JP6641981B2 - 画像読取装置及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、所謂白紙判定処理を実行可能な画像読取装置に関する。
従来より、スキャナに読み取らせた原稿が白紙か否かを判定する所謂白紙判定処理を実行可能な画像読取装置が知られている。また、特許文献1には、スキャナが生成した画像データに画像処理を施す場合に適切な白紙判定を行うために、画像処理を施した画像データに対して白紙判定処理を実行する画像読取装置が記載されている。
特開2012−80233号公報
しかしながら、特許文献1に記載の画像読取装置では、白紙判定処理で白紙と判定される画像データに対しても常に画像処理が施されるので、画像読取装置の処理時間が長くなるという新たな課題を生じる。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、無地判定処理を適切に実行すると共に、処理時間の増大を抑制した画像読取装置を提供することにある。
本明細書に記載の画像読取装置は、操作部と、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部と、画像データを出力する出力部と、制御部とを備える。前記制御部は、原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理とを実行する。前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理である。前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理である。前記制御部は、前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理を実行する。前記制御部は、前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理を実行する。前記制御部は、前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理を実行する。
上記構成によれば、指定された改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序が動的に決定される。その結果、無地判定処理が適切に実行されると共に、処理時間の増大を抑制することができる。なお、「背景画素」とは、例えば、画像データに含まれる画素値のヒストグラムにおいて、最頻値及びその周辺の予め定められた範囲の画素値が設定された画素を指す。一方、「前景画素」とは、画像データに含まれる画素のうち、背景画素以外の画素を指す。
本明細書に記載のプログラムは、操作部、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部、及び画像データを出力する出力部に接続されたコンピュータによって読み取り可能である。該プログラムは、原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理とを前記コンピュータに実行させる。前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理である。前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理である。該プログラムは、前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理を前記コンピュータに実行させる。該プログラムは、前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理を前記コンピュータに実行させる。該プログラムは、前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理を前記コンピュータに実行させる。
図1は、実施形態に係るシステム100を構成する複合機10及び情報処理端末50のブロック図である。 図2は、装置プログラム35が実行可能な改変処理のリストである。 図3は、画像出力処理のフローチャートである。 図4は、実行順序決定処理のフローチャートである。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態について説明する。なお、以下に説明される実施形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、本発明の実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。例えば、後述する各処理の実行順序は、本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変更することができる。
図1は、本実施形態に係るシステム100の概略図である。図1に示されるシステム100は、複合機10と、情報処理端末50とで構成されている。複合機10及び情報処理端末50は、通信ネットワーク101を通じて通信可能に構成されている。通信ネットワーク101は、例えば、有線LAN(Local Area Networkの略)、無線LAN、或いはこれらの組み合わせであってもよい。
[複合機10]
複合機10は、図1に示されるように、プリンタ部11と、スキャナ部12と、表示部23と、操作部24と、通信部25と、CPU(Central Processing Unitの略)31と、記憶部32と、通信バス33とを主に備える。複合機10を構成する各構成要素は、通信バス33を通じて相互に接続されている。複合機10は、画像読取装置の一例である。
[プリンタ部11、スキャナ部12]
プリンタ部11は、画像データで示される画像を記録用紙に記録するプリント動作を実行する。記録用紙は、シート或いは被記録媒体の一例である。プリンタ部11の記録方式として、インクジェット方式や電子写真方式などの公知の方式を採用することができる。スキャナ部12は、原稿に記録されている画像を読み取って画像データを生成するスキャン動作を実行する。プリンタ部11は出力部の一例であり、スキャナ部12は読取部の一例である。なお、画像読取装置の具体例は複合機10に限定されず、プリンタ部11が省略されたスキャナ単能機であってもよい。
[表示部23]
表示部23は、各種情報を表示する表示面を備える。表示部23としては、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Displayの略)、有機ELディスプレイ(Organic Electro−Luminescence Displayの略)等を採用することができる。
[操作部24]
操作部24は、ユーザによる入力操作を受け付けるユーザインタフェースである。具体的には、操作部24はボタンを有しており、押下されたボタンに対応づけられた各種の操作信号をCPU31へ出力する。さらに、操作部24は、表示部23の表示面に重畳された膜状のタッチセンサを有していてもよい。すなわち、表示部23がタッチパネルディスプレイとして構成されてもよい。
タッチパネルとして実現される操作部24は、ユーザがタッチした表示面上の位置を示す位置情報を出力する。後述する装置プログラム35は、例えば、表示面に表示されたアイコン、リンク、チェックボックス、ラジオボタン等(これらを総称して、「オブジェクト」と表記する。)の位置を示す位置情報が出力されたことに応じて、当該オブジェクトの指定を受け付ける。なお、「タッチ」とは、入力媒体を表示面に接触させる操作全般を含み、タップ操作、ロングタッチ操作、スライド操作、フリック操作、ピンチイン操作、ピンチアウト操作等は、タッチの一例である。
[通信部25]
通信部25は、通信ネットワーク101を通じて外部装置と通信を行うためのインタフェースである。すなわち、複合機10は、通信部25を通じて情報処理端末50に各種情報を出力し、通信部25を通じて情報処理端末50から各種データ又は各種情報を受信する。通信部25の具体的な通信手順は特に限定されないが、例えば、Wi−Fi(Wi−Fi Allianceの登録商標)を採用することができる。
[CPU31]
CPU31は、複合機10の全体動作を制御するものである。CPU31は、操作部24から出力される各種信号、及び通信部25を通じて外部装置から取得した各種情報等に基づいて、後述する各種プログラムを記憶部32から取得して実行する。すなわち、CPU31及び記憶部32は、制御部の一例を構成する。
[記憶部32]
記憶部32は、プログラム記憶領域32Aと、データ記憶領域32Bとを有する。プログラム記憶領域32Aには、OS(Operating Systemの略)34と、装置プログラム35とが格納される。なお、装置プログラム35は、単一のプログラムであってもよいし、複数のプログラムの集合体であってもよい。データ記憶領域32Bには、装置プログラム35の実行に必要なデータ或いは情報が記憶される。
なお、本明細書中の「データ」と「情報」とは、コンピュータによって取り扱い可能なビット或いはビット列である点において共通する。「データ」とは、各ビットが示す意味内容をコンピュータが考慮することなく取り扱えるものを指す。これに対して、「情報」とは、各ビットが示す意味内容によってコンピュータの動作が分岐するものを指す。さらに、「指示」は、送信先の装置に対して次の動作を促すための制御信号であって、情報を含んでいることもあるし、それ自体が情報としての性質を有していることもある。
記憶部32は、例えば、RAM(Random Access Memoryの略)、ROM(Read Only Memoryの略)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read−Only Memoryの略)、HDD(Hard Disk Driveの略)、CPU31が備えるバッファ等、或いはそれらの組み合わせによって構成される。
なお、記憶部32は、コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体であってもよい。コンピュータが読み取り可能なストレージ媒体とは、non−transitoryな媒体である。non−transitoryな媒体には、上記の例の他に、CD−ROM、DVD−ROM等の記録媒体も含まれる。また、non−transitoryな媒体は、tangibleな媒体でもある。一方、インターネット上のサーバなどからダウンロードされるプログラムを搬送する電気信号は、コンピュータが読み取り可能な媒体の一種であるコンピュータが読み取り可能な信号媒体であるが、non−transitoryなコンピュータが読み取り可能なストレージ媒体には含まれない。
プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、CPU31によって実行される。しかしながら、本明細書では、CPU31を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムAが処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「CPU31がプログラムAに記述された処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する情報処理端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、事象を判断し、判断結果に応じて動作する。しかしながら、本明細書では、判断することを省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムが条件Aに応じて、処理Aを実行する」という趣旨の記述は、「プログラムは条件Aであるか否かを判断する。プログラムは、肯定判断であることに応じて、処理Aを実行する」ことを指してもよい。後述する情報処理端末50についても同様である。
また、プログラム記憶領域32Aに記憶されているプログラムは、データ等を特定し、取得し、抽出し、決定し、或いは選択する。プログラムがデータ等を特定するとは、例えば、複数のデータ等のうちから条件に合致するデータを特定し、当該データ等そのもの或いは当該データ等を識別するための情報を、予め定められた記憶領域に記憶させる処理を指す。データ等を識別するための情報とは、例えば、当該データ等を識別するための識別情報、当該データ等が記憶された配列のインデックス、当該データ等が記憶された記憶領域のポインタ等である。プログラムがデータ等を取得し、抽出し、決定し、或いは選択する処理も同様である。後述する情報処理端末50についても同様である。
OS34は、複合機10を構成するハードウェアであるプリンタ部11、スキャナ部12、表示部23、操作部24、及び通信部25等を制御するためのAPI(Application Programming Interfaceの略)を提供する基本プログラムである。すなわち、上記の各プログラムは、OS34が提供するAPIを呼び出すことによって、各ハードウェアを制御する。しかしながら、本明細書では、OS34を省略して各プログラムの動作を説明することがある。すなわち、以下の説明において、「プログラムBがハードウェアCを制御する」という趣旨の記述は、「プログラムBがOS34のAPIを通じてハードウェアCを制御する」ことを指してもよい。後述する情報処理端末50についても同様である。
装置プログラム35は、図3に示される画像出力処理において、無地判定処理を実行することができる。無地判定処理は、スキャナ部12によって生成された画像データに含まれる背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理である。そして、装置プログラム35は、背景画素の割合が閾値以上であることに応じて、当該画像データを無地と判定する。一方、装置プログラム35は、背景画素の割合が閾値未満であることに応じて、当該画像データを無地でないと判定する。「無地」とは、例えば、スキャナ部12に読み取らせた原稿に実質的に画像が記録されておらず、濃淡の差がほぼないことを指す。
なお、「背景画素」とは、例えば、画像データに含まれる画素値のヒストグラムにおいて、最頻値及びその周辺の予め定められた範囲の画素値が設定された画素を指す。すなわち、背景画素とは、原稿上の画像が記録されていない領域に対応する。一方、「前景画素」とは、画像データに含まれる画素のうち、背景画素以外の画素を指す。すなわち、前景画素とは、原稿上の画像が記録されている領域に対応する。無地判定処理は、白紙判定処理とも呼ばれる周知の処理なので、詳細な説明は省略する。また、無地判定処理は、専用のハードウェアによって実現されてもよい。
また、装置プログラム35は、無地判定処理に用いる閾値を変更するユーザ操作を、操作部24を通じて受け付けることができる。装置プログラム35は、例えば、複数の閾値レベル(例えば、“強”、“弱)のうちの1つを指定するユーザ操作を、操作部24を通じて受け付ける。そして、装置プログラム35は、指定された閾値レベルに対応する閾値(以下、「指定閾値」と表記する。)を示す情報をデータ記憶領域32Bに記憶させる。閾値レベル“強”に対応する指定閾値は、第1閾値(例えば、95%)である。閾値レベル“弱”に対応する指定閾値は、第1閾値より大きい第2閾値(例えば、98%)は、第2閾値の一例である。すなわち、第1閾値を用いた無地判定処理は、第2閾値を用いた無地判定処理よりも、無地と判定されやすくなる。
そして、装置プログラム35は、指定閾値を用いて無地判定処理(S14、S18)を実行する。このように、ユーザが指定した指定閾値を用いることによって、ユーザの所望する精度で無地判定処理を行うことができる。但し、装置プログラム35は、閾値レベルをユーザに指定させることに代えて、指定閾値として採用する数値を操作部24を通じてユーザに直接入力させてもよい。
また、装置プログラム35は、図3に示される画像出力処理において、図2に示される各種改変処理を実行することができる。改変処理は、スキャナ部12によって生成された画像データを改変する処理である。より詳細には、改変処理は、画像データに含まれる画素の画素値を改変する処理である。改変処理は、図2に示されるように、除去処理と、強調処理と、置換処理と、移動処理とに大別される。なお、改変処理は、図2に示される例に限定されない。また、改変処理の一部或いは全部は、専用のハードウェア回路によって実現されてもよい。
除去処理は、前景画素の画素値を背景画素に近づける処理である。より詳細には、除去処理は、前景画素の少なくとも一部の画素値を背景画素の画素値で上書きする処理である。なお、「背景画素の画素値」とは、前述の画素値のヒストグラムの最頻値であってもよいし、背景画素に分類された全ての画素値の単純平均或いは加重平均であってもよい。すなわち、除去処理が実行された後の画像データは、除去処理が実行される前の画像データと比較して、無地判定処理で無地と判定される可能性が高くなる。図2に示されるように、ノイズ除去、パンチ穴除去、裏写り除去、罫線除去、ゴミ・汚れ除去、カラー調整(輝度値アップ)、及びカラードロップ等は、除去処理の一例である。
強調処理は、前景画素に隣接する背景画素の画素値を、隣接する前景画素に近づける処理である。より詳細には、強調処理は、前景画素に隣接する背景画素の少なくとも一部の画素値を、隣接する前景画素の画素値で上書きする処理である。すなわち、強調処理が実行された後の画像データは、強調処理が実行される前の画像データと比較して、無地判定処理で無地と判定される可能性が低くなる。図2に示されるように、エッジ強調、文字太らせ、及びカラー調整(輝度値ダウン)は、強調処理の一例である。
置換処理は、背景画素の画素値を一括して置換する処理である。移動処理は、複数の前景画素を互いの相対位置を維持したまま移動させる処理である。すなわち、置換処理或いは移動処理の前後において、画像データ内における背景画素の割合が実質的に変化しないので、無地判定処理の結果が変わらない可能性が極めて高い。図2に示されるように、地色変換及び色変換は、置換処理の一例である。図2に示されるように、傾き補正、原稿向き補正、及び拡大・縮小は、移動処理の一例である。
ノイズ除去は、スキャナ部12から出力された信号に重畳されたノイズを、画像データから除去する処理である。ゴミ・汚れ除去は、原稿或いはスキャナ部12に付着したゴミや汚れを、画像データから除去する処理である。パンチ穴除去は、当該パンチ穴を示す画像を、画像データから除去する処理である。裏写り除去は、原稿の裏面に記録された画像を、画像データから除去する処理である。罫線除去は、罫線を示す画像を、画像データから除去する処理である。カラー調整(輝度値アップ)は、画像データに含まれる全ての画素の輝度値を上昇させる処理である。カラードロップは、画像データに含まれる全ての画素のうちの特定の色値を削除する処理である。色値とは、例えば、カラーの画素を構成するR値、G値、或いはB値である。
エッジ強調及び文字太らせは、画像データで示される画像内に存在するエッジや文字の輪郭を強調する処理である。カラー調整(輝度値ダウン)は、画像データに含まれる全ての画素の輝度値を減少させる処理である。地色変換は、背景画素の画素値(例えば、緑色)を他の画素値(例えば、白色)に一括変換する処理である。色変換は、カラー画像をグレースケール画像又はモノクロ画像に変換する処理、或いはグレースケール画像をモノクロ画像に変換する処理である。傾き補正は、原稿が傾いて読み取られた場合に、当該傾きを補正する処理である。原稿向き補正は、画像データ内において、長方形の画像を90°或いは180°回転させる処理である。拡大・縮小は、画像データで示される画像を拡大或いは縮小する処理である。
改変処理は既に周知なので、詳細な説明は省略する。また、装置プログラム35は、画像データに対して実行する改変処理を指定するユーザ操作を操作部24を通じて受け付け、指定された改変処理(以下、「指定改変処理」と表記する。)を示す情報をデータ記憶領域32Bに記憶させる。そして、装置プログラム35は、後述するデータ改変処理(S15、S17)において、図2に示される複数の改変処理のうち、指定改変処理のみを画像データに対して実行する。
[情報処理端末50]
情報処理端末50は、図1に示されるように、表示部53と、操作部54と、通信部55と、CPU61と、記憶部62と、通信バス63とを主に備える。情報処理端末50に含まれる表示部53、操作部54、通信部55、CPU61、記憶部62、及び通信バス63は、複合機10に含まれる表示部23、操作部24、通信部25、CPU31、記憶部32、及び通信バス33と同様の構成なので、説明は省略する。CPU61及び記憶部62は制御部の一例を構成する。情報処理端末50は、例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、或いはPC(Personal Computerの略)等であってもよい。
[システム100の動作]
図3及び図4を参照して、本実施形態に係るシステム100の動作を説明する。本実施形態に係るシステム100は、情報処理端末50が複合機10にスキャン動作の実行を指示し、スキャン動作によって生成された画像データを複合機10が情報処理端末50に送信する処理を実行する。
まず、情報処理端末50の端末プログラム65は、操作部54を通じて受け付けたユーザ操作に従って、通信部55を通じて複合機10にスキャン指示情報を送信する。スキャン指示情報は、スキャン動作の実行を指示するための情報である。スキャン指示情報は、スキャン動作の実行条件(例えば、読取解像度、ファイル形式、原稿サイズ、読取色等)を含んでもよい。一方、複合機10の装置プログラム35は、通信部25を通じて情報処理端末50からスキャン指示情報を受信する。そして、装置プログラム35は、スキャン指示情報を受信したことに応じて、画像出力処理を実行する。図3を参照して、画像出力処理の詳細を説明する。
装置プログラム35は、スキャン指示処理を受信したことに応じて、実行順序決定処理を実行する(S11)。実行順序決定処理は、指定改変処理の種類に応じて、無地判定処理(S14、S18)と、データ改変処理(S15、S17)との実行順序を決定する処理である。ステップS11の処理は、決定処理の一例である。図4を参照して、実行順序決定処理の詳細を説明する。まず、装置プログラム35は、データ記憶領域32Bに記憶された指定閾値を判断する(S21)。
装置プログラム35は、指定閾値が第1閾値だと判断したことに応じて(S21:第1閾値)、除去処理が指定改変処理に含まれるか否かを判断する(S22)。そして、装置プログラム35は、除去処理が指定改変処理に含まれていると判断したことに応じて(S22:あり)、データ改変処理の後に無地判定処理を実行すると決定する(S23)。一方、装置プログラム35は、除去処理が指定改変処理に含まれていないと判断したことに応じて(S22:なし)、データ改変処理の前に無地判定処理を実行すると決定する(S24)。
指定閾値が第1閾値である場合の除去処理は、無地判定処理の結果を反転させ得る特定処理の一例である。例えば、罫線のみが記録された原稿をスキャナ部12に読み取らせた場合において、罫線除去を行う前の画像データは無地でないと判定され、罫線除去を行った後の画像データは無地と判定される可能性がある。一方、強調処理、置換処理、或いは移動処理のみが指定改変処理に含まれている場合、データ改変処理を行う前後で無地判定処理の結果が反転される可能性は低い。
一方、装置プログラム35は、指定閾値が第2閾値だと判断したことに応じて(S21:第2閾値)、除去処理及び強調処理の少なくとも1つが指定改変処理に含まれるか否かを判断する(S25)。そして、装置プログラム35は、除去処理及び強調処理の少なくとも1つが指定改変処理に含まれていると判断したことに応じて(S25:あり)、データ改変処理の後に無地判定処理を実行すると決定する(S26)。一方、装置プログラム35は、除去処理及び強調処理の両方が指定改変処理に含まれていないと判断したことに応じて(S25:なし)、データ改変処理の前に無地判定処理を実行すると決定する(S27)。
指定閾値が第2閾値である場合の除去処理及び強調処理は、無地判定処理の結果を反転させ得る特定処理の一例である。除去処理は、前述の例と同様である。また、薄い文字のみが記録された原稿をスキャナ部12に読み取らせた場合において、文字太らせを行う前の画像データは無地と判定され、文字太らせを行った後の画像データは無地でないと判定される可能性がある。一方、置換処理或いは移動処理のみが指定改変処理に含まれている場合、データ改変処理を行う前後で無地判定処理の結果が反転される可能性は低い。
次に図3に戻って、装置プログラム35は、スキャナ部12にスキャン動作を実行させる(S12)。スキャナ部12は、スキャン指示情報に含まれる実行条件に従って、不図示のコンタクトガラス或いはADF(Auto Document Feederの略)にセットされた原稿に記録された画像を読み取って、当該画像を示す画像データを生成する。ステップS12の処理は、読取処理の一例である。
次に、装置プログラム35は、データ改変処理の前に無地判定処理を実行するとステップS11で決定したことに応じて(S13:Yes)、ステップS12で生成した画像データに対して無地判定処理を実行する(S14)。すなわち、装置プログラム35は、ステップS12で生成した画像データに含まれる画素値のヒストグラムを生成し、当該ヒストグラムの最頻値を含む所定の範囲の画素数(すなわち、背景画素の画素数)をカウントする。そして、装置プログラム35は、(背景画素の画素数/画像データの全画素数)と指定閾値とを比較する。
次に、装置プログラム35は、(背景画素の画素数/画像データの全画素数)<指定閾値、すなわち、ステップS12で生成した画像データが無地でないと判定したことに応じて(S14:No)、データ改変処理を実行する(S15)。すなわち、装置プログラム35は、ステップS12で生成した画像データに対して、予め定められた順序で指定改変処理を実行する。
次に、装置プログラム35は、ステップS15で改変された画像データを、通信部25を通じて情報処理端末50に送信する(S16)。ステップS16の処理は、出力処理の一例である。一方、装置プログラム35は、(背景画素の画素数/画像データの全画素数)≧指定閾値、すなわち、ステップS12で生成した画像データが無地だと判定したことに応じて(S14:Yes)、ステップS15、S16の処理を実行せず、ステップS12で生成した画像データを削除する。
一方、装置プログラム35は、データ改変処理の後に無地判定処理を実行するとステップS11で決定したことに応じて(S13:No)、ステップS12で生成した画像データに対して、データ改変処理を実行する(S17)。そして、装置プログラム35は、ステップS17で改変された画像データに対して無地判定処理を実行する(S18)。ステップS17、S18の処理は、ステップS15、S14と同様であってもよい。但し、ステップS14ではデータ改変処理が実行される前の画像データに対して無地判定処理が実行され、ステップS18ではデータ改変処理が実行された後の画像データに対して無地判定処理が実行される。
次に、装置プログラム35は、ステップS17で改変された画像データが無地でないと判定したことに応じて(S18:No)、ステップS17で改変された画像データを、通信部25を通じて情報処理端末50に送信する(S16)。一方、装置プログラム35は、ステップS17で改変された画像データが無地だと判定したことに応じて(S18:Yes)、ステップS16の処理を実行せず、ステップS17で改変された画像データを削除する。
そして、装置プログラム35は、全ての原稿を読み取るまで(S19:No)、ステップS12〜S18の処理を繰り返し実行する。なお、装置プログラム35は、全ての原稿を読み取った後に、ステップS16の処理を実行してもよい。この場合、装置プログラム35は、繰り返し実行したステップS12で生成した複数の画像データのうち、ステップS14、S18で無地でないと判定された画像データのみを、通信部25を通じて情報処理端末50に送信すればよい。
一方、図示は省略するが、端末プログラム65は、通信部55を通じて複合機10から画像データを受信する。そして、端末プログラム65は、受信した画像データをデータ記憶領域62Bに記憶させてもよいし、受信した画像データで示される画像を表示部53に表示させてもよいし、受信した画像データを通信部55を通じて不図示のストレージサーバに送信してもよい。
[本実施形態の作用効果]
上記の実施形態によれば、指定された改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序が動的に決定される。その結果、無地判定処理が適切に実行されると共に、処理時間の増大を抑制することができる。より詳細には、特定処理が指定されている場合に無地判定処理がデータ改変処理の後に実行されるので、データ改変処理で無地になった画像データが出力されることを抑制できる。すなわち、無地判定処理が適切に実行される。一方、特定処理が指定されていない場合に無地判定処理がデータ改変処理の前に実行されるので、無地の画像データに対してデータ改変処理が実行されることを抑制できる。すなわち、処理時間の増大を抑制することができる。
また、第1閾値が指定されている場合、無地判定処理で無地と判定され易くなる。そのため、強調処理によって無地判定処理の結果が反転され難くい傾向がある。そこで、このような場合には、無地判定処理をデータ改変処理の前に実行することによって、処理時間の増大を抑制するのが望ましい。また、第1閾値を指定したユーザは、無地に近い画像データを積極的に除去したいと考えていると推測できる。そのため、強調処理を実行しても無地と判定される可能性が高い画像データ、すなわち濃淡の差の小さい画像データを、強調処理の前に実行した無地判定処理で排除したとしても、ユーザの意図に反する可能性は低いと考えられる。
一方、第2閾値が指定されている場合、無地判定処理で無地と判定され難くなる。そのため、強調処理によって無地判定処理の結果が反転され易い傾向がある。そこで、このような場合には、無地判定処理をデータ改変処理の後に実行することによって、無地判定処理を適切に実行するのが望ましい。また、第2閾値を指定したユーザは、無地に近い画像データでも積極的に残したいと考えていると推測できる。そのため、強調処理の後に無地判定処理を実行することによって、強調処理で無地でなくなる画像データを残すことができるので、ユーザの意図が処理の結果に反映される。
なお、除去処理、強調処理、置換処理、移動処理のうちのどの処理を特定処理に含めるかは、前述の例に限定されない。一例として、ステップS22において強調処理を特定処理に含めてもよい。他の例として、ステップS25において強調処理を特定処理から除外してもよい。また、ステップS22、S25において、図2に示される除去処理の一部のみを特定処理としてもよい。さらに、装置プログラム35は、特定処理を指定するユーザ操作を操作部24を通じて受け付けてもよい。
また、ステップS16で実行される出力処理は、画像データを情報処理端末50に送信する処理に限定されない。例えば、装置プログラム35は、ステップS15、S17で改変された画像データを、プリント動作によってプリンタ部11に出力させてもよいし、不図示の装着部に装着された可搬記憶媒体(例えば、USBメモリ等)に出力させてもよいし、不図示のFAX部にFAX送信させてもよい。
また、装置プログラム35は、情報処理端末50からスキャン指示情報を受信することに代えて、スキャン動作の実行を指示するユーザ操作を操作部24を通じて受け付けたことに応じて、図3に示される画像出力処理を開始してもよい。すなわち、図3に示される画像出力処理は、複合機10のみで実現されてもよい。
さらに、図3に示される画像出力処理の一部は、装置プログラム35に代えて、端末プログラム65によって実行されてもよい。すなわち、装置プログラム35は、スキャナ部12に生成させた画像データを、通信部25を通じて情報処理端末50に送信すればよい(S12、S16)。一方、端末プログラム65は、通信部55を通じて複合機10から画像データを受信する。そして、端末プログラム65は、受信した画像データに対してステップS11、S13〜S18の処理を実行する。すなわち、本発明のコンピュータは、プリンタ部11及びスキャナ部12と通信バス33を通じて接続されたCPU31であってもよいし、通信ネットワーク101を通じて複合機10と接続された情報処理端末50であってもよい。
また、上記の実施形態の複合機10及び情報処理端末50において、記憶部32、62のプログラム記憶領域32A、62Aに記憶された各種プログラムがCPU31、61によって実行されることによって、本発明の制御部が実行する各処理が実現される例を説明した。しかしながら、制御部の構成はこれに限定されず、その一部又は全部を集積回路(IC(Integrated Circuitの略)とも言う。)等のハードウェアで実現してもよい。
さらに、本発明は、複合機10及び情報処理端末50として実現できるだけでなく、複合機10及び情報処理端末50に処理を実行させるプログラムとして実現してもよい。そして、当該プログラムは、non−transitoryな記録媒体に記録されて提供されてもよい。non−transitoryな記録媒体は、CD−ROM、DVD−ROM等の他、通信ネットワーク101を通じて複合機10及び情報処理端末50に接続可能なサーバに搭載された記憶部を含んでもよい。そして、サーバの記憶部に記憶されたプログラムは、当該プログラムを示す情報或いは信号として、インターネット等の通信ネットワーク101を通じて配信されてもよい。
10・・・複合機
11・・・プリンタ部
12・・・スキャナ部
23,53・・・表示部
24,54・・・操作部
25,55・・・通信部
31,61・・・CPU
32,62・・・記憶部
35・・・装置プログラム
50・・・情報処理端末
65・・・端末プログラム

Claims (9)

  1. 操作部と、
    原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部と、
    画像データを出力する出力部と、
    制御部とを備える画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理とを実行し、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    前記制御部は、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを実行し、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を実行せず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理を実行し、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理を実行し、
    前記改変処理は、前記無地判定処理の結果を反転させ得る特定処理を含み、
    前記制御部は、前記決定処理において、
    前記特定処理が指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の後にすると決定し、
    前記特定処理が指定されていないことに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の前にすると決定する画像読取装置。
  2. 操作部と、
    原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部と、
    画像データを出力する出力部と、
    制御部と、を備える画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理と、を実行し、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    前記制御部は、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを実行し、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を実行せず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理を実行し、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理を実行し、
    前記改変処理は、前記前景画素の画素値を前記背景画素に近づける除去処理を含み、
    前記制御部は、前記決定処理において、前記除去処理が指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の後にすると決定する画像読取装置。
  3. 操作部と、
    原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部と、
    画像データを出力する出力部と、
    制御部と、を備える画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理とを実行し、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    前記制御部は、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを実行し、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を実行せず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理を実行し、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理を実行し、
    前記改変処理は、
    複数の前記前景画素を互いの相対位置を維持したまま移動させる移動処理と、
    前記背景画素の画素値を一括して置換する置換処理と、を含み、
    前記制御部は、前記決定処理において、前記移動処理及び前記置換処理のみが指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の前にすると決定する画像読取装置。
  4. 前記改変処理は、前記前景画素に隣接する前記背景画素の画素値を、隣接する前記前景画素に近づける強調処理を含み、
    前記制御部は、
    第1閾値及び前記第1閾値より大きい第2閾値のうち前記操作部を通じて指定された前記閾値を用いて、前記無地判定処理を実行し、
    前記第1閾値が指定されている場合の前記決定処理において、前記移動処理、前記置換処理、及び前記強調処理のみが指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の前にすると決定する請求項に記載の画像読取装置。
  5. 操作部と、
    原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部と、
    画像データを出力する出力部と、
    制御部と、を備える画像読取装置であって、
    前記制御部は、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理と、を実行し、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    前記制御部は、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを実行し、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を実行せず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理を実行し、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理を実行し、
    前記改変処理は、前記前景画素に隣接する前記背景画素の画素値を、隣接する前記前景画素に近づける強調処理を含み、
    前記制御部は、
    第1閾値及び前記第1閾値より大きい第2閾値のうち前記操作部を通じて指定された前記閾値を用いて、前記無地判定処理を実行し、
    前記第2閾値が指定されている場合の前記決定処理において、前記強調処理が指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の後にすると決定する画像読取装置。
  6. 操作部、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部、及び画像データを出力する出力部に接続されたコンピュータによって読み取り可能なプログラムであって、
    該プログラムは、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理と、を前記コンピュータに実行させ、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    該プログラムは、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを前記コンピュータに実行させ、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を前記コンピュータに実行させず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理と、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理と、を前記コンピュータに実行させ、
    前記改変処理は、前記無地判定処理の結果を反転させ得る特定処理を含み、
    前記プログラムは、前記決定処理において、
    前記特定処理が指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の後にすると決定し、
    前記特定処理が指定されていないことに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の前にすると決定するプログラム。
  7. 操作部、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部、及び画像データを出力する出力部に接続されたコンピュータによって読み取り可能なプログラムであって、
    該プログラムは、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理と、を前記コンピュータに実行させ、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    該プログラムは、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを前記コンピュータに実行させ、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を前記コンピュータに実行させず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理と、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理とを前記コンピュータに実行させ、
    前記改変処理は、前記前景画素の画素値を前記背景画素に近づける除去処理を含み、
    前記プログラムは、前記決定処理において、前記除去処理が指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の後にすると決定するプログラム。
  8. 操作部、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部、及び画像データを出力する出力部に接続されたコンピュータによって読み取り可能なプログラムであって、
    該プログラムは、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理とを前記コンピュータに実行させ、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    該プログラムは、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを前記コンピュータに実行させ、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を前記コンピュータに実行させず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理と、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理とを前記コンピュータに実行させ、
    前記改変処理は、
    複数の前記前景画素を互いの相対位置を維持したまま移動させる移動処理と、
    前記背景画素の画素値を一括して置換する置換処理と、を含み、
    前記プログラムは、前記決定処理において、前記移動処理及び前記置換処理のみが指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の前にすると決定するプログラム。
  9. 操作部、原稿に記録された画像を読み取って画像データを生成する読取部、及び画像データを出力する出力部に接続されたコンピュータによって読み取り可能なプログラムであって、
    該プログラムは、
    原稿を読み取って前景画素及び背景画素を含む画像データを前記読取部に生成させる読取処理と、
    複数の改変処理のうち前記操作部を通じて指定された前記改変処理の種類に応じて、無地判定処理及びデータ改変処理の実行順序を決定する決定処理と、を前記コンピュータに実行させ、前記無地判定処理は、画像データに含まれる前記背景画素の割合が閾値以上か否かを判定する処理であり、前記データ改変処理は、各々が前記読取処理で生成した画像データを改変する複数の前記改変処理のうち、前記操作部を通じて指定された1以上の前記改変処理を実行する処理であり、
    該プログラムは、
    前記無地判定処理が前と前記決定処理で決定した場合に、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、前記データ改変処理と、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる出力処理とを前記コンピュータに実行させ、前記読取処理で生成した画像データに対する前記無地判定処理で前記閾値以上と判定したことに応じて、前記データ改変処理及び前記出力処理を前記コンピュータに実行させず、
    前記無地判定処理が後と前記決定処理で決定した場合に、前記データ改変処理で改変された画像データに対して前記無地判定処理と、当該無地判定処理で前記閾値未満と判定したことに応じて、当該データ改変処理で改変された画像データを前記出力部に出力させる前記出力処理とを前記コンピュータに実行させ、
    前記改変処理は、前記前景画素に隣接する前記背景画素の画素値を、隣接する前記前景画素に近づける強調処理を含み、
    前記プログラムは、
    第1閾値及び前記第1閾値より大きい第2閾値のうち前記操作部を通じて指定された前記閾値を用いて、前記無地判定処理を実行し、
    前記第2閾値が指定されている場合の前記決定処理において、前記強調処理が指定されていることに応じて、前記無地判定処理を前記データ改変処理の後にすると決定するプログラム。
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