JP6642153B2 - 3次元計測プログラム、3次元計測方法、および3次元計測システム - Google Patents

3次元計測プログラム、3次元計測方法、および3次元計測システム Download PDF

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Description

本発明は、3次元計測プログラム、3次元計測方法、および3次元計測システムに関する。
従来、3次元のCAD(Computer Aided Design)によって作成された物体を立体視する技術がある。また、従来、例えば、立体視した物体の長さなどを測定する場合、大きく2つの方法がある。1つ目は、例えば、マウスなどのデバイスを使用してバーチャルの物体の計測したい位置にポインタを移動させて計測ポイントを指示し、バーチャルの物体の距離を計算して結果を表示する方法である。2つ目は、例えば、立体視されたバーチャルの物体に巻尺などの測定器を重ね合わせ、巻尺などの目盛りを確認する方法である。
3次元のシミュレーション空間において、人間モデルを表示し、人間を動作させることにより、シミュレーション空間での任意の2点間の距離を測定し、動作にともない、伸縮するメジャーをリアルタイムに表示する技術がある(例えば、以下特許文献1参照。)。
ステレオカメラから出力された、異なる視点から撮影された互いに視野の重なる複数の撮像画像を合成する技術がある(例えば、以下特許文献2参照。)。具体的に、例えば、被写体領域における複数の対応点の複数の撮像画像間における視差に応じて、被写体の尺度の基準となるメジャーの倍率および視差を算出し、算出されたメジャーの倍率および視差に基づいて複数のメジャー画像を生成し、メジャー画像と複数の撮像画像とを合成する技術がある。
左右のレンズ系を所定周期で切り換える3次元カメラで実物体を撮影し、再生した画像を、3次元カメラの切り換え周期と同期させて左右のシャッタを切り換える液晶シャッタ付きメガネで観察する技術がある(例えば、以下特許文献3参照。)。具体的に、例えば、仮想現実空間に提示された仮想物体の各箇所を指示することにより各箇所の位置座標を検出し、検出した位置座標データおよび撮影倍率が入力され、実物体の寸法を算出する技術がある。
また、従来、3次元マウスを使用して奥行き方向を指定する技術がある(例えば、以下特許文献4参照。)。また、従来、手の軌跡を入力して情報の入力を行う手振り入力装置において、手の動作をCCDカメラ等で入力し、この入力結果から手の位置座標を検出し、入力結果から手の形状動作を判別し、判別の結果に応じた入力モードによって、検出入力位置座標を入力する技術がある(例えば、以下特許文献5参照。)。
特開平11−25290号公報 特開平10−170227号公報 特開平6−241754号公報 特開平8−179883号公報 特開平8−211979号公報
しかしながら、従来技術では、マウスなどのデバイスのポインタを奥行き方向へ移動させる操作が困難であるため、立体視された計測の対象物に対して直感的に計測ポイントを指定することが困難である。
1つの側面では、本発明は、計測の対象物に対して、直感的な操作によって2点間の距離を計測することができる3次元計測プログラム、3次元計測方法、および3次元計測システムを提供することを目的とする。
本発明の一側面によれば、所定の空間に存在するリアルな第1測定器の基準位置と、前記所定の空間に3次元で可視化された計測のバーチャルな対象物を計測可能な、前記所定の空間に3次元で可視化されたバーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を表す情報を記憶部に記憶し、前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、算出した前記距離を所定の装置に表示させる3次元計測プログラム、3次元計測方法、および3次元計測システムが提案される。
本発明の一態様によれば、計測の対象物に対して、直感的な操作によって2点間の距離を計測することができる。
図1は、本発明にかかるデジタルモックアップ装置による一動作例を示す説明図である。 図2は、3次元計測システム例を示す説明図である。 図3は、複数人によって立体視表示を見る場合の計測例を示す説明図である。 図4は、デジタルモックアップ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 図5は、3次元計測システムの機能的構成例を示すブロック図である。 図6は、3Dデータ例を示す説明図(その1)である。 図7は、3Dデータ例を示す説明図(その2)である。 図8は、リアル巻尺の初期位置の設定例を示す説明図である。 図9は、バーチャル巻尺の初期位置の設定例を示す説明図である。 図10は、リアル巻尺による計測例を示す説明図である。 図11は、リアル巻尺の2つの端部の位置例を示す説明図である。 図12は、バーチャル巻尺の2つの端部の位置例を示す説明図である。 図13は、目盛り部分の形状を配置した例を示す説明図である。 図14は、バーチャル巻尺の形状の作成例を示す説明図である。 図15は、形状属性例を示す説明図である。 図16は、エッジ上が形状属性として指定された例を示す説明図である。 図17は、通過点が指定された例を示す説明図である。 図18は、リアル巻尺に計測結果を表示する例を示す説明図である。 図19は、ウェアラブルデバイスに計測結果を表示する例を示す説明図である。 図20は、3次元計測システムによる計測処理手順例を示すフローチャート(その1)である。 図21は、3次元計測システムによる計測処理手順例を示すフローチャート(その2)である。 図22は、3次元計測システムによる計測処理手順例を示すフローチャート(その3)である。 図23は、3次元計測システムによる計測処理手順例を示すフローチャート(その4)である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる3次元計測プログラム、3次元計測方法、および3次元計測システムの実施の形態を詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるデジタルモックアップ装置による一動作例を示す説明図である。デジタルモックアップ装置100は、3次元のCADによって作成されたバーチャルな対象物103を所定の空間に可視化させ、可視化されたバーチャルな対象物103の長さを計測するコンピュータであり制御装置である。
所定の空間は現実の空間であり、X軸とY軸とZ軸とを有する3次元の直交座標系が定義される。対象物103とは、製品や部品そのもの、製品や部品などの試作や、建築物などの模型などである。
従来、例えば、立体視されたバーチャルの物体の測定を行う場合、大きく2つの方法がある。1つ目は、例えば、マウスなどのデバイスを使用してバーチャルの物体の計測したい位置にポインタを移動させて計測ポイントを指示し、バーチャルの物体の距離を計算して結果を表示する方法である。2つ目は、例えば、立体視されたバーチャルの物体に巻尺などの測定器を重ね合わせ、巻尺などの目盛りを確認する方法である。
1つ目の方法については、例えば、マウスなどのデバイスのポインタを縦や横などの2軸方向に動かすことについては利用者が直感的に行うことが可能である。しかしながら、奥行き方向へポインタを移動させる操作は困難であり、可視化された計測の対象物103に対して直感的に計測ポイントを指定することが困難である。例えば、上述した従来技術のように3次元マウスを使用して奥行き方向を指定する方法はあるが、奥行き方向を指定するためには特殊な操作が発生するため、素早く直感的に計測ポイントを指定することは困難である。
また、2つ目の方法については、素早く直感的に計測可能であるが、面などの位置を指定する場合、バーチャルな物体のため面などの形状を通り抜けてしまうことがあり、計測したい位置を正確に指定することが困難であるという問題点がある。後述する図2に示すように、レビューなど複数人でバーチャルの物体を見る場合、立体視されたバーチャルの物体が見ている人間の場所により異なるため、計測する位置が違う位置に見えるため、いずれの位置を計測しているのかが明確でないという問題点がある。
そこで、本実施の形態では、リアル巻尺及びバーチャル巻尺の初期位置の対応関係に基づくバーチャル物体に当てられたリアル巻尺の2点の位置に対応するバーチャル巻尺の2点の位置により距離を測定する。これにより、直感的な操作で2点間の距離を計測でき、計測精度の向上を図ることができる。
図1(1)に示すように、デジタルモックアップ装置100は、リアルな第1測定器101の基準位置と、バーチャルな対象物103を計測可能な所定の空間に3次元で可視化されたバーチャルな第2測定器102の基準位置と、の対応関係を表す情報を記憶部111に記憶する。バーチャルな対象物103は、所定の空間に3次元で可視化された計測対象の物体である。バーチャルな対象物103は以下省略して対象物103とも称する。対象物103は、3次元のCADやデジタルモックアップアプリケーションによってシミュレーション空間に作成された測定器が可視化されたものである。シミュレーション空間に作成されるとは、CADのデータが生成されることである。リアルな第1測定器101は、例えば、実際のデバイスである。リアルな第1測定器101は以下省略して第1測定器101とも称する。第1測定器101としては、長さを計測可能なものである。バーチャルな第2測定器102は、3次元のCADやデジタルモックアップアプリケーションによってシミュレーション空間に作成された測定器が可視化されたものである。バーチャルな第2測定器102は以下省略して第2測定器102とも称する。また、基準位置は、例えば、初期位置とも称する。
ここで、第1測定器101の初期位置と、第2測定器102の初期位置と、の対応関係を表す情報は、例えば、図1に示すように、両方の座標値を記憶しておいてもよい。第1測定器101の初期位置の座標値は、例えば、(100,100,100)である。また、第2測定器102の初期位置の座標値は、例えば、(150,150,150)である。また、対応関係を表す情報は、例えば、第1測定器101の初期位置と、第2測定器102の初期位置と、の相対値であってもよい。相対値とは、例えば、第1測定器101の初期位置の座標値から第2測定器102の初期位置の座標値を減算した値である。
図1(2)に示すように、デジタルモックアップ装置100は、例えば、記憶部111を参照して、対象物103に当てられた第1測定器101の2つの端部の位置に対応する第2測定器102の2つの端部の位置を算出する。例えば、測定者104が対象物103に第1測定器101を当てる。これにより、第1測定器101の2つの端部の位置が得られる。第1測定器101の2つの端部は、例えば、第1測定器101の根元と先端である。第2測定器102の2つの端部は、例えば、第2測定器102の根元と先端である。第1測定器101の根元の位置の座標値は、例えば、(300,300,300)である。第1測定器101の先端の位置の座標値は、例えば、(450,300,300)である。上述したように、第1測定器101の初期位置の座標値は、例えば、(100,100,100)である。第2測定器102の初期位置の座標値は、例えば、(150,150,150)である。
デジタルモックアップ装置100は、第1測定器101の根元の位置の座標値に、第1測定器101の初期位置の座標値と第2測定器102の初期位置の座標値との差分値を加えることにより第2測定器102の根元の位置の座標値を算出する。例えば、第2測定器102の根元の位置の座標値は、(300,300,300)に差分値(50,50,50)を加えた(350,350,350)である。例えば、第2測定器102の先端の位置の座標値は、(450,300,300)に差分値(50,50,50)を加えた(500,350,350)である。
図1(3)に示すように、デジタルモックアップ装置100は、算出した第2測定器102の2つの端部の位置に基づいて第2測定器102の2つの端部間の距離を算出する。デジタルモックアップ装置100は、第2測定器102の根元の位置の座標値(350,350,350)と、第2測定器102の先端の位置の座標値(500,350,350)と、に基づいて、第2測定器102の2つの端部間の距離を算出する。距離は、例えば、150である。
図1(4)に示すように、デジタルモックアップ装置100は、算出した距離を表示させる。具体的に、デジタルモックアップ装置100は、例えば、第1測定器101に算出した距離を示す情報を送信し、第1測定器101が、受信した情報を示す距離を表示する。これにより、直感的な操作で2点間の距離を計測でき、かつ距離の計測精度の向上を図ることができる。
図2は、3次元計測システム例を示す説明図である。3次元計測システム200は、表示装置201と、位置検出装置202と、デジタルモックアップ装置100と、バーチャル物体203と、リアル巻尺204と、バーチャル巻尺205と、3Dメガネ206と、を有する。
位置検出装置202は、モーションキャプチャ技術によって位置を検出する装置である。位置検出装置202は、例えば、光学式、機械式、磁気式、Kinectなどが挙げられる。
表示装置201は、立体視用の画像を映し出す装置である。表示装置201は、シミュレーション空間におけるバーチャル巻尺205およびバーチャル物体203などを立体視する。バーチャル物体203は、例えば、3次元のCADやデジタルモックアップツールなどによってコンピュータ上で作り出された物体である。
リアル巻尺204は、例えば、第1測定器101である。リアル巻尺204は、巻尺型のデバイスである。リアル巻尺204は、利用者が実際に手で触れることができるものである。バーチャル巻尺205は、例えば、第2測定器102である。バーチャル巻尺205は、3次元のCADやデジタルモックアップツールなどによってコンピュータ上で作り出された巻尺である。
3Dメガネ206は、左目用の画像と右目用の画像とを同時に見て立体的な像を浮き上がらせて3次元で表示するデバイスである。
図3は、複数人によって立体視表示を見る場合の計測例を示す説明図である。図3の例では、AさんとBさんとの複数人が立体視された物体を見る。このような場合、Aさんが見える立体視された物体と、Bさんが見える立体視された物体とが異なる。Aさんが見える立体視された物体に対してリアル巻尺204によって指定した所望の位置は、Bさんからはずれた位置となる。
このため、リアル巻尺204に追従してバーチャル巻尺205を表示させることにより各利用者が立体視された物体において所望の位置を測定していることを判別できる。
(デジタルモックアップ装置100のハードウェア構成例)
図4は、デジタルモックアップ装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。デジタルモックアップ装置100は、PC(Personal Computer)などであってもよいし、サーバなどであってもよく、特に限定しない。
まず、デジタルモックアップ装置100は、CPU(Central Processing Unit)401と、ROM(Read Only Memory)402と、RAM(Random Access Memory)403と、を有する。デジタルモックアップ装置100は、ディスクドライブ404と、ディスク405と、I/F(Inter/Face)406と、キーボード407と、マウス408と、ディスプレイ409と、を有する。また、CPU401と、ROM402と、RAM403と、ディスクドライブ404と、I/F406と、キーボード407と、マウス408と、ディスプレイ409とは、バス400によってそれぞれ接続される。
ここで、CPU401は、デジタルモックアップ装置100の全体の制御を司る。ROM402は、ブートプログラムや設計支援プログラムなどのプログラムを記憶する。RAM403は、CPU401のワークエリアとして使用される。ディスクドライブ404は、CPU401の制御にしたがってディスク405に対するデータのリード/ライトを制御する。ディスク405は、ディスクドライブ404の制御で書き込まれたデータを記憶する。図示省略するが、ディスク405は、例えば、設計支援プログラムなどのプログラムを記憶していてもよい。ディスク405としては、磁気ディスク、光ディスクなどが挙げられる。ここで、CPU401が、ROM402やディスク405などに記憶された設計支援プログラムなどを読み出して、設計支援プログラムにコーディングされている処理を実行する。
I/F406は、通信回線を通じてLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネットなどのネットワーク410に接続され、このネットワーク410を介して他の装置に接続される。そして、I/F406は、ネットワーク410と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F406には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード407やマウス408は、利用者の操作により、各種データの入力を行うインターフェースである。ディスプレイ409は、CPU401の指示により、データを出力するインターフェースである。
また、デジタルモックアップ装置100は、上述した構成部のほか、カメラから画像や動画を取り込む入力装置やマイクから音声を取り込む入力装置を有していてもよい。また、デジタルモックアップ装置100は、上述した構成部のほか、プリンタなどの出力装置を有していてもよい。また、デジタルモックアップ装置100は、上述した構成部のほか、例えば、SSD(Solid State Drive)、半導体メモリなどを有していてもよい。
また、本実施の形態では、デジタルモックアップ装置100のハードウェア構成として、パーソナル・コンピュータを例に挙げているが、これに限らず、サーバなどであってもよい。デジタルモックアップ装置100がサーバである場合、デジタルモックアップ装置100と利用者の操作可能な装置やディスプレイ409などがネットワーク410を介して接続されてもよい。
また、リアル巻尺204のハードウェア構成についての図示は省略する。例えば、リアル巻尺204は、例えば、無線または有線による通信が可能な通信装置、ディスプレイなどの出力装置、各種情報を記憶するメモリなどを有する。
(3次元計測システム200の機能的構成例)
図5は、3次元計測システムの機能的構成例を示すブロック図である。3次元計測システム200は、位置検出装置202と、デジタルモックアップ装置100と、リアル巻尺204と、3Dメガネ206と、立体視映像作成部501と、表示装置201と、を有する。
位置検出装置202は、位置受信部521と、位置送信部522と、を有する。リアル巻尺204は、例えば、計測指示送信部531と、計測情報受信部532と、寸法表示部533と、を有する。3Dメガネ206は、計測情報受信部541と、寸法表示部542と、を有する。
立体視映像作成部501は、例えば、立体視映像を作成するコンピュータである。立体視映像作成部501の機能は、例えば、後述するデジタルモックアップ装置100の表示状態出力部515に含まれていてもよい。
デジタルモックアップ装置100は、例えば、3Dデータ取込部511と、位置情報受信部512と、移動量補正部513と、配置部514と、表示状態出力部515と、寸法計測部516と、計測情報送信部517と、を有する。
デジタルモックアップ装置100の各制御部の処理は、例えば、図4に示すCPU401がアクセス可能なROM402、RAM403、ディスク405などの記憶装置に記憶されたプログラムにコーディングされている。そして、CPU401が記憶装置から該プログラムを読み出して、プログラムにコーディングされている処理を実行する。これにより、制御部の処理が実現される。また、制御部の処理結果は、例えば、RAM403、ROM402、ディスク405などの記憶装置に記憶される。また、記憶部111は、例えば、RAM403、ROM402、ディスク405などの記憶装置によって実現される。
デジタルモックアップ装置100は、3Dデータを立体視で表示する表示装置201の映像サイズの指定を受け付ける。映像サイズとは、プロジェクタによって投影する時の映像サイズやディスプレイのサイズである。映像サイズは、予め決めておいた値を使用してもよい。デジタルモックアップ装置100は、例えば、少なくとも表示される映像の縦と横の距離または画面アクセプト比と映像画面サイズなどを映像サイズとして取得する。表示される映像の縦は2020[mm]である。表示される映像の横は3230[mm]である。アクセプト比は16:10である。映像画面サイズは、例えば、150インチである。
まず、3Dデータ取込部511は、例えば、3Dデータを取得する。3Dデータは、例えば、シミュレーション空間に配置された物体を表す情報である。3Dデータ取込部511は、例えば、記憶部111に記憶された3Dデータを読み出してもよいし、ネットワーク410を介して他の装置から3Dデータを取得してもよく特に限定しない。
図6は、3Dデータ例を示す説明図(その1)である。ここでは、3Dデータ600として、STL(Standard Triangulated Language)ファイルフォーマットを用いて説明する。図6(1)にはソリッドの名前を表す文字列が記述される。図6(2)には三角形の面法線のベクトルの成分が記述される。図6(3)は、三角形に含まれる点の開始記号が記述される。
図6(4)〜図6(6)には三角形に含まれる点の成分が記述される。図6(7)には、三角形に含まれる点の終了記号が記述される。図6(8)には、三角形の面の終了記号が記述される。図6(9)には、ソリッドを終了する記号が記述される。
図7は、3Dデータ例を示す説明図(その2)である。図7には、X,Y,Zの各長さが30,10,20の立方体のサンプルモデルを例に挙げる。面ごとに面に含まれる点が記述される。図7に示すように、3Dデータ600には、1つ目の面に含まれる点からN番目の面に含まれる点までが記述される。
つぎに、立体視映像作成部501は、取得した3Dデータ600に基づいて、3次元のバーチャル物体を作成する。
表示装置201は、3Dデータ600が表すバーチャル物体を可視化して表示する。
図8は、リアル巻尺の初期位置の設定例を示す説明図である。つぎに、利用者が、リアル巻尺204をスクリーンの中心付近に移動させる。位置検出装置202は、リアル巻尺204の位置を検出する。位置検出装置202は、検出した位置を、現実空間におけるリアル巻尺204の原点位置とする。ここで、スクリーンの中心付近に移動としているが、位置検出装置202が認識可能な位置であれば特に限定しない。
ここで、光学式による位置検出例を説明する。リアル巻尺204の本体の根元と先端に光を反射するマーカが付けられる。位置検出装置202は、例えば、複数の光学系カメラのうち、少なくとも2台のカメラによってマーカを識別することによりマーカの位置と姿勢を検出する。検出されたリアル巻尺204の初期位置を以下とする。
リアル巻尺204の初期位置:X=0[mm]、Y=0[mm]、Z=100[mm]
配置部514は、位置検出装置202によって検出されたリアル巻尺204の初期位置にバーチャル形状の初期位置と、リアル巻尺204の初期位置との対応関係を示す情報を記憶部111に格納する。例えば、映像サイズが縦2020[mm]であり、横3230[mm]である。縦は、例えば、Y方向である。横は、例えば、X方向である。表示装置201の座標基準を左下とした場合、画面の中心位置は、以下の通りである。
画面の中心位置:X=1615[mm]、Y=1010[mm]
配置部514は、バーチャル物体203が表示されている画面の中心位置を計算する。つぎに、配置部514は、バーチャル物体203の座標位置を算出する。ここでは、バーチャル物体203の座標位置は以下の通りである。
バーチャル物体203の座標位置:X=1000[mm]、Y=1000[mm]、Z=300[mm]
図9は、バーチャル巻尺の初期位置の設定例を示す説明図である。配置部514は、バーチャル物体203の座標位置をバーチャル巻尺205の初期位置とする。このため、バーチャル巻尺205の初期位置は以下の通りである。
バーチャル巻尺205の初期位置:X=1000[mm]、Y=1000[mm]、Z=300[mm]
また、配置部514は、リアル巻尺204の初期位置とバーチャル巻尺205の初期位置との対応関係を示す情報を記憶部111に格納する。具体的には、例えば、配置部514は、リアル巻尺204の初期位置とバーチャル巻尺205の初期位置との相対値を算出する。配置部514は、算出した相対値を記憶部111に格納する。ここでの相対値は以下の通りである。
相対値:X=1000[mm]、Y=1000[mm]、Z=200[mm]
表示状態出力部515は、表示するバーチャル物体203の表示スケールを利用者に指示させる。また、表示状態出力部515は、予めバーチャル物体203の大きさに合わせてスケールが調整可能なようにパラメータを設定してもよい。
つぎに、例えば、シミュレーション空間における設定された大きさで表示する場合、表示状態出力部515は、スケール値を「1」として格納する。また、表示状態出力部515は、バーチャル物体203のスケール値をマウス408などの入力装置の利用者の操作によって受け付けてもよい。
表示状態出力部515は、例えば、「1.2」が入力された場合、スケール値として「1.2」を格納する。
また、表示状態出力部515は、バーチャル物体203の表示スケールをスケール値に合せて変更する。また、表示状態出力部515は、表示の際のビューの拡大または縮小としているが、シミュレーション空間におけるバーチャル物体203自体の大きさを変更して表示することにより表示スケールを変更してもよい。
図10は、リアル巻尺による計測例を示す説明図である。利用者が、リアル巻尺204に計測を指示する。計測の指示は、リアル巻尺204に設けられたボタンを押下するなど、何らかの操作によって指示してもよい。または、デジタルモックアップ装置100のキーボード407やマウス408などの入力装置を介して指示してもよい。計測指示送信部531は、例えば、デジタルモックアップ装置100に対して受け付けた計測指示を送信する。
図11は、リアル巻尺の2つの端部の位置例を示す説明図である。位置検出装置202が、リアル巻尺204の本体の根元の位置とリアル巻尺204の先端の位置を検出する。位置検出装置202の位置送信部522が、検出した各位置の座標値および姿勢をデジタルモックアップ装置100へ送信する。
ここでの位置の送信間隔は位置検出装置202の機能に依存し、特に限定しない。ここで、例えば、各位置を表す座標値と、姿勢を表す角度とは以下の通りである。
リアル巻尺204の本体の根元位置:X=−900[mm]、Y=1000[mm]、Z=900[mm]
リアル巻尺204の本体の根元角度:X=0°、Y=0°、Z=0°
リアル巻尺204の先端位置:X=800[mm]、Y=500[mm]、Z=900[mm]
リアル巻尺204の先端角度:X=0°、Y=0°、Z=0°
位置情報受信部512は、位置検出装置202から送信された根元位置および根元角度、先端位置および先端角度を示す情報を受信する。
図12は、バーチャル巻尺の2つの端部の位置例を示す説明図である。移動量計測部は、リアル巻尺204の位置とスケール値とからバーチャル巻尺205の位置を算出する。移動量補正部513は、スケール値が1の場合、リアル巻尺204の座標値に対して上述した相対値を加算することによりバーチャル巻尺205の位置を算出する。上述したように、相対値は、X=1000、Y=1000,Z=200である。
バーチャル巻尺205の本体の根元位置:X=100[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]
バーチャル巻尺205の本体の根元角度:X=0°、Y=0°、Z=0°
バーチャル巻尺205の先端位置:X=1800[mm]、Y=1500[mm]、Z=1100[mm]
バーチャル巻尺205の先端角度:X=0°、Y=0°、Z=0°
図13は、目盛り部分の形状を配置した例を示す説明図である。配置部514は、例えば、バーチャル巻尺205の本体の根元と先端をつなぐ目盛り部分となる直方体の形状をシミュレーション空間に生成する。図13の例では、バーチャル巻尺205の本体の根元とバーチャル巻尺205の本体の先端をつなぐ形状を直線としているが、曲線など予め決めた方法で接続してもよい。
より具体的に、配置部514は、シミュレーション空間の座標X=100、Y=2000、Z=1000の位置から、X=1800、Y=1500、Z=1100を結ぶように、バーチャル巻尺205の目盛りに相当する形状を生成する。ここでは、予めバーチャル巻尺205の目盛り部分の形状が以下のように設定されてあることとする。
目盛り部分の幅:10[mm]、目盛り部分の厚さ:1[mm]
目盛り部分の形状:10×1×1722の直方体
図14は、バーチャル巻尺の形状の作成例を示す説明図である。配置部514は、予め作成されてあるバーチャル巻尺205の本体の根元の形状をX=100[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。本実施の形態において、配置部514によってバーチャル巻尺205などを配置するとは、シミュレーション空間上において配置されるものである。シミュレーション空間上に配置されるとは、3Dデータ600を変更したり新たに3Dデータ600を作成したりすることである。
つぎに、配置部514は、予め作成されたバーチャル巻尺205の先端の形状をX=1800[mm]、Y=1500[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。バーチャル巻尺205の先端の形状が予め作成されてあるとは、例えば、3Dデータ600として予め記憶部111に記憶される。
また、配置部514は、バーチャル巻尺205の目盛り部分をX=100[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。
移動量補正部513は、バーチャル物体203に当てられたリアル巻尺204の2つの端部の位置に対応するバーチャル巻尺205の2つの端部の位置のうちの少なくともいずれか一方の位置を、対象物のうちの指定された形状の位置となるように補正する。指定された形状の位置は、バーチャル物体203に含まれるいずれかの面の位置、バーチャル物体203に含まれるいずれかの面の中心位置、バーチャル物体203に含まれる面間の境界線上の位置、バーチャル物体203に含まれる面間の境界線の端点の位置、バーチャル物体203に含まれる頂点の位置の少なくともいずれかである。
バーチャル物体203に含まれるいずれかの面の位置は、例えば、面上とも称する。バーチャル物体203に含まれるいずれかの面の中心位置は、例えば、面の中心とも称する。バーチャル物体203に含まれる面間の境界線上の位置は、例えば、エッジ上とも称する。バーチャル物体203に含まれる面間の境界線の端点の位置は、例えば、エッジの端点とも称する。バーチャル物体203に含まれる頂点の位置は、例えば、頂点とも称する。
具体的に、例えば、移動量補正部513は、形状属性に合わせて計測位置を変更させるか否かの指示を受け付ける。例えば、移動量補正部513は、利用者の操作に応じてバーチャル巻尺205の本体の根元と先端の形状属性の指定を受け付ける。
図15は、形状属性例を示す説明図である。移動量補正部513は、形状属性の種類に応じてバーチャル巻尺205の根元の位置またはバーチャル巻尺205の先端の位置を移動させる。
図15(1)には、形状属性が「面上」の例を示す。形状属性が「面上」の場合、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を同一面または同一曲面上の点に移動させる。ここでのバーチャル巻尺205の位置とは、バーチャル巻尺205の本体の根元位置、またはバーチャル巻尺205の先端位置である。図15(1)に示すように、移動量補正部513は、ポイントされた位置が物体の外であっても物体の面状に移動する。
また、図15(2)には、形状属性が「面の中心」の例を示す。形状属性が「面の中心」の場合、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を同一面または同一曲面上の中心点に移動させる。図15(2)に示すように、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置が物体の上面のいずれかの位置であってもバーチャル巻尺205の位置を、当該面の中心位置に移動させる。ここで、面の中心位置が一意に定まらない場合、面を囲う最大外形の中心位置であってもよい。
図15(3)には、形状属性が「エッジ上」の例を示す。形状属性が「エッジ上」の場合、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面と面の境界にある直線上または曲線上の点に移動させる。図15(3)に示すように、例えば、バーチャル巻尺205の位置が物体の面の上面の位置にあるが、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面と面の境界にあるエッジ上の点に移動させる。
図15(4)には、形状属性が「エッジの端点」の例を示す。形状属性が「エッジの端点」の場合、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面と面の境界にある直線上又は曲線上の始点または終点に移動させる。ここで、移動量補正部513は、エッジの始点と終点との選択については、エッジ上において元のバーチャル巻尺205の位置との距離が近い方の点を選択する。また、距離が同じ場合、移動量補正部513は、始点としてもよい。図15(4)に示すように、例えば、バーチャル巻尺205の位置が物体の面の上面の位置にあるが、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面と面の境界にある直線上の始点に移動させる。
図15(5)には、形状属性が「エッジの中点」の例を示す。形状属性が「エッジの中点」の場合、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面と面の境界にある直線上又は曲線上の中間の点に移動させる。図15(5)に示すように、例えば、バーチャル巻尺205の位置が物体の面の上面の位置にあるが、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面と面の境界にある直線上の中間の点に移動させる。
図15(6)には、形状属性が「頂点」の例を示す。形状属性が「頂点」の場合、移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の位置を面に含まれる境界の点に移動させる。ここで、「頂点」については、バーチャル物体203の形状が図15(6)に示す円錐のように1点に収束するような形状に対して適用される。
移動量補正部513は、指定された形状属性に合わせてバーチャル巻尺205の本体の根元と先端の位置を変更する。
移動量補正部513は、いずれの形状属性を指定した場合、バーチャル巻尺205の本体の根元または先端の座標から最も近い形状の点に移動させる。また、移動量補正部513は、例えば、バーチャル巻尺205の本体の根元または先端の座標値を中心に球形状を作成し、球形状を大きくしていくことにより該当する形状と交差した位置を移動後の位置とする。
図16は、エッジ上が形状属性として指定された例を示す説明図である。バーチャル巻尺205の本体の根元の形状属性として「エッジ上」が指定され、バーチャル巻尺205の先端の形状属性については指定されなかった例を示す。
移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の本体の根元位置をエッジ上に移動させる。
バーチャル巻尺205の本体の根元位置:X=0[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]
バーチャル巻尺205の本体の根元角度:X=0°、Y=0°、Z=0°
バーチャル巻尺205の先端位置:X=1800[mm]、Y=1500[mm]、Z=1100[mm]
バーチャル巻尺205の先端角度:X=0°、Y=0°、Z=0°
配置部514は、位置を変更したバーチャル巻尺205の本体の根元と先端をつなぐ直方体の形状を配置する。より具体的に、配置部514は、X=0[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]と、X=1800[mm]、Y=1500[mm]、Z=1100[mm]との間を結ぶようにバーチャル巻尺205の目盛りに相当する直方体を作成する。
目盛り部分の形状:10×1×1868.15の直方体
配置部514は、予め作成されてあるバーチャル巻尺205の本体の形状をX=0[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。配置部514は、予め作成されてあるバーチャル巻尺205の先端形状をX=1800[mm]、Y=1500[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。さらに、配置部514は、作成したバーチャル巻尺205の目盛りの部分をX=0[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。
寸法計測部516は、バーチャル巻尺205の2つの端部のうちの第1端部からバーチャル巻尺205の2つの端部のうちの第2端部までの間において指定された位置を経由する場合、第1端部から指定された位置を経由し、第2端部までの距離を算出する。指定された位置とは、例えば、通過点とも称する。第1端部は、例えば、バーチャル巻尺205の根元である。第2端部は、例えば、バーチャル巻尺205の先端である。
具体的に、例えば、移動量補正部513は、利用者がバーチャル巻尺205の本体の根元と先端の間に通過点を指定するか否かを指示する。
図17は、通過点が指定された例を示す説明図である。利用者がバーチャル巻尺205の本体の根元と先端の間に通過点を指定する。通過点の指定はリアル巻尺204やマウス408などのデバイスによって指定されてもよい。
リアル巻尺204によって通過点が指定される例を挙げて説明する。位置受信部521は、リアル巻尺204の位置を検出する。例えば、リアル巻尺204の位置は以下の通りである。
リアル巻尺204によって指定された位置:X=800[mm]、Y=1000[mm]、Z=900[mm]
つぎに、位置送信部522は、リアル巻尺204の位置を示す位置情報をデジタルモックアップ装置100へ送信する。位置情報受信部512は、リアル巻尺204の位置を示す位置情報を送信する。移動量補正部513は、位置情報受信部512が受信した位置情報が示す位置に基づいてバーチャル物体203上の通過点の位置を計算する。
通過点の位置:X=1800[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]
移動量補正部513は、バーチャル巻尺205の本体の根元と通過点と先端を結ぶ直方体の形状をバーチャル物体203上に作成する。例えば、移動量補正部513は、X=0[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]と、通過点であるX=1800[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]と、を結ぶようにバーチャル巻尺205の目盛りに相当する形状を作成する。
また、移動量補正部513は、例えば、X=1800[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]と、X=1800[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]とを結ぶようにバーチャル巻尺205の目盛りに相当する形状を作成する。
目盛り部分の形状:10×1×1800の直方体
目盛り部分の形状:10×1×500の直方体
ここでは、目盛り部分の形状については2つの直方体に分けたが、1つの直方体によって表してもよい。
つぎに、配置部514は、予め作成されてあるバーチャル巻尺205の本体の形状をX=0[mm]、Y=2000[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。そして、配置部514は、予め作成されてあるバーチャル巻尺205の先端の形状をX=1800[mm]、Y=1500[mm]、Z=1100[mm]に配置して姿勢を合わせる。さらに、配置部514は、作成したバーチャル巻尺205の目盛り部分を配置する。
配置部514は、対象物103に当てられた第1測定器101の2つの端部の位置に対応する第2測定器102の2つの端部の位置を算出する。そして、寸法計測部516は、2つの端部間の距離を算出する。
また、寸法計測部516は、例えば、目盛り部分の形状の長さの合計値を求めることにより2つの端部間の距離を算出してもよい。
目盛り部分の形状の長さの合計値:1800[mm]+500[mm]=2300[mm]
また、寸法計測部516は、距離の計算は座標から算出してもよい。
計測情報送信部517が、リアル巻尺204に計測結果を送信する。送信方法については、有線であっても無線であってもよく、特に限定しない。
つぎに、リアル巻尺204に対して利用者がリアル巻尺204の目盛り部分に目盛り線を表示するかどうかを指定する。
ここで、寸法表示部533は、予め定義された目盛り線の間隔と目盛り線の数を取得する。目盛り線の間隔は、例えば、10[mm]である。目盛り線の数は、例えば、70本である。
また、寸法表示部533は、計測結果に合わせて目盛り線の間隔を定義しておき、計測結果に合わせて目盛り線の間隔を動的に変更してもよい。例えば、バーチャル巻尺205の大きさに合わせて目盛り線の数を定義しておき、動的に変更してもよい。また、利用者が、目盛り線の間隔と目盛り線の数を直接リアル巻尺204に対して指定してもよい。
また、寸法表示部533は、リアル巻尺204に表示する情報として、目盛り線を10[mm]間隔で70本と2300を設定する。
図18は、リアル巻尺に計測結果を表示する例を示す説明図である。寸法表示部533は、設定されたリアル巻尺204に表示する情報に基づいて、目盛り線および計測結果を表示する。図18に示すように、寸法表示部533は、目盛り部分に、計測結果を表示する。また、例えば、寸法表示部533は、リアル巻尺204のプロジェクタによって投影されてもよいし、目盛り部分がディスプレイになっていてもよいし、目盛り部分が電子ペーパーなどになっていてもよい。
図19は、ウェアラブルデバイスに計測結果を表示する例を示す説明図である。利用者が3Dメガネ206に計測結果を表示するかをデジタルモックアップ装置100に対して指定する。デジタルモックアップ装置100は、3Dメガネ206に計測結果を表示する指示を受け付けると、計測情報送信部517は、3Dメガネ206に対して計測結果を送信する。
そして、3Dメガネ206の計測情報受信部541は、計測結果を受信する。そして、3Dメガネ206の寸法表示部542は、計測結果を表示する。
(3次元計測システムによる計測処理手順例)
図20〜図23は、3次元計測システムによる計測処理手順例を示すフローチャートである。デジタルモックアップ装置100は、映像を表示する表示装置201の映像サイズの指定を受け付ける(ステップS2001)。デジタルモックアップ装置100は、3Dデータ600の指定を受け付ける(ステップS2002)。
デジタルモックアップ装置100は、指定した3Dデータ600を表示する(ステップS2003)。デジタルモックアップ装置100は、リアル巻尺204の初期位置の指定を受け付ける(ステップS2004)。デジタルモックアップ装置100は、リアル巻尺204の位置とバーチャル巻尺205の位置とを対応付けて記憶する(ステップS2005)。
デジタルモックアップ装置100は、実物大の大きさで表示するか否かを判断する(ステップS2006)。実物大の大きさで表示すると判断された場合(ステップS2006:Yes)、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203のスケール値を格納し(ステップS2007)、ステップS2101へ移行する。スケール値は、拡大/縮小の大きさである。ステップS2007におけるスケール値は「1」である。
実物大の大きさで表示しない場合(ステップS2006:No)、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203の大きさの指示を受け付ける(ステップS2008)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203のスケール値を抽出する(ステップS2009)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203のスケール値を格納し(ステップS2010)、ステップS2101へ移行する。ステップS2010におけるスケール値はnである。
表示装置201は、バーチャル物体203をスケール値に合うように大きさを変更して表示する(ステップS2101)。つぎに、位置検出装置202は、計測箇所に移動されたリアル巻尺204の先端と根元の位置を検出する(ステップS2102)。
デジタルモックアップ装置100は、検出したリアル巻尺204の先端と根元の位置と、初期位置の対応関係と、スケール値と、に基づいてバーチャル巻尺205の位置を計算する(ステップS2103)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205の目盛り部分の形状を作成する(ステップS2104)。
そして、デジタルモックアップ装置100は、所定の空間に可視化されたバーチャル物体203の上にバーチャル巻尺205を表示する(ステップS2105)。つぎに、デジタルモックアップ装置100は、計測の指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS2106)。計測の指示を受け付けていないと判断された場合(ステップS2106:No)、デジタルモックアップ装置100は、ステップS2102へ戻る。
計測の指示を受け付けたと判断された場合(ステップS2106:Yes)、デジタルモックアップ装置100は、形状属性に合わせて位置を変更するか否かを判断する(ステップS2201)。形状属性に合わせて位置を変更しないと判断された場合(ステップS2201:No)、デジタルモックアップ装置100は、ステップS2206へ移行する。
形状属性に合わせて位置を変更すると判断された場合(ステップS2201:Yes)、デジタルモックアップ装置100は、形状属性の指定を受け付ける(ステップS2202)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205の先端と根元の位置を形状属性に合わせて変更する(ステップS2203)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205の目盛り部分の形状を再作成する(ステップS2204)。
表示装置201は、バーチャル物体203上にバーチャル巻尺205を再表示する(ステップS2205)。デジタルモックアップ装置100は、通過点を指定させるか否かを判断する(ステップS2206)。通過点を指定させないと判断された場合(ステップS2206:No)、デジタルモックアップ装置100は、ステップS2301へ移行する。
通過点を指定させると判断された場合(ステップS2206:Yes)、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203に通過点の指定を受け付ける(ステップS2207)。デジタルモックアップ装置100は、通過点の位置を抽出する(ステップS2208)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205の先端と通過点とバーチャル巻尺205の根元とを経由する目盛り部分の形状を再作成する(ステップS2209)。デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203上にバーチャル巻尺205を再表示する(ステップS2210)。
そして、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205の目盛り部分の形状の長さを計測する(ステップS2301)。デジタルモックアップ装置100は、計測結果をリアル巻尺204に転送する(ステップS2302)。デジタルモックアップ装置100は、目盛り線を表示するか否かを判断する(ステップS2303)。目盛り線を表示しないと判断された場合(ステップS2303:No)、リアル巻尺204は、表示情報に計測結果を設定する(ステップS2306)。
目盛り線を表示すると判断された場合(ステップS2303:Yes)、リアル巻尺204は、例えば、目盛り線の間隔を設定する(ステップS2304)。リアル巻尺204は、表示情報に目盛り線と計測結果を設定する(ステップS2305)。リアル巻尺204は、表示情報をリアル巻尺204に表示する(ステップS2307)。
デジタルモックアップ装置100は、3Dメガネ206に計測結果を表示するか否かを判断する(ステップS2308)。3Dメガネ206に計測結果を表示しないと判断された場合(ステップS2308:No)、デジタルモックアップ装置100は、一連の処理を終了する。3Dメガネ206に計測結果を表示すると判断された場合(ステップS2308:Yes)、デジタルモックアップ装置100は、計測結果を3Dメガネ206に転送する(ステップS2309)。3Dメガネ206は、計測結果を3Dメガネ206に表示し(ステップS2310)、一連の処理を終了する。
以上説明したように、デジタルモックアップ装置100は、リアル巻尺204の初期位置およびバーチャル巻尺205の初期位置の対応関係に基づくバーチャル物体203に当てられたリアル巻尺204の2点の位置に対応するバーチャル巻尺205の2点の位置により距離を測定する。これにより、直感的な操作で正確に距離を計測できる。例えば、製品レビューなどのように複数人でバーチャル物体を見ながら意識を合わせる場合において、実機と同様な操作が可能となるため、バーチャル物体によるレビューが、より実機に近い感覚で行うことができる。
また、バーチャル巻尺205は、所定の空間に3次元で可視化されるか否かを選択可能である。これにより、複数人で計測を行う場合や1人で計測を行う場合のように計測状況に応じてバーチャル巻尺205の表示や非表示を切り替えることができ、利便性の向上を図ることができる。
また、デジタルモックアップ装置100は、算出した距離をリアル巻尺204に表示させる。これにより、計測者が持っているリアル巻尺204により計測結果を容易に把握することができる。
また、デジタルモックアップ装置100は、算出した距離を3Dメガネ206などに表示させる。これにより、複数人でレビューを行う際などに、複数人が計測結果を容易に把握することができる。
また、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル物体203を所定の空間に3次元で可視化させる際に、指定された倍率に応じて対象物を可視化させ、倍率に基づいて、バーチャル巻尺205の2つの端部の位置を算出する。これにより、拡大や縮小などのようにスケール値を変化させて対象物を可視化させてもスケール値に応じた距離が得られる。
また、デジタルモックアップ装置100は、指定された形状属性に応じてバーチャル巻尺205の位置を補正する。また、指定された形状の位置は、バーチャル物体203に含まれるいずれかの面の位置、バーチャル物体203に含まれるいずれかの面の中心位置、バーチャル物体203に含まれる面間の境界線上の位置、バーチャル物体203に含まれる面間の境界線の端点の位置、バーチャル物体203に含まれる頂点の位置の少なくともいずれかである。これにより、計測者がバーチャル物体に正確にリアル巻尺204を当てられない場合であっても、目標の位置に補正することができるため、距離の計測精度の向上を図ることができる。
また、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205の根元からバーチャル巻尺205の先端までの間において指定された位置を経由する場合における距離を算出する。これにより、実際の物体を計測しているようにバーチャル物体を計測することが可能となる。
また、デジタルモックアップ装置100は、バーチャル巻尺205を表示する際に目盛りを作成する。これにより、実際の物体を実際の巻尺が計測しているように見せることができ、より直感的に距離を計測することが可能となる。
なお、本実施の形態で説明した3次元計測方法は、予め用意された3次元計測プログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。本3次元計測プログラムは、磁気ディスク、光ディスク、USB(Universal Serial Bus)フラッシュメモリなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。また、3次元計測プログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布してもよい。
上述した実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)コンピュータに、
所定の空間に存在するリアルな第1測定器の基準位置と、前記所定の空間に3次元で可視化された計測のバーチャルな対象物を計測可能な、前記所定の空間に3次元で可視化されたバーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を表す情報を記憶部に記憶し、
前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する、前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、
算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、
算出した前記距離を所定の装置に表示させる、
処理を実行させることを特徴とする3次元計測プログラム。
(付記2)前記バーチャルな第2測定器は、前記所定の空間に3次元で可視化されるか否かを選択可能であることを特徴とする付記1に記載の3次元計測プログラム。
(付記3)前記所定の装置は、前記リアルな第1測定器であることを特徴とする付記1または2に記載の3次元計測プログラム。
(付記4)前記所定の装置は、ウェアラブルデバイスであることを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
(付記5)前記コンピュータに、
前記バーチャルな対象物を前記所定の空間に3次元で可視化させる際に、指定された倍率に応じて前記バーチャルな対象物を可視化させる、
処理を実行させ、
前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する処理では、
前記記憶部に記憶された前記情報と、前記倍率と、に応じて、前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する、
ことを特徴とする付記1〜4のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
(付記6)前記コンピュータに、
前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置のうちの少なくともいずれか一方の位置を、前記バーチャルな対象物のうちの指定された形状の位置となるように補正する、
処理を実行させ、
前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する処理では、
補正した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する、
ことを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
(付記7)指定された前記形状の位置は、前記バーチャルな対象物に含まれるいずれかの面の位置、前記バーチャルな対象物に含まれるいずれかの面の中心位置、前記バーチャルな対象物に含まれる面間の境界線上の位置、前記バーチャルな対象物に含まれる面間の境界線の端点の位置、前記バーチャルな対象物に含まれる頂点の位置の少なくともいずれかであることを特徴とする付記6に記載の3次元計測プログラム。
(付記8)前記バーチャルな第2測定器の2つの端部のうちの第1端部から前記バーチャルな第2測定器の2つの端部のうちの第2端部までの間において指定された位置を経由する場合、
前記距離を算出する処理では、
前記第1端部から指定された前記位置を経由し、前記第2端部までの距離を算出する、
ことを特徴とする付記1〜7のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
(付記9)前記リアルな第1測定器と前記バーチャルな第2測定器が巻尺である場合、
前記コンピュータに、
前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の間を結ぶ目盛りの形状を生成する、
生成した前記目盛りの形状を含めて前記バーチャルな第2測定器を可視化させる、
処理を実行させることを特徴とする付記1〜8のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
(付記10)コンピュータが、
所定の空間に存在するリアルな第1測定器の基準位置と、前記所定の空間に3次元で可視化された計測のバーチャルな対象物を計測可能な、前記所定の空間に3次元で可視化されたバーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を表す情報を記憶部に記憶し、
前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する、前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、
算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、
算出した前記距離を所定の装置に表示させる、
処理を実行することを特徴とする3次元計測方法。
(付記11)所定の空間に存在するリアルな第1測定器と、
計測のバーチャルな対象物と、前記バーチャルな対象物を計測可能なバーチャルな第2測定器と、を3次元で前記所定の空間に可視化させる表示装置と、
前記リアルな第1測定器の基準位置と、前記バーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を記憶部に記憶し、前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する、前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、算出した前記距離を所定の装置に表示させる制御装置と、
を有することを特徴とする3次元計測システム。
100 デジタルモックアップ装置
101 第1測定器
102 第2測定器
103 対象物
111 記憶部
200 3次元計測システム
201 表示装置
202 位置検出装置
203 バーチャル物体
204 リアル巻尺
205 バーチャル巻尺
206 3Dメガネ
501 立体視映像作成部
511 3Dデータ取込部
512 位置情報受信部
513 移動量補正部
514 配置部
515 表示状態出力部
516 寸法計測部
517 計測情報送信部
521 位置受信部
522 位置送信部
531 計測指示送信部
532,541 計測情報受信部
533,542 寸法表示部
600 3Dデータ

Claims (9)

  1. コンピュータに、
    所定の空間に存在するリアルな第1測定器の基準位置と、前記所定の空間に3次元で可視化された計測のバーチャルな対象物を計測可能な、前記所定の空間に3次元で可視化されたバーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を表す情報を記憶部に記憶し、
    前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する、前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、
    算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、
    算出した前記距離を所定の装置に表示させる、
    処理を実行させることを特徴とする3次元計測プログラム。
  2. 前記バーチャルな第2測定器は、前記所定の空間に3次元で可視化されるか否かを選択可能であることを特徴とする請求項1に記載の3次元計測プログラム。
  3. 前記所定の装置は、前記リアルな第1測定器であることを特徴とする請求項1または2に記載の3次元計測プログラム。
  4. 前記所定の装置は、ウェアラブルデバイスであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記バーチャルな対象物を前記所定の空間に3次元で可視化させる際に、指定された倍率に応じて前記バーチャルな対象物を可視化させる、
    処理を実行させ、
    前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する処理では、
    前記記憶部に記憶された前記情報と、前記倍率と、に応じて、前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
  6. 前記コンピュータに、
    前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置のうちの少なくともいずれか一方の位置を、前記バーチャルな対象物のうちの指定された形状の位置となるように補正する、
    処理を実行させ、
    前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する処理では、
    補正した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
  7. 前記バーチャルな第2測定器の2つの端部のうちの第1端部から前記バーチャルな第2測定器の2つの端部のうちの第2端部までの間において指定された位置を経由する場合、
    前記距離を算出する処理では、
    前記第1端部から指定された前記位置を経由し、前記第2端部までの距離を算出する、
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の3次元計測プログラム。
  8. コンピュータが、
    所定の空間に存在するリアルな第1測定器の基準位置と、前記所定の空間に3次元で可視化された計測のバーチャルな対象物を計測可能な、前記所定の空間に3次元で可視化されたバーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を表す情報を記憶部に記憶し、
    前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する、前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、
    算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、
    算出した前記距離を所定の装置に表示させる、
    処理を実行することを特徴とする3次元計測方法。
  9. 所定の空間に存在するリアルな第1測定器と、
    計測のバーチャルな対象物と、前記バーチャルな対象物を計測可能なバーチャルな第2測定器と、を3次元で前記所定の空間に可視化させる表示装置と、
    前記リアルな第1測定器の基準位置と、前記バーチャルな第2測定器の基準位置と、の対応関係を記憶部に記憶し、前記記憶部を参照して、前記バーチャルな対象物に当てられた前記リアルな第1測定器の2つの端部の位置に対応する、前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置を算出し、算出した前記バーチャルな第2測定器の2つの端部の位置に基づいて前記バーチャルな第2測定器の2つの端部間の距離を算出し、算出した前記距離を所定の装置に表示させる制御装置と、
    を有することを特徴とする3次元計測システム。
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