JP6642162B2 - 情報処理装置、システム、問い合わせ回答方法及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、システム、問い合わせ回答方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、システム、問い合わせ回答方法及びプログラムに関する。
従来から、機器で実行されるジョブの処理履歴を収集し、収集したジョブの処理履歴を分析することで、お勧めの設定や障害の解決方法を記載したレポートを動的に生成し、ユーザに提示する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述したような従来技術では、単一の分析ロジックで分析が行われる。このため、分析ロジックの規模が膨大となり、問い合わせに対する回答を得るために必要のない分析等も行われてしまうため、分析時間が長くなり、応答時間も長くなる傾向にある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、問い合わせに対する回答を動的に生成する場合であっても、応答時間を短縮することができる情報処理装置、システム、問い合わせ回答方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様にかかる情報処理装置は、問い合わせ事項を識別する問い合わせ事項識別情報を含む問い合わせ要求を受信する問い合わせ要求受信部と、サービスの利用履歴に関する利用履歴情報を複数記憶する利用履歴情報記憶部から、当該複数の利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部と、前記問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、前記取得された複数の利用履歴情報を解析する解析部と、解析結果に基づいて、前記問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する生成部と、前記生成された回答情報を出力する出力部と、を備える。
本発明によれば、問い合わせに対する回答を動的に生成する場合であっても、応答時間を短縮することができるという効果を奏する。
図1は、本実施形態のシステムの構成の一例を示すブロック図である。 図2は、本実施形態の情報処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図3は、本実施形態のユーザ端末のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、本実施形態の機器のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図5は、本実施形態の情報処理装置と、ユーザ端末と、機器の機能構成の一例を示すブロック図である。 図6は、本実施形態の利用履歴情報記憶部に記憶されている複数の利用履歴情報の一例を示す図である。 図7は、本実施形態の回答雛形情報の一例を示す図である。 図8は、本実施形態のシステムで行われるジョブの実行処理の手順の流れの一例を示すシーケンス図である。 図9は、本実施形態のシステムで行われる問い合わせに対する回答の生成処理の手順の流れの一例を示すシーケンス図である。 図10は、本実施形態の情報処理装置で行われる解析処理及び回答生成処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。 図11は、本実施形態の回答情報の一例を示す図である。 図12は、本実施形態の回答情報の一例を示す図である。 図13は、本実施形態の回答情報の一例を示す図である。 図14は、本実施形態の回答情報の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明にかかる情報処理装置、システム、問い合わせ回答方法及びプログラムの実施形態を詳細に説明する。
図1は、本実施形態のシステム100の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、システム100は、情報処理装置200と、ユーザ端末300と、機器400と、を備える。
情報処理装置200、ユーザ端末300、及び機器400は、ネットワーク2を介して接続されている。本実施形態では、ネットワーク2がインターネットである場合を例に取り説明するが、これに限定されず、例えば、LAN(Local Area Network)であってもよい。
また、システム100は、クラウドコンピューティング型の運用形態であってもよいし、オンプレミス型の運用形態であってもよい。本実施形態では、システム100が、クラウドコンピューティング型の運用形態であり、機器400を利用したクラウドサービスを提供する場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。また本実施形態では、機器400を利用したクラウドサービスが、クラウド経由(情報処理装置200経由)で機器400を利用するドキュメント処理(例えば、プリントやスキャン)である場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。
情報処理装置200は、機器400を用いてサービスを実行させるとともに、実行されたサービスの利用履歴を管理する。具体的には、情報処理装置200は、機器400に実行させるジョブの生成や管理を行うとともに、機器400で実行されたジョブの処理履歴を管理する。また情報処理装置200は、システム100で提供されるクラウドサービスに関するユーザ端末300からの問い合わせに対し、サービスの利用履歴(ジョブの処理履歴)を解析することで回答を生成し、ユーザ端末300に出力する。
情報処理装置200としては、例えば、1台以上のコンピュータが挙げられる。本実施形態では、情報処理装置200が、1台のコンピュータで実現されている場合(つまり、装置として実現されている場合)を例に取り説明するが、これに限定されず、情報処理装置200を2台以上のコンピュータで実現し(つまり、情報処理システムとして実現し)、後述する情報処理装置200の機能を2台以上のコンピュータで分散して実現するようにしてもよい。
なお本実施形態では、情報処理装置200がクラウド化されている。また、システム100は、クラウド経由で機器400を利用するドキュメント処理を行うための専用のシステムであってもよいし、クラウド経由で機器400を利用するドキュメント処理を含む複数のクラウドサービスを提供するシステムであってもよい。
図2は、本実施形態の情報処理装置200のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図2に示すように、情報処理装置200は、CPU(Central Processing Unit)201と、RAM(Random Access Memory)203と、ROM(Read Only Memory)205と、HDD(Hard Disk Drive)207と、入出力I/F(インタフェース)209と、通信I/F(インタフェース)211と、を備える。
CPU201は、情報処理装置200の動作を統括的に制御する。CPU201は、RAM203をワークエリアとしてROM205又はHDD207などに格納されたプログラムを実行することで、情報処理装置200全体の動作を制御する。入出力I/F209は、操作者の操作に応じた各種の入力を行うとともに、各種画面を表示する。なお、入出力I/F209は、タッチパネルディスプレイなどのように、入力機能と表示機能との双方を一体的に備えた構成であってもよいし、入力機能を有する入力装置と表示機能を有する表示装置とを別体として備えた構成であってもよい。通信I/F211は、ネットワーク2を介して、外部の装置と通信するためのインタフェースである。
ユーザ端末300は、機器400に実行させるサービス(ジョブ)の管理を情報処理装置200に要求したり、システム100で提供されるクラウドサービスに関する問い合わせを情報処理装置200に行ったりするものであり、例えば、PC(Personal Computer)やスマートデバイスなどの端末装置が挙げられる。
図3は、本実施形態のユーザ端末300のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図3に示すように、ユーザ端末300は、CPU301と、RAM303と、ROM305と、HDD307と、入出力I/F309と、通信I/F311と、を備える。
CPU301は、ユーザ端末300の動作を統括的に制御する。CPU301は、RAM303をワークエリアとしてROM305又はHDD307などに格納されたプログラムを実行することで、ユーザ端末300全体の動作を制御する。入出力I/F309は、操作者(ユーザ)の操作に応じた各種の入力を行うとともに、各種画面を表示する。なお、入出力I/F309は、タッチパネルディスプレイなどのように、入力機能と表示機能との双方を一体的に備えた構成であってもよいし、入力機能を有する入力装置と表示機能を有する表示装置とを別体として備えた構成であってもよい。通信I/F311は、ネットワーク2を介して、外部の装置と通信するためのインタフェースである。
機器400は、情報処理装置200からの指示に基づいてサービスを実行する電子機器であり、具体的には、情報処理装置200で管理されているジョブを実行する。本実施形態では、機器400として、例えば、印刷装置、複写機、複合機(MFP:Multifunction Peripheral)、スキャナ装置、及びファクシミリ装置等の画像形成装置(ドキュメント入出力デバイス)を想定しているが、これに限定されるものではなく、ジョブを実行する電子機器であればどのようなものであってもよい。例えば、機器400は、電子ペーパーなどであってもよい。なお、複合機は、複写機能、印刷機能、スキャナ機能、及びファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有するものである。また図1に示す例では、機器400の台数が1台となっているが、機器400の台数は何台であってもよい。
図4は、本実施形態の機器400のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図4に示すように、機器400は、CPU401と、ROM404及びRAM405を有するシステムメモリ403と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)407と、ネットワークI/F409と、外部I/F(インタフェース)410と、HDD411と、操作パネル413と、エンジン415と、スキャナ417と、を備える。
CPU401は、機器400の動作を統括的に制御する。CPU401は、システムメモリ403のRAM405をワークエリアとしてROM404などに格納されたプログラムを実行することで、機器400全体の動作を制御する。ASIC407は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、CPU401と各部を各々接続するブリッジとしての機能を有する。
ネットワークI/F409は、ネットワーク2を介して、外部の装置と通信するためのインタフェースである。外部I/F410は、機器400に周辺機器などを接続するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)インタフェースやメモリーカードを機器400に接続するためのメモリカードスロットなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
HDD411は、ネットワークI/F409、外部I/F410、又はスキャナ417などから入力される画像データなどの処理データを記憶する。操作パネル413は、操作者の操作に応じた各種の入力を行うとともに、各種画面を表示する。なお、操作パネル413は、タッチパネルディスプレイなどのように、入力機能と表示機能との双方を一体的に備えた構成であってもよいし、入力機能を有する入力装置と表示機能を有する表示装置とを別体として備えた構成であってもよい。
エンジン415は、プリンタエンジンなどであり、例えば、白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、及びファックスユニットなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。なお、エンジン415には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
スキャナ417は、原稿をスキャンすることで得られる原稿の濃淡情報からデジタルの画像データを生成するものであり、例えば、CCD(Charge Coupled Device)光電変換素子からなるラインセンサ、A/Dコンバータ、及びこれらの駆動回路などを具備した機構などが挙げられるが、これに限定されるものではない。
図5は、本実施形態の情報処理装置200と、ユーザ端末300と、機器400の機能構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、情報処理装置200は、ジョブ登録要求受信部251と、ジョブ登録部253と、ジョブ記憶部255と、ジョブ配信部260と、処理履歴受信部261と、利用履歴情報登録部257と、利用履歴情報記憶部259と、問い合わせ要求受信部271と、利用履歴情報取得部273と、解析部275と、回答雛形情報記憶部277と、生成部279と、出力部281と、を備える。
ジョブ登録要求受信部251、ジョブ配信部260、処理履歴受信部261、問い合わせ要求受信部271、及び出力部281は、例えば、CPU201、RAM203、及び通信I/F211などにより実現できる。ジョブ登録部253、利用履歴情報登録部257、利用履歴情報取得部273、解析部275、及び生成部279は、例えば、CPU201及びRAM203などにより実現できる。ジョブ記憶部255、利用履歴情報記憶部259、及び回答雛形情報記憶部277は、例えば、HDD207などにより実現できる。
また図5に示すように、ユーザ端末300は、ジョブ登録要求部351と、問い合わせ要求送信部361と、回答情報受信部363と、表示制御部365と、を備える。ジョブ登録要求部351、問い合わせ要求送信部361、及び回答情報受信部363は、例えば、CPU301、RAM303、及び通信I/F311などにより実現できる。表示制御部365は、例えば、CPU301及びRAM303などにより実現できる。
また図5に示すように、機器400は、ジョブ取得要求部451と、ジョブ実行部453と、処理履歴通知部455と、を備える。ジョブ取得要求部451及び処理履歴通知部455は、例えば、CPU401、システムメモリ403、及び通信I/F409などにより実現できる。ジョブ実行部453は、例えば、CPU401、システムメモリ403、ASIC407、エンジン415、及びスキャナ417などにより実現できる。
ジョブ登録要求部351は、情報処理装置200に対し、ジョブの登録を要求するジョブ登録要求を行う。例えば、ジョブ登録要求部351は、ユーザ端末300を利用するユーザによる入出力I/F209からの操作入力に基づいて、情報処理装置200に対し、ジョブ登録要求を行う。
本実施形態では、ジョブ登録要求が、Web上(Web経由)で行われる場合を例に取り説明するが、これに限定されるものではない。この場合、ジョブ登録要求部351としては、情報処理装置200から提供されるWebアプリケーションが挙げられ、このWebアプリケーション上で情報処理装置200から提供されるWebAPI(Application Programming Interface)を利用することで、情報処理装置200に対し、ジョブ登録要求が行われる。本実施形態では、ジョブ登録要求は、例えば、HTTPS(HyperText Transfer Protocol Secure)に従って記述される。
ジョブ登録要求は、例えば、プリントジョブのジョブ登録要求であれば、印刷対象の文書ファイルを特定するための印刷対象文書特定情報、及び印刷対象の文書ファイルに対する印刷設定を示す印刷設定情報を含む。
印刷対象文書特定情報は、印刷対象の文書ファイルがユーザ端末300(ローカル)に保存されている文書ファイルの場合、当該文書ファイルそのものであり、印刷対象の文書ファイルが情報処理装置200に保存されている文書ファイルの場合、当該文書ファイルを特定するための情報(例えば、ファイルパスなど)となる。印刷設定情報は、カラー印刷/モノクロ印刷のいずれを行うか、片面印刷/両面印刷のいずれを行うかなど、一般的な印刷設定を示す。
なお本実施形態では、ジョブ登録要求は、当該ジョブ登録要求を行うユーザを識別するユーザ識別情報(後述する問い合わせ者識別情報の一例)、及び当該ユーザが属する区分(テナント)を識別する区分識別情報(テナント識別情報)も含む。ユーザ識別情報としては、例えば、ユーザのユーザIDが挙げられる。区分識別情報としては、例えば、顧客の顧客IDが挙げられる。ここで、顧客とは、システム100で提供されるサービスを使用する上で、情報処理装置200の運営者との間で、利用契約が結ばれたテナントである組織やグループを示し、ユーザはこの顧客(組織やグループ)に属する。
ジョブ登録要求受信部251は、ユーザ端末300からジョブ登録要求を受信する。
ジョブ登録部253は、ジョブ登録要求受信部251により受信されたジョブ登録要求に基づいて、ジョブを生成し、ジョブ記憶部255に登録する。例えば、ジョブ登録要求受信部251によりプリントジョブのジョブ登録要求が受信された場合、ジョブ登録部253は、ジョブ登録要求に含まれる印刷対象文書特定情報に基づいて、印刷対象の文書ファイルを取得し、取得した印刷対象の文書ファイルを印刷用のデータであるPDL(Page Description Language)に変換し、ジョブ登録要求に含まれる印刷設定情報が示す印刷設定を適用して、プリントジョブを生成する。
なお、ジョブには、ジョブ登録要求に含まれるユーザ識別情報や区分識別情報も含まれる。また、ジョブ登録部253は、ジョブの生成に伴い、ジョブIDやPINコードを発行し、発行したジョブIDやPINコードもジョブに含める。またジョブ登録部253は、発行したPINコードをジョブ登録要求の要求元のユーザに通知する。例えば、ジョブ登録部253は、ジョブ登録要求の要求元のユーザのメールアドレスなどを用いて、発行したPINコードを当該ユーザに通知する。なお、ジョブ登録要求の要求元のユーザのメールアドレスは、ジョブ登録要求に含めておいてもよいし、ジョブ登録要求の要求元のユーザのアカウント情報などと対応付けてHDD207などに記憶しておいてもよい。
ジョブ取得要求部451は、情報処理装置200に対し、情報処理装置200により生成されたジョブの取得を要求するジョブ取得要求を行う。具体的には、ジョブ取得要求部451は、機器400を利用するユーザによる操作パネル413からの操作入力に基づいて、情報処理装置200に対し、ジョブ取得要求を行い、情報処理装置200からジョブを取得する。ジョブ取得要求は、例えば、情報処理装置200により発行されたPINコードを含む。
ジョブ配信部260は、機器400からジョブ取得要求を受信する。ジョブ配信部260は、機器400からジョブ取得要求を受信すると、当該ジョブ取得要求に含まれるPINコードを用いて、当該PINコードを含むジョブをジョブ記憶部255から取得し、ジョブ取得要求の要求元である機器400に配信する。
ジョブ実行部453は、ジョブ取得要求部451により受信されたジョブを実行する。例えば、ジョブ取得要求部451により受信されたジョブが印刷ジョブであれば、ジョブ実行部453は、当該印刷ジョブに基づく印刷を実行する。これにより、サービスとしてプリントが実行される。また例えば、ジョブ取得要求部451により受信されたジョブがスキャンジョブであれば、ジョブ実行部453は、当該スキャンジョブに基づくスキャンを実行する。これにより、サービスとしてスキャンが実行される。
処理履歴通知部455は、ジョブ実行部453により実行されるジョブの処理履歴を情報処理装置200に送信する。本実施形態では、処理履歴通知部455は、ジョブ実行部453によりジョブの実行が開始される際と、ジョブの実行が終了した際に、ジョブの処理履歴を情報処理装置200に送信する。ジョブの処理履歴としては、例えば、ジョブ種別、日時、ジョブID、パラメータ、ステータス、ユーザ識別情報、及び区分識別情報などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
ジョブ種別は、ジョブの種別を示す。日時は、ジョブ種別が示すジョブが行われた日時を示す。パラメータは、ジョブ種別が示すジョブに関するパラメータである。ステータスは、ジョブ種別が示すジョブの成否である。
ジョブの実行が開始された際のジョブの処理履歴の場合、ジョブ種別は、ジョブ実行(プリントジョブであればプリントジョブ実行、スキャンジョブであればスキャンジョブ実行)となる。日時は、ジョブの実行が開始された日時となる。ジョブIDは、ジョブに含まれるジョブIDとなる。パラメータは、ジョブの生成に用いられた印刷設定情報の内容などが挙げられる。ステータスは、ジョブの実行の開始に成功すれば成功、ジョブの実行の開始に失敗すれば失敗となる。顧客IDは、ジョブに含まれる顧客IDとなる。ユーザIDは、ジョブに含まれるユーザIDとなる。
また、ジョブの実行が終了した際のジョブの処理履歴の場合、ジョブ種別は、ジョブ終了(プリントジョブであればプリントジョブ終了、スキャンジョブであればスキャンジョブ終了)となる。日時は、ジョブの実行が終了した日時となる。ジョブIDは、ジョブに含まれるジョブIDとなる。パラメータは、ジョブの生成に用いられた印刷設定情報の内容やジョブの実行により生成された印刷物やデータのページ数などが挙げられる。ステータスは、ジョブの実行が成功して終了すれば成功、ジョブの実行が失敗して終了すれば失敗となる。顧客IDは、ジョブに含まれる顧客IDとなる。ユーザIDは、ジョブに含まれるユーザIDとなる。
処理履歴受信部261は、機器400からジョブの処理履歴を受信する。
利用履歴情報登録部257は、サービスの利用履歴に関する利用履歴情報を利用履歴情報記憶部259に登録する。具体的には、利用履歴情報登録部257は、サービスの利用履歴に関する利用履歴情報として、ドキュメント処理(プリントやスキャンなど)を提供するサービスで扱われるジョブの処理履歴を利用履歴情報記憶部259に登録する。
本実施形態では、利用履歴情報登録部257は、情報処理装置200に対するジョブの投入、機器400によるジョブの実行、及び機器400によるジョブの完了それぞれに関する処理履歴を少なくとも利用履歴情報として、利用履歴情報記憶部259に登録する。
図6は、本実施形態の利用履歴情報記憶部259に記憶されている複数の利用履歴情報の一例を示す図である。図6に示す例では、利用履歴情報は、ジョブ種別、日時、ジョブID、パラメータ、ステータス、顧客ID(区分識別情報)、及びユーザID(ユーザ識別情報)を含む。
例えば、利用履歴情報登録部257は、ジョブ登録部253によりジョブが登録されると、利用履歴情報を利用履歴情報記憶部259に登録する。この場合、ジョブ種別は、ジョブ投入(プリントジョブであればプリントジョブ投入、スキャンジョブであればスキャンジョブ投入)となる。日時は、ジョブが登録された日時となる。ジョブIDは、ジョブに含まれるジョブIDとなる。パラメータは、ジョブの生成に用いられた印刷設定情報の内容やジョブのデータ量などが挙げられる。ステータスは、ジョブの登録に成功すれば成功、ジョブの登録に失敗すれば失敗となる。顧客IDは、ジョブに含まれる顧客IDとなる。ユーザIDは、ジョブに含まれるユーザIDとなる。
また例えば、利用履歴情報登録部257は、処理履歴受信部261により機器400からジョブの処理履歴が受信されると、当該ジョブの処理履歴を利用履歴情報として利用履歴情報記憶部259に登録する。
問い合わせ要求送信部361は、問い合わせ事項を識別する問い合わせ事項識別情報を含む問い合わせ要求を情報処理装置200に送信する。なお本実施形態では、問い合わせ要求は、問い合わせ者を識別する問い合わせ者識別情報と、問い合わせ者が属する区分を識別する区分識別情報と、を更に含む。例えば、問い合わせ要求送信部361は、ユーザ端末300を利用するユーザによる入出力I/F309からの操作入力に基づいて、情報処理装置200に対し、問い合わせ要求を行う。
問い合わせ事項とは、システム100で提供されるクラウドサービス(クラウド経由で機器400を利用するドキュメント処理)を利用する上でユーザが解消したい困りごとなど回答が要求される事項が挙げられるが、これに限定されるものではない。問い合わせ事項識別情報は、問い合わせ事項を識別するIDなどであってもよいし、問い合わせ事項の内容そのものであってもよい。
問い合わせ事項としては、例えば、「動作が遅い」、「スキャンのアップロードが遅い」、及び「プリントジョブの投入に失敗する」などが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
問い合わせ者識別情報は、問い合わせ者を識別する情報であり、例えば、前述のユーザIDが挙げられる。区分識別情報は、問い合わせ者が属する区分を識別する情報であり、例えば、前述の顧客IDが挙げられる。
問い合わせ要求受信部271は、ユーザ端末300から問い合わせ要求を受信する。
利用履歴情報取得部273は、利用履歴情報記憶部259から、複数の利用履歴情報を取得する。なお利用履歴情報取得部273は、利用履歴情報記憶部259に記憶されている全ての利用履歴情報を取得してもよいし、一部の利用履歴情報(例えば、所定の期間内の利用履歴情報)を取得してもよい。
解析部275は、問い合わせ要求受信部271により受信された問い合わせ要求に含まれる問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、利用履歴情報取得部273により取得された複数の利用履歴情報を解析する。
このように本実施形態では、問い合わせ事項識別情報が属する区分毎に、解析手法(解析ロジック)が用意されている。このため、単一の解析ロジックの場合に比べ、個々の解析ロジックの規模を小さくでき、問い合わせに対する回答を得るために必要のない解析等も行われないため、解析時間を短縮できる。
なお、解析ロジックとしては、例えば、回帰分析、決定木分析、及び機械学習などを用いたロジックが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また各解析ロジックは、解析部275が保持していても(解析部275を実現するプログラム内で定義されていても)、HDD207に記憶されていてもどちらでもよい。
また、問い合わせ事項識別情報が属する区分は、問い合わせ事項識別情報毎に異なる区分としてもよいし、複数の問い合わせ事項識別情報に対し、1つの区分を設けるようにしてもよい。例えば、ある程度解析ロジックの内容を共通化できる複数の問い合わせ事項がある場合には、これらの複数の問い合わせ事項に対応できる解析ロジックを用意し、これらの複数の問い合わせ事項の問い合わせ事項識別情報が、この解析ロジックを用いる区分に属するようにすればよい。
本実施形態では、解析部275は、問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、取得された複数の利用履歴情報に含まれる問い合わせ者識別情報の単位で取得された複数の利用履歴情報を解析するとともに、取得された複数の利用履歴情報に含まれる区分識別情報の単位で取得された複数の利用履歴情報を解析する。
回答雛形情報記憶部277は、問い合わせ事項識別情報毎に、問い合わせ事項が生じた原因を示す1以上の原因情報と、問い合わせ事項に対する対策を示す1以上の対策情報と、を対応付けた回答雛形情報を記憶する。
図7は、本実施形態の回答雛形情報の一例を示す図である。図7に示す例では、回答雛形情報は、異常パターンと、原因情報と、対策情報と、が対応付けられている。なお、1つの異常パターン(例えば、「ジョブ投入エラー」)に、複数の原因情報及び対策情報が対応付けられている場合もある。また、原因情報及び対策情報は、静的な場合(内容が固定されている場合)と、動的な場合(内容が固定されていない場合)とがある。例えば、「XXXのご利用をお試しください。」という対策情報の場合、「XXX」の部分は、解析部275の解析結果から動的に定まる。
生成部279は、解析部275の解析結果に基づいて、問い合わせ要求受信部271により受信された問い合わせ要求の問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する。具体的には、生成部279は、解析部275の問い合わせ者識別情報の単位での解析結果及び区分識別情報の単位での解析結果に基づいて、回答情報を生成する。
詳細には、生成部279は、回答情報として、解析部275の問い合わせ者識別情報の単位での解析結果の分布における問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報での解析結果の位置と、区分識別情報の単位での解析結果の分布における問い合わせ要求に含まれる区分識別情報での解析結果の位置と、の組み合わせに応じた情報を生成する。例えば、生成部279は、回答雛形情報記憶部277に記憶されている回答雛形情報から、上記組み合わせに応じた原因情報及び対策情報を取得して、回答情報を生成する。なお生成部279は、取得した原因情報及び対策情報に、問い合わせ者識別情報の単位での解析結果及び問い合わせ者識別情報での解析結果の少なくともいずれかを適用して回答情報を生成する場合もある。
出力部281は、生成部279により生成された回答情報を出力する。具体的には、出力部281は、生成部279により生成された回答情報を、問い合わせ要求の送信元のユーザ端末300に出力する。
回答情報受信部363は、情報処理装置200から出力された回答情報を受信する。
表示制御部365は、回答情報受信部363により受信された回答情報を入出力I/F309に表示する。
図8は、本実施形態のシステム100で行われるジョブの実行処理の手順の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、ジョブ登録要求部351は、情報処理装置200に対し、ジョブの登録を要求するジョブ登録要求を行い、ジョブ登録要求受信部251は、ユーザ端末300から当該ジョブ登録要求を受信する(ステップS101)。
続いて、ジョブ登録部253は、ジョブ登録要求受信部251により受信されたジョブ登録要求に基づいて、ジョブを生成し、ジョブ記憶部255に登録する(ステップS103)。
続いて、利用履歴情報登録部257は、ジョブ登録部253によりジョブが登録されると、ジョブ登録(投入)の利用履歴情報を利用履歴情報記憶部259に登録する(ステップS105)。
続いて、ジョブ取得要求部451は、情報処理装置200に対し、情報処理装置200により生成されたジョブの取得を要求するジョブ取得要求を行う(ステップS107)。
続いて、ジョブ配信部260は、機器400からジョブ取得要求を受信すると、当該ジョブ取得要求で要求されたジョブをジョブ記憶部255から取得し、ジョブ取得要求の要求元である機器400に配信する(ステップS109)。
続いて、ジョブ実行部453は、ジョブ取得要求部451により受信されたジョブを実行する(ステップS111)。
続いて、処理履歴通知部455は、ジョブ実行部453によりジョブの実行が開始されると、ジョブ実行の処理履歴を情報処理装置200に通知し、処理履歴受信部261は、機器400から当該ジョブ実行の処理履歴を受信する(ステップS113)。
続いて、利用履歴情報登録部257は、処理履歴受信部261により受信されたジョブ実行の処理履歴を、ジョブ実行の利用履歴情報として利用履歴情報記憶部259に登録する(ステップS115)。
続いて、処理履歴通知部455は、ジョブ実行部453によるジョブの実行が終了すると、ジョブ終了の処理履歴を情報処理装置200に通知し、処理履歴受信部261は、機器400から当該ジョブ終了の処理履歴を受信する(ステップS117)。
続いて、利用履歴情報登録部257は、処理履歴受信部261により受信されたジョブ終了の処理履歴を、ジョブ終了の利用履歴情報として利用履歴情報記憶部259に登録する(ステップS119)。
図9は、本実施形態のシステム100で行われる問い合わせに対する回答の生成処理の手順の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、問い合わせ要求送信部361は、問い合わせ要求を情報処理装置200に送信し、問い合わせ要求受信部271は、ユーザ端末300から当該問い合わせ要求を受信する(ステップS201)。
続いて、利用履歴情報取得部273は、利用履歴情報記憶部259から、複数の利用履歴情報を取得する(ステップS203)。
続いて、解析部275は、問い合わせ要求受信部271により受信された問い合わせ要求に含まれる問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、利用履歴情報取得部273により取得された複数の利用履歴情報を解析する(ステップS205)。
続いて、生成部279は、解析部275の解析結果に基づいて、問い合わせ要求受信部271により受信された問い合わせ要求の問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する(ステップS207)。
続いて、出力部281は、生成部279により生成された回答情報を問い合わせ要求の送信元のユーザ端末300に出力し、回答情報受信部363は、情報処理装置200から出力された回答情報を受信する(ステップS209)。
続いて、表示制御部365は、回答情報受信部363により受信された回答情報を入出力I/F309に表示する(ステップS211)。
図10は、本実施形態の情報処理装置200で行われる解析処理及び回答生成処理の手順の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、解析部275は、複数の利用履歴情報の中から、顧客毎に解析用のパラメータを抽出する(ステップS301)。
例えば、図6に示す利用履歴情報の場合、解析部275は、複数の利用履歴情報の中から、顧客ID毎に解析用のパラメータを抽出する。これにより、顧客ID「AAAA」に対応付けられた解析用のパラメータと、顧客ID「BBBB」に対応付けられた解析用のパラメータとが抽出される。なお、解析用のパラメータは、ジョブ種別、日時、ジョブID、パラメータ、及びステータスなどが挙げられるが、これらに限定されず、利用履歴情報そのものであってもよい。
続いて、解析部275は、抽出した解析用のパラメータを用いて、顧客の分布及び統計量を算出する(ステップS303)。
なお、顧客の分布及び統計量は、例えば、月単位、日単位、時間単位、曜日単位、及びジョブ単位などそれぞれで算出される。また、顧客の分布は、使用する解析手法(解析ロジック)毎に異なる。顧客の分布としては、例えば、顧客毎のジョブの平均実行時間の分布や、顧客毎のエラーの発生頻度の分布などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。また、統計量は、顧客の分布における統計量であり、使用する解析手法(解析ロジック)毎に異なる。統計量としては、例えば、平均、分散、中央値、最大値、最小値、及び閾値などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
続いて、解析部275は、算出した顧客の分布及び統計量毎に、当該統計量を用いて、当該顧客の分布の中から異常値となる顧客を特定する(ステップS305)。
なお、異常値となる顧客は、使用する解析手法(解析ロジック)毎に異なる。異常値となる顧客としては、例えば、ジョブの平均実行時間が平均値の3σ以上となる顧客や、エラーの発生頻度が閾値以上となる顧客などが挙げられるがこれらに限定されるものではない。
続いて、解析部275は、複数の利用履歴情報の中から、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)に属するユーザ毎に、解析用のパラメータを抽出する(ステップS307)。なお、解析用のパラメータについては、ステップS301の説明と同様である。
続いて、解析部275は、抽出した解析用のパラメータを用いて、ユーザの分布及び統計量を算出する(ステップS309)。なお、ユーザの分布及び統計量については、ステップS303の説明と同様である。
続いて、解析部275は、算出したユーザの分布及び統計量毎に、当該統計量を用いて、当該ユーザの分布の中から異常値となるユーザを特定する(ステップS311)。
そして、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)が異常値とならず、かつ解析対象のユーザ(問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報が示すユーザ)が異常値とならないとする(ステップS313でNo、ステップS315でNo)。
この場合、解析部275は、問い合わせ事項に対する異常の原因が無いと判断し(ステップS317)、生成部279は、問い合わせ事項に対する異常の原因が無い旨の回答情報を生成する(ステップS327)。
また、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)が異常値となり、かつ解析対象のユーザ(問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報が示すユーザ)が異常値とならないとする(ステップS313でYes、ステップS321でNo)。
この場合、解析部275は、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)の解析用のパラメータから異常パターンを特定する(ステップS323)。そして生成部279は、回答雛形情報から、特定された異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む回答情報を生成する(ステップS327)。
また、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)が異常値となり、かつ解析対象のユーザ(問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報が示すユーザ)が異常値となるとする(ステップS313でYes、ステップS321でYes)。
この場合、解析部275は、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)の解析用のパラメータ、及び解析対象のユーザ(問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報が示すユーザ)の解析用のパラメータから異常パターンを特定する(ステップS325)。そして生成部279は、回答雛形情報から、特定された異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む回答情報を生成する(ステップS327)。
例えば、問い合わせ事項が「動作が遅い」であり、分布をジョブの平均実行時間の分布、統計量を平均、異常値を平均値が3σ以上として、ステップS301〜ステップS311の処理が行われたとする。
この場合、解析部275は、解析対象の顧客の場合であっても解析対象のユーザの場合であっても、昼間の時間帯は、ジョブの実行時間が長くなるため、図6に示すジョブID「77845」の解析用のパラメータから、顧客環境では、昼間の時間帯の回線速度が遅くなるという異常パターンであると特定する。
そして生成部279は、図7に示す回答雛形情報の「ユーザの利用時間帯での顧客の回線速度が遅い」という異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む図11に示すような回答情報を生成する。
なお、解析部275は、昼間の時間帯の回線速度が遅くなるという異常パターンであると特定しているため、生成部279は、原因情報の「XXX」を「昼間」、対策情報の「XXX」を「AMもしくは15時以降」と動的に定めている。
また、解析対象の顧客(問い合わせ要求に含まれる区分識別情報が示す顧客)が異常値とならず、かつ解析対象のユーザ(問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報が示すユーザ)が異常値となるとする(ステップS313でNo、ステップS315でYes)。
この場合、解析部275は、解析対象のユーザ(問い合わせ要求に含まれる問い合わせ者識別情報が示すユーザ)の解析用のパラメータから異常パターンを特定する(ステップS319)。そして生成部279は、回答雛形情報から、特定された異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む回答情報を生成する(ステップS327)。
例えば、問い合わせ事項が「動作が遅い」であり、分布をジョブの平均実行時間の分布、統計量を平均、異常値を平均値が3σ以上として、ステップS301〜ステップS311の処理が行われたとする。
この場合、解析部275は、解析対象のユーザの場合だけ、ジョブの実行時間が長くなるため、図6に示すジョブID「98765」の解析用のパラメータから、ページ数の増加という異常パターンであると特定する。
そして生成部279は、図7に示す回答雛形情報の「ジョブのパラメータ変化あり(ページ数が増加)」という異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む図12に示すような回答情報を生成する。
また例えば、問い合わせ事項が「プリントジョブの投入に失敗する」であり、分布をエラーの発生頻度の分布、統計量を閾値、異常値を閾値以上として、ステップS301〜ステップS311の処理が行われたとする。
この場合、解析部275は、解析対象のユーザの場合だけ、プリントジョブの投入に失敗するため、図6に示すジョブID「77846」、「77848」、「77852」の解析用のパラメータから、文書種別(.xls)がサポート対象外という異常パターンであると特定する。
そして生成部279は、図7に示す回答雛形情報の「文書種別がサポート対象外」という異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む図13に示すような回答情報を生成する。
他の例として、解析部275は、解析対象のユーザの場合だけ、プリントジョブの投入に失敗するため、図6に示すジョブID「98765」、「98769」、「98773」の解析用のパラメータから、文書のサイズオーバーという異常パターンであると特定する。
そして生成部279は、図7に示す回答雛形情報の「文書のサイズオーバー」という異常パターンに対応付けられた原因情報及び対策情報を特定し、特定した原因情報及び対策情報を含む図14に示すような回答情報を生成する。
以上のように本実施形態によれば、問い合わせに対する回答を動的に生成でき、応答時間も短縮することができる。これにより、サービスエンジニアなどのサポートがなくても、ユーザ自身で困りごとを解決できる。
(プログラム)
上記実施形態の情報処理装置200、ユーザ端末300、及び機器400(以下、「上記実施形態の各装置」と称する)で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、CD−R、メモリカード、DVD(Digital Versatile Disk)、フレキシブルディスク(FD)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供される。
また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するようにしてもよい。また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するようにしてもよい。また、上記実施形態の各装置で実行されるプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するようにしてもよい。
上記実施形態の各装置で実行されるプログラムは、上述した各部をコンピュータ上で実現させるためのモジュール構成となっている。実際のハードウェアとしては、例えば、CPUがROMからプログラムをRAM上に読み出して実行することにより、上記各機能部がコンピュータ上で実現されるようになっている。
なお、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。上記新規な実施の形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施の形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
2 ネットワーク
100 システム
200 情報処理装置
251 ジョブ登録要求受信部
253 ジョブ登録部
255 ジョブ記憶部
257 利用履歴情報登録部
259 利用履歴情報記憶部
260 ジョブ配信部
261 処理履歴受信部
271 問い合わせ要求受信部
273 利用履歴情報取得部
275 解析部
277 回答雛形情報記憶部
279 生成部
281 出力部
300 ユーザ端末
351 ジョブ登録要求部
361 問い合わせ要求送信部
363 回答情報受信部
365 表示制御部
400 機器
451 ジョブ取得要求部
453 ジョブ実行部
455 処理履歴通知部
特開2015−81934号公報

Claims (10)

  1. 問い合わせ事項を識別する問い合わせ事項識別情報を含む問い合わせ要求を受信する問い合わせ要求受信部と、
    サービスの利用履歴に関する利用履歴情報を複数記憶する利用履歴情報記憶部から、当該複数の利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部と、
    前記問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、前記取得された複数の利用履歴情報を解析する解析部と、
    解析結果に基づいて、前記問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する生成部と、
    前記生成された回答情報を出力する出力部と、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記問い合わせ要求は、問い合わせ者を識別する問い合わせ者識別情報と、前記問い合わせ者が属する区分を識別する区分識別情報と、を更に含み、
    前記利用履歴情報は、前記問い合わせ者識別情報及び前記区分識別情報を少なくとも含み、
    前記解析部は、前記解析手法で、前記取得された複数の利用履歴情報に含まれる前記問い合わせ者識別情報の単位で前記取得された複数の利用履歴情報を解析するとともに、前記取得された複数の利用履歴情報に含まれる前記区分識別情報の単位で前記取得された複数の利用履歴情報を解析し、
    前記生成部は、前記問い合わせ者識別情報の単位での解析結果及び前記区分識別情報の単位での解析結果に基づいて、前記回答情報を生成する請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記生成部は、前記回答情報として、前記問い合わせ者識別情報の単位での解析結果の分布における前記問い合わせ要求に含まれる前記問い合わせ者識別情報での解析結果の位置と、前記区分識別情報の単位での解析結果の分布における前記問い合わせ要求に含まれる前記区分識別情報での解析結果の位置と、の組み合わせに応じた情報を生成する請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記回答情報は、前記問い合わせ事項が生じた原因を示す原因情報及び前記問い合わせ事項に対する対策を示す対策情報を含み、
    前記生成部は、前記問い合わせ事項識別情報毎に、1以上の前記原因情報と、1以上の前記対策情報と、を対応付けた回答雛形情報を記憶する回答雛形情報記憶部から、前記問い合わせ要求に含まれる前記問い合わせ事項識別情報に対応付けられ、かつ前記問い合わせ者識別情報の単位での解析結果の分布における前記問い合わせ要求に含まれる前記問い合わせ者識別情報での解析結果の位置と、前記区分識別情報の単位での解析結果の分布における前記問い合わせ要求に含まれる前記区分識別情報での解析結果の位置と、の組み合わせに応じた原因情報及び対策情報を取得して、前記回答情報を生成する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成部は、前記取得した前記原因情報及び前記対策情報に、前記問い合わせ者識別情報の単位での解析結果及び前記問い合わせ者識別情報での解析結果の少なくともいずれかを適用して前記回答情報を生成する請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記サービスは、機器を利用したクラウドサービスであり、
    前記利用履歴情報は、前記サービスで扱われるジョブの処理履歴であり、
    前記情報処理装置に対する前記ジョブの投入、前記機器による当該ジョブの実行、及び終了それぞれに関する処理履歴を少なくとも前記利用履歴情報として、前記利用履歴情報記憶部に登録する利用履歴情報登録部を更に備える請求項1〜5のいずれか1つに記載の情報処理装置。
  7. 問い合わせ事項を識別する問い合わせ事項識別情報を含む問い合わせ要求を受信する問い合わせ要求受信部と、
    サービスの利用履歴に関する利用履歴情報を複数記憶する利用履歴情報記憶部から、当該複数の利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得部と、
    前記問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、前記取得された複数の利用履歴情報を解析する解析部と、
    解析結果に基づいて、前記問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する生成部と、
    前記生成された回答情報を出力する出力部と、
    を備えるシステム。
  8. 前記システムは、情報処理システムと、機器と、を備え、
    前記情報処理システムは、
    前記問い合わせ要求受信部、前記利用履歴情報取得部、前記解析部、前記生成部、及び
    前記出力部を備え、
    前記サービスは、前記機器を利用したクラウドサービスであり、
    前記利用履歴情報は、前記サービスで扱われるジョブの処理履歴であり、
    前記情報処理システムは、
    前記情報処理システムに対する前記ジョブの投入、前記機器による当該ジョブの実行、及び終了それぞれに関する処理履歴を少なくとも前記利用履歴情報として、前記利用履歴情報取得部に登録する利用履歴情報登録部を更に備え、
    前記機器は、
    前記ジョブを実行するジョブ実行部と、
    前記ジョブの実行に関する処理履歴、及び前記ジョブの終了に関する処理履歴を前記情報処理システムに送信する処理履歴送信部と、
    を備える請求項7に記載のシステム。
  9. 問い合わせ要求受信部が、問い合わせ事項を識別する問い合わせ事項識別情報を含む問い合わせ要求を受信する問い合わせ要求受信ステップと、
    利用履歴情報取得部が、サービスの利用履歴に関する利用履歴情報を複数記憶する利用履歴情報記憶部から、当該複数の利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得ステップと、
    解析部が、前記問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、前記取得された複数の利用履歴情報を解析する解析ステップと、
    生成部が、解析結果に基づいて、前記問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する生成ステップと、
    出力部が、前記生成された回答情報を出力する出力ステップと、
    を含む問い合わせ回答方法。
  10. 問い合わせ事項を識別する問い合わせ事項識別情報を含む問い合わせ要求を受信する問い合わせ要求受信ステップと、
    サービスの利用履歴に関する利用履歴情報を複数記憶する利用履歴情報記憶部から、当該複数の利用履歴情報を取得する利用履歴情報取得ステップと、
    前記問い合わせ事項識別情報が属する区分に応じた解析手法で、前記取得された複数の利用履歴情報を解析する解析ステップと、
    解析結果に基づいて、前記問い合わせ事項に対する回答を示す回答情報を生成する生成ステップと、
    前記生成された回答情報を出力する出力ステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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