JP6626852B2 - 遺物用注記印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発掘調査により出土した遺物に注記を印刷するための遺物用注記印刷装置に関するものである。
発掘調査により出土した土器、石器、木器、金属器、等の遺物に、遺跡名、遺構、出土層、出土年月日、等の出土情報を注記として記入するようにしている。遺物として、例えば、土器の場合、多数に割れた破片の状態で出土することが多いため、各破片に手書きで注記を記入すると、手間と時間がかかる問題があった。
この問題に対して、遺物に注記を印刷する装置として、左右にスライドするスライドテーブルと、スライドテーブルの移動量を検知するエンコーダと、スライドテーブルの上方に下方へ向けてインクを吐出するインクジェットプリンタのヘッド部と、を備えたものが提案されている(特許文献1)。この特許文献1の技術では、スライドテーブルに遺物を載置した状態で、スライドテーブルをスライドさせると、エンコーダにより検知されたスライドテーブルの移動量に合わせて、ヘッド部からインクを吐出させることで、遺物に注記を印刷している。
しかしながら、特許文献1の技術では、遺物を載置したスライドテーブルをスライドさせる必要があるため、スライド中に遺物がスライドテーブルに対して相対的に動かないように固定しなければならず、手間がかかる問題があった。
また、特許文献1の技術では、スライドテーブルの移動量によりヘッド部からインクを吐出しているため、スライドテーブルをスライドさせる移動量が注記の文字列の長さよりも短いと、注記の途中までしか印刷されない問題があった。更に、特許文献1の技術では、スライドテーブルの移動によりヘッド部からインクを吐出させるようにしているため、遺物に対する注記の印刷位置を調整する際に、スライドテーブルが移動してしまうと、ヘッド部からインクが勝手に吐出されて遺物やスライドテーブルにインクが付着してしまい、遺物やスライドテーブルが汚れてしまう問題があった。
登録実用新案第3012536号公報
そこで、本発明は、上記の実情に鑑み、遺物に対して容易に注記を印刷することが可能な遺物用注記印刷装置の提供を課題とするものである。
上記の課題を解決するために、本発明に係る遺物用注記印刷装置は、「遺物が載置されるテーブル、該テーブル上の遺物にインクを吐出する印字ヘッド、該印字ヘッドによる前記テーブル上の遺物の印刷開始位置に光を照射するポインター、前記テーブルに対して前記印字ヘッドを横行させる横行機構、前記テーブルに対して前記印字ヘッドを昇降させる昇降機構、該昇降機構により前記印字ヘッドを昇降させるための昇降スイッチ、を有しているテーブル装置と、前記テーブル上の遺物に印刷する注記を入力するための注記入力装置と、該注記入力装置から入力された注記に基づき前記印字ヘッドを制御してインクを吐出させると共に、前記横行機構により前記印字ヘッドを横行させるプリンタ本体と、前記テーブル装置、前記注記入力装置、及び前記プリンタ本体とは別途に設けられており、該プリンタ本体により注記の印刷を開始させるための押しボタン式の印刷開始スイッチとを具備している」ことを特徴とする。
ここで、「印字ヘッド」としては、「コンティニュアス型(連続インクジェット)」、「オンデマンド型サーマル方式インクジェット」、「オンデマンド型ピエゾ方式インクジェット」、を例示することができる。
また、「横行機構」と「昇降機構」との関係については、「横行機構の横行スライダに昇降機構が取付けられているもの」、「昇降機構の昇降スライダに横行機構が取付けられているもの」、を例示することができる。
更に、「印刷開始スイッチ」としては、「手で押圧操作するハンドスイッチ」、「足で押圧操作するフットスイッチ」、を例示することができる。
また、テーブルへの遺物の載置としては、「テーブルに遺物を直接載置」、「テーブルに載置された台に遺物を載置」、「テーブル上の作業者の手に載置又は把持」、を例示することができる。
本発明の遺物用注記印刷装置によれば、テーブル上に載置されている遺物に注記を印刷する際に、横行機構により印字ヘッドを横行させているため、テーブルを横行させる場合と比較して、遺物を載せただけで良く、遺物の載置にかかる手間を容易なものとすることができる。また、印字ヘッドからのインクの吐出に合わせて、横行機構により印字ヘッドを横行させているため、特許文献1の技術のように、移動量が注記の文字列の長さよりも短くなるようなことはなく、注記の全体を確実に遺物に印刷させることができる。
また、昇降スイッチを操作することで、昇降機構により印字ヘッドを昇降させることができるため、遺物の大きさに合わせて印字ヘッドの高さを調整することができ、様々な大きさの遺物に対応することができる。更に、昇降機構により印字ヘッドを昇降させることができるため、印字ヘッドを昇降させることで遺物と印字ヘッドとの間の距離を、印刷に最適な距離に調整することができ、遺物に対して注記を見易く(綺麗に)印刷することができる。また、昇降機構により印字ヘッドを昇降させることができるため、テーブルに遺物を載置する際に、印字ヘッドを上昇させてテーブルから遠ざけておくことで、テーブルに対して遺物の載置作業を行い易いものとすることができる。
更に、印刷開始スイッチを備えていることから、印刷開始スイッチを操作しない限り、印字ヘッドからインクが勝手に吐出されないため、勝手に吐出されたインクにより遺物やテーブル等が汚れてしまうことを回避させることができると共に、作業者の意図したタイミングで印字ヘッドからインクを吐出させることができ、遺物に対して注記を確実に印刷させることができる。
ところで、遺物に対して印字ヘッドが離れていることから、遺物のどの位置に注記が印刷されるのかが判り難いため、希望の位置に注記が印刷されなかった場合、印刷した注記を消して印刷をやり直すこととなり、手間がかかる問題がある。これに対して、本発明では、印刷開始位置に光を照射するポインターを有しているため、ポインターの光を、遺物における注記を印刷したい位置に当てて印刷することで、希望の位置に注記を確実に印刷することができ、注記の印刷の作業性を向上させることができる。
また、本発明に係る遺物用注記印刷装置は、上記の構成に加えて、「前記横行機構は、前記テーブルに対して横行する横行スライダを有しており、且つ、前記昇降機構は、前記横行スライダに取付けられている」ことを特徴としても良い。
本発明の遺物用注記印刷装置によれば、横行機構により印字ヘッドと昇降機構とを横行させるようにしているため、昇降機構により印字ヘッドと横行機構とを昇降させるようにした場合と比較して、昇降機構では横行機構を昇降させる必要が無く、昇降機構により昇降させる重量が軽減されることとなり、簡単な構成の昇降機構としても上述した作用効果を奏することができ、遺物用注記印刷装置にかかるコストを低減させることができる。
以上のように、本発明の効果として、遺物に対して容易に注記を印刷することが可能な遺物用注記印刷装置を提供することができる。
本発明の一実施形態である遺物用注記印刷装置の全体構成を示す説明図である。 印刷する注記の入力画面を示す説明図である。 ロゴ漢字作成画面を示す説明図である。 (a)は遺物の印刷開始位置にポインターで光を照射した状態を示す平面図であり、(b)は遺物に注記を印刷した状態を示す平面図である。
本発明の一実施形態である遺物用注記印刷装置1について、図1乃至図4を参照して詳細に説明する。本実施形態の遺物用注記印刷装置1は、発掘調査により出土した土器、石器、木器、金属器、等の遺物2に、遺跡名、遺構、出土層、出土年月日、等の出土情報を注記3として印刷するためのものである。遺物用注記印刷装置1は、遺物2が載置されるテーブル装置10と、遺物2に印刷する注記3を入力するための注記入力装置20と、遺物2への注記3の印刷を制御するプリンタ本体30と、注記3の印刷を開始させるための印刷開始スイッチ40と、を備えている。
テーブル装置10は、遺物2が載置されるテーブル11と、テーブル11上の遺物2にインクを吐出する印字ヘッド12と、印字ヘッド12によるテーブル11上の遺物2の印刷開始位置に光を照射するポインター13と、テーブル11に対して印字ヘッド12を横行させる横行機構14と、テーブル11に対して印字ヘッド12を昇降させる昇降機構15と、昇降機構15により印字ヘッド12を昇降させるための昇降スイッチ16と、を有している。
また、テーブル装置10は、印字ヘッド12を昇降機構15に取付けている印字ヘッド取付部材17と、昇降機構15を横行機構14に取付けている昇降機構取付部材18と、テーブル装置10のテーブル電源スイッチ19と、を有している。
テーブル11は、高さの低い箱状に形成されている。テーブル11の前面に、昇降スイッチ16とテーブル電源スイッチ19とが設けられている。
印字ヘッド12は、下端面にインクを吐出するノズルを有している。印字ヘッド12は、プリンタ本体に設けられているポンプによってノズルから連続的に吐出されたインクを、超音波発信器により微小なインク粒にすると共に帯電させた上で、偏向電極により吐出方向を曲げて下方(遺物2)へ吐出させるコンティニュアス型のインクジェットプリンタのヘッドである。
本実施形態の印字ヘッド12は、50〜100dpiの解像度でインクを吐出させることができる。また、印字ヘッド12は、文字の高さ方向に対して24〜48ドットでインクを吐出させることができる。また、印字ヘッド12から吐出されるインクは、黒色又は白色のアルコールベースインクである。アルコールベースインクを用いることで、作業者や作業環境にかかる負荷を軽減させることができる。また、インクの色は、注記3を印刷する遺物2の色に応じて使い分ける。
ポインター13は、赤色LEDを用いたレーザー光を、点状又は線状に、照射することができるものである。このポインター13は、光の照射方向を任意に変更することができるように、印字ヘッド12に取付けられている。
横行機構14は、テーブル11の上面に取付けられている横行レール14aと、横行レール14aにスライド可能に取付けられている横行スライダ14bと、テーブル11の内部に取付けられている駆動部14cと、駆動部14cにより左右方向に移動するブラケット14dと、ブラケット14dと横行スライダ14bとを連結している連結部材14eと、を備えている。横行レール14aは、テーブル11の上面における後端付近(図1の紙面において奥側)に取付けられている。
横行機構14は、駆動部14cに設けられているモータの駆動により、ボールねじを介してブラケット14dを左右方向へ移動させることができる。そして、ブラケット14dと横行スライダ14bとを連結している連結部材14eにより、横行スライダ14bを左右方向へ横行させることができる。この横行スライダ14bには、昇降機構取付部材18が取付けられているため、印字ヘッド12、昇降機構15、及び、昇降機構取付部材18等を、左右方向へ横行させることができる。
昇降機構15は、昇降機構取付部材18に取付けられている駆動部15aと、駆動部15aにより上下方向に移動する昇降スライダ15bと、を備えている。昇降スライダ15bには、印字ヘッド取付部材17を介して印字ヘッド12が取付けられている。
昇降機構15は、駆動部15aに設けられているモータの駆動により、ボールねじを介して昇降スライダ15bを上下方向へ移動させることができ、昇降スライダ15bに取付けられている印字ヘッド取付部材17を介して印字ヘッド12を昇降させることができる。
昇降スイッチ16は、テーブル11の前面に設けられている。昇降スイッチ16は、印字ヘッド12を上昇させる上スイッチ16aと、印字ヘッド12を下降させる下スイッチ16bと、から構成されている。
印字ヘッド取付部材17は、詳細な図示は省略するが、前後方向に延びており後端が昇降機構15の昇降スライダ15bに取付けられているベース部17aと、ベース部17aに前後方向へ移動可能に取付けられている前後スライダと、ベース部17aの前端に取付けられており回転させることで前後スライダを前後にスライドさせる円筒状のハンドル17bと、を備えている。印字ヘッド取付部材17の前後スライダに、印字ヘッド12が取付けられている。
印字ヘッド取付部材17は、印字ヘッド12をテーブル11の前後方向の中央付近に位置させることができると共に、ハンドル17bを回転させることで印字ヘッド12を前後方向へ移動させることができる。この印字ヘッド取付部材17により、印字ヘッド12が、平面視においてテーブル11の前後方向の中央付近に位置している。
昇降機構取付部材18は、横行機構14の横行スライダ14bに取付けられている平板状の基板部18aと、基板部18aから上方に延出している柱状部18bと、柱状部18bに上下方向へ移動可能に取付けられている移動ベース18cと、移動ベース18cを柱状部18bに対して移動不能にロックするロックハンドル18dと、を備えている。昇降機構取付部材18は、移動ベース18cに昇降機構15の駆動部15aが取付けられている。昇降機構取付部材18は、ロックハンドル18dを操作してロックを解除することにより、移動ベース18cを上下方向へ移動させることができる。
注記入力装置20は、詳細な図示は省略するが、中央演算装置(CPU)、記憶装置、キーボード21、マウス22、ディスプレイ23、及びUSBポート、等を有している汎用のパーソナルコンピュータである。注記入力装置20は、ケーブル24によりテーブル装置10とプリンタ本体30に接続されている。注記入力装置20は、記憶装置に記憶されている注記用プログラムを実行させることで、テーブル装置10及びプリンタ本体30を制御して、テーブル11上の遺物2に注記3を印刷させることができる。
注記入力装置20において注記用プログラムを実行させると、ディスプレイ23に注記3の入力画面(図2を参照)が表示され、キーボード21やマウス22を使って、印字内容の入力欄に注記3の内容を入力することができる。本実施形態では、印字内容(注記3)を、最大で3段(3行)まで入力することができる。本実施形態では、USBポートに、指定のプロテクトドングル(ワイブキーとも称す)を接続した状態でのみ、注記用プログラムを実行(起動)させることができる。
注記用プログラムでは、注記3に使用する文字として、アルファベット、数字、記号、ひらがな、カタカナ、等が予め用意されている。一方、漢字、ロゴ、特殊文字、等については、予め用意されていないため、ロゴ漢字作成画面(図3を参照)を開いて、漢字等を作成して登録することで、使用することができるようになる。本実施形態では、最小の高さが7ドット(2mm弱)の文字を作成することができる。
また、注記用プログラムでは、注記3に対して自動的に連番を割り振る機能(IJPカウンタ)を有している。連番は、注記3の3行のうちの何れかを指定することができと共に、桁数や開始番号も指定することができる。更に、注記用プログラムでは、横行機構14による印字ヘッド12の横行速度を設定することができる。横行速度を速くすると、文字の横方向の大きさが大きくなる。
プリンタ本体30は、詳細な図示は省略するが、印字ヘッド12から吐出させるインクが収容されているインクタンクと、インクタンク内のインクを印字ヘッド12へ送るポンプと、インクが流通する流路を洗浄するための洗浄液が収容されている洗浄液タンクと、ポンプや印字ヘッド12を制御する制御部と、稼働状態等を表示する表示部31と、操作部32と、を備えている。
プリンタ本体30は、複合ケーブル33により印字ヘッド12と接続されている。複合ケーブル33は、詳細な図示は省略するが、プリンタ本体30から印字ヘッド12へインクを送る送り管と、印字ヘッド12からプリンタ本体30へインクを戻す戻り管と、印字ヘッド12に電力や制御信号を送る電気配線と、を有している。
本実施形態のプリンタ本体30は、操作部32を操作することで、プリンタ本体30側でも遺物2に印刷する注記3を入力することができる。
印刷開始スイッチ40は、手又は足で操作することができる押しボタン式のスイッチである。
次に、本実施形態の遺物用注記印刷装置1の使用方法について説明する。プリンタ本体30、テーブル装置10、注記入力装置20順番に電源を入れて起動させる。テーブル装置10では、起動すると、昇降機構15により印字ヘッド12が上昇すると共に、横行機構14により印字ヘッド12が左方へ移動する。注記入力装置20が起動したら、注記用プログラムを実行させる。そして、図2に示す注記を入力する画面において、印刷内容の欄に、印刷したい注記3の内容を入力して、画面左下の「未転送」をクリックして、入力した注記3の内容をプリンタ本体30に転送する。
続いて、テーブル装置10のテーブル11上に遺物2を載置する。そして、遺物2における注記3を印刷したい位置に、ポインター13から光13aが照射されるように遺物2を移動させる(図4(a)を参照)と共に、昇降スイッチ16を操作して、遺物2と印字ヘッド12との間の距離が、15mm前後となるように印字ヘッド12の高さを調整する。
この状態で、印刷開始スイッチ40を操作すると、印字ヘッド12からインクが吐出されると共に、横行機構14により印字ヘッド12が右方へ移動し、遺物2に注記3が印刷される(図4(b)を参照)。印刷が完了すると、横行機構14により印字ヘッド12が左方へ移動して最初の位置の状態となる。
このように、本実施形態の遺物用注記印刷装置1によれば、テーブル11上に載置されている遺物2に注記3を印刷する際に、横行機構14により印字ヘッド12を横行させているため、テーブル11を横行させる場合と比較して、遺物2を載せただけで良く、遺物2の載置にかかる手間を容易なものとすることができる。また、印字ヘッド12からのインクの吐出に合わせて、横行機構14により印字ヘッド12を横行させているため、移動量が注記3の文字列の長さよりも短くなるようなことはなく、注記3の全体を確実に遺物2に印刷させることができる。
また、昇降スイッチ16を操作することで、昇降機構15により印字ヘッド12を昇降させることができるため、遺物2の大きさに合わせて印字ヘッド12の高さを調整することができ、様々な大きさの遺物2に対応することができる。更に、昇降機構15により印字ヘッド12を昇降させることができるため、印字ヘッド12を昇降させることで遺物2と印字ヘッド12との間の距離を、印刷に最適な距離に調整することができ、遺物2に対して注記3を見易く(綺麗に)印刷することができる。
また、昇降機構15により印字ヘッド12を昇降させることができるため、テーブル11に遺物2を載置する際に、印字ヘッド12を上昇させてテーブル11から遠ざけておくことで、遺物2の載置作業を行い易いものとすることができる。
更に、印刷開始スイッチ40を備えていることから、印刷開始スイッチ40を操作しない限り、印字ヘッド12からインクが勝手に吐出されないため、勝手に吐出されたインクにより遺物2やテーブル11等が汚れてしまうことを回避させることができると共に、作業者の意図したタイミングで印字ヘッド12からインクを吐出させることができ、遺物2に対して注記3を確実に印刷させることができる。
また、印刷開始位置に光13aを照射するポインター13を有しているため、ポインター13の光13aを、遺物2における注記3を印刷したい位置に当てて印刷することで、希望の位置に注記3を確実に印刷することができ、注記3の印刷の作業性を向上させることができる。
更に、横行機構14により印字ヘッド12と昇降機構15とを横行させるようにしているため、昇降機構15により印字ヘッド12と横行機構14とを昇降させるようにした場合と比較して、昇降機構15では横行機構14を昇降させる必要が無く、昇降機構15により昇降させる重量が軽減されることとなり、簡単な構成の昇降機構15としても上述した作用効果を奏することができ、遺物用注記印刷装置1にかかるコストを低減させることができる。
以上、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の改良及び設計の変更が可能である。
例えば、上記の実施形態では、テーブル11に遺物を載置した上で、昇降スイッチ16を操作して印字ヘッド12の高さを調整する例を示したが、これに限定するものではなく、印字ヘッド12との間の距離が適正な距離となるように、作業者が遺物2を手で持った状態で、印刷開始スイッチ40を足で操作するようにしても良い。これにより、昇降スイッチ16を操作して印字ヘッド12の高さを調整する手間を省略することができるため、注記3の印刷作業をより容易なものとすることができ、短時間でより多くの遺物2に注記3を印刷することができる。
また、上記の実施形態では、横行機構14により印字ヘッド12と昇降機構15とを横行させて昇降機構15では印字ヘッド12を昇降させるものを示したが、これに限定するものではなく、昇降機構15により印字ヘッド12と横行機構14とを昇降させるようにしても良い。
更に、上記の実施形態では、注記入力装置20とプリンタ本体30とが別体で構成されているものを示したが、これに限定するものではなく、注記入力装置20とプリンタ本体30とが一体に構成されているものとしても良い。
また、上記の実施形態では、注記入力装置20で実行される注記用プログラムにおいて、ロゴや漢字等が予め用意されていないものを示したが、これに限定するものではなく、ロゴや漢字等が予め用意されているものとしても良い。
1 遺物用注記印刷装置
2 遺物
3 注記
10 テーブル装置
11 テーブル
12 印字ヘッド
13 ポインター
14 横行機構
15 昇降機構
16 昇降スイッチ
20 注記入力装置
30 プリンタ本体
40 印刷開始スイッチ

Claims (2)

  1. 遺物が載置されるテーブル、該テーブル上の遺物にインクを吐出する印字ヘッド、該印字ヘッドによる前記テーブル上の遺物の印刷開始位置に光を照射するポインター、前記テーブルに対して前記印字ヘッドを横行させる横行機構、前記テーブルに対して前記印字ヘッドを昇降させる昇降機構、該昇降機構により前記印字ヘッドを昇降させるための昇降スイッチ、を有しているテーブル装置と、
    前記テーブル上の遺物に印刷する注記を入力するための注記入力装置と、
    該注記入力装置から入力された注記に基づき前記印字ヘッドを制御してインクを吐出させると共に、前記横行機構により前記印字ヘッドを横行させるプリンタ本体と、
    前記テーブル装置、前記注記入力装置、及び前記プリンタ本体とは別途に設けられており、該プリンタ本体により注記の印刷を開始させるための押しボタン式の印刷開始スイッチと
    を具備していることを特徴とする遺物用注記印刷装置。
  2. 前記横行機構は、前記テーブルに対して横行する横行スライダを有しており、且つ、
    前記昇降機構は、前記横行スライダに取付けられている
    ことを特徴とする請求項1に記載の遺物用注記印刷装置。
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