JP6635835B2 - データ再送方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システムに関し、特に、マルチユーザ伝送システムにおけるデータ再送方法および装置に関する。
マルチユーザ伝送システムでは、データ伝送効率を向上させるために、伝送リソースを合理的に割り当てることにより、複数のユーザに対して同時にデータを伝送することができる。例えば、マルチユーザ多入力多出力(MU−MIMO)システムでは、空間領域を階層化することにより、基地局は、複数のユーザに対して同時にサービスを提供することができる。
特に、スペクトルリソースが不足しつつある今、スペクトル効率を大幅に向上させることが可能な非直交多元接続(NOMA:Non−orthogonal Multiple Access)技術は、ますます人々の注目を浴びている。NOMAの基本思想は、送信側において、非直交伝送を採用して自発的に干渉情報を導入し、受信側において、連続干渉除去(SIC)技術によって成功的な検出を実現することにある。SIC受信機を用いると、受信機の複雑度を高めることになるが、スペクトル効率を良好に向上させることができる。
上述したように、NOMA技術を使用すると、スペクトル効率を大幅に向上させることができる。しかしながら、NOMAシステムでは、各サブバンド毎に、複数のユーザが同時にスケジューリングされるので、その中のあるユーザから伝送されたデータの受信側における検出に成功できず、データ再送を行う必要がある場合、如何に、マルチユーザ伝送の観点から、あるユーザに対してデータ再送を行うかが、現在解決すべき肝心な課題の1つとなっている。
そこで、本発明の実施例は、上記に鑑みてなされたものであって、マルチユーザ伝送システム、例えば、NOMAシステムにおける下りデータ再送を実現することが可能なデータ再送方法および装置を提供している。
本発明の実施例で提供されたユーザ端末側のデータ再送方法は、ユーザ端末が、基地局から送信された再送データパケットを受信すると、初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、データ合成を行う必要があると判断した場合、ユーザ端末が、自局でバッファリングされた情報に基づいて、前記再送データパケットに対してデータ合成を行い、データ合成の実行結果に基づいて、前記再送データパケットを検出し、または、データ合成を行う必要がないと判断した場合、ユーザ端末が、前記再送データパケットを検出する、ことを含む。
前記自局でバッファリングされた情報は、ユーザ端末が前記初送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報を含み、前記ユーザ端末が、自局でバッファリングされた情報に基づいて、前記再送データパケットに対してデータ合成を行うことは、前記ユーザ端末が前記初送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報と、前記ユーザ端末が前記再送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報とを合成する、ことを含む。
ユーザ端末は、前記ソフトチャネル情報を、データ再送の全過程の終了までバッファリングする。
前記方法は、ユーザ端末が、前記初送データパケットを検出する際に検出に成功した他のユーザ端末のデータパケットをバッファリングする必要があるか否かを判断することをさらに含み、前記他のユーザ端末のデータパケットをバッファリングする必要があると判断した場合、前記自局でバッファリングされた情報は、前記他のユーザ端末のデータパケットをさらに含んでもよい。
前記他のユーザ端末のデータパケットをバッファリングする必要があると判断した場合、ユーザ端末は、前記他のユーザ端末のデータパケットを、第1回のデータ再送の終了までバッファリングする。
前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することは、ユーザ端末は、前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比が条件SINR≧α/(α+2)・SINRを満足するか否かを判断し、該条件を満足する場合、データ合成を行う必要があると判断する、ことを含み、ここで、SINRは、初送データパケットの信号対干渉雑音比を表し、SINRは、再送データパケットの信号対干渉雑音比を表し、α=|h/|hであり、hおよびhは、それぞれ、初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す。
本発明の実施例で提供された基地局側のデータ再送方法は、あるユーザ端末からの検出失敗メッセージを受信すると、基地局が再送データパケットを決定し、基地局が、ユーザスケジューリングを行い、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と同じリソースを多重化する他のユーザ端末を決定して、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と決定された他のユーザ端末とを含むユーザグループを構成し、前記ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、基地局が、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、前記ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および前記判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算し、基地局が、計算されたユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子に基づいて、各ユーザ端末のデータパケットに対して電力割り当てを行う、ことを含む。
前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することは、条件SINR inTx<α/(α+2)・SINR reTxを満足する場合、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要がないと判断し、条件SINR inTx≧α/(α+2)・SINR reTxを満足する場合、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があると判断する、ことを含み、ここで、SINR inTxは、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、SINR reTxは、n番目のユーザ端末に対応する再送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、α=|h/|hであり、hおよびhは、それぞれ、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す。
前記ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および前記判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算することは、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質またはスループットに基づいて、ユーザ端末の連続干渉除去順序を決定し、決定された連続干渉除去順序、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質、および前記判断の結果に基づいて、前記ユーザグループのスループットを計算し、前記ユーザグループのスループットが最大値となる場合の送信電力割り当て因子を、前記ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子とする、ことを含む。
ここで、前記ユーザグループのスループットは、ユーザグループ内の各ユーザ端末のスループットの幾何平均、プロポーショナルフェアネススケジューリングメトリック、または、改善されたプロポーショナルフェアネススケジューリングメトリックを含む。
前記決定された連続干渉除去順序、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質、および前記判断の結果に基づいて、前記ユーザグループのスループットを計算することは、n番目のユーザ端末が初送データパケットに対応する場合、前記n番目のユーザ端末のスループットを計算するための信号対干渉雑音比SINRを、数式SINR=SINR inTxによって計算し、n番目のユーザ端末が再送データパケットに対応し、かつ、データ合成を行う必要がないと判断した場合、前記n番目のユーザ端末のスループットを計算するための信号対干渉雑音比SINRを、数式SINR=SINR reTxによって計算し、n番目のユーザ端末が再送データパケットに対応し、かつ、データ合成を行う必要があると判断した場合、前記n番目のユーザ端末のスループットを計算するための信号対干渉雑音比SINRを、数式SINR=(α+1)SINR reTx・SINR inTx/(αSINR reTx+SINR inTx)によって修正する、ことを含む。
本発明の実施例で提供されたユーザ端末は、基地局から送信された初送データパケットまたは再送データパケットを受信する受信モジュールと、再送データパケットに対して、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、データ合成を行う必要があると判断した場合、バッファリングされた情報に基づいて、再送データパケットに対してデータ合成を行い、データ合成を行う必要がないと判断した場合、再送データパケットに対してデータ合成を行わないデータ合成モジュールと、受信モジュールからの初送データパケットを検出するとともに、データ合成モジュールからのデータ合成の実行結果に基づいて、再送データパケットを検出する検出モジュールと、検出モジュールによるデータパケットの検出に失敗した場合、基地局へ検出失敗メッセージをフィードバックし、検出モジュールによるデータパケットの検出に成功した場合、基地局へ検出成功メッセージをフィードバックするフィードバックモジュールと、を含む。
上記ユーザ端末は、検出モジュールがデータパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報をバッファリングするバッファリングモジュールをさらに含み、前記データ合成モジュールは、データ合成を行う必要があると判断した場合、前記ユーザ端末が前記初送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報と、前記ユーザ端末が前記再送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報とを合成する。
本発明の実施例で提供された基地局は、あるユーザ端末からの検出失敗メッセージを受信すると、再送データパケットを決定する再送データパケット決定モジュールと、ユーザスケジューリングを行い、再送データパケットに対応するユーザ端末と同じリソースを多重化する他のユーザ端末を決定して、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と決定された他のユーザ端末とを含むユーザグループを構成するスケジューリングモジュールと、前記ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および前記判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算する電力割り当て因子決定モジュールと、計算されたユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子に基づいて、各ユーザ端末のデータパケットに対して電力割り当てを行う電力割り当てモジュールと、を含む。
本発明の実施例における再送方法では、ユーザ端末側は、初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することにより、データ合成後のSINRがかえって劣化する状況を効果的に避けることができる。基地局側は、再送データパケットおよび他のデータパケットの送信電力割り当てを行う際に、各UEのチャネル品質を考慮するだけでなく、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があるか否かも考慮する。従って、データ合成を行う必要がある場合に、再送データパケットに対応するUEの電力を、その再送性能に影響することなく、適宜減少することができるとともに、他のUEの送信電力を増加することもでき、これにより、システムの総スループットを増加することができる。
さらに、ユーザ端末側において、初送データパケットを検出して得られたソフトチャネル情報のみバッファリングしてもよく、そのバッファリング期間は、データ再送の全過程であってもよい。検出に成功した他のUEのデータパケットに対して、ユーザ端末は、バッファリングしなく、または、有限の期間のみバッファリングし、例えば、1回のデータ再送の期間のみバッファリングしてもよい。これにより、UEのバッファ空間を大幅に節約することができる。
本発明の実施例におけるユーザ端末側のデータ再送方法のフローチャートである。 本発明の実施例におけるユーザ端末側の処理手順を示す図である。 本発明の実施例におけるユーザ端末と基地局との間のデータ再送のタイミングシーケンスを示す模式図である。 本発明の実施例における基地局側のデータ再送方法のフローチャートである。 基地局がユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算する方法のフローチャートである。 ユーザ端末の内部構成の模式図である。 基地局の内部構成の模式図である。
本発明の目的、解決手段、およびメリットをさらに明確にするために、以下、図面を参照しながら、実施例を挙げて、本発明をさらに詳しく説明する。
現在、長期的な進化システムまたは改善された長期的な進化システム(LTE/LTE−A)では、あるユーザのデータが受信側において成功的に検出できなかった場合、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)再送メカニズムによって、データの再送を実現することができる。しかし、LTE/LTE−Aシステムにおいて設計されたHARQ再送メカニズムは、単一のユーザのために設計されたものである。一方、NOMAシステムでは、複数のユーザが同一のサブバンドにおいて初回伝送および再送を同時に行う可能性があるので、NOMAシステムにおいて、ユーザ側の受信信号バッファリングおよびHARQデータ合成、基地局側の送信電力割り当てなどの処理を完成するために、より複雑なデータ再送方式が必要となる。
本発明の実施例は、NOMAシステムの下りデータ伝送過程に適用可能なデータ再送方法を提供している。本文では、説明の便宜上、基地局が初回に送信するデータパケットを初送データパケットと呼び、基地局が再び伝送するデータパケットを再送データパケットと呼ぶ。
図1は、本発明の実施例におけるユーザ端末側のデータ再送方法のフローチャートである。
ステップ101で、ユーザ端末は、基地局から送信された再送データパケットを受信すると、初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、および、ステップ102で、データ合成を行う必要があると判断した場合、ユーザ端末は、自局でバッファリングされた情報に基づいて、受信された再送データパケットに対してデータ合成を行い、データ合成の実行結果に基づいて、前記再送データパケットを検出し、または、ステップ103で、データ合成を行う必要がないと判断した場合、ユーザ端末は、受信された再送データパケットを検出する。
具体的には、上記のステップ101を実行する前に、ユーザ端末(UE)は、図2に示すような下記のステップを先に実行してもよい。
ステップ201で、UEは、まず、基地局から自局に送信された初送データパケットを検出する。
ステップ202で、UEは、自局に送信された初送データパケットの検出に失敗した場合、基地局へ検出失敗メッセージをフィードバックして、基地局に対し、検出に失敗したデータパケットを再び送信するよう要求し、即ち、再送を要求するようにしてもよい。そして、ステップ203に進む。
本ステップにおいて、UEは、自局に送信されたデータパケットの検出に成功した場合、基地局へ検出成功メッセージをフィードバックして、再送を要求しないようにしてもよい。これにより、本フローを終了することができる。
具体的には、図3に示すように、上記のステップにおいて、UEが時刻tにおいて基地局から送信された下りデータパケットを受信する、とすると、UEは、自局に送信されたデータパケットの検出に成功した場合、時刻t+4において、検出成功メッセージ(例えばACKメッセージ)を基地局に返してもよく、UEは、自局に送信されたデータパケットの検出に失敗した場合、時刻t+4において、検出失敗メッセージ(例えばNACKメッセージ)を基地局に返して、基地局に対し、検出に失敗したデータパケットを時刻t’において再送するよう要求してもよい。
本発明の実施例において、データパケットの検出に成功したことは、データパケットに対して巡回冗長検査(CRC:Cyclic Redundancy Check)を行った結果が正しいか否かに基づいて判断してもよい。
ステップ203で、UEは、初送データパケットを検出して得られた情報をバッファリングする。
一実施例において、UEは、SICによってデータパケットを検出してもよい。具体的に、チャネル復号を行わずにデータ検出を行って、符号レベルで干渉除去を行う方式Aの符号レベルSICと、復調およびチャネル復号を行って、復元されたデータを得、復元されたデータに対して再符号化および変調を行ってから、干渉除去を行う方式Bのコードブックレベル(codebook−level)SICとの2つの方式のSICを行ってもよい。ここで、方式Aは、複雑度がより低いが、方式Bは、性能がより良い。
本ステップにおいて、上述したUEでバッファリングされた情報は、ソフトチャネル情報(Soft Channel Bits)を含んでもよい。上記ソフトチャネル情報は、UEが、受信されたデータパケットに対してSIC処理を行って得られた、雑音(または干渉)が含まれる信号であり、チャネル状況に関する情報を含む。
例えば、受信信号y=h*S+nであり、ここで、Sはユーザ端末の信号を表し、hはチャネル伝送関数であり、nは加法性雑音であるとすると、yに対してソフト復調を行って(即ち、ハード判定を行わずに)得られた符号またはビットメトリックがソフトチャネル情報であり、あるいは、yに対して復調、復号を行って、ハード判定を行う前に得られたビットメトリックがソフトチャネル情報である。
また、例えば、NOMAシステムにおける受信信号y=h*(S1+S2)+nであり、ここで、S1はユーザ端末UE1の信号を表し、S2はユーザ端末UE2の信号を表す。S1に対してSICを行って、z=h*S2+n+I(S1)を得、ここで、I(S1)は残りのS1による干渉を表すとすると、zに対してソフト復調を行って得られたビットメトリックがソフトチャネル情報であり、あるいは、zに対して復調、復号を行って、ハード判定を行う前に得られたビットメトリックがソフトチャネル情報である。
注意すべきものとして、ソフトチャネル情報における「チャネル」は、UE自身と基地局との間のチャネルを指すものであるが、対にするUEと基地局との間のチャネルを含まない。その理由として、SIC処理を行うUEの角度から見れば、受信された信号に含まれた該UE自身の信号および対にするUEの信号は、いずれも、基地局から該UEまでの同じ無線チャネルを経由して伝搬されたものである。
上述したUEでバッファリングされたこれらのソフトチャネル情報は、後続の処理過程における再送データパケットのデータ合成に使用されることになる。なお、上記のソフトチャネル情報のバッファリング期間は、データ再送の全過程であってもよい。
さらに、上記ステップ203では、ソフトチャネル情報以外に、UEは、自局による検出に成功した他のUEのデータパケットもバッファリングする必要があるか否かを考慮すべきである。
研究から分かるように、UEが自局による検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングすることによって得られる利得は有限である。例えば、NOMAシステムでは、あるサブバンドにおいてスケジューリングされたユーザグループがUE1およびUE2を含み、かつ、UE1のSIC優先度がUE2より高いとする。SICを行う際に、複数の信号の検出順序がSIC順序と言われる。SIC順序は、UEのSIC優先度の高い順にしたがって決定してもよい。基本原則として、まず、弱いUEを検出してから、強いUEを検出する。具体的には、SICを行う際に、まず、大きな送信電力が割り当てられたが小さなSINRを有するUE1(即ち、弱いUE)の信号を検出し、UE1のSIC優先度に1を設定してもよい。そして、小さな送信電力が割り当てられたが大きなSNRを有するUE2(即ち、強いUE)の信号を検出し、UE2のSIC優先度に2を設定してもよい。なお、このようなSIC順序は、UE1およびUE2にとって同じである。
そうすると、下記のような場合にのみ、UE2が自局による検出に成功したUE1のデータパケットをバッファリングすることによって、合成利得を得ることができる。即ち、初回伝送時に、UE1は、自局のデータパケットの検出に成功しなかったが、UE2は、UE1のデータパケットの検出に成功した一方、自局のデータパケットの検出に成功しなかった。再送時に、基地局は、UE1のデータパケットおよびUE2のデータパケットを同時に再送したが、UE2は、この時、UE1のデータパケットの検出に成功しなかった。しかし、UE2には、その前に検出に成功したUE1のデータパケットがバッファリングされたので、この時、UE2は、自局でバッファリングされた、検出に成功したUE1のデータパケットに基づいて、干渉除去を行い、さらに、自局のデータパケットを検出することができ、これにより、合成利得を得ることができる。
しかしながら、当業者に理解できるように、実際の応用では、上述したシナリオの発生確率が非常に小さいため、UEがその前に検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングすることによって得られる利得も有限である。かえって、UEがその前に検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングすることには、UE自身のバッファ空間を使用する必要があり、従って、本発明の実施例では、UEが自局のデータパケットの検出に成功しなかった場合に、UEに対し、自局による検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングすることを要求しなくてもよいし、または、UEは、その前に検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングしてもよいが、有限の期間のみバッファリングし、例えば、第1回のデータ再送の完了までバッファリングする。
UEは、自局のメモリリソースの使用状況またはバッファにおける残り空間に基づいて、前記初送データパケットを検出する際に検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングする必要があるか否かを判断してもよい。例えば、UEは、自局の使用しているメモリリソースがある所定閾値を超えると判断した場合、他のUEのデータパケットをバッファリングしないことを選択し、自局の使用しているメモリリソースが該所定閾値を超えていないと判断した場合、その前に検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングするが、有限の期間のみバッファリングすることを選択してもよい。例えば、該所定閾値は60%である。
ステップ204で、UEは、基地局から送信された再送データパケットを受信する。
本発明の実施例において、基地局は、ユーザスケジューリングを行って、該再送データパケットを伝送するためのサブバンドを決定すると、制御チャネルによって、相応のUEに通知する。これにより、UEは、相応のサブバンドにおいて、該再送データパケットを受信することができる。
次に、上記ステップ101におけるUEが初送データパケットの信号対干渉雑音比(SINR)および前記再送データパケットのSINRに基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断する方法を詳しく説明する。
具体的には、NOMAシステムでは、あるサブバンドにおいてスケジューリングされたユーザグループがUE1およびUE2を含むとする。基地局側では、第1レベル変調を用いたデータパケットがUE1のデータパケットであり、第2レベル変調を用いたデータパケットがUE2のデータパケットであり、つまり、UE1のSIC優先度がUE2より高い。
各UEのチャネルが独立して時間変動するものであるため、UE1のチャネル品質とUE2のチャネル品質との相対関係が変化するものである。例えば、初回伝送時において、UE1のチャネル条件が良いが、UE2のチャネル条件が悪く、つまり、初回伝送時のUE1のSINRが大きかった一方、UE2のSINRが小さかったことにより、UE1は、自局のデータパケットの検出に成功することができるが、UE2は、UE1のデータパケットの検出に成功しなかったため、自局のデータパケットの検出にも成功しなかった。
UE2のデータパケットを再送する際に、UE2のチャネル条件が良くなり、基地局側では、UE2と同時にスケジューリングされたUEがUE3である。基地局側では、第1レベル変調を用いたデータパケットがUE3のデータパケットであり、第2レベル変調を用いたデータパケットがUE2の再送データパケットである。チャネル条件の好転、例えば、UE2の受けるユーザ間干渉が小さくなることに起因して、UE2は、UE3のデータパケットおよび自局のデータパケットの検出に成功することができる。この場合、UE2は、データ合成を行えば、つまり、バッファリングされた初回伝送時のソフトチャネル情報と再送時のソフトチャネル情報とを合成すれば、合成利得を得られないばかりか、かえって合成後のSINRの劣化を招き、システム性能の低下を引き起こす。ここから分かるように、NOMAシステムでは、あらゆる場合にデータ合成を行うことが合成利得をもたらせるわけではない。そこで、UEは、どのような場合にデータ合成を行う値打ちがあるかを判断する必要がある。
次に、合成後のSINRと、初送データパケットの伝送時のSINRおよび再送データパケットの伝送時のSINRとの関係を具体的に分析する。初回伝送時に、チャネル伝送関数は、次の数式1に示す通りであるとすると、初送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比SINRは、数式2に示す通りである。
Figure 0006635835
再送時に、チャネル伝送関数は、次の数式3に示す通りであるとすると、再送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比SINRは、数式4に示す通りである。
Figure 0006635835
Figure 0006635835
Figure 0006635835
理解できるように、合成利得を得るには、条件SINRcc≧SINRを満足させる必要がある。この場合、上記の数式5から、次の数式6に示すような条件を導出することができる。
Figure 0006635835
つまり、上記の数式6の条件を満足する場合、UEは、データ合成を行うことができ、上記の数式6を満足しない場合、UEは、データ合成を行うべきでない。数式6の条件を簡単化するために、α=|h/|hとすると、次の数式7に示すような条件を得ることができる。
[数式7]
SINR≧α/(α+2)・SINR
つまり、初送データパケットの信号対干渉雑音比SINRおよび再送データパケットの信号対干渉雑音比SINRが上記の数式7の条件を満足する場合、合成利得を得ることができ、この場合に、UEは、データ合成を行うことを選択することができる。
|h=|hとすると、上記の数式7をさらに簡単化することができる。ここから得られたものとして、SINR1≧(1/3)SINRの場合に、UEは、データ合成を行うことを選択することができる。
また、説明すべきものとして、上記のステップ102において、UEは、最大比合成や等利得合成などのデータ合成方法によって、再送データパケットに対してデータ合成を行う。
さらに、上述した方法において、UEは、再送データパケットの検出にも失敗した場合、再送を再び要求し、ステップ101に戻って処理を引き続き実行する。一方、UEは、再送データパケットの検出に成功した場合、バッファリングされた情報を削除して、今回の再送フローを終了することができる。
上述した方法から分かるように、上記の本発明の実施例における再送方法では、再送データパケットを受信すると、UEは、直接にデータ合成を行うことなく、まず、初送データパケットのSINRおよび再送データパケットのSINRに基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することにより、データ合成後のSINRがかえって劣化する状況の発生を効果的に避けることができる。
また、UE側において、SIC処理によって得られたチャネル状況に関する情報のみバッファリングしてもよく、そのバッファリング期間は、データ再送の全過程であってもよい。検出に成功した他のUEのデータパケットに対して、UEは、バッファリングしなく、または、有限の期間のみバッファリングし、例えば、1回のデータ再送の期間のみバッファリングしてもよい。これにより、UEのバッファ空間を大幅に節約することができる。
次に、図面を参照しながら、具体的な実施例によって、NOMAシステムにおいて基地局側が下りデータ再送を行う方法を詳しく説明する。図4は、本発明の実施例における基地局側のデータ再送方法のフローチャートである。この方法は、NOMAシステムの下りデータ伝送に適用可能である。
ステップ401で、基地局は、あるUEからの検出失敗メッセージを受信すると、再送データパケットを決定する。
上述したように、基地局が時刻tにおいて下りデータパケットを送信するとすると、UEは、時刻t+4において、検出成功/失敗メッセージ(例えば、ACK/NACKメッセージ)を基地局に返してもよい。基地局があるUEからフィードバックされたNACKメッセージを受信する場合、該UEは、基地局が時刻tにおいて送信したデータパケットの検出に失敗したことが示され、基地局は、その前の時刻tにおいて該UEに対して送信したデータパケットを再び送信する必要がある。このように、再送データパケットを決定することができる。
ステップ402で、基地局は、ユーザスケジューリングを行い、再送データパケットに対応するUEと同じリソースを多重化する他のUEを決定して、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と決定された他のユーザ端末とを含むユーザグループを構成する。
具体的には、本ステップにおいて、リソースは、1つのサブバンドであってもよい。基地局は、再送データパケットに対応するUEと他のUEとを対にすることにより、全ての可能なユーザグループを候補ユーザグループとして完全列挙して、それら候補ユーザグループの中から、最大スケジューリングメトリックを有する候補ユーザグループを選択して、最終的なスケジューリング対象のユーザグループとするようにしてもよい。
ステップ403で、ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、基地局は、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、ユーザグループ内の各UEのチャネル品質および判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各UEに対応する送信電力割り当て因子を計算する。
ステップ404で、基地局は、計算されたユーザグループ内の各UEに対応する送信電力割り当て因子に基づいて、各UEのデータパケットに対して電力割り当てを行う。
次に、図5を参照して、上記のステップ403における基地局がユーザグループ内の各UEに対応する送信電力割り当て因子を計算する方法を詳しく説明する。
ステップ501で、基地局は、ユーザグループ内の各UEのチャネル品質または各UEのスループットに基づいて、ユーザグループ内の各UEの連続干渉除去順序(SIC Order)を決定する。
本ステップにおいて、ユーザグループ内の各UEのチャネル品質(例えば、SINR)の昇順またはユーザスループットの昇順に従って、連続干渉除去順序を決定してもよい。例を挙げて説明すると、現在のスケジューリング対象のユーザグループには、UE1、UE2、およびUE3の3つのUEが含まれ、ここで、UE2のチャネル品質が最も良く、UE1はそれに次ぎ、UE3は最も悪いが、UE1のスループットが最も大きく、UE2はそれに次ぎ、UE3は最も小さい。UEのチャネル品質の昇順に従って、連続干渉除去順序を決定する場合、現在のスケジューリング対象のユーザグループ内の各UEの連続干渉除去順序は、UE3、UE1、およびUE2である。一方、UEのスループットの昇順に従って、連続干渉除去順序を決定する場合、現在のスケジューリング対象のユーザグループ内の各UEの連続干渉除去順序は、UE3、UE2、およびUE1である。
具体的には、本ステップにおいて、上記チャネル品質は、UEのチャネル品質インジケータ(CQI)パラメータで表すことができる。
ステップ502で、ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、基地局は、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、連続干渉除去順序、ユーザグループ内の各UEのチャネル品質、および判断の結果に基づいて、ユーザグループのスループットを計算する。
本ステップにおいて、前記ユーザグループのスループットは、ユーザグループ内の各UEのスループットの幾何平均、プロポーショナルフェアネススケジューリングメトリック、または、改善されたプロポーショナルフェアネススケジューリングメトリックなどであってもよい。
次に、UEのスループットの幾何平均を使用する場合を例として、ユーザグループのスループットの計算方法を説明する。ユーザグループのスループットをユーザグループ内の各UEのスループットの幾何平均で表す場合、具体的に、次の数式8によって、ユーザグループのスループットを計算することができる。
Figure 0006635835
ここで、Thrは、ユーザグループ内のn番目のUEのスループットであり、次の数式9によって得ることができ、Nは、ユーザグループ内のUEの総数である。
Figure 0006635835
ここで、本発明の実施例では、ユーザグループのスループットを計算する際に、各UEのチャネル品質を考慮する他に、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があるか否かを判断する必要もある。再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があると判断した場合、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応するSINRを修正する。
具体的には、上記ユーザグループ内の各UEのスループットを計算する際に、n番目のUEの信号対干渉雑音比SINRは、次のような方法によって決定することができる。
n番目のUEへ伝送されたデータパケットが初送データパケットである場合、n番目のUEの信号対干渉雑音比SINRは、該初送データパケットの信号対干渉雑音比であり、即ち、SINRは、次の数式10によって計算することができる。
[数式10]
SINR=SINR inTx
n番目のUEへ伝送されたデータパケットが再送データパケットであって、かつ、該再送データパケットに対してデータ合成を行う必要がないと判断した場合(即ち、SINR inTx<α/(α+2)・SINR reTxを満足する条件下)、n番目のUEの信号対干渉雑音比SINRは、該再送データパケットの信号対干渉雑音比であり、即ち、SINRは、次の数式11によって計算することができる。
[数式11]
SINR=SINR reTx
n番目のUEへ伝送されたデータパケットが再送データパケットであって、かつ、該再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があると判断した場合(即ち、SINR inTx≧α/(α+2)・SINR reTxを満足する条件下)、n番目のUEの信号対干渉雑音比SINRは、次の数式12によって修正することができる。
[数式12]
SINR=(α+1)SINR reTx・SINR inTx/(αSINR reTx+SINR inTx
上記の数式10、11、および12において、SINR inTxは、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、SINR reTxは、n番目のユーザ端末に対応する再送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、α=|h/|hであり、hおよびhは、それぞれ、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す。
ここから分かるように、基地局は、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する信号対干渉雑音比を決定する際に、基地局からn番目のユーザ端末へ伝送されたデータパケットが再送データパケットであって、かつ、該再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があると判断した場合、該ユーザ端末に対応する信号対干渉雑音比を、再送データパケットの再送時の信号対干渉雑音比と関係があるだけでなく、該データパケットの初送時の信号対干渉雑音比とも関係があるように修正する必要がある。さらに、基地局は、ユーザグループのスループットを計算する際に、データ合成を行う必要がある再送データパケットに対応するユーザ端末に対して、修正された信号対干渉雑音比を使用し、つまり、ユーザグループのスループットを計算する際に、ユーザグループ内のUEのチャネル条件が考慮されるだけでなく、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があるか否かも考慮される。
ステップ503で、基地局は、上記ユーザグループのスループットが最大値となる場合の送信電力割り当て因子を、ユーザグループ内の各UEに対応する送信電力割り当て因子とする。
ここから分かるように、本発明の実施例における再送方法では、基地局側は、再送データパケットおよび他のデータパケットの送信電力割り当てを行う際に、各UEのチャネル品質を考慮するだけでなく、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があるか否かも考慮する。従って、データ合成を行う必要がある場合に、再送データパケットに対応するUEの電力を、その再送性能に影響することなく、適宜減少することができるとともに、他のUEの送信電力を増加することもでき、これにより、システムの総スループットを増加することができる。
上記のデータ再送方法に加えて、本発明の実施例は、上記方法を実行する基地局およびユーザ端末(UE)も提供している。ここで、UEの内部構成は、図6に示すように、主に、基地局から送信された初送データパケットまたは再送データパケットを受信する受信モジュール601と、再送データパケットに対して、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、データ合成を行う必要があると判断した場合、バッファリングされた情報に基づいて、再送データパケットに対してデータ合成を行い、データ合成を行う必要がないと判断した場合、再送データパケットに対してデータ合成を行わないデータ合成モジュール602と、受信モジュール601からの初送データパケットを検出するとともに、データ合成モジュール602からのデータ合成の実行結果に基づいて、再送データパケットを検出する検出モジュール603と、検出モジュール603によるデータパケットの検出に失敗した場合、基地局へ検出失敗メッセージをフィードバックし、検出モジュール603によるデータパケットの検出に成功した場合、基地局へ検出成功メッセージをフィードバックするフィードバックモジュール604と、を含む。
具体的に、上記データ合成モジュール602は、上記ステップ101に示す方法によって、データ合成を行う必要があるか否かを決定することができる。
上記ユーザ端末は、検出モジュール603によるデータパケットの検出に失敗した場合、検出によって得られた情報、例えば、ソフトチャネル情報をバッファリングするバッファリングモジュール605をさらに含むことができる。バッファリングモジュール605は、上記ソフトチャネル情報を、データ再送の全過程の終了までバッファリングすることができる。
本発明の実施例では、検出モジュール603が自局のデータパケットの検出に成功しなかった場合、バッファリングモジュール605は、自局による検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングしなくてもよく、または、その前に検出に成功した他のUEのデータパケットをバッファリングしてもよいが、有限の期間のみバッファリングしてもよく、例えば、第1回のデータ再送の完了までバッファリングする。
ここから分かるように、上述した本発明の実施例における再送方法では、再送データパケットを受信すると、UEは、まず、初回伝送時のSINRおよび再送時のSINRに基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することにより、合成後のSINRが劣化する状況の発生を避ける。
また、UEは、SIC処理によって得られたソフトチャネル情報のみバッファリングしてもよく、そのバッファリング期間は、データ再送の全過程であってもよいが、検出に成功した他のUEのデータパケットに対して、UEは、バッファリングしなくてもよく、または、有限の期間のみ、例えば、1回のデータ再送の期間のみバッファリングしてもよく、これにより、UEのバッファ空間を大幅に節約することができる。
基地局の内部構成は、図7に示すように、主に、あるユーザ端末からの検出失敗メッセージを受信すると、再送データパケットを決定する再送データパケット決定モジュール701と、ユーザスケジューリングを行い、再送データパケットに対応するユーザ端末と同じリソースを多重化する他のユーザ端末を決定して、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と決定された他のユーザ端末とを含むユーザグループを構成するスケジューリングモジュール702と、ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算する電力割り当て因子決定モジュール703と、計算されたユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子に基づいて、各ユーザ端末のデータパケットに対して電力割り当てを行う電力割り当てモジュール704と、を含む。
ここから分かるように、本発明の実施例における基地局は、再送データパケットおよび他のデータパケットの送信電力割り当てを行う際に、各UEのチャネル品質を考慮するだけでなく、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があるか否かも考慮する。従って、データ合成を行う必要がある場合に、再送データパケットに対応するUEの電力を、その再送性能に影響することなく、適宜減少することができるとともに、他のUEの送信電力を増加することもでき、これにより、これらUEのスループットを増加することができる。
上記は、好ましい実施例を挙げて、本発明の目的、解決手段、およびメリットをさらに詳しく説明している。理解すべきものとして、上記は、本発明の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神と原則内で行われる種々の修正、均等置換え、改善などは全て本発明の保護範囲内に含まれるべきである。

Claims (12)

  1. データ再送方法であって、
    ユーザ端末が、基地局から送信された再送データパケットを受信すると、初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、
    データ合成を行う必要があると判断した場合、ユーザ端末が、自局でバッファリングされた情報に基づいて、前記再送データパケットに対してデータ合成を行い、データ合成の実行結果に基づいて、前記再送データパケットを検出し、または、
    データ合成を行う必要がないと判断した場合、ユーザ端末が、前記再送データパケットを検出する、ことを含み、
    前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することは、
    ユーザ端末は、前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比が条件SINR ≧α/(α+2)×SINR を満足するか否かを判断し、該条件を満足する場合、データ合成を行う必要があると判断する、ことを含み、
    ここで、SINR は、初送データパケットの信号対干渉雑音比を表し、SINR は、再送データパケットの信号対干渉雑音比を表し、α=|h /|h であり、h およびh は、それぞれ、初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す、ことを特徴とする方法。
  2. 前記自局でバッファリングされた情報は、ユーザ端末が前記初送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報を含み、
    前記ユーザ端末が、自局でバッファリングされた情報に基づいて、前記再送データパケットに対してデータ合成を行うことは、
    前記ユーザ端末が前記初送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報と、前記ユーザ端末が前記再送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報とを合成する、ことを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. ユーザ端末は、前記ソフトチャネル情報を、データ再送の全過程の終了までバッファリングすることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. ユーザ端末が、前記初送データパケットを検出する際に検出に成功した他のユーザ端末のデータパケットをバッファリングする必要があるか否かを判断することをさらに含み、
    前記他のユーザ端末のデータパケットをバッファリングする必要があると判断した場合、前記自局でバッファリングされた情報は、前記他のユーザ端末のデータパケットをさらに含む、ことを特徴とする請求項2に記載の方法。
  5. 前記他のユーザ端末のデータパケットをバッファリングする必要があると判断した場合、ユーザ端末は、前記他のユーザ端末のデータパケットを、第1回のデータ再送の終了までバッファリングすることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. データ再送方法であって、
    あるユーザ端末からの検出失敗メッセージを受信すると、基地局が再送データパケットを決定し、
    基地局が、ユーザスケジューリングを行い、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と同じリソースを多重化する他のユーザ端末を決定して、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と決定された他のユーザ端末とを含むユーザグループを構成し、
    前記ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、基地局が、該ユーザ端末のチャネル品質に基づいて、初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比を計算し、前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、前記ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および前記判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算し、
    基地局が、計算されたユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子に基づいて、各ユーザ端末のデータパケットに対して電力割り当てを行う、ことを含み、
    前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することは、
    条件SINR inTx <α/(α+2)・SINR reTx を満足する場合、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要がないと判断し、
    条件SINR inTx ≧α/(α+2)・SINR reTx を満足する場合、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があると判断する、ことを含み、
    ここで、SINR inTx は、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、SINR reTx は、n番目のユーザ端末に対応する再送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、α=|h /|h であり、h およびh は、それぞれ、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す、ことを特徴とする方法。
  7. 前記ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および前記判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算することは、
    ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質またはスループットに基づいて、ユーザ端末の連続干渉除去順序を決定し、
    決定された連続干渉除去順序、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質、および前記判断の結果に基づいて、前記ユーザグループのスループットを計算し、
    前記ユーザグループのスループットが最大値となる場合の送信電力割り当て因子を、前記ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子とする、ことを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  8. 前記ユーザグループのスループットは、ユーザグループ内の各ユーザ端末のスループットの幾何平均、プロポーショナルフェアネススケジューリングメトリック、または、改善されたプロポーショナルフェアネススケジューリングメトリックを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  9. 前記決定された連続干渉除去順序、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質、および前記判断の結果に基づいて、前記ユーザグループのスループットを計算することは、
    n番目のユーザ端末が初送データパケットに対応する場合、前記n番目のユーザ端末のスループットを計算するための信号対干渉雑音比SINRを、数式SINR=SINR inTxによって計算し、
    n番目のユーザ端末が再送データパケットに対応し、かつ、データ合成を行う必要がないと判断した場合、前記n番目のユーザ端末のスループットを計算するための信号対干渉雑音比SINRを、数式SINR=SINR reTxによって計算し、
    n番目のユーザ端末が再送データパケットに対応し、かつ、データ合成を行う必要があると判断した場合、前記n番目のユーザ端末のスループットを計算するための信号対干渉雑音比SINRを、数式SINR=(α+1)SINR reTx・SINR inTx/(αSINR reTx+SINR inTx)によって修正する、ことを含むことを特徴とする請求項に記載の方法。
  10. ユーザ端末(UE)であって、
    基地局から送信された初送データパケットまたは再送データパケットを受信する受信モジュールと、
    再送データパケットに対して、初送データパケットの信号対干渉雑音比および再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、データ合成を行う必要があると判断した場合、バッファリングされた情報に基づいて、再送データパケットに対してデータ合成を行い、データ合成を行う必要がないと判断した場合、再送データパケットに対してデータ合成を行わないデータ合成モジュールと、
    受信モジュールからの初送データパケットを検出するとともに、データ合成モジュールからのデータ合成の実行結果に基づいて、再送データパケットを検出する検出モジュールと、
    検出モジュールによるデータパケットの検出に失敗した場合、基地局へ検出失敗メッセージをフィードバックし、検出モジュールによるデータパケットの検出に成功した場合、基地局へ検出成功メッセージをフィードバックするフィードバックモジュールと、を含み、
    前記データ合成モジュールが、前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することは、
    前記データ合成モジュールが、前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比が条件SINR ≧α/(α+2)×SINR を満足するか否かを判断し、該条件を満足する場合、データ合成を行う必要があると判断する、ことを含み、
    ここで、SINR は、初送データパケットの信号対干渉雑音比を表し、SINR は、再送データパケットの信号対干渉雑音比を表し、α=|h /|h であり、h およびh は、それぞれ、初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す、ことを特徴とするユーザ端末。
  11. 検出モジュールがデータパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報をバッファリングするバッファリングモジュールをさらに含み、
    前記データ合成モジュールは、データ合成を行う必要があると判断した場合、前記ユーザ端末が前記初送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報と、前記ユーザ端末が前記再送データパケットを検出する際に得たソフトチャネル情報とを合成する、ことを特徴とする請求項10に記載のユーザ端末。
  12. 基地局であって、
    あるユーザ端末からの検出失敗メッセージを受信すると、再送データパケットを決定する再送データパケット決定モジュールと、
    ユーザスケジューリングを行い、再送データパケットに対応するユーザ端末と同じリソースを多重化する他のユーザ端末を決定して、前記再送データパケットに対応するユーザ端末と決定された他のユーザ端末とを含むユーザグループを構成するスケジューリングモジュールと、
    前記ユーザグループ内の、再送データパケットに対応する各ユーザ端末毎に、該ユーザ端末のチャネル品質に基づいて、初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比を計算し、前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断し、ユーザグループ内の各ユーザ端末のチャネル品質および前記判断の結果に基づいて、ユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子を計算する電力割り当て因子決定モジュールと、
    計算されたユーザグループ内の各ユーザ端末に対応する送信電力割り当て因子に基づいて、各ユーザ端末のデータパケットに対して電力割り当てを行う電力割り当てモジュールと、を含み、
    前記初送データパケットの信号対干渉雑音比および前記再送データパケットの信号対干渉雑音比に基づいて、データ合成を行う必要があるか否かを判断することは、
    条件SINR inTx <α/(α+2)・SINR reTx を満足する場合、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要がないと判断し、
    条件SINR inTx ≧α/(α+2)・SINR reTx を満足する場合、再送データパケットに対してデータ合成を行う必要があると判断する、ことを含み、
    ここで、SINR inTx は、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、SINR reTx は、n番目のユーザ端末に対応する再送データパケットの伝送時の信号対干渉雑音比を表し、α=|h /|h であり、h およびh は、それぞれ、n番目のユーザ端末に対応する初送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数および再送データパケットの伝送時のチャネル伝送関数を表す、ことを特徴とする基地局。
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