JP6625278B1 - 入出力制御ユニット、plc及びデータ制御方法 - Google Patents

入出力制御ユニット、plc及びデータ制御方法 Download PDF

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Abstract

データ制御装置(20)は、第1の機器(63)からアナログ信号を受信するアナログ信号入力インタフェース(243)と、記憶部(250)に含まれる複数の記憶領域(251,252)それぞれのアドレスと、この記憶領域(251,252)に関連付けられた条件値と、を示す関連情報を受信する通信インタフェース(260)と、アナログ信号から生成されるデジタル値を複数の記憶領域(251,252)のいずれかに書き込むデータ制御部(210)と、を備える。データ制御部(210)は、第2の機器(60)から入力される入力信号から生成される参照信号を取得して、参照信号の値と条件値とを比較するカムスイッチブロックと、デジタル値が書き込まれる記憶領域(251,252)を、カムスイッチブロックによる比較に基づいて切り替えて、デジタル値を書き込むロガーブロックと、を有する。

Description

本発明は、入出力制御ユニットPLC及びデータ制御方法に関する。
工場に代表される施設では、センサを利用した予防保全及び検査精度の向上のために、センサから出力されるアナログ信号のデータを高い頻度で収集したいという需要がある。そこで、アナログ信号をデジタル信号に変換して記録する技術を利用することが考えられる(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1には、PLC(Programmable Logic Controllerプログラマブルロジックコントローラ)に装着されるA/D変換装置が、AD(Analog to Digital)変換により得たデジタル信号を時系列で内蔵のメモリに格納する技術について記載されている。この技術によれば、A/D変換装置がデジタル信号を他の装置へ送信することがないため、AD変換と同等の短い周期で高速にデータを収集することができる。
国際公開第2010/109584号
上述のように、センサに代表される機器と装置との間で伝送される信号に関して、高速な処理が要求されている。
特にPLCに関しては、データ収集の高速化に伴い、大量のデータを記憶することとなった。大量のデータを活用する際には、上位のサーバ側でデータが解析されることが多い一方、できるだけ現場で状況に応じたデータの仕分け或いは簡易的な解析処理を行うことが望ましい。具体的には、PLCが収集したデータを、収集対象とは異なる他の信号の値に応じて高速に仕分ける機能が市場から要求されている。しかしながら、特許文献1の技術では、収集したデータを仕分けてメモリに保存するような機能について何ら考慮されていなかった。このため、PLCが収集したデータを他の信号と照らし合わせて手動で仕分けるか、一旦保存されたデータを読み出して仕分けるプログラムを組む必要があり、煩雑な作業が生じることから、利便性を向上させる余地があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、機器とPLCとの間で伝送される信号に関する処理の利便性を向上させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の入出力制御ユニットは、工場のラインに設置された第1機器及び第2機器に接続されて、CPUユニットとともにPLCを構成する入出力制御ユニットであって、第1機器から機器信号を受信する第1入力インタフェースと、記憶手段に含まれる複数の記憶領域それぞれのアドレスと、該記憶領域に関連付けられた条件値と、を示す関連情報を受信する通信インタフェースと、機器信号から生成されるデジタル値を複数の記憶領域のいずれかに書き込むデータ制御手段と、を備え、データ制御手段は、第2機器から入力される入力信号から生成される参照信号を取得して、参照信号の値と条件値とを比較する比較手段と、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、比較手段による比較に基づいて切り替えて、デジタル値を書き込むロガー手段と、を有する。
本発明によれば、第1入力インタフェースが、第1機器から機器信号を受信する。そして、比較手段が、参照信号の値と条件値とを比較し、ロガー手段が、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、比較手段による比較に基づいて切り替える。このため、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、参照信号の値に応じて仕分けることができる。したがって、機器とPLCとの間で伝送される信号に関する処理の利便性を向上させることができる。
本発明の実施の形態1に係るPLCシステムの構成を示す図 実施の形態1に係る記憶領域を切り替えるケースを模式的に示す図 実施の形態1に係るPLCの構成を示す図 実施の形態1に係るデータ制御部の構成を示す図 実施の形態1に係るPCによって生成されるデータを示す図 実施の形態1に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態1に係る領域切替テーブルを示す図 実施の形態1に係る領域ポインタテーブルを示す図 実施の形態1に係るカムスイッチ処理を示すフローチャート 実施の形態1に係る参照信号及び領域番号の推移を示す図 実施の形態1に係るロガー処理を示すフローチャート 実施の形態2に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態3に係るデータ制御部の構成を示す図 実施の形態3に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態4に係るPLCの構成を示す図 実施の形態4に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態5に係るPCによって生成されるデータを示す図 実施の形態5に係る領域ポインタテーブルを示す図 実施の形態5に係る波形管理部の機能を模式的に示す第1の図 実施の形態5に係る波形管理部の機能を模式的に示す第2の図 実施の形態5に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態5に係る波形出力処理を示すフローチャート 実施の形態6に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態7に係るロジック回路の作図例を示す図 実施の形態8に係るロジック回路の作図例を示す図 変形例に係るデータ制御装置の構成を示す図 変形例に係る関連情報を示す第1の図 変形例に係る関連情報を示す第2の図
以下、本発明の実施の形態に係るPLCシステム1000について、図面を参照しつつ詳細に説明する。
実施の形態1.
<PLCシステム1000の概要>
本実施の形態に係るPLCシステム1000は、工場に設置されるFAシステムの一部に相当する制御システムである。PLCシステム1000は、FAシステムを構成する機器同士を、通信路を介して接続することで形成される。PLCシステム1000は、図1に示されるように、生産ラインに設置された機器61,62,63,64を制御するPLC100と、PLC100の動作を設定するためのパーソナルコンピュータ50と、を有する。以下では、パーソナルコンピュータ50をPC50と表記する。
PLC100には、機器61〜64が接続される。機器61は、エンコーダに代表される外部機器であって、デジタル信号を出力する。この機器61から出力されたデジタル信号は、PLC100に入力される。機器62は、電磁弁に代表される外部機器であって、機器62には、PLC100から出力されたデジタル信号が入力される。機器63は、レーザー変位センサに代表される外部機器であって、アナログ信号を出力する。この機器63から出力されたアナログ信号は、PLC100に入力される。機器64は、調節弁に代表される外部機器であって、機器64には、PLC100から出力されたアナログ信号が入力される。以下では、機器61〜64を総称して機器60と表記する。
なお、機器60は、上記のエンコーダ、電磁弁、レーザー変位センサ及び調節弁に限定されず、アナログ信号の出力、アナログ信号の入力、デジタル信号の出力、及びデジタル信号の入力、のうち少なくとも1つの機能を有する機器であればよい。例えば、機器61,63は、流量、圧力及び温度に代表される量を観測して電流値又は電圧値を出力するセンサであってもよい。
PLC100は、PC50からユーザによって設定されたプログラムを実行して機器60を制御することにより生産ラインを稼働させる制御装置である。PLC100は、演算処理を実行してデータ制御装置20に指示を送るCPUユニット10と、CPUユニット10からの指示に従って動作するデータ制御装置20と、を有する。
データ制御装置20は、機器60からデータ制御装置20に入力される信号、及びデータ制御装置20自体から機器60へ出力される信号を制御するデータ制御部210と、データを記憶する記憶部250と、を有する。機器60から入力される信号のデータ制御部210による制御には、当該信号に関するデータを記憶部250にロギングすることが含まれる。詳細には、データ制御部210は、機器60から継続して入力されるアナログ信号にAD変換を施すことによりデジタル信号を得て、このデジタル信号に含まれるデジタル値を記憶部250に順次書き込む。そして、データ制御部210は、デジタル値の書き込み先を、記憶部250に含まれる複数の記憶領域251,252のうちのいずれか一の領域から、状況に応じて他の領域に高速に切り替える。
例えば、図2に示されるように、ウェハ71を回転させながら、機器61の一例であるエンコーダ61aがウェハ71の角度を計測し、機器63の一例であるレーザ変位センサ63aがウェハ71の厚みを計測するケースを想定する。このケースにおいて、エンコーダ61aからは角度に対応するパルス信号が出力され、レーザ変位センサ63aからは厚みを示すアナログ信号が出力される。
そして、アナログ信号にAD変換を施して得るデジタル信号は、記憶領域251の一例である記憶領域251aに記録される。また、パルス信号のパルスをカウントした結果が閾値Th1を超えたときには、記録が中断することなく、記憶領域252の一例である記憶領域252aに記録先が変更されてデジタル信号の記録が継続される。図2に示されるケースにおいては、パルスのカウント結果を示す参照信号と閾値との比較に基づいて記録先が切り替わることとなる。
<PLC100の構成>
PLC100は、PC50からの設定に従って、図2に示されるようなロギング処理に限定されない種々の制御処理を実現する。以下では、種々の制御処理を実現するためのPLC100の構成について、図3を参照して説明する。図3に示されるように、PLC100のCPUユニット10及びデータ制御装置20は、通信バス30を介して接続されて互いに通信する。
CPUユニット10は、PLC100を構成する演算処理ユニットに相当し、ラダープログラム112を実行する。ラダープログラム112は、PLC100が備える各装置を動作させて産業用機器を制御するためのプログラムである。ラダープログラム112の実行による制御には、データ制御装置20の制御の他に、不図示の装置の制御が含まれ得る。CPUユニット10は、ラダープログラム112の実行と、ラダープログラム112の実行結果の出力と、ラダープログラム112によって使用される値の取得と、を予め定められた周期で繰り返し実行する。この周期は、制御周期、或いはスキャンタイムと呼ばれ、ミリ秒オーダの時間である。換言すると、この周期の長さは通常、1ミリ秒以上である。
CPUユニット10は、図3に示されるように、予め設定されたパラメータ111及びラダープログラム112を記憶するメモリ11と、メモリ11に格納されているパラメータ111に従ってラダープログラム112を実行する演算部12と、PC50と通信するためのPCインタフェース13と、通信バス30を介してデータ制御装置20と通信するための通信インタフェース14と、を有する。
メモリ11は、不揮発性のメモリであって、例えば半導体フラッシュメモリ又は磁気ディスクに相当する。演算部12は、CPUと、当該CPUの作業領域となるRAMと、を有する。PCインタフェース13は、例えばUSB(Universal Serial Bus)インタフェース回路を含む。通信インタフェース14は、データ制御装置20と通信するための通信インタフェース回路を有する。
データ制御装置20は、CPUユニット10に装着されて利用される、PLC100の入出力制御ユニット或いはI/O(Input/Output)ユニットに相当する。データ制御装置20は、データ制御装置20と機器60との間で入出力されるデジタル信号に含まれるデータ及びアナログ信号に関するデータを制御する。なお、データ制御装置20は、データ制御装置20から出力される信号のデータを制御することで、機器60を制御してもよい。データ制御装置20は、上述のデータ制御部210及び記憶部250の他に、デジタル信号を受信するデジタル信号入力インタフェース241と、デジタル信号を送信するデジタル信号出力インタフェース242と、アナログ信号を受信するアナログ信号入力インタフェース243と、アナログ信号を送信するアナログ信号出力インタフェース244と、通信バス30を介して通信するための通信インタフェース260と、データ制御部210の動作を規定する動作パラメータを記憶する内部メモリ270と、動作パラメータに従ってデータ制御部210を動作させる演算部280と、電源切断時に備えてデータを記憶する不揮発性メモリ290と、を有する。
デジタル信号入力インタフェース241は、機器61から入力されたデジタル信号をデータ制御部210に出力する。デジタル信号出力インタフェース242は、データ制御部210から入力されたデジタル信号を機器62に出力する。アナログ信号入力インタフェース243は、機器63から入力されたアナログ信号をデータ制御部210に出力する。アナログ信号入力インタフェース243は、第1機器としてデータ制御装置20に接続される機器63から、機器信号を受信する第1入力インタフェースの一例である。ここで、機器信号は、記録対象である値を出力する機器60からの信号を意味する。アナログ信号出力インタフェース244は、データ制御部210から入力されたアナログ信号を機器64に出力する。
ここで、データ制御部210の構成について図4を参照して説明する。データ制御部210は、ハードウェアによる再構成集積回路であって、いわゆるPLD(Programmable Logic Device)に相当する。データ制御部210は、並列処理によりナノ秒オーダで高速に動作する。データ制御部210は、データ制御装置20の構成要素のうち、アナログ信号から生成されるデジタル値を複数の記憶領域251〜252のいずれかに書き込むデータ制御手段として機能する。データ制御部210は、複数の汎用回路ブロックと、汎用回路ブロックの組合せ及び使用順序の少なくとも一方を変更可能な通信路である回路ブロック切替バス230と、を有する。
詳細には、データ制御部210は、汎用回路ブロックとして、デジタル信号入力インタフェース241からデジタル信号が入力されるデジタル入力ブロック211と、デジタル信号出力インタフェース242へデジタル信号を出力するデジタル出力ブロック212と、アナログ信号入力インタフェース243によって受信されたアナログ信号をデジタル信号に変換するAD変換ブロック213と、アナログ信号出力インタフェース244に与えるアナログ信号を生成するDA変換ブロック214と、数値を計数するカウンタブロック221と、入力値に応じて出力値を切り替えて出力するカムスイッチブロック222と、入力された値をロギングするロガーブロック223と、アナログ形式の波形を出力するための波形出力ブロック224と、データの比較処理を行う比較演算ブロック225と、論理演算を行う論理演算ブロック226と、四則演算を行う四則演算ブロック227と、信号にフィルタリングを施すフィルタブロック228と、を有する。
汎用回路ブロックはそれぞれ、実行する処理に利用される実行パラメータを記憶するレジスタと、データを入出力するためのデータ入出力端子と、を有する。詳細には、デジタル入力ブロック211は、レジスタ211aと端子211bとを有する。デジタル出力ブロック212は、レジスタ212aと端子212bとを有する。AD変換ブロック213は、レジスタ213aと端子213bとを有する。DA変換ブロック214は、レジスタ214aと端子214bとを有する。カウンタブロック221は、レジスタ221aと端子221bとを有する。カムスイッチブロック222は、レジスタ222aと端子222bとを有する。ロガーブロック223は、レジスタ223aと端子223bとを有する。波形出力ブロック224は、レジスタ224aと端子224bとを有する。比較演算ブロック225は、レジスタ225aと端子225bとを有する。論理演算ブロック226は、レジスタ226aと端子226bとを有する。四則演算ブロック227は、レジスタ227aと端子227bとを有する。フィルタブロック228は、レジスタ228aと端子228bとを有する。
デジタル入力ブロック211は、レジスタ211aに登録された実行パラメータに従って、デジタル信号入力インタフェース241からデジタル信号の入力を受けて、当該デジタル信号を端子211bから汎用回路ブロック又はデータ制御部210の外部に出力する。また、デジタル出力ブロック212は、レジスタ212aに登録された実行パラメータに従って、汎用回路ブロック又はデータ制御部210の外部から端子212bを介してデジタル信号を受けて、当該デジタル信号をデジタル信号出力インタフェース242に出力する。
AD変換ブロック213は、いわゆるAD変換回路に相当し、アナログ信号を、デジタル値を示すデジタル信号に変換するAD変換手段の一例である。AD変換ブロック213は、レジスタ213aに登録された実行パラメータに従って、アナログ信号入力インタフェース243から供給されたアナログ信号を予め定められたサンプリング周期及び分解能で離散化及び量子化することにより変換して得たデジタル信号を汎用回路ブロック又はデータ制御部210の外部に出力する。例えば、AD変換ブロック213が、−10V〜+10Vの範囲のアナログ信号のレベルに対応する16bitのデジタル値を継続的に出力することで、このデジタル値の系列であるデジタル信号を出力することが、実行パラメータにより規定される。
DA変換ブロック214は、いわゆるDA変換回路に相当する。DA変換ブロックは、レジスタ214aに登録された実行パラメータに従って、汎用回路ブロック又はデータ制御部210の外部から端子214bを介して供給されたデジタル信号を変換して得たアナログ信号をアナログ信号出力インタフェース244へ出力する。例えば、DA変換ブロック214が、順次入力される16bitのデジタル値に対応して、アナログ信号のレベルを−10V〜+10Vの範囲内で変化させて出力することが、実行パラメータにより規定される。
カウンタブロック221は、レジスタ221aに登録された実行パラメータに従って、端子221bから入力された信号をカウントして得た結果を端子221bから出力する。カムスイッチブロック222は、レジスタ222aに登録された実行パラメータに従って、端子222bに入力された入力値に応じた出力値を端子222bから出力する。ロガーブロック223は、レジスタ223aに登録された実行パラメータに従って、端子223bから入力された値を、記憶部250へ端子223bを介して出力して、データをロギングする。波形出力ブロック224は、レジスタ224aに登録された実行パラメータに従って、記憶部250から読み出したデジタル値を端子224bから順次出力する。このデジタル値により形成されるデジタル信号は、AD変換されてデータ制御装置20の外部に出力される。
比較演算ブロック225は、レジスタ225aに登録された実行パラメータに従って、端子225bから入力されるデータの値を比較して、比較結果を端子225bから出力する。論理演算ブロック226は、レジスタ226aに登録された実行パラメータに従って、端子226bから入力された値に対して基本的な論理演算を実行し、実行結果を端子226bから出力する。この論理演算は、例えば、端子226bから入力されたbitデータの論理否定、論理積、論理和、排他的論理和、否定論理和、及び否定論理積を含む。四則演算ブロック227は、レジスタ227aに登録された実行パラメータに従って、端子227bから入力された値の四則演算を実行して、実行結果を端子227bから出力する。この四則演算は、例えば、16bitのwordデータの加算、減算、乗算、除算を含む。フィルタブロック228は、レジスタ228aに登録された実行パラメータに従って、フィルタリング処理を実行する。例えば、フィルタブロック228が、端子228bに連続して入力された値の平均値を、移動平均として端子228bから出力することが、実行パラメータにより規定される。フィルタブロック228は、例えば、入力信号のノイズを除去するために用いられる。
図3に戻り、記憶部250は、揮発性の半導体フラッシュメモリを含む。記憶部250は、後述のように高速な読み書きを実現可能なストレージであることが好ましい。記憶部250は、データ制御部210から出力されるデータを記憶するための記憶領域251〜252を有する記憶手段として機能する。図3には、記憶部250が有する2つの記憶領域251,252が代表的に示されているが、領域の数は2つに限られず、2つより多くてもよい。記憶部250のデータ容量は、例えば10MByte、1GByte、又は1TByteである。記憶領域251〜252の容量は、例えば1MByteであるが、任意に変更してもよい。
通信インタフェース260は、通信バス30を介して通信するためのインタフェース回路を含む。
内部メモリ270は、揮発性の半導体フラッシュメモリを含む。内部メモリ270は、データ制御部210の高速な内部処理に合わせて、ある程度高速に応答するストレージであることが好ましい。内部メモリ270は、動作パラメータを記憶する。この動作パラメータは、汎用回路ブロックを組み合わせて動作させるための順序を規定する情報である。また、内部メモリ270は、後述するように、動作パラメータの他に、動作パラメータと合わせてデータ制御部210の動作を規定するための情報を記憶してもよい。これらの情報は、PC50からCPUユニット10を介して内部メモリ270に書き込まれる。
演算部280は、内部メモリ270が記憶する動作パラメータに基づいて、データ制御部210が有する複数の汎用回路ブロックの再構成を実行する。詳細には、演算部280は、内部メモリ270に格納された動作パラメータを解析して、汎用回路ブロックの組合せ、使用順序、及び動作内容のうち少なくとも1つを決定する。そして、演算部280は、汎用回路ブロックのレジスタ211a,212a,213a,214a,221a,222a,223a,224a,225a,226a,227a,228aに実行パラメータを書き込むことにより、決定した動作をデータ制御部210に実現させる。また、演算部280は、データ制御部210が取得したデータの自動判定を行う。
不揮発性メモリ290は、磁気メモリ又は半導体フラッシュメモリを含む。不揮発性メモリ290は、データ制御装置20の電源切断に備えて、記憶部250及び内部メモリ270と同等のデータを記憶する。データ制御装置20の電源が切断されてから再度投入される際には、不揮発性メモリ290に格納されているデータが記憶部250及び内部メモリ270に展開されることで、電源の切断前後における記憶部250及び内部メモリ270のデータの一貫性が保たれる。
<PC50からの設定>
続いて、動作パラメータを設定してデータ制御部210による具体的な制御内容を規定するための構成について説明する。図5に示されるように、PC50は、ラダープログラム112の作成、種々の設定、及びPLC100の状態のモニタリングをするためのエンジニアリングツール51と、CPUユニット10と通信するための通信インタフェース52と、を有する。
エンジニアリングツール51は、ユーザがPLC100に関する設定をするためのツールとして、PC50がソフトウェアを実行することで実現される機能である。エンジニアリングツール51は、データ制御装置20の動作を設定するためのロジック回路作成ツール500を有する。
ロジック回路作成ツール500は、データ制御装置20の動作を規定するハードウェアロジック回路の作図内容及び設定を示すロジック回路データ511と、記憶部250の記憶領域を切り替えるための領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522と、を生成する。
ロジック回路データ511は、ロジック回路作成ツール500によって動作パラメータ512に変換される。そして、ロジック回路作成ツール500は、動作パラメータ512、領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522を、CPUユニット10から通信バス30を経由して、データ制御装置20の内部メモリ270に格納する。
ロジック回路データ511及び動作パラメータ512はそれぞれ、データ制御部210の動作内容の設定を示す設定情報510を構成する。なお、図5では、設定情報510がロジック回路データ511及び動作パラメータ512のそれぞれに等しい例が示されているが、これには限定されない。例えば、ロジック回路作成ツール500により生成されたロジック回路データ511を他のデータと合わせて設定情報510としてもよい。また、領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522は、記憶領域を切り替える基準となる参照信号の値と記憶領域のアドレスとを関連付ける関連情報520を構成する。関連情報520は、記憶部250に含まれる記憶領域251〜252それぞれのアドレスと、この記憶領域251〜252に関連付けられた後述の条件値とを示す情報である。データ制御装置20の通信インタフェース260は、設定情報510及び関連情報520を受信して、演算部280は、これらの情報を内部メモリ270に格納する。
図6には、ロジック回路作成ツール500を利用してユーザにより設定されたロジック回路の作図内容が例示されている。図6の例では、機器63から出力されるアナログ信号がAD変換ブロック213に入力され、AD変換ブロック213の端子213bから出力される信号がロガーブロック223の端子223bに入力される。AD変換ブロック213は、データ制御部210の内部制御クロックに同期して、ナノ秒オーダの周期でデジタル値をロガーブロック223に順次出力し続ける。
また、機器61から出力されるパルス信号がデジタル入力ブロック211に入力され、デジタル入力ブロック211の端子211bから出力される信号がカウンタブロック221の端子221bに入力されることで、カウンタブロック221は、パルスの立ち上がり回数を計数してパルスのカウント結果を示す信号を出力するカウンタ手段として機能する。カウンタブロック221による計数及びカウント結果の出力は、データ制御部210の内部制御クロックに同期して、ナノ秒オーダの周期で実行される。そして、カウンタブロック221によるカウント結果は、カウンタブロック221の端子221bからカムスイッチブロック222の端子222bに入力され、カムスイッチブロック222は、カウント結果に応じた値を端子222bからロガーブロック223の端子223bに出力する。
例えば、ユーザが、図6中のロジック回路作成ツール500と同等の画面を視認しながら、各汎用回路ブロックに対応するオブジェクトを配置して、信号線を示す線でオブジェクト同士を接続することにより、ロジック回路を作図する。図6に示されるようにロジック回路が設定された場合には、AD変換ブロック213、ロガーブロック223、デジタル入力ブロック211及びカウンタブロック221の組合せと、これらブロックによる処理の順序に対応する信号の経路と、を示すロジック回路データ511が生成される。そして、ロジック回路作成ツール500は、ロジック回路データ511を動作パラメータ512に変換して、CPUユニット10から通信バス30を経由してデータ制御装置20へ送信する。データ制御装置20によって受信された動作パラメータ512は、図5に示されるように内部メモリ270に格納される。
また、図6に示される例において、ユーザは、領域切替テーブル521をカムスイッチブロック222に登録し、領域ポインタテーブル522をロガーブロック223に登録する。
領域切替テーブル521は、図7に例示されるように、入力値と比較される条件値と、記憶領域を識別するための領域番号と、条件値及び領域番号を関連付けるインデックスの役割を果たすステップ番号と、を含む。例えば、ステップ番号「1」は、条件値「2000」と領域番号「252」とを対応付けるインデックスである。なお、図7において、記憶領域251,252に対応する領域番号を、記憶領域251,252の符号に等しいものとしている。
この領域切替テーブル521が図6に示されるようにカムスイッチブロック222に登録されると、カムスイッチブロック222は、参照信号を取得して、前記参照信号の値と前記条件値とを比較する比較手段として機能する。詳細には、カムスイッチブロック222は、内部メモリ270の領域切替テーブル521を読み出して、カウンタブロック221から出力される値と条件値とを比較する。そして、カムスイッチブロック222は、この比較に基づいて領域番号を示す信号を出力する。詳細には、カムスイッチブロック222は、複数の条件値のうち、カウンタブロック221からの入力値より大きい最小の値に関連付けられた領域番号を出力する。例えば、入力値がゼロから999までの範囲内にあれば、条件値「1000」に関連付けられた領域番号「251」が出力され、入力値が1000から1999までの範囲内にあれば、条件値「2000」に関連付けられた領域番号「252」が出力される。図6においては、現在のステップ番号である「1」に対応する領域番号「252」が出力されることが破線で示されている。
領域ポインタテーブル522は、図8に例示されるように、領域切替テーブル521と共通する領域番号と、記憶領域それぞれの物理アドレスである先頭アドレスと、記憶領域に格納可能なデータ点数と、を関連付けるテーブルデータである。この領域ポインタテーブル522が図6に示されるようにロガーブロック223に登録されると、ロガーブロック223は、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、カムスイッチブロック222による比較に基づいて切り替えてデジタル値を書き込むロガー手段として機能する。詳細には、ロガーブロック223は、内部メモリ270の領域ポインタテーブル522を読み出して、AD変換ブロック213から出力されたデジタル値を、カムスイッチブロック222から出力された領域番号に対応する記憶領域に順次格納する。例えば、カムスイッチブロック222から領域番号「252」が出力されている状態において、ロガーブロック223は、アドレス「30000」から10000個のデータを格納可能な領域にデジタル値を順次蓄積する。
そして、ロガーブロック223は、カムスイッチブロック222から出力される領域番号が切り替わると、デジタル値を格納する記憶領域を、新たな領域番号に対応する領域に切り替える。この切り替えは、レジスタ223aの実行パラメータにより設定されたロギング周期で繰り返し実行され得る。このロギング周期は、例えば、データ制御部210の内部制御クロック自体に同期してもよいし、このクロックの数倍から数十倍の長さであってもよいが、CPUユニット10のスキャンタイムより大幅に短く設定される。すなわち、AD変換ブロック213によるAD変換が実行される周期に近い周期で領域が切り替わるため、AD変換により得たデジタル値を取りこぼすことなく、高速に記憶領域を切り替えてデジタル値のロギングを継続することができる。
<データ制御装置20によるロギング処理>
続いて、図6に示される動作が設定されたデータ制御装置20による書き込み処理について説明する。書き込み処理は、図6に示されるように、汎用回路ブロックがそれぞれ、内部制御クロックに同期して処理を実行することにより達成される。例えば、AD変換ブロック213は、内部制御クロックに同期して、機器63から入力されるアナログ信号のAD変換及びデジタル値の出力を実行する。また、デジタル入力ブロック211は、内部制御クロックに同期して、機器61から入力されるパルス信号をカウンタブロック221に出力する。カウンタブロック221は、内部制御クロックに同期して、パルス信号に含まれるパルスの立ち上がりを計数した結果をカムスイッチブロックに出力する。
続いて、カムスイッチブロック222によるカムスイッチ処理と、ロガーブロック223によるロガー処理について、図9〜11を参照して説明する。
図9に示されるカムスイッチ処理において、カムスイッチブロック222は、参照信号を取得する(ステップS10)。参照信号は、記憶領域の切り替えのために参照される信号であって、図6に示される例においては、カウンタブロック221から出力されるカウント結果を示す信号が参照信号に相当する。
次に、カムスイッチブロック222は、参照信号の値と条件値とを比較する(ステップS11)。具体的には、カムスイッチブロック222は、参照信号の値と、領域切替テーブル521に含まれる複数の条件値それぞれと、を比較する。ただし、カムスイッチブロック222は、複数の条件値それぞれと比較することなく、いずれか1つの条件値との比較を実行してもよい。例えば、図7に示される例においては、参照信号の値がゼロから999までの範囲内にあるときには条件値「1000」と比較し、参照信号の値が1000になったときに比較される条件値を「2000」に変更すればよい。
図9に戻り、ステップS11に続いて、カムスイッチブロック222は、比較に基づいて領域番号を出力する(ステップS12)。具体的には、カムスイッチブロック222は、参照信号の値より大きい条件値のうち最小の値に対応する領域番号を、ロガーブロック223に出力する。その後、カムスイッチ処理が終了する。以上のカムスイッチ処理が、内部制御クロックに同期して繰り返し実行される。
図10には、パルス信号の波形と、カウンタブロック221の出力信号と、この出力信号に応じてカムスイッチブロック222が参照する領域切替テーブル521のステップ番号と、カムスイッチブロック222から出力される領域番号と、の推移が示されている。図10に示されるように、カウンタブロック221は、パルス信号の立ち上がりをカウントしてカウント値をインクリメントし続ける。カムスイッチブロック222は、カウント値を領域切替テーブル521の条件値と比較し、カウンタ値が条件値以上となったときに、ステップ番号を1つ大きい番号に切り替える。例えば、カウント値が2999のときにカムスイッチブロックはステップ番号「1」を選択し、領域番号「252」を出力する。ここで、次のカウンタ値「3000」がカウンタブロック221から送られると、このカウンタ値が条件値と比較された結果、ステップ番号は「2」に移行するとともに、領域番号は「253」に切り替わる。
図11には、ロガーブロック223によるロガー処理が示されている。
ロガー処理において、ロガーブロック223は、領域番号と書き込み対象のデータを取得する(ステップS20)。具体的には、ロガーブロック223は、カムスイッチブロック222から出力されて端子223bに到達している領域番号と、AD変換ブロック213から出力されて端子223bに到達している書き込み対象のデータであるデジタル値と、を同時に取り込む。
次に、ロガーブロック223は、カムスイッチブロック222から出力される領域番号に変化があるか否かを判定する(ステップS21)。具体的には、ロガーブロック223は、ステップS20で取得した領域番号が、前回ロガーブロック223がデータを書き込んだときの領域番号と異なるか否かを判定する。領域番号に変化がないと判定した場合(ステップS21;No)、ロガーブロック223は、ステップS24に処理を移行する。
一方、領域番号に変化があると判定した場合(ステップS21;Yes)、ロガーブロック223は、相対ポインタとロギングデータ数とをクリアする(ステップS22)。相対ポインタは、1つの記憶領域においてデジタル値を格納する相対的な位置を示すポインタであり、先頭アドレスからのオフセットを示す。ロギングデータ数は、1つの記憶領域に連続して書き込んだデジタル値の数を示す。ステップS21の判定が肯定された場合には、デジタル値が書き込まれる記憶領域が変更されるため、ロガーブロック223は、相対ポインタ及びロギングデータ数とをゼロに設定する。
次に、ロガーブロック223は、ステップS21にて変更されたと判定された領域番号に対応する先頭アドレスを領域ポインタテーブル522から取得する(ステップS23)。
次に、ロガーブロック223は、先頭アドレスに相対ポインタを加算することにより、デジタル値の書込位置を特定する(ステップS24)。具体的には、ロガーブロック223は、現在の書き込み対象である記憶領域の先頭アドレスに相対ポインタを加算することで、書き込み先の物理アドレスを特定する。
次に、ロガーブロック223は、ステップS24にて特定された位置にデータを書き込む(ステップS25)。具体的には、ロガーブロック223は、ステップS24にて特定したアドレスに、AD変換ブロック213から取得したデジタル値を格納する。
次に、ロガーブロック223は、ロギングデータ数に1を加算し(ステップS26)、相対ポインタ数に1を加算する(ステップS27)。次に、ロガーブロック223は、現在の相対ポインタが記憶領域の最後尾に到達しているかを判定する(ステップS28)。具体的には、ロガーブロック223は、領域ポインタテーブル522を参照して、現在の書き込み対象である記憶領域のデータ点数から1を減じた値と相対ポインタとが等しいか否かを判定する。例えば、図8に示される例において、記憶領域252にデジタル値が順次格納されたときに、ロガーブロック223は、相対ポインタが「9999」となっているか否かを判定する。
相対ポインタが最後尾に到達していないと判定した場合(ステップS28;No)、ロガーブロック223は、ロガー処理を終了する。一方、相対ポインタが最後尾に到達していると判定した場合(ステップS28;Yes)、ロガーブロック223は、リングバッファが有効か否かを判定する(ステップS29)。具体的には、ロガーブロック223は、レジスタ223aを参照して、記憶領域をリングバッファとして扱うか否かを示すフラグがON状態であるかOFF状態であるかを判定する。なお、リングバッファの設定は、レジスタ223aに代えてロジック回路データ511により設定されてもよいし、領域切替テーブル521又は領域ポインタテーブル522において記憶領域毎に設定されてもよい。
リングバッファが有効であると判定した場合(ステップS29;Yes)、ロガーブロック223は、相対ポインタをクリアして、その値をゼロに設定する(ステップS30)。これにより、記憶領域の最後尾までデジタル値が書き込まれた後に記憶領域が変更されることなくロガー処理が再度実行されたときに、この記憶領域の先頭アドレスから順にデジタル値が再度書き込まれ、データの格納が繰り返されることになる。その後、ロガー処理が終了する。
一方、リングバッファが有効でないと判定した場合(ステップS29;No)、ロガーブロック223は、ロギングが完了したと判断して(ステップS31)、この記憶領域への書き込みを終了する。なお、ロガーブロック223は、他の記憶領域への書き込みを継続してもよいし、終了してもよい。また、ロガーブロック223は、ロギングが完了した旨をCPUユニット10を介してPC50に通知してもよい。その後、ロガー処理が終了する。
ロギングされたデータは、ラダープログラム112によって利用される。例えば、ロギングされたデータは、ユーザに対して表示されてもよいし、他の処理において参照されてもよいし、PC50へ転送されてもよい。
以上のロガー処理が、レジスタ223aの実行パラメータにより設定されたロギング周期で繰り返し実行される。
<実施の形態1に係るデータ制御装置20の効果>
以上、説明したように、アナログ信号入力インタフェース243が、第1機器としての機器63から機器信号であるアナログ信号を受信し、AD変換ブロック213が、アナログ信号を、デジタル値を示すデジタル信号に変換する。そして、第2機器としての機器61からは、データ制御装置20への入力信号としてパルス信号が出力される。カムスイッチブロック222は、このパルス信号から生成された参照信号を取得し、この参照信号としてのカウント値と領域切替テーブル521の条件値とを比較し、ロガーブロック223が、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、カムスイッチブロック222による比較に基づいて切り替える。このため、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、参照信号の値に応じて仕分けることができる。したがって、機器63から出力されるアナログ信号に関する処理の利便性を向上させることができる。
具体的には、データ制御装置20は、CPUユニット10のスキャンタイム或いはプログラム処理速度に影響されることなく、この入力信号から生成された参照信号の値に応じて、ハードウェア処理により、ナノ秒オーダで記憶領域を高速に切り替えてロギングを継続することができる。
より詳細には、データ制御装置20は、機器61から入力信号を受信する第2入力インタフェースとしてデジタル信号入力インタフェース241を備える。この入力信号は、パルス信号である。また、データ制御部210は、このパルス信号に含まれるパルスの数をカウントして、カウント結果を示す参照信号を出力するカウンタブロック221を有する。これにより、データ制御装置20は、パルス信号の状態に応じて、記憶領域を切り替えることができる。
また、ロガーブロック223は、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、条件値のうち参照信号の値より大きい最小の値に関連付けられたアドレスの記憶領域に切り替えた。このため、カムスイッチブロック222は、参照信号の値を条件値すべてと比較する必要がなく、処理負荷を軽減することができる。
なお、レジスタ223aの実行パラメータによりロガーブロック223が記憶領域をリングバッファとして扱うか否かが設定される例を説明したが、これには限定されない。ロガーブロック223は、実行パラメータに関わらず、記憶領域をリングバッファとして扱ってもよいし、リングバッファでないものとして扱ってもよい。ロジック回路作成ツール500による設定項目からリングバッファの設定を省略してもよい。
また、カムスイッチブロック222及びロガーブロック223が比較及び判定をするものとして説明したが、比較演算ブロック225又は論理演算ブロック226がこれらの比較及び判定を実行してもよいし、演算部280がこれらの比較及び判定を実行してもよい。例えば、比較演算ブロック225が、カウンタブロック221から出力される値の大きさと、カムスイッチブロック222から出力される値の大きさとを比較して、後者が大きいか否かを示すデータをカムスイッチブロック222に出力することが、実行パラメータにより規定されてもよい。
実施の形態2.
続いて、実施の形態2について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態1では、パルス信号の状態に応じて記憶領域が切り替わったが、ロギング対象とは異なるアナログ信号の状態に応じて記憶領域を切り替える例も考えられる。以下では、アナログ信号のレベルに応じて記憶領域を切り替える形態について説明する。
図12には、ロジック回路作成ツール500を利用してユーザにより設定されたロジック回路の作図内容が例示されている。データ制御装置20は、機器65から出力されるアナログ信号を受信する。詳細には、データ制御装置20が、機器63,65に接続され、アナログ信号入力インタフェース243が、機器63及び機器65それぞれから入力されたアナログ信号をデータ制御部210に出力する。そして、図12に示されるように、機器65から出力されるアナログ信号がAD変換ブロック213に入力され、AD変換ブロック213の端子213bから出力されるデジタル信号がカムスイッチブロック222の端子222bに入力される。カムスイッチブロック222及びロガーブロック223は、実施の形態1と同様に動作する。
以上、説明したように、機器65からのアナログ信号に応じて、機器63からのアナログ信号に関するデータを書き込む領域を切り替える形態においても、データ制御装置20は、実施の形態1と同様の効果を奏する。具体的には、データ制御装置20は、機器65からの入力信号としてアナログ信号を受信するアナログ信号入力インタフェース243を備える。また、AD変換ブロック213が、このアナログ信号を参照信号としてのデジタル信号に変換することで、参照信号を生成する。詳細には、AD変換ブロック213が、機器信号である機器63からのアナログ信号のレベルをデジタル値に変換するとともに、入力信号である機器65からのアナログ信号を、参照信号としてのデジタル信号に変換する。そして、データ制御装置20は、機器65からのアナログ信号の状態に応じて、記憶領域を切り替えることができる。
実施の形態3.
続いて、実施の形態3について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態1,2では、外部から入力された入力信号に応じて記憶領域が切り替わったが、データ制御装置20の内部で、記憶領域を切り替えるための参照信号を生成する例も考えられる。以下では、データ制御装置20が内部クロックで生成したタイミングで記憶領域を切り替える形態について説明する。
図13には、本実施の形態に係るデータ制御部210の構成として、図4のフィルタブロック228に代えてクロックブロック229を含む例が示されている。クロックブロック229は、クロック信号を生成して汎用回路ブロックに供給し、データ制御部210の内部制御クロックとして機能する。クロック信号の周期は、ナノ秒オーダであって、具体的には、1〜10ナノ秒である。なお、クロックブロック229は、図4では省略されていたが、実施の形態1,2に係るデータ制御部210を構成してもよい。
クロックブロック229は、レジスタ229aと端子229bとを有する。クロックブロック229は、レジスタ229aに登録された実行パラメータに従って、クロック信号を端子229bから出力する。
図14には、ロジック回路作成ツール500を利用してユーザにより設定されたロジック回路の作図内容が例示されている。図14に示されるカウンタブロック221には、ユーザが希望する周期で動作するリングカウンタの機能が設定される。カウンタブロック221は、クロックブロック229のクロックをカウントする。カウント結果が予めロジック回路作成ツール500によって設定された周期に到達した場合には、カウンタブロック221は、リングカウンタのカウントアップ又はカウントダウンを実行して、カウント値を端子221bから出力する。出力されたカウント結果は、端子221bからカムスイッチブロック222に入力される。カムスイッチブロック222及びロガーブロック223は、実施の形態1と同様に動作する。
以上、説明したように、カウンタブロック221は、ある時刻からクロックブロック229によって生成される周期信号の周期をカウントして、カウント結果を示す参照信号を出力する。そして、カムスイッチブロック222は、カウント結果と条件値とを比較し、ロガーブロック223は、この比較に基づいて記憶領域を切り替えてロギングを継続する。これにより、外部からの入力とは切り離して、ユーザが希望するナノ秒周期のタイミングを生成するとともに、ユーザが領域切替テーブル521の条件値を設定することで、高精度かつ柔軟に、記憶領域を切り替えることが可能になる。
実施の形態4.
続いて、実施の形態4について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態1〜3では、参照信号の値に応じて記憶領域が切り替わったが、さらにユーザが記憶領域を直接指定することで、より柔軟にユーザの要望するロギングを達成することができると考えられる。以下では、ユーザによる直接の指示により書込領域を変更する形態について説明する。
図15に示されるように、本実施の形態に係るデータ制御装置20は、CPUユニット10と共有される共有メモリ291を有する。共有メモリ291は、半導体フラッシュメモリを含む。共有メモリ291は、揮発性であっても不揮発性であってもよいが、データ制御部210の高速な内部処理に合わせて、ある程度高速に応答するストレージであることが好ましい。共有メモリ291は、データ制御装置20のデータ制御部210及び演算部280からの書き込み及び読み出しが可能であり、CPUユニット10から煩雑な通信処理を伴うことなく書き込み及び読み出しが可能である。
図16には、ロジック回路作成ツール500を利用してユーザにより設定されたロジック回路の作図内容が例示されている。図16に示されるように、ラダープログラム112を実行するCPUユニット10から、カムスイッチブロック222が操作される。詳細には、ラダープログラム112から、カムスイッチブロック222の端子222dに外部操作切替信号を入力する。カムスイッチブロック222は、この信号を受信すると、端子222cに入力されるカウント値の取り込みを遮断して、カウント値を領域切替テーブル521と照合する処理をスキップする。なお、端子222c,222dは、図4に示される端子222bに対応する。
そして、カムスイッチブロック222は、アクティブなステップ番号を共有メモリ291の特定のアドレスに連結させる。ここで、アクティブなステップ番号は、出力する領域番号に対応するステップ番号を意味する。また、ステップ番号とアドレスの連結は、ステップ番号を、アドレスに格納されている値に同期することを意味する。
また、CPUユニット10は、共有メモリ291の上記アドレスに、ユーザからの指示値を格納する。カムスイッチブロック222の端子222cに外部操作切替信号が入力されているときに、共有メモリ291の上記アドレスの値がラダープログラム112により強制的に書き換えられると、この値は、直ちにカムスイッチブロック222に反映される。そして、カムスイッチブロック222は、共有メモリ291に書き込まれたステップ番号と、領域切替テーブル521にて対応している領域番号を出力する。
以上、説明したように、CPUユニット10から領域番号が指定されて、データを書き込む記憶領域が指定される。そして、ロガーブロック223が、デジタル値が書き込まれる記憶領域を、ユーザからの指示値により示される領域に切り替える。具体的には、図3に示される通信インタフェース260が、ユーザによって指示された指示値としてのステップ番号を受信し、ロガーブロック223が、デジタル値を書き込む記憶領域を、このステップ番号に対応する領域に切り替える。これにより、ユーザは、カムスイッチブロック222におけるアクティブなステップ番号を直接操作して、自身が希望するタイミングで記憶領域を指定することができる。
なお、ユーザからの指示値は、ステップ番号に限られず、領域番号であってもよい。また、カムスイッチブロック222が共有メモリ291を参照することに代えて、ロガーブロック223が共有メモリ291を参照してもよい。ロガーブロック223が参照する場合においては、ロガーブロック223が、外部操作切替信号が入力されたときにカムスイッチブロック222からの入力を遮断して、共有メモリ291に格納された領域番号又はアドレスを取得する。そして、ロガーブロック223は、取得した領域番号と領域ポインタテーブル522において対応する先頭アドレス又は取得したアドレスから順にデジタル値を書き込めばよい。
実施の形態5.
続いて、実施の形態5について、上述の実施の形態1との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態1と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態1では、データが書き込まれる記憶領域が切り替わったが、データが読み出される記憶領域が切り替わる例も考えられる。
近年、センサの反応速度が高速化したことから、タクトタイムの短縮及びセンサを利用した検査精度の向上のために、センサに入力される検査用のアナログ信号について、より高速で滑らかな波形を出力することが望まれている。そこで、デジタル信号をアナログ信号に変換して出力する技術を利用することが考えられる。例えば、国際公開第2012/042556号には、PLCを構成するD/A変換装置が、内蔵のメモリに時系列で格納されている波形データ列を順次DA(Digital to Analog)変換して、アナログ信号を出力する技術について記載されている。この技術によれば、D/A変換装置は、外部からデジタル信号を取得することがないため、DA変換と同等の短い周期で高速に読み出したデータから滑らかな波形を出力することができる。
ここで、PLCから機器に出力されるアナログ信号に関しても、出力される波形パターンを種々の信号の値に応じて高速に変更する機能が市場から要求されている。しかしながら、上記技術では、出力されているアナログ信号の波形パターンを変更することについて何ら考慮されていなかった。このため、アナログ信号の出力を一時的に停止させたり、アナログ信号の波形パターンを変更するタイミングを予め定めたりする必要が生じる。このような観点からも、機器と装置との間で伝送される信号に関する処理の利便性を向上させる余地があった。
以下では、順次デジタル値が読み出される記憶領域を切り替えて、これらデジタル値からDA変換によりアナログ信号を出力する形態について説明する。なお、以下では、PLC100から機器60に出力される信号を出力信号と適宜表記する。機器60からPLC100に入力される入力信号は、デジタル値が読み出される記憶領域を切り換えるために利用される。
図17に示されるように、本実施の形態に係るロジック回路作成ツール500は、ロジック回路データ511と、記憶部250のデータが読み出される記憶領域を切り替えるための領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522と、を生成する。領域ポインタテーブル522は、図18に例示されるように、領域番号と、この領域番号に対応する先頭アドレス及びデータ点数と、この領域番号に格納された波形パターンを繰り返し出力する回数と、を関連付けるテーブルデータである。図18に示される繰り返し回数「0」は、繰り返し回数に上限がなく、別途停止の命令があるまで波形の出力を繰り返すことを示す。なお、領域ポインタテーブル522から繰り返し回数を省略してもよい。
図17に戻り、ロジック回路作成ツール500は、その機能として、予め定められた波形のアナログ信号を出力する設定をするための波形管理部530を有する。波形管理部530は、予め定められた複数の波形を示す波形パターン541と、波形パターン541と領域ポインタテーブル522とを対応させるワークテーブル542と、波形パターン541を記憶部250に格納するための領域格納イメージ543と、を生成する。波形パターン541、ワークテーブル542、及び領域格納イメージ543は、ユーザにより設定されて出力される波形に関する波形情報540を構成する。
図19,20には、波形管理部530の機能が模式的に示されている。図19に示されるように、波形管理部530は、複数の波形パターン541を作成する。DA変換ブロック214に継続してアナログ信号を出力させるために、このDA変換ブロック214にはデータ列が順次入力される。波形パターン541は、このデータ列を構成するパーツに相当する。波形パターン541は、ゼロから開始する相対アドレスと、波形のサンプリング値に対応するデジタル値と、によって構成される。ユーザは、アドレスとデジタル値を対応付けたテーブルデータによって波形パターン541を規定してもよいし、グラフィックツールを利用して波形を描画することで波形パターン541を設定してもよい。さらに、波形パターン541は、時間の関数の形式で規定されてもよいし、予め定められたパラメータを調節することで指定されてもよい。なお、図19中のP1,P2は、波形パターン541の識別子である。
また、波形管理部530は、個々の波形パターン541と領域ポインタテーブル522とを、ワークテーブル542により関連付ける。ワークテーブル542は、領域番号と波形パターン541の識別子とを関連付けるテーブルデータである。ユーザは、領域ポインタテーブル522の領域番号それぞれについて、対応する波形パターンを選択することにより、ワークテーブル542を設定する。ワークテーブル542が設定されると、領域ポインタテーブル522の領域番号に対応するデータ点数が、記憶部250に確保される。
そして、波形管理部530は、図20に示されるように、波形パターン541、ワークテーブル542及び領域ポインタテーブル522から、領域格納イメージ543を生成する。例えば、領域番号「251」に対応する波形パターンP1を構成するデジタル値が、記憶部250の物理アドレス「0」から「999」まで順に格納される。また、領域番号「252」に対応する波形パターンP2を構成するデジタル値が、記憶部250の物理アドレス「2000」から「3999」まで順に格納される。波形管理部530は、このようにして生成した領域格納イメージ543に従って、波形パターン541をすべて記憶部250に展開する。
図21には、ロジック回路作成ツール500を利用してユーザにより設定されたロジック回路の作図内容が例示されている。図21の例では、カムスイッチブロック222が、カウンタブロック221によるパルスのカウント結果に応じた領域番号を端子222bから波形出力ブロック224の端子224bに出力する。波形出力ブロック224は、デジタル値が読み出される記憶領域を、カムスイッチブロック222による比較に基づいて切り替えて、デジタル値を読み出して出力する出力手段として機能する。
ユーザは、領域切替テーブル521をカムスイッチブロック222に登録し、領域ポインタテーブル522を波形出力ブロック224に登録する。カムスイッチブロック222は、カウンタブロック221から得たカウント値と、領域切替テーブル521の条件値との比較に基づく領域番号を、波形出力ブロック224に出力する。また、波形出力ブロック224は、内部メモリ270の領域ポインタテーブル522を読み出して、カムスイッチブロック222から出力された領域番号に対応する記憶領域からデジタル値を順次読み出してDA変換ブロック214に出力する。例えば、カムスイッチブロック222から領域番号「252」が出力されている状態において、波形出力ブロック224が、アドレス「2000」から2000個のデータが格納されている領域を参照して、この領域からデジタル値を順次読み出すことが、破線の矢印で示されている。
そして、波形出力ブロック224は、カムスイッチブロック222から出力される領域番号が切り替わると、デジタル値を読み出す記憶領域を、新たな領域番号に対応する領域に切り替える。この切り替えは、レジスタ224aの実行パラメータにより設定された出力周期で繰り返し実行される。この出力周期は、例えば、データ制御部210の内部制御クロックに同期してもよいし、このクロックの数倍から数十倍の長さであってもよいが、CPUユニット10のスキャンタイムより大幅に短く設定される。
DA変換ブロック214は、波形出力ブロック224から継続して出力されたデジタル値を取得して、このデジタル値に対応するレベルのアナログ信号を出力する。すなわち、DA変換ブロック214は、デジタル値の推移に対応して、出力するアナログ信号のレベルを変化させる。DA変換ブロック214は、デジタル値を示すデジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換手段として機能する。変換されたアナログ信号の粒度は、デジタル値の出力周期によって定まる。波形出力ブロック224がCPUユニット10のスキャンタイムより高速にデジタル値を順次読み出して出力するため、より滑らかなアナログ信号が出力されることとなる。DA変換ブロック214から出力されたアナログ信号は、アナログ信号出力インタフェース244によって機器64へ送信される。
続いて、図21に示される動作が設定されたデータ制御装置20による読み出し処理について説明する。読み出し処理は、図21に示されるように、汎用回路ブロックがそれぞれ、内部制御クロックに同期して処理を実行することにより達成される。ここで、デジタル入力ブロック211、カウンタブロック221、及びカムスイッチブロック222は、実施の形態1と同様に動作する。また、DA変換ブロック214は、内部制御クロックに同期して、波形出力ブロック224から出力されるデジタル値により形成されるデジタル信号のDA変換を実行して、アナログ信号を機器64に出力する。
続いて、波形出力ブロック224によって実行される波形出力処理について図22を参照して説明する。波形出力処理において、波形出力ブロック224は、領域番号を取得する(ステップS40)。具体的には、波形出力ブロック224は、カムスイッチブロック222から出力されて端子224bに到達している領域番号を取り込む。
次に、波形出力ブロック224は、カムスイッチブロック222から出力される領域番号に変化があるか否かを判定する(ステップS41)。具体的には、波形出力ブロック224は、ステップS40で取得した領域番号が、波形出力ブロック224が前回データを読み出したときの領域番号と異なるか否かを判定する。領域番号に変化がないと判定した場合(ステップS41;No)、波形出力ブロック224は、ステップS44に処理を移行する。
一方、領域番号に変化があると判定した場合(ステップS41;Yes)、波形出力ブロック224は、相対ポインタと回数パラメータとをクリアする(ステップS42)。回数パラメータは、波形を繰り返し出力した回数を表すパラメータである。ステップS41の判定が肯定された場合には、新たな記憶領域から波形パターンの読み出しが開始するため、相対ポインタ及び回数パラメータとがゼロに設定される。
次に、波形出力ブロック224は、ステップS41にて変更されたと判定された領域番号に対応する先頭アドレスを領域ポインタテーブル522から取得する(ステップS43)。
次に、波形出力ブロック224は、先頭アドレスに相対ポインタを加算することにより、デジタル値の読出位置を特定する(ステップS44)。具体的には、波形出力ブロック224は、現在の読み出し対象である記憶領域の先頭アドレスに相対ポインタを加算することで、デジタル値を読み出すための物理アドレスを特定する。
次に、波形出力ブロック224は、ステップS44にて特定されたアドレスからデータを読み出してDA変換ブロック214に出力する(ステップS45)。具体的には、波形出力ブロック224は、先頭アドレスに相対ポインタを加算して得たアドレスに格納されているデジタル値を読み出して出力する。
次に、波形出力ブロック224は、相対ポインタ数に1を加算する(ステップS46)。次に、波形出力ブロック224は、現在の相対ポインタが記憶領域の最後尾に到達しているかを判定する(ステップS47)。具体的には、波形出力ブロック224は、領域ポインタテーブル522を参照して、現在の読み出し対象である記憶領域のデータ点数から1を減じた値と相対ポインタとが等しいか否かを判定する。
相対ポインタが最後尾に到達していないと判定した場合(ステップS47;No)、波形出力ブロック224は、波形出力処理を終了する。一方、相対ポインタが最後尾に到達していると判定した場合(ステップS47;Yes)、波形出力ブロック224は、領域ポインタテーブル522を参照して、繰り返し回数の設定が無限であるか否かを判定する(ステップS48)。具体的には、波形出力ブロック224は、ステップS45にてデータを読み出したアドレスが属する記憶領域と領域ポインタテーブル522にて関連付けられている繰り返し回数が「0」であるか否かを判定する。
繰り返し回数の設定が無限であると判定した場合(ステップS48;Yes)、波形出力ブロック224は、相対ポインタをクリアする(ステップS52)。これにより、記憶領域の最後尾までデジタル値が順次読み出された後に記憶領域が変更されることなく波形出力処理が再度実行されたときに、この記憶領域の先頭アドレスから順にデジタル値が再度読み出されて、当該記憶領域の波形パターンが繰り返し出力されることになる。その後、波形出力処理が終了する。
一方、繰り返し回数の設定が無限でないと判定した場合(ステップS48;No)、波形出力ブロック224は、回数パラメータが繰り返し回数の上限に到達したか否かを判定する(ステップS49)。具体的には、波形出力ブロック224は、領域ポインタテーブル522を参照して、繰り返し回数の設定値と現在の回数パラメータの値とが等しいか否かを判定する。
回数パラメータが上限に到達していると判定した場合(ステップS49;Yes)、波形出力ブロック224は、波形出力が完了したと判断して(ステップS50)、この記憶領域からの波形パターンの読み出しを終了する。なお、波形出力ブロック224は、他の記憶領域からの読み出しを継続してもよいし、終了してもよい。また、波形出力ブロック224は、波形出力が完了した旨を、CPUユニット10を介してPC50に通知してもよい。その後、波形出力処理が終了する。
一方、回数パラメータが上限に到達していないと判定した場合(ステップS49;No)、波形出力ブロック224は、回数パラメータに1を加算して(ステップS51)、ステップS52に処理を移行する。
以上の波形出力処理が、レジスタ224aの実行パラメータにより設定された出力周期で繰り返し実行される。
以上、説明したように、データ制御装置20は、機器64に接続される。また、データ制御装置20は、領域切替テーブル521と領域ポインタテーブル522とを含む関連情報520を受信する通信インタフェース260と、複数の記憶領域のいずれかから読み出したデジタル値から生成されるアナログ信号を出力するデータ制御部210と、アナログ信号を出力信号として機器64に送信するアナログ信号出力インタフェース244と、を備える。そして、データ制御部210は、カウンタブロック221からカウント結果を示す参照信号を取得して、参照信号の値と領域切替テーブル521の条件値とを比較するカムスイッチブロック222と、デジタル値が読み出される記憶領域を、カムスイッチブロック222による比較に基づいて切り替えて、デジタル値を読み出して出力する波形出力ブロック224と、デジタル値を示すデジタル信号をアナログ信号に変換するDA変換ブロック214と、を有する。
このため、デジタル値が読み出される記憶領域を、参照信号の値に応じて切り替えることができる。したがって、機器64へ出力するアナログ信号に関する処理の利便性を向上させることができる。具体的には、データ制御装置20は、CPUユニット10のスキャンタイム或いはプログラム処理速度に影響されることなく、参照信号の値に応じて、ハードウェア処理によりナノ秒オーダで記憶領域を高速に切り替えてデータの読み出しを継続することができる。
また、カムスイッチブロック222及び波形出力ブロック224が比較及び判定をするものとして説明したが、比較演算ブロック225又は論理演算ブロック226がこれらの比較及び判定を実行してもよいし、演算部280がこれらの比較及び判定を実行してもよい。例えば、比較演算ブロック225及び論理演算ブロック226の少なくとも一方が、図22中のステップS41,S47〜S49の判定を実行してもよい。
実施の形態6.
続いて、実施の形態6について、上述の実施の形態5との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態5と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態5では、パルス信号の状態に応じて記憶領域が切り替わったが、アナログ信号の状態に応じて記憶領域を切り替える例も考えられる。以下では、アナログ信号のレベルに応じて記憶領域を切り替える形態について説明する。
図23には、ロジック回路作成ツール500により作成されたロジック回路の作図内容が例示されている。データ制御装置20は、機器63から出力されるアナログ信号を受信する。詳細には、アナログ信号入力インタフェース243が、機器63から入力されたアナログ信号をデータ制御部210に出力する。そして、図23に示されるように、機器63から出力されるアナログ信号がAD変換ブロック213に入力され、AD変換ブロック213の端子213bから出力されるデジタル信号がカムスイッチブロック222の端子222bに入力される。カムスイッチブロック222及び波形出力ブロック224は、実施の形態5と同様に動作する。
以上、説明したように、機器63からのアナログ信号に応じて、波形パターンが読み出される記憶領域を切り替える形態においても、データ制御装置20は、実施の形態5と同様の効果を奏する。具体的には、AD変換ブロック213が、このアナログ信号を参照信号としてのデジタル信号に変換することで、参照信号を生成する。そして、データ制御装置20は、参照信号の状態に応じて、記憶領域を高速に切り替えることができる。なお、本実施の形態は、実施の形態1から実施の形態2への変更を実施の形態5に対して施したものといえる。
実施の形態7.
続いて、実施の形態7について、上述の実施の形態5との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態5と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態5,6では、外部から入力された入力信号に応じて記憶領域が切り替わったが、データ制御装置20の内部で、記憶領域を切り替えるための参照信号を生成する例も考えられる。以下では、データ制御装置20が内ブロックで生成したタイミングで記憶領域を切り替える形態について説明する。
データ制御部210は、図13に示されるように、汎用回路ブロックとしてクロックブロック229を有する。また、図24には、ロジック回路作成ツール500により作成されたロジック回路の作図内容が例示されている。図24に示されるカウンタブロック221には、ユーザが希望する周期で動作するリングカウンタの機能が設定される。カウンタブロック221は、クロックブロック229のクロックをカウントして、設定された周期にカウント値が到達した場合には、リングカウンタのカウントアップ又はカウントダウンを実行して、カウント値を端子221bから出力する。出力されたカウント結果は、端子222bからカムスイッチブロック222に入力される。カムスイッチブロック222及び波形出力ブロック224は、実施の形態5と同様に動作する。
以上、説明したように、データ制御装置20は、外部からの入力から切り離される。そして、ユーザが希望するナノ秒周期のタイミングを生成するとともに、ユーザが領域切替テーブル521の条件値を設定することで、データ制御装置20は、高精度かつ柔軟に記憶領域を切り替えることが可能になる。なお、本実施の形態は、実施の形態1から実施の形態3への変更を実施の形態5に対して施したものともいえる。
実施の形態8.
続いて、実施の形態8について、上述の実施の形態5との相違点を中心に説明する。なお、上記実施の形態5と同一又は同等の構成については、同等の符号を用いるとともに、その説明を省略又は簡略する。上記実施の形態5〜7では、参照信号の値に応じて記憶領域が切り替わったが、さらにユーザが記憶領域を直接指定してもよい。
データ制御装置20は、図15に示されるように、共有メモリ291を有する。また、図25には、ロジック回路作成ツール500により作成されたロジック回路の作図内容が例示されている。図25に示されるように、カムスイッチブロック222は、CPUユニット10から外部操作切替信号を受信すると、端子222cに入力されるカウント値の取り込みを遮断して、カウント値を領域切替テーブル521と照合する処理をスキップする。そして、カムスイッチブロック222は、アクティブなステップ番号を共有メモリ291の特定のアドレスに連結させる。CPUユニット10は、共有メモリ291の上記アドレスに、ユーザからの指示値を格納する。カムスイッチブロック222に外部操作切替信号が入力されているときに、共有メモリ291の上記アドレスの値が書き換えられると、この値は、直ちにカムスイッチブロックに反映される。そして、カムスイッチブロック222は、共有メモリ291に書き込まれたステップ番号と、領域切替テーブル521にて対応している領域番号を出力する。
以上、説明したように、ユーザは、カムスイッチブロック222におけるアクティブなステップ番号を直接操作して、自身が希望するタイミングで記憶領域を指定することができる。なお、本実施の形態は、実施の形態1から実施の形態4への変更を実施の形態5に対して施したものともいえる。
また、ユーザからの指示値は、ステップ番号に限られず、領域番号であってもよい。また、カムスイッチブロック222が共有メモリ291を参照することに代えて、波形出力ブロック224が共有メモリ291を参照してもよい。波形出力ブロック224が参照する場合においては、波形出力ブロック224が、外部操作切替信号が入力されたときにカムスイッチブロック222からの入力を遮断して、共有メモリ291に格納された領域番号又はアドレスを取得する。そして、波形出力ブロック224は、取得した領域番号と領域ポインタテーブル522において対応する先頭アドレス又は取得したアドレスから順にデジタル値を読み出せばよい。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態によって限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、機器61〜65を別個の機器として説明したが、複数の機器60が1つの装置を構成してもよい。
また、上記実施の形態では、データ制御装置20が記憶部250を内蔵していたが、これには限定されない。図26に示されるように、データ制御装置20の外付けユニットとして記憶装置2500をデータ制御装置20に接続して、データ制御装置20は、この記憶装置2500に含まれる記憶領域251,252にデータを書き込んでもよいし、これらの領域からデータを読み出してもよい。そして、データ制御装置20は、これらの領域を状況に応じて切り替えてもよい。さらに、記憶領域251,252は、1つの記憶部250又は記憶装置2500に含まれていなくともよい。例えば、データ制御装置20は、記憶部250を内蔵するとともに記憶装置2500に接続されて、記憶部250の記憶領域251と記憶装置2500の記憶領域252とを状況に応じて切り替えてもよい。
また、上記実施の形態において領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522は、内部メモリ270に格納されたが、記憶部250に格納されてもよい。
また、上記実施の形態において、領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522が、関連情報520を形成したが、これには限定されない。例えば、上記実施の形態1における領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522を、図27に示されるように1つのテーブルにまとめて、カムスイッチブロック222及びロガーブロック223の双方に登録してもよい。同様に、上記実施の形態5における領域切替テーブル521及び領域ポインタテーブル522を1つのテーブルにまとめて、カムスイッチブロック222及び波形出力ブロック224の双方に登録してもよい。
データ制御装置20が、ロガーブロック223による書込領域の切り替えと、波形出力ブロック224による読出領域の切り替えと、を同時に実行する場合には、関連情報520において、図28に示されるように領域番号にさらにデータ種別を関連付けておけばよい。データ種別は、各記憶領域について、ロガーブロック223によるロギングの対象となるか波形出力ブロック224による読み出しの対象となるか区別するために用いられる。
また、上記実施の形態において、カムスイッチブロック222は、領域切替テーブル521に含まれる条件値のうち、参照信号の値より大きい最小の値に関連付けられた領域番号を出力し、ロガーブロック223は、この領域番号と領域ポインタテーブル522において関連付けられた領域に、アクセス対象の記憶領域を切り替えたが、これには限定されない。例えば、カムスイッチブロック222は、領域切替テーブル521に含まれる条件値のうち、参照信号の値より小さい最大の値に関連付けられた領域番号を出力し、ロガーブロック223は、この領域番号に対応する領域に、記憶領域を切り替えてもよい。
本発明は、本発明の広義の精神と範囲を逸脱することなく、様々な実施の形態及び変形が可能とされるものである。また、上述した実施の形態は、本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定するものではない。つまり、本発明の範囲は、実施の形態ではなく、請求の範囲によって示される。そして、請求の範囲内及びそれと同等の発明の意義の範囲内で施される様々な変形が、本発明の範囲内とみなされる。
本発明は、データの高速な書き込み、又はデータの高速な読み出しに適している。
1000 PLCシステム、 100 PLC、 10 CPUユニット、 11 メモリ、 111 パラメータ、 112 ラダープログラム、 12 演算部、 13 PCインタフェース、 14 通信インタフェース、 20 データ制御装置、 210 データ制御部、 211 デジタル入力ブロック、 212 デジタル出力ブロック、 213 AD変換ブロック、 214 DA変換ブロック、 221 カウンタブロック、 222 カムスイッチブロック、 223 ロガーブロック、 224 波形出力ブロック、 225 比較演算ブロック、 226 論理演算ブロック、 227 四則演算ブロック、 228 フィルタブロック、 229 クロックブロック、 211a,212a,213a,214a,221a,222a,223a,224a,225a,226a,227a,228a,229a レジスタ、 211b,212b,213b,214b,221b,222b,222c,222d,223b,224b,225b,226b,227b,228b,229b 端子、 230 回路ブロック切替バス、 241 デジタル信号入力インタフェース、 242 デジタル信号出力インタフェース、 243 アナログ信号入力インタフェース、 244 アナログ信号出力インタフェース、 250 記憶部、 251,251a,252,252a 記憶領域、 260 通信インタフェース、 270 内部メモリ、 280 演算部、 290 不揮発性メモリ、 291 共有メモリ、 30 通信バス、 50 PC、 51 エンジニアリングツール、 52 通信インタフェース、 500 ロジック回路作成ツール、 510 設定情報、 511 ロジック回路データ、 512 動作パラメータ、 520 関連情報、 521 領域切替テーブル、 522 領域ポインタテーブル、 530 波形管理部、 540 波形情報、 541 波形パターン、 542 ワークテーブル、 543 領域格納イメージ、 60〜65 機器、 61a エンコーダ、 63a レーザ変位センサ、 71 ウェハ、 2500 記憶装置。

Claims (10)

  1. 工場のラインに設置された第1機器及び第2機器に接続されて、CPUユニットとともにPLCを構成する入出力制御ユニットであって、
    前記第1機器から機器信号を受信する第1入力インタフェースと、
    記憶手段に含まれる複数の記憶領域それぞれのアドレスと、該記憶領域に関連付けられた条件値と、を示す関連情報を受信する通信インタフェースと、
    前記機器信号から生成されるデジタル値を前記複数の記憶領域のいずれかに書き込むデータ制御手段と、を備え、
    前記データ制御手段は、
    前記第2機器から入力される入力信号から生成される参照信号を取得して、前記参照信号の値と前記条件値とを比較する比較手段と、
    前記デジタル値が書き込まれる前記記憶領域を、前記比較手段による比較に基づいて切り替えて、前記デジタル値を書き込むロガー手段と、を有する、入出力制御ユニット
  2. 前記第2機器は、生産ラインに設置されたエンコーダ又はセンサである、
    請求項1に記載の入出力制御ユニット。
  3. 前記ロガー手段は、前記デジタル値が書き込まれる前記記憶領域を、前記条件値のうち前記参照信号の値より大きい最小の値又は前記参照信号の値より小さい最大の値に関連付けられたアドレスの前記記憶領域に切り替える、
    請求項1又は2に記載の入出力制御ユニット
  4. 前記入力信号を受信する第2入力インタフェース、をさらに備え、
    前記入力信号は、パルス信号であって、
    前記データ制御手段は、前記パルス信号に含まれるパルスの数をカウントして、カウント結果を示す前記参照信号を出力するカウンタ手段をさらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の入出力制御ユニット
  5. 前記機器信号及び前記入力信号は、アナログ信号であって、
    前記参照信号は、デジタル信号であって、
    前記第1入力インタフェースは、前記入力信号を受信し、
    前記データ制御手段は、前記機器信号のレベルを前記デジタル値に変換し、前記入力信号を前記参照信号に変換するAD変換手段、をさらに有する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の入出力制御ユニット
  6. 前記通信インタフェースは、ユーザによって指示された指示値を受信し、
    前記ロガー手段は、前記通信インタフェースによって前記指示値が受信された場合に、前記デジタル値が書き込まれる前記記憶領域を、前記指示値により示される領域に切り替える、
    請求項1からのいずれか一項に記載の入出力制御ユニット
  7. 工場のラインに設置された第1機器及び第2機器に接続されて、CPUユニットとともにPLCを構成する入出力制御ユニットであって、
    記憶手段に含まれる複数の記憶領域それぞれのアドレスと、該記憶領域に関連付けられた条件値と、を示す関連情報を受信する通信インタフェースと、
    前記複数の記憶領域のいずれかからデジタル値を読み出して、該デジタル値から生成される出力信号を出力するデータ制御手段と、
    前記出力信号を前記第1機器に送信する出力インタフェースと、を備え、
    前記データ制御手段は、
    前記第2機器から入力される入力信号から生成される参照信号を取得して、前記参照信号の値と前記条件値とを比較する比較手段と、
    前記デジタル値が読み出される前記記憶領域を、前記比較手段による比較に基づいて切り替えて、前記デジタル値を読み出して出力する出力手段と、を有する、入出力制御ユニット
  8. 請求項1からのいずれか一項に記載の入出力制御ユニットと、
    前記入出力制御ユニットの動作を前記入出力制御ユニットに指示する前記CPUユニットと、
    を備えるPLC
  9. 工場のラインに設置された第1機器及び第2機器に接続されて、CPUユニットとともにPLCを構成する入出力制御ユニットによるデータ制御方法であって、
    前記第1機器から出力される機器信号から生成されるデジタル値を複数の記憶領域のいずれかに書き込むステップと、
    前記複数の記憶領域それぞれのアドレスと、該記憶領域に関連付けられた条件値と、を示す関連情報を受信するステップと、
    前記第2機器から出力される信号から生成される参照信号の値と前記条件値とを比較するステップと、
    前記デジタル値が書き込まれる前記記憶領域を、前記比較に基づいて切り替えるステップと、
    を含むデータ制御方法。
  10. 工場のラインに設置された機器に接続されて、CPUユニットとともにPLCを構成する入出力制御ユニットによるデータ制御方法であって、
    デジタル値を複数の記憶領域のいずれかから読み出して出力するステップと、
    前記複数の記憶領域それぞれのアドレスと、該記憶領域に関連付けられた条件値と、を示す関連情報を受信するステップと、
    前記機器から出力される信号から生成される参照信号の値と前記条件値とを比較するステップと、
    前記デジタル値が読み出される前記記憶領域を、前記比較に基づいて切り替えるステップと、
    前記デジタル値から生成される出力信号を出力するステップと、
    を含むデータ制御方法。
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