JP6635372B2 - インターリーブ方法、インターリーブ装置、インターリーブプログラムおよびアクセスポイント - Google Patents

インターリーブ方法、インターリーブ装置、インターリーブプログラムおよびアクセスポイント Download PDF

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Description

本開示は、インターリーブ方法、インターリーブ装置、インターリーブプログラムおよびアクセスポイントに関する。
複数の端末に動画配信などのデータを送信するUDP(User Datagram Protocol)を用いたマルチキャストでは、1対1のユニキャストと異なり、消失パケットの再送などが行われず配信品質が低いため、送信データに誤り訂正能力を付す技術が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1に記載されたデータ配信方法、中継装置およびコンピュータプログラムは、マルチキャストにFEC(Forward Error Correction;前方向誤り訂正)を適用して通信路で発生するパケットロスを修復する場合に、通信路の不均質性を考慮して、受信装置毎にそれぞれ要求される冗長度にてデータ配信を行う事により、受信装置毎の配信品質改善を実現したことを開示している。
特開2005−65100号公報
マルチキャストにFECを適用する場合、マルチキャストで配信するデータ(コンテンツ)をシンボルというある長さの単位に分割し、これを誤り訂正符号化することによって得られた符号化シンボルを、パケットに搭載して送信する。従来、マルチキャストにおいては、バースト消失の様に送信時に連続したパケットが消失する場合がある。この場合に、近接(隣接も含む)シンボルがまとめて消失すると、受信側での誤り訂正能力が劣化するおそれがある。ここで近接シンボルとは、誤り訂正符号化後のシンボルの順番を示すシンボル番号が互いに近い、もしくは、連続している複数シンボルを示す。そこで、予め送信側において、シンボルの順序の並べ替え、いわゆるインターリーブが一般的に行われる。この処理により、元データの複数の近接シンボルが消失するのをできるだけ防止し、受信側での誤り訂正能力が劣化するのを抑制することが行われている。とりわけシンボルをランダムに並べ替えるランダムインターリーブが一般的に行われている。
しかしながら、ランダムインターリーブを適用しても近接シンボルが同じ送信用のパケットに配置される場合がある。このような場合、1つのパケットロスにより、複数の近接シンボルが消失する恐れがあり、データの受信処理に支障が生じ得る。
本開示は、データ送受信時のパケットロスに対する耐性の高いインターリーブ方法、インターリーブ装置、インターリーブプログラムおよびアクセスポイントを提供することを目的とする。
本開示のインターリーブ方法は、シンボルをデータ送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブ方法であって、コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割し、複数の前記シンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成し、少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出し、パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出し、前記符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、前記シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。
本開示のインターリーブ装置は、シンボルを送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブ装置であって、当該インターリーブ装置はプロセッサとメモリとを備え、前記プロセッサは、前記メモリと協働して、コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割し、複数の前記シンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成し、少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出し、パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出し、前記符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、前記シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。
本開示のインターリーブプログラムは、シンボルを送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブプログラムであって、コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割する工程と、複数の前記シンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成する工程と、少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出する工程と、パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出する工程と、前記符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、前記シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する工程と、をコンピュータに実行させる。
本開示のアクセスポイントは、上述のインターリーブ装置またはインターリーブプログラムを備える。
本開示によれば、データ送信時のパケット消失に起因する送受信のエラーを抑制することが可能である。
図1は、本開示の一実施形態に係るインターリーブ方法を実施するインターリーブ装置を含む通信システムのブロック図。 図2は、本開示の一実施形態に係るインターリーブ方法を実施するインターリーブ装置を含む他の通信システムのブロック図。 図3は、符号化対象データをUDPパケット化する説明概念図であり、(a)は、符号化対象データを示し、(b)は、符号化対象データを分割して得られた符号化シンボル列を示し、(c)は、AL−FEC(Application Layer - Forward Error Correction;アプリケーション層−前方誤り訂正)符号化に伴い生成される情報シンボルと冗長シンボルとこれらシンボルより構成されるブロックを示し、(d)は、インターリーブのプロセスを示し、(e)は、UDPパケット化のプロセスを示す。 図4は、ランダムインターリーブを使用したパケット送信時にパケット消失が発生した場合に、近接した符号化シンボルが消失する状況を示す概念説明図。 図5は、本開示の分散インターリーブの概念説明図。 図6は、シンボル配置間隔候補dを算出するのに必要な要素をまとめた表。 図7は符号化シンボルの配置状態をマトリックス形式で示したイメージ図であり、(a)は、図5の例について、シンボル配置間隔候補dの一つである、7パケットの配置間隔をもって、符号化シンボルをパケットに配置した場合のイメージ図であり、(b)は、図5の例について、シンボル配置間隔候補dではない、6パケットの配置間隔をもって、符号化シンボルをパケットに配置した場合のイメージ図。 図8は、図7(a)の例について、1ブロックの総ての符号化シンボルを送信可能な60個の全パケット(0〜59)の各々に、一つの符号化シンボルが配置された状態をマトリックス形式で示したイメージ図。 図9は、図7(b)の例について、1ブロックの総ての符号化シンボルを送信可能な60個の全パケット(0〜59)の一部に符号化シンボルが配置された状態をマトリックス形式で示したイメージ図。 図10は、ペアシンボル間距離の定義を説明する概念説明図インターリーブ。 図11は、シンボル配置間隔Dを決定するため、ペアシンボル間距離に基づき、シンボル配置間隔候補dを評価するためのデータを表形式で示した概念図。 図12は、具体例で算出したシンボル配置間隔D=49をもって分散インターリーブを実施した場合のペアシンボル間距離の度数を示すグラフ。 図13は、通常のランダムインターリーブを実施した場合のペアシンボル間距離の度数を示すグラフ。 図14は、シンボル配置間隔候補dの一つである、49パケットの配置間隔をもって、符号化シンボルをパケットに配置した場合のシンボルの配置状態をマトリックス形式で示したイメージ図。 図15は、1ブロックの総ての符号化シンボルを送信可能な60個の全パケット(0〜59)の各々に単一の符号化シンボルが配置された状態をマトリックス形式で示したイメージ図。 図16は、図3に示した概念に沿ったデータフォーマットの変遷を示すイメージ図であり、(a)は、AL−FEC符号化に伴うデータフォーマットの変遷を示すイメージ図であり、(b)は、分散インターリーブに伴うデータフォーマットの変遷を示すイメージ図であり、(c)は、UDPパケット化に伴うデータフォーマットの変遷を示すイメージ図。 図17は、図1の通信システムが実行する処理のフローチャート。
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係るデータ送信方法、アクセスポイント、プログラムを具体的に開示した実施形態(以下、「本実施形態」という)を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(システムの概要説明)
以下、本開示を実施するための好適な本実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本開示の一実施形態に係るインターリーブ方法を実施するインターリーブ装置を含む通信システム100のブロック図である。通信システム100は、コンテンツ生成装置10、放送送信機20、放送波受信チューナ30、アクセスポイント(AP)40、受信端末50を含む。通信システム100は、種々のコンテンツをコンテンツの発信元から所定の電波を用いてユーザーに配信するシステムであり、いわゆるブロードキャストシステムの一種である。
コンテンツ生成装置10および放送送信機20は、コンテンツの発信元、例えばコンテンツ制作業者、配信業者、放送局等に設置されている装置である。コンテンツ生成装置10は送信対象のコンテンツを生成する装置であって、コンピュータ、画像処理装置、レコーダ等、種々の装置により構成される。コンテンツ生成装置10が生成するコンテンツには、音声、音楽、静止画、動画、テキスト等種々のものが含まれるが、デジタルデータとして伝送可能なもの(デジタルコンテンツ)を想定している。放送送信機20は、コンテンツ生成装置10が生成したコンテンツを放送波、例えばV−Low(VHF−Low)マルチメディア放送波により外部へ送信する。放送波の種類は特に限定されない。
放送波受信チューナ30は、放送波受信LSI(Large Scale Integration)32、CPU(Central Processing Unit)34を備える。放送波受信LSI32は、放送送信機20が送信した放送波を受信してコンテンツを取り出す。CPU34は放送波受信LSI32を制御しコンテンツを取得する。
アクセスポイント40は、例えばWi−Fi(Wireless Fidelity)の如き通信波を用いて、端末と局地的な無線通信を行う基地局である。アクセスポイント40はWi−Fiを用いたWi−Fiアクセスポイントが代表例であるが、通信波の種類は特に限定されない。放送波受信チューナ30とアクセスポイント40は、例えばUSB(Universal Serial Bus)コネクタ等により接続され、通信可能となるが、接続や通信の方法は特に限定されない。また、放送波受信チューナ30とアクセスポイント40は、チューナ付きアクセスポイントの如き単一の装置として構築することもできる。
アクセスポイント40は、CPU42、LSI44を備える。CPU42は種々の処理を実施するが、本実施形態のインターリーブ装置に該当し、演算処理行うプロセッサと、プロセッサが行った処理結果を記憶するメモリとを含む。CPU42は、放送波受信チューナ30からのコンテンツを受信する。また、CPU42は、後述するようなAL−FEC符号化処理、インターリーブ処理、UDPパケット化処理等を対象のコンテンツに対して施す。LSI44は、CPU42によりパケット化されたコンテンツをWi−Fiの如き通信波を用いて外部へ送信する。
受信端末50は、ユーザー側においてコンテンツを受信する種々の装置であり、パーソナルコンピュータ、テレビ、タブレット、携帯電話、スマートフォンなどの装置であるが、特にその種類は限定されない。アクセスポイント40がWi−Fiアクセスポイントである場合は、受信端末50はWi−Fi受信端末である。受信端末50は、LSI52、CPU54、ディスプレイ56、スピーカ58を備える。
LSI52はアクセスポイント40が送信した通信波を受信する。CPU54は、LSI52が受信した通信波から所定の復号処理(UDPパケットからのペイロード取り出し、デインターリーブ、AL−FEC復号等)を行いコンテンツを取り出す。ディスプレイ56はコンテンツが画像や動画の場合に当該コンテンツを表示再生し、スピーカ58はコンテンツが音声の場合に当該コンテンツの音声再生を行う。
図2は、本開示の一実施形態に係るインターリーブ方法を実施するインターリーブ装置を含む他の通信システム100のブロック図である。通信システム100は、コンテンツ配信サーバ60、ネットワーク70、アクセスポイント(AP)40、受信端末50を含み、アクセスポイント40、受信端末50は図1と同じである。通信システム100は、種々のコンテンツをコンテンツの発信元であるコンテンツ配信サーバ60からインターネットの如きネットワーク70を用いてユーザーに配信するシステムであり、いわゆるブロードキャストシステムの一種である。本例ではコンテンツ配信サーバ60は、IP(Internet Protocol)等の汎用プロトコルを利用したパケット通信により、ネットワーク70を介してコンテンツをアクセスポイント40に送信する。図1および図2に示すように、通信システムの全体構成は特に限定されない。
(インターリーブの説明)
図3は、符号化対象データをUDPパケット化する説明概念図であり、図1、図2の通信システムにおいては、アクセスポイント40のCPU(インターリーブ装置)42が実行する処理である。図3(a)は、図1におけるコンテンツ生成装置10が生成したコンテンツの少なくとも一部を構成するデータであって、放送送信機20、放送波受信チューナ30を介して送られた符号化対象データを示す。CPU42は、この符号化対象データを図3(b)に示すように、AL−FEC処理単位のシンボルに分割する。
次にCPU42は図3(c)に示すように、一定数のシンボル毎にAL−FEC符号化を行い、冗長シンボルを生成する。また符号化前のシンボル(図3(b)で分割して生成したシンボル)は情報シンボルと呼び、情報シンボルと冗長シンボルのシンボル列をブロックと呼ぶ。AL−FEC符号化は、いわゆるアプリケーション層での前方誤り訂正を伴う符号化であって、前方誤り訂正符号化により、元のデータに冗長性が付与されるため、受信側での受信エラーを低減することができる。本例では、図3(c)に示すように、情報シンボルを元に冗長シンボルが生成されることにより、冗長性が付与される。尚、符号化後のブロック内の情報シンボルは符号化前のシンボル(図3(b))と同じである。
さらにCPU42は、図3(d)に示すように、ブロック毎にシンボルの配列の順序を入れ替えるインターリーブを行う。マルチキャストにおいては、送信時に単一のパケット、もしくは、連続した複数のパケットが消失(バーストパケットロス)する場合がある。このパケットの消失に伴い、データを構成する近接した符号化シンボルがまとめて消失すると、受信側での誤り訂正能力が劣化するおそれがある。そこで、本図において示すように、予め送信側において、シンボルの順序の並べ替え、いわゆるインターリーブが一般的に行われる。通常はシンボルをランダムに並べ替えるランダムインターリーブが行われる。この処理により、インターリーブ前において近接したシンボルが消失するのをできるだけ防止し、受信側での誤り訂正能力が劣化するのを抑制することができる。
最後にCPU42は、図3(e)に示すように、インターリーブで並べ替えた順序に従って、コンテンツを送信する送信用のパケット(UDPパケット)のペイロード部分に、各シンボルを搭載する。インターリーブの手法としてランダムインターリーブを用いた場合、シンボルの順序は、インターリーブランダムに並べ替えられているため、インターリーブ前の近接したシンボルが同じパケット内に配置される可能性は低いと考えられる。よって、送信時にバースト消失が発生しても、受信側での誤り訂正能力の劣化を防止できると考えられる。
しかしながら、ランダムインターリーブを適用しても近接するシンボルが同じ送信用のパケットに配置される可能性を否定することはできない。このような場合、たとえ1つのパケットロスであっても、複数の近接シンボルが消失する恐れがあり、データの送信に支障が生じ得る。
図4は、ランダムインターリーブを使用したパケット送信時にパケット消失が発生した場合に、近接した符号化シンボルが消失する状況を示す概念説明図である。本例では、元の符号化対象データの1ブロックあたりのシンボル数が200であり、冗長度は50%、1つのUDPパケットへの搭載シンボル数が5に設定されている。この場合、図3(c)の情報シンボル数は200となる。また、冗長度が50%であるから、冗長シンボル数は、200×50%=100となり、1ブロックあたりの符号化シンボル数は、200+100=300となる。
図4に示すように、1つのUDPパケットロスで、隣接(連続)した2つのシンボル(No.42,43)が消失する。また、2つのUDPパケットロスで、近接した3つの(No.275,276,279)が消失する。よって、たとえランダムインターリーブを施した場合であっても、近接するシンボルが配置されるパケットが十分離れていないと、 1つまたは数パケット程度のパケットのロスで近接する複数シンボルが消失するおそれがある。
(本開示に係る分散インターリーブの説明)
本開示においては図3(d)に示すインターリーブにおいて、このようなバースト消失の発生の可能性を考慮し、CPU42が、近接するシンボルを、できるだけ時間的に離れたパケットに分散して配置する。本実施の形態ではこの処理を分散インターリーブと呼ぶ。この結果、近接する複数のシンボルが消失するおそれをさらに抑制することができる。
図5は、本開示の分散インターリーブの概念説明図である。図4の例と同様、元の符号化対象データの1ブロックあたりのシンボル数が200であり、冗長度は50%、1つのUDPパケットへの搭載シンボル数が5に設定されている。この場合、1ブロック分のシンボルを300÷5=60パケットで送信することになる。そして、本開示では、近接した符号化シンボルを、例えば11パケットだけ離れたシンボル配置間隔で配置する。このような配置により、二つの近接する符号化シンボルを、時間間隔的に離れたパケットに配置することができ、1つまたは数パケット程度のバースト消失により近接する符号化シンボルが消失することを極力防ぐことができる。
本開示では、分散インターリーブで用いるインターリーブのパターンを工夫している。すなわち、符号化シンボルを符号化シンボルの番号順に、所定の間隔(間隔の単位は例えばパケットの数)で配置することにより、 近接する符号化シンボルを異なるパケットに配置させることができる。分散インターリーブはおおよそ以下のステップに従って実行される。
第1ステップ:シンボル配置間隔候補dの算出
第2ステップ:実際に使用するシンボル配置間隔Dの決定
第3ステップ:シンボル配置パターン(インターリーブパターン)の生成
以下、各ステップについて説明する。
(第1ステップ)
図6は、シンボル配置間隔候補dを算出するのに必要な要素をまとめた表である。シンボル配置間隔候補dは、近接した符号化シンボルを、(パケット数ベースで)どれだけ離して配置するかを決定する際に候補となる数である。前提として、符号化対象データを構成する1ブロックあたりの情報シンボル(図3(c)参照)の数がIであり、情報シンボル数Iに対する、符号化に伴い生成される冗長シンボルの数の割合である冗長度が冗長度Rである。すなわち、R(%)=冗長シンボル数/情報シンボル数I×100である。このとき1ブロックあたりの符号化後の符号化シンボル数Cは、C=I×(100+R)/100により算出される。
さらに、送信時の1パケット(UDPパケット)に搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLである。情報シンボル数I、冗長度R、搭載シンボル数Lは、規格等によりあらかじめ定められている数である。
まずCPU42は、1ブロックの符号化シンボルを送信するパケット数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出する。すなわち、Round(A)は、Aの小数点以下を切り上げて得られる数を意味する。
そしてCPU42は、求めたパケット数Bとの最大公約数が1となる値である、少なくとも一つのシンボル配置間隔候補dを算出する。すなわちパケット数Bとシンボル配置間隔候補dとは互いに素の関係である。
具体例として、元の符号化対象データの1ブロックあたりのシンボル数、すなわち情報シンボル数Iが200、冗長度Rが50%、1つのUDPパケットへの搭載シンボル数Lが5の場合を想定する。このとき、符号化シンボル数C=200×(100+50)/100=300であり、パケット数B=Round(300/5)=60である。CPU42が算出するシンボル配置間隔候補dは、パケット数60と互いに素の関係となる以下の値であり、本例では複数のシンボル配置間隔候補dが算出される。
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59
尚、パケット数Bを求める際に使用する符号化シンボル数Cと搭載シンボル数Lとの関係については、次の二つのパターンが存在する。まず、第1のパターンとして、符号化シンボル数Cが搭載シンボル数Lで割り切れる場合がある(Mod(C,L)=0)。この場合、1ブロック分の符号化シンボルを送るパケット全てで搭載するシンボル数はLとなる。一方、第2のパターンとして、符号化シンボル数Cが搭載シンボル数Lで割り切れない場合がある(Mod(C,L)≠0)。この場合、1ブロック分の符号化シンボルを送るパケットは、搭載シンボル数がL個のものとL個より少ないものが存在する。すなわち、B個のパケットのうちの1つのパケットの搭載シンボル数がL個未満であり、それ以外のパケットにはL個のシンボルが搭載される。
上述の説明では、CPU42が、1つのブロック(図3(b)参照)に対応する符号化シンボルを分散インターリーブにより、複数のパケットに配置している。他の方法として、CPU42が、複数のブロックに対応する符号化シンボルを分散インターリーブにより、複数のパケットに配置することもできる。この場合、図6の「符号化シンボル数(1ブロックのシンボル数)」は、「符号化シンボル数(複数ブロック(例えばM個)のシンボル数)」となり、「1ブロックのシンボルを送信するパケット数」は、「複数ブロック(例えばM個)のシンボルを送信するパケット数」となる。よって、符号化シンボル数Cは、1ブロック以上に存在し、本開示の分散インターリーブの対象となる符号化シンボルの数を意味する。また、パケット数Bは、本開示の分散インターリーブの対象となる符号化シンボルを搭載して送信するパケットの数を意味する。
図7(a)は、上述の具体例について、シンボル配置間隔候補dの一つである、7パケットの配置間隔をもって、符号化シンボルをパケットに配置した場合のシンボルの配置状態をマトリックス形式で示したイメージ図である。本図において、横軸はパケット番号(0〜59)に相当し、縦軸は符号化シンボルのシンボル番号(0〜299)を(本例では1ブロックの)符号化シンボルを送信するパケット数B=60で割った際の余りに相当する。本イメージ図に示すように、各符号化シンボルは、異なる縦軸に分散されて配置されている、すなわち、異なるパケットに分散して配置されており、分散インターリーブが達成されていることが理解される。
一方、図7(b)は、上述の具体例について、シンボル配置間隔候補dではない、6パケットの配置間隔をもって、符号化シンボルをパケットに配置した場合のシンボルの配置状態をマトリックス形式で示したイメージ図である。本イメージ図に示すように、複数の符号化シンボルが、同一の縦軸に配置されている、すなわち、同一の同じパケットに配置されており、分散インターリーブが達成されていないことが理解される。
図8は、図7(a)の例について、1ブロックの総ての符号化シンボルを送信可能な60個の全パケット(0〜59)の各々に、一つの符号化シンボルが配置された状態をマトリックス形式で示したイメージ図である。シンボル番号nの符号化シンボルは、パケット番号k=Mod(n×7,60)のパケットに配置される。ここで、Mod(A,B)は、AをBで割った際の余りを意味するため、本例では、パケット番号kはn×7を60で割った際の余りとなる。本図では縦軸をシンボル番号を60で割った余り(Mod(n,60)、横軸をパケット番号として、Mod(n,60)の値に応じて、当該シンボル番号を有するシンボルがどのパケットに配置されるかを示している。図8に示すように、シンボル番号0から59の60個のシンボルは全て異なるパケットに配置される。また、シンボル番号60から119、120から179、180から239、240から299の組における60個のシンボルも全て異なるパケットに配置される。このイメージ図より、パケット数B=60と、シンボル配置間隔候補d=7の最大公約数が1であることの意味が視覚的に理解される。そして、1ブロックの総ての符号化シンボル(300シンボル)がパケットに配置される場合、図8の60シンボル分の配置パターンが縦方向に5回繰り返され、結果1つのパケットに5個ずつのシンボルが配置される。
図9は、図7(b)の例について、1ブロックの総ての符号化シンボルを送信可能な60個の全パケット(0〜59)の一部に符号化シンボルが配置された状態をマトリックス形式で示したイメージ図である。本図では60個の符号化シンボルが、異なるパケットに配置されず、1つのパケットに6つの符号化シンボルが配置されている。このイメージ図より、パケット数B=60と、配置間隔6との最大公約数が6であり、図7(a)のようなシンボル配置間隔候補dの条件が満たされないと、分散インターリーブが達成されないことが視覚的に理解される。
(第2ステップ)
次にCPU42は、1ステップの結果算出された複数のシンボル配置間隔候補dの中から、実際に使用するシンボル配置間隔Dを決定する。複数のシンボル配置間隔候補dの中から、最適なシンボル配置間隔Dを決定する基準となる「シンボル配置間隔特性」としては、例えば、「ペアシンボル間距離」という指標を用いることができる。
図10は、ペアシンボル間距離の定義を説明する概念説明図である。すなわち、ペアシンボル間距離は、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する近接した二つの符号化シンボルのペアが配置される距離であり、その単位にはパケットを用いることができる。ペアシンボル間距離は、元々近接した符号化シンボルが、分散インターリーブでどれだけの距離離れるかの目安を示す概念であり、分散インターリーブの効果を示すのに適した指標であるということができる。
CPU42は、符号化シンボルの総てのペアについて、ペアシンボル間距離を算出することができる。ここで、連続したN個の符号化シンボルの中の総てのペアが同じペアシンボル間距離をもって配置されるのではなく、種々の異なるペアシンボル間距離をもって配置される。したがって、各シンボル配置間隔候補dのペアシンボル間距離は一つの固有の値ではなく、複数の値が存在し、複数の値を代表する所定の基準をもって、各シンボル配置間隔候補dのペアシンボル間距離を評価することができる。CPU42は、例えば、各シンボル配置間隔候補dにおいて、複数あるペアシンボル間距離から、ペアシンボル間距離の最小値(最小ペアシンボル間距離)、最大値(最大ペアシンボル間距離)、平均値(平均ペアシンボル間距離)の3種のペアシンボル間距離の少なくとも一つを算出して、ペアシンボル間距離を評価することができる。
例えば、送信時にバーストパケット消失がおきると、ペアシンボル間距離が短ければ短いほど、近接した符号化シンボルの消失に繋がりやすいと考えられる。したがって、複数のペアシンボル間距離の中で最小の値をとる距離である、最小ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを使用することにより、最小ペアシンボル間距離が小さいシンボル配置間隔候補dを使用する場合よりも、バーストパケット消失に対してより強固に耐えることができうるインターリーブを行うことが可能になると考えられる。
次に、ペアシンボル間距離の平均値(平均ペアシンボル間距離)が最も大きいシンボル配置間隔候補dを使用することにより、ある長さのバーストパケット消失の影響を受ける近接シンボルの数を少なくすることができると考えられる。また、最小ペアシンボル間距離が最大となるシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合がある。このような場合はそのようなdの中でペアシンボル間距離の平均値が最も大きいdを使用すれば良い。
最後に、複数のペアシンボル間距離の中で最大ペアシンボル間距離の最も大きいシンボル配置間隔候補dを使用することにより、複数のペアシンボル間距離の中で最大ペアシンボル間距離の小さいシンボル配置間隔候補dを使用するよりも、より長いバーストパケット消失にも耐えうる近接シンボルのパケット配置を実現することができると考えられる。
また、上述した3種のペアシンボル間距離のうち、最小ペアシンボル間距離が最大となるシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合がある。このような場合はそのようなシンボル配置間隔候補dの中で平均ペアシンボル間距離の最も大きいシンボル配置間隔候補dを使用すれば良い。また、平均ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合がある。このような場合はそのようなシンボル配置間隔候補dの中で最大ペアシンボル間距離の最も大きいシンボル配置間隔候補dを使用すれば良い。ペアシンボル間距離の「最小値が大きい」、「平均値が大きい」、「最大値が大きい」の順の優先度で、シンボル配置間隔候補dを評価し、実際に使用するシンボル配置間隔Dを決定することで、よりパケットの消失の影響を受けにくいシンボルのインターリーブを実現することができる。
もちろん、場合に応じて3種のペアシンボル間距離の優先度の順を変更してもよいし、3種のうち1種又は2種のみのペアシンボル間距離を用いて、シンボル配置間隔候補dを評価し、シンボル配置間隔Dを決定してもよい。
図11は、シンボル配置間隔Dを決定するため、ペアシンボル間距離をもって、シンボル配置間隔候補dを評価するためのデータを表形式で示した概念図である。本例では、情報シンボル数I=200、冗長度R=50%、1パケットに搭載する搭載シンボル数L=5、1符号化ブロック分のシンボルを送信するためのパケット数B=60を前提として、CPU42は、以下のシンボル配置間隔候補dを算出した。
1,7,11,13,17,19,23,29,31,37,41,43,47,49,53,59
図11で示すように、ペアシンボル間距離の「最小値が大きい」、「平均値が大きい」、「最大値が大きい」の順の優先度で各シンボル配置間隔候補dを評価した場合、シンボル配置間隔候補d=49が最もシンボル配置間隔特性が良いと判定できる。すなわち、ペアシンボル間距離の最小値が11であり、他の候補d=11と並んで最小値が最も大きい。さらに、ペアシンボル間距離の平均値が23.8であって、他の候補d=11の平均値23.7より大きい。よって、シンボル配置間隔Dとして候補d=49が選択される。
尚、「所定の連続したN個の符号化シンボル」は、ペアシンボル間距離を算出する際にペアシンボルを取り出す単位長さと言え、Nの値には例えば以下の二つのうちいずれかを採用することが考えられる。上記のケースでは、1)を用いている。
1)1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数L(N=L)
2)予め想定したバースト消失で消失する符号化シンボルの数
1)の場合には、1パケットに搭載する符号化シンボルの中から二つの符号化シンボル総てのペアについて、ペアシンボル距離を算出する。このようにすると、ペアシンボル間距離を、特にシンボル番号が近いシンボルの消失を評価するために適した指標にすることが可能となる。2)の場合には、予め想定したパケットのバースト消失において消失する符号化シンボルの数に対応した符号化シンボルの中から二つの符号化シンボル総てのペアについて、ペアシンボル距離を算出する。このようにすると、ペアシンボル間距離をバースト消失の際のシンボルの消失を評価するために適した指標にすることが可能となる。もちろん他の方法により、Nの値を決定してもよい。
図12は、上記のプロセスで算出した、シンボル配置間隔候補d=49をもって分散インターリーブを実施した場合の近接した符号化シンボルのペアシンボル間距離を示すグラフである。横軸がペアシンボル間距離であり、縦軸が各ペアシンボル間距離の度数を示す。すでに説明した様に、ペアシンボル間距離の最小値が11であり、かならず連続したN個=L=5のシンボル毎のグループ内において符号化シンボルが互いに11パケット以上離れて配置され、パケットのバーストロスが発生しても、近接した符号化シンボルの消失が生じにくい。
図13は、通常のランダムインターリーブを実施した場合の近接した符号化シンボルのペアシンボル間距離の度数を示すグラフである。このグラフからわかるように、ペアシンボル間距離が小さいものが多数存在し、このことはパケットロスに弱い符号化シンボルが多数存在することを意味する。また、パケット間距離が0、すなわち近接した符号化シンボルが同じパケットに配置されるケースも存在し、単一のパケットロスでも近接する符号化シンボルが消失してしまう。
(第3ステップ)
次に、CPU42は、第2ステップで決定したシンボル配置間隔Dで、符号化シンボルをパケットに配置するためのシンボル配置パターン(インターリーブパターン)を生成し、このパターンに従って、分散インターリーブを行う。図14は、シンボル配置間隔D=49をもって、符号化シンボルをパケットに配置した場合のシンボルの配置状態をマトリックス形式で示したイメージ図である。
符号化シンボルの番号であるシンボル番号がn(n=0,1,2,・・・である整数)で表される場合、CPU42は、シンボル番号nの符号化シンボルが配置されるパケットP(k)の番号であるパケット番号k(k=0,1,2,・・・である整数)を、k=Mod(n×D,B)により算出する。そして、シンボル番号nの符号化シンボルをパケットkに配置することにより、分散インターリーブが実施される。
図15は、上述の例(シンボル配置間隔D=49)について、1ブロックの総ての符号化シンボルを送信可能な60個の全パケット(0〜59)に一つの符号化シンボルが配置された状態をマトリックス形式で示したイメージ図である。すなわち、符号化シンボルは、シンボル番号順に49パケットおきに配置される。つまり、シンボル番号nの符号化シンボルは パケット番号k=Mod(n×49,60)のパケットに配置される。結果的にシンボル番号に基づいてMod(n,60)を算出した際に互いに異なる値を有するシンボルは全て異なるパケットに配置される。図15のシンボル配置パターンを5回繰り返すことで、1ブロック分の総てのシンボルが、1つのパケットに5個ずつ配置される。
図16は、図3に示した概念に沿ったデータフォーマットの変遷を示すイメージ図である。図16(a)に示すように、符号化対象データがシンボルに分割された後、一定のシンボル毎にAL−FEC符号化され、符号化前のシンボルはそのまま情報シンボルとなり、新たに冗長シンボルが生成される。次に図16(b)に示すように、分散インターリーブにより符号化シンボルの順序が並べ替えられ、最後に図16(c)に示すように、ヘッダとともに符号化シンボルがUDPパケットに搭載されるUDPパケット化が実行され、送信される。
図17は、図1の通信システム100が実行する処理のフローチャートを示す。ステップS1〜ステップS6は、放送波受信チューナ30によって実行される。ステップS101〜ステップS110は、アクセスポイント40によって実行される。ステップS201〜ステップS210は、受信端末50によって実行される。
放送波受信チューナ30は、放送送信機20から送信された放送波を受信し(ステップS1)、放送波受信LSI32が放送波中のコンテンツを取得する(ステップS2)。CPU34は、コンテンツデータを暗号化するサイズの単位に分割し(ステップS3)、分割されたコンテンツデータを暗号化するとともに(ステップS4)、送信するパケットのヘッダを生成する(ステップS5)。そして、CPU34は、暗号化されたデータを取得しアクセスポイント40に送る(ステップS6)。アクセスポイント40に送られるデータが符号化対象データである。
アクセスポイント40は、放送波受信チューナ30から送られた符号化対象データを受信し(ステップS101)、CPU42は当該データをシンボル単位に分割する(ステップS102)。CPU42は、AL−FEC符号化に必要な数のシンボルを収集し(ステップS103)、AL−FEC符号化を行う(ステップS104)。さらにCPU42は、分散インターリーブを行い(ステップS105)、AL−FECヘッダの生成・付加を行う(ステップS106)。AL−FECヘッダには、AL−FEC符号化のパラメータなどを搭載する。
尚、CPU42は、予め、AL−FEC符号化のパラメータを設定しており(ステップS107)、この符号化パラメータに従って、分散インターリーブのためのインターリーブのパターンを生成する(ステップS108)。ステップS106の後、CPU42はデータのパケット化により送信用のUDPパケットを生成する(ステップS109)。そして、LSI44がWi−FiによるUDPパケットのマルチキャスト送信を行う(ステップS110)。
受信端末50のLSI52は、アクセスポイント40から送信されたUDPパケットを受信し(ステップS201)、CPU54が当該UDPパケットからAL−FECヘッダと符号化シンボルを抽出する(ステップS202)。CPU54は、AL−FECヘッダよりAL−FEC符号化のパラメータを抽出し(ステップS203)、インターリーブの逆であるデインターリーブのパターンを生成する(ステップS204)。さらにCPU54は、1ブロック分の符号化シンボルを収集し(ステップS205)、デインターリーブを行い(ステップS206)、AL−FEC符号化の復号を行う(ステップS207)。さらにCPU54は、AL−FEC符号化の復号をしたデータを暗号化単位に分割し(ステップS208)、暗号化の復号を行う(ステップS209)。最後にディスプレイ56、スピーカ58が、復号されたコンテンツデータを再生する(ステップS210)。
図2の通信システム100の場合、コンテンツ配信サーバ60がネットワーク70を介して送信したコンテンツデータをアクセスポイント40が受け取り、ステップS2〜ステップS3は、アクセスポイント40のCPU42によって実行される。
以上により、本実施形態のインターリーブ方法は、シンボルをデータ送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブ方法であって、コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割し、複数のシンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成する。少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出する。さらに、パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出し、符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。
これにより、インターリーブ方法は、近接した二つの符号化シンボルを所定のシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。よって、近接した二つの符号化シンボルが時間的に離れたパケットに配置されるため、送信時のパケット消失に対する耐性が高まり、コンテンツを安定的に送受信することができる。
また、複数のシンボル配置間隔候補dが算出され、各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、総てのペアについて算出し、各シンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も小さい最小ペアシンボル間距離を決定し、最小ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、シンボル配置間隔Dとして選択してもよい。
このように複数のペアシンボル間距離の中で最小値の最も大きいシンボル配置間隔候補dをシンボル配置間隔Dとして選択することにより、耐えうるバーストパケット消失長を長くすることができる。
また、複数のシンボル配置間隔候補dが算出され、各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、各N個毎のシンボルグループ単位で総てのペアについて算出し、各シンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離を平均した平均ペアシンボル間距離を算出し、平均ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、シンボル配置間隔Dとして選択してもよい。
このように複数のペアシンボル間距離についての平均値の最も大きいシンボル配置間隔候補dをシンボル配置間隔Dとして選択することにより、より長いバーストパケット消失にも耐えうる近接シンボルのパケット配置を実現することができる。
また、複数のシンボル配置間隔候補dが算出され、各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、各N個毎のシンボルグループ単位で総てのペアについて算出し、各シンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も大きい最大ペアシンボル間距離を決定し、最大ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、シンボル配置間隔Dとして選択してもよい。
このように複数のペアシンボル間距離の中で最大値の最も大きいシンボル配置間隔候補dをシンボル配置間隔Dとして選択することにより、より長いバーストパケット消失にも耐えうる近接シンボルのパケット配置を実現することができる。
また、複数のシンボル配置間隔候補dが算出され、各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、総てのペアについて算出し、各シンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も小さい最小ペアシンボル間距離を決定し、当該最小ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合、当該複数のシンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離を平均した平均ペアシンボル間距離を算出し、当該平均ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合、当該複数のシンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も大きい最大ペアシンボル間距離を決定し、当該最大ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、シンボル配置間隔Dとして選択してもよい。
このように複数のペアシンボル間距離の中で、最小値が最も大きく、平均値が最も大きく、かつ最大値が最も大きいシンボル配置間隔候補dをシンボル配置間隔Dとして選択することにより、非常に長いバーストパケット消失にも耐えうる近接シンボルのパケット配置を実現することができる。
また、N個の符号化シンボルのNが搭載シンボル数Lに等しいものであってもよい。
これにより、1パケットに搭載する符号化シンボルの数に対応した符号化シンボルの中から二つの符号化シンボル総てのペアについて、ペアシンボル距離を算出するため、特にシンボル番号が近いシンボルの消失を指標にシンボル配置を決定することが可能となる。
また、N個の符号化シンボルのNが、予め想定したバーストパケットロスのバースト消失で消失する符号化シンボルの数であってもよい。
これにより、予め想定したバーストパケットロスのバースト消失において消失する符号化シンボルの数に対応した符号化シンボルの中から二つの符号化シンボル総てのペアについて、ペアシンボル距離を算出するため、送信時のバースト消失でも、近接した符号化シンボルの消失を抑えることが可能となる。
また、符号化シンボルの番号である符号化シンボル番号がn(n=0,1,2,・・・である整数)で表される場合、符号化シンボル番号nの符号化シンボルが配置されるパケットP(k)の番号であるパケット番号k(k=0,1,2,・・・である整数)を、k=Mod(n×D,B)により算出してもよい。
これにより、N個の近接した符号化シンボルを時間的に離れたパケットに配置するインターリーブパターンを容易に生成することができる。
符号化前の符号化対象データを構成する情報シンボルの数が、情報シンボル数Iであり、情報シンボル数Iに対する、符号化に伴い生成される冗長シンボルの数の割合が冗長度R(%)であり、符号化シンボル数Cを、C=I×(100+R)/100により算出することができる。
これにより、情報シンボル数Iと冗長度Rに基づき、符号化シンボル数Cを容易に算出することができる。
本開示のインターリーブ装置(CPU)42は、シンボルを送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブ装置であって、当該インターリーブ装置はプロセッサとメモリとを備える。プロセッサは、メモリと協働して、コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割し、複数のシンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成し、少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出し、パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出し、符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。
これにより、インターリーブ装置は、近接した二つの符号化シンボルを所定のシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。よって、近接した二つの符号化シンボルが時間的に離れたパケットに配置されるため、送信時のパケット消失に対する耐性が高まり、コンテンツを安定的に送受信することができる。
本開示のインターリーブプログラムは、シンボルを送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブプログラムであって、コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割する工程と、複数のシンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成する工程と、少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出する工程と、パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出する工程と、符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する工程と、をコンピュータに実行させる。
これにより、インターリーブプログラムは、近接した二つの符号化シンボルを所定のシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する。よって、近接した二つの符号化シンボルが時間的に離れたパケットに配置されるため、送信時のパケット消失に対する耐性が高まり、コンテンツを安定的に送受信することができる。なお、インターリーブプログラムは、インターリーブ装置(CPU)42のメモリや他の記憶装置に記憶することができる。
本実施形態のアクセスポイント40は、上述のインターリーブ装置(CPU)42またはインターリーブプログラムを備える。これにより、送信時のパケット消失に対する耐性が高まり、コンテンツを安定的に送信することができる
以上、図面を参照して本開示に係るインターリーブ方法、インターリーブ装置、インターリーブプログラムおよびアクセスポイントの実施形態について説明したが、本開示はかかる例に限定されない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例、修正例、置換例、付加例、削除例、均等例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
本開示のインターリーブ方法、インターリーブ装置、インターリーブプログラムおよびアクセスポイントは、データ送信時のパケット消失に起因する送信のエラーを抑制することが可能であるため、コンテンツのブロードキャスト等に有用である。
10 コンテンツ生成装置
20 放送送信機
30 放送波受信チューナ
32 放送波受信LSI
34 CPU
40 アクセスポイント
42 CPU(インターリーブ装置)
44 LSI
50 受信端末
52 LSI
54 CPU
56 ディスプレイ
58 スピーカ
60 コンテンツ配信サーバ
70 ネットワーク
100 通信システム

Claims (12)

  1. シンボルをデータ送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブ方法であって、
    コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割し、
    複数の前記シンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成し、
    少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出し、
    パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出し、
    前記符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、前記シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する、
    インターリーブ方法。
  2. 請求項1に記載のインターリーブ方法であって、
    複数の前記シンボル配置間隔候補dが算出され、
    各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、総てのペアについて算出し、
    各シンボル配置間隔候補dについて、前記総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も小さい最小ペアシンボル間距離を決定し、
    前記最小ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、前記シンボル配置間隔Dとして選択する、インターリーブ方法。
  3. 請求項1に記載のインターリーブ方法であって、
    複数の前記シンボル配置間隔候補dが算出され、
    各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、総てのペアについて算出し、
    各シンボル配置間隔候補dについて、前記総てのペアのペアシンボル間距離を平均した平均ペアシンボル間距離を算出し、
    前記平均ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、前記シンボル配置間隔Dとして選択する、インターリーブ方法。
  4. 請求項1に記載のインターリーブ方法であって、
    複数の前記シンボル配置間隔候補dが算出され、
    各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、総てのペアについて算出し、
    各シンボル配置間隔候補dについて、前記総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も大きい最大ペアシンボル間距離を決定し、
    前記最大ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、前記シンボル配置間隔Dとして選択する、インターリーブ方法。
  5. 請求項1に記載のインターリーブ方法であって、
    複数の前記シンボル配置間隔候補dが算出され、
    各シンボル配置間隔候補dをもって、符号化シンボルがパケットに配置された場合において、1ブロックに存在する符号化シンボルのうち、所定の連続したN個の符号化シンボルの中に存在する二つの符号化シンボルのペアが配置されるパケット間の距離であるペアシンボル間距離を、総てのペアについて算出し、
    各シンボル配置間隔候補dについて、前記総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も小さい最小ペアシンボル間距離を決定し、
    当該最小ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合、当該複数のシンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離を平均した平均ペアシンボル間距離を算出し、
    当該平均ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dが複数存在する場合、当該複数のシンボル配置間隔候補dについて、総てのペアのペアシンボル間距離の中で最も大きい最大ペアシンボル間距離を決定し、
    当該最大ペアシンボル間距離が最も大きいシンボル配置間隔候補dを、前記シンボル配置間隔Dとして選択する、インターリーブ方法。
  6. 請求項2から5のいずれか1項に記載のインターリーブ方法であって、
    前記N個の符号化シンボルのNが前記搭載シンボル数Lに等しい、インターリーブ方法。
  7. 請求項2から5のいずれか1項に記載のインターリーブ方法であって、
    前記N個の符号化シンボルのNが、予め想定したバーストパケットロスのバースト消失で消失する符号化シンボルの数である、インターリーブ方法。
  8. 請求項2から7のいずれか1項に記載のインターリーブ方法であって、
    符号化シンボルの番号であるシンボル番号がn(n=0,1,2,・・・である整数)で表される場合、シンボル番号nの符号化シンボルが配置されるパケットP(k)の番号であるパケット番号k(k=0,1,2,・・・である整数)を、k=Mod(n×D,B)により算出する、インターリーブ方法。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載のインターリーブ方法であって、
    符号化前の前記符号化対象データを構成する情報シンボルの数が、情報シンボル数Iであり、
    前記情報シンボル数Iに対する、符号化に伴い生成される冗長シンボルの数の割合が冗長度R(%)であり、
    前記符号化シンボル数Cを、C=I×(100+R)/100により算出する、インターリーブ方法。
  10. シンボルを送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブ装置であって、
    当該インターリーブ装置はプロセッサとメモリとを備え、
    前記プロセッサは、前記メモリと協働して、
    コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割し、
    複数の前記シンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成し、
    少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出し、
    パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出し、
    前記符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、前記シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する、
    インターリーブ装置。
  11. シンボルを送信用の複数のパケットに配置するためのインターリーブプログラムであって、
    コンテンツを構成する符号化対象データを、複数のシンボルに分割する工程と、
    複数の前記シンボルを所定のシンボル数毎に符号化して複数の符号化シンボルからなる符号化シンボル列を生成する工程と、
    少なくとも符号化シンボル数がC、1パケットに搭載する符号化シンボルの数である搭載シンボル数がLの場合、符号化シンボルを送信するパケットの数であるパケット数Bを、C/Lの小数点以下を切り上げて求めるB=Round(C/L)により算出する工程と、
    パケット数Bとの最大公約数が1となる値であるシンボル配置間隔候補dを少なくとも一つ算出する工程と、
    前記符号化シンボル列内で近接した二つの符号化シンボルを、前記シンボル配置間隔候補dの一つであるシンボル配置間隔Dだけ互いに離れた二つのパケットに配置する工程と、
    をコンピュータに実行させるインターリーブプログラム。
  12. 請求項10に記載のインターリーブ装置または請求項11に記載のインターリーブプログラムを備えたアクセスポイント。
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