JP6639883B2 - 加工機及び電動モータ - Google Patents

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本発明は、携帯マルノコや卓上マルノコあるいは溝切りカッター等の加工機及びこの加工機に好適に用いることができる電動モータに関する。
この種の加工機の駆動源である電動モータには、固定子(ステータ)の内周側に回転子(ロータ)を配置したインナーロータ型の電動モータの他に、固定子の外周側に回転子を配置したアウターロータ型の電動モータが用いられている。後者のアウターロータ型の電動モータは、前者のインナーロータ型の電動モータに比して回転子(アウターロータ)の表面積が大きくなるため磁力を大きく設定することができ、これにより高トルクを出力させることができる。このため、アウターロータ型の場合、出力トルクを同等に設定するのであれば、インナーロータ型に比して小型化を図ることが可能となり、逆に小型化せず同等のサイズに設定する場合にはインナーロータ型に比して高トルクを出力することが可能となる。
下記の特許文献には、アウターロータ型の電動モータを駆動源とする加工機に関する技術が開示されている。従来のアウターロータ型の電動モータは、内周側の固定子はステータベースを介して固定カバー側(回転子に対してモータ軸線方向出力側)に固定されている。固定子の反出力側において回転子と冷却ファンがモータ軸上に支持されている。モータ軸の出力部には減速ギヤ列の駆動ギヤが取り付けられている。駆動ギヤと従動ギヤの噛み合いを経て電動モータの回転動力がスピンドルに伝達され、これにより回転刃具が回転する。モータハウジングは、減速ギヤ列を収容するギヤハウジングに結合される。ギヤハウジングは、固定カバーの背面側に一体に設けられている。
特開2012−176468号公報
上記従来のアウターロータ型の電動モータでは、主として分解性や組立性について改良すべき点があった。従来のアウターロータ型の電動モータでは、回転子に対して鋸刃側にステータベースを介して固定子が配置され、ギヤハウジングに対してステータベースとモータハウジングを一緒にねじ止めして結合する構成であった。すなわち、ステータベースが直接ギヤハウジングに固定されていたわけではないので、当該電動モータの分解時にモータハウジングを取り外すとステータベースも一緒に取り外されてしまい、結果として固定子が回転子のマグネットに吸着されて一体化した状態でモータハウジングやステータベースとは分離状態で一緒に取り外されてしまう構成となっていた。回転子のマグネットの磁力が大きいため、モータハウジングに結合されていない固定子と回転子が単体同士で吸着された状態では、その磁力に抗して両者を分離する作業は極めて困難になる。
本発明は、係るアウターロータ型の電動モータにおける従来の問題を解消するためになされたもので、主として電動モータの分解時において固定子と回転子を容易に分離できるようにして当該電動モータの分解性ひいてはメンテナンス性を高めることを目的とする。
上記課題は下記の発明によって解決される。第1の発明は、回転する刃具と、刃具を回転させる駆動源としての電動モータを備えた加工機である。第1の発明では、電動モータのモータハウジングは回転刃具を覆う固定カバー側に結合されている。第1の発明では、電動モータは、回転子の内周側に固定子を備えたアウターロータ型の電動モータである。第1の発明では、モータ軸線方向の位置について回転子が固定子に対して出力側においてモータ軸に支持したロータベースに取り付けられて固定カバー側に支持される一方、固定子がモータハウジング側にモータ軸線方向に移動不能に固定されて、前記回転子の内周側に配置されている。
第1の発明によれば、固定子がモータハウジング側に固定される一方、回転子は固定子の出力側においてモータ軸に支持されている。このため、モータハウジングを固定カバー側から分離する際に、回転子はモータ軸を介して固定カバー側に組み付けられた状態に維持される一方、固定子がモータハウジングと一体で取り外されて回転子から分離される。このように、第1の発明によれば、当該電動モータを分解する際に、固定カバー側からモータハウジングを分離する段階で固定子を回転子から同時に分離させることができ、この点で当該電動モータの分解性を良くすることができ、ひいてはそのメンテナンス性を高めることができる。
また、モータハウジングを固定カバーから分離する際に、固定子と回転子がマグネットの磁力により相互に吸着された状態(磁力吸着状態)でモータハウジングと一体で固定カバー側から分離された場合であっても、固定子がモータハウジングに対してモータ軸線方向に移動不能に固定されているため、モータハウジングを把持して、回転子を固定子から分離させることができる。また、モータハウジングを固定カバーから分離する際に、モータハウジングを把持して固定子を磁力に抗して回転子から容易に分離することができ、その後回転子を単独で固定カバー側から容易に取り外すことができる。固定子よりも大きなモータハウジングを把持することにより、より大きな力を加えることができ、これにより固定子を磁力に抗して回転子からより容易に分離することができる。
これに対して、固定子がモータハウジングにモータ軸線方向に固定されていない従来構成においてモータハウジングを固定カバーから分離すると、固定子と回転子を固定カバー側に残したままモータハウジングが分離されてしまう結果、固定子と回転子を相互に単体同士で吸着された状態で固定カバー側から取り外すこととなり、この場合は取り出した回転子と固定子を磁力に抗して分離することが極めて困難になる。固定子単体や回転子単体はモータハウジングや固定カバーよりも小さな物品であることから、固定子単体や回転子単体を直接把持して両者を分離するためには極めて大きな力を加える必要があり、この点で分離作業が極めて困難になる。
第1の発明によれば、少なくとも固定子をモータハウジングと一体で固定カバー側から分離することができることから、この際に固定カバー側から回転子が一緒に分離された場合であっても、その後モータハウジングを把持して固定子を回転子から容易に分離することができ、この点で当該電動モータの分解(固定子と回転子の分離)時の作業性(分解性)ひいてはメンテナンス性を高めることができる。
第2の発明は、第1の発明において、モータハウジングの内側に固定子支持部をモータ軸線方向に突出させ、この固定子支持部の先端付近に固定子を固定した加工機である。
第2の発明によれば、固定子が固定子支持部の先端付近に固定される構造にすることで、固定機構をモータハウジングの内側に配置することができ、分解方法を間違ってモータハウジングより先に固定子を分解してしまうことがない。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、固定子支持部に固定子固定部材を取り付けて固定子を固定子支持部に固定した加工機である。
第3の発明によれば、固定子支持部に固定子支持部材を取り付けて固定子が固定子支持部に軸方向移動不能に固定される。固定子支持部に対して固定子をモータ軸線周りに回転不能に固定するには、例えば固定子支持部に設けた二面幅部を固定子の内周側に挿入した構成とすることにより実現できる。
第4の発明は、第1〜第3の何れか一つの発明において、モータ軸を回転支持する2つの軸受のうち反出力側の軸受を固定子支持部若しくは固定子固定部材に保持した加工機である。
第4の発明によれば、固定子支持部若しくは固定子固定部材に軸受を保持することにより当該固定子支持部若しくは固定子固定部材を出力支持部として機能させることができる。
第5の発明は、第1〜第4の何れか一つの発明において、ロータベースに複数の羽根を設けてロータベースを冷却ファンとして機能させる構成とした加工機である。
第5の発明によれば、当該電動モータのモータ軸線方向のコンパクト化を図ることができる。
第6の発明は、第1〜第5の何れか1つの発明において、予め回転子を組み付けた固定カバーに対してモータハウジングが結合されることによって回転子の内周側に固定子が配置される構成とした加工機である。
第6の発明によれば、モータハウジングを固定カバーから分離すると、同時に固定子が回転子から分離されることから、電動モータの分解作業(固定子と回転子の分離作業)を迅速かつ容易に行うことができる。
第7の発明は、回転する刃具と、刃具を回転させる駆動源としての電動モータと、電動モータを収容するモータハウジングと、刃具を覆う固定カバーを備えた加工機である。第7の発明では、電動モータは、回転子の内周側に固定子を備えたアウターロータ型の電動モータである。第7の発明では、固定子がモータハウジング若しくは固定カバーの一方にモータ軸線方向に移動不能に固定されており、固定子と回転子を磁力により相互に吸着させた状態でモータハウジングを固定カバーから分離可能な構成とした加工機である。
第7の発明によれば、固定子がモータハウジング側若しくは固定カバー側の一方にモータ軸線に移動不能に固定されている。第7の発明によれば、固定子がモータハウジング側に固定されている場合には、モータハウジングを固定カバーから分離する段階で固定子と回転子を磁力により相互に吸着した状態で一体に取り外すことができる。取り外した固定子と回転子は、モータハウジングを把持することにより磁力に抗して容易に分離することができる。一方、固定子が固定カバー側に固定されている場合には、モータハウジングを固定カバーから分離した段階で固定子と回転子は磁力により相互に吸着した状態で固定カバー側に残される。残された固定子と回転子は、固定カバーを把持することにより磁力に抗して容易に分離することができる。
第8の発明は、第1〜第7の何れか一つの発明に用いる電動モータである。第8の発明は、回転子の内周側に固定子を備えたアウターロータ型の電動モータであって、モータ軸線方向の位置について、固定子の出力側において回転子がモータ軸に支持したロータベースに取り付けられ、固定子がモータハウジングの内側に固定された電動モータである。
第8の発明によれば、当該電動モータの分解性をよくしてそのメンテナンス性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る電動モータを駆動源として備える加工機の全体斜視図である。 加工機を図1中矢印(II)方向から見た側面図である。 加工機を図2中矢印(III)方向から見た平面図である。本図では、電動モータが横断面で示されている。 加工機を図2中矢印(IV)方向から見た前面図である。 図2の(V)-(V)線断面矢視図であって、加工機の縦断面図である。 第1実施形態に係る電動モータの縦断面図である。 第2実施形態に係る電動モータの縦断面図である。 第3実施形態に係る電動モータの縦断面図である。
次に、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。図1〜図5は、本実施形態の加工機1を示している。この加工機1は、いわゆる携帯マルノコと称されるもので、切断材Wの上面に当接させる平板形状のベース2と、このベース2の上部に支持された工具本体10を備えている。
工具本体10は、駆動源としての電動モータ50と、電動モータ50の回転出力を減速するための減速ギヤ列20と、減速ギヤ列20の出力軸であるスピンドル25に取り付けた円形の回転刃具12を備えている。回転刃具12の下部側がベース2の下面から突き出されており、この突き出し部分が切断材Wに切り込まれて切断加工がなされる。回転刃具12の上側ほぼ半周の範囲(ベース2より上部)は固定カバー14によって覆われている。ベース2の下面側に突き出された回転刃具12の下部側周縁は可動カバー16によって覆われている。
各図において、白抜きの矢印で示す方向が切断が進行する方向で、当該白抜き矢印方向に加工機1を移動させることで、回転刃具12が切断材に切り込まれていく。以下の説明では、部材又は構成の前後方向について、切断が進行する方向(白抜き矢印方向)を前側若しくは前部とし、その反対側を後ろ側若しくは後部とする。使用者は加工機1の後方に位置して当該加工機1を移動操作する。従って、部材及び構成の左右方向については使用者を基準として用いる。電動モータ50の出力軸となるモータ軸54は、切断が進行する方向に対して交差(直交)する方向(左右方向)に延びている。
固定カバー14の背面側(左側部)に減速ギヤ列20を収容したギヤハウジング21が設けられている。このギヤハウジング21に電動モータ50のモータハウジング51が結合されている。図3に示すように電動モータ50には、ブラシレスモータであっていわゆるアウターロータ型の電動モータが用いられている。本実施形態は、この電動モータ50について、従来にない新規な特徴を備えている。電動モータ50の詳細については後述する。
電動モータ50のモータ軸54の先端側は、モータハウジング51から突き出されて減速ギヤ列20内に進入している。減速ギヤ列20は、駆動ギヤ22と従動ギヤ23との噛み合いによる一段減速機構を構成している。駆動ギヤ22は電動モータ50のモータ軸54に取り付けられている。この駆動ギヤ22に噛み合う従動ギヤ23は、スピンドル25に取り付けられている。スピンドル25の先端側は、固定カバー14内に突き出されており、この突き出し部分に回転刃具12が受けフランジ26と押えフランジ27との間に挟まれた状態で取り付けられている。スピンドル25は、軸受28,29を介してギヤハウジング21に回転自在に支持されている。回転刃具12は正面から見て反時計回り方向に回転する。図1に示すように固定カバー14の正面側には、回転刃具12の回転方向が矢印14aで示されている。
工具本体10は、前側の揺動支軸15を介してベース2の上部に上下に揺動可能に支持されている。ベース2に対して工具本体10の上下揺動位置を変更することにより、ベース2の下面側への回転刃具12の突き出し寸法を変更することができ、これにより回転刃具12の切断材Wに対する切り込み深さを調整することができる。工具本体10の後部側には、操作レバー5が設けられている。当該工具本体10の上下揺動位置を変更する際にこの操作レバー5を緩め方向に操作すると、工具本体10をベース2に対して上下に揺動可能となり、これにより回転刃具12の切り込み深さを変更することができる。操作レバー5を締め込み方向に揺動操作すれば、工具本体10の上下揺動位置が固定されて、回転刃具12の切り込み深さが固定される。
ベース2の下面側に突き出された回転刃具12の下側ほぼ半周の範囲は、可動カバー16によって覆われる。この可動カバー16は、回転刃具12の周囲を回転可能な状態で固定カバー14に支持されている。可動カバー16は、閉じ方向(図2において反時計回り方向)にばね付勢されている。図2に示すようにこの可動カバー16の先端部が切断材Wの端縁に当接され、この当接状態で当該加工機1を図中白抜きの矢印で示す切断進行方向へ移動させて回転刃具12を切断材Wに切り込んでいくことにより、当該可動カバー16がばね付勢に抗して徐々に開かれていく。可動カバー16の後部には、取っ手17が取り付けられている。使用者は、この取っ手17を把持して可動カバー16をばね付勢に抗して開き方向に回転させることができ、これにより回転刃具12の交換等の作業の便宜を図ることができる。
電動モータ50と減速ギヤ列20の結合部付近にはハンドル部30が設けられている。図2に示すようにこのハンドル部30は、電動モータ50の上部から後部に至る山形ループ形状を有しており、電動モータ50の上部から上方へ起立する起立部31と、起立部31の上部から後方へ下る方向に延びるメイングリップ部32と、メイングリップ部32の後部を電動モータ50の後部に結合するバッテリ取り付け部33を有している。メイングリップ部32は、使用者が一方の手で把持する部分で、その下面側にはスイッチレバー35が配置されている。起立部31の上部には、使用者が他方の手で把持するフロントグリップ部34が前方へ張り出す状態に設けられている。
メイングリップ部32の後部と電動モータ50との間に跨って設けられたバッテリ取り付け部33には2つのバッテリパック11を取り付けることができる。バッテリパック11は、左方(図3において上方)にスライドさせてバッテリ取り付け部33から取り外し、逆に右方(図3において下向き)にスライドさせてバッテリ取り付け部33に取り付けることができる。取り外したバッテリパック11は、別途用意した充電器で充電することにより繰り返し使用することができる。このバッテリパック11を電源として電動モータ50が起動する。
前記したように電動モータ50には、いわゆるアウターロータ型の電動モータが用いられている。電動モータ50は、回転子53の内周側に固定子52を備えている。本実施形態における電動モータ50は、固定子52及び回転子53の主として支持構造について特徴を有している。
図6に、第1実施形態の電動モータ50の詳細が示されている。固定子52は、モータハウジング51内に固定されている。回転子53はモータ軸54に支持されている。モータ軸54は、軸受56,57を介してモータ軸線J周りに回転自在に支持されている。モータ軸線J方向出力側(左側)の軸受56はギヤハウジング21に保持され、モータ軸線J方向反出力側(右側)の軸受57はモータハウジング51の反出力側端部付近に保持されている。モータ軸線J方向出力側の軸受56にはボールベアリングが用いられ、モータ軸線J方向反出力側の軸受57にはニードルベアリングが用いられている。
モータハウジング51は合成樹脂の成形により製作された樹脂製部品で、複数本の固定ねじ51aによりギヤハウジング21の反鋸刃側に結合されている。モータハウジング51の反鋸刃側端面(反出力側端面)には、吸気孔51bが設けられている。モータハウジング51の反鋸刃側端面には、さらにハウジングカバー59が取り付けられている。ハウジングカバー59により軸受57の抜け止めがなされ、さらに固定子52につながるリード線が保護される。
モータハウジング51の反出力側内面には、円柱体形状の固定子支持部55が設けられている。固定子支持部55は、モータ軸線J方向出力側に突き出す状態で当該モータハウジング51の反出力側内面の中心に一体に設けられている。固定子支持部55の中心はモータ軸線Jに一致している。
固定子支持部55の先端外周面には、二面幅部55aが設けられている。この二面幅部55aを小判孔形状の中心孔52aに挿通させて、固定子52が固定子支持部55に対して回転について一体化されている。固定子支持部55の内周孔は、モータ軸線J方向に貫通している。内周孔の鋸刃側口元には、ねじ孔55bが設けられている。内周孔の後ろ側口元には、保持孔55cが設けられている。
固定子支持部55の先端には、固定子固定部材58が取り付けられている。固定子固定部材58は、六角形の頭部58aと円形のフランジ部58dとねじ軸部58bを備えている。ねじ軸部58bが固定子支持部55のねじ孔55bに締め込まれて当該固定子固定部材58が固定子支持部55に取り付けられている。ねじ軸部58bの締め込みは、六角形の頭部58aにソケット掛け等して強固に行うことができる。この取り付け状態では、固定子固定部材58のフランジ部58dが固定子52の先端面に当接されて、当該固定子52がモータ軸線J方向へ移動不能に固定されている。固定子支持部55の二面幅部55aが小判孔形状の中心孔52aに挿通され、かつ固定子固定部材58が取り付けられることにより、固定子52がモータ軸線J周りに回転不能かつモータ軸線J方向に移動不能な状態で固定子支持部55に支持されている。
固定子固定部材58の内周側には挿通孔58cが設けられている。この挿通孔58cにモータ軸54が挿通されている。モータ軸54の反出力側を支持する軸受57は、固定子支持部55の保持孔55cに保持されている。固定子52のモータ軸線J方向出力側においてモータ軸54には、アルミニウム製のロータベース60が取り付けられている。ロータベース60の内周孔には、より熱膨張率が小さな鋼製のブッシュ61が取り付けられている。ブッシュ61は、ロータベース60の内周孔に圧入されて強固に一体化されている。ブッシュ61の中心孔61aにモータ軸54の圧入部54aが圧入されて当該モータ軸54に対してロータベース60が軸回りに回転不能かつ軸方向に変位不能に固定されている。ロータベース60がアルミニウム製とされることでその軽量化が図られる一方、モータ軸54が圧入される部位により熱膨張しにくい鋼製のブッシュ61が取り付けられることにより、中心孔61aの熱膨張(圧入の緩み)が防止されて当該ロータベース60のモータ軸54に対する支持剛性が確保されている。
ロータベース60の周縁に沿って回転子53が結合されている。回転子53は円筒形状を有してモータ軸線J方向反出力側に張り出す状態に取り付けられている。回転子53は、複数本のビス53bによりロータベース60に強固に取り付けられている。回転子53の内周側に取り付けたマグネット53aが固定子52の周囲に僅かなクリアランスをおいて位置している。
ロータベース60には、複数の羽根60aが形成されている。この複数の羽根60aの構成により、当該ロータベース60には冷却ファン62が一体的な構造になっている。モータ軸54の回転により冷却ファン62が一体で回転する。冷却ファン62の回転により、モータハウジング51の反出力側端部に設けた吸気孔51bを経て内部に外気が導入され、これにより当該電動モータ50の冷却がなされる。
モータ軸54の出力側は、モータハウジング51からモータ軸線J方向出力側に突き出されている。前記したようにモータ軸54の出力側は、ギヤハウジング21内に進入している。モータ軸54の出力側端部に駆動ギヤ22が結合されている。駆動ギヤ22と従動ギヤ23の噛み合いを経て電動モータ50の回転出力がスピンドル25に伝達され、これにより回転刃具12が回転する。
電動モータ50の出力側には、そのモータ軸54の回転をロックするためのロックレバー13が設けられている。このロックレバー13をその長手方向に移動操作するとモータ軸54に設けた二面幅部54bに対して当該ロックレバー13に設けた小判孔形状のロック孔13aが係合され、これによりモータ軸54の回転がロックされる。モータ軸54の回転がロックされることによりスピンドル25の回転がロックされて回転刃具12の交換作業等の便宜が図られる。
以上のように構成した第1実施形態に係る電動モータ50によれば、固定子52の出力側(ギヤハウジング21側)においてモータ軸54にロータベース60が支持され、このロータベース60に回転子53が支持された構成となっている。このように、モータ軸線J方向の位置について、出力側にロータベース60を介して回転子53を配置し、反出力側に固定子52を配置した構成とすることにより、当該電動モータ50の組み付け工程において、ロータベース60及び回転子53を取り付けたモータ軸54を固定カバー14(減速ギヤ列20)側に組み付けた後、ギヤハウジング21にモータハウジング51を結合する段階で回転子53の内周側に固定子52を組み付けることができる。このため、逆に当該電動モータ50を分解する際には、モータハウジング51をギヤハウジング21から分離すれば、回転子53をモータ軸54とともに減速ギヤ列20側に組み付けた状態を保持しつつ、固定子52を回転子53に対して分離することができ、従来のような別途回転子と固定子を回転子のマグネットの磁力に抗して分離する面倒な作業を省略することができ、この点で当該電動モータ50の分解性ひいてはメンテナンス性を良くすることができる。
しかも、第1実施形態の構成によれば、固定子52は固定子固定部材58によってモータハウジング51に固定されている。このため、モータハウジング51をギヤハウジング21(固定カバー14側)から分離する際には、固定子52がモータハウジング51と一体で分離される。固定子52の回転子53からの分離は、マグネット53aの磁力に抗してなされる必要があるが、作業者はモータハウジング51を把持して大きな力を加えることができることから、磁力に抗して固定子52を容易に分離することができる。モータハウジング51を固定カバー14側から分離する際に、同時に固定子52を回転子53から分離することができるので、その後の分解作業を迅速かつ楽に行うことができる。
モータハウジング51を固定カバー14側から分離する際に、固定子52と回転子53がマグネット53aの磁力により相互に吸着された状態(磁力吸着状態)でモータハウジング51と一体で固定カバー14側から分離される場合も想定される。この場合であっても、固定子52が固定子固定部材58によってモータハウジング51に対してモータ軸線方向に移動不能に固定されているため、作業者は固定子52より大きなモータハウジング51を把持して、固定子52と回転子53を相互に分離させることができる。
これに対して、固定子がモータハウジングにモータ軸線方向に固定されていない従来構成においてモータハウジングを固定カバーから分離すると、固定子と回転子を固定カバー側に残したままモータハウジングが分離されてしまう結果、固定子と回転子を相互に単体同士で吸着された状態で固定カバー側から取り外すこととなり、この場合は取り出した回転子と固定子を磁力に抗して分離することが極めて困難になる。固定子や回転子はモータハウジングや固定カバーよりも小さな物品であることから、固定子や回転子を直接把持して両者を分離するためには極めて大きな力を加える必要があり、この点で分離作業が極めて困難になる。
このように例示した電動モータ50によれば、その分解作業において、固定子52と回転子53を相互に分離させる段階では、固定子52をモータハウジング51と一体で取り扱うことができることから、作業者は固定子52より大きく力を加えやすいモータハウジング51を把持して同分離作業を迅速かつ楽に行うことができ、この点で当該電動モータ50の分解(固定子52と回転子53の分離)時の作業性(分解性)ひいてはメンテナンス性を高めることができる。
また、例示した実施形態によれば、ロータベース60に複数の羽根60aが形成されて、当該ロータベース60について冷却ファンとしての機能が併せ持たせられている。このことから、別途モータ軸54上に冷却ファンを支持する構成に比して、当該電動モータ50のモータ軸線J方向のコンパクト化を図ることができる。
以上説明した実施形態には、種々変更を加えることができる。例えば固定子52がモータハウジング51側に固定した構成を例示したが、固定カバー14側に対して固定子をモータ軸線方向移動不能に固定した構成としてもよい。係る構成であっても、作業者はより大きく力を加えやすい固定カバーを把持して固定子と回転子を相互に迅速かつ楽に分離することができ、この点で上記例示した構成と同等の作用効果を得ることができる。
また、図7には、第2実施形態の電動モータ70が示されている。第1実施形態の電動モータ50と同様の構成については同位の符号を用いてその説明を省略する。第2実施形態の電動モータ70は、第1実施形態の固定子固定部材58に代えて固定子固定部材71によって固定子52がモータ軸線J方向に固定されている。
固定子52は、第1実施形態と同じく小判孔形状の中心孔52aに固定子支持部72の二面幅部72aが挿入されることによって回転について一体化された状態で固定子支持部72に支持されている。
第2実施形態の固定子固定部材71は、軸受保持部71aと圧入軸部71bを有している。圧入軸部71bが固定子支持部72に設けた圧入孔72b内に圧入されて、当該固定子固定部材71が固定子支持部72に固定されている。また、固定子固定部材71には、固定ねじ73が締め込まれている。固定ねじ73は、モータハウジング51の反出力側の外側端面からモータ軸線Jに沿って締め込まれている。この固定ねじ73が締めこまれることにより、固定子固定部材71が固定子支持部72に対して圧入状態に保持され、これにより当該固定子固定部材71ひいては固定子52のがたつき(取り付け状態の緩み)がないようその取り付け状態がより強固に固定されている。
固定子固定部材71の軸受保持部71aには、モータ軸54の反出力側を回転支持する軸受75が保持されている。モータ軸54は、反出力側の軸受75と、軸受75よりも出力側寄りの軸受56によって回転支持されている。反出力側の軸受75にはボールベアリングが用いられている。出力側寄りの軸受56は第1実施形態と同じくボールベアリングで、ギヤハウジング21に保持されている。また、第2実施形態では、モータ軸54の出力側端部も軸受74によって回転支持されている。出力側端部側の軸受74にはニードルベアリングが用いられている。第2実施形態では、出力側の軸受56と出力側端部側の軸受74により駆動ギヤ22が両側支持されて(3つの軸受で支持されて)その支持剛性が高められている。
第1実施形態では、モータ軸54が固定子固定部材58及び固定子支持部55の内周側を挿通された構成となっていた。これに対して第2実施形態では、モータ軸54の反出力側端部は軸受75に保持された部分までで、固定子支持部72まで至っていない。固定子支持部72の内周側には、固定子固定部材71の圧入部71bと固定ねじ73が挿通されているのみとなっている。
以上のように構成した第2実施形態の電動モータ70によっても、固定子52の出力側(ギヤハウジング21側)においてモータ軸54にロータベース60が支持され、このロータベース60に回転子53が支持された構成となっている。このことから、当該電動モータ70を分解する際には、固定ねじ51aを緩めてモータハウジング51をギヤハウジング21から分離することにより、回転子53をモータ軸54とともに減速ギヤ列20側に組み付けた状態を保持しつつ固定子52を回転子53に対して分離することができる。
また、モータハウジング51をギヤハウジング21(固定カバー14側)から分離した段階で、マグネットの磁力により回転子53が固定子52に吸着された状態でギヤハウジング21側から一緒に分離された場合であっても、その後作業者はモータハウジング51を把持してより大きな力を加えることにより回転子53をマグネットの磁力に抗して容易に分離することができる。
しかも、この際に、固定ねじ73を緩める必要はなく、固定子固定部材71を固定子支持部72に圧入状態に取り付けたまま、ひいては固定子52を固定子支持部72に固定した状態のままで、当該固定子52を回転子53から分離することができる。このため、第2実施形態によっても、従来のような別途回転子と固定子を単体の状態(少なくとも一方がモータハウジング若しくは固定カバー側に固定されていない状態)で回転子のマグネットの磁力に抗して分離する面倒な作業を省略する必要がなく、この点で当該電動モータ50の分解性ひいてはメンテナンス性を良くすることができる。
図8には第3実施形態の電動モータ80が示されている。上記に例示した第2実施形態では、固定子固定部材71の圧入軸部71bを、固定子支持部72の圧入孔72bに圧入して固定子固定部材71を固定子支持部72に固定する構成を例示したが、第3実施形態の電動モータ80では、固定子固定部材81は前記圧入軸部71bに代えて支持軸部81bを備え、固定子支持部82は前記圧入孔72bに代えて調整孔82bを備えた構成となっている。固定子固定部材81は、第2実施形態の軸受保持部71aを同じく、モータ軸54を回転支持する反出力側の軸受75を保持するための軸受保持部81aを備えている。また、固定子支持部82は、第2実施形態の二面幅部72aと同じく、固定子52を回転について一体化させるための二面幅部82aを備えている。さらに、第3実施形態では、モータ軸54の出力側端部を回転支持する軸受74が省略されている。この点は第1実施形態と同様である。
第3実施形態の電動モータ80では、固定子固定部材81の支持軸部81bの外径に対して、固定子支持部82の調整孔82bの内径は大きめに設定されている。このため、支持軸部81bと調整孔82bとの間には適切なクリアランスが発生している。このクリアランスの分だけ固定子固定部材81は固定子支持部82に対して径方向(モータ軸線に直交する方向)に位置調整可能となっている。このため、固定ねじ73を緩めて固定子固定部材81を径方向に位置調整することにより、モータ軸54の後部側を同方向に位置調整することができ、これにより固定子52に対する回転子53の接触(いわゆるコア擦り)を防止することができる。
第3実施形態の電動モータ80によっても、第1及び第2実施形態と同じく、モータ軸線J方向の位置について回転子53が固定子52の出力側においてモータ軸54に支持したロータベース60に取り付けられている。また、固定子52がモータハウジング51の反出力側端面に設けた固定子支持部82に固定されている。このため、当該電動モータ80の分解時に、固定ねじ51aを緩めてモータハウジング51をギヤハウジング21から分離すると、モータハウジング51に固定された固定子52がマグネット53aの吸着力に抗して回転子53から分離される。この際、固定ねじ73は緩める必要はなく、固定子固定部材81を固定子支持部82に固定した状態のままで足りる。モータハウジング51をギヤハウジング21から分離する際には、モータ軸54の反出力側端部が軸受75から離脱する。
このように、第3実施形態の電動モータ80においても、モータハウジング51をギヤハウジング21から分離すれば、同時に固定子52が回転子53から分離されることから、当該電動モータ80の分解性を高めることができ、ひいてはそのメンテナンス性を良くすることができる。また、モータハウジング51をギヤハウジング21から分離した段階で、回転子53がマグネットの磁力により固定子52と一緒にギヤハウジング21(固定カバー14側)から分離された場合であっても、その後作業者は固定子52よりも大きなモータハウジング51を把持して、固定子52と回転子53を分離するための力を加えることができることから、固定子52を直接把持して力を加える場合に比して楽に回転子53を分離することができる。
以上説明した第1〜第3実施形態の電動モータ50(70,80)には、さらに変更を加えることができる。例えば、アルミニウム製のロータベース60の中心により熱膨張率の小さな鋼製のブッシュ61を圧入して一体化し、このブッシュ61の中心孔61aにモータ軸54の圧入部54aを圧入して当該ロータベース60のモータ軸54に対する支持剛性を高める構成としたが、係るブッシュ61は省略してもよい。逆に、ロータベースの全体を鋼製としてもよい。
また、ロータベース60に複数の羽根60aを設けて当該ロータベース60が冷却ファンとしても機能する構成を例示したが、別途冷却ファンをモータ軸54上に配置する構成としてもよい。
さらに、第2実施形態において、モータ軸54の出力側端部を軸受74で支持して駆動ギヤ22を両端支持する構成としたが、係る軸受74を省略して駆動ギヤ22を第1、第3実施形態と同じく片持ち支持する構成としてもよい。
また、樹脂製のモータハウジング51を例示したが、これをアルミニウム製のモータハウジングに変更することができる。アルミニウム製のモータハウジングを用いることにより当該モータハウジングの各部の寸法精度を高めることができる。
上記のようにアルミニウム製のモータハウジングを用いる場合についても、固定子支持部をモータハウジングの反出力側端面に一体に設けることができる。この場合、アルミニウムを素材とする固定子支持部について、例示した二面幅部55a(72a,82a)に代えて圧入軸部を設け、この圧入軸部を固定子の円形の中心孔に圧入して当該固定子を固定子支持部に固定する構成とすることができる。係る構成の場合には、固定子がアルミニウム製の固定子支持部に直接接触するため、固定子の発熱を固定子支持部及びモータハウジングに逃がすことができ、当該電動モータの放熱性を高めることができる。
また、加工機1の一例としていわゆる携帯マルノコを例示したが、テーブル上に載置した加工材に対して加工機本体を下動させて刃具を切り込ませる形態の、いわゆる卓上マルノコ、あるいはチップソー、ダイヤモンドホイール、砥石等の刃具を回転させて溝切り加工等の加工を行うカッタ、その他各種の加工機についても例示した構成のアウターロータ型の電動モータを同様に適用することができる。
W…切断材
1…加工機
2…ベース
10…工具本体
11…バッテリパック
12…回転刃具
13…ロックレバー、13a…ロック孔
14…固定カバー
15…揺動支軸
16…可動カバー
17…取っ手
20…減速ギヤ列
21…ギヤハウジング
22…駆動ギヤ
23…従動ギヤ
25…スピンドル
26…受けフランジ
27…押えフランジ
28,29…軸受
30…ハンドル部
31…起立部
32…メイングリップ部
33…バッテリ取り付け部
35…スイッチレバー
50…電動モータ(第1実施形態)
J…モータ軸線
51…モータハウジング
51a…固定ねじ、51b…吸気孔
52…固定子、52a…中心孔
53…回転子、53a…マグネット、53b…ビス
54…モータ軸,54a…圧入部、54b…二面幅部
55…固定子支持部
55a…二面幅部、55b…ねじ孔、55c…保持孔
56,57…軸受
58…固定子固定部材
58a…頭部、58b…ねじ軸部、58c…挿通孔、58d…フランジ部
59…ハウジングカバー
60…ロータベース、60a…羽根
61…ブッシュ、61a…中心孔
62…冷却ファン
70…電動モータ(第2実施形態)
71…固定子固定部材
71a…軸受保持部、71b…圧入軸部
72…固定子支持部
72a…二面幅部、72b…圧入孔
73…固定ねじ
74,75…軸受
80…電動モータ(第3実施形態)
81…固定子固定部材
81a…軸受保持部、81b…支持軸部
82…固定子支持部
82a…二面幅部、82b…調整孔

Claims (8)

  1. 回転する刃具と、該刃具を回転させる駆動源としての電動モータと、該電動モータを収容するモータハウジングと、前記刃具を覆う固定カバーを備えた加工機であって、
    前記電動モータは、回転子の内周側に固定子を備えたアウターロータ型の電動モータであり、
    前記回転子は、ロータベースを介してモータ軸に固定されて前記固定カバーに対して回転可能に支持されており、
    前記モータハウジングの内側に固定子支持部をモータ軸線方向に突出させ、該固定子支持部に固定子固定部材をねじ締め付け力により取り付けて、該固定子支持部の先端付近に前記固定子が前記モータハウジング側にモータ軸線方向に移動不能に固定されて、前記回転子の内周側に配置され、
    前記固定子固定部材の内周側に設けた挿通孔に前記モータ軸を挿通させた加工機。
  2. 請求項1に記載した加工機であって、
    前記固定子支持部に設けた二面幅部を前記固定子の中心孔に挿通させて、前記固定子が前記固定子支持部に回転方向に固定される構成とした加工機。
  3. 請求項1又は2に記載した加工機であって、
    前記固定子固定部材は、前記固定子支持部に対して径方向に位置調整可能に取り付けられる構成とした加工機。
  4. 請求項3に記載した加工機であって、
    前記固定子固定部材の支持軸部が前記固定子支持部の調整孔に挿入されて、前記固定子固定部材が前記固定子支持部に取り付けられており、
    前記支持軸部と前記調整孔との間にクリアランスを設けて、前記固定子固定部材が径方向に位置調整可能な構成とした加工機。
  5. 請求項1〜の何れか1項に記載した加工機であって、前記モータ軸を回転支持する2つの軸受のうち反出力側の軸受を前記固定子支持部若しくは前記固定子固定部材に保持した加工機。
  6. 請求項1〜の何れか1項に記載した加工機であって、前記ロータベースに複数の羽根を設けて当該ロータベースを冷却ファンとして機能させる構成とした加工機。
  7. 請求項1〜の何れか1項に記載した加工機であって、予め前記回転子を組み付けた固定カバーに対して前記モータハウジングが結合されることによって前記回転子の内周側に前記固定子が配置される構成とした加工機。
  8. 請求項1〜7の何れか1項に記載した加工機に用いる電動モータ。
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