JP6629811B2 - 寄付システム - Google Patents

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Description

本発明は、ユーザーに対して特典を付与する特典付与者のコンピューターと、特典に応じた寄付を仲介する寄付仲介者のコンピューターとを、電子通信回線網で接続した寄付システムに関するものである。
従来より、支援目的等で寄付者が直接的に又は仲介団体等を介して間接的に被支援者や被支援団体などに金銭や物品を寄付することが広く行われている。
近年では、消費者(ユーザー)が商品の購入やサービスの提供を受けることによって支払った対価の一部をポイントとして還元するポイント制度が多用されており、消費者にポイントを付与するポイント付与者を介して消費者が自身のポイントから寄付を行えるようにしたシステム(寄付システム)も開発されている。
さらに、ポイント付与者から消費者に付与されたポイントが予めポイント付与者の定めた所定の条件で失効してしまうことに着目し、失効するポイントをポイント付与者が自動的に所定の団体等に寄付するシステム(ポイントを用いた寄付システム)も考案されている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2014−63451号公報
ところが、上記従来のポイントを用いた寄付システムでは、失効するポイントをポイント付与者が自動的に所定の団体等に寄付するシステムであるために、ポイントといった特典を付与された消費者の意思にそぐわない寄付が行われてしまうおそれがあった。
たとえば、消費者が寄付を望んでいない場合であっても、ポイント付与者によって勝手に寄付が行われてしまっていた。また、消費者が寄付を望んでいたとしても、消費者が望んでいない団体等に対してポイント付与者によって勝手に寄付が行われてしまっていた。
そこで、請求項1に係る本発明では、ユーザーに対して特典を付与する特典付与者のコンピューターと、特典に応じた寄付を仲介する寄付仲介者のコンピューターとを、電子通信回線網で接続した寄付システムにおいて、特典付与者のコンピューターと寄付仲介者のコンピューターとで、ユーザーを特定するIDデータと、前記ユーザーの特典のうちで失効する予定の特典及び失効する予定の日を含む失効データと、前記ユーザーが失効する予定の特典の一部又は全部を特典の失効後に寄付する意思を含む意思データとを共有し、寄付仲介者のコンピューターは、IDデータで特定されるユーザーの意思データに基づいて、失効データに含まれる失効する予定の特典の一部又は全部を寄付することを決定することにした。
また、請求項2に係る本発明では、前記請求項1に係る本発明において、前記特典付与者のコンピューターは、特典が失効する条件の異なる複数の特典付与者のコンピューターからなり、前記寄付仲介者のコンピューターは、前記寄付することを決定する直前に該当する特典付与者のコンピューターと共有する失効データを確認することにした。
また、請求項3に係る本発明では、前記請求項1又は請求項2に係る本発明において、前記特典付与者のコンピューターと寄付仲介者のコンピューターとで共有するIDデータ、失効データ、意思データのうちで、少なくとも失効データをブロックチェーンのブロックとして共有することにした。
そして、本発明では、以下に記載する効果を奏する。
すなわち、本発明では、ユーザーに対して特典を付与する特典付与者のコンピューターと、特典に応じた寄付を仲介する寄付仲介者のコンピューターとを、電子通信回線網で接続した寄付システムにおいて、特典付与者のコンピューターと寄付仲介者のコンピューターとで、ユーザーを特定するIDデータと、前記ユーザーの特典のうちで失効する予定の特典及び失効する予定の日を含む失効データと、前記ユーザーが失効する予定の特典の一部又は全部を特典の失効後に寄付する意思を含む意思データとを共有し、寄付仲介者のコンピューターは、IDデータで特定されるユーザーの意思データに基づいて、失効データに含まれる失効する予定の特典の一部又は全部を寄付することを決定することにしているために、ユーザーの意思に合致した寄付を行うことができる。
特に、前記特典付与者のコンピューターが、特典が失効する条件の異なる複数の特典付与者のコンピューターからなり、前記寄付仲介者のコンピューターが、前記寄付することを決定する直前に該当する特典付与者のコンピューターと共有する失効データを確認することにした場合には、複数の特典付与者の間で特典が失効する条件が異なっていても、特典が失効する予定の日以降に確実に寄付を行うことができる。
また、前記特典付与者のコンピューターと寄付仲介者のコンピューターとで共有するIDデータ、失効データ、意思データのうちで、少なくとも失効データをブロックチェーンのブロックとして共有することにした場合には、特典付与者によって特典が失効する条件が異なっていても、特典が失効する予定の日以降に確実に寄付を行うことができる。
本発明に係る寄付システムを示す説明図。 ユーザーから寄付の依頼があった場合の処理を示す説明図。 ユーザーから寄付の変更があった場合の処理を示す説明図。 特典の失効の変更があった場合の処理を示す説明図。 寄付仲介者が寄付の実行をする場合の処理を示す説明図。
以下に、本発明に係る寄付システムの具体的な構成について図面を参照しながら説明する。
図1に示すように、寄付システム1は、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3(3a,3b)とユーザーのコンピューター4とを電子通信回線網5で接続した構成となっている。
ここで、寄付仲介者とは、寄付者となるユーザーと寄付を受ける被支援者や被支援団体などとの間で、ユーザーの特典に応じた寄付を仲介する者を指す。なお、寄付仲介者が自ら寄付を受ける寄付先となる場合も含む。特典付与者は、消費者となるユーザーが商品の購入やサービスの提供を受けることによって支払った対価の一部を特典として付与(還元)する者を指す。特典には、ポイントの付与だけでなく、仮想通貨、スタンプ、サービス券、興行チケット、割引券、商品券、プリペイドカード、地域通貨、食事券、レジャー券、交通券、旅行券、宿泊券、回数券、優待券、商品、サービスなどの付与によるものも含まれる。ユーザーとは、特典付与者による特典制度を利用し、寄付仲介者による寄付を利用する者を指す。また、コンピューター2,3,4とは、電子通信回線網5を介して相互の通信が行える機能を有すればよく、大型コンピューターやパーソナルコンピューターや携帯端末などが含まれる。電子通信回線網5とは、インターネットに代表されるコンピューター相互の通信が行えるものであればよく、汎用回線網に限られず専用回線網であってもよい。
なお、寄付システム1では、ユーザーのコンピューター4は必須の構成要素ではなく、電話やFAX等を用いてユーザーが自らの意思を寄付仲介者等に伝達できるようになっていればよい。また、寄付システム1では、特典付与者(コンピューター3)が単数でも複数でもよいが、ここでは、特典が失効する条件(たとえば、最後に特典が発生した日から1年後に当該特典のみが失効する場合や、最後に特典を利用した日から1年後に全ての特典が失効する場合などの条件)が異なる2つの特典付与者(コンピューター3a,3b)で構成されていることとする。
寄付システム1では、ユーザーの意思に基づいて、ユーザーが保有する特典のうちで失効する予定の特典の一部又は全部を寄付仲介者を介して寄付することができるようにしたシステムである。
この寄付システム1における処理について、ユーザーから寄付の依頼があった場合の処理、ユーザーから寄付の変更があった場合の処理、特典付与者から特典の失効の変更があった場合の処理、寄付仲介者が寄付の実行をする場合の処理に分けて順に説明する。
寄付システム1において、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3は、IDデータと失効データと意思データを互いの内部メモリー又は外部メモリーに記憶している。
ここで、IDデータとは、ユーザーを特定することができるデータを指す。失効データとは、IDデータで特定されるユーザーに特典付与者から付与された特典のうちで失効する予定の特典とその失効する予定の日を含む特典付与者ごとのデータを指す。意思データとは、IDデータで特定されるユーザーが失効データに含まれる失効する予定の特典の一部又は全部を特典の失効後に寄付する意思を表示するデータを指す。
まず、寄付システム1では、ユーザーから寄付の依頼があった場合に、次のような処理を行う(図2参照。)。
寄付仲介者のコンピューター2は、ユーザーのコンピューター4からIDデータを提示した所定のアクセスがあると、特典付与者のコンピューター3にIDデータを提示してアクセスし、特典付与者のコンピューター3からIDデータで特定されるユーザーの保有する特典のうちで失効する予定の特典とその失効する予定の日を含む失効データの提供を受け、ユーザーのコンピューター4にユーザーの保有する特典のうちで失効する予定の特典とその失効する予定の日を表示させるとともに、失効する予定の特典の寄付を行うか否かの選択肢や寄付する特典の入力欄を表示させる。そして、寄付仲介者のコンピューター2は、ユーザーのコンピューター4においてユーザーが寄付を行うことを選択するとともに寄付する特典を入力してユーザーのコンピューター4から寄付仲介者のコンピューター2に送信されると、ユーザーからの寄付の依頼があったことを認識する。なお、寄付仲介者は、オンラインによってユーザーコンピューター4から寄付仲介者のコンピューター2に寄付する意思や寄付する特典が伝達される場合に限られず、ユーザーからの電話やFAXやメールなどによって寄付する意思や寄付する特典が伝達される場合も有り得る。また、ユーザーは、失効する予定の特典とその失効する予定の日を確認した際に、上記のように寄付の予約を行う場合に限られず、直ちに寄付を行うように依頼することを選択できるようにしてもよい。
ユーザーからの寄付の依頼(寄付する意思や寄付する特典の伝達)を受けた寄付仲介者のコンピューター2は、IDデータで特定されるユーザーについての意思データを作成する。そして、寄付仲介者のコンピューター2は、作成した意思データをIDデータや失効データとともに特典付与者のコンピューター3に提供する。
特典付与者のコンピューター3は、寄付仲介者のコンピューター2から提供された意思データと失効データをIDデータと関連付けて記憶する。これにより、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3とでIDデータと意思データと失効データが最新の状態で共有される。
なお、寄付システム1では、ユーザーが失効する特典のうちで寄付する特典だけでなく、その寄付先をも選択できるようにしてもよく、その場合には意思データに寄付する意思や寄付する特典に加えて寄付先が含まれる。また、寄付システム1では、図2に示すように、ユーザーからそれぞれの特典付与者によって付与された特典について寄付仲介者に対して寄付の依頼をすることができるようになっており、寄付仲介者のコンピューター2は、それぞれの特典付与者のコンピューター3a,3bに対して作成した意思データを提供し、それぞれの意思データを共有する。
次に、寄付システム1では、ユーザーから寄付の変更があった場合に、次のような処理を行う(図3参照。)。
寄付仲介者のコンピューター2は、ユーザーのコンピューター4からIDデータを提示した所定のアクセスがあると、特典付与者のコンピューター3にIDデータを提示してアクセスし、特典付与者のコンピューター3からIDデータで特定されるユーザーの保有する特典のうちで失効する予定の特典とその失効する予定の日を含む失効データの提供を受け、ユーザーのコンピューター4にユーザーの保有する特典のうちで失効する予定の特典とそのうちで寄付を行う特典とその失効する予定の日を表示させるとともに、失効する予定の特典の寄付を変更するか否かの選択肢や変更後の寄付する特典の入力欄を表示させる。そして、寄付仲介者のコンピューター2は、ユーザーのコンピューター4においてユーザーが寄付の変更を行うことを選択するとともに変更後の寄付する特典を入力してユーザーのコンピューター4から寄付仲介者のコンピューター2に送信されると、ユーザーからの寄付の変更があったことを認識する。なお、この場合も、寄付仲介者は、オンラインによってユーザーコンピューター4から寄付仲介者のコンピューター2に寄付の変更や変更後の寄付する特典が伝達される場合に限られず、ユーザーからの電話やFAXやメールなどによって寄付の変更や変更後の寄付する特典が伝達される場合も有り得る。また、寄付する特典をゼロとすることなどによって寄付自体を取りやめることもでき得る。
ユーザーからの寄付の変更(変更する意思や変更後の寄付する特典の伝達)を受けた寄付仲介者のコンピューター2は、IDデータで特定されるユーザーについての意思データを変更する。そして、寄付仲介者のコンピューター2は、変更した意思データをIDデータとともに特典付与者のコンピューター3に提供する。
特典付与者のコンピューター3は、寄付仲介者のコンピューター2から提供された意思データとIDデータを失効データと関連付けて記憶し、最新の失効データを寄付仲介者のコンピュータ2に提供する。これにより、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3とでIDデータと意思データと失効データが最新の状態で共有される。
寄付の変更の場合には、必ずしも失効データを寄付仲介者のコンピューター2から特典付与者のコンピューター3に提供して共有する必要はないが、失効データは特典付与者ごとに予め定まった条件で経時的に変更されるものであるために、予め寄付仲介者と特典付与者とで定めた失効予定日前に寄付仲介者のコンピューター2から特典付与者のコンピューター3に確認を行うことで、寄付の依頼時だけでなく変更時にも失効日時のデータを最新の状態に更新することができる。これにより、誤って失効しない特典を寄付してしまうといった事故の発生を抑制することができる。
なお、寄付システム1では、ユーザーが失効する特典のうちで寄付する特典だけでなく、その寄付先をも変更できるようにしてもよく、その場合には意思データに寄付する意思や寄付する特典に加えて寄付先が含まれる。また、寄付システム1では、図3に示すように、ユーザーからそれぞれの特典付与者によって付与された特典について寄付仲介者に対して寄付の変更をすることができるようになっており、寄付仲介者のコンピューター2は、それぞれの特典付与者のコンピューター3a,3bに対して変更した意思データを提供し、それぞれの意思データを共有する。
次に、寄付システム1では、特典の失効の変更があった場合に、次のような処理を行う(図4参照。)。
特典付与者のコンピューター3は、特典付与者が予め定めた特典の失効の条件に従って常にユーザーの特典のうちで失効する予定の特典とその失効する予定の日を管理(監視)しており、また、寄付仲介者は特典付与者に対して特典の失効を適宜確認している。そして、特典付与者のコンピューター3は、寄付仲介者のコンピューター2が特典付与者のコンピューター3にIDデータを提示して特典の失効の確認をした際に、それらの失効する予定の特典と失効する予定の日に変更が生じている場合には、IDデータで特定されるユーザーについての失効データを特典付与者のコンピューター3から寄付仲介者のコンピューター2に提供し、寄付仲介者のコンピューター2は、失効データを変更する。
寄付仲介者のコンピューター2は、特典付与者のコンピューター3から提供された失効データとIDデータを意思データと関連付けて記憶し、最新の意思データを特典付与者のコンピュータ3に提供する。これにより、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3とでIDデータと意思データと失効データが最新の状態で共有される。
失効の変更の場合には、必ずしも意思データを寄付仲介者のコンピューター2から特典付与者のコンピューター3に提供して共有する必要はないが、意思データはユーザーによって適宜変更され得るものであるために、寄付の依頼時や変更時だけでなく失効の変更時にも意思データを共有することにより、最新の意思データを共有することができ、誤ってユーザーが寄付を希望していない特典を寄付してしまうといった事故の発生を抑制することができる。
なお、寄付システム1では、特典付与者がユーザーに対して失効する予定の特典や失効する予定の日に変更が生じた場合に、特典付与者からユーザーにその変更を通知するとともに、寄付仲介者から失効後の寄付の意思内容に変更が無いか否かを確認するようにしてもよい。また、寄付システム1では、図4に示すように、各特典付与者がそれぞれの条件に従って失効の変更をすることができるようになっており、寄付仲介者のコンピューター2は、それぞれの特典付与者のコンピューター3a,3bが変更した失効データをそれぞれの特典付与者のコンピューター3a,3bから提供され、それぞれの失効データを共有する。
次に、寄付システム1では、寄付仲介者が寄付の実行をする場合に、次のような処理を行う(図5参照。)。
寄付仲介者のコンピューター2は、IDデータで特定されるユーザーの意思データ及び失効データを管理しており、失効後に特典の寄付を希望するユーザーについて予め定めた日(たとえば、予め寄付仲介者と特典付与者又はユーザーとで定めた失効予定日又は失効予定日前後など)に、特典付与者のコンピューター3にアクセスをして、IDデータ及び失効データの提供を要求することで、失効の確認を行う。
失効の確認を受けた特典付与者のコンピューター3は、IDデータ及び失効データを寄付仲介者のコンピューター2に提供する。
寄付仲介者のコンピューター2は、特典付与者のコンピューター3から提供されたIDデータ及び失効データを記憶する。また、寄付仲介者のコンピューター2が特典付与者のコンピューター3に最新の意思データを提供し、その意思データを特典付与者のコンピューター3が記憶する。これにより、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3とでIDデータと意思データと失効データが最新の状態で共有される。
なお、失効データが特典付与者ごとに予め定まった条件で経時的に変更されたり或は意思データがユーザーによって適宜変更され得るために、寄付の実行直前にも意思データや失効データを共有することにより、最新の意思データや失効データを共有することができ、誤って失効しない特典を寄付してしまったり或は誤ってユーザーが寄付を希望していない特典を寄付してしまうといった事故の発生を抑制することができる。
寄付仲介者のコンピューター2は、最新のIDデータや意思データや失効データに基づいて、寄付を実行するか否かを判断する。ここでは、意思データによってユーザーが失効する特典の一部又は全部を寄付することを希望しており、かつ、失効データによって特典が失効する予定の日となっている場合には、寄付を実行すると決定する。そして、寄付仲介者は、コンピューター2によって寄付を実行することを決定した場合には、その寄付の実行を進める。寄付の実行については、寄付仲介者と寄付先との間で適宜行われ、たとえば、失効する予定の特典のうちの一部又は全部に相当する金品をユーザーが指定する寄付先に送付するなどによって行われる。
寄付の実行を決定した場合、寄付仲介者のコンピューター2は、IDデータで特定されるユーザーについての寄付の実行が決定したことを特典付与者のコンピューター3に通知する。
特典付与者のコンピューター3は、寄付仲介者のコンピューター2から寄付の決定の通知を受けると、IDデータで特定されるユーザーについての失効データを寄付仲介者のコンピューター2に提供する。そして、寄付仲介者のコンピューター2は、IDデータや失効データを意思データとともに最新の状態に更新する。また、寄付仲介者のコンピューター2は、寄付が実行されることを特典付与者のコンピューター3やユーザーのコンピューター4に通知する。
寄付仲介者のコンピューター2は、特典付与者のコンピューター3から提供された失効データとIDデータを意思データと関連付けて記憶する。これにより、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3とでIDデータと意思データと失効データが最新の状態で共有される。
なお、寄付システム1では、特典付与者のコンピューター3だけが意思データや失効データを変更できるように一元管理する場合や、寄付仲介者のコンピューター2によって意思データや失効データを変更できるようにする場合なども含まれる。また、寄付システム1では、図5に示すように、各特典付与者それぞれの条件に従って特典の失効する日が変更されるようになっており、寄付仲介者のコンピューター2は、意思データを基に、それぞれの特典付与者のコンピューター3a,3bから提供されるIDデータ及び失効データに基づいて寄付の決定を行っており、該当する特典付与者のコンピューター3a,3bとIDデータや意思データや失効データを共有する。
寄付システム1は、以上に説明したように構成することができるが、上記構成に限られるものではない。たとえば、寄付仲介者のコンピューター2と特典付与者のコンピューター3は、実質的にIDデータと失効データと意思データを共有していればよく、両コンピューター2,3が共通してアクセスできる同一の記憶装置にデーターベースとして記憶している場合であってもよく、データーベースのデータをブロックチェーンのブロックとして生成している場合であってもよく、また、それぞれのコンピューター2,3がアクセスできる異なる記憶装置に同一のデータをデーターベースとして記憶している場合であってもよく、さらには、それぞれのコンピューター2,3がアクセスできる異なる記憶装置に異なる形式のデータからなるデーターベースとして記憶して、そのデータの使用時にそれぞれのコンピューター2,3が独自に加工(変換)して使用する場合であってもよい。上記説明では、それぞれのコンピューター2,3がアクセスできる異なる記憶装置に同一のデータをデーターベースとして記憶している場合に基づいて説明しており、一方のコンピューター2(3)がデータを作成し、そのデータを一方のコンピューター2(3)から他方のコンピューター3(2)に提供し、その後、他方のコンピューター3(2)が提供されたデータを自らアクセスできる記憶装置に記憶することでデータを共有することにしているが、これに限られず、共通のデーターベースを用いることで一方のコンピューター2(3)から他方のコンピューター3(2)にデータを提供(データーベース内のデータの変更)した時点でデータが共有されることにしてもよく、特にそのデータをブロックチェーンのブロックとすることで一方のコンピューター2(3)がデータを作成した時点でデータが共有されることにしてもよい。
以上に説明したように、ユーザーに対して特典を付与する特典付与者のコンピューター3と、特典に応じた寄付を仲介する寄付仲介者のコンピューター2とを、電子通信回線網5で接続した上記寄付システム1においては、特典付与者のコンピューター3と寄付仲介者のコンピューター2とで、ユーザーを特定するIDデータと、ユーザーの特典のうちで失効する予定の特典及び失効する予定の日を含む失効データと、ユーザーが失効する予定の特典の一部又は全部を特典の失効後に寄付する意思を含む意思データとを共有し、寄付仲介者のコンピューター2は、IDデータで特定されるユーザーの意思データに基づいて、失効データに含まれる失効する予定の特典の一部又は全部を寄付することを決定するように構成している。
そのため、上記寄付システム1では、、誤って失効しない特典を寄付してしまったり或は誤ってユーザーが寄付を希望していない特典を寄付してしまうといった事故の発生を抑制することができ、ユーザーの意思に合致した寄付を行うことができる。これにより、特典を用いた寄付の活動を増進させることができる。
また、上記寄付システム1は、特典付与者のコンピューター3が、特典が失効する条件の異なる複数の特典付与者のコンピューター3a,3bからなり、寄付仲介者のコンピューター2が、寄付することを決定する直前に該当する特典付与者のコンピューター3(3a,3b)と共有する失効データを確認するように構成している。
そのため、上記寄付システム1では、複数の特典付与者の間で特典が失効する条件が異なっていても、確実に寄付を行うことができる。
また、上記寄付システム1は、特典付与者のコンピューター3と寄付仲介者のコンピューター2とで共有するIDデータ、失効データ、意思データのうちで、少なくとも失効データをブロックチェーンのブロックとして共有する構成とすることができる。
この場合には、失効データの改竄を防止して常に最新の失効データを共有することができるため、特典付与者によって特典が失効する条件が異なっていても、確実に寄付を行うことができる。
1 寄付システム
2 寄付仲介者のコンピューター
3(3a,3b) 特典付与者のコンピューター
4 ユーザーのコンピューター
5 電子通信回線網

Claims (3)

  1. ユーザーに対して特典を付与する特典付与者のコンピューターと、特典に応じた寄付を仲介する寄付仲介者のコンピューターとを、電子通信回線網で接続した寄付システムにおいて、
    特典付与者のコンピューターと寄付仲介者のコンピューターとで、
    ユーザーを特定するIDデータと、
    前記ユーザーの特典のうちで失効する予定の特典及び失効する予定の日を含む失効データと、
    前記ユーザーが失効する予定の特典の一部又は全部を特典の失効後に寄付する意思を含む意思データと、
    を共有し、
    寄付仲介者のコンピューターは、IDデータで特定されるユーザーの意思データに基づいて、失効データに含まれる失効する予定の特典の一部又は全部を寄付することを決定することを特徴とする寄付システム。
  2. 前記特典付与者のコンピューターは、特典が失効する条件の異なる複数の特典付与者のコンピューターからなり、
    前記寄付仲介者のコンピューターは、前記寄付することを決定する直前に該当する特典付与者のコンピューターと共有する失効データを確認することを特徴とする請求項1に記載の寄付システム。
  3. 前記特典付与者のコンピューターと寄付仲介者のコンピューターとで共有するIDデータ、失効データ、意思データのうちで、少なくとも失効データをブロックチェーンのブロックとして共有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の寄付システム。
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