JP6638233B2 - 結束機 - Google Patents

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Description

本発明は、鉄筋等を束ねて結束する結束機に関するものである。
リールに巻かれたワイヤを引き出して鉄筋等に巻き付ける特許文献1に記載したような鉄筋結束機がある。鉄筋結束機は、主としてコンクリート内に敷設する鉄筋同士をつなぎ止める結束作業に使用するものである。鉄筋結束機は、結束に使用するワイヤを着脱可能な交換式のリールによって供給するようになっており、携帯型の工具として屋外の工事現場で使用される事が多い装置である。そして、前記リールは結束機に設けた収容部に装着されるが、収容部内にリールとともに泥が持ち込まれたり、隙間から砂埃等が入り込んで貯まる場合がある。このような泥や砂埃は、重力によって収容部内の一方に貯まり、使用状態に応じた結束機の姿勢が変動すると、これに伴う収容部の傾きに応じて収容部内を移動する。
鉄筋結束機には、リールに搭載した情報をセンサによって認識し、収容したワイヤの種別や、使用時の挙動(回転)を検出するものがある。このようなリールの挙動を検出するセンサに光線の透過や反射を検出する光学式センサを用いる場合、回転するリール側にセンサによって検出される被検出部を設ける必要がある。通常、このような被検出部は、光線の透過を許容若しくは遮断(反射)を間欠的に行わせる凹凸状の遮蔽体のようなもので構成される。
上記のセンサは収容部内に配置されるが、配置した位置が前述したような砂埃等が貯まり安い場所であると、砂埃等がセンサの動作を阻害する場合がある。
また、鉄筋結束機を舗装されていない土壌が露出したような工事現場で使用する場合、取り扱うリールを土壌の上に置いたり、交換時にリールを濡れた土壌の上に落としてしまう場合がある。濡れた土壌にリールを落とすと、前記遮蔽体を含むフランジの表面に泥が付着する場合が有るが、工事現場ではこのような場合であっても泥をきれいに除去することなく鉄筋結束機に装着するようなことも日常的に行われる。
このような泥の除去が不十分な汚れた状態で鉄筋結束機にリールが装着されると、遮蔽体を検出するセンサの検出面にも汚れが付着し、リールの識別や挙動の検出が行えなくなる場合がある。特に、発光面と受光面を近接させて対向配置したフォトインタラプタのような透過型センサの場合、発光面や受光面に泥が付着すると、泥の除去も面倒であるし誤動作の原因にもなる。
特許第4016784号公報
本発明は、上記事情に鑑み、砂埃等がセンサの動作を阻害しにくい結束機を提供することを課題とするものである。
また、本発明は、上記事情に鑑み、リールに泥等が付着していても、センサの検出面を汚しにくい結束機を提供することを課題とするものである。
さらに、リールの被検出部に泥等の汚れが付着するのは、リールを装着する際に装着した部位から脱落して地表に落とすことが要因の一つである。当該要因に鑑み、本発明はリールの装着時に脱落しにくい結束機を提供することも課題の一つとするものである。
上記課題を解決するために本発明は以下の構成を有する。
被結束対象物の外周にワイヤを巻いて結束する結束機であって、
ワイヤを巻き付けて結束する結束部に連通する開口を前方に設けた本体部と、
前記ワイヤを巻回可能なリールを回転可能に収容する収容部と、
前記リールに設けた被検出部を検出するセンサを有し、
前記結束部に連通する開口を水平方向前方側に向けた際に重力方向となる前記収容部内の領域と、前記開口を垂直下方側に向けた際に重力方向となる前記収容部内の領域を除いた前記収容部内の領域に前記センサを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記結束機であって、
前記重力方向となる前記収容部内の領域とは、重力方向を中心とした略90度の範囲を含むことを特徴とする。
また本発明は、被結束対象物の外周にワイヤを巻いて結束する結束機であって、
ワイヤを巻き付けて結束する結束部に連通する開口を前方に設けた本体部と、
前記ワイヤを巻回可能なリールを回転可能に収容する収容部と、
前記リールに設けた被検出部を検出するセンサを有し、
前記結束部に連通する開口を水平方向前方側に向けた際に反重力方向となる前記収容部内の領域と、前記開口を垂直下方側に向けた際に反重力方向となる前記収容部内の領域に前記センサを設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記結束機であって、
前記反重力方向となる前記収容部内の領域とは、反重力方向を中心とした略90度の範囲を含むことを特徴とする。
また本発明は、上記結束機であって、
前記センサを検出光の発光面と受光面の間に検出空間を設けた透過型センサによって構成し、
前記検出空間に対する入り口の幅を狭める制限部材を、入り口に近接して配置したことを特徴とする。
また本発明は、上記結束機であって、
前記リールの回転方向を一方向に限定する逆転防止手段を設けたことを特徴とする。
また本発明は、上記結束機であって、
前記装着部に装着したリールと係合して、リールの自重による脱落を防止する脱落防止手段を設けたことを特徴とする。
本発明に係る結束機は、リールを収容した収容部内に砂埃等が進入したとしても、リールの回転等を検出する光学式センサを、想定される結束機の使用姿勢において、重力方向と一致する方向若しくは重力方向方向を含む一定の範囲を除く収容部内の領域に設けている。収容部内に砂埃等は、重力に従って収容部内の一方に蓄積し、結束機の姿勢が変化するのに応じて収容部内を移動する。しかしながら、多用される使用姿勢は水平方向に沿った方向を中心とした一定の角度範囲、垂直下方に沿った方向を中心とした一定の角度範囲であることから、本発明ではこのような多用される使用姿勢時の重力方向とは異なる方向(反重力方向)にセンサを配置している。この結果、本発明に係る結束機は重力によって収容部内に集積した砂埃等によってセンサの動作が阻害されることを防止若しくは抑制することができるという効果を有している。
また本発明に係る結束機は、センサの検出空間に入る直前に、検出空間の開口幅よりも開口幅を狭くする狭窄壁を設けている。このため、狭窄壁を通過したものは理論的にはセンサの検出面である発光面や受光面に触れることがない。例えば、リールの被検出部に泥等が付着していても、狭窄壁によって剥ぎ取られるなどして発光面や受光面に接触できる状態でセンサの検出空間を通過しない。このように本発明に係る結束機は、リールの被検出部に泥等が付着していても、これによりセンサの検出面が汚れることを防止若しくは抑制することができるという効果を有している。
本発明に係る結束機の側面図である。 本発明に係る結束機を垂直下方に向けた状態の側面図である。 (a)はリールを一方のフランジ側から見た外観斜視図であり、(b)はリールを他方のフランジ側から見た外観斜視図である。 マガジンカバーを開けた状態の結束機1の側面図である。 センサを配置領域に関する説明図である。 収容部の底部付近の構造を表した説明図である。 リールに搭載した情報部が通過する通路の説明図である。 収容部を構成するマガジンに装着したリールとマガジンカバーの関係を表した説明図である。 リールの逆転防止機構に関する説明図である。 (a)はマガジンカバーを閉じた収容部とリールを簡略的に表した断面であり、(b)はマガジンカバーを開けた収容部とリールを簡略的に表した断面である。
以下本発明を実施するための形態を図を用いて説明する。図1は本発明に係る結束機1の側面図である。結束機1は、鉄筋F等の結束動作を行う結束部2を本体部3の長手方向前方に設けたものであり、図1は本体部3と結束部2とを結ぶ軸線C1を水平方向Hと略平行に表したものである。
結束機1は、鉄筋F等の棒状の部材を金属製のワイヤによって束ねる装置である。結束部2は、ワイヤを湾曲させながら送り出すカール形成部4と、湾曲しながら円弧を描くように送り出されたワイヤの先端を迎え入れる引き込み部5によって形成される空間を形成するようになっている。カール形成部4の先端部と引き込み部5の各先端部は離間しており、この離間した部位が前記空間に対する開口6となっている。そして、開口6から結束の対象物となる鉄筋F等を結束部2内部に招き入れ、詳細には省略する結束機構によって鉄筋F等にワイヤを巻き付けて結束するとともに、結束した部位につながるワイヤを切断し結束が完了した鉄筋F等を前記開口6から解放して結束動作を完了するものである。
結束機1は、片手で操作できるように形成した可搬型の装置であり、電力によって動作する駆動機構を本体部3内に設けている。本体部3の下方には、手で握るための棒軸状のグリップ7を設けており、グリップ7の下端に着脱可能にバッテリー8を設けている。グリップ7の上方には、握った状態のままで指先を使って操作できるように構成したトリガレバー9を設けており、トリガレバー9の操作に伴って前述した結束動作を開始するようになっている。
また、結束機1は、グリップ7の前方部に、結束に使用するワイヤを巻きつけた詳細には後述するリール20を回転可能に収容する収容部10を設けている。収容部10は、前記リール20を収容する空間を設けたケース状のマガジン11と、マガジン11内の空間に連通する開口を開閉可能に塞ぐ蓋体となるマガジンカバー12によって構成している。
結束機1は、コンクリート内に敷設する鉄筋同士を互いに結合させる目的で使用されることが多く、柱や壁のような構造物を形成する場合には、紙面の左右を水平方向Hとして表した図1のように、主として前記結束部2の開口6を水平方向Hに平行な前方Frに向けた姿勢で前方の鉄筋F等を結束することになる。すなわち、作業者が柱や壁に向かい合った姿勢で結束機1を用いると、概ね前記結束部2の開口6を前方に向けたような状態で作業が行われることになる。また、土壌の表面や建物の床などに鉄筋を敷設する場合、紙面の左右を水平方向Hとして表した図2のように、主として前記結束部2の開口6を垂直下方V側に向けて結束動作を行うことになる。
工事現場では様々な場所に敷設される鉄筋を結束するが、最も多くとられる作業姿勢が前記結束機を水平方向Hに平行な前方Fr側に向けた姿勢および当該姿勢からある程度の範囲(水平方向を基準として上下にそれぞれ45度の範囲)、垂直下方V側に向けた姿勢および当該姿勢からある程度の範囲(水平方向を基準として上下にそれぞれ45度の範囲)である。
結束機1は、このように水平方向に平行な前方Fr若しくは垂直下方Vから一定の角度範囲に開口6を向けて行う場合が多く、これ以外の向きで使用する場合があるとしても作業者にとっては無理な体勢での作業になることから多用されることはない。
結束機1の収容部10は、上記作業姿勢を考慮した構造を有しているのであるが、収容部10について詳述する前に収容部10に収容するリール20の構造について説明する。
図3は前記リール20の外観斜視図を表している。リール20は、ワイヤWの巻き芯としての機能およびリール20の回転中心としての機能を有する筒状のハブと、ハブの軸方向両側に設けた一対の円板状のフランジ21、22とを備えたものである。図3(a)は前記収容部10の奥側に配置されるフランジ21側から見たリール20の外観斜視図であり、図3(b)は前記収容部10の開口側(マガジンカバー12側)に配置されるフランジ22側から見たリール20の外観斜視図である。ワイヤWは対向して平行に配置される両フランジ21、22の内側面とハブによって形成される空間に巻き付けられた状態で収納(巻装)されている。
結束機1に装着した際に収納部10の底部側に接近する前記フランジ21の表面には、当該表面から隆起させた凹凸が、リール20の回転中心を成すハブの軸芯を中心として円環状を成すように複数設けられている。円環状に配置した凹凸は、凹部と凸部の数や配列によって複数種類の情報を構成し、リール20の回転に伴って収納部10内に配置したセンサによって検出される被検出部を構成するものである。
リール20は、円環状に配置した前記凹凸群によって構成される情報部をフランジの外周に近接した円周C2上と、部位よりもやや内側の円周C3上の2箇所に設けている。
フランジの外周に近接した円周位置に設けた情報部(第1の情報部)23(23a、23b、23c、23d)は、幅の狭い隙間を空けて連続的に配置した4個の凸部を一つの情報単位として、円周C2上において等角度で4箇所に設けたものである。各情報単位の間は凸部を設けない無情報部となっており、本実施の形態では軸芯を中心とした90度の範囲に一つの情報単位23とこれに隣り合う一つの無情報部24を設けている。
また、前記第1の情報部23の内側に第2の情報部25(25a、25b、25c、25d)を設けている。第2の情報部25は、幅の狭い隙間を空けて連続的に配置した2個の凸部を一つの情報単位として、円周C3上において等角度で4箇所に設けたものである。各情報単位の間は連続的な壁状部となっており、本実施の形態では軸芯を中心とした90度の範囲に一つの情報単位25とこれに隣り合う一つの壁状部26を設けている。
結束機1の収容部10に配置したセンサは、赤外線の発光部と受光部を対向させて配置した一体型の透過型センサであり、所謂フォトインタラプタと称されるものである。本実施の形態では、センサの発光部と受光部が被検出部として構成される前記第1の情報部23や第2の情報部25を跨ぐ配置になり、リール20の回転に伴うセンサ光の断続的な透過と遮断によって、第1の情報部23や第2の情報部25が持つ情報を取得するようになっている。
結束機1に装着した際に収納部10の開口側(マガジンカバー12側)に配置される前記フランジ22の表面には、フランジ22の強度を高めるために形成した様々な形状のリブとともに、鋸刃状の断面を有する小突起27を同一円周C4上に複数個設けている。小突起27は、マガジンカバー12の内面に出没可能に設けた逆止突起30と係合し、リール20の逆転を防止するようになっている。また、リール20の回転中心を成すハブの内部には、収容部10に設けた支軸31と係合するための係合部28を設け、支軸31からリール20を脱落させないようになっている。これら、リール20の逆転防止機構、リール20の脱落防止機構の詳細については後述する。
図4は、図1と同様の姿勢で表した結束機1の側面図であって、収容部10の開口を塞ぐマガジンカバー12を開けた状態を表している。
収容部10奥の壁面部には、前記リール20を回転可能に支持する支軸31を設け、被検出部として構成される前記リール20の第1の情報部23および第2の情報部25を検出するセンサ32、33を配置している。
フランジの外周部に設けた第1の情報部23を検出する第1のセンサ32は、結束機の本体部3前方の結束部2を水平方向Hと略平行の前方Frに向けた姿勢において、リール20の回転中心を基準として重力方向G(g1)とは反対の方向に相当する反重力方向に配置している。
また、第1の情報部23の内側に設けた第2の情報部25を検出する第2のセンサ33は、結束機の本体部3前方の結束部2を垂直下方向に向けた姿勢(図2に示した姿勢)において、リール20の回転中心を基準として重力方向g2とは反対の方向に相当する反重力方向に配置している。
すなわち、第1のセンサ32および第2のセンサ33は、結束機1を用いる通常の使用姿勢において、収容部10内で支軸31よりもの下方となることの少ない位置に設けている。これは、次の理由による。
結束機1の使用環境は、工事現場であるからゴミや砂埃等の多い場所であり、かつ屋外であることが多い。このため、収容部10内に砂埃等が入り込み、舗装されていない土壌の近くでは土や泥が入り込む場合がある。収容部10内に入り込んだこれらの砂埃等は重力の作用で収容部10内の一方向に蓄積されることになるが、この砂埃等の蓄積されやすい部位に上記のようなセンサを配置すると、当然ながら誤動作の原因となり得る。
本実施の形態では、これらの事情を考慮し、通常の使用姿勢において重力方向と一致しない方向(反重力方向)の収容部10内の領域に各センサ32、33を配置している。
図5は、センサを配置する領域の説明図であり、本体部3を水平にした場合の収容部10内の支軸31を中心とした重力方向g1を矢印で示し、結束機の本体部3の先端を垂直下方向に向けた姿勢における収容部10内の支軸31を中心とした重力方向を矢印g2で示している。また、重力方向g1の反対方向である反重力方向g1’、重力方向g2の反対方向である反重力方向g2’をそれぞれ矢印で表している。
本体部3を水平方向に向けた姿勢を基準とすると、結束機1を実際の使用時する場合、結束部2の方向を上下どの程度の感度範囲に向けて使用するかというと、上下それぞれに概ね45度程度の角度範囲である。また、本体部3先端の結束部2を垂直下方向に向けた姿勢を基準とすると、結束機1を実際の使用時する場合、結束部2の方向を前後どの程度の感度範囲に向けて使用するかというと、前後それぞれに概ね45度程度の角度範囲である。
上記、本体部先端の方向を水平方向を中心とした90度の範囲、垂直下方を中心とした90度の範囲に向けて結束機1を使用することを想定した場合、収容部10内において重力方向となる範囲は、前記重力方向g1を中心として90度の範囲および重力方向g2を中心として90度の範囲である。収容部内の重力方向に相当する領域は、内部に侵入している砂埃等が重力の作用によって集積しやすい領域ということになる。
このような観点から、本実施例では砂埃等が集積しやすい領域以外の部分にリールを検出するセンサ32、33を設けている。
具体的には、センサ32、33を重力方向g1を中心とした略90度の角度範囲A1を除き、かつ重力方向g2を中心とした略90度の角度範囲A2を除いた収容部10内の略180度の角度範囲A3に設けている。
なお、上記センサを設ける領域の角度範囲が略180度であることは一つ理想的な例であるが、あくまでゴミや埃のたまりやすい重力方向側にセンサを設けないというのが技術的な趣旨であり、必ずしも前述した角度でなければならないということではない。
上記構成を採用することにより、本実施例に係る結束機1は、センサを配置した部位にゴミや埃等が蓄積しにくくなり、ゴミや埃等に起因した誤動作を低減できるという効果を有するものとなっている。
次に、センサ部に対する泥等の侵入防止構造を図6、図7を用いて説明する。図6は、前述したセンサ32、33を設けた収容部10の底部付近の構造を表した説明図であり、構造を明確にするために特徴部分にコントラストを付けて表している。収容部10の底部には、支軸31を中心とした同心上において対向する壁面(外周側)37と壁面(内周側)38によって溝状に形成した円環状の通路35および壁面(外周側)39と壁面(内周側)40によって溝状に形成した構成した円環状の通路36を設けている。
外周側の通路35は、リール20を支軸31に装着した場合に、前述したフランジ21の表面に設けた円環状の第1の情報部23が通過する部位であり、通路35の途中に前記センサ32を設けたものとなっている。また、通路35の内周側に設けた通路36は、円環状の第2の情報部25が通過する部位であり、途中にセンサ33を設けたものとなっている。
前述した通り、センサ32、33は発光面41と受光面42を対向させて配置した透過型センサである。発光面41は内蔵したLED等によって発生させた検出光(赤外線)を放出する部位であり、受光面42は、内蔵した検出素子に検出光を取り入れる部位である。
発光面41と受光面42の間が検出空間43であり、リール20の回転に伴って前記通路35の中を連続的に通過する第1の情報部23および第2の情報部25の凹凸を検出する。
検出空間43の幅は5mm程度であり、この間を約1〜2mm程度の肉厚を有する第1の情報部23および第2の情報部25を構成する凹凸部が通過する。
このように幅の狭い検出空間43の中を凹凸部が通過する訳であるが、リール20に土や泥のようなものが付着していると、付着した土や泥等が検出空間43に侵入し発光面41と受光面42が汚れて検出が不能になる場合がある。
結束機1は、土が露出した屋外の工事現場で使用される場合があり、リール20の交換等の取り扱い時に誤って地上に落とす場合がある。この際、リール20に付着した土や泥の除去が不十分のまま結束機1に装着すると、付着した土や泥がセンサを汚して上記のように検出不能になる場合がある。
上記の点に鑑み、結束機1はリール20に付着した土や泥によってセンサの発光面41と受光面42を汚しにくい構造を採用した。以下、当該構造について説明する。
上述したようにセンサ32、33は一定の間隔(幅)L0(本実施例では5mm)を隔てて対向させた発光面41と受光面42を設けた検出空間43を有しており、検出空間43を凹凸部が通過するようになっている。そして、結束機1は、リール20の回転に伴って通過する第1の情報部23、第2の情報部25の経路内に、前記センサの発光面41と受光面42の間隔L0よりも幅の狭い狭窄部を設け、当該狭窄部を通過したもの以外はリール20の回転によって検出空間に侵入しにくい構造を採用している。
リール20の回転による第1の情報部23の軌跡に沿って配置した狭窄部の一例を説明をする。
第1の情報部23が通過する溝状の通路35は、第1の情報部23が通過する円周より外側の壁面37と円周より内側の壁面38に囲まれている。
外側の壁面37は、センサに侵入する前の通路35aとセンサ通過後の通路35bにおいて、通路側に対する迫り出し量が異なっている。
第1の情報部23がセンサ32の検出空間43に侵入する直前の通路35aでは、外周側の壁(外周側)37aの壁面が、センサ32の同方向側の検出面よりも後退(直径方向外側)している。
そして、検出空間43の入り口直前に、壁面から中心方向に向かって突出する狭窄壁45aを設けている。狭窄壁45aの先端は、同方向に配置されているセンサの検出面よりもやや中心方向に突出して配置しており、進行方向Rからみて検出空間の間隔L0の一方側を狭める効果を有している。
センサ通過後の通路35bを構成する外周壁37bは、前記狭窄壁45aの先端を通る円周上に配置されている。すなわち、中心からの狭窄壁45aまでの距離と外周壁37bまでの距離が同一であり、センサ32の同方向側の検出面よりもやや中心方向に近い位置に設けられている。
上記外周壁37aと外周壁37bは連続した壁面ではなく、リール20に巻装したワイヤWの引き出し位置付近において分断されており、中心から略45度程度の角度の範囲で外周壁を設けず隣接する収容部10の他の領域と連通させている。
また、前記通路35a、35bを構成する内周側の壁面38は、同方向側のセンサの検出面を通過する円周よりも後退した位置(直径方向の内側の位置)に配置されている。そして、センサの検出空間43の入り口直前に、通路35a内に向かって突出する狭窄壁45bを設けている。狭窄壁45bの先端は、同方向に配置されているセンサの検出面よりも外周方向に突出しており、進行方向Rからみて検出空間の間隔L0の一方側を狭める効果を有している。
この内周側の壁面38に設けた狭窄壁45bと前記外周壁に設けた狭窄壁45aは対向して配置されており、検出空間43の幅L0を実質的に狭める作用を有し、この両狭窄壁45a、45の間隔L1を通過したものであれば、通常の場合センサの検出面に接触することはないようになっている。
また、上記内周側の壁面38には、前記狭窄壁45bの他に、もう一方のセンサ33の筐体を前後からそれぞれ覆い隠すように外周方向に突出した突出壁46を有し、さらに前記センサに侵入する前の通路35aの直前部位において外周方向に突出する突出壁47を設けている。
リール20が回転すると、上記構成の通路35(35a、35b)を第1の情報部23が通過する。この際、第1の情報部23等に泥等が付着している場合、付着量が多ければ前記狭窄壁45a、45bおよび突出壁46、47との接触によって剥ぎ取られる。剥ぎ取られた泥等は通路内の余剰空間に留置されるか、若しくは分断されている上記外周壁37aと外周壁37bの間から収容部10内の他の領域に運搬される。
上記構造の結果、センサの検出面に付着する汚れの発生を軽減し、検出不良の頻度を低下させることができるようになっている。
第2の情報部25が通過する溝状の通路36は、第2の情報部25が通過する円周よりも外側の壁面39と円周よりも内側の壁面40に囲まれている。
外側の壁面39は、前記第1の情報部23が通過する通路の壁面38を構成する壁部材の裏面によって構成されている。第2の情報部25が通過する通路36の外側の壁面39は、同方向側に配置されているセンサ33の検出面を通る円周よりもやや内側の円周上に設けられている。すなわち、中心から壁面39までの距離は中心からセンサ33の検出面までの距離よりも短く形成されている。
第2の情報部25が通過する通路36の内周側の壁面40は、センサ33の検出空間43直前の部位および検出空間43直後の部位に、外周方向に向かって突出する狭窄壁48a、48bを設けている。両狭窄壁48a、48bの先端は、それぞれ同方向に配置されているセンサの検出面よりもやや外周方向に突出しており、進行方向Rおよび逆方向からみて検出空間を一方の側(中心側)から狭める作用を有している。
また、前記センサ33直前の狭窄壁48aの前側およびセンサ33直後の狭窄壁48bの後側には、それぞれ壁面を中央方向に後退させた凹所49a、49bが設けられており、凹所49a、49bを除く部分には、前記狭窄壁48a、48bの先端位置と同一円周上に内周側の壁面40を設けている。
前記凹所49a、49bを設けた領域を除き、前記通路36はセンサ33の開口よりも幅が狭くなっている。このため、第2の情報部25に泥等が付着していても、リール20の回転に伴って付着した泥等が通路36内面によって押圧されつつ、狭窄壁48a、48bに接触したものの一部は剥ぎ取られて前記凹所49aに収容される。また、狭窄壁48a、48bを通過したものは、センサ33の検出面に接触することなくそのまま通過する。
なお、第2の情報部25は前記第1の情報部23の内側に配置されているので、リール20を濡れた土上の落としたとしても、前記第1の情報部23よりも泥の付着量は少ない傾向がある。
以上の構成により、結束機1はセンサの受光面および発光面に泥等の付着を防ぎ、汚れの付着による検出不良を軽減することができるものとなっている。
次に、結束機1が備えるリール20の逆転防止機構について説明する。
本実施例に係る結束機1は、送り機構によってリール20に巻装されたワイヤWを引き出し、結束動作を行う際に結束に不要な余剰分のワイヤWを引き戻す動作が行われるものである。リール20を回転させるための駆動装置は無く、ワイヤWの引き出しによる張力によってリールが回転(正転)し、必要な量のワイヤWが引き出されるようになっている。
ワイヤWの引き戻し動作が行われるとワイヤWを押し戻す押圧力がリール20に伝わりリール20に対して逆転方向のトルクが作用する。しかしながら、前述したセンサではリール20の正転と逆転を認識できないので、正転と逆転が混じったようなリール20の挙動があった場合でも、センサからの入力があると、結束機1の制御部は正転によって前記第1の情報部23、第2の情報部25が検出されたものとしてこれに対応する処理を行う。このため、結束機1は一方向のみにリール20が回転するようにリール20の逆転防止機構を設けている。
図8は収容部10を構成するマガジンに装着したリール20と、収容部10の開口を覆うマガジンカバー12を開けた状態を表した説明図である。前述したように、リール20を装着した際に収容部10の開口側に面するフランジ22表面には、鋸刃状の小突起27を同一円周上に複数個設けている。マガジンカバー12の裏面は、収容部10の開口を閉じるとリール20のフランジ22表面と対向し、マガジンカバー12の裏面に設けた凸部50がフランジ20の中央付近の凹所と嵌合し回転可能にリール20を軸支するようになっている。また、マガジンカバー12の裏面には、前記フランジに設けた鋸刃状の小突起27と係合する逆止突起51を設けている。
図9(a)に示すように、逆止突起51はスプリング52によって弾性的に突出した鋸刃状の突起である。リール20が正転する場合にはフランジに設けた鋸刃状の小突起27を乗り越え(図9(b))、リール20が逆転する場合には鋸刃状の小突起27と噛み合って(図9(c))ストッパーとして作用するものである。所謂ラチェット機構と同様に、一方向のみの回転を許容するようになっている。
次に、結束機1のリール20落下防止機構について説明する。
前述のように収容部10にはリール20を回転可能に支持する支軸31を設けており、リール20は支軸31と係合することにより一定の操作無しには抜けて脱落することがないようになっている。以下、リール20の脱落防止構造について説明する。
図10はマガジンカバー12を閉じた状態におけるリール20を装着した収容部10の断面を簡略的に表したものである。図11(a)はマガジンカバー12を開いた状態におけるリール20を装着した収容部10の断面を簡略的に表したものであり、図11(b)は図11(a)に示した円形部Aの拡大図である。
リール20のハブ60は中空の筒状に形成されており、ハブ60の内部に前記支軸との係合部28を設けている。
係合部28は、支軸31側に向かって突出する爪状の突出部を先端に設けた弾性的に揺動する一対のアームを有する。一対のアームは支軸31を中心として対向し、当該支軸を直径方向から挟み込みながら、爪状の突出部を支軸31の側面に形成した溝状の段凹部に係合するようになっている。
当該構成により、支軸とハブの中心を合わせてリール20を押圧すると、両アームの先端が拡幅しながら支軸をハブ内に進入させ、爪状の突出部が支軸31側面の段凹部と係合するとともにアームの拡幅を復帰させるようになっている。
装着したリール20を支軸31から外す場合には、装着した方向と反対の方向に引っ張ることで突出部と段凹部の係合を解除するようになっている。突出部と段凹部の係合力は、ワイヤWを巻装したリール20の自重程度では解除できないが、人間の力によって解除できる程度の係合力である。
上記のような係合機構を設けたのは、結束機にリール20を装着する際に、マガジンカバー12を閉じる前に収容部10からリール20を落下するのを防止するためである。本実施例に係る結束機は、リール20を装着するとマガジンカバー12の開閉状態に関わらずリール20を保持できるので、装着時におけるリール20の意図しない離脱や落下を防止することができるものとなっている。
本発明は鉄筋結束機に利用可能である。
1 結束機
2 結束部
3 本体部
4 カール形成部
5 引き込み部
6 開口
7 グリップ
8 バッテリー
9 トリガレバー
10 収容部
11 マガジン
12 マガジンカバー
20 リール
21、22 フランジ
23 第1の情報部
24 無情報部
25 第2の情報部
26 壁状部
27 小突起
28 係合部
31 支軸
32、33 センサ

Claims (5)

  1. 被結束対象物の外周にワイヤを巻いて結束する結束機であって、
    ワイヤを巻き付けて結束する結束部に連通する開口を前方に設けた本体部と、
    前記ワイヤを巻回可能なリールを回転可能に収容する収容部と、
    前記リールに設けた被検出部を検出するセンサを有し、
    前記結束部に連通する開口を水平方向前方側に向けた際に重力方向を中心とした略90度の範囲の領域と、前記開口を垂直下方側に向けた際に重力方向を中心とした略90度の範囲の領域を除いた前記収容部内の領域に前記センサを設けたことを特徴とする結束機。
  2. 被結束対象物の外周にワイヤを巻いて結束する結束機であって、
    ワイヤを巻き付けて結束する結束部に連通する開口を前方に設けた本体部と、
    前記ワイヤを巻回可能なリールを回転可能に収容する収容部と、
    前記リールに設けた被検出部を検出するセンサを有し、
    前記結束部に連通する開口を水平方向前方側に向けた際に反重力方向を中心とした略90度の範囲の領域と、前記開口を垂直下方側に向けた際に反重力方向を中心とした略90度の範囲の領域に前記センサを設けたことを特徴とする結束機。
  3. 前記センサを検出光の発光面と受光面の間に検出空間を設けた透過型センサによって構成し、
    前記検出空間に対する入り口の幅を狭める制限部材を、入り口に近接して配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の結束機。
  4. 前記リールの回転方向を一方向に限定する逆転防止手段を設けたことを特徴とする請求項記載の結束機。
  5. 前記収容部は、前記リールを回転可能に支持する支軸を有し、
    前記支軸は、前記リールと係合して、当該リールの自重による脱落を防止する脱落防止手段を設けたことを特徴とする請求項記載の結束機。
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