよい。
シリンダブロック10の外部に配置されたウォータポンプから送り出される比較的高圧の冷却水は、入水路18からシリンダブロック10の内部に流入し、ウォータジャケット13を流通する。冷却水は、入水路18の配置により、ウォータジャケット13の往路20を図1の矢印で示す方向に流れ、ウォータジャケット13の復路21を図1の矢印で示す方向に流れる。
(1)連通路22を、出口開口部24がウォータジャケット13の深さ方向における入口開口部23よりヘッド面14に近い側に位置しており、入口開口部23がウォータジャケット13の深さ方向におけるヘッドボルト孔16の底部よりも深い位置に開口するように形成した。さらに、出口開口部24に隣接する出口側通路の内径を、入口開口部23に隣接する入口側通路の内径と比較して小さく形成した。したがって、連通路22の入口開口部23と隣接する入口側通路と比較して、出口開口部24と隣接する出口側通路の冷却水の流速を大きくして、連通路22の出口側通路の冷却効率が大きくなるように制御している。連通路22を流通する冷却水とピストン上死点に隣接するシリンダボア12の上端の周囲のボア間壁部17の交換熱量Qがピストン下死点に隣接するシリンダボア12の下端の周囲のボア間壁部17と比較して大きくなっている。よって、連通路22の冷却効率を制御して、連通路22の出口開口部24と隣接する出口側通路の周囲のボア間壁部17と連通路22の入口開口部23に隣接する入口側通路の周囲のボア間壁部17との温度差が少なくなるように、ボア間壁部17を適切に冷却することができている。ボア間壁部17を適切に冷却することにより、シリンダボア12の変形を抑制することができ、シリンダボア12に収容されたピストンとシリンダブロック10との摩擦による内燃機関の動力損失を低減することができる。
12 シリンダボア
13 ウォータジャケット
14 ヘッド面(トップデッキ面としての)
16 ヘッドボルト孔
17 ボア間壁部
22、30、40、50 連通路
23、31、41、52 入口開口部
24、33、43、54 出口開口部
25 貫通路
26 外部開口部
27 プラグ(封止部材としての)
28 接続開口部
32、42、53 第1連通部(入口側通路としての)
34、44、55 第2連通部(出口側通路としての)
Claims (3)
- 一直線上に並設された複数のシリンダボアと、
前記複数のシリンダボアの周囲を囲むように設けられ、冷却水を流すためのウォータジャケットと、
前記ウォータジャケットの周囲に設けられた複数のヘッドボルト孔と、
前記複数のシリンダボアのうち、隣り合うシリンダボアの間のボア間壁部に設けられて前記ウォータジャケットに連通する連通路と、を備えるシリンダブロックであって、
前記連通路は、一端に前記ウォータジャケットに開口する入口開口部を備えるとともに他端に出口開口部を備え、前記ウォータジャケットの冷却水を前記入口開口部から前記出口開口部に向けて流すようにシリンダボア軸方向に対して傾斜状態で前記ボア間壁部の中心を横切って設けられており、
前記出口開口部が前記ウォータジャケットの深さ方向における前記入口開口部よりトップデッキ面に近い側に位置しており、
前記入口開口部は前記ウォータジャケットの深さ方向における前記ヘッドボルト孔の底部よりも深い位置に開口しており、
前記連通路は、前記出口開口部に隣接する出口側通路の内径が、前記入口開口部に隣接する入口側通路の内径に比較して小さく形成され、
前記連通路の少なくとも前記出口側通路は、前記出口開口部に向かって内径が小さくなるテーパ状に形成されていることを特徴とするシリンダブロック。 - 前記シリンダブロックは、前記シリンダブロックの外部に開口する外部開口部と前記ウォータジャケットに開口する接続開口部とを有し、前記連通路と同軸に形成された貫通路を備え、
前記貫通路には前記ウォータジャケットを流れる冷却水の前記シリンダブロック外部への漏出を防ぐ封止部材が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のシリンダブロック。 - 前記入口側通路は、第1内径を有するとともに前記入口開口部から前記トップデッキ面側に向かって延びており、
前記出口側通路は、前記第1内径よりも小さい第2内径を有するとともに前記出口開口部から前記ウォータジャケット側に向かって延びて前記入口側通路に接続されており、
前記入口側通路と前記出口側通路の接続部には段差部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のシリンダブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016088890A JP6642244B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | シリンダブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016088890A JP6642244B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | シリンダブロック |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017198132A JP2017198132A (ja) | 2017-11-02 |
JP6642244B2 true JP6642244B2 (ja) | 2020-02-05 |
Family
ID=60237565
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016088890A Expired - Fee Related JP6642244B2 (ja) | 2016-04-27 | 2016-04-27 | シリンダブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6642244B2 (ja) |
-
2016
- 2016-04-27 JP JP2016088890A patent/JP6642244B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017198132A (ja) | 2017-11-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP1600621B1 (en) | Cylinder liner cooling structure | |
EP2951412B1 (en) | Internal combustion engine | |
JP4227914B2 (ja) | シリンダブロックの冷却構造 | |
US8667932B2 (en) | Cooling structure for internal combustion engine | |
JP4395002B2 (ja) | シリンダブロックの冷却構造 | |
JP4279713B2 (ja) | シリンダブロックの冷却構造 | |
JP2011021508A (ja) | 内燃機関の冷却構造 | |
JP2017008778A (ja) | 内燃機関 | |
JP6642244B2 (ja) | シリンダブロック | |
KR101163824B1 (ko) | 내연기관의 냉각장치 및 워터재킷용 인서트 | |
US10302040B2 (en) | Cylinder head for internal combustion engine | |
JP2005282509A (ja) | シリンダブロックの冷却構造 | |
JP4276128B2 (ja) | シリンダライナの冷却構造 | |
JP4375731B2 (ja) | シリンダライナの冷却構造 | |
KR20090052082A (ko) | 듀얼 쿨링용 실린더 헤드 | |
KR200476236Y1 (ko) | 엔진의 오일 갤러리 냉각 장치 | |
JP2019190373A (ja) | 内燃機関 | |
JP2012132343A (ja) | 内燃機関のピストン冷却装置 | |
KR100475811B1 (ko) | 실린더 라이너의 냉각 구조 | |
JP2003097264A (ja) | 内燃機関のシリンダブロック | |
JPH06221219A (ja) | 内燃機関のシリンダライナ | |
JP2017214827A (ja) | 内燃機関 | |
JP2018105148A (ja) | 内燃機関の冷却装置 | |
JP2005226503A (ja) | シリンダヘッドの冷却構造 | |
JPH0481553A (ja) | 内燃機関の冷却装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180705 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190419 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190507 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190705 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191216 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6642244 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |