JP6636079B2 - プローブピンガイド構造及びプローブカード - Google Patents

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Description

本発明は、半導体ウェハーに複数形成されたICチップ等の電気的特性を測定する際に使用されるプローブカードに関する。
従来、半導体ウェハーに形成されたICチップ等の電気的特性を測定する際に、測定機としてのテスターが用いられる。テスターは、テストプログラムに従って動作し、テスターからの信号がICチップ上の電極に入力されると、ICチップで所定の回路動作後に出力信号が出力され、テスターで判定される。
その際、ICチップの電極と、テスターとを電気的に接続するプローブカードが用いられる。プローブカードには、垂直型プローブカードやMEMS型プローブカード等があり、先端部がICチップのそれぞれの電極パッドに押圧される複数のプローブピンがセットされている。このプローブカードは、複数のプローブピンをセットするためのプローブピンガイド構造を備えている。このような、プローブピンガイド構造の例として、例えば特許文献1のプローブカード用ガイド板が開示されている。
特開2007−57447号公報
特許文献1には、アッパーガイド板およびボトムガイド板を備えるプローブカード用ガイド板であって、アッパーガイド板およびボトムガイド板にガイド穴が設けられ、ボトムガイド板に設けられたガイド穴が1段目のガイド穴および2段目のガイド穴の2段構成となっており、1段目のガイド穴の底面に複数の2段目のガイド穴が設けられているものが開示されている。
ところが、近年のICチップの微細化傾向により、ICチップに配列される電極パッドの間隔が狭くなって狭ピッチ化してきており、その結果、プローブピンの幅やプローブピンの間隔も狭くなってきている。特許文献1のプローブカード用ガイド板によれば、ボトムガイド板には、プローブピンをガイドするガイド穴をプローブピン毎に設ける必要がある。
ガイド穴の加工方法として、まずガイド穴の直径より小さい直径の小穴を、ドリル或いはレーザを用いて貫通させ、その小穴の回りを切削しながら所望の直径のガイド穴を形成する方法が主流となっている。そうすると、電極パッドの配列が狭ピッチ化することにより、隣り合う穴の間が狭くなり、ガイド穴の加工の際に、隣り合う穴の間に割れ、ひび或いは、欠け等が発生する虞がある。そのため、特許文献1の様に、プローブピン毎にガイド穴を設ける構成のプローブカードでは、電極パッドの配列が狭ピッチ化すると、プローブカードの製造が困難で製造歩留が低下する虞があるという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ICチップの電極パッドの配列が狭ピッチとなっても、プローブカードの製作が容易でプローブカードの製造歩留を向上させることが可能なプローブピンガイド構造及びそのガイド構造を備えるプローブカードを提供することにある。
請求項1の発明は、半導体ウェハーに形成されたICチップの電極パッドに接触させるプローブピンをガイドするプローブピンのガイド構造であって、前記半導体ウェハーの上方に配置されて前記プローブピンをガイドするガイド部を備え、前記ガイド部は、前記半導体ウェハーの上方に対向配置されるガイド板と、前記ガイド板を貫通するスリットであり、前記プローブピンの略正方形状の断面の略一辺の幅と、長方形状の前記ICチップの略長辺の長さとを有し、そのスリット方向に列設される複数の前記プローブピンが挿入されるガイドスリットと、前記ガイド板上に配置される板であり、板面が前記ガイド板に平行で、側辺が前記ガイドスリットに沿いつつ配置され、しかも前記側辺に、前記側辺と交差する溝が複数凹設されるガイド側溝板と、を含み、前記ガイド板は、その上面又は下面に設けられて前記ガイド側溝板を嵌合させる凹部を備え、前記プローブピンのそれぞれが各前記溝にガイドされつつ前記電極パッドに接触する、プローブピンガイド構造である。
請求項の発明は、請求項1に記載のプローブピンガイド構造を備えるプローブカードである。
本発明は、半導体ウェハーに形成されたICチップの電極パッドに接触させるプローブピンをガイドするプローブピンのガイド構造であって、前記半導体ウェハーの上方に配置されて前記プローブピンをガイドするガイド部を備え、前記ガイド部は、前記半導体ウェハーの上方に対向配置されるガイド板と、前記板を貫通するスリットであり、そのスリット方向に列設される複数の前記プローブピンが挿入されるガイドスリットと、前記ガイド板上に配置される板であり、板面が前記ガイド板に平行で、側辺が前記ガイドスリットに沿いつつ配置され、しかも前記側辺に、前記側辺と交差する溝が複数凹設されるガイド側溝板と、を含み、前記プローブピンのそれぞれが各前記溝にガイドされつつ前記電極パッドに接触する構成であるから、プローブカード製造の際に、半導体ウェハーの電極パッドの配列方向に沿ったガイドスリットをガイド板に設け、プローブピンの略幅の溝が、電極パッドの配列ピッチで側辺に凹設されたガイド側溝板をガイド板に貼設すれば良いので、ICチップの電極パッドの配列が狭ピッチとなっても、プローブカードの製作が容易でプローブカードの製造歩留を向上させることが可能なプローブピンガイド構造を提供できる。
また、複数の前記ガイド部を備える構成であるから、例えば2つのガイド部を上下2段に配置し、プローブピンの上端側を上側のガイド部でガイドしつつ、プローブピンの下端側を下側のガイド部でガイドできるので、垂直プローブピン等の様な丈の長いプローブピンに好適なプローブピンガイド構造を提供できる。
また、前記ガイド板は、前記ガイド側溝板を嵌合させる凹部を備える構成であるから、ガイド板の凹部にガイド側溝板を嵌合させれば、ガイド板とガイド側溝板とを含めた厚さが、凹部を形成していない箇所のガイド板の厚さ程度で済むので、例えばマイクロカンチレバー等の様に丈が短いプローブピンに好適なプローブピンガイド構造を提供できる。
また、上述したプローブピンガイド構造を備えるプローブカードであるから、ICチップの電極パッドの配列が狭ピッチとなっても、製作が容易で製造歩留を向上させることが可能なプローブカードを提供できる。
本発明の第1実施形態に係るプローブカードの構造を示す断面説明図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブカードの分解斜視説明図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブカードのガイド板を説明する要部拡大斜視説明図である。 本発明の第1実施形態に係るプローブカードのガイド板の一部を切り欠いた要部拡大斜視説明図である。 本発明の第2実施形態に係るプローブカードの構造を示す断面説明図である。 本発明の第2実施形態に係るプローブカードの要部拡大斜視説明図である。 本発明の第2実施形態に係るプローブカードの要部拡大斜視説明図である。 本発明の第2実施形態に係るプローブカードを裏面側から見た要部拡大斜視説明図である。
発明のプローブピンガイド構造は、ICチップの電気的特性を測定するテスターとICチップ上に形成された電極パッドとの間の信号授受に用いられるプローブカードに用いられる構造である。
上述する測定の際にプローブカードは、テスターに接続されるテストヘッド等に取り付けられて用いられ、台座等に吸着された半導体ウェハー上に配置される。プローブカードには複数のプローブピンが設けられており、プローブカードと半導体ウェハーとは、プローブピンの先端がICチップ上の電極パッドの上方に位置する様に位置合わせが行われる。位置が合ったところでプローブカードがウェハー側に押下げられ或いは台座が上昇することで、プローブピンの先端と電極パッドとが接触しつつ測定が行われる。測定が終わると、例えば次に測定するICチップの位置までウェハー台座がステップ移動し、これを順次繰り返すことで、半導体ウェハー上に形成された複数のICチップが全数検査される。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。
先ず、本発明の第1実施形態に係るプローブカードについて図1〜図4を用いて説明する。
本実施形態のプローブカード10は、図に示す様に、プローブピン12と、回路基板14と、プローブピン12を保持するプローブピンガイド構造16とを備える。なお、図1において、符号20は、測定対象である半導体ウェハーを示す。半導体ウェハー20は、図1に示す様に、水平に配置され、その裏面側が台座21上に真空吸着された状態で配置される。本実施形態の半導体ウェハー20には、図4に示す様に、測定対象となるICチップ23が複数パターニングされている。また、本実施形態のICチップ23は、図4に示す様に、長方形状にパターニングされており、対向する長辺近傍には、各長辺に沿って複数の電極パッド22が所定の間隔で配列されている。
本実施形態においてプローブピン12は、図1及び図4に示す様に、垂直型プローブピンが採用される。より詳しくは、プローブピン12は、図1及び図4に示す様に、断面が略正方形状で直線状のピンの中間部分が半円弧状に湾曲して形成され、上端近傍及び下端近傍はそれぞれ直線状に形成される。本実施形態のプローブピン12は、その断面が略正方形状としているが、プローブピンの断面は略正方形状に限るものではなく、円形であっても良い。
回路基板14は、例えばガラスエポキシ系樹脂で、図2に示す様に、円板状に形成され、内部には積層回路配線(図示しない)がパターニングされている。また、回路基板14の上面14a及び底面14bにも回路配線がパターニングされており、図1に示すように、底面14bにはプローブピン12の上端と電気的に接触するための接触パッド18が設けられる。そして、回路基板14は、上述したテストヘッドを介してテスターへと接続される。
そして、プローブピン12は、図1及び図4に示す様に、後述するプローブピンガイド構造16に保持され、その下端が、電極パッド22に当接する。
次に、本実施形態のプローブピンガイド構造16は、図1〜図4に示す様に、ガイド部としての第1ガイド部30及び第2ガイド部34と、スペーサ38等を備える。なお、図3(a)は、ガイド板33の上方にガイド側溝板32を配置した様子を示し、図3(b)は、第1ガイド部30にガイド側溝板32を取り付けた様子を示す。また、図4において、一点鎖線Lは、切り欠き線を示す。
まず、スペーサ38は、図1及び図2に示す様に、例えば回路基板14の外径と略同じ外径を有するリング状部材で形成される。そして、スペーサ38は、図1及び図2に示す様に、例えばリング状部材の円中心と回路基板14との円中心とが重なる態様で、回路基板14の下方に配置され、ネジ27等で回路基板14に連結される。またスペーサ38は、図1及び図2に示す様に、スペーサ38の内周側に、スペーサ38の上面から下がった段部であり、リング状部材の円中心を中心としたリング状の段部38aを含み、断面視で略L字状に形成される。この段部38aについては、後述する。
次に、第1ガイド部30は、図1及び図4に示す様に、ガイド板33と、ガイドスリット40と、ガイド側溝板32とを備える。
ガイド板33は、図1及び図2に示す様に、例えば略500μmの厚さで、回路基板14の直径よりある程度小さい直径のセラミック円板で形成される。
そして、ガイド板33は、プローブカード10が、上述したテストヘッド等に取り付けられて半導体ウェハー20の上方に配置されると、図1及び図4に示す様に、半導体ウェハー20と平行な状態で半導体ウェハー20の上方に対向配置される。
次に、ガイドスリット40は、図1〜図4に示す様に、ガイド板33を貫通するスリットであり、プローブピン12の断面の略正方形状の略一辺の幅と、ICチップ23の略長辺の長さのスリットで形成される。また、本実施形態のガイドスリット40は、図4に示す様に、プローブカード10と半導体ウェハー20との相互の位置合わせがされた状態で、ICチップ23の長辺方向に沿って配列された電極パッド22列と重なる位置に配置される。そして、ガイドスリット40には、図4に示す様に、複数本のプローブピン12、より詳しくはプローブピン12の下側の直線状部分が挿入される。
本実施形態においては、図3及び図4に示す様に、一つのICチップ23に対して、2本のガイドスリット40a,40bが対応して配置されている。ガイドスリットの本数は、本実施形態の様に、1チップに対して2本に限るものではなく、ICチップの各辺に沿って電極パッドが配列されている場合は、1チップの各辺に沿った4本のガイドスリットを備えていても良い。
次に、ガイド側溝板32は、図3及び図4に示す様に、例えばガイド板33と略同じ厚さを有する長方形状のセラミック板材で形成される。より詳しくは、ガイド側溝板32は、ガイドスリット40の長さの側辺35と、上述したガイドスリット40aとガイドスリット40b間の長さの幅辺37とを有する長方形状に形成される。更に、ガイド側溝板32の側辺35には、図1、図3及び図4に示す様に、側辺35と交差する溝39が複数凹設される。より詳しくは、溝39の幅と深さは、プローブピン12の断面の正方形状の辺と略同じ長さ、すなわちプローブピン12の垂直な下端部分が通過可能な形状で形成され、ガイド側溝板32の板面に直交する方向に切削形成される。
そして、ガイド側溝板32は、図1、図3及び図4に示す様に、その板面がガイド板33に平行で、側辺35,35がガイドスリット40a,40bにそれぞれ沿った状態で、ガイド板33上に例えば接着剤等で貼設される。その際、各溝39は、上述した様にプローブカード10と半導体ウェハー20との相互の位置合わせがされると、図4に示す様に、電極パッド22の上方に位置する態様で配列される。
本実施形態において、ガイド側溝板32は、ガイド板33の上面側に取り付けられているが、下面側に取り付けられていても良い。
この様に形成される第1ガイド部30は、図1及び図2に示す様に、ガイド板33が、スペーサ38の底面に例えば接着剤等で貼着されて、スペーサ38に取り付けられる。そして、ガイド側溝板32の各溝39には、図1及び図4に示す様に、各プローブピン12の下端側の直線部分が挿入され、ガイドスリット40を通過したプローブピン12の下端側が、第1ガイド部30の下方に露出する。
次に、本実施形態の第2ガイド部34について説明するが、第2ガイド部34と第1ガイド部30との相違点は、図1に示す様に、ガイド側溝板32がガイド板33の下面側に貼着されている点であり、同じ部材に同じ符号を付し、その説明を省略する。
そして、第2ガイド部34のガイド側溝板32の各溝39には、図1及び図4に示す様に、各プローブピン12の上端側の直線部分が挿入され、ガイドスリット40を通過したプローブピン12の上端側が、第2ガイド部34の上方に露出し、更に各プローブピン12の上端は、接触パッド18に当接される。この様に、プローブピン12がセットされた第2ガイド部34は、図1及び図2に示す様に、スペーサ38の段部38aに、ガイド板33の周辺部分が貼設される態様で、スペーサ38に取り付けられる。
以上の様に構成されるプローブカード10は、テスターに接続されるテストヘッド(図示しない)等に取り付けられ、台座21に吸着された半導体ウェハー20上に配置される。そして、プローブカード10と半導体ウェハー20とは、図1及び図2に示す様に、プローブピン12の先端がICチップ23上の電極パッド22の上方に位置する様に位置合わせが行われる。位置が合ったところでプローブカード10を半導体ウェハー20側に押下げ或いは台座21が上昇することで、プローブピン12の先端と電極パッド22とを接触させつつ測定が行われる。
このように、本実施形態のプローブカード10は、半導体ウェハー20に形成されたICチップ23の電極パッド22に接触させるプローブピンをガイドするプローブピンのガイド構造であって、半導体ウェハー20の上方に配置されてプローブピン12をガイドするガイド部としての第1ガイド部30を備え、第1ガイド部30は、半導体ウェハー20の上方に対向配置されるガイド板33と、ガイド板33を貫通するスリットであり、そのスリット方向に列設される複数のプローブピン12が挿入されるガイドスリット40と、ガイド板33上に配置される板であり、板面がガイド板33に平行で、側辺35がガイドスリット40に沿いつつ配置され、しかも側辺35に、側辺35と交差する溝39が複数凹設されるガイド側溝板32と、を含み、プローブピン12のそれぞれが各溝39にガイドされつつ電極パッド22に接触する構成のプローブピンガイド構造16を備える。
しかも、本実施形態のプローブカード10は、第1ガイド部30の上方にガイド部として第2ガイド部34を更に備え、プローブピン12の上端側の直線部分を第2ガイド部34でガイドし、下端側の直線部分を第1ガイド部30でガイドしており、複数のガイド部30,34を備える構成となっているのである。
次に、本発明の第2実施形態に係るプローブカード50について図5〜図8を用いて説明する。なお、図5において、2点鎖線で示す円は、拡大箇所を示す円である。
本実施形態のプローブカード50は、プローブピン51と、回路基板52と、プローブピン51を保持するプローブピンガイド構造53とを備える。
まず、プローブピン51は、マイクロカンチレバー型と呼ばれるプローブピンであり、図6に示す様に、その全体が一定の厚さtを有して形成される。より詳しくは、プローブピン51は、図5及び図6に示す様に、略正方形状の断面を有する角棒状の頭部54、頭部54の下端に連続し、頭部54の幅を一方向に拡幅させた拡幅部55、拡幅部55の下端から上述した拡幅方向と逆の方向に伸びる梁部56、梁部56の突出端から下方に突出して下端が電極パッド22に当接する当接部57を含む。本実施形態のプローブピン51は、例えば電気メッキにより成膜された金属薄膜をベースに、フォトリソグラフィー技術やエッチング技術を用いて外形が形成される。
次に、回路基板52は、回路基板14と同様にガラスエポキシ樹脂等が用いられ、回路配線(図示しない)がパターニングされている。回路基板52は、図5に示すように、例えば上側円板52aの下面の中央部に、上側円板52aの直径より小さい直径の下側円板52bを同心円状に配置した形状で形成される。そして、回路基板52の底面52cには、図5に示す様に、プローブピン51の上端と電気的に接触するための接触パッド18が設けられる。
本実施形態のプローブピンガイド構造53は、図5〜図8に示す様に、ガイド部としての第3ガイド部58と、スペーサ59等を備える。
次に、第3ガイド部58は、図5〜図8に示す様に、ガイド板60と、ガイドスリット63と、ガイド側溝板61とを備える。なお、図6は、図5の要部を拡大した要部拡大斜視図である。図7(a)は、ガイド側溝板61とプローブピン51との関係を説明する要部拡大斜視説明図であり、図7(b)は、ガイドスリット40、ガイド側溝板61及びプローブピン51の関係を説明する要部拡大斜視説明図である。図8(a)は、説明の便宜上、ガイド側溝板61を取り除いた状態で第3ガイド部58の裏面から視た要部拡大斜視説明図である。図8(b)は、第3ガイド部58の裏面から視た要部拡大斜視説明図である。
本実施形態のガイド板60と第1実施形態のガイド板33との相違点は、後述するガイド側溝板61を嵌合させる凹部62を備える点である。
本実施形態の凹部62は、図5、図6及び図8に示す様に、ガイド板60の厚さの略2分の1の深さで平面視矩形状に形成される。より詳しくは、前記矩形状は、図6〜図8に示す様に、ICチップ23の長辺方向の電極パッド22列の長さの長辺と、ICチップ23の対向する電極パッド22列間の長さの短辺を有する。言い換えると、前記矩形状は、ICチップ23の矩形状と略相似形で、対向する電極パッド22列で略挟まれる大きさの矩形状に形成される。本実施形態において、凹部62は、ガイド板60の下面側に形成されるが、凹部は、裏面側に替えて上面側に設けられていてもよい。
次に、本実施形態のガイドスリット63は、ガイド板60を貫通するスリットであり、第1実施形態のガイドスリット40と同様な長さと、プローブピン51の頭部54の略正方形状の断面の略一辺の幅を有して形成される。本実施形態のガイドスリット63は、図5〜図8に示す様に、凹部62の長辺に沿って設けられ、1つのICチップ23に対して、図8に示す様に、2本のガイドスリット63a,63bが対応して設けられる。
次に、本実施形態のガイド側溝板61は、凹部62に嵌合可能な長方形状のセラミック板材で形成される。上述した凹部の長辺に対応するガイド側溝板61の側辺64には、図6〜図8に示す様に、側辺64と交差する溝65が複数列設される。この点は、第1実施形態のガイド側溝板32と同様である。より詳しくは、溝65の幅は、プローブピン51の頭部54の厚さと略同じで、溝65の深さは、頭部54の幅と略同じに形成される。この様に、溝65の形状は、プローブピン51の垂直な頭部54が通過可能な形状で形成される。
そして、ガイド側溝板61は、図6及び図8に示す様に、ガイド板60の凹部62に嵌合され、例えば接着剤で取り付けられる。その際、溝65列は、図6、図7(b)及び図8(b)に示す様に、ガイド側溝板61の側辺64に列設されるため、溝65列が、ガイドスリット63に沿って並んだ状態で取り付けられる。
この溝65には、図5〜図8に示す様に、プローブピン51の頭部54がそれぞれ挿入され、例えば接着剤等で保持される。
次に、本実施形態のスペーサ59は、図5に示す様に、上述した回路基板52の下側円板52bの外周と略同じ内径で、下側円板52bの厚さよりやや厚いリング状の板材で形成される。このスペーサ59は、図5に示す様に、その内周部分に下側円板52bを嵌合させた状態で、ネジ27等で上側円板52aに連結される。
そして、第3ガイド部58は、図5に示す様に、ガイド板60が、スペーサ59の下面に、例えば接着剤等でスペーサ59に貼設される。
この様に、プローブピン51がプローブピンガイド構造53で保持されると、図5に示す様に、その頭部54の先端部近傍は、ガイド板60の上面より露出する態様でプローブピンガイド構造53に保持され、その先端部は、接触パッド18に当接する。また、梁部56は、図5及び図6に示す様に、その一端側が片持ちされた状態となり、当接部57が電極パッド22に当接する。
上述した様に、従来のプローブピン毎に微細な孔をガイド板に開ける方法では、電極パッドの間隔が狭ピッチ化するにつれて、ガイド板の孔と孔の間にヒビやカケが発生しやすくなり製造歩留が低下する虞がある。この問題を防止するために、ガイド板の板厚を厚くして強度を向上させることが考えられる。しかし、従来のドリルやレーザによる開孔の方法では、孔の深さが深くなるにつれ、孔の径が小さくなり、断面がテーパー状になる。したがって、板厚を厚くするとテーパーの長さが長くなり、隣り合う孔の基端部どうしが連設するという虞がある。
この点、本実施形態の プローブピンガイド構造16,53によれば、側溝板として板厚が厚い板材を用いても、例えば溝幅と同じ厚さの円板状の切削刃を回転させながら板の側辺に溝を設けて側溝板とし、ガイド板に空けたスリットにこの側溝板の側辺を沿う態様で配置すれば良いので、ガイド板や側溝板にヒビやカケが発生し難く、プローブカードの製造歩留を向上させることが可能なプローブピンガイド構造を提供できる。
これまで説明して来た様に、プローブピンガイド構造16,53によれば、ICチップの電極パッドの配列が狭ピッチとなっても、プローブカードの製作が容易でプローブカードの製造歩留を向上させることが可能なプローブピンガイド構造及びそのガイド構造を備えるプローブカードを提供できる。
以上、本発明の実施形態のうちいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
10,50 プローブカード
12,51 プローブピン
20 半導体ウェハー
22 電極パッド
23 ICチップ
30,34,58 ガイド部
33,60 ガイド板
32,61 ガイド側溝板
35,64 側辺
39,65 溝
40,63 ガイドスリット

Claims (2)

  1. 半導体ウェハーに形成されたICチップの電極パッドに接触させるプローブピンをガイドするプローブピンのガイド構造であって、
    前記半導体ウェハーの上方に配置されて前記プローブピンをガイドするガイド部を備え、
    前記ガイド部は、
    前記半導体ウェハーの上方に対向配置されるガイド板と、
    前記ガイド板を貫通するスリットであり、前記プローブピンの略正方形状の断面の略一辺の幅と、長方形状の前記ICチップの略長辺の長さとを有し、そのスリット方向に列設される複数の前記プローブピンが挿入されるガイドスリットと、
    前記ガイド板上に配置される板であり、板面が前記ガイド板に平行で、側辺が前記ガイドスリットに沿いつつ配置され、しかも前記側辺に、前記側辺と交差する溝が複数凹設されるガイド側溝板と、を含み、
    前記ガイド板は、その上面又は下面に設けられて前記ガイド側溝板を嵌合させる凹部を備え、
    前記プローブピンのそれぞれが各前記溝にガイドされつつ前記電極パッドに接触することを特徴とするプローブピンガイド構造。
  2. 請求項1に記載のプローブピンガイド構造を備えるプローブカード。
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