JP6630389B2 - 地震警報サーバ、及び地震警報サーバの地震警報方法 - Google Patents
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Description
今日、地震地域内の大部分の国は、自然災害の到来時に損失を最小限に低減するため、十分に大規模な地震警報システムを有している。一般的な地震警報システムは、4つ以上の地震検出局を利用して地震発生時の地震波の到来時刻を検出し、それに応じて、地震発生時間及び震源地位置を推測するものである。
この場合、人口密度の高い都市中心付近に地震検出局を設置することはほぼ不可能であり、したがって、震源が都市中心付近である地震の発生直後に警報を発行することはほぼ不可能である。というのは、震源から遠く離れた地震検出局が地震を検出したときには既に遅すぎるためである。
プロセッサは、記憶領域及びネットワーク・インターフェースに電気的に接続されており、マップを複数の地理格子に分割する動作、複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信する動作であって、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む動作、地震報告メッセージのそれぞれを、地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングする動作、地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する前記地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定する動作、時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示する動作、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示する動作、地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定する動作、反復的ではない複数の組合せを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択する動作、組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割する動作、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加する動作、最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示する動作、震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する動作、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成する動作、並びに前記ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信する動作、を実行するように構成され、遠隔デバイスは、ユーザ機器を含む。
地震警報方法は、プロセッサによって実行し、(a)マップを複数の地理格子に分割するステップ、(b)複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信するステップであって、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む、ステップ、(c)地震報告メッセージのそれぞれを、地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングするステップ、(d)地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定するステップ、(e)時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示するステップ、(f)隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示するステップ、(g)地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定するステップ、(h)反復的ではない複数の組み合わせを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択するステップ、(i)組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加するステップ、(j)最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示するステップ、(k)震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定するステップ、(l)震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成するステップ、並びに(m)ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信するステップ、を含み、遠隔デバイスは、ユーザ機器を含む。
プロセッサは、電源モジュール、送受信器、運動センサ及び測位モジュールに電気的に接続されており、電源モジュールを外部電源に接続したことに応じて、ユーザ機器が充電状態であることを決定する動作、送受信器をネットワークに接続したことに応じて、ユーザ機器が接続状態であることを決定する動作、予め設定した時間間隔内で運動センサから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、前記ユーザ機器が静止状態であることを決定する動作、ユーザ機器が、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する動作、運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超える場合、感知信号に従って、測位モジュールを介して震度を計算し、タイム・スタンプを記録し、経緯度値を生成する動作、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む地震報告メッセージを生成する動作、並びに送受信器を介して地震警報サーバに地震報告メッセージを送信する動作、を実行するように構成する。
本発明のこれらの実施形態は、こうした実施形態に記載のあらゆる特定の環境、用途又は実装形態に本発明を限定する意図ではないことは理解されよう。したがって、これらの実施形態の説明は、本発明を制限するものではなく例示の目的にすぎず、本出願で請求する範囲は、特許請求の範囲によって規定する。更に、以下の実施形態及び添付の図面において、本発明に無関係な要素は、説明から省き、添付の図面における個々の要素の間の寸法関係は、理解を容易にするために示すにすぎず、実際の規模を限定するものではない。
地震警報システム1は、地震警報サーバ11及び複数のユーザ機器13から構成される。地震警報サーバ11は、遠隔サーバであり、通信供給業者の機械室内又はあらゆる企業若しくは個人環境内に設置できる。ユーザ機器13は、図4に示すように、電源モジュール13a、送受信器13b、運動センサ13c、測位モジュール13d及びプロセッサ13eを有するスマート・フォン、タブレット・コンピュータ又は任意のデバイスとすることができる。
送受信器13bは、モバイル・ネットワーク送受信器(例えば3G、4Gモバイル・ネットワーク送受信器)、Wi−Fi(登録商標)送受信器等とすることができる。更に、いくつかの実施形態では、ユーザ機器13は、モノのインターネット(IOT)デバイスであってもよいため、送受信器13bは、あらゆるワイヤレス送受信器、有線送受信器又はそれらの組合せとすることもできる。運動センサ13cは、重力センサ、ジャイロスコープ、又は振動を感知できるあらゆるハードウェア・モジュールとすることができる。
その後、ユーザ機器13は、地震報告メッセージ102を直ちに生成し、地震報告メッセージ102を地震警報サーバ11に送信する。地震報告メッセージ102は、一般に、経緯度値、タイム・スタンプ、並びに経緯度値及びタイム・スタンプ内での震度を含み、地震警報サーバ11に、地震を感知した時間点、並びに地震の場所及び強度を通知するようにする。
当業者であれば上記の説明に基づき理解できるように、第1の閾値の設定は、何らかの外部のわずかな振動(地磁気ドリフト、周囲機械の作動等)を回避するためのものであり、第2の閾値の設定は、振動が地震レベルに達したかどうかを決定するためのものであり、第1の閾値及び第2の閾値の設定の調節の仕方も、当業者であれば理解されよう。したがって、このことは本明細書では更に説明しない。
図1に示すように、ユーザ機器13の一部は、地理格子R6C2に対応し、ユーザ機器13の一部は、地理格子R8C3に対応し、以下同様である。説明を簡単にするために、図1は、地理格子R6C2、R8C3、R7C4、R3C6及び対応するユーザ機器13のみを代表として示す一方で、他の地理格子を省略していることは理解されよう。更に、3つのユーザ機器13のみを代表として地理格子R6C2、R8C3、R7C4及びR3C6のそれぞれで示している。しかし、当業者であれば理解されるように、図示のユーザ機器13の数は、実際の状況を説明する意図ではなく、地理格子のそれぞれは、4つ以上又は2つ以下のユーザ機器13を実際の状況で含み得る。
図2B及び図2Cに示すように、地理格子R3C6及びR10C4のそれぞれは、候補地震地理格子CEGDとして標示された隣接地理格子を有さないので、地震警報サーバ11は、地理格子R3C6及びR10C4が、誤って報告された地理格子であることを決定し、地理格子R7C1、R8C1、R6C2、R7C2、R8C2、R5C3、R6C3、R7C3、R8C3、R5C4、R6C4、R7C4及びR8C4のみを更に標示し、これらは、地震地理格子EGDとしての候補地震格子CEGDとして標示される。言い換えれば、確かに、大型トラックが通過すると、広域では振動は生じないため、本発明の地震警報サーバ11は、候補地震格子CEGDの間の隣接に従って、間違って報告された候補地震格子CEGDを更に選別することができる。
個の組み合わせを入手できる。言い換えれば、n個の地震地理格子EGDがある場合、
個の組合せを入手できる。その後、組合せのそれぞれに対し、マップM内の組合せの2つの地震地理格子CGD1及びCGD2の中間点CPに従って、地震地理格子EGDを2つの群GP1及びGP2に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子EGDの遠方値を1単位増加させる(例えば1増加させる)。
ここで、地震地理格子CGD1の地震報告時間は、地震地理格子CGD2の地震報告時間よりも早期であると仮定すると、地震警報サーバ11は、地震報告時間がより遅い地震地理格子CGD2を含む群GP2内の地震地理格子EGDの遠方値を図2Dに示すように1増加する。
ここで、地震地理格子CGD1の地震報告時間も、地震地理格子CGD2の地震報告時間よりも早期であると仮定すると、地震警報サーバ11は、地震報告時間がより遅い地震地理格子CGD2を含む群GP2内の地震地理格子EGDの遠方値を図2Eに示すように1増加する。
図2Fは、7つの選択組合せに対し地震方向分析を実施することによって得た地震地理格子EGDの遠方値を示し、地震地理格子R7C2は、他の地震地理格子EGDと比較して明らかに最小である。したがって、最小遠方値を有する地震地理格子(即ち地震地理格子R7C2)は、震源地地理格子EPCとして標示される。
更に、地震地理格子CGD1と地震地理格子CGD2との間の中間点CPは、本実施形態では2次元平面で決定されている。しかし、当業者であれば理解されるように、他の実施形態では、地震地理格子CGD1と地震地理格子CGD2との間の中間点CPは、3次元平面で決定することもできる。
更に、遠隔デバイスは、地震警報の発行を支援する他のサードパーティー・デバイスを備えることもできる。例えば、地震警報サーバ11は、中央気象局のサーバ又は様々な通信供給業者のサービス・サーバに地震警報メッセージ104を送信し、サードパーティ機関又は組織が、地震警報の発行を支援し、地震警報を可能な限り放送し、これにより最長の避難時間を入手できるようにする。
最初に、プロセッサ11bは、地震地理格子EGDのそれぞれに対し、地震地理格子EGDに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子EGDの地震報告時間を決定する。
次に、地震地理格子EGDのうち任意の2つを選択し、反復的ではない複数の組合せを入手し、組合せのそれぞれに対し、マップM内の組合せの2つの地震地理格子EGDの中間点CPに従って地震地理格子EGDを2つの群GP1及びGP2に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を、図2D及び図2Eに示すように1増加する。
例えば、組合せのそれぞれに対し、プロセッサ11bは、中間点CPを通過する直交二等分線OLに基づきマップMを2つの等しい部分に分割し、2つの等しい部分内にある地震地理格子をそれぞれ2つの群GP1及びGP2として分類できる。直交二等分線OLは、組合せ内の2つの地震地理格子の間の接続線CLに直交する。
これらの他のユーザ機器は、プロセッサ11bからネットワーク・インターフェース11aを介して地震報告メッセージ102をまだ受信していないユーザ機器13のそれぞれとすることができる。更に、他の実施形態では、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子EGDとして標示した後、プロセッサ11bは、事前地震警報メッセージを遠隔デバイスに更に生成、送信し、遠隔デバイスに地震発生イベントを通知できる。
更に、プロセッサ13eは、予め設定した時間間隔内で運動センサ13cから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、ユーザ機器13が静止状態であることを決定する。プロセッサ13eは、ユーザ機器13が、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、運動センサ13cから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する。
本発明の地震警報方法は、地震警報システムの地震警報サーバ(例えば前述の実施形態の地震警報サーバ11)で使用するように適合される。地震警報サーバは、ネットワーク・インターフェース、記憶領域及びプロセッサを備える。地震警報方法は、プロセッサにより実行する。
地震分析の後に地震警報を発行するたびに、地震警報サーバは、地理格子GDのそれぞれを元の状態に再設定できることは理解されよう。即ち、候補地震地理格子、地震地理格子、又は震源地地理格子を標示せず、地理格子GDのそれぞれの遠方値をゼロに設定する。その後、次の地震の発生を感知し、警報を発行するためにステップS503からS525を繰り返す。
コンピュータ・プログラム製品は、例えば、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュ・メモリ、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、コンパクト・ディスク(CD)、モバイル・ディスク、磁気テープ、ネットワークにアクセス可能なデータベース、又は同じ機能を有し、当業者に周知であるあらゆる他の記憶媒体とすることができる。
したがって、従来技術の地震検出局を介する(伝搬速度が毎秒約10キロメートルである)地震波の感知と比較して、本発明は、地震が発生した領域内のスマート・フォンが、高速(毎秒約300,000キロメートル)での通信伝送を介して地震の発生を直後に報告可能にし、このため、より高密度の地震情報を入手し、震源地を正確且つ迅速に決定でき、これにより、より多くの避難時間が得られるように、適時の地震検出及び警報サービスを提供する。
Claims (10)
- ネットワークに接続しているネットワーク・インターフェース、マップを記憶するように構成した記憶領域、及び、前記記憶領域及び前記ネットワークに電気的に接続されているプロセッサを備える地震警報サーバであって、
前記プロセッサは、
前記マップを複数の地理格子に分割する動作、
複数のユーザ機器のそれぞれから前記ネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信する動作であって、前記地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む動作、
前記地震報告メッセージのそれぞれを、前記地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングする動作、
前記地理格子のそれぞれに対し、前記地理格子に対応する前記地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の前記地理格子の地震報告メッセージの数を決定する動作、
前記時間間隔内の前記地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示する動作、
隣接する候補地震地理格子を有する候補地震地理格子のみを地震地理格子として標示する動作、
前記地震地理格子のそれぞれに対し、前記地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、前記地震地理格子の地震報告時間を決定する動作、
前記地震地理格子のいずれか2つを重複しないように選択して複数の組合せを取得する動作、
前記マップ内の組合せの2つの前記地震地理格子の中間点に従って前記地震地理格子を2つの群に分割し、2つの地震地理格子のうち前記地震報告時間がより遅い1つを含む前記群内の前記地震地理格子の遠方値を1単位増加し、これを前記複数の組合せのそれぞれに対し行う動作、
最小遠方値を有する前記地震地理格子を震源地地理格子として標示する動作、
前記震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する動作、
前記震源地位置、前記震源地発生時間及び前記震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成する動作、並びに、
前記ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに前記地震警報メッセージを送信する動作、を実行するように構成され、
前記遠隔デバイスは、前記ユーザ機器を含むことを特徴とする、
地震警報サーバ。 - 前記組合せのそれぞれに対し、前記プロセッサは、中間点を通過する直交二等分線に基づき前記マップを2つの等しい部分に分割し、前記2つの等しい部分内にある地震地理格子をそれぞれ2つの群として分類し、前記直交二等分線は、前記組合せ内の2つの前記地震地理格子の間の接続線に直交することを特徴とする、請求項1に記載の地震警報サーバ。
- 前記プロセッサは、前記震源地地理格子に対応する前記地震報告メッセージの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度をそれぞれ平均化することによって震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を入手することを特徴とする、請求項1に記載の地震警報サーバ。
- 前記遠隔デバイスは、複数の他のユーザ機器を更に含み、前記プロセッサは、前記ネットワーク・インターフェースを介して前記他のユーザ機器のそれぞれからの別の地震報告メッセージをまだ受信していないことを特徴とする、請求項1に記載の地震警報サーバ。
- 前記隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示した後、前記プロセッサは、前記遠隔デバイスに地震発生イベントを通知するために、事前地震警報メッセージを前記遠隔デバイスに更に生成、送信することを特徴とする、請求項1に記載の地震警報サーバ。
- 地震警報サーバのための地震警報方法であって、
前記地震警報サーバは、ネットワーク・インターフェース、記憶領域及びプロセッサを備え、
前記ネットワーク・インターフェースは、ネットワークに接続し、
前記記憶領域は、マップを中に記憶し、
前記地震警報方法は、前記プロセッサによって実行し、
(a)前記マップを複数の地理格子に分割するステップ、
(b)複数のユーザ機器のそれぞれから前記ネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信するステップであって、前記地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含むステップ、
(c)前記地震報告メッセージのそれぞれを、前記地震報告メッセージの前記経緯度値に従った前記地理格子の1つにマッピングするステップ、
(d)前記地理格子のそれぞれに対し、前記地理格子に対応する前記地震報告メッセージのそれぞれの前記タイム・スタンプに従って、時間間隔内の前記地理格子の地震報告メッセージの数を決定するステップ、
(e)前記時間間隔内の前記地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示するステップ、
(f)隣接する候補地震地理格子を有する候補地震地理格子のみを地震地理格子として標示するステップ、
(g)前記地震地理格子のそれぞれに対し、前記地震地理格子に対応する前記地震報告メッセージのそれぞれの前記タイム・スタンプに従って、前記地震地理格子の地震報告時間を決定するステップ、
(h)前記地震地理格子のいずれか2つを重複しないように選択して複数の組合せを取得するステップ、
(i)前記マップ内の前記組合せの前記2つの地震地理格子の中間点に従って前記地震地理格子を2つの群に分割し、前記2つの地震地理格子のうち前記地震報告時間がより遅い1つを含む前記群内の前記地震地理格子の遠方値を1単位増加し、これを前記複数の組合せのそれぞれに対し行うステップ、
(j)最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示するステップ、
(k)前記震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定するステップ、
(l)前記震源地位置、前記震源地発生時間及び前記震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成するステップ、並びに、
(m)前記ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに前記地震警報メッセージを送信するステップ、を含み、
前記遠隔デバイスは、前記ユーザ機器を含むことを特徴とする、
方法。 - 前記ステップ(i)は、前記組合せのそれぞれに対し、中間点を通過する直交二等分線に基づき前記マップを2つの等しい部分に分割し、前記2つの等しい部分内にある前記地震地理格子をそれぞれ2つの群として分類するステップ、を更に含み、前記直交二等分線は、前記組合せ内の前記2つの地震地理格子の間の接続線に直交することを特徴とする、請求項6に記載の地震警報方法。
- 前記ステップ(k)は、前記震源地地理格子に対応する前記地震報告メッセージの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度をそれぞれ平均化することによって震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を入手するステップ、を更に含むことを特徴とする、請求項6に記載の地震警報方法。
- 前記遠隔デバイスは、複数の他のユーザ機器を更に含み、前記プロセッサは、前記ネットワーク・インターフェースを介して前記他のユーザ機器のそれぞれからの別の地震報告メッセージをまだ受信していないことを特徴とする、請求項6に記載の地震警報方法。
- 前記ステップ(f)の後、前記遠隔デバイスに地震発生イベントを通知するために、前記遠隔デバイスに事前地震警報メッセージを生成、送信するステップ、を更に含む、請求項6に記載の地震警報方法。
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