JP6637747B2 - 分離膜構造体及びパラキシレンの濃縮方法 - Google Patents

分離膜構造体及びパラキシレンの濃縮方法 Download PDF

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本発明は、分離膜構造体及びパラキシレンの濃縮方法に関する。
従来、キシレンの三種の異性体(パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン)やエチルベンゼンを含むC8芳香族化合物の流体混合物からパラキシレンを分離膜によって分離する手法が提案されている。分離膜によって分離する手法には、吸着材によって分離する手法に比べて取り扱い容易かつ連続運転可能という利点がある。
パラキシレンを分離膜によって分離する手法としては、高分子膜を用いる手法(特許文献1参照)やMFI型ゼオライト膜を分子篩として用いる手法(特許文献2、非特許文献1参照)が提案されている。
特表2007−519719号公報 特開2002−69012号公報
Separation and Purification Technology, Vol.s5(1−3) (2001) p297−306
しかしながら、特許文献1の手法では、C8芳香族化合物の流体混合物が接触すると高分子膜が膨潤するため、パラキシレン選択性が低下してしまう。
また、特許文献2の手法では、分子の大きさの違いを利用してパラキシレンを分離することからMFI型ゼオライト膜の細孔径を大きくできないため、パラキシレン透過速度が低減してしまう。また、特許文献2の手法では、C8芳香族化合物の流体混合物におけるパラキシレン以外の成分の濃度が高い場合には、パラキシレン以外の成分がMFI型ゼオライト膜の細孔に侵入してパラキシレンの透過を阻害するため、パラキシレン分離性能が低減してしまう。
本発明は、上述の状況に鑑みてなされたものであり、パラキシレンの選択性、透過速度及び分離性能を向上可能な分離膜構造体及びパラキシレンの濃縮方法を提供することを目的とする。
本発明に係る分離膜構造体は、多孔質支持体と、多孔質支持体上に形成され、酸素12員環によって構成される細孔を有するゼオライト膜とを備える。ゼオライト膜は、バリウムを含む。
本発明によれば、パラキシレンの選択性、透過速度及び分離性能を向上可能な分離膜構造体及びパラキシレンの濃縮方法を提供することができる。
分離膜構造体の断面図
(分離膜構造体10の構成)
本実施形態に係る分離膜構造体10は、C8芳香族化合物を主成分として含む流体混合物からパラキシレンを選択的に透過させる。C8芳香族化合物は、キシレンの三種の異性体(パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン)とエチルベンゼンとして存在する。なお、C8芳香族化合物を主成分として含むとは、流体混合物におけるC8芳香族化合物の濃度が90重量%以上であることをいう。
図1は、分離膜構造体10の構成を示す断面図である。分離膜構造体10は、多孔質支持体20とゼオライト膜30を備える。
(1)多孔質支持体20
多孔質支持体20は、ゼオライト膜30を支持する。多孔質支持体20は、表面にゼオライト膜30を膜状に形成(結晶化、塗布、或いは析出)できるような化学的安定性を有する。
多孔質支持体20は、少なくともメタンと窒素を含有する混合ガスをゼオライト膜30に供給できるような形状であればよい。多孔質支持体20の形状としては、例えばハニカム状、モノリス状、平板状、管状、円筒状、円柱状、及び角柱状などが挙げられる。
本実施形態に係る多孔質支持体20は、基体21と中間層22と表層23を有する。
基体21は、多孔質材料によって構成される。多孔質材料としては、例えば、セラミックス、金属、有機高分子、ガラス、或いはカーボンなどを用いることができる。セラミックスとしては、アルミナ、シリカ、ムライト、ジルコニア、チタニア、イットリア、窒化ケイ素、炭化ケイ素などが挙げられる。金属としては、アルミニウム、鉄、ブロンズ、ステンレスなどが挙げられる。有機高分子としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスルホン、ポリイミドなどが挙げられる。化学的安定性の観点から、多孔質材料としては、セラミックス、金属、ガラスのうち少なくとも一つを用いることが好ましい。
基体21は、無機結合材を含んでいてもよい。無機結合材としては、チタニア、ムライト、易焼結性アルミナ、シリカ、ガラスフリット、粘土鉱物、易焼結性コージェライトのうち少なくとも一つを用いることができる。
基体21の平均細孔径は、例えば0.5μm〜25μmとすることができる。基体21の平均細孔径は、水銀ポロシメーターによって測定できる。基体21の気孔率は、例えば25%〜50%とすることができる。基体21を構成する多孔質材料の平均粒径は、例えば5μm〜100μmとすることができる。本実施形態において、「平均粒径」とは、SEM(Scanning Electron Microscope)を用いた断面微構造観察によって測定される30個の測定対象粒子の最大直径を算術平均した値である。
中間層22は、基体21上に形成される。中間層22は、基体21に用いることのできる上記多孔質材料によって構成することができる。中間層22の平均細孔径は、基体21の平均細孔径より小さくてもよく、例えば0.005μm〜2μmとすることができる。中間層22の平均細孔径は、細孔径の大きさに合わせて、パームポロメーターまたはナノパームポロメーターによって測定することができる。中間層22の気孔率は、例えば20%〜60%とすることができる。中間層22の厚みは、例えば30μm〜300μmとすることができる。
表層23は、中間層22上に形成される。表層23は、基体21に用いることのできる上記多孔質材料によって構成することができる。表層23の平均細孔径は、中間層22の平均細孔径より小さくてもよく、例えば0.001μm〜1μmとすることができる。表層23の平均細孔径は、細孔径の大きさに合わせて、パームポロメーターまたはナノパームポロメーターによって測定することができる。表層23の気孔率は、例えば20%〜60%とすることができる。表層23の厚みは、例えば1μm〜50μmとすることができる。
(2)ゼオライト膜30
ゼオライト膜30は、多孔質支持体20(具体的には、表層23)上に形成される。ゼオライト膜30の厚みは特に制限されるものではないが、例えば0.1μm〜10μmとすることができる。ゼオライト膜30を厚くするとパラキシレン分離性能が向上する傾向があり、ゼオライト膜30を薄くするとパラキシレン透過速度が増大する傾向がある。
ゼオライト膜30は、SiO四面体とAlO四面体が頂点において酸素を共有しつつ三次元的に連なった構造を有する。ゼオライト膜30は、酸素12員環によって構成される細孔(以下、「酸素12員環細孔」という。)を有するゼオライトによって構成される。このようなゼオライトの骨格構造(型)としては、AFI、BEA、CAN、FAU、GME、LTL、MOR、MSE、MTW、OFFなどが挙げられる。
酸素12員環細孔の直径は、酸素10以下の員環によって構成される細孔(以下、「酸素10以下員環細孔」という。)の直径よりも大きい。例えば、酸素12員環細孔を有するFAU型ゼオライトの細孔径(0.74nm)やBEA型ゼオライトの細孔径(0.67nm)は、酸素10員環細孔を有するMFI型ゼオライトの細孔径(0.55nm)よりも大きく、かつ、分離対象であるパラキシレンの分子径(0.59nm)よりも大きい。従って、酸素12員環細孔を有するゼオライトを用いることによって、酸素10以下員環細孔を有するゼオライトを用いる場合に比べて、ゼオライト膜30のパラキシレン透過速度を向上させることができる。
なお、骨格構造ごとの細孔径は、The International Zeolite Association (IZA) “Database of Zeolite Structures” [online]、[平成27年11月11日検索]、インターネット<URL:http://www.iza-structure.org/databases/>に開示されている。
ゼオライト膜30は、少なくともSiとAlを含む。ゼオライト膜30におけるAl原子に対するSi原子のモル比(Si/Al原子比)は特に制限されないが、2以上50以下であることが好ましい。Si/Al原子比を2以上とすることによって、ゼオライト膜30の緻密性を確保することができる。Si/Al原子比を50以下とすることによって、パラキシレンを選択透過させるのに十分な量のバリウムをゼオライト膜30に導入することができる。
ゼオライト膜30は、さらにバリウムを含む。ゼオライト膜30にバリウムを含ませることによって、ゼオライト膜30にパラキシレンの選択透過を促進させることができるため、ゼオライト膜30のパラキシレン選択性を向上させることができる。ゼオライト膜30におけるアルミニウム原子に対するバリウム原子のモル比(Ba/Al原子比)は特に制限されないが、0.1以上0.5以下であることが好ましい。(Ba/Al原子比)を0.1以上とすることによって、パラキシレンの選択性をより向上させることができる。(Ba/Al原子比)を0.5以下とすることによって、過剰なバリウムによる細孔の閉塞を抑制することができる。
ゼオライト膜30は、さらにアルカリ金属及びアルカリ土類金属の少なくとも一方を含んでいてもよい。特に、ゼオライト膜30にアルカリ金属を含ませることによって、ゼオライト膜30のパラキシレン選択性をより向上させることができる。アルカリ金属としては、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム及びフランシウムが挙げられ、特にカリウムが好ましい。
ゼオライト膜30におけるバリウム原子に対するアルカリ金属原子のモル比(アルカリ金属/Ba原子比)は特に制限されないが、0.01以上0.9以下であることが好ましい。(アルカリ金属/Ba原子比)を0.01以上とすることによって、パラキシレンの選択性をより向上させることができる。(アルカリ金属/Ba原子比)を0.9以下とすることによって、パラキシレンの選択性の低下を抑制することができる。
また、ゼオライト膜30は2層以上の構造となっていてもよい。2層以上の構造となっている場合、少なくとも1層が、酸素12員環細孔を有するゼオライトからなり、かつ、バリウムを含めばよい。その場合、酸素12員環細孔を有するゼオライトからなり、かつ、バリウムを含む層が、ゼオライト膜30の多孔質支持体20と反対側の表面に露出していることが好ましい。さらに、ゼオライト膜30全体が酸素12員環細孔を有するゼオライトからなり、Si/Al原子比が2以上50以下で、かつ、バリウムを含む層が、Si/Al原子比がより大きい層の上に形成されていることがより好ましい。
(分離膜構造体10の製造方法)
分離膜構造体10の製造方法について説明する。
(1)多孔質支持体20の形成
まず、押出成形法、プレス成形法あるいは鋳込み成形法などを用いて、基体21の原料を所望の形状に成形することによって基体21の成形体を形成する。次に、基体21の成形体を焼成(例えば、900℃〜1450℃)して基体21を形成する。
次に、所望の粒径のセラミックス原料を用いて中間層用スラリーを調製し、基体21の表面に中間層用スラリーを成膜することによって中間層22の成形体を形成する。次に、中間層22の成形体を焼成(例えば、900℃〜1450℃)して中間層22を形成する。
次に、所望の粒径のセラミックス原料を用いて表層用スラリーを調製し、中間層22の表面に表層用スラリーを成膜することによって表層23の成形体を形成する。次に、表層23の成形体を焼成(例えば、900℃〜1450℃)して表層23を形成する。
以上によって多孔質支持体20が形成される。
(2)ゼオライト膜30の形成
次に、多孔質支持体20の表面にゼオライト膜30を形成する。ゼオライト膜30は、骨格構造に応じた従来既知の手法で形成することができる。
まず、各種ゼオライト種結晶をエタノールや水などで希釈した種付け用スラリーを表層23の内側に流し込んだ後、種付け用スラリーを所定条件で通風乾燥させる。
次に、シリカ源、アルミナ源、有機テンプレート、アルカリ源及び水などを含む原料溶液が入った耐圧容器に多孔質支持体20を浸漬する。
次に、耐圧容器を乾燥器に入れ、100〜200℃で1〜240時間ほど加熱処理(水熱合成)を行うことによってゼオライト膜を形成する。次に、ゼオライト膜が形成された多孔質支持体20を洗浄して、80〜100℃で乾燥する。
次に、原料溶液中に有機テンプレートが含まれている場合には、ゼオライト膜が形成された多孔質支持体20を電気炉に入れ、大気中にて400〜800℃で1〜200時間ほど加熱することによって有機テンプレートを燃焼除去する。
次に、ゼオライト膜にアルカリ金属やアルカリ土類金属を含ませる場合には、アルカリ金属やアルカリ土類金属を含有するイオン交換用液をゼオライト膜に接触させた状態で所定時間保持することによって、ゼオライト膜にアルカリ金属やアルカリ土類金属を導入することができる。その後、アルカリ金属やアルカリ土類金属が導入されたゼオライト膜を水ですすいで乾燥させる。ゼオライト膜形成時に所定のアルカリ金属やアルカリ土類金属がすでにゼオライト膜に導入されている場合には、イオン交換用液を用いた前記導入操作は行わなくてもよい。
次に、ゼオライト膜にバリウムを含ませるために、バリウムを含有するイオン交換用液をゼオライト膜に接触させた状態で所定時間保持することによって、バリウムが導入されたゼオライト膜30が形成される。その後、バリウムが導入されたゼオライト膜30を水ですすいで乾燥させる。なお、ゼオライト膜30へのバリウムの導入にともなう膜欠陥の発生を抑制するため、バリウムの導入は希薄溶液を用いて室温以下の温度で行うことが好ましい。
(分離膜構造体10によるパラキシレンの濃縮方法)
分離膜構造体10によるパラキシレンの濃縮方法について説明する。
まず、C8芳香族化合物(パラキシレン、メタキシレン、オルトキシレン及びエチルベンゼン)を主成分として含む流体混合物を加熱して供給蒸気を得る。供給蒸気は、加圧してもよいし、加圧しなくてもよい。供給蒸気の温度は特に制限されるものではないが、100℃以上300℃以下であることが好ましい。供給蒸気を100℃以上とすることによって、ゼオライト膜30に対するパラキシレンの吸着量が過剰に高くなることを抑制できる。供給蒸気を300℃以下とすることによって、ゼオライト膜30に対するパラキシレンの十分な吸着量を確保できる。
次に、供給蒸気をゼオライト膜30に流通させながら、多孔質支持体20の外面側を供給蒸気よりも低い所定の圧力に設定する。そして、多孔質支持体20の外面からパラキシレンを含む透過蒸気を捕集する。これによって、C8芳香族化合物に含まれるパラキシレンが濃縮される。
(他の実施形態)
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、多孔質支持体20は、基体21と中間層22と表層23を備えることとしたが、中間層22と表層23の何れか一方もしくは両方を備えていなくてもよい。
また、分離膜構造体10は、ゼオライト膜30上に形成される機能膜や保護膜をさらに備えていてもよい。このような機能膜や保護膜は、ゼオライト膜に限られず炭素膜やシリカ膜などの無機膜やポリイミド膜やシリコーン膜などの有機膜であってもよい。
以下、分離膜構造体の実施例について説明する。ただし、本発明は以下に説明する実施例に限定されるものではない。
(分離膜構造体の作製)
(1)サンプルNo.1
サンプルNo.1に係る分離膜構造体は、バリウムを含まないFAU型ゼオライト膜を備える。
まず、平均粒径30μmのアルミナ粒子100質量部に対して無機結合材20質量部を添加して、さらに水、分散剤及び増粘剤を加えて混練することによって多孔質材料を調製した。
次に、調製した多孔質材料を押出成形することによって、モノリス型のアルミナ成形体を形成した。続いて、アルミナ成形体を焼成(1250℃、1時間)することによってアルミナ基体を形成した。
次に、アルミナにPVA(有機バインダ)を添加してスラリーを調製し、スラリーを用いた濾過法によってアルミナ基体の貫通孔の内表面上に表層の成形体を形成した。続いて、表層の成形体を焼成(1250℃、1時間)することによって表層を形成した。
次に、アルミナ基体の両端面をガラスでシールした。以上により、モノリス型のアルミナ支持体が完成した。
次に、アルミナ支持体の内表面にFAU型ゼオライト膜を形成した。具体的には、まず、FAU型ゼオライト種結晶(Si/Al原子比=2.8)の濃度が0.1質量%になるようにエタノールで希釈した種付け用スラリーをアルミナ支持体の表層の内側に流し込んだ。次に、種付け用スラリーを所定条件(室温、風速5m/s、10分)で通風乾燥させた。
次に、水酸化ナトリウム(シグマアルドリッチ製)16.0gとアルミン酸ナトリウム(和光純薬製)1.6gと蒸留水137.0gを混合した後、約30質量%シリカゾル(商品名:スノーテックスS、日産化学製)45.5gを加えてマグネチックスターラーで撹拌(室温、30分)することによって膜形成用ゾルを調製した。
次に、膜形成用ゾルをステンレス製耐圧容器のフッ素樹脂製内筒(内容積300ml)に入れ、FAU型ゼオライト種結晶を付着させたアルミナ支持体を浸漬した。その後、160℃の熱風乾燥機中で24時間反応させることによってFAU型ゼオライト膜を形成した。次に、アルミナ支持体を洗浄して100℃で12時間以上乾燥させた。
(2)サンプルNo.2
サンプルNo.2に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ土類金属(カルシウム)を含むFAU型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.1と同様に、アルミナ支持体及びFAU型ゼオライト膜を作製した。この際、膜形成用ゾルの組成比を調整することによって、サンプルNo.1よりもSi/Al原子比を小さくした。
次に、塩化カルシウム(キシダ化学製)を水に添加して0.1mol/Lになるように調整したイオン交換用液を準備した。そして、60℃のイオン交換用液をFAU型ゼオライト膜に接触させた状態で24時間保持することによって、FAU型ゼオライト膜のナトリウムの略全部をカルシウムにイオン交換した。その後、カルシウムを導入したFAU型ゼオライト膜を水ですすいで乾燥(100℃、12時間)させた。
次に、塩化バリウム(キシダ化学製)を水に添加して0.1mol/Lになるように調整したイオン交換用液を準備した。そして、10℃のイオン交換溶液をFAU型ゼオライト膜に接触させた状態で3時間保持することによって、FAU型ゼオライト膜のカルシウムの一部をバリウムにイオン交換した。その後、バリウムを導入したFAU型ゼオライト膜を水ですすいで乾燥(100℃、12時間)させた。
(3)サンプルNo.3〜5
サンプルNo.3〜5に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ土類金属(カルシウム)を含むFAU型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.1と同様に、アルミナ支持体及びFAU型ゼオライト膜を作製した。
次に、サンプルNo.2と同様に、FAU型ゼオライト膜のナトリウムの略全部をカルシウムにイオン交換した。
次に、サンプルNo.2と同様に、FAU型ゼオライト膜のカルシウムの一部をバリウムにイオン交換した。この際、イオン交換の温度と時間をサンプル毎に変更することによって、表1に示すようにバリウムの導入量(原子比)を調整した。
(4)サンプルNo.6
サンプルNo.6に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属(ナトリウム)を含むFAU型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.1と同様に、アルミナ支持体及びFAU型ゼオライト膜を作製した。
次に、塩化バリウム(キシダ化学製)を水に添加して0.1mol/Lになるように調整したイオン交換用液を準備した。そして、10℃のイオン交換溶液をFAU型ゼオライト膜に接触させた状態で3時間保持することによって、FAU型ゼオライト膜のナトリウムの一部をバリウムにイオン交換した。その後、バリウムを導入したFAU型ゼオライト膜を水ですすいで乾燥(100℃、12時間)させた。
(5)サンプルNo.7
サンプルNo.7に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属(カリウム)を含むFAU型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.1と同様に、アルミナ支持体及びFAU型ゼオライト膜を作製した。
次に、塩化カリウム(キシダ化学製)を水に添加して0.1mol/Lになるように調整したイオン交換用液を準備した。そして、60℃のイオン交換溶液をFAU型ゼオライト膜に接触させた状態で24時間保持することによって、FAU型ゼオライト膜のナトリウムの略全部をカリウムにイオン交換した。その後、カリウムを導入したFAU型ゼオライト膜を水ですすいで乾燥(100℃、12時間)させた。
次に、塩化バリウム(キシダ化学製)を水に添加して0.1mol/Lになるように調整したイオン交換用液を準備した。そして、10℃のイオン交換溶液をFAU型ゼオライト膜に接触させた状態で3時間保持することによって、FAU型ゼオライト膜のカリウムの一部をバリウムにイオン交換した。その後、バリウムを導入したFAU型ゼオライト膜を水ですすいで乾燥(100℃、12時間)させた。
(6)サンプルNo.8
サンプルNo.8に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属(カリウム)を含むFAU型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.7と同様に、アルミナ支持体及びFAU型ゼオライト膜を作製した後、FAU型ゼオライト膜にカリウムを導入した。
次に、サンプルNo.7と同様に、FAU型ゼオライト膜のカリウムの一部をバリウムにイオン交換した。この際、イオン交換の温度と時間を変更することによって、表1に示すようにバリウムの導入量(原子比)を調整した。
(7)サンプルNo.9
サンプルNo.9に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属(ナトリウム)を含むBEA型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.1と同様に、アルミナ支持体を作製した。
次に、アルミナ支持体の内表面にBEA型ゼオライト膜を形成した。具体的には、まず、BEA型ゼオライト種結晶(Si/Al原子比=5.0)の濃度が0.1質量%になるようにエタノールで希釈した種付け用スラリーをアルミナ支持体の表層の内側に流し込んだ。次に、種付け用スラリーを所定条件(室温、風速5m/s、10分)で通風乾燥させた。
次に、35質量%テトラエチルアンモニウム水酸化物(シグマアルドリッチ製)24.3gとアルミン酸ナトリウム(和光純薬製)1.6gと蒸留水143.1gを混合した後、約30質量%シリカゾル(商品名:スノーテックスS、日産化学製)31.0gとを加えてマグネチックスターラーで撹拌(室温、90分)することによって膜形成用ゾルを調製した。
次に、膜形成用ゾルをステンレス製耐圧容器のフッ素樹脂製内筒(内容積300ml)に入れ、BEA型ゼオライト種結晶を付着させたアルミナ支持体を浸漬した。その後、140℃の熱風乾燥機中で24時間反応させることによってBEA型ゼオライト膜を形成した。次に、アルミナ支持体を洗浄して100℃で12時間以上乾燥させた。
次に、アルミナ支持体を電気炉で500℃まで昇温して4時間保持することによって、BEA型ゼオライト膜からテトラエチルアンモニウムを除去した。
次に、塩化バリウム(キシダ化学製)を水に添加して0.1mol/Lになるように調整したイオン交換用液を準備した。そして、10℃のイオン交換溶液をBEA型ゼオライト膜に接触させた状態で3時間保持することによって、BEA型ゼオライト膜のナトリウムの一部をバリウムにイオン交換した。その後、バリウムを導入したBEA型ゼオライト膜を水ですすいで乾燥(100℃、12時間)させた。
(8)サンプルNo.10〜12
サンプルNo.10〜12に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属(カリウム)を含むBEA型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.9と同様に、アルミナ支持体及びBEA型ゼオライト膜を作製した。この際、サンプルNo.11と12では、膜形成用ゾルの組成比を調整することによって、サンプルNo.9よりもSi/Al原子比を大きくした。
次に、サンプルNo.7と同様に、BEA型ゼオライト膜にカリウムを導入した。
次に、サンプルNo.9と同様に、BEA型ゼオライト膜のカリウムの一部をバリウムにイオン交換した。この際、イオン交換の温度と時間をサンプル毎に変更することによって、表1に示すようにバリウムの導入量(原子比)を調整した。
(9)サンプルNo.13
サンプルNo.13に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属(ナトリウム)を含むBEA型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.9と同様に、アルミナ支持体及びBEA型ゼオライト膜を作製した。この際、サンプルNo.11と12では、膜形成用ゾルの組成比を調整することによって、サンプルNo.9よりもSi/Al原子比を大きくした。
次に、サンプルNo.9と同様に、BEA型ゼオライト膜のナトリウムの一部をバリウムにイオン交換した。この際、イオン交換の温度と時間をサンプル毎に変更することによって、表1に示すようにバリウムの導入量(原子比)を調整した。
(10)サンプルNo.14
サンプルNo.13に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属を含まないBEA型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.9と同様に、アルミナ支持体及びBEA型ゼオライト膜を作製した。この際、アルミン酸ナトリウムを膜形成用ゾルに添加せず、膜形成用ゾルの組成比を調整することによって、サンプルNo.9よりもSi/Al原子比を大きくした。なお、サンプルNo.14のBEA型ゼオライト膜にはイオン交換サイトが存在しないため、バリウムなどの導入を行うことはできない。
(14)サンプルNo.15
サンプルNo.15に係る分離膜構造体は、バリウムとアルカリ金属を含まないMFI型ゼオライト膜を備える。
まず、サンプルNo.1と同様に、アルミナ支持体を作製した。
次に、アルミナ支持体の内表面にMFI型ゼオライト膜を形成した。具体的には、まず、MFI型ゼオライト種結晶(Si/Al原子比≧200)の濃度が0.1質量%になるようにエタノールで希釈した種付け用スラリーをアルミナ支持体の表層の内側に流し込んだ。次に、種付け用スラリーを所定条件(室温、風速5m/s、10分)で通風乾燥させた。
次に、40質量%テトラプロピルアンモニウムヒドロキシド溶液(SACHEM社製)1.4gとテトラプロピルアンモニウムブロミド(和光純薬工業製)0.7gを混合した後、蒸留水187.0gと約30質量%シリカゾル(商品名:スノーテックスS、日産化学製)10.9gとを加えてマグネチックスターラーで撹拌(室温、30分)することによって膜形成用ゾルを調製した。
次に、膜形成用ゾルをステンレス製耐圧容器のフッ素樹脂製内筒(内容積300ml)に入れ、MFI型ゼオライト種結晶を付着させたアルミナ支持体を浸漬した。その後、160℃の熱風乾燥機中で20時間反応させることによってMFI型ゼオライト膜を形成した。次に、アルミナ支持体を洗浄して100℃で12時間以上乾燥させた。次に、アルミナ支持体を電気炉で500℃まで昇温して4時間保持することによって、MFI型ゼオライト膜からテトラプロピルアンモニウムを除去した。なお、サンプルNo.15のMFI型ゼオライト膜にはイオン交換サイトが存在しないため、バリウムなどの導入を行うことはできない。
(ゼオライト膜の組成分析)
サンプルNo.1〜15のゼオライト膜に含まれるSiのモル濃度を重量法(JIS M 8853)によって定量的に測定した。また、サンプルNo.1〜15のゼオライト膜に含まれる他の成分のモル濃度をICP発光分析(堀場製作所製ULTIMA2)によって定量的に測定した。測定結果を表1にまとめて示す。
(ゼオライト膜の分離性能評価)
サンプルNo.1〜15の分離膜構造体を用いて、パラキシレンとオルトキシレンの混合液体からパラキシレンを分離する分離試験を実施した。
まず、パラキシレンとオルトキシレンの混合液体(p−キシレン:o−キシレン=50:50(モル濃度比))を110℃に加熱して供給蒸気を得た。次に、供給蒸気を分離膜構造体のセル(ゼオライト膜の内側)に流通させながら、アルミナ支持体の側面を約10Torrの真空度で減圧した。そして、アルミナ支持体の側面から回収された透過蒸気を液体窒素で冷却したトラップに捕集した。
捕集した透過蒸気の液化物の質量から全透過流束を算出した。また、透過蒸気の液化物をガスクロマトグラフィーにて分析して透過蒸気のモル濃度を測定した。そして、((透過蒸気のパラキシレン濃度/透過蒸気のオルトキシレン濃度)/(供給蒸気のパラキシレン濃度/供給蒸気のオルトキシレン濃度))をパラキシレンの分離係数として算出した。算出結果を表1にまとめて示す。表1では、サンプルNo.1の分離係数を基準として規格化した値が示されている。
なお、サンプルNo.15におけるパラキシレン透過量は、サンプルNo.1〜13におけるパラキシレン透過量の1/10以下であった。
Figure 0006637747
表1に示すように、サンプルNo.1〜15の比較から、酸素12員環細孔を有するゼオライト膜にバリウムを含ませることによって、パラキシレン分離性能を向上できることが分かった。
また、サンプルNo.2とサンプルNo.3〜12との比較、及びサンプルNo.3〜12とサンプルNo.13との比較から、ゼオライト膜におけるアルミニウム原子に対するシリコン原子のモル比を2以上50以下とすることによって、パラキシレン分離性能をより向上できることが分かった。
また、サンプルNo.2,3とサンプルNo.4〜12との比較、及びサンプルNo.4〜12とサンプルNo.13との比較から、ゼオライト膜におけるアルミニウム原子に対するバリウム原子のモル比を0.1以上0.5以下とすることによって、パラキシレン分離性能をより向上できることが分かった。
また、サンプルNo.5とサンプルNo.6〜8との比較から、ゼオライト膜にアルカリ土類金属(Ca)を含ませた場合に比べて、アルカリ金属(Na,K)を含ませた方がパラキシレン分離性能を向上できることが分かった。
また、サンプルNo.6〜12とサンプルNo.13との比較から、ゼオライト膜におけるバリウム原子に対するアルカリ金属原子のモル比を0.9以下とすることによって、パラキシレン分離性能をより向上できることが分かった。
また、サンプルNo.6とサンプルNo.7の比較、及びサンプルNo.9とサンプルNo.10,11との比較から、ゼオライト膜にカリウムを含ませることによって、パラキシレン分離性能をより向上できることが分かった。
また、サンプルNo.6とNo.9の比較やサンプルNo.7とNo.10の比較から、BEA型よりもFAU型の方がパラキシレン分離性能より向上できることが分かった。
また、サンプルNo.7に対して、さらに過剰にバリウムを導入し、Ba/Al原子比を0.5より大きくした場合、パラキシレン透過量が減少することを実験的に確認した。
なお、サンプルNo.15は、パラキシレン分離性能をほぼ示さなかった。これは、オルトキシレンがMFI型ゼオライト膜の細孔に侵入してパラキシレンの透過を阻害したためと考えられる。
10 分離膜構造体
20 多孔質支持体
21 基体
22 中間層
23 表層
30 ゼオライト膜

Claims (11)

  1. 流体混合物中のパラキシレンを選択的に透過させる分離膜構造体であって、
    多孔質支持体と、
    前記多孔質支持体上に形成され、酸素12員環によって構成される細孔を有するゼオライト膜と、
    を備え、
    前記ゼオライト膜は、アルミニウム及びバリウムを含
    前記ゼオライト膜におけるアルミニウム原子に対するバリウム原子のモル比は、0.04以上0.5以下である、
    分離膜構造体。
  2. 前記ゼオライト膜におけるアルミニウム原子に対するシリコン原子のモル比は、2以上50以下である、
    請求項1に記載の分離膜構造体。
  3. 前記ゼオライト膜は、アルカリ金属を含む、
    請求項1又は2に記載の分離膜構造体。
  4. 前記ゼオライト膜におけるバリウム原子に対するアルカリ金属原子のモル比は、0.9以下である、
    請求項に記載の分離膜構造体。
  5. 前記ゼオライト膜におけるバリウム原子に対するアルカリ金属原子のモル比は、0.01以上である、
    請求項又はに記載の分離膜構造体。
  6. 前記ゼオライト膜は、カリウムを含む、
    請求項乃至のいずれかに記載の分離膜構造体。
  7. 前記ゼオライト膜は、FAU型ゼオライトによって構成される、
    請求項1乃至のいずれかに記載の分離膜構造体。
  8. 請求項1乃至のいずれかに記載の分離膜構造体によって流体混合物中のパラキシレンを分離する工程
    を備えるパラキシレンの濃縮方法。
  9. 前記流体混合物は、C8芳香族化合物を主成分として含む混合物である、
    請求項に記載のパラキシレンの濃縮方法。
  10. 前記流体混合物の温度は、100℃以上である、
    請求項又はに記載のパラキシレンの濃縮方法。
  11. 前記流体混合物の温度は、300℃以下である、
    請求項乃至10のいずれかに記載のパラキシレンの濃縮方法。
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