JP2019176970A - 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム - Google Patents
眼科装置、及び眼科情報処理プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2019176970A JP2019176970A JP2018068071A JP2018068071A JP2019176970A JP 2019176970 A JP2019176970 A JP 2019176970A JP 2018068071 A JP2018068071 A JP 2018068071A JP 2018068071 A JP2018068071 A JP 2018068071A JP 2019176970 A JP2019176970 A JP 2019176970A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- refractive power
- measurement value
- fundus
- edema
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
Description
図1に、実施形態に係る眼科装置の光学系の構成例を示す。実施形態に係る眼科装置1000は、被検眼Eを観察するための光学系と、被検眼Eを検査するための光学系と、これらの光学系の光路を波長分離するダイクロイックミラーとを含む。被検眼Eを観察するための光学系として、前眼部観察系5が設けられている。被検眼Eを検査するための光学系としてOCT光学系やレフ測定光学系(屈折力測定光学系)が設けられている。
前眼部観察系5は、被検眼Eの前眼部を動画撮影する。前眼部観察系5を経由する光学系において、撮像素子59の撮像面は瞳孔共役位置に配置されている。前眼部照明光源50は、被検眼Eの前眼部に照明光(例えば、赤外光)を照射する。被検眼Eの前眼部により反射された光は、対物レンズ51を通過し、ダイクロイックミラー52を透過し、絞り(テレセン絞り)53に形成された孔部を通過し、ハーフミラー23を透過し、リレーレンズ55及び56を通過し、ダイクロイックミラー76を透過する。ダイクロイックミラー52は、レフ測定光学系の光路と前眼部観察系5の光路とを合成(分離)する。ダイクロイックミラー52は、これらの光路を合成する光路合成面が対物レンズ51の光軸に対して傾斜して配置される。ダイクロイックミラー76を透過した光は、結像レンズ58により撮像素子59(エリアセンサー)の撮像面に結像される。撮像素子59は、所定のレートで撮像及び信号出力を行う。撮像素子59の出力(映像信号)は、後述の処理部9に入力される。処理部9は、この映像信号に基づく前眼部像E´を後述の表示部10の表示画面10aに表示させる。前眼部像E´は、例えば赤外動画像である。
Zアライメント系1は、前眼部観察系5の光軸方向(前後方向、Z方向)におけるアライメントを行うための光(赤外光)を被検眼Eに投射する。Zアライメント光源11から出力された光は、被検眼Eの角膜Crに投射され、角膜Crにより反射され、結像レンズ12によりラインセンサー13のセンサー面に結像される。角膜頂点の位置が前眼部観察系5の光軸方向に変化すると、ラインセンサー13のセンサー面における光の投射位置が変化する。処理部9は、ラインセンサー13のセンサー面における光の投射位置に基づいて被検眼Eの角膜頂点の位置を求め、これに基づき光学系を移動させる機構を制御してZアライメントを実行する。
XYアライメント系2は、前眼部観察系5の光軸に直交する方向(左右方向(X方向)、上下方向(Y方向))のアライメントを行うための光(赤外光)を被検眼Eに照射する。XYアライメント系2は、ハーフミラー23により前眼部観察系5の光路から分岐された光路に設けられたXYアライメント光源21とコリメータレンズ22とを含む。XYアライメント光源21から出力された光は、コリメータレンズ22を通過し、ハーフミラー23により反射され、前眼部観察系5を通じて被検眼Eに投射される。被検眼Eの角膜Crによる反射光は、前眼部観察系5を通じて撮像素子59に導かれる。
ケラト測定系3は、被検眼Eの角膜Crの形状を測定するためのリング状光束(赤外光)を角膜Crに投射する。ケラト板31は、対物レンズ51と被検眼Eとの間に配置されている。ケラト板31の背面側(対物レンズ51側)にはケラトリング光源32が設けられている。ケラトリング光源32からの光でケラト板31を照明することにより、被検眼Eの角膜Crにリング状光束(円弧状又は円周状の測定パターン)が投射される。被検眼Eの角膜Crからの反射光(ケラトリング像)は撮像素子59により前眼部像E´とともに検出される。処理部9は、このケラトリング像を基に公知の演算を行うことで、角膜Crの形状を表す角膜形状パラメータを算出する。
レフ測定光学系は、屈折力測定に用いられるレフ測定投射系6及びレフ測定受光系7を含む。レフ測定投射系6は、屈折力測定用の光束(例えば、リング状光束)(赤外光)を眼底Efに投射する。レフ測定受光系7は、この光束の被検眼Eからの戻り光を受光する。レフ測定投射系6は、レフ測定受光系7の光路に設けられた孔開きプリズム65によって分岐された光路に設けられる。孔開きプリズム65に形成されている孔部は、瞳孔共役位置に配置される。レフ測定受光系7を経由する光学系において、撮像素子59の撮像面は眼底共役位置に配置される。
ダイクロイックミラー67によりレフ測定光学系の光路から波長分離された光路に、後述のOCT光学系8が設けられる。ダイクロイックミラー83によりOCT光学系8の光路から分岐された光路に固視投影系4が設けられる。
OCT光学系8は、OCT計測を行うための光学系である。OCT計測よりも前に実施されたレフ測定結果に基づいて、光ファイバーf1の端面が撮影部位(眼底Ef又は前眼部)と光学系に共役となるように合焦レンズ87の位置が調整される。
眼科装置1000の処理系の構成について説明する。眼科装置1000の処理系の機能的構成の例を図3及び図4に示す。図3は、眼科装置1000の処理系の機能ブロック図の一例を表す。図4は、データ処理部223の機能ブロック図の一例を表す。
制御部210は、プロセッサを含み、眼科装置の各部を制御する。制御部210は、主制御部211と、記憶部212とを含む。記憶部212には、眼科装置を制御するためのコンピュータプログラムがあらかじめ格納される。コンピュータプログラムには、光源制御用プログラム、検出器制御用プログラム、光スキャナー制御用プログラム、光学系制御用プログラム、演算処理用プログラム及びユーザインターフェイス用プログラムなどが含まれる。このようなコンピュータプログラムに従って主制御部211が動作することにより、制御部210は制御処理を実行する。
記憶部212は、各種のデータを記憶する。記憶部212に記憶されるデータとしては、例えば他覚測定の測定結果、OCT計測の計測結果、断層像の画像データ、前眼部像の画像データ、被検眼情報、標準データなどがある。被検眼情報は、左眼/右眼の識別情報などの被検眼に関する情報を含む。
演算処理部220は、眼屈折力算出部221と、画像形成部222と、データ処理部223とを含む。
眼屈折力算出部221は、レフ測定投射系6により眼底Efに投影されたリング状光束(リング状の測定パターン)の戻り光を撮像素子59が受光することにより得られたリング像(パターン像)を解析する。例えば、眼屈折力算出部221は、得られたリング像が描出された画像における輝度分布からリング像の重心位置を求め、この重心位置から放射状に延びる複数の走査方向に沿った輝度分布を求め、この輝度分布からリング像を特定する。続いて、眼屈折力算出部221は、特定されたリング像の近似楕円を求め、この近似楕円の長径及び短径を公知の式に代入することによって球面度数、乱視度数及び乱視軸角度(屈折力値)を求める。或いは、眼屈折力算出部221は、基準パターンに対するリング像の変形及び変位に基づいて眼屈折力のパラメータを求めることができる。
画像形成部222は、検出器115により検出された信号に基づいて、眼底Efの断層像の画像データを形成する。すなわち、画像形成部222は、干渉光学系による干渉光LCの検出結果に基づいて被検眼Eの画像データを形成する。この処理には、従来のスペクトラルドメインタイプのOCTと同様に、フィルター処理、FFT(Fast Fourier Transform)などの処理が含まれている。このようにして取得される画像データは、複数のAライン(被検眼E内における各測定光LSの経路)における反射強度プロファイルを画像化することにより形成された一群の画像データを含むデータセットである。
データ処理部223は、画像形成部222により形成された断層像に対して各種のデータ処理(画像処理)や解析処理を施す。例えば、データ処理部223は、画像の輝度補正や分散補正等の補正処理を実行する。また、データ処理部223は、前眼部観察系5を用い得られた画像(前眼部像等)に対して各種の画像処理や解析処理を施す。
眼内距離算出部231は、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて被検眼Eにおける1以上の眼内距離を求める。1以上の眼内距離は、眼軸長(角膜頂点から内境界膜までの距離)を含む。いくつかの実施形態では、眼内距離算出部231は、OCT光学系8による3Dスキャンにより得られたデータに基づいて1以上の眼内距離を求める。いくつかの実施形態では、眼内距離算出部231は、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果を解析することにより眼内の所定部位に相当する干渉光の検出結果(干渉信号)のピーク位置を特定し、特定されたピーク位置間の距離に基づいて上記の眼内距離を求める。いくつかの実施形態に係る眼内距離算出部231は、更に、角膜厚、前房深度、水晶体厚、硝子体腔長、網膜厚、脈絡膜厚などを求める。
解析部232は、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて眼底における所定の層間距離を求め、求められた層間距離と標準データとに基づいて眼底の異常度を表す異常度情報を生成する。解析部232は、層領域特定部232Aと、浮腫特定部232Bと、層厚算出部232Cと、比較部232Dと、異常度情報生成部232Eとを含む。
層領域特定部232Aは、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて眼底Efの所定の層組織に相当する層領域を特定する。いくつかの実施形態では、層領域特定部232Aは、OCT光学系8による3Dスキャンにより収集された3次元データを解析することにより、眼底Efの所定の層組織に相当する層領域を特定する。いくつかの実施形態では、層領域特定部232Aは、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて画像形成部222により形成された眼底Efの断層像に対してセグメンテーション処理を施すことにより所定の層組織に相当する層領域を特定する。セグメンテーションは、一般に、OCT画像(2次元断層像、3次元画像など)の輝度値に基づき行われる。眼底Efの層組織はそれぞれ特徴的な反射率を有し、その層組織の画像領域も特徴的な輝度値を有する。セグメンテーションにおいては、そのような特徴的な輝度値に基づいて目的の画像領域が特定される。
浮腫特定部232Bは、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて眼底Ef(特に、黄斑部)における浮腫を特定する。浮腫特定部232Bは、眼底Efにおける浮腫の位置や形態(外形、形状)を特定することが可能である。浮腫特定部232Bは、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて眼底Efにおける浮腫を特定する。浮腫特定部232Bは、層領域特定部232Aにより特定された内境界膜と網膜色素上皮層との間の距離に基づいて浮腫を特定することが可能である。いくつかの実施形態では、浮腫特定部232Bは、層領域特定部232Aにより特定された内境界膜と網膜色素上皮層との間のBスキャン方向の距離の変化に基づいて浮腫を特定する。いくつかの実施形態では、浮腫特定部232Bは、OCT光学系8による3Dスキャンにより収集された3次元データを解析することにより、眼底Efにおける浮腫を特定する。いくつかの実施形態では、浮腫特定部232Bは、OCT光学系8により得られた干渉光LCの検出結果に基づいて画像形成部222により形成された眼底Efの断層像に対してセグメンテーション処理を施すことにより浮腫を特定する。
層厚算出部232Cは、層領域特定部232Aにより特定された層領域の厚さ(層間距離)等を算出する。層厚算出部232Cは、層領域特定部232Aにより特定された層領域の複数の位置において厚さを算出し、これらの統計値(平均値、中央値など)を出力することが可能である。層領域の厚さは、例えば、層領域の上面(眼底表面側の面)と下面(眼底深部側の面)との間の距離として計測される。この距離は、例えばZ方向に沿って計測される。
比較部232Dは、層厚算出部232Cにより算出された層領域の厚さと、記憶部212に格納されている標準データとを比較する。また、標準データに眼内の複数の位置における層領域の厚さが含まれる場合、比較部232Dは、位置毎に層厚算出部232Cにより算出された層領域の厚さと、記憶部212に格納されている標準データとを比較し、各位置に対応対応づけて比較結果を記憶部212に保存することが可能である。
異常度情報生成部232Eは、比較部232Dにより得られた比較結果に基づいて、網膜(眼底)の異常度を表す網膜インデックス(異常度情報)を生成する。網膜インデックスは、網膜の異常なし、網膜の異常あり、網膜の異常の度合いを表す情報である。
測定値補正部233は、浮腫特定部232Bにより特定された浮腫の形態に応じて、眼屈折力算出部221により算出された被検眼Eの屈折力の測定値を補正する。具体的には、測定値補正部233は、黄斑部における浮腫の高さに応じて、眼屈折力算出部221により算出された被検眼Eの屈折力の測定値を補正する。いくつかの実施形態では、測定値補正部233は、浮腫特定部232Bにより浮腫が特定されたとき、特定された浮腫の高さに応じて被検眼Eの屈折力の測定値を補正する。
表示部270は、ユーザインターフェイス部として、制御部210による制御を受けて情報を表示する。表示部270は、図1などに示す表示部10を含む。
通信部290は、図示しない外部装置と通信するための機能を有する。通信部290は、外部装置との接続形態に応じた通信インターフェイスを備える。外部装置の例として、レンズの光学特性を測定するための眼鏡レンズ測定装置がある。眼鏡レンズ測定装置は、被検者が装用する眼鏡レンズの度数などを測定し、この測定データを眼科装置1000に入力する。また、外部装置は、任意の眼科装置、記録媒体から情報を読み取る装置(リーダ)や、記録媒体に情報を書き込む装置(ライタ)などでもよい。更に、外部装置は、病院情報システム(HIS)サーバ、DICOM(Digital Imaging and COmmunication in Medicine)サーバ、医師端末、モバイル端末、個人端末、クラウドサーバなどでもよい。通信部290は、例えば処理部9に設けられていてもよい。
実施形態に係る眼科装置1000の動作について説明する。
図示しない顔受け部に被検者の顔が固定された状態で、検者が操作部280に対して所定の操作を行うことで、眼科装置1000は、アライメントを実行する。
屈折力測定では、主制御部211は、前述のように屈折力測定のためのリング状の測定パターン光束を被検眼Eに投射させる。被検眼Eからの測定パターン光束の戻り光に基づくリング像が撮像素子59の撮像面に結像される。主制御部211は、撮像素子59により検出された眼底Efからの戻り光に基づくリング像を取得できたか否かを判定する。例えば、主制御部211は、撮像素子59により検出された戻り光に基づく像のエッジの位置(画素)を検出し、像の幅(外径と内径との差)が所定値以上であるか否かを判定する。或いは、主制御部211は、所定の高さ(リング径)以上の点(像)に基づいてリングを形成できるか否かを判定することにより、リング像を取得できたか否かを判定してもよい。
まず、主制御部211は、固視ユニット40(液晶パネル41)を雲霧位置から合焦位置に移動させる。いくつかの実施形態では、合焦位置は、ステップS4で特定された等価球面度数(S+C/2)の位置、又は等価球面度数(S+C/2)の位置から干渉信号の強度等が最大になるように調整された位置である。
次に、主制御部211は、ステップS3において取得されたスキャンデータに基づいて眼底における所定の層領域を層領域特定部232Aに特定させる。主制御部211は、同様に、ステップS3において取得されたスキャンデータに基づいて黄斑部における浮腫の特定処理を浮腫特定部232Bに実行させる。主制御部211は、少なくとも黄斑部網膜厚等の所定の層間距離を層厚算出部232Cに算出させる。
主制御部211は、ステップS4において算出された黄斑部網膜厚と記憶部212に記憶された標準データとを比較部232Dに比較させ、その比較結果に基づいて網膜インデックスを異常度情報生成部232Eに生成させる。異常度情報生成部232Eは、例えば、図5に示すように網膜インデックスを生成する。
主制御部211は、ステップS2において取得された補正値γが適用された屈折力値の測定値と、ステップS5において算出された網膜インデックスとを表示部270の同一画面に表示させる。
続いて、主制御部211は、ステップS6において表示された断層像を拡大表示するか否かを判定する。例えば、主制御部211は、ステップS6において表示された測定値、網膜インデックス、又は断層像を見た検者等が寄り詳細に眼底の形態を確認したいときに操作部280に対して所定の操作を行ったか否かを判定することにより、断層像を拡大表示するか否かを判定する。
ステップS7において断層像を拡大表示すると判定されたとき(S7:Y)、主制御部211は、ステップS2において取得された被検眼Eの屈折力の測定値を測定値補正部233に補正させる。ステップS3〜ステップS8の間に、眼内距離算出部231は、被検眼Eの眼軸長を算出する。ステップS8では、測定値補正部233は、式(1)に示す補正値γ1を用いて、ステップS2において取得された屈折力の測定値を補正する。
主制御部211は、ステップS7において指定された断層像を拡大して表示させると共に、ステップS2において取得された屈折力の測定値と、ステップS8において得られた測定値の補正値とを表示部270の同一画面に表示させる。
上記の実施形態では、異常度情報生成部232Eが、取得された屈折力値と標準データとの差に応じて段階的に変化する網膜インデックスを生成する場合について説明したが、実施形態に係る構成はこれに限定されるものではない。
実施形態に係る眼科装置の作用及び効果について説明する。
以上に示された実施形態は、この発明を実施するための一例に過ぎない。この発明を実施しようとする者は、この発明の要旨の範囲内において任意の変形、省略、追加等を施すことが可能である。
2 XYアライメント系
3 ケラト測定系
4 固視投影系
5 前眼部観察系
6 レフ測定投射系
7 レフ測定受光系
8 OCT光学系
9 処理部
210 制御部
211 主制御部
220 演算処理部
221 眼屈折力算出部
222 画像形成部
223 データ処理部
231 眼内距離算出部
232 解析部
232A 層領域特定部
232B 浮腫特定部
232C 層厚算出部
232D 比較部
232E 異常度情報生成部
233 測定値補正部
1000 眼科装置
Claims (16)
- 被検眼の屈折力の測定値を取得する屈折力測定部と、
光コヒーレンストモグラフィを用いて前記被検眼の眼底のデータを収集するデータ収集部と、
正常眼の眼底における所定の層間距離を含む標準データをあらかじめ記憶する記憶部と、
前記眼底のデータに基づいて前記所定の層間距離を算出する解析部と、
前記解析部により算出された前記所定の層間距離と前記標準データとに基づいて前記眼底の異常度を表す異常度情報を生成する異常度情報生成部と、
前記屈折力測定部により取得された前記屈折力の測定値と前記異常度情報とを表示手段の同一画面に表示させる表示制御部と、
を含む眼科装置。 - 前記異常度情報生成部は、前記標準データと前記解析部により算出された前記所定の層間距離との差に対応した異常度情報を生成する
ことを特徴とする請求項1に記載の眼科装置。 - 前記眼底のデータに基づいて前記眼底の断層像を形成する画像形成部を含み、
前記表示制御部は、前記画像形成部により形成された前記断層像、前記屈折力の測定値、及び前記異常度情報を前記表示手段の同一画面に表示させる
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の眼科装置。 - 前記所定の層間距離は、網膜色素上皮層と内境界膜との間の距離である
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 前記眼底のデータに基づいて前記眼底における浮腫を特定する浮腫特定部と、
前記浮腫特定部により特定された前記浮腫の形態に応じて前記屈折力の測定値を補正する測定値補正部と、
を含み、
前記表示制御部は、前記測定値補正部により補正された測定値を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 被検眼の屈折力の測定値を取得する屈折力測定部と、
光コヒーレンストモグラフィを用いて前記被検眼の眼底のデータを収集するデータ収集部と、
前記眼底のデータに基づいて前記眼底における浮腫を特定する浮腫特定部と、
前記浮腫特定部により特定された前記浮腫の形態に応じて前記屈折力の測定値を補正する測定値補正部と、
前記測定値補正部により補正された測定値を表示手段に表示させる表示制御部と、
を含む眼科装置。 - 前記測定値補正部は、黄斑部における眼軸長と前記浮腫特定部により特定された前記浮腫の部位における網膜色素上皮層から内境界膜までの距離と黄斑部網膜厚とに基づいて前記測定値を補正する
ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の眼科装置。 - 前記表示制御部は、前記屈折力測定部により取得された前記屈折力の測定値と前記測定値補正部により補正された測定値とを前記表示手段の同一画面に表示させる
ことを特徴とする請求項5〜請求項7のいずれか一項に記載の眼科装置。 - 光コヒーレンス元グラフィを用いて収集された被検眼の眼底のデータに基づいて前記眼底における所定の層間距離を算出する解析ステップと、
前記解析ステップにおいて算出された前記所定の層間距離と正常眼の眼底における所定の層間距離を含む標準データとに基づいて前記眼底の異常度を表す異常度情報を生成する異常度情報生成ステップと、
前記被検眼の屈折力の測定値と前記異常度情報とを表示手段の同一画面に表示させる表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させるための眼科情報処理プログラム。 - 前記異常度情報生成ステップは、前記標準データと前記解析ステップにおいて算出された前記所定の層間距離との差に対応した異常度情報を生成する
ことを特徴とする請求項9に記載の眼科情報処理プログラム。 - 前記眼底のデータに基づいて前記眼底の断層像を形成する画像形成ステップを含み、
前記表示制御ステップは、前記画像形成ステップにおいて形成された前記断層像、前記屈折力の測定値、及び前記異常度情報を前記表示手段の同一画面に表示させる
ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の眼科情報処理プログラム。 - 前記所定の層間距離は、網膜色素上皮層と内境界膜との間の距離である
ことを特徴とする請求項9〜請求項11のいずれか一項に記載の眼科情報処理プログラム。 - 前記眼底のデータに基づいて前記眼底における浮腫を特定する浮腫特定ステップと、
前記浮腫特定ステップにおいて特定された前記浮腫の形態に応じて前記屈折力の測定値を補正する測定値補正ステップと、
を含み、
前記表示制御ステップは、前記測定値補正ステップにおいて補正された測定値を前記表示手段に表示させる
ことを特徴とする請求項9〜請求項12のいずれか一項に記載の眼科情報処理プログラム。 - 光コヒーレンストモグラフィを用いて収集された被検眼の眼底のデータに基づいて前記眼底における浮腫を特定する浮腫特定ステップと、
前記浮腫特定ステップにおいて特定された前記浮腫の形態に応じて前記被検眼の屈折力の測定値を補正する測定値補正ステップと、
前記測定値補正ステップにおいて補正された測定値を表示手段に表示させる表示制御ステップと、
をコンピュータに実行させるための眼科情報処理プログラム。 - 前記測定値補正ステップは、黄斑部における眼軸長と前記浮腫特定ステップにおいて特定された前記浮腫の部位における網膜色素上皮層から内境界膜までの距離と黄斑部網膜厚とに基づいて前記測定値を補正する
ことを特徴とする請求項13又は請求項14に記載の眼科情報処理プログラム。 - 前記表示制御ステップは、前記屈折力の測定値と前記測定値補正ステップにおいて補正された測定値とを前記表示手段の同一画面に表示させる
ことを特徴とする請求項13〜請求項15のいずれか一項に記載の眼科情報処理プログラム。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068071A JP7116572B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム |
JP2022032256A JP7201855B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-03-03 | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018068071A JP7116572B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022032256A Division JP7201855B2 (ja) | 2018-03-30 | 2022-03-03 | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2019176970A true JP2019176970A (ja) | 2019-10-17 |
JP7116572B2 JP7116572B2 (ja) | 2022-08-10 |
Family
ID=68277115
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018068071A Active JP7116572B2 (ja) | 2018-03-30 | 2018-03-30 | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7116572B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075640A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nidek Co Ltd | 眼科観察システム |
JP2012100713A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-31 | Nidek Co Ltd | 眼科装置 |
JP2017136216A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 株式会社トプコン | 眼科装置及び眼科検査システム |
WO2017150583A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 株式会社ニデック | 眼科情報処理装置および眼科情報処理プログラム |
-
2018
- 2018-03-30 JP JP2018068071A patent/JP7116572B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012075640A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nidek Co Ltd | 眼科観察システム |
JP2012100713A (ja) * | 2010-11-05 | 2012-05-31 | Nidek Co Ltd | 眼科装置 |
JP2017136216A (ja) * | 2016-02-04 | 2017-08-10 | 株式会社トプコン | 眼科装置及び眼科検査システム |
WO2017150583A1 (ja) * | 2016-03-04 | 2017-09-08 | 株式会社ニデック | 眼科情報処理装置および眼科情報処理プログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP7116572B2 (ja) | 2022-08-10 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11185221B2 (en) | Ophthalmologic information processing apparatus, ophthalmologic apparatus, and ophthalmologic information processing method | |
JP7304780B2 (ja) | 眼科装置 | |
JP6616704B2 (ja) | 眼科装置及び眼科検査システム | |
JP7057186B2 (ja) | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム | |
WO2017135015A1 (ja) | 眼科装置及び眼科検査システム | |
JP2019154985A (ja) | 眼科装置 | |
JP2020081469A (ja) | 眼科装置 | |
JP7141279B2 (ja) | 眼科情報処理装置、眼科装置、及び眼科情報処理方法 | |
JP7394948B2 (ja) | 眼科装置 | |
JP2017136217A (ja) | 眼科装置及び眼科検査システム | |
JP2020025616A (ja) | 眼科装置、及びその制御方法 | |
JP2022060588A (ja) | 眼科装置、及び眼科装置の制御方法 | |
JP7201855B2 (ja) | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム | |
JP2020072966A (ja) | 眼科装置及び眼科検査システム | |
JP7116572B2 (ja) | 眼科装置、及び眼科情報処理プログラム | |
JP2020151094A (ja) | 眼科装置 | |
JP2019213752A (ja) | 眼科装置、及び眼科装置の制御方法 | |
JP7339011B2 (ja) | 眼科装置、眼科情報処理装置、プログラム、及び記録媒体 | |
JP7244211B2 (ja) | 眼科装置、及び眼科装置の制御方法 | |
JP7292072B2 (ja) | 眼科装置 | |
JP7030577B2 (ja) | 眼科装置 | |
JP7103813B2 (ja) | 眼科装置 | |
JP2023126596A (ja) | 眼科装置、及びその制御方法 | |
JP2023102006A (ja) | 眼科装置 | |
JP2019170470A (ja) | 眼科装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210317 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20211228 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220111 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220303 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20220705 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20220729 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7116572 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |