JP6638985B2 - 通信装置、回線選択方法、及び、プログラム - Google Patents

通信装置、回線選択方法、及び、プログラム Download PDF

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Description

本発明は通信装置、回線選択方法、及び、プログラムに関し、特に複数の回線を利用する通信装置、回線選択方法、及び、プログラムに関する。
近年では、スマートフォンやノートパソコンなど携帯可能な端末(携帯端末)が普及している。携帯端末は、外出先でも利用される。そのため、携帯端末は、インターネット接続手段であるモバイルルータとともに用いられることが多い。モバイルルータは、自宅外でも利用される特性上、同居者と別々の契約機器を利用することがある。しかし、複数の同居者が自宅にいる場合、複数の同居者が、いずれかのモバイルルータを共通に利用することがある。
また、モバイルルータを用いて接続する回線には通信制限があり、一定期間内に一定の通信量を超過すると通信速度が低下する。例えば、3日間に3ギガバイト以上のデータ通信を行った場合に、翌日から通信速度が著しく低下するといったサービスもある。それゆえ、ユーザは、通信制限が実行される通信量を超えないようにするために常に通信量を確認しながら利用しなければならない。また、自宅において複数のモバイルルータのいずれかを複数の同居者が共用する場合、通信制限を避けるために、どのモバイルルータが通信制限が実行されるまでに、通信量の余裕があるかを手動にて見比べる必要がある。また、モバイルルータを用いて通信するたびに通信量は変化するため、その都度通信量の確認する必要がある。
特許文献1には、通信量に基づいて使用する回線を切り替えることを可能とする通信システムの構成が記載されている。具体的には、モバイルルータが通信制限が存在しない回線と契約されており、スマートフォン端末が通信制限が存在する回線と契約されているとする。この場合に、スマートフォン端末において、通信制限が存在する回線における通信量が閾値を超えた場合に、スマートフォン端末の接続先をモバイルルータへ変更する。これによって、スマートフォン端末は、契約している回線において通信制限が実行された場合であっても、モバイルルータを介して高速通信を継続することができる。
特開2015−185903号公報
特許文献1には、スマートフォン端末における通信量に基づいて、スマートフォン端末が使用する回線を選択している。しかし、スマートフォン端末及びモバイルルータが通信制限が存在する回線と契約されている場合がある。この場合に、スマートフォン端末が接続先をモバイルルータへ変更しても、モバイルルータにおいて通信制限が実行されていると、スマートフォン端末の通信速度が低下するという問題がある。
本発明の目的は、通信端末が使用可能な複数の回線であって、それぞれの回線に通信制限が存在する場合に、適切な回線を選択することができる通信装置、回線選択方法、及び、プログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様にかかる通信装置は、データ通信量に制限のある第1の通信回線を用いて通信する第1の通信部と、データ通信量に制限のある第2の通信回線を用いて通信する他の通信装置における前記第2の通信回線を用いたデータ通信量に関する情報を収集する第2の通信部と、前記第1及び第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報を管理する通信量管理部と、前記通信量管理部において管理された情報に基づいて、前記第1もしくは第2の通信回線を介して通信を行う通信端末が用いる通信回線を選択する選択部と、を備えるものである。
本発明の第2の態様にかかる回線選択方法は、データ通信量に制限のある第1の通信回線、及び、他の通信装置が用いるデータ通信量に制限のある第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報を収集し、前記第1及び第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報に基づいて、前記第1もしくは第2の通信回線を介して通信を行う通信端末が用いる通信回線を選択するものである。
本発明の第3の態様にかかるプログラムは、データ通信量に制限のある第1の通信回線、及び、他の通信装置が用いるデータ通信量に制限のある第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報を収集し、前記第1及び第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報に基づいて、前記第1もしくは第2の通信回線を介して通信を行う通信端末が用いる通信回線を選択することをコンピュータに実行させるものである。
本発明により、通信端末が使用可能な複数の回線であって、それぞれの回線に通信制限が存在する場合に、適切な回線を選択することができる通信装置、回線選択方法、及び、プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる通信システムの構成図である。 実施の形態2にかかる回線に関する情報設定処理の流れを示す図である。 実施の形態2にかかる回線を選択する処理の流れを示す図である。 実施の形態3にかかる回線を選択する処理の流れを示す図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1を用いて本発明の実施の形態1にかかる通信システムの構成例について説明する。図1の通信システムは、通信装置10、通信装置20及び通信端末30を有している。通信装置10、通信装置20及び通信端末30は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって動作するコンピュータ装置であってもよい。
通信装置10及び通信装置20は、例えば、モバイルルータであってもよく、スマートフォン端末等であってもよい。通信端末30は、例えば、スマートフォン端末もしくは無線通信機能を有する機器であってもよい。
続いて、通信装置10の構成例について説明する。通信装置10は、通信部11、通信部12、通信量管理部13、及び選択部14を有している。通信部11、通信部12、通信量管理部13、及び選択部14は、プロセッサがメモリに格納されたプログラムを実行することによって処理が実行されるソフトウェアもしくはモジュール等であってもよい。もしくは、通信部11、通信部12、通信量管理部13、及び選択部14は、回路もしくはチップ等のハードウェアであってもよい。
通信部11は、データ通信量に制限のある回線1を用いて通信する。データ通信量の制限値は、予め定められている。例えば、データ通信量の制限値を超えて通信を行う際に、通信速度が低下するように制御されてもよく、データ通信量の制限値を超えた通信を行えなくするように制御されてもよい。通信部11は、回線1を用いたデータ通信量に関する情報を通信量管理部13へ出力する。データ通信量に関する情報は、例えば、回線1を用いて送受信されたデータ通信量の総量であってもよい。
通信部12は、通信装置20と通信を行う。通信部12は、通信装置20と無線通信もしくは有線通信を行う。通信装置20は、データ通信量に制限のある回線2を用いて通信する。通信部12は、通信装置20において回線2を用いたデータ通信量に関する情報を収集する。
回線1及び回線2は、例えば、インターネットに接続するために用いられる回線であり、通信装置10及び通信装置20におけるWAN側のインタフェースが接続する回線である。通信部12は、通信装置20から収集したデータ通信量に関する情報を通信量管理部13へ出力する。
通信量管理部13は、回線1を用いたデータ通信量に関する情報及び回線2を用いたデータ通信量に関する情報を管理する。通信量管理部13は、管理している情報を選択部14へ出力する。
選択部14は、通信量管理部13から出力された情報に基づいて、通信端末30が用いる回線を選択する。例えば、選択部14は、データ通信量に関する閾値を有しており、閾値を超えたデータ通信量を示す回線については通信端末30が用いる回線として選択しないようにしてもよい。つまり、選択部14は、閾値を下回るデータ通信量を示す回線を、通信端末30が用いる回線として選択する。もしくは、選択部14は、閾値と、回線1及び回線2において用いられたデータ通信量との差分を算出し、差分が大きい回線を通信端末30が用いる回線として選択してもよい。差分が大きい回線とは、データ通信量の制限値まで余裕がある回線である。
以上説明したように、図1の通信システムは、通信装置10及び通信装置20が、データ通信量に制限のある回線を用いて通信する場合に、通信装置10及び通信装置20の回線におけるデータ通信量に基づいて、通信端末30が用いる回線を選択することができる。
これより、回線1及び回線2のどちらか一方のデータ通信量に基づいて、通信端末30が用いる回線を選択した場合に発生する、選択した回線において既に通信制限が実行されているという事象を回避することができる。
(実施の形態2)
続いて、図2を用いて本発明の実施の形態2にかかる通信システムの構成例について説明する。図2の通信システムにおいて、図1の通信システムと同様の構成要素については同じ符号を付して説明する。
図2の通信システムは、通信装置40、通信装置50、及び通信端末30を有している。図2においては、通信装置40及び通信装置50を、例えばモバイルルータとして説明する。通信端末30は、例えば、無線LAN通信を用いて通信装置40もしくは通信装置50と接続する。通信端末30が通信装置40もしくは通信装置50と接続するとは、通信端末30が、通信装置40もしくは通信装置50と通信することが可能な状態であるとする。また、通信端末30は、無線LAN通信以外にも、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信を用いて通信装置40もしくは通信装置50と接続してもよい。
図2においては、通信装置40及び通信装置50の双方と無線LAN通信を行うことができるエリア内に通信端末30が存在する場合、通信端末30は、通信装置50と接続することを示している。つまり、通信端末30は、回線7もしくは回線8を用いる場合、通信装置50を経由し、回線5もしくは回線6を用いる場合、通信装置50及び通信装置40を経由して回線を用いる。
通信端末30が、通信装置40及び通信装置50のいずれか一方と接続すると予め定めることによって、通信端末30は、いずれか一方との接続情報を有していればよい。接続情報は、例えば、通信装置40及び通信装置50を無線LAN通信に関する親機とする場合、SSID(Service Set Identifier)及びパスワード情報等であってもよい。
続いて、通信装置40の構成例について説明する。通信装置40は、通信部11、通信部12、通信量管理部13、選択部14、通信部41、通信部42、及び通信制御部43を有している。通信部11、通信部12、通信量管理部13、及び選択部14は、図1の通信装置10を構成する通信部11、通信部12、通信量管理部13、及び選択部14と同様であるため詳細な説明を省略する。
通信部11は、データ通信量に制限のある回線5を用いて通信する。通信部41は、データ通信量に制限のある回線6を用いて通信する。通信部11及び通信部41は、例えば、異なる通信方式が用いられてもよい。例えば、通信部11は、3GPP(3rd Generation Partnership Project)において定められているLTE(Long Term Evolution)であり、通信装置40は、WiMAXもしくはWiMAX2であってもよい。また、通信部11は、通信部41と同じ通信方式が用いられているが、回線を管理する通信事業者が異なっていてもよい。もしくは、通信部11は、通信部41と同じ通信方式が用いられ、さらに、同じ通信事業者が回線5及び回線6を管理していてもよい。この場合、回線5は、回線6と異なる通信契約が締結されていてもよい。
また、通信装置50も通信装置40と同様に二つの通信部を有し、回線7及び回線8を用いて通信することができる。回線7及び回線8は、回線5及び回線6と同様に、異なる通信方式もしくは異なる通信事業者が管理する回線等であってもよく、同じ通信方式もしくは同じ通信事業者が管理する回線等であってもよい。
通信部12は、通信装置50と無線通信を行う。例えば、通信部12は、通信装置50と、無線LAN通信を行う。この時、無線LAN通信における親機が通信部12であり、子機が通信装置50であってもよく、親機が通信装置50であり、子機が通信部12であってもよい。
通信部42は、通信端末30と通信を行うために用いられる。通信部42は、例えば、無線LAN通信における親機として動作し、子機である通信端末30と無線LAN通信を行ってもよい。もしくは、通信部42は、通信端末30とBluetooth(登録商標)等の近距離通信を行ってもよい。
通信制御部43は、通信端末30と通信する際に、通信部42を用いて直接通信端末30と通信するか、もしくは、通信装置50を介して通信端末30と通信するかを決定する。例えば、通信制御部43は、通信部12と通信装置50との間の通信速度が、通信装置50と通信端末30との間の通信速度よりも低速である場合に、通信部42を用いて直接通信端末30と通信することを決定してもよい。また、通信制御部43は、通信部12と通信装置50との間の通信速度が、通信装置50と通信端末30との間の通信速度と同等もしくは高速である場合に、通信装置50を介して通信端末30と通信することを決定してもよい。通信制御部43は、通信部12を介して通信装置50から、通信装置50と通信端末30との間の通信速度に関する情報を受信してもよい。
もしくは、通信制御部43は、通信部12と通信装置50とが無線通信を行えない場合に、通信部42を用いて直接通信端末30と通信することを決定してもよい。通信部12と通信装置50とが無線通信を行えない場合とは、例えば、通信装置40が、通信装置50の通信可能エリア外に位置している場合であってもよく、通信装置50が、通信装置40の通信可能エリア外に位置している場合等であってもよい。
通信量管理部13は、通信部11から回線5を用いたデータ通信量に関する情報を受け取り、通信部41から回線6を用いたデータ通信量に関する情報を受け取る。さらに、通信量管理部13は、通信部12を介して、通信装置50から、回線7を用いたデータ通信量に関する情報及び回線8を用いたデータ通信量に関する情報を受け取る。
通信量管理部13は、回線5〜8におけるデータ通信量に関する情報を選択部14へ出力する。また、通信量管理部13は、回線5〜8のそれぞれに優先度を設定し、設定した優先度に関する情報も併せて選択部14へ出力してもよい。
選択部14は、通信量管理部13から出力された情報を用いて、通信端末30が用いる回線を選択する。また、選択部14は、通信端末30が現在使用している回線が、閾値もしくは通信制限値を超えた場合に、通信端末30との通信を切断するように制御してもよい。具体的には、通信端末30が通信装置50及び通信装置40を介して回線5もしくは6を使用している場合、及び、通信端末30が通信装置50を介して回線7もしくは8を使用している場合、選択部14は、通信装置50へ、通信端末30との間の無線LAN通信を切断するように指示する情報を送信してもよい。
ここで、図3を用いて、通信量管理部13が実行する回線5〜8に関する情報設定処理の流れについて説明する。はじめに、通信量管理部13は、通信装置40を操作するユーザから入力された情報に基づいて、回線5〜8に優先度を設定する(S11)。例えば、通信量管理部13は、通信速度が速い回線の優先度を高くし、通信速度が遅い回線の優先度を低く設定してもよい。もしくは、通信量管理部13は、その他の基準を用いて各回線の優先度を設定してもよい。
次に、通信量管理部13は、通信装置40を操作するユーザから入力された情報に基づいて、回線5〜8の通信制限値を設定する(S12)。通信制限値は、例えば、それぞれの回線の契約内容に定められているデータ通信量の上限値であってもよい。
次に、通信量管理部13は、通信装置40を操作するユーザから入力された情報に基づいて、回線5〜8の閾値を設定する(S13)。閾値は、それぞれの回線毎に異なる値が設定されてもよく、共通の値が設定されてもよい。例えば、閾値は、それぞれの回線に設定されている通信制限値の70%等のように、定められてもよい。もしくは、閾値は、回線5〜8の中で、最も低い通信制限値の70%等の値が、共通の値として設定されてもよい。次に、通信部12は、通信装置50と無線通信を用いた接続を行う(S14)。もしくは、通信部12は、通信装置50と無線通信を行うことができるほど通信装置50との距離が近くない場合、通信装置50と無線通信を行うことを待機する状態であってもよい。
続いて、図4を用いて本発明の実施の形態2にかかる回線を選択する処理の流れについて説明する。はじめに、通信部12は、通信装置50と接続しているか否かを判定する(S21)。例えば、通信部12は、所定の時間連続して、通信装置50とデータを送受信していない場合に、通信装置50と接続していないと判定してもよい。通信部12が、通信装置50と接続していないと判定した場合、ステップS21の処理を繰り返す。
通信部12において、通信装置50と接続していると判定された場合、通信量管理部13もしくは選択部14は、回線5〜8における通信量を取得する(S22)。次に、通信量管理部13もしくは選択部14は、未確認の回線の中から優先度の高い回線を選択する(S23)。未確認の回線とは、ステップS24以降の処理を実行していない回線である。回線が確認状態とされているか未確認状態とされているかについては、後の処理にて説明する。
次に、選択部14は、ステップS23において選択した回線における通信量が、予め定められた通信制限値を超えているか否かを判定する(S24)。選択部14は、ステップS23において選択した回線における通信量が、予め定められた通信制限値を超えていないと判定した場合、通信量が予め定められた閾値を超えているか否かを判定する(S25)。
選択部14は、ステップS23において選択した回線における通信量が、予め定められた閾値を超えていないと判定した場合、ステップS23において選択した回線が、回線5もしくは回線6か否かを判定する(S26)。つまり、選択部14は、ステップS23において選択した回線が、通信装置40において利用可能な回線か否かを判定する。
選択部14は、ステップS23において選択した回線が、回線5もしくは回線6であると判定した場合、選択した回線に接続する(S27)。次に、選択部14は、通信量管理部13において管理されている回線のうち、接続した回線の通信量の確認状態を未確認の状態にする(S28)。
ステップS25において、選択部14は、ステップS23において選択した回線における通信量が、予め定められた通信制限値を超えていると判定した場合、選択した回線において、通信制限値までに利用可能な通信量を通信量管理部13に記録する。例えば、選択部14は、通信制限値から現在の通信量を減算することによって、利用可能な通信量を算出してもよい。
ステップS24において、選択部14は、ステップS23において選択した回線における通信量が、予め定められた通信制限値を超えていると判定した場合、及び、ステップS31を実行した場合、選択した回線の優先度を下げる(S29)。選択部14は、ステップS23において選択した回線の優先度を、他の回線の優先度よりも低くなるように変更してもよい。もしくは、選択部14は、優先度が複数の段階に設定されている場合、現在の優先度よりも1段階もしくは数段階低い優先度に変更してもよい。
次に、選択部14は、通信量管理部13において管理されている回線のうち、ステップS29において優先度を下げた回線の通信量の確認状態を確認済みの状態にする(S30)。選択部14は、優先度を下げた回線の通信量の確認状態を確認済みの状態にすると、ステップS23以降の処理を実行する。
ステップS26において、選択部14は、ステップS23において選択した回線が、回線5もしくは回線6ではないと判定した場合、ステップS23において選択した回線に関する情報を通信装置50へ送信し、通信装置50において回線7もしくは回線8に接続することを指示する。次に、選択部14は、通信量管理部13において管理されている回線のうち、通信装置50に接続を指示した回線の通信量の確認状態を未確認の状態にする(S28)。
以上説明したように、本発明の実施の形態2にかかる通信装置40は、通信装置40が接続可能な回線5及び6、さらに、通信装置50が接続可能な回線7及び8の通信量を確認し、通信制限値までまだ利用可能な通信量に余裕がある回線を、通信端末30が使用すべき回線として選択することができる。これにより、通信端末30が、回線の通信制限値を超えてしまった場合に通信速度が極端に低くなる事象を回避することができる、もしくは、通信速度が極端に低くなるタイミングを先送りすることができる。
また、本発明の実施の形態2においては、通信装置40及び通信装置50が互いに無線通信可能な距離に存在する場合、通信端末30の接続先を通信装置50と定めている。これにより、通信端末30が使用する回線が変更される度に、通信端末30が通信装置40もしくは通信装置50と接続しなおす必要がなくなる。
また、本発明の実施の形態2においては、通信部12が、通信装置50と無線LAN通信を行う構成を説明したが、通信部12は、通信装置50と有線接続を行ってもよい。例えば、1台のクレードルに通信装置40の通信部12及び通信装置50の通信部を差し込む。通信装置40の通信部12及び通信装置50の差込口は、クレードル内においてUSBケーブル等により接続されており、それぞれの差込口は、USB端子であってもよい。これより、通信装置40及び通信装置50をクレードルに差し込むことによって、通信装置40は、通信装置50と有線接続し、USB通信を行うことができる。また、有線接続は、USB通信に制限されず、例えば、イーサネット(登録商標)ケーブルによって通信装置40及び通信装置50を接続してもよい。
(実施の形態3)
続いて、図5を用いて本発明の実施の形態3にかかる回線を選択する処理の流れについて説明する。実施の形態3においては、通信部12は、Bluetooth(登録商標)等の無線LAN通信よりも通信速度が遅い通信方式を用いて通信装置50と通信している。通信装置40と通信装置50との間においてBluetooth通信を用いることによって、無線LAN通信を用いる場合と比較して消費電力を抑えることができる。
ただし、通信端末30が、通信装置50及び通信装置40を介して回線5を使用する場合においては、通信端末30と通信装置50との間の無線LAN通信の通信速度よりも通信装置50と通信装置40との間のBluetooth通信の通信速度が遅い。そのため、通信装置50と通信装置40との間においてBluetooth通信を行う場合、通信端末30が送受信するユーザデータの通信速度も低下するため、通信装置50と通信装置40との間の通信を回避する必要がある。
図5は、通信装置50と通信装置40との間においてBluetooth通信を行う場合を前提とした回線の選択処理の流れについて説明している。言い換えると、図5は、通信装置50と通信装置40との間の通信速度が、通信端末30と通信装置40もしくは通信装置50との間の通信速度よりも遅い場合の、回線の選択処理の流れについて説明している。
図5においては、図4のステップS25までの処理が実行されていることを前提とする。ステップS26において、選択部14は、ステップS23において選択した回線が、回線5もしくは回線6であると判定した場合、通信装置50における無線電波の出力を停止するよう、通信装置50へ指示情報を送信する(S41)。通信装置50における無線電波の出力を停止するとは、具体的には、通信装置50が、通信端末30と無線LAN通信を行うために出力する無線電波の出力を停止することである。これにより、通信端末30は、回線5もしくは回線6を使用する場合には、通信装置50ではなく、通信装置40と無線LAN通信を行う。その結果、通信端末30が回線5もしくは回線6を使用する場合、通信装置40と通信装置50との間において、ユーザデータが送受信されることはなくなるため、通信装置40と通信装置50との間の低速な通信回線を使用することを回避することができる。
また、ステップS26において、選択部14は、ステップS23において選択した回線が、回線5もしくは回線6ではないと判定した場合、通信装置40における無線電波の出力を停止する(S42)。通信装置40における無線電波の出力を停止するとは、具体的には、通信装置40が、通信端末30と無線LAN通信を行うために出力する無線電波の出力を停止することである。つまり、通信装置40は、通信部42の動作を停止させる。これにより、通信端末30は、回線7もしくは回線8を使用する場合には、通信装置40ではなく、通信装置50と無線LAN通信を行う。その結果、通信端末30が回線7もしくは回線8を使用する場合、通信装置40と通信装置50との間において、ユーザデータが送受信されることはなくなるため、通信装置40と通信装置50との間の低速な通信回線を使用することを回避することができる。
上述の実施の形態では、本発明をハードウェアの構成として説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。本発明は、通信装置における処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
上述の例において、プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(Random Access Memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
1 回線
2 回線
5 回線
6 回線
7 回線
8 回線
10 通信装置
11 通信部
12 通信部
13 通信量管理部
14 選択部
20 通信装置
30 通信端末
40 通信装置
41 通信部
42 通信部
43 通信制御部
50 通信装置

Claims (8)

  1. データ通信量に制限のある第1の通信回線を用いて通信する第1の通信部と、
    データ通信量に制限のある第2の通信回線を用いて通信する他の通信装置における前記第2の通信回線を用いたデータ通信量に関する情報を収集する第2の通信部と、
    前記第1及び第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報を管理する通信量管理部と、
    前記通信量管理部において管理された情報に基づいて、前記第1もしくは第2の通信回線を介して通信を行う通信端末が用いる通信回線を選択する選択部と、を備える通信装置。
  2. 前記通信量管理部は、
    前記第1及び第2の通信回線に優先度を設定し、
    前記選択部は、
    前記第1及び第2の通信回線のうち優先度が高い通信回線を選択し、選択された通信回線において前記データ通信量が予め定められた閾値を超えているか否かを判定し、前記データ通信量が前記閾値を超えていない場合に、選択された前記通信回線を前記通信端末が用いる通信回線として選択する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記選択部は、
    前記第1及び第2の通信回線から選択した優先度の高い通信回線におけるデータ通信量が前記閾値を超えている場合、他方の通信回線におけるデータ通信量が前記閾値を超えているか否かを判定する、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記選択部は、
    通信中の通信回線におけるデータ通信量が前記閾値を超えた場合に、前記他の通信装置へ前記通信端末との通信を切断するように指示する情報を送信する、請求項2又は3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記第2の通信部は、
    前記選択部において、前記第2の通信回線を用いることが選択された場合、前記他の通信装置へ前記第2の通信回線を用いることを指示する情報を送信する、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 通信端末と通信する第3の通信部と、
    前記通信端末と通信する際に、前記第2の通信部における通信速度が、前記他の通信装置と前記通信端末との間の通信速度よりも速い場合、前記第2の通信部を選択し、前記第2の通信部における通信速度が、前記他の通信装置と前記通信端末との間の通信速度よりも遅い場合、前記第3の通信部を選択する通信制御部と、をさらに備える請求項1乃至5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. データ通信量に制限のある第1の通信回線を用いて通信する通信装置によって、他の通信装置が用いるデータ通信量に制限のある第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報を収集し、
    前記第1及び第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報に基づいて、前記第1もしくは第2の通信回線を介して通信を行う通信端末が用いる通信回線を選択する、回線選択方法。
  8. データ通信量に制限のある第1の通信回線を用いて通信する通信装置によって、他の通信装置が用いるデータ通信量に制限のある第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報を収集し、
    前記第1及び第2の通信回線におけるデータ通信量に関する情報に基づいて、前記第1もしくは第2の通信回線を介して通信を行う通信端末が用いる通信回線を選択することをコンピュータに実行させるプログラム。
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