JP6640351B2 - 展開アンテナ - Google Patents

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Description

参照による取り込み
本出願は、2016年6月21日に出願された日本特許出願特願2016−123010の優先権を主張し、その内容を参照することにより、本出願に取り込む。
本発明は、展開アンテナに関する。
従来、人工衛星等の宇宙航行体に搭載される展開アンテナは、可搬型アンテナや衛星搭載アンテナに代表されるように、移動中や未使用時にはコンパクトに収納され、使用時に展開して通信に用いられる。特にアンテナ鏡面がリブとメッシュとを組み合わせて構成されるアンテナは展開に好適であり、種々に応用される。
このような展開アンテナは、リブ・ヒンジ型とラップ・リブ型とに大別される。リブ・ヒンジ型の展開アンテナは、複数のリブがヒンジを介して順次接続され、収納時には折り畳まれ、展開時にはヒンジ周りに設けたバネ等により伸展させる型の展開アンテナである(特許文献1参照)。一方、ラップ・リブ型の展開アンテナは、リブの弾性変形により収納可能な型の展開アンテナである。例えばATS−6やETS−8等の大型アンテナが挙げられる。
特許文献1には、アンテナリフレクタを形成するための金属メッシュとケーブルネットワークを支持する展開マストを、2〜3段階に折り曲げ可能な展開リブと展開リブ間を接続する展開ヒンジとで構成することにより、収納時はコンパクトに折り畳まれ、軌道上で容易に展開動作可能な展開型アンテナに係る技術が開示されている。
特開2005−86698号公報
ところで、上記展開アンテナは宇宙空間で使用されるものである。そのため、宇宙空間で展開される場合の展開容易性並びに展開後の所望の形状をいかに実現するかが従前の課題であった。
このような従前の課題に関し、上記従来技術に係るリブ・ヒンジ型の展開アンテナでは、ヒンジを設けた分だけ部品点数が多くなり、複雑な構成となっていた。また従来技術に係るラップ・リブ型の展開アンテナでは、リブがハブの外周面に対して垂直方向に取り付けられる構成であり、リブをハブの周りに巻き付ける際、ハブへの取り付け部で大きな応力が発生するため何らかの機構を介して取り付ける必要があった。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、簡易な構成により宇宙空間において容易に展開可能、且つ、展開後の所望の形状を実現可能な展開アンテナを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る展開アンテナは、ハブの外円周部に等角ピッチに配設される複数のリブと、隣り合う前記複数のリブの間に架設される金属メッシュと、を備えた展開アンテナであって、前記複数のリブの各々は、弾性を有する横長薄板平板状に形成され、且つ、前記金属メッシュが取り付けられる切片がパラボラ形状に形成され、前記複数のリブの各々の平面が、前記ハブの中心軸と略平行であるよう配設されることを特徴とする。
本発明によれば、簡易な構成により宇宙空間において容易に展開可能、且つ、展開後の所望の形状を実現可能である。
本発明の実施形態に係る展開アンテナの全体構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリブの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリブとハブの取付構造の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリブの巻取構造を説明するための図である。 本発明の実施形態に係るリブの収納・展開を説明するための第1図である。 本発明の実施形態に係るリブの収納・展開を説明するための第2図である。 本発明の実施形態に係るリブの第1の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリブの第1の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリブの第2の変形例を示す図である。 本発明の実施形態に係るリブの第2の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
[展開アンテナの全体構成例]
図1は、本発明の実施形態に係る展開アンテナの全体構成例を示す図である。
図1に示す展開アンテナ1は、ハブ2、複数のリブ3、複数の金属メッシュ4、一次放射器5等から構成される。この展開アンテナ1は、ハブ2を介して衛星構体10に固定されるパラボラ(放物)形状のアンテナである。
ハブ2は、展開アンテナ1の中心部のアンテナ軸Xに設けられ、例えばプラスチック等の誘電体により形成された円錐台形状の部材である。このハブ2の下部には、例えばチタン、ステンレス等の金属により形成されたリブ取付部2aが設けられている。このリブ取付部2aの外周は円周面を成しており(以下、「外円周部2a」ともいう。図3等参照)、複数のリブ3が等角ピッチで放射状に配設される。なお、アンテナ軸Xはハブ2の中心軸と言い換えることもできる。
リブ3は、ハブ2を中心として等角ピッチで放射状に配設され、隣り合うリブ3の間に架設される金属メッシュ4とともに、展開アンテナ1の反射鏡面1aを構成する。なお、リブ3の反射鏡面1a側の切片、すなわち金属メッシュ4が取り付けられる切片3a(図2参照)は、パラボラ形状に形成されている。リブ3は、例えばステンレスバネ鋼や、GFRP(Glass Fiber Reinforced Plastics)、CFRP(Carbon Fiber Reinforced Plastics)等の複合材料により形成されるバネ材である。リブ3の構成については、図2を用いて詳述する。
金属メッシュ4は、隣り合うリブ3の間に架設され、例えばモリブデン、金等の金属により形成される網状体である。この金属メッシュ4の端縁4a、4bの各々は、隣り合うリブ3のそれぞれの反射鏡面1a側の切片3aに取り付けられる。
一次放射器5は、電波を射出する射出器であり、反射鏡面1aに対して電波を射出する。反射鏡面1aによって反射された電波は、展開アンテナ1の外部に射出される。これら一次放射器5並びに反射鏡面1aにより、展開アンテナ1はパラボラ形式のアンテナとしての機能を実現する。
以上に示すように、展開アンテナ1は、円錐台形状のハブ2の外円周部2aに等角ピッチに配設される複数のリブ3と、隣り合うリブ3の間に架設される金属メッシュ4とを備えたパラボラ形状の展開アンテナである。展開アンテナ1は軽量のリブ3と金属メッシュ4とにより構成されるため、容易に展開可能である。展開方法については後述する。
なお、隣り合うリブ3の間に架設される金属メッシュ4は、リブ3への取付部分、すなわち端縁4a、4bはパラボラ形状であるが、その他の位置ではパラボラ形状を成さない。これは、アンテナ展開時において金属メッシュ4の一定以上の張力を維持するためである。但し、リブ3の本数を増加させることによって、全体としてパラボラ形状に近付けることは可能である。また、リブ3の本数を調整することによって、反射鏡面1aの精度を所望の値にすることも可能である。リブ3の本数増加は、当該リブ3の収納・展開の機能に大きな影響を与えることはなく、展開アンテナ1全体の重量増加は、増加させたリブ3の重量の増分の範囲内に抑えることができる。
[リブの構成]
図2は、本発明の実施形態に係るリブの構成例を示す図である。図2では、図1に示すリブ3の斜視図を示している。
図2に示すリブ3は、切片3a、切片3b、平面3c、平面3dを有し、末端部31から先端部32に向かって切片3aがパラボラ形状に形成された横長の薄板平板である。リブ3は、前述の通り例えばステンレスバネ鋼や複合材料により形成される。リブ3の末端部31には、厚み方向に貫通する取付孔33(図2では3個)が形成されている。
なお、図2に示すリブ3では、切片3aと対向する切片3bが切片3aと同様にパラボラ形状で形成されているが、切片3bの形状はパラボラ形状に限定されるものではなく、任意の形状であってよい。
以上に示すリブ3は、面外方向に可撓であり、且つ、面内の形状が安定しているという特徴を有する平板から切り出して形成可能である。従って、本実施形態によれば、従来の展開アンテナで用いられるリブに比べて、簡易に且つ低コストにリブ3を製造することが可能である。
[リブとハブの取付構成]
図3は、本発明の実施形態に係るリブとハブの取付構造の一例を示す図である。図3では、説明の便宜上、複数のリブ3の内の一つのリブ3とハブ2の外円周部2aとの取付構造を図示しているが、その他のリブ3についても同様の取付構造で外円周部2aに取り付けられるものである。
ハブ2の外円周部2aには、等角ピッチで複数のボルト孔21(図3では各ボルト孔21は3個)が形成されている。このボルト孔21と、リブ3の末端部31の取付孔33とは孔位置が対応しており、リブ3とハブ2の外円周部2aとは、不図示のボルト等によりリブ3の外側から固定される。これにより、リブ3の末端部31側の平面3dが、リブ取付部2aにおいて円周方向に接するよう固設される。これにより、リブ3の平面3c、3dが、アンテナ軸Xに略平行に配設されることとなる。
図4は、本発明の実施形態に係るリブの巻取構造を説明するための図である。図4では、図3に示すリブ3がハブ2の周囲に巻き取られた構造を図示している。
展開アンテナ1の収納時には、リブ3には外部拘束が加えられて面外方向に撓められ、図4に示すように末端部31から先端部32に向かってハブ2の周囲に巻き取られる。
ここで、従来のラップ・リブ型の展開アンテナでは、リブはハブ2の外円周部2aに対して垂直方向、すなわち径方向に配設される。そのため、リブがハブ2の周囲に巻き取られる際のリブの末端部(図4の末端部31に相当)の変形が大きくなり、リブの降伏応力を超えてしまう場合がある。巻き取りの際の大きな応力発生を防止するために、リブの末端部とハブとの間にヒンジを配設する方法もある。しかしながらこの方法では、ヒンジを配設する分だけ複雑な構成となり、アンテナ展開後にリブが正確に径方向を向くようにするためには更に追加の機構を要する。
一方、本実施形態に係る展開アンテナ1によれば、リブ3が、ハブ2の外円周部2aにおいて円周方向に接するよう固設される。そのため、大きな応力が発生せず、ヒンジを配設する必要もない。またアンテナ展開時には、本実施形態に係るリブ3はハブ2の外円周部2aに接した状態で接線方向に延出するが、その切片形状は勿論パラボラ形状である。このような特徴を有するため、リブ3の形状を正確に計算で求めることが容易である。
[リブの収納・展開]
図5は、本発明の実施形態に係るリブの収納・展開を説明するための第1図である。図6は、本発明の実施形態に係るリブの収納・展開を説明するための第2図である。
図5では、複数のリブ3の全てがハブ2の周囲に巻き取られ、これら巻き取られたリブ3を外側から囲むように複数のケース部材6が周囲に配設された形態を示している。各々のケース部材6は、水平断面が円弧である瓦形状を成しており、これら複数のケース部材6が全体として円筒形を成すよう配設されている。すなわち、収納時には、複数のリブ3の各々は面外方向に撓められ、末端部31から先端部32に向かってハブ2の周囲に巻き取られた後に所定手段(ここでは複数のケース部材6)による外部拘束が加えられる。これにより、展開アンテナ1の収納形状の包絡域を小さくすることができる。
図6では、複数のケース部材6の全てが、その下縁周りにハブ2から離間するよう開放(開傘)され始めた形態を示している。この開放は各ケース部材6の下部に設けた開放機構6a(図5参照)により機構的に行うものとする。ここでいう開放機構6aとは、例えばウォームギアを介したモーターによりケース部材6の開傘を行う機構である。
各ケース部材6が開放(開傘)されると、複数のリブ3の各々に対する複数のケース部材6による外部拘束が解除され、これらのリブ3自体の弾性的復元力により、リブ3が巻き戻されて自動的に展開し始める。各々のリブ3の弾性的復元力による巻き戻しが完了すると、図1に示すような展開アンテナ1のパラボラ形状が形成される。すなわち、展開時には、複数のリブ3の各々に対する所定手段(ここでは複数のケース部材6)による外部拘束を解除することで、複数のリブ3の各々のリブ自体の弾性的復元力による巻き戻しにより、自動的に展開する。
なお、展開に際して、リブ3は面外方向に対してはある程度の誤差を持って展開することが想定される。しかしながら、リブ3の面内形状は正確に元のパラボラ形状を示す。展開アンテナ1の鏡面精度は、軸X方向の誤差、すなわちリブ3の面内方向の位置誤差をもって評価され、リブ3の面外方向の位置誤差は大きな影響を与えない。これにより、展開によるアンテナ1の鏡面精度を確保することができる。
以上、図5並びに図6を用いて説明してきたように、本実施形態に係る展開アンテナ1によれば、複数のリブ3の各々の収納・展開は、各リブ3の弾性変形と復元力によって実現される。すなわち、リブ3の収納・展開のための特段のメカニズムが不必要である。そのため、本実施形態によれば、簡易な構成により宇宙空間において容易に展開可能、且つ、展開後の所望のパラボラ形状を実現可能である。
[リブの第1の変形例]
図7A及び図7Bは、本発明の実施形態に係るリブの第1の変形例を示す図である。図7Aでは、第1変形例に係るリブ7の斜視図を示しており、図7Bでは、図7Aに示すリブ7を上方から見た図を示している。
前述のリブ3(図2参照)は、末端部31から先端部32に向かって切片3aがパラボラ形状に形成された横長の薄板平板であった。一方、図7A及び図7Bに示す第1の変形例に係るリブ7は、二枚の横長薄板平板7A、7B(以下、単に「平板7A、7B」という。)と、二枚の平板7A、7Bの間に挟み込まれる態様で固着される複数のスペーサー8とにより構成される。
平板7A(7B)は、前述のリブ3と同様に、末端部71A(71B)から先端部72A(72B)に向かって切片がパラボラ形状に形成された横長の薄板平板であり、例えばステンレスバネ鋼や複合材料により形成される。複数のスペーサー8は、高強度・高剛性のハニカム構造を成しており、所定距離離間して等間隔に設けられる。
このように、リブ7を二枚の平板7A、7Bと複数のスペーサー8とから成る構造とすることで、リブ7の剛性を大きくすることができるため、前述のリブ3では弾性的復元力が不足する場合であっても、十分な弾性的復元力を実現することができる。また第1の変形例に係るリブ7は、リブの成型も不要で、単にスペーサー8を二枚の平板7A、7Bの間に接着又は溶接により固着させるだけで良く、製作が容易であるという利点がある。
なお、末端部71A(71B)においては、二枚の平板7A、7Bの間にはハムカム構造ではない略直方体状のスペーサー9が挟み込まれて固設される。なお、当該スペーサー9と平板7A、7Bの両方には、図2の取付孔33に対応する取付孔が形成されている。
[リブの第2の変形例]
図8A及び図8Bは、本発明の実施形態に係るリブの第2の変形例を示す図である。
前述のリブ3(図2参照)は、横長の薄板平板であり、隣り合うリブ3の切片3aに金属メッシュ4の端縁4a、4bが取り付けられるものであった(図1参照)。但し、アンテナ展開時において金属メッシュ4は面内の張力を有するため、当該金属メッシュ4の張力の影響によっては隣り合うリブ3の間隔が本来あるべき間隔より小さくなり、半開きの状態になる可能性がある。このような状態を防ぐために、一般的にはリブ3の面外剛性を増大させる。
一方、第2の変形例に係るリブ3では、図8A及び図8Bに示すように、隣り合うリブ3の間に補強リブ11を介設することにより、アンテナ展開時の隣り合うリブ3間の距離を強制的に所定値とさせる。
第2の変形例に係るリブ3では、隣り合うリブ3の先端部32のそれぞれの平面において、L型フランジ12が対向する態様で固設される。そして補強リブ11が、隣り合うリブ3の先端部32の間に介設される。すなわち、補強リブ11の長手方向両端側の平面11aが、L型フランジ12の背面12aに固着される。補強リブ11は、バネ材から成る横長の薄板である。なお、補強リブ11は、幅方向に湾曲した一つのコンベックステープであっても良いし、二つのコンベックステープをそれぞれが外側に向かって湾曲する態様で長手方向に重ね合わせたものであっても良い。
収納時には、図8Aに示すように、補助リブ11は面外方向に撓められ、隣り合うリブ3の先端間の距離が短い状態で収納される。一方、展開時には、図8Bに示すように、補助リブ11の弾性的復元力により、リブ3の間の距離を強制的に所定値とさせる。これにより、金属メッシュ4の張力の影響により半開きの状態になることを防止することができる。
以上説明してきたように、本実施形態に係る展開アンテナ1は、ハブ2の外円周部2aに等角ピッチに配設される複数のリブ3と、隣り合う複数のリブ3の間に架設される金属メッシュ4と、を備えた展開アンテナ1であって、複数のリブ3の各々は、弾性を有する横長薄板平板状に形成され、且つ、金属メッシュ4が取り付けられる切片3aがパラボラ形状に形成され、複数のリブ3の各々の平面3c、3dが、ハブ2の中心軸Xと略平行であるよう配設されている。そのため、簡易な構成により宇宙空間において容易に展開可能、且つ、展開後の所望の形状(特にパラボラ形状)を実現可能である。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一つを示したものであり、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
例えば、上記説明においては、金属メッシュ4が例えばモリブデン、金等の金属により形成される網状体である場合を例に説明を行ってきたが、この場合に限定されるものではない。例えば金属メッシュ4は、ケーブルネットワーク構造を有する構造体であってもよい。
また例えば、上記説明においては、ハブ2の外円周部2aが円状である場合を例に説明を行ってきたが、この場合に限定されるものではない。例えばハブの外円周部は、多角形状で構成されてもよい。
また、上記説明においては、展開アンテナ1が副反射鏡を有さないパラボラ形式のアンテナである場合を例に説明を行ってきたが、この場合に限定されるものではない。例えば、一次放射器5(図1参照)が副反射鏡に対して電波を射出し、副反射鏡によって反射された電波が主反射鏡である反射鏡面1aに入射するカセグレン形式のアンテナであっても良い。
1 展開アンテナ
2 ハブ
2a 外円周部(リブ取付部)
3、7 リブ
3a、3b 切片
3c、3d 平面
4 金属メッシュ
7A、7B 横長薄板平板
8 スペーサー
11 補強リブ
31 末端部
32 先端部
X 軸

Claims (5)

  1. ハブの外円周部に等角ピッチに配設される複数のリブと、隣り合う前記複数のリブの間に架設される金属メッシュと、を備えた展開アンテナであって、
    前記複数のリブの各々は、弾性を有する横長薄板平板状に形成され、且つ、前記金属メッシュが取り付けられる切片がパラボラ形状に形成され、
    前記複数のリブの各々の平面が、前記ハブの中心軸と略平行であるよう配設され
    前記展開アンテナは展開後にパラボラ形状を成し、
    前記展開アンテナのパラボラ形状は、前記複数のリブの各々が有する展開方向への弾力と前記金属メッシュが有する面内方向への張力によって実現される、
    展開アンテナ。
  2. 前記複数のリブの各々の末端部の平面が、前記ハブの外円周部において円周方向に接するよう固設されることを特徴とする請求項1に記載の展開アンテナ。
  3. 収納時には、前記複数のリブの各々は、末端部から先端部に向かって前記ハブの周囲に巻き取られて所定手段により外部拘束され、
    展開時には、前記所定手段による外部拘束を解除することで、前記複数のリブの各々の弾性により巻き戻されて展開することを特徴とする請求項1に記載の展開アンテナ。
  4. 前記複数のリブの各々は、二枚の横長薄板平板と、前記二枚の横長薄板平板の間に固着され、所定の間隔で複数配置されるスペーサーとにより構成されることを特徴とすることを特徴とする請求項1に記載の展開アンテナ。
  5. 隣り合う前記複数のリブの先端部の間に介設される補強リブを更に備えたことを特徴とする請求項1に記載の展開アンテナ。
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