JP6639900B2 - ソフトシート型ディスクシートレスシールバルブ - Google Patents
ソフトシート型ディスクシートレスシールバルブ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6639900B2 JP6639900B2 JP2015252187A JP2015252187A JP6639900B2 JP 6639900 B2 JP6639900 B2 JP 6639900B2 JP 2015252187 A JP2015252187 A JP 2015252187A JP 2015252187 A JP2015252187 A JP 2015252187A JP 6639900 B2 JP6639900 B2 JP 6639900B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- seal
- valve seat
- seal valve
- sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Lift Valve (AREA)
Description
これらのバルブは、閉状態では、水平方向に配され、水平方向の断面形状が円形の開口を中心部に有する弁座に、弁栓を圧接することにより製品液を遮断するものであるが、安全性の観点から製品液の遮断を確実に行う必要があるため、弁座に当接する弁栓の部分に、弁座の円形の開口と同心円をなすように円形の凹溝を設け、この凹溝にゴム、樹脂等の弾性体で形成されたシール材(以下、「ディスクシート」という。)を嵌合することによりシール性を向上させている。(特許文献1)
一方、製品の安全性を確保するため、食品、醸造、乳業、化学薬品等の製造設備のラインは製品製造後にCIP洗浄(Cleaning In Place:定置洗浄)が行われ、このCIP洗浄では、洗浄を目的とするライン(配管、バルブ等)に、水、温水、アルカリ液、場合によっては塩素水を流して、洗浄・滅菌が行われる。
また、本発明のシールバルブは、二重シールバルブであってもよい。
また、本発明のシールバルブは、水平方向に設置された管と、垂直方向に設置された管との間の製品液の遮断、通液に用いられることが好ましい。
また、本発明のシールバルブは、製品液を貯えたタンクと、その下方に設けられた、水平方向または斜め下方向に設置された管との間の製品液の遮断、通液に用いられることが好ましい。
図16に従来の一重シールバルブの弁部の概略を示し、図17に従来の二重シールバルブの概略を示す。これらのシールバルブは既に一般に知られているものであり、ここでは、弁部の概略を中心に簡単に説明する。
図16はバルブが全閉した状態を示しており、上の管101と下の管102とは、弁座103と、弁栓104に嵌合されたディスクシート104aによりシールされている。シャフト105が上方に動くと、シャフト105と一体に形成されている弁栓104が上方に動いてバルブが開放され、上の管101と下の管102とが通液状態となる。
このように、従来の一重シールバルブ及び二重シールバルブにおいては、弁栓の凹溝に嵌合したディスクシートにより、弁栓と弁座との間のシールを行うものである。
第9実施形態は、本発明のシールバルブを、水平方向に設置された管10と、垂直方向に設置された管11との間の製品液の遮断、通液に用いたことを特徴としている。第9実施形態では、垂直方向に設置された管11の径がシールバルブの径に比べて小さく設定されていることから、下方に向けて徐々に内径が縮小するノズル部12によって両者を円滑に接続するようにしているが、垂直方向に設置された管11の径がシールバルブの径に比べて大きい場合には、下方に向けて徐々に内径が拡大するノズル部によって両者を円滑に接続することができるし、また、両者の径に差異が無い場合には、特にノズル部を設ける必要はない。
第10実施形態及び第11実施形態は、本発明の一重シールバルブを、製品液を貯えたタンク13と、その下方に設けられた、水平方向に設置された管14との間の製品液の遮断、通液に用いたことを特徴としている。第10実施形態及び第11実施形態では、水平方向に設置された管14を用いているが、第9実施態様に示すようなノズル部12を用いることにより、これを斜め下方向に設置された管とすることもできる。
第12実施形態は、本発明の二重シールバルブを、製品液を貯えたタンク13と、その下方に設けられた、水平方向に設置された管14との間の製品液の遮断、通液に用いたことを特徴としている。第12実施形態では、水平方向に設置された管14を用いているが、第9実施態様に示すようなノズル部12を用いることにより、これを斜め下方向に設置された管とすることもできる。
2 下の管
3 弁座
4 弁栓
5 シャフト
6 第1弁栓
7 第2弁栓
8 メインシャフト
9 サブシャフト
10 水平方向に設置された管
11 垂直方向に設置された管
12 ノズル部
13 (製品液を貯えた)タンク
14 水平方向に設置された管
20 シート状材
20−1 内周面
20−2 上部水平面
20−3 下部水平面
20−4 外周面
20−5 開口部
20a シート状材のゴムで形成された部分
20b シート状材のフッ素系樹脂で形成された部分
21 (弁座を覆うシート状材に圧接される弁栓の部分に設けられた)突条部
22 (弁栓に圧接される弁座を覆うシート状材の部分に設けられた)突条部
23 金属芯部
101 上の管
102 下の管
103 弁座
104 弁栓
104a ディスクシート
105 シャフト
106 第1弁栓
106a 第1ディスクシート
107 第2弁栓
107a 第2ディスクシート
107b 第3ディスクシート
108 メインシャフト
109 サブシャフト
110 侵入防止突起
111 空隙部
Claims (10)
- 垂直方向の弁栓作動シャフトの昇降により、水平方向に配され、水平方向の断面が中心部に円形の開口を有する形状である弁座に、弁栓を離間・圧接して開閉する弁部を有する、食品、醸造、乳業、化学薬品等の製品の品質・安全性が必要とされる製造設備の製品液ラインに用いられるシールバルブであって、
前記弁座は剛性を有する金属芯部及びゴムまたは軟質合成樹脂製のシート状材からなり、
前記金属芯部の内周面並びにこれに続く上部水平面及び下部水平面の一部が前記シート状材で密着して覆われており、
前記弁栓が前記シート状材を介して前記弁座に圧接されるシール構造を備えており、
前記シート状材が、外周面の中央部に水平方向に連続する開口部を有する中空のリング形状をしており、
前記シート状材により、前記弁座の金属芯部の内周面並びにこれに続く上部水平面及び下部水平面の一部を密着して覆うと共に、
前記シート状材の前記開口部の上端部及び下端部を、前記弁座の金属芯部の上部水平面及び下部水平面に、前記弁座の前記円形の開口と同心円をなすように、それぞれ設けられた円形の凹溝に嵌合して、前記シート状材を前記弁座の金属芯部に固定させてなることを特徴とするシールバルブ。 - 前記シールバルブが、一重シールバルブである、請求項1に記載のシールバルブ。
- 前記シールバルブが、二重シールバルブである、請求項1に記載のシールバルブ。
- 前記弁座のシート状材に圧接される前記弁栓の部分、または、前記弁栓に圧接される前記弁座のシート状材の部分に、前記弁座の前記円形の開口と同心円をなすように突条部を設けてなる、請求項1〜3のいずれかに記載のシールバルブ。
- 前記シート状材がゴムで形成されてなる、請求項1〜4のいずれかに記載のシールバルブ。
- 前記シート状材がフッ素系樹脂で形成されてなる、請求項1〜4のいずれかに記載のシールバルブ。
- 前記シート状材の、前記弁座の金属芯部の凹溝に嵌合する部分の先端部が、ゴムで形成されてなる、請求項6に記載のシールバルブ。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のシールバルブが、水平方向に設置された2本の管の間の製品液の遮断、通液に用いられることを特徴とするシールバルブ。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のシールバルブが、水平方向に設置された管と、垂直方向に設置された管との間の製品液の遮断、通液に用いられることを特徴とするシールバルブ。
- 請求項1〜7のいずれかに記載のシールバルブが、製品液を貯えたタンクと、その下方に設けられた、水平方向または斜め下方向に設置された管との間の製品液の遮断、通液に用いられることを特徴とするシールバルブ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015132433 | 2015-07-01 | ||
JP2015132433 | 2015-07-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017015242A JP2017015242A (ja) | 2017-01-19 |
JP6639900B2 true JP6639900B2 (ja) | 2020-02-05 |
Family
ID=57828219
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015252187A Active JP6639900B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-12-24 | ソフトシート型ディスクシートレスシールバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6639900B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11517131B2 (en) | 2017-10-06 | 2022-12-06 | Iwasaki Industry Inc. | Cover, and beverage container comprising same |
AT521399B1 (de) * | 2018-07-13 | 2020-09-15 | Hoerbiger Wien Gmbh | Explosionsschutzventil |
CN111609161B (zh) * | 2020-05-09 | 2021-12-14 | 北阀集团北京阀门有限公司 | 一种用于工业污水处理系统的耐高温阀门 |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1151995B (de) * | 1959-11-10 | 1963-07-25 | Goeppner Kaiserslautern Eisen | Ventil fuer chemisch aggressive Medien |
US3536092A (en) * | 1967-11-13 | 1970-10-27 | Air Prod & Chem | Valve seat insert for gas handling equipment |
JPS4719425Y1 (ja) * | 1968-07-05 | 1972-07-03 | ||
JPS4941362B1 (ja) * | 1970-12-28 | 1974-11-08 | ||
JPS62220780A (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-28 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガス圧力調整器 |
JPH037661Y2 (ja) * | 1987-02-12 | 1991-02-26 | ||
JP3449627B2 (ja) * | 1993-04-12 | 2003-09-22 | 藤倉ゴム工業株式会社 | ソレノイドバルブ用プランジャーの製造方法 |
JP2905744B2 (ja) * | 1996-09-25 | 1999-06-14 | 麒麟麦酒株式会社 | 二重シールバルブ用ドレーン液飛散防止装置 |
JPH10132092A (ja) * | 1996-11-05 | 1998-05-22 | Aisan Ind Co Ltd | 湯水混合栓におけるシール構造 |
JPH10311440A (ja) * | 1997-05-08 | 1998-11-24 | Toppan Printing Co Ltd | 流体用バルブ |
JPH1151217A (ja) * | 1997-08-05 | 1999-02-26 | Advance Denki Kogyo Kk | 流量調節弁機構 |
JP3621022B2 (ja) * | 2000-06-07 | 2005-02-16 | アドバンス電気工業株式会社 | ダイヤフラム弁の製法 |
SE532056C2 (sv) * | 2007-02-02 | 2009-10-13 | Millipore Ab | Ventiltätning |
-
2015
- 2015-12-24 JP JP2015252187A patent/JP6639900B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017015242A (ja) | 2017-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6639900B2 (ja) | ソフトシート型ディスクシートレスシールバルブ | |
CN104421439B (zh) | 具有浮动密封件的闸阀 | |
AU2005272694B2 (en) | Automatic swimming pool cleaners and components thereof | |
JP5964139B2 (ja) | ダイヤフラム及びダイヤフラム弁 | |
US9200718B2 (en) | Air valve seat | |
US9903503B2 (en) | Aircraft water heating tank air vent valve | |
JP2004519630A (ja) | 衛生関係ドレン弁のデザイン | |
US8596302B2 (en) | Multi-path valve device for fluid circulation | |
JP6681723B2 (ja) | バルブ装置 | |
JP4681060B2 (ja) | ドレン処理装置 | |
US7950411B2 (en) | Pipe branching arrangement | |
US6575431B2 (en) | Weir-type diaphragm valve with raised arcuate bead | |
JP7097033B2 (ja) | 継ぎ手部材 | |
US20120152388A1 (en) | Drain trap seal | |
JP5748419B2 (ja) | 排水設備 | |
JP2008185113A (ja) | ボール弁 | |
JP6616200B2 (ja) | サニタリー用弁構造体並びに該弁構造体を用いたサニタリー安全弁、サニタリーインライン逃がし弁及びサニタリー背圧弁 | |
US20190193898A1 (en) | Cap assembly | |
JP6652416B2 (ja) | 排水栓装置 | |
JP6718346B2 (ja) | ヘルールガスケット | |
KR20090094558A (ko) | 드레인 밸브 | |
TWI604148B (zh) | 球閥 | |
JP6723550B2 (ja) | ダイヤフラム弁 | |
JP2007278308A (ja) | ダイヤフラムバルブ | |
JP4266618B2 (ja) | バルブ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
AA64 | Notification of invalidation of claim of internal priority (with term) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764 Effective date: 20160119 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20160121 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20170830 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180601 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190716 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20191203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20191225 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6639900 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |