JP6630163B2 - 地中埋設用弁室 - Google Patents

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Description

本発明は、地中に埋設された水道管やガス管のバルブ弁を覆う地中埋設用弁室の構成に関する。
地中管路に組み込まれるバルブ弁を操作する為の蓋を有する地中埋設用弁室は、地中管路の上面から地表までの距離に応じて弁室高さが決まることになる。現在多くの地方公共団体が設計する最も一般的な地中埋設用弁室は、図6に示すように地中配管に設けられた仕切りバルブ上に重いレジンコンクリート製の底板、下部ブロック、数個の中間部ブロックおよび上部ブロックを順次積上げ、その上に鉄蓋と鉄蓋受枠で構成されたストローク式鉄蓋ユニットを積上げて構成されている。これ等の合計高さが弁室高さとなり、現状の市場では殆ど全ての地中埋設用弁室がこのような非常に重い複数個のレジンコンクリート製ブロックを必要数だけ積上げて組み立てるのが実情である。そして弁室高さは一般深度(1,500mm以下)と大深度用(1,500mm以上)に分けられ、深いものは3,000mmを超えるものもある。
一般的な地中埋設用弁室の埋設作業では、地中管路と仕切バルブが埋設された埋設穴の底面から上に向かって、レジンコンクリート製の底板、下部ブロック、必要数の中間部ブロック、上部ブロックを順次積上げ、更にその上部に鋳鉄製のストローク式鉄蓋ユニットを積上げることで設置される。現場ではこの地中埋設用弁室を狭く深い埋設穴の中で積層埋設して弁室の取付けを行っている。この際、個々のレジンコンクリート製のブロック (高さ100〜300mm)の点数が多く、また部材重量が非常に重く、更に割れ易いたという欠点を有している。また弁室が高くなればなる程、単純に積み重ねるだけの構成である為に不安定になり、垂直性を出すのが困難な工事が多い。更に上部ブロックと鉄蓋ユニットとをボルト締めしなければならず、現場での作業効率が低くなり、従ってこの積上げ作業は容易ではないという多くの欠点があるが、実際には大半の地中埋設用弁室が現在でもこの様な構成で設置されている。
このレジンコンクリート製ブロックの積層埋設作業の改善策として本願出願人による特開平09−273188には、構成する各弁室ブロックの軽量化、品質の安定化、量産性の確立の為、レジンコンクリート製のブロックは使用せずに各ブロックに対応する軽量な塩ビ管を複数個積層し、積層した各塩ビ管の間に鋳鉄製の連結リングを介在させる構造が開示されている。この構成では、従来の個々の部材をレジンコンクリート製から塩ビ製に代えたことにより、個々の部材重量は軽くなり、割れにくく、取扱は容易になったが、その反面、従来のレジンコンクリート製のブロックを単に連結リングで連結する構造であるため各塩ビ管のガタツキが起こるという欠点を有していた。
そこで上記複数個の塩ビ管を相互に連結する連結リングを安定的に挟持するために本願出願人による特開2002−047697には、個々の塩ビ管と連結リングの間に拘束具を装備する構成が開示されている。この構成は各塩ビ管のガタツキを無くし、垂直性を出すのを目的としたものであるが、この構成でもレジンコンクリート製ブロックを積上げるという発想をベースにし、単に対応する複数個の塩ビ管を積上げるという従来の発想から脱却できず、結果としては設置作業工程の改善とはなっていないという欠点を有している。
また更に本願出願人による特開2001−295310には、従来のレジンコンクリート製の複数個のブロックでは困難であった地表面との高さ及び傾斜調整を行う為に、高さ調整リングおよび傾斜調整リングを塩ビ製最上部ブロックと鉄蓋ユニットとの間に介在させる構成が開示されている。この構成により弁室の高さと傾斜を微調整することは可能となったが、結局は部材点数や作業工数の増加という欠点を有している。
また更に本願出願人による特開2003−119842には、地下の極浅い箇所に埋設する地中埋設用弁室として、レジンコンクリート製のブロックに代わり長さが切断可能な中間筒状筐体と、この中間筒状筐体をできるだけ下げる為に地中埋設管を跨座する円弧状の切り裂き部を有する下部筐で構成する地中弁室の構造が開示されている。この構成では従来の複数個の必要長に切断した塩ビ管を使用する。しかしこの引例の構造でも、上部を回転させて高さ調整を行うストローク式鉄蓋ユニットを取付けると、中間筒状筐体自体が供回りしてしまい、設置作業の効率が悪化するという欠点を有していた。
上述のようにレジンコンクリート製のブロックに代わる軽量の塩ビ管を使用する従来例に係る全ての地中埋設用弁室の構成では、塩ビ管を使用するものの、旧来のブロックを単に「積み重ねる」という発想から脱却しておらず、各部材間を確実に係合させる構造とはなっていない。その為に垂直性および安定性を出し難く、したがって回転操作により高さの微調整を行うストローク式鉄蓋ユニットを取付けると、回転と共に中間筒状筐体自体が供回りしてしまい、設置作業の効率が悪化するという欠点については未解決の構成であった。更にいずれの従来例も、地中埋設用弁室の内部は大深度であればあるほど内部は当然暗くなる。特に大深度用の地中埋設用弁室の場合は、埋設穴の底部から上方へ突出する仕切りバルブの開閉操作には、リーチ長が短いバルブ開閉工具を直接差込むことは出来ず、延長用のジョイント棒を先に差し込ませるのが一般的である。この場合、暗い地中埋設用弁室の中で確実にジョイント棒の下端で仕切りバルブの頭部を捕らえることは困難であり、またバルブ開閉工具の下端で左右に傾いたジョイント棒の上端を捕らえ難いという問題は依然として解決されていない。
特開平09−273188 特開2002−047697 特開2001−295310 特開2003−119842
上述のように解決しようとする従来技術に係る地中埋設用弁室の構成における問題点は、軽量の塩ビ管を使用する際に、各部材間を確実に係合させる構造とはなっておらず、その為に垂直性および安定性を出し難く、したがってストローク式鉄蓋ユニットの回転操作により高さの微調整を行うと、回転と共に中間筒状筐体自体が供回りしてしまい、設置作業の効率が悪化するという点にある。更に暗い地中埋設用弁室の内部で確実に仕切りバルブの頭部をバルブ開閉工具で捕らえることが困難であるという点にある。
上記課題を解決するために、地中埋設用弁室の部材をストローク式回転調整式の鉄蓋ユニットと、必要高さに切断された一本の塩ビ管中間桝と、鋳鉄製下桝の3点で構成し、従来のこれ等部材を単に「積み重ねる」という構成に代わり、本願発明では各接続部をワン
タッチ接続する為にプランジャーにより相互の部材を確実に係合させて一体的に固定接続することで、鉄蓋ユニットの回転微調整動作に伴う供回りを防止する構成とした。更に本願発明では、特に大深度用の地中埋設用弁室の塩ビ管中間桝(20)内に、延長用のジョイント棒を軸心に沿って確実に垂直保持するための振れ止め防止板を埋設前に同軸状に一枚又は複数枚取付ける構成としたことを主要な特徴とする。
上記のように各接続部をワンタッチ接続する為のプランジャーを取付けることにより、相互部材を確実に係合させて回転微調整動作に伴う供回りを防止する構成としたため、現場での施工効率を向上させることが可能となる。更に振れ止め防止板により延長用のジョイント棒を塩ビ管の軸心に沿って確実に垂直保持することが出来るので、暗い塩ビ管内部でもバルブ開閉工具を簡単に差込み接続することが可能となり、日常点検時のバルブ開閉作業が簡便に出来る利点がある。
図1は本願発明の第1実施例に係る地中埋設用弁室の斜視図である。 図2(a)は第1実施例の鉄蓋ユニットの詳細断面図であり、(b)はそれに用いるプランジャーピンを示した断面図ある。 図3(a)は第1実施例に係る鉄蓋ユニットと塩ビ管中間桝が係合する地中埋設用弁室の詳細断面図、(b)は塩ビ管中間桝と下桝が係合する詳細断面図である。 図4は第2実施例に係る振れ止め防止板を示す地中埋設用弁室の断面図である。 図5(a)は第2実施例に係る振れ止め防止板の平面図、(b)はジョイント棒の参考図、(c)はバルブ開閉工具の参考図である。 図6は従来の一般的レジンコンクリート製地中埋設用弁室の断面図である。
(第1実施例)
図1は本願発明の第1実施例に係る地中埋設用弁室1の斜視図である。地中埋設用弁室(1)は、ストローク調整式鉄蓋ユニット(10)と、必要な高さに切断した一本の塩ビ管中間桝(20)、及び鋳鉄製下桝(30)の3点で構成されている。ここでは一般的レジンコンクリート製地中埋設用弁室とは異なり塩ビ管の中間桝が用いられている。ストローク調整式鉄蓋ユニット(10)の塩ビ管中間桝受枠(13)には本願発明の特徴である上部接続プランジャー(14)、そして下桝(30)にも本願発明の特徴である下部接続プランジャー(32)が設けられている。また塩ビ空間桝(20)には、夫々のプランジャー(14)、(32)に対応した上部接続プランジャー貫入穴(20B)および下部接続プランジャー貫入穴(20A)が設けられている。本図では夫々3個のプランジャーが図示されているが個数は限定しない。すなわち各プランジャーが対応する接続プランジャー貫入穴と係合することにより、ストローク調整式鉄蓋ユニット(10)の塩ビ管中間桝受枠(13)と塩ビ管中間桝(20)、および塩ビ管中間桝(20)と鋳鉄製下桝(30)が一体的に固定接続される。この構成では地中埋設用弁室(1)が実際に埋設設置された場合、高さ調整のためにストローク調整式鉄蓋ユニット(10)の鉄蓋受枠(12)が回転操作されても、塩ビ管中間桝(20)及び鋳鉄製下桝(30)は供回りしない。これに反し一般的レジンコンクリート製地中埋設用弁室では非常に重い素材で製作されているために回転微調整動作に伴う供回りはしないが、従来の塩ビ管を積上げた構成では、それ等が軽量であり単に積み重ねる構成であるため、ストローク調整式鉄蓋ユニット(10)の鉄蓋受枠(12)の回転調整動作に伴い塩ビ管中間桝(20)も回転してしまい作業効率を低下させるという欠点を有する。これに反し本願発明の構成では、鉄蓋受枠(12)の回転調整動作によっても、塩ビ管中間受枠(13)、塩ビ管中間桝(20)、鋳鉄製下桝(30)が一体的に固定接続されているため回転微調整動作による供回りはせず、設置作業の効率を著しく向上させる利点を有する。又更に上述のように複数個のプランジャーで、ストローク調整式鉄蓋ユニット(10)と、必要高さに切断した一本の塩ビ管中間桝(20)及び鋳鉄製下桝(30)とを一体的に固定接続した地中埋設用弁室(1)は、軽量化、耐荷重の強化、取扱の容易さ、部材点数の少数化、嵩上げ時の垂直性、及び設置作業が容易に出来る等の多くの利点を有する。
図2(a)は第1実施例の鉄蓋ユニット(10)の更に詳細な断面図であり、(b)はそれに用いる上部接続プランジャーピン(14)、下部接続プランジャーピン(32)を示した断面図ある。鉄蓋ユニット(10)を構成する鉄蓋(11)は、鉄蓋受枠(12)の上部に載置される。この鉄蓋受枠(12)は塩ビ管中間桝受枠(13)とねじ構造で回転係合し、回転に従い上下方向の高さ調整がされる。そして塩ビ管中間桝受枠(13)の下部は塩ビ管中間桝(20)の外側に接触載置される。その際に塩ビ管中間桝受枠(13)の下端付近に設けられた複数個の上部接続プランジャー(14)の上部接続プランジャーピン(14B)が、塩ビ管中間桝(20)の上部に設けられたプランジャーピン貫入穴(20B)に貫入係合することで一体固定される。
プランジャー(14)、(32)は(b)に図示するようにコイルバネによりプランジャーピン(14B)、(32A)が外方向に付勢されており、塩ビ管中間桝(20)によって押圧されると内部に移動摺動した後に対応するプランジャーピン貫入穴に突入係合される。なお本実施例ではコイルバネ式のプランジャーを一例として図示するが、本願はこれに限定する趣旨ではなく、既存の如何なるタイプのプランジャーでもよく、又更にプランジャーに限定せず単に板バネでもよいし、他の如何なるワンタッチ固定部材でもよい。
図3(a)は第1実施例に係る鉄蓋ユニット(10)と塩ビ管中間桝(20)が係合する地中埋設用弁室1の詳細な断面図、(b)は塩ビ管中間桝(20)と下桝(30)が係合する詳細な断面図である。(a)には塩ビ管中間桝受枠(13)の下部は塩ビ管中間桝(20)の外側に接触載置されている状態が図示されている。鉄蓋ユニット(10)を塩ビ管中間桝(20)に装着させる際、塩ビ管中間桝(20)上端の数箇所のプランジャーピンを誘導する溝に鉄蓋ユニット(10)に付随する上部接続プランジャーピン(14B)を合わせ鉄蓋ユニット(10)を押圧することで、上部接続プランジャーピン(14B)が上部接続プランジャーピン貫入穴(20B)にワンタッチで貫入固定できる。また同じく図3(b)に 示すように、塩ビ管中間桝(20)下端の数箇所のプランジャーピンを誘導する溝を、下桝(30)に付随する下部接続プランジャーピン(32A)に合わせ塩ビ管中間桝(20)を押圧することで、下部接続プランジャーピン(32A)が下部接続プランジャーピン貫入穴(20A)にワンタッチで貫入固定でき、工具不要で容易に尚且つ確実に接続できる利点を有する。
(第2実施例)
図4は第2実施例に係る振れ止め防止板(40)を示す地中埋設用弁室(2)の断面図であり、図5(a)は振れ止め防止板(40)の平面図、(b)はジョイント棒の参考断面図、(c)はバルブ開閉工具の参考断面図である。大深度用地中埋設用弁室(2)の塩ビ管中間桝(20)内には、バルブ開閉に用いられるジョイント棒(200)を垂直に貫入誘導させる一枚又は複数枚の振れ止め防止板(40)が設けられている。この振れ止め防止板(40)は、前記塩ビ管中間桝(20)と同軸リング状のジョイント棒貫入リング(41)を有している。このジョイント棒管入リング(41)は、複数個のジョイント棒位置出しボルト(42)で前記塩ビ管中間桝(20)の内壁に予め水平固定されている。そして点検等のバルブ開閉作業時に、バルブ開閉用ジョイント棒(200)の下部を前記ジョイント棒貫入リング(41)に貫入させ、下桝(30)が跨座する配管バルブと確実に係合でき、尚且つバルブ開閉用ジョイント棒(200)上部とバルブ開閉用工具(300)とを確実に係合出来るように構成されている。なおこのバルブ開閉用ジョイント棒(200)は、大深度の地中埋設用弁室(2)でバルブ開閉用工具(300)の延長器具として使用される。このように実施例2に係る大深度用の地中埋設用弁室(2)では、深度によって一枚又は複数枚の振れ止め防止板(40)が予め埋設する前に塩ビ管中間桝(20)内に取付けられている。これによりバルブ開閉用ジョイント棒(200)の上端を塩ビ管中間桝(20)内で確実に同軸位置に配置できるため、日常点検時のバルブ開閉作業時に暗い塩ビ管中間桝(20)内でも簡便にバルブ開閉作業が出来るようになるという利点を有する。なお上記バルブ開閉用ジョイント棒(200)は、地中埋設用弁室(2)の埋設設置時に塩ビ管中間桝(20)に予め設置しておいてもよい。
地中埋設用弁室は、一般的には鋳鉄製の鉄蓋ユニット、レジンコンクリート製又は塩ビ製の上部ブロック、数個の中間部ブロック、下部ブロック、及び底板で構成されている。このように従来の一般的な弁室構成部材(高さ100〜300mm)は部材点数が非常に多く、尚且つレジンコンクリート製の場合は一つ一つの部材重量が非常に重く、割れやすい為、取扱に注意を払わなければならない。特に弁室高さが高くなればなる程、単純に積み重ねるだけの構成である為、不安定になり嵩上げ作業が困難であるという欠点が有る。さらにこれを改善する従来の塩ビ管を単純に積上げる構成では、連結リング、連結バネ等の部材が増え、垂直性が出しにくく不安定になり、嵩上げ作業が困難であるという問題点があった。そのため本願発明に係る地中埋設用弁室(1)(2)では、幅広い深度の嵩上げ高さを調整できるストローク調整式鉄蓋ユニット(10)と、必要高さに切断した一本の塩ビ管中間桝(20)、及び鋳鉄製下桝(30)の3点で構成し、鉄蓋ユニット(10)と塩ビ管中間桝(20)の間、そして塩ビ管中間桝(20)と下桝(30)の間を、プランジャーを利用したワンタッチ接続方式とした。このように構成することで、部材の軽量化、耐荷重の強化、取扱の簡便さ、部材点数の少数化、嵩上げ時の垂直性が可能となり、更に設置作業が簡便にできて、従来例に係る諸問題点を解決することが可能となる。
また比較的浅い深度用の地中埋設用弁室(1)ではダイレクトにバルブ開閉工具(300)で仕切バルブの開閉を行えるが、大深度用地中埋設用弁室では一般的に延長用のジョイント棒(200)が用いられる。この場合、塩ビ管中間桝(20)の内側が深く、暗く、狭い為、非常に難作業であり、又接続したジョイント棒(200)の上端部が必ずしも軸心付近に位置せず左右どちらかに倒れ易いため、バルブ開閉工具(300)をジョイント棒(200)上端部に差し込む際には、どの方向にジョイント棒(200)上端部が倒れているか判らず、非常に接続作業がし難いという問題があった。その為に本願発明では、塩ビ管中間桝(20)内に振れ止め防止板(40)を埋設前に一枚又は複数枚取付けたため、振れ止め防止板(40)とは同軸状のジョイント棒貫入リング(41)により、ジョイント棒(200)を塩ビ管中間桝(20)の軸心付近に誘導でき、バルブ開閉用工具(300)との接続作業を容易にすることが可能となった。

Claims (2)

  1. 地面に水平に設置され開閉可能な鉄蓋(11)と、該鉄蓋(11)を上端部に載置し外壁にねじ山を有する円筒状の鉄蓋受枠(12)と、内壁にねじ溝を有し前記鉄蓋受枠(12)のねじ山と回転自在に係合する円筒状の塩ビ管中間桝受枠(13)とで構成し、前記鉄蓋受枠(12)を塩ビ管中間桝受枠(13)に対して回転調整することで前記鉄蓋(11)の垂直方向のストローク高を微調整し地表面と同一高の平面を形成できるようにするストローク調整用鉄蓋ユニット(10)と、
    ストローク調整用鉄蓋ユニット(10)を上部に固定設置する任意長の塩ビ管中間桝(20)と、
    水平方向に地中埋設された配管のバルブ上に跨座し、前記塩ビ管中間桝(20)の下端に設置固定する下部壁と底板とを一体にした下桝(30)とで構成された地中埋設用弁室において;
    下桝(30)をバルブ上に設置した後に塩ビ管中間桝(20)下端を下桝(30)に押圧することで、前記下桝(30)の外周に複数個所同軸状に設置した中間桝受爪(31)に固定設置され軸心方向へ付勢された下部接続プランジャー(32)の下部接続プランジャーピン(32A)が、塩ビ管中間桝(20)の下部周壁に設けられた下部接続プランジャーピン貫入穴(20A)に貫入係合することで前記下桝(30)と塩ビ管中間桝(20)が一体的に固定接続され、
    かつストローク調整用鉄蓋ユニット(10)を塩ビ管中間桝(20)上端部に押圧することで、塩ビ管中間桝受枠(13)の鍔外周に軸心方向へ付勢された上部接続プランジャー(14)の上部接続プランジャーピン(14B)が、塩ビ管中間桝(20)の上部周壁に設けられた上部接続プランジャーピン貫入穴(20B)に貫入係合することで前記塩ビ管中間桝(20)とストローク調整用鉄蓋ユニット(10)が一体的に固定接続され、前記鉄蓋受枠(12)を塩ビ管中間桝受枠(13)に対して回転調整しても前記塩ビ管中間桝(20)が供回りしないように構成されたことを特徴とする地中埋設用弁室。
  2. 更に塩ビ管中間桝(20)内には一枚又は複数枚の振れ止め防止板(40)が設けられ、該振れ止め防止板(40)は複数個のジョイント棒位置出しボルト(42)で前記塩ビ管中間桝(20)の内壁と同軸位置に予め水平固定され、該水平固定された振れ止め防止板(40)の軸心位置には、垂直方向に挿入されたバルブ開閉に用いられる延長用ジョイント棒(200)を貫入させるジョイント棒貫入リング(41)を配置することで、塩ビ管中間桝(20)の軸心に沿って垂直貫入誘導された延長用ジョイント棒とバルブ開閉用工具(300)とを確実に係合出来るように構成されたことを特徴とする請求項1記載の地中埋設用弁室。
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