JP2016520225A - 3次元オブジェクトの画像を表示するグラフィカルインタフェースを制御する方法 - Google Patents

3次元オブジェクトの画像を表示するグラフィカルインタフェースを制御する方法 Download PDF

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Abstract

グラフィカルインタフェースを制御する方法であって、磁力計の測定結果から、永久磁石の座標及び永久磁石の磁気モーメントの方向を算出し(68)、スケーリングされた3次元オブジェクトを得るために3次元オブジェクトの各寸法を係数CVで乗算することにより、及び、スケーリングされた座標を得るために算出された座標を係数CRの逆数で乗算することにより、予め算出された座標と、3次元オブジェクトの寸法を一致させ(70)、永久磁石の磁気モーメントの方向から推定される光軸に沿って、スケーリングされた座標から推定される視点から観察される、スケーリングされたオブジェクトの画像に対応する2次元の画像を構築し(72)、グラフィカルインタフェースで構築された画像を表示するようにグラフィカルインタフェースを制御する(74)。【選択図】図1

Description

本発明は、3次元オブジェクト(three-dimensional object)の画像を表示するグラフィカルインタフェースを制御する方法及び装置に関する。本発明は、さらに、上記方法を実現する情報記録媒体に関する。
現在、3次元オブジェクトをコーディングするデジタルファイル、及びこのようなファイルを用いたアプリケーションがますます普及している。例えば、コンピュータ支援設計(CAD:computer-aided design)ソフトウェアアプリケーションは、このようなファイルが生成されることを可能にする。地球(Earth)を空から観察することを可能にするサービス「グーグルアース(登録商標)」は、このようなファイルを用いたアプリケーションの1つの例である。歩行者が町の通りを歩きながら見ることができるものを表示することを可能にするプリケーション「グーグルストリートビュー(登録商標)」も、挙げられ得る。
3次元オブジェクトは、3次元空間において、その各点の位置がこの空間の3つの座標の関数であるオブジェクト(an object the position of each point of which in a three-dimensional space is a function of three coordinates in this space)である。3次元オブジェクトは、「浮き出る(relief)」必要はない。また、それ(3次元オブジェクト)は、3次元空間において、その画像の各点の位置が3次元空間におけるこの各点の3つの座標の関数である平面画像(a plane image the position of each point of the image of which in the three-dimensional space is a function of the three coordinates of this point in the three-dimensional space)であってもよい。
デジタルファイルは、このファイルが、3次元基準座標系(three-dimensional reference frame)におけるオブジェクトの点のそれぞれの位置を決定するために用いられるのに十分な情報量を含む場合に、3次元オブジェクトをコーディングするとみなされる。この3次元基準座標系において、オブジェクトの点のそれぞれの位置は、3つの座標で与えられる。ここで、ファイル内の3次元オブジェクトの点の位置をコーディングするために用いられる基準座標系は、以下で「仮想基準座標系」と称される。
3次元基準座標系は、その軸が通常は正規直交系を形成している基準座標系である。
デジタルファイルは、データベースの形式をとり得る。それは、異なる場所に記録された複数の部分に分割されていてもよい。
実際には、このようなファイルから、スクリーンに表示されることを目的とした2次元の画像を構築するために、以下のことを知っておく必要がある。
・視点(viewing point)の位置
・光軸の方向
・視野
視野は、2次元で構成された画像の外側の限界を規定する。視野は、典型的には1つ又は2つの視野角又は画角で規定される。視野角Aは、多くの場合、以下の関係で定義される。
tan(A/2)=l/2f
ここで、
・lは、2次元の画像の寸法(dimension)である。
・fは、使用される対物レンズの焦点距離である。
光軸は、カメラの視線に対応している。したがって、光軸は、視野角の二等分線と一致する。
現時点では、このような、ファイルでコーディングされた3次元オブジェクトから2次元で画像を構築することを可能にするアルゴリズムは周知であり、高速に実行される。実際には、解決すべき困難は、何よりも、
・視点の位置
・光軸の方向
・視野角
の3つのパラメータをユーザが特定することを可能にする、容易かつ直観的な手段を発見することである。
現在、ユーザとの相互作用を簡素化するために、視野角は、一般的には、定数と等しく取られる。同様に、多くの場合、視点の位置及び光軸の方向のどちらか一方は、定数と等しく取られる。しかしながら、これらの簡素化にもかかわらず、ファイルでコーディングされた3次元オブジェクトから2次元で構築された画像の表示は、ユーザにとって困難な課題のままである。実際には、このユーザが正確かつ簡単に視点の位置又は光軸の方向を示すことは、容易ではない。
米国特許第5687307号明細書 米国特許出願公開第2006/061354号明細書 仏国特許出願公開第2586302号明細書 国際公開第2011/174714号公報
本発明は、この欠点を克服することを目的とする。この目的のため、本発明の1つの主題は、請求項1にかかる、グラフィカルインタフェースを制御する方法である。
上記の方法は、ユーザが、非常に容易にかつ非常に直観的な方法で、ファイルでコーディングされた3次元オブジェクトから2次元の画像を取得するために、視点の位置及び/又は光軸の方向を示すことを可能にする。
永久磁石の使用は、ユーザによって操作されるポインタの実装を簡素化する。なぜならば、磁界を発生させるためにこのポインタに供給する必要がないからである。さらに、永久磁石の磁気モーメントが指向される(oriented)ので、ユーザが3次元オブジェクトを観察(observe)したい方向を識別することは容易である。
最後に、d/dmaxよりも真に小さい係数Cの選択は、3次元オブジェクトの寸法が測定領域の寸法と一致するときに、3次元オブジェクトが完全にこの測定領域の内側に位置することを保証する。したがって、これにより、ユーザは、困難なく、ファイルでコーディングされた3次元オブジェクトを一面に移動することができる。
この方法の実施形態は、従属請求項の1つ又は複数の特徴を有してもよい。
さらに、上記制御方法の実施形態は、以下の効果を奏する。
・スケーリング係数(scaling coefficient)を自動的に決定することにより、デジタルファイルが、例えば異なるスケール(scale)の同じ3次元オブジェクトを含む他のデジタルファイルに置き換えられた場合に、ユーザによる手動の介入を回避することが可能となる。
・3次元オブジェクトの幾何学的中心を測定領域の幾何学的中心に配置することによって、1に近似する係数Cを使用することができ、したがって、2次元に構築された画像の(非常に大きい又は非常に小さいスケーリング係数によってもたらされる)解像度の劣化が抑制される。
・体系的に(systematically)1と等しい係数Cを選択することで、上記方法の実行が高速となる。なぜならば、3次元オブジェクトの寸法を、永久磁石が移動するごとに測定される永久磁石の座標と一致させるステップを繰り返す必要がないからである。
・ある算出された座標又は方向についてのみアニメーションを開始することで、上記方法のインタラクティビティ(interactivity)が向上する。
本発明は、さらに、これらの命令が電子計算機によって実行される場合に上記制御方法を実行するための命令を有する情報記録媒体に関する。
本発明は、さらに、請求項8にかかるグラフィカルインタフェースのための制御装置に関する。
この装置の実施形態は、従属請求項の特徴を有しうる。
本発明は、限定しない単なる例示の目的で添付された実施形態を読み、及び以下の図面を参照することで、よりよく理解されよう。
グラフィカルインタフェースを制御する装置の概略図である。 図1に示した装置で使用される磁力計のマトリクスの平面図を示す部分概略図である。 図1に示した装置によってグラフィカルインタフェースを制御する方法のフロー図である。
上記図面において、同じ参照符号は、同じ要素を示すために使用される。
以下の本実施形態で、当業者に周知の特徴及び機能は、詳細に記載されない。
図1は、3次元オブジェクトを観察するためにグラフィカルインタフェース4を制御する装置2を示す。ここで、グラフィカルインタフェースは、装置2と有線リンク5で接続されたスクリーンである。
例として、3次元オブジェクトは地球である。装置2は、所望の倍率(magnification)と共に、スクリーン4に表示することが望まれる地球の領域を選択するために用いられる。しかしながら、装置2は、本明細書の最後に記載されているように、他の多くの用途に適用されてもよい。
装置2は、ポインタ10と、このポインタ10の位置を特定する(localizing)装置12とを有する。ポインタ10によって、ユーザは、そのユーザが地球を見ることを所望するときの視点及び方向を示すことができる。ここで、ポインタ10は、直交作業基準座標系(orthogonal working reference frame)R内を自由に移動し得る。この基準座標系Rは、装置12に対して何ら自由度なしに固定されている。基準座標系RのX軸及びY軸は水平であり、Z軸は垂直である。基準座標系Rの原点は、Oで示される。
装置12によって位置が特定されるために、ポインタ10は、少なくとも1つの磁気オブジェクト14を有する。オブジェクト14は、外部磁場が存在しない状況であってもゼロでない磁気モーメントを示す永久磁石である。例えば、この磁石の保磁力(coercive magnetic field)は、100Am−1又は500Am−1を超える。典型的には、磁石は、強磁性体又はフェリ磁性体で形成されている。
オブジェクト14は、長方形形状を有している。図1において、オブジェクト14の磁気モーメントの方向は、矢印によって示されている。このオブジェクトの最も長い長さは、以降、Lで示される。永久磁石の強さは、典型的には0.01Am又は0.1mを超える。
本実施形態では、ポインタ10は、非磁性の器具16を有する。器具16の上又は内部に、オブジェクト14が何ら自由度なしに固定されている。非磁性は、測定可能な磁気特性を示さない材料で形成された器具を意味すると理解される。したがって、典型的には、器具16は、識別することが望まれる磁石について、何らの磁気特性、又は無視できる程度の磁気特性を示さない。
例えば、器具16は、オブジェクト14の磁気モーメントの方向に先端(point)を有する木又はプラスチックのペンシル(pencil)である。器具16は、オブジェクト14が小さい場合にオブジェクト14の操作を容易にする。ここで、ポインタ10は、人間の手によって、直接、3次元測定領域Z内を自由に移動し得る。この目的のため、ポインタ10の重さは、1kg未満であり、好ましくは200g未満である。ポインタの寸法は、ユーザが片手で掴み移動することができる程度に小さい。
装置12によって、オブジェクト14の位置を基準座標系Rで特定することができ、したがって、ポインタ10の位置を特定することができる。位置特定(Localization)は、基準座標系Rにおけるオブジェクト14の位置x,y,zを決定すること、及び、基準座標系RのX軸、Y軸及びZ軸についてオブジェクト14の向き(orientation)を決定することを意味するものと理解される。例えば、オブジェクト14の向きは、X軸、Y軸及びZ軸に対する、オブジェクト14の磁気モーメントの角度θ、θ及びθでそれぞれ表される。本実施形態では、基準座標系Rの原点Oは、領域Zの幾何学的中心に位置している。領域又はオブジェクトの幾何学的中心は、同じ重量を領域又はオブジェクトの各点に割り当てることによって得られる、この領域又はこのオブジェクトの重心である。
装置12は、N個の三軸磁力計Mijの配列(array)を有する。図1において、波状の垂直線は、装置12の一部が示されていないことを示している。
典型的には、Nは、5よりも大きく、16又は32よりも大きいことが好ましい。この場合において、Nは64以上である。
本実施形態においては、磁力計Mijは、マトリクスを形成するように、行及び列に配列されている。この場合において、このマトリクスは、8行8列に形成されている。インデックスi及びjは、それぞれ、マトリクスの行及び列を示しており、行iと列jとの交点に磁力計Mijが存在する。図1においては、行iの磁力計Mi1、Mi2、Mi3、Mi4及びMi8のみが示されている。磁力計Mij同士の位置関係を、図2を参照して、より詳細に説明する。
各磁力計Mijは、他の磁力計と何らの自由度なしに固定されている。この目的のために、各磁力計Mijは、何らの自由度なしに、剛性板20の背面22に固定されている。この剛性板は、オブジェクト14に前面を向けている。板20は、剛体の非磁性材料から形成される。例として、板20は、ガラス製である。
各磁力計Mijは、オブジェクト14によって発生する磁場の方向及び強度を測定する。この目的のために、各磁力計Mijは、この磁力計Mijにおけるオブジェクト14によって発生した磁場の、この磁力計の3つの測定軸への正射影のノルムを測定する。したがって、各磁力計Mijは、ベクトルbijを測定する。ベクトルbijの各座標は各測定軸に投影された磁場の値を示す。この場合において、これらの3つの測定軸は、互いに直交している。例として、各磁力計Mijの測定軸は、それぞれ基準座標系RのX軸、Y軸及びZ軸と平行である。
磁力計Mijの感度は固定されている。この場合において、磁力計Mijの感度は、4*10−7Tである。したがって、オブジェクト14がこれらの磁力計から遠すぎる場合、測定された信号は、ノイズと区別され得ない。測定領域Zの寸法は、この測定領域Z内のオブジェクト14のどの位置でも、予め定められた閾値Sよりも小さい精度でオブジェクト14の位置が装置12によって特定される、といった方法で定義される。図1に示すように、この領域Zは、磁力計のマトリクスの横方向の寸法を超えて拡大し得る。例えば、磁力計のマトリクスが、辺の長さがBの正方形を形成している場合、領域Zは、マトリクスの全周に幅B/2の1辺(a strip of width B/2 all around this matrix)を含んでもよい。領域Zの寸法は、磁力計Mijの感度に基づいて実験または計算によって決定される。
各磁力計Mijは、情報伝達のためのバス28を用いて、処理ユニット30に接続されている。
処理ユニット30は、特に、磁力計Mijの測定を処理すること、及び、これらの測定に応じてスクリーン4を制御することができる。
この目的のために、ユニット30は、情報記録媒体に記録されている命令を実行可能な、プログラム可能な電子コンピュータ32を有している。したがって、ユニット30は、さらに、コンピュータ32によって、図3の方法を実行するために必要な命令を格納しているメモリ34を有している。メモリ34は、スクリーン4で観察することが望まれる3次元オブジェクトの寸法及び詳細をコーディングするデジタルファイル36を有している。これらの寸法及び詳細は、このファイルにおいて、原点をOとする3次元仮想基準座標系Rに対して位置している。この場合において、この基準座標系Rは、直交基準座標系(orthogonal reference frame)である。さらに、基準座標系Rに対する位置及び向きは既知である。この場合において、デフォルト設定では、基準座標系Rの原点O、及びX軸、Y軸及びZ軸は、それぞれ、基準座標系Rの原点O、及びX軸、Y軸及びZ軸と一致する。例えば、基準座標系Rと基準座標系Rとの関係は、メモリ34に記録されている。メモリ34は、装置12の測定領域Zの寸法を格納している。
処理ユニット30は、具体的には、磁力計Mijの測定結果に基づいて、基準座標系Rにおける磁気双極子(magnetic dipole)の位置及び向きを決定することができる。この目的のために、ユニット30は、磁力計Mijの測定結果それぞれを、基準座標系Rにおける磁気双極子の磁気モーメントの位置、向き及び大きさと関連付ける数学モデルMを実行する。数学モデルMは、第1の変数セットが磁気双極子の位置及び向き、及びその磁気双極子の磁気モーメントの大きさを表す連立方程式(system of equations)の形式で表される。第2の変数セットは、磁力計Mijの測定結果を表す。磁気双極子の磁気モーメントの位置、向き及び大きさを得るために、第1の変数セットの変数が未知であり、第2の変数セットの変数の値が既知であればよい。この数学モデルは、典型的には、物理学上の電磁気学方程式(physical equations of electromagnetism)を発端として構築される。この数学モデルは、磁力計Mij間の既知の距離であるパラメータを入力している。この数学モデルを構築するために、磁気オブジェクト14は、磁気双極子で近似される。オブジェクト14と磁力計Mijとの間の距離が、2Lを、好ましくは3Lを超過していれば、この近似によって生じる誤差は、微々たるものである。ここで、Lは、オブジェクト14の最大部分の寸法である。典型的には、Lは、20cm未満であり、10cm未満または5cm未満であることが好ましい。
この場合において、数学モデルMは、非線形である。ユニット30は、数学モデルMの解を推定するアルゴリズムを実行して、数学モデルMを解く。例として、用いられるアルゴリズムは、用語「アンセンテッドカルマンフィルタ(Unscented Kalman Filter)」としてよく知られる包括的な(global)カルマンフィルタである。
さらに、ユニット30は、ファイル36に含まれるデータ、つまり視点の位置、光軸の方向及び所定の視野角を用いて、スクリーン4に表示される画像を構築することが可能である。
本実施形態では、装置2は、観察される3次元オブジェクトのモデル38を有する。この場合において、地球の縮小モデル(reduced model)である。このモデルは、その幾何学的中心が基準座標系Rの原点Oと一致するようなタブレット20の上に何ら自由度なしに固定されている。このモデルの寸法は、領域Zの寸法の内部に完全に含まれるようになっている。
図2は、デバイス12の磁力計Mijのいくつかを示す。これらの磁力計Mijは、Xの方向と平行な行iに並んでいる。同様に、これらの磁力計は、Yの方向と平行な列jに並んで、マトリクスを形成している。行i及び列jは、昇順に配置されている。
磁力計Mijの中心は、行iと列jとの交点に位置している。磁力計の中心は、この磁力計によって磁場が測定される点に対応する。この場合において、インデックスi及びjは、範囲[1;8]に属する。
行iに沿って直接に連続している2つの磁力計Mij及びMi,j+1の中心は、既知の距離di,j,j+1だけ離れている。同様に、同じ列jに沿って直接に連続している2つの磁力計Mij及びMi+1,jの中心は、既知の距離dj,i,i+1だけ離れている。
ここで示した特定の場合において、行iがいずれの行であっても、距離di,j,j+1は等しい。したがって、この距離をdと表す。同様に、列jがいずれの列であっても、2つの磁力計の間の距離dj,i,i+1は等しい。したがって、この距離をdと表す。
この場合においては、距離dとdとは、ともにdに等しい。
典型的には、距離dは、以下の場合に、1〜4cmの間の範囲にある。
・永久磁石の強さが0.5Amである。
・磁力計の感度が4*10−7Tである。
・磁力計Mijの数が64個である。
以下、図3の方法を参照して、装置2の動作を説明する。
この方法は、初期化段階50から始まります。この段階の開始において、スクリーン4を制御することを可能にする装置2は、このスクリーンに接続されて供給される。
その後、ステップ52の間に、測定領域Zの寸法、モデル38の寸法及びファイル36は、メモリ34に記録される。例えば、測定領域Zは、テーブル20の上に位置する直径2Bの半球であり、この平面部分は、磁力計Mijを含む平面に位置している。この半球は、磁力計のマトリックスに中心がある。
この場合において、モデル38は、その中心が原点Oと一致する直径Dの球体である。最後に、この場合において、ファイル36でコーディングされた3次元オブジェクトの寸法が1にスケーリングされている(scaled to one)と仮定される。3次元オブジェクトが地球であれば、その寸法は、ファイル36にキロメートルまたはメートルで表されています。
その後、ステップ54の間に、ファイル36でコーディングされた3次元オブジェクトの幾何学的中心が基準座標系Rの原点Oと一致しない場合には、ユニット30は、その幾何学的中心が基準座標系Rの原点Oと一致するように、3次元オブジェクトをこの基準座標系Rに変換する。変換された3次元オブジェクトを含む新たなデジタルファイルは、その後、以前のデジタルファイル36の代わりに記録される。
ステップ56の間に、ユニット30は、デジタルファイル36にコーディングされた3次元オブジェクトの寸法、及び、領域Zの既知の寸法から、スケーリング係数Cを自動的に決定する。このスケーリング係数Cは、その後、スケーリングされた3次元オブジェクト(three-dimensional object brought to scale)を取得するような方法で、3次元オブジェクトの寸法をこの係数Cで乗算するために使用される。この場合において、この係数Cは、スケーリングされた3次元オブジェクトが領域Zの内部に完全に位置するように選択される。この目的のために、この係数Cは、比率d/dmaxよりも小さくなるように選択される。ここで、
・dmaxは、原点Oと、測定軸に沿って原点Oから3次元オブジェクトの最も遠い点との間の距離である。
・dは、原点Oと、同じ測定軸に沿ってこの原点から測定領域の最も遠い点との間の距離である。
・維持されている(retained)測定軸は、原点Oを通過し差分|dmax−d|を最大にする軸である。ここで、| |は、絶対値関数である。
したがって、例えば、ユニット30は、まず、ステップ52の間に、メモリ34に記録された情報を用いて、比率d/dmaxを算出する。ここで説明する特定の場合において、差分|dmax−d|を最大にする測定軸は、Z軸である。距離dmaxは、デジタルファイル36に記録された地球の半径と等しい。
その後、係数Cは、a*(d/dmax)と等しいものが選択される。ここで、「a」は、1以下の予め記録された定数である。好ましくは、定数「a」は、0.1よりも大きく、又は0.5よりも大きい。
この特定の実施形態において、係数Cは、スケーリングされた3次元オブジェクトが基準座標系Rにおけるモデル38と一致するようにさらに決定される。この目的を達成するために、定数「a」は、(Dmax)/(D)と等しいものが選択される。ここで、Dは、デジタルファイル36でコーディングされた地球の寸法である。モデルの寸法が既知である特定の場合においては、比率d/dmaxの計算を経ることなく、係数Cの値を直接的に算出することができる。この場合において、例えば、係数Cの値は、D/Dに等しい。
動作58の間に、ユニット30は、視野の寸法を決定する。この場合において、視野は、2つの視野角θ及びθによって定義される。角度θ及びθは、それぞれ、水平面及び垂直面における視野角である。説明を簡単にするために、これらの角度は、共に、予め記録された定数に等しいとする。
最後に、視野の向きが一定となるように選択される。この場合において、画像の垂直方向が常に基準座標系RのZ方向に一致していると仮定する。
初期化段階50が実行されると、ユニット30は、スクリーン4上の地球の画像の表示を制御する装置2を用いて段階60を実行する。
この目的のために、ステップ62の間、ユーザは、ポインタ10を掴み、カメラによってそのユーザがモデル38の表面を撮影することができるかのように、それを領域Zの内部で操作する。この目的のために、ユーザは、そのユーザが使用したい視点の位置にポインタ10を置き、そのユーザが使用したい光軸に沿って器具16の先端を向ける(direct)。
ステップ62と並行して、ステップ64の間に、磁力計Mijは、オブジェクト14によって発生された磁場を測定する。
そして、ステップ66の間に、これらの測定結果が、処理ユニット30によって得られる。
そして、ステップ68の間、ユニット30は、ステップ66の間に得られた測定結果に基づいて、基準座標系Rにおけるオブジェクト14の座標を算出する。ユニット30は、さらに、これらの測定結果を用いて、基準座標系Rにおけるオブジェクト14の磁気モーメントの方向および大きさを算出する。
ステップ70の間に、ユニット30は、ステップ68の間に算出された座標に対して、3次元オブジェクトの寸法を一致させる。この場合において、これがまだ行われていない場合には、スケーリングされた3次元オブジェクトを取得するような方法で、デジタルファイル36でコーディングされている3次元オブジェクトの寸法の全てを係数Cで乗算することとなる。このスケーリングされた3次元オブジェクトの寸法は、基準座標系Rで表現される。それらは、ステップ70の次の反復の間に、これらの乗算をやり直す必要をなくすため、メモリ34に記録される。
ステップ72の間に、ユニット30は、スケーリングされた3次元オブジェクトから2次元の画像を構築する。ここで、この画像は、この3次元オブジェクトが、
・ステップ68の間に算出されたオブジェクト14の位置と等しい視点から、
・ステップ68の間に算出された磁気モーメントの方向と一致する光軸に沿って、
・ステップ68の間に算出された磁気モーメントの方向に、
・初期化段階50の間に定められた視野角θ及びθで、
・基準座標系RのZ軸に一致する構築された画像の垂直方向で
撮影された場合に得られる画像に対応する。
例えば、2次元の画像は、スケーリングされた3次元オブジェクトの、光軸と垂直な平面へ正射影により、角度θ及びθで定義されたカメラの視野内に含まれる、スケーリングされた3次元オブジェクトの点を保存することのみによって、ユニット30によって構築される。
このような、3次元オブジェクトから2次元の画像を構築することは、よく知られている。この点において、例えば、コンピュータ支援設計(CAD)ソフトウェアアプリケーションで用いられるアルゴリズムが挙げられよう。
その後、ステップ74の間に、ユニット30は、スクリーン4にステップ72の間に構築された画像を表示するためのコマンドを生成する。
ステップ64〜74は、ポインタ10が移動するごとに繰り返される。
このように、装置2で、カメラとしてポインタ10を操作することにより、ユーザは、デジタルファイル36でコーディングされた3次元オブジェクトから2次元の画像を構築するために使用できる視点及び光軸の方向の両方を、容易にかつ非常に直観的に示すことができる。特に、ユーザは、例えば、
・ポインタ10がモデル38の表面に達すると、カメラによって撮影された領域が拡大する、
・ポインタ10が右(又はその逆)に移動すると、右(又はその逆)に向かって、構築された2次元の画像が移動する、及び
・ポインタ10の位置が移動すると、視点の位置が移動する
といった、カメラの通常の行動を体験する。
多数の他の実施形態が可能である。例えば、光軸の方向を、ポインタ10の移動とは無関係に定めることが可能である。したがって、ポインタ10の移動は、視点の位置を指示することのみに使用される。逆に、視点の位置を、ポインタ10の位置とは無関係に定めることも可能である。後者の実施形態では、ポインタ10は、使用できる光軸の方向を指示することのみに使用される。
他の実施形態において、測定領域Zの内部のオブジェクト14の移動は、完全に自由というわけでなく、ポインタ10の自由度の数を制限するように案内される。例えば、ポインタ10は、レールをたどることで領域Zの内部のみを移動するように、レールを摺動するように導入される。
上述した実施形態では、装置2は、ポインタ10の測定位置と基準座標系Rの視点との関係が均一な関係(identity relationship)である特定の場合について説明されている。しかしながら、変形例として、この関係は、任意の既知の全単射の関係(bijective relationship)に置き換えられてもよい。例えば、ポインタ10の位置と視点の位置との関係は、指数関数的な関係のような、非線形の関係である。したがって、モデル38の表面近傍のポインタ10の動作、及びこの表面からは遠いがこれと同様の動作は、同じように視点の位置を変更しない。光軸の向きを、恒等関数(identity function)以外の全単射関数(bijective function)でオブジェクト14の磁気モーメントの方向に関連付けることも可能である。
ポインタ10の測定された座標に3次元オブジェクトの寸法を一致させることは、3次元オブジェクトの寸法を変更しないままにして、ポインタ10の測定された座標に係数Cの逆数を乗算することでも達成されうる。この乗算は、ステップ70の各反復でなされる必要がある。より一般的に言えば、3次元オブジェクトの寸法を係数Cで乗算し、同時に、ポインタ10の座標を係数Cで割ることが可能である。この場合、これらの係数C及びCは、以下の関係が検証されるように選択される。
/C=C
1つの単純な実施形態では、係数Cは自動的に決定されず、例えば初期化段階の間にユーザによって定められる。
変形例として、ポインタ10は、2つの永久磁石を有しており、この2つの永久磁石の磁気モーメントの方向は、これらの2つの方向を含む平面内で10度から170度の間の範囲の角度を形成している。装置12は、これらの永久磁石の位置を特定するように構成されている。この目的のために、モデルMは、測定領域に同時に存在する磁力計Mijと2つの磁気双極子との間の磁気相互作用(magnetic interaction)をモデル化することによって構築される。2つの永久磁石の磁気モーメントの方向が同一直線上にないという事実によって、装置12は、ポインタ10の長手方向についてのロール角を決定することができる。その後、このロール角は、例えば、構築された画像の光軸周りの回転を制御するために使用される。本実施形態では、構築された画像の垂直方向は、予め定められておらず、永久磁石の位置に基づいて決定される。
3次元オブジェクトは、任意のタイプのオブジェクトであってもよい。例えば、3次元オブジェクトは、3次元の道路又は建物を有する街又は地域である可能性がある。前述の方法によって、ユーザは、非常に直観的な方法で、街又は地域が観察される視点及び光軸を得ることができる。3次元オブジェクトは、博物館又はマンションのような建物の内部である可能性もある。3次元オブジェクトは、必ずしも現実世界に存在するオブジェクトに対応している必要はない。例えば、3次元オブジェクトは、ビデオゲーム用に作成された仮想世界を表す可能性がある。
また、3次元オブジェクトは、アニメーションの部分を有してもよい。例えば、3次元オブジェクトが街のモデルである場合において、デジタルファイルは、追加コードにおける、この街の道路の歩行者又は車両の動作であってもよい。
変形例として、処理ユニット30は、ポインタ10の測定された位置及び向きに応じて、人間によって直接視認可能なアニメーションの実行を開始するようにプログラミングされる。典型的には、アニメーションは、スクリーンに表示されるグラフィカルアニメーション、又は、スピーカで再生されるときに人間によって直接聞き取れる音声アニメーションである。グラフィカルなアニメーションは、好ましくは、構築された画像が表示されるのと同じスクリーンで表示されるような方法で、構築された画像に組み込まれる。これにより、装置2は、よりインタラクティブ(interactive)となる。例えば、ポインタ10が3次元オブジェクトの特定の領域に向けられているとき、これによって、ユーザが直接聞き取れるオーディオトラックの再生が開始する。例えば、再生されるオーディオトラックは、この特定の領域に固有の注釈を含む。処理ユニット30は、ポインタ10の位置及び/又は向きの範囲に応じて、スクリーン4で直接視認可能なグラフィカルアニメーションを開始するようにプログラミングされてもよい。後者の場合、これによって、要求される処理能力を制限することができる。なぜならば、視認できないグラフィカルアニメーションが実行されないからである。この方法で、ゲームを生産する可能性がある。
デジタルファイルにコーディングされた3次元オブジェクトの寸法は、必ずしも領域Zの寸法よりも大きくなくてもよい。逆に、デジタルファイルは、領域Zの寸法よりもはるかに小さい3次元オブジェクトの寸法をコーディングしてもよい。例えば、3次元オブジェクトは、原子又は分子であってもよい。この場合、係数Cは、1よりもはるかに大きい。
3次元オブジェクトの寸法のみが係数Cで乗算されるときに、マッチングステップ70は、初期化段階の間に実行されてもよい。
上述した実施形態において、グラフィカルインタフェースは、後者(latter)がスクリーン4である特定の場合について説明されている。しかしながら、グラフィカルインタフェースは、例えば、テレビ、コンピュータ、プロジェクタ、又はオーバーヘッドプロジェクションシステムのスクリーンのような、画像を表示することができる任意のタイプのインタフェースであってもよい。
1つの単純な実施形態では、モデル38は省略される。この場合、ユーザは、この目的のためにスクリーン4に表示された2次元の画像を用いて、測定領域に自身を指示する。
多くの異なる方法が、永久磁石の位置及び向きを特定するために使用され得る。例として、米国特許US6269324に記載された方法が使用され得る。これらの方法は、カルマンフィルタを使用する必要はない。例として、米国特許出願公開US2002/171427A1又は米国特許US6263230B1に記載された方法が可能である。
磁力計の配列における磁力計は、列及び行に配列される必要はない。これらは、他のパターンでも配置され得る。例えば、磁力計は、平面にメッシュされた各三角形または六角形の単位の各頂点に配置される。
互いに関連する磁力計の配置は、ランダム又は不規則であってもよい。したがって、この配列内の2つの直接連続した磁力計の間の距離は、2つの直接連続した磁力計の全てのペアについて同じではない。例えば、その配列のある領域における磁力計の密度は、他の箇所よりも高くてもよい。ある領域内の密度を増加させることによって、この領域での測定精度を高めることができる。
磁力計の配列は、空間内の3つの同一直線上でない方向に伸張し得る。これらの条件では、磁力計は、3次元の容積の内部に分布している。
磁力計の数Nは、同様に、64又は90以上であってもよい。
磁力計の配列における磁力計の全ては、互いに同一である必要はない。変形例として、全ての磁力計が同じ感度を有しているわけではない。この場合、例えば、最も精度のよい磁力計は、この配列の周辺に配置されているのに対し、あまり精度のよくない磁力計は、配列の中心の近くに配置される。このような実施形態は、磁気オブジェクトに最も近い可能性がある場所に、飽和する(saturate)のが最も困難な、したがって最も感度の低い磁力計を配置するという効果をもたらす。これによって、相互作用の領域を拡大することができる。

Claims (9)

  1. 3次元オブジェクトの画像を表示するグラフィカルインタフェースを制御する方法であって、
    ・N個の3軸磁力計(Mij)であって、これらの磁力計のそれぞれの間の既知の距離を保持するように、自由度なしに互いに機械的に接続されたN個の3軸磁力計(Mij)を有する磁力計の配列を提供し、Nは、5以上の整数であり、前記磁力計の配列は、
    ・その位置が前記磁力計の配列に対して既知である3次元作業基準座標系(working three-dimensional reference frame)、及び
    ・予め定められた3次元測定領域
    に関連し、
    ・「仮想基準座標系」と称される3次元基準座標系において前記3次元オブジェクトの寸法をコーディングするデジタルファイルを記録し(52)、前記作業基準座標系に対する前記仮想基準座標系の位置は、前記仮想基準座標系の各点の座標が基準座標系の変更によって前記作業基準座標系で表現され得るように知られており、
    ・前記測定領域の内部でユーザによって手動で動作可能な永久磁石を有するポインタを提供し、
    ・前記永久磁石が前記測定領域の内部に配置されたときに、前記配列の前記磁力計によって、前記永久磁石によって発生する磁場を測定し(64)、
    ・前記磁力計の測定結果に基づいて、前記作業基準座標系における、前記永久磁石の座標及び前記永久磁石の磁気モーメントの方向を算出し(68)、
    ・スケーリングされた3次元オブジェクトを得るように前記3次元オブジェクトの各寸法を係数Cで乗算することにより、及び、スケーリングされた座標を得るように前記算出された座標を係数Cの逆数で乗算することにより、予め算出された前記座標と、前記3次元オブジェクトの前記寸法を一致させ(70)、係数C及びCは、比率C/Cがスケーリング係数Cに等しくなるように選択され、この係数Cは、比率d/dmaxよりも小さく、
    ・dmaxは、前記作業基準座標系の原点と、測定軸に沿ってこの原点から前記3次元オブジェクトの最も遠い点との間の距離であり、
    ・dは、前記作業基準座標系の前記原点と、同じ前記測定軸に沿ってこの原点から前記測定領域の最も遠い点との間の距離であり、
    ・維持されている(retained)前記測定軸は、前記作業基準座標系の前記原点を通過し差分|dmax−d|を最大にする軸であり、
    ・予め定められた光軸に沿って視点から観察される、スケーリングされた前記オブジェクトの画像に対応する2次元の画像を構築し(72)、
    ・前記視点の位置は、スケーリングされた前記座標(the coordinates to scale)から推定され、
    ・前記光軸の方向は、前記永久磁石の前記磁気モーメントの前記測定された方向から推定され、
    ・前記グラフィカルインタフェースで前記構築された画像を表示するように前記グラフィカルインタフェースを制御する(74)
    方法。
  2. 前記方法は、前記デジタルファイルにコーディングされた前記3次元オブジェクトの前記寸法と前記測定領域の前記既知の寸法とに基づいて、前記比率d/dmaxを自動的に算出し、a*(d/dmax)と等しい前記係数Cをとることによって、前記スケーリング係数Cを自動的に決定し(56)、「a」は、予め記録された定数である
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記方法は、前記デジタルファイルにコーディングされた前記3次元オブジェクトの寸法と、前記測定領域の内部に含まれるこのオブジェクトのモデルの既知の寸法との間の比に基づいて、前記スケーリング係数Cを自動的に決定する(56)
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記スケーリング係数Cを自動的に決定する前に、前記方法は、
    前記3次元オブジェクトの各点の前記座標を前記仮想基準座標系に変換し、これによって、前記変換された3次元オブジェクトの幾何学的中心は前記測定領域の幾何学的中心と一致し、前記係数Cを決定することが、前記変換された3次元オブジェクトの前記寸法に基づいてなされる
    請求項2及び3に記載の方法。
  5. 前記係数Cは、前記3次元オブジェクトの寸法のみがスケーリングされるように、体系的に(systematically)1と等しくされる
    請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. 前記永久磁石の前記算出された座標又は前記算出された方向に応じて、人間によって直接視認可能なアニメーションが、前記算出された座標又は前記算出された方向に対応する前記構築された画像を表示するために前記グラフィカルインタフェースにコマンドが送信されると同時に実行される
    請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 命令が電子コンピュータによって実行されるときに、請求項1から6のいずれか1項に記載の方法を実行するための命令を有する情報記録媒体(34)。
  8. 3次元オブジェクトの画像を表示するグラフィカルインタフェースを制御する装置であって、
    ・N個の3軸磁力計(Mij)であって、これらの磁力計のそれぞれの間の既知の距離を保持するように、自由度なしに互いに機械的に接続されたN個の3軸磁力計(Mij)を有する磁力計の配列であって、Nは、5以上の整数であり、
    ・その位置が前記磁力計の配列に対して既知である3次元作業基準座標系(working three-dimensional reference frame)、及び
    ・予め定められた3次元測定領域
    に関連する前記磁力計の配列と、
    ・「仮想基準座標系」と称される3次元基準座標系において前記3次元オブジェクトの寸法をコーディングするデジタルファイル(36)であって、前記作業基準座標系に対する前記仮想基準座標系の位置は、前記仮想基準座標系の各点の座標が基準座標系の変更によって前記作業基準座標系で表現され得るように知られており、その逆も同様である、デジタルファイルと、
    ・前記測定領域の内部でユーザによって手動で動作可能な永久磁石(14)を有するポインタ(10)と、
    ・処理ユニット(30)と
    を有し、
    前記処理ユニットは、
    ・前記永久磁石が前記測定領域の内部に配置されたときに、前記配列の前記磁力計によってなされる、前記永久磁石によって発生する磁場の測定結果を取得し、
    ・前記磁力計の測定結果に基づいて、前記作業基準座標系における、前記永久磁石の座標及び前記永久磁石の磁気モーメントの方向を算出し、
    ・スケーリングされた3次元オブジェクトを得るように前記3次元オブジェクトの各寸法を係数Cで乗算することにより、及び、スケーリングされた座標を得るように前記算出された座標を係数Cの逆数で乗算することにより、予め算出された前記座標と、前記3次元オブジェクトの前記寸法を一致させ、係数C及びCは、比率C/Cがスケーリング係数Cに等しくなるように選択され、この係数Cは、比率d/dmaxよりも小さく、
    ・dmaxは、前記作業基準座標系の原点と、測定軸に沿ってこの原点から前記3次元オブジェクトの最も遠い点との間の距離であり、
    ・dは、前記作業基準座標系の前記原点と、同じ前記測定軸に沿ってこの原点から前記測定領域の最も遠い点との間の距離であり、
    ・維持されている(retained)前記測定軸は、前記作業基準座標系の前記原点を通過し差分|dmax−d|を最大にする軸であり、
    ・予め定められた光軸に沿って視点から観察される、スケーリングされた前記オブジェクトの画像に対応する2次元の画像を構築し、
    ・前記視点の位置は、スケーリングされた前記座標(the coordinates to scale)から推定され、
    ・前記光軸の方向は、前記永久磁石の前記磁気モーメントの前記測定された方向から推定され、
    ・前記グラフィカルインタフェースで前記3次元オブジェクトの前記構築された画像を表示するために前記グラフィカルインタフェースにコマンドを送信する
    ようにプログラミングされている
    装置。
  9. 前記装置は、前記3次元オブジェクトの実際のモデル(38)を有し、前記3次元オブジェクトの寸法は、スケーリングされた前記3次元オブジェクトの寸法と等しく、前記モデルは、前記作業基準座標系における、前記スケーリングされた3次元オブジェクトと同じ場所に配置される
    請求項8に記載の装置。
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