JP6625707B2 - Gcibノズルアセンブリ - Google Patents

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Description

関連出願の相互参照
37 C.F.R.§1.78(a)(4)に基づき、本願は、2014年8月5日に出願された同時係属の米国仮特許出願第62/033,253号の利益及び優先権を主張し、その出願は、参照により本明細書に明示的に援用される。
本発明は、ガスクラスターイオンビーム(GCIB)を使用した基板を処理するシステム及び方法に関し、より詳細には、改善されたビーム源及びこれに関連した、基板上での処理のための改善されたGCIBに関する。
エッチング、洗浄及び表面平滑化のためにガスクラスターイオンビーム(GCIB)を使用することが知られている(例えば、Deguchiらの米国特許第5,814,194号を参照)。また、GCIBは、蒸発した炭素質材料からのフィルムの付着を支援するために使用されている(例えば、Yamadaらの米国特許第6,416,820号を参照されたい)。
この説明のために、ガスクラスターは、標準温度及び圧力の条件下でガス状である材料のナノサイズの凝集物であることができる。このようなガスクラスターは、互いに緩く結合した(loosely bound)数〜数千分子以上を含む凝集物を含むことができる。ガスクラスターは、電子衝撃によってイオン化されることができ、これにより、ガスクラスターが制御可能なエネルギーの指向性ビームに形成されることを可能にする。このようなクラスターイオンの各々は、典型的には、電子電荷の大きさとクラスターイオンの電荷状態を表す1以上の整数との積によって与えられる正電荷を有する。より大きなサイズのクラスターイオンは、クラスターイオン当たり実質的なエネルギーを運ぶ能力のために最も有用であることが多いが、個々の分子当たりでは少量のエネルギーしか有しない。イオンクラスターは、ワークピースとの衝突時に分解する。特定の分解したイオンクラスター内の個々の分子は、全体のクラスターエネルギーのごく一部しか運ばない。その結果、大きなイオンクラスターの衝撃効果は実質的であるが、非常に浅い表面領域に限定される。これにより、ガスクラスターイオンは、従来のイオンビーム処理の特徴であるより深い表面下の損傷を生じさせずに、様々な表面修正プロセスに有効になる。
従来のクラスターイオンソースは、数千分子に達する可能性がある各クラスター内の分子の数と共に、広いサイズ分布スケーリングを有するクラスターイオンを生成する。原子からなるクラスターは、ノズルから真空中への高圧ガスの断熱膨張の間、個々のガス原子(または分子)の凝縮によって形成されることができる。小さなアパーチャを備えたスキマーは、この膨張するガス流のコアから発散する流れを除去して、集束されたクラスタービームを生成する。様々なサイズの中性クラスターが、生成され、ファンデルワールス力として知られる弱い原子間力によって一緒に保持される。この方法は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素、酸素、二酸化炭素、六フッ化硫黄、一酸化窒素、亜酸化窒素及びこれらのガスの混合物などの様々なガスからクラスターのビームを生成するために使用されてきた。したがって、高電流GCIBワークピース処理システムにおけるビーム安定性を改善するための方法および装置を提供する必要がある。
本明細書で説明されるのは、ノズル/スキマーモジュール及びガスクラスターイオンビーム(GIB)を使用した、基板を処理するための改善されたGCIBシステムである。
ノズル/スキマーモジュールは、内部ノズル要素及び内部スキマーカートリッジアセンブリを含むことができ、GCIBの形成を制御する。ノズル/スキマーモジュールは、基板に対してGCIBを位置決めするように事前整合(pre-aligned)することができる。ノズル/スキマーモジュールは、ノズルアセンブリ及びスキマーアセンブリを含むことができ、GCIBのガスクラスターの形成を制御する。
他の実施形態によれば、ノズル/スキマーモジュールを含むソースサブシステムと、イオン化/加速サブシステムと、処理サブシステムと、を含む、改善されたGCIB処理システムが提供される。ソースサブシステムは、ノズル/スキマーモジュールが構成された内部空間を有するソースチャンバを含むことができる。イオン化/加速サブシステムは、イオン化/加速チャンバを含むことができる。処理サブシステムは、処理チャンバを含むことができる。改善されたGCIB処理システムは、第1ガス供給サブシステムと、第2プロセスガス供給サブシステムと、ノズル/スキマーモジュールに結合された第1ポンプサブシステムと、を含む。
本発明は、例を通じて説明され、限定としてではなく、添付の図面に示される。
図1は、本発明の実施形態による例示的なノズル/スキマーモジュールの簡略ブロック図を示す。
図2は、本発明の実施形態による、ノズル/スキマーモジュールを整合させるため、及び改善されたGCIB処理のために使用されるテストGCIBシステムの例示的な構成を示す図である。
図3は、本発明の実施形態によるノズル/スキマーモジュールの例示的な構成を示す絵図である。
図4は、GCIB処理システムのためのノズルアセンブリの断面図を含む。
図5は、GCIB処理システムのためのノズルアセンブリのノズルコンポーネントの断面図を含む。
図6は、GCIB処理システムのためのノズルコンポーネント内の2つのノズルの間にある移行領域の断面図を含む。
上記に明示された目的並びに本発明のさらなる、他の目的及び有利な効果が、下記に説明される発明の実施形態によって達成される。
そのようなGCIBの作成及び促進の手段は、先に引用した参考文献(米国特許第5,814,194号)に記載されており、その教示は参照により本明細書に組み込まれる。現在利用可能なイオンクラスターソースは、サイズNから数千Nの幅広い分布でのクラスターイオンを生成する(この説明を通じて、N=各クラスター内の分子の数−アルゴンのような単原子ガスの場合、単原子ガスの原子は、原子又は分子のいずれかと呼ばれ、そのような単原子ガスのイオン化された原子は、イオン化された原子若しくは分子イオン、又は単にモノマーイオンのいずれかで呼ばれる)。
GCIB処理システムにおけるワークピース処理のための安定した高電流GCIBを達成するため、GCIBイオンソースの開発、ビーム空間電荷の管理及びワークピースチャージの管理は全て重要な発展領域であった。Dykstraの米国特許第6,629,508号、Mackらの米国特許第6,646,277号及び同時係属中の米国特許出願第10/667,006号は、参照により本明細書に組み込まれるが、各々、これらの領域のいくつかの進歩を記述しており、その結果、少なくとも数百マイクロアンペアのGCIBビームを1以上のミリアンペアのビーム電流に変換するという能力になった。しかし、これらのビームは、いくつかの場合においては、工業用途における最適な使用を制限する不安定性を呈することがある。
典型的なGCIB処理ツールにおいては、イオナイザ及び処理されるワークピースは、典型的にはそれぞれ別個のチャンバに含まれる。これにより、システムの圧力をより良好に制御することができる。しかし、優れた真空システム設計及び装置の様々な領域の差動分離を用いたとしても、大量のガスを運ぶビームについての主要な難しさは、ビームライン全体にわたって圧力が増加する可能性があることである。GCIBが目標領域に衝突すると、ビームのガス負荷全体が解放され、このガスの一部はGCIB処理システムの真空チャンバ全体の圧力に影響を及ぼす。GCIBの形成および加速には高電圧が使用されることが多いため、ビームライン圧力が増加すると、アーク、放電、および他のビームの不安定性が生じる可能性がある。ビーム電流が増加するので、ビームによるガス輸送が増加し、ビームライン全体の圧力がより管理しにくくなる。従来のイオンビームと比較して、ビームライン全体に大量のガスを輸送して放出するGCIBの独特の能力のために、圧力関連のビーム不安定性及び放電は、従来のイオンビームよりも高電流GCIBにとってはるかに大きな問題である。典型的なGCIBイオンソースでは、ビーム中の中性ガスクラスターが電子衝撃によってイオン化される。イオナイザ領域は、一般に、比較的貧弱な真空領域であり、典型的には、周囲の構造に対して高い電位にある。
他の実施形態では、ガスクラスターがイオン化されない中性ビームを生成するためにGCIBシステムを使用することができる。このガスクラスタービーム(GCB)を使用して、基板から残留物または膜を除去することができる。所定の実施形態においては、GCIBは非イオン化クラスターを有することができ、本明細書に開示されるGCIBプロセスは、GCBの非イオン化クラスターの量を増加させるように修正されることができる。
本発明は、ノズル/スキマーモジュール内で組み合わされたソース、電子位置決め技術及び離隔要素の組み合わせを使用して、改善されたGCIBを作成し、GCIBシステム内で発生する過渡現象(transients)の頻度を低減する。
図1は、本発明の実施形態による例示的なノズル/スキマーモジュールの簡略ブロック図を示す。図示した実施形態においては、事前整合(pre-align)されたGCIB源として動作することができる例示的なノズル/スキマーモジュール20が示されている。
事前整合されたノズル/スキマーモジュールを設計することで、整合の問題を低減することができる。現在の設計は、固定されたスキマーおよび調整可能なノズルを含み、これは通気サイクルの後に再調整を必要とする可能性がある。現在の設計において、ノズルマニピュレータを調整すると、ビーム形状/プロファイルに微妙な変化が生じる可能性がある。ノズル/スキマーモジュール20を事前整合することにより、調整の問題を低減させるか、又は場合によってはなくすことができる。固定されたタンデム構成でノズルとスキマーを構成することにより、ビーム整合を大幅に単純化することができる。さらに、ノズル/スキマーモジュール20の事前整合は、メンテナンス時間を短縮し、ビーム全体の安定性を高めることができる。予め整合されたノズル/スキマーモジュールは、スキマーを通る効率的なガス輸送を最大にするためにシュリーレン光学系を使用することができる専用のテストスタンドを使用して、整合することができる。
ノズル/スキマーモジュール20が事前整合されるとき、それを第1ガス組成物に対して事前整合することができる。第1ガス組成物は、希ガス、すなわちHe、Ne、Ar、Kr、Xe、またはRnを含むことができる濃縮性不活性ガスを含むことができる。様々な例において、ノズル/スキマーモジュール20を、成膜ガス組成物、エッチングガス組成物、洗浄ガス組成物、平滑化ガス組成物等を含むことができる他のガス組成物を使用して事前整合することができる。さらに、ノズル/スキマーモジュール20は、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素、酸素、水素、メタン、三フッ化窒素、二酸化炭素、六フッ化硫黄、一酸化窒素または亜酸化窒素、又はそれらの2つ以上の任意の組み合わせ含むイオン化クラスターを生成するように構成される。
ノズル/スキマーモジュール20は、低圧環境で動作するように構成され、事前整合されることができる。動作圧力は、約0.01mTorrから約100mTorrの範囲であることができる。
ノズル/スキマーモジュール20は、内部ビーム28を確立するためのノズルアセンブリ30と、外部ビーム39を確立するためのスキマーカートリッジアセンブリ35と、支持チューブ21と、第1円筒形サブアセンブリ40と、第2円筒形サブアセンブリ41と、を使用して構成されることができる。ノズルアセンブリ30、スキマーカートリッジアセンブリ35、支持チューブ21、第1円筒形サブアセンブリ40、若しくは第2円筒形サブアセンブリ41、又はそれらの任意の組み合わせは、ステンレス鋼材料を使用して製造することができる。あるいは、ノズルアセンブリ30、スキマーカートリッジアセンブリ35、支持チューブ21、第1円筒形サブアセンブリ40、若しくは第2円筒形サブアセンブリ41、又はそれらの任意の組み合わせは、硬化及び/又はコーティングされた材料を用いて製造することができる。
支持チューブ21の第1部分21aは、約0.5mmから5mmまで変更することができる第1厚さ29aを有する実質的に閉じた円筒形サブアセンブリとすることができる。支持チューブ21の第2部分21bは、約0.5mmから5mmまで変更することができる第2厚さ29bを有する実質的に開いた円錐台形アセンブリであることができる。支持チューブ21の第1部分21aは、2つ以上の第1取付穴25及び2つ以上の第1締結具26を使用して第1円筒形サブアセンブリ40に取り外し可能に結合されることができる。支持チューブ21の第1部分21aは、複数の第2取付穴37及び複数の第2締結具27を使用してスキマーカートリッジアセンブリ35に取り外し可能に結合されることができる。いくつかの例においては、支持チューブ21は、部分的開放プロセス空間32を囲むことができ、ノズル/スキマーモジュール20が整合試験、及び/又は使用されているとき、制御された低圧(真空)状態が部分的開放プロセス空間32に確立されることができる。
第1部分21aは、約30mmから約50mmまで変更することができる第1長さ(la)を有することができる。第1部分21aは、約3mmから約5mmまで変更することができる取り付け長さ(lc)を有することができる。第2部分21bは、約30mmから約50mmまで変更することができる第2長さ(lb)を有することができる。
ノズルアセンブリ30は、第2円筒形サブアセンブリ41に取り外し可能に結合されることができる。例えば、ノズルアセンブリ30は、ねじ手段30aを使用して第2円筒形サブアセンブリ41に結合されることができる。あるいは、他の取り付け手段を使用してもよい。ノズルアセンブリ30は、ノズル長さ(ln)、ノズル角度(an)及びノズル直径(dn)を有するノズル出力アパーチャ31を有することができる。ノズル長さ(ln)(入力からノズル出力アパーチャ31まで)は、約20mmから約40mmまで変更することができる。ノズル角度(an)(ノズル出力アパーチャ31の中心線からノズルアセンブリ30の内面まで)は、約1度から約30度まで変更することができる。ノズル直径(dn)は、約2mmから約4mmまで変更することができる。ノズル長さ(ln)、ノズル角度(an)、及びノズル直径(dn)は、製造プロセスレシピに対する、プロセス化学、分子サイズ、流量、チャンバ圧力、ビームサイズなどによって決定することができる。
スキマーカートリッジアセンブリ35は、円錐台形の構成を有する内側スキマー要素10を含むことができる。内側スキマー要素10は、内径(ds0)のスキマー入力アパーチャ11から、スキマーカートリッジアセンブリ35の内壁34aに延びることができる。ここで、内側スキマー要素10は、外径(dd0)を有する。スキマー入力アパーチャ11の内径(ds0)は、約0.1mmから約10mmまで変更することができる。外径(dd0)は、約0.5mmから約50mmまで変更することができ、内径(ds0)より大きい。長さ(l0)及び角度(a0)も内側スキマー要素10に関連づけられることができる。スキマー入力アパーチャ11から内壁34aまでの長さ(l0)は、約20mmから約40mmまで変えることができ、また、スキマー入力アパーチャ11から内壁34aまでの長さ(l0)は、内壁34aからの角度(a0)は、約100度から約175度まで変更することができる。内径(ds0)、長さ(l0)及び角度(a0)は、外部ビーム39の所望の幅、ガスクラスターサイズ、及びノズル/スキマーモジュール20が生成するように設計されたプロセス化学(ガス)に依拠することができる。あるいは、内側スキマー要素10は、異なって構成されてもよい。
ノズル出力アパーチャ31は、スキマー入力アパーチャ11から、約10mmから約50mmまで変化しうる離隔距離(s1)だけ離れていることができる。あるいは、他の離隔距離(s1)を使用してもよい。使用時には、内部ビーム28(ガスジェット)は、ノズルアセンブリ30のノズル出力アパーチャ31から生成され、スキマーカートリッジアセンブリ35内のスキマー入力アパーチャ11に整合され、これに指向される。
スキマーカートリッジアセンブリ35は、円錐台形の構成を有する第1外側成形要素12を含むことができる。第1外側成形要素12は、スキマー入力アパーチャ11から、スキマーカートリッジアセンブリ35の外壁34bに隣接する又はその内側の円形開口13まで外側に向かって延びることができる。スキマー入力アパーチャ11の内径(ds0)は、約0.1mmから約10mmまで変更することができる。円形開口13は、約0.5mmから約10mmまで変更することができ、かつ内径(ds0)より大きい第1直径(ds1)を有することができる。第1長さ(ls1)及び第1角度(as1)は第1外側成形要素12に関連づけられることができる。スキマー入力アパーチャ11から円形開口13までの第1長さ(ls1)は、約20mmから約40mmまで変更することが可能であり、第1角度(as1)(スキマー入力アパーチャ11と平行な面から第1外側成形要素12の表面まで測定される)は、約100度から約175度まで変更することができる。第1直径(ds1)、第1長さ(ls1)及び第1角度(as1)は、外部ビーム39の所望の幅、ガスクラスターサイズ、及びノズル/スキマーモジュール20が生成するように設計されたプロセス化学(ガス)に依拠することができる。あるいは、第1外側成形要素12は、異なって構成されてもよい。
また、スキマーカートリッジアセンブリ35は、円錐形の構成を有する第2外側成形要素14を含むことができる。第2外側成形要素14は、円形開口13から、外壁34bと交差する円形開口15まで外側に向かって延びることができる。円形開口13の第1直径(ds1)は、約0.5mmから約10mmまで変更することができ、円形開口15の第2直径(ds2)は、約1mmから約20mmまで変更することができる。第2長さ(ls2)及び第2角度(as2)は第2外側成形要素14に関連づけられることができる。円形開口13から円形開口15までの第2長さ(ls2)は、約10mmから約20mmまで変更することができる。第2角度(as2)(円形開口13に平行な面から第2外側成形要素14の表面まで測定される)は、約135度から約175度まで変更することができる。第2直径(ds2)、第2長さ(ls2)及び第2角度(as2)は、外部ビーム39の所望の幅、ガスクラスターサイズ、及びノズル/スキマーモジュール20が生成するように設計されたプロセス化学(ガス)に依拠することができる。あるいは、第2外側成形要素14は、異なって構成されてもよい。他の実施形態においては、第1外側成形要素12及び/又は第2外側成形要素14は必要ではない。さらに、スキマーカートリッジアセンブリ35は、ノズル/スキマーモジュール20をチャンバ壁に取り外し可能に結合するように構成することができる一つ以上の第4取付穴36を含むことができる。ノズル/スキマーモジュール20の外部ビーム39は、ノズル/スキマーモジュール20がチャンバ壁に取り付けられる前に、x方向、y方向及びz方向に整合されることができる。あるいは、一つ以上の機械的位置決め装置(図示せず)を使用してもよい。
スキマーカートリッジアセンブリ35は、約20mmから約40mmまで変更することができる第1厚さ(ts1)、約10mmから約20mmまで変更することができる第2厚さ(ts2)、約10mmから約20mmまで変更することができる第3厚さ(ts3)及び、約10mmから約20mmまで変更することができる第4厚さ(ts4)を有する。
スキマーカートリッジアセンブリ35は、約30mmから約50mmまで変更することができる第3直径(ds3)、約50mmから約60mmまで変更することができる第4直径(ds4)、約70mmから約80mmまで変更することができる第5直径(ds5)、約80mmから約90mmまで変更することができる第6直径(ds6)、約85mmから約95mmまで変更することができる第7直径(ds7)及び約90mmから約100mmまで変更することができる第8直径(ds8)を有することができる。
第2円筒形サブアセンブリ41は、3つ以上の第3取付穴23、3つ以上の第3締結具24及び第1Oリング42を使用して、第1円筒形サブアセンブリ40に取り外し可能に結合されることができる。第1Oリング42は、Viton、Inc.製のスタイル2−111であることができる。あるいは、異なる第1Oリング42を使用してもよい。第1円筒形サブアセンブリ40は、約2mmから約5mmまで変更することができる第1厚さ(t1)及び約75mmから約95mmまで変更することができる第1直径(d1)を有することができる。あるいは、第1円筒形サブアセンブリ40は、異なって構成されてもよい。第2円筒形サブアセンブリ41は、約2mmから約5mmまで変更することができる第2厚さ(t2)及び約45mmから約75mmまで変更することができる第2直径(d2)を有することができる。あるいは、第2円筒形サブアセンブリ41は、異なって構成されてもよい。
いくつかの実施形態においては、円筒形混合空間43は、第1円筒形サブアセンブリ40及び/又は第2円筒形サブアセンブリ41から材料を除去することによって構成することができる。さらに、一つ以上の第2Oリング44を、第1円筒形サブアセンブリ40と第2円筒形サブアセンブリ41との間に設けることができる。例えば、第2Oリング44は、Viton、Inc.製のスタイル2−010のOリングとすることができる。あるいは、異なる第2Oリング44を使用することができる。さらに、ノズルアセンブリ30のオリフィスを粒子が妨害することを防止するために、ポイントオブユースフィルタを円筒形混合空間43に組み込んでもよい。円筒形混合空間43は、約2mmから約5mmまで変更することができる第3厚さ(t3)及び約15mmから約25mmまで変更することができる第3直径(d3)を有することができる。あるいは、円筒形混合空間43は、異なって構成されてもよい。円筒形供給要素43aは、円筒形混合空間43に結合されることができ、プロセスガスを円筒形混合空間43に供給するために使用することができる。例えば、円筒形供給要素43aは、約0.2mmから2mmまで変更することができる内径を有するチューブ材料を使用して製造することができる。さらに、円筒形結合要素43bを円筒形供給要素43aに取り付けることができる。
いくつかの実施形態においては、円筒形混合空間43は、第1円筒形サブアセンブリ40が最初に第2円筒形サブアセンブリ41に結合されたときに事前試験され、一つ以上の事前試験された円筒形混合空間43を便宜上、現場に保管することができる。
いくつかの整合試験においては、光学試験ソースからの光入力信号を、円筒形供給要素43aを介して提供することができ、光出力信号を、スキマーカートリッジアセンブリ35の第2外側成形要素14で光受信器を使用して測定することができる。このようにして、内部ビーム28の整合を光学的に試験し、点検することができる。
ノズル/スキマーモジュール20は、制御された流量で円筒形混合空間43にプロセスガスを提供するように構成されたガス供給管アセンブリ45を含むことができる。ガス供給管アセンブリ45は、入力ガス供給要素45aと、コイル状ガス供給要素45bと、出力ガス供給要素45cと、を含むことができる。ガス供給管アセンブリ45(45a、45b及び45をまとめて)は、約1000mmから約1500mmまで変更することができる第4長さ(l4)及び約0.5mmから約2.5mmまで変更することができる内径(d4)(要素45aから要素45cまで)を有することができる。あるいは、ガス供給管アセンブリ45及び/又はコイル状ガス供給要素45bは、異なって構成されてもよい。ノズル/スキマーモジュール20が製造されるとき、出力ガス供給要素45cを使用して、ガス供給管アセンブリ45を円筒形結合要素43bに取り付けることができる。いくつかの実施形態においては、入力ガス供給要素45a、コイル状ガス供給要素45b、及び/又は出力ガス供給要素45cは、制御された流量で円筒形混合空間43にプロセスガスを提供するように構成することができる。例えば、ガス供給要素(45a、45b、及び45c)の一つ以上は、金属管を使用して構成することができる。
ノズル/スキマーモジュール20は、ガス供給管アセンブリ45に結合されることができるガス入力供給アセンブリ47を含むことができる。いくつかの実施形態においては、ガス入力供給アセンブリ47は、保持要素47a、取付要素47bと、内部空間部47cと、を含むことができる。例えば、保持要素47aを使用して、ガス入力供給アセンブリ47を入力ガス供給要素45aに結合することができる。さらに、内部空間部47cは、入力ガス供給要素45aの内部空間に結合されることができる。ガス入力供給アセンブリ47は、ノズル/スキマーモジュール20が図2に示すGCIBシステムの低圧処理チャンバ内に搭載されたときに、ノズル/スキマーモジュール20を内部ガス供給ラインに取り外し可能に結合するために使用することができる。例えば、ガス入力供給アセンブリ47は、結合に使用することができるねじ手段47dを含むことができる。様々な実施形態において、円筒形混合空間43、ガス供給管アセンブリ45又はガス入力供給アセンブリ47は、必要に応じて流量制御デバイス、フィルタ及び弁を含むことができ、ノズルアセンブリ30への処理ガスの流量を制御するために使用することができる。例えば、流量は、約10sccmから約5000sccmまで変化することができる。
供給および結合要素(45a、45b、45c、43a、及び43b)は、使用される様々なガスに対する気密性及び非反応性の両方を有することができる。例えば、高いガス透過性を生じさせることなく屈曲(flex)を許容するカプトン(Kapton)(登録商標)またはゴアテックス(Gore-Tex)(登録商標)メンブレンを備えた二重壁の織りステンレス鋼のメッシュを使用することができる。
ノズル/スキマーモジュール20は、約18cmから約28cmまで変更することができる全長(OL)を有することができる。
図2は、本発明の実施形態による、生産GCIB処理システムに搭載される前にノズル/スキマーモジュール20を整合及び/又は試験するために使用することができるGCIBシステムの例示的な構成を示している。または、そのGCIBシステムは、事前整合及び/又は試験されたノズル/スキマーモジュール20が搭載された生産GCIB処理システムとして使用することができる。GCIBシステム200は、ソースサブシステム201と、イオン化/加速サブシステム204と、処理サブシステム207と、を含む。ソースサブシステム201は、内部空間203を有するソースチャンバ202を含むことができる。イオン化/加速サブシステム204は、内部空間206を有するイオン化/加速チャンバ205を含むことができる。処理サブシステム207は、内部空間209を有する処理チャンバ208を含むことができる。
GCIBシステム200は、第1真空ポンプシステム216aと、第2真空ポンプシステム216bと、第3真空ポンプシステム216cと、を含むことができる。一つ以上の圧力制御要素217aをソースチャンバ202に結合することができ、圧力制御要素217aの一つ以上を、一つ以上の外部真空ホース218aを使用して第1真空ポンプシステム216aに結合することができる。また、一つ以上の圧力制御要素217bをイオン化/加速チャンバ205に結合することができ、圧力制御要素217bの一つ以上を、一つ以上の外部真空ホース218bを使用して第2真空ポンプシステム216bに結合することができる。さらに、一つ以上の圧力制御要素217cを処理チャンバ208に結合することができ、圧力制御要素217cの一つ以上を、一つ以上の外部真空ホース218cを使用して第3真空ポンプシステム216cに結合することができる。
ノズル/スキマーモジュール20が整合及び/又は試験されているときや、事前整合されたノズル/スキマーモジュール20が使用されているときに、ソースチャンバ202、イオン化/加速チャンバ205、及び処理チャンバ208は、それぞれ第1真空ポンプシステム216a、第2真空ポンプシステム216b及び第3真空ポンプシステム216cによって適切な試験及び/又は動作圧力に排気されることができる。さらに、真空ポンプシステム216aは、動作の間、事前整合されたノズル/スキマーモジュール20内の部分的開放プロセス空間32に正しい圧力を確立するために使用することができる。真空ポンプシステム216a、216b、及び216cは、約5000リットル/秒(又はそれ以上)までポンピング速度が可能なターボ分子真空ポンプ(TMP)と、チャンバ圧力を絞るためのゲートバルブを含むことができる。従来の真空処理装置では、1000から2000リットル/秒までのTMPを採用することができる。TMPは、代表的には、約50mTorr未満の低圧処理に有用である。
さらに、いくつかの実施形態においては、第1チャンバ圧力監視デバイス249aは、ソースチャンバ202に結合される、又はこれの内部に構成されることができる。第2チャンバ圧力監視デバイス249bは、イオン化/加速チャンバ205に結合されるか、又はこれの内部に構成されることができる。第3チャンバ圧力監視デバイス249cは、処理チャンバ208に結合されるか、又はこれの内部に構成されることができる。あるいは、チャンバ圧力監視デバイスは、ノズル/スキマーモジュール20に結合されることができる。例えば、圧力監視デバイスは、キャパシタンスマノメータ又は電離真空計であることができる。コントローラ290は、信号バス291を介して、真空ポンプシステム(216a、216b及び216c)及びチャンバ圧力監視デバイス(249a、249b及び249c)に結合されることができる。さらに、コントローラ290は、ノズル/スキマーモジュール20が整合及び/又は試験されているときや、正確に作動する事前整合されたノズル/スキマーモジュール20が使用されているときに、真空ポンプシステム(216a、216b及び216c)及びチャンバ圧力監視デバイス(249a、249b及び249c)を監視及び/又は制御することができる。
ノズル/スキマーモジュール20は、図1を参照して上述したように、ノズル/スキマーモジュール20が構成された後に、試験システム(例えば、システム200)のソースサブシステム201内に位置決めすることができる。ノズル/スキマーモジュール20が事前整合および/または試験された後、次いで、生産処理システム(例えば、システム200)のソースサブシステム201内に位置決めすることができる。図2に示すように、スキマーカートリッジアセンブリ35を使用して、複数の第4取付穴36および複数の第4締結具222を使用して、ノズル/スキマーモジュール20をソースチャンバ202の内壁238に取り外し可能に結合することができる。あるいは、スキマーカートリッジアセンブリ35を使用して、ノズル/スキマーモジュール20をソースチャンバ202(図示せず)の外壁に取り外し可能に結合してもよい。スキマーカートリッジアセンブリ35は、ソースチャンバ202の内部空間203内に搭載される前に、x方向、y方向およびz方向に整合されることができる。あるいは、一つ以上の位置決めデバイス(図示せず)をノズル/スキマーモジュール20を取り付ける際に使用してもよい。
図1を参照して上で説明したように、ノズル出力アパーチャ31は、例えば、約10mmから約50mmまで変更することができる離隔距離(s1)でスキマー入力アパーチャ11から離れることができる。正しい離隔距離(s1)は、ノズル/スキマーモジュール20が試験及び/又は整合されるときに確立することができる。離隔距離(s1)が正しくないときは、ノズルアセンブリ30、支持チューブ21及び/又はスキマーカートリッジアセンブリ35は、再位置決め又は再製造することができる。離隔距離(s1)は、ノズル/スキマーモジュール20が生成プロセスシステム内で使用するように設計されたプロセス化学(ガス)に依拠することができる。
ノズル/スキマーモジュール20が整合及び/又は試験されるとき、ノズル出力アパーチャ31から確立された内部ビーム28が、スキマーカートリッジアセンブリ35内のスキマー入力アパーチャ11と整合され、これに指向されるように、スキマーカートリッジアセンブリ35はノズルアセンブリ30と整合されることができる。いくつかの実施形態においては、ノズルアセンブリ30は、第2円筒形サブアセンブリ41に結合される前に、事前試験及び/又は事前整合されることができる。さらに、一つ以上の事前試験及び/又は事前整合されたノズルアセンブリ30は、異なるように構成することができる。その差異は、プロセス化学、分子サイズ、流量、チャンバ圧力、クラスターサイズ、ビームサイズ等によって決定することができる。さらに、他のプロセスレシピの使用を容易にするために、一つ以上の事前試験及び/又は事前整合されたノズルアセンブリ30を現場に保管することができる。
内部ビーム28が正確に整合されたときは、支持チューブ21の第1部分21aは、二つ以上の第1取付穴25と二つ以上の第1締結具26を使用して、第1円筒形サブアセンブリ40に強固かつ取り外し可能に結合され、支持チューブ21の第2部分21bは、複数の第2取付穴37および複数の第2締結具27を使用して、スキマーカートリッジアセンブリ35に強固かつ取り外し可能に結合されることで、正確な整合を維持することができる。
いくつかの実施形態においては、上述したように、円筒形混合空間43は、第1円筒形サブアセンブリ40を最初に第2円筒形サブアセンブリ41に結合したときに事前試験され、一つ以上の事前試験された円筒形混合空間43を便宜上、現場に保管することができる。例えば、円筒形混合空間43の整合及び/又は試験の間(during)、一つ以上の制御された試験ガスソースが、一つ以上の異なる流量で一つ以上の試験ガスを円筒形供給要素43aおよび円筒形結合要素43bを通じて円筒形混合空間43に提供することができる。
上述したように、ノズル/スキマーモジュール20は、制御された流量で円筒形混合空間43にプロセスガスを供給するように構成されることができるガス供給管アセンブリ45を含むことができる。ガス入力供給アセンブリ47がガス供給管アセンブリ45に結合されることができる。いくつかの実施状態では、ガス入力供給アセンブリ47を使用して、ノズル/スキマーモジュール20を、ガス供給サブアセンブリ233に取り付けられたガス出力ポート233aに取り外し可能に結合することができる。例えば、取付要素47bをガス出力ポート233aに取り付けるためにねじ手段47dを使用することができる。あるいは、取付要素47bをガス出力ポート233aに取り付けるために「スナップ接続」手段を使用することができる。さらに、内部空間部47cは、ガス出力ポート233aの内部空間に結合されることができる。さらに、ガス出力ポート233aは、ソースチャンバ202の壁に取り付けることができる。
様々な実施形態において、ガス供給サブアセンブリ233及び/又はガス出力ポート233aは、必要に応じて流量制御デバイス、フィルタ及び弁を含むことができる。ガス供給サブアセンブリ233及び/又はガス出力ポート233aを、ノズル/スキマーモジュール20への処理ガスの流量を制御するために使用することができる。例えば、流量は、約10sccmから約3000sccmまで変化することができる。
ノズル/スキマーモジュール20が整合及び/又は試験されるとき、ノズル/スキマーモジュール20は、イオン化/加速チャンバ205内の内部空間206に指向されることができる試験的な外部ビーム39を生成することができる。次いで、事前整合されたノズル/スキマーモジュール20は、半導体ウエハ、基板上の薄膜であり得るワークピース281又は改善されたGCIB処理を必要とする他のワークピースに対して改善されたGCIBプロセスを提供することができる生産プロセスGCIBシステム200内に構成されることができる。事前整合されたノズル/スキマーモジュール20がGCIBシステム200で使用されるときは、その事前整合されたノズル/スキマーモジュール20は、イオン化/加速チャンバ205内の内部空間206に指向されることができる、事前整合された外部ビーム39を生成して、ワークピース281を処理することができる。
いくつかのGCIBシステム200は、第1ガス供給サブシステム250と、第2ガス供給サブシステム253と、を含むことができる。例えば、第1ガス供給サブシステム250は、一つ以上の外部ガス供給ライン252及び一つ以上の第1流れ制御要素251を使用して、ガス供給サブアセンブリ233に結合されることができる。第2ガス供給サブシステム253は、一つ以上の外部ガス供給ライン252及び一つ以上の第2流れ制御要素254を使用して、ガス供給サブアセンブリ233に結合されることができる。第1ガス供給サブシステム250に貯蔵された第1ガス組成物及び/又は第2ガス供給サブシステム253に貯蔵された第2ガス組成物は、ノズル/スキマーモジュール20が整合及び/又は試験されているときや、それが生産プロセスで使用されているときに、使用することができる。
いくつかの例においては、ノズル/スキマーモジュール20は、第1ガス組成物を使用するように構成されることができる。第1ガス組成物は、希ガス、すなわちHe、Ne、Ar、Kr、Xe、またはRnを含むことができる濃縮性不活性ガスを含むことができる。他の例においては、ノズル/スキマーモジュール20は、成膜ガス組成物、エッチングガス組成物、洗浄ガス組成物、平滑化ガス組成物等を含むことができる第2ガス組成物を使用するように構成されることができる。さらに、第1ガス供給サブシステム250及び第2ガス供給サブシステム253は、ノズル/スキマーモジュール20が、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素、酸素、水素、メタン、三フッ化窒素、二酸化炭素、六フッ化硫黄、一酸化窒素若しくは亜酸化窒素又はそれらの2つ以上の任意の組み合わせを含むイオン化クラスターを生成するように構成されるときに、単独又は互いに組み合わせて利用することができる。
整合、試験及び/又はGCIB処の間、第1ガス組成物及び/又は第2ガス組成物を高圧でノズル/スキマーモジュール20に供給して、ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、窒素、酸素、水素、メタン、三フッ化窒素、二酸化炭素、六フッ化硫黄、一酸化窒素若しくは亜酸化窒素又はそれらの2つ以上の任意の組み合わせを含むイオン化クラスターを生成する。例えば、第1ガス組成物及び/又は第2ガス組成物は、円筒形混合空間43に導入されることができ、ノズルアセンブリ30を介して支持チューブ21内の部分的開放プロセス空間32内の実質的に低圧の真空に放出されることができる。ノズルアセンブリ30からの高圧濃縮性ガスが部分的開放プロセス空間32の低圧領域に広がると、ガス分子速度は超音速に近づき、内部ビーム28(ガスジェット)がノズルアセンブリ30のノズル出力アパーチャ31と内側スキマー要素10のスキマー入力アパーチャ11との間に生成され、クラスターの外部ビーム39がノズル/スキマーモジュール20内の第1外側成形要素12及び第2外側成形要素14から発することができる。
ガス供給管アセンブリ45、ガス入力供給アセンブリ47、及び円筒形供給要素43a及び円筒形結合要素43bにおける流れ要素は、使用される様々なガスに対する気密性及び非反応性の両方を有することができる。例えば、高いガス透過性を生じさせることなく屈曲を許容するカプトン又はゴアテックスメンブレンを備えた二重壁の織りステンレス鋼メッシュを使用することができる。
ソースチャンバ202は、内部を低圧に維持するように構成された閉鎖構造であることができる。ソースチャンバ202の壁の一つ以上は、ステンレス鋼、コーティングされたアルミニウム等の非反応性金属を含むことができる。
ソースサブシステム201は、ソースチャンバ202に結合された一つ以上の圧力制御要素217aを含むことができる。圧力制御要素217aの一つ以上は、一つ以上の外部真空ホース218aを使用して第1真空ポンプシステム216aに結合されることができる。別の実施形態においては、一つ以上の内部真空ホース(図示せず)が支持チューブ21に結合されて、支持チューブ21の内部の部分的開放プロセス空間32の圧力を制御するために使用されることができる。
超音速ガスジェットが、ノズル/スキマーモジュール20内の内部ビーム28として生成される。ジェットにおける膨張から生じる冷却は、超音速ガスジェットの一部を複数のクラスターに濃縮させ、各クラスターは、数個から数千個の弱く結合した原子又は分子からなる。ノズル/スキマーモジュール20内のスキマーカートリッジアセンブリ35は、クラスタージェットに濃縮されなかったガス分子をクラスタージェットから部分的に分離して、そのようなより高い圧力が有害である(例えば、イオナイザ255、高電圧電極265、及び処理チャンバ208)下流領域での圧力を最小にするようにする。適切な濃縮可能な処理ガスは、アルゴン、窒素、二酸化炭素、酸素、及び他のガスを含むことができるが、必ずしもそれらに限定されない。スキマー入力アパーチャ11、第1外側成形要素12、及び第2外側成形要素14は、好ましくは円錐形であり、実質的に円筒形の外部ビーム39を形成する。
いくつかの整合及び/若しくは試験プロシージャ又は処理プロシージャの間、ノズル/スキマーモジュール20からの外部ビーム39はガスクラスターを含むことができ、クラスターの外部ビーム39は電子サプレッサー装置260を通って送られることができる。あるいは、電子サプレッサー装置260は、必要でなくてもよいし、いくつかの整合、試験及び/又は処理プロシージャの間、異なる場所で使用されてもよい。電子サプレッサー装置260は、第1電位にある導電性の電子サプレッサー電極261と、第2電位にある第2電極262と、サプレッサー電極バイアス電源264と、を含むことができる。サプレッサー電極バイアス電源264は、グリッチ抑制電圧VGSを提供し、VGS試験範囲は、約1kVから約5kVまで変化することができる。電子サプレッサー電極261は、第2電極262及びノズル/スキマーモジュール20に対して負にバイアスされることができ、第2電極262及びノズル/スキマーモジュール20は、試験及び/又は処理の間、ほぼ同じ電位にすることができる。電子サプレッサー電極261及び第2電極262はそれぞれ、外部ビーム39(ニュートラル超音速ガスジェット)を伝達するために同軸に整合されたアパーチャを有する。負にバイアスされた電子サプレッサー装置260は、ノズル/スキマーモジュール20の出力(円形開口13,15)と電子サプレッサー電極261との間の領域に電場を提供する。その電子サプレッサー電極261は、ノズル/スキマーモジュール20の出力領域から放出された任意の二次電子が、ノズル/スキマーモジュール20の出力領域又は電気的に接続された隣接領域に向けてそれらを戻す軌道に従うようにさせ、ノズル/スキマーモジュール20とイオナイザ255との間の領域内の外部ビーム39(超音速ガスジェット)内で、それらが加速され、イオンを生成するのを防止する。延長管257及び電子サプレッサー装置260の両方は、ノズル/スキマーモジュール20の出力とイオナイザ255との間の領域における放電及びアークによるビームグリッチの低減に寄与する。図2に示すように組み合わせて使用することで、単独の寄与の合計よりもはるかに効果的である。その組み合わせは、ビームグリッチの発生源としてのスキマー−イオナイザ放電を無視できるレベルに低減し、1時間当たりのオーダーの全ての原因によるグリッチレート(glitch rate)で、500〜1000マイクロアンペアのオーダーの安定したGCIBビーム電流の生成を可能にしている。これは、従来のシステムから以前に得られた結果に比べて10倍から100倍の改善である。あるいは、磁気電子サプレッサー及び他の電子ゲートを用いてもよい。
いくつかの整合、試験及び/又は処理プロシージャの間、電子サプレッサー装置260から出た外部ビーム39内の超音速ガスクラスターは、イオナイザ255内でイオン化することができる。イオナイザ255は、好ましくは、外部ビーム39内の超音速クラスターと同軸上に整合された実質的に円筒形の幾何学形状を有する。イオナイザ255は、一つ以上のイオナイザフィラメント258から熱電子を生成する電子衝撃イオナイザであることができ、電子を加速して指向し、ジェット(ビーム)がイオナイザ255を通過するのであるが、外部ビーム39内の超音速ガスクラスターと衝突させる。電子衝撃によりクラスターから電子が放出され、クラスターの一部を正にイオン化する。適切にバイアスされた高電圧電極265のセットは、イオナイザからビームを形成しているクラスターイオンを抽出して、次いでそれらを所望のエネルギー(代表的には1keV〜数十keV)に加速し、それらを集束してGCIB263を形成する。
種々の例示的な試験及びプロセスの間、フィラメント電源267はフィラメント電圧VFを供給して、イオナイザフィラメント258を加熱することができる。アノード電源266はアノード電圧VAを提供して、イオナイザフィラメント258から放出された熱電子を加速し、それらがクラスターを含む外部ビーム39を照射してイオンを生成するようにさせる。試験抽出電源268は、抽出電圧VEを提供して、高電圧電極をバイアスし、イオナイザ255のイオン化領域からイオンを抽出し、GCIB263を形成することができる。加速器電源269は、加速電圧VACCを提供して、VACCに等しい全GCIB加速度をもたらすようにイオナイザ255に関して高電圧電極をバイアスすることができる。集束電圧(VL1及びVL2)で高電圧電極をバイアスして整形及び/又は集束可能なGCIB263を作成することができる、一つ以上のレンズ電源(272及び274)を設けることができる。
GCIBシステム200は、Xスキャン運動283の方向(紙面の内外に)にワークピースホルダ280の直線運動を提供するXスキャンコントローラ282を含むことができる。Yスキャンコントローラ284は、代表的にはXスキャン運動283に直交するYスキャン運動285の方向にワークピースホルダ280の直線運動を提供する。いくつかの整合、試験、及び/又は処理プロシージャの間、Xスキャン及びYスキャン運動の組み合わせは、ワークピースホルダ280に保持されたワークピース281を、GCIB263を通じたラスタのようなスキャンで移動させることができる。GCIBシステム200が正しく動作しているとき、GCIB263は、ワークピース281の表面に均一な照射を提供することによって、ワークピース281の均一な処理を生じさせる。マイクロコンピュータベースのコントローラであり得るコントローラ290は、信号バス291を通じてXスキャンコントローラ282及びYスキャンコントローラ284に接続し、Xスキャンコントローラ282及びYスキャンコントローラ284を制御して、ワークピース281をGCIB263に出し入れするとともに、GCIB261に対してワークピース281を一様にスキャンし、GCIB263によるワークピース281の均一な処理を達成する。
いくつかの試験及び/又は処理プロシージャの間、ワークピースホルダ280は、GCIB263が、ワークピース281の表面に対してビーム入射角286を有するように、GCIB263の軸線に対してある角度でワークピース281を位置決めすることができる。GCIBシステム200が正しく動作しているとき、ビーム入射角286は約90度であることができる。Yスキャン試験の間、ワークピース281は、ワークピースホルダ280によって保持されることができ、示された位置から、指定子281A及び280Aによってそれぞれ示される交互の位置「A」に移動させることができる。スキャンプロシージャが正しく行われるとき、ワークピース281はGCIB263で完全にスキャンされ、2つの極限位置においては、ワークピース281はGCIB263の経路から完全に外れたところまで移動(オーバースキャン)させることができる。さらに、同様のスキャン及び/又はオーバースキャンを、直交するXスキャン運動283の方向(紙面の内外)で行うことができる。いくつかのテストケースの間に、ノズル/スキマーモジュール20を、テストスキャンプロシージャが失敗したときに調整及び/又は再整合することができる。
ワークピース281を、機械的クランプシステム又は電気的クランプシステム(例えば、静電クランプシステム)等のクランプシステム(図示せず)を使用して、ワークピースホルダ280に固定することができる。さらに、ワークピースホルダ280は、ワークピースホルダ280及びワークピース281の温度を調節及び/又は制御するように構成された加熱システム(図示せず)又は冷却システム(図示せず)を含んでもよい。
ビーム電流センサ288は、GCIB263の経路内のワークピースホルダ280を超えて位置させることができ、ワークピースホルダ280がGCIB263の経路から外れたところまでスキャンされたときにGCIB263のサンプルをインターセプトするために使用することができる。ビーム電流センサ288は、ファラデーカップ等であることができ、ビーム入射開口を除いて閉じられることができ、電気絶縁マウント289を使用して処理チャンバ208の壁に取り付けられることができる。あるいは、一つ以上の検出装置をワークピースホルダ280に結合してもよい。
GCIB263は、ワークピース281の表面上の投影衝突領域でワークピース281に衝突することができる。X−Y試験及び処理の間、ワークピースホルダ280は、ワークピース281の表面の全ての領域をGCIB263によって処理することができるように、ワークピース281の表面の各部分をGCIB262の経路内に位置決めする。Xスキャンコントローラ282及びYスキャンコントローラ284は、信号バス291を介してコントローラ290から制御信号を受けることができる。様々な試験及び処理の間、ワークピースホルダ280は連続的な動き又は段階的な動きで移動して、GCIB263内にワークピース281の異なる領域を位置決めすることができる。一実施形態においては、ワークピースホルダ280は、書き込み可能な(programmable)速度で、GCIB263を通じてワークピース281の任意の部分をスキャンするように、コントローラ290によって制御されることができる。
いくつかの例示的な試験又は処理シーケンスにおいては、ワークピースホルダ280の表面の一つ以上は、導電性であるように構成されることができ、コントローラ290によって操作される線量測定プロセッサーに接続することができる。ワークピースホルダ280の電気絶縁層(図示せず)は、ワークピースホルダ280の他の部分からワークピース281及び基板保持面を絶縁するために使用することができる。GCIB263を衝突させることによってワークピース281に誘起される電荷がワークピース281及びワークピースホルダ280の表面を通じて伝導され、信号が線量測定のために、ワークピースホルダ280を通じてコントローラ290に結合されることができる。線量測定は、GCIB処理量を決定するためにGCIB電流を積分する統合手段を有する。特定の状況下では、しばしばエレクトロンフラッドと呼ばれる電子の標的中和ソース(図示せず)を用いてGCIB263を中和することができる。そのような場合においては、ファラデーカップを用いて、追加された電荷のソースにもかかわらず正確な線量測定を保証することができる。ワークピース281の処理の間、線量率(dose rate)はコントローラ290に伝達され、コントローラ290はGCIBビーム束が正しいことを確認するか、又はGCIBビーム束の変動を検出することができる。
コントローラ290は、信号バス291を介してビーム電流センサ288によって収集されたサンプリングされたビーム電流を受けることもできる。コントローラ290は、GCIB263の位置を監視することができ、ワークピース281によって受けたGCIB線量を制御し、所定の所望の線量がワークピース281に伝達されたときに、ワークピース281をGCIB263から外すことができる。あるいは、内部コントローラを使用してもよい。
図2に示すGCIBシステム200は、「グリッチ」を低減又は最小化しながら、GCIB電流を増加させる機構を含む。例えば、延長管257などの管状導体が、イオナイザ255の入口アパーチャ256に配置されたイオナイザ255の一体部分として示されている。延長管257は、一体接続されている必要はない。延長管257は、導電性があり、イオナイザ255に電気的に取り付けられ、従って、イオナイザの電位にある。延長管257とイオナイザ255との間で概ね同様の電位関係を達成する他の構成を採用してもよい。入口アパーチャ256の直径は、約2cmから約4cmまで変更することができ、延長管257は、約2cmから約4cmまで変更することができる内径を有する。延長管257の壁は導電性があり、好ましくは金属性であり、複数の接続された同軸リングとして穿孔又は構成されてもよく、又はガスコンダクタンスを改善するためのスクリーン材料で作られてもよい。延長管257は、イオナイザ255の内部を外部の電場から遮蔽し、イオナイザ255の入口アパーチャ256の近くに形成された正イオンがイオナイザ255から後方に引き出され、ノズル/スキマーモジュール20の出力端に向かって加速される可能性を低減する。イオナイザ出口アパーチャ259の直径は、約2cmから約4cmまで変更し得る。
GCIBシステム200は、その場での計測システムをさらに含むことができる。例えば、その場での計測システムは、ワークピース281を入射光信号271で照射し、ワークピース281からの散乱光信号276を受信するようにそれぞれ構成された、光送信器270及び光受信器275を有する光学診断システムを含むことができる。光学診断システムは、入射光信号271及び散乱光信号276が処理チャンバ208に出入りすることを可能にする光学ウィンドウを含む。さらに、光送信器270及び光受信器275は、送信及び受信光学系をそれぞれ含むことができる。光受信器275は、測定信号をコントローラ290に戻す。例えば、その場での計測システムは、GCIB処理の進行を監視するように構成されることができる。
コントローラ290は、GCIBシステム200からの出力を監視し、GCIBシステム200への入力を通信及びアクティベートするのに十分な制御電圧を生成することができる、1つ以上のマイクロプロセッサ、メモリ、及びI/Oポートと、を含む。さらに、コントローラ290は、真空ポンプシステム216a、216b、及び216c、第1ガス供給サブシステム250、第2ガス供給サブシステム253、ノズル/スキマーモジュール20、ガス供給サブアセンブリ233、サプレッサー電極バイアス電源264、アノード電源266、フィラメント電源267、抽出電源268、加速器電源269、レンズ電源272及び274、光送信器270、光受信器275、Xスキャン及びYスキャンコントローラ282及び284並びにビーム電流センサ288と結合されることができ、これらと情報のやり取りをすることができる。例えば、メモリに格納されたプログラムは、ワークピース281に対して試験又は生産GCIBプロセスを行うために、プロセスレシピに従ってGCIBシステム200の前述のコンポーネントへの入力をアクティベートするために利用することができる。
いくつかの試験実施形態では、ビームフィルタ295をイオン化/加速チャンバ205内に位置決めすることができ、GCIB263からモノマー又はモノマー及び光イオン化クラスターを除去するのに使用することができ、処理チャンバ208に入る前に、さらにGCIB263を規定する。さらに、ビームゲート296は、イオン化/加速チャンバ205内のGCIB263の経路内に配置されることができる。例えば、ビームゲート296は、GCIB263がイオン化/加速チャンバ205から処理サブシステム207に通過することが許容される開状態及び、GCIB263が処理サブシステム207に入ることが阻止される閉状態を有することができる。コントローラ290は、ビームフィルタ295及びビームゲート296に結合されることができ、コントローラ290は、試験又は処理の間、ビームフィルタ295及びビームゲート296を監視し、制御することができる。
あるいは、調整可能なアパーチャをビームフィルタ295に組み込んでも、別個の装置(図示せず)として含めてもよく、GCIB束の一部を絞る又は可変にブロックし、それによりGCIBビーム電流を所望の値に低減する。調整可能なアパーチャは、単独で、又は当業者に既知の他の装置及び方法と共に使用することができ、GCIB束を非常に小さな値に低減する。そのことは、GCIBソース供給からのガス流を変化させることや、フィラメント電圧VFを変化させること又はアノード電圧VAを変化させることのいずれかによってイオナイザを変調することや、レンズ電圧VL1及び/又はVL2を変化させることによってレンズ焦点を変調することを含む。
いくつかのプロシージャの間、イオン化されたガスクラスターイオンがワークピース281の表面に衝突するとき、幅が約20nm及び深さが約10nmで約25nm未満の浅い衝突クレーターを形成することができる。原子間力顕微鏡法(AFM)のようなナノスケールの撮像デバイスを使用して画像化する場合、衝突クレーターは、ぎざぎざ(identations)と同様の外観を有する。衝撃の後、ガスクラスターイオンからの不活性種は、ガスとしてワークピース281の表面を蒸発させるか、又は自由にし(escape)、真空ポンプシステム216cによって処理サブシステム207及び処理チャンバ208から排出される。
図3は、本発明の実施形態によるノズル/スキマーモジュールの例示的な構成を示す絵図である。図示された実施形態においては、図1のノズル/スキマーモジュール20と同様のノズル/スキマーモジュール400が示されている。類似する参照符号によって類似する部分が示されている。あるいは、ノズル/スキマーモジュールは、異なって構成されてもよい。
図4は、図2に示すGCIB処理システムのためのノズルアセンブリ400の断面図を含む。図1に示した単一ビームノズルとは対照的に、ノズルアセンブリ400は、基板又はワークピース281を処理するために使用されることができる2つ以上のGCIBを生成するために使用されることができる。2つ以上のノズルを互いに隣接して置いて、各自対応するGCIBを生成するようにすることができる。したがって、スキマー402は、2つ以上のノズルから放出されるガスクラスターをコリメートするように設計されてもよい。2つ以上のノズルとスキマーとの間の距離は、ノズルアセンブリ400の1つ以上の部分に結合された支持チューブ404の長さによって決定(dictated)され、又は制御されることができる。特定の例においては、2つ以上のノズルは、共通のアセンブリ又部品若しくは一緒に結合されることができる複数の部品の組み合わせ内に統合されることができる。図4の実施形態においては、ガスマニホールド406が、各ノズルへのガスライン408を提供するように設計されることができる。ガスマニホールドは、3つ以上のガスをノズルアセンブリに導入することを可能にすることができる。1つ以上のガスの入ってくる圧力は、1atmから100atmまでの範囲にあり、−100℃から110℃までの温度を有することができる。
一実施形態においては、2つ以上のノズルは、第2ノズルコンポーネント412に隣接しているか、又はこれと整合されていることができる第1ノズルコンポーネント410を含むことができる組み合せ部品に統合されることができる。その詳細を、図5及び図6の説明でより詳細に説明する。しかし、図4は、第1ノズルコンポーネント410及び第2ノズルコンポーネント412の円錐形のキャビティの整合を示し、それら円錐形のキャビティは、それぞれのビーム中心線(例えば、ビーム#1の中心線414及びビーム#2のビーム中心線416)に沿ってセンタリングされるようになっている。このようにして、各ノズルコンポーネントは、同一又は実質的に同様の半角を有することができる円錐形のキャビティの整合に基づいて、それぞれのGCIBの形成に寄与することができる。
図5は、第1ノズルコンポーネント410及び第2ノズルコンポーネント412を含むことができるノズル装置500の断面図を含む。ノズル装置500は、オリフィス502を含むことができる。ここを通じて、GCIBを形成するガスが、ガスライン408と第1円錐形キャビティ506との間の高い圧力差で投射されることができる。オリフィス502の直径は、25μmと500μmとの間で変更することができる。1つの特定の実施形態では、オリフィス502は約80μmであることができる。オリフィス502は、ガスマニホールド406と同一平面上にあることができる実質的に平坦な表面を含み得る第1入口面504に近接していることができる。オリフィス502は、クラスター化を促進し得る研磨面又は最小表面粗さを有することができる。表面粗さは0.1μmと0.5μmの範囲にあり、特定の実施形態では、約0.2μmである。
オリフィス502を通ると、ガスは、第1円錐形キャビティ506を通って、第2ノズルコンポーネント412内の第2円錐形キャビティ508に向けて投射されることができる。第1円錐形キャビティ506の長さは、20mmと60mmとの間の範囲にあり、第2円錐形キャビティ508の長さは、第1円錐形キャビティ506との比に基づいて変更することができる。この比は、0.40から0.99まで変更することができる。
また、第1円錐形キャビティ506は中心線414から測定され得る同一又は同様の半角510を有し得る。半角510は、約1.5度から約30.0度までの範囲にあることができる。このように、第1円錐形キャビティ506及び第2円錐形キャビティ508の縁部は、同一又は同様の傾斜を備えたある線を形成することができる。1つの特定の実施形態においては、半角は約6度であることができる。
図5の実施形態においては、第1出口面514での第1円錐形キャビティ506の出口直径は、第2円錐形キャビティ508の入口直径よりも小さくあることができる。このように、第1円錐形キャビティ506の最大直径は、中心線414に沿った任意の点から測定された第2円錐形キャビティ508の直径よりも小さくあることができる。例えば、出口直径は、入口直径の50%からほぼ100%まで変更することができ、これにより、第1円錐形キャビティ506と第2円錐形キャビティ508との間には1mm未満のステップ高が存在することができる。所定の実施形態においては、平坦移行領域512が、第1円錐形キャビティ506と第2円錐形キャビティ508との間に配置されることができる。平坦移行領域512は、第1ノズルコンポーネント410の第1出口面514に対向し得る第2入口面516を含むことができる。第1出口面514は、第1入口面504と第2ノズルコンポーネント412の第2出口面518との間に配置され得る中間出口面と称することもできる。
一実施形態においては、第2ノズルコンポーネント412は、再入キャビティコンポーネントと呼ばれてもよい。この実施形態においては、第2ノズルコンポーネント412は、第1ノズルコンポーネント410を収容するキャビティを含むことができ、これにより、第1ノズルコンポーネント410は、第2ノズルコンポーネント412によって位置的に固定される、又は保持されることができる。第1ノズルコンポーネント410は、再入キャビティ内に向けて第1入口面504からスライドすることができる。第1ノズルコンポーネント410と関連する再入キャビティは、第1円錐形キャビティ506及び再入キャビティの第2円錐形キャビティ508を整合するように設計することができる。
図5の実施形態においては、第1ノズルコンポーネント410は、ガスライン408、ガスマニホールド406及び第1ノズルコンポーネント410の間で流体シールを維持するシール部材520を収容又は包含するように設計することができる。この例においては、シール部材520は、ガスライン408と第1円錐形キャビティ506との間の高い圧力差を維持することができる。シール部材520は、シーラー、Oリング、又はエラストマーを含むことができるが、これに限定されない。
一実施形態においては、第1ノズルコンポーネント410はセラミック材料でできていることができ、第2ノズルコンポーネント412は、ステンレス鋼などの金属できていることができる。1つの特定の実施形態では、セラミック材料は、第2ノズルコンポーネント412に統合され得る単一部品(monolithic piece)であることができる。
他の実施形態においては、ノズルアセンブリは、ノズルアセンブリの第1ノズルコンポーネント410と流体連通し得る少なくとも1つのガス供給導管(例えば、ガスライン408)を有するガス供給マニホールドを含むことができる。第1ノズルコンポーネントは、第1入口面504でのノズルスロート(例えば、オリフィス502)から第1出口面514での第1出口で中間出口に延びるように形成された少なくとも1つの円錐形ノズルの第1部分(例えば、第1円錐形キャビティ506)を含むことができる。ノズルアセンブリの第2ノズルコンポーネント412は、第1ノズルコンポーネント410に隣接することができる。第2ノズルコンポーネント412は、第2入口面516での中間入口(intermediate inlet)から第2出口面518でのノズル出口まで延びる少なくとも1つの円錐形ノズル(例えば、第2円錐形キャビティ508)を含むことができる。第2ノズルコンポーネント412は、第1ノズルコンポーネント410が挿入され得る再入キャビティをさらに含み、これにより、第1出口面514が第2入口面516と整合する(interfaces with)又は接触するようにする。再入キャビティは、第1円錐形キャビティを第2円錐形キャビティ508に整合して、2つのコンポーネントの間でのGCIBの所望の移行を可能にするように設計することができ、これにより、第1ノズル部分の中心線が前記第2ノズル部分の中心線と一致又は整合されるようにする。
一実施形態においては、前記第1ノズルコンポーネントの第1出口面での前記中間出口の直径は、前記第2ノズルコンポーネントの第2入口面での前記中間入口の直径以下であることができる。
別の実施形態においては、前記第1ノズルコンポーネントの中間出口の直径は、前記第2ノズルコンポーネントの中間入口の直径の約50%から約100%までの範囲にある。
また、ノズルアセンブリは、前記第1ノズルコンポーネントと前記ガス供給マニホールドとの間に配置されたシール部材を含むことができる。これにより、前記第2ノズルコンポーネントがガス供給マニホールドに取り付けられ又は結合されたときに、前記第1入口面が少なくとも1つのガス供給導管の出口を取り囲むシール(例えば、流体フロー障壁)を形成することができるようにする。一実施形態においては、シール部材には、シーラー(sealer)、Oリング、又はシール若しくは流体フロー障壁を形成、若しくは可能にするエラストマーが含まれることができる。
他の実施形態では、ノズルアセンブリは、図5に示すように、互いに平行にかつ隣接して配置された一対のノズルを含むことができる。
図6は、GCIB処理システムのためのノズル装置500内の2つのノズル(例えば、第1ノズルコンポーネント410、第2ノズルコンポーネント412)の間の移行領域(例えば、平坦移行領域T)の断面図600を含む。一実施形態においては、平坦移行領域512又は継続ノズルは、5mm未満であり得る距離604に沿って平坦移行領域512の直径が一定又は実質的に一定であるように、円筒形状であってよい。この実施形態においては、平坦移行領域512の直径は、第1入口面516において第1円錐形キャビティ506の任意の部分の直径より大きくあることができる。この例において、第1円錐形キャビティ506と平坦移行領域512との間のステップ高が存在することができる。一実施形態においては、移行領域512の長さは10mm以下であることができる。ステップ高602は、1mm未満であることができる。1つの特定の実施形態においては、ステップ高602は、約0.04mmであることができる。
ノズル/スキマーモジュールをGCIBシステムに組み込むための装置及び方法が、様々な実施形態で開示されている。しかし、当業者であれば、様々な実施形態は、特定の詳細の1つ以上がなくても実施することができるし、他の置換及び/又は追加の方法、材料又はコンポーネントを備えて実施することができることを認識するであろう。他の例においては、本発明の様々な実施形態の態様を不明瞭にすることを避けるために、周知の構造、材料、又は動作を詳細に示す又は説明しない。同様に、説明の目的のために、本発明の完全な理解を提供するべく、特定の数、材料、及び構成が明示されている。そうであっても、本発明は特定の詳細なしに実施することができる。さらに、図面に示された様々な実施形態は例示的な表現であり、必ずしも縮尺通りに描かれていないことが理解されるものである。
本明細書を通して、「一実施形態」又は「実施形態」は、ある実施形態に関連して説明される特定の特徴、構造、材料、又は特性が、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味するが、それらはすべての実施形態に存在することを示さない。したがって、本明細書全体を通して、様々な箇所での「一実施形態において」又は「ある実施形態において」という表現の出現は、必ずしも本発明の同一の実施形態を指すとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、材料、又は特性は、一つ以上の実施形態において任意の好適な方法で組み合わせることができる。さまざまな追加の層及び/又は構造が含まれることができ、及び/又は説明された特徴が他の実施形態で省略されることができる。
様々な動作を、本発明の理解に最も有用なやり方で、複数のディスクリートな動作として順々に説明してきたかもしれない。しかし、説明の順序は、これらの操作が必然的に順序に依存することを意味すると解釈されるべきではない。特に、これらの操作は、提示の順序で実行される必要はない。説明された動作は、記載された実施形態と異なる順序で実行されることができる。様々な追加の動作が実行されることができ、及び/又は説明された動作が追加の実施形態で省略されることができる。
本発明の実施形態の前述の説明は、例示及び説明のために提示されている。まさにその開示された形態が完全なものであることや、それに本発明を限定することを意図していない。この説明及び以下の特許請求の範囲は、左、右、上、下、真上、真下、上方、下方、第1、第2等の用語を含むが、これらは、説明の目的のためにだけ使用され、制限するものとして解釈されるべきではない。例えば、相対的な垂直位置を指定する用語は、基板又は集積回路のデバイス側(又はアクティブ面)がその基板の「上」面である状況を示す。基板は、実際には、基板の「上」側が標準的な地上基準フレーム内の「下」側よりも低くても、「上」という用語の意味に依然として含まれるように、任意の向きであることができる。特段明示されない限り、明細書(及び特許請求の範囲)において用いられているような用語「上の(on)」は、第2層の「上の」第1層が、第2層に直接的に上にあること及び間接的に接触していることを示さない。第1層と第1層上の第2層との間には、第3層又は他の構造体が存在することができる。本明細書で説明された装置又は物品の実施形態は、多数の位置及び向きで製造、使用又は出荷することができる。
当業者であれば、上記教示に照らして多くの修正及びバリエーションが可能であることを理解することができる。当業者は、図面に示された様々なコンポーネントの様々な等価な組み合わせ及び置換を認識するであろう。このため、本発明の範囲は、この発明を実施するための形態によってではなく、添付の特許請求の範囲によって限定されることを意図している。

Claims (10)

  1. ガスクラスタービーム(GCB)処理システムで使用するためのノズルアセンブリであって、
    ノズルコンポーネントであって、
    少なくとも一つの円錐形ノズルと、
    ガス供給導管からガスを受けることができる、前記少なくとも一つの円錐形ノズルの一端に近接して配置されたノズルスロートと、を含むノズルコンポーネントと、
    再入キャビティコンポーネントであって、
    前記ノズルコンポーネントを収容するキャビティと、
    前記ノズルコンポーネント又は前記ガスを受けることができる、前記キャビティの第1開口と、
    前記第1開口とは反対の位置にあり、前記少なくとも一つの円錐形ノズルからのガスを受けることができる、前記キャビティの第2開口と、
    前記少なくとも一つの円錐形ノズルと整合し、かつ、前記第2開口を介して前記少なくとも一つの円錐形ノズルからのガスを受けることができる円錐キャビティ、を含む継続ノズルであって、該円錐キャビティは前記少なくとも一つの円錐形ノズルのいずれの直径よりも大きい入口直径を含む、継続ノズルと、を含む再入キャビティコンポーネントと、を含み、
    前記少なくとも一つの円錐形ノズルは、互いに平行かつ隣接して配置される一対のノズルを含む、アセンブリ。
  2. 前記再入キャビティコンポーネントは、前記第2開口と前記継続ノズルとの間に配置された移行キャビティをさらに含み、
    前記移行キャビティは、
    前記ガスが前記第2開口から前記継続ノズルに向かって流れるオフセット長を含む、実質的円筒形状と、
    前記少なくとも一つの円錐形ノズルのいずれの直径よりも大きい直径と、を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  3. 前記移行キャビティの直径は、前記移行キャビティに隣接した、前記少なくとも一つの円錐形ノズルの一端の直径とは1mm未満の差を含む、請求項2に記載のアセンブリ。
  4. 前記オフセット長は、10mm未満の距離を含む、請求項3に記載のアセンブリ。
  5. 前記ノズルコンポーネント及びガス供給マニホールドとの間に配置されたシール部材をさらに含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  6. 前記再入キャビティコンポーネントは、前記第2開口に隣接した、前記一対のノズルの一つと位置合わせされる、前記キャビティの第3開口を含む、請求項1に記載のアセンブリ。
  7. 前記円錐形ノズル及び前記継続ノズルの全長に対する前記ノズルコンポーネントの長さの比率は、0.40から0.99までの範囲にある、請求項1に記載のアセンブリ。
  8. 前記ノズルスロートは、25μmから500μmまでの範囲にある、請求項1に記載のアセンブリ。
  9. 二つ以上のノズルが目標のGCB流を生成するように構成された、請求項1に記載のアセンブリ。
  10. 前記少なくとも一つの円錐形ノズルの長さは、20mm60mmとの間の範囲にある、請求項1に記載のアセンブリ。
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