JP6628611B2 - 蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置 - Google Patents

蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6628611B2
JP6628611B2 JP2016003858A JP2016003858A JP6628611B2 JP 6628611 B2 JP6628611 B2 JP 6628611B2 JP 2016003858 A JP2016003858 A JP 2016003858A JP 2016003858 A JP2016003858 A JP 2016003858A JP 6628611 B2 JP6628611 B2 JP 6628611B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow guide
representative
circumferential direction
steam turbine
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016003858A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017125425A (ja
Inventor
英樹 小野
英樹 小野
俊介 水見
俊介 水見
健 工藤
健 工藤
達仁 服部
達仁 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2016003858A priority Critical patent/JP6628611B2/ja
Priority to CN201710012924.7A priority patent/CN106958469B/zh
Priority to EP17150945.8A priority patent/EP3192983B1/en
Priority to US15/403,770 priority patent/US10378388B2/en
Publication of JP2017125425A publication Critical patent/JP2017125425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6628611B2 publication Critical patent/JP6628611B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/30Exhaust heads, chambers, or the like
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D9/00Stators
    • F01D9/02Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles
    • F01D9/04Nozzles; Nozzle boxes; Stator blades; Guide conduits, e.g. individual nozzles forming ring or sector
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2220/00Application
    • F05D2220/30Application in turbines
    • F05D2220/31Application in turbines in steam turbines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05DINDEXING SCHEME FOR ASPECTS RELATING TO NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, GAS-TURBINES OR JET-PROPULSION PLANTS
    • F05D2250/00Geometry
    • F05D2250/50Inlet or outlet
    • F05D2250/52Outlet

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Supercharger (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

本発明は、蒸気タービン排気装置のディフューザ流路の一部を構成するフローガイド及びそれを備えた蒸気タービンの排気装置に関する。
ボイラ等の蒸気発生器で発生させた蒸気によりタービンを回転させて発電する発電プラントは、一般に、高圧タービン、中圧タービン及び低圧タービンなど、蒸気圧力に応じた複数のタービンで構成されている。蒸気発生器で発生した蒸気は、高圧タービンから低圧タービンまで順に通過して回転仕事を終え、復水器に導入される。蒸気はそこで凝縮して復水となり、蒸気発生器に還流する。高圧・中圧・低圧タービン各々の出口直後には、排気室と呼ばれる蒸気流路が設けられている。排気室は、一般に、急激な流れの転向を伴う形状を有するため、蒸気の流れに抵抗が生じ、圧力損失が発生しやすい。
このような構成の発電プラントには、復水器を低圧タービンの下方に配置することによって、発電プラントを格納する建屋を小さくする下方排気型のものがある。下方排気型の発電プラントにおける低圧タービンの排気室では、低圧タービンから排気された蒸気が短い距離で復水器に向かって下方に転向する。このため、蒸気が滑らかに転向しきれずに、蒸気の流れに剥離が生じて圧力損失となることがある。低圧タービンの出口から復水器にかけての蒸気流路である低圧タービンの排気室における圧力損失は、プラント性能に与える影響が大きく、この圧力損失を低減することはプラントの性能向上に効果的である。
多くの低圧タービンの排気室では、下流側に向かって流路断面積を徐々に増加させたディフューザ流路構造が採用されている。ディフューザ流路で滑らかに蒸気を膨張させることにより、蒸気の運動エネルギを圧力のエネルギに変換することをディフューザ効果と呼ぶ。このディフューザ効果が有効に発揮された場合、低圧タービンの出口圧力が低下するので、低圧タービンの出入口間の蒸気の熱落差が大きくなり、より高い出力を得ることができる。
ディフューザ流路は、一般に、タービンの最終段の出口部に取り付けられたフローガイドと呼ばれる環状の部材と、フローガイドの内側に位置する軸受側の壁面(ベアリングコーンと呼ばれる軸受を覆う部材)等とで形成される。ディフューザ効果の向上は、特に、フローガイドの形状を様々に工夫することにより図られている。このようなディフューザ流路を有する排気室には、例えば、現状の製造・組み立て精度を変更することなく、高いディフューザ効果を発揮させ、低コストでプラント効率を向上させるために、フローガイドの上半側及び下半側のガイド面をそれぞれ、互いに異なる形状の曲線をロータ軸を中心に回転して成る曲面で構成し、上半側と下半側の接続部に水平に形成された隙間を閉塞部材で閉塞したフローガイドを採用したものがある(特許文献1参照)。
特開2014−5813号公報
下方排気型の蒸気タービンの排気室では、フローガイドのディフューザ効果、すなわち、圧力回復率の向上によりタービン性能の向上を図ることができる。このディフューザ流路の流れは、上下非対称であるため、排気室の圧力回復係数を最大化するフローガイドの形状は上下で異なるものとなる。
しかしながら、フローガイド全体を、圧力回復係数が最大化される最適形状に形成すると、製造コストが高くなる。フローガイドは、一般的に、周方向に区分した複数の部材を溶接などで一体化することで環状に形成される。これら複数の部材は、板曲げによる製缶で所望の形状に成形される。フローガイドが回転対称な形状である場合、フローガイドを構成する複数の部材は互いに同一形状となるので、製缶の型は一つで足りる。それに対して、フローガイドが周方向の各位置で異なる曲率半径を持った理想的な最適形状である場合、フローガイドを構成する複数の部材は、互いに異なる形状となるので、製缶の型が複数必要である。例えば、フローガイドを周方向に8つに区分して構成する場合、製缶の型が8つ必要で、回転対称なフローガイドの場合と比較すると、8倍の型が必要となり、製造コストが増大するという問題がある。
従来は、製造コストと性能のバランスを考慮したフローガイドが用いられていた。すなわち、フローガイドは、全周で単一な曲率となる曲面を有すると共に、排気室の形状等に応じて周方向(上半側と下半側)で異なる径方向の長さを有する形状とされていた。フローガイドの曲面形状として、フローガイドの上半側及び下半側の最適形状の中間的なものが採用されていた。したがって、フローガイドを低コストで製造できるが、排気室の圧力回復係数に妥協があった。また、上記した特許文献1に記載の低圧タービンの排気室においては、フローガイドの上半側及び下半側のガイド面が曲線をロータ軸中心で回転させて成る曲面で構成されると共に、上半側のガイド面と下半側のガイド面の接続部分が不連続となるので、圧力回復係数を向上させる余地がある。
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたものであり、その目的は、高いディフューザ効果と低い製造コストの両立を図ることができる蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置を提供するものである。
上記課題を解決するため、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本願は上記課題を解決する手段を複数含んでいるが、その一例を挙げるならば、中心軸の周りに回転するタービンロータと前記タービンロータの外周側に配置された複数の動翼とを備えた蒸気タービンの排気装置であって、最終段落の動翼の下流側において、動翼の内周側に配置されたベアリングコーンと、最終段落の動翼の下流側において、動翼の外周側に配置された環状のフローガイドと、前記ベアリングコーン及び前記フローガイドを取り囲む外部ケーシングとを備え、前記フローガイドの周方向の各位置における子午面投影形状は、ある1つの代表形状をその上流端を中心に子午面内で回転させて、その径方向の長さを同一に維持又は短縮した形状であり、前記フローガイドの上流端の前記タービンロータの軸方向に対する傾斜角の周方向における分布は、周方向の複数の代表位置において、それぞれ代表傾斜角を有すると共に、周方向の代表位置間において、それら代表位置の代表傾斜角から線形補間によって規定され、前記傾斜角の周方向における分布は、前記複数の代表位置において、少なくとも2つの異なる値の代表傾斜角を有することを特徴とする。
本発明によれば、フローガイドを、その子午面投影形状が周方向に連続的に変化するような形状とすると共に、周方向の代表位置間のフローガイドを、周方向に何分割に区分しても同じ製缶の型で成形可能な形状としたので、高いディフューザ効果と低い製造コストの両立を図ることができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第1の実施の形態を蒸気タービンの最終段落と共に示す概略縦断面図である。 図1に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態を示す斜視図である。 従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの子午面投影形状の一例を示す概略図である。 従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの傾斜角の周方向における分布を示す図である。 従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの径方向の長さの周方向における分布を示す図である。 図2に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の周方向の代表位置における子午面投影形状の一例を示す概略図である。 図2に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の傾斜角の周方向における分布を示す図である。 本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の形状検査の方法を示す説明図である。 本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第2の実施の形態を示す斜視図である。 図9に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第2の実施の形態の傾斜角の周方向における分布を示す図である。 図9に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第2の実施の形態をXI−XI矢視から見た断面図である。
以下、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の実施の形態を図面を用いて説明する。
[第1の実施の形態]
まず、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第1の実施の形態の構成を図1及び図2を用いて説明する。
図1は本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第1の実施の形態を蒸気タービンの最終段落と共に示す概略縦断面図、図2は図1に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態を示す斜視図である。図1中、白抜き矢印は蒸気の流れを示している。図1及び図2中、矢印Xaはタービンロータの軸方向(中心軸の方向)を、矢印Rはタービンロータの径方向を、θは周方向の位置(角度)を示している。
図1において、蒸気タービンは、中心軸Aの周りに回転するタービンロータ1と、タービンロータ1の外周側に周方向に配列された複数の動翼2(図1中、2つ図示)と、動翼2に上流側で対向するように周方向に配列された複数の静翼3(図1中、2つ図示)とを備えている。周方向に配列された静翼3と動翼2は、タービンロータ1の軸方向Xa(図1中、左右方向)に交互に配置されて複数の段落(図1中、最終段落のみ図示)を構成している。動翼2は、その外周側の漏れ流れを低減するために、その先端部にカバー4を有している。静翼3は、ノズルダイヤフラム外輪5により保持されている。静翼3の内周側先端には、静翼3の前後の圧力差による漏れ流れを低減するために、ノズルダイヤフラム内輪6が設けられている。作動流体である蒸気は、蒸気タービンの最終段落の静翼3及び動翼2を通過し、タービンロータ1を駆動させる。
この蒸気タービンは、例えば、下方排気型であり、タービンロータ1を駆動させた後の排気を下方の復水器(図示せず)に導く排気装置10を更に備えている。排気装置10は、タービンロータ1及び動翼2を内包する内部ケーシング(図示せず)と、最終段落の動翼2の下流側において、その動翼2の内周側(根元側)に配設されたベアリングコーン12と、最終段落の動翼2の下流側において、その動翼2の外周側(先端側)に配設された環状のフローガイド13と、内部ケーシング、ベアリングコーン12、及びフローガイド13を取り囲む外部ケーシング14とを備えている。ベアリングコーン12は、タービンロータ1の軸受(図示せず)を取り囲むように設置された環状の部材であり、その下流端が外部ケーシング14の軸端壁14aに接続されている。最終段落の動翼2の下流側には、ベアリングコーン12、フローガイド13、及び外部ケーシング14の軸端壁14aにより、排気の流れ方向下流側に向かって徐々に流路断面積が拡大する環状のディフューザ流路15が形成されている。このディフューザ流路15は、最終段の動翼2から排出された排気の減速により運動エネルギを圧力に変換して排気の圧力回復を図るものであり、最終段落の動翼2の出口からの排気を径方向Rの外側に放射状に導出させる。
フローガイド13は、例えば、溶接等によりフローガイドリング16に取り付けられており、フローガイドリング16を介してノズルダイヤフラム外輪5に固定されている。フローガイド13は、図1及び図2に示すように、その上流端(フローガイドリング16への取付部)が軸方向Xaに対して傾斜角(上流端の内周面における接線と軸方向Xaとのなす角)αで傾斜するように径方向Rの外側に湾曲している。フローガイド13は、図2に示すように、周方向に区分された複数の曲面状の部材18を溶接等で一体化することで環状に形成されている。
次に、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の詳細な形状を従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの形状と比較して説明する。
まず、従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの形状を図2乃至図5を用いて説明する。図3は従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの子午面投影形状の一例を示す概略図、図4は従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの傾斜角の周方向における分布を示す図、図5は従来の蒸気タービン排気装置のフローガイドの径方向の長さの周方向における分布を示す図である。図4中、縦軸αはフローガイド上流端の軸方向に対する傾斜角を、横軸θはフローガイドの周方向の位置を示している。図5中、縦軸rはフローガイドの径方向の長さを、横軸θはフローガイドの周方向の位置を示している。なお、図3乃至図5において、図1及び図2に示す符号と同符号ものは、同様な部分であるので、その詳細な説明は省略する。
従来のフローガイド113は、図2に示すように、本実施の形態のフローガイド13と同様に、複数の曲面状の部材118を溶接等で一体化することで環状に形成されている。複数の曲面状の部材118は、板曲げによる製缶で成形される。このフローガイド113は、製造コストを低減するために、フローガイド113を構成する全ての曲面状の部材118を一つの型台で成形できるような形状とされている。
具体的には、フローガイド113は、図3に示すように、その子午面投影形状(中心軸Aを含む面での断面形状)が全周(θ=0°〜360°)で重なるように形成されており、図2に示すフローガイド113の上流端の傾斜角αは、図3及び図4に示すように、全周(θ=0°〜360°)で同一値αとなる。ただし、このフローガイド113は、図5に示すように、その子午面投影形状の径方向Rの長さrが上半部(θ=0°〜90°、270°〜360°)で一定で、下半部(θ=90°〜270°)で上半部よりも大きい分布になるように形成されている。つまり、従来のフローガイド113は、図3に示す子午面投影形状を中心軸A(図1参照)の周りに回転して得られる形状に対して、その径方向Rの長さrを周方向の位置θに応じて異なるように形成したものである。
なお、フローガイド113の径方向Rの長さrを上記のように分布させる理由は次の通りである。フローガイド113の上側出口の形状は、外部ケーシング14(図1参照)の外周側に位置する側壁面14b(図1参照)の形状により律速される。例えば、フローガイド113の上側の径方向Rの長さrが過大である場合、フローガイド113と外部ケーシング14の間に絞り流路が形成されるので、排気の圧力回復が阻害され、タービン出力が低下する。一方、フローガイド113の下側の下流側は、図示しない復水器に繋がる部分であり、ディフューザ流路15(図1参照)を阻害する構造物は存在しない。そのため、フローガイド113の下側出口と外部ケーシング14の軸端壁14a(図1参照)とで、圧力回復係数が最大となるような最適なディフューザ流路を形成しようとすると、フローガイド113の上側に対して、下側はその径方向Rの長さrを大きくする必要がある。つまり、フローガイド113の子午面投影形状が周方向の各位置θで重なって、フローガイド113の上流端の傾斜角αが周方向の各位置θで一定であるという前提のもとで、排気装置の圧力回復が最大となるように、フローガイド113の径方向Rの長さrの周方向における分布が最適化されている。
このような形状のフローガイド113を採用する場合、フローガイド113の径方向Rの長さrは周方向の位置θによって異なるが、フローガイド113を構成する複数の曲面状の部材118を1つの型台で成形可能であるので、製造コストの低減を図ることができる。しかし、ある曲線を中心軸Aの周りに回転して得られた曲面形状を基本形状とするこの従来のフローガイド113では、ディフューザ流路の圧力回復係数に妥協がある。そのため、圧力回復係数の向上が可能なフローガイドが求められている。
次に、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の詳細な形状を図2、図5乃至図7を用いて説明する。
図6は図2に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の周方向の代表位置における子午面投影形状の一例を示す概略図、図7は図2に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の傾斜角の周方向における分布を示す図である。図7中、縦軸αはフローガイド上流端の軸方向に対する傾斜角を、横軸θはフローガイドの周方向の位置を示している。なお、図6及び図7において、図1乃至図5に示す符号と同符号ものは、同様な部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図2に示すフローガイド13の周方向の各位置θの子午面投影形状は、周方向のある位置の子午面投影形状を代表形状として、代表形状の上流端を中心に子午面内で回転させて、その径方向の長さを同一に維持又は短縮した形状とされている。具体的には、図6に示すように、周方向の位置θが180°(下半部中心)の子午面投影形状を、ディフューザ流路15(図1参照)の圧力回復係数が向上する適切な形状、例えば、自由曲線で規定される形状に設定し、これを代表形状とする。周方向の位置θが90°及び270°(図2中、上半部と下半部の境界部)の子午面投影形状は、代表形状をその上流端を中心に子午面内で軸方向Xaに接近する方向に回転させ(図6中、二点鎖線で示す状態)、その径方向Rの長さrを短縮した形状(図6中、実線で示す形状)とされている。周方向の位置θが0°〜90°及び270°〜360°の部分(上半部)の各子午面投影形状は、互いに同一形状とされている。周方向の位置θが90°〜270°の部分(下半部)の子午面投影形状は、周方向に連続的に変化するような形状とされている。
また、図2に示すフローガイド13は、例えば、周方向の各位置θにおける傾斜角αが図7に示す分布になるように形成されている。具体的には、フローガイド13の上半部(θ=0°〜90°、270°〜360°)の傾斜角αを一定値αとしている。フローガイド13の下半部(θ=90°〜270°)の傾斜角αを、上半部(θ=0°〜90°、270°〜360°)の傾斜角αよりも大きく、周方向の位置θが180°(下半部中心)で傾斜角αが最大値αとなるようにしている。下半部の傾斜角αのうち、周方向の位置θが180°〜90°の部分(図2中、下流側から見て下半部中心から上半部に繋がる右側部分)及び周方向位置θが180°〜270°の部分(図2中、下流側から見て下半部中心から上半部に繋がる左側部分)の傾斜角αはそれぞれ、それらの両端(180°と90°又は180°と270°)の傾斜角α、αから線形補間によって規定されている。つまり、傾斜角αの周方向における分布は、周方向の複数の代表位置θ(180°、90°、270°)において、それぞれ代表傾斜角α、αを有している。代表傾斜角α、αは、外部ケーシング14(図1参照)の形状等に応じて排気装置10の圧力回復係数が向上する角度に設定される。加えて、フローガイド13の傾斜角αの周方向の代表位置θ間における分布は、それら代表位置θ(180°、90°、270°)の代表傾斜角α、αから線形補間によって規定されている。なお、代表位置θは、180°、90°、270°に限られず、設計上等の必要に応じて任意に位置に設定可能である。
さらに、フローガイド13は、例えば、子午面投影形状の径方向Rの長さrが図5に示す従来のフローガイド113と同様な分布となるように形成されている。つまり、子午面投影形状の径方向Rの長さrは、フローガイド13の上半部(θ=0°〜90°、270°〜360°)で一定であり、下半部(θ=90°〜270°)で上半部よりも大きい分布となっている。下半部の径方向Rの長さrは、周方向の位置θが180°(下半部中心)で最大で、周方向の位置θが上半部に向かうにしたがって単調に減少するように分布している。
このように構成されたフローガイド13は、周方向のいずれの位置θにおいても、その内周面(ガイド曲面)が周方向に連続な形状となる。また、周方向の位置θが0°〜90°及び270°〜360°のフローガイド13の部分(上半部)は、両端(90°と270°)を除く周方向のいずれの位置θにおいても1階微分が連続の滑らかな曲面形状となる。また、周方向の位置θが90°〜180°の部分(図2中、下流側から見て下半部中心から上半部に繋がる右側部分)及び180°〜270°の部分(図2中、下流側から見て下半部中心から上半部に繋がる左側部分)もそれぞれ、両端(90°と180°又は180°と270°)を除く周方向のいずれの位置θにおいても1階微分が連続の滑らかな曲面形状となる。つまり、フローガイド13の内周面は、周方向の代表位置θ(90°、180°、270°)の部分を除いて、周方向に滑らかな曲面形状となる。
このフローガイド13を製缶により製造する場合、合計3つの型で成形可能である。フローガイド13の上半部(θ=0°〜90°、270°〜360°)は、その子午面投影形状が周方向の各位置θで同一であるので、上半部を周方向に何分割で構成しようが1つの型で製造可能である。また、周方向の位置θが90°〜180°の代表位置θ間、及び、180°〜270°の代表位置θ間の部分のフローガイド13の傾斜角はそれぞれ、それら代表位置θ(180°と90°、又は、180°と270°)の代表傾斜角α、αの線形補間によって規定されているので、フローガイド13の代表位置θ間(90°〜180°及び180°〜270°)の部分は、周方向に何分割で構成されようが各々1つの型で製造可能である。したがって、フローガイド13は、3つの製缶の型で製造可能である。
このように、本実施の形態においては、フローガイド13の上半部と下半部を、排気装置10の圧力回復係数が向上するような非対称な形状とし、かつ、フローガイド13が周方向で連続な形状としたので、中心軸Aの周りに回転して成る形状を基本形状とする従来のフローガイドよりも、圧力回復係数の向上した排気装置10を得ることができる。
また、本実施の形態においては、上記形状のフローガイド13の製造コストを、周方向の各位置θで異なる曲率半径を有する最適形状のフローガイドを製造する場合と比較すると、大幅に低減することができる。例えば、フローガイドを周方向に8つに区分して製造する場合、最適形状のフローガイドの製作に必要な製缶の型数が8つであるのに対して、本実施の形態のフローガイド13の製造に必要な製缶の型数は3つである。
次に、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の形状検査の方法を図8を用いて説明する。
図8は本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第1の実施の形態の形状検査の方法を示す説明図である。図8中、矢印Xaは軸方向を、矢印Rは径方向を、θは周方向の位置を示している。なお、図8において、図1乃至図7に示す符号と同符号ものは、同様な部分であるので、その詳細な説明は省略する。
フローガイド13のガイド曲面(内周面)の検査においては、フローガイド13の上流端を下側にして水平面に配置し、フローガイド検査ゲージ21をガイド曲面に当接させることで、ガイド曲面の周方向の各位置θにおける形状を確認する。フローガイド13は、周方向の各位置θの子午面投影形状がある代表形状をその上流端を中心に子午面内で回転させた形状であるので(図6参照)、代表形状のガイド曲面に対応するフローガイド検査ゲージ21を1つ用いることで、周方向の各位置θのガイド曲面の形状検査を行うことができる。
また、フローガイド13は、傾斜角αが全周で同一ではないため、周方向の各位置θにおける傾斜角αを確認する必要がある。しかし、この傾斜角αを直接的に計測することは難しい。そこで、フローガイド13の上流端と下流端間の水平距離Lと垂直距離Hを周方向の各位置θで計測し、その計測値と設計値と比較することで、周方向の各位置θの傾斜角αを間接的に確認する。
一方、周方向の各位置θで異なる曲率半径を有する最適形状のフローガイドを検査する場合、周方向の各位置θでそれに対応した形状の検査ゲージを用いる必要がある。つまり、多数の検査ゲージを用意する必要があり、ゲージ製作費用が増加する。また、周方向の各位置θで、それに対応した検査ゲージを用いて検査する必要があるので、検査が煩雑となり、検査時間の長時間化等による形状検査の費用の増加の要因となる。
このように、本実施の形態においては、1つのフローガイド検査ゲージ21でフローガイド13のガイド曲面の全周の形状を確認することが可能なので、最適形状のフローガイドの形状検査を行う場合と比較して、ゲージ製作費用等を含む形状検査の費用を大幅に低減することができる。
上述したように、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第1の実施の形態によれば、フローガイド13を、その子午面投影形状が周方向に連続的に変化するような形状とすると共に、周方向の代表位置θ間のフローガイド13を、周方向に何分割に区分しても同じ製缶の型で成形可能な形状としたので、高いディフューザ効果と低い製造コストの両立を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、3つの代表位置θ(180°、90°、270°)において2つの異なる値の代表傾斜角α、αを有するように、フローガイド13の傾斜角αの周方向における分布を規定しているので、3つの代表位置θ間のフローガイド13の形状をそれぞれ圧力回復係数の向上する形状に形成することが可能であると共に、フローガイド13を3つの製缶の型で成形することが可能である。したがって、製造コストを抑制しつつ、ディフューザ効果の向上を図ることができる。
さらに、本実施の形態によれば、フローガイド13の周方向の各位置θの子午面投影形状の基本形状となる代表形状の内周面側を自由曲線により規定したので、円弧状の曲線で構成する代表形状の場合よりも、圧力回復係数の向上するディフューザ流路15を得ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第2の実施の形態を図9乃至図11を用いて説明する。
図9は本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第2の実施の形態を示す斜視図、図10は図9に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第2の実施の形態の傾斜角の周方向における分布を示す図、図11は図9に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイドの第2の実施の形態をXI−XI矢視から見た断面図である。図11中、白抜き矢印は蒸気の流れを示している。なお、図9乃至図11において、図1乃至図8に示す符号と同符号のものは、同様な部分であるので、その詳細な説明は省略する。
図9及び図10に示す本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第2の実施の形態は、第1の実施の形態が3つの代表位置θ(180°、90°、270°)において2つの異なる値の代表傾斜角α、αを有するように、フローガイド13の傾斜角αの周方向における分布を規定したものであるのに対して(図7参照)、2つの代表位置θ(0°、180°)において2つの異なる値の代表傾斜角α、αを有するように、フローガイド13Aの傾斜角αの周方向における分布を規定するものである。具体的には、図10に示すように、フローガイド13Aの周方向の代表位置θを0°と180°として、フローガイド13Aの傾斜角αの周方向の分布を規定している。後者の代表位置θの代表傾斜角αは、前者の代表位置θの代表傾斜角αよりも相対的に大きくなるように設定されている。フローガイド13Aの代表位置θ間(0°〜180°及び180°〜360°、図9中右側半分及び左側半分)における傾斜角は、第1の実施の形態の場合と同様に、それら代表位置θ(0°、180°)の代表傾斜角α、αから線形補間によって規定されている。
このように構成されたフローガイド13Aは、周方向のいずれの位置θにおいても、その内周面(ガイド曲面)が周方向に連続な曲面形状となる。また、周方向の位置θが0°〜180°の代表位置θ間の部分(図9中、下流側から見て右側半分)及び180°〜360°の代表位置θ間の部分(図9中、下流側から見て左側半分)は、両端(0°と180°)を除く周方向のいずれの位置θにおいても1階微分が連続の滑らかな曲面形状となる。つまり、フローガイド13Aの内周面は、周方向の代表位置θ(0°、180°)の部分を除いて、周方向に滑らかな曲面形状となる。
このフローガイド13Aを製缶で製造する場合、合計2つの型で成形が可能である。周方向位置θが0°〜180°の代表位置θ間、及び、180°〜360°の代表位置θ間の部分のフローガイド13の傾斜角はそれぞれ、それら代表位置θ(0°と180°)の代表傾斜角α、αの線形補間によって規定されているので、フローガイド13の代表位置θ間(0°〜180°及び180°〜360°)の部分は、周方向に何分割で構成されようが各々1つの型で製造可能である。したがって、フローガイド13Aは、2つの製缶の型で製造可能である。
上述したように、本発明の蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置の第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、高いディフューザ効果と低い製造コストの両立を図ることができる。
また、本実施の形態によれば、2つの代表位置θ(0°、180)において異なる値の代表傾斜角α、αを有するように、フローガイド13Aの傾斜角αの周方向における分布を規定しているので、2つの代表位置θ間のフローガイド13Aの形状をそれぞれ圧力回復係数の向上する形状に形成することが可能であると共に、フローガイド13Aを2つの製缶の型で成形することが可能である。この場合、ディフューザ効果が第1の実施の形態の場合よりも劣る可能性があるが、3つの製缶の型で製造可能な第1の実施の形態の場合よりも、製造コストを低減することができる。
なお、上述した第2の実施の形態においては、図10に示すように、周方向の代表位置θの0°(360°)近傍の傾斜角が代表位置θの0°(360°)に向かうにしたがって減少するようにフローガイド13Aを形成している。この場合、図11の実線で示すように、周方向の位置θが0°(360°)のフローガイド13Aの部分には、ガイド曲面(内周面)側に尖った尖形部19が形成される。ところで、最終段の動翼2(図1参照)からの流出蒸気は、軸方向Xaに対して無旋回であれば理想的であるが、設計上旋回を持たざるを得ないこともある。この流出蒸気が旋回を持つと、フローガイド13Aの上半部中心(θ=0°)の尖形部19の周辺領域で流出蒸気の流れが容易に剥離するので、ディフューザ性能が悪化する。
そこで、上述した第2の実施の形態の変形例として、第2の実施の形態に係るフローガイド13Aの上半部中心(θ=0°)の尖形部19の面取りを行うことも可能である。つまり、図11の破線で示すように、第2の実施の形態の変形例に係るフローガイド13Bの内周面は、周方向の代表位置θ(0°)で滑らかに連続する曲面形状に形成される。これにより、フローガイド13Bの内周面に沿って流出蒸気の流れが流れやすくなる。したがって、ディフューザ流路15(図1参照)の剥離規模が抑制され、ディユーザ性能が向上する。
[その他の実施の形態]
なお、上述した第1乃至第2の実施の形態の変形例においては、復水器に接続した蒸気タービンの排気装置10、つまり、低圧蒸気タービンの排気装置を例に説明したが、本発明を高圧蒸気タービンや中圧蒸気タービンの排気装置にも適用可能である。
また、上述した実施の形態においては、フローガイド13、13A、13Bの径方向Rの長さrの周方向における分布を図5に示すような上に凸の分布とした例を示したが、下に凸の分布とすることも可能である。また、上に凸や下に凸の分布だけでなく、自由曲線により規定された分布も可能である。つまり、上述した実施の形態においては、フローガイドの径方向Rの長さrの周方向における分布を発電プラント毎にフローガイドの形状を最適化するための分布とすることが可能である。このように径方向Rの長さrの周方向における分布を定めても、フローガイドを低い製造コストで製造することが可能である。したがって、高いディフューザ効果と低い製造コストの両立を図ることができる。
なお、上述した第1の実施の形態においては、3つの代表位置θ(180°、90°、270°)において2つの異なる値の代表傾斜角α、αを有するように、フローガイド13の傾斜角αの周方向における分布を規定している例を示したが、3つの代表位置θにおいて3つの異なる値の代表傾斜角を有するように、フローガイド13の傾斜角αの周方向における分布を規定することも可能である。
また、本発明は上述した実施の形態に限られるものではなく、様々な変形例が含まれる。上記した実施形態は本発明をわかり易く説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。例えば、ある実施形態の構成の一部を他の実施の形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施の形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について、他の構成の追加、削除、置換をすることも可能である。
1…タービンロータ、 2…動翼、 10…排気装置、 12…ベアリングコーン、 13、13A、13B…フローガイド、 14…外部ケーシング、 15…ディフューザ流路、 19…尖形部、 θ…代表位置、 α1、α2、α3、α…代表傾斜角

Claims (7)

  1. 中心軸の周りに回転するタービンロータと前記タービンロータの外周側に配置された複数の動翼とを備えた蒸気タービンの排気装置であって、
    最終段落の動翼の下流側において、動翼の内周側に配置されたベアリングコーンと、
    最終段落の動翼の下流側において、動翼の外周側に配置された環状のフローガイドと、
    前記ベアリングコーン及び前記フローガイドを取り囲む外部ケーシングとを備え、
    前記フローガイドの周方向の各位置における子午面投影形状は、ある1つの代表形状をその上流端を中心に子午面内で回転させて、その径方向の長さを同一に維持又は短縮した形状であり、
    前記フローガイドの上流端の前記タービンロータの軸方向に対する傾斜角の周方向における分布は、周方向の複数の代表位置において、それぞれ代表傾斜角を有すると共に、周方向の代表位置間において、それら代表位置の代表傾斜角から線形補間によって規定され
    前記傾斜角の周方向における分布は、前記複数の代表位置において、少なくとも2つの異なる値の代表傾斜角を有する
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気装置。
  2. 請求項1に記載の蒸気タービンの排気装置において、
    前記傾斜角の周方向における分布は、2つの代表位置において、異なる値の代表傾斜角を有する
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気装置。
  3. 請求項1に記載の蒸気タービンの排気装置において、
    前記傾斜角の周方向における分布は、3つの代表位置において、少なくとも2つの異なる値の代表傾斜角を有する
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気装置。
  4. 請求項1に記載の蒸気タービンの排気装置において、
    前記フローガイドは、前記傾斜角の周方向における分布の関係から、ある代表位置の内周面側に尖った尖形部が生じる条件の場合において、その代表位置の内周面側を滑らかに連続する形状とする
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の蒸気タービンの排気装置において、
    前記フローガイドの子午面投影形状の径方向の長さの周方向における分布は、自由曲線で規定されている
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の蒸気タービンの排気装置において、
    前記代表形状の内周側は、自由曲線により規定されている
    ことを特徴とする蒸気タービンの排気装置。
  7. 中心軸の周りに回転するタービンロータの外周側に配列された最終段落の動翼の下流側に形成されたディフューザ流路の一部を構成する環状の蒸気タービン排気装置のフローガイドであって、
    前記フローガイドの周方向の各位置における子午面投影形状は、ある1つの代表形状をその上流端を中心に子午面内で回転させて、その径方向の長さを同一に維持又は短縮した形状であり、
    前記フローガイドの上流端の前記タービンロータの軸方向に対する傾斜角の周方向における分布は、周方向の複数の代表位置において、それぞれ代表傾斜角を有すると共に、周方向の代表位置間において、それら代表位置の代表傾斜角から線形補間によって規定され
    前記傾斜角の周方向における分布は、前記複数の代表位置において、少なくとも2つの異なる値の代表傾斜角を有する
    ことを特徴とする蒸気タービン排気装置のフローガイド。
JP2016003858A 2016-01-12 2016-01-12 蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置 Active JP6628611B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016003858A JP6628611B2 (ja) 2016-01-12 2016-01-12 蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置
CN201710012924.7A CN106958469B (zh) 2016-01-12 2017-01-09 蒸汽涡轮排气装置的流动导向件以及蒸汽涡轮的排气装置
EP17150945.8A EP3192983B1 (en) 2016-01-12 2017-01-11 Exhaust hood and its flow guide for steam turbine
US15/403,770 US10378388B2 (en) 2016-01-12 2017-01-11 Exhaust hood and its flow guide for steam turbine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016003858A JP6628611B2 (ja) 2016-01-12 2016-01-12 蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017125425A JP2017125425A (ja) 2017-07-20
JP6628611B2 true JP6628611B2 (ja) 2020-01-15

Family

ID=57777542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016003858A Active JP6628611B2 (ja) 2016-01-12 2016-01-12 蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US10378388B2 (ja)
EP (1) EP3192983B1 (ja)
JP (1) JP6628611B2 (ja)
CN (1) CN106958469B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10704423B2 (en) * 2015-08-12 2020-07-07 General Electric Company Diffuser for a turbine engine and method of forming same
JP6731359B2 (ja) * 2017-02-14 2020-07-29 三菱日立パワーシステムズ株式会社 排気ケーシング、及びこれを備える蒸気タービン
JP6944871B2 (ja) * 2017-12-28 2021-10-06 三菱パワー株式会社 排気室及び蒸気タービン
JP7184638B2 (ja) * 2018-12-28 2022-12-06 三菱重工業株式会社 蒸気タービン、及びその排気室
CN113123838B (zh) * 2019-12-30 2023-05-30 上海汽轮机厂有限公司 一种排汽缸及其应用的汽轮机
CN111794808A (zh) * 2020-06-24 2020-10-20 中船重工龙江广瀚燃气轮机有限公司 一种燃驱压缩机组用动力涡轮首级大子午扩张导向器机匣

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5257906A (en) * 1992-06-30 1993-11-02 Westinghouse Electric Corp. Exhaust system for a turbomachine
US5518366A (en) * 1994-06-13 1996-05-21 Westinghouse Electric Corporation Exhaust system for a turbomachine
US7780403B2 (en) * 2006-09-08 2010-08-24 Siemens Energy, Inc. Adjustable turbine exhaust flow guide and bearing cone assemblies
EP1921278A1 (en) * 2006-11-13 2008-05-14 ALSTOM Technology Ltd Diffuser and exhaust system for turbine
BRPI0811801B1 (pt) * 2007-06-26 2019-03-19 Borgwarner Inc. Invólucro de compressor para um turbocompressor e turbocompressor
US8662821B2 (en) * 2010-12-29 2014-03-04 General Electric Company Removable steam inlet assembly for steam turbine
JP5499348B2 (ja) * 2011-01-14 2014-05-21 株式会社日立製作所 蒸気タービンの排気装置
JP5850805B2 (ja) * 2012-06-27 2016-02-03 三菱日立パワーシステムズ株式会社 蒸気タービンの排気室およびその製造方法
JP6334258B2 (ja) * 2013-08-28 2018-05-30 株式会社東芝 蒸気タービン
JP6385752B2 (ja) * 2013-12-02 2018-09-05 三星電子株式会社Samsung Electronics Co.,Ltd. 送風装置及び空気調和装置用室外機

Also Published As

Publication number Publication date
US20170198608A1 (en) 2017-07-13
CN106958469B (zh) 2019-06-11
JP2017125425A (ja) 2017-07-20
EP3192983B1 (en) 2021-06-02
US10378388B2 (en) 2019-08-13
CN106958469A (zh) 2017-07-18
EP3192983A1 (en) 2017-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6628611B2 (ja) 蒸気タービン排気装置のフローガイド及び蒸気タービンの排気装置
CN100489276C (zh) 轴流式涡轮机
JP5499348B2 (ja) 蒸気タービンの排気装置
JP5603800B2 (ja) タービン静翼、およびそれを用いた蒸気タービン設備
JP5606473B2 (ja) 蒸気タービン
RU2549387C2 (ru) Лопатка с аэродинамическим профилем и осевая турбомашина
US8647054B2 (en) Axial turbo engine with low gap losses
RU2485358C2 (ru) Кольцевой диффузор для осевой турбинной машины, система для осевой турбинной машины, а также осевая турбинная машина
EP2853694B1 (en) Steam turbine
JP6847673B2 (ja) タービン排気室
JP5606373B2 (ja) 蒸気タービン
JP5426305B2 (ja) ターボ機械
US8425181B2 (en) Axial-flow turbine with flow extraction means
US20120063889A1 (en) Fluid machine
JP5230568B2 (ja) ランナ及び流体機械
JP2017061898A (ja) 蒸気タービン
JP4861132B2 (ja) 水力機械のランナ及び水力機械用ランナの製造方法
JP5677332B2 (ja) 蒸気タービン
JP5367786B2 (ja) 水力機械のランナ及び水力機械用ランナの製造方法
JP2018003812A (ja) 動翼およびそれを用いたタービン
US10533438B2 (en) Inflow contour for a single-shaft arrangement
JP2017031947A (ja) 低圧蒸気タービン構造
JP2005030266A (ja) 軸流タービン
JP2023148469A (ja) 流体機械
JP6134878B2 (ja) タービンの静翼制振構造

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20180928

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190718

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190723

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190920

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191105

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6628611

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350