JP6627460B2 - 車両の歩行者衝突検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は車両の歩行者衝突検出装置に関する。
車両前部に歩行者が衝突した際に、フードを持ち上げたり、フード上にエアバッグを展開して歩行者の保護を図る歩行者保護装置を備えた車両が提供されている。
このような車両では、車両前部に歩行者が衝突したことを検出する歩行者衝突検出装置が設けられている。
歩行者衝突検出装置として、バンパービームとバンパーカバーとの間に配置された緩衝材と、緩衝材を介してバンパービームとバンパーカバーとの間に配置され車幅方向に延在する圧力チューブと、圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する圧力検出器とを備えたものが知られている(特許文献1参照)。
このような歩行者衝突検出装置では、歩行者衝突時、圧力チューブが緩衝材を介してバンパービームとバンパーカバーとの間で圧縮され、圧力チューブに圧力変化が生じる。
ところで、多くの場合、車両前部の車幅方向の両側のコーナー部分は、角部が切り落とされた湾曲状の形状を呈している。
したがって、バンパービームの両端は、コーナー部分に沿って車幅方向外側に至るにつれて後方に傾斜しているため、歩行者がコーナー部分に衝突した場合、その衝撃力が圧力チューブに対して垂直に作用しない。そのため、圧力チューブによる検出が確実に行えないという不利がある。
また、コーナー部分のバンパーカバーの形状によっては、コーナー部分の後方までバンパービームを延在させることができず、コーナー部分の後方にバンパービームが配置されない場合もあり、この場合も圧力チューブが圧縮されにくく、圧力チューブによる検出が確実に行えないという不利がある。
そこで、歩行者検出性能を確保するため、コーナー部分においてバンパーカバーの後方の箇所に、加速度センサやタッチセンサなどのセンサを設け、歩行者のコーナー部分への衝突を他のセンサで検出することが提案されている(特許文献2参照)。
特表2014−505629号公報 特開2015−74422号公報
しかしながら、上記従来技術のように圧力チューブに加えて加速度センサやタッチセンサを設けると、構造が複雑化する上、部品コストが増大する不利がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、簡単な構成で車両前部のコーナー部分における歩行者検出精度の向上を図る上で有利な車両の歩行者衝突検出装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、発明は、バンパービームとバンパーカバーとの間に配置され、前記バンパービームに沿って車幅方向に延在し、車幅方向の両端に車幅方向外側に向いた側面を有する主緩衝材と、前記主緩衝材と前記バンパービームとの間で車幅方向に延在される中央部と、当該中央部の車幅方向両外側で前記主緩衝材の側面に沿って延在される側部とを有する圧力チューブと、前記圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する圧力検出器と、前記主緩衝材の車幅方向両外側で前記バンパービームより車幅方向外側に延設され、車両前方からの入力により変位されて前記圧力チューブの前記側部を前記側面との間で圧縮する副緩衝材と、を備え、前記副緩衝材は、前記主緩衝材の前記側面の前端に嵌合して組み付けられる基端部と、前記基端部から前記バンパーカバーの形状に合わせて車幅方向外側へ延び、前記基端部側を支点として車両後方かつ車幅方向内側に揺動変位可能な延設部とを有し、前記延設部は、当該後面と前記主緩衝材の前記側面とが対向し、前記副緩衝材の変位に応じて前記側面に近付き前記圧力チューブの前記側部を圧縮することを特徴とする。
また、本発明は、前記副緩衝材は、当該前面が前記バンパーカバーの内面に取着されて前記主緩衝材の車幅方向外側に配置されることを特徴とする。
また、本発明は、前記主緩衝材の前記側面は、車幅方向外側斜め後方へ延在し、前記圧力チューブの前記側部は、前記主緩衝材の前記側面に沿って車幅方向外側斜め後方に延在し、前記副緩衝材の前記延設部の後面は、前記主緩衝材の前記側面に平行に車幅方向斜め後方に延設されていることを特徴とする。
また、本発明は、前記圧力検出器は、前記副緩衝材の後端よりも車両後方に位置する前記圧力チューブの両端に設けられていることを特徴とする。
発明によれば、歩行者が車両前部のうち車幅方向両側のコーナー部分に衝突した場合には、バンパーカバーを介して副緩衝材が変位することで圧力チューブの側部が主緩衝材の側面と副緩衝材との間で圧縮される。
したがって、車両前部のコーナー部分に別途加速度センサやタッチセンサ等を設ける必要がなく、簡単な構成で歩行者の車両前部のコーナー部分への衝突を精度よく検出することができる。したがって、歩行者衝突検出精度の向上を図る上で有利となる。また、構造を簡素化により、コストの抑制を図る上でも有利となる。
また、本発明によれば、副緩衝材が車両後方かつ車幅方向内側へ変位されるため、副緩衝材を確実に主緩衝材の側面に近付く方向へ変位させることができるので、圧力チューブの側部を主緩衝材の側面と副緩衝材の延設部との間で確実に圧縮することができる。そのため、歩行者の車両前部のコーナー部分への衝突を確実に検出し、歩行者衝突検出精度の向上を図る上でより有利となる。
また、本発明によれば、圧力チューブの側部が主緩衝材の側面と副緩衝材の押圧面との間で確実に圧縮されるので、歩行者の車両前部のコーナー部分への衝突をより確実に検出することができ、歩行者衝突検出精度の向上を図る上でより一層有利となる。
また、本発明によれば、歩行者が車両前部のコーナー部分に衝突しても、副緩衝材の後部が圧力検出器にぶつかることがなく、圧力検出器の損傷を抑制する上で有利となり、圧力検出器の耐久性を高める上で有利となる。
(A)は実施の形態に係る車両の歩行者衝突検出装置の構成を示す平面図、(B)は(A)のBB線断面図である。 実施の形態に係る車両の歩行者衝突検出装置の構成を示す正面図である。 (A)は主緩衝材と副緩衝材の分解斜視図、(B)は主緩衝材と副緩衝材とを組み立てた状態の斜視図である。 副緩衝材の斜視図である。 実施の形態に係る車両の歩行者衝突検出装置の動作説明図であり、(A)はコーナー部分に対する衝突が無い状態を示す図、(B)はコーナー部分に歩行者が衝突した状態を示す図である。 車両前部に歩行者が衝突した場合の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1から図6において、符号FRは車両前方、符号RRは車両後方、符号UPは車両上方、符号DOWNは車両下方、符号HLは車幅方向を示している。
図1(A)、図2に示すように、車両10の前端に車幅方向に延在するバンパーカバー12が配置され、バンパーカバー12の後方に車幅方向に延在するバンパービーム14が配置され、バンパービーム14は、左右一対のサイドフレーム16により支持されている。
車両10は歩行者衝突検出装置18を備え、歩行者衝突検出装置18は、車両前部に対する歩行者の衝突を検出して後述する歩行者保護装置28を機能させるためのものである。
図1(A)、(B)に示すように、歩行者衝突検出装置18は、主緩衝材20と、副緩衝材22と、圧力チューブ24と、圧力検出器26とを含んで構成されている。
圧力チューブ24は、後述するようにバンパーカバー12とバンパービーム14との間に主緩衝材20を介して配置され、車幅方向に延在し、圧力チューブ24の内部には気体が満たされている。
圧力検出器26は、主緩衝材20の車幅方向両端からそれぞれ突出する圧力チューブ24の端部に設けられている。
圧力検出器26は、圧力チューブ24の圧力(内圧)の変化を検出するものである。
歩行者保護装置28は、ECU30と、アクチュエータ32と、フード34あるいはエアバッグとを含んで構成されている。
すなわち、ECU30は、圧力検出器26の検出結果に基づいて歩行者が車両前部に衝突したか否かを判定し、歩行者が衝突したと判定した場合にアクチュエータ32を介して図6に示すように、フード34を持ち上げることで歩行者Hの保護を図る。
あるいは、歩行者保護装置28は、フード34を持ち上げる代わりに、フード34上にエアバッグを展開させることで歩行者Hの保護を図るものであってもよい。
主緩衝材20は、バンパービーム14とバンパーカバー12との間に配置され、バンパービーム14に沿って車幅方向に延在している。
主緩衝材20は、例えば、歩行者Hと衝突したときに変形して歩行者Hの保護を図るような衝撃吸収機能を発揮する発泡合成樹脂材料で形成されており、このような発泡合成樹脂材料として発泡ポリプロピレンなど従来公知の様々な材料が使用可能である。
図1(A)、(B)、図3(A)、(B)に示すように、主緩衝材20は、車両10の前方を向いた前面2002と、車両10の後方を向いた後面2004と、前面2002の車幅方向の両端から車幅方向外側斜め後方に延在する両側の側面2006とを有し、それら側面2006は車幅方向外側を向いている。
主緩衝材20の後面2004には、圧力チューブ24を収容する収容空間Sが設けられている。
図1(B)に示すように、収容空間Sは車両10の後方に開放状に設けられ、収容空間Sの上下に壁部2008が位置している。収容空間Sおよび上下の壁部2008は主緩衝材20の延在方向に沿って延在している。
また、図1(A)、図3(A)に示すように、主緩衝材20の延在方向(車幅方向)の両端、具体的には、前面2002との境界部分である側面2006の前端部には、車両後方側かつ車幅方向内側に凹んだ段状の凹部2012が形成されている。凹部2012の底面2014(車両前方側を向いた面)は、車幅方向外側かつ車両前方側へ傾斜されており、凹部2012の車幅方向外側の縁部2016(底面2014と側面2006との境界部分)が車両前方へ突出する山なりに形成されている。また、凹部2012の車幅方向内側の面2018(車幅方向外側を向いた面)には、主緩衝材20の収容空間Sと連通する孔2010が形成されている。つまり、収容空間Sの車幅方向両端は、凹部2012で孔2010を介して主緩衝材20の外部(前面2002側)に連通しており、孔2010に圧力チューブ24が挿通可能とされている。
主緩衝材20は、車体側、すなわちバンパービーム14で支持されている。本実施の形態では、主緩衝材20の後面2004(上下の壁部2008の後面2004部分および長手方向両端の後面2004部分)がバンパービーム14の前面に当接した状態で、接着等従来公知の様々な方法により固定されている。主緩衝材20は、バンパービーム14と車幅方向でほぼ同じ長さに形成されている。
図1(A)に示すように、圧力チューブ24は、収容空間Sに収容され車幅方向に延在する中央部2402と、中央部2402から孔2010を通って側面2006の前端(凹部2012)に至る挿通部2404と、挿通部2404から主緩衝材20(収容空間S)の外部に露出されて側面2006に沿って車幅方向外側斜め後方に延在する側部2406と、側部2406から車両後方に延在する後部2408とを有し、圧力検出器26は後部2408の端部2410に連結されている。
図5(A)、(B)に示すように、副緩衝材22は、主緩衝材20の車幅方向外側で主緩衝材20の両端部と隣接して配置され、バンパービーム14よりも車幅方向外側へ延在するよう構成されている。
副緩衝材22は、車幅方向内側で主緩衝材20の凹部2012内に嵌合される基端部2202と、基端部2202から車幅方向外側へ延びて主緩衝材20より車幅方向外側に位置される延設部2204とを有している。ここでは、副緩衝材22の延設部2204は、バンパーカバー12の形状に合わせて車幅方向外側斜め後方へ延びるよう形成されている。
また、基端部2202と延設部2204は、それぞれバンパーカバー12と対向する前面2210と、主緩衝材20の凹部2012(底面2014)および側面2006と対向する後面2212(押圧面)とを有している。基端部2202の後面2212が凹部2012(底面2014)と対向するよう車幅方向に延び、延設部2204の後面2212が側面2006と対向するよう車幅方向斜め後方へ延びている。そして、延設部2204の後面2212は、側面2006に対して圧力チューブ24の側部2406の径より広い間隔を開けて平行に形成されている。また、副緩衝材22は、基端部2202が主緩衝材20の凹部2012に嵌合された状態で、基端部2202の後面2212が凹部2012の車幅方向外側の山なりの縁部2016に当接するよう構成されている。
なお、基端部2202の後面2212には、圧力チューブ挿通用のチューブ挿通溝2206が形成されている。
図3(B)、図5(A)に示すように、副緩衝材22は、チューブ挿通溝2206に圧力チューブ24が挿通された状態で基端部2202が主緩衝材20の凹部2012に嵌合され、前面2210がバンパーカバー12の内面に取着されることで主緩衝材20の車幅方向外側、すなわちバンパービーム14の車幅方向外側に配置されている。
そして、図5(B)に示すように、バンパーカバー12の車幅方向外側端部近傍が車両後方側に押されて車両後方かつ車幅方向内側に変形すると、副緩衝材22は、基端部2202の後面2212と主緩衝材20の凹部2012(図3(B))の車幅方向外側の縁部2016との当接部を支点として延設部2204が車両後方側かつ車幅方向内側に揺動変位し、主緩衝材20の側面2006上に位置する圧力チューブ24の側部2406を側面2006との間で圧縮する仕組みとなっている。なお、このとき延設部2204の後面2212が圧力チューブ24の側部2406を圧縮する押圧面として働く。このように、副緩衝材22は、主緩衝材20の側面2006の前端である凹部2012に、基端部2202側を支点として延設部2204が車両後方かつ車幅方向内側に揺動変位可能に組み付けられており、車両前方からの入力により揺動変位することで圧力チューブ24を圧縮するよう構成されている。
圧力チューブ24の両端(端部2410)は、このような副緩衝材22よりも車両後方に位置している。
本実施の形態によれば、図6に示すように、歩行者Hが車両10の前方から後方に向けて主緩衝材20が位置する範囲に衝突すると、バンパーカバー12を介してその衝撃力が、主緩衝材20に対して作用し、主緩衝材20が後方に向かって潰れる。
詳細に説明すると、図1(A)、(B)に示すように、収容空間Sに収容された圧力チューブ24の部分は、主緩衝材20とバンパービーム14との間で圧縮され、圧力チューブ24の挿通部2404は、孔2010の壁面により圧縮され、圧力チューブ24の側部2406は、主緩衝材20と副緩衝材22とにより圧縮される。
そして、圧力チューブ24が圧縮されると、圧力検出器26により圧力チューブ24の圧力変化が検出される。
ECU30がその検出結果に基いて歩行者Hと衝突したと判断し、アクチュエータ32によりフード34を持ち上げ、あるいは、エアバッグをフード34上に展開させ、歩行者Hの保護が図られる。
また、図5(B)に示すように、歩行者Hが車両10の前方から後方に向けて、車幅方向両側のコーナー部分、すなわち、主緩衝材20の車幅方向外側の範囲、言い換えると、バンパービーム14の車幅方向外側の副緩衝材22が位置する範囲に衝突すると、バンパーカバー12の車幅方向の端部が車両後方側かつ車幅方向内側に変形する。
副緩衝材22は、バンパーカバー12からの入力により車両後方へ押され、基端部2202と当接する主緩衝材20の凹部2012の縁部2016を支点として延設部2204が車両後方かつ車幅方向内側に揺動変位する。副緩衝材22の変位により圧力チューブ24の側部2406は、主緩衝材20の側面2006と副緩衝材22の延設部2204の後面2212(押圧面)との間で圧縮され、圧力検出器26により圧力チューブ24の圧力変化が検出される。
そのため、上記の場合と同様にECU30がその検出結果に基いて歩行者Hと衝突したと判断し、アクチュエータ32によりフード34を持ち上げ、あるいは、エアバッグをフード34上に展開させ、歩行者Hの保護が図られる。
以上説明したように本発明の歩行者衝突検出装置によれば、従来技術のように、車両前部のコーナー部分に別途加速度センサやタッチセンサ等を設けることなく、簡単な構成で、車両前部の車幅方向両側のコーナー部分に歩行者Hが衝突した場合に精度よく検出することができるため、歩行者衝突検出精度の向上を図る上で有利となる。また、構成を簡素化することができるのでコストの低減を図る上でも有利となる。
また、本実施の形態では、副緩衝材22の基端部2202が主緩衝材20の側面2006の前端(凹部2012)に、基端部2202側を支点として延設部2204が車両後方かつ車幅方向内側に揺動変位可能に組み付けられており、しかも延設部2204の後面2212が側面2206と対向するよう構成されているので、主緩衝材20の側面2006に対して副緩衝材22の延設部2204の後面2212を確実に近付く方向へ揺動変位させて主緩衝材20の側面2006と延設部2204の間に確実に圧力チューブ24の側部2406を挟み込むことができる。したがって圧力チューブ24の側部2406を主緩衝材20の側面2006と延設部2204の後面2212との間で圧縮する上で有利となる。
そのため、歩行者Hが車両前部の車幅方向両側のコーナー部分に衝突した場合に歩行者Hの衝突をより精度よく検出することが可能となり、歩行者衝突検出精度の向上を図る上でより一層有利となる。
また、本実施の形態では、圧力検出器26は副緩衝材22の後端よりも車両後方に位置している。
そのため、歩行者Hが車両前部の車幅方向両側のコーナー部分に衝突し、副緩衝材22の延設部2204がバンパーカバー12と共に車幅方向内側に大きく変位しても、副緩衝材22の延設部2204が圧力検出器26にぶつかることがなく、圧力検出器26の損傷を抑制する上で有利となり、圧力検出器26の耐久性を高める上で有利となる。
また、本実施の形態では、副緩衝材22は、その前面2210がバンパーカバー12の内面に取着されることで配置されている。
そのため、副緩衝材22を専用の取り付け部材を介して車体に取り付けることなく、予め副緩衝材22が取着されたバンパーカバー12を車体に取り付けることで副緩衝材22の組み付けができるため、組み付け作業性の向上を図る上で有利となり、また、専用の取り付け部材が不要となるため、部品点数の低減を図る上でも有利となる。
また、主緩衝材20の硬度と副緩衝材22の硬度とは同一であってもよいが、主緩衝材20の硬度よりも副緩衝材22の硬度を高くすると、圧力チューブ24の側部2406を主緩衝材20の側面2006と副緩衝材22の基端部2204の後面2212との間で確実に圧縮でき、圧力検出器26による圧力チューブ24の圧力の変化の検出を確実に行え、歩行者Hのコーナー部分への衝突を検出する上でより有利となる。
10 車両
12 バンパーカバー
14 バンパービーム
18 歩行者衝突検出装置
20 主緩衝材
2006 側面
22 副緩衝材
2202 基端部
2204 延設部
2212 後面(押圧面)
24 圧力チューブ
2402 中央部
2406 側部
26 圧力検出器

Claims (4)

  1. バンパービームとバンパーカバーとの間に配置され、前記バンパービームに沿って車幅方向に延在し、車幅方向の両端に車幅方向外側に向いた側面を有する主緩衝材と、
    前記主緩衝材と前記バンパービームとの間で車幅方向に延在される中央部と、当該中央部の車幅方向両外側で前記主緩衝材の側面に沿って延在される側部とを有する圧力チューブと、
    前記圧力チューブの圧力変化に応じた信号を出力する圧力検出器と、
    前記主緩衝材の車幅方向両外側で前記バンパービームより車幅方向外側に延設され、車両前方からの入力により変位されて前記圧力チューブの前記側部を前記側面との間で圧縮する副緩衝材と、を備え
    前記副緩衝材は、前記主緩衝材の前記側面の前端に嵌合して組み付けられる基端部と、前記基端部から前記バンパーカバーの形状に合わせて車幅方向外側へ延び、前記基端部側を支点として車両後方かつ車幅方向内側に揺動変位可能な延設部とを有し、
    前記延設部は、当該後面と前記主緩衝材の前記側面とが対向し、前記副緩衝材の変位に応じて前記側面に近付き前記圧力チューブの前記側部を圧縮することを特徴とする車両の歩行者衝突検出装置。
  2. 前記副緩衝材は、当該前面が前記バンパーカバーの内面に取着されて前記主緩衝材の車幅方向外側に配置されることを特徴とする請求項1記載の車両の歩行者衝突検出装置。
  3. 前記主緩衝材の前記側面は、車幅方向外側斜め後方へ延在し、
    前記圧力チューブの前記側部は、前記主緩衝材の前記側面に沿って車幅方向外側斜め後方に延在し、
    前記副緩衝材の前記延設部の後面は、前記主緩衝材の前記側面に平行に車幅方向斜め後方に延設されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両の歩行者衝突検出装置。
  4. 前記圧力検出器は、前記副緩衝材の後端よりも車両後方に位置する前記圧力チューブの両端に設けられている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載の車両の歩行者衝突検出装置。
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