JP6625503B2 - アナログRoFシステムおよび光通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムに適用される技術に関する。
従来から、電気のアナログ波形をそのまま光に変換して伝送するRoF伝送技術として、携帯電話網の基地局からアンテナを張り出すDAS(Distribution Antenna System)や、通信事業者またはケーブルテレビ事業者の局舎から各家庭まで光ファイバを使って放送波を伝送するRF映像配信システムが商用化されている。
これらのアナログRoFシステムに加えて、非特許文献1に記載されているように、アナログRoF伝送区間の前後にDSP(Digital Signal Processing)を配置し、単なるE/O(Electrical to Optical Converter)、O/E(Optical to Electrical Converter)機能以外の機能も有するRoF伝送技術が提案されている(DSP-assisted Analog RoF)。
従来の多くの携帯電話網の基地局は、制御部のBBU(Baseband Unit)とRF(Radio Frequency)部のRRH(Remote Radio Head)を同一サイトに設置したD−RAN(Distributed Radio Access Network)構成を採っている。一方、将来の基地局の構成として、基地局性能の向上のために、各基地局のBBUをまとめて設置し、それぞれを連携させるC−RAN(Centralized Radio Access Network)構成が考えられているが、C−RANにするとD−RANと比較してBBUとRRH間の光伝送区間で必要となる容量が大きくなり、将来基地局容量が増大した場合に、回線提供が困難になってしまう可能性がある。この対策の一つとして、効率的な光伝送が可能なアナログRoF伝送技術が好適であると考えられる。
特許文献1および特許文献2では、光伝送で発生する波長分散の影響とその対策についての検討が記述されている。特許文献1には、マルチキャリア変調方式の伝送帯域において伝送容量の拡大化を図る技術が開示されている。また、特許文献2には、大容量な超高精細映像などの同期した複数の信号を、波長多重により光伝送するシステムにおいて、高速光波形の主な劣化要因である波長分散を適応的に補償する技術が開示されている。
また、特許文献3には、PONシステムにおいて、周波数利用効率を向上させるために、OLTから各ONUに対してテスト信号を送信して伝送特性を把握し、伝送特性に応じて周波数の割り当てを行う技術が開示されている。
特開2016−136657号公報 特開2008−301224号公報 特開2014−075751号公報
ITU-T G.suppl.55
しかしながら、特許文献1および特許文献2では、いずれも光ファイバ伝送に起因する波長分散による品質劣化を防ぐために、受信側に波長分散補償器を設置する構成が採られているため、機器コストを増大させてしまうというデメリットがある。また、分散補償量を制御するための構成も含まれており、構成が複雑になってしまう。さらに、分散補償器を追加したことから、光伝送損失を増加させてしまう。
特許文献3では、OLTにテスト信号の送信機能が必要になると共に、各ONUに伝送特性取得回路がそれぞれ必要になる。さらに、ONUで取得した伝送特性をOLTに通知するステップが必要になると共に、OLTで周波数を選定するためのサブキャリア割当回路が必要となるため、コストが増大し、機器構成も複雑化してしまう。
光ファイバの波長分散の影響によって伝送可能な周波数帯が制限されるため、分散補償技術を使用せずに伝送容量を拡張すること(広帯域な信号を伝送すること)は困難である。複数の周波数の異なるRF信号のアナログ波形を同一光ファイバ上に伝送させるIFoF(Intermediate Frequency over Fiber)では、伝送チャネル数が多くなると利用する周波数帯域が広くなり、光波長1波での伝送が困難となる。その場合、別のシステムを追加するか、若しくは、WDM(Wavelength Division Multiplexing)による容量拡大が必要となり、システム全体のコスト増を招いてしまう。
PON構成のアナログRoF伝送では、波長分散の影響により、ONUの台数が増えた場合に、新たに追加したONUで信号品質が劣化する可能性がある。信号品質劣化の影響を避けるために、OLTおよびONUの伝送マージンを予め大きく設定することも考えられるが、システム全体のコスト増を招く。また、各伝送区間に分散補償器を用いることも考えられるが、複数の分散補償器を配置することにより、運用コストの増加、光損失の追加、機器コストの増加を招いてしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、各ONUにおいて、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることができるアナログRoFシステムおよび光通信方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明のアナログRoFシステムは、OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムであって、前記OLTは、前記ONUが前記OLTに対する上り伝送を行う場合、前記ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記ONUに通知し、前記ONUは、前記通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うことを特徴とする。
このように、OLTは、ONUがOLTに対する上り伝送を行う場合、ONUとの間の伝送距離に反比例するように、伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF周波数をONUに通知し、ONUは、通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うので、上り伝送において、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることが可能となる。
(2)また、本発明のアナログRoFシステムにおいて、前記OLTは、前記伝送距離が近似する複数のONUをグルーピングし、グルーピングした各ONUに対し、TDMA(Time Division Multiple Access)方式で前記上り伝送を行う旨を通知することを特徴とする。
このように、OLTは、伝送距離が近似する複数のONUをグルーピングし、グルーピングした各ONUに対し、TDMA方式で上り伝送を行う旨を通知するので、OLTが複数のONUから光信号を同時に受信する場合の不都合を回避することが可能となる。
(3)また、本発明のアナログRoFシステムにおいて、前記OLTは、前記伝送距離が相対的に小さいONUに対して、光出力値を下げる旨を通知することを特徴とする。
このように、OLTは、伝送距離が相対的に小さいONUに対して、光出力値を下げる旨を通知するので、ONUの台数が増えた場合に懸念されるOLTでの受光パワーの急増を回避し、ONU信号同士での妨害、ノイズレベルの上昇、干渉ノイズの増大を防止することが可能となる。
(4)また、本発明のアナログRoFシステムにおいて、前記OLTは、前記各ONUに対する下り伝送を行う場合、前記ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記各ONUに割り当てて、割り当てたIF周波数を用いて前記各ONUに対する下り伝送を行うことを特徴とする。
このように、OLTは、各ONUに対する下り伝送を行う場合、ONUとの間の伝送距離に反比例するように、伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF周波数を各ONUに割り当てて、割り当てたIF周波数を用いて各ONUに対する下り伝送を行うので、下り伝送において、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることが可能となる。
(5)また、本発明のアナログRoFシステムにおいて、前記OLTは、新たにONUが追加された場合、配下のすべてのONUに対し、前記各ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF周波数の再割り当てを行うことを特徴とする。
このように、OLTは、新たにONUが追加された場合、配下のすべてのONUに対し、各ONUとの間の伝送距離に反比例するように、伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF周波数の再割り当てを行うので、常にOLTと各ONUとの伝送距離に応じた大きさのIF周波数を割り当てることが可能となる。これにより、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることが可能となる。
(6)また、本発明の光通信方法は、OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムの光通信方法であって、前記OLTにおいて、前記ONUが前記OLTに対する上り伝送を行う場合、前記ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記ONUに通知するステップと、前記ONUにおいて、前記通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うステップと、を少なくとも含むことを特徴とする。
このように、OLTは、ONUがOLTに対する上り伝送を行う場合、ONUとの間の伝送距離に反比例するように、伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF周波数をONUに通知し、ONUは、通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うので、上り伝送において、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることが可能となる。
本発明によれば、OLTに接続される各ONU向けにIF周波数を割り当てるPON構成において、伝達関数の特性、すなわち、距離が長い程、伝達関数が0になる点がより低周波数になる特性を利用して、OLTとの間の伝送距離が長いONUに対しては低い周波数を割り当て、OLTとの間の伝送距離が短いONUに対しては高い周波数を割り当てることによって、波長分散補償を用いることなく各ONUにおいて分散による信号品質劣化を回避することができ、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることが可能となる。
本実施形態に係るアナログRoF伝送システムの概略構成を示す図である。 OLTの概略構成を示す図である。 ONUの概略構成を示す図である。 光ファイバの伝達関数の例を示す図である。 OLTが各ONUを管理するためのテーブルの一例を示す図である。
本発明者らは、PON構成において、伝達関数の特性、すなわち、OLTとONUとの間の伝送距離が長い程、伝達関数が0になる点が、より低周波数となる特性に着目し、OLTとの間の伝送距離が長いONUに対しては低い周波数を割り当てる一方、OLTとの間の伝送距離が短いONUに対しては高い周波数を割り当てることによって、各ONUにおいて、分散補償を用いることなく、波長分散による信号品質劣化を回避することができ、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることができることを見出し、本発明に至った。
すなわち、本発明のアナログRoFシステムは、OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムであって、前記OLTは、前記ONUが前記OLTに対する上り伝送を行う場合、前記ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記ONUに通知し、前記ONUは、前記通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うことを特徴とする。
これにより、本発明者らは、上り伝送において、分散補償を使用せずに波長分散による信号品質劣化を回避し、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることを可能とした。以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
[基本的原理]
PtMP(PON)構成では、OLT〜ONU間の伝送距離がそれぞれ異なり、波長分散に起因する伝達関数特性(「伝送特性」とも呼称する。)も異なる。各ONUに対してIF周波数を割り当てるPON構成においては、伝達関数の特性、すなわち、OLTとONUとの間の伝送距離が長い程、伝達関数が0になる点がより低周波数となる特性を利用することが好適である。すなわち、伝送距離の長いONUに対しては低い周波数を割り当てる一方、伝送距離の短いONUに対しては高い周波数を割り当てる。これにより、各ONUにおいて、分散補償をすることなく波長分散による信号品質劣化を回避することができ、伝送システムのシンプル化、低コスト化が可能である。
本実施形態のポイントは、以下のとおりである。すなわち、波長分散の影響で光伝送可能な周波数帯域が限られるが、従来技術の通り、分散補償をすれば問題は解決する。しかし、分散補償器を利用するとコストが増加すると共に、光伝送損失増を招くというデメリットも生ずる。このため、PON構成を採った場合、伝送距離の異なる各区間に補償量の異なる分散補償器を利用する必要があり、更なる機器の複雑化とコスト増加を招いてしまう。ここで、波長分散の影響が小さい周波数領域は断続的に存在しており、伝送距離によっても波長分散の影響が小さい周波数領域は異なっている。そこで、断続している波長分散が小さい周波数帯を極力使用することによって、伝送容量を拡大することが可能となる。PtMP構成のPONにおいては、一つのOLTの配下に、伝送距離の異なる複数のONUが接続されていることから、伝送距離に基づいて各ONUで利用するIF周波数をコントロールする。
図4は、光ファイバの伝達関数の例を示す図である。図4に示すように、光ファイバの伝送距離に依存して、周波数に対する伝達関数が異なり、伝送距離が長い程、最後に0になる点が低周波数側になっている。光伝送信号の光電場包絡線が偶関数である場合、次式が成立する。
Figure 0006625503
ここで、Lは光ファイバ長[km]、βは群速度分散[W/m2]、fはRF周波数[Hz]、λは波長[m]、Dは波長分散[ps/nm/km]、cは光速[m/s]を表す。
[SCM(Subcarrier-Multiplexing)−PONの下り伝送に適用する場合]
PON構成では、OLT〜ONU間の伝送距離がそれぞれ異なり、波長分散に起因する伝達関数特性も異なる。各ONUに対してIF周波数を割り当てるPON構成においては、伝達関数の特性を活かして、基本的に、伝送距離の長いONUに低い周波数を割り当て、伝送距離の短いONUに対して高い周波数を割り当てる。これにより、各ONUにおいて分散による信号品質劣化を回避することが可能となる。
(A)OLTが各ONUまでの距離を把握する。
OLTは、各ONUまでの伝送距離を把握する。一般的なTDM−PONのRTT(Round Trip Time)測定機能で求めた伝送時間から距離を算出し、OLT側でデータベースとしてメモリ等に保存する。または、運用者等が事前に把握したファイバ長の情報をOLTに入力しても良い。仮想化されたOLTを想定する場合は、本機能はNW上位のクラウドで管理されることもある。OLTは、距離と伝達関数の関係も保持するものとする。
(B)OLTが各ONUで出力すべきRF信号情報を把握する。
OLTが、各ONUで出力する周波数、周波数帯域幅、変調フォーマット(アナログ出力の場合)、伝送レート情報(デジタル出力の場合)等をデータベースとしてメモリ等に保存する。図5に示すように、OLTが各ONUを管理するためのテーブルとして保持していても良い。図5から明らかなように、各ONUに対応づけられるIF周波数は、OLTからの伝送距離に反比例しており、OLTからの伝送距離が小さいONUには大きいIF周波数が対応づけられる一方、OLTからの伝送距離が大きいONUには小さいIF周波数が対応づけられている。
(C)OLTが各ONUに対して特定のIF周波数を割り当てる。
各ONUに対して送信する信号に対して、光ファイバの伝達関数特性が大きく、変化の小さな領域(高周波数領域に不等間隔で発生する伝達関数が大きな領域、変化の小さな領域を含む)を割り当てる。ここで、光ファイバの伝達関数特性が光ファイバ長(OLTとONU間距離)に依存して変化することを利用し、基本的にOLTからの距離が遠いONUへの伝送については周波数の低い領域を割り当て、距離が近いONUへの伝送については周波数の高い領域を割り当てる。ただし、完全にこのルールに従わなくても、各ONUで伝達関数の変化が小さな周波数領域を利用可能であれば、その周波数領域を割り当てても良い。光干渉雑音の影響を避けるため、DCからある低周波数帯を避けた周波数配置を想定することも可能である。
(D)ONU追加によるIF周波数再配置
一般的に、OLT配下にONUが順次追加されるため、新規に追加されたONUの伝送距離が長い場合、既存のONUが占有している周波数帯のいずれかを利用する必要性が出る可能性もある。その場合、OLTは、該当する既存ONUで周波数変更可能なONUを伝達関数を考慮して選択して別の周波数を割り当て、新規のONUに既存ONUが利用していた周波数を割り当てることも可能である。
(E)各ONUで配下に必要な信号を生成する。
各ONUでは、配下に出力すべき周波数のみをフィルタリングして取り出す。OLTからONUへのIF信号伝送において、各ONUでの必要な処理(OLTで施した処理内容、取り出すべきIF信号の周波数等)を伝達し、各ONUがその情報を元に取り出すべき周波数を判断する。制御用IF信号を生成しデータ伝送用のIF信号にそれらの情報を入れて伝送しても良い。フィルタリングした周波数をONUで出力すべきRF信号に変更して出力する。ONUで必要な処理については、運用者が各ONUの設定を直接行っても良い。
(F)伝達関数特性の疑似的な変更
上記の(C)において、信号波形の変形等で伝達関数の変化が疑似的に小さくなる様に補正して、その領域を利用しても良い。
(G)IF信号の変調フォーマット(多値度等)変更
光ファイバの伝達関数が小さいか、または大きく変化している領域を使う必要がある時は、IF信号の変調多値度を低くする。これにより伝送レートが減少するが、所望の伝送レートを得るため、周波数帯域幅を拡大する。
(H)OMI(Optical Modulation Index)の調整
上記の(C)において、各IF信号のOMIについて、ONUで要求される信号品質、伝送距離を考慮して決定する。基本的に、多値度の高い信号は信号品質要求が厳しく、伝送距離が長い伝送路では伝送損失が大きく、品質劣化を受けやすい。同じ要求信号品質(CNR、SNR、EVM)の場合、伝送距離の長いONUに対してはOMIを高く設定する一方、伝送距離の短いONUに対してはOMIを低く設定する。なお、IF信号数が増え、トータルのOMIが大きすぎるようになると(例えば30%以上)、光伝送で発生する歪により信号品質を大きく劣化させる可能性がある。
(I)IF周波数の割り当て
上記の(C)において、IF周波数帯を、あるONU向けの信号として時間的に占有させるのではなく、全周波数帯をTDMして各ONUに対して伝送する構成を採っても良い。その場合、各ONUに対して送信する信号で、利用するIF周波数を、伝送距離に依存する伝送可能周波数帯域を考慮して割り振る。ここで、伝送距離が長い場合、割り当て周波数帯域が狭くなるので、長い時間を割り当てるなどの対策を講じて、必要な伝送容量を確保するようにしても良い。
[SCM(Subcarrier-Multiplexing)−PONの上り伝送に適用する場合]
PONの下り伝送の場合と同様に、PON構成では、OLT〜ONU間の伝送距離がそれぞれ異なり、波長分散に起因する伝達関数特性も異なる。各ONUに対してIF周波数を割り当てるPON構成においては、伝達関数の特性、すなわち、伝送距離が長い程、伝達関数が0になる点がより低周波数となる特性を活かして、基本的に、伝送距離の長いONUに対しては低い周波数を割り当てる一方、伝送距離の短いONUに対しては高い周波数を割り当てる。これにより、各ONUにおいて分散による信号品質劣化を回避することが可能となる。
(a)OLTはONU情報(入出力信号情報、伝送距離)を把握する。
OLTは、各ONUの伝送距離およびその他上り伝送に関する情報(周波数、周波数帯域幅、変調フォーマット(アナログ)、伝送レート(デジタル)等)を内部メモリに保存し、または外部のサーバー等から入手して保存する。
(b)各ONUへIF周波数を割り当てる。
OLTからONUへのIF信号伝送において、あるIF信号を制御用チャネルとして利用するか、若しくは下り伝送用のIF信号に入れて、各ONUが利用すべき周波数、周波数帯域幅、変調フォーマット(多値度等)を通知する。ONUは、指定されたIF信号をOLTに対して出力する。周波数割り当ては、基本的に下り伝送と同じであるが、IF周波数がONU間で重ならない設定とする。また、光干渉雑音の影響を避けるため、影響を受けやすい低周波数帯を意図的に避けた周波数配置を採っても良い。ONUで出力すべきIF信号については、運用者が各ONUの設定を直接行っても良い。
(c)OLTにおける光受信および上位NWへの出力
OLTは、ONUに通知したIF信号情報に基づいて、OLTで各ONUサイトからの信号を分離し、上位ネットワーク機器との接続インターフェースに合せて出力する。
(d)ONU追加によるIF周波数再配置
上記の(D)で説明した「ONU追加によるIF周波数再配置」と同様である。
(e)PON区間での処理低減
OLTは、各ONUとの距離に依存した伝達関数に基づいて、伝送可能な帯域情報をBBUに通知する。BBUは、UE(User Equipment)で利用する変調フォーマット、伝送帯域等を制御し、ONU側の処理を周波数変換のみとする。
(f)信号品質劣化低減
OLTは、複数のONUからの光信号を同時に受信するため、ONUの台数が増えるとOLTでの受光パワーが高くなりすぎる可能性がある。また、他のONU信号が妨害光としてノイズレベルを引き上げる可能性がある。さらに、大きな干渉ノイズを発生させる懸念もある。そこで、本実施形態では、以下のような手段を講じた。
(f−1)OLTからの伝送距離が短いONUで光出力パワーを下げる。
(f−2)TDMA(Time Division Multiple Access)を利用する。この場合は、同一のIF周波数を利用していても良い。ただし、各ONUでは伝送できない時間が発生するので、伝達関数を考慮した周波数配置を取り、伝送できる時間帯に周波数帯域を広く使い、まとめて伝送することが好ましい。複数のONUからの光がOLTに入力されても問題ないように、伝送距離等によってTDMAするONUをグループ分けしても良い。
(f−3)各ONUで、チューナブルLD(Laser diode)または複数のLDを実装し、ONUでの利用波長を分けて伝送させても良い。その場合、OLT側で波長分離のためのAWG(Arrayed waveguide gratings)や波長フィルタで波長を選択して、取り出した光信号をそれぞれ受信する。
(f−4)ONUでチューナブルLDを実装し、更に同じ波長を有するONU間でTDMAするようにしても良い。
図1は、実施例1に係るアナログRoFシステムの概略構成を示す図である。OLTとしてのアナログRoF伝送送受信機11は、光ファイバ12、光カプラ13を介して複数のONUとしてのアナログRoF伝送送受信機14にP2MP(PON)構成で接続される。アナログRoF伝送送受信機11には、複数のBBU15が接続されている。また、アナログRoF伝送送受信機14には、それぞれ、アンテナ(ANT)16を有するRRH17が接続されている。
図2は、OLT(アナログRoF伝送送受信機)11の概略構成を示す図である。NW I/F11aは、上位NWとの接続インターフェースであり、上位NWからの信号を受信したり、上位NWへ信号を送信したりする。図2は、基地局のBBU15と接続した例を示しており、BBU15とはデジタル信号を送受信する構成を示している。基地局のBBU15とRRH17は、CPRI等のインターフェースを用いているが、別のデジタルI/FやアナログIFであっても良い。また、光信号のみならず、電気信号を用いても良い。
DSP11bは、デジタル信号処理を行う。複数のBBU15からの信号のMUX/DEMUX機能、周波数変換機能、フィルタリング機能等を有する。DAC11cは、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して、駆動回路11dに信号を出力する。ADC11eは、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、DSP11bに信号出力する。駆動回路11dは、E/O11fへの入力パワー調整等を行う。E/O11fは、電気信号を光信号に変換する光デバイスである。直接変調用LD(Laser Diode)または、LDと外部変調器を用いた構成が考えられる。O/E11gは、 光信号を電気信号に変換する光デバイスである。
WDM CPL11hは、OLT11から各ONU14方向の光波長と各ONU14からOLT11方向の光波長の波長分離に用いる光部品である。光ファイバの芯双方向に伝送しない場合は不要である。フィルタ11iは、O/E出力の電気信号に不要な成分が含まれる場合に、ADC11eの入力前にカットする。例えば、不要な広帯域のスプリアスやノイズをカットする時に利用する。メモリ11jは、設定データ、OLT11、各ONU14情報等を保存する。OLT制御部11kは、OLT11内部のコンポーネントを制御すると共に、OLT11〜各ONU14の下り伝送、および上り伝送を制御する。
次に、SCM(Subcarrier-Multiplexing)−PONの下り伝送における「OLT」の動作について説明する。まず、OLT11が、各ONU14までの伝送距離を把握する。具体的には、OLT制御部11kで実施され、メモリ11jに情報が保存される。次に、OLT11が、各ONU14で出力すべきRF信号情報を把握し、メモリ11jに保存する。次に、OLT11が、各ONU14向けに特定のIF周波数を割り当てる。すなわち、OLT制御部11kが周波数割り当てを決めてDSP11bに指示をする。システム変更が無い間は、設定をメモリ11jに保存する。または、メモリ11jに運用者が設定を入れておき、その情報をOLT制御部11kが読み出してDSP11bに指示をしても良い。
ONUの新規追加によるIF周波数再配置については、OLT制御部11kが、接続されている全ONU14の情報を元に、再度周波数割り当てをして、DSP11bに指示する。また、設定情報をメモリ11jに保存する。または、メモリ11jに運用者が再設定を入れておき、その情報をOLT制御部11kが読み出してDSP11bに指示をしても良い。
次に、各ONU14で配下に必要な信号を生成する。メモリ11jから読み出したONU情報を元に、OLT制御部11kで、各ONU14で必要な処理情報を生成する様にDSP11bに指示する。または、OLT制御部11kでRF(Radio Frequency)信号を生成して、DAC11cの出力のRF信号と周波数多重して駆動回路11dに入力しても良い。伝達関数特性の疑似的な変更については、OLT制御部11kがDSP11bに指示する。IF信号の変調フォーマット(多値度等)変更は、OLT制御部11kが判断して、DSP11bに指示する。
OMIの調整については、OLT制御部11kが判断して、駆動回路11dがレベル調整し、メモリ11jに情報を保存する。または、メモリ11jに運用者が設定を入れておき、その情報をOLT制御部11kが読み出してDSP11bに指示をしても良い。IF周波数の割り当てについては、OLT制御部11kが周波数割り当てを決めてDSP11bに指示をする。システム変更が無い間は、設定をメモリ11jに保存する。または、メモリ11jに運用者が設定を入れておき、その情報をOLT制御部11kが読み出してDSP11bに指示をしても良い。
次に、SCM(Subcarrier-Multiplexing)−PONの上り伝送における「OLT」の動作について説明する。まず、OLT11は各ONU14情報(入出力信号情報、伝送距離)を把握し、メモリ11jに情報を保存する。次に、OLT11は、各ONU14へIF周波数を割り当てる。メモリ11jから読み出したONU情報を元に、OLT制御部11kで各ONU14がOLT11向けに出力すべき情報を生成する様にDSP11bに指示する。または、OLT制御部11kでRF(Radio Frequency)信号を生成して、DAC11cの出力のRF信号と周波数多重して駆動回路11dに入力しても良い。
次に、OLT11での光受信、上位NWへの出力については、OLT制御部11kがDSP11bに処理を指示する。ONUの新規追加によるIF周波数再配置については、ONU制御部14kが、接続されている全ONUの情報を元に、再度周波数割り当てをしてDSP11bに指示し、設定情報をメモリ11jに保存する。または、メモリ11jに運用者が再設定を入れておき、その情報をOLT制御部11kが読み出してDSP11bに指示をしても良い。
PON区間での処理低減について、OLT制御部11kがメモリ11j内のONU情報を元に伝送帯域情報をBBU15側に送信する様にDSP11bに指示する。信号品質劣化低減については、メモリ11jから読み出したONU情報を元に、OLT制御部11kで、各ONU14で必要な処理情報を生成する様にDSP11bに指示する。または、OLT制御部11kでRF(Radio Frequency)信号を生成して、DAC11cの出力のRF信号と周波数多重して駆動回路11dに入力しても良い。
図3は、ONU(アナログRoF伝送送受信機)14の概略構成を示す図である。NW I/F14aは、下位NWとの接続インターフェースであり、下位NWからの信号を受信したり、下位NWへ信号を送信したりする。図3は、基地局のRRH17と接続した例であり、RRH17とはデジタル信号を送受信している構成を示している。基地局のBBU15とRRH17は、CPRI等のインターフェースを用いているが、別のデジタルI/FやアナログIFであっても良い。また、光信号のみならず、電気信号を用いても良い。DSP14bは、デジタル信号処理を行う。複数のBBU15からの信号のMUX/DEMUX機能、周波数変換機能、フィルタリング機能等を有する。
DAC14cは、入力されたデジタル信号をアナログ信号に変換して、駆動回路14dに信号を出力する。ADC14eは、入力されたアナログ信号をデジタル信号に変換して、DSP14bに信号を出力する。駆動回路14dは、E/O14fへの入力パワー調整等を行う。E/O14fは、電気信号を光信号に変換する光デバイスである。直接変調用LD(Laser Diode)または、LDと外部変調器を用いた構成が考えられる。O/E14gは、光信号を電気信号に変換する光デバイスである。
WDM CPL14hは、OLT11からONU14方向の光波長とONU14からOLT11方向の光波長の波長分離に用いる光部品である。光ファイバの芯双方向に伝送しない場合は不要である。フィルタ14iは、O/E14gの出力の電気信号に不要な成分が含まれる場合に、ADC14eの入力前にカットする。例えば、不要な広帯域のスプリアスやノイズをカットする時に利用する。メモリ14jは、設定データ、ONU情報等を保存する。ONU制御部14kは、ONU14内部のコンポーネントを制御すると共に、OLT11〜ONU14の下り伝送、および上り伝送を制御する。
次に、SCM(Subcarrier-Multiplexing)−PONの下り伝送における「ONU」の動作について説明する。まず、各ONU14が、配下に必要な信号を生成する。すなわち、ONU制御部14kは、OLT11から伝送されてきたONUでの必要な処理を理解し、DSP14bに指示すると共に、メモリ11jに設定情報を保存する。または、メモリ11jに運用者が設定を入れておき、その情報をONU制御部14kが読み出してDSP14bに指示をしても良い。
次に、伝達関数特性の疑似的な変更については、ONU制御部14kがDSP14bに指示する。IF周波数の割り当てについては、ONU制御部14kが、自身のタイムスロットの信号を受信した時に、OLT11から送られたONUでの必要な処理情報を元にDSP11bで処理する。各ONU向け信号のTDMタイムスロットも制御用IF信号で伝送しても良い。
次に、SCM(Subcarrier-Multiplexing)−PONの上り伝送における「ONU」の動作について説明する。まず、OLT11から、各ONU14へIF周波数を割り当てが行われるので、各ONU14では、ONU制御部14kで、OLT11からの情報を理解し、DSP14bに指示すると共に、OLT11からの情報をメモリ14jに保存する。または、メモリ14jに運用者が設定を入れておき、その情報をONU制御部14kが読み出してDSP14bに指示をしても良い。
信号品質劣化低減については、ONU制御部14kで、OLT11からの情報を理解し、DSP14bに指示する。光関連の制御についてはE/O14fへ指示を送る。また、OLT11からの情報をメモリ14jに保存する。または、メモリ14jに運用者が設定を入れておき、その情報をONU制御部14kが読み出してDSP14bに指示をしても良い。
本実施例では、IF信号の多重分離、周波数変換、フィルタ処理等をDSPで実施する形態を示したが、アナログRF部品を用いた構成を採っても良い。また、以上のように説明したタイプのPON構成に限らず、OLT〜ONU間の光ファイバ伝送距離の異なる複数のONUを収容するPtMP伝送システムの上り/下り伝送においても、本実施形態は適用可能である。
以上、詳細に説明したように、本実施形態によれば、OLTに接続される各ONU向けにIF周波数を割り当てるPON構成において、伝達関数の特性(距離が長い程、伝達関数が0になる点がより低周波数)を利用して、基本的に、伝送距離の長いONUに低い周波数を割り当て、伝送距離の短いONUに対して高い周波数を割り当てることによって、波長分散補償をすることなく、各ONUで分散による信号品質劣化を回避することができ、伝送システムのシンプル化、低コスト化を図ることが可能となる。
11 アナログRoF伝送送受信機(OLT)
11a NW I/F
11b DSP
11c DAC
11d 駆動回路
11e ADC
11f E/O
11g O/E
11h WDM CPL
11i フィルタ
11j メモリ
11k OLT制御部
12 光ファイバ
13 光カプラ
14 アナログRoF伝送送受信機(ONU)
14a NW I/F
14b DSP
14c DAC
14d 駆動回路
14e ADC
14f E/O
14g O/E
14h WDM CPL
14i フィルタ
14j メモリ
14k ONU制御部
15 BBU
16 アンテナ(ANT)
17 RRH

Claims (6)

  1. OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムであって、
    前記OLTは、前記ONUが前記OLTに対する上り伝送を行う場合、伝送距離が長い前記ONUに対しては低い周波数が割り当てられる一方、伝送距離の短い前記ONUに対しては高い周波数が割り当てられるように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記ONUに通知し、
    前記ONUは、前記通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うことを特徴とするアナログRoFシステム。
  2. 前記OLTは、前記伝送距離が近似する複数のONUをグルーピングし、グルーピングした各ONUに対し、TDMA(Time Division Multiple Access)方式で前記上り伝送を行う旨を通知することを特徴とする請求項1記載のアナログRoFシステム。
  3. 前記OLTは、前記伝送距離が相対的に小さいONUに対して、光出力値を下げる旨を通知することを特徴とする請求項1または請求項2記載のアナログRoFシステム。
  4. 前記OLTは、前記各ONUに対する下り伝送を行う場合、前記ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記各ONUに割り当てて、割り当てたIF周波数を用いて前記各ONUに対する下り伝送を行うことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載のアナログRoFシステム。
  5. 前記OLTは、新たにONUが追加された場合、配下のすべてのONUに対し、前記各ONUとの間の伝送距離に反比例するように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF周波数の再割り当てを行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載のアナログRoFシステム。
  6. OLT(Optical Line Terminal)および複数のONU(Optical Network Unit)が、光分岐器を介して接続され、アナログ電気信号を光信号に変換し、光ファイバを用いた伝送を行うアナログRoF(Radio over Fiber)システムの光通信方法であって、
    前記OLTにおいて、前記ONUが前記OLTに対する上り伝送を行う場合、伝送距離が長い前記ONUに対しては低い周波数が割り当てられる一方、伝送距離の短い前記ONUに対しては高い周波数が割り当てられるように、前記伝送距離と一対一に対応づけられた大きさのIF(Intermediate Frequency)周波数を前記ONUに通知するステップと、
    前記ONUにおいて、前記通知されたIF周波数を用いて前記OLTに対する上り伝送を行うステップと、を少なくとも含むことを特徴とする光通信方法。
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