JP2020052055A - 地震警報システムのユーザ機器 - Google Patents
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Abstract
【課題】既存の地震検出局の使用を伴わずに、地震を検出し、地震警報を発行できる地震検出機構を提供する。【解決手段】地震警報サーバ11のユーザ機器13を提供する。地震警報サーバ11は、マップを複数の地理格子に分割し、複数のユーザ機器13から地震報告メッセージ102を受信する。地震警報サーバ11は、時間間隔内の各地理格子の報告メッセージの数を監視し、候補地震格子を決定し、候補地震格子の中の隣接関係に従って地震格子を決定する。地震警報サーバ11は、地震格子のいずれか2つを選択し、地震格子を2つの群に分類し、報告時間がより遅い群内の各地震格子の遠方値を増加する。多数の選択の後、地震警報サーバ11は、最小遠方値を有する地震格子を震源地格子として標示し、それに応じて複数の遠隔機器に地震警報メッセージ104を送信する。【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザ機器に関する。より詳細には、本発明は、地震警報サーバがマップを複数の地理格子に分割し、複数のユーザ機器のそれぞれから地震報告メッセージを受信し、地理格子から震源地を決定し、サービスしているユーザ機器に地震警報メッセージを送信する。
地震は、地球上で最も深刻な自然災害の1つである。巨大地震が発生するたびに、計り知れない巨大な損失及び多数の死傷者が人及び自然に対し生じることになる。地震を予測することはほぼ不可能であるが、地震の発生後、地震警報を最短時間で発行できれば最長の避難時間を入手できる。
近年、技術が進歩するにつれて、人類は、地震の記録、検出では高いレベルに達しており、地震警報システム、例えば緊急地震速報(EEW)に関連する構成技術もますます発達してきている。
今日、地震地域内の大部分の国は、自然災害の到来時に損失を最小限に低減するため、十分に大規模な地震警報システムを有している。一般的な地震警報システムは、4つ以上の地震検出局を利用して地震発生時の地震波の到来時刻を検出し、それに応じて、地震発生時間及び震源地位置を推測するものである。
今日、地震地域内の大部分の国は、自然災害の到来時に損失を最小限に低減するため、十分に大規模な地震警報システムを有している。一般的な地震警報システムは、4つ以上の地震検出局を利用して地震発生時の地震波の到来時刻を検出し、それに応じて、地震発生時間及び震源地位置を推測するものである。
しかし、地震検出局の設置は、環境条件に対する要求がかなり厳しく、地震検出局は、例えば電車、トラック又は野生動物の通過によって生じる妨害に対してほとんど耐障害性ではない。したがって、地震検出局は、環境の妨害がより少ない場所にのみ設置できる。
この場合、人口密度の高い都市中心付近に地震検出局を設置することはほぼ不可能であり、したがって、震源が都市中心付近である地震の発生直後に警報を発行することはほぼ不可能である。というのは、震源から遠く離れた地震検出局が地震を検出したときには既に遅すぎるためである。
この場合、人口密度の高い都市中心付近に地震検出局を設置することはほぼ不可能であり、したがって、震源が都市中心付近である地震の発生直後に警報を発行することはほぼ不可能である。というのは、震源から遠く離れた地震検出局が地震を検出したときには既に遅すぎるためである。
更に、震源に対する地震警報システムの測位精度を向上させるために、地震検出局に対しある程度の密度が必要である。しかし、地震検出局の設置費用がかなり高額であるため、震源に対する測位精度を向上させるために地震検出局の密度を増大させると、著しく高い建設費用が不可避である。
したがって、当技術分野には、地震検出時間を短縮できる地震検出機構を提供し、最小の建設費用で即時の警報を提供することに対する差し迫った必要性がある。
本発明の目的は、既存の地震検出局の使用を伴わずに、地震を検出し、地震警報を発行できる地震検出機構を提供することである。本発明の地震検出機構は、人々のスマート・フォン(ユーザ機器)及び遠隔地震警報サーバを介して地震警報システムを確立する。スマート・フォンに内蔵の運動センサ(例えば重力センサ)及び測位モジュール(例えば全地球測位システム(GPS)モジュール)は、地震を感知し、地震の地理的位置を提供できる。一方、スマート・フォンは、地震警報サーバに接続することによって地震報告メッセージを地震警報サーバに即時に送信できる。
もう一方では、様々な地理的位置で複数のスマート・フォンから地震報告メッセージを受信した後、地震警報サーバは、受信した報告メッセージの選別を通してより高い信頼性の地震報告メッセージを選択し、地震の方向を分析し、震源地位置を決定できる。したがって、従来技術における地震検出局の地震の検出と比較して、本発明では、人々のスマート・フォンを介して高密度の地震報告メッセージを提供し、低価格且つ高精度で震源地の測位を達成する一方で、より多くの避難時間を得るために、(地震波の伝搬速度と比較して)より高速での通信伝送を通じて適時の地震検出・警報サービスを提供できる。
上述の目的を達成するために、本発明は、ネットワーク・インターフェース、記憶領域及びプロセッサを備える地震警報サーバを開示する。ネットワーク・インターフェースは、ネットワークに接続している。記憶領域は、マップを記憶するように構成される。
プロセッサは、記憶領域及びネットワーク・インターフェースに電気的に接続されており、マップを複数の地理格子に分割する動作、複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信する動作であって、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む動作、地震報告メッセージのそれぞれを、地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングする動作、地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する前記地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定する動作、時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示する動作、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示する動作、地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定する動作、反復的ではない複数の組合せを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択する動作、組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割する動作、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加する動作、最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示する動作、震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する動作、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成する動作、並びに前記ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信する動作、を実行するように構成され、遠隔デバイスは、ユーザ機器を含む。
プロセッサは、記憶領域及びネットワーク・インターフェースに電気的に接続されており、マップを複数の地理格子に分割する動作、複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信する動作であって、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む動作、地震報告メッセージのそれぞれを、地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングする動作、地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する前記地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定する動作、時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示する動作、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示する動作、地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定する動作、反復的ではない複数の組合せを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択する動作、組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割する動作、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加する動作、最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示する動作、震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する動作、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成する動作、並びに前記ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信する動作、を実行するように構成され、遠隔デバイスは、ユーザ機器を含む。
更に、本発明は、地震警報サーバのための地震警報方法を更に開示する。地震警報サーバは、ネットワーク・インターフェース、記憶領域及びプロセッサを備える。ネットワーク・インターフェースは、ネットワークに接続している。記憶領域は、マップを中に記憶する。
地震警報方法は、プロセッサによって実行し、(a)マップを複数の地理格子に分割するステップ、(b)複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信するステップであって、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む、ステップ、(c)地震報告メッセージのそれぞれを、地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングするステップ、(d)地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定するステップ、(e)時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示するステップ、(f)隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示するステップ、(g)地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定するステップ、(h)反復的ではない複数の組み合わせを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択するステップ、(i)組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加するステップ、(j)最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示するステップ、(k)震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定するステップ、(l)震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成するステップ、並びに(m)ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信するステップ、を含み、遠隔デバイスは、ユーザ機器を含む。
地震警報方法は、プロセッサによって実行し、(a)マップを複数の地理格子に分割するステップ、(b)複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して地震報告メッセージを受信するステップであって、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む、ステップ、(c)地震報告メッセージのそれぞれを、地震報告メッセージの経緯度値に従って地理格子の1つにマッピングするステップ、(d)地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定するステップ、(e)時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示するステップ、(f)隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示するステップ、(g)地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定するステップ、(h)反復的ではない複数の組み合わせを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択するステップ、(i)組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加するステップ、(j)最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示するステップ、(k)震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定するステップ、(l)震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成するステップ、並びに(m)ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信するステップ、を含み、遠隔デバイスは、ユーザ機器を含む。
更に、本発明は、ユーザ機器を更に開示する。ユーザ機器は、電源モジュール、送受信器、運動センサ、測位モジュール及びプロセッサを備える。運動センサは、運動を感知し、感知信号を生成するように構成する。
プロセッサは、電源モジュール、送受信器、運動センサ及び測位モジュールに電気的に接続されており、電源モジュールを外部電源に接続したことに応じて、ユーザ機器が充電状態であることを決定する動作、送受信器をネットワークに接続したことに応じて、ユーザ機器が接続状態であることを決定する動作、予め設定した時間間隔内で運動センサから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、前記ユーザ機器が静止状態であることを決定する動作、ユーザ機器が、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する動作、運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超える場合、感知信号に従って、測位モジュールを介して震度を計算し、タイム・スタンプを記録し、経緯度値を生成する動作、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む地震報告メッセージを生成する動作、並びに送受信器を介して地震警報サーバに地震報告メッセージを送信する動作、を実行するように構成する。
プロセッサは、電源モジュール、送受信器、運動センサ及び測位モジュールに電気的に接続されており、電源モジュールを外部電源に接続したことに応じて、ユーザ機器が充電状態であることを決定する動作、送受信器をネットワークに接続したことに応じて、ユーザ機器が接続状態であることを決定する動作、予め設定した時間間隔内で運動センサから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、前記ユーザ機器が静止状態であることを決定する動作、ユーザ機器が、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する動作、運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超える場合、感知信号に従って、測位モジュールを介して震度を計算し、タイム・スタンプを記録し、経緯度値を生成する動作、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む地震報告メッセージを生成する動作、並びに送受信器を介して地震警報サーバに地震報告メッセージを送信する動作、を実行するように構成する。
本発明で実施する詳細な技術及び好ましい実施形態は、添付の図面と共に、以下の段落で説明する。当業者であれば、請求する発明の特徴を良好に理解するであろう。
以下の説明において、本発明の実施形態を参照して本発明を説明する。本発明は、ユーザ装置、地震警報サーバ、及び地震警報サーバの地震警報方法に関する。
本発明のこれらの実施形態は、こうした実施形態に記載のあらゆる特定の環境、用途又は実装形態に本発明を限定する意図ではないことは理解されよう。したがって、これらの実施形態の説明は、本発明を制限するものではなく例示の目的にすぎず、本出願で請求する範囲は、特許請求の範囲によって規定する。更に、以下の実施形態及び添付の図面において、本発明に無関係な要素は、説明から省き、添付の図面における個々の要素の間の寸法関係は、理解を容易にするために示すにすぎず、実際の規模を限定するものではない。
本発明のこれらの実施形態は、こうした実施形態に記載のあらゆる特定の環境、用途又は実装形態に本発明を限定する意図ではないことは理解されよう。したがって、これらの実施形態の説明は、本発明を制限するものではなく例示の目的にすぎず、本出願で請求する範囲は、特許請求の範囲によって規定する。更に、以下の実施形態及び添付の図面において、本発明に無関係な要素は、説明から省き、添付の図面における個々の要素の間の寸法関係は、理解を容易にするために示すにすぎず、実際の規模を限定するものではない。
本発明の第1の実施形態については、図1及び図2Aから図2Fを参照されたい。図1は、本発明による地震警報システム1の概略図である。
地震警報システム1は、地震警報サーバ11及び複数のユーザ機器13から構成される。地震警報サーバ11は、遠隔サーバであり、通信供給業者の機械室内又はあらゆる企業若しくは個人環境内に設置できる。ユーザ機器13は、図4に示すように、電源モジュール13a、送受信器13b、運動センサ13c、測位モジュール13d及びプロセッサ13eを有するスマート・フォン、タブレット・コンピュータ又は任意のデバイスとすることができる。
地震警報システム1は、地震警報サーバ11及び複数のユーザ機器13から構成される。地震警報サーバ11は、遠隔サーバであり、通信供給業者の機械室内又はあらゆる企業若しくは個人環境内に設置できる。ユーザ機器13は、図4に示すように、電源モジュール13a、送受信器13b、運動センサ13c、測位モジュール13d及びプロセッサ13eを有するスマート・フォン、タブレット・コンピュータ又は任意のデバイスとすることができる。
ユーザ機器13は、ネットワーク15を介して地震警報システム1に接続できる。サーバ2に関連付けられたアプリケーション・プログラムは、ユーザ機器13に内蔵又はインストールでき、ユーザ機器13は、アプリケーション・プログラムの実行により地震警報システム1に接続する。ネットワーク15は、モバイル通信ネットワーク、インターネット、ローカル・エリア・ネットワーク等、又はそれらのネットワークの組合せとすることができる。
地震警報サーバ11は、マップMを記憶し、図2Aに示すようにマップMを複数の地理格子GDに分割する。ユーザ機器13は、ユーザ機器13が特定のデバイス状態条件に合致すると、地震検出モードを起動して運動感知デバイスを介して地震を感知するようにする。例えば、特定のデバイス状態条件には、ユーザ機器13が充電状態であるかどうか、ユーザ機器13がネットワークに接続しているかどうか、及びユーザ機器13が静止状態であるかどうかを含み得る。
この場合、ユーザ機器13は、電源モジュール13aを外部電源に接続したことに応じて、ユーザ機器13が充電状態であることを決定し、送受信器13bをネットワーク15に接続したこと(例えば基地局への接続)に応じて、ユーザ機器13が接続状態であることを決定し、予め設定した時間間隔内で運動センサ13cから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、ユーザ機器13が静止状態であることを決定できる。
送受信器13bは、モバイル・ネットワーク送受信器(例えば3G、4Gモバイル・ネットワーク送受信器)、Wi−Fi(登録商標)送受信器等とすることができる。更に、いくつかの実施形態では、ユーザ機器13は、モノのインターネット(IOT)デバイスであってもよいため、送受信器13bは、あらゆるワイヤレス送受信器、有線送受信器又はそれらの組合せとすることもできる。運動センサ13cは、重力センサ、ジャイロスコープ、又は振動を感知できるあらゆるハードウェア・モジュールとすることができる。
送受信器13bは、モバイル・ネットワーク送受信器(例えば3G、4Gモバイル・ネットワーク送受信器)、Wi−Fi(登録商標)送受信器等とすることができる。更に、いくつかの実施形態では、ユーザ機器13は、モノのインターネット(IOT)デバイスであってもよいため、送受信器13bは、あらゆるワイヤレス送受信器、有線送受信器又はそれらの組合せとすることもできる。運動センサ13cは、重力センサ、ジャイロスコープ、又は振動を感知できるあらゆるハードウェア・モジュールとすることができる。
ユーザ機器13は、ユーザ機器13が、上述の特定のデバイス状態条件(即ち、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にある条件)に合致すると、地震検出モードを起動し、次に運動センサ13cから受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する。次に、ユーザ機器13は、次に運動センサ13cから受信した感知信号が第2の閾値を超える場合、感知信号に従って、測位モジュールを介して震度を計算し、タイム・スタンプを記録し、経緯度値を生成する。
その後、ユーザ機器13は、地震報告メッセージ102を直ちに生成し、地震報告メッセージ102を地震警報サーバ11に送信する。地震報告メッセージ102は、一般に、経緯度値、タイム・スタンプ、並びに経緯度値及びタイム・スタンプ内での震度を含み、地震警報サーバ11に、地震を感知した時間点、並びに地震の場所及び強度を通知するようにする。
その後、ユーザ機器13は、地震報告メッセージ102を直ちに生成し、地震報告メッセージ102を地震警報サーバ11に送信する。地震報告メッセージ102は、一般に、経緯度値、タイム・スタンプ、並びに経緯度値及びタイム・スタンプ内での震度を含み、地震警報サーバ11に、地震を感知した時間点、並びに地震の場所及び強度を通知するようにする。
上述の第1の閾値は、ユーザ機器13の製造業者によって、ユーザ機器13が工場から出荷される際に設定されるか、又はユーザによって特定のプログラムを介して設定され、上述の第2の閾値は、特定のプログラムを介してユーザによって設定されるか、若しくはサーバ2に関連付けたアプリケーション・プログラムを介して修正して地震を感知する実際の状況に適合できることは理解されよう。
当業者であれば上記の説明に基づき理解できるように、第1の閾値の設定は、何らかの外部のわずかな振動(地磁気ドリフト、周囲機械の作動等)を回避するためのものであり、第2の閾値の設定は、振動が地震レベルに達したかどうかを決定するためのものであり、第1の閾値及び第2の閾値の設定の調節の仕方も、当業者であれば理解されよう。したがって、このことは本明細書では更に説明しない。
当業者であれば上記の説明に基づき理解できるように、第1の閾値の設定は、何らかの外部のわずかな振動(地磁気ドリフト、周囲機械の作動等)を回避するためのものであり、第2の閾値の設定は、振動が地震レベルに達したかどうかを決定するためのものであり、第1の閾値及び第2の閾値の設定の調節の仕方も、当業者であれば理解されよう。したがって、このことは本明細書では更に説明しない。
実際の環境では、こうしたユーザ機器13は、様々な領域に分散しており、ユーザ機器13は、マップMを複数の地理格子GDに分割することによる様々な地理格子GDに対応できる。
図1に示すように、ユーザ機器13の一部は、地理格子R6C2に対応し、ユーザ機器13の一部は、地理格子R8C3に対応し、以下同様である。説明を簡単にするために、図1は、地理格子R6C2、R8C3、R7C4、R3C6及び対応するユーザ機器13のみを代表として示す一方で、他の地理格子を省略していることは理解されよう。更に、3つのユーザ機器13のみを代表として地理格子R6C2、R8C3、R7C4及びR3C6のそれぞれで示している。しかし、当業者であれば理解されるように、図示のユーザ機器13の数は、実際の状況を説明する意図ではなく、地理格子のそれぞれは、4つ以上又は2つ以下のユーザ機器13を実際の状況で含み得る。
図1に示すように、ユーザ機器13の一部は、地理格子R6C2に対応し、ユーザ機器13の一部は、地理格子R8C3に対応し、以下同様である。説明を簡単にするために、図1は、地理格子R6C2、R8C3、R7C4、R3C6及び対応するユーザ機器13のみを代表として示す一方で、他の地理格子を省略していることは理解されよう。更に、3つのユーザ機器13のみを代表として地理格子R6C2、R8C3、R7C4及びR3C6のそれぞれで示している。しかし、当業者であれば理解されるように、図示のユーザ機器13の数は、実際の状況を説明する意図ではなく、地理格子のそれぞれは、4つ以上又は2つ以下のユーザ機器13を実際の状況で含み得る。
前述のように、ユーザ機器13のそれぞれは、ユーザ機器13により地震を感知した後、地震報告メッセージ102を地震警報サーバ11に送信し、地震報告メッセージ102には、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む。したがって、地震警報サーバ11が、地震報告メッセージ102を複数のユーザ機器のそれぞれから受信することが企図される。その後、地震警報サーバ11は、地震報告メッセージ102のそれぞれを有することができ、地震報告メッセージ102は、地震報告メッセージ102の経緯度値に従った地理格子GDの1つに対応する。
ユーザ機器13が感知した振動は、現実の地震ではなく、ユーザ自身の揺れにより生じるものである場合がある。したがって、間違って報告される地震報告メッセージ102を選別するために、地震警報サーバ11は、地理格子GDのそれぞれに対し、地理格子GDに対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子GDの地震報告メッセージの数を決定し、時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子GDのものだけを、図2Bに示すように候補地震地理格子CEGDとして標示する。
更に言うと、ユーザ機器13の感知した振動が、ユーザ自身の揺れである場合、このユーザ機器13が位置する地理格子GDに対応する数個の地震報告メッセージ102(例えば3又は4個のみの地震報告メッセージ102)のみが、短い時間期間(例えば3秒の時間間隔)内で地震警報サーバ11によって受信されるはずである。言い換えれば、地震が本当に発生した場合、地震は、地震が発生した領域内でユーザ機器13の全てによって感知されるはずであり、ユーザ機器13のそれぞれが、地震報告メッセージ102を地震警報サーバ11に送信するため、地震が発生した領域に対応する地理格子GDの地震報告メッセージの数は、予め設定した閾値(例えば30)よりも大きいはずである。
上述の時間間隔及び閾値は、分割する地理格子GDのサイズによって変動することを理解されたい。言い換えれば、マップMを、それぞれがより大きなサイズを有する、より少ない数の地震地理格子に分割した場合、地震格子のそれぞれの中に含まれる地理領域は、(マップMを、それぞれがより小さなサイズを有する、より大きな数の地震地理格子に分割したケースと比較して)確実により広いものであり、地震格子のそれぞれの中のユーザ機器13の数は、確実に多いため、時間間隔及び閾値は、より大きく設定されるはずである。
例えば、時間間隔内の地理格子R6C2、R7C2、R7C3及びR3C6のそれぞれに対応する地震報告メッセージ102の数が閾値を超える(例えば30)場合、地震警報サーバ11は、地理格子R6C2、R7C2、R7C3及びR3C6を候補地震格子CEGDとして標示する。一方、時間間隔内の地理格子R3C5に対応する地震報告メッセージ102の数が閾値に達しない(例えば5)場合、地震警報サーバ11は、地理格子R3C5を候補地震格子として標示することはない。
候補地震格子CEGDを決定した後、地震警報サーバ11は、間違って報告された候補地震格子CEGDを更に選別する。詳細には、時間間隔内の地理格子(例えば地理格子R3C6)に対応する地震報告メッセージ102の数が閾値を超えているものの、この地理格子内のユーザ機器は、地震ではなく他の揺れのために地震報告メッセージ102を送信する場合がある。例えば、大型トラックが通過した場合、この大型トラックにより生じた振動のために、複数の周囲のユーザ機器13が地震報告メッセージ102を同時に送信することになる。
したがって、地震警報サーバ11は、候補地震格子CEGDの間の隣接に従って、隣接する候補地震格子CEGDのそれぞれを地震地理格子EGDとして標示する。
図2B及び図2Cに示すように、地理格子R3C6及びR10C4のそれぞれは、候補地震地理格子CEGDとして標示された隣接地理格子を有さないので、地震警報サーバ11は、地理格子R3C6及びR10C4が、誤って報告された地理格子であることを決定し、地理格子R7C1、R8C1、R6C2、R7C2、R8C2、R5C3、R6C3、R7C3、R8C3、R5C4、R6C4、R7C4及びR8C4のみを更に標示し、これらは、地震地理格子EGDとしての候補地震格子CEGDとして標示される。言い換えれば、確かに、大型トラックが通過すると、広域では振動は生じないため、本発明の地震警報サーバ11は、候補地震格子CEGDの間の隣接に従って、間違って報告された候補地震格子CEGDを更に選別することができる。
図2B及び図2Cに示すように、地理格子R3C6及びR10C4のそれぞれは、候補地震地理格子CEGDとして標示された隣接地理格子を有さないので、地震警報サーバ11は、地理格子R3C6及びR10C4が、誤って報告された地理格子であることを決定し、地理格子R7C1、R8C1、R6C2、R7C2、R8C2、R5C3、R6C3、R7C3、R8C3、R5C4、R6C4、R7C4及びR8C4のみを更に標示し、これらは、地震地理格子EGDとしての候補地震格子CEGDとして標示される。言い換えれば、確かに、大型トラックが通過すると、広域では振動は生じないため、本発明の地震警報サーバ11は、候補地震格子CEGDの間の隣接に従って、間違って報告された候補地震格子CEGDを更に選別することができる。
上述の選別機構により、地震警報サーバ11は、地震を現在感知している領域(即ち地震格子EGD)に対応する地理格子GDを決定できる。次に、これらの地震格子EGDに基づき、地震警報サーバ11は、震源地の分析を開始し、震源地を決定後、地震警報メッセージ104を送信できる。最初に、地震警報サーバ11は、地震地理格子EGDのそれぞれに対し、地震地理格子EGDに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子EGDの地震報告時間を決定する。
例えば、地震警報サーバ11は、地震地理格子EGDのそれぞれに対し、地震地理格子EGDに対応する複数の地震報告メッセージ102のタイム・スタンプを平均化することによって、地震地理格子EGDの地震報告時間を入手できる。別の例として、地震警報サーバ11は、地震地理格子EGDの地震報告時間として、地震地理格子EGDに対応する複数の地震報告メッセージ102のタイム・スタンプの最も早期のタイム・スタンプを選択することもできる。
次に、地震警報サーバ11は、反復的ではない複数の組み合わせを入手するために、地震地理格子EGDのいずれか2つを選択する。例えば、図2Cには13個の地震地理格子EGDがあるため、
個の組み合わせを入手できる。言い換えれば、n個の地震地理格子EGDがある場合、
個の組合せを入手できる。その後、組合せのそれぞれに対し、マップM内の組合せの2つの地震地理格子CGD1及びCGD2の中間点CPに従って、地震地理格子EGDを2つの群GP1及びGP2に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子EGDの遠方値を1単位増加させる(例えば1増加させる)。
個の組み合わせを入手できる。言い換えれば、n個の地震地理格子EGDがある場合、
個の組合せを入手できる。その後、組合せのそれぞれに対し、マップM内の組合せの2つの地震地理格子CGD1及びCGD2の中間点CPに従って、地震地理格子EGDを2つの群GP1及びGP2に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子EGDの遠方値を1単位増加させる(例えば1増加させる)。
例えば、図2Dを参照する。地震警報サーバ11は、最初に、組合せとして地震地理格子R7C1及びR7C4を選択し、その結果、選択した組合せ内において、地震地理格子R7C1は、地震地理格子CGD1であり、地震地理格子R7C4は、地震地理格子CGD2である。その後、地震警報サーバ11は、中間点CPを通過する直交二等分線OLに基づきマップMを2つの等しい部分に分割し、2つの等しい部分内にある地震地理格子EGDをそれぞれ2つの群GP1及びGP2として分類する。
図2Dに示すように、直交二等分線OLは、地震地理格子CGD1とCGD2との間の接続線CLに直交する。直交二等分線OLの左側における全地震地理格子R7C1、R8C1、R6C2、R7C2及びR8C3は、群GP1に属する一方で、直交二等分線OLの右側における全地震地理格子R5C3、R6C3、R7C3、R8C3、R5C4、R6C4、R7C4及びR8C4は、群GP2に属する。
ここで、地震地理格子CGD1の地震報告時間は、地震地理格子CGD2の地震報告時間よりも早期であると仮定すると、地震警報サーバ11は、地震報告時間がより遅い地震地理格子CGD2を含む群GP2内の地震地理格子EGDの遠方値を図2Dに示すように1増加する。
ここで、地震地理格子CGD1の地震報告時間は、地震地理格子CGD2の地震報告時間よりも早期であると仮定すると、地震警報サーバ11は、地震報告時間がより遅い地震地理格子CGD2を含む群GP2内の地震地理格子EGDの遠方値を図2Dに示すように1増加する。
同様に、図2Eを参照する。地震警報サーバ11は、次に、組合せとして地震地理格子R7C1及びR5C3を選択し、その結果、選択した組合せ内において、地震地理格子R7C1は、地震地理格子CGD1であり、地震地理格子R5C3は、地震地理格子CGD2である。その後、地震警報サーバ11は、中間点CPを通過する直交二等分線OLに基づきマップMを2つの等しい部分に分割し、2つの等しい部分内にある地震地理格子EGDをそれぞれ2つの群GP1及びGP2として分類する。
前述のように、直交二等分線OLは、地震地理格子CGD1とCGD2との間の接続線CLに直交する。直交二等分線OLの左側における全地震地理格子R7C1、R8C1、R7C2、R8C2及びR8C3は、群GP1に属する一方で、直交二等分線OLの右側における全地震地理格子R5C3、R6C3、R5C4、R6C4、及びR7C4は、群GP2に属する。
ここで、地震地理格子CGD1の地震報告時間も、地震地理格子CGD2の地震報告時間よりも早期であると仮定すると、地震警報サーバ11は、地震報告時間がより遅い地震地理格子CGD2を含む群GP2内の地震地理格子EGDの遠方値を図2Eに示すように1増加する。
ここで、地震地理格子CGD1の地震報告時間も、地震地理格子CGD2の地震報告時間よりも早期であると仮定すると、地震警報サーバ11は、地震報告時間がより遅い地震地理格子CGD2を含む群GP2内の地震地理格子EGDの遠方値を図2Eに示すように1増加する。
多数の他の組合せに対し上述の同様の操作を適用した後、地震警報サーバ11は、図2Fに示すように収束結果を全体に入手できる。
図2Fは、7つの選択組合せに対し地震方向分析を実施することによって得た地震地理格子EGDの遠方値を示し、地震地理格子R7C2は、他の地震地理格子EGDと比較して明らかに最小である。したがって、最小遠方値を有する地震地理格子(即ち地震地理格子R7C2)は、震源地地理格子EPCとして標示される。
図2Fは、7つの選択組合せに対し地震方向分析を実施することによって得た地震地理格子EGDの遠方値を示し、地震地理格子R7C2は、他の地震地理格子EGDと比較して明らかに最小である。したがって、最小遠方値を有する地震地理格子(即ち地震地理格子R7C2)は、震源地地理格子EPCとして標示される。
図2Fは、単純な例示的例として示すにすぎないことは理解されよう。当業者であれば理解されるように、収束結果を達成するために、地震分析の実施ごとの震源地の決定に必要とする組合せの数は、地震が発生する領域の位置及び地形に応じて変更できる。したがって、本発明は、方向分析を実施する組合せの数を限定するものではなく、あらゆる数の組合せは、本発明で請求する範囲内である。
更に、説明を簡単にするために、マップMは、図2Aから図2Fでは、水平軸を7つの等しい部分に分割し(即ち、水平軸をC1からC7で標示する)、垂直軸を12個の等しい部分に分割する(即ち、垂直軸をR1からR12で標示する)ことによって、84個の地理格子GDのみに分割している。しかし、マップMを他の数の地理格子に分割するケースにおいて、震源地を決定する方向分析の実施の仕方は、当業者であれば上述の説明に基づき理解するであろう。このため、本明細書では更に説明しない。
更に、地震地理格子CGD1と地震地理格子CGD2との間の中間点CPは、本実施形態では2次元平面で決定されている。しかし、当業者であれば理解されるように、他の実施形態では、地震地理格子CGD1と地震地理格子CGD2との間の中間点CPは、3次元平面で決定することもできる。
更に、地震地理格子CGD1と地震地理格子CGD2との間の中間点CPは、本実施形態では2次元平面で決定されている。しかし、当業者であれば理解されるように、他の実施形態では、地震地理格子CGD1と地震地理格子CGD2との間の中間点CPは、3次元平面で決定することもできる。
震源地地理格子EPCを決定した後、地震警報サーバ11は、震源地地理格子EPCに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する。例えば、地震警報サーバ11は、地震報告メッセージ102の経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度をそれぞれ平均化することによって震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を入手できる。その後、地震警報サーバ11は、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージ104を生成し、ネットワーク15を介して地震警報メッセージ104を複数の遠隔デバイスに送信できる。
上述の遠隔デバイスは、地震報告メッセージ102を以前に送信しているユーザ機器13に加えて、地震をまだ感知していないユーザ機器13を更に備え、地震報告メッセージ102を送信するようにする。言い換えれば、地震警報サーバ11は、サーバ2に関連付けたアプリケーション・プログラムをインストールしている全てのユーザ機器13に地震警報メッセージ104を送信する。
更に、遠隔デバイスは、地震警報の発行を支援する他のサードパーティー・デバイスを備えることもできる。例えば、地震警報サーバ11は、中央気象局のサーバ又は様々な通信供給業者のサービス・サーバに地震警報メッセージ104を送信し、サードパーティ機関又は組織が、地震警報の発行を支援し、地震警報を可能な限り放送し、これにより最長の避難時間を入手できるようにする。
更に、遠隔デバイスは、地震警報の発行を支援する他のサードパーティー・デバイスを備えることもできる。例えば、地震警報サーバ11は、中央気象局のサーバ又は様々な通信供給業者のサービス・サーバに地震警報メッセージ104を送信し、サードパーティ機関又は組織が、地震警報の発行を支援し、地震警報を可能な限り放送し、これにより最長の避難時間を入手できるようにする。
更に、他の実施形態では、地震地理格子EGDを決定した後、地震警報サーバ11は、最初に、事前地震警報メッセージ(図示せず)を遠隔デバイスに生成、送信し、遠隔デバイスに地震発生イベントを通知できる。言い換えれば、地震の発生を決定した後、地震警報サーバ11は、最初に、より多くの避難時間が更に得られるように、事前地震警報メッセージを遠隔デバイスに送信できる。次に、震源地を決定した後、地震警報サーバ11は、地震警報メッセージ104を送信し、より詳細な地震情報を通知する。
本発明の第2の実施形態は、本発明の地震警報サーバ11の概略図である図3に示すようなものである。地震警報サーバ11は、ネットワーク・インターフェース11a、プロセッサ11b及び記憶領域11cを備える。ネットワーク・インターフェース11aは、ネットワーク15に接続するための有線ネットワーク・インターフェース、ワイヤレス・ネットワーク・インターフェース及び/又はそれらの組合せとすることができる。記憶領域11cは、メモリ、ハード・ディスク、又はデータを記憶するあらゆる他のデバイスとすることができる。記憶領域11cは、マップMを記憶するように構成できる。
プロセッサ11bは、ネットワーク・インターフェース11a及び記憶領域11cに電気的に接続されている。プロセッサ11bは、マップMを複数の地理格子GDに分割する。プロセッサ11bは、複数のユーザ機器13のそれぞれからネットワーク・インターフェース11aを介して地震報告メッセージ102を受信できる。次に、プロセッサ11bは、地震報告メッセージ102の経緯度値に従って、地震報告メッセージ102のそれぞれを地理格子GDの1つにマッピングし、地理格子GDのそれぞれに対し、地理格子GDに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子GDの地震報告メッセージの数を決定する。このようにして、プロセッサ11bは、時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子GDを、図2Bに示す候補地震地理格子CEGDとして標示できる。
その後、プロセッサ11bは、複数の候補地震地理格子CEGDを入手した後、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを図2Cに示す地震地理格子EGDとして標示する。次に、プロセッサ11bは、地震地理格子EGDに対し地震方向分析を実施する。
最初に、プロセッサ11bは、地震地理格子EGDのそれぞれに対し、地震地理格子EGDに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子EGDの地震報告時間を決定する。
次に、地震地理格子EGDのうち任意の2つを選択し、反復的ではない複数の組合せを入手し、組合せのそれぞれに対し、マップM内の組合せの2つの地震地理格子EGDの中間点CPに従って地震地理格子EGDを2つの群GP1及びGP2に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を、図2D及び図2Eに示すように1増加する。
例えば、組合せのそれぞれに対し、プロセッサ11bは、中間点CPを通過する直交二等分線OLに基づきマップMを2つの等しい部分に分割し、2つの等しい部分内にある地震地理格子をそれぞれ2つの群GP1及びGP2として分類できる。直交二等分線OLは、組合せ内の2つの地震地理格子の間の接続線CLに直交する。
最初に、プロセッサ11bは、地震地理格子EGDのそれぞれに対し、地震地理格子EGDに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子EGDの地震報告時間を決定する。
次に、地震地理格子EGDのうち任意の2つを選択し、反復的ではない複数の組合せを入手し、組合せのそれぞれに対し、マップM内の組合せの2つの地震地理格子EGDの中間点CPに従って地震地理格子EGDを2つの群GP1及びGP2に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を、図2D及び図2Eに示すように1増加する。
例えば、組合せのそれぞれに対し、プロセッサ11bは、中間点CPを通過する直交二等分線OLに基づきマップMを2つの等しい部分に分割し、2つの等しい部分内にある地震地理格子をそれぞれ2つの群GP1及びGP2として分類できる。直交二等分線OLは、組合せ内の2つの地震地理格子の間の接続線CLに直交する。
その後、プロセッサ11bは、最小遠方値を有する地震地理格子を図2Fに示すように震源地地理格子EPCとして標示する。震源地地理格子EPCを決定した後、プロセッサ11bは、震源地地理格子EPCに対応する地震報告メッセージ102のそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する。例えば、プロセッサ11bは、震源地地理格子に対応する地震報告メッセージ102の経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度をそれぞれ平均化することによって震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を入手できる。
その後、プロセッサ11bは、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージ104を生成し、ネットワーク・インターフェース11aを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージ104を送信する。前述のように、遠隔デバイスは、複数の他のユーザ機器を備え得る。
これらの他のユーザ機器は、プロセッサ11bからネットワーク・インターフェース11aを介して地震報告メッセージ102をまだ受信していないユーザ機器13のそれぞれとすることができる。更に、他の実施形態では、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子EGDとして標示した後、プロセッサ11bは、事前地震警報メッセージを遠隔デバイスに更に生成、送信し、遠隔デバイスに地震発生イベントを通知できる。
これらの他のユーザ機器は、プロセッサ11bからネットワーク・インターフェース11aを介して地震報告メッセージ102をまだ受信していないユーザ機器13のそれぞれとすることができる。更に、他の実施形態では、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子EGDとして標示した後、プロセッサ11bは、事前地震警報メッセージを遠隔デバイスに更に生成、送信し、遠隔デバイスに地震発生イベントを通知できる。
本発明の第3の実施形態は、本発明のユーザ機器13の概略図である図4に示すようなものである。ユーザ機器13は、電源モジュール13a、送受信器13b、運動センサ13c、測位モジュール13d及びプロセッサ13eを備える。プロセッサ13eは、電源モジュール13a、送受信器13b、運動センサ13c及び測位モジュール13dに電気的に接続されている。
前述のように、運動センサ13cは、重力センサ、ジャイロスコープ、又は振動を検知できるあらゆるハードウェア・モジュールとすることができる。運動センサは、運動を感知し、感知信号を生成するように構成する。更に、測位モジュール13dは、全地球測位システム(GPS)モジュール、又は通信基地局及び/若しくはWiFiアクセス・ポイントに基づく測位モジュールとすることができる。更に、前述のように、送受信器13bは、モバイル・ネットワーク送受信器(例えば3G、4Gモバイル・ネットワーク送受信器)、Wi−Fi送受信器等とすることができる。更に、いくつかの実施形態では、ユーザ機器13は、モノのインターネット・デバイスであってもよいため、送受信器13bは、あらゆるワイヤレス送受信器、有線送受信器又はそれらの組合せとすることもできる。
プロセッサ13cは、電源モジュール13aを外部電源に接続したことに応じて、ユーザ機器13が充電状態であることを決定し、送受信器13bをネットワーク15に接続したことに応じて、ユーザ機器13が接続状態であることを決定する。
更に、プロセッサ13eは、予め設定した時間間隔内で運動センサ13cから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、ユーザ機器13が静止状態であることを決定する。プロセッサ13eは、ユーザ機器13が、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、運動センサ13cから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する。
更に、プロセッサ13eは、予め設定した時間間隔内で運動センサ13cから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、ユーザ機器13が静止状態であることを決定する。プロセッサ13eは、ユーザ機器13が、充電状態、接続状態及び静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、運動センサ13cから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する。
運動センサ13cから次に受信した感知信号が第2の閾値を超える場合、プロセッサ13eは、感知信号に従って、測位モジュール13dを介して震度を計算し、タイム・スタンプを記録し、経緯度値を生成する。その後、プロセッサ13eは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む地震報告メッセージ104を生成し、送受信器を介して地震警報サーバ11に地震報告メッセージ104を送信する。
更に、他の実施形態では、プロセッサ13eは、更に、少なくとも1つの外部履歴震度記録(例えば中央気象局の地震報告システムによって発表された地震観察情報)に従って震度対応曲線を修正し、この震度対応曲線に基づいた、感知信号に対応する震度を入手できる。震度対応曲線は、震度に対応する感知信号によって表される様々な値のそれぞれを有する。このようにして、本発明のユーザ機器13は、外部履歴震度記録から学習し、震度対応曲線を修正でき、将来地震を感知した際に、震度曲線に基づいたより正確な震度を入手できるようにする。
本発明の第4の実施形態については、図5A及び図5Bを参照されたい。図5A及び図5Bは、本発明による地震警報方法のフローチャート図である。
本発明の地震警報方法は、地震警報システムの地震警報サーバ(例えば前述の実施形態の地震警報サーバ11)で使用するように適合される。地震警報サーバは、ネットワーク・インターフェース、記憶領域及びプロセッサを備える。地震警報方法は、プロセッサにより実行する。
本発明の地震警報方法は、地震警報システムの地震警報サーバ(例えば前述の実施形態の地震警報サーバ11)で使用するように適合される。地震警報サーバは、ネットワーク・インターフェース、記憶領域及びプロセッサを備える。地震警報方法は、プロセッサにより実行する。
図5Aを参照されたい。最初に、ステップS501において、記憶領域に記憶させたマップを複数の地理格子に分割する。次に、ステップS503において、地震報告メッセージを複数のユーザ機器のそれぞれからネットワーク・インターフェースを介して受信し、地震報告メッセージのそれぞれは、経緯度値、タイム・スタンプ及び震度を含む。その後、ステップS505において、地震報告メッセージのそれぞれは、地震報告メッセージの経緯度値に従った地理格子の1つに対応する。次に、ステップS507において、地理格子のそれぞれに対し、地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、時間間隔内の地理格子の地震報告メッセージの数を決定する。
ステップS509において、時間間隔内の地震報告メッセージの数が閾値を超える地理格子を、候補地震地理格子として標示する。次に、ステップS511において、隣接する候補地震地理格子のそれぞれを地震地理格子として標示する。次に、ステップS513において、地震地理格子のそれぞれに対し、地震地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれのタイム・スタンプに従って、地震地理格子の地震報告時間を決定する。
次に、図5Bを参照されたい。ステップS515において、プロセッサは、反復的ではない複数の組み合わせを入手するために、地震地理格子のいずれか2つを選択する。次に、ステップS517において、組合せのそれぞれに対し、マップ内の組合せの2つの地震地理格子の中間点に従って地震地理格子を2つの群に分割し、地震報告時間がより遅い2つの地震地理格子のうち1つを含む群内の地震地理格子の遠方値を1単位増加する。その後、ステップS519において、最小遠方値を有する地震地理格子を震源地地理格子として標示する。次に、ステップS521において、震源地地理格子に対応する地震報告メッセージのそれぞれの経緯度値、タイム・スタンプ及び震源地震度に従って、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を決定する。
ステップS523において、震源地位置、震源地発生時間及び震源地震度を伴う地震警報メッセージを生成する。最後に、ステップS525において、プロセッサは、ネットワーク・インターフェースを介して複数の遠隔デバイスに地震警報メッセージを送信する。前述のように、遠隔デバイスは、前述のユーザ機器に加えて、地震メッセージをまだ報告していない他のユーザ機器を更に含み得る。
地震分析の後に地震警報を発行するたびに、地震警報サーバは、地理格子GDのそれぞれを元の状態に再設定できることは理解されよう。即ち、候補地震地理格子、地震地理格子、又は震源地地理格子を標示せず、地理格子GDのそれぞれの遠方値をゼロに設定する。その後、次の地震の発生を感知し、警報を発行するためにステップS503からS525を繰り返す。
地震分析の後に地震警報を発行するたびに、地震警報サーバは、地理格子GDのそれぞれを元の状態に再設定できることは理解されよう。即ち、候補地震地理格子、地震地理格子、又は震源地地理格子を標示せず、地理格子GDのそれぞれの遠方値をゼロに設定する。その後、次の地震の発生を感知し、警報を発行するためにステップS503からS525を繰り返す。
更に、ステップS501は、地震感知及び分析を実施するたびに実行する必要はない。言い換えれば、マップを分割した後、システム管理者が分割のパラメータの調節を希望しない限り、再分割する必要はない。更に、ステップS511は、ステップS509において候補地震地理格子がない場合、実行しない。同様に、ステップS513は、ステップS511において地震地理格子がない場合、実行しない。
上述のステップに加えて、本発明の地震警報方法は、全ての上述の実施形態で示した全ての動作及び機能を実行することもできる。この実施形態がこれらの動作及び機能を実行する仕方は、全ての前述の実施形態に対する説明に基づき当業者であれば容易に理解するであろう。このため、本明細書では更に説明しない。
更に、上記で説明した本発明の地震警報方法は、非一時的コンピュータ可読媒体によって実施できる。非一時的コンピュータ可読媒体は、複数のコードを含むコンピュータ・プログラムを記憶する。コンピュータ・プログラムを電子コンピューティング・デバイス(例えば地震警報サーバ11)に取り込み、インストールした場合、コンピュータ・プログラム内に含まれるコードは、電子デバイスのプロセッサによって実行され、本発明の地震警報方法を実行する。
コンピュータ・プログラム製品は、例えば、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュ・メモリ、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、コンパクト・ディスク(CD)、モバイル・ディスク、磁気テープ、ネットワークにアクセス可能なデータベース、又は同じ機能を有し、当業者に周知であるあらゆる他の記憶媒体とすることができる。
コンピュータ・プログラム製品は、例えば、読取り専用メモリ(ROM)、フラッシュ・メモリ、フロッピー・ディスク、ハード・ディスク、コンパクト・ディスク(CD)、モバイル・ディスク、磁気テープ、ネットワークにアクセス可能なデータベース、又は同じ機能を有し、当業者に周知であるあらゆる他の記憶媒体とすることができる。
上記の説明によれば、本発明の地震警報システムは、スマート・フォンに内蔵した運動センサ及び測位モジュールを介して地震を検出し、地震が発生した地理位置を地震警報サーバに提供し、地震警報サーバは、選別機構を通じてより高い信頼性の地震報告メッセージを選択し、地震の方向を分析し、震源地位置を決定する。
したがって、従来技術の地震検出局を介する(伝搬速度が毎秒約10キロメートルである)地震波の感知と比較して、本発明は、地震が発生した領域内のスマート・フォンが、高速(毎秒約300,000キロメートル)での通信伝送を介して地震の発生を直後に報告可能にし、このため、より高密度の地震情報を入手し、震源地を正確且つ迅速に決定でき、これにより、より多くの避難時間が得られるように、適時の地震検出及び警報サービスを提供する。
したがって、従来技術の地震検出局を介する(伝搬速度が毎秒約10キロメートルである)地震波の感知と比較して、本発明は、地震が発生した領域内のスマート・フォンが、高速(毎秒約300,000キロメートル)での通信伝送を介して地震の発生を直後に報告可能にし、このため、より高密度の地震情報を入手し、震源地を正確且つ迅速に決定でき、これにより、より多くの避難時間が得られるように、適時の地震検出及び警報サービスを提供する。
上記の開示は、詳細な技術的内容及びそれらの発明的特徴に関する。当業者であれば、記載した本発明の開示及び示唆に基づき、本発明の特徴から逸脱することなく様々な修正及び置換を実施できる。そのような修正及び置換は、上記の説明では完全に開示されていないが、それにもかかわらず、以下の添付の特許請求の範囲に実質的に含まれるものである。
Claims (2)
- 電源モジュール、送受信器、運動を感知し、感知信号を生成するように構成した運動センサ、測位モジュール、及び、前記電源モジュール、前記送受信器、前記運動センサ及び前記測位モジュールに電気的に接続されているプロセッサ、を備えるユーザ機器であって、
前記プロセッサは、
前記電源モジュールを外部電源に接続したことに応じて、前記ユーザ機器が充電状態であることを決定する動作、
前記送受信器をネットワークに接続したことに応じて、前記ユーザ機器が接続状態であることを決定する動作、
予め設定した時間間隔内で前記運動センサから連続的に受信した、第1の閾値よりも小さい感知信号に応じて、前記ユーザ機器が静止状態であることを決定する動作、
前記ユーザ機器が、前記充電状態、前記接続状態及び前記静止状態に同時にあると、地震検出モードを起動し、前記運動センサから次に受信した感知信号が第2の閾値を超えているかどうかを決定する動作、
前記運動センサから次に受信した前記感知信号が前記第2の閾値を超える場合、前記感知信号に従って、前記測位モジュールを介して震度を計算し、タイム・スタンプを記録し、経緯度値を生成する動作、
前記経緯度値、前記タイム・スタンプ及び前記震度を含む地震報告メッセージを生成する動作、
前記送受信器を介して地震警報サーバに前記地震報告メッセージを送信する動作、を実行するように構成されている、
ユーザ機器。 - 前記プロセッサは、更に、少なくとも1つの外部履歴震度記録に従って震度対応曲線を修正し、前記震度対応曲線に基づき、前記感知信号に対応する震度を入手することを特徴とする、請求項1に記載のユーザ機器。
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