JP6635801B2 - プレキャストコンクリート壁の接合構造、及びプレキャストコンクリート壁の接合方法 - Google Patents

プレキャストコンクリート壁の接合構造、及びプレキャストコンクリート壁の接合方法 Download PDF

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Description

本発明は、上下に配置される上側プレキャストコンクリート壁と下側プレキャストコンクリート壁とを接合するように構成されたプレキャストコンクリート壁の接合構造、及びプレキャストコンクリート壁の接合方法に関する。
従来、鉄筋コンクリート造の高層建築物では、鉄筋を内蔵したプレキャストコンクリート壁を予め工場などで製作しておいて、そのプレキャストコンクリート壁を現場にて上下に接合して組み立てていく工法が一般的に採用されており、その工法については種々のものが提案されている(例えば、特許文献1乃至4参照)。
図4は、上階側の壁板と下階側の壁板とを重ね継手により接合する様子の一例を示す斜視図である。図中の符号2は、上階側の壁板を示し、符号24は、該上階側の壁板2の縦主筋を示し、符号3は、下階側の壁板を示し、符号25は、該下階側の壁板3の縦主筋を示している。図示の接合構造21においては、上階側の縦主筋24を下方に突出させると共に下階側の縦主筋25を上方に突出させてこれらの縦主筋24,25の所定長さ(継ぎ手長さ)の部分が近接配置されるようにして、その部分を重ね継手とするように構成されている。
特開平7−139053号公報 特開2004−270285号公報 特開2009−144400号公報 特開2011−219929号公報
しかしながら、図4に示す接合構造は、継手長さを所定以上確保する必要があるためにその部分をプレキャスト化することができず、プレキャストコンクリート壁の接合構造には不向きであった。そのような重ね継手以外にも種々の継手構造が存在するが、プレキャストコンクリート壁の接合構造として適切なものは提案されていなかった。
本発明は、上述の問題を解消することのできるプレキャストコンクリート壁の接合構造、及びプレキャストコンクリート壁の接合方法を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の観点は、図1乃至図3に例示するものであって、上下に配置される2枚のプレキャストコンクリート壁(2,3)の内の下側プレキャストコンクリート壁(3)の上端面(3a)から突出する下側鉄筋(5,15)と、上側プレキャストコンクリート壁(2)の下端面(2a)から突出する上側鉄筋(4,14)とを介して、該下側プレキャストコンクリート壁(3)と該上側プレキャストコンクリート壁(2)とを接合するように構成された、プレキャストコンクリート壁の接合構造(1,11)において、
前記下側鉄筋(5,15)は、前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の壁面(3b)に略平行な面内にてループ状に湾曲形成された下側ループ部(5a,15a)を有し、
前記上側鉄筋(4,14)は、前記上側プレキャストコンクリート壁(2)の壁面(2b)に略平行な面内にてループ状に湾曲形成された上側ループ部(4a,14a)を有し、
前記下側ループ部(5a,15a)の少なくとも一部と前記上側ループ部(4a,14a)の少なくとも一部とが重なるように配置されると共に、該下側ループ部(5a,15a)と該上側ループ部(4a,14a)とを貫通して前記下側プレキャストコンクリート壁(3)と前記上側プレキャストコンクリート壁(2)とを上下に接合するようにスラブ筋(6)が配置されてなることを特徴とする。
本発明の第2の観点は、前記下側ループ部(5a)を構成する前記下側鉄筋(5)が、前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の上端面(3a)と略平行となるように延設された略水平部分(5a1)を有し、
前記上側ループ部(4a)を構成する前記上側鉄筋(4)は、前記上側プレキャストコンクリート壁(2)の下端面(2a)と略平行となるように延設された略水平部分(4a1)を有し、
前記下側鉄筋(5)の前記略水平部分(5a1)及び前記上側鉄筋(4)の前記略水平部分(4a1)に沿って該下側ループ部(5a)及び該上側ループ部(4a)を貫通するように前記スラブ筋(6)が複数本配置されてなることを特徴とする。
本発明の第3の観点は、図3に例示するものであって、前記下側ループ部(15a)が、前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の壁面方向(y)に沿って複数配列され、
前記上側ループ部(14a)は、前記上側プレキャストコンクリート壁(2)の壁面方向(y)に沿って複数配列され、
互いに隣接する複数の前記上側ループ部(14a)に重なるように一の前記下側ループ部(15a)が配置されると共に前記複数の上側ループ部(14a)と前記一の下側ループ部(15a)とを貫通するように前記スラブ筋(6)が配置され、及び/又は、互いに隣接する複数の前記下側ループ部(15a)に重なるように一の前記上側ループ部(14a)が配置されると共に前記複数の下側ループ部(15a)と前記一の上側ループ部(14a)とを貫通するように前記スラブ筋(6)が配置されることを特徴とする。
本発明の第4の観点は、上下に配置される下側プレキャストコンクリート壁(3)と上側プレキャストコンクリート壁(2)とを接合するプレキャストコンクリート壁の接合方法において、
前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の壁面(3b)に略平行な面内にてループ状に湾曲させてなる下側ループ部(5a,15a)を有する下側鉄筋(5,15)を該下側プレキャストコンクリート壁(3)の上端面(3a)から突出するように形成する工程と、
前記上側プレキャストコンクリート壁(2)の壁面(2b)に略平行な面内にてループ状に湾曲させてなる上側ループ部(4a,14a)を有する上側鉄筋(4,14)を該上側プレキャストコンクリート壁(2)の下端面(2a)から突出するように形成する工程と、
前記下側ループ部(5a,15a)の少なくとも一部と前記上側ループ部(4a,14a)の少なくとも一部とが重なるように、前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の上方に前記上側プレキャストコンクリート壁(2)を配置する工程と、
前記下側ループ部(5a,15a)と前記上側ループ部(4a,14a)とを貫通するようにスラブ筋(6)を配置して前記下側プレキャストコンクリート壁(3)と前記上側プレキャストコンクリート壁(2)とを接合する工程と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第5の観点は、前記下側ループ部(5a)を構成する前記下側鉄筋(5)が、前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の上端面(3a)と略平行となるように延設された略水平部分(5a1)を有し、
前記上側ループ部(4a)を構成する前記上側鉄筋(4)は、前記上側プレキャストコンクリート壁(2)の下端面(2a)と略平行となるように延設された略水平部分(4a1)を有し、
前記下側鉄筋(5)の前記略水平部分(5a1)及び前記上側鉄筋(4)の前記略水平部分(4a1)に沿って該下側ループ部(5a)及び該上側ループ部(4a)を貫通するように前記スラブ筋(6)を複数本配置することを特徴とする。
本発明の第6の観点は、図3に例示するものであって、前記下側ループ部(15a)を、前記下側プレキャストコンクリート壁(3)の壁面方向(y)に沿って複数配列し、
前記上側ループ部(14a)を、前記上側プレキャストコンクリート壁(2)の壁面方向(y)に沿って複数配列し、
互いに隣接する複数の前記上側ループ部(14a)に重なるように一の前記下側ループ部(15a)を配置すると共に前記複数の上側ループ部(14a)と前記一の下側ループ部(15a)とを貫通するように前記スラブ筋(6)を配置し、及び/又は、互いに隣接する複数の前記下側ループ部(15a)に重なるように一の前記上側ループ部(14a)を配置すると共に前記複数の下側ループ部(15a)と前記一の上側ループ部(14a)とを貫通するように前記スラブ筋(6)を配置することを特徴とする。
なお、括弧内の番号などは、図面における対応する要素を示す便宜的なものであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束されるものではない。
上記した第1及び4の観点によれば、重ね継手のように継手長さを長くする必要が無く、プレキャストコンクリート壁の接合のための最適な構造を得ることができる。
上記した第2及び5の観点によれば、複数本のスラブ筋を挿入することによってその継手部分を堅固にすることができる。
上記した第3及び6の観点によれば、より堅固な継手構造を得ることができる。
図1は、本発明に係るプレキャストコンクリート壁の接合構造の構成の一例を示す斜視図である。 図2は、本発明に係るプレキャストコンクリート壁の接合構造の構成の一例を示す分解斜視図である。 図3は、本発明に係るプレキャストコンクリート壁の接合構造の構成の他の例を示す斜視図である。 図4は、上階側の壁板と下階側の壁板とを重ね継手により接合する様子の一例を示す斜視図である。
以下、図1乃至図3に沿って、本発明の実施の形態について説明する。
本発明に係るプレキャストコンクリート壁の接合構造は、例えば、集合住宅の戸境壁に使用されるものであって、図1乃至図3に符号1及び11で例示するように、上下に配置される2枚のプレキャストコンクリート壁2,3を接合するように構成されたものである。ここで、上下に配置された2枚のプレキャストコンクリート壁2,3の内、上方に配置された方2を“上側プレキャストコンクリート壁”とし、下方に配置された方3を“下側プレキャストコンクリート壁”とすると、該上側プレキャストコンクリート壁2の下端面2aからは鉄筋(以下、“上側鉄筋”とする)4,14が突出されており、該下側プレキャストコンクリート壁3の上端面3aからは鉄筋(以下、“下側鉄筋”とする)5,15が突出されていて、前記下側プレキャストコンクリート壁3と前記上側プレキャストコンクリート壁2とはそれらの下側鉄筋5,15と上側鉄筋4,14とを介して接合されるようになっている。
また、該下側鉄筋5,15は、前記下側プレキャストコンクリート壁3の壁面3bに略平行な面内にてループ状に湾曲形成された下側ループ部5a,15aを有しており、前記上側鉄筋4,14は、前記上側プレキャストコンクリート壁2の壁面2bに略平行な面内にてループ状に湾曲形成された上側ループ部4a,14aを有している。そして、前記下側ループ部5a,15aの少なくとも一部と前記上側ループ部4a,14aの少なくとも一部とが重なるように配置されると共に、該下側ループ部5a,15aと該上側ループ部4a,14aとを貫通して前記下側プレキャストコンクリート壁3と前記上側プレキャストコンクリート壁2とを上下に接合するようにスラブ筋6がx方向に配置されている。
本発明によれば、図4に例示した重ね継手のように継手長さを長くする必要が無く、プレキャストコンクリート壁の接合のための最適な構造を得ることができる。
ところで、前記下側ループ部5aを構成する前記下側鉄筋5は、前記下側プレキャストコンクリート壁3の上端面3aと略平行となるように延設された略水平部分5a1を有するようにし、前記上側ループ部4aを構成する前記上側鉄筋4は、前記上側プレキャストコンクリート壁2の下端面2aと略平行となるように延設された略水平部分4a1を有するようにして、前記下側鉄筋5の前記略水平部分5a1及び前記上側鉄筋4の前記略水平部分4a1に沿って該下側ループ部5a及び該上側ループ部4aを貫通するように前記スラブ筋6を複数本配置するようにしても良い。そのようにした場合には、複数本のスラブ筋6を挿入することによってその継手部分を堅固にすることができる。
なお、前記スラブ筋6を配筋した後は、型枠を配置してコンクリートを打設することによりスラブ(不図示)を構築すると良い。或いは、半プレキャストのコンクリート板を使用して該スラブを構築するようにしても良い。
また、前記上側ループ部4aは、前記上側プレキャストコンクリート壁2の側の縦主筋の一部として該縦主筋の上端部に形成しても良いが、前記上側鉄筋4と該縦主筋とのオーバーラップ長さを十分に確保するならば、該縦主筋とは別体で(つまり、該縦主筋から離間させた状態で)形成しても良い。さらに、前記下側鉄筋5についても同様であって、前記下側プレキャストコンクリート壁3の側の縦主筋の一部として該縦主筋の下端部に形成しても良いが、前記下側鉄筋5と該縦主筋とのオーバーラップ長さを十分に確保するならば、該縦主筋とは別体で(つまり、該縦主筋から離間させた状態で)形成しても良い。
また、図3に例示するように、前記下側プレキャストコンクリート壁3の壁面方向(つまり、壁面3bに沿った水平方向である壁面水平方向)yに沿って前記下側ループ部15aを複数配列すると共に、前記上側プレキャストコンクリート壁2の壁面方向(つまり、壁面2bに沿った水平方向である壁面水平方向)yに沿って前記上側ループ部14aを複数配列するようにしても良い。そして、
・ 互いに隣接する複数の前記上側ループ部14a,14aに重なるように一の前記下側ループ部15aを配置すると共に、前記複数の上側ループ部14a,14aと前記一の下側ループ部15aとを貫通するように前記スラブ筋6を配置し、或いは、
・ 互いに隣接する複数の前記下側ループ部15a,15aに重なるように一の前記上側ループ部14aを配置すると共に、前記複数の下側ループ部15a,15aと前記一の上側ループ部14aとを貫通するように前記スラブ筋6を配置し、
・ さらには、その両方を行う、
ようにしても良い。そのようにした場合には、より堅固な継手構造を得ることができる。
一方、本発明に係るプレキャストコンクリート壁の接合方法は、上下に配置される下側プレキャストコンクリート壁3と上側プレキャストコンクリート壁2とを接合する方法であって、
・ 前記下側プレキャストコンクリート壁3の壁面3bに略平行な面内にてループ状に湾曲させてなる下側ループ部5a,15aを有する下側鉄筋5,15を該下側プレキャストコンクリート壁3の上端面3aから突出するように形成する工程と、
・ 前記上側プレキャストコンクリート壁2の壁面2bに略平行な面内にてループ状に湾曲させてなる上側ループ部4a,14aを有する上側鉄筋4,14を該上側プレキャストコンクリート壁2の下端面2aから突出するように形成する工程と、
・ 前記下側ループ部5a,15aの少なくとも一部と前記上側ループ部4a,14aの少なくとも一部とが重なるように、前記下側プレキャストコンクリート壁3の上方に前記上側プレキャストコンクリート壁2を配置する工程と、
・ 前記下側ループ部5a,15aと前記上側ループ部4a,14aとを貫通するようにスラブ筋6を配置して前記下側プレキャストコンクリート壁3と前記上側プレキャストコンクリート壁2とを接合する工程と、
を備えたものである。
本発明によれば、図4に例示した重ね継手のように継手長さを長くする必要が無く、プレキャストコンクリート壁の接合のための最適な構造を得ることができる。
この場合、前記下側ループ部5aを構成する前記下側鉄筋5は、前記下側プレキャストコンクリート壁3の上端面3aと略平行となるように延設された略水平部分5a1を有し、前記上側ループ部4aを構成する前記上側鉄筋4は、前記上側プレキャストコンクリート壁2の下端面2aと略平行となるように延設された略水平部分4a1を有し、前記下側鉄筋5の前記略水平部分5a1及び前記上側鉄筋4の前記略水平部分4a1に沿って該下側ループ部5a及び該上側ループ部4aを貫通するように前記スラブ筋6を複数本配置するようにすると良い。そのようにした場合には、複数本のスラブ筋6を挿入することによってその継手部分を堅固にすることができる。
また、図3に例示するように、前記下側プレキャストコンクリート壁3の壁面方向(つまり、壁面3bに沿った水平方向である壁面水平方向)yに沿って前記下側ループ部15aを複数配列すると共に、前記上側プレキャストコンクリート壁2の壁面方向(つまり、壁面2bに沿った水平方向である壁面水平方向)yに沿って前記上側ループ部14aを複数配列するようにしても良い。そして、
・ 互いに隣接する複数の前記上側ループ部14a,14aに重なるように一の前記下側ループ部15aを配置すると共に、前記複数の上側ループ部14a,14aと前記一の下側ループ部15aとを貫通するように前記スラブ筋6を配置し、或いは、
・ 互いに隣接する複数の前記下側ループ部15a,15aに重なるように一の前記上側ループ部14aを配置すると共に、前記複数の下側ループ部15a,15aと前記一の上側ループ部14aとを貫通するように前記スラブ筋6を配置し、
・ さらには、その両方を行う、
ようにしても良い。そのようにした場合には、より堅固な継手構造を得ることができる。
1 プレキャストコンクリート壁の接合構造
2 上側プレキャストコンクリート壁
2a 上側プレキャストコンクリート壁の下端面
2b 上側プレキャストコンクリート壁の壁面
3 下側プレキャストコンクリート壁
3a 下側プレキャストコンクリート壁の上端面
3b 下側プレキャストコンクリート壁の壁面
4 上側鉄筋
4a 上側ループ部
4a1 略水平部分
5 下側鉄筋
5a 下側ループ部
5a1 略水平部分
6 スラブ筋
11 プレキャストコンクリート壁の接合構造
14 上側鉄筋
14a 上側ループ部
15 下側鉄筋
15a 下側ループ部
y 壁面方向

Claims (6)

  1. 上下に配置される2枚のプレキャストコンクリート壁の内の下側プレキャストコンクリート壁の上端面から突出する下側鉄筋と、上側プレキャストコンクリート壁の下端面から突出する上側鉄筋とを介して、該下側プレキャストコンクリート壁と該上側プレキャストコンクリート壁とを接合するように構成され、該上側プレキャストコンクリート壁と下側プレキャストコンクリート壁の間に、スラブ筋が前記上側及び下側プレキャストコンクリート壁の壁面と直交する方向に配置されたスラブが水平方向に構築される、プレキャストコンクリート壁の接合構造において、
    前記下側鉄筋は、前記下側プレキャストコンクリート壁の壁面に略平行な面内にてループ状に湾曲形成された下側ループ部を有し、
    前記上側鉄筋は、前記上側プレキャストコンクリート壁の壁面に略平行な面内にてループ状に湾曲形成された上側ループ部を有し、
    前記下側ループ部の少なくとも一部と前記上側ループ部の少なくとも一部とが重なるように配置されると共に、該下側ループ部と該上側ループ部とを貫通して前記下側プレキャストコンクリート壁と前記上側プレキャストコンクリート壁とを上下に接合するように前記スラブ筋が配置されてなる、
    ことを特徴とするプレキャストコンクリート壁の接合構造。
  2. 前記下側ループ部を構成する前記下側鉄筋は、前記下側プレキャストコンクリート壁の上端面と略平行となるように延設された略水平部分を有し、
    前記上側ループ部を構成する前記上側鉄筋は、前記上側プレキャストコンクリート壁の下端面と略平行となるように延設された略水平部分を有し、
    前記下側鉄筋の前記略水平部分及び前記上側鉄筋の前記略水平部分に沿って該下側ループ部及び該上側ループ部を貫通するように前記スラブ筋が複数本配置されてなる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート壁の接合構造。
  3. 前記下側ループ部は、前記下側プレキャストコンクリート壁の壁面方向に沿って複数配列され、
    前記上側ループ部は、前記上側プレキャストコンクリート壁の壁面方向に沿って複数配列され、
    互いに隣接する複数の前記上側ループ部に重なるように一の前記下側ループ部が配置されると共に前記複数の上側ループ部と前記一の下側ループ部とを貫通するように前記スラブ筋が配置され、及び/又は、互いに隣接する複数の前記下側ループ部に重なるように一の前記上側ループ部が配置されると共に前記複数の下側ループ部と前記一の上側ループ部とを貫通するように前記スラブ筋が配置される、
    ことを特徴とする請求項1に記載のプレキャストコンクリート壁の接合構造。
  4. 上下に配置される2枚のプレキャストコンクリート壁の内の下側プレキャストコンクリート壁の上端面から突出する下側鉄筋と、上側プレキャストコンクリート壁の下端面から突出する上側鉄筋とを介して、該下側プレキャストコンクリート壁と該上側プレキャストコンクリート壁とを接合するに際し、該上側プレキャストコンクリート壁と下側プレキャストコンクリート壁の間に、スラブ筋が前記上側及び下側プレキャストコンクリート壁の壁面と直交する方向に配置されたスラブが水平方向に構築される、プレキャストコンクリート壁の接合方法において、
    前記下側プレキャストコンクリート壁の壁面に略平行な面内にてループ状に湾曲させてなる下側ループ部を有する下側鉄筋を該下側プレキャストコンクリート壁の上端面から突出するように形成する工程と、
    前記上側プレキャストコンクリート壁の壁面に略平行な面内にてループ状に湾曲させてなる上側ループ部を有する上側鉄筋を該上側プレキャストコンクリート壁の下端面から突出するように形成する工程と、
    前記下側ループ部の少なくとも一部と前記上側ループ部の少なくとも一部とが重なるように、前記下側プレキャストコンクリート壁の上方に前記上側プレキャストコンクリート壁を配置する工程と、
    前記下側ループ部と前記上側ループ部とを貫通するように前記スラブ筋を配置して前記下側プレキャストコンクリート壁と前記上側プレキャストコンクリート壁とを接合する工程と、
    を備えたことを特徴とする、プレキャストコンクリート壁の接合方法。


  5. 前記下側ループ部を構成する前記下側鉄筋は、前記下側プレキャストコンクリート壁の上端面と略平行となるように延設された略水平部分を有し、
    前記上側ループ部を構成する前記上側鉄筋は、前記上側プレキャストコンクリート壁の下端面と略平行となるように延設された略水平部分を有し、
    前記下側鉄筋の前記略水平部分及び前記上側鉄筋の前記略水平部分に沿って該下側ループ部及び該上側ループ部を貫通するように前記スラブ筋を複数本配置する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプレキャストコンクリート壁の接合方法。
  6. 前記下側ループ部を、前記下側プレキャストコンクリート壁の壁面方向に沿って複数配列し、
    前記上側ループ部を、前記上側プレキャストコンクリート壁の壁面方向に沿って複数配列し、
    互いに隣接する複数の前記上側ループ部に重なるように一の前記下側ループ部を配置すると共に前記複数の上側ループ部と前記一の下側ループ部とを貫通するように前記スラブ筋を配置し、及び/又は、互いに隣接する複数の前記下側ループ部に重なるように一の前記上側ループ部を配置すると共に前記複数の下側ループ部と前記一の上側ループ部とを貫通するように前記スラブ筋を配置する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のプレキャストコンクリート壁の接合方法。
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