JP6637925B2 - 電子写真機器用ブレードおよびその製造方法 - Google Patents
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Description
・PBA(ポリブチレンアジペート):日本ポリウレタン工業製「ニッポラン4010」
・MDI(4,4‘−ジフェニルメタンジイソシアネート):日本ポリウレタン工業製「ミリオネートMT」
・TMP(トリメチロールプロパン):三菱ガス化学製
・1,4BD(1,4−ブタンジオール):三菱化学製
・TEDA(トリエチレンジアミン):東ソー製
<ウレタン組成物の調製>
真空脱泡したPBA(44質量部)とMDI(56質量部)を混合し、窒素雰囲気下80℃で180分間反応させることにより、主剤(NCO末端ウレタンプレポリマー、NCO%=17.0%)を調製した。次いで、PBA(87質量部)と、1,4BDとTMPとがモル比5:5で混合された低分子量ポリオール(13質量部)と、硬化触媒としてのTEDA(0.01質量部)を窒素雰囲気下80℃で60分間混合することにより、硬化剤(水酸基価210(KOHmg/g))を調製した。次いで、真空雰囲気下、主剤(100質量部)と硬化剤(94質量部)を60℃で3分間混合し、十分に脱泡した。これにより、ウレタン組成物を調製した。
硬化性化合物をMEKで希釈し、所定の固形分濃度(50〜70質量%)となるように硬化性組成物を調製した。固形分濃度は、MEK以外の成分合計の濃度である。
(硬化性化合物)
・変性MDI:東ソー製「コロネート1050」(ポリオール変性)
・MDI:(4,4‘−ジフェニルメタンジイソシアネート):日本ポリウレタン工業製「ミリオネートMT」(60℃×60min.で融解してから使用)
・TDI:BASF INOAC ポリウレタン製「ルプラネートT−80」
ブレード用成形型内に板状保持具を配置し、調製したウレタン組成物を成形型内に注入した後、130℃に加熱してウレタン組成物を硬化させ、脱型、裁断することにより、ブレード部と保持部とが一体となった成形体を作製した。次いで、硬化性組成物中にブレード部の基材の所定範囲(先端部)を25℃で10分間浸漬し、ブレード部の基材に硬化性組成物を含浸させた。次いで、溶剤(MEKまたはMIBK)中にブレード部の基材の含浸部分を25℃で0.5〜2.5分間浸漬し、表面に付着している硬化性組成物と表面側に浸み込んでいる硬化性組成物を基材から抽出(除去)した。次いで、加熱により硬化性組成物の溶媒と洗浄液を除去するとともに基材に含浸している硬化性組成物を硬化させた。以上により、ブレードを作製した。
硬化性組成物を含浸後、MEK中にブレード部の基材の含浸部分を浸漬しないで、MEKを浸み込ませた脱脂綿を用いて拭き取りにより基材の表面に付着している硬化性組成物を除去した以外は実施例と同様にして、ブレードを作製した。
作製した各ブレードについて、基材の表面から内部に向かう方向の以下の距離の点について赤外線吸収スペクトルの測定を行い、各点について1512cm−1におけるピーク(a)と2950cm−1におけるピーク(b)のピーク比(a/b)(面積比)を算出した。次いで、A群の平均値、B群の平均値、C群の平均値をそれぞれ算出した。
A群:4μm、8μm、12μm、16μm、20μm(0μm以上20μm以下を等間隔で5等分した位置)
B群:66μm、112μm、158μm、204μm、250μm(20μm超250μm以下を等間隔で5等分した位置)
C群:280μm、310μm、340μm、370μm、400μm(250μm超400μm以下を等間隔で5等分した位置)
HP Color LaserJet Pro M452dwにクリーニングブレードを組み込み、10℃×10%RHの環境下、1%罫線での印字パターンにて10000枚の間歇運転を行った。クリーニングブレードの稜線部に1μm以上の欠けが発生せず、さらに画像上特異的な画像不具合が生じなかった場合を「◎」とした。クリーニングブレードの稜線部に1μm以上5μm未満の欠けが発生したものの、画像上不具合が発生していなかった場合を「○」とした。クリーニングブレードの稜線部に5μm以上の欠けが発生、もしくは欠けに起因する画像上特異的な不具合が発生した場合を「×」とした。
HP Color LaserJet Pro M452dwにクリーニングブレードを組み込み、32.5℃×85%RHの環境下、5%罫線での印字パターンにて10000枚の連続運転を行った。耐久途中にドラム上にトナー等の固着が生じず、かつ画像不具合が発生しなかった場合を「◎」とした。耐久途中にドラム上にトナー等の固着が生じたものの、画像不具合が発生しなかった場合を「○」とした。耐久途中にドラム上にトナー等の固着が生じ、画像不具合が僅かに発生した場合を「△」とした。耐久途中にドラム上にトナー等の固着が生じ、画像不具合が発生した場合を「×」とした。
32.5℃×85%RHの環境下、HP Color LaserJet Pro M452dwのドラムを用いて空回転を行った。その際、クリーニングブレードはドラムに対して20〜30°に配置し、押しつけ量はドラム垂線方向に0.5mm〜2mmとした。10分以上空回転が持続した場合を「◎」、2分以上空回転が持続した場合を「○」、2分以下でブレードがめくれた場合を「×」とした。
12 ブレード部
14 保持部
Claims (6)
- 弾性ブレードを有する電子写真機器用ブレードであって、
前記弾性ブレードの基材は、エステル系ウレタンゴムを含み、該基材の相手部材に当接する当接部を含む部分に硬化性組成物が含浸され硬化されており、
前記硬化性組成物は、前記基材の表面から内部に向かう方向の少なくとも250μmまでは含浸されており、
前記基材の表面から内部に向かう方向の0μm以上20μm以下の範囲における硬化性組成物の含浸量が、前記基材の表面から内部に向かう方向の20μm超250μm以下の範囲における硬化性組成物の含浸量よりも少ないことを特徴とする電子写真機器用ブレード。 - 前記硬化性組成物が、イソシアネートを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子写真機器用ブレード。
- 前記基材の表面から内部に向かう方向の0μm以上20μm以下の範囲で、赤外線吸収スペクトルの1500〜1520cm−1に現れるピーク面積(a)と2950cm−1におけるピーク面積(b)のピーク面積比(a/b)が0.22〜0.33であり、
前記基材の表面から内部に向かう方向の20μm超250μm以下の範囲で、赤外線吸収スペクトルの1500〜1520cm−1に現れるピーク面積(a)と2950cm−1におけるピーク面積(b)のピーク面積比(a/b)が0.26以上であり、
前記基材の表面から内部に向かう方向の250μm超400μm以下の範囲で、赤外線吸収スペクトルの1500〜1520cm−1に現れるピーク面積(a)と2950cm−1におけるピーク面積(b)のピーク面積比(a/b)が0.24以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の電子写真機器用ブレード。 - 前記イソシアネートが、25℃で液状であることを特徴とする請求項2に記載の電子写真機器用ブレード。
- 弾性ブレードを有する電子写真機器用ブレードの製造方法であって、
前記弾性ブレードの基材は、エステル系ウレタンゴムを含み、該基材の相手部材に当接する当接部を含む部分で前記基材の表面から内部に向かう方向の少なくとも250μmまで硬化性組成物を含浸する含浸工程と、
前記含浸工程後に、前記基材の表面から内部に向かう方向の0μm以上20μm以下の範囲における硬化性組成物の含浸量を、前記基材の表面から内部に向かう方向の20μm超250μm以下の範囲における硬化性組成物の含浸量よりも少なく減ずる除去工程と、
前記除去工程後に、前記基材に含浸している硬化性組成物を硬化する硬化工程と、を有することを特徴とする電子写真機器用ブレードの製造方法。 - 弾性ブレードを有する電子写真機器用ブレードの製造方法であって、
前記弾性ブレードの基材は、エステル系ウレタンゴムを含み、該基材の相手部材に当接する当接部を含む部分に硬化性組成物を含浸する含浸工程と、
前記含浸工程後に、基材の表面側の所定範囲に硬化性組成物が溶解する溶剤を浸漬により浸み込ませて基材に浸み込んでいる硬化性組成物を抽出し、前記基材の表面から内部に向かう方向の0μm以上20μm以下の範囲における硬化性組成物の含浸量を、前記基材の表面から内部に向かう方向の20μm超250μm以下の範囲における硬化性組成物の含浸量よりも少なく減ずる除去工程と、
前記除去工程後に、前記基材に含浸している硬化性組成物を硬化する硬化工程と、を有することを特徴とする電子写真機器用ブレードの製造方法。
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