JP6639262B2 - 眼底撮像装置及びその制御方法、並びに、プログラム - Google Patents

眼底撮像装置及びその制御方法、並びに、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、被検眼の眼底を撮像する眼底撮像装置及びその制御方法、並びに、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。
従来、眼底撮像装置において、被検眼の眼底に投光した光が眼底で反射した反射光の波面を被検眼の瞳孔と共役な位置に配置した波面センサで検知し、検知した反射光の波面収差を補正するように補正デバイスを制御して被検眼の収差を補正する収差補正技術が知られている。この収差補正技術を利用して被検眼の眼底における微小部位を高解像度に撮像し、例えば、視細胞の形状や密度、血球の流れ等の情報を診断に用いる研究も行われている。
例えば、特許文献1には、被検眼の眼底上にて測定光を投影し走査する走査手段と、眼底に投影される測定光の光軸方向における複数の撮像面に対するフォーカス調整を行う調整手段と、被検眼で生じる収差の補正を行う補正手段と、複数の撮像面各々の撮像可能な撮像手段を備える眼科装置において、第1の撮像面の画像を得る際のフォーカス位置と、光軸方向に所定距離離れた第2の撮像面の画像を得る際のフォーカス位置とにおけるフォーカスの変位量について、被検眼の視度に応じて演算を行い、当該演算結果に応じて調整手段がフォーカス調整を行う技術が記載されている。そして、特許文献1では、かかる構成により、被検眼の眼底を高い画質で撮像できるようにしている。
また、血管の血流を計測する技術として、例えば、特許文献2には、撮影対象における血管の領域を特定し、血管の領域よりも深いフォーカス位置の信号光によるSLO画像に基づいて血管の血流速に関する情報を特定し、特定された領域と血流速に関する情報とに基づいて血管の血流に関する情報を取得する技術が記載されている。
特開2015−104468号公報 特開2012−176093号公報
しかしながら、上述した従来の技術では、被検眼の眼底を撮像した際に、眼底の拡散性を有する層が周辺部で厚みを持っている場合に、その周辺部の画質が、眼底の中心部の画質に対して大きく劣化してしまうという問題があった。この点、本発明者は、眼底の周辺部の画質が大きく劣化するのは、被検眼の眼底における拡散性を有する層の物理的構造とそれによる光学作用に起因するとの考えに至った。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、被検眼の眼底を撮像することにより得られる画像の画質を向上させる仕組みを提供することを目的とする。
本発明の眼底撮像装置は、被検眼の眼底を撮像する眼底撮像装置であって、光源からの光を前記眼底に導く光学手段と、前記光が前記眼底で反射した光であって前記光学手段を介して導かれた反射光の波面を測定する波面測定手段と、前記光源と前記被検眼との間の前記光の光路に設けられ、前記波面を補正する波面補正手段と、前記反射光を受光して前記眼底に係る画像を撮像する撮像手段と、前記眼底の拡散性を有する層における厚み情報を取得する取得手段と、前記厚み情報に基づいて、前記波面補正手段で前記波面を補正する際の補正値を決定する決定手段とを有する。
また、本発明は、上述した眼底撮像装置の制御方法、及び、当該制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを含む。
本発明によれば、被検眼の眼底を撮像することにより得られる画像の画質を向上させることができる。
被検眼(右眼)の眼底の概略構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る眼底撮像装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、被検眼に入射する光が眼底である網膜面に至るまでの光路の一例を示す図である。 図3に示す眼底へ入射する光の光路を拡大した図である。 本発明の第1の実施形態を示し、波面センサにおいて被検眼の眼底からの反射光の波面(波面収差)を測定する様子を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、被検眼へ入射する光の光路を示す図である。 本発明の第1の実施形態を示し、波面センサで測定される横収差を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る眼底撮像装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態を示し、図8に示す液晶表示素子により表示される固視標画像の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る眼底撮像装置の概略構成の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、図10に示す中間結像点における反射光の強度分布を示す図である。 本発明の第3の実施形態を示し、図11に示す2つの輝点の間の距離を示す図である。
以下に、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
本発明の各実施形態の説明を行う前に、被検眼の眼底を撮像した際に、眼底の周辺部で画質が劣化することについて説明する。
図1は、被検眼(右眼)の眼底の概略構成図である。
この図1に示す眼底の広範囲領域を撮像する広範囲領域撮像光学系は、本発明の実施形態に係る眼底撮像装置の光学系と異なる光学系であり、この広範囲領域の撮像では、波面(波面収差)の補正を行う解像度よりも低く設定する。これは、入射瞳径、収差補正なしの条件から決まっている。
図1(a)において、破線101は上下方向の中心線を示し、破線102は左右方向の中心線を示している。また、図1(a)には、視神経乳頭111、及び、アーケード血管と呼ばれる血管112が示されている。図1(a)の横方向は被検眼の左右方向であり、縦方向はそれと垂直な方向である。
また、図1(b)は、図1(a)の点線103における網膜厚み方向の断面図を示している。この図1(b)には、視細胞層(IS/OS)113、及び、神経線維層(NFL)114が示されている。図1(b)に示すように、視細胞層113の厚みは、左右対称である。一方、神経線維層114の厚みは、左右非対称であり、特に左側は非常に薄く、右側の視神経乳頭111側では厚みが周辺部にいくほど増加している。ここで、神経線維層114の厚みが厚いところでは、200μm〜300μm程度の厚みがあることが分かっている。本発明者が視細胞画像の撮影結果を詳細に調査したところ、神経線維層114の厚い部分の画質が低いことが分かった。つまり、眼底の位置と撮影画質との相関性を調べた結果、撮影画質が神経線維層114の厚みに依存することが分かった。この原理については後述する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る眼底撮像装置200−1の概略構成の一例を示す図である。眼底撮像装置200−1は、被検眼Eの眼底Erを撮像する装置である。
この眼底撮像装置200−1は、図2に示すように、眼底撮像部210−1、情報入力部230、処理・制御部240、表示部250、及び、厚み情報取得部260を有して構成されている。
眼底撮像部210−1は、レンズ201,202,204,205,207,208,211,212,215,216,219,220、主走査方向のスキャナ203、副走査方向のスキャナ206、波面補正デバイス209、ビームスプリッタ213,214、ファイバー光源217、APD(アバランシェ・フォトダイオード)218、及び、波面センサ221を有して構成されている。
各レンズは、被検眼Eの網膜面とファイバー光源217、被検眼Eの網膜面とAPD218、また、被検眼Eの瞳と波面センサ221、被検眼Eの瞳と波面補正デバイス209、被検眼Eの瞳とスキャナ203及び206との結像関係を成立させるものである。ビームスプリッタ213及び214は、波面センサ221、ファイバー光源217、APD218の各光路を分岐する役割を有する。この各レンズ及び各ビームスプリッタは、ファイバー光源217からの光を眼底Erに導く光学手段を構成する。
スキャナ203及び206は、ファイバー光源217と被検眼Eとの間に設けられ、眼底Erの領域に対してファイバー光源217から出射された光を走査するための走査手段である。
波面センサ221は、ファイバー光源217から出射された光が眼底Erで反射した光であって上述した光学手段を介して導かれた反射光の波面(波面収差)を測定する波面測定手段である。
波面補正デバイス209は、ファイバー光源217と被検眼Erとの間の光の光路に設けられ、上述した光学手段を介して導かれた反射光の波面(波面収差)を補正する波面補正手段である。
APD218は、上述した光学手段を介して導かれた反射光を受光して眼底Erに係る画像(眼底画像)を撮像する撮像手段である。
情報入力部230は、検者や外部装置から入力された入力情報を処理・制御部240に入力する。
処理・制御部240は、例えば情報入力部230から入力された入力情報に基づいて、眼底撮像装置200−1の各構成部を制御し、眼底撮像装置200−1の動作を統括的に制御する。さらに、処理・制御部240は、必要に応じて各種の処理も行う。
表示部250は、処理・制御部240の制御に基づいて、各種の画像や各種の情報を表示する。
厚み情報取得部260は、処理・制御部240の制御に基づいて、眼底Erの拡散性を有する層における厚み情報を取得する。具体的に、本実施形態では、厚み情報取得部260は、図1(b)に示す、眼底Erの拡散性を有する層であってファイバー光源217から出射された光が眼底Erに入射する際に最も入射側の層である神経線維層114における厚み情報を取得する。また、例えば、厚み情報取得部260としては、光干渉断層計(Optical Coherence Tomography:OCT)装置を用いることができる。また、図2では、厚み情報取得部260を眼底撮像部210−1とは別体で構成する例を示しているが、本実施形態ではこれに限定されるものではなく、厚み情報取得部260を眼底撮像部210−1に内蔵する形態であってもよい。
そして、処理・制御部240は、厚み情報取得部260において眼底Erの拡散性を有する層(具体的に、本実施形態では、神経線維層114)における厚み情報が取得されると、この厚み情報に基づいて波面補正デバイス209で反射光の波面(波面収差)を補正する際の補正値を決定する。この決定を行う処理・制御部240は、決定手段を構成する。そして、波面補正デバイス209は、処理・制御部240で決定された補正値に基づいて反射光の波面(波面収差)を補正する。この際、波面補正デバイス209は、例えば、APD218に入射する反射光の波面(波面収差)を補正する。
ここで、眼底撮像装置200−1における具体的な画像撮像の手順について説明する。まず、厚み情報取得部260は、処理・制御部240の制御に基づいて、眼底Erの神経線維層114の厚みを測定し、当該神経線維層114の厚み情報を取得する。次いで、処理・制御部240は、厚み情報取得部260において取得された神経線維層114の厚み情報に基づいて、波面補正デバイス209で反射光の波面を補正する際の補正値(ターゲット値)を決定する。
次いで、被検眼Eを眼底撮像装置200−1に固定した後、波面センサ221において、ファイバー光源217から出射された光が眼底Erで反射した光であって上述した光学手段を介して導かれた反射光の波面を測定する。この際、処理・制御部240は、スキャナ203及び206を駆動させる制御を行い、波面センサ221は、所定の画角範囲について反射光の波面を測定する。
その後、処理・制御部240は、決定した補正値に基づき波面補正デバイス209を駆動させて、波面センサ221で測定される反射光の波面を補正する。そして、処理・制御部240は、波面補正デバイス209において決定した補正値に基づく波面補正が行われた時点で、APD218に画像の撮像を行わせる制御を行う。
図3は、本発明の第1の実施形態を示し、被検眼Eに入射する光が眼底Erである網膜面に至るまでの光路の一例を示す図である。
この図3には、被検眼Eの瞳孔115、眼底Er、視細胞層113、及び、神経線維層114が示されている。また、図3には、ファイバー光源217から出射された光301、被検眼Eの視線方向302、及び、上述した光学手段の光軸303が示されている。
本実施形態では、ファイバー光源217から出射された光301を、瞳孔115に対して下側にシフトした位置から入射させる。その理由は、被検眼Eの角膜による反射ゴーストを低減させるためである。光301は、被検眼Eの屈折作用によって、光学手段の光軸303に対して傾いた角度に屈折され、眼底Erである網膜面に対して入射する。
ここで、上述した被検眼Eの角膜による反射ゴーストについて説明する。
被検眼Eの中心部を測定する場合において、仮に、光301が光学手段の光軸303と同軸に入射し、かつ、被検眼Eが光学手段の光軸303に対して垂直に配置される場合、被検眼Eの角膜で反射した光301は、入射光と同じ光路を辿ってファイバー光源217側に戻ってしまう。この場合、図2に示す波面センサ221に角膜反射光が入射してしまうため、波面センサ221での反射光の波面(波面収差)における測定の精度が大幅に低下してしまう。このため、本実施形態では、ファイバー光源217から出射された光301を、光学手段の光軸303から上下方向にシフト、乃ち上述した光学手段の受光瞳の中心位置から偏心した位置から入射させるようにしている。
図4は、図3に示す眼底Erへ入射する光301の光路を拡大した図である。
図4に示すように、眼底Erへ入射する光301は、光学手段の光軸303から傾いて入射されており、神経線維層114に図中の点401において入射する。神経線維層114は、通常、網膜表層部で最も強い反射をする部分であるため、これを例にした説明を行う。
神経線維層114は、眼底Erにおいて拡散性を有する層であるため、拡散反射する。したがって、点401を見かけの発光点として、眼底Erの撮像が行われる。また、神経線維層114を透過して更に眼底Er側に入射した光301は、視細胞層113に図中の点402において入射する。視細胞層113もしくはRPEも、神経線維層114と同様に光学的には拡散性を有している層であることが分かっているため、点402を発光点として捉えることができる。したがって、眼底Erを撮像する場合、特に視細胞層113にフォーカスして撮像する場合には、見かけの発光点401と実際の視細胞層113からの発光点402との2つの重なりとして撮像される。この場合、波面センサ221は、眼底Erの少なくとも2層の拡散性を有する層を通過した光に基づく反射光の波面を測定することになる。
次に、波面センサ221での波面測定の原理について説明する。
図5は、本発明の第1の実施形態を示し、波面センサ221において被検眼Eの眼底Erからの反射光の波面(波面収差)を測定する様子を示す図である。この図5において、図2に示す構成と同様の構成については、同じ符号を付している。
図5において、反射光の光路中のA,B,Cは、眼底Erで反射した反射光の角度に対応している。通常、眼底Erで反射した反射光は収差を含んでおり、反射光の波面が平面波から崩れた状態である。この反射光の波面は、A,B,Cにおいて入射角の違いとなり、波面センサ221の受光部において像の位置ズレとして検出される。上述した2つの発光点401及び402となる場合において、A,B,Cの位置での光線角度ズレになる理由を以下に説明する。
図6は、本発明の第1の実施形態を示し、被検眼Eへ入射する光301の光路を示す図である。この図6において、図3及び図4と同様の構成については同じ符号を付している。
図6において、眼球の屈折レンズ601は、被検眼Eの眼球の屈折力を表している。この眼球の屈折レンズ601は、被検眼Eが上側を向いている場合に、光学手段の光軸303に対して傾いている。このとき、2つの発光点401及び402からの光の成す角度について、図6の上側と下側とでそれぞれ角度θ1と角度θ2とする。被検眼Eが上を向いた状態のため、眼球の屈折レンズ601としての眼球が時計周りに傾いているため、角度θ1>角度θ2となる。したがって、被検眼Eの眼球から出射される光の成す角度θ1'と角度θ2'に関しても、角度θ1'>角度θ2'の関係が成り立つ。即ち、眼底Erの視細胞層113のある部位を測定する際には、神経線維層114の拡散作用の影響を光学的に受けてしまう。
図7は、本発明の第1の実施形態を示し、波面センサ221で測定される横収差を示す図である。図7において、縦軸は横収差の収差量を示し、横軸は瞳位置を示している。
横軸のプラス側は瞳の上側(図6のプラス側)である。上述したように、角度θ1'>角度θ2'のため、瞳の上下方向に非対称な収差が発生してしまう。このため、眼球収差を波面センサ221で測定し、眼球収差を補正する補償光学装置について、眼球収差がゼロであっても、神経線維層114の影響によってあたかも収差があるかのように測定されてしまうため、眼球収差を完全に補正することができなくなってしまう。
次に、上述した課題に対して、本発明の実施形態で提案する解決手段について説明する。上述した課題は、神経線維層114を例とする反射する層によって、複数の発光点(図6の点401及び402)が生じるため、波面収差が誤検出されてしまうことである。そのため、神経線維層114の厚み、または、当該厚みによる網膜像の崩れの波面収差測定結果へ影響が事前に分かっていれば、眼球収差の補正ターゲット値にオフセット量を与えること、または、INPUTである収差量を換算することで、眼球収差をより良く補正することが可能となる。
一般的に、波面センサ221で測定した波面収差がゼロになるように、収差補正を行う。即ち、収差補正の補正値は、ゼルニケ係数で与え、各項をゼロと設定する。しかしながら、本実施形態では、ゼルニケ係数の数値にオフセットを与えて課題を解決する。具体的に、本実施形態では、厚み情報取得部260を用いて神経線維層114の厚み情報を取得し、当該厚み情報に基づいて波面補正デバイス209で反射光の波面を補正する際の補正値(ターゲット値)を決定する、という手段を用いる。
図7の横収差図に示した収差を補正値(ターゲット値)にすることで、眼球の持つ収差成分だけを補正することができる。その際、下記の表1に示す数値実施例に記載したように、コマ収差と球面収差、及びチルト成分(※で示す)で設定すればよい。
また、神経線維層114の厚みが増減した場合においては、収差曲線の形状は変わらず、相似形状で変化する。即ち、厚みに対しての関数でもある。そのため、各係数を一律に比例倍すればよい。図7は、表1に示す数値実施例の収差係数で表現される収差を横収差図として表記したものである。この場合、横軸は瞳での位置であり、ゼロは瞳中心、数値は瞳中心からの距離である。また、縦軸は横収差の数値を表す。図5に示すように、被検眼Eの瞳位置によって、波面センサ221の位置ごとの光線ずれ量が変化し、その量が横収差に相当する。
また、下記の(1)式は横収差を表す関数を表現したものである。
なお、本実施形態では、説明を明瞭にするため、図2に示すように複数のレンズを用いているが、レンズの表面反射によるゴーストが発生することも懸念されるため、ミラー光学系の方が望ましい。さらに、角膜反射ゴーストの回避のために、被検眼Eの網膜と結像関係にある中間結像点において、ピンホールを設けることが望ましい。本実施形態においては、ファイバー光源217は、波面を測定するための光源と画像を撮像するための光源との2つ機能を有している。
第1の実施形態に係る眼底撮像装置200−1では、眼底Erの拡散性を有する層(神経線維層114)の厚み情報を取得し、当該厚み情報に基づいて波面補正デバイス209で反射光の波面を補正する際の補正値を決定するようにしている。
かかる構成によれば、眼底Erの拡散性を有する層が周辺部で厚みを持っている場合であっても、その周辺部の画質の劣化を抑止することができる。これにより、被検眼の眼底を撮像することにより得られる画像の画質を向上させることができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
図8は、本発明の第2の実施形態に係る眼底撮像装置200−2の概略構成の一例を示す図である。この図8において、図2に示す構成と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
眼底撮像装置200−2は、被検眼Eの眼底Erを撮像する装置である。
この眼底撮像装置200−2は、図8に示すように、眼底撮像部210−2、情報入力部230、処理・制御部240、及び、表示部250を有して構成されている。
この図8に示す第2の実施形態に係る眼底撮像装置200−2において、図2に示す第1の実施形態に係る眼底撮像装置200−1と異なる点は、被検眼Erの視線を誘導するために被検眼Erに固視標を提示するための固視標提示手段801,802,803を用いて眼底Erの撮像位置を算出して神経線維層114の厚み情報を推定し、波面補正デバイス209で反射光の波面(波面収差)を補正する際の補正値を決定する点である。
具体的に、本実施形態では、処理・制御部240は、固視標提示手段801,802,803による固視標と撮像手段であるAPD218が撮像する撮像部位の相対位置とに基づき眼底Erの撮像位置を算出し、当該眼底Erの撮像位置に基づいて神経線維層114の厚み情報を取得する。この厚み情報を取得する処理を行う処理・制御部240は、取得手段を構成する。
続いて、処理・制御部240は、取得した神経線維層114の厚み情報に基づいて、波面補正デバイス209で反射光の波面を補正する際の補正値(ターゲット値)を決定する。この補正値を決定する処理・制御部240は、決定手段を構成する。
神経線維層114の厚みは、図1(b)に示すように、視神経乳頭111に近い側で厚くなり、その反対側では薄くなる傾向があり、この傾向は多くのOCT実測データからも確認されている。したがって、神経線維層114の厚みを眼底Erの位置から推定することが可能である。本実施形態の手法は、第1の実施形態の手法と比較すると、人眼ばらつきにより精度は低くなるものの、十分な画質の改善は可能であり、且つ、眼底撮像部210とは別体で厚み情報取得部260を構成する必要がないため、大幅なコストダウンと、省スペースが可能となる。
図8において、固視標提示手段は、ダイクロイックミラー801、凸レンズ802、及び、液晶表示素子803を有して構成されている。なお、図8では、ダイクロイックミラー801をレンズ201とレンズ202との間に配置しているが、ダイクロ角度特性を考慮して、被検眼Eとレンズ201との間、または、レンズ202とスキャナ203との間に配置することがより望ましい。
図9は、本発明の第2の実施形態を示し、図8に示す液晶表示素子803により表示される固視標画像900−1〜900−5の一例を示す図である。
液晶表示素子803は、図9に示すように、被検眼Eの視線を固定するために、十字ターゲットの固視標画像900−1〜900−5を画面内で移動可能に表示する。図9では、画面の中心部の1箇所及びその周辺部の4箇所に固視標画像900を移動表示させた様子を示している。被検眼Eが右眼の場合、図9の右側の固視標画像900を目視している場合には、眼底Erの神経線維層114の厚みが厚い箇所を撮像することになるため、補正値(ターゲット値)はゼロからオフセットされた数値となる。反対に、図9の左側の固視標画像900を目視している場合には、眼底Erの神経線維層114の厚みが非常に薄い箇所を撮像することになるため、補正値(ターゲット値)はゼロに近い数値となる。
ここで、図9に示す固視標画像900−3の位置における補正値(ターゲット値)を下記の表2に示す。
また、図9に示す固視標画像900−2の位置における補正値(ターゲット値)を下記の表3に示す。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、ゴーストの観点から、ミラー光学系のほうが望ましい。さらに、被検眼Eの網膜と結像関係にある中間結像点において、ピンホールを設けることが望ましことも、第1の実施形態と同様である。
第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、眼底Erの拡散性を有する層が周辺部で厚みを持っている場合であっても、その周辺部の画質の劣化を抑止することができる。これにより、被検眼の眼底を撮像することにより得られる画像の画質を向上させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。
図10は、本発明の第3の実施形態に係る眼底撮像装置200−3の概略構成の一例を示す図である。この図10において、図2及び図8に示す構成と同様の構成については同じ符号を付しており、その詳細な説明は省略する。
眼底撮像装置200−3は、被検眼Eの眼底Erを撮像する装置である。
この眼底撮像装置200−3は、図10に示すように、眼底撮像部210−3、情報入力部230、処理・制御部240、及び、表示部250を有して構成されている。
この図10に示す第3の実施形態に係る眼底撮像装置200−3において、図2に示す第1の実施形態に係る眼底撮像装置200−1や図8に示す第2の実施形態に係る眼底撮像装置200−2と異なる点は、波面センサ221と被検眼Eとの間の位置であって眼底Er(網膜面)と共役な位置(中間結像点1004)において、反射光の強度分布を観察するための観察手段1001,1002,1003を設けている点である。
そして、本実施形態では、処理・制御部240は、上述した観察手段で得られた反射光の強度分布に基づいて、眼底Erの拡散性を有する層(神経線維層114)の厚み情報を取得する。この厚み情報を取得する処理を行う処理・制御部240は、取得手段を構成する。
続いて、処理・制御部240は、取得した神経線維層114の厚み情報に基づいて、波面補正デバイス209で反射光の波面を補正する際の補正値(ターゲット値)を決定する。この補正値を決定する処理・制御部240は、決定手段を構成する。
図10において、観察手段は、ビームスプリッタ1001、凸レンズ1002、及び、光検出器1003を有して構成されている。
ビームスプリッタ1001は、本実施形態では、透過率を70%とし、反射率を30%としている。その理由としては、波面センサ221への光量をできるだけ大きく入力したいためである。
凸レンズ1002は、中間結像点1004の光を光検出器1003に結像するためのレンズである。
光検出器1003は、反射光の強度分布を検出する。この光検出器1003で検出する反射光の強度分布について図11を用いて説明する。
図11は、本発明の第3の実施形態を示し、図10に示す中間結像点1004における反射光の強度分布を示す図である。ここで、図11(a)は反射光の光強度分布画像1100を示し、図11(b)は光強度分布を示す。
眼底Erの神経線維層114及び視細胞層113は、光学的に拡散性を有しているため、中間結像点1004の位置での光強度分布は、図11(b)に示すようになだらかな分布となる。具体的に、図11(b)の光強度分布では、神経線維層114及び視細胞層113からの反射光に対応する2つの輝点1101及び1102が観測される。
第1の実施形態で説明したように、被検眼Eに対して、瞳中心からオフセットして光を入射させて眼底Erを照明するため、神経線維層114と視細胞層113の見かけの発光点がシフトされて形成される。これによる波面測定の誤測定については、第1の実施形態で説明した通りである。
図12は、本発明の第3の実施形態を示し、図11に示す2つの輝点1101及び1102の間の距離Lを示す図である。
処理・制御部240は、図11(a)の光強度分布画像1100に関し、図12に示すように、2つの輝点1101及び1102の間の距離Lを画像解析処理により算出する。この距離Lは、神経線維層114の厚みが厚いほど大きくなり、薄いほど小さくなる。したがって、処理・制御部240は、この距離Lを算出することによって神経線維層114の厚み情報を取得することができる。そして、神経線維層114の厚み情報を取得できれば、第1の実施形態等で説明した通り、波面収差として誤検出される収差量が分かるため、より正確に波面収差補正を行うことが可能となる。中間結像点1004における反射光の強度分布を観察手段によって観察することにより、神経線維層114の厚み情報を取得し、その後、波面補正デバイス209で反射光の波面を補正する際の補正値(ターゲット値)を決定する。これにより、眼球収差補正を良好に行うことができる。
次に、眼底撮像装置200−3における具体的な画像撮像の手順について説明する。
まず、被検眼Eを眼底撮像装置200−3に固定した後、波面センサ221において、ファイバー光源217から出射された光が眼底Erで反射した光であって上述した光学手段を介して導かれた反射光の波面(波面収差)を測定する。また、同時に、処理・制御部240は、光検出器1003で得られた中間結像点1004における反射光の強度分布を用いて神経線維層114の厚み情報を取得し、当該厚み情報に基づいて波面補正デバイス209で反射光の波面(波面収差)を補正する際の補正値(ターゲット値)を決定する。
その後、処理・制御部240は、決定した補正値に基づき波面補正デバイス209を駆動させて、波面センサ221で測定される反射光の波面を補正する。そして、処理・制御部240は、波面補正デバイス209において決定した補正値に基づく波面補正が行われた時点で波面補正デバイス209の稼働を停止し、APD218に画像の撮像を行わせる制御を行う。
また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、ゴーストの観点から、ミラー光学系のほうが望ましい。さらに、被検眼Eの網膜と結像関係にある中間結像点において、ピンホールを設けることが望ましことも、第1の実施形態と同様である。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態と同様に、眼底Erの拡散性を有する層が周辺部で厚みを持っている場合であっても、その周辺部の画質の劣化を抑止することができる。これにより、被検眼の眼底を撮像することにより得られる画像の画質を向上させることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
このプログラム及び当該プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、本発明に含まれる。
なお、上述した本発明の実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。即ち、本発明はその技術思想またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本発明は、被検眼の眼底を撮像する技術に関して、産業上の利用可能性がある。
200−1:眼底撮像装置、210−1:眼底撮像部、201,202,204,205,207,208,211,212,215,216,219,220:レンズ、203,206:スキャナ、209:波面補正デバイス、213,214:ビームスプリッタ、217:ファイバー光源、218:APD(アバランシェ・フォトダイオード)、221:波面センサ、230:情報入力部、240:処理・制御部、250:表示部、260:厚み情報取得部、E:被検眼、Er:眼底

Claims (10)

  1. 被検眼の眼底を撮像する眼底撮像装置であって、
    光源からの光を前記眼底に導く光学手段と、
    前記光が前記眼底で反射した光であって前記光学手段を介して導かれた反射光の波面を測定する波面測定手段と、
    前記光源と前記被検眼との間の前記光の光路に設けられ、前記波面を補正する波面補正手段と、
    前記反射光を受光して前記眼底に係る画像を撮像する撮像手段と、
    前記眼底の拡散性を有する層における厚み情報を取得する取得手段と、
    前記厚み情報に基づいて、前記波面補正手段で前記波面を補正する際の補正値を決定する決定手段と
    を有することを特徴とする眼底撮像装置。
  2. 前記取得手段は、前記眼底の拡散性を有する層であって前記光が前記眼底に入射する際に最も入射側の層における前記厚み情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の眼底撮像装置。
  3. 前記波面測定手段は、前記眼底の少なくとも2層の前記拡散性を有する層を通過した前記光に基づく前記反射光の波面を測定することを特徴とする請求項1または2に記載の眼底撮像装置。
  4. 前記波面補正手段は、前記撮像手段に入射する前記反射光の波面を補正することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の眼底撮像装置。
  5. 前記被検眼の視線を誘導するために前記被検眼に固視標を提示するための固視標提示手段を更に有し、
    前記取得手段は、前記固視標と前記撮像手段が撮像する撮像部位の相対位置とに基づき算出される前記眼底の撮像位置に基づいて、前記厚み情報を取得することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の眼底撮像装置。
  6. 前記取得手段は、前記眼底の拡散性を有する層である神経線維層における前記厚み情報を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼底撮像装置。
  7. 前記波面測定手段と前記被検眼との間の位置であって前記眼底と共役な位置において、前記反射光の強度分布を観察するための観察手段を更に有し、
    前記取得手段は、前記反射光の強度分布に基づいて、前記眼底の拡散性を有する層における前記厚み情報を取得することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の眼底撮像装置。
  8. 前記波面補正手段は、前記決定手段で決定された前記補正値に基づいて前記波面を補正することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の眼底撮像装置。
  9. 光源からの光を被検眼の眼底に導く光学手段と、前記光が前記眼底で反射した光であって前記光学手段を介して導かれた反射光の波面を測定する波面測定手段と、前記光源と前記被検眼との間の前記光の光路に設けられ、前記波面を補正する波面補正手段と、前記反射光を受光して前記眼底に係る画像を撮像する撮像手段とを備え、前記眼底を撮像する眼底撮像装置の制御方法であって、
    前記眼底の拡散性を有する層における厚み情報を取得する取得ステップと、
    前記厚み情報に基づいて、前記波面補正手段で前記波面を補正する際の補正値を決定する決定ステップと
    を有することを特徴とする眼底撮像装置の制御方法。
  10. 光源からの光を被検眼の眼底に導く光学手段と、前記光が前記眼底で反射した光であって前記光学手段を介して導かれた反射光の波面を測定する波面測定手段と、前記光源と前記被検眼との間の前記光の光路に設けられ、前記波面を補正する波面補正手段と、前記反射光を受光して前記眼底に係る画像を撮像する撮像手段とを備え、前記眼底を撮像する眼底撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記眼底の拡散性を有する層における厚み情報を取得する取得ステップと、
    前記厚み情報に基づいて、前記波面補正手段で前記波面を補正する際の補正値を決定する決定ステップと
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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