JP6635866B2 - 無線通信システム - Google Patents
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Description
始点となる前記親無線機は、複数の前記子無線機の夫々を終点となる前記無線機として、複数の終点となる前記子無線機に向けて往信用のデータを順次送信し、及び、前記親無線機から前記往信用のデータを受信した終点となる前記子無線機は次に、自身が始点となる前記無線機として動作して、前記親無線機を終点となる前記無線機として当該親無線機に向けて返信用のデータを送信し、
始点となる前記親無線機は、前記往信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該往信用のデータを送信し、及び、前記親無線機によって終点とされた前記子無線機は、自身が始点となる前記無線機として動作するとき、前記返信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該返信用のデータを送信し、
前記無線機は、受信した前記データの前記有効期間が満了しているとき、当該データの処理を行わないように構成され、
前記親無線機は、前記往信用のデータを送信した後に未だ前記返信用のデータを受信していない特定の終点となる前記子無線機があるとき、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを送信してからの経過期間が、前記往信用のデータの有効期間及び前記返信用のデータの有効期間の和以上の長さの所定の制限期間を超過したことを条件として、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを再び送信するリトライ処理を行うように構成され、
前記親無線機は、前記リトライ処理を行うとき、前記往信用のデータの有効期間として、前に送信した前記往信用のデータの有効期間よりも長い期間を設定する点にある。
加えて、リトライ処理では有効期間が長くなるので、各無線機の間での情報の送受信に長い時間がかかったとしても、始点となる親無線機から終点となる子無線機に往信用のデータが届く可能性が高くなる。
始点となる前記親無線機は、複数の前記子無線機の夫々を終点となる前記無線機として、複数の終点となる前記子無線機に向けて往信用のデータを順次送信し、及び、前記親無線機から前記往信用のデータを受信した終点となる前記子無線機は次に、自身が始点となる前記無線機として動作して、前記親無線機を終点となる前記無線機として当該親無線機に向けて返信用のデータを送信し、
始点となる前記親無線機は、前記往信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該往信用のデータを送信し、及び、前記親無線機によって終点とされた前記子無線機は、自身が始点となる前記無線機として動作するとき、前記返信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該返信用のデータを送信し、
前記無線機は、受信した前記データの前記有効期間が満了しているとき、当該データの処理を行わないように構成され、
前記親無線機は、前記往信用のデータを送信した後に未だ前記返信用のデータを受信していない特定の終点となる前記子無線機があるとき、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを送信してからの経過期間が、前記往信用のデータの有効期間及び前記返信用のデータの有効期間の和以上の長さの所定の制限期間を超過したことを条件として、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを再び送信するリトライ処理を行うように構成され、
複数の前記無線機の夫々は、一つの前記無線機から所定値以上の強度の信号が直接届く位置にある他の前記無線機を、当該一つの前記無線機からの中継段数が1段目の前記無線機と見なす形式で決定された、自身の前記無線機を基準とした他の前記無線機への中継段数についての情報と、自身の前記無線機からの中継段数が1段目の前記無線機を基準とした他の前記無線機への中継段数についての情報とを含む中継段数情報を記憶し、並びに、前記データを終点となる前記無線機に向けて送信するときの動作モードである通信モードと、ビーコンを放射する一時的なアクティブ状態とそれ以外の非アクティブ状態とが交互に繰り返されるビーコン放射モードとを切り替えて動作し、
情報送信側の前記無線機と情報受信側の前記無線機との間での情報通信が行われるとき、
前記情報送信側の前記無線機は、前記通信モードでの動作に移行すると、前記ビーコン放射モードで動作している前記情報受信側の前記無線機が放射したビーコンを受信するためのビーコン待ち状態になり、当該ビーコン待ち状態であるときに前記情報受信側の前記無線機が放射したビーコンを受信すると、当該情報受信側の前記無線機が所定の通信相手条件を満たす場合には、終点となる前記無線機への情報通信に関与するか否かの問い合わせ情報を送信し、
前記情報受信側の前記無線機は、前記問い合わせ情報を受信すると、所定の通信関与条件を満たす場合には、終点となる前記無線機への情報通信に関与する旨の返信を前記情報送信側の前記無線機に行い、並びに、前記所定の通信関与条件を満たさない場合には、終点となる前記無線機への情報通信に関与しない旨の返信を前記情報送信側の前記無線機に行い、
前記情報送信側の前記無線機は、終点となる前記無線機への情報通信に関与する旨の返信を前記情報受信側の前記無線機から受け取ると、終点となる前記無線機へ伝達するべき前記データを前記情報受信側の前記無線機に送信する点にある。
加えて、情報送信側の無線機は、所定の通信相手条件を満たす無線機を選択して情報の送信を試みることができる、情報受信側の無線機は、所定の通信関与条件を満たす場合は終点となる無線機への情報通信に関与できる。つまり、情報送信側の無線機及び情報受信側の無線機の双方とも相手を選択できるので、確実な通信が行われるようにできる。
前記ビーコン待ち状態となってから最初の受信待ち期間内に受信したビーコンが第1条件を満たす前記情報受信側の前記無線機が放射したものであること、
前記最初の受信待ち期間の後の2番目の受信待ち期間内に受信したビーコンが前記第1条件又は第2条件を満たす前記情報受信側の前記無線機が放射したものであること、
前記2番目の受信待ち期間の後に受信したビーコンが前記第1条件又は前記第2条件又は第3条件を満たす前記情報受信側の前記無線機が放射したものであることであり、
前記第1条件は、前記情報受信側の前記無線機から終点となる前記無線機までの中継段数が前記情報送信側の前記無線機自身から終点となる前記無線機までの中継段数よりも少なく、且つ、前記情報送信側の前記無線機自身から前記情報受信側の前記無線機への中継段数が1段であることであり、
前記第2条件は、前記情報受信側の前記無線機から終点となる前記無線機までの中継段数が前記情報送信側の前記無線機自身から終点となる前記無線機までの中継段数と同じであることであり、
前記第3条件は、全ての前記無線機である点にある。
ところが本特徴構成では、リトライ処理のとき、一つの無線機からの中継段数が2段目以上の別の無線機への直接の情報通信が禁止されるので、信号強度が相対的に強くなる経路が選択しながら通信が行われることになる。
図1は、無線通信システムの構成を示す図である。図示するように、無線通信システムは、集合住宅などの施設1に固定して設置される一台の親無線機R00(R)及び複数台の子無線機R00〜R07を含む複数台の無線機Rを備える。施設1の各住戸L(L00〜L07)には、ガスメーター、電気メーター、水道メーターなどのメーターM(M00〜M07)が設置されており、無線機R(R00〜R07)はそれら各メーターM(M00〜M07)と接続されている。そして、親無線機R00は、各メーターMからガス、電気、水道などの検針値を収集できる構成になっている。
複数の無線機Rの夫々は、一つの無線機Rから所定値以上の強度の信号が直接届く位置にある他の無線機Rを、その一つの無線機Rからの中継段数が1段目の無線機Rと見なす形式で決定された、自身の無線機Rを基準とした他の無線機Rへの中継段数についての情報と、自身の無線機Rからの中継段数が1段目の無線機Rを基準とした他の無線機Rへの中継段数についての情報とを含む中継段数情報を記憶している。
同様に、無線機R01〜無線機R07を基準とした他の無線機Rへの中継段数の情報も設定されている。
図3は、各無線機Rの間で行われる通信処理を示す図である。親無線機R00は、施設1に来た検針作業者がハンドヘルド端末などを使用して送信した検針指示を受け付けると、或いは、インターネットなどを経由して接続されている検針者のコンピュータ装置などからの検針指示を受け付けると、各子無線機Rに対して検針値の送信を要求する。図3に示すのは、親無線機R00が情報通信の始点となり、子無線機R07が情報通信の終点となる、即ち、子無線機R07に接続されているメーターM07の検針値の送信が要求されている場合の例である。
上記通信相手条件は、以下の表1及び表2に示す条件である。
・「情報送信側の無線機Rから自身への中継段数が1段であること」、或いは、
・「情報送信側の無線機Rから自身への中継段数が2段以上である場合には、自身から終点となる無線機Rへの中継段数が、情報送信側の無線機Rから終点となる無線機Rへの中継段数よりも少ない又は情報送信側の無線機Rから終点となる無線機Rへの中継段数と同じであること」
である。
上記実施形態では、情報送信側の無線機Rからの中継段数が1段目の無線機Rに対して情報通信が行われる例を説明したが、情報送信側の無線機Rからの中継段数が2段目の無線機Rに対して情報通信が行われることもある。つまり、情報送信側の無線機Rからの中継段数が1段目にある無線機Rを飛ばして経由せずに、中継段数が2段目の無線機Rに対して情報通信が行われることもある。
そして、子無線機R03は、情報Dを受信すると、工程#35において、データを正常に受信したことを示す情報Eを送信する。
<1>
上記実施形態では、本発明の無線通信システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、図1には親無線機R00と子無線機R01〜R07とが施設1に設置されている例を説明したが、子無線機Rの数などは適宜変更可能である。
上記実施形態において、リトライ処理によって特定の終点となる無線機Rに向けてデータが送信されているとき、一つの無線機Rからの中継段数が2段目以上の別の無線機Rへの直接の情報通信を禁止してもよい。例えば、上述した通信相手条件や通信関与条件に、情報送信側の無線機Rからの中継段数が2段目以上の情報受信側の無線機Rへの直接の情報通信を禁止することを含めてもよい。これにより、リトライ処理のとき、一つの無線機Rからの中継段数が2段目以上の別の無線機Rへの直接の情報通信が禁止されるので、信号強度が相対的に強くなる経路が選択しながらリトライ処理の情報通信が行われることになる。
L 住戸
M メーター
R 無線機
Claims (6)
- 施設に固定して設置される一台の親無線機及び複数台の子無線機を含む複数台の無線機を備え、
始点となる前記無線機から信号が直接届く位置にある終点となる前記無線機への1段階の情報通信が行われることで、或いは、始点となる前記無線機から信号が直接届かない位置にある終点となる前記無線機へ、信号が直接届く位置にある前記無線機同士を介した複数段階の情報通信が行われることで、始点となる前記無線機から終点となる前記無線機への情報通信が行われる無線通信システムであって、
始点となる前記親無線機は、複数の前記子無線機の夫々を終点となる前記無線機として、複数の終点となる前記子無線機に向けて往信用のデータを順次送信し、及び、前記親無線機から前記往信用のデータを受信した終点となる前記子無線機は次に、自身が始点となる前記無線機として動作して、前記親無線機を終点となる前記無線機として当該親無線機に向けて返信用のデータを送信し、
始点となる前記親無線機は、前記往信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該往信用のデータを送信し、及び、前記親無線機によって終点とされた前記子無線機は、自身が始点となる前記無線機として動作するとき、前記返信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該返信用のデータを送信し、
前記無線機は、受信した前記データの前記有効期間が満了しているとき、当該データの処理を行わないように構成され、
前記親無線機は、前記往信用のデータを送信した後に未だ前記返信用のデータを受信していない特定の終点となる前記子無線機があるとき、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを送信してからの経過期間が、前記往信用のデータの有効期間及び前記返信用のデータの有効期間の和以上の長さの所定の制限期間を超過したことを条件として、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを再び送信するリトライ処理を行うように構成され、
前記親無線機は、前記リトライ処理を行うとき、前記往信用のデータの有効期間として、前に送信した前記往信用のデータの有効期間よりも長い期間を設定する無線通信システム。 - 施設に固定して設置される一台の親無線機及び複数台の子無線機を含む複数台の無線機を備え、
始点となる前記無線機から信号が直接届く位置にある終点となる前記無線機への1段階の情報通信が行われることで、或いは、始点となる前記無線機から信号が直接届かない位置にある終点となる前記無線機へ、信号が直接届く位置にある前記無線機同士を介した複数段階の情報通信が行われることで、始点となる前記無線機から終点となる前記無線機への情報通信が行われる無線通信システムであって、
始点となる前記親無線機は、複数の前記子無線機の夫々を終点となる前記無線機として、複数の終点となる前記子無線機に向けて往信用のデータを順次送信し、及び、前記親無線機から前記往信用のデータを受信した終点となる前記子無線機は次に、自身が始点となる前記無線機として動作して、前記親無線機を終点となる前記無線機として当該親無線機に向けて返信用のデータを送信し、
始点となる前記親無線機は、前記往信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該往信用のデータを送信し、及び、前記親無線機によって終点とされた前記子無線機は、自身が始点となる前記無線機として動作するとき、前記返信用のデータの有効期間を示す情報を含ませて当該返信用のデータを送信し、
前記無線機は、受信した前記データの前記有効期間が満了しているとき、当該データの処理を行わないように構成され、
前記親無線機は、前記往信用のデータを送信した後に未だ前記返信用のデータを受信していない特定の終点となる前記子無線機があるとき、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを送信してからの経過期間が、前記往信用のデータの有効期間及び前記返信用のデータの有効期間の和以上の長さの所定の制限期間を超過したことを条件として、当該特定の終点となる前記子無線機に向けて前記往信用のデータを再び送信するリトライ処理を行うように構成され、
複数の前記無線機の夫々は、一つの前記無線機から所定値以上の強度の信号が直接届く位置にある他の前記無線機を、当該一つの前記無線機からの中継段数が1段目の前記無線機と見なす形式で決定された、自身の前記無線機を基準とした他の前記無線機への中継段数についての情報と、自身の前記無線機からの中継段数が1段目の前記無線機を基準とした他の前記無線機への中継段数についての情報とを含む中継段数情報を記憶し、並びに、前記データを終点となる前記無線機に向けて送信するときの動作モードである通信モードと、ビーコンを放射する一時的なアクティブ状態とそれ以外の非アクティブ状態とが交互に繰り返されるビーコン放射モードとを切り替えて動作し、
情報送信側の前記無線機と情報受信側の前記無線機との間での情報通信が行われるとき、
前記情報送信側の前記無線機は、前記通信モードでの動作に移行すると、前記ビーコン放射モードで動作している前記情報受信側の前記無線機が放射したビーコンを受信するためのビーコン待ち状態になり、当該ビーコン待ち状態であるときに前記情報受信側の前記無線機が放射したビーコンを受信すると、当該情報受信側の前記無線機が所定の通信相手条件を満たす場合には、終点となる前記無線機への情報通信に関与するか否かの問い合わせ情報を送信し、
前記情報受信側の前記無線機は、前記問い合わせ情報を受信すると、所定の通信関与条件を満たす場合には、終点となる前記無線機への情報通信に関与する旨の返信を前記情報送信側の前記無線機に行い、並びに、前記所定の通信関与条件を満たさない場合には、終点となる前記無線機への情報通信に関与しない旨の返信を前記情報送信側の前記無線機に行い、
前記情報送信側の前記無線機は、終点となる前記無線機への情報通信に関与する旨の返信を前記情報受信側の前記無線機から受け取ると、終点となる前記無線機へ伝達するべき前記データを前記情報受信側の前記無線機に送信する無線通信システム。 - 前記親無線機は、前記リトライ処理を行うとき、前記往信用のデータの有効期間として、前に送信した前記往信用のデータの有効期間よりも長い期間を設定する請求項2に記載の無線通信システム。
- 前記所定の通信相手条件は、
前記ビーコン待ち状態となってから最初の受信待ち期間内に受信したビーコンが第1条件を満たす前記情報受信側の前記無線機が放射したものであること、
前記最初の受信待ち期間の後の2番目の受信待ち期間内に受信したビーコンが前記第1条件又は第2条件を満たす前記情報受信側の前記無線機が放射したものであること、
前記2番目の受信待ち期間の後に受信したビーコンが前記第1条件又は前記第2条件又は第3条件を満たす前記情報受信側の前記無線機が放射したものであることであり、
前記第1条件は、前記情報受信側の前記無線機から終点となる前記無線機までの中継段数が前記情報送信側の前記無線機自身から終点となる前記無線機までの中継段数よりも少なく、且つ、前記情報送信側の前記無線機自身から前記情報受信側の前記無線機への中継段数が1段であることであり、
前記第2条件は、前記情報受信側の前記無線機から終点となる前記無線機までの中継段数が前記情報送信側の前記無線機自身から終点となる前記無線機までの中継段数と同じであることであり、
前記第3条件は、全ての前記無線機である請求項2又は3に記載の無線通信システム。 - 前記所定の通信関与条件は、
前記情報送信側の前記無線機から前記情報受信側の前記無線機自身への中継段数が1段であること、或いは、
前記情報送信側の前記無線機から前記情報受信側の前記無線機自身への中継段数が2段以上である場合には、前記情報受信側の前記無線機自身から終点となる前記無線機への中継段数が、前記情報送信側の前記無線機から終点となる前記無線機への中継段数以下であることである請求項2〜4の何れか一項に記載の無線通信システム。 - 前記リトライ処理によって前記特定の終点となる前記無線機に向けて前記データが送信されているとき、一つの前記無線機からの中継段数が2段目以上の別の前記無線機への直接の情報通信が禁止される請求項2〜5の何れか一項に記載の無線通信システム。
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