JP6628630B2 - 米計量カップ - Google Patents

米計量カップ Download PDF

Info

Publication number
JP6628630B2
JP6628630B2 JP2016027872A JP2016027872A JP6628630B2 JP 6628630 B2 JP6628630 B2 JP 6628630B2 JP 2016027872 A JP2016027872 A JP 2016027872A JP 2016027872 A JP2016027872 A JP 2016027872A JP 6628630 B2 JP6628630 B2 JP 6628630B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cup body
changing member
rice
cup
volume changing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016027872A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017146191A (ja
Inventor
栄治 小暮
栄治 小暮
健太郎 橋元
健太郎 橋元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Priority to JP2016027872A priority Critical patent/JP6628630B2/ja
Publication of JP2017146191A publication Critical patent/JP2017146191A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6628630B2 publication Critical patent/JP6628630B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cookers (AREA)

Description

本発明は、炊飯器で炊飯をするときにおける米の計量に使用する米計量カップに関するものである。
近年、精米技術の発展により、米を洗わずに米と水とをそのまま炊飯器の鍋内に収容して美味しいご飯を炊き上げることができる無洗米が多く販売されるようになってきている。この無洗米を用いて炊飯をする場合、洗米を行う通常の白米に比べて、米の周囲に付着している糖分、澱粉粒などの流れ落ちがない分、水加減を多くする必要がある。つまり、同じ量を炊くときでも有洗米に比べて無洗米の方が少ない量で炊く必要がある。
そこで、従来の米計量カップにおいて、カップ本体の側面に、洗米を必要としない米(以下、無洗米と称する)を計量するための無洗米用目盛と、洗米を必要とする米(以下、有洗米と称する)を計量するための洗米用目盛とが表示され、その無洗米用の目盛線のレベルの位置が、有洗米用の目盛り線のレベルの位置より低いレベルの位置に設けられているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、1合の洗米用の目盛線が米計量カップの上端に設けられており、有洗米の1合を計量する際、米計量カップの上端を平らな棒状のものなどですり切りすることで、正確に計量することができる。
特開平10−267728号公報
特許文献1に記載の米計量カップは、無洗米用の目盛線のレベルの位置が、有洗米用の目盛り線のレベルの位置より低いレベルの位置に設けられている。そのため、無線米の1合を計量する際、上端をすり切りすることができず、目分量で計量する必要があり、精度よく計量することができないという課題があった。また、無洗米用の米計量カップを別に用意することで、上記課題を回避することができるが、米計量カップが複数必要になってしまうという課題があった。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、1個で有洗米および無洗米を正確に計量することができる米計量カップを提供することを目的としている。
本発明に係る米計量カップは、カップ本体と、前記カップ本体に取り付けられ、内容積を有洗米用および無洗米用に変更する容積変更用部材と、を備え、前記カップ本体は有底筒状を有し、前記容積変更用部材は前記カップ本体の底部に着脱可能に取り付けられるものであり、前記カップ本体の前記底部の中央に孔を備え、前記容積変更用部材は、弾性体材料で構成され、底部の中央に、下方に向かって突出した凸部を備え、前記容積変更用部材は、前記凸部が前記カップ本体の前記孔に挿入され、前記カップ本体の前記底部に上側または下側から取り付けられるものである。
本発明に係る米計量カップによれば、容積変更用部材により内容積を有洗米用および無洗米用に変更することができるため、1個で有洗米および無洗米の計量を精度よく計量することができる。
本発明の実施の形態1に係る炊飯器の斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る炊飯器を側面から見た断面図である。 本発明の実施の形態1に係る米計量カップの正面断面図である。 本発明の実施の形態1に係る米計量カップの分解図である。 本発明の実施の形態2に係る米計量カップの図である。 本発明の実施の形態2に係る米計量カップの分解図である。 本発明の実施の形態3に係る米計量カップの図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器の斜視図であり、図2は、本発明の実施の形態1に係る炊飯器を側面から見た断面図である。
図1および図2において、実施の形態1の炊飯器は、内部に米などの調理物である被加熱物を保持する内釜2が取り出し自在に収容され、内釜2を誘導加熱する加熱コイル6(加熱手段)を有する箱形形状の本体1と、本体1のヒンジ部5に開閉自在に設けられた外蓋3と、外蓋3に取り外し自在に取り付けられ、外蓋3で本体1の上面を閉じた際に、内釜2の上部開口を閉塞する内蓋4とを備えている。前述の加熱コイル6は、それぞれ円環状に形成され、内釜2が収容される開口の底部に配置されている。その底部の中央には、加熱コイル6により誘導加熱される内釜2の温度を検出する温度センサー7が設置されている。
外蓋3の内側には、内蓋4と対向する面に開口を有する凹部3aが設けられている。この凹部3aは、後述する蒸気口ユニット11と蒸気口ユニット11に取り付けられたカバー固定手段31を収容する空間を有している。凹部3aの上部には、蒸気を外部へ排出する第一蒸気排出口3bが設けられている。内蓋4の裏面には、蒸気口ユニット11が取り付けられている。
この蒸気口ユニット11は、内蓋4に取り付けられるケース12と、上部に第二蒸気排出口18を有し、ケース12にヒンジ部23を介して設けられ、ケース12の開口を開閉自在に閉じるカバー13と、カバー13の閉状態を固定するカバー固定手段31とで構成されている。
このカバー固定手段31でカバー13を固定したときには、カバー13に設けられた円環状のゴムパッキン24によりケース12内が密閉状態となる。カバー13の第二蒸気排出口18には、例えば耐熱性を有するシリコンゴムなどからなるゴムパッキン18aが取り外し自在に取り付けられている。このゴムパッキン18aにより、第二蒸気排出口18と凹部3aの第一蒸気排出口3bとが密閉状態で連結される。
内蓋4に装着された蒸気口ユニット11は、外蓋3に内蓋4が取り付けられた際に凹部3aに収容される。この時、蒸気口ユニット11は、カバー13の第二蒸気排出口18と凹部3aの第一蒸気排出口3bとを連結すると共に、その第一蒸気排出口3bと内釜2内とを内部空間を介して連通する。
ケース12の底面には、例えば円筒形状の蒸気導入筒15と、蒸気導入筒15に隣接する開閉弁16とが設けられている。蒸気導入筒15の下端部は、蒸気流入口14として、内蓋4に設けられた穴と連結されている。その蒸気導入筒15により、内釜2内と蒸気口ユニット11の内部空間が連通状態となる。
開閉弁16は、例えば耐熱性を有するシリコンゴムなどからなり、ケース12の底面に上下動自在に設けられている。この開閉弁16は、炊飯時に発生する内釜2内の蒸気圧で上方に移動し開閉弁16の周囲に設けられた連結口3cを密閉状態とし、炊飯が終了したときには、自重で下がって連結口3cを開状態とする。ケース12の底面は、開閉弁16に向けて下方に傾斜し、開閉弁16の周囲の連結口3cと連通する溜まり部22が形成されている。この溜まり部22には、炊飯時に蒸気から分離されたおねばが溜まる。
また、ケース12の底面には、蒸気導入筒15から内部空間に流入して第二蒸気排出口18に流れる蒸気からおねばを分離する第1障壁19と第2障壁20とが設けられている。第1障壁19は、例えば平らな板部材で形成され、第2障壁20と対向する壁面の反対側の壁面には、ケース12の底面から上端に向かうに連れて第2障壁20側へ傾斜する凹み部(図示せず)が設けられている。また、第1障壁19の両端の下部には、おねばを溜まり部22に流すための開口部(図示せず)が設けられている。
第2障壁20は、第1障壁19と同様に平らな板部材で形成され、ケース12の底面であって、第1障壁19よりも第二蒸気排出口18側の位置に設けられている。この第2障壁20とケース12とで、結露水を溜める水溜まり部21が形成されている。第2障壁20は、水溜まり部21の一部が第二蒸気排出口18と凹部3aの第一蒸気排出口3bとを介して外部へ臨むように設けられている。また、第2障壁20は、水溜まり部21の反対側の壁面には、ケース12の底面から上端に向かうに連れて水溜まり部21側へ傾斜する凹み部(図示せず)が設けられている。
カバー13内の上面には、第3障壁17が設けられている。この第3障壁17は、平らな板部材で形成され、第1障壁19と第2障壁20との間に設置されている。第3障壁17は、第二蒸気排出口18側の壁面の反対側の壁面に、蒸気口ユニット11内の上面から下端に向かうに連れて第二蒸気排出口18側へ傾斜する凹み部(図示せず)が設けられている。この第3障壁17は、蒸気導入筒15から内部空間に流入して第二蒸気排出口18に流れる蒸気からおねばを分離する。第3障壁17により分離されたおねばは、第1障壁19と第2障壁20との間に落下し、第1障壁19に設けられた開口部から溜まり部22へ流れる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る米計量カップ100Aの正面断面図であり、図4は、本発明の実施の形態1に係る米計量カップ100Aの分解図である。なお、図3(a)は、洗米を必要としない米(以下、無洗米と称する)を計量する際の状態を示しており、図3(b)は、洗米を必要とする米(以下、有洗米と称する)を計量する際の状態を示している。また、図4(a)は、カップ本体110を正面から見た断面図であり、図4(b)は、カップ本体110を下から見た図であり、図4(c)は、容積変更用部材120を上から見た図であり、図4(d)は、容積変更用部材120を正面から見た断面図であり、図4(e)は、容積変更用部材120を下から見た図である。
本実施の形態1に係る米計量カップ100Aは、図3および図4に示すようにカップ本体110と容積変更用部材120とで構成されており、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に上側および下側から着脱可能に取り付けることができる。
本実施の形態1に係る米計量カップ100Aは、1合の有洗米および無洗米を計量することができるものであり、上端116が有洗米および無洗米の1合の目盛線となるものである。
カップ本体110は、有底筒状であり、無色透明のPP(ポリプロピレン樹脂)でできている。カップ本体110の底部111の中央には、円形状の孔112が形成されており、その孔112の回りには周縁部113が設けられている。なお、孔112の径は米粒の径よりも小さくなっている。また、カップ本体110の底部111の周縁部113と外周端115との間には、孔112を囲うようにリング状の脚部114が設けられている。この脚部114は下方に向かって突出するように設けられている。
容積変更用部材120は、円板形状であり、シリコンゴムなどの弾性体材料でできている。容積変更用部材120の底部121の中央には、下方に向かって突出した円形状の凸部122が設けられている。この凸部122は、容積変更用部材120の底部121とは反対側の端部が広がった傘形状を有しており、胴部122aと傘部122bとで構成されている。
容積変更用部材120の凸部122の胴部122aは、カップ本体110の孔112とほぼ同じ径および形状を有しており、周縁部113とほぼ同じ高さを有している。また、容積変更用部材120の凸部122の傘部122bの最大径(最大横幅)は、カップ本体110の孔112の径(幅)よりも大きくなっている。しかし、凸部122は弾性体材料で構成されており伸び縮みするため、凸部122を孔112に挿入し、嵌め合わせることができる。
このとき、容積変更用部材120の底部121と凸部122の傘部122bとでカップ本体110の周縁部113を挟み込んだ状態となる。そして、凸部122の胴部122aは周縁部113とほぼ同じ高さであり、容積変更用部材120が動こうとしても凸部122の傘部122bがカップ本体110の底部111の周縁部113にすぐ引っ掛かるため、カップ本体110を容積変更用部材120に固定することができる。また、容積変更用部材120の底部121の凸部122と外周端124との間には、凸部122を囲うようにリング状の溝123が形成されている。
そして、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に上側から取り付けた際に、図3(a)に示すように、凸部122の傘部122bがカップ本体110の底部111よりも下方に突出するようになっている。このとき、脚部114の高さは、凸部122の傘部122bのカップ本体110の底部111よりも下方に位置する長さよりも高くなるように設けられている。そのため、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に上側から取り付けた状態において、凸部122が米計量カップ100Aの設置面に干渉してカップ本体110が傾くということがなく、米計量カップ100Aを安定して立てることができる。
また、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に下側から取り付けた際に、図3(b)に示すように、凸部122の傘部122bがカップ本体110の底部111よりも上方に突出するようになっている。このとき、容積変更用部材120の溝123の幅および内径は、カップ本体110の脚部114の幅および内径とほぼ同じかそれよりも大きくなっており、脚部114が溝123に収納されるようになっている。そのため、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に下側から取り付けた状態において、脚部114が容積変更用部材120に干渉してカップ本体110が傾くということがなく、米計量カップ100Aを安定して立てることができる。
なお、孔112および凸部122の胴部122aの形状は、それらが同じ形状であれば円形状に限定されない。また、孔112および凸部122の位置は、それらが対応する位置に設けられていれば、厳密に中央でなくてもよい。
次に、本実施の形態1に係る米計量カップ100Aの使用方法について説明する。
米計量カップ100Aで無洗米を計量する場合、図3(a)に示すように容積変更用部材120の凸部122が下向きとなるようにして、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に上側から取り付けて使用する。また、米計量カップ100Aで有洗米を計量する場合、図3(b)に示すように容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に下側から取り付けて使用する。
同じ1合を炊くときでも有洗米に比べて無洗米の方が少ない量で炊く必要がある。そこで、図3(a)に示すように容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に上側から取り付けることで、図3(b)に示すように容積変更用部材120の凸部122が上向きとなるようにして、容積変更用部材120をカップ本体110の底部111に下側から取り付ける場合に比べ、米計量カップ100Aの内容積が米計量カップ100A内に位置する容積変更用部材120の容積の分だけ小さくなる。この米計量カップ100Aの内容積の差は、1合を炊くときに必要な有洗米の量と無洗米の量との差、つまり約10ccである。
以上、本実施の形態1に係る米計量カップ100Aによれば、容積変更用部材120の取り付け方を変えることにより、米計量カップ100Aの内容積を有洗米用と無洗米用とに変更することができる。そのため、1合の有洗米および無洗米のいずれを計量する際においても、上端116を平らな棒状のものなどですり切りすることで、正確に計量することができる。さらに、1個の米計量カップ100Aで有洗米および無洗米のどちらも正確に計量することができる。
なお、本実施の形態1では、容積変更用部材120の凸部122は胴部122aと傘部122bとで構成されているとしたが、それに限定されない。例えば、凸部122を胴部122aのみの構成とし、胴部122aをカップ本体110の孔112よりも大きい径とすることで、凸部を孔112に挿入した後、胴部122aの弾性力により凸部が孔112から抜けなくなるため、容積変更用部材120をカップ本体110に取り付けることができる。
実施の形態2.
以下、本発明の実施の形態2について説明するが、実施の形態1と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図5は、本発明の実施の形態2に係る米計量カップ100Bの図であり、図6は、本発明の実施の形態2に係る米計量カップ100Bの分解図である。なお、図5(a)は、米計量カップ100Bを上から見た図であり、図5(b)は、米計量カップ100Bを側面から見た断面図であり、図5(c)は、米計量カップ100Bを下から見た図であり、図5(d)は、米計量カップ100Bを正面から見た図である。また、図6(a)は、カップ本体130を上から見た図であり、図6(b)は、カップ本体130を正面から見た断面図であり、図6(c)は、カップ本体130を下から見た図であり、図6(d)は、容積変更用部材140を上から見た図であり、図6(e)は、容積変更用部材140を側面から見た断面図であり、図6(f)は、容積変更用部材140を下から見た図であり、図6(g)は、容積変更用部材140を正面から見た図である。
本実施の形態2に係る米計量カップ100Bは、図5および図6に示すようにカップ本体130と容積変更用部材140とで構成されており、容積変更用部材140をカップ本体130の側部に着脱可能に取り付けることができる。
本実施の形態2に係る米計量カップ100Bは、1合および1/2合の有洗米および無洗米を計量することができるものであり、上端134が有洗米および無洗米の1合の目盛線となるものであり、カップ本体130の上下方向の中央には白米、つまり有洗米1/2合の目盛線が、容積変更用部材140の上下方向の中央には無洗米1/2合の目盛線がそれぞれ設けられている。
カップ本体130は、有底筒状であり、無色透明のPP(ポリプロピレン樹脂)でできている。カップ本体130の底部131の外周端133寄りの位置には、弧状の長孔132が形成されており、この長孔132の短径は米粒の径よりも小さくなっている。また、上端134には、外側に突出したフランジ135が設けられている。
なお、長孔132は本発明の「孔」に相当する。
容積変更用部材140は、正面視して長方形状であり、前面がカップ本体130の側面に沿った形状を有しており、また、シリコンゴムなどの弾性体材料でできている。容積変更用部材140の上部には、上端134のフランジ135に引っ掛けるための引掛部141が設けられている。また、容積変更用部材140の下部には、下方に向かって突出した弧状の凸部142が設けられている。
容積変更用部材140の凸部142は、カップ本体130の長孔132とほぼ同じ形状を有しており、凸部142を長孔132に挿入することができる。そして、容積変更用部材140の凸部142をカップ本体130の長孔132に挿入した状態で、引掛部141をフランジ135に引っ掛けることで、カップ本体130を容積変更用部材140に固定することができる。このとき、カップ本体130に設けられている有洗米1/2合の目盛線と容積変更用部材140に設けられている無洗米1/2合の目盛線とを合わせることにより、凸部142の位置と長孔132の位置とが合うようになっている。また、容積変更用部材140に設けられている「無洗米」の文字および1/2合の目盛り線を非透明色とすることで、容積変更用部材140をカップ本体130に取り付けた際に、それらの表示を見やすくできる。
そして、容積変更用部材140をカップ本体130に取り付けた際に、凸部142はカップ本体130の底部131よりも下方に突出しないようになっている。つまり、凸部142の長さは、底部131の厚さ以下になるように設けられている。そのため、容積変更用部材140をカップ本体130に取り付けた状態において、凸部142が米計量カップ100Bの設置面に干渉してカップ本体130が傾くということがなく、米計量カップ100Bを安定して立てることができる。
次に、本実施の形態2に係る米計量カップ100Bの使用方法について説明する。
米計量カップ100Bで無洗米を計量する場合、容積変更用部材140をカップ本体130に取り付けて使用する。また、米計量カップ100Bで有洗米を計量する場合、カップ本体130に容積変更用部材140が取り付けられていない状態、つまりカップ本体130のみで使用する。
同じ1合を炊くときでも有洗米に比べて無洗米の方が少ない量で炊く必要がある。そこで、容積変更用部材140をカップ本体130に取り付けることで、容積変更用部材140をカップ本体130に取り付けていない場合に比べ、米計量カップ100Bの内容積が米計量カップ100B内に位置する容積変更用部材140の容積の分だけ小さくなる。この米計量カップ100Bの内容積の差は、1合を炊くときに必要な有洗米の量と無洗米の量との差、つまり約10ccである。
以上、本実施の形態2に係る米計量カップ100Bによれば、容積変更用部材140を着脱することにより、米計量カップ100Bの内容積を有洗米用と無洗米用とに変更することができる。そのため、1合の有洗米および無洗米のいずれを計量する際においても、上端134を平らな棒状のものなどですり切りすることで、正確に計量することができる。さらに、1個の米計量カップ100Bで有洗米および無洗米のどちらも正確に計量することができる。
また、カップ本体130の上下方向の中央には有洗米1/2合の目盛線が、容積変更用部材140の上下方向の中央には無洗米1/2合の目盛線がそれぞれ設けられており、有洗米および無洗米どちらの場合もカップ本体130の上下方向の中央の位置、つまり同じ位置に合わせて計量することができる。
実施の形態3.
以下、本発明の実施の形態3について説明するが、実施の形態1および2と重複するものについては(一部の)説明を省略し、実施の形態1および2と同じ部分または相当する部分には同じ符号を付す。
図7は、本発明の実施の形態3に係る米計量カップ100Cの図である。なお、図7(a)は、無洗米を計量する際の状態を示しており、図7(b)は、有洗米を計量する際の状態を示している。
本実施の形態3に係る米計量カップ100Cは、図7に示すようにカップ本体150と、カップ本体150にその底部を覆うように取り付けられる底蓋160と、で構成されており、底蓋160をカップ本体150に対して上下移動させることができる。
本実施の形態3に係る米計量カップ100Cは、1合の有洗米および無洗米を計量することができるものであり、上端154が有洗米および無洗米の1合の目盛線となるものである。
なお、底蓋160は本発明の「容積変更用部材」に相当する。
カップ本体150は、無底筒状であり、無色透明のPP(ポリプロピレン樹脂)でできている。カップ本体150の外周側側面151の下部には、外側に向かって突出した第一規制部152および第二規制部153が設けられている。第一規制部152は、カップ本体150の外周側側面151の下端部に設けられており、第二規制部153は第一規制部152よりも上側に設けられている。カップ本体150の第一規制部152と第二規制部153との間の外周側側面151には、螺旋状の溝(図示せず)が形成されている。
底蓋160は、有底筒状であり、無色透明のPP(ポリプロピレン樹脂)でできている。底蓋160の内周側側面161の上部には、内側に向かって突出した凸部162が設けられている。また、凸部162は突出方向の面に螺旋状の突起(図示せず)が設けられており、凸部162の突起はカップ本体150の外周側側面151の溝と噛み合うようになっている。そして、底蓋160を時計回りまたは反時計回りに回転させることにより、底蓋160がカップ本体150に対して上方向または下方向に移動する。
カップ本体150の外周側側面151の溝は第一規制部152と第二規制部153との間に設けられているため、凸部162が上下に移動する際に第一規制部152の上端または第二規制部153の下端に接触し、底蓋160の上下の移動範囲が規制される。そのため、底蓋160は、第一規制部152の上端と第二規制部153の下端との間の範囲内で上下に移動するようになっている。このように、底蓋160が第一規制部152の上端と第二規制部153とによって規制されることによって、底蓋160がカップ本体150から外れるのを防止することができる。
次に、本実施の形態3に係る米計量カップ100Cの使用方法について説明する。
米計量カップ100Cで無洗米を計量する場合、底蓋160をカップ本体150に対して最上部の位置に移動させて使用する。また、米計量カップ100Cで有洗米を計量する場合、底蓋160をカップ本体150に対して最下部の位置に移動させて使用する。
同じ1合を炊くときでも有洗米に比べて無洗米の方が少ない量で炊く必要がある。そこで、底蓋160をカップ本体150に対して上下に移動させ、図7(a)に示すように底蓋160がカップ本体150に対して最上部の位置に移動した場合は、図7(b)に示すように底蓋160がカップ本体150に対して最下部の位置に移動した場合に比べ、米計量カップ100Cの内容積が、底蓋160が移動した分だけ小さくなる。この米計量カップの内容積の差は、1合を炊くときに必要な有洗米の量と無洗米の量との差、つまり約10ccである。
また、米計量カップ100Cは、底蓋160の凸部162が第一規制部152の上端と接触している状態が有洗米用の容積となり、底蓋160の凸部162が第二規制部153の下端と接触している状態が無洗米用の容積となる。そのため、米計量カップ100Cの内容積を有洗米用にする場合は、凸部162が第一規制部152の上端と接触する位置まで底蓋160を下側に移動させればよく、一方、無洗米用にする場合は、凸部162が第二規制部153の下端と接触する位置まで底蓋160を上側に移動させればよいため、移動量を調整する必要がなく、容積を容易に変更することができる。
以上、本実施の形態3に係る米計量カップ100Cによれば、底蓋160をカップ本体150に対して上下に移動させることにより、米計量カップ100Cの内容積を有洗米用と無洗米用とに変更することができる。そのため、1合の有洗米および無洗米のいずれを計量する際においても、上端154を平らな棒状のものなどですり切りすることで、正確に計量することができる。さらに、1個の米計量カップ100Cで有洗米および無洗米のどちらも正確に計量することができる。
なお、本実施の形態3では、カップ本体150の外周側側面151に螺旋状の溝(図示せず)が形成され、底蓋160の凸部162に螺旋状の突起(図示せず)が設けられているとしたが、その反対、つまり、カップ本体150の外周側側面151に螺旋状の突起(図示せず)が設けられ、底蓋160の凸部162に螺旋状の溝(図示せず)が形成されるようにしてもよい。
1 本体、2 内釜、3 外蓋、3a 凹部、3b 第一蒸気排出口、3c 連結口、4 内蓋、5 ヒンジ部、6 加熱コイル、7 温度センサー、11 蒸気口ユニット、12 ケース、13 カバー、14 蒸気流入口、15 蒸気導入筒、16 開閉弁、17 第3障壁、18 第二蒸気排出口、18a ゴムパッキン、19 第1障壁、20 第2障壁、21 水溜まり部、22 溜まり部、23 ヒンジ部、24 ゴムパッキン、31 カバー固定手段、100A 米計量カップ、100B 米計量カップ、100C 米計量カップ、110 カップ本体、111 底部、112 孔、113 周縁部、114 脚部、115 外周端、116 上端、120 容積変更用部材、121 底部、122 凸部、122a 胴部、122b 傘部、123 溝、124 外周端、130 カップ本体、131 底部、132 長孔、133 外周端、134 上端、135 フランジ、140 容積変更用部材、141 引掛部、142 凸部、150 カップ本体、151 外周側側面、152 第一規制部、153 第二規制部、154 上端、160 底蓋、161 内周側側面、162 凸部。

Claims (6)

  1. カップ本体と、
    前記カップ本体に取り付けられ、内容積を有洗米用および無洗米用に変更する容積変更用部材と、を備え、
    前記カップ本体は有底筒状を有し、
    前記容積変更用部材は前記カップ本体の底部に着脱可能に取り付けられるものであり、
    前記カップ本体の前記底部の中央に孔を備え、
    前記容積変更用部材は、
    弾性体材料で構成され、底部の中央に、下方に向かって突出した凸部を備え、
    前記容積変更用部材は、
    前記凸部が前記カップ本体の前記孔に挿入され、前記カップ本体の前記底部に上側または下側から取り付けられるものである
    ことを特徴とする米計量カップ。
  2. 前記容積変更用部材の前記凸部は最大横幅が前記孔の幅よりも大きい傘部を有しており、
    前記容積変更用部材を前記カップ本体の前記底部に上側から取り付けた際に、前記凸部の前記傘部が前記カップ本体の前記底部よりも下方に突出するようになっており、
    前記容積変更用部材を前記カップ本体の前記底部に下側から取り付けた際に、前記凸部の前記傘部が前記カップ本体の前記底部よりも上方に突出するようになっている
    ことを特徴とする請求項1に記載の米計量カップ。
  3. 前記カップ本体は、
    前記底部の外周端と前記孔との間に、下方に向かって突出した脚部を備え、
    前記脚部の高さは、前記容積変更用部材が前記カップ本体の前記底部に上側から取り付けられた際に、前記凸部の前記傘部の前記カップ本体の前記底部よりも下方に位置する長さよりも高くなるように設けられており、
    前記容積変更用部材は、
    前記底部の外周端と前記凸部との間に溝を備え、
    前記容積変更用部材が前記カップ本体の前記底部に下側から取り付けられた際に、前記カップ本体の前記脚部が前記容積変更用部材の前記溝に収納される
    ことを特徴とする請求項2に記載の米計量カップ。
  4. カップ本体と、
    前記カップ本体に取り付けられ、内容積を有洗米用および無洗米用に変更する容積変更用部材と、を備え、
    前記カップ本体は有底筒状を有し、
    前記容積変更用部材は前記カップ本体の側部に着脱可能に取り付けられるものであり、
    前記カップ本体は、
    底部の外周端寄りの位置に孔を備え、
    上端には、外側に突出したフランジを備え、
    前記容積変更用部材は、
    長方形状を有し、前面が前記カップ本体の側面に沿った形状を有しており、
    上部には、前記カップ本体の前記フランジに引っ掛ける引掛部を備え、
    下部には、下方に向かって突出した凸部を備え、
    前記容積変更用部材は、
    前記凸部が前記カップ本体の前記孔に挿入され、前記引掛部が前記フランジに引っ掛かることで、前記カップ本体の側部に取り付けられるものである
    ことを特徴とする米計量カップ。
  5. 前記容積変更用部材は、無洗米用の目盛りを備えた
    ことを特徴とする請求項4に記載の米計量カップ。
  6. カップ本体と、
    前記カップ本体に取り付けられ、内容積を有洗米用および無洗米用に変更する容積変更用部材と、を備え、
    前記カップ本体は無底筒状を有し、
    前記容積変更用部材は前記カップ本体の底部を覆うように取り付けられるものであり、
    前記カップ本体は、
    外周側側面の下部には、外側に向かって突出した第一規制部および第二規制部を備え、
    外周側側面の前記第一規制部と前記第二規制部との間の外周側側面には螺旋状の突起または溝を備え、
    前記容積変更用部材は、
    有底筒状を有し、
    上部には、内側に向かって突出した凸部を備え、
    前記凸部は前記カップ本体の前記突起または前記溝と噛み合うように螺旋状の溝または突起が設けられており、
    前記容積変更用部材を回転させることにより、前記容積変更用部材が前記カップ本体に対して上下に移動するものである
    ことを特徴とする米計量カップ。
JP2016027872A 2016-02-17 2016-02-17 米計量カップ Active JP6628630B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027872A JP6628630B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 米計量カップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016027872A JP6628630B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 米計量カップ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017146191A JP2017146191A (ja) 2017-08-24
JP6628630B2 true JP6628630B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=59683146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016027872A Active JP6628630B2 (ja) 2016-02-17 2016-02-17 米計量カップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6628630B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017146191A (ja) 2017-08-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
ES2773000T3 (es) Aparato para cocinar alimentos
JP5181262B1 (ja) 電子レンジ用圧力鍋
CN102686135B (zh) 包括称量设备的食品处理器
RU2011151850A (ru) Дозирующая крышка
CN110063658A (zh) 用于至少部分封闭烹饪器皿开口的装置、烹饪器皿系统和电动厨房多用机
ES2340133B1 (es) Dispositivo de coccion provisto de unos medios sensores de peso.
JP6628630B2 (ja) 米計量カップ
JP5089526B2 (ja) 炊飯器
WO2017073141A1 (ja) 炊飯器
JP2018187216A (ja) 調理器
CN108135381B (zh) 烧饭机
JP6204326B2 (ja) 加熱調理器
JP2017167101A (ja) 計量カップ
JP6509083B2 (ja) 計量カップ
JP5441649B2 (ja) 復水用タンク及びこの復水用タンクを用いた蒸気レス炊飯器
JP2012061081A (ja) 炊飯器
TWI623291B (zh) Rice cooker
JP5441645B2 (ja) タンク容器、及び、このタンク容器を備えた炊飯器
JP5147594B2 (ja) 炊飯器
CN215424074U (zh) 称重结构及烹饪设备
KR101521522B1 (ko) 휴대용 압력조리용기세트
JP2013244106A (ja) 電気炊飯器
CN218606133U (zh) 食物容器
JP5689108B2 (ja) 炊飯装置
JP5899977B2 (ja) タンク容器を備えた炊飯器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180625

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190716

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190904

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6628630

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250