JP6638761B2 - 情報機器、情報機器におけるオブジェクトの報知方法、及び情報機器のプログラム - Google Patents
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Description
全体を一度に視認し難い表示部を有する表示手段と、
前記表示手段で前記表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する特定手段と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある前記特定手段で特定された前記オブジェクトの位置を報知する報知手段と、
を備え、
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知手段が、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする情報機器を提供する。
全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定するステップと、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある特定された前記オブジェクトの位置を報知するステップと、
を含み、
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知するステップにおいて、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする情報機器におけるオブジェクトの報知方法を提供する。
全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する機能と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある特定された前記オブジェクトの位置を報知する機能と、
を実現し、
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知する機能において、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする情報機器のプログラムを提供する。
本実施形態に係る携帯情報機器として、ここでは、ユーザの腕に装着されるリスト端末1を例示する。図1にその外観を示すリスト端末1は、外側に、表示部12として、曲面形状の画像表示面を有するLCD(液晶)やOLED(有機EL)等のフレキシブルな表示デバイス(以下、曲面表示デバイス120という)が実装されている。ここでは、曲面表示デバイス120の表示面が腕の半周以上にわたって実装されており、したがって、使用者の観点からは、腕に隠れる表示画面領域が発生するため、表示画面全体を一度に視認することができない。
この画面の外に仮想的に存在する領域とは、例えば、地図などを画面上に開いている時に、画面内に収まりきらない部分のように、仮想的に存在している画面外の領域のことである。
以下、本実施形態に係る携帯情報端末の動作について実施例毎、詳細に説明する。まず、図3のフローチャートを用いて実施例1の動作を説明する。
ここでは、あらかじめ、位置を報知させるためのオブジェクトが設定登録により特定されているものとする。特定されるオブジェクト(以下、特定オブジェクトともいう。)としては、使用頻度の高いアイコン、地図、Webページ、時刻表示等がある。また、地図を表示している時に目的地や現在地を特定オブジェクトとしてもよい。オブジェクトの特定は、デフォルトで設定されたり、あるいはユーザが自分で設定できるものとする。さらに、例えば、メール等を受信した場合にメールのアイコンを特定オブジェクトとして自動的に報知するように設定登録してもよい。
図3によれば、制御部101は、上記で述べた予め設定されている特定オブジェクトの座標位置である場所情報を取得する(ステップS101)。そして、取得した特定オブジェクトの場所情報にしたがい、その場所を知覚させるように、振動素子ドライバ105により振動素子130を振動させるための制御を行う(ステップS102)。この場合、ユーザがタッチパネル110でタップやクリック操作、あるいは、表示画面上の特定箇所に触れた時に振動素子を振動させるようにしてもよい。
より具体的には、画面の右端よりも外となる位置に目的地が仮想的に存在している場合、その画面の右端の位置を振動させて使用者に知覚させる。また、この時、特定オブジェクトである目的地が、画面(有効画面領域)から遠い場合は、弱く画面の右端の位置を振動させ、近い場合は強く画面の右端の位置を振動させるなどして、目的地がどの程度有効画面領域から外れた位置にいるのかを知らせるようにしてもよい。なお、振動の強弱に限定されるものではなく、例えば、振動のリズム等を変化させるようにして、特定オブジェクトである目的地が、どの程度有効画面領域から外れているかを表現することも可能である。
実施例1は、振動出力部13(振動素子130)を備え、端末本体部10(報知手段)が、振動出力部13(振動素子130)によって体表面に刺激を与えることで、特定オブジェクトの位置を報知した。以下に説明する実施例2では、報知を振動出力部13(振動素子130)に代えて表示部12(曲面表示デバイス120)で行う。
さらに、図5(c)に示すように、リスト端末1の裏側に回り込んで見えなくなっている有効画面領域外12bにあるオブジェクトを薄く表示し、有効画面領域12aの裏側にあるアイコン等が透けて見えているかのように使用者が感じる表示(透過表示)を表示部12(曲面表示デバイス120)に表示してもよい。
以上説明のように本実施形態に係る携帯情報機器(リスト端末1)によれば、制御部101が、全体を一度に視認し難い表示部12(曲面表示デバイス120)に表示される所定のオブジェクトを特定し、表示部12(曲面表示デバイス120)の有効画面領域12a中、もしくは有効画面領域外12bにある特定オブジェクトの位置を報知することにより、使用者の視点から認識できない位置にあるような有効画面領域外に特定オブジェクトがあってもその位置を容易に把握できるようになり、操作性が向上するとともに使い勝手が向上する。また、有効画面領域外12bにあって使用者の視点から認識できない位置にあるオブジェクトの位置を、振動刺激、あるいは温刺激により報知することで、使用者は直感的にそのオブジェクトの位置を把握することができ、その刺激のある場所をタッチ操作するだけで、そのタッチされたオブジェクトが画面の所定の位置(使用者から見える位置)になるようにスクロールされる。
[請求項1]
全体を一度に視認し難い表示部を有する表示手段と、
前記表示手段で前記表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する特定手段と、 前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域外にある前記特定手段で特定された前記オブジェクトの位置を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする携帯情報機器。
[請求項2]
刺激素子をさらに備え、
前記報知手段が、前記刺激素子によって体表面に刺激を与えることで特定された前記オブジェクトの位置を報知することを特徴とする請求項1に記載の携帯情報機器。
[請求項3]
前記刺激素子が、2つ以上であるとともに、異なる位置に設けられ、
前記報知手段が、刺激位置と感じる位置を変化させるように、異なる位置の2つの前記刺激素子の体表面に与える刺激の強さを制御することを特徴とする請求項2に記載の携帯情報機器。
[請求項4]
前記刺激が前記体表面への振動刺激であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯情報機器。
[請求項5]
前記刺激が前記体表面への温刺激であることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の携帯情報機器。
[請求項6]
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知手段が、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯情報機器。
[請求項7]
前記報知手段が、特定された前記オブジェクトの方向を示す表示を使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に示すことで特定された前記オブジェクトの位置を報知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯情報機器。
[請求項8]
前記報知手段が、特定された前記オブジェクトが擬似的に透けて見える表示で示すことで報知することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯情報機器。
[請求項9]
前記表示部の所定の位置に特定された前記オブジェクトを表示するように画面を移動する移動手段をさらに備え、
前記移動手段が、前記報知された位置に対する所定の操作を行うことで、前記画面を移動し、特定された前記オブジェクトを前記表示部の所定の位置に表示することを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の携帯情報機器。
[請求項10]
全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定するステップと、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域外にある特定された前記オブジェクトの位置を報知するステップと、
を含む携帯情報機器におけるオブジェクトの報知方法。
[請求項11]
全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する機能と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域外にある特定された前記オブジェクトの位置を報知する機能と、
を実現することを特徴とする携帯情報機器のプログラム。
Claims (6)
- 全体を一度に視認し難い表示部を有する表示手段と、
前記表示手段で前記表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する特定手段と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある前記特定手段で特定された前記オブジェクトの位置を報知する報知手段と、
を備え、
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知手段が、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする情報機器。 - 全体を一度に視認し難い表示部を有する表示手段と、
前記表示手段で前記表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する特定手段と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある前記特定手段で特定された前記オブジェクトが擬似的に透けて見える表示で示すことで、特定された前記オブジェクトの位置を報知する報知手段と、
を備えたことを特徴とする情報機器。 - 全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定するステップと、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある特定された前記オブジェクトの位置を報知するステップと、
を含み、
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知するステップにおいて、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする情報機器におけるオブジェクトの報知方法。 - 全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定するステップと、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある特定された前記オブジェクトが擬似的に透けて見える表示で示すことで、特定された前記オブジェクトの位置を報知するステップと、
を含む情報機器におけるオブジェクトの報知方法。 - 全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する機能と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある特定された前記オブジェクトの位置を報知する機能と、
を実現し、
前記表示部が、使用者が一度に視認できる前記表示領域の一部に前記表示部の全体像を示す縮小表示を行ない、
前記報知する機能において、特定された前記オブジェクトの位置を前記縮小表示中に示すことで報知することを特徴とする情報機器のプログラム。 - 全体を一度に視認し難い表示部に表示される所定のオブジェクトを特定する機能と、
前記表示部において使用者が一度に視認できる表示領域の外にある特定された前記オブジェクトが擬似的に透けて見える表示で示すことで、特定された前記オブジェクトの位置を報知する機能と、
を実現することを特徴とする情報機器のプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018093508A JP6638761B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 情報機器、情報機器におけるオブジェクトの報知方法、及び情報機器のプログラム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018093508A JP6638761B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 情報機器、情報機器におけるオブジェクトの報知方法、及び情報機器のプログラム |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2018093508A Active JP6638761B2 (ja) | 2018-05-15 | 2018-05-15 | 情報機器、情報機器におけるオブジェクトの報知方法、及び情報機器のプログラム |
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